目次
2019/6/2号
This Week
On the Cover
トランプ米大統領、異例ずくめの来日
6月2日号の表紙は、このほど来日したトランプ米大統領です。元号が令和になって初めての国賓として日本を訪れたトランプ氏でしたが、日米関係の蜜月ぶりを強調したい日本側に異例とも言える手厚いもてなしを受けました。東京・国技館では大相撲の千秋楽を観戦。升席を取り払って特別にソファを置き、会場の内外ではSPらが厳重な警戒を続けました。トランプ氏はさらに表彰式で自ら土俵に上がり、新たに設けた「米国大統領杯」を、優勝した朝乃山関に贈呈しました。ただ、日米間には貿易問題や北朝鮮問題など難題も残っており、こうした課題はひとまず先送りにされた形です。
◇今週の注目記事 ================
◇Feature: 翻訳者のはじめのい~っぽ 越前敏弥さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などについて語るエッセーシリーズが始まりました。月1回ほどのペースで、随時掲載します。今週号には、ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」など、ミステリー小説などの翻訳を多数手がける越前敏弥さんが登場します。30歳を過ぎて翻訳の道を志した越前さんは、「師匠」と呼ぶべき2人の先輩翻訳者に出会います。越前さんは彼らからどのような影響を受けたのでしょうか。その一人、東江一紀(あがりえ・かずき)さんは2014年に若くして亡くなりましたが、その際、前回のこの欄にも登場した柴田元幸さんが寄稿した英文もあわせて紹介します。
◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」が、新年度からリニューアル。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきます。英語を読むだけでなく「話す」「書く」力も向上する多読のコツにも触れていきますので、ご期待ください。今週号では、英語を母語とする子どもたち向けに書かれた絵本、Magic School Bus のシリーズから、2冊を紹介します。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、平成から令和へと変わった元号について考えます。改元が2年前に分かっていながら、新元号はなぜ直前に発表されたのだろう、と疑問を投げかけるのです。ジェイソンさんは和暦の伝統とその良さは十分に理解しながら、和暦から西暦への換算はなかなか骨が折れる、と実感しているようです。「西暦と和暦の両方の良さを生かすために」と語るジェイソンさんの意見に、耳を傾けてみます。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、うららかな春の一日、マリー、ハンナ、ジュリアの3人が校舎の外で昼食を食べ始めます。お互いのランチを披露する3人がどんな会話を交わしているのか、聴いてみましょう。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは学校での昼食です。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、スルメニアンさんが日本に来て、驚いたことの一つを披露します。お茶が飲める店を探したけれども、なかなか見つからなかった、とのこと。実はお茶は、母国フランスでも親しまれているのだそうです。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「商店・レストラン」に関係のある表現がテーマです。「全品売り尽くし」や「大もうけする」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、旧満州で活躍し、新幹線の原型になったとも言われる「あじあ号」の蒸気機関車が公開されたというニュースのほか、エベレスト登頂回数の記録を更新したシェルパの話題などをお届けしています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解しやすくなっています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、英国の伝説的バンド「ザ・スミス」のカリスマ的なフロントマン、モリッシーの若き日を描いた「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」です。1976年、英マンチェスター。ミュージシャンを志すスティーヴン・モリッシーは高校中退後、定職に就かずに、ライブハウスに通っては批評を音楽紙に投稿する日々を送っていました。家計を助けるために就職したものの、仕事をサボっては詩を書き続けています。引っ込み思案のモリッシーは、女友達のリンダーの後押しで、やっとのことでバンドに加入し、ライブも成功を収めますが……。彼の苦悩や葛藤をつぶさに描いたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「鉄道オタク」です。日本の鉄道はその正確な運行や快適な乗り心地で評判ですが、こうした鉄道の様々な魅力に引きつけられた人々も多くいます。鉄道ファンをめぐる最近の話題などを、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「お人よしすぎて疲れてしまう」「趣味の違う恋人と別れるべき?」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Bali, INDONESIA
今週号のTravelのコーナーでは、日本人観光客も多く押し寄せるバリ島を訪ねます。バリには、ナイトクラブなど夜の世界が若者を引きつけるクタ、新しいリゾート地として人気のスミニャックなど、様々な魅力を持つエリアがあります。今回、旅の筆者が足を延ばしたのは、海辺のリゾートから少し離れ、豊かな自然に恵まれた中部のウブドでした。ここはオランダ統治下の時代から、各国の芸術家が移り住んだ歴史があるそうで、今でも芸能や芸術の中心地として知られています。筆者はヒンドゥーの祭りに触れ、日本からこの地にやって来た彫刻家に出会います。さらに、作家と読者が集う大きなイベントにも参加するのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、Society をテーマにニュースを取りあげます。天安門事件30年の節目を前にして、中国ではインターネット百科事典の「ウィキペディア」の全言語ページが遮断されたというニュースのほか、離婚が急増中のエジプトで夫婦の心構えを教える寸劇が始まったという話題を読んでいきましょう。
◆Weekly Picks 中国の知的財産権をめぐる問題点
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、激化する米中の貿易摩擦に関連して、中国の知的財産権をめぐる問題点をポイント別に整理したAP通信のまとめの記事です。トランプ政権が中国に対して厳しい姿勢をとる理由として、米側は中国の外国企業に対する知的財産の侵害をあげています。中国政府による是正の動きが一部で見られますが、欧米側の主張としては、構造的な問題が多く残っている、と言います。
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