週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/7/28号
This Week
On the Cover
軽やかなママに ミランダ・カーさん
7月28日号のAWは、オーストラリア特集です。表紙には、近年、日本人に最も親しまれている豪州人の一人で、世界的なモデルのミランダ・カーさんにご登場いただきました。ファッションからお茶、みそ汁に至るまで、日本のテレビCMでもすっかりおなじみですが、このほど第3子を妊娠し、6月に出席したファッションイベントでは、大きくなったおなかを堂々と見せるポーズをとっていました。海外メディアは「おしゃれな妊婦姿」と評しています。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: オーストラリア特集 世界に広がる先住民文化/豪州英語を読む
オーストラリアを特集した今週号では、豪州の先住民文化の話題に触れ、特徴ある豪州英語について見ていきます。英国からの入植者から長年差別されてきた「アボリジナルピープル」。オーストラリア外務省などはその文化をもっと知ってもらおうという取り組みを進めています。彼らの文化をモチーフにしたタペストリーが世界9カ国の大使館で掲げられていて、そのうちの一つがある東京都港区のオーストラリア大使館を訪ねました。さらには、今週のトラベルのコーナーで豪ブリスベンを訪れた旅の筆者が、街で見つけた標識や看板を紹介。オーストラリア英語特有の言葉遣いやお国柄が表れています。このページでは、「英文ライティング道場」でおなじみの豪州出身のトニー先生に、豪州英語の成り立ちについて説明してもらいました。
◆Travel : ‘No worries’ in Brisbane, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストラリア第3の都市、ブリスベンを訪ねます。これまで仕事で海外に出る機会には恵まれても、実は家族で海外旅行をしたことがなかった旅の筆者。今回は思いきって出かけてみることにしました。選んだのは、時差が少なく、家族のニーズを満たすことができそうなこの街です。異国情緒あふれるコロニアル風の建物、さらには豊かな自然が魅力で、ブリスベン川の岸辺では絶壁のロッククライミングに挑む人の姿も見られました。旅の途中、時に思うに任せないこともしばしば起こります。そんな時、筆者を慰めたのが、豪州人がよく使う“No worries”という言葉でした。美しい街の様子を写しだす写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、オーストラリアの海でのサーフィンを題材にした「ブレス あの波の向こうへ」です。舞台は1970年代。内向的なパイクレットと冒険好きなルーニーの少年2人は、性格も家庭環境も異なりますが、気の合う仲間です。2人はサンドーという名の男からサーフィンのてほどきを受けるようになり、彼の妻イーヴァとも知り合います。謎めいた夫婦とのふれあい、危険な波との対峙(たいじ)を通して、2人は成長を遂げていくのです。豪州の文学賞に輝いた小説を映像化。豪州の美しい海と、登場人物たちの見事な波さばきも見どころとなっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、多読を実践する人たちの間でも人気のあるシリーズの一つ、Usborne Young Readingから、2冊を紹介します。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、女性が職場でハイヒールなどを履くことを強制されないように要望する#KuToo運動を紹介しながら、働く際の服装について考えます。日本でもクールビズが導入されて久しいですが、主眼はあくまで電気代の節約です。ジェイソンさんは労働効率の向上を考えて、スーツやパンプスといったお決まりの服装の見直しを提案します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトが誕生日に乗用車を両親からプレゼントされます。マリーやハリソン、カズは興味津々ですが、ケイトによると、両親が決めた様々な運転ルールがあるのだとか。どんな決まりなのか、会話に耳を傾けてみましょう。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは高校生と運転の関係についてです。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、映画館をめぐる自身の思い出について語っています。映画館の体験は、英国と日本では少し違ったものだったようです。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「豊かさ、裕福」に関係のある表現がテーマです。「富裕層」や「金に糸目をつけない」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、独フォルクスワーゲンが長く愛された小型車ビートルの生産を終えたというニュースのほか、JR鹿児島線でナメクジが原因の停電があり、列車が運休するなどの影響が出たという話題などをお届けしています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、夏の風物詩となっている「ビアガーデン」です。日本におけるビアガーデンの起源は、どんなものだったのでしょう。時代の移り変わりとともに、ビアガーデンのスタイルも変化してきました。こうしたビアガーデンの歩みを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「家事に追われてしまう主婦」「温度差のある関係がつらい」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Weekly Picks 京都アニメーション放火事件、海外からも悲しむ声
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、京都アニメーション(京都市)で34人もの命が奪われた放火事件をめぐるAFP通信の配信記事です。容疑者の詳細な動機はまだ明らかになっていませんが、「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「けいおん!」といった人気作品で国内外に多くのファンがいる「京アニ」での悲劇は、世界に衝撃を与えています。アニメ制作に携わる人たちからは「業界全体に対する攻撃だ」といった声もあがっています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
日本語ナビ付きでどんどん読める。レベル別で実力アップを実感。しかも面白い!初心者でも楽しく読める週刊英和新聞「朝日ウイークリー(Asahi Weekly)」
朝日ウイークリー(AW)の記事は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められます。英文ニュースや英語エッセーなど一部の記事は、音声を聴くこともできます。AW独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズまで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、人気作家による連載小説など、楽しい読み物も満載です。レベルに応じた対訳、日本語注釈つき。
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