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2019/11/17号
This Week
On the Cover
ハリウッドへの長い道 俳優の國元なつきさん
11月17日号の表紙は、このほど米国発のネット配信ドラマ「ザ・テラー:不名誉」で重要な役割を演じた俳優の國元なつきさんです。高校時代に米映画のオーディションに応募したことがきっかけで、ハリウッドを目指すようになった國元さんですが、その道のりは平たんではありませんでした。米国留学と日本での修業で英語と演技を磨き、ようやくチャンスをつかんだのです。今回出演したドラマは、第2次世界大戦時の日系米国人を描いています。今週号の特集では、米国における日本人俳優の現状などを、國元さんに聞いています。
◇今週の注目記事 ================
◇Interview: 國元なつきさん、ハリウッドで発言することの大切さ
今週号では、アマゾン・プライム・ビデオで配信中のホラードラマ「ザ・テラー:不名誉」に出演している俳優の國元なつきさんのインタビューをお届けします。米国の映画・放送界では最近、アジア系の俳優が活躍の場を広げているそうです。これまでに比べ多様性を重視するようになったことに加え、ネット動画配信サービスの台頭で、これまで出番の少なかった日本人など非白人俳優が出演する作品が企画されるようになったことが背景にあるようです。國元さんもそんな中でチャンスをつかんだ一人。撮影現場では、正しい日本像を伝えるために、積極的に声をあげることを心がけているそうです。今週の特集ではほかにも、アジア系の俳優が活動の枠を広げていることを詳報するAP通信の記事を紹介しています。
◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、「日本でも進むカジノ計画」について解説します。
◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、1970年代に代表曲「傷だらけの野獣」を世に送ったハードロックのテッド・ニュージェントについて語ります。数多くのミュージシャンに影響を与えた彼ですが、最近は、その超保守的な政治信条と発言ばかりが取りあげられているそうです。特に銃の所持を擁護する姿勢で広く知られ、そのために多くのファンが彼から離れていったのだとか。マーティさんは「これは残念なことだ」と語っています。興味をもった方はオリジナルの楽曲にも触れてみてください。
◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。少年野球のシーズンも、いよいよ開幕です。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、「メルバズ・カフェ」を切り盛りしているキャンベル家での一コマ。メルバと娘のアンジー、孫のリーが、感謝祭のパイを焼いているところに、マリーがベビーシッターをしにやって来ます。どんなパイを作るのか、会話が盛り上がっているようです。米国の生活を紹介するミニコラムでも、感謝祭のパイを紹介しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、園芸の才能に恵まれているという母親のことを思い出しながら、ジャマイカの果物事情について語ってくれています。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、カーター元米大統領がけがにもめげず、教会の日曜学校に現れたという話題のほか、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが、北欧理事会の環境賞を辞退したというニュースなどを取りあげています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、北欧ミステリーの映画化作品「THE INFORMER/三秒間の死角」です。作品の舞台を原作のスウェーデンからニューヨークに移し、FBIやニューヨーク市警も登場します。FBIの情報屋になった仮釈放中のピートは、潜入した麻薬組織のボスの元にFBIを導こうとしますが、作戦失敗に終わります。そのボスからピートは、刑務所内での麻薬取引を仕切るように命じられ、刑務所に戻るのです。しかし彼は、次第に窮地に追い込まれていきます。ピートを演じるスウェーデン出身のジョエル・キナマンの演技が光るこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Essay:Street Smart English
「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都世田谷区の桜新町を訪ねました。大正時代に高級別荘地として造成され、戦後には集団就職をいち早く受け入れた商店街でも知られるこの街の現在のシンボルは、何と言っても「サザエさん」です。リサさんは、サザエさんの有名なフレーズをちりばめながら、街の魅力を語ってくれています。
◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、製薬会社の東京支社に、ロサンゼルスの本社からキムが打ち合わせのためにやって来ました。しかしキムはアポを入れた担当者の名前を忘れてしまったようです。受付係のミワコが応対しているのですが、どうも会話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。
◇カタカナ語がワカラナイ!
日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。しかしながら、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel The Saga of pottery
今週号のトラベルのコーナーでは、いつもとは趣向を少し変えて国内を回ります。向かったのは佐賀県。江戸時代にこの地を治めた鍋島藩の時代から、「焼き物のふるさと」として知られています。旅の筆者がまず向かったのは、伊万里市。技術の漏洩(ろうえい)を恐れて職人らを山間部に住まわせたという大川内山は、今では焼き物好きがこぞって訪れる観光地になっていました。旅の筆者は数々の窯元を訪ねていき、様々な味わいの焼き物に触れていきます。城下町の唐津にも足を延ばすと、日常使いの唐津焼はまた違った趣を備えていました。窯元の雰囲気や作家たちの表情を生き生きと写しだす写真と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆Weekly Picks ベルリンの壁崩壊から30年 新たな分断の時代へ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週は、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊して、11月9日に30年の節目を迎えたというニュースについてです。ベルリンの壁崩壊は、東西ドイツの分断を終わらせ、新たな協調の時代への期待をもたらした歴史的な出来事でした。ベルリンではこの日、記念式典が開かれましたが、今回は5年前の式典とは違い、米ロだけでなく、英仏など西欧諸国の主な首脳も姿を見せませんでした。世界は新たな分断と緊張の時代に入ったのでは、と懸念する声も出ています。
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