目次
2020/2/2号
This Week
On the Cover
ビリー・アイリッシュさんに米グラミー賞
2月2日号の表紙は、米国の若手歌手、ビリー・アイリッシュさんです。このほど授賞式が開かれた権威あるグラミー賞で、主要4部門を含む5部門を独占しました。18歳での主要4部門受賞は史上最年少。4部門独占自体も1981年のクリストファー・クロスさん以来39年ぶりの快挙です。アイリッシュさんはうつ病や気候変動などの重いテーマに光を当てたことで知られています。楽曲は兄のフィニアスさんとの共同制作で、授賞式でも兄とともに壇上に上がりました。
◇今週の注目記事 ================
◇Feature: 翻訳者のはじめのい~っぽ 藤井光さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現について語るエッセー。今回は、「すべての見えない光」(アンソニー・ドーア著)など現代米国文学で知られる翻訳家の藤井光さんが登場します。初めて「翻訳」に取り組んだという中学2年生のときの思い出を振り返りながら、「愛」の表現を訳すことについて語ってくれています。また、昨秋に藤井さんの新訳が出版されたスティーヴン・クレインの「勇気の赤い勲章」から、原文を一部抜粋し、藤井さんの訳を合わせて紹介します。
◇Novel : The Pilgrimage 母と娘の旅立ち
1月から3月までお届けする連載小説は、スザンヌ鎌田さんの新作です。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生ミサキ。出生時の脳性まひの影響で手足に障がいがあります。両親はミサキが生まれる前に別れたそうで、父親の顔さえ知りません。そんなミサキに、母親は一緒にフランスに行こうと声をかけます。いよいよパリにやって来たミサキたちは……。作者のスザンヌ鎌田さんは米ミシガン州出身。1988年に来日後、大学で教えながら小説家としても活動しています。AWでは2018年に、「The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines」を連載しています。
◇News: 英文ニュース読解のテクニック
英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号は、日本語と英語の違いを理解しながら、英文を「直読直解」で読んでいく手法について解説していきます。
◇和t’s cooking? カキフライ
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。冬においしい魚介類といえば、カキ。今回は、滑志田さんがカキフライの実践的なコツを伝授してくれています。かつて東京・築地に住んでいた筆者は、カキと言えば日本と思っていましたが、米国でも様々なカキが味わえることを知り、いろいろな種類を試すようにしているそうです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、「チバニアン」という地質時代が新たに命名されたというニュースのほか、デモの影響で落ち込んだ香港の観光客数の話題などを取りあげています。
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は日曜日の午後、マリーと友達のハンナが一緒に勉強をしています。明日、学校で数学のテストがあるそうです。窓の外では雪が降り積もってきていて、明日は休校になるかも、とついつい考えてしまう2人でした。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、悪天候と休校についてです。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはアマンダ・ロシャさんです。ロシャさんはブラジルの首都ブラジリア生まれ。大学では美術・インテリアデザインを専攻しました。ブラジル外務省に勤務する夫の転勤で2018年に来日し、現在は東京暮らし。日本建築に関心が高く、環境保護や動物愛護にも熱心で、母国語のポルトガル語のほか、スペイン語、英語に堪能だそうです。さて今回は、ブエノスアイレスに住んでいた数年前、猫の保護活動をしていた時の思い出を語ってくれています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介する作品は、ヘレン・ミレン、イアン・マッケランという英国の名優が共演する「グッドライアー 偽りのゲーム」です。夫を亡くして間もない資産家のベティは、ネットの出会い系サイトでロイと知り合い、交際が始まります。一見、紳士然としたロイですが、実は詐欺師。真の狙いはベティの財産でした。しかし、聡明(そうめい)なベティもカモにされそうなタイプではなく、大人の男女の駆け引きが繰り広げられ、物語は思わぬ方向に展開していきます。英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Essay:Street Smart English
「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験に加え、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京・原宿駅にほど近いところにある「フクロウのお庭」を訪ねます。フクロウのほか、タカやハヤブサといった猛禽(もうきん)類に触れあうことができる施設です。リサさんはちょっと複雑な思いを抱えながらも、施設の特徴を紹介してくれています。
◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、大学生のミカがアルバイトをしているレストランに、英国人留学生のイアンが仲間と一緒にやって来ました。ミカが希望の席を尋ねているうち、イアンは急に驚いた顔になりました。いったい何が問題だったのでしょう。
◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Another Kyoto
今週号のTravelのコーナーは、いつもと少し趣向を変えて、国内を回ります。訪ねたのは京都。といっても、近年、外国人観光客が多く押し寄せ、「オーバーツーリズム」が問題になっている名所ではありません。京都府内の、あまり外国人がやって来ないエリアを、あえて巡ってみました。旅の筆者は長岡京市の竹工会社で見事な職人の技に触れ、宇治では老舗のお茶のお店に魅了されます。さらに北部の丹後地方に足を延ばし、伝統的な丹後ちりめんの機の音に耳を傾けます。さらには、漁師町の伊根町へ。1階が舟の収容スペース、2階が居住スペースとなっている「舟屋」を訪れ、静かな夜に癒やされるのでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆Weekly Picks On SDGs ダボス会議に世界の10代が集結
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今週は、世界の政財界の指導者がスイスのリゾート地ダボスに集まり、地球規模の課題について話し合う「世界経済フォーラム」の年次総会(ダボス会議)をめぐる話題をお届けします。50回目となる今年の会議は、これまでと少し様子が異なっていたそうです。大人の「要人たち」に交じり、各国で変化を起こしてきた10代の活動家たちが発言し、未来に向けた具体的な行動を求めました。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんに代表される彼らの言葉を拾いました。
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