目次
2020/3/22号
This Week
On the Cover
東京五輪聖火の採火式、ここでもウイルスの影
3月22日号のAWの表紙は、古代五輪発祥の地であるギリシャ・オリンピアで12日に行われた東京五輪の聖火の採火式です。ギリシャの俳優がトーチに採火してリレーが始まり、日本から現地入りした元マラソン選手の野口みずきさんも走者を務めました。しかし、新型コロナウイルスの流行はここでも影響を及ぼしています。採火式は無観客で開催され、その後、ギリシャ国内でのリレーは中止になりました。夏の東京五輪・パラリンピックが予定通りに開催できるのか、予断を許さない状況が続いています。
◇今週の注目記事 ================
◇Feature: 新型コロナウイルス関連ニュースの用語集
今週号では、感染拡大が止まらない新型コロナウイルスを特集します。連日、関連のニュースが大々的に報道されていますが、英文ニュースを読むための「用語集」をご用意しました。AP通信が配信した記事に、AW編集チームで独自に用語を追加。さらに、例文も加えました。これを参考にして、英語のニュースを読んだり、聞いたりして、最新情報の入手に役立ててください。また、新型コロナウイルスをめぐる米国と中国のつばぜり合いについてリポートしたAFP通信の記事も合わせて紹介しています。
◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。今回は、星一つ未満の簡単な本から星四つのレベルまで、徐々にレベルアップしていったこの一年のまとめです。多読の狙いや意味について、林先生がもう一度説明してくれています。今週号でも前回に引き続き、ロアルド・ダールの児童書を紹介します。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、2月に発表された米アカデミー賞で、2度目のメーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞したカズ・ヒロさんについて触れながら、日本にいながらにしてクリエーティブな活動をすることについて考えます。カズ・ヒロさんは受賞後の記者会見で日本文化から受けた影響について問われ、「あまりに従順でいることを求められる日本文化にうんざりしてしまった」と語りましたが、ジェイソンさんはそのことがすべての人にあてはまるわけではないと考えています。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、トーマス、ハンナ、クリフの家での一コマ。母親のキャロルが今夜は病院のボランティアで不在といい、父親のロイが料理にとりかかっているようです。しかし、3人の子どもたちは戦々恐々。ロイは以前にも料理をしていますが、そのときの評判がどうも芳しくないようです。相談した3人は……。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムは、ロイが今回作ろうとしているというキャセロールというメニューについて説明しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのは、アマンダ・ロシャさんです。ロシャさんはブラジルの首都ブラジリア生まれ。大学では美術・インテリアデザインを専攻しました。ブラジル外務省に勤務する夫の転勤で2018年に来日し、現在は東京暮らし。日本建築に関心が高く、環境保護や動物愛護にも熱心で、母国語のポルトガル語のほか、スペイン語、英語に堪能だそうです。さて今回は、ブエノスアイレスに住んでいた数年前、捨てられた子猫を見つけて面倒をみてあげた際の思い出を語っています。元気を取り戻した子猫たち。引き取り手が見つかったのは良かったのですが、それは同時に、かわいい子猫たちとの別れを意味していました。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。プロ野球の開幕は延期になってしまいましたが、今週は「要注意の和製野球英語」がテーマです。「シートノック」や「フォアボール」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、「実物大のガンダム」が公開されたという話題のほか、新型コロナウイルスの感染拡大で豪州でも買い占めが広がり、トイレットペーパーをスーパーで奪い合った女性2人が起訴されたといったニュースなどをお届けしています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies AW名画座
今週は、過去の名作映画を振り返る「AW名画座」をお届けします。このところ、過去のヒット作の続編の公開が相次いでいて、特に1980年代の作品に注目が集まっているようです。シルベスター・スタローンのアクション映画「ランボー」や、エディ・マーフィーのコメディー「星の王子 ニューヨークへ行く」など、話題作が目白押しです。そこで今回の名画座は、近く続編が公開される80年代のヒット作を紹介。米軍のパイロットを描いた「トップガン」と、超常現象を駆除するメンバーが登場する「ゴーストバスターズ」を取りあげます。英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘する「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本で様々な場面で活躍してきた「手ぬぐい」です。その歴史や近年の使われ方について、英語で説明していきましょう。東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
◇Novel : The Pilgrimage 母と娘の旅立ち
1月から3月までお届けする連載小説は、スザンヌ鎌田さんの新作です。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生ミサキ。出生時の脳性まひの影響で手足に障がいがあります。両親はミサキが生まれる前に別れたそうで、父親の顔さえ知りません。そんなミサキに、母親は一緒にフランスに行こうと声をかけます。いよいよパリにやって来たミサキたち。それぞれの思いをぶつけ合うことになるのです。作者のスザンヌ鎌田さんは米ミシガン州出身。1988年に来日後、大学で教えながら小説家としても活動しています。AWでは2018年に、「The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines」を連載しています。
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「欲しくないお返しをくれる人」「世界はスマホ中毒?」の相談2題をお届けします。さらに毎月第2、4週には、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Lady Elliot Island, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーは、豪州東海岸北部沖合に浮かぶレディー・エリオット島を訪ねます。グレートバリアリーフの最南端に位置するサンゴ礁の島です。リゾート地で有名なゴールドコーストから小型機で約90分。45ヘクタールほどの小島ですが、周辺のサンゴ礁には1200種類もの海洋生物が生息すると言われます。美しい海が魅力なわけですが、筆者は実は、泳ぎはあまり得意ではないと言います。やや緊張気味に現地に到着した筆者は、最初は尻込みをしている様子。しかし、意を決し海の中をのぞいて見ると、そこには想像をはるかに超える美しい世界が広がっていました。遠目にサメやマンタが見え、人間を恐れずに近づいてきたアオウミガメと並んで泳ぐこともできたのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、スペインで女性保護を強化する法整備が進んでいるというニュースのほか、仏最高裁がウーバーと運転手の雇用関係を認める判断をし、今後のビジネスモデルへの影響が予想されているといった話題を読んでいきます。
◆Weekly Picks イタリア北部の封鎖直前、「脱出」した記者が伝える
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週は、欧州などで感染拡大に歯止めがかからない新型コロナウイルスの話題を取りあげます。イタリアは8日、感染が深刻な北部地域を事実上封鎖し、10日には移動制限を全土に拡大しました。同様の動きが世界各地で広がっていますが、ここでは、移動制限がかかる直前の7日深夜に、北部の街からローマに急ぎ「脱出」したAP通信の記者のリポートを読んでいきます。自由に移動できなくなると知った人々は、どのように行動するのでしょうか。そして、やっとの思いでローマにたどり着いた記者たちを待っていたものとは。
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