目次
2020/3/29号
This Week
On the Cover
ウイルスに負けない心
3月29日号の表紙は、新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、脅威に立ち向かおうとする世界の人々の姿をとらえました。米ニューヨークのウォール街では「恐れを知らぬ少女」の像にマスクがかけられています。株式市場を象徴する雄牛に立ち向かう姿で、女性の地位向上に向けて多くの人に勇気を与えたとされる少女像ですが、今はウイルスに負けない姿勢を表しているかのようです。人影もまばらなタイムズスクエアで踊るダンサー、感染防止の観点から間隔をあけてスーパーの前で並ぶ人々。そして、感染の中心地となっているイタリア・ミラノでは、祈りをささげる姿が見られました。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 4月からの新紙面を紹介
AWでは次号4月5日号から、新しい連載や企画がスタートします。今週号では、こうした新しい紙面をご紹介します。4月からのAWでは、「読む」だけでなく、「聞く」「書く」「話す」力のアップもサポート。基本的な動詞を使ったイディオムでの表現を磨く「Phrase It Right 句動詞で話そう」や、リスニングの力を鍛える「Listen & Write 英語耳を鍛えよう」は、いずれも朝日コネクトやAWのサイトでの音声コンテンツを使いこなす連載です。
「語源」でおなじみのシミケン先生も新しい連載をスタート。新しいコラムの筆者に、人気漫画「ダーリンは外国人」の「ダーリン」でおなじみのトニー・ラズロさんが登場します。もちろん、これまでの連載もパワーアップ。初級向けのニュースも充実させ、中高生の読者にもさらに取り組みやすくなります。
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今週号はその特別編をお届けします。Annieさんは様々な相談に対し、いつも温かみのある回答を返してくれていますが、回答の中には、Annieさんお得意の言い回しがよく登場します。今回は今年度に掲載した相談の中から、Annieさんの「口癖」を選び、まとめて紹介します。日常の会話で応用できるものも多いので、こうしたフレーズをぜひおさらいしてみてください。今週号の相談は、「好きな乗馬にお金がかかる」です。
◇Novel : The Pilgrimage 母と娘の旅立ち
今週号では、1月から3月までお届けしたスザンヌ鎌田さんの連載小説がいよいよ最終回を迎えます。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生ミサキ。出生時の脳性まひの影響で手足に障がいがあります。両親はミサキが生まれる前に別れたそうで、父親の顔さえ知りません。そんなミサキに、母親は一緒にフランスに行こうと声をかけます。パリに着き、いよいよ思いをぶつけ合った2人。奇跡が起きるという巡礼地ルルドを訪ねます。そこで2人に起きたことは……。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回はマリーと母親のエレンの会話です。エレンがマリーに、庭のスイセンを摘んで、メルバと博士の夫妻のところに持って行ってくれるよう頼んでいます。ここのところ、メルバと博士に会っていないマリーも、2人のことを心配しているようです。今週のスキットからよく使う英語表現を紹介するコーナーでも、人に何かをお願いする際の言い方を取りあげています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週号は、1月から3月までを担当したアマンダ・ロシャさんの最終回です。ロシャさんはブラジルの首都ブラジリア生まれ。大学では美術・インテリアデザインを専攻しました。ブラジル外務省に勤務する夫の転勤で2018年に来日し、現在は東京暮らし。日本建築に関心が高く、環境保護や動物愛護にも熱心で、母国語のポルトガル語のほか、スペイン語、英語に堪能だそうです。さて今回は、気候変動への対策を求めてストライキで立ち向かおうとしている若者たちに向けて、ロシャさんが大切にしている言葉を贈ります。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が開業したというニュースのほか、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うパリの話題などを取りあげています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載も、今週号が最終回です。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、発明王として知られるトーマス・エジソンが繰り広げた「電流戦争」がテーマの「エジソンズ・ゲーム」です。19世紀末、「直流」での送電方式を推進するエジソンに対し、技術者で実業家のウェスティングハウスは「交流」の方が優れていると主張します。エジソンは、高圧電流を扱う交流方式は死を招くと反撃し、中傷や訴訟も辞さない一大事件に発展するのです。エジソンをベネディクト・カンバーバッチが演じるこの作品では、偉人伝中の人物というよりも、感情的で癖のある人物像を描き出しています。ほかにも有名俳優らが脇を固める本作を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。英語でお客様を街に案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都品川区にある「原美術館」を訪ねました。リサさんのお気に入りというこの美術館は、閑静な住宅街にたたずむ特徴的な建物で、現代美術を中心に様々な企画展を開いてきました。今年の末で閉館してしまうというこの美術館にまつわる数奇な歴史やその魅力を、リサさんがたっぷりと語っています。
◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、観光案内所でアルバイトをしている大学生のマキコが、カナダ人観光客のスティーブから英語をほめられました。しかし、スティーブが口にした一言で、マキコは不安な気分になってしまいます。いったい何が問題だったのでしょう。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘する「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本家屋で長年使われてきた「屋根瓦」です。その起源や歴史について、英語で説明していきましょう。訪日客を案内して日本のことを知ってもらいたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
◇カタカナ語がワカラナイ!
日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。しかしながら、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel Morelia, MEXICO
今週号のトラベルのコーナーでは、メキシコ中部のミチョアカン州の州都モレリアを訪ねます。古くから先住民が住んでいましたが、16世紀にスペイン人が進出し、さらに開発されました。その名残でコロニアル様式の建物を街の至るところで見ることができ、歴史地区は世界遺産にも登録されています。早速街に繰り出した旅の筆者は、モレリア大聖堂や、街の名前の由来になったメキシコ独立運動の英雄、ホセ・マリア・モレーロスの生家といった名所を歩きます。さらに市場に足を延ばした筆者は、チャヨーテやスターフルーツ、グアナバナといった色とりどりの野菜や果物を楽しむのです。見どころが盛りだくさんの旅行記を、美しい写真の数々と合わせてお楽しみください。
◆News
週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けするこのコーナー。今週は、女性の地位にかかわるニュースを読んでいきます。女子代表選手を蔑視するような文書の責任をとって米サッカー連盟会長が辞任したというニュースのほか、有力候補が「副大統領候補には女性を選ぶ」と宣言した米大統領選の民主党の予備選の動向を取りあげています。
◆Weekly Picks カナダのトルドー首相が自主隔離 コロナでテレワークのお手本?
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週も、新型コロナウイルスをめぐる話題をお届けします。カナダのトルドー首相の妻ソフィーさんがコロナウイルスに感染していることが判明したことから、首相自身も公邸で2週間の自主的な隔離に入りました。会見を公邸前で開いたり、書斎で重要な電話やメールに応じたり。G7の一角をなす国のかじ取りを、「テレワーク」でこなす姿は、おおむね好意的に受け止められているようです。ロイター通信は「各国のリーダーを含めた多くの人に、今後訪れる状況を垣間見せるもの」と論評しています。
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