目次
2020/5/24号
This Week
On the Cover
グランドキャニオン、一部再オープン
5月24日号の表紙は、雄大なグランドキャニオン国立公園を背景に卒業記念の写真を撮影する大学生たちです。米国では、新型コロナウイルス感染防止対策で実施された都市封鎖が一部緩和され、毎年多数の観光客を集めるグランドキャニオンも一部立ち入りができるようになりました。一方で、感染拡大を懸念する声も根強くあります。
◇今週の注目記事 ================
◇Movies: ルース・エドガー
米国の高校に通う17歳のルース・エドガーは、文武両道に秀でた快活な優等生。実は母国のアフリカ・エリトリアで幼少期に子ども兵士として戦場にかりだされたこともありましたが、7歳で渡米し、白人夫妻の養子になった過去を持っています。ルースが書いたリポートを、人権意識や政治的主張の強い黒人教師ウィルソンが問題視したことから、養父母とルースら登場人物たちの間で不信感が沸きだし、それぞれの価値観が揺さぶられ、さらに社会にはびこる諸問題が浮かびあがります。鑑賞後も考え込んでしまうのは間違いないでしょう。公開が待たれる映画を、脚本と対訳でお楽しみください。
◇Travel: Esslingen, GERMANY 河畔に広がる中世の街並み
ドイツ南西部シュツットガルト近郊の古都エスリンゲンを訪ねます。ネッカー川を利用した水運とワイン醸造で古くから栄えた町で、中世の街並みが残ります。ドイツで最初に「ゼクト」と呼ばれる発泡ワインを製造したケスラー社、濃いピンク色の外観で天文時計に飾られた旧市庁舎やドイツ最古の木組み建築が並ぶ広場、丘の上の城塞、ゴシック様式の教会、ブドウ畑、居心地のよいカフェなど、小さいながらも見どころ満載の町のたたずまいを、写真とともに堪能してください。
◇Special: 英語で話すとき、発音よりも大事なこと
発音に気をつけて話しても、英国人や米国人に英語がぜんぜん通じない――。そんな経験がありませんか? 実は英語を話すうえで、発音よりも大切なことがあります。それが呼吸法とイントネーションです。会話に正しく山場をつくれば、ぐっと通じやすくなるそうです。同志社大学や関西大学で教える言語文化学博士・森庸子さんが、コツを伝授してくれます。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、ボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソンさんが慈善試合でリングに復帰するかもしれないという話と、新型コロナの巣ごもり需要でゲームメーカー任天堂の業績が好調、豪華愛蔵版「100年ドラえもん」発売、ロックンロールのパイオニア、リトル・リチャードさんの訃報などを紹介しています。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
新しい大学入学共通テストではリスニングの配点が上がり、英語を聞き取る能力がこれまで以上に重視されます。そこで過去のニュース記事を使いながら、一部分を虫食いにした「穴埋め式のディクテーション」問題を用意しました。「聞く・書く」能力の向上に役立ててください。あわせて重要語句の用法を紹介します。音声は無料アプリ「朝日コネクト」かAWのウェブサイトで聞くことができます。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーの友人ハンナが、コロナウイルス対策で家ごもり中にオンラインのヨガレッスンに取り組んでいます。そこに、体の硬い兄トーマスが参加します。
◆On the Keyboard リレーエッセー
異文化エッセーは、マレーシアの高原リゾート地キャメロンハイランドの生まれのジェニファー・チャー・ウィー・ファンさんの連載です。2011年に交換留学生として来日し、現在は東京大学大学院の博士課程で環境システム学を専攻しているジェニファーさん。中国系の食文化でよく言われる「体を温める食べ物」「体を冷やす食べ物」について教えてくれます。
◆シミケンの語源で比べる英単語
英単語には、漢字の部首に相当する「語根」に「接頭辞」と「接尾辞」が組み合わさって出来上がった単語が数多くあります。この連載では、このような三つのパーツで成り立つ英単語を、類義語をテーマに分類し、それぞれの使い分けをイラストで図解しながら解説します。類義語と語源の知識が身につく一石二鳥のコラム。単語の使い分けができないために、英語の母語話者と会話をしていてけげんな顔をされた経験は誰にでもあるはず。類義語に精通することは、正確な英語を書き、話す際に不可欠です。今回は「説明する」の様々な言い方を解説します。筆者は英語教材クリエーターで、語学学習書としては大ベストセラーとなった「語源図鑑」でもおなじみの清水建二さん(KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表)です。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Omotenashi: Lisa’s In and Around Tokyo
世界各地を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、東京近辺の見どころを紹介するシリーズ。今回は東京都中央区にある日本橋高島屋を紹介します。百貨店の建物で初めて国の重要文化財に指定されています。
◆Essay: POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にした漫画エッセー。今回はコロナ対策で認識されるようになった「社会的距離」の、英語での言い方を考えます。間違うと差別主義者になってしまいますので、気をつけて!
◆Essay: “Run, Joey Run”
人気ドラマ「glee /グリー」でもカバーされた曲と、ポピュラーミュージック界に時折誕生する「一発屋」について考察します。世界中で愛されながら、いつの間にか忘れ去られる歌い手。しかし、その歌は時代を超えて愛され続けます。
◆Essay: Street Smart English
米国生活の長かった詩人の伊藤比呂美さんが、日米の生活のあれこれについて考察します。今回は、普段のあいさつや、不幸があった人の心情をおもんばかる言葉に表れる、英語文化と日本語文化の違いを実体験にもとづいて説明します。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Topics
オランダのレストランが営業再開に向けてガラス張りの個室で試験営業をした話と、世界中にチェーン店を持つバーガーキングが、イタリア・ミラノで来店を予約制にする話題をとりあげ、都市封鎖一部解除後の欧州のいまをご紹介します。
◆News
新型コロナウイルスを絶滅させることは難しく、戦いは長い道のりになる、という世界保健機構(WHO)の予測や、原油市場をコロナ禍が直撃したニュース、難病治療のため超高額薬の保険適用が承認された話題を紹介しています。
◆Weekly Picks
新型コロナウイルスによって様変わりした働き方や仕事の習慣、職場のあり方などについての長文の論考を掲載しています。
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