目次
2021/4/4号
This Week
On the Cover
厳戒ムードの聖火リレー、スタート
東京五輪・パラリンピックの聖火リレーがいよいよスタートしました。4月4日号の表紙は、東日本大震災と原発事故で被災した福島県双葉町で、避難先から戻ってきた町民らが見守る中を走る聖火ランナーです。日程延期や組織委員会トップの女性蔑視発言などで多くのランナーが参加を辞退し、新型コロナ感染対策で沿道での見物が制限されましたが、とにもかくにも大会開催に向けて動き出しました。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: クーデター下のミャンマー市民
ミャンマー語通訳・翻訳者で、現地の情勢に詳しい島岡みぐささんが、現地の知人らから寄せられた情報やここ数十年の政治的動向、自身の経験を交え、軍事クーデターに対する市民の抵抗運動の背景を解説します。
◇Lisa’s Wanderings Around Japan: 出羽三山(山形県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんの人気コラムが、舞台を東京近郊から日本各地に拡げました。それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。コロナの流行が一段落しインバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。初回は山形の一大霊場です。
◇Essay: シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムも装いを新たにしました。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。
◇Omotenashi: デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。
◇Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、東京で生まれて子どものころにニュージーランドに移住し、現地の小学校に転校した経験を通して学んだ「フツウ」という尺度のはかなさを語ります。
◇Travel: アルゼンチン北西部
首都ブエノスアイレスや南部パタゴニアと違い、アルゼンチン北西部の4州は日本ではあまりなじみがないと思われがちですが、実は往年の名作アニメ「母をたずねて三千里」の舞台にもなった地域です。ワインの産地としても知られ、豊かな歴史・文化的背景を持っています。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編としておすすめです。今週号は、米国で先住民初の閣僚誕生▽ブルガリアの警察が大量の偽札を押収し容疑者逮捕▽東京五輪・パラリンピック開閉会式責任者の侮辱発言に渡辺直美さんコメント▽北朝鮮駐在の国際機関の外国人職員がゼロに――のニュースをお届けします。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めるこのコーナー。これまでは英文の読み上げ速度を変えて、ノーマルスピードとスロースピードで計2回音声を流していましたが、4月からスロースピードを廃止し、ノーマルスピード1回のみにしました。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、昨年まで2回流れていた音声を1回だけとする問題が増え、1回で聞き取れる能力が求められていることに対応しました。また、英文の分量をこれまでの倍近くに増やし、聞き取って記入する欄も増やしました。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーとハンナが、固ゆで卵に色をつけてイースターエッグの用意をしています。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、英国ウェールズ出身のベサニー・カミングスさんが担当します。現在は東京都大田区役所に国際交流員として勤務し、文化や言語の架け橋として外国人区民をサポートしながら大田区や母国の魅力を紹介しています。日本語との出会いやウェールズに関する話題満載です。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトで筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies: アンモナイトの目覚め
英国南部のイギリス海峡に面し約150キロ続く海岸は、ジュラシック・コーストと呼ばれ、化石が多く見つかることで有名です。その海岸に面した町ライム・リージスに暮らした実在の古生物学者メアリー・アニングが主人公のモデルです。女性で身分の低いメアリーは学界で正当な評価を得られず、観光客にアンモナイトの化石を売ることで細々と生活しています。そんなある日、裕福な化石収集家の妻シャーロットと出会い、2人の間に温かい感情が芽生えていきます。
◆Essay: POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。日本では夫婦別姓論議が長年続いていますが、今週号では国際結婚における姓の選択を中心に考察します。
◆Novel: 町をおそった悪夢のなぞ
AWで数々の人気小説を発表してきたアンドリュー・ヒッチェンさんのファンタジーサスペンスものです。主人公の男の子と女の子は毎晩悪夢に悩まされています。調べていくと、自分たちだけではなく町中の住民が同じように悪夢を毎晩見るようになり、その内容が同じだということが分かりました。どうやら町外れにある「立ち入り禁止」の廃墟が原因らしいのですが……。
◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。英文をしっかり読み込んで正確に理解することの大切さが認識できます。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Topics
米陸軍がジェンダーに配慮した新しい人事評価システムを導入した話題と、ツイッターの創業者が初ツイートメッセージを3億円で売却して寄付に回した話をお届けします。
◆News
米国務長官が、ウイグル族への人権侵害で発動した対中制裁で欧州に結束を訴えた話と、スエズ運河で座礁したコンテナ船が離礁したニュース、コンゴ大統領選に現職が圧勝した話をお伝えしています。
◆Weekly Picks
環境や人権に配慮してよりよい世界をつくるための「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて先導役が期待されるファッション業界。しかし、業界紙がトップ15社の取り組みを調査したところ、温室効果ガスの排出削減目標すら設定していない会社もあり、十分ではないことが分かりました。多くの資源を使い、労働力が安価な途上国に縫製などを頼ることが多いだけに、改善に向けた努力が急務と言えそうです。
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- 発行間隔:週刊
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朝日ウイークリー(AW)は朝日新聞社が発行する週刊英字新聞です。1973年創刊で50年を超える歴史があり、小学生から80代まで幅広い年齢層のみなさまにご愛読いただいています。毎号、オールカラー24ページ。難しい単語や表現には日本語の解説が付き、初心者でも楽しく英語に慣れ親しみながら、英語力のレベルアップにつなげられます。多くの記事は音声で聴けます。時事ニュースはもちろん、英語エッセー、AW独自の英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のエンタメ、クイズ、人生相談まで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、連載小説など、生きた英語が充実しています。
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