週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2021/5/2-9号
This Week
On the Cover
八代亜紀さんと洋楽の関係
「舟唄」など数々のヒット曲を持ち、「演歌の女王」として知られる八代亜紀さん。実は洋楽のファンで、英語の歌も収録してきました。あまり知られていませんが、歌手になったきっかけを作ったのはある米国人ジャズシンガーの歌声でした。今週号の表紙は、八代さんの撮り下ろし写真です。Special面にインタビュー記事も掲載しています。無料アプリ「朝日コネクト」ではインタビューの動画をご覧いただけます。
◇今週の注目記事 ================
◇Weekly Picks 多様性輝く米アカデミー賞
第93回アカデミー賞の授賞式が4月25日、米ロサンゼルスの名所ユニオン駅で開催されました。作品賞・監督賞・主演女優賞の三冠を得たのは、家を手放し車上生活を送る人々の生活を追った「ノマドランド」でした。中国出身のクロエ・ジャオ監督は、有色人種の女性で初めての受賞です。今年のオスカーは、多様性に富んだ祭典となりました
◇Travel: メキシコ・ツィンツンツァン
発音が難しい地名は、現地の言葉で「ハチドリがいる場所」という意味です。首都メキシコ市から西に向かうと、太平洋に面したミチョアカン州があります。ツィンツンツァンは州の内陸部にあるパツクアロ湖岸に位置し、かつてはアステカ帝国のライバルとされた王国の都でした。半円形の遺跡が有名です。
◇Movies: ジェントルメン
ガイ・リッチー監督の原点回帰ともいえる、ロンドンが舞台の複雑で精巧な犯罪群像劇です。大麻の売買で成功した米国生まれの主人公ミッキーは、ビジネスの売却と引退を決意。うわさがロンドンの暗黒街に広がり、巨額の利権をねらうユダヤ系米国人の大富豪や私立探偵、中国系マフィアらが跡目争いにしのぎを削ります。複数の登場人物が複雑に絡み合い、ドラマが二転三転して鮮やかに着地する一連の流れは、まさにリッチー監督のお家芸です。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編としておすすめです。今週号は、カナダの下院議員が着替え中にうっかりオンライン会議に参加▽デジタル地球儀「グーグルアース」に過去40年の地球の変化を見る機能▽陸軍士官学校で大規模カンニング発覚▽英ウィンザー城内でフィリップ殿下の葬儀――のニュースをお届けします。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めるこのコーナー。これまでは英文の読み上げ速度を変えて、ノーマルスピードとスロースピードで計2回音声を流していましたが、4月からスロースピードを廃止し、ノーマルスピード1回のみにしました。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、昨年まで2回流れていた音声を1回だけとする問題が増え、1回で聞き取れる能力が求められていることに対応しました。また、英文の分量をこれまでの倍近くに増やし、聞き取って記入する欄も増やしました。今週号のテーマは「ハリー王子夫妻、英王室から完全離脱」です。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーとその家族が夕食を食べながら写真を見て1年前を振り返ります。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、英国ウェールズ出身のベサニー・カミングスさんが担当します。現在は東京都大田区役所に国際交流員として勤務し、文化や言語の架け橋として外国人区民をサポートしながら大田区や母国の魅力を紹介しています。今週号では、観光地ではない場所を気ままに訪れる楽しさを説いています。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトで筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。
◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムが、装いを新たにしました。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「におい」の使い分けを説明します。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 蒲生町(鹿児島県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんの人気コラムが、舞台を東京近郊から日本各地に拡げました。それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。コロナの流行が一段落しインバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回は大クスノキで知られる蒲生八幡神社を訪れました。
◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「頭を絞る」です。
◆Essay: POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。日本では夫婦別姓論議が長年続いていますが、今週号では、日光や、家の窓からの景色に関する日米のとらえ方の違いを考察します。
◆Novel: 町をおそった悪夢のなぞ
AWで数々の人気小説を発表してきたアンドリュー・ヒッチェンさんのファンタジーサスペンスです。主人公の男の子と女の子は毎晩悪夢に悩まされています。調べていくと、自分たちだけではなく町中の住民が同じように悪夢を毎晩見るようになり、その内容が同じだということが分かりました。その原因を探るため、二人は町外れにある「立ち入り禁止」の廃墟を訪れますが……。
◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。時には原文の英語が間違っていることもあります。そういう時はどうすればいいでしょうか。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。
◆ハタと膝を打つ英語表現
専修大学文学部教授の田邉祐司さんが、英語話者と実際にやりとりしたメールや手紙などの中から、実践的で役立つ表現をピックアップして解説します。
◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、「自分がされて嫌なことを他人にしてはいけない」という「黄金律」について考えます。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Topics
NASAが火星で小型ヘリコプターの飛行に成功した話と、コロナ下の米国で、テイクアウト需要増のため小袋ケチャップが不足している話題をお届けします。
◆News
気候変動サミットで、バイデン米大統領が温暖化ガスの大幅削減を表明▽豪政府が、州政府が中国と結んだ協定を破棄▽キューバで「カストロ時代」に幕――の3本のニュースをお伝えしています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
日本語ナビ付きでどんどん読める。レベル別で実力アップを実感。しかも面白い!初心者でも楽しく読める週刊英和新聞「朝日ウイークリー(Asahi Weekly)」
朝日ウイークリー(AW)の記事は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められます。英文ニュースや英語エッセーなど一部の記事は、音声を聴くこともできます。AW独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズまで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、人気作家による連載小説など、楽しい読み物も満載です。レベルに応じた対訳、日本語注釈つき。
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2025年3/2号 (2025年03月01日発売)
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