目次
2021/10/17号
This Week
On the Cover
ノーベル平和賞、強権批判の2記者に
ノルウェー・ノーベル委員会は、強権的な政権に対して批判を続けてきたフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサさんと、ロシアの独立系リベラル紙「ノーバヤ・ガゼータ」編集長のドミトリー・ムラトフさんに、今年のノーベル平和賞を授与すると発表しました。2人は受賞について、「同僚たち」や「世界のすべてのジャーナリスト」に与えられたものだ、として喜びました。17日号の表紙は、平和賞を受賞した記者たちです。
◇今週の注目記事 ================
◇Weekly Picks: 真鍋淑郎さんにノーベル物理学賞
スウェーデン王立科学アカデミーは、ノーベル物理学賞を米プリンストン大上級研究員の真鍋淑郎さん(90)ら3人に贈ると発表しました。地球の気候変動をコンピューターで予測する方法を開発し、温暖化研究の土台を築いた業績が評価されました。主要国が温暖化対策について話し合う国際会議直前での授賞発表。真鍋さんは取材に対し「温暖化懐疑論者を説得することは、温暖化を予測することより100万倍難しい」と話しました。
◇Movies: Our Friend/アワー・フレンド
外国出張で留守も多い記者のマシューは、典型的な仕事人間。妻のニコルと幼い娘たちとの4人暮らしですが、ニコルが末期がんになり、生活が一変します。看病と家事・育児に追われ、押しつぶされそうになる彼に、夫婦の長年の親友デインが手を差し伸べます。デインは自分の生活をなげうって、彼らの家に住み込むのです。
◇Special: Our Friend 原作者インタビュー
映画は、米エスクァイア誌に掲載されたエッセー「The Friend: Love Is Not a Big Enough Word」が原作になっています。筆者のジャーナリスト、マシュー・ティーグさんが、エッセーを書くことになったきっかけや執筆後の心境の変化、今回の映画などについて語ります。
◇Travel: 米ルイジアナ州ニューオーリンズ
毎年2月に開催されるカーニバル「マルディグラ」(フランス語で肉食の火曜日の意)と8月に時折やってくるハリケーン、ジャズで知られる南部の都市です。フランス、スペインの統治をへて米国領になり、多彩な料理が楽しめます。アドレナリンを発見した高峰譲吉や画家エドガー・ドガの旧居もあります。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、警官の暴行を受けて亡くなったジョージ・フロイドさんの像にペンキ▽トルコで行方不明の男性、自分の捜索に参加▽バービー人形、無重力飛行に挑戦▽2階建て新幹線が引退――の四つのニュースを取り上げています。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ロシア初の実験棟、ISSにドッキング 直後にハプニングも」です。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナと弟のクリフがハロウィーンで着る仮装について話し合っています。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月は、両親が中国出身でイタリア北西部ロンバルディア州生まれ、英スコットランドで学んでエディンバラ大学を卒業したジュゼッペ・リーさんのエッセーをお届けします。リーさんが初めて接した日本文化は、イタリアで習った空手でした。当初は格闘技に拒否感がありましたが、空手を通じて規律と自律を学んだといいます。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。
◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにした、KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「境界」を取り上げます。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 関門海峡(山口県・福岡県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回は、関門海峡の下を通る関門トンネルを歩いて渡ります。
◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「がんばる」です。
◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。今週号では、カタカナになった英語の元の音との違いや、日本語に豊富な擬音語について考察します。
◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、キャス・エリオット(ママ・キャス)の大ヒット曲「私の小さな夢」について語ります。
◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、今やあらゆるジャンルに拡大された「推し」を巡る経済活動を考察します。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆News
仏カトリック教会の聖職者らによる性的虐待の報告書と、フェイスブックの内部告発者による米議会での証言、世界中で10代の「心の病」が深刻化しているとするユニセフの報告についてお伝えします。
◆Topics
「クマのプーさん」に登場する英国の橋が競売にかけられた話と、米タイム誌の「最も影響力のある100人」に、マイノリティーを登場人物にして童話を作り直したハンガリーの活動家が選ばれた話を紹介します。
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