目次
2021/12/5号
This Week
On the Cover
NY感謝祭パレード 沿道に観客戻る
米ニューヨーク中心部で風物詩の感謝祭パレードが実施され、2年ぶりに大勢の観客が沿道に戻ってきました。昨年は新型コロナウイルスの流行のため観客なしで開催しました。このところ北米では比較的感染状況が落ち着き、つかの間の自由を楽しめたようです。12月5日号の表紙は、感謝祭パレードの様子です。しかし、世界各地で再び新規感染者が増加し、新たな変異株が確認されており、状況は予断を許しません。
◇今週の注目記事 ================
◇Feature: 米BLMデモ発砲事件で無罪評決
米ウィスコンシン州で昨年、ブラック・ライブズ・マター(BLM)関連のデモ参加者3人を銃で撃って死傷させたとして、殺人などの罪に問われた被告の白人男性に対し、陪審団が無罪と評決しました。発砲は「正当防衛だった」という被告側の主張を認めた形で、この事件への警察と司法の対応が問題視されています。この問題を検証したAP通信の記事などを紹介します。
◇Movies: 天才ヴァイオリニストと消えた旋律
原題は「The Song of Names」。第2次世界大戦前夜、ロンドンに住む9歳のマーティンの家に、バイオリンの天才的な才能を持つポーランド系ユダヤ人の少年ドビドルがやって来て同居します。2人は固いきずなで結ばれますが、ドビドルは21歳で迎えた国際舞台での初演奏の日、姿を消します。35年後、マーティンは、ピーターの足跡を追ってポーランドへと旅立ちます。ドビドルはなぜ音楽家としての将来もマーティン一家に受けた恩も捨て、姿を消したのでしょうか。
◇Travel: インド北部ダラムサラ
チベット亡命政府の所在地で、亡命チベット人社会の中心地です。ヒマラヤ山脈のふもとに位置し、比較的過ごしやすい気候のダラムサラは、かつて英国軍の駐屯地や避暑地として多くの英国人が暮らし、洋館や教会が立ち並んでいました。1947年のインド独立後、英国人がいなくなった町は廃れ、「忘れられた町」となっていました。59年になって、チベットから逃れてきたダライ・ラマ14世と多数のチベット人たちが店や作業所をオープンし、森の中に家を建て町に新たな命を吹き込みました。こうした歴史をからめ、見どころを紹介します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
台湾が防衛力強化のため最新鋭のF-16戦闘機を配備▽フランス語の辞書のオンライン版に男女どちらでもない人称代名詞「iel」が登場し、激しい議論を引き起こす▽映画「ハリー・ポッター」の主要キャストが再集結した特別番組、1月に配信▽米フロリダ州に住む一家のクリスマスの電飾、早すぎる設置に罰金の可能性――の4本のニュースをお届けします。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「藤井二冠が叡王獲得 最年少で三冠に」です。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナとトーマスが自損の交通事故を起こした母親を慰めています。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月は、両親が中国出身でイタリア北西部ロンバルディア州生まれ、英スコットランドで学んでエディンバラ大学を卒業したジュゼッペ・リーさんのエッセーをお届けします。パスタ料理でも知られるイタリア中部のまちアマトリーチェは、2016年の地震で破壊されました。毎年、イタリア大使館の後援で「アマトリチャーナデイ」というイベントが開かれ、日本中からイタリア料理店のシェフが集まって本格的なパスタ料理を作り、アマトリーチェの復興を支援しているそうです。
◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「不足、欠乏」を示す単語の使い分けを説明します。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Lisa’s Wanderings Around Japan: Namahage folk ritual(秋田県男鹿市)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。今回訪れたのは「なまはげ」で有名な秋田県男鹿市。なまはげは、大きな包丁を持った鬼が大みそかの晩に現れ、「悪い子はいねがー」などと言いながら集落の家々に上がり、なまけ者をこらしめる伝統的な民俗行事です。この風習に魅力を感じた筆者のリサさんは、知識を深めるため同市の「なまはげ館」へ足を運びました。
◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「改めて」です。
◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター・田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。今週号では、海外向けの「季節の贈り物」について考察します。
◆Every BENTO Tells a story: おにぎりとマラソン
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当作りを紹介します。各回、英語によるレシピ動画もついています。今回は、パリに滞在中にジョギングを始め、ランナーズハイを経験してからはマラソンのとりこになった多田さんが、スタート地点で食べることもあるおにぎりを紹介します。
◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、選挙と有権者であることの意義を考えます。
◆Novel: Tote Bag and Diamonds ダイヤの謎
英国出身で日本在住の小説家クリストファー・ベルトンさんの連載小説です。主人公のロビン・ネルソンは田舎からロンドンに出てきた大学生。一人暮らしを楽しんでいます。夏休みも帰郷せずにぶらぶらしていたら、シンディーという若い女性と出会いました。宝石店強盗が盗み出したダイヤを偶然持つことになったシンディーを守るため、ロビンと姉のベリンダが知恵を絞ります。
◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回では「till」の訳について考察します。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆News
米国が石油備蓄50万バレル放出、日中印などが協調▽英仏海峡で移民のボートが沈没し少なくとも27人死亡▽ドイツの3党、連立政権樹立で合意――の3本をお届けします。
◆Topics
英音楽賞が男女の授賞枠を撤廃した話と、ベネズエラの青少年が演奏した「世界最大のオーケストラ」がギネス記録を更新した話題を紹介します。
◆Weekly Picks: コロナ禍の不安残る米国 街のサンタの対応もまちまち
クリスマスが近づくと、北米各地の大型商業施設にサンタクロースが現れます。子どもたちをひざにのせて願いを聞き、記念撮影に応じるなど年末の気分を盛り上げてくれます。ところが、新型コロナウイルスの流行で昨年は軒並み活動が制限されました。感染拡大が少し落ち着き、米国にはサンタが戻ってくるようですが、マスクを着用し社会的距離を保つなど警戒を怠っていません。
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