週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2022/7/3号
This Week
On the Cover
産む・産まない 女性が決める権利
臨月に近いのでしょうか。大きくなったおなかを覆う白い服に書かれているのは「この子を産むと決めたのは私」のメッセージです。米連邦最高裁が6月24日、人工妊娠中絶を女性の権利と認めた1973年の判決を覆す判断を示しました。全米各地で判決支持派・反対派の市民がそれぞれデモをし、一部で衝突も起きました。7月3日号の表紙は、シアトルのデモに参加した妊婦のおなかに書かれたメッセージです。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 自由を求める香港の戦いを映像化
香港の大規模な民主化デモをきっかけに制作された香港・日本合作のドキュメンタリー映画「Blue Island 憂鬱之島」が近く公開されます。歴史に翻弄(ほんろう)された香港と、香港人のアイデンティティーを探し求める現代の若者たち、そして先人たちの戦いが描かれています。監督のチャン・ジーウンさんは、香港の歴史を俯瞰(ふかん)的に見ることで香港の現在と未来について考える素材を提供したかったそうです。
◇On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。今週号から、7~9月担当のニール・ウォーターズさんの連載がはじまりました。ウォーターズさんは1990年、カナダ生まれ。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。とんかつ定食が大好物で、趣味はボルダリング、サッカー、ウィンタースポーツ。日本の雪はスノーボードに世界一適していると断言しています。
◇Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの新連載が始まりました。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人のシンディーの活躍の、第2幕が始まります。
◇Weekly Picks: 黒死病の起源特定
中央アジアのキルギスで発掘された14世紀の遺体からDNAを採取し分析した研究チームが、世界中で猛威を振るった黒死病(ペスト)の起源を特定したと発表しました。これまで発見された黒死病の犠牲者の遺体としては最古であることから、中央アジアからシルクロードを通じた交易により欧州などに広まった可能性が高いとしています。専門家は人の移動と病気の流行という観点から、新型コロナウイルス流行との類似点に注目しています。
◇Movies: 彼女たちの革命前夜
1970年に英国で開催された「ミス・ワールド」世界大会では、会場の内外で抗議の嵐が吹き荒れました。本作は、その大会を様々な関係者の視点から群像劇として描きます。主人公はロンドンの大学に通うシングルマザーのサリー。世界でうねりを見せつつある女性解放運動に興味を抱き、容姿で勝者を選ぶコンテストに疑問を持ちます。そして仲間たちとともに、「ミス・ワールド」抗議デモを計画するのですが、大会出場者たちにはそれぞれに動機と思惑があり、人種の壁を越えて夢をか
なえる好機と見なす人もいます。そんな中でサリーたちの抗議行動は、大会主催者側の意識にも影響を及ぼしていきます。
◇World View: 絵筆で侵略と戦うストリートアーティストたち
ロシアによるウクライナ侵攻に、銃ではなく絵筆で戦っている人たちがいます。ウクライナ第2の都市ハルキウで活躍する芸術家のガムレット・ジンキフスキーさんは、砲撃で破壊された建物の壁などをキャンバスに見立ててミューラル(壁画)を描き続けています。長引く戦闘で希望を失いつつある市民に勇気と心の安らぎを与えるためです。いま、世界各地でジンキフスキーさんのようなストリートアーティストがウクライナで起きていることを作品に取り入れています。ロシアのプーチン大統領をこき下ろす作品もあれば、平和を求める作品など様々です。ロイター通信の記事と写真でミューラルを紹介します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
香港の名所だった水上レストラン「ジャンボ・キングダム」が沈む▽米投資家バフェット氏との昼食、26億円で落札▽韓国の人気アイドルグループBTSがグループ活動休止▽フェラーリ、2030年までに8割をハイブリット車とEVに――の4本のニュースをお届けします。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「スペイン 1千体を超える動物の剝製を押収」です。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、独立記念日の野外パーティーに向けてマリーとハンナがケーキを焼いています。
◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「フィリピン」です。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 近江八幡市(滋賀県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、近江商人の発祥の地である滋賀県近江八幡市。安土城の城下町として発展し、「メンターム」の近江兄弟社の本社があるまちです。
◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「歯がゆい」です。
◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、「和をもって日本となす」などの著作で知られるロバート・ホワイティングさんの「Tokyo Junkie」を紹介します。
◆Every BENTO Tells a story: 焼きおにぎり
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、水泳など夏の運動の後にぴったりの、塩分のとれる「焼きおにぎり」です。
◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
AWで長く漫画エッセー「POST CARD FROM A BILINGUAL FAMILY」を連載してきた田村記久恵(きくえ)さんの新連載です。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では田植えを体験します。
◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「All rightが意図するものは?」です。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆News
米国を分断してきた二つの大きな問題に対する米最高裁の判断を中心にお伝えします。まず、「中絶の権利認めず 49年前の判断覆す」。そして「銃携帯を規制するニューヨーク州法『違憲』と判断」です。さらに、東京五輪の総経費が1.4兆円に上ったニュースを紹介します。
◆Topics
デンマークとカナダが北極圏の島を分割領有することになりました。ボスニアで二つの戦争に見舞われながら、助け合って生き延びたムスリムとユダヤ系の家族の物語が映画になった話とともにお伝えします。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 2022年07月01日発売号掲載の次号予告
英語本の著者に聞く
ジョークは格好の英語の教材。 オチが わかったかどうかで理解度を判断できますし、ユーモラス な表現も頭に残ります。
「ひらめき!英語迷言教室」(岩波書店) を書いた右田邦雄さんは高校教師。 ジョークを授業にも取り入れています。
ジョークは格好の英語の教材。 オチが わかったかどうかで理解度を判断できますし、ユーモラス な表現も頭に残ります。
「ひらめき!英語迷言教室」(岩波書店) を書いた右田邦雄さんは高校教師。 ジョークを授業にも取り入れています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
日本語ナビ付きでどんどん読める。レベル別に色分けされた記事で英語力アップを実感。面白くて役に立つ! 初心者でも楽しく読める。
朝日ウイークリー(AW)は朝日新聞社が発行する週刊英字新聞です。1973年創刊で50年を超える歴史があり、小学生から80代まで幅広い年齢層のみなさまにご愛読いただいています。毎号、オールカラー24ページ。難しい単語や表現には日本語の解説が付き、初心者でも楽しく英語に慣れ親しみながら、英語力のレベルアップにつなげられます。多くの記事は音声で聴けます。時事ニュースはもちろん、英語エッセー、AW独自の英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のエンタメ、クイズ、人生相談まで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、連載小説など、生きた英語が充実しています。
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2025年11/30号 (2025年11月29日発売)
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