• 雑誌:週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
  • 出版社:朝日新聞社
  • 発行間隔:週刊
  • 発売日:[紙版]毎週金曜日  [デジタル版]毎週土曜日
  • 参考価格:[紙版]410円 [デジタル版]340円
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週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 2022年8/7号 (発売日2022年08月05日)

朝日新聞社
強制的な同化政策は許されるべきではない。カトリック教会は謝罪した。だが、世界各地で同様の政策が続く

週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 2022年8/7号 (発売日2022年08月05日)

朝日新聞社
強制的な同化政策は許されるべきではない。カトリック教会は謝罪した。だが、世界各地で同様の政策が続く

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週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 2022年8/7号 (発売日2022年08月05日) の目次

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/8/7号

This Week
On the Cover

ローマ教皇、先住民族に謝罪
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、訪問先のカナダで、19~20世紀にかけて先住民の強制的な同化政策に教会関係者が関わったことを謝罪しました。教皇は「多数のキリスト教徒が先住民に対して行った悪について許しを請う」と述べました。8月7日号の表紙は、先住民の代表から贈られた鳥の羽根を用いた頭飾りをかぶったフランシスコ教皇です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 未知の世界の扉を開く
100億年以上前の宇宙の姿をこの目で確かめられる時代になりました。昨年12月に打ち上げられた新型の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」が撮影した画像を米航空宇宙局(NASA)が公開しました。これまで暗くて見えなかった遠い銀河や、最も遠く離れた銀河の姿を鮮明にとらえており、天文学や宇宙開発の進歩に大きく貢献すると期待されています。

◇Weekly Picks: 温暖化が引き起こす熱波で各地の氷河が消滅の危機
温暖化に伴う異常気象が世界各地の氷河に大きなダメージを与えています。特に欧州のアルプス山脈では氷河が溶けるペースが著しく加速し、このままでは今世紀末に8割以上が消失する可能性があります。すでに人々の生活を脅かしており、7月初めにはイタリアで氷河が崩落して登山家11人が死亡しました。スイスで氷河の変化を観測している科学者にロイター通信の記者が同行取材しました。

◇Movies: L.A.コールドケース
原作は、米国史上最悪とされる未解決事件(cold cases)を追ったノンフィクション。ヒップホップ界の、いわばライバル同士の人気スター2人が1996年と97年に相次いで殺害されました。いずれも犯人はいまだ不明。本作で新事実が明らかになるわけではないが、ここで語られるいくつかの出来事が、次第につながって巨大な組織の闇を映し出します。20年近く経った今も執拗(しつよう)に事件を追い続けるロサンゼルス市警の元刑事ラッセル・プール(実在の人物)を、ジョニー・デップが演じます。

◇World View: コロナ禍でフル回転 アナログレコード、生産追いつかず
40年前のCDの誕生で役目は終わったと思われたアナログレコードが、ここ10年で再び見直され、生産・販売が右肩上がりだそうです。最初は音質にこだわる音楽ファンが中心でしたが、最近は主にオンラインのストリーミングサービスで音楽を聴く若い世代も、レコードに「新鮮さ」を見いだしているようです。さらに、新型コロナウイルスの流行後は公演活動の中止が相次ぎ、行き場を失った音楽愛好家がレコードに向かっているためか、ギアを上げたように売り上げの加速度が増しています。

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米エミー賞の候補作に、韓国ドラマ「イカゲーム」が非英語作品で初めて選ばれた▽ロシアによるウクライナへの侵攻で食用油の供給が不足するなか、独ミュンヘンにあるパブがビール代をヒマワリ油で支払えるように▽カメラ大手のニコンが、デジタル一眼レフカメラの新機種の開発を中止▽スペイン・マドリード動物園でジャイアントパンダのビンシンがスイカのアイスキャンディーをもらう――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「豪新首相、クアッドで気候変動問題を強調」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと友人たちがビーチまでドライブ中です。だけど、「サメが怖い」という人もいて……。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月の担当は、カナダ生まれのニール・ウォーターズさんです。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。「ご存じでないかもしれませんが、日本はこの地球上でスノーボードをするのに最高の国なのです」とウォーターズさん。世界中のスキー愛好家やスノーボーダーたちは、日本の最上級のパウダースノー「Japow」を体験したいと夢見ているのだとか。雪に魅せられ来日し、日本のほかの魅力に気づいて滞在を延ばす人も多いそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Cologne」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 兼六園(石川県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、金沢市にある「兼六園」。加賀藩・前田家の歴代藩主が造営を続けて完成させた回遊式の庭園です。水戸の偕楽園と岡山の後楽園とともに「日本三名園」に数えられます。四季折々の独特の景色が魅力で、国内のみならず海外からの観光客にも人気です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「えげつない」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、1800年代初頭の英国を舞台に、魔術師2人が活躍する「Jonathan Strange and Mr Norrell」(Susanna Clarke著)を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  サケフレーク(古墳)弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、自家製サケフレークで「古墳弁当」を作ります。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、ママ友と始めたウォーキングや、低登山の魅力について語ります。

◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの新連載です。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人のシンディーが、本にからむ暗号を解いていきます。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「discreetにはご用心」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米中首脳が2時間超の電話会談、台湾巡り応酬▽EU加盟国、天然ガス15%節減で合意 ▽ミャンマー民主派の死刑執行、国連が非難――の3本を紹介します。

◆Topics
当時のアマチュア規定に違反したとして五輪の金メダルをはく奪された故ジム・ソープが、1912年の五輪金メダリストとして名誉を回復された話と、滋賀県甲賀市で江戸時代の忍術書の写本が見つかった話をお届けします。

週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 2022年08月05日発売号掲載の次号予告

英語本の「翻訳者」に聞く
次回は番外編で翻訳者に話を聞きました。
「寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ」(創元社)を訳した山崎正浩さんは、ビジュアル本を中心に20冊以上の作品の翻訳を送り出してきました。
イラストの位置を動かせないので、通常の翻訳とは別の難しさがあるそうです。

週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容

  • 出版社:朝日新聞社
  • 発行間隔:週刊
  • 発売日:[紙版]毎週金曜日  [デジタル版]毎週土曜日
日本語ナビ付きでどんどん読める。レベル別で実力アップを実感。しかも面白い!初心者でも楽しく読める週刊英和新聞「朝日ウイークリー(Asahi Weekly)」
朝日ウイークリー(AW)の記事は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められます。英文ニュースや英語エッセーなど一部の記事は、音声を聴くこともできます。AW独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズまで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、人気作家による連載小説など、楽しい読み物も満載です。レベルに応じた対訳、日本語注釈つき。

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2024年12/1号 (2024年11月30日発売)
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