週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2022/8/14号
This Week
On the Cover
広島の教訓 今こそ生かせ
広島の平和記念式典に6日、国連トップとして12年ぶりに出席したアントニオ・グテーレス事務総長はあいさつで、ロシアのウクライナ侵攻などで核の脅威が急速に広がっているとし、核兵器を「愚かなもの」と強調。「この街の空に膨れあがったキノコ雲から私たちは何を学んできたのか問わなければなりません」と訴えました。14日号の表紙は、式典であいさつするグテーレス事務総長です。
◇今週の注目記事 ================
◇Movies: ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ
セガの人気ゲーム「ソニック」シリーズをハリウッドで実写映画化した映画の第2弾。前作が主人公ソニックと人間トムとの出会いと友情を描いたものだったのに対し、本作はソニックと同様に特異なパワーをもつナックルズが登場する冒険物語です。前作で宇宙流しの刑にあったジム・キャリー演じるロボトニックが、最強の戦士ナックルズを伴い地球に帰還。万能の力を持つ「マスターエメラルド」をめぐり、ソニックと争奪戦を繰り広げます。
◇Weekly Picks: 人気SFシリーズで人気 黒人女性俳優の先駆者死去
米人気ドラマシリーズ「スタートレック」で、初代の黒人女性宇宙飛行士の士官ウフーラを演じた俳優ニシェール・ニコルズさんが7月30日に亡くなりました。89歳でした。公民権運動で米国が揺れた時代に、多様な社会をSF作品に投影したテレビシリーズで、主役と並ぶ役に抜擢され、黒人の女性俳優の先駆者として米国で広く尊敬を集めました。当初はあまり愛着がなかった役を長く演じ続けた裏には、キング牧師からの励ましの言葉があったとされます。AP通信が配信した追悼記事を紹介します。
◇English Writing: 英語本の翻訳者に聞く
眠りの仕組みや動植物の生態、睡眠に関するトリビアなどをイラストで紹介したヴィッキー・ウッドゲート著「寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ」(創元社、原題:The Magic of Sleep)を翻訳した山崎正浩さんに話を聞きました。山崎さんはビジュアル本と呼ばれる、イラストや図が多く使われる本の訳を約30冊手がけてきました。本の内容とともに、ビジュアル本の翻訳テクニックについても聞きました。
◇Travel: 仏オーベルニュ地方
フランス中南部のオーベルニュ地方は、休火山が連なり起伏に富んだ緑豊かな地域です。周辺の自然や、山あいにある村々を巡ります。モンプルーでは、人工のくぼ地に水がたまっています。周囲の壁は六角形の柱状の岩が連なっているようにみえます。これは柱状節理と呼ばれ、溶岩が冷えて固まるときの収縮によって形成されるものだそうです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
イタリアのパレルモ大学で98歳の男性が修士課程を修了し、国内最高齢の卒業生になる▽月面着陸に成功したアポロ11号に搭乗し、人類で初めて月面を歩いた宇宙飛行士の一人オルドリンさんが着ていた宇宙服が競売に▽山口市小郡地区で野生のサルに襲われた女性や子どもら延べ66人がけが▽アフリカ南部のアンゴラの鉱山で、170カラットの巨大なピンクダイヤモンドの原石が見つかる――の4本のニュースをお届けします。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「石炭火力を段階的廃止 G7環境相声明」です。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと同級生のハリソンが町を歩いて、最近、観光客が増加していることについて話しあっています。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はニール・ウォーターズさんの担当です。ウォーターズさんは1990年、カナダ生まれ。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。今回は、研究活動の一環で初めて遠洋航海に出た際の悲喜こもごもの思い出を語ります。
◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「MunichとWestminster」です。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「お盆」を英語で説明します。
◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。
◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、「盗まれた」を英語でどのように表現するかを解説します。
◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。今週号では、「人はなぜ死ぬのか?」と5歳の子どもから質問がきたら、どう説明すればよいかについて考えました。
◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、ニュージーランドの大学時代に知り合い、今は山形県に住む親友とのやりとりです。
◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの連載です。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人シンディーが登場する物語の第2弾です。本にからむ暗号を一つ解いた3人は、そこに示された次の暗号に挑みます。
◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、英ジョンソン首相の辞任にからめ、ボクシングの比喩で英国政治を表現します。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆News
ペロシ米下院議長が台湾を訪問し、「台湾を見捨てない」と蔡総統との会談で強調▽米カンザス州、中絶の権利を維持 保守州で予想外の結果▽米、ドローン攻撃でアルカイダ指導者殺害――の3本のニュースをお伝えします。
◆Topics
文豪ヘミングウェーのそっくりさんコンテストで弁護士が優勝した話題と、歌手のビヨンセさんが、差別の恐れがある言葉を新曲から削除した話をお伝えします。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 2022年08月12日発売号掲載の次号予告
米大リーグ実況中継の英語を楽しもう
テレビなどで米大リーグの試合の実況中継が放映されているとき、現地のアナウンサーは英語で何と言っているのか。
専門用語や独特の言い回し、さらには早口で聞き取りにくいことも多いと思います。
実際の試合のプレーを参考に架空のアナウンスと解説で紹介します。
テレビなどで米大リーグの試合の実況中継が放映されているとき、現地のアナウンサーは英語で何と言っているのか。
専門用語や独特の言い回し、さらには早口で聞き取りにくいことも多いと思います。
実際の試合のプレーを参考に架空のアナウンスと解説で紹介します。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
日本語ナビ付きでどんどん読める。レベル別で実力アップを実感。しかも面白い!初心者でも楽しく読める週刊英和新聞「朝日ウイークリー(Asahi Weekly)」
朝日ウイークリー(AW)の記事は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められます。英文ニュースや英語エッセーなど一部の記事は、音声を聴くこともできます。AW独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズまで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、人気作家による連載小説など、楽しい読み物も満載です。レベルに応じた対訳、日本語注釈つき。
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2024年12/1号 (2024年11月30日発売)
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