目次
2022/11/6号
This Week
On the Cover
楽しいハロウィーン、一転して悪夢に
ソウル市内の繁華街「梨泰院(イテウォン)」で10月29日夜、路地に密集した大勢の人が折り重なるように倒れる事故が起きました。邦人2人を含む150人以上が死亡し、130人以上が負傷。ハロウィーンの行事などで若者が多く集まっており、死傷者の多くが若者でした。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 初の有色系の英首相スナク氏に集まる期待と不安
英国の与党・保守党党首に選出され、有色人種として初めて首相に就任したリシ・スナク元財務相。アフリカから移住したインド系移民の家庭に生まれ、ヒンドゥー教徒として今も自分のルーツを大切にしており、英国社会の多様性と格差是正に大きな役割を果たしてくれると期待が集まります。一方、名門大学卒業後、大手証券会社のヘッジファンド担当として財を成し、大富豪の娘と結婚していることから、高いインフレに苦しむ庶民の気持ちが理解できないのではないかと不安視する声も出ています。
◇Weekly Picks: 中国共産党大会 前指導者の途中退出で飛び交う臆測
中国共産党大会の開催中、前国家主席の胡錦濤氏が途中退席したことが海外メディアの間で様々な臆測を呼んでいます。当初、この件について言及のなかった中国国営メディアも「健康不良のため」とツイッターで投稿し、「火消し」に走っています。識者の一部は、党上層部から外された胡氏の引退を知らせるメッセージと受け止めています。
◇Movies: 恋人はアンバー
30年前、カトリック教徒が多数を占めるアイルランドで、同性愛者を見る目は寛容ではありませんでした。その時代の田舎町を舞台にしたこの青春映画は、それぞれ自分がゲイだと気づいた男女の高校生、エディとアンバーが主人公です。自分の性的指向を誰にも言えず、学校では変人とからかわれ、家族からは「男らしさ」「女らしさ」の固定観念を押しつけられている2人が、周囲の目をごまかすために思いついたのは「偽装交際」。やがて2人のあいだに友情が芽生えますが……。
◇World View: ソマリア大干ばつ 当てもなくさまよう避難民
アフリカ北東部の「アフリカの角」と呼ばれる地域にあるソマリアの近況報告です。今年、この地域は過去40年で最悪の干ばつに襲われ、壊滅的な飢餓に直面しています。約710 万人が食糧不足に見舞われ、5歳未満の子ども150 万人が深刻な栄養不足に苦しんでいます。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
欧州連合(EU)の欧州議会が、今年の「サハロフ賞」をウクライナ国民に授与▽シベリア先住民のロシア人男性2人が、ベーリング海を小船で渡り米アラスカ州で亡命求める▽米国在住の小室眞子さんの夫・圭さんが、3度目の受験で米ニューヨーク州の弁護士試験に合格▽サッカー・ワールドカップの開催に先立ち、中国から贈られたジャイアントパンダ2頭がカタールに到着――の4本のニュースをお届けします。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「米カリフォルニア州 2035年までに新車の排ガスゼロ規制」です。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーの母エレンが、選挙のボランティアから疲れ切って帰宅します。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。高校時代にバーチャル地球儀「Google Earth」を通して日本に興味を抱いたそうです。2019年から東京のシェアハウスで生活し、いまは次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。ハッチンズさんは東京に越してきて以来、自分が雑音に対してとても敏感なことに気づいたそうです。がやがやとした人々の話し声はある意味心地よいのですが、日本の生活に満ちあふれる案内の音声にはまだ慣れないといいます。
◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「GranadaとAlhambra」です。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 塩釜市(宮城県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、宮城県塩釜市。県のほぼ中央、仙台市と日本三景で知られる松島との中間に位置し、国内有数の漁港を持つ港町です。古来、陸奥国の一之宮として信仰を集めている塩釜神社をはじめ、風光明媚(めいび)な景観が楽しめることで知られています。
◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「お茶を濁す」です。
◆私のおすすめの洋書
米国出身のジャーナリストで上智大非常勤講師のトニー・ラズロさんが、「Adrift: America in 100 Charts」(Scott Galloway著)を紹介します。漂流する米国のための処方箋だといいます。ラズロさんは、妻で漫画家の小栗左多里さん作「ダーリンは外国人」の「ダーリンでおなじみ。AWでは名言を紹介するコラム「Notable Quotes」を連載中です。
◆Every BENTO Tells a story: ビーガン巻きずし
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、ハワイ在住の友人から存在を教わった「ビーガンイナリ(菜食主義者用いなりずし)」をアレンジして紹介します。
◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーブさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、子どもたちの学校であった運動会の応援団の様子からはじまり、米国のチアリーダーの歴史を振り返ります。
◆Novel: Candy Cane Cookie Crush 恋の秘密レシピ
日本在住の米国人作家スザンヌ・カマタさんの新連載です。東京で暮らし、大学で教えるシングルマザーのローラは、インターナショナルスクールに通う娘を育てながら日々奮闘しています。学校の集まりで、娘の同級生の父親である素敵な男性と巡りあいます。
◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「形容しがたい形容詞」です。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆News
米国が「国家防衛戦略」を発表▽COP27開幕前に国連が気候変動で報告書▽イラク総選挙から1年、やっと新政権――の3本を紹介します。
◆Topics
世界的な注目を集める13歳の日本人女性ドラマーYOYOKA(よよか)さんが、活動拠点を北海道から米国に移しました。ハリウッドで活躍した女性俳優の故アンナ・メイ・ウォンの肖像が、アジア系米国人として初めて25セント硬貨に刻まれた話題とともに紹介します。
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次号予告
様々テーマを10秒程度の英文にまとめて話すことで英語力をアップさせるメソッドで話題の「10秒スピーキング」(三修社)の著者・小西麻亜耶さんを紹介します
商品情報・内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
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朝日ウイークリー(AW)は朝日新聞社が発行する週刊英字新聞です。1973年創刊で50年を超える歴史があり、小学生から80代まで幅広い年齢層のみなさまにご愛読いただいています。毎号、オールカラー24ページ。難しい単語や表現には日本語の解説が付き、初心者でも楽しく英語に慣れ親しみながら、英語力のレベルアップにつなげられます。多くの記事は音声で聴けます。時事ニュースはもちろん、英語エッセー、AW独自の英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のエンタメ、クイズ、人生相談まで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、連載小説など、生きた英語が充実しています。
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