目次
2023/3/5号
This Week
On the Cover
Grave sorrows ウクライナ侵攻から1年
ロシア軍がウクライナに侵攻してから2月24日で1年。国連の統計によると、攻撃や戦闘で亡くなった市民は少なくとも8千人に上ります。3月5日号の表紙は、ウクライナ・ブチャにある身元不明の遺体が埋葬された墓地で、十字架を運ぶボランティアの男性です。Graveには、「墓」のほか「深刻な」「深い」という意味があります。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 対話型の人工知能(AI)「ChatGPT」どう使う?
人間のように自然な会話や文章を生成できる人工知能(AI)の「ChatGPT」が登場し、教育・学術の現場で大きな話題になっています。このAIに論文を書かせる学生が登場するなど混乱が起きる一方、教育への活用方法を探る動きも出てきました。米国のある小学校では、児童にAIが書いた文章を見せ、その特性や人間が書いた文章の良さを再認識させる取り組みを進めています。AI を導入したことで、分かりやすい授業用の資料を教員が作成できるようになったという報告もあるようです。
◇Weekly Picks: 米国発、草の根の野鳥観察活動
米国で25年前に始まり、世界に広がった草の根の野鳥観察活動があります。「裏庭野鳥観察」と呼ばれるこの活動は 毎年2月中旬の4日間、身近にいる野鳥を観察して種類を調べ、専用アプリで報告するとデータベースに記録されるというものです。昨年は192カ国で38万人が参加しました。集まった膨大な情報は動物学の研究や保護活動にも役立っているそうです。
◇Movies: フェイブルマンズ
映画の巨匠スティーブン・スピルバーグが、長年企画を温めてきたという自伝的な映画です。映画と出会い、夢中になった少年時代や、彼に大きな影響を与えた家族との関係を振り返りながら、自身の人生を方向づけた原体験を明かしていきます。
◇World View: 米カリフォルニア州、おいしくない給食を変える試み
「おいしくない」「栄養価が低い」。こう形容されることが多い米国の学校給食。その内容を根本から変える取り組みが小規模ながら進んでいます。カリフォルニア州サンフランシスコ近郊のマウント・ディアブロ統一学区の学校では、調理済みのピザやホットドッグを温めるだけの従来の方式から、ミシュラン星付きレストランの元シェフが監修し、学校のキッチンで地元野菜などの素材を調理して提供する方法に変更しています。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
覆面芸術家バンクシーが新作を発表▽最古のヘブライ語聖書が競売に▽元米プロバスケ選手のマイケル・ジョーダンさんが子どもの夢をかなえる団体に多額の寄付▽ジャイアントパンダのシャンシャンを中国に返還――の4本のニュースをお届けします。
◆Listen & Write 英語耳を鍛えよう
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「サッカーW杯」です。
◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。
◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇!
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。
◆On the Keyboard: リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月の担当は、日本語・英語・中国語に堪能なシンガポール出身のオースティン・ツェンさんです。日本のアニメや音楽を通して日本語を独学で習得し、2012年に来日。東京大学を卒業し、現在は都内のウェブアプリ開発企業に勤務しながら日英翻訳・通訳者としても活躍しています。シンガポールのミレニアル世代は、日本の「3モン」が大好きだそうです。「3モン」とは何でしょうか。
◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 常宮神社(福井県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、安産の神様とされる神功(じんぐう)皇后を祭神とする福井県の常宮神社です。
◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「身につまされる」です。
◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが、お勧めの洋書を紹介するコラムです。
◆Every BENTO Tells a story: 鶏ささみカツ弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週は、筆者の亡き母もつくっていたという鶏ささみカツ弁当です。
◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーブさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、ディベートについて紹介します。
◆Novel: The Adventures of Asteroid Annie and Captain Z
日本在住の米国人作家松浦テリーサさんの新連載です。誤情報がもとで核戦争が起き、地球に人が住めなくなった近未来。生き残った人々は宇宙に飛び出し、「宇宙連邦」を結成して平和に暮らせる星を探していました。隊員のジークと相棒のアニーは、ある緑豊かな星で不思議な生物「ムシブルーム」に出会います。ところが、突然現れた怪物に襲われ、離ればなれに逃げます。数年後、ようやく再会したと思ったら……。
◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「realizeを『実感』しよう」です。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆News
バイデン氏、中東欧9カ国首脳と会談▽国連総会、ロシア軍即時撤退求める決議▽韓国の出生率、過去最低を更新――の3本を紹介します。
◆Topics
「銀河鉄道999」などで知られる漫画家・松本零士さんが亡くなりました。松本さんの評伝とともに、インドのIT企業が従業員の「ワークライフバランス」を守るために開発したソフトを紹介します。
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次号予告
インド人が話す英語は「やたらと早口」「わかりにくい」という印象が強いですが、潜在的な話者は4億人以上いるとされています。
ビジネスの場面で出会う機会も増えています。
インドの英語事情を含めて、「インド英語のリスニング」の著者、榎木薗(えのきぞの)鉄也さんに聞きました。
商品情報・内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
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朝日ウイークリー(AW)は朝日新聞社が発行する週刊英字新聞です。1973年創刊で50年を超える歴史があり、小学生から80代まで幅広い年齢層のみなさまにご愛読いただいています。毎号、オールカラー24ページ。難しい単語や表現には日本語の解説が付き、初心者でも楽しく英語に慣れ親しみながら、英語力のレベルアップにつなげられます。多くの記事は音声で聴けます。時事ニュースはもちろん、英語エッセー、AW独自の英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のエンタメ、クイズ、人生相談まで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、連載小説など、生きた英語が充実しています。
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