プラスチックス 発売日・バックナンバー

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2,000円
◆年頭挨拶/日本プラスチック工業連盟/岩田圭一

■特集:2023年プラスチック産業の展望
2022年を振り返ると、繰り返す新型コロナウイルス感染症の拡大に加え、冬に勃発したロシアのウクライナ侵攻。プラスチックを始めとする化学業界も大きな影響を受けました。本特集では、2023年のプラスチック産業の展望および主要樹脂の現況を紹介して頂きました。

○2023年プラスチック産業の展望/日本プラスチック工業連盟/加藤英仁
国内におけるプラスチック原材料の生産量は、 2014年以降は 1,060万~1, 100万トンとピーク時の7割前後の水準で推移し、 2020年はコロナウイルスの影響により 1,000万トンを切ったが、 2021年は 1,045万トンまで回復した。本稿では、 2022年の国内プラスチック産業の動向、日本に大きな影響を与える中国の輸出入の状況、 2023年のプラ工連の取り組みについて記す。

○ポリエチレン/ダウ・ケミカル日本㈱/宮下真一・杜 暁黎
日本におけるポリエチレン( PE)の生産能力およびエチレン・酢ビコポリマー(E VA)を除く、高密度PE( HDPE)、低密度P E( LDPE)、直鎖状低密度P E( LLDPE)の、3種類の需要と供給状況、技術動向、用途展開、リサイクル性の改善や、二酸化炭素排出量削減等の環境問題に対応する活動を紹介する。

○ポリスチレン/PSジャパン㈱/奥村 仁
ポリスチレンは5大汎用樹脂の一つとして数えられ、機械的強度及び成形加工性に優れたコストパフォーマンスの高い素材として、幅広い用途で使用されている。本稿では、ポリスチレンの需要動向、技術動向、環境対策・安全性、今後の展望について述べる。

○ポリプロピレン/㈱プリディクション郷事務所/郷 茂夫
2020年から3年間、コロナ禍、貿易制裁、中国経済の減退、ロ・ウ紛争、自然災害等により石化、ポリオレフィン産業も影響を被った。ポリオレフィン需要と生産は 2020年に低下、 2021年はほぼ回復したが、 2022年は再び悪化する見込みである。一方、ポリプロピレンプラントの新増設は依然勢いがあり、過去3年間で増設は 41系列、増設量は 1,500万トンに及ぶ。世界の需給を左右する中国のP P輸入量が 2021、 2022年と低下し、中国のネット PP消費量も低下する見込みである。脱炭素下のプラリサイクル問題では、日欧米で積極的な取り組みが進んでおり、てケミカルリサイクルが重要な位置づけとなってきている。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/横山泰三
塩化ビニル樹脂(塩ビ)は耐久性に優れることから建材を中心とする長期間使用する製品に使用されており、適材適所の使い方で社会に貢献している。本稿ではプラスチックを取り巻く環境が厳しさを増す中、塩ビの市場動向、技術動向、環境課題を通して、今後の塩ビのあるべき姿を考える。

○ポリアミド/UBE㈱/和田秀作
ポリアミド樹脂は機械的特性、耐熱性、耐薬品性等に優れた汎用エンジニアリングプラスチック樹脂である。需給動向、自動車/電気・電子/押出用途を中心とした技術開発動向、循環型社会への対応や安全問題に関する最新動向、および今後の展望についてまとめた。

○フェノール樹脂/住友ベークライト㈱/雑村史高
フェノール樹脂は長い実績に裏付けされた信頼性の高いプラスチックとして、工業樹脂用途、成形材料などのさまざまな分野に使用されている。環境に配慮しつつ機能性も向上させた新しい製品開発が行われており、それらの技術動向などについて述べる。

○エポキシ樹脂/㈱ADEKA 玉祖健一
エポキシ樹脂は、分子構造の設計や硬化剤との組合せによりさまざまな特性を引き出すことが可能である。そのため、多彩な用途に使用されている。本稿では、エポキシ樹脂の業界・市場動向、技術動向そして環境対策・安全問題への対応について紹介する。

○バイオプラスチック/日本バイオプラスチック協会/横尾真介
バイオプラスチックをめぐる環境は大きく動いている。国は 2030年度までに 200万トン導入するという目標を立て政策を打ち出している。世界でもバイオプラスチックを導入する動きは加速しており、さらなる市場の拡大が予想されている。

○繊維強化プラスチック/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
強化繊維とマトリックス樹脂を組み合わせた複合材料のFRP。激動の数年を経た業界の現況と向かう方向とは。市場変動という客観的情報に加え、 FRPに関する幅広い領域の事例について技術的内容を盛り込みながら紹介した上で、 FRP業界の今後について考察する。

○炭素繊維/東レ㈱/佐野健太郎
ポリアクリロニトリル(P AN)系炭素繊維は、当社が量産化に世界で初めて成功し、量産技術と活用技術の革新が進み、適用用途も拡大している。本稿では、需要動向や適用用途に加え、炭素繊維、マトリックス樹脂、中間基材、成形法の観点から技術動向をまとめた。

■連載
○大自然を科楽する 第81回/青野哲士
○強さ・耐久性の重合度依存性を可視化(後編)/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○世界のバイオプラスチックは今 第59回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第99回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○繊維強化プラスチック短信 第15回/ FRP Consultant㈱/吉田州一郎
○助っ人工業デザイナーの独り言 第84回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫

1,800円
■特集:プラスチック金型技術の進展状況
プラスチック成形技術の要である金型。近年は要求される項目も多岐にわたっています。本特集では、プラスチック金型の最新技術および関連部品・装置の最新動向についてご紹介頂きました。

○学生金型グランプリへの挑戦<環境に優しい金型>/九州工業大学/楢原弘之
学生金型グランプリは、学生を対象とした金型技術競技会である。学生のアイデアで金型構造を考案し、実際の部品製造までを行い、金型のコンセプトや製品の出来具合が競われる。今回、本学の学生がチームを組み、プラスチック用金型部門に参加した。その製作過程について紹介する。

○ポーラス超硬製金型の特徴とポリイミド厚肉成形への適用/㈱カナック/金澤直一郎/山形県工業技術センター/大津加慎教
多孔質体材料であるポーラス超硬の特性である通気性を活かし、ポリアミック酸前駆体からのポリイミド厚肉成形が可能な金型を開発した。上記の厚肉成形においては、縮合反応に伴って生成する水を金型外へ放出することが課題となっていた。

○新電鋳金型を用いた真空表皮・射出同時成形/KTX㈱/佐藤克也・森 健一
生産時の環境負荷低減を求められる中で、外観印象の品質を可能な限り維持し、環境問題にも適応する為、開発に着手したKTX-SIMシステムは電気鋳造金型を使用した既存の金型の持ち味を踏襲しつつも、品質、環境への優位性が発揮される新電気鋳造金型・成形システムである。本稿では開発の経緯や、他成形方法との優位性を紹介する。

○手動式卓上射出成形機と金型製作代行サービス/㈱モールドテック/落合孝明
㈱オリジナルマインドが開発した手動式卓上射出成形機「INARI」は小ロットに向けた机の上でも使える小型の射出成形機である。本稿ではその概要と同社が展開する金型製作代行サービスを紹介する。

○ダメージレスなレーザ洗浄機の特長と金型洗浄への適用/東成エレクトロビーム㈱/高橋慧輔
自然環境および労働者に対する負荷の削減は近年の産業洗浄業界において問題視されている。これを解決する可能性を秘めた技術がレーザクリーニングである。本稿では次世代において普及されるべきレーザクリーニング技術と同類装置の持つ弱点を克服したクリーニング装置「イレーザー」を紹介する。

○プラ型用型開き制御装置の特徴/㈲アイユーキ技研/西村昌樹
当社では3枚プレートタイプの金型側面に取付ける2種類の型開き制御装置「スーパーロック」「ユーキロック」を開発した。本稿ではこの2機種と、現在開発中の型開き・型閉じ両方の機能を併せ持つ制御装置、それぞれの特徴と構造を紹介する。

■特設記事:3Dプリンティングの現在
3Dプリンティングは単に試作、少量生産から発展し、量産への展開に大きく舵を切り、また適用材料もますますその種類を増やしています。本特集では3Dプリンティングのトレンドについて紹介して頂きました。

○連続カーボンファイバー強化技術による3Dプリンティング/マークフォージド・ジャパン㈱/トーマス・パン・小林広美
当社ではカーボンファイバーを3Dプリンティングと融合し、誰でも簡単に、ほぼ全自動で自由形状を作れるプラットフォームを発明した。本稿では、連続ファイバー強化(CFR)技術の特徴と造形例を紹介する。

○PPS樹脂を用いた樹脂アディティブマニュファクチャリングへの取り組み/日本ハイドロシステム工業㈱/山本晃弘・伊藤友美・山田洋輔
当社の3Dプリンティングで用いているのは量産用PPS樹脂と同等仕様であり、ラピッドプロトタイピングであっても材料の差異を最小限にできる。このようなアドバンテージにより、より積極的な3Dプリンタの活用及び開発期間の短縮が可能となる。本稿ではその概要を紹介する。

○ベルトコンベア式3Dプリンターの特徴と事例/(合)BirthT/渡辺龍徳
当社は、日本で唯一ベルトコンベア型の3Dプリンターを製造・販売しているメーカーである。ベルトコンベア型が今後の市場ニーズに合致すると考え、起業し開発を行っている。従来方式と比べ、ベルトコンベア型は量産性や長尺造形などの優位性があり、新たな用途への活用が期待できる。

■一般記事
○〈解説〉カットパイルを用いたシール材の特徴と事例/三和テクノ㈱/小坂圭亮・阿部勇喜

■連載
○大自然を科楽する 第80回/青野哲士
○事例に学ぶクルマの不具合対策 第5回/アルファブレインコンサルツ㈱/坪井 淳
○世界のバイオプラスチックは今 第58回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○のぞいてみようバイオミメティクス 第28回/電気通信大学/北田昇雄
○これ、プラスチックで作りました 第50回/㈲広谷商店/高畠伸幸
○繊維強化プラスチック短信 第14回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎

■特別企画
○「2022高機能プラスチック展/高機能フィルム展」出展製品紹介

1,800円
■特集:SDGsとプラスチックの関わり
プラスチックにおける環境対策は今や多くの業界に広がりを見せ、連日報道に暇がないほどです。本特集ではその最新動向を紹介して頂きました。

○マイクロ波を用いた廃プラスチックのダイレクト・モノマー化/マイクロ波化学㈱/木谷径治・亀田孝裕・髙井 徹
ケミカルリサイクルはサーキュラーエコノミーの実現を目指す上で有力な手段となるが、コストや安全性などの課題も多い。それらを解決すべく、当社が独自に開発を進めているマイクロ波によるプラスチック分解技術プラットフォーム「 PlaWave .」について紹介する。

○活性酸素+熱による廃プラスチック処理/WEF技術開発㈱/青山 章
活性酸素種の発生・利用技術開発する中から、このほど汚れたプラスチック、 PETボトル等のリサイクル困難物を焼却ではなく消滅分解させる「ZER OSINIC」を製造、販売した。開発の過程や活性酸素種の今後の利用について説明する。

○廃プラスチックを用いた資源循環型発電事業の実例/㈱サニックス/安野正浩・岩永政嗣
製造工場などから排出される廃プラスチックの回収・燃料化から、当燃料を使った発電までを行う「資源循環型発電」。廃プラスチック燃料だけを使う発電所は世界でも珍しく、試行錯誤を重ねて確立した、サニックスグループ独自のビジネスモデルを紹介する。

○フレコンバッグの水平リサイクルの取り組み/㈱パンテック/大野 賢
サーキュラーエコノミーへの移行が進む中、使用済みフレコンバッグ由来の再生プラスチック原料を 50%用いた再生フレコンバッグを上市。石油資源の使用と CO 2排出を抑制するフレコンバッグの水平リサイクルスキームを実現した。これにより「環プラ .」の社会実装を目指す。

○変性ポリフェニレンエーテルにおけるサーキュラーエコノミーへの取り組み/旭化成㈱/小島優里・下尾純平
当社の変性P PE樹脂「ザイロン」は耐熱性や難燃性に優れる素材である。近年では、機能材料においてもサステナブル性能が要求される。当社ではザイロンのリサイクルグレードやバイオマス認証グレードの製品開発を進め、サステナブルかつ高性能な材料の提供を目指す。

○廃材を活用した高バイオマス度複合材の開発事例及び特徴/菱華産業㈱/都地盛幸
当社は、昨今の時代の流れから成形メーカーとして特に取り組まなければならない事案として木材と Bio-PBSを複合した環境素材「 MIRAIWOOD」の開発をスタートさせた。本稿ではその特徴と事例を紹介する。

■特設記事:どうするマイクロプラスチック対策
マイクロプラスチックは現在、一般消費者も知るところとなる、トレンドワードとなっています。しかしその実態は未解明のところが多いようです。本特集ではマイクロプラスチック対策の最前線についてご紹介頂きました。

○化粧品用マイクロプラスチックビーズを代替する生分解性粒子/味の素㈱/ビスワス シュヴェンドゥ
近年、マイクロプラスチックによる海洋汚染が顕在化してきている。この問題の解決に向けて当社ではプラスチックビーズに代わる海洋生分解性粒子を開発した。この粒子はアルギン酸を主成分としており安全性と機能性を兼ね備えている。

○イオン結合を含む海洋生分解性プラスチック/日清紡ホールディングス㈱/上村直弘・佐々木健太・橋場俊文・早川和寿・松坂恵里奈
当社では、海水に豊富に含まれる金属イオンをトリガーとして、海洋中で分解可能な大きさまで自己分解させることで、少ない微生物でも短期間で生分解が進行するよう制御された海洋生分解性プラスチック素材の開発を行っている。本稿ではその概要を紹介する。

○微細藻類によるマイクロプラスチック除去/長浜バイオ大学/小倉 淳
われわれは海洋からマイクロプラスチックを回収・除去する技術として、海洋に浮かぶブイに付着する藻類に着目した。本稿では技術の概要とメリット・デメリットを紹介する。

○μFTIR ATRイメージングによる大気中マイクロプラスチックの分析/早稲田大学/大河内 博/㈱パーキンエルマージャパン/新居田恭弘
大気中マイクロおよびナノプラスチックの健康および環境リスク、計測、採取および前処理について概要を紹介し、μFTIRイメージング法の原理、大気中マイクロプラスチック計測への適用について解説する。

■連載
○大自然を科楽する 第79回/青野哲士
○世界のバイオプラスチックは今 第57回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第98回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○のぞいてみようバイオミメティクス 第27回/富士フイルム㈱/松下泰明
○これ、プラスチックで作りました 第49回/旭川工業高等専門学校/中川佑貴
○助っ人工業デザイナーの独り言 第83回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫

1,800円
■特集:樹脂の検査・測定・分析最前線
美しく機能性の高いプラスチック製品の製造には、計測・検査そして分析のプロセスが不可欠です。本特集では本工程のトレンドについて紹介して頂きました。

○プラスチック製容器包装廃棄物の再資源化と有効利用のための試み/芝浦工業大学/田邉匡生/東北大学/劉 庭秀・眞子 岳/静岡大学/佐々木哲朗
芝浦工業大学、東北大学、静岡大学が文理融合の研究成果として開発したテラヘルツ波を活用する廃プラスチック素材識別・選別装置の特徴とそのポテンシャルを紹介するとともに、本装置のプラスチック製容器包装廃棄物の再資源化と有効利用への貢献可能性について議論する。

○深穴穿孔による高精度内部残留応力測定/㈱山本金属製作所/村上浩二
プラスチック・金属などの内部残留応力を測定する方法として、深穴穿孔・トレパニング・内径測定により、深さ方向の応力プロファイルを得る MIRS( Modified measure-ment of Internal Residual Stress)の測定原理と特徴を説明する。また、プラスチック成形体と金属溶接体に対するMIRS適用例を紹介し、内部残留応力測定の重要性・利点について述べる。

○耐候性試験・環境試験のアウトソーシングの特徴と事例/岩崎電気㈱/森 一郎
促進耐候性試験機・環境試験機の概要・特長についての説明及び、当社で行っている照射試験サービスについて促進耐候性試験、環境試験、コロナ禍でニーズが広がっている UV-C照射試験についてどのような試験が可能であるかの説明とその試験例を紹介する。

○廃プラスチックの組成分析事例/㈱カネカテクノリサーチ 藤本祐一郎
持続可能な社会を実現するための活動として、廃プラスチックの再資源化が進められている。その過程において、廃棄されるプラスチックの組成を把握することが望まれる。本稿では、溶剤分別法と機器分析を組み合わせた組成分析により廃プラスチックの組成を評価した事例を紹介する。

○樹脂判別ハンディセンサーの特徴と活用/リコー/田山紀彦
RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150は、プラスチックの判別を、スピーディーに誰でも簡単に行える機器である。本製品は片手でも扱える軽くて持ち運びしやすいハンディタイプのセンサーである(写真2)。独自開発したMEMSミラーと凹面回折格子の組み合わせで小型化・低コスト化を実現させた。本稿ではその概要を紹介する。

○プラスチックリサイクルに貢献する分光技術/浜松ホトニクス㈱/渥美利久
プラスチック製品の資源循環を高めるには Recycle、Reduce、 Reuse、 Renewableを促進する必要がある。このうち Recycleは分光分析技術が担うテーマであり、近赤外分光、中赤外分光、ハイパースペクトルイメージング、ラマン分光、 X線イメージングの各技術で最適な使い方を提案する。

○AI外観画像検査の概論とシステム特性/㈱パトスロゴス/森川拓史
製品外観の検査に AI技術を活用する動きが盛んであるが、実効性のあるものにするためには、得たい効果とA Iの技術特性を把握しておくことが重要になる。本稿が、これから検討する方、導入したがなかなかうまくいかないという方の一助になれば幸いである。

■特設記事:コンパウンディングの現況
樹脂の成形性向上、機能性付与に必須なのがコンパウンディングプロセス。本特集ではコンパウンディング技術の最新動向について紹介して頂きました。

○乾式微粉末粉砕ジェットミルによるナノコンポジット作成の簡便化/㈱Isaac/大川 功
ナノコンポジットの最大の課題である高分散を乾式微粉末粉砕ジェットミルにて実現したので紹介する。樹脂を常温にて微粉砕し、またナノ粒子と樹脂微粉体をジェットミルの高速旋回流にて凝種態を解砕し、均一混合を可能とした。

○単軸往復動混練押出機によるバイオプラスチックのコンパウンド/㈱ブッス・ジャパン/平井和彦
バイオプラスチックは、コンパウンド時における温度コントロールが非常に難しく、材料を変質させてしまうかまたは吐出量を犠牲にせざるを得ない場合がある。本稿では短軸往復同混練押出機によるバイオプラスチックのコンパウンドを紹介する。

○ペレット混合における密閉容器式撹拌機使用の優位性/㈲ミスギ/杉本博司
まぜまぜマンとは小さなボトルからドラム缶まで、密閉状態の容器を傾斜縦回転させることで内容物を手軽に均一化できる撹拌機である。本稿ではその概要と適用事例を紹介する。

■一般記事
○〈展示会レポート〉 K2022 preview/㈱Tech-T/高原忠良

■連載
○大自然を科楽する 第78回/青野哲士
○事例に学ぶクルマの不具合対策 第4回/アルファブレインコンサルツ㈱/坪井 淳
○強さ・耐久性の重合度依存性を可視化 前編/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○世界のバイオプラスチックは今 第56回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○繊維強化プラスチック短信 第13回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎

1,800円
■特集:添加剤・フィラーの最新動向
プラスチック製品の高機能化には、添加剤、フィラーの使用は必要不可欠です。本特集では、進展著しい添加剤・フィラーの最新情報を紹介して頂きました。

○親水性汚れ/疎水性汚れ付着抑制材の特徴と事例/三菱電機㈱/森岡怜司・山本義則
製品の汚れにくさ、清掃しやすさといった特性は、消費者の購買重視点の一つとなっている。本稿では、プラスチックに配合するだけで、砂塵やほこりなどの親水性汚れとすすや油煙などの疎水性汚れの付着を抑制する新素材「デュアルバリアマテリアル」を紹介する。

○熱可塑性樹脂強化用ガラス繊維における製品設計の特徴と事例/日本電気硝子㈱/松永達樹・菊本元気
熱可塑性樹脂強化用フィラーの代表格であるガラス繊維は、組成・表面処理・製品形状によりさまざまな用途に使用される最も汎用的な無機フィラーである。本稿では、熱可塑性樹脂強化用ガラス繊維の設計と仕様、反りを改善するフラットガラスファイバについて概説する。

○VOC・VSC低減化抗菌マスターバッチの特徴と適用効果/古河産業㈱/勝田孝行
9臭気を同時に低減し、さらに抗菌効果もあるVOC・VSC低減化抗菌マスターバッチは、、取り組み先で使用するベースレジンに合わせてマスターバッチ用の樹脂の種類を選定できる。本稿では特徴と適用効果を紹介する。

○乾燥剤機能を持つ吸湿性樹脂ペレットの事例/佐々木化学薬品㈱/西村恒佑
成形品自体が乾燥機能を持つ吸湿性樹脂ペレット「S-KIDR」、それを用いて成形した吸湿性成形品(フィルム、ボトル、シート等)について、吸湿特性、成形品構成など加工事例を挙げて紹介する。

○環境対応型樹脂添加剤の特徴/㈱ADEKA/仙石忠士・三觜優司
昨今、持続可能な社会に対する関心の高まりから、樹脂業界ではリサイクルやバイオプラの利用による環境負荷低減への取り組みが活発化している。当社の取り組みとして新たに環境対応型樹脂添加剤として開発した「アデカシクロエイドシリーズ」について紹介する。

■特設記事:異材接合は今
異素材とくっつくことでさらなる機能を発揮するのがプラスチック。本特集では、新しいくっつき方、ユニークなくっつき方について紹介して頂きました。

○ポーラス膜を利用した金属と樹脂の異材接合/東北大学/佐藤 裕・鴇田 俊/(地独)岩手県工業技術センター 桑嶋孝幸・園田哲也・佐々木龍徳・久保貴寛
コールドスプレー法を用いて金属表面にポーラス膜を付与し、そのポーラス膜を介して金属と樹脂をアンカー効果により接合する新たな技術を開発した。本稿では、この新技術の概要と利点、実施例ならびに今後の展開について平易に解説する。

○材料を選ばない樹脂異材接合技術の特徴と事例/ポリプラスチックス㈱/香村友美
AKI-Lock.は、溶着でもなく接着でもないレーザー加工による接合技術である。使用できる材料の制約も少なく、従来では困難だったさまざまな異材の組み合わせで強固かつ気密性のある接合が可能となった。本稿では、AKI-Lock.の原理や特性の他、応用事例まで紹介する。

○接着・接合下地を目的としたアルミニウム合金の表面処理技術/日本パーカライジング㈱/永井太一
自動車業界では軽量化の動きが加速しており、軽量で加工性に優れたアルミニウム(Al)合金と機械的強度の高い樹脂との接合技術の開発が求められている。本稿では、Al合金の化学的粗面化方法の概要、粗面化処理後の凹凸形状、Al合金-樹脂一体成形品の接合強度、および耐久性評価結果について紹介する。

○マルチマテリアルに対応する樹脂.金属直接接合技術の開発/日本アビオニクス㈱/安藤元彦
サステナブルな社会に向けたマルチマテリアル化に対応するため、全工程ドライプロセスで実現する、樹脂と金属を直接接合できる異種材接合技術を開発した。本稿では、当社の異種材接合技術の概要と特徴、接合プロセスを紹介する。

■一般記事
○〈展示会レポート〉 関西プラスチックジャパン/人とくるまのテクノロジー展YOKOHAMA/㈱Tech-T/高原忠良
○〈解説〉オレフィン系動的架橋型熱可塑性エラストマーコンパウンド(TPO-TPV)の基礎/LCYケミカル 鷲尾裕之

■連載
○世界のバイオプラスチックは今 第55回/ITIコンサルタント事務所 猪股 勲
○これ、プラスチックで作りました 第48回/羽立工業㈱/中村哲也
○繊維強化プラスチック短信 第12回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
○助っ人工業デザイナーの独り言 第82回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
○大自然を科楽する 第77回/青野哲士
1,800円
■特集:プラスチック成形における生産性向上
長きにわたる人手不足が解決の糸口を見いだせない昨今、本特集ではプラスチック成形を効率化するためのシステム・機器を特集しました。コストダウンと品質向上につながるアプローチの現況に触れて頂ければ幸いです。

○EUROMAP・OPC UAで実現する世界標準のスマートファクトリー戦略/㈱アナザーウェア/山浦輝和・鈴木隆巌/㈱コンテック/西川 誠・門田 剛
工場の設備・人員の見える化において、収集したデータを有効活用できている国内企業はまだ数少ない。プラスチック成形市場では EUROMAPが策定され、標準化が進められている。今回は EUROMAPを利用したソリューションとその活用方法を紹介する。

○材料誤投入防止システムの特徴と事例/㈱ステルテック/武田仁志
人間の行為には必ずミスが生じる。ルールや注意することだけでは完全ではないヒューマンエラー対策に、デジタル技術で強力アシストすべく開発した、原材料の誤投入を防ぐ「材料誤投入防止システム」を紹介する。

○金型管理のDX支援サービスの特徴/凸版印刷㈱/松本 博
当社では、製造業のD X推進を支援するソリューション「 NAVINECT .」を提供している。本稿では、金型に代表される型治具の管理・運用業務を支援する新サービス「金型管理 DX TM」の概要を紹介する。

○過熱水蒸気循環装置の特徴と使用効果/㈱レイケン/柏田亨二/㈱サーモテック/高林伸行・松坂脩平
当社とサーモテックは約30年、金型、ジャケット、ロール等の媒体循環装置の販売・製造を担ってきた。今回そのノウハウを生かし、最高温度 600 ℃の過熱水蒸気循環装置を開発した。その概要と今後の展望について紹介する。

○ナイロンショットによる樹脂成形品のバリ取りの特徴と効果/三昌研磨材㈱/水上哲也
ショットブラストの歴史と概要、ナイロンショット .による樹脂成形品のバリ取りの特徴と効果。当社では創業 1970年以降、ショットブラスト技術を用いた、樹脂成形品、ゴム成形品のバリ除去問題に取り組んでいる。本稿では製品を傷つけないソフトなバリ取り用樹脂メディアをはじめ、ショットブラスト技術を紹介する。

■特設記事:医療とプラスチック
医療現場でのプラスチックの活躍はますます裾野を広げています。本特集では最新の医療関連のプラスチック活用事例について紹介します。

○コンタクトレンズの流通革命/㈱メニコン/伊藤恵利
コンタクトレンズと言えば、厚さ7~8 mmのポリプロピレン容器が一般的に想像される。レンズ自体よりも容器からのプラスチック廃材が多い。そこで携帯性の向上と共にコンタクトレンズからのプラスチック廃材への一つの提案として登場した厚さ約1.5 mmのフラットパックレンズ容器を紹介する。

○メディカルチューブ押出装置の特徴と成形事例/㈱聖製作所/中村 治
最先端のカテーテル治療を支えるキーコンポーネントであるメディカルチューブは、より高い精度、性能が求められている。材料技術、成形技術、組立技術などさまざまな要素が欠かせない。本稿では、重要な要素の一つである押出成形装置のポイントについて解説する

○ポリ乳酸を用いた人工爪の開発/㈱AI 大森淑美
当社のポリ乳酸製人工爪「ネイルコンタクト」は人体の爪とほぼ同じ硬度と耐久性を兼ね備え、半形状記憶で爪のCカーブ形状に添い、またネイルベッドの蒸散運動を妨げない。本稿ではその概要を紹介する。

○医療用炭素繊維コンポジットPEEKの特徴と展開/エンズィンガージャパン㈱/ローベック七海・野田柚希
炭素繊維コンポジット板材TECATEC PEEK MT CW50blackは、PEEK樹脂と炭素繊維織布で構成されており、この組み合わせにより高い強度が得られる。優れた軽量性、寸法安定性、蒸気滅菌耐性、X線透過性と24時間生体適合性により、内固定システム、創外固定システム、などの外傷領域への採用実績が高まっている。

○医療用途向け熱可塑性エラストマーおよびポリウレタンの特徴と新規開発状況/三菱ケミカル㈱/喜屋武綾子・佐伯裕美子
医薬品用包装バックやチューブ資材をはじめ様々な用途向けに販売してきた医療用途むけ熱可塑性エラストマー「ゼラス TM」から新グレードの紹介と、優れた生体適合性を有する医療用ポリウレタンの代表グレードを紹介する。

■一般記事
○〈解説〉プラスチックの植物肥料への変換技術の特徴と展望/千葉大学/青木大輔

■連載
○大自然を科楽する 第76回/青野哲士
○事例に学ぶクルマの不具合対策 第3回/アルファブレインコンサルツ㈱/坪井 淳
○耐候性試験データの可視化 第2回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ 安永茂樹
○これ、プラスチックで作りました 第47回/㈱イイダモールド 飯田秀夫
○繊維強化プラスチック短信 第11回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎

■特別企画
○プラスチックス関連輸入機器・ソフトウェア ファイル
1,800円
■特集:進化続ける複合材料
複合材料の適用分野は拡大の一途を辿り、それに伴い、素材の組み合わせと成形方法も多様化しています。 本特集では複合材料と製造技術の最新動向を紹介して頂きました。

○グラフェン充填による高分子材料の導電性向上/名古屋工業大学/江口 裕・永田謙二
導電性高分子複合材料の開発において、樹脂中における導電性フィラーの分布を制御し、低充填量で導電性を発現させることが重要となる。本稿ではグラフェン/PE/PP複合材料を例に、当研究室で展開しているポリマーブレンドの相分離を利用した材料設計を紹介する。

○ポリイミドCFRPにおけるプロセス低コスト化技術の特徴と事例/宇宙航空研究開発機構/石田雄一
エンジン部品等、高温部材として適用が期待される耐熱ポリイミドCFRPであるが、成形時の揮発分の除去が課題であった。本研究では、揮発分をまったく含まないポリイミドドライプリプレグを開発し、一段階成形法で良好な厚板成形性を確認した。

○セルロース/オレフィン複合材料の特徴と事例/王子ホールディングス㈱/田中利奈
既存事業で培った技術を応用し、セルロースを補強繊維としたセルロースマットを開発した。成形加工品であるセルロース樹脂成形体はセルロース繊維が樹脂中で均一分散しており、剛性と耐衝撃性を両立可能である。現在、実用化に向けユーザーワークを進めている。

○半導体製造工程におけるESD対策材料の特徴/クレハエクストロン㈱/長谷部陽
半導体製造工程において問題となるESDについてESDとは何か、静電気拡散性材料を使用した対策について説明した後に、ESD対策樹脂Krefineを用い、従来の導電性炭素を充填した樹脂材料との表面抵抗値の安定性の違いについて実際の測定例を使用し説明する。また、Krefineの製品ラインナップと実際の使用例も紹介する。

○木材・プラスチック再生複合材の特徴と事例/㈱エコウッド/渡邉 厚
当社では、木材・プラスチック再生複合材の製造技術を開発「エコMウッド」の商品名で単層中空から二層発泡無垢まで開発を進めてきた。また、「新しい地産地消」による未利用材活用や、多回リサイクルの社会実装を推進し、持続可能社会実現に貢献する。

○高濃度セルロースナノファイバー複合樹脂の特徴と効果/大王製紙㈱/永野大作
当社三島工場では紙・パルプ製造技術を生かし、セルロースナノファイバーを生産している。その中でも将来、需要の見込めるCNF複合樹脂のパイロットプラントを3月に稼働させ、製造技術の確立と社会実装・普及のための研究開発を行っている。

○ミルフィーユ構造を有するポリスチレン―シリカナノ複合体の特徴と事例/東京工業大学/斎藤礼子
汎用性の高いSBSポリマーのポリブタジエンを部分エポキシ化した高分子にシリカを複合することで,ポリスチレンーシリカナノ複合体を創成し,硬質相と軟質相が交互にラメラ状に配列制御することでミルフィーユ構造体とした。さらにミルフィーユ構造体に期待されるキンク導入とその力学強化挙動の観点からポリスチレン-シリカナノ複合体の特性を検討した。

○圧縮成形によるPEEK複合材料の特徴/㈱PBIアドバンストマテリアルズ 阿部克弘
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、耐熱性、機械物性、耐薬品性、耐候性等に優れた熱可塑性樹脂である。当社では、PEEK樹脂に添加剤を加えることにより新たな機能を付与した製品の開発を行っている。本稿では、圧縮成形法により成形されたPEEK複合材料について紹介する。

○ふっ素技術・コンパウンド技術で改質したPEEKの特徴と事例/AGC㈱/阿部正登志
当社では、独自のふっ素ポリマー設計技術とコンパウンド配合技術を用いた新たな複合材料 Fluon+mPEEKを開発した。PEEK樹脂へふっ素系材料固有のさまざまな機能を付与することに成功した。本稿では、得られた材料特性および期待される用途について述べる。

■一般記事
○成形不良削減に向けたDXソリューションの実践事例と効果/㈱KMC/佐藤声喜/和興フィルタテクノロジー㈱/松山和己/児玉化学工業㈱/山根卓也

■連載
○大自然を科楽する 第75回/青野哲士
○事例に学ぶクルマの不具合対策 第2回/アルファブレインコンサルツ㈱/坪井 淳
○世界のバイオプラスチックは今 第54回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○耐候性試験データの可視化 第1回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○これ、プラスチックで作りました 第46回/三菱ケミカル㈱/中山真成・古賀尚悟/東京工業大学・三菱ケミカル㈱/赤坂修一
○助っ人工業デザイナーの独り言 第81回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
○繊維強化プラスチック短信 第10回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎

2,000円
■特集:統計でみるプラスチック産業の一年~2021年産業統計資料集~
本特集では主要樹脂および製品の2021年の動きをまとめて頂きました。2021年の国内原材料、製品生産量ともにコロナ禍前のレベルまでほぼ回復したとみられます。

○JPIF2021年統計資料集/概況/日本プラスチック工業連盟/加藤英仁
プラスチックの国内消費量は、原材料では前年比 8.8%増の8,736千トンと大幅増加、製品の消費量は13,977千トンと微増に留まりどちらも2019年のレベルまでは回復していない。原材料の輸入品比率は2016年以降5年連続で記録を更新していたが、2021年は減少に転じた。本稿では国内外のプラスチック産業の動きを概観する。

○ポリエチレン/石油化学工業協会/飛田利雄
ポリエチレンは包装分野、工業部品等多岐にわたる需要の底上げから生産、出荷の増加が見られた。低密度ポリエチレンでは、需要の半数程度を占めるフィルム分野の出荷で伸びが見られたのをはじめ、フィルム分野に続いて出荷数量が多いラミネートと呼ばれる加工紙向けの出荷でも増加した。高密度ポリエチレンは、フィルム用途に代わり、工業部品向けの出荷比率の高まりが続いており、各種容器類や自動車ガソリンタンク等で利用される中空成形分野や射出成形分野の出荷が増加することとなった。

○ポリプロピレン/石油化学工業協会/飛田利雄
ポリエチレンは射出成形分野では秋口から世界的な車載搭載用半導体不足問題や新型コロナウィルスの感染拡大に伴う海外拠点からの部品供給の滞りからの減産影響が見られたほか、家電分野では白物家電等の耐久消費財の出荷においても年後半から減速の影響が見られた。フィルム分野では、食品用で減少がみられるも工業用の出荷増加やフィルム製品自体の輸出も寄与し増加となった。また、押出成形分野では、宅配、テイクアウト機会増加など、食品購買様式の変化もあり出荷の増加に繋がったものと見られる。

○ポリスチレン樹脂/日本スチレン工業会/後藤英明
ポリスチレン樹脂は、2021年の生産、出荷とも前年を上回り、コロナ禍前に戻った。引き続き国内外の景気動向を注視している。PS樹脂メーカーよりPSリサイクル(原料スチレンに戻す)について実証への取り組みが発表され、以降サプライチェーン全体で連携し使用済みPSの資源循環に向けて進んでおり、今後の成果を期待している。

○ABS樹脂/編集部
2021年ABS樹脂出荷は通期で32万6,234トン、前年比110.4%であった。このうち国内用途が67%を占める。また、2021年国内用途別出荷実績は各分野とも10%前後の伸びを示している。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/城田英之
2021年の塩ビ生産量は157.2万トンで対前年比99.1%、総出荷量は156.6万トンと対前年比97.3%であった。国内出荷量99.6万トンで対前年比105.7%、輸出57万トンで対前年比85.5%。国内出荷量の内訳は、硬質用51.9万トン、軟質用23.7万トン、電線・その他用は24万トン。

○メタクリル樹脂/石油化学工業協会/飛田利雄
MMAポリマー分野では、板関係は前年に飛沫感染防止の観点からの仕切り板需要の増加があったが、2021年はこの需要も一巡し、出荷は減少することとなった。成形材料分野では、特に自動車生産の動向に左右され、前年の落ち込みに対して、秋口からの自動車減産の影響を受けることとなったが、供給量の増加も相俟って国内出荷は増加することとなった。一方、輸出は海外の現地調達も進んでおり、減少することとなった。

○バイオプラスチック/環境・バイオ・プラスチックリサーチ/位地正年
バイオプラスチックとは、植物原料を使ったバイオマスプラスチックと、環境中での微生物による分解が可能な生分解性のプラスチックの総称とされる。現在、廃プラスチックによる海洋汚染などの環境への影響が顕著で、この関心が高まっていることを背景にして、バイオプラスチックの生産は世界で増加しており、2021年は最高の生産量となった。世界では、生分解性があるバイオプラスチックの利用率の方が、生分解性のないものよりも高い(全体の60%以上)のに対して、日本では後者の利用率がかなり低い(全体の20%程度)。ここでは、バイオプラスチックの市場・技術動向、トピックス、価値と課題、および今後の展開について述べる。

○ふっ素樹脂/編集部
原料ふっ素樹脂の2021年国内生産量は3万3,032トンと前年比131.8%となった。ふっ素樹脂製品の品目別出荷額は120,192百万円で、ふっ素樹脂100%の加工品Aが30,817百万円、50%未満の複合品である加工品Cが22,433百万円。産業別で見ると電気機械器具が44%を占めており、一般機械器具、輸送機械器具がそれに続く。

○軟質塩化ビニル樹脂製品/日本ビニル工業会/長草一人
2021年の軟質軟質塩ビは、農業用フィルムが96%と対前年比を下回ったものの、ビニルレザーが123%、一般用フィルムが111%、コンパウンドが109%、ビニル建装(壁紙)が106%、ストレッチフィルムが102%と、六つの用途で、五つの用途が対前年を上回る出荷量となった。本年2022年は、コロナ感染症の継続、ウクライナ紛争やサイバー攻撃による生産停止など大きな逆風も増強され、急激な原料高騰が進むなど、先行き不透明な予断を許さない厳しい状況が続いている。

○プラスチック板/編集部
2021年のポリカーボネート平板・波板および硬質塩化ビニル平板・波板の生産出荷動向を紹介する。ポリカーボネート波板においては32波が生産の94%を占め残りが特派となった。ポリカーボネート平板はほぼ全量が国内向けに出荷されている。硬質塩化ビニル平板においては工業用途が64%を占める。輸出は3%程度である。硬質塩化ビニル波板は全量国内消費されている。

○塩化ビニル管・継手/塩化ビニル管・継手協会/山口秀美
2021年度の硬質塩化ビニル管の生産累計は21万2,025トン、硬質塩化ビニル継手の生産累計は、2万434トンである。2021年度の硬質塩化ビニル管の出荷累計は、21万1,947トン、硬質塩化ビニル継手の出荷累計は、2万720トンとなっており、2021年度の出荷量は前年度と同様に新型コロナウイルスの影響もありほとんど変化はなかった。

○ポリオレフィンフィルム/日本ポリオレフィンフィルム工業組合/中村好伸
2021年におけるポリオレフィン(PO)フィルムの出荷状況は日本ポリオレフィンフィルム工業組合の組合統計によると、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE,LLDPE)が31万730トン(対前年比102.5%)、高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)が12万931トン(対前年比90.0%)、ポリプロピレンフィルム(IPP)が3,560トン(対前年比88.0%)、合計では43万5,221トン(対前年比98.5%)になっている。

○ポリプロピレンフィルム/編集部
2021年は、延伸ポリプロピレンフィルムは内需が22万2,177トンで前年比1%増。輸出は3,872トンで同7%増。合計22万6,049トンで前年比100.9%であった。一方、無延伸ポリプロピレンフィルムは内需が15万5,738トンで前年比101.8%。輸出5,699トンで同102%。合計16万1,437トンで前年比101.8%であった。

○ポリウレタンフォーム/ウレタンフォーム工業会/平松利夫
ポリウレタンフォームは、軟質ポリウレタンフォーム(軟質フォーム)と硬質ポリウレタンフォーム(硬質フォーム)に大別される。本稿では2021年のポリウレタンフォームの生産・出荷実績統計を示す。また、ポリウレタンフォーム業界として抱える課題と対応について紹介する。

○発泡ポリスチレンシート/発泡スチレンシート工業会/草西 稔
発泡スチレンシートの2021年暦年の出荷量は106.7千トンで前年比99.9%となった。90%以上が空気(10%以下の材料)でリデュースとリサイクル(30年以上)が最も進んだ素材であるが、今後も更なる環境負荷低減を図る必要がある。

○PETボトル/PETボトルリサイクル推進協議会/浅野正彦
PETボトル用の樹脂需要は、2020年(暦年)70.9万トンで対前年比6.4%減。これは、コロナ禍、清涼飲料等(6.4%減)の不調によるものであった。2020年度のPETボトルリサイクル率は88.5%と目標値の「85%以上の維持」を達成、世界トップレベルのリサイクル率を維持している。

○発泡スチロール/発泡スチロール協会/鈴木高徳
2021年の発泡スチロール(EPS:ビーズ法発泡ポリスチレン)の出荷実績は、127,700t(国産原料119,625t、輸入原料8,075t)で前年比104.2%。その他部門の拡大と弱電部門の回復により、新型コロナ感染拡大前の出荷実績レベルに戻った。長期使用製品(1年以上)の出荷比率は28.1%であった。2020年、使用済みEPSの資源としての有効利用率は90.8%であった。

○不織布/日本不織布協会/松下正樹
COVID-19の影響、SDGsによる環境変化で変動する不織布市場に関して、日本、アジア及び世界の市場変動、不織布に求められる製品特性と製造技術、そして今後の展開に関してレビューする。

○炭素繊維/編集部
品質、出荷量ともに世界をリードしている国内炭素繊維業界。2020年の炭素繊維出荷量は前年比17%減の2万645トンと4年ぶりに減少した。期中では上下半期とも減少という結果である。2020年は国内出荷、輸出用ともに航空宇宙用が減少し、国内出荷が全体で前年比22.8%減、輸出が15.6%減となった。輸出比率は81.5%と前年から1.4ポイント上昇した。

○可塑剤/可塑剤工業会/山口慎吾
可塑剤とは、ある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質である。本稿では可塑剤の動向を紹介する。2021年はDINPの生産・出荷数量が大幅に増加しDEHPを上回った。

○廃プラスチックの処理/プラスチック循環利用協会/半場雅志
廃プラスチック処理の現況を紹介する。2020年の廃プラ総排出量は822万トンで、そのうち有効に利用された廃プラ量は710万トンであった。廃プラの有効利用率は前年に比べ1ポイント増の86%となった。

○プラスチック加工機械/日本プラスチック機械工業会/柴田 稔
2021年の成形機(射出、押出、ブロー)の生産等の統計をまとめる。昨年のプラスチック加工機械の受注は、国内、中国、北米の3大マーケートの需要が堅調だった。国内の生産額(日本メーカーによる海外での生産は含まない)は、前年比12.6%増加した。

■一般記事
○〈展示会レポート〉コンバーテイングテクノロジー総合展2022における加飾関係情報/MTO技術研究所 桝井捷平/D plus F Lab/伊藤達朗

■連載
○大自然を科楽する 第74回/青野哲士
○世界のバイオプラスチックは今 第53回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○繊維強化プラスチック短信 第9回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
○これ、プラスチックで作りました 第45回/㈱オルコア/糸山秀史・辻 勇輔
○助っ人工業デザイナーの独り言 第80回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
1,800円
■特集:プラスチック加飾技術の魅力
美麗な容器の化粧品は見ただけで気分が上がり、視覚からの効果でスキンケア効果も上がる気がします。本特集では製品の価値をぐんと高める加飾テクノロジーの最新動向を紹介して頂きました。

○CO2削減に貢献する多機能加飾型内塗装技術/(株)GSIクレオス/上村泰二郎
射出成形機と反応型ウレタン注入機を組合せたダイレクト型内塗装技術Color Formは、欧米および中国市場の自動車内外装部品に適用が広がっている。本稿ではColor Form成形の技術的な要件から、多機能加飾型内塗装技術とその採用例、および環境への貢献について考察する。

○特殊印刷による加飾表現/美濃商事㈱/森下 大
時代の変遷を経て印刷に求められるものも変化する中、シルクスクリーン印刷にたずさわる当社が特殊印刷に見出す可能性と、シルクスクリーン印刷業界全体が取り組むべき課題について紹介する(試作品「ダマスカスナイフサンプル」の具体的な製作工程。本試作品で使用している特殊印刷2点の採用事例など)。

○多層成形加飾の特徴と事例/森六テクノロジー(株)/ 堀山順吾/梶山 佳代子/樫村秀紀/小林祐也
多層成形加飾は、基材となるPPやABSの表層に透明材を積層し、高耐久性・高意匠性を両立する加飾工法である。厳しい品質要件が求められる自動車内装部品に実用化した実績や、CASEを踏まえた新コンセプト「車内リビング化」に貢献する多彩な意匠展開について紹介する。

○CFRTP用加飾フィルム技術の特徴と展望/富士加飾㈱/杉野守彦
IMD法はGFRTPやCFRTPにはゲート変色とパーティング部のインク剥がれが発生し、適用が困難である。筆者はIMDを改良した転写技術として高耐熱材料を開発し、IMR法として量産技術を確立した。本稿ではその概要を紹介する。

■特設記事:エラストマーの最新展開
「ゴムっぽいけどプラスチック」と称され、活躍の場をますます広げるエラストマー。本特設記事ではエラストマーの最新動向を解説して頂きました。

○ポリウレタンエラストマーの特徴とダイヤモンドワイヤー技術への展開 /BASFジャパン(株)/江戸崇司
耐摩耗性、柔軟性と剛性に優れた当社の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)エラストランが、花崗岩や大理石のような硬質材料を切断するダイヤモンドワイヤーの保護材として採用された。本稿ではその要求特性と、採用されたエラストランの特長、用途展開を紹介する。

○エラストマーの二色成形技術の特徴と事例/泰興物産(株)/丸田 陽
当社では3Dプリンタで1次成形品を製作し、金型にインサートモールディングを行う試作開発を行っている。本稿では、特に熱可塑性エラストマーを2次材とした事例を中心に報告する。

○熱可塑性エラストマービーズ発泡体の特徴と事例<エラスティル>/積水化成品工業㈱/小林弘典
エラスティルは、熱可塑性エラストマーの優れた素材特性と、当社が長年培ったビーズ発泡体のノウハウを融合した熱可塑性エラストマービーズ発泡体である。その特長からスポーツシューズのミッドソール成形品として採用されている。今回、その製法や特性について紹介する。

○ナイロンエラストマー熱収縮チューブの特徴<パペックス>/㈱ハギテック/上村和之
本稿で紹介するナイロンエラストマー(ペバックス)熱収縮チューブはUSPクラスⅥ適合品の材料で製造されている。高い柔軟な特性を持ちながら、引き裂き強度、耐摩耗、耐圧等の機械的強度、絶縁性にも優れ、金属への密着性にも優れている。

■連載
○新連載:事例に学ぶクルマの不具合対策/第1回/アルファブレインコンサルツ(株)/坪井 淳
○世界のバイオプラスチックは今/第52回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○耐候性試験データの可視化(その1)/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○プラスチック成形における不安定流動の制御/第97回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
〇これ、プラスチックで作りました 第44回/アキレス㈱/豊田勝敏
○繊維強化プラスチック短信 第8回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
○助っ人工業デザイナーの独り言/第80回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
○大自然を科楽する/第73回/青野哲士
1,650円
■特集:射出成形技術のトピックス
長年かけて洗練された射出成形技術はプラスチック成形の主流をなし、世の中に貢献してきました。本特集では、最新の射出成形技術についてご紹介頂きました。

○加飾レス成形の特徴と事例/㈱アイリス/吉野賢輔
われわれは、2次加工工程なしで成形生地のみにて装飾性を付与することを目標に、開発を進めてきた。本稿では光の反応を利用しながら視覚的な変化をもたらす、開発工法「加飾レス成形」について紹介する。

○射出成形プロセスのワンボックスソリューション/エプソンテックフオルム㈱/金井保人
当社は独自開発の超小型成形装置と金型関連技術で総合的で本質的な課題解決手段の提供を目指している。本稿では、成形製造における主な課題を解決する統合型射出成形システムについて紹介する。

○配向制御技術による外観の高品位化/IMIT(同)/竹元 茂
海洋プラ問題に端を発したともいえるSDGsは世界的テーマとなった。しかし、脱プラと言われる事態には多くの樹脂の専門家たちが疑問をもっている。今回はむしろリサイクルに適する樹脂を使いこなすことで環境に貢献する現実的観点から塗装レス樹脂成形を見直してみたい。

○赤外線ヒータを用いた金型加熱・冷却射出成形金型/日本工業大学/村田泰彦
CFRTPシートの加熱・冷却ハイブリッド射出成形現象の実験解析を簡易的に行うために、筆者らが提案した遠赤外線ヒータを用いた金型、そして、本金型を用いて成形された成形品の外観について評価した事例を紹介した。

○金型真空引装置による射出成形の生産性向上/㈱MSR/宮﨑幹也
当社はプラスチック加工業向けの成形不良対策を行う企業であり、射出形成時の金型汚れについて相談を受けたことから金型真空引装置MVシステムを開発した。金型真空引装置を使用することで金型汚れの発生を抑制。プラスチック製造業の生産性向上・エネルギーロス削減・品質向上や品質安定を実現する。

■特設記事:表面処理技術NOW
プラスチックの加工後に施す表面処理は加飾を目的とする場合もありますが、本特集では機能性向上にフォーカスし紹介して頂きました。多様なアプローチに触れて頂ければ幸いです。

○光でプラスチック表面を機能化する技術/大阪大学 高等共創研究院/大久保敬
二酸化塩素によるガス状アルカンをアルコールに光照射のみで変換できる反応技術について紹介する。炭素鎖を伸ばせばプラスチックの表面酸化処理にも有効であり、こちらもLED光などを当てるだけでヒドロキシ基やカルボキシ基などの極性官能基を簡単に導入できる。

○プラスチック材料への水素フリーDLC(ta-C)コーティングの特長と事例/㈱ナノフィルムテクノロジーズジャパン/諸石圭二・川上達哉・木内礼次郎
NTI社のFCVA法では、低基板温度にて高硬度・高密着性を有する水素フリーのDLC(ta-C)膜、及び金属膜を形成できるため、通常の成膜方法では困難なプラスチック材料へのコーティングが可能である。本稿では、FCVA法、ta-C膜、金属膜の特徴と、プラスチック材料への適用例について紹介する。

○高分子材料の超効果的な表面改質技術/㈱カナLABO/金澤 等
「接着理論は未だに不明という説」は正しくないこと、みかけの接着/真の接着、接合の違いを説明した。そのうえで、高分子材料の接着性を画期的に向上させるDHM処理、さらに、炭素繊維CFRP/CFRTPに代わる新複合材料を開発する必要性を述べた。

○フッ素ガスによるポリオレフィンの機能性向上/高松帝酸㈱/江口 敦
特異な「フッ素ガスを用いた表面処理技術」の概要・特徴を紹介し、フッ素ガス表面処理ならではの特性を活かしたプラスチック材料への適用例を中心に紹介する。

■一般記事
○〈解説〉静的・衝撃的引張り強さの半減期予測/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○〈解説〉透明・特殊ポリマー33品目の世界市場動向を調査/㈱富士キメラ総研

■連載
○大自然を科楽する 第72回/青野哲士
○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第17回/㈱Tech-T/高原忠良
○世界のバイオプラスチックは今 第51回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○これ、プラスチックで作りました 第43回/InstaChord㈱/永田雄一
○繊維強化プラスチック短信 第7回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
1,650円
■特集:プラスチックフィルム・シートの現況
本特集では、プラスチックシート・フィルムのトレンドについてまとめて頂きました。コロナ禍においてますます活躍の場を拡大しているプラスチックシート・フィルムの現状をウォッチして頂ければ幸いです。(編集部)

○触感を制御したフィルムとその定量的評価/三菱ケミカル㈱/小井土俊介
触感制御フィルムは、これまでの機能的な価値に加え感性価値が付与され注目が高まっている、本稿では、現在開発している触感を制御したフィルムの一例の紹介に加え、触感を物理量から定量的に評価・検証した事例ならびに、今後の展望について紹介する。

○表面微細加工ポリイミドフィルムの特徴と事例/綜研化学㈱/山田紘子
当社では、ナノインプリント技術を用いた微細加工技術の開発を行っており、その技術の応用として、現在、ポリイミドフィルム表面への新たな微細加工技術開発に取り組んでいる。また、表面微細加工ポリイミドフィルムの用途の一つとして音響用振動板としての可能性検証を行った。

○ニューノーマルを見据えた、新規フィルム開発品/三井化学㈱/上田剛史
激変する社会情勢下、当社ではニューノーマルを見据えた、フィルム開発を行っている。本稿では、現在開発を行っている三つのフィルム、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー対応の高ガス透過フィルム、無孔調湿フィルム、およびwith/afterコロナ対応の抗ウイルスフィルムの特徴を紹介する。

○熱可塑性ポリウレタンエラストマーフィルムの特徴と事例/大倉工業㈱/松山健太郎・横山卓士
当社では、ゴムの柔軟性とプラスチックの強度・硬度を併せ持つ熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)を押出成形した「シルクロン」を製造・販売し、自動車用、医療用、服飾用など幅広い分野で採用頂いている。本稿では、TPUフィルムの特徴と事例を述べる。

○バイオマスシュリンクフィルムの特徴と事例/サンプラスチック㈱/大江正孝
当社では、地球環境に貢献すべく2018年に、トウモロコシを原料とする工業用デンプンと、PVCコンパウンドを複合したバイオマスシュリンクフィルム「和shu」の開発をスタートした。本稿ではその特徴を紹介する。

○機能性フィルムのレーザ切断技術とその応用装置/武井電機工業㈱/桑原太郎
タッチパネルディスプレイに用いられる機能性フィルムの切断において、非接触で自由な加工手法が求められている。当社ではCO2レーザを用いた加工技術を開発し、熱影響を抑制するとともに、複雑な形状に対してレーザ光を高速に走査することを可能とした。

○フィルム・シート製造業向け生産管理システムの特徴と事例/旭化成エンジニアリング㈱/加藤隆宣
旭化成グループの製造現場で実績と経験を積み上げ、100ヵ所以上の工場で生産管理システムを構築してきた。AP-21はその中で培った技術とノウハウを注ぎ込み、フィルム・シート製造業向けに特化した生産管理システムである。導入実績は50ヵ所を超え、多くのユーザーに支持され高い評価を得ている。

○リユース、リサイクルでゼロエミッションに貢献するフィルムクリーナーの特徴と効果/日本エス・アンド・エイチ㈱/浅野目猛
ヤレとは、グラビヤまたはフレキソ印刷でフィルムを印刷する場合、色合せおよび版の見当合せをするのに発生する損紙である。本稿では、このヤレを有効利用できるフィルムクリーナーを紹介する。

■一般記事
○IoT技術による廃プラスチック回収効率化とリサイクル推進/㈱島津製作所/三ツ松昭彦

■連載
○大自然を科楽する 第71回/青野哲士
○世界のバイオプラスチックは今 第50回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○分子切断速度(n0k)で楽々シミュレーション 第6回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第96回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○のぞいてみようバイオミメティクス 第26回/産業技術総合研究所/真部研吾
○繊維強化プラスチック短信 第6回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
○助っ人工業デザイナーの独り言 第78回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
1,650円
■特集:プラスチック成形技術 あれこれ
本特集では、押出、ブロー、プレス、発泡、圧空・真空など、プラスチック成形のトレンドを紹介して頂きました。成形品に、射出成形とは異なった付加価値を与えるテクノロジーに触れて頂ければ幸甚です。

○DX時代のフィルム自動化成形/アクスモールディング㈱/横田新一郎
フィルムの押出成形の代表的なものは、ヒートボルト式自動リップTダイによる膜厚管理である。フィルムの品質向上のためには、自動リップダイと膜厚計は必須であるが、使いこなすためにはノウハウが必要になる。また手動リップTダイはまだ主流であるが、これをどう自動化するかを提案する。

○PETボトル製造機械およびミネラルウォーター充填包装設備の特徴と事例/料材開発㈱/藏田広明・大川奈緒美・渡邊正人
PETボトル製造機械メーカーである当社は世界でも主流の2ステージ二軸延伸ブロー成形機の先駆企業である。近年注力しているのが、PETボトル製造機械から水の充填、最終仕上げまで一貫して行うミネラルウォーター充填包装設備のトータルエンジニアリングである。本稿では、その概要を紹介する。

○低圧発泡成形技術の実用化動向/マクセル㈱/遊佐 敦
当社と京都大学は、窒素ボンベを昇圧することなく発泡剤の圧力を一定に維持するのみで物理発泡剤の樹脂への溶解量を安定に制御する簡便な物理発泡方法RIC-FOAMを開発した。本稿では、本法の実用化に向けた取り組みを中心に解説する。

○ハイテクブロー成形の特徴と事例/羽立化工㈱/花井眞吾
ハイテクブロー成形は、さまざまな分野で顧客からのニーズに応える形で、ブロー成形としての技術力を高度化させてきた。本稿では、各成形方法における技術概要、特徴を説明するとともに、安全・安心や地球環境への対応を考慮した製品を中心に用途紹介をする。

○CFRTP自動化プロセスの開発/㈱栗本鐵工所/伊藤友樹
当社では混練技術やプレス技術と成形・評価技術を組み合わせたCarbon-LFTDの開発に取り組んできた。自動化技術による試作が可能なテストプラントをコンポジットセンターに設置し、残存繊維長の影響、材料の再利用、成形が可能な形状などについての検証を行った。

○真空成形と環境/東京パック㈱/横山皓子
当社は、地球温暖化防止の観点から環境配慮型材料を積極的に活用している。代表例であるMAPKAシートは、成形の難易度が高く、また、韓国から輸入のため最低ロットが12t以上と膨大な量であった。しかし当社は材料在庫により小ロット対応を可能にした。MAPKAシートの成形品は有名なお菓子トレイや鏡餅容器などの食品トレイ、玩具、トイレタリーなど世の中に浸透してきている。やはり製品に「紙」が使われているという事が消費者に分かり易いと考えている。

■特設記事:CAE技術の現在
成形プロセスにおける樹脂の流動を解析するCAE(Computer Aided Engineering)は生産性向上の観点からますます注目を集めています。本特設記事ではCAEの最新状況についてご紹介頂きました。

○最近の依頼内容から考える樹脂流動解析の現状と課題/㈱アイシム/天野克久
当社では受託樹脂流動解析、及び解析の導入・運用を行っている。最近の依頼内容からプラスチック製品の設計・開発の現場における実務としての樹脂流動解析の活用について問題点と課題について解説する。

○AIの機械学習技術を応用した次世代型CAEシステム/東レエンジニアリングDソリューションズ㈱/山田高光
当社において開発を進めているAI技術を活用した次世代型CAEシステム<AI-TIMON®>について紹介する。射出成形に関する複雑な現象を高精度にシミュレーションするには、従来の原理原則に基づく手法に加えて、AI技術によるアプローチが、今後重要になってくると思われる。

■一般記事
○〈展示会レポート〉名古屋プラスチック工業展2021(後編)/技術オフィスTech-T/高原忠良

■連載
○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第16回/技術オフィスTech-T/高原忠良
○世界のバイオプラスチックは今 第49回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第95回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○繊維強化プラスチック短信 第5回/FRP/Consultant㈱/吉田州一郎
○大自然を科楽する 第70回/青野哲士
○助っ人工業デザイナーの独り言 第77回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫

1,870円
■特集:2022年プラスチック産業の展望
新型コロナウイルス感染症拡大は世界で未だ収まる気配を見せません。プラスチックも経済停滞で大きな打撃を受けたものの、医療関係での貢献が脚光を浴びています。本特集では、本年のプラスチック産業の展望および主要樹脂の現況を紹介して頂きました。

○年頭挨拶/日本プラスチック工業連盟/岩田圭一

○2022年プラスチック産業の展望/日本プラスチック工業連盟/加藤英仁
国内プラスチック原材料の生産量は、2014年以降は1,060万.1,100万トンで推移していたが、2020年はコロナウイルスの影響による経済活動の落ち込みで1,000万トンを切った。本稿では、2022年のわが国のプラスチック産業の動向、日本に多大な影響を与える中国の輸出入の状況、2022年の課題と取組について述べる。

○ポリエチレン/KMテクノリサーチ事務所/松浦一雄
ポリエチレンについて、業界動向・市場動向および材料設計技術・用途動向を概観したのち、近年急速に拡大しつつある脱炭素化、プラスチック廃棄・リサイクルなど環境問題および新型コロナウイルス感染予防問題などに貢献できる新たな用途展開例を紹介し今後の課題と展望について述べる。

○ポリスチレン/東洋スチレン㈱/金子知弘
ポリスチレンは、5大汎用樹脂の一つに数えられ、機械特性や成形加工性などに優れたコストパフォーマンスが高く幅広い用途で使用される素材である。本稿ではポリスチレンに関する最近の需要動向、業界動向などについて述べる。

○ポリプロピレン/サンアロマー㈱/横山 裕
ポリプロピレンの世界需要は、COVID-19後も引き続き堅調である。日本の需給は安定状態であるが、総じてタイトである。製造技術に大きな変化はないが、市場のニーズに合わせた製品開発が行われている。今後は、環境対応ポリプロピレンが市場で一定のプレゼンスを占める。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/内田陽一
塩化ビニル樹脂とその製品に関して、国内外の市場動向、主な技術動向(樹脂サッシ、リサイクル)、環境・安全問題および新型コロナウイルス感染防止対策に関連する動向について紹介する。

○メタクリル樹脂/三菱ケミカル㈱/丸谷隆雄
環境負荷低減等への関心の高さは継続していて、メタクリル樹脂のケミカルリサイクルが事業化を見据えて検討される時代になった。新規製造設備が稼働する一方、事業売却等もあり、事業環境が大きく変化し続けている中、市場・技術動向と今後の見通しについて解説する。

○ポリフェニレンサルファイド/東レ㈱/大久保和哉
ポリフェニレンサルファイドは比較的単純な化学構造を有する結晶性熱可塑性樹脂で、他のスーパーエンジニアプラスチック比、コストパフォーマンスに優れるため、金属代替検討を中心に注目される樹脂へと成長している。本稿ではその概要を紹介する。

○ポリエーテルエーテルケトン/ダイセル・エボニック㈱/谷田裕司
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)はポリアリールエーテルケトンといわれるポリマー群に属し、融点約340℃、ガラス転移点約150 ℃で、熱可塑性樹脂では最も優れた耐熱性を有したスーパーエンプラの一つである。本稿ではPEEKの現況を紹介する。

○シンジオタクチックポリスチレン/出光興産㈱/木暮真巳
シンジオタクチックポリスチレン(SPS、商品名「ザレック」)は、1985年に当社がメタロセン触媒技術を用いて世界で初めて合成し、1997年に世界で最初の工業化した純国産のポリマーである。本稿では、ザレックの特長と用途展開状況について紹介する。

○フェノール樹脂/住友ベークライト㈱/雑村史高
フェノール樹脂は長い実績に裏付けされた信頼性の高いプラスチックとしてさまざまな分野に使用されている。本稿では、工業用フェノール樹脂及び成形材料を中心に代表的な用途の動向について述べる。

○エポキシ樹脂/DIC㈱/太田黒庸行
エポキシ樹脂は熱硬化性樹脂の一種で、得られる硬化物は、耐熱性、接着性、電気絶縁性に優れ、電気・電子、塗料、土木建築、接着剤、航空宇宙など幅広い用途に用いられる。本稿では、エポキシ樹脂の業界・市場動向、技術動向、環境対策・安全問題への対応について紹介する。

■一般記事
○〈展示会レポート〉名古屋プラスチック工業展2021(前編)/技術オフィスTech-T/高原忠良

■連載
○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第15回/技術オフィスTech-T/高原忠良
○世界のバイオプラスチックは今 第48回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第94回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○これ、プラスチックで作りました 第42回/サンニクス㈱/大月清光
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第25回/静岡理工科大学/藤本一磨・小土橋陽平
○大自然を科楽する 第69回/青野哲士
○助っ人工業デザイナーの独り言 第76回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
○繊維強化プラスチック短信 第4回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
1,650円
■特集:プラスチック金型の現在
プラスチック成形品の高品位化を実現するための基幹部品である金型。本特集では、プラスチック金型に関連する注目すべき動きについて紹介して頂きました。

○学生金型グランプリへの挑戦/岩手大学/西村文仁
岩手大学大学院金型・鋳造プログラム金型系の学生は、毎年学生金型グランプリに参加している。本稿では、第13回のプラスチック金型部門の課題として取り組んだ名刺ケース用金型の概要と、学生金型グランプリの教育上の効果について紹介する。

○多目的評価金型の特徴と事例/佐藤ライトモールド㈱/稲垣武洋
樹脂の収縮率やシボの出来具合などさまざまな角度から顧客自身が評価に活用できる多目的評価金型は、新規顧客の開拓ツールである。今までの金型の固定観念からの解放を実現する新たな金型ビジネスの創造を紹介する。

○D3テクスチャー.による加飾金型の特徴と事例/㈱コガネイモールド/土屋和永
D3テクスチャーとは金型へ高品位な表面加飾を実現する技術プロセスで触感デバイス3Dモデラ―を用いることにより、さまざまな媒体からの展開が可能となっている。D3テクスチャーを活用することで、デザイン評価、試作、金型製作、量産成形まで一貫したモノづくりを実現している。

○鋳造業界の型管理の実情と型情報のクラウド化/景山産業㈱/景山 傑
金型の保管における問題の解決すべく、当社では独自に市販のパッケージソフトを使いデータベースを構築し、金型をデータ管理することとした。本稿では内製したデータベースを発展させ、金型や木型の情報をクラウド上に保管する「MOLD BANK」を紹介する。

○プラスチック金型用鋼材の最適な選定方法/大同特殊鋼㈱/衛藤孝行
金型に求められる特性を、成形メーカーが求める製品成形時と金型メーカーが求める金型製作時に分けて紹介。また代表的なプラスチック金型用鋼もあわせて紹介し、最適なプラスチック金型用鋼を選定する方法を提案する。

○金型冷却回路の管理/扶桑精工㈱/大平昌宏
射出成形の生産性維持には、冷却回路の整備が欠かせない。放置すれば効率ダウンだけでなく、部品破損にまで至る危険性もある。本稿で紹介する「アラッタくん」を使えば、簡単に金型新造時の状態を取り戻すことができる。

■特設記事:MIDの進展状況
射出成形品の表面・内部に電気回路を施した三次元実装デバイス(MID)は、電子部品を始め多様に展開されています。本特集では、MID技術の最新動向を紹介します。

○IoT通信社会におけるMID技術/㈱ゼファー/伊堂隆徳
MIDには樹脂の限定、価格等の課題があり普及を阻害してきた。当社のMPP工法は、「素材を選ばないMID」をコンセプトに開発したものである。本稿ではその概要を紹介する。

○プラスチック成形品への三次元配線形成/岩手大学/鈴木一孝/岩手県工業技術センター/目黒和幸・黒須恵美・石原綾子
次世代移動通信システム用の電子機器には、小型化・軽量化、高周波領域での高速伝送に対応する平滑面上への配線形成技術が求められる。我々は光反応性分子接合技術を活用し、プラスチック成形品表面に配線形成する次世代三次元成形回路部品の開発を進めている。

○環境負荷と初期投資を抑えた樹脂・電子回路一体化の新工法/エレファンテック㈱/中島 崇
樹脂に電子回路の価値を付与する取り組みでは、これまでの初期投資やコストの課題があった。環境負荷を削減しつつ、特殊な工程をなるべく減らすことでコストを抑えた樹脂・電子回路一体化の工法「IMPC」について、実例を交えながら解説する。

■連載
○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第14回/技術オフィスTech-T/高原忠良/アルファブレインコンサルツ㈱/坪井 淳
○世界のバイオプラスチックは今 第47回 /ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○繊維強化プラスチック短信 第3回/FRP Consultant㈱/吉田州一郎
○助っ人工業デザイナーの独り言 第75回/㈱H&Adesigners/鈴木英夫
○アジアそして世界におけるプラスチックリサイクルの状況(後編)/ICIS Japan/久戸瀬極
○大自然を科楽する 第68回/青野哲士

■特別企画
○2021高機能プラスチック展 高機能フィルム展 出展製品紹介
1,650円
■特集:プラスチックの環境問題と対策
本特集では、プラスチックの環境対策についてリサイクル環境調和型素材とリサイクルの二つの観点から紹介して頂きました。注目すべき分野の最新動向を実感頂ければ幸いです。

○プラスチック廃棄物の熱分解ガス化/つくば環境工学 小寺洋一/住ベリサイクル㈱/山本哲司/住友ベークライト㈱/石川英治
バーナー加熱のロータリーキルン形式のベンチプラントで、熱分解ガス化の研究を行い得られた物質収支とエネルギー収支を基にスケールアップシミュレーションを行った。これをもとに、本稿では、熱分解プロセスの研究開発の手順、商業運転の事業収支の試算のあらましを解説する。

○プラスチック一括回収の現状と課題/ヴェオリア・ジャパン㈱/宮川英樹
一括回収を行う上で、新たに製品のプラスチックを回収する場合、その仕組みが根付いていることが重要である。また、回収した後にどのように仕分けをするのかシステムを見直す必要がある。同時に、一括回収を市民に多く知ってもらうため、ごみ分別アプリやSNSを活用した積極的な広報活動が必要になる。

○架橋ポリエチレンの再資源化技術と事業化/㈱オオハシ/塩野武男
当社では再生ポリエチレンを用いた敷板「リピーボード」を製造しているが、近年良質な再生ポリエチレンの安定的入手が難しくなり、架橋ポリエチレンのマテリアルリサイクル化を検討した。本稿ではその概要を説明する。

○プラスチックごみ低温化学分解炭素化装置/㈱Alles Klar/中村英樹
本稿で紹介するC works Proはプラスチックごみを低温にて化学分解炭素化する装置である。プラスチックごみより生成された粉末状炭素(カーボン粉末)は、カーボン素材として利用可能となり資源循環による環境負荷低減やコスト抑制につながる。

○セルロース(植物繊維)を用いたプラスチック代替素材の特徴と事例/㈱アミカテラ/増田厚司
modo-cellTMは、セルロースを主原料とするプラスチック代替素材である。植物残渣の有効活用が可能であり、環境性も高い。また既存のプラスチック成形設備での成形も可能で、適用の幅も広い。国内工場の稼働を契機に、プラスチック問題解決の一翼を担えるよう進めていきたい。

○サステナブルな可塑剤による樹脂/ゴムの改質効果/ユングブンツラワー・ジャパン㈱/内田典一
近年、サステナビリティがメガトレンドとなってきていることによりSDGsへ対応することが必要不可欠となってきている。その中で、樹脂添加剤においてもサステナブルな製品への代替が検討されている。そこで、今回CITROFOLを樹脂への可塑剤として評価を行った結果、サステナブルな樹脂改質剤として幅広い用途で使用できることが分かった。

■特設記事:炭素繊維2021
「強くて軽い」炭素繊維に地球環境への貢献の観点で注目が集まっています。本特設記事では炭素繊維に関する最新の取り組みを紹介して頂きました。

○高耐熱CFRPの成形技術と展開/ティーシーエム(同)/松岡幹人
炭素繊維複合材(CFRP)は優れた先端材料として普及が進んでいるが、さらなる要求の一つに耐熱性が挙げられる。一般的なエポキシ系CFRPと高耐熱のポリイミドCFRPとを比較し、特性や成形技術の違いを説明する。

○木造構造物の耐震補強へのCFRPの適用/デザインアンドイノベーション㈱/坂本明男
首都直下地震では2万人超の死者が想定され、木造構造物の崩壊とその後の火災が発生する。地震時に炭素繊維が徐々に切れることでエネルギーを吸収し、木造構造物の柱が土台から抜けることに依る突然の崩壊を防ぐCFRP製の柱脚部補強板AIプレートを開発した。

○脊髄損傷者向けCFRP製長下肢装具の特徴/㈱UCHIDA/落合隼平
事故や怪我などにより脊髄損傷と診断され車いす生活を余儀なくされている方に、もう一度自分の足で歩く喜び・歩く機会を提供することを目的に開発した、従来装具の課題を解決するCFRP製長下肢装具「C-FREX」について紹介する。

■一般記事
○蒸着法により銅合金コーティングした抗ウイルスフィルムの特徴と事例/三井化学㈱/小田川健二・廣田幸治・福本晴彦

■連載
○大自然を科楽する 第67回/青野哲士
○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第13回/技術オフィスTech-T/高原忠良/アルファブレインコンサルツ㈱/坪井 淳
○世界のバイオプラスチックは今 第46回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第93回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○これ、プラスチックで作りました 第41回/バンドー化学㈱/阿部勇喜
○アジアそして世界におけるプラスチックリサイクルの状況(前編)/ ICIS Japan/久戸瀬極

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