プラスチックス 発売日・バックナンバー

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1,628円
■特集:進化する複合材料
複合材料において、適用分野は拡大の一途を辿り、それに伴い、素材の組み合わせと成形方法も多様化しています。本特集では複合材料と製造技術の最新動向について紹介して頂きました。

○熱や衝撃に強い多層カーボンナノチューブ樹脂複合材料/サンアロー㈱/林 正彦・古賀周治/産業技術総合研究所/友納茂樹・小久保研・畠 賢治
一般的に、フィラーを配合した複合材は強度が向上する反面、衝撃強度は劣る傾向にある。カーボンナノチューブ( CNT)配合も同様の傾向があり、実用化への課題であった。本稿では、この課題を克服し、優れた CNT添加効果を得た PEEK複合材料について紹介する。

○セルロースナノファイバー/マイクロファイバー複合樹脂の基礎物性/㈱スギノマシン/森本裕輝
セルロースのナノ繊維、マイクロ繊維を乾燥化する技術を開発し、その樹脂複合体の物性を評価した。 CNFは高ひずみ領域での破断ひずみ(伸び)と破断応力が大きく向上する。また CMFは衝撃強度を維持しながら、初期弾性率や最大応力を向上させることができた。

○高せん断成形加工技術を用いたCFRTPの特徴と事例/㈱HSPテクノロジーズ/清水 博
世界に先駆けて筆者が開発した、高せん断成形加工技術の概要を紹介し、この技術を用いて作製した CFRTPにおいては炭素繊維の凝集が解放されて無配向に均一分散し、力学性能が向上するだけでなく、異方性が低減されるところに特徴がある。

○和紙+PETによる透ける紙の実現~薄雲紙/京都美術化工㈱/荻原眞人
薄い和紙を再生 PETに貼合した薄雲紙は、強靭性が高くパッケージやケースなどにも利用可能である。また、耐熱性のあるPETシートはランプシェードなどにも利用でき、ランプシェードの外装として納品実績もある。本稿では薄雲紙の特徴と展開を紹介する。

○CFRPにおける総合エンジニアリングへの取り組み/㈱富士テクニカルリサーチ 高原忠良・永洞和宏・堀内亮平・蓮井 翼・後藤征也
CFRP部品開発においては、各種の専門知識と技術を必要とする。それらを総合してエンジニアリングするとともに、さらにCAEや計測技術を組み合せることで、検討の高度化とともに画期的な効率化が図れる。各種の具体的な取組み状況を紹介する。

■特設記事:ナノインプリントの最新状況
ナノインプリントは、ナノレベルの加工を施した金型を用い樹脂等にパターン転写する技術で、廉価な加工が実現できるのがメリットです。本特集では発展著しい本技術のトピックスを紹介して頂きました。

○無機インプリント技術による光学素子の開発/JXTGエネルギー㈱/田中大直・西村紀一郎
レーザなどの固体光源の普及に伴って周辺の光学素子でもさらなる高耐熱、高耐光、長寿命が必要となった。当社は生産性の高い無機インプリント技術により、本要求を満たす高耐熱素子(波長板、拡散板、回折光学素子)を製品化した。

○半導体デバイス製造用ナノインプリントシステム/キヤノン㈱/中山貴博
ナノインプリントリソグラフィーは、ナノスケール世代の微細加工技術として提案されてきた。本稿では、基板上に低粘度のレジストをインクジェット方式で適量を滴下し、パターニングされたマスクを押印するJet and Flash Imprint Lithographyについて紹介する。

○UVナノインプリント用樹脂の特徴と事例/東洋合成工業㈱/大幸武司
UVナノインプリントとは、ナノサイズからミクロンサイズ以上と幅広い線幅の加工が可能で、なおかつ大面積の加工が可能な微細加工技術である。本稿では、UVナノインプリントに用いられる光硬化性樹脂に求められる特性およびその利用方法について紹介する。

○メカノリソグラフィ法/北海道大学/玉置信之
光の代わりに圧力を情報媒体として用いる新しい微細加工技術、「メカノリソグラフィ」法を提案する。ナノインプリントとは異なり、材料は鋳型による変形ではなく、圧力そのものを感じて重合性が変化する。鋳型の剥離時に生じる欠陥などの問題点を解決できる可能性がある。

■一般記事
○ドットコーティングの特徴と事例/日東紡績㈱/林 央洋

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第80回/藤山ポリマーリサーチ 藤山光美
○これ、プラスチックで作りました 第32回
見る方向で色が変わる立体構造/札幌市立大学/藤木 淳
○世界のバイオプラスチックは今 第31回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○大自然を科楽する 第51回/青野哲士

1,628円
■特集:プラスチック金型徹底ガイド
プラスチック成形品の高品位化を実現するための基幹テクノロジーである金型技術。本特集では、プラスチック金型に関連する注目すべき動きについて紹介して頂きました。

○温調機構の工夫による射出成形金型の省エネルギー化/東京工業大学/齊藤卓志
金型の温調機構に関する工夫として、熱工学的な視点より、使ったエネルギーを少しでも回収して再利用する、あるいはそもそも金型加熱に必要なエネルギー自体を小さくする、という提案を行うとともに、その有効性を実験的に検討した結果を紹介する。

○センサ内蔵による金型の見える化/㈱IBUKI/林 孝之/㈱O2/楠崎智樹
ドイツ発祥のIndustry4.0の重要性が叫ばれて久しいが、当社は付加価値向上を目的にIoT金型の開発を始めた。IoTとはIndustry4.0のキーとなる技術である。金型にセンサを埋め込むことで金型の中が見える化され、勘ではなく数値に基づいた対処や技術伝承に活かすことができる。

○MEMS技術を用いた極微細金型の特徴と事例/山形県工業技術センター/矢作 徹・村山 裕・阿部 泰・村上 穣・岩松新之輔・加藤睦人・渡部善幸・小林誠也
半導体プロセスを用いたMEMS技術を金型加工に応用して、撥水性等の機能性を付与する微細構造金型を作製し、それらを型に用いた樹脂への形状転写について検討した。微細金型はSiまたはSiO2基板を加工して作製し、熱インプリントによる成形を行った。

○射出成形用高耐久金型の特徴と適用効果/㈱藤岡エンジニアリング/藤岡 薫
当社では、「破損に強く、ガス対策が適切で、耐久性の高い金型」こそが量産工場で必要と考えて社内の製造仕様を改めて見直した。本稿ではこの課題に対して、金型設計、仕様上でどのような工夫をしているかを述べていきたい。

○金属-ポリマー-ガスの接触界面で起こる射出成形品の変色/群馬県立群馬産業技術センター/恩田紘樹・牛木龍二・黒岩広樹・鈴木 崇/住友重機械工業㈱/生田目昂・宍戸美子・工藤佑貴・中條晃伸・平田 徹
成形品のガス焼けは、キャビティ内でポリマーが燃焼することで引き起こされる。キャビティ内を不燃性ガスである窒素で置換して射出成形を行うことで抑制できるものの表面にわずかな変色が見られる。この変色は、金型やスクリューがポリマーやアウトガスからの水素を引抜くことで成形品表面に炭素様物質が存在しやすくなったためと考えられた。

○金型の製作コスト削減に向けたミーリングと放電加工の使い分け/㈱岡崎製作所/岡﨑 浩
当社は105年の歴史を持つ金型専門メーカーである。本稿では、当社における金型の製作コスト削減に向けたミーリングと放電加工の使い分けを紹介する。

○大型コマ替え成形による金型費用のコストダウン/大成樹脂工業㈱/宮崎仁芳
当社で製造している衛生設備の内部構造品は比較的シンプルな形状をしており成形技術面でのハードルがさほど高くない一方で、必然的にコスト面の低減を行う必要があった。本稿では、大型コマ替え成形により、金型費用のコストダウンを図った経緯や概要を紹介する。

○ボールスプラインを適用した回転コア機構/藤塚精密金型㈱/藤塚孝征
当社が独自に開発して用いている金型アンダーカット処理方法の一つである「ボールスプラインを金型回転コアに内蔵した金型機構」により、従来の方式では困難であったアンダーカット処理を可能にした事例を、解決した課題、開発の経緯等と共に紹介する。

○精密金型への部分肉盛り技術の特徴と効果/桑名商事㈱/高野幸男
われわれはめっき技術とマスキング技術を組み合わせた“907部分めっき” での金型の寸法修正、腐食や摩耗箇所の肉盛り修繕の新たな手法、更にめっきの活用による金型の高機能・高付加価値化を提案する。本稿では本めっきのプロセスと実施事例を紹介する。

○ホットランナーによる2材3層容器の成形/世紀㈱/田中義照
当社はプラスチック射出成形加工用金型のランナーレスシステムに取り組んでいる。本稿ではホットランナーの現況と、特殊成形の例としてガスバリア性容器の成形のホットランナーについて説明する。

○プラ金型用鋼材の最適な選択法/日立金属㈱/細田康弘
自動車のxEV化による軽量化を達成するため、高い意匠性と高機能を実現するプラスチックへの転換が加速している。それとともに、金型用鋼材への要求品質も多様化しており、最適な鋼材を選定することが重要である。本稿は金型に求められる特性と、それらに対応する鋼材の特徴を紹介する。

■一般記事
○〈解説〉射出成形機における二つのトレンド(後編)/ベッコフオートメーション㈱/篠田和伸
○〈解説〉高磁場NMRによる高分子材料の解析/㈱東ソー分析センター/荒川敏彦・大林信明・谷本典之

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第63回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○助っ人工業デザイナーの独り言 第49回/鈴木英夫
○世界のバイオプラスチックは今 第12回/ITIコンサルト事務所/猪股 勲
○大自然を科楽する 第32回/青野哲士
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第11回/㈱ピクセルエー/山本義政




1,628円
■特集:持続可能な社会に向けたプラスチック技術
本特集では、エコフレンドリーなプラスチック技術について、リサイクルと環境調和型プラスチックの二つのテーマで解説して頂きました。持続可能な社会に貢献するプラスチックの動向に触れて頂けると幸いです。

○ポリアミド4の海水生分解性評価/(国研)産業技術総合研究所/中山敦好・川崎典起・山野尚子
マイクロプラスチックの海洋汚染が指摘される中で、生分解性プラスチックの活用が期待されるが、その水環境での生分解性については研究報告は少ない。本稿では、新しい材料ポリアミド4などを例に挙げて、海水中での生分解性試験とその難しさについて紹介する。

○廃CFRPの再生技術~溶かさず燃やさずカーボン原料へ/ACA㈱/秋澤成久
高強度と軽量性を併せ持つCFRPは万能部材として多用されている。本稿では、CFRP製品の廃棄物リサイクルではなくCFRP成形メーカーの工程で出てきた端材を対象に、まったく別の製品原料に置き換え、使い道についての方法論を解説する。

○脱石油系プラスチックビーズの開発/熊本県産業技術センター/城崎智洋・堀川真希・永岡昭二
セルロースマイクロ球状粒子をTEMPO酸化することによって、環境適合性の高い吸水性セルロースマイクロ球状粒子を調製した。得られたセルロース球状粒子は、カルボキシ基の導入量に依存して自重の5~55倍の水を吸収して膨潤し、高い保水性を示した。

○植物由来ノ二オンポリマーの特徴と耐水性ポリマーへの展開/DSP五協フード&ケミカル㈱/馬場陽平・宇都宮慎治・田渕 彰
タマリンドシードガムから作られる植物由来ノニオンポリマーから、酸素バリア性が高く、水に強いフィルムを作製することができる。この植物由来ポリマーは、人や環境に優しく各種フィルム製品分野での利用が期待される。

○落花生殻を使用した複合材料の特徴とパーティクルボードの成形/日本大学/高橋 進
落花生は、最も一般的な食物の一つであるが、加工時に多量に排出される殻のほとんどは、産業廃棄物として処理されている。そこで、落花生殻の有効活用のために、落花生殻と樹脂の複合材料を圧縮成形することによるパーティクルボードの成形方法および曲げ特性等に関して紹介する。

○ポリ塩化ビニル樹脂の機能化と環境汚染対策/東ソー㈱/松永敬浩
汎用プラスチックのポリ塩化ビニル樹脂(PVC)から、構造的にユニークな球状粒子のPVC中空多孔質体を合成した。その構造機能化に起因する溶剤の吸収特性を活用し、水域への環境汚染対策として排水中の有機溶剤の吸収剤などとしての応用展開に期待できる。

○総植物由来原料を用いたエンプラ系複合材料/工学院大学/西谷要介
エンプラに匹敵する各種物性を有し、かつ環境性能も両立させるために創製した総植物由来原料を用いたエンプラ系複合材料、特に植物由来ポリアミドをマトリックス樹脂に、天然繊維の一種である麻繊維を複合化した麻繊維強化植物由来ポリアミド系バイオマス複合材料の成形と物性について紹介する.

○PET廃材由来の高表面積活性炭の特徴と事例/㈱大木工藝/大木武彦
プラスチックは世界中で大量に使用されている。世界のプラスチック廃棄は手付かず状態で、特に日本は産業廃棄物業者内に溢れ、リサイクルも追いついていない。本稿では当社が、様々な廃棄物を炭化してきた炭化技術を紹介する。

■特設記事:三次元回路形成技術(MID)の現況
射出成形品の表面や内部に電気回路を形成した三次元実装デバイス(MID)は、電子部品の三次元配線板を始め多様に展開されています。本特集では、MID技術・応用・および材料の最新動向を紹介します。

○MIDによる電子部品の高付加価値化と製品化事例/鎌倉製作所㈱/伊藤 亮
当社は1999年に独自のMIDの製造方法を確立し、ミリ波レ-ダ、過電流保護素子、車載カメラ部品、LED-PKG、LED電球などで用いられている。製法としては、2ショット法に属しマスキング材料にバイオマスプラスチックを使用しめっき触媒工程で溶解することで、より自由な回路形成を可能にしている。

○MIDによる基板レス・ハーネスレスの実現/ヱビナ電化工業㈱/杉本将治・小林由佳・渡邉健治
成形回路部品(MID)は、基板レスおよびハーネスレスによる軽量化や組立工数の削減を期待できる部品である。本稿では特に、レジストレスかつフルアディティブでレーザ加工のみにめっきで回路形成が可能なLDSプロセスの特徴や今後の展望について紹介する。

○レーザメッキ法を用いた新規MID技術の特徴と効果/マクセル㈱/浅見朗子・遊佐 敦・山本智史・臼杵直樹
当社が開発したMID工法(触媒失活法)は、無電解めっき用触媒の活性を阻害する化合物(触媒失活剤)の薄膜を樹脂表面に成膜し、レーザー描画によって触媒失活剤層を除去して選択的にめっきを析出させる。本稿では、この選択めっきの工法とメカニズムと特徴について報告する。

○3D成形対応導電性ペーストの特徴と事例/藤倉化成㈱/甲斐朋斉
本稿では、3D成形対応導電性ペースト「ドータイト XA-3737」を紹介する。プラスチックスフィルムに対してスクリーン印刷し、この回路を形成したプラスチックスフィルムに対して、インモールド成形やフィルムインサート成形を行うことにより3D回路の形成が可能である。

■一般記事
〈解説〉
○Elastron TPVの日本市場での可能性/エラストマー ソリューションズ カンパニー 柳澤秀樹
○射出形成機における2つのトレンド(前編)/ベッコフオートメーション㈱/篠田和伸

■連載
○これ、プラスチックで作りました 第24回
持ちやすく、運びやすいポリタンク/㈱トシプラ/利川智子
○大自然を科楽する~ちょっと一服しませんか 第31回
知性とは何なのか?タンパク質の章14/青野哲士
○助っ人工業デザイナーの独り言 第48回
パソコンを買い替える/鈴木英夫
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第9回/知財経営研究社/松平竹央
○世界のバイオプラスチックは今 第11回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第10回/㈱ピクセルエー/山本義政

■特別企画
○2018名古屋プラスチック工業展 出展製品紹介

1,628円
■特集:測定・検査・分析技術のトピックス
プラスチック成形品の品質向上には、計測・試験・分析プロセスが必須です。本特集では本分野の最新動向と事例について紹介頂きました。

○多角的偏光イメージングシステムによる歪み・異方性の数値化/東京都立産業技術研究センター/海老澤瑞枝/日本ビジュアルサイエンス㈱/滝 克彦
本システムでは、偏光をはじめとする多様な照明条件を創出し、自動撮影することで、多角的な可視化データを簡便に得ることができる。偏光による異方性の定量化に加えて、不透明材料の表面の凹凸や欠陥などについても、効果的な条件での観察を実現した。

○AIを用いた目視検査の自動化/SERENDIPITY㈱/大森裕介
当社では、光学や色管理、撮影システム、画像処理および人工知能などの研究開発ノウハウを培っており、目に見えないものの最適な可視化を得意としている。これまで困難であった検査課題、撮影システムを含めた画像化技術と人工知能技術との組み合わせにより、いち早く量産ラインでの自動検査システムの実動に成功したので、プラスチックの不良状態の可視化を行う観点で紹介する。

○空中超音波を用いた異種材料接合の非破壊検査技術/八光オートメーション㈱/松川真吾
異種材料接合の接合状態を非接触・非破壊にて検査する技術「空中超音波方式」について概要を解説し、当社の空中超音波検査装置の特長と適用事例を紹介する。なお、マルチマテリアル化の実現には、異種材料接合の検査手法を確立することが必要不可欠である。

○高速衝撃試験機の特徴と適用事例/㈱島津製作所/木村元史
動的強度は静的特性値ほどデータの蓄積が十分ではなく、温度や材質、速度などに依存する対衝撃特性のデータに対する要求は増えている。本稿では油圧サーボ式高速衝撃試験機「HITS」シリーズをバージョンアップした次世代機「HITS-X」シリーズについて紹介する。

○UV硬化樹脂硬化収縮率応力測定装置の特徴と事例/㈱アクロエッジ/中宗憲一
微量塗布された樹脂の収縮率、収縮応力、経時での変化については、粘弾性測定装置、JISに記載されている水中置換法などで測定する手法しかなく的確に測定できる装置はなかった。本稿では、微量樹脂の硬化収縮率、収縮応力を正確に測定する、樹脂硬化収縮応力測定装置について紹介する。

■特設記事:異種・異材接合技術の新展開
プラスチックと金属、樹脂、ゴムなど異素材と接合する技術が近年ますます多様化しています。本特集では、異種材料接合の展開と適用事例について紹介して頂きました。

○3Dナノ構造を有するアルミニウムと熱可塑性炭素繊維強化プラスチックの直接接合技術/早稲田大学/細井厚志
航空機や量産自動車等の輸送機器の構造重量を軽減するために、金属とCFRPを併用したマルチマテリアル化が必要不可欠となっている。本報では、金属表面にナノ構造を作製し、表面積増大やアンカー効果によって接着強度を向上させる新しい接着技術について紹介する。

○金属/熱伝導樹脂接合における界面熱抵抗の低減/デュポン㈱/平原賢志
金属樹脂一体化技術を熱伝導材料に適用させた際の界面の影響を検討した結果、接合に用いる金属の表面処理法の相違により接合強度は大きく変化した。一方、金属-樹脂界面の熱抵抗値はいずれの場合にも減少効果があることが確認された。

○分子接合技術の異材接着への応用/岩手大学/平原英俊・桑 静・會澤純雄
金属,セラミックス,繊維などによるゴム・樹脂の補強化技術の一つに接合接着がある。本稿では分子接合技術について分子接合剤の反応性をQCM法、AFM-nanoIRによって解析した事例と分子接合技術を紹介する。

○インサート材による異材レーザ接合技術と金属表面処理/広島工業大学/日野 実/富山県立大学/永田員也/岡山県工業技術センター/水戸岡豊
本稿では、インサート材として熱可塑性エラストマーを樹脂-金属間に挟み込んだレーザ異材接合について、プロセスおよび特徴を概説するとともに、接合に向けた金属の表面改質に関する基本的な考え方ならびに接合性に優れたアルミニウム合金への陽極酸化処理を紹介する。

○エポキシモノリスの異種材料接合への応用/大阪府立大学/松本章一
近年、異種材料接合のための新しい接着接合法の開発に対する期待感が高まっている。本稿では、異種材料接合に関する最近の技術動向について簡単に触れ、われわれが開発したエポキシモノリスを用いる異種材料接合法の特徴を紹介する。

○化学エッチングによる金属と樹脂の直接接合技術/メック㈱/内藤勇太
AMALPHAは、当社独自の化学エッチング薬液を用い金属をエッチングして表面にマイクロメートルオーダーの凹凸形状を創り出す技術である。本稿ではその特徴と適用事例について紹介する。

■一般記事
○〈解説〉手袋の今昔/日本ビニル工業会/鈴木 環
○〈解説〉3Dプリンター洗浄新技術の誕生/京葉ケミカル㈱/根本達広

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第62回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○大自然を科楽する 第30回/青野哲士
○助っ人工業デザイナーの独り言 第47回/鈴木英夫
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第8回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第12回/京都工芸繊維大学/中 建介
○世界のバイオプラスチックは今 第10回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第9回/㈱ピクセルエー/山本義政
1,628円
■特集:添加剤・フィラー最前線
プラスチック製品の機能・美観の向上において、添加剤、フィラーの果たす役割は重要です。本特集では樹脂の性能アップに必須である、添加剤・フィラーの最新情報を紹介して頂きました。

○ナノ微粒子分散技術を応用したセルロースナノファイバーと熱可塑性樹脂の複合化/GSアライアンス㈱/森 良平
天然由来の材料などを用いることにより環境汚染、海洋中のプラスチック汚染などを低減できる可能性があり、セルロースナノファイバーは、このような要求を満たすことのできる素材であり最近非常に注目されている。鋼鉄より軽く、強くなる可能性を持っており、ガスバリヤ性、熱安定性なども注目されている。また豊富な資源業も大きな魅力である。本稿では、この材料の性質、応用例、樹脂との混合例などを紹介する。

○相溶性・耐熱性に優れた高分子紫外線吸収剤の特徴/福井大学/阪口壽一
反応性部位を含むベンゾトリアゾール系化合物をラジカル重合することで、耐熱性に優れた高分子紫外線吸収剤が得られる。さらに高分子の分子量を制御することで樹脂との相溶性も維持でき、従来の問題を解決できる相溶性と耐熱性に優れた紫外線吸収剤となる。

○バインダー添加長尺カーボンナノチューブ分散液の特徴と適用効果/大陽日酸㈱/三好健太朗・坂井 徹
当社の高アスペクト比、高純度、高結晶、高電気伝導性を備えた高配向多層 CNTおよび分散技術を活用し、環境負荷の小さい水溶媒と適切な分散剤とバインダーを選択配合した「バインダー添加長尺カーボンナノチューブ分散液」の開発に成功したので紹介する。

○添加剤処方によるガラス繊維強化ポリプロピレンの熱・光安定性向上および高機能化/㈱ADEKA/祐野紘一
近年、軽量化を目的として、従来の PPと比較して、機械強度や耐熱性が向上した GFPP(ガラス繊維強化ポリプロピレン)が自動車部材に使用されている。今回は、添加剤処方の最適化によるGFPPの性能向上(熱安定性・耐候性)及び高機能化(難燃化)について報告する。

○ナノサイズセリア粒子分散板状紫外線吸収材の可能性/栃木県産業技術センター/松本泰治・加藤 栄・大森和宏
六角板状形態のゼオライトに、イオン交換法でセリウムイオンを導入後加熱し、その板状粒子の内部にナノサイズセリア粒子を均一分散した板状紫外線吸収材の作製に成功した。この材料はセリアナノ粒子が均一分散していることから、高効率な紫外線吸収を示した。

○新規異音防止剤による樹脂改質/日油㈱/美馬和晃
樹脂部品同士が擦れることにより発生する擦れ音やきしみ音を防止するニーズが高くなっている。当社では、これらニーズに対応するため、独自のグラフトポリマー製造技術を駆使し、熱可塑性樹脂用の異音防止剤「モディパーAS100」を開発した。本稿では、モディパー AS100の異音防止効果を紹介する。

○リグニンを用いた高性能熱硬化性樹脂の開発/大阪産業技術研究所・森ノ宮センター/木村 肇
一般的な熱硬化性樹脂の一つであるのエポキシ樹脂に、ベンゾオキサジンの開環重合を利用してフェノール核を結合させた草本系リグニンを添加することにより、エポキシ樹脂成形品の耐熱性、電気絶縁性および耐水性等の特性向上が達成できることがわかった。

■特設記事:試作・少量生産の最新動向
プラスチック製品の試作・少量生産には多様なアプローチが存在しています。本特設記事では試作・少量生産のトピックスをご紹介頂きました。

○独自工法による高透明度樹脂加工の特徴と事例/㈱イナック/竹内翔舞・伊豫田富雄
高透明度樹脂加工は内部可視化モデルや展示モデルなどさまざまな分野・用途で欠かせないものとなっている。本稿では、当社の持つアクリル透明切削、ポリカーボネート切削、透明光造形、真空注型といった工法の特徴と活用事例を紹介する。

○精密回路形成が可能な3Dプリンタの特徴と適用効果/㈱カンタツ/大嶋英司
世界初のMEMSミラーと波長405 nmの半導体レーザを用いたスキャナ方式の光造形機を紹介する。曲面にも精密電子回路パターンが形成出来、高精細なHDTV 1280×720Pの解像度と世界最薄の2.5 μm積層ピッチにより従来の光造形機を凌駕する超高速・高精度な造形物が作成可能になっている。

○3Dプリンティングによる設計・開発プロセス支援/SOLIZE Products㈱/太田 亨
当社は、試作品への要求の変化に応えるため、透明耐熱樹脂や高強度樹脂の開発を行っている。さらに、用途に応じて製作方法を検討し、要件を満たす検証モデルを提案している。3Dプリンタによる少量生産適用は、既存工法の置き換えだけではなく、3Dプリンティングを活かした設計が必要である。

■一般記事
○〈解説〉27th Asia Plastics Forum 開催報告/日本プラスチック工業連盟

■連載
○大自然を科楽する 第29回/青野哲士
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第61回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○高分子成形材料の耐用年数 第2回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○助っ人工業デザイナーの独り言 第46回/鈴木英夫
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第7回/知財経営研究社/松平竹央
○世界のバイオプラスチックは今 第9回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第8回/㈱ピクセルエー/山本義政

1,628円
■特集:高効率成形の実現に向けて
本特集ではプラスチック成形を高効率化するためのシステム・機器を御紹介頂きました。成形プロセスの合理化を考える一助としていただければ幸いです。

○ものづくりにおける統計学を用いた品質管理/名古屋工業大学/川村大伸
品質管理の領域では統計学が重要な役割を担っており、統計的品質管理あるいはSQCと呼ばれる。本稿では、ものづくりの効率化に役立つ実験計画法について紹介する。データ解析の立場から実験の有用性を解説し、実験を効率的かつ効果的にする実験計画法の概要を論述する。

○未来志向型・型管理に向けたアクションプランへの期待/神奈川大学/細田孝一
政府の中小企業取引の適正化に向けた政策の一環として、型管理の適正化を目指したアクションプランが作成・公表された。これによって下請中小企業の型保管に関する負担の軽減・解消が期待される一方、その実現にはいくつかの課題もある。

○発泡スチロール製造工場の省エネへの取り組みと効果/山形化成工業㈱/後藤正平・後藤拓也
発泡スチロール成形工場は、大量のエネルギー(燃料、水、電気)を使用する。当社はコストダウンに繋がる省エネを目指しており、製造過程におけるエネルギー消費についてロスを減らす、負荷変動を抑える、低燃費機器に更新する活動を行っているのでその概要を紹介する。

○金型の一元管理による業務効率の改善/㈱日立ハイテクマテリアルズ/柳 英志
当社では金型の保管状況の確認から、引取り保管、および滅却に伴う買取りを一手に引き受け、親事業者の一連の業務の効率化とコンプライアンスに貢献する金型管理サービスの提供を開始した。本稿ではその概要を紹介する。

○生産性と品質を向上するカメラシステム/㈱小林製作所/南 敏康
ネットワークカメラを製造現場に導入して工程記録することで生産性と品質を向上させた当社は、独自ソフトの開発で画像の高速再生と長期保存を実現し、工程改善やコスト分析、手書き日報の廃止や熟練技術伝承・人事評価にも利用して効果を上げている。

○正確な混合の証明と安定した混合状態がもたらすメリット/㈱マルヤス/安藤茂昭
当社の樹脂ペレット混合装置「まぜコン」は、その名に反して、撹拌機構を持たず物理的に混ぜないことが特徴で、導入率、リピート率当社装置の中でも群を抜いている。本稿ではこの不思議な装置を紹介する。

○落下塵を可視化する異物検査システムの特長/クリーンサイエンスジャパン/園田信夫/バンドー化学㈱/坂本哲哉・新居俊男・青木雄一郎・石田泰之
簡易異物測定器「BANDO-DEC20」は、他の落下塵測定装置と異なり現場での異物測定や監視ツールとして有効性が高く、より低価格で求めることができる。本稿ではその特徴を紹介する。

○微小金属検出技術による異物対策/(一財)雑賀技術研究所/中井 努・藤澤志穂
プラスチック成形が小型化・精密化する中、より高感度で信頼性の高い金属検出機が求められている。金属検出機の導入によるメリット(機械保護、品質安定、コスト削減、クレーム削減、トレーサビリティを、成形メーカーや樹脂メーカーの導入例とあわせて紹介する。

■特設記事:不織布の可能性
繊維を織らずに絡み合わせて製造する不織布は、プラスチックおよび天然繊維など原料も多様でさまざまな工業用途に展開されています。本稿では不織布の現状と応用展開について紹介頂きました。

○ナノファイバ不織布の吸音効果/東京工業大学/赤坂修一
筆者らはシリカや各種ポリマーからなるナノファイバー不織布を作製し、その吸音効果に関する研究を行ってきた。本稿では、シリカ、ポリアクリロニトリルを用いて作製した、ナノファイバーを含む繊維径が数mm以下の不織布の吸音効果について紹介する。

○回転円すいを用いた繊維製造と不織布への応用/秋田大学/足立高弘
ノズルやジェットを用いることなく、回転円すいによるシンプルな液糸と循環渦の発生機構を応用して、より極細で抗菌剤粒子の偏在がなく消費動力の小さいメルトブロー不織布を製造する方法について紹介する。

○PET不織布とアスファルト合材による制振シートの製造/七王工業㈱/細川晃平
当社は、アスファルト系屋根用防水材の製造を通して培ってきたアスファルトのシート化技術や改質技術を基盤とし、制振遮音材や防草シートなど防水材以外への展開を行っている。本稿では、アスファルト制振シートの詳細と今後の展望について紹介する。

○繊維状高機能素材を用いた不織布の特徴と適用事例/レンゴー㈱/杉山公寿
当社は、無機系抗菌剤として知られる抗菌性金属含有ゼオライトを天然セルロース繊維内部で結晶化させる技術を確立し、「ゼオライト高密度結晶化パルプ:セルガイア」として製品化している。本稿ではこのセルガイアを配合した不織布の特徴とその適用事例を紹介する。

■一般記事
〈解説〉特殊ドリルによる樹脂長穴精密加工の特徴と適用事例/㈱ケーエスケー/楠健治郎
〈展示会レポート〉東芝機械グループソリューションフェア/編集部

■連載
○大自然を科楽する 第28回/青野哲士
○これ、プラスチックで作りました 第23回/㈱マインドクリエイトジャパン/草深仁志
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第6回/知財経営研究社/松平竹央
○世界のバイオプラスチックは今 第8回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第7回/PIXELA/山本義政

■特別企画
○プラスチック関連輸入機器・ソフトウェア ファイル

1,628円
■特集:複合材料の新展開

複合材料は、輸送機器をはじめとして近年適用分野の広がりは留まるところを知りません。それに伴い、素材のコンビネーションおよび、成形方法も多様化しています。本特集では進展する複合材料と製造技術について紹介して頂きました。

○次世代自動車における材料転換~電気自動車へのCFRP採用/山根健オフィス/山根 健
地球温暖化防止は自動車にとって最重要課題の一つである。CO2削減策として電気自動車の開発、電気自動車には大容積、重量大かつ高価な高性能蓄電池が大量に必要となるが、その電池搭載量を最小限とすべく、BMWはCFRPとアルミで車体を作るべくCFRP車体量産技術を開発し市販している。

○自動車軽量化のためのCFRTP加工技術/㈱名機製作所/森 大輔・嘉藤 太造
世界的なCO2排出規制の影響などにより自動車軽量化が求められている。当社では量産性やコストを重視し、リサイクル炭素繊維を用いたCFRTP射出成形加工技術の開発に取り組んでいる。本稿にて装置の特徴や取り組み内容を紹介する。

○熱可塑性コンポジットのプレス成形の特徴と成形事例/福井大学/山根正睦
近年、熱可塑性コンポジットが注目されるに従い、国内でも海外に追従して成形技術開発や成形装置の開発が活発に行われている。本稿では、最も基本的な成形方法である、プレス成形機によるスタンピング成形の解説を行い、その他の応用成形技術についても適用事例と共に概説する。

○通電抵抗加熱金型による熱可塑性CFRPの成形~TAM成形技術/㈱キャップ/吉田 透
熱可塑性CFRPをプレス成形するには、樹脂を融点以上に加熱する必要がある。TAM成形技術では、金型を通電抵抗で加熱して、金型の熱で成形材料を加熱することができる。高温の金型でプレス成形することによって高強度で外観にも優れた成形を実現する。

○超音波を用いた熱可塑性CFRPの製造/㈱アドウェルズ/中居誠也
低炭素社会の実現のため、車体重量の低減に貢献する材料としてCFRTP(熱可塑性炭素繊維強化樹脂)の研究開発が活発化している。本稿では、リサイクル性、量産性に優れたCFRTPの普及に向けたUDテープの超音波開繊含浸技術と溶着技術の開発について紹介する。

○連続炭素繊維強化ポリアミド6の強度向上/埼玉県産業技術総合センター/小熊広之
連続炭素繊維強化ポリアミド6の強度向上を目的として、炭素繊維(CF)とポリアミド6フィルムにオゾン酸化処理を行った結果、未処理の場合と比較して曲げ強さが2倍以上向上した。これは、オゾン酸化処理の効果によりCFと樹脂との界面接着性が向上したことが一因と考えられる。

○高性能・低コストリサイクル炭素繊維の開発/アイカーボン㈱/葛西有希・伊集院乘明
航空機産業、スポーツ用品など炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の需要拡大に伴い炭素繊維リサイクル技術が検討されているが、性能やコスト面での課題がまだ大きい。本稿では、高い性能を維持し、かつ低コストであるCFRPリサイクル技術を紹介する。

○日本の伝統を継承し、発展していくブランド『炭織華』/スターライト工業㈱/森下正士
日本の伝統技術の活性化を目指して立ち上げた「炭織華」に込める思いとその技術的な特徴について述べる。ソフト生地の開発や異材質との複合化など、従来のCFRPの概念を変える新たな技術創出への取り組みや具体的な商品への応用例を紹介する。

○CFRPの内部構造を可視化できる配向同定技術の特徴と適用事例/㈱べテル/大槻哲也
CFRPの繊維配向状態を、従来の方法よりも短時間で簡便に測定できる装置「TEFOD」について紹介する。航空機・自動車メーカーのみならず、多くのシステム・部品メーカーなどにも開発工数短縮や品質保証の場面で活用頂ける装置である。

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第60回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○高分子成形材料の耐用年数 第1回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○大自然を科楽する 第27回/青野哲士
○これ、プラスチックで作りました 第22回/レネウェーブ㈱/高島公洋
○助っ人工業デザイナーの独り言 第45回/鈴木英夫
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第5回/知財経営研究社/松平竹央
○世界のバイオプラスチックは今 第7回/ITIコンサルト事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第6回/㈱ピクセルエー/山本義政
1,833円
■特集:統計でみるプラスチック産業の一年~2017年プラスチック産業統計資料集~
2017年における生産量と輸出入量から計算したプラスチックの国内消費量は、原材料では前年比 5.1%増の9,928千トンと2年ぶりにプラスに転じています。製品の消費量は 2.5%増の13,537千トンと、2年連続で増加を続けています。本特集では主要樹脂および製品の2017年の動きをまとめて頂きました。

○JPIF2017年統計資料集/概況/日本プラスチック工業連盟/岸村小太郎
国内における2017年の原材料生産量は前年比 3.0%増の11,075千トン。2016年の第4四半期から2017年の第3四半期までは前年同期比プラスが続いている。一方、製品生産量は3.0%増の12,369千トン。前年同期比では、2016年第1四半期から2016年第1四半期まで8期連続でプラスが続いている。

○ポリエチレン/石油化学工業協会/飛田利雄
低密度ポリエチレンの生産、国内出荷ともに前年越えとなり、堅調に推移。輸出は国内からの引合いに対応した結果、大幅な減少。低密度ポリエチレンプラントで併産されるエチレン酢酸ビニルコポリマーの生産、輸出ともに大幅な減少。高密度ポリエチレンの生産は前年越え、国内出荷はほぼ前年並みの水準で推移、この一方で輸入品の増加が顕著になり、国産品と共存状態が進む。

○ポリプロピレン/石油化学工業協会/飛田利雄
ポリプロピレンの生産の生産は、一部の生産系列の停止に伴う生産能力の減少や年末にかけての大型プラントのトラブル停止があった中において生産は前年を上回る。国内出荷はメインの射出成形分野、フィルム分野の出荷が前年を上回るも、供給量の減少から、輸出は大幅に減少するとともに年末にかけては輸入品の大幅な増加を招く。

○ポリスチレン樹脂/日本スチレン工業会/後藤英明
2017年の生産・出荷は前年を上回った。国内出荷と輸入品を含めた国内総需要でも前年より増加し、70.1万トンとなった。今後の代替品の影響等懸念される中、新規用途開発が重要となる。また、引き続き稼働率も高く工場の安定操業継続の重要さも増している。

○ABS樹脂/編集部
2017年のABS樹脂出荷36万9,502トン、前年比106%であった。このうち国内用途が61.3%を占める。国内用途別出荷車両用が110%、一般機器用が111%増と健闘した。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/長縄肇志
2017年の塩化ビニル樹脂の生産量は166万4千トンで対前年比102.9%、総出荷量は165万3千トンと対前年比103.6%であった。国内出荷量は昨年に引続き100万トン台を維持、輸出はインド向けを中心に好調を維持し全年を上回る実績となった。

○メタクリル樹脂/石油化学工業協会/飛田利雄
世界的に需給が逼迫する環境下のもと、国内の生産は原料調達環境の好転したことなどから、モノマー、成形材料の生産とともに輸出は増加。その一方で、押出板、注型板の板関係の生産、国内出荷、輸出は大きく減少。一方、海外ではコスト競争力のある新規合弁プラントの立ち上がりもあり、世界的な供給体制を拡充する企業もある。

○ポリエチレンテレフタレート/ポリマーテク研究所/葭原 法
経済産業省化学工業統計によると、2017年の繊維用途を除いたポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂生産量は、約42.4万トンと前年比で1.34%増大した。2017年から生産量の内訳は、統計月報において区別されなくなった。PET樹脂の需給関係に、輸出入品やリサイクル品が大きな影響を持っている。

○液晶ポリマー/ポリプラスチックス㈱/ニノ倉英樹
液晶ポリマーは、その耐熱性、高流動性が高く評価され、特に電子部品用射出成形材料として広く使用されている。本稿では、液晶ポリマーの市場動向と最新の技術開発の動向について述べる。

○ポリアミド/ディーエスエムジャパンエンジニアリングプラスチックス㈱/姜 信良・植野 良・入部宏美・川上泰孝
優れた耐熱性、耐薬品性、機械特性、耐摩耗性などから、自動車部品、電気・電子部品など、ポリアミドの用途は幅広い。中でも自動車業界では、ポリアミドの金属に匹敵する耐熱性や機械特性に着目し、金属に替えてポリアミドを採用する動きが加速している。

○ポリアセタール樹脂/三菱エンジニアリングプラスチックス㈱/森本 馨
ポリアセタール(POM)は成形性が良く、結晶性樹脂として機械物性、耐摩擦・摩耗性、耐薬品性のバランスが良いためさまざまな用途で使用可能である。本稿では、POMの近年の世界の動向を振り返り、2018年の需給バランス、開発動向について考察する。

○ふっ素樹脂/編集部
2017年の原料ふっ素樹脂の国内生産量は30,151トン、出荷は29,363トン、輸入10,596トン、輸出22,030トン、内需17,930トンとなった。ここ数年、国内が順調に伸びている。品目別出荷額にみるとふっ素樹脂の金額が100%の加工品Aが24,700百万円。産業別にみると電気機械器具が40,535百万円と40%以上を占めており、輸送機械器具,一般機械器具がそれに続く。

○塩化ビニル製品/日本ビニル工業会/鈴木 環/塩化ビニル管・継手協会/山口秀美
塩化ビニル製品のうち、軟質塩化ビニル製品、硬質塩化ビニル板、および硬質ビニル管・継手の現況について述べる。

○ポリオレフィンフィルム/日本ポリオレフィンフィルム工業組合/丸山 清
2017年におけるポリオレフィンフィルム(PO)フィルムの出荷状況を当組合の統計から見ると、低密度ポリエチレンフィルムが30万5,412トンで対前年比101.6%、高密度ポリオレフィンフィルムが17万2,246トンで対前年比96.2%、ポリプロピレンフィルムは、6,854トンで対前年比99.4%になっている。

○ポリプロピレンフィルム/編集部
ポリプロピレンフィルム工業会の調査によると、延伸ポリプロピレンフィルムは内需が23万8,763トンで微減。輸出6,664トンで前年比120.1%、無延伸ポリプロピレンフィルムは内需が15万5,435トンで微増。輸出5,404トンで前年比96%であった。

○ポリウレタンフォーム/ウレタンフォーム工業会/大川栄二
2017年のポリウレタンフォームの生産・出荷実績統計を示す。また、ポリウレタンフォーム業界として抱える課題と対応について紹介する。

○発泡スチレンシート/発泡スチレンシート工業会/山﨑純平
発泡スチレンシート(PSP)はポリスチレン樹脂の発泡素材で、断熱性・緩衝性・軽量性、および環境適正の高さが特徴である。発泡技術を活かすことで資源消費と環境負荷を低減、リデュースとリサイクルが最も進んでいる代表素材の一つとされている。本稿では、用途別の出荷量推移を紹介する。

○PETボトル/PETボトルリサイクル推進協議会/末永寿彦
PETボトル用の樹脂需要は、2016年暦年67.9万トンで対前年比0.3%増。これは酒類(65.6%増)及び調味料関係(特定調味料:7.3%増、調味料:10%増)の好調によるものであった。 2016年度のPETボトルリサイクル率は83.9%と目標値の「85%以上維持」に届かなかったものの、引続き世界トップレベルのリサイクル率を維持している。

○発泡スチロール/発泡スチロール協会/武田導弘
2017年の発泡スチロール原料樹脂の出荷量は、前年比98.3%であった。建材・土木分野やクッション用途などのその他分野で需要増となったものの、主力分野である水産分野の減少に歯止めがかからない状況が続いている。

○電線・ケーブル/日本電線工業会/星野久子
電線需要においては、通信と電力以外の部門は増となり、2017暦年ベースの出荷量では、銅電線は69万1千トン、アルミ電線は2万8千トン。光製品は4,768万kmcとなった。

○炭素繊維/編集部
日本化学繊維協会炭素繊維協会委員会の調べによると、2016年の炭素繊維出荷量は前年比2.6%減の20,140トンとなり、4年ぶりに前年割れとなった。しかし出荷量は一昨年を上回り、2年連続で2万トン台となった。分野別にみると国内出荷は航空宇宙が横ばいとなったがスポーツ、産業用がいずれも減少。輸出は産業用が増加したが航空宇宙、スポーツは減少した。

○可塑剤/可塑剤工業会/山崎英夫
可塑剤は、材料に柔軟性を与える添加剤のことで、特に塩化ビニル樹脂(塩ビ)に多く使用され、生活基盤材料としてその有用性を発揮している。2017年の可塑剤は、生産量としては27万9,463トンで前年比9.9%増加、出荷量としては28万2トンで前年比7.5%増加した。

○プラスチック加工機械/日本プラスチック機械工業会/柴田 稔
高水準であった。射出成形機が伸びた。対前年比で生産台数は22.7%増、金額は14.5%増だった。

○廃プラスチックの処理/プラスチック循環利用協会/半場雅志
2017年はプラスチック加工機械(各種成形機)の生産はプラスチック循環利用協会では、毎年12月に「プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況」、所謂プラスチックのマテリアルフロー図を公表している。本稿では、2016年のプラスチックのマテリアルフロー図(フロー図)の内容について紹介する。

■解説
○ポリプロピレンの軽量・高強度化を実現する次世代型添加剤/㈱三栄興業/佐々木大輔・高村 厚
○3Dプリンタを使った立体的可視化技術/(国研)宇宙航空研究開発機構/藤野敦志・藤田直行
○常温のまま液体化した熱可塑性樹脂の特徴と用途展開/京葉ケミカル㈱/根本達広

○アルミ×樹脂/新素材の技術と今後の可能性/㈱岩間工業所/弘田 舞

■連載
○大自然を科楽する 第26回/青野哲士
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第59回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第4回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第11回/千葉大学・国立印刷局 岩崎 健/千葉大学/桑折道済
○コマ大戦の行司が見て歩く モノづくりの今とこれから 第12回(最終回)/㈱モールドテック/落合孝明
○世界のバイオプラスチックは今 第6回/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第5回/PIXEL.A/山本義政

■展示会出展製品紹介
○「INTERMOLD名古屋・金型展名古屋 出展製品紹介
1,628円
■特集:最新プラスチック加飾技術
プラスチック成形品に価値を付与するために重要な加飾技術。その手法も多彩になり、専門展示会は毎年開催され年々活気を帯びています。本特集では最新の加飾のトレンドと展開について紹介して頂きました。

○プラスチック加飾の注目技術/加飾技術研究会/桝井捷平
プラスチック成形品の質感を向上させる手段として、加飾への関心がますます高くなっている。本稿では、プラスチック加飾の最近の注目動向(技術)および今後の方向を示す。

○劣化しない加飾の特長と適用事例/サンアロー㈱/高橋祐一・野水 孝浩
昨今のIoT化の急速な発展に伴い、工業製品への加飾に求められる性能は、耐環境性に優れ且つ電波透過性に影響しない性能を持った工法や材料選定が必要になってきている。本稿では、これらを実現するための技術工法として、その製品構成、プロセス、特徴等の概要を紹介する。

○静電植毛による炭素繊維黒体面の形成と特性測定/㈲オービタルエンジニアリング/林 友直・関井康夫・山口耕司
ポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維を用いたパイルを静電植毛することによって黒色面を作成した。カメラや望遠鏡などの光学装置における散乱光の防止のみならず、宇宙機における熱設計にも広く応用される可能性があるので、その作成法、分光特性ならびに熱放射率の測定法について述べる。

○新機能性塗料によるプラスチック製品の高付加価値化~ソフトペイント/三菱マテリアルトレーディング㈱/田畑宗広
軽量、低コストであることより、金属からプラスチック製に取って替わる商品が多くなった。しかしながら、商品価値が下がる場合も多い。そこで、当社はプラスチック製品の価値を高めるため塗料に着目し、柔軟な触感を持ち高級感を演出するソフトペイントを開発したので紹介する。

■特集:進化するエラストマーと活用例
やわらかいプラスチックの代表格、エラストマーは年々応用範囲を拡大し、需要も堅調に拡大。本特集では、最新のエラストマーについて特徴と適用例について紹介して頂きました。

○連続成形可能な液晶エラストマーの特徴と適用事例/東洋ゴム工業㈱/長谷川裕希
液晶エラストマーは、ゴム弾性と液晶性を併せ持つことから、特異な変形挙動を示す材料として知られている。本稿では、当社で開発を行っている連続成形可能な液晶ポリウレタンエラストマーの概要から今後の展開について紹介する。

○高伸長シリコーンエラストマーの特徴とその事例/Gelest社/Barry Arkles・Jonathan Goff・Santy Sulaiman・Alison Sikorsky/アヅマックス㈱/桑原孝範・Greg Scott
ExSil100は、伸長率が他の一般的な市販品に比べて約4倍(5,000%程度)に成形できるシリコーンエラストマーで、広い温度帯や高温下での安定性、表面エネルギーが低い状態でも、特異な物理的特性を有する。破損時、又は割裂性破損に対する耐性においても性能を維持する。

○新規機能性ポリエーテルエラストマーの特徴と応用展開/㈱大阪ソーダ/近田安史
エピクロルヒドリンゴムの優れたガスバリア性、透明性、ゴム弾性、イオン導電性に着目し新しい機能性ポリエーテルエラストマーを開発している。本稿では、ゴム弾性と透明性を持つガスバリアフィルムと低環境依存性イオン導電性帯電防止剤について紹介する。

○バイオ由来原料を用いた新規水素添加スチレン系エラストマーの特徴/㈱クラレ/佐々木啓光
当社コア技術のリビングアニオン重合技術やポリマー水添技術とサトウキビを原料としたバイオ由来モノマー“β‐ファルネセン”とを組み合わせて開発したバイオ由来新規水素添加スチレン系エラストマー「セプトン」 BIO-シリーズについてその特長や展開可能性について紹介する。

○エラストマーのシャワーヘッドへの活用~伸縮シャワーヘッド/㈱鳥越樹脂工業/川島 奨
新規製品開発に当たり、スチレン系エラストマーを採用することで、従来では成し得なかった機能を持つシャワーヘッドを開発した。本稿では、開発製品に使用したエラストマーの特長や、エラストマーによって得られる機能、製品開発の背景等を紹介する。

○エラストマー製品へのチャレンジ/㈱タイセイ/熊耳涼太・北村竜斗
㈱タイセイは、2005年にスチレン系エラストマー製品向けにつくば工場に設備を導入した。玩具から始まり、建設機材のカバー、携帯電話のカバー、ゴルフ用品、医療機器の分野まで及ぶ。本稿では当社のエラストマー製品へのチャレンジを紹介する。

■一般記事
○塩ビラップについて/日本ビニル工業会/鈴木 環
○凝集構造による発光挙動制御/立命館大学/三ツ橋史香・藤澤香織・堤 治
○フッ素樹脂による熱可塑性CFRPの物性向上/AGC旭硝子㈱/細田朋也・尾澤紀生

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第58回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○大自然を科楽する 第25回/青野哲士
○これ、プラスチックで作りました 第21回/静岡県立大学/小出裕之・奥 直人/九州大学/星野 友・三浦佳子
○助っ人工業デザイナーの独り言 第44回/鈴木英夫
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第3回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第10回/名古屋工業大学/石井大佑
○世界のバイオプラスチックは今 第5回/ITIコンサルト事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第4回/PIXEL.A/山本義政

◆「第6回/関西高機能プラスチック展・高機能フィルム展」 出展製品紹介
1,628円
■特集:射出成形技術の今とこれから
プラスチック成形技術のメインストリームである射出成形は長い歴史の中で発展し産業界に貢献してきました。本特集では国際プラスチックフェア2017で披露された技術・製品を含め、射出成形技術と装置についてご紹介頂きました。

○ホットランナー金型内現象はどこまで解明されたか/東京大学/横井秀俊
バルブゲート方式のホットランナー金型の可視化解析に焦点を当て、マニホールド内部の可視化およびキャビティ内流動の可視化、以上の二つの要素技術と研究成果について系統的な取り組みを紹介する。

○プラスチック材料への微細・厚膜印刷技術/産業技術総合研究所/穂苅 遼平・栗原一真
印刷プロセスのパターニング分解能を向上するには、流動性のあるインクをプラスチックフィルム上で精度良く制御する必要がある。本稿では、ナノインプリント法を用いてフィルム表面に微細構造を形成し、構造による毛細管力を利用した微細印刷技術について紹介する。

○射出成形による導光板の薄型・軽量化への取り組み/加藤技術士事務所/加藤秀昭
白黒液晶パネルが開発され、日本語ワープロに搭載され始めた時代から、最新の大形液晶テレビのLEDバックライトまでの開発経過に沿って、バックライト技術の進歩と変化、および成形導光板の薄型化・軽量化への取り組みについて解説する。

○M2M、IoTによる生産パフォーマンス向上/住友重機械工業㈱/鈴木啓介
本稿では、IPF2017に出展した当社のM2M、IoTテクノロジーについて紹介する。展示機は中型フラッグシップ機「SE315EV-AHD」で、Zero-molding systemを搭載し、余裕のある金型搭載能力と、ハイパワーな射出能力が大きな特長である。

○ハイブリッド式竪型射出成形機の特徴と自動化事例/日精樹脂工業㈱/宮本吉人・篠原 武文
プラスチック成形業界を俯瞰すると、自動化や複合一体化といった高付加価値ニーズがグローバル市場で進展している。本稿では、当社のハイブリッド式竪型射出竪型機の持つ基本性能の高さや優れた拡張性、豊富な自動化事例等について紹介する。

○高機能なLFT製品を実現する成形技術/U-MHIプラテック㈱/伊藤栄康
自動車業界は、自動車の燃費性能向上のため、車体の軽量化が喫緊の課題であり、機能性や生産性の観点から、長繊維強化材を用いた射出成形法による技術確立が求められている。この要望に応えるべく、今般開発したDLFTシステムを始めとする独自の成形ソリューションを紹介する。

○第二射出装置を組み合わせた多材成形システムの特徴と成形事例/ファナック㈱/髙次 聡・内山辰宏
適用範囲が広がる多材成形のニーズに応えるため、標準的な射出成形機と組み合わせて多材成形を実現する竪型と横型の第二射出装置を新たに開発した。開発した第二射出装置の特徴および具体的な成形事例として防水コネクタの成形について紹介する。

○射出サブユニットと特殊金型による2色成形の実現/㈱日本製鋼所/大谷聡一
材質の異なる樹脂を型内で組み立てることができる複合成形には、機能向上だけでなく組立工程及び組立費用の削減が行えるメリットがある。本稿では、特殊なコアバック機構を有した金型と、射出サブユニットによる新たな多色成形システムについて紹介する。

○小径プランジャによる高粘度樹脂の高速高圧成形/㈱ソディック 向出浩也
プラスチック産業界では、高粘度の材料を使用し薄肉製品や精密製品を成形するニーズがあり、その市場要求に応えるべく高速高圧成形機のLPシリーズを開発した。本稿では、そのシリーズのGL30-LPを用いた高速高圧成形の事例を紹介する。

○スギ間伐材を補強繊維として利用した射出成形材料の特徴と適用事例/トヨタ車体㈱/西村拓也
スギ間伐材を用いた木粉をフィラーとして樹脂と複合化することで、タルクやガラス繊維に比べて軽量化を図りつつ耐熱性と弾性率を向上させることができた。われわれが開発した植物材料の性能並びに自動車部品への適用例を紹介する。

○衝撃を抜本向上した炭素繊維強化射出材料/東レ㈱/三辻祐樹・吉弘一貴・平田 慎・土谷敦岐
ポリプロピレン樹脂を炭素繊維で強化した射出材料は、軽量かつ高剛性でありさまざまな用途に適用できる。今回従来課題の耐衝撃性の低さに対し、炭素繊維と合成繊維を併用し、抜本的に耐衝撃性を向上したハイブリッド長繊維ペレットを開発しており、紹介する。

○離型課題解決のための表面処理技術/ユケン工業㈱/青松明宏
各種樹脂成形金型には、「不良率の低減」や「成形サイクルタイムの短縮」等の課題がある。これらの離型性に起因する問題を解決するための商品として、当社は「Yコート タイプBLプラス」を提供している。本稿では、この商品の特徴を効果事例を交えて紹介する。

○イノベーションに対応する大阪のプラスチック射出成形業/大阪産業経済リサーチセンター/松下 隆
大阪の産業において、プラスチック製品製造業の地位が高いことは案外知られていない。本稿では、射出成形業の状況について、「時代変化に適応したイノベーションを迫られる大阪のプラスチック射出成形業」の調査結果を紹介する。

■連載
○大自然を科楽する 第24回/青野哲士
○これ、プラスチックで作りました 第20回/高知工科大学/ドゥイヤンタリ・ウィディヤンニンルン・大濱 武・飯田大介
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第2回/知財経営研究社 松平竹央
○世界のバイオプラスチックは今 第4回/ITIコンサルト事務所/猪股 勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第3回/PIXEL.A/山本義政

◆「INTERMOLD2018」 出展製品紹介
1,628円
■特集:高機能フィルム・シートと製造技術
本特集では、最新のプラスチックフィルム・シートと製造技術・材料について解説して頂きました。多様な材料と加工技術により機能を付加し、各分野で活躍するプラスチックシート・フィルムのトレンドに触れて頂ければ幸いです。(編集部)

○バイオミメティクスを利用した光沢フィルム/日本ゼオン㈱/矢賀部 裕
本稿では生物内で生成されながら鉱物と同じように、ピカピカ光るようになる真珠を参考に、新しいフィルムの構造を探求してみる。フィルムの形状を工夫することによって、優れた光沢感のあるフィルムを製造できる。

○軟質多層シートの特徴と適用事例/グンゼ㈱/林 英生
当社は長年培った製膜技術を蓄積し、新たに脱パッケージ事業に進出した。現在は、半導体市場で高性能/高品位の「軟質多層シートの開発に努めている。本稿では事業概要、特長や仕様、材料、適用例と効果について紹介する。

○超臨界流体を用いた発泡ポリエチレンフィルム/日生化学㈱/河野 博
当社の持つ発泡フィルム成形技術と超臨界流体を組み合わせることに成功した。本稿では、超臨界流体を用い、空冷インフレーション法によって発泡ポリエチレンフィルムを製造する方法と、その特徴、および適用事例を紹介する。

○バイオ由来ガスバリア材のサステイナブル包装への適用事例/㈱クラレ/片倉剛志
グローバル企業を中心に、包装材のバイオマス原料への切替えが進んでいるが、内容物の保存性向上に不可欠なガスバリア材としてバイオマス由来「 PLANTIC TM」の特徴と適用事例、今後の展開可能性について紹介する。

○接着性樹脂の特徴とラインナップ/三菱ケミカル㈱/門脇裕司
ポリオレフィンベースの接着性樹脂「モディック TM-adhesive」およびポリエステル系エラストマーベースの接着性樹脂「モディック TM-TPC」、さらに PVC/PP接着用の新規開発グレード「V 6044W」の構造や特徴、接着機構をデータを踏まえて紹介する。

○高分子安定化色素ドープ液晶を用いた防眩フィルムの作製/東京工業大学/臼井鴻司・赤松範久・宍戸 厚
色素をドープした液晶は閾値を超える強度の直線偏光照射により分子配向変化を起こす。そのため、光強度を認識して応答する防眩デバイスへの応用が期待されている。本稿では、光分子配向の高感度化に向けた最近の進展と、具体的な作製、評価法について述べる。

○Aclarの医薬品市場での利用例とその他の市場への応用例/ハネウェルジャパン㈱/岩津宇洸・夏 天
本稿はハネウェルが開発した高防湿 PCTFEフィルム Aclarが医薬品用包装フィルムとしてどのように使用されているかを紹介し、更なる用途への広がりとして、電子たばこの包装フィルムや、電子材料の封止用途としての展開例を紹介する。

○ポリイミド/マグネシアハイブリッドフィルムの特徴と適用事例/日本大学/原秀太・伊掛浩輝・清水 繁
本研究では、ゾルゲル法を用いてポリイミドとマグネシアのハイブリットフィルムを作製した。このハイブリットフィルムは、近赤外線領域において透明性を損なうことなく、高い透過率を示すとともに、 PIと比較して高い熱伝導率を示した。

○キャストフィルム製造システムの特徴と適用事例/住友重機械モダン㈱/小林和義
近年、食品包装材料をはじめとするプラスチックフィルムは多層化技術により、高機能化が進んでいる。キャストフィルム製造システムの最新構成装置と、そのシステムを採用した食品包装用途の7層バリアフィルムを一度に製造する装置を紹介する。

○フィルムのサンドブラスト加工の特徴と適用効果/㈱きもと/石井直章
サンドブラスト加工はフイルム表面に細かい砂をぶつけて凹凸を付ける加工方法で、有機溶剤を使用しない環境にやさしい加工技術である。この加工方法、加工プロセス、管理方法などの説明および、サンドマットフィルムの特徴や使用用途を図解を通して紹介する。

○静電気拡散性、高透湿性フィルム用樹脂の特徴と適用事例/三井・デュポンポリケミカル㈱/遠藤 結
本稿では、内容物汚染の心配がなく、半永久的に性能が発現する高分子型帯電防止剤「エンティラ( Entira)*ASシリーズ」を添加したフィルムの帯電防止性能および、高周波ウェルダー性、透湿性等、特徴的な性能と活用例について紹介する。

○赤外線プロセスによるフィルム・シートの加工/へレウス㈱/近江善夫
赤外線プロセスはフィルム・シート加工において重要な役割を担い始めているが、赤外線ヒーターの特長を活かしきれていない場合が多い。本稿ではいくつかの例を示しながら、赤外線プロセスの特長を活かす方法を考える。

■連載
〇大自然を科楽する 第23回/青野哲士
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第57回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○これ、プラスチックで作りました 第19回/テクノグローバル㈱/髙田弘之
○助っ人 工業デザイナーの独り言 第43回/鈴木英夫
○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第1回/知財経営研究社/松平竹央
○コマ大戦の行司が見て歩く モノづくりの今とこれから 第11回/㈱モールドテック/落合孝明
○世界のバイオプラスチックは今 第3回/ITIコンサルト事務所/猪股勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン最前線 質感デザイン最前線 第2回PIXEL.A/山本義政

◆プラ工連便り◆ISO/IEC/JIS/Plastics事務局便り/◆工業統計/◆学協会ファイル/◆イベント◆業界短信

1,628円
■特集:プラスチック成形の最新動向~押出・ブロー・発泡・プレス
本特集では、押出、ブロー、プレス、発泡、圧空・真空、および積層など、プラスチック成形のトレンドを紹介して頂きました。プラスチック製品に、射出成形とは異なった付加価値を与えるテクノロジーに触れて頂ければ幸甚です。

○押出金型の最新技術/㈱フジグローバルワーク/横田新一郎
当社は、Tダイを中心とした押出金型を主体に、ネックや押出機やロール成形機まわりの製作改造を行う押出エンジニアリングの会社である。本稿では、Tダイのソフト面でのサービスを中心に紹介する。

○自動車用ダクト向け三次元サクションブローの成形/伊藤忠システック㈱/青木遥平・松田哲弥
三次元サクションブロー成形により、従来の成形方法では困難であった複雑な形状かつ長尺のダクト・チューブの成形が短いサイクルで成形できるようになった。一つの機械で大口径のダクトから小口径の冷却配管など幅広い成形が可能である。

○単層押出機でバリア容器を製造できるマスターバッチ~ガスソシー/㈱JSP/内藤直記
ガスソシーは単層押出機でバリア容器を作るために開発された材料である。ガスソシーを添加することで、多層ブロー成形機を設備することなく、容器のバリア性能を向上させることができる。本稿はガスソシーの概要と使用イメージから始まり、ガスソシーの材料構成へと進んでいく。最後はシーラーやハイペリアなど、他材料との比較結果を紹介する。

○熱可塑性・熱硬化性コンポジットの短時間成形法の特徴と適用事例~GMS/㈱郷製作所/郷 純一

本稿では、炭素繊維複合材料の加工技術向上の一例として開発した独自の成形方法の概要とシステムについて紹介する。さまざまなCFRTP材に対応するため、3種類の成形方法を使い分け、自社開発の制御装置1台でそれを可能にしている。

○カーボンナノチューブを添加した導電発泡スチロールの開発/山形県工業技術センター/佐竹康史/山形化成工業㈱/吉田 敬光、村形 修宏、栗田 充
発泡スチロールの成形前駆体となる一次発泡粒の表面に水だけで分散させたCNTを配置して成形体を得る方法を開発した。得られた成形体は、内部でCNT同士がつながったパーコレーション状態となっており、導電性と電磁波吸収特性を発現した。

○発泡用ポリプロピレンの特徴と適用事例/日本ポリプロ㈱/飛鳥一雄・梅森昌樹
当社は、独自の触媒・重合技術により長鎖分岐を導入した新規高溶融張力ポリプロピレン「WAYMAXTM」を開発・工業化することに成功した。本稿では、WAYMAXの粘弾性挙動、発泡成形性、および発泡シートの熱成形性について紹介する。

○最新の圧空成形、真空成形の動向と採用事例/㈱荒木製作所/藤原大輔
最新の圧空・真空成形品と「厚物」に特化した独自の成形技術から、他製法との使い分けのポイント、成形プロセス、成形機を自社開発した経緯、圧空・真空成形の採用事例を紹介。当社は圧空・真空成形のメリットを活かした新しい用途を創造する。

○射出成形による切削用肉厚樹脂板材/旭モールディング㈱/福田晴通
当社の特許技術である積層成形法を用いて製造する積層成形ブロックは、試作時点での製品評価精度を大幅に向上させ、川下産業の製品開発時間の短縮・費用削減に貢献する。

○押出発泡ポリスチレン製断熱材の特徴と適用事例/ダウ化工㈱/大槻 勝・木下豊子・西岡伸悟、三原典正・若菜 繁
押出発泡ポリスチレン製断熱材(スタイロフォーム)は、発売開始から50年を経て、環境規制適応のためのさまざまな製品の改良と、その用途開発により進化を続けてきた。最近の建築物に対する省エネルギー政策の強化により、今後もさらなる進化と成長が期待される。
■一般記事
〈展示会レポート〉IPF2017に見る金型、ホットランナーの最新動向/金型アドバイザー/岡村 功

■連載
〇大自然を科楽する 第22回/青野哲士
○これ、プラスチックで作りました 第18回/東洋大学/吉田善一
○助っ人 工業デザイナーの独り言 第42回/鈴木英夫
○徹底取材!プラスチック業界企業の先進取り組み事例 最終回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第9回/㈱LIXIL/井須紀文
○世界のバイオプラスチックは今 第2回/ITIコンサルト事務所/猪股勲
○欧米モーターショー&プロダクトデザイン展示会 質感デザイン最前線 第1回/PIXEL.A/山本義政

1,833円
■巻頭挨拶
○国内プラスチック産業の発展に向けた取り組みを積極推進…/日本プラスチック工業連盟/石塚博昭

■特集:2018年プラスチック産業の展望
国内プラスチック産業は一時の低迷期を脱し製品の輸出量と国内消費量も上向き、安定的な回復を見せています。一方、プラスチックごみへの注目も年々高まっています。本特集では、2017年のプラスチック業界の動きおよび本年の業界展望ならびに主要樹脂の概況について述べて頂きました。

○2018年のプラスチック産業の展望/日本プラスチック工業連盟/岸村小太郎
国内におけるプラスチック原材料の生産は、1,000~1,100万トンとピーク時の7割前後で推移していたが、ようやく安定回復の様相を見せている。本稿では2017年のわが国のプラスチック産業の動向、日本に大きな影響を与えている中国の生産、輸出入の状況、2018年の課題と展望について述べる。

○ポリエチレン/KMテクノリサーチ研究所/松浦一雄
ポリエチレンは適度なタフネスと柔軟性、易加工性などの特長を持ち、衛生面でもクリーンな基幹汎用樹脂である。グローバルに進行しつつある資源多様化の動きに大きく左右されるわが国の業界・市場の現状と今後の課題について、触媒技術を中心に成形加工技術、用途展開、環境・安全対応などの観点から述べる。

○ポリスチレン/DIC㈱/藤平 衛
ポリスチレン(PS)は、5大汎用樹脂に挙げられる非晶性ポリマーであり、低比重、低吸水性、透明性、機械特性に優れたコストパフォーマンスの高い材料として、食品包装容器、家電製品、建材等幅広い用途で使用されている。本報では、PSの需要動向、業界動向、技術動向、環境対策と安全性、今後の展望について述べる。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/内田陽一
塩化ビニル樹脂とその製品に関して、最近の国内外の需要動向、主な技術動向(樹脂サッシ、リサイクル)、環境対策・安全問題への対応、および今後期待される用途について述べる。

○ABS樹脂/東レ㈱/長谷隆行
ABS樹脂の世界需要は3%前後の成長率をキープする一方で、国内需要は低迷しており、各社は輸出や海外拠点での生産や、高機能グレード開発を軸に業績を伸ばしている。高機能化の一例として、医療用透明、持続型帯電防止、環境対応型の各グレードを紹介する。

○ポリカーボネート/住化ポリカーボネート㈱/岡田耕治
ポリカーボネートは5大汎用エンプラで唯一透明性を有し、耐熱性、耐衝撃性および難燃性にも優れていることから、さまざまな分野に摘要されている。本稿では、市場動向や採用事例に加え、技術動向に関連した当社の開発事例を紹介する。

○ポリアミド/宇部興産㈱/岩田善郎
ポリアミド樹脂は機械的特性、耐熱性、耐薬品性などに優れ世界的に需要増が見込まれている。本稿では、ポリアミド樹脂の需給動向、自動車/電気電子/押出用途を中心とした技術開発動向、環境安全対応に関する最新動向および今後の展望を紹介する。

○ポリフェニレンサルファイド/東レ㈱/三宅直木
PPS樹脂はその耐熱性、耐薬品性などの特性から第6番目のエンプラとして年率5~7%で需要が拡大している。自動車用途ではEVやPHVのPCU関連、エンジン冷却周辺部品などにまた一般機器用途ではパワーモジュール、モータインシュレータ、パソコン関連に多く採用が広がっている。本稿では、その需要の推移と最新用途展開について紹介する。

○ポリエーテルエーテルケトン/ダイセル・エボニック㈱/齋藤洋一郎
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)の需要・検討意欲は非常に旺盛であり、右肩上がりの市場規模拡大が見込まれる。本稿では、市場開拓を通して得たPEEKの市場動向と、それに対する当社の技術的アプローチの一例を紹介する。

○シクロオレフィンコポリマー/日本ゼオン㈱/渡辺 昇
本稿では、シクロオレフィンポリマーの概要、合成方法と特徴を述べた後、最近のトピックスとなる高耐熱性シクロオレフィンポリマーの開発と医療品容器としての優位性について述べる。

○シンジオタクチックポリスチレン/出光興産㈱/佐藤信行
「ザレックTM」は出光が1985年に発見したシンジオタクチックポリスチレン(SPS)を1997年に工業化したエンジニアプラスチックである。市場投入から20年が経過し、自動車分野を中心に用途展開してきている。本稿では「ザレック」の特長とその用途展開状況について紹介する。

○メタクリル樹脂/三菱ケミカル㈱/丸谷隆雄
2016年度のMMAモノマーの出荷量は、国内出荷がほぼ横ばい、輸出量は前年比10%以上減であった。一方PMMA消費は、内需が横ばい、輸出が10%の伸びを示した。近年の用途の多様化と要求品質の高度化に対する市場・技術動向と、今後の見通しについて解説する。

○フェノール樹脂/住友ベークライト㈱/大西 治
フェノール樹脂は長い実績に裏付けされた信頼性の高い熱硬化性プラスチックとして、工業用、成形材料、積層板のさまざまな分野に使用されている。本稿では、工業用フェノール樹脂および成形材料を中心に代表的な用途の動向について紹介する。

○エポキシ樹脂/㈱ADEKA/石川佳寛
最近のエポキシ業界動向では、電気・電子分野では高機能向けの開発が進んでおり、各社の開発動向を取り上げた。また近い将来、需要の高い車載用構造接着剤の話題を取り上げた。環境対策に関しては、汎用エポキシの原料ビスフェノールAの海外法規動向について紹介する。

○シリコーン/東レ・ダウコーニング㈱/小川広視
シリコーン樹脂は1940年代に工業化された後、さまざまな製品が開発され、多様な用途に応用されている。本稿では、シリコーン樹脂の概要、特徴、市場・技術動向などを紹介する。

○熱可塑性ポリウレタンエラストマー/ディーアイシーコベストロポリマー㈱/林 伸治
熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)は、柔軟性と強靭性をあわせ持つことから、機械部品を中心に幅広い用途に使用されている。TPUの高機能化や環境対応型製品の開発が進められており、今後は環境に優しい素材として、その需要を拡大していくことが期待されている。

○熱可塑性エラストマー/TPEテクノロジー㈱/西 一朗
熱可塑性エラストマー(TPE:Thermo Plastic Elastomers)とは,加熱すると溶融して成形加工が可能な柔らかい樹脂のことであるが,最近ウレタン系、シリコーン系,アクリル系等で架橋しても柔らかいエラストマーが多く登場しているためエラストマー全般の動向を紹介する。

○コンポジット/昭和電工㈱/大谷和男
コンポジット業界は、ここ数年「炭素繊維」「熱可塑性樹脂」「自動車用途」というキーワードを中心に進んでいる。自動車用途ではマルチマテリアル化の方向で、ヨーロッパでは材料の接着技術が進んでいることが注目される。

○炭素繊維/三菱ケミカルホールディングスグループ/堤 理
PAN系ならびにピッチ系炭素繊維の製造技術概要、生産能力ならびにその用途展開について述べる。特に用途展開については、航空機用途、スポーツ・レジャ用途、産業用途、が挙げられるが、特に産業用途を中心に近況を紹介する。

■連載
〇大自然を科楽する 第21回/青野哲士
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第56回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○これ、プラスチックで作りました 第17回/㈱石黒製作所/稲生修治
○助っ人 工業デザイナーの独り言 第41回/鈴木英夫
○徹底取材!プラスチック業界企業の先進取り組み事例 第10回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第8回/国立科学博物館/松浦啓一
○世界のバイオプラスチックは今第1回/ITIコンサルト事務所/猪股勲
1,628円
■特集:プラスチック金型徹底ガイド
プラスチック成形技術の要の一つである金型。本特集では、プラスチック金型の最新技術および他関連部品・システムの最新動向についてご紹介頂きました。

■特集:プラスチック金型徹底ガイド
○高付加価値製品創出・生産性向上を実現する金型技術/大塚技術士事務所/大塚正彦
キャビティ、コアの構造・材質検討(弾性体の使用)、高精細磨き加工で製作した金型、また、拡散接合で形成した3次元冷却回路内蔵金型により、①導電パターン付ガラスのインサート成形、②金型温度均一化による冷却時間の大幅短縮を実現した。

○学生金型グランプリへの挑戦/大分県立工科短期大学校/川崎信人
今春、東京にて日本金型工業会主催による「第9回 学生金型グランプリ」が開催された。このイベントは、金型を学ぶ学生達が製作した金型、成形サンプルを展示・発表するものである。当校は、オールアルミ金型を出展し、最優秀賞である金賞に輝いた。出展した金型の特徴・製作について紹介する。

○遠赤外線ヒータを用いた加熱・冷却成形金型の繊維強化樹脂への適用/日本工業大学/村田泰彦
ガラス繊維や炭素繊維で強化されたプラスチック射出成形品では、ウェルドラインや成形品表面への繊維の露出などの外観不良の発生が問題となっている。本稿では、遠赤外線ヒータによる加熱・冷却成形法を用いた、各種繊維強化樹脂成形品外観の改善事例について紹介する。

○ダウンサイジング金型の開発/福井精機工業㈱/山本 進・湯通堂大典
ダウンサイジングとは何か?成形品の原価を、金型で1/2にできたのはなぜか?自動車メーカーの希望に金型メーカーが手を上げた理由、その背景、着想から技術課題の克服までを事例で紹介し、これからの金型や金型メーカーが目指す姿を明らかにする。

○ヒート&クール成形システムでの高品位成形を可能にする3Dウェルドレス金型/㈱富士精工/深町 勝
プラスチック金型の3次元表面を平均的な温度分布、かつ急速な加熱と冷却を実現する金型を製作することは、大変困難である。本稿では、そのような3次元形状に対応するヒート&クール成形専用金型「3Dウェルドレス金型」を紹介する。

○金型づくりを意識した製品設計とオープンイノベーション/イイダモールド㈱/飯田秀夫
㈱イイダモールド(茨城県筑西市)は1995年7月に金型設計を請け負う設計事務所として設立し、2017年7月に創設22年を迎えたモノづくりマスターマインド企業である。設計事務所として会社を構え、組織的分担製造体制、海外進出、現地人のみでの工場設立、自社ブランド展開と繁栄してきたノウハウを当社が対応した案件を例に紹介する。

○内部配置水管の表面加工による3Dプリンタ製金型の高精度化/金沢大学/古本達明
金属粉末を積層造形して得られる金型の高機能化を目指し、金型内部に配置した冷却用水管の内面に対して、遊離砥粒を用いて仕上げ加工する手法を提案するとともに、同手法を用いて行った加工事例を紹介する。

○成形性を向上する射出成形金型のガス排出方法/九州工業大学/是澤宏之・楢原弘之
筆者は射出工程中における金型内部から外部へのガス排出に関して産業用3Dプリンタ等を用いた方法を提案してきた。本稿では金型内からガスを排出する孔について,製作時の閉塞状態の回復と成形時の閉塞の一因であるモールドデポジットの発生の抑制および排気性向上を目的としたガス排出[5]に関する研究成果を報告する。

○プラスチック金型用鋼材の最適な選定法/大同特殊鋼㈱/井坂 剛
高機能化と低コスト化を兼ね備えた金型用鋼材が要求されているが、これらをすべて満足できるような優れた鋼材はなく、ニーズに合わせて鋼材を選定することでトータルメリットを得ることが必要である。本稿では、プラスチック金型用鋼材の最適な選定を、要求される特性との鋼材の特徴とを合わせて提案する。

○耐久性に優れた非粘着性コーティングによる金型の長寿命化/静岡県工業技術研究所/高木 誠・田中翔悟・真野 毅/ビヨンズ㈱/遠藤浩久/オーエフテクノ㈱/田中隆義
フッ素樹脂を利用しない非粘着性コーティングを開発した。フッ素系シランカップリング剤と窒化物系薄膜の組み合わせにより、薄く、耐摩耗性に優れ、剥離しないことが特徴である。樹脂成形以外の分野への応用も進み、さまざまな形での利用が期待されている。

○金型への応用が始まったレーザマイクロテクスチュア.雛形性向上/㈱リプス・ワークス/ 井ノ原忠彦
超短パルスレーザにより微細形状を種々の被加工材あるいは金型に形成すると、熱的損傷を与えず、除去加工用工具を用いないため、数十μmレベルの微細なパターンをバリ、だれなしで表面に付与できる。本稿では、その詳細を紹介する。

○金型開き量測定による成形の効率化/村田機械㈱/木野義浩
当社では、成形金型の内部に埋め込みが可能な耐熱・小型位置センサ「MEL1002」を開発・販売している。今後、成形業および金型メーカーのIoT活用による「スマートファクトリー」が進む中で、「見える化」の可能性を、事例も含めて紹介する。

○評価段階から量産性能を予測する次世代試作成形サービスの特徴と事例/㈱OPMラボラトリー/森本一穂
試作評価段階から量産性能を予測できる次世代型の試作成形事業OPM Speed Labのコンセプト及び概要を、多くの実績及び事例を活用し紹介する。

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第55回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○続 プラスチック技術者のための特許講座 第10回(最終回)/ポリマー技術コンサルタント/鷲尾裕之
○助っ人工業デザイナーの独り言 第40回/鈴木英夫
○徹底取材!プラスチック業界企業の先進取り組み事例 第9回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第7回/三菱ケミカル㈱/魚津吉弘
○大自然を科楽する 第20回/青野哲士
○コマ大戦の行司が見て歩く モノづくりの今とこれから 第10回/㈱モールドテック 落合孝明
1,628円
■特集:プラスチック業界の現在とこれから
IPF(国際プラスチックフェア)2017の開催に併せ、プラスチック業界の各分野のトレンドを専門家にご紹介頂きました。プラスチック業界の現在とこれからを感じ取っていただければ幸いです。

○プラスチック成形技術の現在とこれから/本間技術士事務所/本間精一
射出成形は最も汎用的に応用されている成形法である。ここでは、射出成形を中心に現状の課題と、これに対応する技術開発の進展および非射出成形を含めた成形システムの開発について解説する。

○プラスチック材料の現在とこれから/高野技術士事務所/高野菊雄
戦後の経済発展に寄与しながら、さまざまな不況を経験しグローバル化して現在に至った約55年間の樹脂生産量の推移を、その間の産業界の歴史とともに振り返った。そして高性能化・高機能化・高付加価値化したグレードによって用途開発が進展してきた主要樹脂の技術革新の動向を展望した。

○複合材料の現在とこれから/金沢工業大学/影山裕史
適材適所の考え方からマルチマテリアルが注目されている。複合材料も材料サイズでのマルチマテリアルと位置付けられ、CFRPをはじめに研究、開発が盛んに行われている。ここでは、特に将来の自動車を取り巻く環境を整理することによって複合材料の今後の在り方について議論してみたい。

○自動運転と材料技術開発戦略/AeroEdge㈱/水田和裕
自動運転技術の確立には、ソフトウェアやインフラに加え、制御対象であるハードウェアや構成材料の信頼性確立も欠かせない。材料の開発戦略は従来のそれとは異なり、自動運転により変化する社会をも想像し図られるべきである。本稿ではその考え方を論じる。

○海洋プラスチック汚染/九州大学/磯辺篤彦
海洋に流出する廃プラスチックは、漂流・漂着を繰り返すうち、マイクロプラスチックと言われる微細片へと破砕される。マイクロプラスチックは世界の海に浮遊し、海洋生態系へも侵入している。この海洋プラスチック汚染に関する今後の見通しについて述べる。

○プラスチックリサイクルの現状と展望/東北大学/齋藤優子・熊谷将吾・亀田知人・吉岡敏明
プラスチックは身近な製品からさまざまな産業分野まで幅広く用いられており、世界における生産量も増加している。資源循環型社会を形成し、持続可能社会の実現へ向かうためには、プラスチックリサイクルのあり方を社会全体で改めて検討していく必要がある。本稿では、日本におけるプラスチックリサイクルの現状を概観し、課題を整理したうえで、主に化学資源化の観点から課題の解決に寄与する要素技術として、脱ハロゲン技術や重金属除去技術を挙げ、プラスチックリサイクルの今後の方向性について考察する。

○プラスチック関連規格の現在とこれから/日本プラスチック工業連盟/斉藤 良
日本プラスチック工業連盟は、ISOのTC61(プラスチック)及びTC138(プラスチック管・継手)の国内審議団体である。TC61(プラスチック)のISO規格を中心に、主要な規格及び今後の規格内容の動向について説明する。

■一般記事
○〈解説〉金型の息継ぎ量を活用したプロセスの最適化/㈱コーレンス 松岡宏和
○〈展示会レポート〉ChinaPlas2017(中国プラスチック展2017)(下)/ポリマー技術・ビジネス開発研究所/岩野昌夫

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第54回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○続 プラスチック技術者のための特許講座 第9回/ポリマー技術コンサルタント/鷲尾裕之
○これ、プラスチックで作りました 第16回/東京大学/鳴海紘也・川原圭博
○助っ人工業デザイナーの独り言 第39回/鈴木英夫
○徹底取材!プラスチック業界企業の先進取り組み事例 第8回/知財経営研究社/松平竹央
○大自然を科楽する 第19回/青野哲士
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第6回 /㈱日立製作所/宮内昭浩

■特設記事:IPF Japan(国際プラスチックフェア) 2017プレビュー
○IPF Japan2017出展者リスト
○IPF Japan2017出展製品紹介
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