◆シナリオ特集
NHK 連続テレビ小説
岡田惠和『ひよっこ』第5週・第14週
東京オリンピックを目前に控えた昭和39年。茨城の山間の村から集団就職で上京した“金の卵”みね子が、厳しい現実にくじけそうになりながらも自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記。岡田氏自選の2週・12回分脚本を掲載。
岡田氏のコメント“作者ノート”も掲載。
出演:有村架純 沢村一樹 木村佳乃 峯田和伸 和久井映見 菅野美穂 佐々木蔵之介 三宅裕司 白石加代子 古谷一行 宮本信子ほか
◆シナリオ評
仲村みなみ『ひよっこ――深い人物造形から生まれる描写、セリフ、意表を突く仕掛け』
今号で掲載している『ひよっこ』脚本から、脚本家志望者が手本にすべき点などを主に技術面から挙げ、分かりやすく解説。
◆シナリオ
制作:CBCテレビ スペシャルドラマ TBSテレビ系 10月7日(土曜日)ひる2時~放送
土橋章宏『父、ノブナガ』
万年平社員の小田一夫は、長良川鵜飼の接待の席で誤って川に転落し、戦国大名・織田信長に憑依されてしまった。家庭ではいつも気弱な一夫が、「無礼者!」と一喝するなど、様子が一変。一方、一夫の働く地場の建設会社では、大きなプロジェクトが進んでいて……。織田信長が優柔不断なダメ社員に憑依して、大騒動を繰り広げる娯楽作。脚本家・土橋章宏氏のコメント“作者ノート”も掲載。
出演:田辺誠一 竹中直人 森口瑤子 染野有来 草村礼子ほか
◆誌上講座
藤森いずみ『脚本は「誰に向けて書く」かが肝心』
テレビドラマを制作・放送するにあたっては視聴者の年代、性別などメインターゲットを想定しており、核となる脚本もそれに沿って創られている。しかし脚本公募に寄せられる応募作の中には、どこに向けて書いているのか判然としない作品も見受けられるという。
脚本を創る上で最も重要といえる「視聴者を意識する」ことについて、前号に続き、脚本家で、講師として後進の育成にも力を注いでいる藤森いずみ氏が誌上講義。
◆話題のアンテナ
Abema TV主催「NEXT CREATOR’S COMPETITION」主催者に訊く
7月27日から9月15日にかけて、新しい脚本公募『NEXT CREATOR’S COMPETITION』の募集が行われた。脚本ではなく企画書・プロットなどの提出を求めるなど、ユニークな試みが注目を集めた本公募の担当・「AbemaTV」編成制作局制作部ゼネラルマネージャー・谷口達彦氏に、賞創設の狙いや新しい人材への期待など伺う。
◆連載
北阪昌人の enjoy! radio drama(18)
ラジオドラマ脚本の第一人者としての日々の雑感など綴るパートと、ラジオドラマ脚本の誌上講座の2部構成で、ラジオドラマを創る楽しさを紹介していく。
寺田憲史『創作願い クリエイティブの鉱脈を探す旅』(10)
アニメシナリオを起点に様々なジャンルの作品を手掛けてきた寺田氏が、自身の経験などを基に、激動の現代を生き抜くヒントを伝授。今回は「自分のソフトパワーを知る」。
セリフとト書き(134)
浜田秀哉 『こころを探る」
連続ドラマ『ラストホープ』『絶対零度シリーズ』『パーフェクトリポート』などを手掛ける氏が、脚本家を目指した経緯から、脚本を執筆する上で気を付けていること、セリフとト書きを創る上での想いなどを綴る。
放作協通信(60)
一般社団法人日本放送作家協会(放作協)の最新情報を伝える広報ページ。
今春からスタートした放作協主催・通信教育講座『ネット寺小屋』について、理事長のさらだたまこ氏に伺う。
◆シナリオ公募情報
(中間審査発表)
第29回 フジテレビヤングシナリオ大賞 三次審査通過作品発表
(募集要項)
WOWOW新人シナリオ大賞
蛍のころの『水の山』映像祭・シナリオコンクール
中四国ラジオドラマ脚本コンクール
2017シナリオ・センター大阪校5枚シナリオコンクール
NHK名古屋放送局創作ラジオドラマ脚本募集
新人シナリオコンクール 特別賞 大伴昌司賞
橋田賞新人脚本賞
テレビ朝日新人シナリオ大賞
◆ライター掲示板
伊藤公志 大北はるか 園田英樹 宮村優子 村井さだゆき 山本雄史
◆トピックスコーナー
ドラマ甲子園受賞者発表/協同組合日本シナリオ作家協会・一般社団法人シナリオ作家協会新人事/本誌美術協力『伊藤くんA to E』放送
◆オーディオドラマコーナー
ドラマの内容
- 出版社:映人社
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月18日
- サイズ:A5
脚本家や映像クリエーターをめざす人たちは必読。脚本公募情報が充実
1979年7月の創刊以来、脚本家志望者のための創作講座や作家インタビュー、テレビ
ドラマの話題作や芸術祭などの受賞作の脚本を掲載しています。またテレビ各局主催の脚
本コンクールの公式発表誌となっています。フジテレビヤングシナリオ大賞、テレビ朝日
21世紀新人シナリオ大賞、日本テレビシナリオ登龍門(05年で終了)、創作テレビドラマ
大賞(放送作家協会・NHK)、BS-i新人脚本賞など。これらのコンクールの受賞者
の殆どが本誌の読者です。21世紀に入り、インターネットの普及と地上波デジタルによる
多チャンネル化で、映像ドラマの需要が増大しています。映像ドラマの基は脚本です。本
誌の役割はますます重要になっています。
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