◆テレビドラマ脚本
TBS系 金曜よる10時放送 金曜ドラマ
安達奈緒子『100万回 言えばよかった』第1話・第2話
美容師の悠依は、中学生の多感な時期に家庭の事情で里親の元へ預けられ、そこで直木と出会う。その後、直木とは別々の道を歩み音信不通だったが、直木が営む料理店で偶然再会。昔と変わらない空気感の直木に自然と惹かれた悠依は、彼となら幸せになれるという確信を持つが、直木は突然姿を消してしまう……。数奇な運命に翻弄されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を描く、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。
出演:井上真央 佐藤 健 シム・ウンギョン 板倉俊之(インパルス) 春風亭昇太 荒川良々 松山ケンイチほか
◆特別企画
脚本家の出発点――第7弾
本誌は1979年の創刊から、時代を反映する鏡・テレビドラマの根幹を担う“脚本”、そして脚本家を追い続けているが、中でも80年代半ば以降創設された、テレビ局主催の脚本コンクールをきっかけに数多くの新人がデビューし、人気作家へと上りつめる姿を注目してきた。
今号では、第3回フジテレビヤングシナリオ大賞で、惜しくも入賞は逃したものの、脚本家デビューの足がかりとなった、水橋文美江氏の作品を掲載する。
《掲載作品》
水橋文美江『ノーメイクの悲劇?!』
第3回フジテレビヤングシナリオ大賞 最終審査対象作品(1989年)
◆コンクール
令和四年度橋田賞新人脚本賞 選考結果発表
放送文化に関する創作活動を奨励し、新人育成を目的とした脚本公募。
今回は、応募総数597編から審査の結果、佳作1篇が選出された。
佳作受賞作・長島清美氏の『ビリーヴ』、選考経過、選評、長島氏の“受賞の言葉”を掲載。
◆連載
森下佳子 エッセイ・……で?(11)
脚本家4氏による月替わりのエッセイ。今号は『大奥』『ファーストペンギン!』『天国と地獄~サイコな2人~』『白夜行』『JIN~仁~』『おんな城主 直虎』『ごちそうさん』などの脚本家・森下佳子氏。今回は、「極々私的、ブラッシュアップライフ!」。
北阪昌人のRADIO DAYS(47)
ラジオドラマ脚本の第一人者としての日々の雑感など綴るパートと、誌上ラジオドラマ脚本講座「ラジオドラマQ&A」の2部構成で、ラジオドラマを創る楽しさを紹介していく。
こうたきてつや(日大名誉教授)/平成ドラマ史への覚書〈一九八五~二〇一四年〉(47)
「平成」の時代にどんな作家が、どんなドラマを描いてきたのか? 平成ドラマの軌跡を辿る。
今回は「テレビドラマの新たな息吹(1)《二〇一〇~一四》」。
脚本を残し放送文化を伝えていこう!(10)
「日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム」(略称「脚本アーカイブズ」)の取り組みを毎号紹介していく連載。今回は、「伝説のバラエティ番組を手掛けた作家たち」と題し、『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』『8時だョ!全員集合』など伝説のバラエティ番組を支えた作家の創作エピソードを紹介する。
◆脚本公募情報
(中間選考結果)
第51回 創作ラジオドラマ大賞 一次選考通過作品発表
(募集要項)
テレビ朝日新人シナリオ大賞
フジテレビヤングシナリオ大賞
◆ライター掲示板
石原理恵子/下 亜友美/関 えり香/敦賀 零/蛭田直美
◆情報
トピックスコーナー
脚本アーカイブズシンポジウム2023『脚本は誰のもの?』――文化を伝える放送脚本・台本を未来へつなぐために――/オリジナルアニメの企画作成講座/訃報
オーディオドラマコーナー
ドラマの内容
- 出版社:映人社
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月18日
- サイズ:A5
脚本家や映像クリエーターをめざす人たちは必読。脚本公募情報が充実
1979年7月の創刊以来、脚本家志望者のための創作講座や作家インタビュー、テレビ
ドラマの話題作や芸術祭などの受賞作の脚本を掲載しています。またテレビ各局主催の脚
本コンクールの公式発表誌となっています。フジテレビヤングシナリオ大賞、テレビ朝日
21世紀新人シナリオ大賞、日本テレビシナリオ登龍門(05年で終了)、創作テレビドラマ
大賞(放送作家協会・NHK)、BS-i新人脚本賞など。これらのコンクールの受賞者
の殆どが本誌の読者です。21世紀に入り、インターネットの普及と地上波デジタルによる
多チャンネル化で、映像ドラマの需要が増大しています。映像ドラマの基は脚本です。本
誌の役割はますます重要になっています。
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