2018年8月26日に91歳で他界したアメリカを代表する劇作家、ニール・サイモン。深い人間洞察に基づいた人物造形や、観客を爆笑の渦に巻き込む鋭い台詞の応酬――サイモンの作品世界の奥深い魅力を、演劇人の寄稿やインタビューから伝える特集です。戯曲は、デヴィッド・ヘア『スカイライト』、イプセンの新訳『民衆の敵』。
特集=ニール・サイモン
カーテンコールの「笑い」に込めた想い 『ロスト・イン・ヨンカーズ』でミセス・カーニッツ役を演じて 草笛光子 聞き手=濱田元子
ニール・サイモンからの手紙 酒井洋子
わたしとニール・サイモン(と、ちょっとだけ自慢) マキノノゾミ
心からの感謝をこめて…… 明石 誠
最も映画化された劇作家 山内ケンジ
ニール・サイモン作品のユダヤ性について 日比野啓
ニール・サイモン主要作品解説
ニール・サイモン年譜
■劇評
『チルドレン』
未来へ、真摯な警告 ―待ち望んでいた舞台― 永井多恵子
『蜜柑とユウウツ~茨城のり子異聞~』
茨木のり子の詩と死がもたらすもの 中江有里
●戯曲評
朗読と上演 古川日出男『ローマ帝国の三島由紀夫』を読む 佐々木 敦
■エッセイ
アメリカ横断エッセイ 第三弾 桑原裕子
岡田・杉本越境の足跡をたどる 袴田京二
わたしの衣・食・遊・住 池谷のぶえ
OFF - OFF悲劇喜劇 仲代達矢
●連載
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔 中根公夫
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩
■戯曲
『民衆の敵』作=ヘンリック・イプセン 翻訳=広田敦郎
『スカイライト』作=デイヴィッド・ヘア 翻訳=浦辺千鶴
演劇時評
小山内伸・堀切克洋(第二回)
チルドレン
贋作 桜の森の満開の下
出口なし
―注文の多い料理昇降機―「ああ、それなのに、それなのに」
誤解
華氏451度
白い花を隠す
ドキュメンタリー
かのような私─或いは斎藤平の一生─
ゲゲゲの先生へ
サメと泳ぐ
オフィスコットーネセレクション
母と暮せば
わたし、と戦争
まさに世界の終わり
タウンホール事件
パパは死刑囚
キネマの神様
星の王子さま
THE DARK CITY
金魚鉢のなかの少女
蛇と天秤
残の島
お気に召すまま
14歳の国
時評
新刊案内など演劇ニュース
『悲劇喜劇』は1947年の創刊以来、現代演劇の魅力と息吹きを伝える演劇総合誌です。11月号は特集=老いの領分。前向きに歳を重ねる演劇人の姿から、老いについて考えます。仲代達矢1万字インタビュー、『やすらぎの刻~道』の放送を控える倉本聰と矢野誠一の同級生対談、寄稿は長塚圭史、長島確、石川直樹など。掲載戯曲は、カミュが描く現代の悲劇『誤解』(新訳)と、別役実の新作『ああ、それなのに、それなのに』、ピンターの発掘された遺作『大統領と役人』(スケッチ)。
特集=老いの領分
悲劇喜劇二〇一八年十一月号
「こぼれる」/谷川俊太郎
老いの品格/仲代達矢
老いの領分―同級生交歓―/矢野誠一×倉本 聰
ようやく分かった「演じない芝居」/本山可久子
「瓢箪鯰」の時代がきている/別役 実
祖父の死と祖母の死と、漂う思念と時間/長塚圭史
ベケットと老い(アスリート募集)/長島 確
老人の愚行/松井 周
「はみ出し」が生む演劇の強度/岩井秀人
老いをまなざす/西尾佳織
劇狂老人/菅原直樹
老いと旅/石川直樹
少子高齢化社会にどう向き合うか、三劇団のトップに聞く/高橋 豊
座談会
これからの「新劇」の話をしよう/五戸真理枝×西本由香×稲葉賀恵×生田みゆき
●レポート
シェイクスピアと戦争――「国際シェイクスピア会議」に出席して/結城雅秀
■追悼
津川雅彦の名舞台、忘れちゃいませんか?/木村 隆
私たちの剛さん/眞鍋卓嗣
●連載
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔/中根公夫
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話/長谷部 浩
■エッセイ
わたしの衣・食・遊・住/根本宗子
OFF-OFF悲劇喜劇/山崎 一
アメリカ横断エッセイ/桑原裕子
戯曲『誤解』に寄せて
人が真率であること――『誤解』という「世にも奇妙な物語」について/内田樹
■スケッチ
『大統領と役人』 作=ハロルド・ピンター 訳=喜志哲雄
■戯曲
『誤解』 作=アルベール・カミュ 訳=岩切正一郎
『ああ、それなのに、それなのに』 別役実
■演劇時評 小山内伸・堀切克洋(第1回)
睾丸
BOAT
マクガワン・トリロジー
消えていくなら朝
1961年:夜に昇る太陽
5seconds
Nf3Nf6
ローリング・ソング
ナイツ・テイル
MAKOTO
シリアル・ナンバー
満州戦線
死と乙女
ミュージカル ゴースト
お茶と同情 Tea and Sympathy
九月、東京の路上で
トランスレイターズ
時評
新刊案内など演劇ニュース
9月号は特集=OH! タカラヅカ。創立100周年を過ぎて、歌舞伎とならぶ日本独自のパフォーミング・アーツになりつつある宝塚歌劇の魅力に迫ります。インタビューは演出家の小池修一郎、原田諒、小川甲子(東京宝塚劇場支配人)。寄稿は野坂暘子(野坂昭如夫人)、内藤啓子(阪田寛夫長女)、矢野誠一、鹿島茂。鼎談は中井美穂、萩尾瞳、前田清実(振付家)。戯曲は、幻の「宝塚男子部」を描く中島淳彦『宝塚BOYS』と、演劇シーン外でも反響を呼んでいる永井愛『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』。
特集=OH! タカラヅカ
悲劇喜劇二〇一八年九月号
100周年を過ぎて、“宝塚歌劇"はジャンルになった/小池修一郎
“宝塚らしさ"を考える時期が来ている/原田諒
新しいことに挑戦しつづけて/小川甲子
夫と娘と私の宝塚/野坂暘子
父と妹と私の宝塚/内藤啓子
伝統を守りながらも、今の時代にあった歌と演出を/東儀秀樹
私の宝塚はレビュー/矢野誠一
宝塚のレビューについて/石井啓夫
騙されたと思って、一度、観てみたら?/鹿島茂
歌舞伎と宝塚歌劇/水落潔
唯一無二の世界をつくる言葉/浦辺千鶴
鼎談
ファンタジーに徹する夢の世界/萩尾瞳×中井美穂×前田清実
■追悼
順 みつきさんへ/榛名由梨
村井志摩子/山本健一
盟友浅利慶太を悼む/吉井澄雄
■エッセイ
わたしの衣・食・遊・住/矢内原美邦
OFF-OFF悲劇喜劇/辻原 登
アメリカ横断エッセイ/桑原裕子
●連載
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔/中根公夫
シーン・チェンジズ/長谷部浩の演劇夜話/長谷部 浩
●新刊案内
新刊、演劇文庫のお知らせ
■劇評
「現代口語」を歴史的に相対化する――青年団「日本文学盛衰史」/堀切克洋
■戯曲
『ザ・空気 ver.2――誰も書いてはならぬ』 永井愛
『宝塚BOYS』 中島淳彦 原案=辻則彦
■演劇時評/内田洋一・谷岡健彦(最終回)
ザ・空気 ver.2――誰も書いてはならぬ
ヘンリー五世
バリーターク
ジハード ―Djihad―
日本文学盛衰史
図書館的人生vol.4「襲ってくるもの」
首のないカマキリ
ハングマン
海越えの花たち
繻子の靴
ワレワレのモロモロ
翼の卵
父と暮せば
恋におちたシェイクスピア
タイラバヤシかヒラリンか ベツヤクミノルかフジョウリか~混沌コント集~
ウィルを待ちながら
吸血姫
お蘭、登場
ふたたびの日は何色に咲く
うん、さようなら
ヘンリー四世
時評
新刊案内など演劇ニュース
「悲劇喜劇」7月号は「特集=井上ひさしの狂気と天才」。
●今の演劇界で「ヒューマニスト作家」と受容される傾向がある井上ひさし。
たしかに井上ひさしはヒューマニスティックな戯曲を多く発表しましたが、井上の魅力はそれだけではなく、「ラジカルでアナーキスティックな笑い」「日本の芸能・歴史・文化への深い理解」「作品の根底にある徹底した絶望」など実にさまざまです。
今特集は、井上ひさしを良く知る作家、演出家、俳優、評論家、ジャーナリスト、編集者、家族の寄稿・座談から、井上ひさしの知られざる素顔と一面にせまり、作家の狂気と天才を再発見する企画です。
●掲載戯曲は松原俊太郎『山山』と河合祥一郎『ウィルを待ちながら』。
『山山』は異才・松原俊太郎による現代日本のフォークロア。かつては美しかった山と汚染物質の山の狭間で暮らす家族たちの新たな抵抗を描く、著者三本目の長篇戯曲。地点×KAATが6/6より上演。
『ウィルを待ちながら』はシェイクスピア研究者・河合祥一郎による書き下ろし新作。「ウィル」を待ち続けるふたりの役者が口にするのは、シェイクスピア全40作品を網羅する名台詞の数々。シェイクスピア演劇にベケット風に迫る。こまばアゴラ劇場にて7/4より上演。
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特集=井上ひさしの狂気と天才
悲劇喜劇二〇一八年七月号
藝術家の狂気と天才/矢野誠一
芸能と文学の統一という偉業/別役 実
人の残虐さを書き続けた作家/野田秀樹
今も井上ひさしと共に……/井上麻矢
戯曲『日の裏姫物語』の語りとその内容について/松田正隆
戯曲から聞こえる肉声/長田育恵
遅筆中の井上ひさし/井上ユリ
「笑い」の復権――井上ひさし『ムサシ』を読み直す/嶋田直哉
「た・な・が・こ・カ・れ・は・バ・で・い・の・せ・つ……」から40年/水谷八也
『ボローニャ紀行』は井上ひさしの「聖地巡礼記」/高野秀行
はじめての井上ひさし/西尾佳織
他人の窺い知れぬ領域・作家の魂の孤独と不可解な行動/木村 隆
消えたしゃぼん玉――井上ひさしの幻の大劇団構想について/山本健一
●演出家、俳優、編集者が語る井上ひさし
井上作品を語る二人の演出家――『夢の裂け目』、『父と暮せば』より/栗山民也×鵜山 仁(聞き手=内田洋一)
井上戯曲を演じるつらさと楽しさ――『父と暮せば』より/山崎 一×伊勢佳世
歴代の担当編集者による座談会――『the座』×『新劇』×『すばる』/小田豊二×和気 元×高橋 至
●世界の演劇現場から
なぜ日本の演劇人は海外をめざすのか/田中伸子
ボーダーを越える――今シーズンのブロードウェイ/萩尾瞳
●第五回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞贈賞式レポート
■エッセイ
わたしの衣・食・遊・住/那須佐代子
OFF-OFF悲劇喜劇/佐藤 誓
●連載
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔/中根公夫
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話/長谷部 浩
●戯曲『山山』に寄せて
松原俊太郎『山山』を読む/宮沢章夫
日本現代演劇の変/三浦基
■戯曲
『山山』/松原俊太郎
『ウィルを待ちながら』/河合祥一郎
演劇時評/内田洋一・谷岡健彦(第二回)
1984
百年の秘密
赤道の下のマクベス
ヘッダ・ガブラー
神と人とのあいだ
第一部『審判』
第二部『夏・南方のローマンス』
江戸は燃えているか TOUCH AND GO
最後の炎
砂塵のニケ
『真実』~嘘×嘘=真実?~
焔~ほむら~
埋没
岸 リトラル
肝っ玉おっ母と子供たち
民衆の敵
寿歌
夢と錯乱
メリー・ポピンズ
切られの与三
きみはいくさに征ったけれど
Ten Commandments
ハムレット
水はみどろの宮
嗚呼、萬朝報!
時評
第四十三回菊田一夫演劇賞、新刊案内など演劇ニュース
特集=第五回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞
悲劇喜劇二〇一八年五月号
第五回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞選考会
今村忠純
鹿島 茂
高橋 豊
辻原 登
アクチュアルな問題意識 鹿島 茂
『荒れ野』が「女性の劇作家の年」の棹尾を飾る 高橋 豊
『お勢登場』と『荒れ野』 辻原 登
不条理と不穏 今村忠純
●『荒れ野』の作り手たち
アル☆カンパニーの芝居作り 平田 満 井上加奈子 聞き手=木村 隆
寄る辺なき人々が見た「荒れ野」の果て 桑原裕子 聞き手=濱田元子 藤谷浩二
収まりきれないラブレター 多田香織
刺激的演劇俳優初体験 中尾諭介
「ハエのようにしつこい演出家、クワバラです」 増子倭文江
『荒れ野』に参加して 小林勝也
語り合い、プランし、想う。 田中敏恵
●特別寄稿
十七歳だった桑原さんの思い出 平田オリザ
筋肉質なクッション・桑原裕子 渡辺えり
敬愛する平田満・加奈子夫妻 前田司郎
荒れ野のかなた 平田俊子
あなたならどうする 柳家喬太郎
●戯曲
『荒れ野』 桑原裕子
『1984』 原作=ジョージ・オーウェル 脚本=ロバート・アイク、ダンカン・マクミラン 翻訳=平川大作
追悼・大杉 漣
「二メートル五分」を演じた大杉漣 みなもとごろう
●エッセイ
わたしの衣・食・遊・住 村岡希美
OFF-OFF悲劇喜劇 横澤祐一
服についた匂い 山田由梨
●連載
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔 中根公夫
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩
●インタビュー
今の時代の、新たなフランス革命を目指す――『1789 バスティーユの恋人たち』再演に向けて 小池修一郎
演劇時評 /内田洋一・谷岡健彦(第一回)
近松心中物語
アンチゴーヌ
秘密の花園
嗤うカナブン
この道はいつか来た道
TERROR テロ
家族はつらいよ
黒蜥蜴
ファン・ホーム
ミヤギ能 オセロー
―サテライト仮想劇―いつか、その日に
山の声 ある登山者の追想~完全版~
夜、ナク、鳥
Bloody Poetry
目頭を押さえた
喜劇 有頂天一座
時評
二〇一七年度芸術選奨文部科学大臣賞、「ふじのくに⇔せかい演劇祭2018」東京プレス発表会
●9人の劇評家が語る
『サド侯爵夫人』ほか 渡辺保
戦争体験と想像力 喜志哲雄
二〇一七年回顧──危口統之のために 内野儀
世代交代が印象づけられた一年──二〇一七年を振り返って 西堂行人
演劇の中の現代、そして私たち 山口宏子
ミュージカル回顧二〇一七年 萩尾瞳
二〇一七年の歌舞伎界 ──円熟と新作 児玉竜一
凡庸な悪に抗する思考のレッスン ──KAAT×地点『忘れる日本人』 梅山いつき
『黒蜥蜴』の新奇を買う──新派百三十年を前に 後藤隆基
●3人の作り手が語る
アヴィニョンへの道 宮城聰 (聞き手=内田洋一)
言葉を武器に演劇の海泳ぐ 今井朋彦 (聞き手=濱田元子)
舞台美術家の楽しみ──二〇一七年を顧みて 土岐研一 (聞き手=徳永京子)
●2017年 演劇アンケート
●エッセイ
わたしの衣・食・遊・住 石井一孝
OFF - OFF悲劇喜劇 日色ともゑ
文学界の大いなる問題児へ 豊﨑由美
●連載
愛しき面倒な演劇人 中根公夫
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部浩
●小説
「マミトの天使」 市原佐都子
●戯曲
『赤道の下のマクベス』 鄭義信
『出てこようとしてるトロンプルイユ』(後篇) 上田誠
●演劇時評
桂真菜×山内則史(最終回)
リチャード三世(東京芸術劇場)
心中天の網島──2017リクリエーション版── (木ノ下歌舞伎)
動物園が消える日(唐組)
『三月の5日間』リクリエーション (チェルフィッチュ)
クラウドナイン(モチロンプロデュース)
『One Green Bottle』~『表に出ろいっ! 』English version~ (NODA・MAP)
ちょっと、まってください(ナイロン100℃)
地獄谷温泉 無明ノ宿 (庭劇団ぺニノ)
ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ (シス・カンパニー)
山歩き (ハート)がきれいなの(イナセナ企画)
相談者たち (城山羊の会)
欲望という名の電車 (Bunkamura)
アテネのタイモン(埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ)
雀去冬来(チュエ チュイ ドン ライ)──すずめさりてふゆきたる── (江戸糸あやつり人形 結城座)
この熱き私の激情(PARCO)
荒れ野 (穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース/アル カンパニー)
THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE (シアター風姿花伝)
「仕事クラブ」の女優たち(民藝)
風紋~青のはて2017 (てがみ座)
男女逆転版・痴人の愛(ブス会*)
表紙イラスト:『赤道の下のマクベス』(宣伝美術: good design company イラスト:先崎了輔)
表紙デザイン:ガスパール・レンスキー
1月号は「特集=演劇経済学」。
ほとんど語られることのない演劇とお金の関係を、北村明子(シス・カンパニー)、本多一夫(本多劇場グループ)、永井多恵子(世田谷パブリックシアター)、安藤義宣(劇団四季)ら総勢十三名のインタビュー・執筆で解き明かします。
戯曲は二〇一八年一月に再演を控えた唐十郎の傑作『秘密の花園』と、二〇一七年に岸田賞を受賞したヨーロッパ企画・上田誠の新作『出てこようとしてるトロンプルイユ』。
また、固有の文体と想像力をもった大型新人・松原俊太郎の短篇小説『またのために』を掲載。
制作一代論――黒字経営のプロデュース力 北村明子(シス・カンパニー代表)
採算度外視の劇場経営 本多一夫(本多劇場グループ代表)
どうする、公共劇場のチケット料金――問われる観客育成 永井多惠子(世田谷パブリックシアター館長)
ゲリラ戦の伝統――青年団、アゴラ、そして豊岡 平田オリザ(青年団主宰)
助成金の功と罪 酒井誠(日本芸術文化振興会演劇プログラムディレクター)
シアターコモンズ:「所有できない演劇」のための新しい公共/劇場モデルを求めて 相馬千秋(芸術公社代表理事)
『ライオンキング』ロングランへの挑戦 安藤義宣(劇団四季常務取締役)
明治座の両輪――楽しいお芝居、美味しい食事 若山裕美(株式会社明治座制作部)
旅公演のマネージメント論 土居麦(オペラシアターこんにゃく座制作)
劇団東宝現代劇の経済学 丸山博一(東宝現代劇75人の会・俳優)
舞台美術の家計簿 乘峯雅寛(文学座・美術家)
戦後演劇の切符代と入場税 後藤隆基(近現代日本演劇研究)
若手劇団員の出納帳日記 大中耀洋(劇団民藝)
■エッセイ
わたしの衣・食・遊・住 瀬戸山美咲
OFF-OFF悲劇喜劇 藤田俊太郎
松原俊太郎は「戯曲の時代」を幻視する 佐々木敦
その戯曲、プログラムにつき 岩井秀人
■短篇小説
またのために 松原俊太郎
●連載
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔 中根公夫
●追悼・青井陽治
青井先生、私、怒ってます。 水谷八重子
■戯曲
『秘密の花園』 唐十郎
『出てこようとしてるトロンプルイユ』(前篇) 上田誠
■演劇時評
桂真菜・山内則史(第二回)
冒した者(文学座アトリエの会)
薄い桃色のかたまり(埼玉県芸術文化振興財団)
を待ちながら(HEADZ/アゴラ企画・こまばアゴラ劇場)
関数ドミノ(ワタナベエンターテインメント)
わたしが悲しくないのはあなたが遠いから(フェスティバル/トーキョー、一般社団法人mamagoto)
極付印度伝 マハーバーラタ戦記(松竹)
川を渡る夏(オフィス3○○)
奈落のシャイロック(名取事務所)
トロイ戦争は起こらない(新国立劇場)
オーランドー(KAAT/PARCO)
幻の国(昴)
クライムズ・オブ・ザ・ハート(シーエイティプロデュース)
謎の変奏曲(インプレッション)
なごりが原(万作の会)
海の凹凸(俳優座)
散歩する侵略者(イキウメ)
ハッピーな日々(東京デスロック)
検察官(東演)
エフェメラル・エレメンツ(ティーファクトリー)
●時評ニュース カズオ・イシグロ・ノーベル文学賞受賞、三谷幸喜・紫綬褒章受章、シネマ歌舞伎『京鹿子娘五人道成寺/二人椀久』合同取材会など演劇ニュース
表紙デザイン:ガスパール・レンスキー
特集=アントン・チェーホフ
悲劇喜劇二〇一七年十一月号
退屈考 谷川俊太郎
『桜の園』のこと少し 矢野誠一
サハリンがチェーホフを変えた 池澤夏樹
言葉のチェーホフ 多和田葉子
極私的チェーホフ翻訳論 浦 雅春
「田舎のじいちゃんへ」――手紙は届かない 沼野充義
アントン・チェーホフ『24番地の桜の園』構想 串田和美
事実と妄想――わたしの考えるチェーホフの素顔 マキノノゾミ
チェーホフの戯曲は魔性の本 蒼井 優
落語の世界を広げるチェーホフの凄さ 立川志らく
●四大戯曲を読む四人の演出家
自殺の理由 三浦 基
チェーホフ作品を演出すること ケラリーノ・サンドロヴィッチ
『三人姉妹』のことなど 岩松 了
チェーホフの涙 宮沢章夫
アントン・チェーホフ年譜 編集部編
■エッセイ
わたしの衣・食・遊・住 小林聡美
OFF-OFF悲劇喜劇 古畑新之
新作歌舞伎は命懸け 尾上菊之助
●インタビュー
言葉の裏に隠されているものを掘り起こす――『トロイ戦争は起こらない』への挑戦 鈴木亮平
『ペール・ギュント』は僕に似ている 浦井健治
■対談
戯曲の面白さを証明する演出――『関数ドミノ』二〇一七年版に向けて 寺十吾×前川知大(聞き手=徳永京子)
追悼・中嶋しゅう
瞬間、瞬間を愛した人 上村聡史
●連載
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩
愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔 中根公夫
■戯曲
『ワーニャ伯父さん』 原作=アントン・チェーホフ 上演台本=ケラリーノ・サンドロヴィッチ
『わが兄の弟 贋作アントン・チェーホフ傳』 マキノノゾミ
演劇時評 山内則史・桂 真菜(第一回)
ワーニャ伯父さん(シス・カンパニー)
子供の事情(シス・カンパニー)
プレイヤー(Bunkamura)
アザー・デザート・シティーズ(梅田芸術劇場)
ビリー・エリオット~リトル・ダンサー(TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場/WOWOW)
子午線の祀り(世田谷パブリックシアター)
野田版 桜の森の満開の下(松竹)
髑髏城の七人 Season 鳥(TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線)
10th Anniversary Tour(公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/マームとジプシー)
業音(大人計画/モチロン 日本総合悲劇協会)
怒りを込めてふりかえれ(新国立劇場)
SCRAP(日本劇団協議会)
チック(世田谷パブリックシアター)
その夜と友達(範宙遊泳)
夏の夜の夢(KUNIO)
タイタス・アンドロニカス(カクシンハン)
杉本文楽 女殺油地獄(公益財団法人小田原文化財団)
わたしの星(ままごと)
鳥の名前(コムレイド)
にんじん(松竹)
八月の人魚たち(テアトル・エコー)
時評
第二十五回読売演劇大賞上半期ベスト五、映画『散歩する侵略者』完成披露試写会、勅使川原三郎・フランス文化勲章伝達式、『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』製作発表など演劇ニュース
表紙写真:アントン・チェーホフ
本文デザイン(八十四〜九十二頁):仁木順平 表紙:早川書房デザイン室
悲劇喜劇二〇一七年九月号
特集=創刊70周年 演劇とジャーナリズム
創刊70周年 祝辞/トム・ストッパード 黒柳徹子 赤川次郎
劇評ジャーナリズムの「現在地」――三世代の視点から/永井 愛×谷 賢一×矢野誠一
「忠臣蔵」と演劇/別役 実
戦後七十年の演劇ジャーナリズム/大笹吉雄
ジョン・オズボーンは怒れる若者だったか/喜志哲雄
「演劇共和国」再構築のために/鹿島 茂
『悲劇喜劇』と同い年、トニー賞70年の歩み~ミュージカルを中心に/萩尾 瞳
演じ続けることで見えてくること――ミュージカル『にんじん』と演劇への思い/大竹しのぶ
演劇記者による大座談会――批評とは究極のお節介焼き/林 尚之(日刊スポーツ新聞社)×祐成秀樹(読売新聞社)×濱田元子(毎日新聞社)×山根由起子(朝日新聞社)×木村 隆(元スポーツニッポン新聞社)
新聞劇評は絶滅危惧種?/江原吉博
戦後演劇雑誌盛衰記/後藤隆基
●エッセイ
OFF-OFF悲劇喜劇/谷 賢一
わたしの衣・食・遊・住/玉川奈々福
歌舞伎座にはもう足を運ばないだろう/坪内祐三
わが愛しき故郷/嵐 圭史
「劇場らしい劇場」考/上田美佐子
●新連載
愛しき面倒な演劇人/中根公夫
シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話/長谷部 浩
●追悼 日下武史
実感を持って表現する姿/野村玲子
味わい深い声、明晰なせりふ術/杉山 弘
●インタビュー
『ペール・ギュント』をめぐる旅――梁正雄(ヤン・ジョンウン)との対話から/西堂行人
■戯曲掲載に寄せて
戯曲『オーランドー』について/小田島恒志・小田島則子
ドキュメンタリー風の緊張空間/結城雅秀
■戯曲
『オーランド―』 原作=ヴァージニア・ウルフ/作=サラ・ルール/翻訳=小田島恒志・小田島則子
『幻の国』 古川 健
■演劇時評
河合祥一郎・高野しのぶ(最終回)
『天の敵』(イキウメ)
『春のめざめ』(KAAT)
『屠殺人 ブッチャー』(名取事務所)
『ミュージカル「パレード」』(ホリプロ)
『マリアの首―幻に長崎を想う曲―』(新国立劇場)
『ダニーと紺碧の海』(TBS/パルコ)
『東海道四谷怪談―通し上演―』(木ノ下歌舞伎)
『Little Voice リトル・ヴォイス』(ホリプロ)
『青べか物語』(文学座アトリエの会)
『これはあなたのもの 1943――ウクライナ』(地人会新社)
『ふしぎの国のアリス』(カンパニーデラシネラ)
『君が人生の時』(新国立劇場)
『俺節』(TBS)
『愛死に』(FUKAIPRODUCE羽衣)
『その人を知らず』(新劇交流プロジェクト)
『熊楠の家』(民藝)
『ベター・ハーフ』(ニッポン放送/サードステージ)
●時評
「NEWシネマ歌舞伎vol.2 四谷怪談」、株式会社キューブの二十周年記念パーティなど演劇ニュース、など
悲劇喜劇二〇一七年七月号
特集=アーサー・ミラー
ニューヨークに生まれた、アメリカが誇る演劇界の巨匠 アーサー・ミラー。
『セールスマンの死』『るつぼ』『転落の後に』など、
数々の傑作を生涯にわたって世に送り続けた。
大恐慌時代に幼少期を過ごしたこと、
マリリン・モンローとの結婚など、
その波乱に満ちた生涯が密接に繋がっている。
今年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作『セールスマン』や、
近年のブロードウェイでも上演が続き
いま、再び注目を集めています。
劇作家、小説家、映画脚本家、国際ペンクラブ会長……
様々な顔を持つアーサー・ミラーを、大特集します。
●寄稿
あの世のウイリー・ローマン 谷川俊太郎
父が信じていたこと レベッカ・ミラー
恐るべき『セールスマンの死』 長塚圭史
見えない世界からの声
──アーサー・ミラーの戯曲 長田育恵
『みんな我が子』考
── 一語に集約される無数の悲劇 山田由梨
自分を探す険しい旅
──アーサー・ミラー後期の作品より 黒川陽子
小説家ミラー、円熟の極み 池上冬樹
ミラーのNYに今テヘランはとても近い
──映画『セールスマン』を観て 青山 南
アーサー・ミラーと『荒馬と女』 渡辺祥子
『野生馬狩り』の取材旅行
──『アーサー・ミラー自伝』より レベッカ・ミラー選
アーサー・ミラー 倉橋 健訳
■小説
『荒馬と女』原作短篇小説
『野生馬狩り』 アーサー・ミラー 岡崎凉子訳
アーサー・ミラー年譜 編集部編
●インタビュー
記憶に残る「タイムトラベル」への誘い
──木下順二『子午線の祀り』の新たな挑戦 野村萬斎
●対談
『黒蜥蜴』から挑む新派の未来
喜多村緑郎 河合雪之丞
『他重人格 WHO AM I?』
~異色ユニットによる、予定調和からの脱却?
福島三郎 舘 そらみ
第四回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞
贈賞式・祝賀会レポート
●エッセイ
OFF ― OFF悲劇喜劇 中川晃教
わたしの衣・食・遊・住 三田和代
■戯曲掲載に寄せて
今こそ、怒りをこめてふり返れ
(自由に言葉を語れるうちに)! 水谷八也
演劇的な驚きを力にする 前川知大
■戯曲
『怒りをこめてふり返れ』作=ジョン・オズボーン 翻訳=水谷八也
『天の敵』 前川知大
■演劇時評
河合祥一郎・高野しのぶ(第二回)
『令嬢ジュリー/死の舞踏』(シス・カンパニー)
『ハムレット』(東京芸術劇場)
『白蟻の巣』(新国立劇場)
『城塞』(新国立劇場)
『エレファント・ソング』(名取事務所)
『炎 アンサンディ』(世田谷パブリックシアター)
『私はだれでしょう』(こまつ座)
『わが兄の弟──贋作アントン・チェーホフ傳──』(青年座)
『フェードル』(パソナグループ)
『エレクトラ』(りゅーとぴあ)
『北へんろ』(俳優座)
『Defiled─ディファイルド─』(シーエイティプロデュース)
『アンティゴネ ~時を超える送り火~』(SPAC)
『鰤がどーん! 』(渡辺源四郎商店)
『ダマスカス While I was waiting』(SPAC)
『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』(東宝)
『紳士のための愛と殺人の手引き』(東宝/ホリプロ)
『ハートスートラ』(ミュージカル座)
■時評
第二十回鶴屋南北戯曲賞、「ふじのくに⇔せかい演劇祭二〇一七」東京プレス発表会
文学座創立八十周年記念祝賀会、第六十一回岸田國士戯曲賞など演劇ニュース
[特集]
●第4回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞
◇受賞作品
『キネマと恋人』(台本・演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
◇第4回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞選考会
今村忠純 鹿島 茂 小藤田千栄子 高橋 豊 辻原 登
◇選評
・アレンジメントのオリジナリティ/鹿島 茂
・『悲劇喜劇』賞選評/辻原 登
・演劇の夢と映画の夢/今村忠純
・『キネマと恋人』ウディ・アレン映画の日本的な演劇化/小藤田千栄子
・『キネマと恋人』は、「幸福を約束された作品」/高橋 豊
◇ロングインタビュー
創作と現実を行き交いながら
/ケラリーノ・サンドロヴィッチ(聞き手=濱田元子)
◇『キネマと恋人』の出演者たち
・喜劇は人を幸せにする/妻夫木 聡
・ハルコさんとウクレレ/緒川たまき
・ミチルの幸福/ともさかりえ
◇『キネマと恋人』の作り手たち
・『キネマと恋人』の映像/上田大樹
・芝居とも踊りとも違う、動きの可能性/小野寺修二
・『キネマと恋人』と音楽/鈴木光介
◇『キネマと恋人』を観た人たち
・KERAと同時代に生きている者の喜び/いとうせいこう
・『キネマと恋人』、異常なまでの完成度と新しい手触り/谷 賢一
・創作の“蜜月”/詩森ろば
・客席で味わった幸せな時間/白神ももこ
・アレンの世界が広がる心地よい衝撃/大森さわこ
・ハルコに投影したKERA氏の映画愛/豊崎由美
[戯曲]
◆『キネマと恋人』/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
◆『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』
歌って魅せるスヌーピーの世界/村井良大 中川晃教
◆随筆
◇OFF-OFF悲劇喜劇/鵜山 仁
◇わたしの衣・食・遊・住/伊勢佳世
[特集]
●二〇一六年の演劇─時代の終わりと始まり─
―渡辺保、大笹吉雄、長谷部浩、徳永京子、佐々木敦ら
総勢11名の評論家が昨年の演劇界を回顧し、
今後の展望を執筆します。
◇二〇一六年 時代の終わりと始まり/渡辺保
◇二〇一六年、得たものと失ったもの/大笹吉雄
◇言葉と責任
~野田秀樹とケラリーノ・サンドロヴィッチの仕事を中心に~
/長谷部浩
◇言葉のリズムの再確認/河合祥一郎
◇演劇人の記憶をつなぐために/内田洋一
◇劇作家の退場/喜志哲雄
◇演出の魅力弾ける作品群/萩尾瞳
◇平成二十八年の歌舞伎界/水落潔
◇新派の二〇一六年──次代のための前奏曲/後藤隆基
◇対談
演劇シーンの現在地・二〇一六/徳永京子×佐々木敦
◇インタビュー
・人ともにある俳優であるために/成河
・怪優と呼ばれるまで/勝矢
・複雑に変化する心を感じ取ってもらえるように/矢田悠祐
◇2016年演劇界のおもな出来事/編集部編
◇70人によるアンケート 2016年の演劇界
◆追悼・平幹二朗
◇愛すべき面倒な人 中根公夫
◇平さんとのかけがえのない時間 三宅健
◇さようなら、平さん 森新太郎
◇平幹二朗出演舞台 編集部編
[連載]
◆OFF - OFF悲劇喜劇/林家正蔵
◆わたしの衣・食・遊・住/一路真輝
[戯曲]
◆『お勢登場』 作=倉持裕/原作=江戸川乱歩
[特集]
●落語と演劇
―今の落語ブームを演劇にからめて特集。
“落語と演劇の深い関係”について、落語家、演劇人、評論家が
自身のエピソードとともに、考察します。
◇私の落語/矢野誠一
◇演劇の現場で活躍する落語家たち/広瀬和生
◇大衆演劇と落語の間柄/原健太郎
◇落語と歌舞伎――その前提、その変容/児玉竜一
◇落語と一人芝居とシェイクスピアと/河合祥一郎
◇寄席定席と落語記者の五十年/長井好弘
◇対談
未来のための落語論、演劇論
サンキュータツオ×九龍ジョー
◇『志の輔らくご』/大竹正紘
◇落語好きが高じて/風間杜夫
◇あっちの演劇、こっちの演劇/山本真由美
◇大好きな落語とのかかわり/松尾貴史
◇落語の「演じる」芝居の「演じる」、その違い/岩井秀人
◇新作落語を舞台化する ~噺家から俳優へのリレー~/G2
◇桂米朝師匠に教えてもらったこと。/木ノ下裕一
◇鼎談
落語と演劇、それぞれの「語り」
前川知大×柳家三三×安井順平
◇対談
落語家という職業――落語協会会長・柳亭市馬に訊く――
矢野誠一×柳亭市馬
◇私が演じる理由/立川志らく
◇シェイクスピアウイルス/古今亭志ん輔
◇落語と演劇の違い/柳家花緑
◇鯉八らくご/瀧川鯉八
◇僕が落語家という職業を選んだ理由/立川吉笑
◇落語と演劇、二人の正蔵/林家正蔵
◇ロングインタビュー
喬太郎落語ができるまで 柳家喬太郎
◇柳家喬太郎 新作落語五選
『同棲したい』『ハンバーグができるまで』『抜けガヴァドン』
『諜報員メアリー』『ハワイの雪』
[インタビュー]
◆世界標準の演劇
◎笈田ヨシ
オペラ『蝶々夫人』の演出に、
アメリカに対する自らの思いをこめて
◎クリスチャン・ルパ
巨匠クリスチャン・ルパが誘う演劇の旅
[特集]
●いま、あえて三劇団
◇いま、あえて三劇団/矢野誠一
◇文学座の今とこれから/水落潔
◇俳優座今昔/渡辺保
◇劇団民藝
――過去の栄光を乗り越えて未来へ――/永井多恵子
◇都電と三大劇団/別役実
◇いま、あえて三劇団に問う/西川信廣/丹野郁弓/岩崎加根子
/聞き手=木村隆
◇「新劇」という呪縛/中根公夫/聞き手=藤野健一
[海外レポート]
◆演劇人四人が見た ヨーロッパ演劇の最前線
〇開帳場紀行―欧州四ヵ国の劇場をめぐって―/堀尾幸男
〇舞台上の《ob-scene》/岩切正一郎
〇歴史に残る惨事からも「きれいごとではない美」を創る
―二〇一六年六月にウィーンとシビウのフェスティバルを巡って―
/桂真菜
〇英国演劇の快進撃を推し進める鍵とは?/田中伸子
[インタビュー]
◆演じる私/中村ゆり
[戯曲]
◆『ゴドーを待ちながら』
/作=サミュエル・ベケット/翻訳=河合祥一郎
◆『鱈々(だらだら)』
/作=李康白(イ・ガンぺク)/翻訳=石川樹里
◆追悼・永六輔
江戸っ子 永さんのブレない発信/小室等
◆追悼・松本雄吉
行き先のない旅、地図をつくること。/松田正隆
追悼・蜷川幸雄
ニナガワさんの思い出/カズオ・イシグロ
蜷川幸雄を想う/トム・ストッパード
蜷川幸雄さんのポートレイト/横尾忠則
偉才、蜷川幸雄/田原総一朗
蜷川さんのこと/安藤忠雄
蜷川さんと小松さん/矢野誠一
もはや文化も黄昏どき/小松左京 蜷川幸雄 矢野誠一
逆説を生きた自己処断の人/内田洋一
修羅の人─蜷川幸雄との共著『演出術』をめぐって─/長谷部浩
蜷川幸雄、演出家デビューのころの/大笹吉雄
蜷川幸雄の演劇の解体、脱神話化、そして来たるべき演劇/西堂行人
さいたまゴールド・シアター、ネクスト・シアターまで貫く「挑戦」の志/高橋豊
新たな表現を生んだニナガワ・スタジオ/木俣冬
海外メディア・演劇人がみたNINAGAWA/田中伸子
海を渡ったニナガワ演劇─異色のイスラエル、おなじみのイギリス─/秋島百合子
蜷川幸雄の演劇─その「変転」に思いを寄せて/七字英輔
アナーキスト蜷川幸雄の真髄/木村隆
蜷川さんから学んだ「ものづくりの原点」/岩松了
演劇で人生を全うすること/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
蜷川幸雄さま/ノゾエ征爾
いわゆる「世界のニナガワ」/中根公夫
芸術監督としての蜷川幸雄/渡辺弘
教えていただいたこと。/毬谷友子
錦ちゃん、淋しいよ/市川夏江
私の「女優」としての起源は、蜷川さんとの出会いにある/三田和代
●蜷川幸雄略年譜/編集部編
●わたしの蜷川幸雄作品ベスト3/青井陽治 天野道映 石井啓夫 石原千秋 一ノ瀬和夫 伊藤洋 今村忠純 岩切正一郎 岩佐壮四郎 岩波剛 江原吉博 江森盛夫 大島幸久 小山内伸 小田島恒志 貝山武久 鹿島茂 桂真菜 河合祥一郎 北川登園 河野孝 小藤田千栄子 阪清和 佐藤友紀 杉山弘 鈴木理映子 瀬川昌久 高野しのぶ 高萩宏 高橋敏夫 高橋夕季 立木あき子 巽孝之 田之倉稔 辻原登 徳永京子 永井多恵子 中井美穂 中島薫 中村哮夫 新野守広 沼野充義 萩尾瞳 萩原健 林あまり 林尚之 濱田元子 原健太郎 水落潔 宮内勝 宮内淳子 森岡実穂 矢野誠一 山口宏子 山根由起子 山本健一 結城雅秀 横溝幸子 渡辺淳 渡辺保
●8月のしばい
■鼎談
新派の「精神」を受け継ぐ─二代目喜多村緑郎襲名にむけて─/ 水谷八重子 波乃久里子 市川月乃助
●連載
わたしの衣・食・遊・住/ミムラ
OFF‐OFF悲劇喜劇/内藤裕敬
●9月のしばい
第四回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞のお知らせ
■戯曲
『ビニールの城』唐十郎
『遊侠 沓掛時次郎』北村 想
●演劇時評
杉山弘(読売新聞東京本社編集局)×徳永京子(演劇ジャーナリスト)最終回
「尺には尺を」(埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ)
「8月の家族たち」(Bunkamura/キューブ)
「あわれ彼女は娼婦」(新国立劇場)
「コペンハーゲン」(シス・カンパニー)
「てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。」(マームとジプシー/ルミネ)
「あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語」(ロロ)
「イナバとナバホの白兎」(SPAC)
「三代目、りちゃあど」(SPAC)
「御宿かわせみ」(松竹)
「乳房─天上の花となった君へ─」(新潟市芸術文化振興財団)
「しあわせの雨傘」(博品館劇場+NLT)
「ブラック メリーポピンズ」(キューブ+東宝+シーエイティプロデュース)
「パーマ屋スミレ」(新国立劇場)
「太陽」(イキウメ)
「天使にラブ・ソングを~シスターアクト~」(東宝)
「ボクの穴、彼の穴。」(パルコ)
「THE APPLE TREE」(ワタナベエンターテインメント)
「この生命誰のもの」(浅利演出事務所)
「MURDER for Two」(テレビ朝日+シーエイティプロデュース)
「埒もなく汚れなく」(オフィスコットーネ)
「メルシー! おもてなし─志の輔らくごMIX─」(パルコ)
「炭鉱の絵描きたち」(民藝)
「筋書ナシコ」(ラッパ屋)
「887」(東京芸術劇場)
「ザ・レジスタンス、抵抗」(こまばアゴラ劇場)
「ハワイユー」(贅沢貧乏)
「+51 アビアシオン,サンホルハ」(岡崎藝術座)
「WUT」(イェリネク作/シュテーマン演出)
「部屋に流れる時間の旅」(岡田利規作・演出)
「ドッグマン、ノーライフ」(オフィスマウンテン)
「演劇は今日もドラマをライブするvol.1」(中野成樹+フランケンズ)
時 評
第七十回トニー賞、第七回岩谷時子賞、パルコ『母と惑星について、および自転する女たちの記録』囲み会見、第二十四回読売演劇大賞 上半期ベスト五など演劇ニュース。
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