特集 アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル
小林昭文/著
まえがき
プロローグ アクティブラーニングまでの私の歩み
激しく変遷した私のキャリア形成
物理との出会い
哲学との出会い
空手・物理・弁証法に明け暮れた大学生活から教員へ
空手からカウンセリングへ
教育相談へ、特にグループへ
キャリア教育・コミュニケーション教育へ
授業改善のための基礎力養成へ
「物理の授業」改善へ
問題解決の仲間・ネットワークの力
私の成長を支えてくれた教育相談
第1章 アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル
1 教室で迎える
2 初回面談の目標は、次回の約束をとる 「次の授業が楽しみだ」と感じさせて終わる
3 自己開示を促す仕組みをつくる 「わからないから、教えて」が聞こえてくる教室
4 逐語記録の経験を活かす 一文字もおろそかにしない話し方
5 授業中に内面に触れるような面談はしない
6 一人ぼっちの生徒に深く入り込まない カウンセリングをしないで交渉する
7 空振りを恐れない コーディネート役としての働きかけを意識する
8 依存させない 一グループに滞留するのは三〇秒以内。カウンセリングの目標は自立させること
9 聞いてみないとわからない 子どもに質問し、確認してみる
10 受容と許容は違う 「確認テスト」は時間を守る。「待ってほしい」という気持ちは受容するが、行動は許容しない
11 「共感」よりも「共感的態度」で
12 身体の向きと視線の高さを意識する
13 目の前の人を大切にする 一人でもいやな気持ちになることがあったらやめる
14 時間厳守 子どもたちを安全安心の場に置く第一歩
15 ダブルバインドにしない 「話し合え」と「私の話を聞け」の二つのメッセージを同時に与え ない
16 体調と精神状態を自己管理 心配事やイライラを授業に持ち込まない
17 時間管理を丁寧に
18 リフレーミングを活用 感じ方・考え方・行動の仕方に大きな変化が起きる
19 コヴィーの「七つの習慣」 win-winの関係をつくる
20 選択理論1 「五つの基本的欲求」と「遠ざける習慣」「近づける習慣」
21 選択理論2 「ボスマネジメント」と「リードマネジメント」
22 ブリーフセラピー 未来志向・解決志向型の質問を磨く
23 構成的グループエンカウンター ファシリテーションの技が授業に活きる
24 アクションラーニング 「問題解決」より「学習・成長」を重視する発想が主体的・協働的な学びを促進
第2章 アクティブラーニング型授業と教育相談の実際
1 居眠り皆無の相互交流型授業 その構造と成果
現在の授業の進め方(概略)
説明:相互交流的プレゼンテーション
中盤のグループ学習
終盤の振り返り
授業の準備と事後処理
生徒の感想・成果・失敗
2 「新しい授業」と教育相談の親和性
導入→学習内容の説明
問題演習(グループ学習)
振り返り→終了
教師の役割
特に小林が意識していること
3 「新しい授業」の質的向上を図るために
知っておきたいキャリア教育の視点
学んでおきたい学習理論の有用性
現場で役立つ授業研究委員会の実践
もったいない(?)企業が持つリソース
ファシリテーション・スキルの必要性
参考文献一覧
あとがき
月刊学校教育相談の内容
- 出版社:ほんの森出版
- 発行間隔:月刊
- サイズ:B5
学校教育相談を実践する人々たちへ向けた専門誌
不登校、人づきあいが下手な子、キレやすい子、発達障害のある子、対応の難しい保護者……学校現場が抱える様々な困難に対し、どう理解し、どう対応するかが具体的に紹介されている。すぐ使えるワークシートやコミュニケーションの工夫が毎号掲載されているのも魅力的。子どもや保護者との対応に役立つ心理技法を学ぶコーナーは、読者自身にも役立つだろう。
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