コマーシャル・フォト(COMMERCIAL PHOTO) 発売日・バックナンバー

全321件中 286 〜 300 件を表示
1,676円
■特集:デジタルフォトの色のトラブル[解決の極意]
デジタルフォトの色のトラブルは悩みのタネ。しかし、色管理ためのルールもようやく整理されつつある。最新情報を常におさえておけば、問題は解決。
1 デジタルフォトの色を管理するカラーマネージメントの基礎知識
2 Adobe Photoshopを核にしたカラーマネージメントの流れ
3 デジタルカメラでイメージ通りの色を再現するためのワークフロー
4 スキャナでイメージ通りの色を再現するためのワークフロー
5 色見本プリントの出力からデータ納品までのワークフロー
6 CMSツールを活用した色管理のための新しいサービス


■特集:イラストレーター15人のデジタルワークファイル
デザインや印刷環境の変化にともない、イラストレーションの世界では写真より一足先にデジタル化が進んでいる。コンピュータを駆使し自らの表現を追求するデジタル時代のイラストレーター15人の仕事ファイルを紹介。


■フォトグラファー特集:渡邉 肇
ニューヨーク、東京、香港を拠点に活動を続ける渡邉肇。ビューティ、ファッション、スチルライフから作家性の強いファインフォト、最近ではムービーも手掛けている彼の最新作を紹介する。


■別冊付録:2002-03 CM & 映像ディレクターズファイル
ニューヨーク、東京、香港を拠点に活動を続ける渡邉肇。ビューティ、ファッション、スチルライフから作家性の強いファインフォト、最近ではムービーも手掛けている彼の最新作を紹介する。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
発表! 第19回課題〈コパトーンオイルフリー〉講師:馬場道浩
挑戦! 第21回課題〈無印良品ステンレス製ハサミ〉写真:馬場道浩




● そのほかの記事
マンスリー・ベスト・AD
セレクトセレクター:中村直展 小林秀雄 isao.ito
マイ・ベスト・チョイス・CM
セレクター:早川和良(CMディレクター)
今月の新作グラフィック&CM紹介
新製品ニュース・他




2002/10
Cover Photo M.HASUI
Cover Design Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:M.HASUI  
Photo by M.HASUI  

 
地味で偉大な〈線香花火〉の楽しみをこの歳になって知る
 
今年の夏は何かと忙しく、なかなか時間が取れなかったのですが、7月も末になってやっと子供達と花火をすることが出来ました。そういえば、昔、近所の友達と花火をするのが夏一番の楽しみで、打ち上げ花火や6段何とやらに夢中になっていたことがつい昨日のことのようです。そのころは、見向きもしなかった線香花火はもっぱら母の楽しみで、なぜあんな地味な花火がいいんだろうと不思議に思ったものです。火をつけるとくるくるっとまあるい火種ができて、そこからの約30秒間がほんとに綺麗で、20本あれば20本が全部違う。ようく目を凝らして観ていると菊の花に見えたり、溶鉱炉のように見えたり。もうお終いかなと思ってっからがまた綺麗で、今にして、母の楽しみを知ったのでした。
この表紙の撮影も3回目の最後、何を撮ろうかなと考えていたおり、この地味で偉大な<線香花火>これにしようと決めました。
フィルムはプロビア100Fで、このページの黒バックのカットがフジGX680に115mm。表紙のブルーバックのカットはジナー4×5にシュナイダー120mm。それぞれ絞り解放で2秒間の露光をしています。
はじめブルーバックの表紙写真を撮影していたのですが、だんだんその火花の造形にはまってしまい、黒バックで火花のみ撮影したくなりこのページの写真に行き着きました。
日本の静かで平和な夕方の風景を連想させる線香花火ですが、いま宇宙から黒バックで地球を観たらいろんな所から火花が散ってこの写真のように見えるのかもしれません。そんな連想をすることのない世界にしたいものですね。  


撮影データ
ジナー4×5
シュナイダー120mm
f5.6 2秒
FUJICHROME PROVIA 100F(RDPIII)
スタジオ協力、用賀10BANスタジオ
美術、岡村雅人(ア・サイン)
1,362円
■特集:人気写真家が競演!この秋注目のファッションカタログ
ファッション界では、そろそろ、今年の秋冬物のカタログが出てくる時期。
国内外のフォトグラファーが撮影を担当する日本のファッションブランドの最新カタログを紹介。 ブランドイメージの発信と販売促進効果の両面を求められるという、日本のファッションカタログの“今”を追う。


■特集:デジタルフォトのためのMac環境改造計画
Adobe Photoshop 7.0の新機能と写真レタッチの裏技。
Mac OS 9でPhotoshopを使い続けるか、それともOS Xに乗り換えるか?
画像処理に快適なディスプレイ環境とは?


■フォトグラファー特集:野口貴司
洋服を写すよりは人間が大切。そういう写真でもよければと始めたファッション写真が、今では仕事の50%以上を占める。一方で風景写真やポートレイトにも自分なりの切り口で挑戦している、野口貴司を特集。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
発表! 第18回課題〈ジレットMachsyn 3〉講師:藤田浩史
挑戦! 第20回課題〈無印良品詰め替えボトル〉写真:馬場道浩




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マンスリー・ベスト・AD 金子 敦・谷山雅計・宇田幸彦のセレクト
マイ・ベスト・チョイス・CM 高崎卓馬(電通 CMプランナー)のセレクト
今月の新作グラフィック&CM紹介
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2002/9
Cover Photo KAZUYASU HAGANE
Cover Design Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:羽金和恭  
Photo by HAGANE Kazuyasu  

 
手の中に収めてしまった僕と同い年の大きな東京タワー
 
僕が担当する号はこれが最終回。
正直なところ、これまでの2回とは全く違う路線でやってみたいという気持ちもあり、かなり悩みましたが、最終的には同じ路線でいくことにしました。 問題は、何を写すかでした。 花と金魚という過去2回の「鑑賞物」と共通する被写体はないかと考えていくうちに、東京タワーが浮上してきました。 東京タワーは僕にとって富士山に次いで大きな鑑賞物です。 しかも僕と同い年生まれということもあり特別な存在で、これまでも機会があるごとにカメラに収めてきました。

ただ、この表紙に関しては、「モノを撮る」というのが条件でしたから、東京タワーをどう「モノ」として表現するか。そこで考えたのが、液体で満たされたガラス玉の中にミニチュアを入れたスノードームです。
あんな気分で東京タワーを写し込めたらと、一の橋近くのビルの屋上から撮影した東京タワーの写真をスキャニングし、22インチのシネマディスプレイに表示。 オメガの引き伸ばし機用コンデンサーレンズを通した東京タワーを8×10カメラで撮影しました。 表4にはセットを取り外した空舞台ふうに、台風一過の東京の空を入れました。

因みに下の写真は、全く違う路線ということで、ジェリービーンズの落下の瞬間を1/22000秒という超高速ストロボを使って撮影したものです。  


撮影データ
マミヤ7 マミヤセコール75mm
f11 1/250秒 フジカラーPro400
デュアドルフ8×10 
コマーシャルエクター10inch
f32 1/2 5分 フジクロームASTIA
1,676円
■特集:デジタル出力が拓(ひら)くポスター新時代
インクジェットやレーザープリンタによる大型ポスターが元気だ。
デジタルを 使いこなすクリエイターたちが、ポスターパワーを蘇らせる。

デジタル出力による店頭用ポスターが増えてきた/掲出場所とターゲットを絞りスピードで勝負する/事務所にMAXARTを導入し自由にポスターを出力する
/デジタル時代だからこそプロがクオリティの高さを見せよう/デジタル出力をサポートする現場


■特集:Photoshopで広告写真はどう変わったか
新バージョン7.0も登場し、今やプロの写真の世界にもすっかり浸透したPhotoshop。
ファッション、クルマ、ビューティ、ファインプリントなどさまざまな角度からPhotoshopとプロフェッショナルフォトワークの関係を検証する。

写真家とPhotoshopの関係:紀里谷和明/柏木善郎/横浪 修/M.HASUI/萩原佳一
座談会:荻島稔・佐々木一英・藤田恒三
レポート:Photoshop7.0とMac OS Xが変えるデジタルフォトの現場


■別冊付録:STUDIO DATABOOK 2002
約300件の撮影用レンタルスタジオをカテゴリー別に掲載。
ページデザイン一新で各スタジオの情報がより見やすくなりました。諸設備・サービスの項目も増えて、検索機能が大幅にアップ!
更にサイトのTOP頁に掲載ノンブルを入力するだけで、見たいスタジオにダイレクトアクセスできる機能サービス開始(Webマーク付のスタジオのみ)。


■フォトグラファー特集:石井宏明
「とにかく被写体を『見る』こと」。
時間の許す限り観察し、そこから得たものが最も効果的に伝わる撮影プランを考える。
商品をできるだけ忠実に再現する製品カタログとは一線を画した、独特のアイデアとコンポジションでブツ、料理写真に取り組む石井宏明の世界を紹介。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
発表! 第17回課題〈ユニクロのサングラス〉講師:藤田浩史
挑戦! 第19回課題〈コパトーンGOLDEN TAN〉写真:馬場道浩




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マンスリー・ベスト・AD 田中 元・東秀紀・今泉好人のセレクト
マイ・ベスト・チョイス・CM 黒田 明(ハイスクール CMディレクター)のセレクト
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2002/8
CoverPhoto EIICHIRO SAKATA
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:坂田栄一郎  
Photo by SAKATA Eiichiro  

 
サンタナの思い出が詰まった横尾忠則さんのシャツ
 
W杯が終わったばかりで背番号7。
サッカー日本代表・中田英寿選手に関係のあるシャツ?…などと早とちりしないでください。このシャツの持ち主は、横尾忠則さん。
4月号の浅葉克己さんの帽子に続いて、持ち主のいる「モノ」を被写体に選びたいと考えました。
そのとき思い出したのが横尾忠則さん。
13~14年前、横尾さんと一緒に仕事をした際に、ご自分が若い頃着用していた服をとても大事に保管されていることを知りました。
そこで今回は横尾さんに、何か愛着のある衣装をお借りできないかとお願いしました。横尾さんが、たくさんの中から選び出してくださったのは、サンタナが1980年にロサンジェルスで行なった野外コンサートの演奏時に着用、バックステージを訪ねた横尾さんにプレゼントしてくれたというこのシャツです。
横尾さんとサンタナといえばすぐに思い出すのが、1974年にリリースされた「ロータスの伝説」。22面にわたり展開する超豪華ジャケットを横尾さんがデザインし、世界中の音楽界、デザイン界の注目を集めたものでした。横尾さんのアトリエを訪ね、シャツを前に二人でいろいろ話しているうちに、若者たちがロックに燃えた熱い時代や、コンサートの風景、横尾さんがバックステージでサンタナと友情を交わすシーンなどが次々に目に浮かんできました。
そんな横尾さんとサンタナの思い出やドラマがいっぱい詰まったシャツは、あまり手を加えずに表現するのがいちばんと思い、白バックに自然光と、シャドウが少し落ちてしまうので遠目から500wのブルーライトを当てるだけのシンプルな撮影にしました。
撮影を始める前は、どう撮ろうかいろいろ考えたのですが、どれもこれもカタログにあるような商品撮影になってしまうようで、結局、最終的には直感を信じました。
その結果、サンタナと横尾さんの気持ちのよい関係が表現できたのではないかと思っています。
今回は、切れのよい写真に仕上げたかったのでリバーサルのPROVIAを使っています。 (坂田栄一郎・談)  

横尾忠則さん(左)のアトリエのベランダで。

撮影データ
リンホフテヒニカ シュナイダー150mm
f11 2/3 1/4秒
FUJICHROME PROVIA 100F Pro(RDP III)
1,572円
■特集:プロの現場で使う最新デジタル一眼レフ
続々新機種が登場するデジタル一眼レフ。
最新4機種のテストに加え、デジタル一眼レフで仕事をするスタジオをレポート。
さらにCMYKデータ変換ソフトを紹介する。
実写テスト
CONTAX N-DIGITAL/FUJIFILM FinePix S2 Pro/Nikon D100/Canon EOS D60
解説:望月宏信・早川廣行・矢部國俊


■特集:日産自動車の広告キャンペーに見るブランド戦略
最近、日産自動車の元気がいい。
そして日産自動車の広告も、今、業界の中で気になる展開を見せている。
1999年の「ニッサン・ルネッサンス」以降の日産自動車のブランド戦略を追う。


■フォトグラファー特集:笹口悦民
ファッションからブツ撮りまで何でもこなし、最近は、ライフワークとして東京の風景も撮りためている。
「既成概念にとらわれない」ことを心がけ、「新しいこと、おもしろいこと」ができればと言う。その言葉どおり、「新しさとおもしろさ」の片鱗を見せてくれる。


■スペシャルレポート:企業ブランド重視時代のCM-CIの現状
80年代のCIブームから、テレビCMに“動くCI(VI)”が一般化した。
近年、企業のブランド強化指向で、新たな表現への見直しが起きている。
特集では、その動くCIの現状を企業とクリエイターの両面から報告する。


■別冊付録:レンタル & スタッフ プラス
撮影機材、インテリア、コスチューム、ロケバス等のレンタルから、コーディネイト、キャスティング、美術制作等の撮影サポートまで、フォトビジネスに関わる様々な情報を、業種別に紹介。
またWebサイトでは、簡単な入力で目当ての業種の会社を検索できる情報サービスも提供します。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
発表!第16回発表〈ユニクロの縦型ショルダーポーチ〉
挑戦!第18回課題〈ジレットMAchsyn 3〉




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2002/7
CoverPhoto MIKIYA TAKIMOTO
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:瀧本幹也  
Photo by TAKIMOTO Mikiya  

 
あまりに清潔だと冷たく怖いって感じたことありません?
 
前回の3月号は、「ブツ」のいちばん大きいもので風景ではない、そういう距離感の被写体ということで、ボーリング場を撮影しました。
今回も同じ考え方に立って、幕張にある巨大スーパーを選びました。
外国ではよく見かける体育館並みの広さを誇るショップ内で、同じ商品がびっしりと並ぶ陳列棚を撮ったらおもしろいのではないかというのが最初のアイデアでした。それが下の写真です。
撮影しているうちに、カラフルな商品ではないけれど同じショッピングカートが規則正しく並んでいる光景に惹かれました。
カゴの部分が交差し作り出す網の目、等間隔に並ぶキャスター、さらに興味を引いたのが床のマス目と背景のシャッターの、横に流れるラインでした。グラフィカルな線による構成、無機質な金属が放つ光、清潔というよりも冷たさや怖さを感じさせる色合い…。
そこには、ぬくもりやカラフルさ、楽しさを求める広告の仕事にはないおもしろさがありました。
30C+10Mのフィルターを用い、ショップの蛍光灯だけで撮影しています。
ネガカラーでも撮ってみましたが、密集しているカゴの部分の“カリカリ感”や冷たい感じの色合いを出すには、リバーサルの方が合っている気がしてRDPIIIで撮影したものを選びました。
それにしても、「商いの基本」は、人と人とのコミュニケーションという日本の古きよき文化はなくなってしまうのでしょうか。  

 
撮影データ
ジナーP ニッコールSW120mm
表1:f45 1/2 16秒 表4:f45 1/2 16秒
FUJICHROME PROVIA 100F Pro(RDPIII)
協力:カルフール幕張店
Crd:及川勇樹(NOVA PRO SERVICE)
1,362円
■特集:変貌するポートレート写真
● アートディレクター・藤本やすしの語るポートレート写真
「スタジオ・ボイス」「流行通信」「ブルータス」など、数々の人気雑誌のADを務める藤本やすし氏が雑誌におけるポートレート写真の流れと現況について語る。
● 雑誌の表紙におけるポートレート
「婦人公論」「AXIS」
● 広告におけるポートレート
サントリーの洋酒の広告とポートレート
● ドキュメンタリータッチのモノクロポートレート
映画「KT」のカタログより
● 新潮社「月刊シリーズ」の人気の理由
● アートディレクターに聞くフォトグラファー起用の理由
● ヘアメイクアップアーティストから見る、プロのポートレート撮影
柘植伊佐夫氏インタビュー


■特集:写真表現のためのオルタナティブテクニック
通常のゼラチンシルバープリント、銀塩フィルムでの撮影とは違うプリント、撮影に挑戦する。

● サイアノプリントなど古典的印画方法を使ったプリント
● 20×24インチ特大フォーマットポラロイドでの撮影/
ポラロイドフィルムによる表現
● フラットベッドスキャナで花を撮る 他


■フォトグラファー特集:M.HASUI
アートディレクターからカメラマンへ転身。1日100カットを自らへのノルマと決めて独学で写真技術を習得した。デビューした80年代は、雑誌が中心。その後仕事の中心を広告にシフト。JR東日本「TRAiNG」、J-PHONE、などを手掛けるコマーシャルフォトグラファーを紹介。
対談:高橋周平×M.HASUI


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
第15回結果発表「白い皿の上の生卵」
第17回課題発表「ユニクロのサングラス」




● そのほかの記事
マンスリー・ベスト・AD 工藤規雄・森田直樹・佐藤孝仁のセレクト
マイ・ベスト・チョイス・CM 佐藤裕亮(CMディレクター)のセレクト
今月の新作グラフィック&CM紹介
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2002/6
CoverPhoto M.HASUI
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:M.HASUI  
Photo by M.HASUI  

 
幸せって、気がついたら傍らにあった…そんなだったらいいよね。
 
子供のころ、学校の帰り道に小さな公園がたくさんあって、よく遅くまで遊んでいました。たいがいは野球なのですが、スポーツの苦手だった僕は、隅のほうで仲のいい数人の友達と、陣地取りという小石を使った遊びばかりしていたのをつい昨日のことのように覚えています。
そういうときに、探してもいないのに視覚の隅っこに突然飛び込んでくるのが、四葉のクローバーなんです。探しているとなかなか見つからないのに、探してもいないときに見つかる、……不思議ですよね。
でもきっと誰しも経験のあることではないでしょうか。
四葉のクローバーが見つかると幸運が訪れるといわれるのも、きっとそういうことだからなんだと思います。
幸せとか幸運って探してもだめなのかもしれません。
あんまり気張らずにリラックスしていたり、何かに熱中しているときに、気がついたら傍らにあった…そうだったら本当にいいですね。
今月の表紙の四葉のクローバーは、家内が妊娠中にいつのまにか見つかったそれを母子手帳に挟んで押し花にしていたものです。
よーくあらためて見てみたらすごく綺麗なんですね。
それぞれ個性があってどれでもよかったのですが、表紙のクローバーは最近見つけた新しいもので、まだ鮮やかな緑が残っていたので、それを透過ライティングだけで撮影しました。
カメラは4×5でフィルムはVelviaをノーマルで使っています。レンズは、210ミリですが、マクロタイプのレンズではないので、ややシャープネスにかけたのが少しくやしいですが、すごく気に入った写真になりました。
戦争も自分たちの幸せの価値観を人に押し付けるからはじまる。民族の価値観の共存を今こそ考えないといけないと思います。  
  (M.HASUI)  


撮影データ
ジナー4×5
ローデンシュトック シロナーS 210mm
f45  1/125秒 FUJICHROME Velvia(RVP)
1,885円
■特別企画:100 PHOTOGRAPHERS 今、活躍する100人の写真家の仕事ファイル

広告、雑誌、音楽などの分野で活躍する100人のフォトグラファーの仕事を紹介する、オールカラー100ページの大特集。各メディアのクリエイター、編集者が「写真家のデータベース」として活用できるように、制作スタッフリスト、主な仕事、プロフィール、連絡先も掲載。

100 PHOTOGRAPHERSについて
この企画に参加のフォトグラファーは、1960年以降生まれをひとつの目安とした100人です。
100人は、駅で見かけるポスター、毎朝開く新聞から飛び込んでくる広告写真、本屋に並ぶたくさんの雑誌。そしてテレビのコマーシャル、次々と生み出されるヒット曲のジャケットやアーティスト写真などを手掛ける、今、最も元気な、そしてこれからの活躍に期待したいフォトグラファーとして編集部が独自に選びました。仕事でフォトグラファーを起用するクリエイターには「データベース」として役立てていただければと考えています。

参加フォトグラファー一覧
A-Chang 青木健二 赤尾昌則 赤司周 阿野太一 荒濱カズ
isao.ito 石田東 稲葉元 今泉好人 宇田幸彦 内田将二
M.S.PARK 大手仁志 大沼茂一 大橋仁 岡田初彦 岡田元伸
荻島稔 奥村恵子 数井啓介 加藤正博 金澤正人 金子親一
狩野毅 川口賢典 菅野ぱんだ 北島明 紀里谷和明 隈田一郎
黒川隆広 go relax E more 腰塚光晃 小林光 小林基行
斎門富士男 鷺坂隆 笹口悦民 佐藤孝仁 佐内正史 ZIGEN
澁谷征司 清水尚 新津保建秀 菅原一剛 TAKA 高崎勉
高橋ヨーコ 高柳悟 瀧本幹也 竹内スグル 田島一成 田中良知
玉川竜 辻佐織 辻徹也 筒井義昭 鶴田直樹 土井浩一郎
富田眞光 富永よしえ NAKA 中井喜久 中川眞人 長島有里枝
長主久史 中野敬久 中村和孝 中村成一 蜷川実花 niwa.
野口貴司 野村浩司 旗手浩 馬場道浩 平間至 福岡耕造
藤井春日 藤代冥砂 星野尚彦 細川晃 堀江司 ホンマタカシ
舞山秀一 前田洋伸 松永高寛 三枝崎貴士 皆川聡 蓑田圭介
宮沢聡 宮本敬文 村井眞哉 望月宏信 MOTOKO 森本徹也
横浪修 吉永マサユキ LESLIE KEE 若木信吾 渡邉肇


また100 PHOTOGRAPHERSの企画と連動し、コダックフォトサロンにて、掲載されたオリジナル作品を展示、販売します。




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マンスリー・ベスト・AD 服部一成・小霜和也・田島一成のセレクト
マイ・ベスト・チョイス・CM 大島亜佐子(J.W.トンプソン)のセレクト
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2002/5
CoverPhoto Kazuyasu Hagane
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:羽金和恭  
Photo by HAGANE Kazuyasu  

 
僕の「好き」なものは画になるもの。これってコレクターに近いかも。
 
1月号の「花」をモチーフにした写真と同時に撮影したものです。
この「金魚」も花と同じように好きなもののひとつです。
ただ、僕の「好き」は、写真に撮るモチーフとして「好き」なのであり、日常的に飾ったり、飼ったりすることはありません。
極端なことを言えば、撮った写真は部屋に飾っておきたいけれど、撮影が終わった本物は、もうどうでもいいという感じです。
標本づくりに熱中するコレクターに近いかもしれません。
そんな「好きなもの」の中から「花」と「金魚」を選んだのは、どこかで「癒し」を求める今の時代が影響していたかもしれません。
どちらも“鑑賞用”に改造されたというのも共通しています。
撮影は、薄い水槽の中に金魚を泳がせ、その上に円をくり抜いた色紙を載せ、金魚がその穴の下に現れるのをじっと待つ、釣り人の心境でした。

1月号も今号も、それぞれASTIA、PROVIA、VELVIAの3種類のフィルムで撮影していますが、1月号はベースとなる赤の色が強いので少し柔らかい発色のASTIAを、今回はベースのブルーグリーンの発色を鮮やかにしたかったのでPROVIAで撮影したものを選んでいます。
上がりを予測したフィルム選びは、たいていの場合予測通りの結果を得ることが出来ますが、ときには思いがけない結果を生むこともあります。
デジタル処理で望みの色を出すことのできる時代ですが、予測できないハプニングのあるアナログのおもしろさも捨てがたい魅力です。

最後に1月号で約束した花の名前を記しておきます。
「最近はデイジーと呼ばれることが多く、また延命菊とか長命菊とも呼ばれている雛菊」でした。  

撮影データ
ディアドルフ8×10
コマーシャルエクター12inch
f16 1/2 1/60秒
FUJICHROME PROVIA 100 (RDPIII)
1,572円
■特集:プロ用デジタルカメラの2002年モデル、全部みせます
コダックDCS ProBack645、PhaseOne H5、FlexFrame4040、Sinarback44 HR、ニコン D100、キヤノン D60、フジフイルムFinePix S2 Pro、シグマ SD9、ほかに米国PMAショーで発表される新製品を一挙に紹介。


■特集:2002 CALENDER SELECTION 編集部が選んだ今年気になるカレンダー36
クオリティの高い写真を使ったもの、デザインや印刷・加工技術に優れたものから、今年のトレンド「犬カレンダー」、写真家のプライベートカレンダーまで、編集部が選んだ今年の気になるカレンダー36点を紹介。


■フォトグラファー特集:ZOREN & MINORI
写真とコンピュータ上の処理で作品を生み出す、ゾレン・ゴールドとムラカミ・ミノリのユニット。2000年よりNYでコラボレーションを始め、今年からは東京を拠点に活動している2人の作品とインタビュー。


■特別付録:PhotoSearch(フォトサーチ)~ストックフォト&映像の情報ファイル~
全国のフォトエージェンシー&フォトビジネス企業を紹介。被写体や所在地など様々な要素で多角的に検索ができる!! 各社のフォトカタログの一括請求もできる便利な1冊。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
第14回結果発表「透明パックに入った卵」
第16回課題発表「ユニクロのショルダーポーチ」




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2002/4
CoverPhoto Eiichiro Sakata
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:坂田栄一郎  
Photo by Eiichiro Sakata  

 
世界中を浅葉克己さんと旅し、時間を共有した帽子
 
僕は「モノ」を人との関連性で捉えてみようと思った。
店先に並んでいる真新しい商品ではなく、持ち主のある「モノ」。
愛着を持って使い込まれた「モノ」。
それを撮ることで、持ち主の人柄が表現できるのではないかと思う。
僕はポートレートを撮るときも、人と「モノ」の関連性を考える。
コマーシャルの場合は別だが、それ以外のときは、
スタイリストの用意した衣装ではなく、私服の彼や彼女を撮りたいと思う。
用意された服を着ると、人は演技者となってしまう。
その時点で僕はもう「その人」ではなくなってしまう
という気がするからだ。
これは僕にとってとても大切なことだし、ずっと持ち続けてきた思いなので、表紙の話があったとき、このアイデアで行こうと決めた。
帽子の持ち主は、アートディレクターの浅葉克己さん。
これらの帽子は、浅葉さんと一緒に世界中を旅し、
浅葉さんと同じ時間を過ごしてきた。
きっとひとつひとつの帽子にたくさんのエピソードがあるに違いない。
そんなことを思いながら、ベランダに帽子を持ち出し、重ねてみる。
積み方によって絵がどんどん変わってくるのがおもしろい。
フィルムはPROVIA。
光は晩秋の自然光だけだが、1段アンダーで撮影、+1増感し、
さらにインターネガをとってGBプリントしている。
明暗のコントラストがある中にもシャドウ部がつぶれずディテールが出て、思い通りのトーンに仕上がった。
写真を見て、これはどういう曰くのある帽子だろうと思ったり、この帽子を通して浅葉さんに興味をもってもらえたらいいな。   (坂田栄一郎)  

   
撮影データ
ハッセルブラッド500C プラナー100m/m
f16 1/60秒
FUJICHROME PROVIA100F(RDPIII)で
撮影後、インターネガをとり、FUJICOLOR GBプリントで
1,362円
■特集:自分に合った照明機材を運ぶ
ストロボを中心に、初心者にもわかりやすく照明機材の特長を解説。スペックだけではわからない実際の使い勝手やライティング効果を見る。写真家4人の作品紹介、レンタルショップリスト、各メーカーの照明機材ガイドも掲載。


■特集:クリエイターが選ぶ2001CMベスト30
21世紀最初の年を象徴するCMは何か? 広告クリエイターたちの投票で選ばれた、2001年のベストCM30を紹介するとともに、CM界の傾向を振り返る。


■フォトグラファー特集:内田将二
広告、雑誌、CDジャケットさらにはCMやプロモーションビデオまで幅広く活躍中。デジタル表現も駆使しながら、狙いどおりの写真を作り上げていくという、若きフォトグラファーの最近作を紹介する。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
第13回結果発表「たまごを撮る」
第15回課題発表「白い皿の上の生卵を撮る」




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2002/3
CoverPhoto Mikiya Takimoto
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:瀧本幹也  
Photo by Takimoto Mikiya  

 
近すぎず遠すぎずのあいまいな距離感で風景をブツとして捉える
 
編集部から与えられたテーマは「人物、風景以外のブツ写真」ということでした。それに対して、何か撮影する「モノ」を探し、スタジオでセッティングしていけばいくほど商品撮りになってしまう。日常やっている広告写真やブツ撮りとは違ったアプローチで編集部のテーマに応えたいと思いました。いろいろ考えていくうちに、「ブツ」のいちばん大きいもので風景ではない、そういう距離感の被写体というのはどうだろうかというアイデアが浮かびました。

たまたま千葉に、パネルのデザインなどにかなりレトロな感じのする古いボーリング場があって、懐かしいんだけれどカッコイイ。そこを撮ることにしました。風景ほど遠すぎず、モノという近さでもないあいまいな距離感が狙いで、150mmレンズで人間の目より高い位置から撮影しています。
レーンのピンが全部立っているとストイックで、見る人を拒んでいる気がして、1レーンのピンだけ倒して安心感のある画面にするという演出をしています。

裏表紙は、表紙の整然としたビジュアルに対して、誰にも受け入れられる気持ちのいい写真、そして表紙の引きに対して寄りというバランスを考えました。

また、表紙はボーリング場のレトロ感をそのまま出すのではなく、情緒を排除した近代的な色合いに仕上げたかったので、PROVIAで撮影してスキャニングし、ピクトログラフィーで出力。コントラストのついたカリッとしたプリントにしました。
逆に裏表紙は、独特の柔らかいディテールと色が気に入っているフォトラマを使っています。〈瀧本幹也〉  


P=樋口謙一

撮影データ
ジナーP2 アポ・シロナー150mm
表1:f22 1/3 8秒 表4:f5.6 2/3 3秒
表1:FUJICROME PROVIA 100F Pro(RDPIII)で撮影後スキャニング、ピクトロで出力
表4:FUJI FOTORAMA
協力:アサヒボーリングセンター
Crd:及川勇樹(NOVA PRO SERVICE)
デジタルクリエイター:宮本 准(HPC)
1,572円
■特集:広告写真のデジタル撮影はここまで進んだ!
デジタルカメラで撮影、デザインまでフルデジタルで制作している雑誌・新聞広告やカタログの例を紹介。デジタルカメラの導入、RGBデータからCMYKに変換する方法論 や印刷現場の声、新聞・雑誌広告のデジタル送稿の現状もレポートする。


■フォトグラファー特集:YAMA (山添雄彦)
サトシ サイクサ、モンディーノという一流フォトグラファーのアシスタントをつとめた後、2000年に独立。パリ在住10年というファッションフォトグラファー。


■特集:APA2002公募展入賞作品発表
会員も含めたオープンコンペになって2年目、今年で30回目を迎えた社団法人日本広告写真家協会展。5月に開催される公募展にさきがけて、入賞作10作品を紹介する。


■読者参加・プロのライティングに挑戦してみよう
第12回結果発表「化粧惑星のネイルエナメル」
第14回課題発表「透明パック入りたまご」


■別冊付録:WROK FILE 2002
広告のクリエイティブワークを支える、スタイリスト・ヘアメイク・特殊造型・美術スタッフの仕事ファイル。




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2002/2
CoverPhoto M.HASUI
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:M.HASUI  
Photo by M.HASUI  

 
世界中のハートが煙ってきてるって思いません?
 
アメリカがテロに対する報復と称してアフガニスタンを攻撃し、イスラエルはパレスチナの自爆テロへの報復攻撃を開始し、難民はどんどん増え、世界は急速によくない方向へ向かっていく中で、アートにいったい何ができるのか、最近よく考えます。 自国の国民の命と経済を守ることは大切だけど、人間ひとり1人の命と痛みは同じはず。 何人にもその権利を奪い取ることはできないはずです。 そんな単純なきれいごとで かたずかないことは分かっていても、もう少し犠牲になる多くの人々のことを想像する力があれば、と思います。 五年前のある日、ある人が僕にいいました。 これからの 世界をすこしでも良くできるのは、支配されない芸術だよって。 芸術なんていうと大上段だけど、アートって想像力ですもんね。 コマーシャル・フォトの表紙、2月号だからバレンタインなのでハートです、って言いたいところですが、本当のところは、煙ってきたハートなんです。 なんか、世界中のハートが煙ってきてる。 コマーシャル アートでも僕にとっては言葉だから少しでも平和で幸せなイメージの作品を心掛けたいです。 裏表紙のくまさんは、僕がまだ仕事を始めたばかりで相当貧乏だった頃に、毎日着ていたトレーナーで、つい最近、妻がくまさんにしてプレゼントしてくれたものです。 初心忘れるなって。 ついつい仕事に追われて大切な自分のハートを見失いがちになっているかもしれません。 戦争をしている人たちももう一度、幸せの初心に戻って考えてほしいものです。 ハートはスタイリストの岡村雅人さんにお願いして、ドライアイスの煙で作ってもらいました。  ピンクは、タングステンのライティングで出したものです。 今回の撮影では、RDPIIIを使いましたが、このフィルムは最も発色のバランスがよいので、よく使います。(M.HASUI)  


撮影データ
ジナーP4×5
シロナー135mm f11 1/2 1/8秒
FUJICROME PROVIA 100F(RDPIII)
1,362円
■特集:キャノンEOS-1Dは仕事の現場でどこまで使えるか
注目のデジタルカメラ「キヤノンEOS-1D」がついに発売。
秒8コマの高速連写機能 などから、フィールド用のカメラだと思われがちだが、スタジオ撮影でははたして どこまで使えるのか?
撮影のワークフローからRAWデータの現像までを詳しく解説。

速報:新商品レポート
注目のデジタルカメラ、600万画素35ミリ版フルサイズCCD搭載のCONTAX N DIGITALを、2月発売にさきがけてレポート。


■特集:ショートフィルムが熱い!
テレビや劇場だけでなく、レンタルビデオ、DVD、オンライン配信などの新しいメディアの登場で盛り上がる日本のショートフィルムブームの現状を探る。
~インターネットでショートフィルム配信する「ショートブレーク」、映像マガジン「Grasshoper!」、石井克人・武中貞宗・矢口史靖の語るショートフィルムの魅力他~


■フォトグラファー特集:Kaz Arahama
競争の激しいニューヨークで、スティルライフフォトの分野で活躍する日本人フォトグラファー。


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2002/1
CoverPhoto Kazuyasu Hagane
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:羽金和恭  
Photo by HAGANE Kazuyasu  

 
この花の名前、わかりますか? 答えは次回までのお楽しみ
 
「人物、ランドスケープ以外のテーマでコマーシャル・フォトの表紙を」と言われ、真っ先に思いついた被写体は、それはちょっと…と、編集部から却下されてしまった。そうなったら何を撮るか、なかなか思いつかない。それがある日、何を撮るかという考えを止め、今撮りたいものは何かと自問してみたら、浮かんできた。花だ。写真家でなくてもカメラを持ったら誰でも一度は撮ったことのあるポピュラーなモチーフではあるが、好きなもののひとつだ。道端に咲いている小さな花、花屋の店先に並ぶ花…、いつも花を見ている。今回選んだのは、とてもポピュラーな花だが形に惹かれた。もうひとつ好きなものがある。糸が作る線。自分の意志ではどうしようも出来ない自然に出来る線が画面の中に出来ると、なぜか落ち着く。この好きなもの二つに、自分の意志で作り上げた紙の切り口(カーブ)を組み合わせた。どんな風にして撮っているかは、あまり明かしたくないが、いくつかヒントになるものをあげるとすれば、一発写真である。紙をくり抜き、あまり絞り込まずに撮影しているというあたりから想像していただきたい。フィルムは、普段からFUJICROMEを愛用しているが、撮るものによってRDPII、RAP、RVPを使い分けている。今回は、彩度を上げたかったのでリバーサルを選び、3種類のフィルム全部で撮影してみたが、RAPが、料理で言えばメイン素材に当たる花の色が自然な感じに出て、自分のイメージに最も近かった。
ところでこの花の名前、わかりますか?
答えは、次の担当月のこの欄で。  


撮影データ
ディアドルフ8×10
コマーシャルエクター10inch f11 1/3 1/60秒
FUJICROME ASTIA 100 Pro(RAP)
1,362円
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ファッション、ポートレート、カタログ商品撮影など、具体的なデジタル撮影の現場を紹介しながら、1600万画素機コダックProBackとフェーズワンH20の徹底比較、中判用デジタルカメラバック導入のポイントを解説する。


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2度のアメリカ留学から帰国後、雑誌、広告、ビデオクリップなどの仕事で活躍。10年間撮り続けている、スケートボーダーをテーマにした写真集も出したばかりの若手フォトグラファー、大沼茂一を紹介する。


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2001/12
CoverPhoto Yoshihiko Ueda
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:上田義彦  
Photo by UEDA Yoshihiko  

 
二度と出会わない一瞬。このときめきにシャッターを押す。
 
「6月号の上田さんのたばこの写真を見て、写真を撮り始めた」と言ってくれた若い 人に出会った。ともすれば見過ごしてしまいそうな場所やものが無意識の中で僕の生理と共鳴し、僕はそんな場所やものたちを35mmカメラでスナップした。この手法(と いう言葉が適当かどうか疑問だが)は、家族を撮ったりプライベートではよく使っていたのだが、仕事には結びつかなかった。それが、コマーシャル・フォトの表紙とい う特別な場で発表でき、さらに見て共感してくれる人がいた、そのことが嬉しかった 。また、自分の中では何となくつかめていたこの感覚が、決して間違いではなかったという確信につながったことも大きかった。今回の写真もまた、そんな僕の心をときめかせた1シーンだ。家族で旅行した折りに立ち寄ったヨセミテのカフェのテーブルの上は、子どもたちと一緒に今さっきまで楽しく食事していたあとがそのまま残って いた。白いテーブルクロスとナプキン、ミルクの入っていたグラス、使われたナイフ とフォーク。そこには、混乱もリアリティもみんな包み込んでしまう美しいリズムがあった。これから先、同じようなシチュエーションを何度も経験するに違いないが、 同じシーンには二度と出会わない。その一瞬を感知することが自分にとってとても大事なんだという気がしてならない。  


撮影データ
ライカM4 60m/m
f4 1/125秒
FUJICOLOR PRO400
1,572円
■特集:スタイリスト&ヘア・メイクの仕事
ソニアパークのスタイリング(サントリーウーロン茶)、加茂克也のヘアメイク(ナイキ)など、広告写真を支えるスタイリストやヘアメイクアップアーティスト達のプロフェッショナルワークを紹介する。
ソニア パーク/加茂克也/岡村雅人/LAKE TAJO/江木良彦/五月女則子/Shin/光倉カオル <対談>竹内スグル×大塚勇造


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今、CM制作の現場ではテレシネ・システムの高機能化がきっかけとなり、これまで撮影で処理していた色の調整が、ポストプロ部分でかなり自由にできるようになってきている。
「第2の撮影現場」の最新舞台裏を一挙公開。


■フォトグラファー特集:紀里谷和明
最近は、プロモーションビデオも手掛け、新しいジャンルでも急速にその才能を発揮している紀里谷和明。コンピュータを使った彼独自の写真の世界を紹介する。


■特別付録:2002 Power Page ~広告クリエイターのためのテレフォン・データブック
広告クリエイターの必需品。フォトグラファー、CMディレクター、ムービーカメラマン、照明技術者、スタイリスト、ヘア・メイクといった個人から、広告業界関連会社まで、約8000件の電話番号を掲載したB6版コンパクトサイズの電話帳。


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2001/11
CoverPhoto Tamotsu Fujii
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:藤井保  
Photo by FUJII TAMOTSU  

 
楽しんでやらせてもらいました
 
今回も佐藤卓さんがデザインした“立たないコップ”をモチーフに使わせてもらいました。マット仕上げでちょっとステンレス製には思えない独特のテクスチュアになっています。僕が担当する最後の号ということで、モノ自体の存在感を写真にしようと、その姿がはっきり分かるアングルで撮影しました。このコップには“色”がありません。それを白バックで撮り、モノトーンに仕上げてみました。何枚かフォトラマで撮影しているうちに、なぜかモノトーンのはずの世界に少しだけグリーンの色を感じ始めたのです。
僕の撮影では、そんなふうにして突然わき出てきたイメージをどんどん突きつめて最終的な着地点を見つけることがよくあります。今回もその作業を繰り返しています。表紙に使った写真にはコップの口の部分にタングステンライトを当て、アクセントをつけています。下の6枚のインスタント写真は、その行程の一部です。実は、表紙に使った写真のネガはノンフィルターで撮影しています。自分の最終イメージ(着地点)は、インスタントカメラの撮影段階で固め、本番プリントの色は、そのインスタント写真を見本にして出してもらっています。表紙の撮影は、4回ともネガを使っていますが、ミックス光に強く、スローシャッターでの撮影でも色の変化が少なく、粒子の荒れもない点などを考慮してのことです。

1年を振り返ってみて、業界の人が大勢見ている「コマーシャル・フォト」の表紙というステージを与えられ、素材選びから表裏2点構成、年間4回という流れまですべて自分だけで考えるという作業を、大変楽しくやらせてもらいましたし、相当頑張ったつもりです。最初のうちは地獄もありましたけどね。  


撮影データ
FUJI GX680II Professional
FUJINON150mm f32 1/2 1/4秒
FUJICOLOR Pro400
フォトラマは20G使用
1,362円
■特集:写真家のプライベート・フォト ~仕事を離れてシャッターを押したら~
日頃、仕事の写真を目にする機会の多い著名な写真家たち。
この特集ではそんな9名の写真家の意外なプライベート・フォトを公開。
また仕事以外でどんなカメラを使っているのか。愛用のカメラも併わせてとりあげた。
操上和美/上田義彦/白鳥真太郎/M.HASUI/羽金和恭/高井哲朗/横木安良夫/石坂直樹/瀧本幹也


■特集:プロフォトグラファーが使う高性能スキャナ
光学解像度4000dpi以上、ブローニー対応の最新フィルムスキャナ
「ニコンSUPER COOLSCAN8000ED」
「ポラロイドPOLASCAN120」
「ミノルタDiMAGE SCAN MULTI Pro」
を中心に、高解像度時代のスキャナの使いこなしを紹介。


■フォトグラファー特集:澁谷征司
手持ちのカメラは8×10のみ。目で見えるものをそのまま描き出す8×10のディテールが好きだという、写真を始めてまだ5年半の注目若手フォトグラファーを紹介。
対談 鹿野淳(ロッキング・オン・ジャパン編集長) 澁谷征司


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2001/10
CoverPhoto Kazumi Kurigami
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:操上和美  
Photo by KURIGAMI Kazumi  

 
タイトルは「タイム・アウト」
 
かつてはとても愛らしかっただろうゼンマイ仕掛けで動くブリキのオモチャ。きっと子供たちの人気者だったに違いない。僕が見つけた4~5年前にもすでにその面影は無く、鼻は落ち、錆びついて動かなくなっていた。それでも愛らしいフォルムは残っていて、まだまだ元気だった。しばらく飾っておいたのだが、時間が、少しでも動かすと完全に崩れ落ちてしまいそうなまでに彼を風化させてしまった。いつか土に帰る前に写真に残しておこうと思っていたのだがようやく実現できて何だかホッとしている。彼にとってはまさに「タイム・アウト」寸前だった。何もかもがプラスチック化していく中で、土に環れる彼は幸せなのかもしれない。

できるだけシンプルな絵にしたかったので、アクリルの白バックの前に立たせて正面と背面からカメラに収めた。完全なパンフォーカスにするつもりはなかったので10cmほどの彼を、360mmレンズをつけた8×10で、ストロボ6灯を用いて撮影した。

与えられた4回の撮影を終えて、テーマを考え発想を広げていくその過程を楽しませてもらった。  


撮影データ
ジナー8×10 FUJINON-W 360mm F5.6
f22 1/2 1/60秒
FUJICROME PROVIA 100F(RDPIII)
ストロボ6灯使用
1,572円
■特集:フォトグラファーのためのデジタル16の常識
モニタ、スキャナ、プリンタのカラーマッチングからデジタルデータの入出力、適正な印刷用色見本の作り方、CMYKへの色変換まで、デジタル時代のフォトグラファー必須の常識を、わかりやすく解説する。


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■別冊付録:「レンタル&スタッフ+(プラス)」
「フォトビジネス・撮影サポートガイド」が、デザインを一新。撮影機材、動・植物、食器、コスチューム、ロケバスなどのレンタル業からスタッフ派遣、テクニカルサポートまで、撮影に関わるあらゆるレンタル&スタッフを掲載。どこへでも携帯できる、A5判のコンパクトなサイズ。


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2001/9
CoverPhoto Yoshihiko Ueda
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:上田義彦  
Photo by UEDA Yoshihiko  

 
自然体で「モノ」と向き合ったとき、空気感が写真に定着する
 
今回表紙に使った写真は、4月号の表紙と同じスペイン・カスティーニアに暮らす老夫婦宅のダイニングテーブルを撮影したものです。
4月号のカバーストーリーでも書きましたが、106歳のおじいさんと97か8歳になるおばあさんの二人は、自分たちに必要な、しかし気に入ったものだけに囲まれたとてもシンプルな生活をしています。
撮影でうかがったのは、朝の10時くらいだったでしょうか、遅い朝食を終えたばかりのテーブルの上には、まだ水の入ったグラスが置かれていました。そのとき、脇にあったボトルの、色彩鮮やかなラベルが目に飛び込んできました。もしかしたら毎晩、同じこのダイニングテーブルで夕食をとり、そのときに少しずつ楽しんでいるウォッカのボトルかもしれません。
そのラベルの色、女性のポーズ、そして窓から差し込んでくる光…またしても僕は「モノ」に魅せられ、シャッターを切りました。
この家の、ほんの小さな一画から老夫婦の家全体、さらには生活ぶりまでが思い浮かびます。裏表紙のキッチンしかりです。

今まで、仕事で数えきれないほど多くの国を訪れ、いろいろなモノを撮影してきましたが、コマーシャル・フォトの表紙をやる中で、その場所だけが持つ空気感があるのだということ、それが「モノ」と自然に向き合ったときに素直な形で写真に現れてくるのだということをとても強く意識させられました。

下のジェリービーンズの写真はそのことを確認する意味で、先日プライベートで出かけたカーメルという街のお菓子屋さんのショーウインドウを撮ったものです。
アメリカ西海岸の天候としては珍しく少し肌寒い曇天でしたが、やはりここでしか得られない光と色が得られたと思います。  


撮影データ
ライカM4 60m/m
f4 1/60秒
FUJICOLOR PRO400
1,572円
■特集:6 New Face Photographers ~活躍が期待される6人の写真家たち~
広告・エディトリアル・音楽といったジャンルを問わず、またムービーにも積極的に取り組み、若いフォトグラファーたちが仕事の幅を広げている。今後の活躍が期待される6人の写真家たちを紹介する。
松永高寛/高柳悟/前田洋伸/辻佐織/TAKA/竹内スグル


■特集:HDカメラによる新撮影システム
昨年のBSデジタル放送開始に伴い、CM制作界でもHD-CM制作ノウハウの構築が話題になっている。そこで、現在映画界でも注目されている最新型HDカメラによる24P/30P撮影方式によるCM撮影の現状をレポートする。


■スペシャルレポート:ニコンキャプチャー2でニコンD1シリーズを使いこなす
今注目のデジタルカメラ、ニコンD1XとD1H。このニコンD1シリーズと専用ソフトのニコンキャプチャー2を組み合わせた、撮影と後処理の使いこなしをレポートする。


■特別付録:スタジオデータブック
全国約270件のレンタルスタジオの情報を、白ホリゾント系とハウス系 に2大分類のうえ、各スタジオの特色や諸設備等の詳細データを盛り込 んだ、探しやすく比較しやすい、業界人必携のデータブック。


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2001/8
CoverPhoto Tamotsu Fujii
CoverDesign Takayuki Soeda

COVER STORY  
写真:藤井 保  
Photo by Tamotsu Fujii  

 
モノが持つ「何か」と僕の中の「何か」が共鳴する一瞬
 
今回も、佐藤卓さんがデザインしたマックスファクターfec.ブランドのアイ・メイクアップ商品をモチーフにしています。アルミ素材でシルバーマット。シンプルなデザインが特徴です。過去2回(3月号と6月号)のカバー・フォトは、パッケージをある特定の位置から見ると正円や楕円に見えるというかなりグラフィカルな表現をとってきました。今回撮影するにあたっては、もう少し写真的なというか、立体的に見せようという考えがありました。そう思いながら商品をながめていると、ふと、弾丸が飛ぶ姿に見えてきました。この表紙の仕事をする中で、モノが持っている「何か」と僕自身が持っている「何か」が響き合う一瞬があり、そのとき写真が撮れるということを再確認しました。3月号は「月」、6月号は「日の丸」でした。今回も「弾丸」という響き合う一瞬に出合ったわけです。ここに至るまでの作業は、実は悶々と続きます。しかし、その一瞬が見えてくれば後はどう撮るかを考えればいい。スタジオを白いキャンバスに見立て、商品を置けば、自然とイメージが浮かび上がってきます。コンディションを整え、自分自身の気持ちがノッてきたところでシャッターを押します。撮影は、商品をまっすぐに立て、手前上からのアングル。ボケで弾道を表現しています。商品自体に色がないので表紙は赤バック、裏表紙は、表紙で用いた赤を商品に映し込ませて白バックにしました。FUJI GX680IIはアオリが使えるので、よりボカシを強めるため、そのアオリを利用しています。僕の場合、絞りは基本的に望遠なら開放、広角なら絞りきるのどちらかで途中はない。今回も150mmのレンズでf4 1/2の開放にし、さらにアオリでボケを強調、より弾丸の飛ぶ速度が表現できたと思います。  


撮影データ
FUJI GX680 II Professional
FUJINON150mm
表1:f4 1/2 1/60秒 表4:f4 1/2 1/125秒
FUJICOLOR Pro 400
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商品情報・内容

  • 出版社:玄光社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月15日
  • サイズ:B5

■ プロフェショナル・フォトグラファー必読!フォトグラファーと広告クリエイターのための専門誌「コマーシャル・フォト」

プロフェッショナル・フォトグラファー必読!「コマーシャル・フォト」はフォトグラファーや広告クリエイターのための専門誌としてクリエイティブに役立つ情報や最新技術、新製品を随時掲載。編集部が注目するクリエイターも紹介、CM、グラフィック広告、Webメディア、ミュージックビデオなど、様々な最新情報を毎号掲載。別冊付録も充実(3月号:春のスタジオガイド、4月号:CM・映像キャメラマン&ライトマンファイル、8月号:STUDIO DATA BOOK&撮影サポートガイド、10月号:CM・映像ディレクターズファイル)。プランニングのヒントやスタッフのキャスティングにも活用できる。

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