目次
■テクニカルレポート
○低温排熱回収(気体/気体)の実現に向けて/タクボ精機製作所 波多瑞紀
50年間で培った排熱回収のノウハウと独創的かつ合理的な発想で未だ再利用の難しいとされる気体の低温排熱回収に成功した「タクボ・プレート式熱交換器」。本稿では、短期間で利益に繋げる省エネを開発経緯、特徴、導入事例等で紹介する。
○新しいシート状物質「ホウ化水素シート(ボロファン)」/筑波大学/近藤剛弘
我々は最近、優れた水素吸蔵特性や電子材料特性が理論的に予想されていたボロファンと呼ばれる新規二次元物質の生成に成功した。本稿では、二ホウ化マグネシウムに含まれるマグネシウムの正イオンを水素(H)の正イオンと交換することにより、室温・大気圧下という温和な条件で生成することを見出した研究について紹介する。
○CO2フリー水素製造用アルカリ水電解システムの開発/旭化成/竹中 克
当社は、再生可能エネルギーから水素を製造するための、低コストでエネルギー変換効率が高いアルカリ水電解システムの開発・実証に取り組んでいる。国内での大型実証実験が完了し、2018年からはドイツで実証実験を実施する計画である。今後も当社の技術に磨きをかけて、来るべき水素社会の到来のために貢献していきたいと考えている。
○原子層シートを利用した透明フレキシブル太陽電池の開発/東北大学/加藤俊顕・金子俊郎
遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)は可視光を90%以上透過し、かつ機械的柔軟性を合わせもつ新規原子層物質である。さらに明確な半導体特性を持つことから、透明フレキシブルな太陽電池の発電層としての利用が期待されている。本研究では、ショットキー構造に着目したシンプルなデバイス作製プロセスを開発し、デバイス構造を最適化した結果、透明フレキシブルTMD太陽電池の大面積合成に成功した。さらに、系統的な実験により本デバイスにおける詳細な発電機構の解明を実現した。
■エネルギー事情
○世界の石油輸送上のチョークポイント3/早稲田大学/吉武惇二
スエズ運河とSUMEDパイプラインが閉鎖された場合は、アフリカの南端、喜望峰を迂回しなくてはならず、約4,320kmの迂回が必要である。一方、パナマ運河が封鎖された場合は、南米南端のマゼラン海峡の迂回が必要である。
○「WorldEnergyOutlook2017」で見る世界の天然ガスの動向と見通し/(元)東京ガス/奥田 誠
IEA(国際エネルギー機関)が2017年11月に公表した「World Energy Outlook 2017」では世界のエネルギー需給等に関する現在の動向から2040年に至る見通しが提示されているが、その概要を天然ガスを中心に紹介する。
○「松阪新電力㈱」の設立/松阪市環境生活部/徳田剛士
三重県松阪市において、東邦ガス㈱他2社とともに、“東海3県初” となる自治体出資の「松阪新電力㈱」を設立した。本稿では、自治体が取り組むエネルギー政策として、電源であるクリーンセンターや新電力事業の取り組みの概要等について紹介する。
■フィールドレポート
○黒部市下水道バイオマスエネルギー利活用事業について/黒部市都市建設部/村椿謙一
本事業は、黒部市地域新エネルギービジョンの一環として位置付けられており、コスト削減と環境負荷低減を目的として、汚泥や食品残渣といったバイオマス資源の循環利用システムを構築したものである。本稿では、事業の概要及び現状について紹介する。
○東広島芸術文化ホールくららへのガスコージェネレーションの導入/広島ガス/藤河俊介/東広島市生活環境部
環境先進都市を目指す東広島市の芸術・文化振興の場である東広島芸術文化ホールくららに、コージェネレーションシステムを導入した。同システムの導入により省エネ、省CO2への貢献と、防災拠点としての機能強化が実現した。
■シリーズ:バイオマス産業都市
○東広島市バイオマス産業都市構想の概要/東広島市産業部/須田郁美
当市の持つ三つの優位性、①都市と農村の近接性、②広域交通ネットワーク、③大学・試験研究機関環境産業等の集積を活かし、里山保全、森林資源の有効活用、農山村の新たなビジネス展開による所得向上などを目的とした事業化プロジェクトを一体的に取り組む。
○京都市バイオマス産業都市構想の概要/京都市環境政策局/濱 和宏
当市は、平成29年10月に、国から「バイオマス産業都市」に選定された。以前から取り組んできたバイオマスの活用を更に推し進めるため、生ごみによるバイオガス発電など八つのプロジェクトを実施することとしており、その概要を紹介する。
○低温排熱回収(気体/気体)の実現に向けて/タクボ精機製作所 波多瑞紀
50年間で培った排熱回収のノウハウと独創的かつ合理的な発想で未だ再利用の難しいとされる気体の低温排熱回収に成功した「タクボ・プレート式熱交換器」。本稿では、短期間で利益に繋げる省エネを開発経緯、特徴、導入事例等で紹介する。
○新しいシート状物質「ホウ化水素シート(ボロファン)」/筑波大学/近藤剛弘
我々は最近、優れた水素吸蔵特性や電子材料特性が理論的に予想されていたボロファンと呼ばれる新規二次元物質の生成に成功した。本稿では、二ホウ化マグネシウムに含まれるマグネシウムの正イオンを水素(H)の正イオンと交換することにより、室温・大気圧下という温和な条件で生成することを見出した研究について紹介する。
○CO2フリー水素製造用アルカリ水電解システムの開発/旭化成/竹中 克
当社は、再生可能エネルギーから水素を製造するための、低コストでエネルギー変換効率が高いアルカリ水電解システムの開発・実証に取り組んでいる。国内での大型実証実験が完了し、2018年からはドイツで実証実験を実施する計画である。今後も当社の技術に磨きをかけて、来るべき水素社会の到来のために貢献していきたいと考えている。
○原子層シートを利用した透明フレキシブル太陽電池の開発/東北大学/加藤俊顕・金子俊郎
遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)は可視光を90%以上透過し、かつ機械的柔軟性を合わせもつ新規原子層物質である。さらに明確な半導体特性を持つことから、透明フレキシブルな太陽電池の発電層としての利用が期待されている。本研究では、ショットキー構造に着目したシンプルなデバイス作製プロセスを開発し、デバイス構造を最適化した結果、透明フレキシブルTMD太陽電池の大面積合成に成功した。さらに、系統的な実験により本デバイスにおける詳細な発電機構の解明を実現した。
■エネルギー事情
○世界の石油輸送上のチョークポイント3/早稲田大学/吉武惇二
スエズ運河とSUMEDパイプラインが閉鎖された場合は、アフリカの南端、喜望峰を迂回しなくてはならず、約4,320kmの迂回が必要である。一方、パナマ運河が封鎖された場合は、南米南端のマゼラン海峡の迂回が必要である。
○「WorldEnergyOutlook2017」で見る世界の天然ガスの動向と見通し/(元)東京ガス/奥田 誠
IEA(国際エネルギー機関)が2017年11月に公表した「World Energy Outlook 2017」では世界のエネルギー需給等に関する現在の動向から2040年に至る見通しが提示されているが、その概要を天然ガスを中心に紹介する。
○「松阪新電力㈱」の設立/松阪市環境生活部/徳田剛士
三重県松阪市において、東邦ガス㈱他2社とともに、“東海3県初” となる自治体出資の「松阪新電力㈱」を設立した。本稿では、自治体が取り組むエネルギー政策として、電源であるクリーンセンターや新電力事業の取り組みの概要等について紹介する。
■フィールドレポート
○黒部市下水道バイオマスエネルギー利活用事業について/黒部市都市建設部/村椿謙一
本事業は、黒部市地域新エネルギービジョンの一環として位置付けられており、コスト削減と環境負荷低減を目的として、汚泥や食品残渣といったバイオマス資源の循環利用システムを構築したものである。本稿では、事業の概要及び現状について紹介する。
○東広島芸術文化ホールくららへのガスコージェネレーションの導入/広島ガス/藤河俊介/東広島市生活環境部
環境先進都市を目指す東広島市の芸術・文化振興の場である東広島芸術文化ホールくららに、コージェネレーションシステムを導入した。同システムの導入により省エネ、省CO2への貢献と、防災拠点としての機能強化が実現した。
■シリーズ:バイオマス産業都市
○東広島市バイオマス産業都市構想の概要/東広島市産業部/須田郁美
当市の持つ三つの優位性、①都市と農村の近接性、②広域交通ネットワーク、③大学・試験研究機関環境産業等の集積を活かし、里山保全、森林資源の有効活用、農山村の新たなビジネス展開による所得向上などを目的とした事業化プロジェクトを一体的に取り組む。
○京都市バイオマス産業都市構想の概要/京都市環境政策局/濱 和宏
当市は、平成29年10月に、国から「バイオマス産業都市」に選定された。以前から取り組んできたバイオマスの活用を更に推し進めるため、生ごみによるバイオガス発電など八つのプロジェクトを実施することとしており、その概要を紹介する。
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商品情報・内容
- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月5日
- サイズ:B5判
■ 環境と産業経済の共生を追求する
無限と思われた地球資源と環境に対し、SOSが発せられようとしています。そこで、今まで通りの経済成長を維持し、より豊かな文明生活を支えるためにはその基盤となるエネルギー源、とりわけクリーンなエネルギー源確保のため、エネルギーの開発と有効利用が火急の話題となって参りました。 本誌は、このような情勢のもと、エネルギー問題をなるべく広い視野にたち、経済性・環境保全・技術課題から、システム導入手順・メンテナンス・関連法規の解説に至るまで幅広い内容を編集するよう心がけ、興味ある話題の提供と見やすい、分かりやすい本づくりに邁進致します。
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