クリーンエネルギー 発売日・バックナンバー

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■テクニカルレポート
○低炭素社会実現に向けた都市ガス・水素混焼エンジンの基礎研究を開始/東邦ガス㈱/紺野大統・薮下雅崇・田村守淑
ガスエンジンの水素専焼に関しては予てより、研究がなされているが、エンジンの抜本的改造を伴うため、2050年頃を見据えた脱炭素社会に向けた技術であると推測する。当社では、2050年頃の脱炭素社会と2030年頃の低炭素社会を繋ぐ、トランジション技術として都市ガス・水素混焼ガスエンジンの基礎研究を開始した。本稿では、取り組みの内容、課題および今後の展望などについて紹介する。

○パナソニックの最新ナチュラルチラー/パナソニック㈱/田村朋一郎
蒸発器や吸収器の伝熱促進技術により、従来機に対して大幅な小型軽量化を実現し、業界初の非常用エレベータ一による真空部一体搬入が可能な「モジュール型ナチュラルチラー(エルーラミニ)」を発売した。

○LNGトラック向け小型充填設備の開発/エア・ウォーター㈱/和田彩香
LNGトラック・充填設備の普及を促進すべく、利便性の向上、および設備導入に係る負担軽減をコンセプトとして、インラインでの充填方式を採用した可搬式LNG充填設備を開発した。本装置では設置面積・設備コストの低減、および短時間充填が可能である。

○SDGs、ESG視点から見た次世代のエアコンの開発/㈱GF技研/梅津健児・大捕雅彦・永田富資・桑原永治
現在の空調機は冷暖房機として普及しているが、SDGs視点で捉え直してみると、①地球温暖化防止、カーボンゼロ社会、②コロナ感染症で露見した健康促進に真に貢献する空気調和の実現という目標が見えてくる、そのため開発した新空調技術を活かし商品化、事業化を進めていく。

○世界最大6.2kWの無電力熱エネルギーを輸送できるループヒートパイプの開発/名古屋大学/長野方星・渡邉紀志・上野 藍
近年、自動車の排熱などの未利用熱エネルギーの有効活用が注目されており、熱源から利用先まで熱を高効率に運ぶ技術が期待されている。著者らは、大熱輸送が可能なループヒートパイプの研究開発に取り組み、電力を用いずに6.2kWの世界最大の熱輸送を達成した。

○ハイエントロピー合金ナノ粒子を用いた水素発生反応電極触媒開発/京都大学/草田康平・呉 冬霜・北川 宏
近年、5種以上の構成元素が等モル量程度で固溶したハイエントロピー合金と呼ばれる、新しい種類の合金が着目されている。本稿では、単純な液相還元法によるIrPdPtRhRuハイエントロピー合金ナノ粒子の合成を紹介し、その電子状態とその水素発生反応触媒特性に関して紹介する。

○振動発電用環境適応型圧電体の低温作製と評価/東京工業大学/伊東良晴・舘山明紀・舟窪 浩
圧電膜による振動発電技術は、IoTに向けたバッテリーフリーのセンサ活用のため注目されている。水熱合成法で作製した圧電膜は、自己分極性を有し、厚膜作製が容易であるということが見出され、特性向上につながる知見を得られたので紹介する。

○磁性強誘電体における熱の整流効果の観測/東北大学金属材料研究所/小野瀬佳文
熱の整流効果は、熱流方向の正負によって熱伝導度が異なる現象である。大きな熱整流を持つ素子は熱の有効利用に有用である。我々は、磁性を持つ強誘電体(マルチフェロイクス)において熱の整流を観測することに成功した。整流の方向は磁化と電気分極の外積の方向に表れており、磁化か分極のいずれかが反転すると整流方向も反転することが観測された。このような外場制御可能な熱の整流効果は、将来のスマートな熱マネージメントに資する可能性がある。

○過去最高の室温熱電変換性能指数を示す酸化物の実現/北海道大学/太田裕道
層状コバルト酸化物のナトリウムイオンを様々な金属イオンに置き換えて熱電変換性能指数を調べた。金属イオン層が重くなるにつれて熱伝導率だけが減少することを突き止め、最終的にバリウムイオンに置き換えたとき、室温の熱電変換性能指数ZTが金属酸化物としては過去最高の0.11に達した。

○国際ガス連盟(IGU)による水素の利用拡大に向けた報告/LNG経済研究会/大先一正
温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロの実現に向けては、電化が難しい分野でのエネルギー源としての水素利用の拡大が不可欠なことが明らかとなっているが、そのためには、生産・供給コストの引き下げや供給安定性の向上を可能とする革新的な技術開発、およびその果実を生かす投資の促進が求められている。

■エネルギー事情
○小水力発電の現状と展望/茨城大学/小林 久
固定価格制度(FIT)導入後の小水力発電開発の実態を明らかにするとともに、小水力発電分野における技術開発の概要を整理した。さらに、詳細設計が進んでいるFIP(フィード・イン・プレミアム)制度下、および脱炭素化に向かう未来社会における小水力発電の役割・位置づけについて、所見を取りまとめた。

■フィールドレポート
○宮崎市郡医師会病院へのエネルギーサービスの導入/東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱/片山敬英
TGESと宮崎ガスは2020年8月に移転新築した宮崎市郡医師会病院にてエネルギーサービスを共同で開始した。大幅な省エネと防災性向上を同時達成すべく、高効率CGSや独自の最適制御を導入し、高度な運用管理を実施中である。

○ビール工場排水副生メタンガスを用いたSOFC発電実証/アサヒクオリティーアンドイノベーションズ㈱/川村公人
当社はCO2排出削減を目指し、ビール工場の嫌気性排水処理工程から副生されるカーボンニュートラルなメタンガスを精製し、燃料電池で発電する研究を進め、実用規模の試験を開始した。本稿では、技術課題と解決策、昨年10月に実証プラントで得られた結果を紹介する。
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■テクニカルレポート
○世界初のガス燃焼式リチウムイオン電池電極材用連続焼成炉「C-SERT-RHK」の開発/東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱/米島正人・橋本貴弘
リチウムイオン電池市場は、今後、車載用(EV、PHV等)へと拡大を続けると予測されている。電極材料生産工程の技術革新を目的とし、世界初のガス燃焼式リチウムイオン電池電極材用連続焼成炉「C-SERT-RHK」を開発した。

○ブロックチェーンを利用した電力取引管理/㈱リコー/東 義一・並木 均
世界各国で脱炭素化の動きが加速しており、国内でも再エネの普及促進は急務である。一方で、日本の再エネ利用は、コスト面、管理面で課題も多い。その課題へのアプローチとしてリコーではブロックチェーンを活用した電力取引の管理システムの実証実験を開始した。

○光の強度を2,000倍に増強する酸化チタンの開発/広島大学/齋藤健一
非常に優れた半導体である酸化チタンで、光の巨大な増強効果(2,000倍)を実現した。本成果は基礎研究であるが、光触媒効果(空気清浄、防汚、浄水、水素製造)、新型コロナウイルスの不活化、太陽電池の変換効率など、大きな波及効果が期待される。

○圧力で熱電変換材料の大振幅原子振動をコントロール/広島大学/梅尾和則
本稿では、熱電変換材料として注目されている硫化銅鉱物テトラへドライトの格子熱伝導率抑制の起源である平面配位の大振幅原子振動(ラットリング)を外部圧力でコントロールし、そのラットリングの発現機構を解明した研究成果を紹介する。

○ペロブスカイト太陽電池の劣化機構の解明/筑波大学/丸本一弘
高効率なペロブスカイト太陽電池の実用化には、劣化機構の解明が重要である。本稿では、ペロブスカイト太陽電池のスピン状態をオペランドに直接観測し、素子の動作機構や劣化機構を分子レベルで明らかにし、性能向上指針を微視的な観点から得た結果について紹介する。

○建築物(非住宅)の省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築Ver.5」/㈱建築ピボット/村松大輔
「SAVE-建築」は非住宅の省エネルギー計算ソフトウェアである。建築の企画から設計・運用・改修まで、幅広いシーンで活用でき、省エネルギーを考えたサステナブルな建物の設計を支援する。

○オープンループ型地中熱利用システムの逆洗技術/東邦地水㈱/奥村建夫
本稿では、オープンループ型地中熱利用システムにおいて、熱利用後の地下水を元の地盤に安定的に還元するための逆洗技術を紹介するとともに、濃尾平野で地下水賦存状況や地層状況および水質の異なる地点での各々の実証結果をもとに計画時の留意点等について紹介する。

■エネルギー事情
○太陽熱利用の現状と展望/(一社)ソーラーシステム振興協会/穴田和喜
2050年ゼロカーボンを目指し、今後期待されるのは再エネ熱であり、その一つが太陽熱である。太陽熱は住宅用利用が中心であるが、今後は業務用、産業用など多方面に活用する必要があることから、その導入事例を紹介し、併せて協会が策定したロードマップを元に将来を展望する。

○大規模CO2排出削減に伴う座礁資産/京都大学/藤森真一郎・大城 賢
日本のエネルギーシステム全体における座礁投資を推計した。その結果、エネルギー供給部門における座礁資産は石炭火力発電所で主に発生していたが、エネルギー需要部門では主に80%削減目標を超える厳しい緩和シナリオで座礁資産が発生した。

■フィールドレポート
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史
熱源システムのエネルギー消費量が最小となる最適な設定値について、オペレータによる手動設定からAIによる自動設定とすることで、省力化を図りかつ更なるエネルギー効率を向上させる等の研究をもとに、本稿では、AI技術を活用した最適設定自動化手法の概要と、運用の効果について紹介する。

○NearlyZEB施設の運用取り組み/㈱東急コミュニティー/田邉邦夫
NearlyZEB施設である当社技術研修センターNOTIAでは、一次エネルギー削減のマネジメントとして、数々の「省エネルギー施策」を実施した。その結果、一次エネルギー削減率は「83.20%」を達成した。また、年間一次エネルギー消費量は「398.28MJ/m2年」に抑えられた。
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■テクニカルレポート
○高濃度の硫化水素が存在する条件で高活性な触媒の開発/日本製鉄㈱/平 健治
・ CO 2排出量削減のため、非化石燃料からのH 2製造が必要。・バイオガスやコークス炉ガス中のH 2Sで、水素製造触媒が活性低下するという課題。・本稿では、CeO 2触媒を用い、2,000 ppmのH 2S存在下で改質反応を達成。・放射光分析で、CeO 2上の酸素移動を硫黄が促進していることを確認。

○マグノン熱伝導を利用した熱流の電気的制御/東北大学/寺門信明・高橋儀宏・藤原 巧
本稿では、マグノン熱伝導物質とイオン液体を用いた熱伝導の電気的制御方法とその構造モデルについて紹介する。

○環境熱で充電される三次電池の開発/筑波大学/守友 浩
IoT社会の実現には、環境エネルギーで発電し、かつ、設置場所の制約の少ない自立分散電源の開発が不可欠である。我々は、自律分散電源の候補として、「三次電池」を提唱している。二次電池が外部電力を活用して何度でも充電できる電池であるのに対して、「三次電池」は環境熱を活用して何度でも充電できる“未来の”電池である。電池全体を温めたり/冷やしたりすることで充電され、電力を取り出すことができる。「三次電池」は正極、負極、電解液から構成されており、そのデバイス構成は二次電池と同一である。この意味で、「三次電池」は死の谷を渡る必要のない技術と言える。本稿では、我々が提唱している「三次電池」の原理、特徴、開発の現状、将来展望について簡単に紹介する。

○胸掛け水車の性能に関する模型試験/長崎大学/佐々木壮一/㈱西日本流体技研/黒川由美・大宅雄一郎/㈱エリス/桑原 順
本稿では、胸掛け水車の性能に及ぼす流量制御法の影響について、模型試験で明らかになった知見を紹介する。水車の流量を制御するときには、羽根車と胸壁との水平方向の間隔を上流側の水位程度、下流側に保つことが効率の向上に対して有効であることなどを示した。

○電力系統安定化向けフライホイール蓄電システムの開発/日本工営㈱/髙橋邦弘
再エネの導入拡大による電力系統の不安定化対策として蓄電システムに期待が集まっている。当社は、回転機械メーカーとしての技術を軸に、様々な優位性を有するフライホイールに着目した。本稿では、フライホイール蓄電システムの開発内容について紹介する。

○ミウラのクラウド型設備&エネルギー管理サービス/三浦工業㈱/芳野孝雄
当社では、工場の設備とエネルギー管理を目的とした、クラウド型の管理サービスの提供を開始した。今企業が抱える人手不足と省エネの課題解決のため、リーズナブルで手軽に導入可能なMEIS CLOUD+の各種機能と、その利用例を紹介する。

○環境モニタリングセンサを駆動できる微生物燃料電池システム/(国研)農業・食品産業技術総合研究機構/横山 浩
池などの、水のある環境に設置して発電する新しい微生物燃料電池システムを開発した。本システムはCO 2センサーや測定データを長距離に無線送信するLoRaモジュールを駆動できる。本システムは、高出力で低コスト、耐久性があるので実用性が高い。

○電力レジリエンス蓄熱システム/三菱パワー㈱/篠崎康平・山本健次郎・堂本和宏・森 康・當房 誠/三菱重工業㈱/川水 努・山名崇裕・太田裕二
再生可能エネルギーの増加にともなう電力レジリエンス機能の向上策として、既設ボイラ排熱を蓄熱し、発電へ利用する技術の実用化を目指している。本稿では、電力レジリエンスについて解説し、蓄熱システムの概要と今後の展望を紹介する。

■エネルギー事情
○供給過剰とコロナウイルス禍の難局に取り組む米国シェール産業とLNG産業/LNG経済研究会/大先一正
米国のシェール産業とLNG産業は、自らの大幅な生産能力の増強がもたらした石油及びLNGの供給過剰に加え、コロナウイルス禍による需要減少にともなう価格下落に直面し、足踏みを余儀なくされているが、生産性の向上や業界再編成等に取り組み、新たな発展の機会の到来に備えている。

○石炭火力発電所の現状と今後/LNG経済研究会/奥田 誠
2020年7月の経産相による「旧式の非効率石炭火力の休廃止を進める」との表明、10月の菅首相による「2050年までにGHG排出量をネットゼロにする」との表明を受け、本稿では、石炭火力発電所の現状と休廃止に向けた動きを紹介する。
■テクニカルレポート
○SDGs、ESG視点から見た次世代のエアコンの開発/㈱GF技研/梅津健児・竹岡紫陽
Covid-19感染症、地球温暖化等人類にとって地球規模の課題を考えるとき、現在のエアコンは大きな宿題を抱えている。電力消費量が多く、冷媒問題、ヒートアイランド問題に加え、感染症などの安全健康問題などの課題を解消するには、現在のエアコンの技術をベースにした改善を図るだけではうまく行かず、新しい考え方、方式、構造、生活様式を考慮した、次世代のエアコンの実現に取り組んでいくことが求められると考えている。本稿は、その糸口を共有し、更に深い議論を広げるために筆を執ったものである。

○小規模木質バイオマスガス化熱電併給設備による枝葉・バークなど森林廃棄物の有効利用/新東工業㈱/清水正紀・山﨑拓朗・大久保水貴
当社では、枝葉やバークなど廃棄物扱いのバイオマスを利用できる小規模ガス化熱電併給設備の実用化を進めている。本稿では、設備の概要と本設備を導入することによるメリットについて、社内検証実験結果を交え紹介する。

○配位高分子ガラスを用いた燃料電池電解質/京都大学/小川知弘・堀毛悟史
金属イオンと架橋性配位子が交互につながった配位高分子(あるいはMOF)のガラス相は、高い無加湿プロトン伝導度と成形加工性を兼ね備え、燃料電池における電解質として中温度域で効率的に働く。

○ジオール水溶液の脱水素化によるジカルボン酸合成/京都大学/豊岡源基・藤田健一
ジオール水溶液の脱水素化によるジカルボン酸合成の効率的合成を実現する、新しい触媒系の開発に成功した。本触媒系は、有用有機化合物であるジカルボン酸だけでなく、エネルギーとして利用価値の極めて高い水素を同時に生産できるという特長を有する。

○窒素飢餓ストレス応答の制御による酵母のイソブタノール耐性・生産能の強化/京都大学/黒田浩一
バイオ燃料として重要なイソブタノールなどの分岐鎖アルコールに特異的な耐性を示す酵母株を初めて同定し、イソブタノールによる新たな生育阻害機構を発見した。代謝改変によるイソブタノール生産を行う際、本耐性酵母を用いることで生産能を大幅に強化することができた。

○MOFを応用した光触媒/GSアライアンス㈱/森 良平
金属有機構造体(MOF:Metal Organic Framework)とは、非常に大きな表面積を有している超多孔性結晶材料である。ガス貯蔵、分離、固体触媒、化学センサ、医療用途、電池用材料、金属吸着、色素吸着など様々な検討が行われているが、光触媒としての応用もあるので紹介する。

○SDGsに貢献する省エネ連携制御/(一社)電子情報技術産業協会 制御・エネルギー管理専門委員会WG
連携制御は複数の機器や設備を連携させた最適制御により、システム全体のエネルギー効率の向上を可能とする費用対効果に優れた技術である。本稿では、事例や費用対効果についてSDGsへの貢献も含めて紹介する。

○メタルフリー光触媒である窒化炭素への酸素ドープによる影響/三重大学/立石一希
グラファイト状窒化炭素は金属を用いず、基本骨格を窒素と炭素のみで構成された高分子有機光触媒である。本稿では、グラファイト状窒化炭素への酸素ドープによる、光吸収特性の向上や光生成電子正孔対等の光触媒活性の向上要因について紹介する。

■エネルギー事業
○水素社会実現のためのモデル構築に向けて/福島県産業創出課/七海秀和
本稿では、「再生可能エネルギー先駆けの地」を目指す福島県において、水素社会実現のためのモデル構築に向けて進められている取り組みについて紹介する。

■フィールドレポート
○自営等BWAを活用した大阪ガスのDX推進/Daigasガスアンドパワーソリューション㈱/中村明天
大阪ガス泉北製造所において、災害時にも確実な通話が可能な通信手段の確保、及び現場業務の効率化を目的として、自営等BWAを導入した。本稿では、その経緯と泉北製造所の現場業務のDX推進事例について紹介する。

○脱炭素社会実現に向けたZEBの取り組み/大成建設㈱/林 寛和
温室効果ガスの排出をゼロとし、脱炭素社会を実現することは世界共通の目標である。日本が掲げたCO 2削減目標やZEB実現・普及目標を達成するための切り札として、ZEBは大きなポテンシャルを持っており、今後さらなる推進が求められる。本稿では、日本におけるZEBの最新動向や、ZEBの普及に向けた取り組み事例等を紹介する。

○渋谷ストリームの環境保全/環境工学研究所/星山貫一
2018年(平成30年)9月に、若者の街である渋谷に渋谷ストリームが開業した。渋谷ストリームは地上35階・地下4階・高さ180mの超高層ビルであり、明るくて開放的なため多くの訪問客で賑わっている。渋谷ストリームが建設されている場所は東急東横線の旧渋谷駅跡地であり、JR渋谷駅の南側に隣接している。渋谷川沿いの遊歩道は代官山へとつながっており、都会のオアシスが形成されているため紹介する。
■テクニカルレポート
○発電効率51.0%の高性能新型カワサキグリーンガスエンジン/川崎重工業㈱/堀江 尚
当社はこれまでの、180台を超える受注実績の高性能KGガスエンジンの実績をベースとして2段過給機を搭載したKG-18-Tガスエンジンを開発。発電効率は51.0%、起動時間は5分以内を実現した。当社神戸工場で実証運転実施し市場投入した。

○国内メーカー初の「水素液化システム」の開発/川崎重工業㈱/仮屋大祐・小宮俊博・松田吉洋・木嶋健一
当社は水素を効率よく貯蔵および輸送するための手段の一つとして、極低温で体積が800分の1になる水素の性質に着目して、水素液化システムの開発に取り組んできた。商用規模としては国内メーカー初となる水素液化システムの販売を本年6月に開始したため、本稿では、液化システムの概要・特長・開発の取り組み内容・今後の展開などについて紹介する。

○AIが空調設備を最適制御/㈱きんでん/井町勝利
AIを用いた空調最適化サービスは、ユーザーの空調設備の運転データや各種計測データをクラウドに蓄積し、それから導き出した最適運転パラメータによりエネルギー効率の高い運転ができるため、地球環境負荷の低減と生産性の向上に寄与する。

○次世代エネルギー構造・社会像を定量的に将来予測可能なシミュレーションモデルの開発/デロイト トーマツ コンサルティング(合)/加藤健太郎・濵﨑 博
脱炭素社会では、再生可能エネルギーを中心に、水素、蓄電池、電気自動車など非常に複雑なエネルギーシステム構築が必要である。既存手法では次世代エネルギーシステムの評価には不十分であるため、DTCが次世代エネルギーシステム向けモデルの開発を行った。

○気象情報を有効活用したAIによる電力需要予測/㈱ウェザーニューズ/武井弘樹
気象情報を有効に活用した、AIによる電力需要予測モデルを開発した。このモデルの特徴は、①当社の所有する豊富な気象情報を活用している、②複数のアルゴリズムを採用し、アンサンブル学習をしている、③定期的に2種類の再学習をしている、の3点である。今後、このモデルを活用し、電気事業者の需給計画業務や系統運用の支援を行っていく。

○100%に近い量子収率で水を水素と酸素に分解する光触媒/信州大学 先鋭材料研究所/高田 剛・堂免一成
本稿では、光のエネルギーを用いて水を分解し、水素を製造する光触媒について紹介する。研究の背景や半導体光触媒による水分解の原理や研究の進捗について紹介する。最近見出した、吸収した光のほぼ全てを水分解反応に変換できる光触媒について、その構造と機能について紹介する。

○大規模洋上ウィンドファームのバンカビリティ(融資適格性)評価に資する汎用的使用を目的とした新しい風車ウエイクモデルの開発とその応用/九州大学/内田孝紀
本研究では、engineering wakemodelsとActuatorDisk(AD) modelなどによるCFD wakemodelsの中間的な手法として、大規模洋上ウィンドファームのバンカビリティ(融資適格性)評価に資するCFD porous disk wakemodelを新たに開発した。最初に、本手法の予測精度を検証するため、ドップラーライダーによる実測データとの検証を行った。次に、北九州市響灘地区への適用例を紹介する。

○50kW未満・余剰売電太陽光発電システムのパワーモニタリング/デルタ電子㈱/高嶋 健
今年度から始まった太陽光・低圧産業用余剰売電。低圧余剰売電システムは自家消費比率を高めることで経済メリットが向上、二酸化炭素排出量も削減できる。パワーモニター、データコレクターシステムの在り方と、製品仕様を考えてみた。

■エネルギー事業
○LNG貿易に関する4大要素の動向(下)/早稲田大学/吉武惇二
LNGの供給過剰時代を迎えている現在、いかに生産されたLNGを売りさばくかが、そのプロジェクトの成否の鍵を握ることとなる。

■フィールドレポート
○固定買取制度を利用した小規模消化ガス発電事業/ヤンマーエネルギーシステム㈱/吉田正志
大岩藤浄化センターでは49kW、岩藤浄化センターでは当社の最小となる25kW消化ガス発電設備でも、設置場所の最適な選定、売電収入と建設費を秤にかけた最適な設計と民活民営の固定価格買取制度(FIT)を利用すれば実現できることを確認した。

○日本橋の高層ビル(東京)/環境工学研究所/星山貫一
1600年(慶長5年)に天下統一して江戸幕府を開いた徳川家康は五街道の整備を始め、1604年(慶長9年)五街道の起点を日本橋に定めた。2015年(平成27年)に竣工した東京日本橋タワーは高さが180mの超高層ビルであり、環境保全に配慮することに加えて大規模災害時の対策も構築されている。本稿では、東京日本橋タワーの見学状況を紹介する。
■テクニカルレポート
○発電効率65%の固体酸化物形燃料電池システムの開発/東京ガス㈱/藤木広志・中島達哉・波多江徹
当社は、SOFCセルスタックの2段化とH2O除去による燃料再生の技術を組み合わせた燃料電池システムの開発を行い、AC出力5kW、AC発電効率65%LHVの性能を確認した。今後、フィールド実証を経て、早期の商品化を目指していく。

○需要者の意志を反映する小売電力市場メカニズムの開発/早稲田大学/和佐泰明・飯野 穣・内田健康
本稿では、著者らが開発した、需要者の意志を反映しながら配電系統上の適切な価格提示を行う、包括的な小売電力市場メカニズムを紹介する。また、提案技術を発展させ、スマートシティ実現に向けたシステム思考型イノベーションに関する学術的視座を示す。

○機械学習による高性能磁気冷凍材料の発見/(国研)物質・材料研究機構/寺嶋健成・Pedro Baptista de Castro・高野義彦
水素社会構築の主要技術と期待される磁気冷凍では、低温で顕著な磁気熱量効果を示す材料開発が急務である。我々は既存材料の機械学習を探索指針とすることで、HoB2において水素液化温度の近傍ではバルクで世界最高の巨大磁気熱量効果を発見した。

○水素を用いた省エネルギーCO2回収技術/名古屋大学/町田 洋・柳瀬慶一・チャン クウィン・山口 毅・則永行庸
本稿では、燃焼排ガスからCO 2を分離回収し、利用する技術CCUに対して、回収と利用を統合したH 2ストリッピングプロセスを提案し、その省エネルギー効果を紹介する。

○荷電処理が一切不要なエレクトレット型振動発電素子の開発/千葉大学/先進科学センター/田中有弥
エレクトレット型の振動発電素子(VEG)は身の周りの振動を利用して発電ができるが、作製が困難であった。本研究では自発的に配向する有機発光ダイオード用の極性分子を利用し、荷電処理を一切必要としないVEGを実現した。

■エネルギー事業
○電気エネルギー貯蔵システム(BESS)の安全性に関する国際規格/(独)製品評価技術基盤機構(NITE)/中田 忍
2020年4月、国際電気標準会議(IEC)から、日本提案による電気エネルギー貯蔵システム(BESS)の安全性規格IEC 62933-5-2が発行された。BESSの安全性に関する世界初の国際規格発行により、国内外で安全性を評価する環境が整備され、将来の再生可能エネルギー利用の一層の拡大が期待される。本稿では、これまでの背景とともにIEC 629335-2について紹介する。

○海洋資源を活用した温暖化対策プロジェクト「横浜ブルーカーボン」/横浜市役所/岡崎修司
海洋資源を活用した温暖化対策プロジェクト「横浜ブルーカーボン」では、海草・海藻等を利用したクレジットを認証し、独自のオフセット制度を運用してきた。認証するクレジットの種類を増やす、自治体ブルーカーボン推進連絡会議を開催する等、新たな取り組みも始めており、今後も制度利用者の拡大を進めていく。

○宇都宮スマートシティモデル推進計画の策定/Uスマート推進協議会/小室 崇
当会では、「だれもが自由に移動でき,便利で楽しく過ごせる、クリーンなまち「地域共生型スマートシティ」の実現を目指し、「ルネッサンス大谷」「スマート・モビリティサービス」「スマート・ホスピタリティ」「スマート・エネルギーマネジメント」の分野を中心としたスマートシティの実現に向けた取組を推進するための「宇都宮スマートシティモデル推進計画」を策定し、実証実験に取り組むこととしている。

○LNG貿易に関する4大要素の動向(中)/早稲田大学/吉武惇二
LNGが日本に導入されて50年以上を経過した現在、いかにLNGを売りさばくことができるか否かが、LNGプロジェクトの成否の鍵を握っていると言っても過言ではないだろう。

■フィールドレポート
○スマートホーム実証実験/大阪ガスマーケティング㈱/秋岡尚克
大阪ガスでは、省エネルギーとより快適な暮らしの両立を目指し、2011年4月から戸建て住宅にて居住実証実験を実施。本稿では、スマートホームでの燃料電池を活用したこれまでの取り組みとその結果、今後の取り組みについて紹介する。

○苫小牧におけるCCS大規模実証試験/日本CCS調査㈱/庄司一夫
苫小牧CCS大規模実証試験は、CCS技術を実証し、CCSが安全かつ安心できるシステムであることを確認して、2019年11月に累積CO 2圧入量30万tを達成して圧入を停止した。現在は、地下の状態や地中でのCO 2の広がりなどの監視を継続している。

○環境に配慮した八王子市の高層ビル/環境工学研究所/星山貫一
平成23年にJR八王子駅北口に建設されたサザンスカイタワー八王子は高さ158mの高層ビルであり、東京都多摩地区では最も高い建物である。平成27年に八王子市は中核市に指定され、東京都が管轄していた従来の許認可業務が八王子市に権限移譲されたため、八王子市の独自性が確立された。サザンスカイタワー八王子は環境に配慮した高層ビルであり、今後の発展に貢献する高層ビルになっている。
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■特集:未利用熱エネルギーの革新的活用技術2
○時空を超えた熱利用を可能とする蓄熱材料の開発/パナソニック㈱/鈴木基啓
NEDOプロジェクト「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発」において、未利用熱エネルギーを有効活用する技術の研究開発を実施している。本稿では、このプロジェクトにおいて、産業・運輸分野における社会実装に向けて取り組んでいる高密度・長期蓄熱材料の研究開発について、①高密度蓄熱材料として、低温の10℃の温度帯を対象として、従来材料比2倍の蓄熱密度を実現する目標を達成した成果、②長期蓄熱材料として、-20℃環境においても、断熱材なしで熱を12時間保存することができることを確認した成果を紹介する。

○塗布構造吸収器を採用した車両用小型吸収冷凍機の開発/アイシン精機㈱/坪内 修
従来の車両は冷房時に空調機を作動させる燃料が必要なため、非冷房時に比べて燃費が5~ 50%程度悪化する言われている。一方、エンジン車では燃料のエネルギーの約60%が排熱となっている。排熱を利用して吸収冷凍機で冷房を行うを用いることで年間約12%の燃費向上を期待している。本稿では、車載の課題と取り組みについて紹介する。

○将来に向けた自動車の熱マネージメント開発への取り組み/マツダ㈱/小池祐輔・種平貴文・研井 暁・山賀勇真・谷中克年・三国祐亮
自動車の電気駆動部品(モータ、インバータ、バッテリなど)は、一般的に熱に弱く、緻密な熱マネージメントが必要である。開発初期段階に、モデルベースで最適なシステムを決定することが重要であり、本稿では、その実現に向けた計測技術とモデルの開発について紹介する。

○潜熱蓄熱材を用いたオフライン熱輸送システムによる未利用熱の有効活用/三機工業㈱/千田武志
2003年に技術導入した「トランスヒートコンテナ」システムの開発経緯や概要、特徴をまとめ、当社が長期間に亘り取り組んできた未利用熱の有効活用技術の開発にかかわるこれまでの成果と今後の展望を紹介する。

○100℃以下の低温廃熱を利用可能なハスクレイ吸着材蓄熱・オフライン熱輸送システムの実証開発/高砂熱学工業㈱/川上理亮・鎌田美志・谷野正幸/日野自動車㈱/山内一正・井守正隆/森松工業㈱/丸毛謙次/石原産業㈱/宮原英隆/東京電力エナジーパートナー㈱/松永克也/(国研)産業技術総合研究所/鈴木正哉・松田 聡
高砂熱学、石原産業、東京電力エナジーパートナー、森松工業、日野自動車、産総研は、100℃以下の低温廃熱を利用可能なハスクレイ吸着材蓄熱システムを開発し、2018~2019年度のNEDO助成事業にて、日野自動車羽村工場周辺でのオフライン熱輸送型と石原産業四日市工場での定置型の実証試験を行った。

○化学蓄熱材を用いたオフライン熱輸送システムの開発/トヨタ自動車㈱/堀井雄介/タテホ化学工業㈱/大塚泰弘/日本環境技研㈱/角田曄平
産業分野における排熱の有効活用を目的としたオフライン熱輸送システムの開発について、NEDO助成事業「蓄熱輸送システムでの利活用を目的とした化学蓄熱体と反応プロセスの実用化開発」の成果を中心に、化学蓄熱材の開発、反応システムの開発及び事業展開に向けた取り組みについての概要を紹介する。

■テクニカルレポート
○家庭用燃料電池 エネファームtypeS新製品の開発/大阪ガスマーケティング㈱/宅和雄也
大阪ガスは家庭用固体酸化物形燃料電池エネファームtypeSの新製品を開発し、2020年4月に販売を開始。発電ユニットの大幅な小型化による設置性向上、世界最高レベルの発電効率更新と耐久性向上により、さらに先進性の高い機器へと進化した。

○新型デジタルマノメータの開発/愛知時計電機㈱/布藤康宏
本稿では、2020年5月発売の新型デジタルマノメータ「WM-1000」を紹介する。専用の計測アプリをインストールしたタブレット端末からの操作に連動してBluetooth通信を行い、ガス配管の気密・漏えい試験が可能である。また、気密・漏えい試験結果をタブレット端末に転送し、試験結果の電子データ化が可能となる。デジタルマノメータ本体はプリンタレスですあるが、市販のモバイルプリンタと接続することにより、従来通り記録紙による試験結果の印字も可能である。

○光エネルギーで有機廃液を浄化、同時に水素を取り出す技術の開発/東京理科大学/勝又健一
オキシ水酸化鉄(FeOOH)」に適切な条件下での光を照射すると、工場や農場から排出される有機廃液を光触媒反応で浄化できる可能性を示した。FeOOHは、太古の昔からごく身近に存在しているありきたりな物質である鉄サビであり、水質浄化と同時に、エネルギー源として利用できる水素を取り出せることも分かった。

○半導体式マイクロ波装置を用いたバイオマスの「超」急速熱分解/東京工業大学/椿俊太郎・和田雄二/(国研)産業技術総合研究所/西岡将輝
半導体式のマイクロ波発振器を用いることにより、精密かつ電磁波エネルギーを高密度に集中した物質加熱が可能となる。本稿では、半導体式マイクロ波装置を用いた「超」急速なバイオマスの熱分解法について紹介する。

■エネルギー事業
○LNG貿易に関する4大要素の動向(上)/早稲田大学/吉武惇二
最近のLNGプロジェクトは新たなビジネスモデルを求めて変容してきている。また、LNG価格もどの価格にリンクしていくか、さまざまな動きがみられる。

○「エネルギー白書2020」で見る「革新的環境イノベーション戦略」/LNG経済研究会/奥田 誠
本稿では、「エネルギー白書2020」(経済産業省:2020年6月公表)の報告について、我が国のエネルギー政策の概要と、その中から地球温暖化抑制のパリ協定対応に係る「革新的環境イノベーション戦略」の内容を中心に紹介する。
1,991円
■特集:未利用熱エネルギーの革新的活用技術-1
○古くて新しい、省エネルギーのフロンティア“未利用熱エネルギー”/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構/岩坪哲四郎・小笠原有香・高橋伸幸・太田年彦・亀田治邦・島田 守・永田重陽・小林正典
一次エネルギーから電力・燃料に変換・輸送・貯蔵するフローにおいて、その大半が熱ロスとなっている。環境中に排出される膨大な未利用熱を効果的に削減、または回収してエネルギーとして再利用・変換利用することが、「徹底した省エネルギー」を実現する鍵であり、フロンティアともいえる。本稿では、この未利用熱の利活用のためのNEDOの研究開発事業を中心に紹介する。

○工場における未利用熱の排出・活用状況/(国研)産業技術総合研究所/平野 聡
生産現場の未利用熱の排出・活用状況、今後への期待と課題などについて調査分析した。15業種の工場のエネルギー管理担当者に調査票を配布し、取得したデータを分析することで、温度帯別、業種別、設備別の未利用排ガスの排出傾向等を明らかにした。

○エネルギー化に貢献する高エネルギー効率産業/工業炉の開発/美濃窯業㈱/田中洋介・尾関文仁・藤井実香子/(国研)産業技術総合研究所/福島 学・吉澤友一
(国研)産業技術総合研究所及び美濃窯業㈱では、NEDO統括の国家プロジェクト「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発」にて、省エネルギー型産業/工業炉を開発中である。本稿では、産業/工業炉の省エネルギー化を達成するための断熱材や周辺機器の開発状況について紹介する。

○一重効用ダブルリフト吸収冷凍機の導入事例と適用温度の拡大/ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン(同)/藤居達郎
一重効用ダブルリフト吸収冷凍機は2017年の発売以来多数のユーザーに検討頂いている。本稿では、その中から実際の導入に至った事例について3件紹介する。本製品はさらに冷熱の低温出力化、高温水駆動への対応を進め、未利用熱の活用範囲を拡大している。

○産業用高温ヒートポンプの開発/㈱前川製作所/町田明登
ボイラ代替となり得る最高加熱温度200℃、COP3.5の産業用高効率高温ヒートポンプの開発を目指し、シミュレーションによる最適ヒートポンプサイクル、冷媒の検討、高温・高圧に対応した圧縮機、熱交換器等の要素技術開発および実規模のヒートポンプ試作機開発を行った。

○ガスコージェネレーション装置のシステム効率向上を可能にする熱電変換技術/㈱日立製作所/早川 純
本稿では、ガスコジェネレーション装置の排熱を活用しシステム効率向上に貢献する中高温熱対応熱電変換モジュールの開発と、100℃未満の排温水から低温熱対応熱電変換モジュール発電によるセンサ無線端末駆動試験ついて紹介する。

○革新的遮熱フィルムの開発/東レ㈱/坂本 純・宇都孝行・青山 滋/(国研)産業技術総合研究所/垣内田洋・山田保誠・吉村和記
省エネ技術の重要度が高まるなか、ナノ積層技術の深化により、ガラス窓の高透明性と世界最高レベルの遮熱性を両立する革新的遮熱フィルムを開発した。年間を通じたエアコン電力負荷低減に有効であり、我が国の消費エネルギー低減に向けた貢献を目指す。

■テクニカルレポート
○有機太陽電池の電圧損失の削減/分子科学研究所/伊澤誠一郎・平本昌宏/静岡大学/藤本圭佑・高橋雅樹
有機太陽電池の変換効率向上のための鍵は、電圧値に関わるエネルギー損失の削減である。本稿では、光電変換が起こる界面の構造を制御し失活過程を抑制することで、電圧損失を高効率無機太陽電池と同等の水準まで抑制した結果などを中心に我々の最近の成果を紹介する。

○パッケージユニット型水素ステーション/㈱キッツ/朴 龍天
クリーンエネルギーの一つとして水素が注目されている中、水素燃料電池自動車と水素ステーションが普及拡大されている。当社は2012年から水素ステーション用バルブを順次ラインアップし、2018年には当社長坂工場に自家用水素ステーションを建設し、約2年間に渡り運営の実証及び技術の蓄積を行ってきた。その成果を踏まえ、2020年4月からパッケージユニット型水素ステーション事業に参入することになった。当社製高信頼性、高品質、短納期のパッケージユニットをステーション市場に提案して行きながら、水素社会実現に貢献したいと考えている。

■エネルギー事情
○新型コロナウイルス危機とLNG産業の対応/LNG経済研究会/大先一正
世界のLNG産業は、2019年に表面化した供給過剰と年明け後の新型コロナウイルスの感染拡大のダブルパンチを受け、苦難の時期を迎えているが、低下したLNG価格を梃にインド等の新興国での需要開発に努め、安定成長路線への早期復帰を達成することが求められている。

■フィールドレポート
○宮古島市来間島の蓄電池シェアリング実証/東芝エネルギーシステムズ㈱/木村功太朗
1,991円
■特集:GHP XAIR III
○省エネと節電を実現する「GHP XAIR(エグゼア)III」の開発/東京ガス㈱/梶山啓輔/大阪ガス㈱/酒井寿成/東邦ガス㈱/永井恒輝
GHPはガスエンジンでコンプレッサを駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行うシステムである。このたび、省エネと節電を実現しつつ、酷暑に加えて厳冬や積雪といった厳しい気象条件下での運転継続性等の付加機能を備えたGHPの新機種として、GHP XAIR(エグゼア)Ⅲを開発した。本稿では、XAIRⅢの性能向上と付加機能の概要について紹介する。

○アイシン精機の「GHP XAIR III」の紹介/アイシン精機㈱/浅尾 憲
当社は超高効率GHP「XAIR」シリーズの最新モデル「XAIRⅢ」を2020年から発売開始した。本稿では、従来モデルに対して大幅に向上した省エネ性・環境性・設置性・メンテナンス性の開発内容について紹介する。

○パナソニック「GHP XAIR III」の開発/パナソニック㈱ アプライアンス社/齋藤進午
当社は、節電と省エネ性を両立するガス冷暖房システム超高効率GHP「GHP XAIR(エグゼア)Ⅱ」の次世代機として、年間運転効率の向上と、コンパクト化を両立させた「GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ」U1シリーズを開発し、2020年春から発売開始した。

○ヤンマーエネルギーシステムの「GHP XAIR III」L1シリーズ/ヤンマーエネルギーシステム㈱/奥田憲弘
当社は2020年春にGHPの次世代機として、省エネ性をはじめとする性能、機能、設置性をさらに向上させた「GHP XAIRⅢ」L1シリーズを開発した。性能指標であるAPFpは全機種で2.09以上(従来機比11%改善)を達成した。本稿では、GHP L1シリーズの開発について紹介する。

■テクニカルレポート
○集合住宅向けエネファームの開発/パナソニック㈱/飯塚貴士・乾 道・岡 佳典・山本浩平
戸建住宅、集合住宅の両面に対するエネファームラインナップ拡充のため、集合住宅向けエネファームの開発に取り組み、集合住宅向け新製品を2020年6月に発売した。本稿では、開発取り組みの内、排熱利用床暖房機能、VPP機能、設置性・施工性向上について紹介する。

○新しい原理で駆動する可視光水分解電極の開発/東京工業大学/岡崎めぐみ・前田和彦
酸化チタン薄膜上に水酸化コバルトを析出させると、可視光領域に新たな吸収帯が生じた。この薄膜電極を電解質水溶液に浸漬させて500nm以上の可視光を照射すると、明瞭な光アノード電流が観測された。可視光照射下での定電位電解より、水を酸化して酸素が発生したことが確かめられた。

○プラスチックを用いた熱電変換素子/名古屋大学/田中久暁・竹延大志
電気を流すプラスチックである導電性高分子は、SDGsに掲げられている「クリーンなエネルギー」として注目されている。本稿では、高分子熱電変換素子の現状を概観するとともに、高性能化に不可欠な発電メカニズムに関する最新の研究成果を紹介する。

○固体酸化物燃料電池の極薄電解質膜の開発/東京理科大学/樋口 透・西岡大貴
面方位[111]に優先的に成長させたSm-doped CeO2-δ薄膜において、100℃以下で物理吸着した水による表面プロトン伝導性を明らかにした。この現象は、膜表面の結晶格子や酸素欠陥を制御できたことに起因しており、固体酸化物燃料電池の動作温度を低下させる極薄電解質膜への応用が期待できる。

■エネルギー事業
○「地域熱供給の長期ビジョン」の概要/(一社)日本熱供給事業協会/鶴田一樹
地域熱供給は、導入から50年を迎え、近年は、公害対策や省エネ対応のみならず、「低・脱炭素化」「BCP対応」など幅広く多様な社会的課題に対応してきている。このような中で、2030年に向けた「地域熱供給長期ビジョン」は、今後の地域熱供給のあるべき姿や役割(①エネルギートランスレーター、②エネルギーサービスプロバイダー、③レジリエンスサポーター)を明確にし、2050年に向けた「地域総合サービス事業(DTS)」を目指す将来像を示したものである。

○CASBEEの概要と最新動向/(一財)建築環境・省エネルギー機構/早津隆史
CASBEEは、評価マニュアルと評価ソフト(Excel)を用い、基本的に誰もが自由に利用できる評価ツールである。一方で、評価結果を第三者や広告・カタログ等に提示するといった活用方法の場合、評価結果について信頼性や的確性の確保が重要となる。CASBEEの適正な運用と普及を図ることを目的とし、CASBEE評価員登録制度、CASBEE評価認証制度、CASBEE自主評価登録制度を設けた。

■フィールドレポート
○清原工業団地スマエネ事業/東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱/岸本 淳・山田有喜・広田徹也/東京ガス㈱/亀山寛達
清原工業団地スマエネ事業は、複数事業所間で電力と熱(蒸気・温水)を共同利用する国内初の「工場間一体省エネルギー事業」。工業団地の中心にコージェネレーションを核とするエネルギーセンターと自営線、熱導管からなるインフラを新設し、エネルギー基盤の強靭化と地球温暖化対策を実現した。

○ガスエンジンコージェネ設備の高効率化改造/三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱/長面川昇司・鈴木 元
ガスエンジンを長期間、高効率で運用するには、適切な整備と部品の交換が必要である。本稿では、定期整備と同時に改造工事を行い、発電効率や運用性の向上、メンテナンス間隔の延長を達成した広島ガス㈱廿日市工場の事例を紹介し、その技術についての詳細を紹介する。

○東京ミッドタウン日比谷の環境保全状況/環境工学研究所/星山貫一
東京ミッドタウン日比谷が竣工されたのは2018年(平成30年)2月のことであり、高さ192mの複合ビルである。1階から3階は商業施設になっており、4階と5階が映画館、6階はレストランと庭園、7~8階はビル管理施設であり、8階から最上階の35階まではオフィスになっている。雨水や雑排水を処理して中水として積極的に活用して環境に配慮しているため環境保全対策に対応している現代を代表する複合ビルである。
1,991円
■テクニカルレポート
○太陽光で充電できる燃料電池/名古屋工業大学/川崎晋司・石井陽祐
有機分子の水素化・脱水素化反応を利用した「充電できる燃料電池」の開発を行った。有機分子から水素を引き抜く反応を利用して発電し、水素ガスの供給が不要である。引き抜いた水素を戻せば充電できる。これを光で行うことができ、太陽光で充電可能である。

○光を使った温室効果ガスの資源化/東京工業大学/庄司州作・張 葉平・山口 晃・宮内雅浩/高知工科大学/藤田武志/物質・材料研究機構/阿部英樹
本稿では、光によって温室効果ガスである二酸化炭素及びメタンを有用な化学資源へと変換することのできる技術である光触媒的ドライリフォーミングについて紹介する。これまでの研究では、ドライリフォーミングは800℃以上の高温条件が必要であり、そのための燃料消費や高温に伴う触媒の失活などの問題から実用化は困難であった。本研究では酸素イオンが媒体となるエネルギー製造型光触媒反応を初めて見出し、メタンのドライリフォーミング反応を光照射のみで実現できた。

○積雪情報を有効活用して水力発電ダムの増電を図る/日本工営㈱/中村 茂・高祖成一・今井素生
本稿では、降雪量が多い地域のダム貯水池において、水力発電の増電可能性を検討した結果を紹介する。気象予測情報に頼らず、現在の積雪状況を元に貯水池運用をすることで、全国で年間968億円の増電収益が見込まれる。

○全空気式床ふく射冷暖房システム「ユカリラ」/大建工業㈱/池田茂人/㈱N・SET/角田 正/中菱エンジニアリング㈱/平尾豊隆/三菱重工サーマルシステムズ㈱/中村隆則
ふく射空調では、放射エネルギーを射出する物体の内部温度を如何に効率良く表面まで熱輸送して、安定した表面温度を維持するかが重要になる。しかしそれ以前に、空気や冷温水などの熱媒体からどうやって物体内部に熱エネルギーを伝えるかが重要な要素になる。全空気式のユカリラシステムは、空調空気の冷温風を床材に安定的に伝える技術を開発して商品化したシステムであり、床下部の空間内に空気輸送のためのダクト類を全く必要としない方式である。

■エネルギー事業
○世界4大LNG輸出国の天然ガス事情⑤(ロシア)/早稲田大学/吉武惇二
ロシアから欧州に向かう「ノルドストリームⅡ」や、中国に向かう「パワー・オブ・サイべリア」に代表されるように、ロシアの天然ガス貿易には常に米国との軋轢を感じる

○CCUS(CO2の回収・利用・貯留)とカーボンリサイクル技術の動向/LNG経済研究会/奥田 誠
本稿では、地球温暖化対策の有効な手段の一つとなるCCUS(CO 2の回収、利用、貯留)の概要、並びに「カーボンリサイクル技術ロードマップ」(2019年6月公表)に係る研究開発やCCUSの実証事業及び実用導入の状況を紹介する。

○日本における木質バイオマスエネルギーによる熱電併給事業/高山バイオマス研究所/谷渕庸次
今後の日本において木質バイオマスによる熱電併給はその活用方法次第では極めて重要な事業となる事は明白である。本稿では、木質バイオマスによる熱電併給について紹介する。

■フィールドレポート
○清水建設㈱技術研究所本館の省エネ運用の現状/清水建設㈱/中村卓司
当社技術研究所本館は持続可能な社会に求められる環境配慮型建築を目指し計画された。本稿では、位置情報による各種最適化制御、スマートBEMSを用いた節電、在館者全員によるカーボンダイエット活動などによる、省エネ・快適性の維持・改善効果を15年以上のデータ計測・運用分析により明らかにしたので紹介する。

○品川シーズンテラスの環境保全(東京)/環境工学研究所/星山貫一
リニア中央新幹線の始発駅となるJR品川駅周辺は再開発が進んでいるため高層ビルが建ち並んでおり、品川シーズンテラスはその中の一つである。品川シーズンテラスは隣接する芝浦水再生センターの雨水貯留槽の上部に建設された高層ビルである。品川シーズンテラスは自然エネルギーを大幅に有効活用している環境配慮型の高層ビルであり、随所に環境保全設備を配置しているので見学価値の高いビルである。
1,991円
■テクニカルレポート
○シリコンナノ粒子のみで高出力な負極を実現/(国研)物質・材料研究機構/太田鳴海
市販のシリコンナノ粒子を用いスプレー塗工法で作製したナノ粒子電極体が、全固体電池中で高い出力特性を示すことを発見した。本稿では、構成要素全てが固体という全固体電池特有の環境と充放電時に非常に大きな体積変化を示す高容量負極の特徴を生かした高性能負極の開発について紹介する。

○高性能・高耐久な担体フリー・ナノ粒子連結触媒/東京工業大学・神奈川県立産業技術総合研究所/田巻孝敬・山口猛央
本研究では、数nmの大きさの金属ナノ粒子同士が部分的に融着してネットワークを形成したナノ粒子連結触媒を開発した。ナノ粒子構造が維持されるため高表面積・高活性であり、担体フリーであるため高耐久である。本稿では、燃料電池および水電解への展開例を紹介する。

○静電気を貯める新奇液体の開発により伸縮自在の振動発電素子を実現/(国研)物質・材料研究機構/中西尚志
静電気を半永久的に貯めることのできる、常温で液体状のエレクトレット材料を開発し、柔らかい電極と組み合わせることで、伸縮・折り曲げ自在な振動発電素子を世界で初めて実現した。心拍や脈拍という非常に微弱な振動を電気信号に変換でき、しかも伸縮、折り曲げなど様々に変形できるため、腕や胸に装着する電池レスの脈拍・心拍センサなど医療応用への展開が期待できる。

○電池材料硫化鉄リチウムにおける高容量と相転移/京都大学/高見 剛・福永俊晴
蓄電池は、持続可能な社会の構築に資するとされる。我々が注目した硫化物は、既存のリチウムイオン電池と比べ高い容量を示した。また、充放電過程において、電気的、磁気的性質が全く異なる二つの相を発見した。これの成果は革新的な高容量蓄電池の開発につながる。

○微生物に糖を目的別に使い分けさせる新技術によるポリマー原料の生産性向上/神戸大学/藤原良介・田中 勉/理化学研究所/野田修平
微生物による物質生産では、目的物の収率向上のために代謝を改変すると、微生物が増殖できず、生産性が低下するといった問題がある。本稿では、2種の糖を原料に、一つは物質生産、一つは細胞の増殖に用いることで、そのジレンマを解消する技術について紹介する。

○酵素の高機能化によるバイオ燃料の生産性の向上/東京大学/工藤 恒・林 勇樹・新井宗仁
ラン藻由来のアルカン合成関連酵素は活性が低いため、バイオ燃料の生産性を向上させるには酵素を高機能化させる必要がある。本稿では、変異解析などによってアルカン合成関連酵素を高機能化させた研究成果を紹介する。

○地球を用いた炭素マネージメント/九州大学/辻 健・松井宏樹
地球内部を使って、CO 2を貯留・マネージメントする技術が確立されつつある。本稿では、CO 2を日本列島周辺に広く分布しているメタンハイドレート層に圧入して、CO 2をハイドレート化して貯留し、メタンを回収して資源利用する試みを紹介する。

○アンモニアボランを用いた水素発生技術/琉球大学/中川鉄水
アンモニアボラン(AB)は高い水素密度と100度程度の熱分解温度、空気中でも安定という利点から、米国DOEプロジェクトにより車載用水素貯蔵材料として開発されてきた。本グループではABの優位性を最大限引き出すことの可能なポータブルFC給電機用水素源としての実用化をめざし、加水分解と熱分解両方からのアプローチを行った。本稿では、ABの基礎的性質・合成法や経済性も解説しつつ、本グループが開発してきた技術を紹介する。

○AIを活用したスマート保安実現への取り組み/住友電気工業㈱/矢内 紫
当社は、太陽光発電所内の不具合及び、その原因を特定して通知する「発電所診断サービス」を開発した。本稿では、IoTとAIを活用したスキルレスな次世代の保守サービスを開発した経緯と、その有効性について紹介する。

■エネルギー事業
○世界4大LNG輸出国の天然ガス事情④(米国)/早稲田大学/吉武惇二
米国のLNG輸出量は2018年2,065万tであり、2019年は4,800万t、2020年は6,600万tに増加すると予測される。さらに近い将来、1億tに達するものと期待されている。

○「WorldEnergyOutlook2019」で見る世界のエネルギー動向/LNG経済研究会/奥田 誠
本稿では、世界のエネルギー需給等に関する現在動向から2040年に至る見通しを示した国際エネルギー機関の「World Energy Outlook 2019」(2019年11月公表)について、エネルギー源別を中心に概要紹介する。

■フィールドレポート
○銀座シックスの環境保全/環境工学研究所/星山貫一
銀座シックスは随所に環境保全対策が講じられている。厨房排水を処理する時は膜分離反応法(MBR法)が使用されている。小型で場所を取らないため高層ビルにおける厨房排水処理のリサイクルでは有効な設備になっている。大規模災害時の停電に対処するため、スポットネットワーク受電方式と非常用発電機を採用している。非常用発電機はデュアル燃焼方式であり、都市ガス(中圧ガス)とA重油を燃焼させて発電する体制を構築している。
1,991円
■テクニカルレポート
○「エネファームミニ」の開発/東京ガス㈱/吉田英樹
当社では、より一層のコスト低減や設置性向上を通じてエネファームの普及拡大を進めるべく、世界最小サイズの燃料電池コージェネレーションシステム「エネファームミニ」を製品化した。本稿では、エネファームミニの仕様や特長、また、今後の展開について紹介する。

○資源循環型農業を実現するもみ殻ガス化発電システム/ヤンマーエネルギーシステム㈱/脇坂裕昭
農業残渣である籾殻は燃焼利用時に生成する結晶質シリカの問題もあり有効活用されていない。結晶質シリカの生成を抑制し、電気と熱に変換可能なガス化技術を開発し、籾殻炭を土壌還元することで資源循環型農業の実現に貢献できるシステムの実証を開始した。

○有機化合物を用いたスピン流生成理論/早稲田大学/中 惇
プラチナなどのレアメタルを用いて生成されるスピン流を、水素や炭素などのありふれた元素からなる有機化合物を用いて高効率で生み出す新しい機構を理論的に提案する。これはスピントロニクス材料研究の裾野を大きく広げ、電子機器への応用に繋がる成果である。

○白金を使わない高活性なアルカリ型燃料電池触媒/東北大学/阿部博弥
燃料電池はエネルギー変換効率が高く、クリーンな次世代エネルギー変換デバイスとして期待されている一方、白金が触媒としているため、燃料電池の価格が高くなることが課題として挙げられていた。筆者らは、アルカリ性において、白金を使わずに白金の触媒性能を上回る新しい燃料電池触媒の開発に成功した。本稿では、燃料電池触媒の概要と本触媒の特徴について紹介する。

○電気エネルギーを用いたバイオマス由来カルボン酸と水からの高効率なアミノ酸合成/九州大学/福嶋 貴・山内美穂
アミノ酸は、生物の重要な構成要素であるだけなく、飼料添加物、風味増強剤、医薬品などのさまざまな機能性材料に関与する基本的な物質である。本稿では、電力をエネルギー源、水を水素源として、木質バイオマスから抽出可能なα-ケト酸と呼ばれる有機酸と含窒素化合物を高選択的に反応させることにより、7種類のアミノ酸を高効率に合成した我々の研究成果を紹介する。さらに、アミノ酸を連続的に合成するフロー型リアクターについても解説する。

○地球温暖化抑制に貢献する蓄熱システム/愛知製鋼㈱/伊藤幸夫/㈱豊田中央研究所/山内崇史/近江鉱業㈱/板原弘幸
CO2排出量の削減を目指し、高い蓄熱密度を有して反復利用可能なカルシウム系蓄熱材を開発し、400℃以上の排熱を回収して蓄熱して使いたい時に熱を蒸気として再利用するシステムを設置・実証した。CO2排出量削減効果は燃焼式ボイラーに対し約80%に及ぶことが試算された。

○電池交換が不要なIoTシートの開発/帝人㈱/山田順子
隣り合う座席同士でも電波干渉せずに認証が可能な「PaperBeacon.(ペーパービーコン)」について、課題となっていた電池交換の手間を解消するため、室内照明でも安定して動作する色素増感太陽電池を電源に採用したビーコンモジュールを組み込むことに成功した。

○極超微量分析と質量分析計/環境工学研究所/星山貫一
近年、科学技術は日進月歩で進んでおり実に目を見張るものがある。現在、大きな発展を遂げているのは質量分析計であり、多くの種類が研究開発されて飛躍的に発展している。分析機器による化学分析は極めて微細な量を測定しているため「極超微量分析」という言葉が当てはまるようであり「途方もなく小さな物質を測定している状態」になっている。感覚的には分かっていても具体的に理解することが難しい領域なので、本稿では、質量分析計の測定例と濃度表示及び検出法を紹介する。

■エネルギー事業
○世界4大LNG輸出国の天然ガス事情③(豪州)/早稲田大学/吉武惇二
2019年のLNG生産量において、豪州はカタールを抜いて、世界一のLNG輸出国になった可能性がある。

○米国エネルギー情報局(EIA)「2019年版世界エネルギー長期展望」報告/LNG経済研究会 大先一正
米国エネルギー情報局(EIA)によれば、2050年の世界のエネルギー消費量とCO2排出量は、非OECD諸国の人口増加や経済発展に牽引され、2018年比それぞれ47%、22%増加する。EIA見通しは、現行のエネルギー法規制や技術開発動向を踏まえた客観性の高いものだけに今後の地球温暖化対策の困難さが示されている。

■フィールドレポート
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究3/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史
都市型地域冷暖房システムは主な熱供給先が業務ビルであるため、冷・温熱ともに低負荷の発生頻度が多い。特に冷熱の場合、冬期及び中間期・夏期の土日と夜間は熱源機器の部分負荷運転時間が多くなる特徴があり、その時間のエネルギー効率を高めることがプラント全体の効率を高めることとなる。本稿では、磁気浮上軸受を搭載した高効率インバータターボ冷凍機の運転時に最適設定値を活用した効果を検証したので紹介する。

○糸満市浄化センターから発生するバイオガスの有効利用と地域貢献について/ヤンマーエネルギーシステム㈱/岸本 聡
糸満市浄化センターから発生するバイオガスの有効利用と地域貢献を実行するため、沖縄県内企業5社を含む7社で共同企業体を立上げFIT事業による売電電力を更に買い取って、市庁舎を含む地元企業へより安価な電力を販売し、温水を地元製塩企業へ供給する。
1,991円
■特集:バイオマス熱利用の促進に向けて
○バイオマスアカデミー設立の目的・意義/㈱WBエナジー/梶山恵司
農都会議では、バイオマス熱利用の技術課題に重点を置いたバイオマスアカデミーを開講している。本稿では、その背景について紹介するとともに、バイオマスの本格的な普及拡大を実現するための具体策について検討する。

○木質バイオマス熱利用の日本、欧州比較論/(特非)農都会議バイオマスアカデミー/黒坂俊雄
木質バイオマスボイラーによる熱利用は、プラントの設計次第で投資回収期間が大きく異なる。欧州では、熱効率・動力効率が高く投資回収に優れた設計技術の標準化や普及に努力を払ってきた。日本では設計技術が社会で共有されておらずコスト高や失敗事例の大きな要因となっおり、設計技術の整備普及が求められる。

○バイオマス熱利用の政策提言と法改正・規制緩和/(特非)農都会議/山本 登
バイオマスの熱利用は、再生可能エネルギーの中で、CO2削減に寄与できる唯一のエネルギーである。本稿では、そのための政策提言;①バイオマスボイラー協会の設立、②人材教育、③バイオマスボイラーの統一規格化、④熱利用インセンティブの導入などに加え、法改正・規制緩和についても提言する。

■特集:ボイラの最新動向
○業界最高ボイラー効率99%の小型貫流ボイラーの開発/川重冷熱工業㈱/田中良知
小型貫流ボイラ「WILLHEAT(ウィルヒート)」シリーズの新製品を開発した。新製品は、従来機種の換算蒸発量2,000kg/hと同等の伝熱面積で、3,000kg/hへの大容量化とボイラ効率99%を達成している。「WILLHEAT(ウィルヒート)」シリーズでは、小型貫流ボイラの特徴を活した多缶設置により最適な蒸気システムを実現できるほか、安心の高耐久・長寿命のみならず、省エネルギー、環境負荷低減といった価値を提供する。

○潜熱回収温水器の新機能と小型機種のラインアップ/㈱ヒラカワ/植田文幸
潜熱回収温水器「UltraGas」の新しいマイクロコントローラの機能を紹介。IoTを使い、熱源システムとしての効率を向上させるために考え出された最新技術となる。また、従来の4機種に加え新たに小型機種をラインアップ。従来の4機種に加え、計6機種での展開となった。対象ユーザーのひろがりを目指す。

○ボイラ最新動向とその納入事例/三浦工業㈱/森 直樹
本稿では、当社の小型貫流蒸気ボイラの多缶設置システムの特長を紹介する。

■テクニカルレポート
○赤錆を用いて水と太陽光から水素を製造/神戸大学/立川貴士
ヘマタイト(赤錆)は、安全・安価・安定な可視光光触媒であるが、光生成電荷のほとんどが再結合によって消失してしまうという課題があった。最近、ナノ粒子を三次元集積化するメソ結晶技術により、再結合が劇的に抑制された高効率ヘマタイト光電極が開発された。

■エネルギー事業
○世界4大LNG輸出国の天然ガス事情②(カタール)/早稲田大学/吉武惇二
カタールはサウジアラビアとの断交を契機として、イランへの接触を強めている。親サウジ諸国との軋轢が一段と深まるのであれば、エネルギー供給面で日本への影響が懸念される。

○新たなLNG需要/(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)/白川 裕
環境意識の高まりを受け、2020年から一般海域での海上輸送SOx規制強化が実施され、その対応策の一つとして、船舶燃料のLNG化が既に始まっている。本稿では、この動きの進展の状況や課題、世界のLNG市場に与える影響について紹介する。

■フィールドレポート
○白井データセンターキャンパスへのテスラ社製蓄電池「Powerpack」の導入/㈱インターネットイニシアティブ/堤 優介
生活への浸透が進むICTサービスの基盤となり、大量に電力を消費するデータセンターには、最適化の追求及び環境対策の推進が期待されている。本稿では、これまで非常時の利用にとどまっていた蓄電池を活用し、電力需要の平準化を図る本取り組みの概要と今後の展望を紹介する。

○玉川大学の環境保全(東京)/環境工学研究所/星山貫一
1929年(昭和4年)創立の玉川学園は広大な敷地を占めている。幼稚園・大学・大学院及びグラウンドまでを含めた全体のキャンパスは広さが61万m2であり、東京ドームの約47倍に匹敵している。特に目を引くのは玉川大学教育棟・2014であり、2014年(平成16年)に完成した教育棟は自然エネルギーを利用して環境に配慮した建物になっているため一見の価値があるので環境保全状況を紹介する。
1,991円
■テクニカルレポート
○分散エネルギーリソースを統合制御し、調整力を創出するクラウドサービス/日本電気/田村徹也・猪飼一仁・小島有紀子・岸田 洋・松島 徹
当社は、1951年から培ってきたエネルギー事業者向け事業経験を元に、効率的かつ持続可能な社会を作るべくエネルギーマネジメント事業を展開してきた。そのなかで、今回「NEC Energy Resource Aggregationクラウドサービス(RAクラウドサービス)」の提供を開始することとなった。「RAクラウドサービス」は、バーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業を通して今後VPPの事業化を検討している事業者向けに提供するもので、需要家側にある複数のエネルギー設備を制御・最適化し、デマンドレスポンス(DR)に対応させることができる。

○大容量・高効率チラーの開発/ヤンマーエネルギーシステム/鬼原宏年
GHP(ガスヒートポンプエアコン)は、クリーンな都市ガスを燃料とし節電に貢献してきたが、このたびセントラル空調等のニーズに応えるため、GHPの特徴を継承した世界最大容量のGHPチラーを新たに開発した。本稿では、高出力化と高効率化を両立したGHPチラーを紹介する。

○汎用元素のみで構成する熱電発電モジュールの開発/物質・材料研究機構/高際良樹/茨城大学/池田輝之/アイシン精機/小島宏康
超スマート社会を支える電源技術の構築に向けて、汎用元素のみから構成される低コストかつ無害な熱電発電材料とモジュール化技術の構築に成功した。本稿では、材料開発の成果を概説し、新材料を用いたモジュール試作と発電実証試験の結果について紹介する。

○停電時もフル・バックアップする住宅用蓄電ハイブリッドシステムの開発/田淵電機/宮城康夫
住宅用蓄電ハイブリッドシステムの新製品“EIBS7(アイビスセブン)”を開発した。ハイブリッドパワコンの自立運転機能の大幅な強化、及び蓄電池の大容量化を実現し、電力系統停電時にも、「普段の生活を守る」蓄電ハイブリッドシステムを提供する。

○自律高空帆走発電による海洋発電立国/岡山大学/比江島慎二
風車を使わず、洋上を帆走することで発電する自律高空帆走発電を提案した。沖合30km以上の遠洋に眠る膨大な洋上風力を獲得できるとともに、固定設置しないため漁業との競合もない。海洋状況把握(MDA)などの発電以外の用途にも活用できる。

○キラルペロブスカイト系半導体での光電変換/東北大学/谷口耕治・黄 柏融・宮坂 等
近年、高効率太陽電池材料として脚光を浴びている有機・無機ハイブリッドペロブスカイト型半導体にキラル分子を組み込んだ層状物質を開発し、通常の太陽電池で必要となる、他の物質と貼りあわせて作るヘテロ界面を用いず、単一物質での光起電力効果の発生に成功した。

○熱だけで充電する電池/産業技術総合研究所/向田雅一
バッテリーは、消耗した後に電気による充電が必要だが、熱化学電池は、熱で充電できる、あるいは熱で電力を得ることができるため、熱源に接するところでは半永久的に充電いらずの電源となる。本稿では、この熱化学電池のメカニズムと最近の成果について紹介する。

○電池材料革新:表面加工による相界面の能動的制御/信州大学/是津信行
本稿では、電極活物質表面に形成した原子・分子レベルの情報を化学増幅し、異相界面や電解液(質)に伝達することで、イオンや電子をより安全かつ高効率に輸送を能動的に制御する、表面加工技術についての取り組み内容について紹介する。

○石炭中のホウ素の測定/環境工学研究所/星山貫一
2015年のパリ協定採択に伴って、世界各国は脱炭素社会の推進を図っているため石炭火力発電所は中止や停止に追い込まれているが、依然として操業されている現状も続いている。石炭焼却灰のホウ素は降雨等で溶出されて河川・湖沼等の公共用水域の汚染原因になるため、石炭灰から溶出するホウ素を未然に防止するためには石炭中のホウ素含有濃度を事前に調べることが重要なので、本稿では、ホウ素の測定方法を紹介する。

■エネルギー事業
○低炭素社会を目指した省エネルギー技術戦略における重要技術の改定について/新エネルギー・産業技術総合開発機構/吉岡 恒
本年7月、NEDOは資源エネルギー庁と連名で「省エネルギー技術戦略2016」の「重要技術」の改定を行った。本稿では、今回の改定の概要を解説するとともに、エネルギー・転換部門における重要技術を中心に紹介する。

○世界4大LNG輸出国の天然ガス事情1(概略)/早稲田大学/吉武惇二
今月号から「世界4大LNG輸出国の天然ガス事情」と題して、5回に亘って連載する。本稿では、世界の天然ガスの全貌について紹介する。

○水素・燃料電池に係る最近の動向/LNG経済研究会/奥田 誠
2020年は東京オリンピックの選手村地区で燃料電池と水素システムの初めての社会実装が行われる。その他にも水素および燃料電池の普及拡大に向けたロードマップの実現を目指すプロジェクト等の動きが活発化している。
1,991円
■テクニカルレポート
○真空廃液濃縮装置/大阪ガス/妹尾博年
近年、産業界においては、環境問題への取り組みから、産業廃棄物の排出抑制が進んでいる。日常、当社がユーザーへトータルソリューション提案をしている中、ユーザーから多数の廃液減量の相談を受けている。そこで、コージェネレーションの排温水を利用可能な濃縮装置を開発した。

○新型汚泥焼却技術「OdySSEA(オデッセア)」/JFEエンジニアリング/岡田悠輔・馬場 圭
新型焼却炉「OdySSEA」は、温室効果ガス削減を考慮した発電型汚泥焼却技術として国土交通省のナショプロ(B-DASH)で実証。150wet-t/日の焼却炉に本技術を導入することで、エネルギー消費量の98%削減と、温室効果ガス排出量の70%削減が期待できることを確認。

○複合材からなるカーボン系触媒/芝浦工業大学/石崎貴裕・加藤秀平・岩野 凌・Chokradjaroen Chayanaphat
本稿では、ソリューションプラズマという液相中での低温非平衡プラズマによる異種元素をドープしたカーボン系複合材料の合成法とその特性について紹介する。

○室内で蛍光灯でも発電できる屋内・屋外両用、高効率次世代太陽電池/物質・材料研究機構/白井康裕
本稿では、最初にペロブスカイト太陽電池の概要とその低温・溶液プロセスによる作製方法、実用化を見据えた耐久性向上や1,000時間超の長期動作テスト結果について述べ、さらに開放電圧1.24Vで変換効率も16%超を示すペロブスカイト太陽電池のワイドバンドギャップ制御とその応用例としての環境光発電結果について紹介する。

○低白金・非白金触媒を用いた燃料電池の電極/信州大学/福長 博
固体高分子形燃料電池の普及のために白金代替触媒が求められている。そのために、新材料とともに電極触媒層の作製方法の開発も重要となる。本稿では、安価な非白金触媒の構造最適化方法と、高活性な低白金コアシェル触媒を触媒層中で合成する方法について紹介する。

○Mg合金切削紛とメタノールの反応による水素の製造/産業技術総合研究所/松崎邦男
再生可能なエネルギーである水素の製造法として、本稿では、切削加工により作製したMg切削紛とメタノールと反応による水素製造について述べるとともに、種々の合金により効率的な水素の製造ができることを紹介する。

○100℃以下の低温廃熱を利用可能な吸着材蓄熱システムの開発/高砂熱学工業/鎌田美志・川上理亮・鈴木美穂・中田拓司・谷野正幸/石原産業/宮原英隆・平井恭正/東京電力エナジーパートナー/松永克也・久保 滋・原田浩司・柿内秀介/森松工業/名和博之/日野自動車/山内一正・井守正隆・岩下真輝/産業技術総合研究所/鈴木正哉・松田 聡・森本和也・鈴木善三
高砂熱学工業、石原産業、東京電力エナジーパートナー、森松工業、日野自動車、産総研は、100℃以下の低温廃熱を利用可能な蓄熱材ハスクレイを組み込んだコンパクト型蓄熱システムを開発し、その実証試験を実際の生産ラインを対象にオフライン輸送型・定置型で実施した。

○バイオガス精製プロセスに最適な計測機器/ヴァイサラ/荒井良隆
本稿では、バイオガスの主成分であるメタン、二酸化炭素、水蒸気を配管に直接取り付けオンライン監視する、計測機器を紹介する。赤外線技術を採用した計測機器は、自社のクリーンルームで製造される安定した光源と、可変フィルタを搭載。当社が特許を取得している自動補正機能により現場での頻繁な校正作業なしで優れた安定性と信頼性を発揮する。また当機器を設置するのに適切な場所についても説明する。

○低温用の熱電素子に使用できる高性能材料/名古屋大学/岡本佳比古
本稿では、一次元テルル化物が示す、低温で著しく高い熱電変換性能の発見について紹介する。これまでに実現していない-100ºC以下の低温度域における、熱電変換による局所冷却や冷熱発電の実用化に貢献する可能性がある。

○流体透過性多孔質熱電材料を用いた新しい熱電変換モジュール/茨城大学/池田輝之・佐々木誠・永野隆敏
熱電材料は、熱電変換材料は熱エネルギーから電気エネルギーを取り出すという優れた機能をもち、エネルギー変換効率、環境低負荷性、資源の豊富さなど、さまざまな観点から現在活発に研究がなされている。本稿では、熱電材料を多孔質化し、外部からの熱の取り込みを高める試みを紹介する。

■エネルギー事業
○鉄道輸送とエネルギーに関する現況と動向/LNG経済研究会/奥田 誠
鉄道輸送(旅客及び貨物)は道路輸送などに比べ輸送部門全体に占める比率は低いが、輸送効率が高くCO2排出量も少ない優れた輸送機関である。鉄道輸送は世界的に今後も伸長が予測されており、本稿では、その現状と将来の動向を紹介する。

■フィールドレポート
○小樽運河の環境保全と日本酒造り/環境工学研究所/星山貫一
小樽と言えば運河、運河と言えば小樽というほど小樽と運河の縁は切っても切れない関係にある。小樽運河に流入する河川は於古発川(オコバチガワ)と色内川及び手宮仲川であり、小樽市の調査結果は全て良好な水質を表示しているため小樽運河も良好である。観光名所になっている小樽の運河沿いには多くの海産物食堂が建ち並んでいて新鮮な海産物を提供しているため日本酒で一杯やるのが定番になっており、地元の田中酒造の日本酒は大変に美味である。
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クリーンエネルギー 雑誌の内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:B5判
環境と産業経済の共生を追求する
無限と思われた地球資源と環境に対し、SOSが発せられようとしています。そこで、今まで通りの経済成長を維持し、より豊かな文明生活を支えるためにはその基盤となるエネルギー源、とりわけクリーンなエネルギー源確保のため、エネルギーの開発と有効利用が火急の話題となって参りました。 本誌は、このような情勢のもと、エネルギー問題をなるべく広い視野にたち、経済性・環境保全・技術課題から、システム導入手順・メンテナンス・関連法規の解説に至るまで幅広い内容を編集するよう心がけ、興味ある話題の提供と見やすい、分かりやすい本づくりに邁進致します。

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1 Newton(ニュートン)

ニュートンプレス.

Newton(ニュートン)

2021年02月26日発売

目次: Newton Special

健やかに生きるための正しい知識
「老い」の教科書
監修 島田裕之/佐谷秀行/佐藤眞一
執筆 竹ヶ原諒貴(編集部)・西村尚子・前田 武

はるか昔から,人々は老化を防ぎたいと願ってきた。現在では科学の力によって,老化現象の詳細がわかってきつつある。体が衰えるしくみや,老化を防ぐ生活習慣などを紹介する。

PART1 人はなぜ老いるのか

PART2 「老けない人」は何がちがうのか

PART3 「老い」と向き合う心

PART4 未来の「老い」はどうなるか

FOCUS Plus
工学
震災から10年,福島第一原発の現状とこれから
監修 竹下健二
執筆 三澤龍志(編集部)
地学
5万年前までのほとんどの地層の年代測定が可能に!
監修 中川 毅/山田圭太郎/大森貴之
執筆 山田久美
医学
出産時に母親の子宮頸がんが子どもに移行した
協力 小川千登世/荒川 歩
執筆 北原逸美

Nature View
光合成をやめた植物たち
【試し読み】
菌類から栄養を奪って生きる植物
写真・監修 末次健司
執筆 財部薫乃子(編集部)

Topic
天文学者を悩ませる4万機の人工衛星
【試し読み】
スペースX社が打ち上げる大量の人工衛星が
地上での天体観測にあたえる影響とは?
監修 大石雅寿
執筆 中野太郎

Topic
「捨てられない」という心の病
【試し読み】
集めすぎる,手放せない,整理できない─
「ためこみ症」を知っていますか?
監修 五十嵐透子
執筆 尾崎太一

科学と倫理の交差点
人工呼吸器の優先順位は
どうするべきか
監修 児玉 聡
執筆 三澤龍志(編集部)

参考価格: 1,190円

驚きと興奮のサイエンスマガジン 『ニュートン』

  • 2021/01/26
    発売号

  • 2020/12/26
    発売号

  • 2020/11/26
    発売号

  • 2020/10/26
    発売号

  • 2020/09/26
    発売号

  • 2020/08/26
    発売号

2 日経サイエンス

日経サイエンス

最大
21%
OFF
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無料

日経サイエンス

2021年02月25日発売

目次: 【特集:混迷のパンデミック】
 急拡大する変異株
 COVID-19 嗅覚障害の原因と予後
 強まるストレスにどう対処するか

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【特集:宇宙論にほころび】
 真空エネルギーと暗黒エネルギーは折り合えるか
 ハッブル定数 食い違う観測値

-----------------------------------------------------------------

人間関係を把握する脳内マップ

探査機がとらえた 生きている火星

さらばGDP 新たな社会幸福度指標の提案

クジラががんにならないわけ 細胞の裏切りを検知するメカニズム

宇宙戦争を阻止せよ 高まる衛星間攻撃の緊張

-----------------------------------------------------------------

★このほかにも魅力的な記事がいっぱいあります。
◇フロントランナー挑む
新型コロナの謎に迫る決断力と機動力の免疫学者:岩崎明子(米エール大学)
◇NEWS SCAN:数学と光,半導体に変革/ふ化のしやすさ予測/TOPICS/
太陽エネルギーで海水淡水化/動脈瘤のリアルな模型/多様なDNAカッター/
虫の足をすくうシワ/一緒にフェローフライ/熱で見るヘビの“目”/
ものをいうメッセージ/クモの脚の知性/ニュース・クリップ ほか
◇From Natureダイジェスト:生物時計を巻き戻して老齢マウスの視力を回復
◇ヘルス・トピックス:断続的断食
◇パズルの国のアリス:ヤマネの姪たちの大学訪問
◇BOOK REVIEW
『操作される現実』 井上 亨
『BIRTH いのちの始まりを考える講義』 中西真人
<連載>森山和道の読書日記 ほか
◇科学のアルバム
◇サイエンス考古学
フロート板ガラス/列車の中央制御/冷静な業態転換/地球は固体か溶融体か?/犬たちの労働/甘いブドウ
◇今月の科学英語

定期購読(3年プラン)なら1冊:1,152円

科学の「先端」「発見の快感」を伝える一般向けの総合科学誌

  • 2021/01/25
    発売号

  • 2020/12/25
    発売号

  • 2020/11/25
    発売号

  • 2020/10/24
    発売号

  • 2020/09/25
    発売号

  • 2020/08/25
    発売号

3 ナショナル ジオグラフィック日本版

日経ナショナル ジオグラフィック社

最大
34%
OFF
送料
無料

ナショナル ジオグラフィック日本版

2021年02月27日発売

目次: ○特製付録 太陽系マップ 二つのタイプの惑星たち

【特集】
●魅惑の火星を探る
古代の人々が「さまよえる星」と呼んで以来、火星は人類にとってとても気になる星。この謎めいた惑星を知りたいと、20世紀半ば以降、数々の探査機や探査車が送り出されている。
●私は死刑囚だった
米国では1973年以降、8700人以上が死刑宣告を受け、1500人以上の死刑が執行された。一方で、死刑宣告を受けたものの、その後、無罪であることがわかり、釈放された元死刑囚は182人に上る。無実の罪で服役し、その後、科学捜査の進展などによって身の潔白が証明された人たちだ。
●1本の線と国境紛争
カシミール地方の高地で起きたインドとパキスタンの国境紛争。地図上の1本の線が戦闘のきっかけだった?
●消えるドッグレース
ドッグレースは米国発祥のギャンブル。レース犬の扱い方に批判が高まり、全米から消えようとしている。

【コラム】
●PROOF 世界を見る「福島第一原発 廃炉の現場」
自分にできることは何なのか?日本の工業技術や研究開発を現場目線で撮影してきた写真家が、福島第一原子力発電所の廃炉への歩みを記録しようと立ち上がった。事故から10年たった今も撮影を続けている。
●EXPLORE 探求するココロ
「化石の正体は?」「満月の晩に綱渡り」「焼けた森の生態系」「わなで作ったアート」「水をはじくガの羽」
●写真家の撮っておき

●読者の声
●テレビでナショジオ
●次号予告
●日本の百年「大阪の魔法瓶工場」
●今月の表紙:古代ギリシャでは戦いの神とされ、近代では高度な土木技術をもつ文明が栄えているとされるなど、火星は何千年にもわたって人類を魅了してきた。

参考価格: 1,210円 定期購読(3年プラン)なら1冊:794円

テレビや新聞では報道されない、世界の“いま”を知ることができます。

  • 2021/01/29
    発売号

  • 2020/12/28
    発売号

  • 2020/11/30
    発売号

  • 2020/10/30
    発売号

  • 2020/09/30
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  • 2020/08/28
    発売号

4 天文ガイド

誠文堂新光社

最大
50%
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定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:550円

毎月の天文現象と、新製品のニュースをお伝えします。

  • 2021/02/05
    発売号

  • 2021/01/05
    発売号

  • 2020/12/04
    発売号

  • 2020/11/05
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  • 2020/10/05
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  • 2020/09/04
    発売号

6 環境ビジネス

日本ビジネス出版

最大
2%
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無料

環境ビジネス

2020年12月15日発売

目次: 特集 グリーン・リカバリーで日本経済を立て直す/再エネ発電の市場拡大/「トップリーダーに訊く『環境配慮型経営』」-日立造船・代表取締役社長兼COO・三野禎男氏

参考価格: 1,324円 定期購読(1年プラン)なら1冊:1,300円

環境推進のための実務誌

  • 2020/09/15
    発売号

  • 2020/06/15
    発売号

  • 2020/03/16
    発売号

  • 2019/12/15
    発売号

  • 2019/09/17
    発売号

  • 2019/06/17
    発売号

7 Nature(個人購読専用)

ネイチャー・ジャパン株式会社

最大
93%
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世界No.1総合科学ジャーナル 『Natureで、最先端の科学に出会う!』

  • 2018/04/05
    発売号

  • 2018/03/01
    発売号

  • 2018/02/01
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  • 2018/01/04
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  • 2017/12/07
    発売号

  • 2017/11/02
    発売号

8 月刊アイソス

システム規格社

最大
17%
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無料

月刊アイソス

2021年02月10日発売

目次: ■3月号の特集は「ワンランク上を目指す審査員と受審組織のためのガイドライン」です。

■本特集では、ISOの認証によってマネジメントシステムのレベルをいかに向上できるか、現状のISO審査に対して35の指摘事例をもとに問題を提起し、審査側はもとより、特に受審組織に対して一層のレベル向上に向けた改善へのヒントを紹介します。執筆者は三戸部徹氏(アイエスオーミトベ事務所)です。

■Viewpoint this monthでは、『データ・ドリブン・エコノミー』(ダイヤモンド社)や『5G』(岩波新書)などの著作がある森川博之さん(東京大学教授)から、組織のデジタル化推進の鍵となる2つの要素、すなわち、①すべての制約がなくなっていく世界で『今、何が制約になっているか』に気づくこと、②すべてがデータでつながっていく世界で『ステークホルダー全体がWin-Winになる視点』を持つこと、について話を聞きました。


アイソス 2021年3月号(280号 2021年2月10日発売)

特集

ワンランク上を目指す
審査員と受審組織のためのガイドライン
執筆/アイエスオーミトベ事務所 三戸部 徹
【特集構成】
はじめに
Part 1 審査側・組織側の対応方法
Part 2 問題指摘事例の考察
Part 3 良い指摘事例から学ぶこと
Part 4 ISMS審査における考慮点
Part 5 認証組織の在り方と審査に対する心構え
おわりに


連載

■Viewpoint

リレー連載 第108回
5Gによって制約がなくなっていく時代に大事なのは
「仕事で何が制約になっているか」に気づくこと
取材先/東京大学大学院 工学系研究科 教授 森川 博之 氏

■Insight

ニッポンへの警告 周回遅れの現実を直視すべし
連載 第6回(最終回)   「お・も・て・な・し」という Japan Model ~ マニュアル化の罠 ~
執筆/東京大学大学院 情報理工学系研究科教授 江崎 浩

品質に貢献する、IoT・デジタル化のための情報基盤
連載 第6回(最終回) ソフトウェアの革新
執筆/山下技術開発事務所 代表 山下 克司

COVID-19を踏まえた国際ルール形成の潮流
~Before/With/Afterコロナにおけるルールの変化~
連載 第6回(最終回) With/Afterコロナにおける製造業の姿とは? :
3Dプリンティング技術(付加製造技術)活用の可能性と欧米によるルール形成動向
執筆/デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 マネジャー 橋田 貴子

■新しい国際規格の紹介

ISO/PAS 45005:2020(Occupational health and safety management -
General guidelines for safe working during the COVID-19 pandemic)
労働安全衛生マネジメント - COVID-19パンデミック下の安全な労働のための一般指針

■QCツール

QC手法 7のヒミツ
連載 第6回 新QC七つ道具(1)
執筆/東京大学名誉教授 飯塚 悦功

■マネジメント

組織を鍛えるマネジメント
~変化への柔軟な対応~
連載 第6回(最終回) マネジメントのできる強い組織を目指して
~新型コロナ感染対策から見えること~
執筆/株式会社クオリティ・クリエイション 代表取締役
(元トヨタ自動車株式会社 TQM推進部長) 古谷 健夫

■内部監査

内部監査の実践
連載 第12回(最終回) 監査結果は、商品価値として内部監査報告書に集約
執筆/株式会社LMJジャパン 主任講師 青木 明彦

■食品安全

認証機関からの提言
進化する食品安全マネジメントシステムを事業に活かすために
連載 第6回(最終回) 食品安全マネジメントシステムの今後の課題
執筆/株式会社日本環境認証機構(JACO) 審査本部 食品ビジネスユニット
審査本部長・食品ビジネスユニット長 水上 浩

■リスク管理

ISMS(ISO/IEC 27001)をベースにした企業のリスク管理
連載 第9回(最終回) まとめ : 今後の日本企業にとっての情報セキュリティ課題は何か
執筆/株式会社シーピーデザインコンサルティング 代表取締役社長 鈴木 靖

■SDGs

SDGs達成に貢献するISOマネジメントシステムとは?
連載 第6回(最終回) ISOマネジメントシステム認証制度はSDGs達成に貢献できるか?
執筆/マネジメントシステムアドバイザー 鈴木 信吾

■海外動向

ネットで読み解くリスクマネジメント海外事情
連載 第30回(最終回) リスクマネジメントの見直し
執筆/米戸 靖彦


And more

■全体目次
■ISO leading-edge trend
■編集後記/次号予告/広告目次など

参考価格: 1,980円 定期購読(1年プラン)なら1冊:1,650円

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9 リサイクル通信

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リサイクル通信

2021年02月25日発売

目次: ■2021年2月25日号の主な内容

■ニュース
・チケット大黒屋 入札でブランド古物市場
・イケア港北に中古家具 今夏までに全国9拠点へ
・尼崎に中古アウトドア店 ガレージブランド豊富に
・マーケットエンタープライズ 東証一部に上場
・無人古書店がライブ放送 8社に棚貸し、2500冊
・ダイヤ宝飾販売のエタニティー 資格公開で信頼度得
・難民雇用で社会貢献 中古PCのピープルボート
・シャネルアクセが爆謄 中古市場相場3~4倍に
・工具貸出も行うECサイト 「Re-USEs」
・出品画像の加工ツール MST
・企業向け書籍レンタル オフィスソリューション
・スマセルと提携してオフプライス店 エスピービー
・売場リニューアルで売上3倍 ヴィンテージ店「メビウス」
・2年で年商2億円に成長 SKRトライブ
・法人向け家具の月額レンタル アクセル
・海外のYouTubeが宣伝 ゼンマーケット
・韓国フリマアプリ日本進出 「タングンマーケット」
・コロナ閉店から復活 古着店「HAKUi」
・名古屋に米古着の卸店 予約制で3月オープン
・革靴修理のグルー 買取店とも連携
・ハードオフ 新潟に工具館オープン
・三洋堂書店 待ち時間なしのキャッシュレス買取
・オフィスカジュアルの月額レンタル ビズ服
・買取店運営の文太 旗艦店をリブランディング
・名古屋クラウンオークション 輸出向け商品の特化競り
・郵送の試着サービス リサイクルブティック「アンカス」
・宿泊施設にチェアレンタル 47インキュベーション

■トピックス
「税別表示」4月から違法に 「総額表示」注意点まとめ

4月1日より、消費税法の特例措置期間が終了し、消費税込の「総額表示」が消費者に対して必要となる。値札だけでなく、ポップやSNSでの表示も対象。法制上の注意点などをまとめた。

■トップインタビュー
オカモト リユース・マーケティング・カンパニー 野口泰弘カンパニー長
「コロナ下、冬スポーツで回復基調」

スポーツクラブや外食など多角化経営で年商1100億円超を上げるオカモト(北海道帯広市)。同社のリユース部門である「リユース・マーケティング・カンパニー」には昨年2月、野口泰弘氏がカンパニー長に就いた。コロナ下の状況を聞いた。

■コーナー
◎リユース×テクノロジー
古物商への浸透進む
「eKYC」とは

◎小トピック
コロナ下の防犯、大丈夫?
「1年で強盗増えている」

◎海外中古市場データ
電気製品・その他
「フィリピンへの家電・自転車輸出半減」

◎我が社の働き方
ブランド古着ネット販売のKLD(福岡県)
「note」で広報活動

◎リペアで進化するリユース
フィクサス・代表取締役古賀照也さん
「家具修理のすご腕職人」

◎グーグルマイビジネス実態調査
・コミット銀座…徹底した顧客管理で満足度4.9
・トレンドサーチ…ニトリで培った接客で☆4.4
・リ・スクエア パナル…掲示板的な活用で先手打ちライバル不在
・渡田質店…情報量増やし安心感を訴求

◎地方で輝く古書店
・な夕書(香川県)…完全予約制&真似できない空間
・古本喫茶ぬくぬく書店(長野県)…秘境の鉄道古書&漫画店

◎Voice~読者の声
テーマ「地震の被害と備え1」
①夜中に店に駆けつけ、割れた陶器やガラス製品を回収
(アメ商百貨店)
②出張予定は変更するも、市場の最中でなかったことに安堵
(ブランドリサイクルショップ アベル)

■連載
◎倒産1000本ノック?
ドンドンアップ代表取締まられ役の僕の話
「コケ倒しても、全てのコケはドンドンに通ず」

◎ブランド市場バイヤー 斎藤清の俺に学べ!!
「コロナなのに相場上昇」を読み解く
30年ぶり高騰株価に劣らぬ古物相場

◎交友録
万盛→中根ひち店
「30代前半に通いで修行」

◎遺品整理ダイヤリー
グローバルケア(東京都)
「訪問介護と自宅葬儀を実現」

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中古マーケットに深く切り込み、リサイクルビジネスの世界へ読者をナビゲート。

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