目次
■テクニカルレポート
○水素焚き吸収冷温水機
/川重冷熱工業㈱ 寺元勝紀
水素焚き吸収冷温水機「Efficio」を開発・製品化した。本稿では、電力ピーク抑制とCO₂排出削減を両立し、水素燃焼特性への対応、安全性確保および高効率を実現した技術的特長について紹介する。
○液化空気エネルギー貯蔵(LAES)の商用実証とLNG冷熱利用による効率向上の取り組み
/住友重機械工業㈱ 秋元慎介
液化空気エネルギー貯蔵(LAES)は、再生可能エネルギーの変動する発電量を補完し、電力系統の安定化に寄与する技術である。本稿では、LAESの技術説明、商用実証プラントの状況、商用プラントの開発状況について紹介する。
○AIで進化する屋根上太陽光
/㈱Sustech 大橋昭文
本稿では、新エネ大賞を受賞した当社の余剰電力活用型再エネ循環スキームについて、屋根上太陽光の余剰電力をAIで予測・運用し、脱炭素化と電気代削減を両立する仕組みと展望を紹介する。
○エネルギーの効率的運用を実現する、賃貸用物流施設から始まる先進的アプローチ
/㈱プロロジス 益川量平
再生可能エネルギーの導入は、日本のエネルギー政策の重要テーマの一つだ。しかし、その課題は「導入量の拡大」から「活用の高度化」へと変化しつつある。こうしたエネルギー政策の転換とカスタマーニーズの高まりを背景に、物流不動産の当社は、施設屋根の太陽光発電電力を多様なスキームで供給している。
○次世代型太陽電池と水素の利活用の実証事業
/京都府 総合政策環境部 三浦智弘
京都府では「2050年温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けて、各種計画やプランに基づく取組を進めている。本稿では、計画等および2025年度に実施した次世代型太陽電池と水素の利活用に関する実証事業について紹介する。
○色素増感型光触媒の高効率化戦略
/東京科学大学 前田和彦・原田翔・山本悠可
色素増感型光触媒では、色素から半導体への電子注入後の電荷再結合が活性を支配する。半導体にTiO₂を用いた場合、TiO₂の物性が逆電子移動や色素吸着状態に影響する。Os(II)ポリピリジル錯体はRu系よりも長波長光を吸収できるが、高効率反応には電子ドナーとのエネルギー整合が重要である。
■エネルギー事情
○「TOKYO H2プロジェクト」始動
/東京都産業労働局
東京都は、水素エネルギーの需要拡大と早期社会実装化に向け、「水素を使う」アクションを加速させる官民連携プロジェクト「TOKYO H2」を新たに始動させた。本稿では、水素エネルギーの普及に向けた東京都の取組と、TOKYO H2プロジェクトの概要を紹介する。
○ウクライナ戦争勃発後の欧州内陸部の天然ガス市場の動向
/LNG経済研究会 大先一正
ウクライナ戦争勃発後、欧州はロシア産パイプラインガスに代えてLNGの輸入を拡大し、安定供給を確保している。一方、域内のガスの流れは激変し、中欧諸国はロシア・西欧間の通過国としての特権を失い、新たな負担増に直面しており、是正策が求められている。
■フィールドレポート
○麻布台ヒルズにおける高い環境性能と強靭なレジリエンス性能を備えたエネルギーセンター
/虎ノ門エネルギーネットワーク㈱ 近内義広
/森ビル㈱ 渡辺荘児
/東京電力エナジーパートナー㈱ 熊木聡
麻布台ヒルズに省エネ・BCP・新規性を備えたエネルギーセンターを構築した。大型CGSや大規模蓄熱槽に加え、AIによる運転制御を導入。強靭なレジリエンス性能を確保しつつ、自動運転による省力化と高効率な面的供給を実現し、先導的な省エネモデルを確立した。
○高効率ガスタービンとRPFボイラーによる発電所リニューアルの実現
/Daigasエナジー㈱ 川西敬
本稿では、燃料をLNGおよびRPFに転換し、高効率ガスタービン発電設備を採用することで省エネルギー10%、CO₂削減40%が図れ、冗長性の高いシステム構成で電源セキュリティーを確保した東洋紡岩国事業所の石炭火力発電所のリニューアル事例を紹介する。
○官民連携でつくる蒸気の地産地消、地域の資源循環の輪
/尾張東部衛生組合 水谷俊
/㈱エコペーパーJP 松本優貴
3市の一般廃棄物処理施設である尾張東部衛生組合と再生紙工場である㈱エコペーパーJPとで蒸気を直接供給し、蒸気の持つエネルギーを最大限活かすことに成功した。本稿では、「新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞」を受賞した事例を紹介する。
○阿武隈風力発電事業
/福島復興風力(同) 平野貴之
/住友商事㈱ 江村優希
阿武隈風力発電事業は、福島県阿武隈地域に46基の風車を設置した国内最大の陸上風力発電事業である。地域との共生を重視し、電力の地産地消や地元雇用・関連産業の創出に取り組みながら、エネルギーと産業の両面から地域の活性化を実現する。
○北米大陸における環境保全(上)
/環境工学研究所 星山貫一
カナダ・ケベック州のローレンシャン高原では秋になると美しい紅葉が見られるため通称「メイプル街道」沿いの紅葉観光地として広く知られている。メイプル街道とはナイアガラの滝を始点にしてケベック・シティを終点とする全長が約800kmの紅葉街道であり、カナダの一大観光ルートの一つになっている。本稿では、美しい紅葉を見せている北米大陸のローレンシャン高原における環境保全状況を紹介する。
○水素焚き吸収冷温水機
/川重冷熱工業㈱ 寺元勝紀
水素焚き吸収冷温水機「Efficio」を開発・製品化した。本稿では、電力ピーク抑制とCO₂排出削減を両立し、水素燃焼特性への対応、安全性確保および高効率を実現した技術的特長について紹介する。
○液化空気エネルギー貯蔵(LAES)の商用実証とLNG冷熱利用による効率向上の取り組み
/住友重機械工業㈱ 秋元慎介
液化空気エネルギー貯蔵(LAES)は、再生可能エネルギーの変動する発電量を補完し、電力系統の安定化に寄与する技術である。本稿では、LAESの技術説明、商用実証プラントの状況、商用プラントの開発状況について紹介する。
○AIで進化する屋根上太陽光
/㈱Sustech 大橋昭文
本稿では、新エネ大賞を受賞した当社の余剰電力活用型再エネ循環スキームについて、屋根上太陽光の余剰電力をAIで予測・運用し、脱炭素化と電気代削減を両立する仕組みと展望を紹介する。
○エネルギーの効率的運用を実現する、賃貸用物流施設から始まる先進的アプローチ
/㈱プロロジス 益川量平
再生可能エネルギーの導入は、日本のエネルギー政策の重要テーマの一つだ。しかし、その課題は「導入量の拡大」から「活用の高度化」へと変化しつつある。こうしたエネルギー政策の転換とカスタマーニーズの高まりを背景に、物流不動産の当社は、施設屋根の太陽光発電電力を多様なスキームで供給している。
○次世代型太陽電池と水素の利活用の実証事業
/京都府 総合政策環境部 三浦智弘
京都府では「2050年温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けて、各種計画やプランに基づく取組を進めている。本稿では、計画等および2025年度に実施した次世代型太陽電池と水素の利活用に関する実証事業について紹介する。
○色素増感型光触媒の高効率化戦略
/東京科学大学 前田和彦・原田翔・山本悠可
色素増感型光触媒では、色素から半導体への電子注入後の電荷再結合が活性を支配する。半導体にTiO₂を用いた場合、TiO₂の物性が逆電子移動や色素吸着状態に影響する。Os(II)ポリピリジル錯体はRu系よりも長波長光を吸収できるが、高効率反応には電子ドナーとのエネルギー整合が重要である。
■エネルギー事情
○「TOKYO H2プロジェクト」始動
/東京都産業労働局
東京都は、水素エネルギーの需要拡大と早期社会実装化に向け、「水素を使う」アクションを加速させる官民連携プロジェクト「TOKYO H2」を新たに始動させた。本稿では、水素エネルギーの普及に向けた東京都の取組と、TOKYO H2プロジェクトの概要を紹介する。
○ウクライナ戦争勃発後の欧州内陸部の天然ガス市場の動向
/LNG経済研究会 大先一正
ウクライナ戦争勃発後、欧州はロシア産パイプラインガスに代えてLNGの輸入を拡大し、安定供給を確保している。一方、域内のガスの流れは激変し、中欧諸国はロシア・西欧間の通過国としての特権を失い、新たな負担増に直面しており、是正策が求められている。
■フィールドレポート
○麻布台ヒルズにおける高い環境性能と強靭なレジリエンス性能を備えたエネルギーセンター
/虎ノ門エネルギーネットワーク㈱ 近内義広
/森ビル㈱ 渡辺荘児
/東京電力エナジーパートナー㈱ 熊木聡
麻布台ヒルズに省エネ・BCP・新規性を備えたエネルギーセンターを構築した。大型CGSや大規模蓄熱槽に加え、AIによる運転制御を導入。強靭なレジリエンス性能を確保しつつ、自動運転による省力化と高効率な面的供給を実現し、先導的な省エネモデルを確立した。
○高効率ガスタービンとRPFボイラーによる発電所リニューアルの実現
/Daigasエナジー㈱ 川西敬
本稿では、燃料をLNGおよびRPFに転換し、高効率ガスタービン発電設備を採用することで省エネルギー10%、CO₂削減40%が図れ、冗長性の高いシステム構成で電源セキュリティーを確保した東洋紡岩国事業所の石炭火力発電所のリニューアル事例を紹介する。
○官民連携でつくる蒸気の地産地消、地域の資源循環の輪
/尾張東部衛生組合 水谷俊
/㈱エコペーパーJP 松本優貴
3市の一般廃棄物処理施設である尾張東部衛生組合と再生紙工場である㈱エコペーパーJPとで蒸気を直接供給し、蒸気の持つエネルギーを最大限活かすことに成功した。本稿では、「新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞」を受賞した事例を紹介する。
○阿武隈風力発電事業
/福島復興風力(同) 平野貴之
/住友商事㈱ 江村優希
阿武隈風力発電事業は、福島県阿武隈地域に46基の風車を設置した国内最大の陸上風力発電事業である。地域との共生を重視し、電力の地産地消や地元雇用・関連産業の創出に取り組みながら、エネルギーと産業の両面から地域の活性化を実現する。
○北米大陸における環境保全(上)
/環境工学研究所 星山貫一
カナダ・ケベック州のローレンシャン高原では秋になると美しい紅葉が見られるため通称「メイプル街道」沿いの紅葉観光地として広く知られている。メイプル街道とはナイアガラの滝を始点にしてケベック・シティを終点とする全長が約800kmの紅葉街道であり、カナダの一大観光ルートの一つになっている。本稿では、美しい紅葉を見せている北米大陸のローレンシャン高原における環境保全状況を紹介する。
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- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月5日
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