1-総論――臨床家の条件とは何か?
臨床家の条件――自分をケース化すること 橋本和明
[対談]臨床家で「いること」――臨床実践の後期様式(レイトスタイル) 北山 修・橋本和明
2-臨床家の条件――何が求められているのか?
①セラピストが考える「臨床家の条件」
希望を持ち続けて,そだちあい,おりあいをつける――子どもの臨床 田中康雄
関係という文脈から関係をめぐる文脈へ――家族臨床の今日的倫理 安達映子
誰も取り残さないために何ができるか?――新しい文化を創発する学校に臨む 荘島幸子
社会,組織の中の個人を支援する――産業・組織臨床 金井篤子
ことばを超えて思いを汲み取る――障害臨床 風間雅江
死に向かう人々の傍らで――エンドオブライフ・ケア 扇澤史子
②クライエントが求める「臨床家の条件」
誰がために臨床家はいる――依存症臨床 松本俊彦
クライエントと臨床家の交叉する視点を見つめて――司法臨床における語りから 須藤 明
「情緒障害児」と言われた子どもたちに教えてもらったこと――児童心理治療施設での経験から 平岡篤武
社会的養護のもとで生活している子どもたちへの関わり――生きづらさの視点から考える 中村みどり
③私はこんなふうに学んできた
患者さんからの便り 青木省三
Jungを読めないことについて 大塚紳一郎
自身をまるごとつかう臨床そして研究 沖潮満里子
投稿
原著論文:成人期ゲイ男性のライフストーリーにおける多様なスティグマ対処方略―当事者同士のつながりをもつゲイ男性の語りから 太齋 慧
原著論文:老年期男性における年齢に応じた心理的適応方略の変化―国立大学農学部卒業者・国家公務員(農学系)退職者を対象にした調査 守口典行・吉岡和子・小嶋秀幹
特別対談
もう一度,臨床心理学論を―『ふつうの相談』から心理職の未来をラディカルに構想する 東畑開人・下山晴彦
リレー連載
臨床心理学・最新研究レポート シーズン3 第45回「境界性パーソナリティ障害に対する心理療法の有効性―ネットワークメタ分析による比較検討」 仁田雄介
主題と変奏―臨床便り 第66回「「第9回表現療法国際学会」レポート」 吉 沅洪
追悼
生涯現役の一臨床家 乾吉佑先生を偲んで 古田雅明
書評
藤森和美・野坂祐子 編『子どもへの性暴力[第2版]―その理解と支援』(評者:西岡真由美)
一般社団法人日本行動分析学会 編『[新装版]ことばと行動―言語の基礎から臨床まで』(評者:神山 努)
松﨑 丈 編著『聴覚障害×当事者研究―「困りごと」から,自分や他者とつながる』(評者:勝谷紀子)
ウィリアム・J・クナウス 著『怒りを適切にコントロールする認知行動療法ワークブック』(評者:中島美鈴)
岩倉 拓ほか 著『精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門』(評者:蓮澤 優)
臨床心理学 2024年03月10日発売号掲載の次号予告
臨床心理学における多元主義とは? 黒木俊秀[編]
1 -なぜ今,多元主義なのか?
特集にあたって (九州大学)黒木俊秀
多元主義が臨床の「知」にもたらすもの (京都大学)村井俊哉
鼎談|もうパラダイム・シフトは要らない! (大正大学)村瀬嘉代子+(立命館大学)森岡正芳+(九州大学)黒木俊秀
2 -多元主義の諸相
PTMF の意義 (東京大学)石原孝二
価値における多元主義 (東京大学)榊原英輔
発達支援における多元主義 (Nagoya Connect & Share)白木孝二
臨床の倫理における多元主義 (甲南大学)富樫公一
森田療法を支える多元主義的感情観 (札幌医科大学)田所重紀
3 -統合的心理臨床の多元主義
ケースフォーミュレーションの多元的な実践―敬意としての多元主義 (立命館大学)三田村仰
統合的心理療法をめぐって―多元主義 vs. 折衷主義 (大妻女子大学)福島哲夫
精神分析的心理療法の多元主義的展開 (兵庫教育大学)上田勝久
オープンダイアローグの多元的支援 (一般社団法人 COMHCa)下平美智代
当事者という多元主義 (国立精神・神経医療研究センター)外川 愛
◉コラム
コラム 1 (白金高輪カウンセリングルーム)東畑開人
コラム 2 学派を超えた実践のスタイル―多元主義と統合 (京都大学)杉原保史
コラム 3 (立命館大学)岩壁 茂
リレー連載
「臨床心理学・最新研究レポートシーズン 3」 (関西大学)藤里紘子
「主題と変奏―臨床便り」 (立命館大学)中原由望子
書評
富樫公一=著『社会の中の治療者』(岩崎学術出版社) (相州病院)小川 基
小森康永ほか=著『ナラティヴと情動』(北大路書房) (甲南大学)森 茂起
中井久夫=著/高 宜良=編『中井久夫 拾遺』(金剛出版) (合同会社 DB-SeeD)神田橋宏治
きむらひとみ=著『ステップファミリーの子どもとしての私の物語』(金剛出版) (白梅学園大学)福丸由佳
青木省三=著『精神科医という仕事』(金剛出版) (大阪府立病院機構 大阪精神医療センター)花房昌美
ステファン・G・ホフマンほか=著『プロセス・ベースド・セラピーをまなぶ』(金剛出版) (立命館大学)谷 晋二
1 -なぜ今,多元主義なのか?
特集にあたって (九州大学)黒木俊秀
多元主義が臨床の「知」にもたらすもの (京都大学)村井俊哉
鼎談|もうパラダイム・シフトは要らない! (大正大学)村瀬嘉代子+(立命館大学)森岡正芳+(九州大学)黒木俊秀
2 -多元主義の諸相
PTMF の意義 (東京大学)石原孝二
価値における多元主義 (東京大学)榊原英輔
発達支援における多元主義 (Nagoya Connect & Share)白木孝二
臨床の倫理における多元主義 (甲南大学)富樫公一
森田療法を支える多元主義的感情観 (札幌医科大学)田所重紀
3 -統合的心理臨床の多元主義
ケースフォーミュレーションの多元的な実践―敬意としての多元主義 (立命館大学)三田村仰
統合的心理療法をめぐって―多元主義 vs. 折衷主義 (大妻女子大学)福島哲夫
精神分析的心理療法の多元主義的展開 (兵庫教育大学)上田勝久
オープンダイアローグの多元的支援 (一般社団法人 COMHCa)下平美智代
当事者という多元主義 (国立精神・神経医療研究センター)外川 愛
◉コラム
コラム 1 (白金高輪カウンセリングルーム)東畑開人
コラム 2 学派を超えた実践のスタイル―多元主義と統合 (京都大学)杉原保史
コラム 3 (立命館大学)岩壁 茂
リレー連載
「臨床心理学・最新研究レポートシーズン 3」 (関西大学)藤里紘子
「主題と変奏―臨床便り」 (立命館大学)中原由望子
書評
富樫公一=著『社会の中の治療者』(岩崎学術出版社) (相州病院)小川 基
小森康永ほか=著『ナラティヴと情動』(北大路書房) (甲南大学)森 茂起
中井久夫=著/高 宜良=編『中井久夫 拾遺』(金剛出版) (合同会社 DB-SeeD)神田橋宏治
きむらひとみ=著『ステップファミリーの子どもとしての私の物語』(金剛出版) (白梅学園大学)福丸由佳
青木省三=著『精神科医という仕事』(金剛出版) (大阪府立病院機構 大阪精神医療センター)花房昌美
ステファン・G・ホフマンほか=著『プロセス・ベースド・セラピーをまなぶ』(金剛出版) (立命館大学)谷 晋二
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