図書新聞 発売日・バックナンバー

●デザイン」の根源――「気脈」が脈動する杉浦デザインの深奥に迫る：杉浦康平インタビュー（聞き手・赤崎正一）

●主な書評・レビュー
山岡俊介『福島第一原発潜入記』（矢部史郎）
朝岡康二『雑器・あきない・暮らし』（上江洲均）
Ｂ＆Ｒ・ベルベオーク『チェルノブイリの惨事』他（室生孝徳）
鈴木正『狩野亨吉と安藤昌益』（三輪智博）
水野千依『イメージの地層』（伊藤博明）
郷原佳以『文学のミニマル・イメージ』（中田健太郎）
勝盛典子『近世異国趣味美術の史的研究』（佐藤道信）
Ｊ・カー『いつもふたりで』（片岡直子）
谷川健一／三石学編『海の熊野』（和賀正樹）
Ｃ・スモール『ミュージッキング』（相澤正己）
Ｐ・シンガー『動物の解放 改訂版』（長岡成夫）
中川右介『二十世紀の１０大ピアニスト』（下山静香）
楊海英『続 墓標なき草原』（松本ますみ）
ひこ・田中『ふしぎなふしぎな子どもの物語』（堀切リエ）
Ｃ・ホロックス文『ボードリヤールなんて知らないよ』（田村元彦）
『花森安治 戯文集Ⅰ』（渡邊十絲子）
青木淳悟『私のいない高校』（池田雄一）

●その他特集など
第２４回東京国際映画祭レポート（大和晶）

●連載
竹原あき子「読書を楽しむフランスの人々」
秋竜山「読書絵日記」
大澤聡「書物論の最新地図」

●子ども社会主義――子どもたちが大人の世界に別れをつげている。ご機嫌よう。：大杉栄著『自叙伝』を読む（栗原康）

●主な書評・レビュー
Ｊ・ランシエール『無知な教師』（岡山茂）
唐際根総監修『曹操墓の真相』（川本芳昭）
高木仁三郎『いま自然をどうみるか 新装版』（三郷豊）
Ｊ・エルロイ『アンダーワールドＵＳＡ 上・下』（越川芳明）
Ｐ・バイヤール『シャーロック・ホームズの誤謬』（小池滋）
遠藤保子他編著『舞踊学の現在』（松崎未來）
高野玲子『旅する猫たち モン・サン・ミシェル』（杉本真維子）
高田昌幸編『希望』（芹沢俊介）
小林直樹『暴力の人間学的考察』（佐々木寛）
中野正昭『ムーラン・ルージュ新宿座』（井上理恵）
河田昌東他編著『チェルノブイリの菜の花畑から』（竹内雅文）
毛利・立木編著『北欧の舞台芸術』（志賀信夫）
Ｊ・メカス『メカスの難民日記』（東琢磨）

●その他特集など
宮地正人氏インタビュー『明治時代史大辞典』刊行によせて
川上未映子氏インタビュー『すべて真夜中の恋人たち』
「横浜事件」三部作が刊行（米田綱路）

●連載
竹原あき子「読書を楽しむフランスの人々」
鴻農映二「海外短信・韓国」
ベイベー関根「爆泌！！マンガ汁」

●消えない言葉を求めて――古今東西のうたを俯瞰することで見えてくる新しい短歌の風景 鼎談：佐佐木幸綱・松村雄二・島内景二 「コレクション日本歌人選」（笠間書院）第二期刊行開始によせて

●主な書評・レビュー
蓮實重彦・黒沢清・青山真治『映画長話』（久保田智子）
中村邦生『転落譚』（八木寧子）
川村湊『原発と原爆』（佐藤泉）
Ａ・セン『アイデンティティと暴力』（後藤玲子）
『金沢農業経営学とその展開』（白石正彦）
伊藤友治郎編『南洋年鑑 全４巻』（青木澄夫）
Ｊ・フランゼン『コレクションズ 上・下』（阿部公彦）
石川美南歌集『離れ島』『裏島』（栩木伸明）
谷川佳枝子『野村望東尼』（田中綾）
福嶋伸洋『魔法使いの国の掟』（淺野卓夫）
清水婦久子『国宝「源氏物語絵巻」を読む』（横山未来子）
山口淳『ＰＡＰＡ＆ＣＡＰＡ』（川成洋）
Ｊ・ラングフォード『マザーテレサの秘められた炎』（植田隆）


●その他特集など
『原典訳記念版 キェルケゴール著作全集』完結によせて（山下秀智）
山田彩人氏インタビュー 『眼鏡屋は消えた』

●連載
内堀弘「古書肆の眼」
別役実「東京彷徨記」
秋竜山「読書絵日記」
トミヤマユキコ「サブカル女子図鑑」
小野沢稔彦「境界の映画／映画の境界」

●巻頭書評 第三世界としての日本――我々は脱帝国と脱植民地と脱冷戦を同時に学ばなければどうしようもない：陳光興『脱帝国』を読む（池上善彦）

●主な書評・レビュー
管・野崎編『ろうそくの炎がささやく言葉』（和合亮一）
岩井宏實『民具学の基礎』（松崎憲三）
大東仁『大逆の僧 高木顕明の真実』（米田綱路）
恩田勝亘『新装版 原発に子孫の命は売れない』（新庄孝幸）
Ｆ・クロース『なんにもない』（池内了）
金井淑子『依存と自立の倫理』（青山薫）
鈴木富久『アントニオ・グラムシ』（松田博）
小倉孝誠『愛の情景』（鈴村和成）
馬場・佐野編『〈教室〉の中の村上春樹』（綾目広治）
Ｓ・ヴェロネージ『静かなカオス』（有働薫）
田附勝写真集『東北』（菊井崇史）
Ｇ・アルテミエヴァ『ピクニック』（岩本和久）
林茂澤『在日韓国青年同盟の歴史』（文京洙）

●連載
ちからまかせ映画評（谷岡雅樹）
思想時評（矢部史郎＋『来たるべき蜂起』翻訳委員会）
文芸時評（内藤千珠子）
海外短信・中国（石塚洋介）
カルチャー・オンザ・ウェッジ（伊達政保）
娯楽トンボの眼（小嵐九八郎）
読書絵日記（秋竜山）
爆泌！！マンガ汁（ベイベー関根）

●カタストロフィを超える民衆――放射能計測運動を世界の民衆運動に接続する：インタビュー・マニュエル・ヤン（聞き手・池上善彦）

○主な書評・レビュー
山本義隆『福島の原発事故をめぐって』（最首悟）
Ｇ・ケペル『中東戦記』（私市正年）
Ｆ・ローゼンツヴァイク『健康な悟性と病的な悟性』（三島憲一）
陣野俊史『戦争へ、文学へ』（高橋敏夫）
麻生享志『ポストモダンとアメリカ文化』（長畑明利）
古川・西嶋編『カフカ中期作品論集』（中澤英雄）
Ｒ・グロイブ他『人間と環境への低レベル放射能の脅威』（戸田清）
Ｄ・ミラー『国際正義とは何か』（松元雅和）
Ｃ・リンドバーグ『愛の思想史』（松田央）
中澤孝之『ロシア革命で活躍したユダヤ人たち』（望月喜市）
尹美香『２０年間の水曜日』（西野瑠美子）
金賛汀『非常事態宣言１９４８』（呉永鎬）
渡辺克巳『新宿、インド、新宿』（平井玄）
Ｓ・ロファ『アニメとプロパガンダ』（小野耕世）
Ｍ・ガッローネ監督『ゴモラ』（田辺秋守）

●その他特集など
追悼 北杜夫（郷原宏）

○連載
同人誌時評（たかとう匡子）
海外短信・韓国（鴻農映二）
詩クロニクル（添田馨）
読書を楽しむフランスの人々（竹原あき子）
読書絵日記（秋竜山）

●○全集特集号○●
○碧梧桐を待ちながら――『河東碧梧桐全集』完結によせて（和田克司）
●碧梧桐の旅――『河東碧梧桐全集』完結によせて（栗田やすし）

●『ハンス・ケルゼン著作集』完結によせて（長尾龍一）
○編集者が選んだわたしの全集
●エッセイ・全集と私（小森健太朗、宇波彰、日和聡子）

○主な書評・レビュー
倉数茂『私自身であろうとする衝動』（丸川哲史）
妹尾哲志『戦後西ドイツ外交の分水嶺』（三輪智博）
近藤潤三『ドイツ・デモクラシーの焦点』（高田広行）
石黒浩『どうすれば「人」を創れるか』（高橋透）
Ｋ・フォークス『シチズンシップ』（田中拓道）
川崎修『「政治的なるもの」の行方』（千葉眞）
Ｈ・マンテル『ウルフ・ホール 上・下』（小竹由美子）
大竹昭子『彼らが写真を手にした切実さを』（高島直之）
岩井志麻子『備前風呂屋怪談 湯女の櫛』（谷口基）
見沢知廉『背徳の方程式』（大浦信行）
大浦信行監督『天皇ごっこ』（阿部嘉昭）
マシーセン『アメリカン・ルネサンス』刊行によせて（飯野友幸）

●連載
編集部「ポケットブック」
石塚洋介「海外短信・中国」
内堀弘「古書肆の眼」
竹原あき子「読書を楽しむフランスの人々」
別役実「東京彷徨記」
秋竜山「読書絵日記」

●○「思弁小説」という賭け――メタフィクションとは、ひとつの先鋭的なイデオロギー：対談・大久保護×巽孝之 Ｓ・ディレイニー著『ダールグレン』をめぐって

●○主な書評・レビュー
加藤碵一＋青木正博『賢治と鉱物』（瀬名秀明）
Ｋ・サマースケイル『最初の刑事』（佐々木徹）
小池昌代『文字の導火線』（栩木伸明）
Ｊ・Ｃ・オネッティ『屍集めのフンタ』（中村邦生）
小森健太朗『ネメシスの虐笑Ｓ』（渡邉大輔）
安部彰『連帯の挨拶』（五野井郁夫）
上村忠男『カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む』（中村勝己）
Ｓ・ヴェダンタム『隠れた脳』（久保隆）
池田元『日本国家科学の思想』（鈴木正）
Ｔ・アンサーリー『イスラームから見た「世界史」』（中西久枝）
宮本常一『私の日本地図３ 下北半島』（川上登）
小林健治『差別語・不快語』（米田綱路）
鎌田慧・斉藤光政『ルポ下北核半島』（桜井裕三）
遊戯空間公演「詩×劇 つぶやきと叫び」（高橋宏幸）
長島明夫＋結城秀勇編『映画空間４００選』（影山裕樹）

●○その他特集など
特集 中村明の仕事（井口時男、三木卓）
梅原克文氏に聞く、『心臓狩り』

●○連載
阿木津英「短歌クロニクル」
稲賀繁美「思考の隅景」
竹原あき子「読書を楽しむフランスの人々」
伊達政保「カルチャー・オンザ・ウェッジ」

○今週の一面 占拠からスクウォットへ――そして再び占拠へ 金江著『生と芸術の実験室スクウォット』を読む（高祖岩三郎）

●主な書評・レビュー
西川長夫『パリ五月革命 私論』（鈴木道彦）
Ｆ・ｖ・シーラッハ『犯罪』（横井司）
津田道夫『本能か意志か』（山田英造）
若松英輔『井筒俊彦』（室生孝徳）
『槇林滉二著作集』（岩佐壯四郎）
山下聖美『女脳文学特講』（八木寧子）
『エミリィ・ディキンスン詩集』（福岡賢昌）
水田洋編訳・解説『ホッブズの弁明／異端』（梅田百合香）
Ｒ・スクルート『不死細胞ヒーラ』（粥川準二）
『フィールドワーカーズ・ハンドブック』（好井裕明）
武田定光『逆説の親鸞』（三上治）
蜷川順子責任編集『人のイメージ』（中村俊春）
久保昭博『表象の傷』（塚原史）

○その他特集など
鼎談 Ｊ・ディアス×小野正嗣×都甲幸治
佐々木敦氏インタビュー 『小説家の饒舌』

●連載
内藤千珠子「文芸時評」
稲賀繁美「思考の隅風景」
小嵐九八郎「娯楽トンボの眼」
竹原あき子「読書を楽しむフランスの人々」
鴻農映二「海外短信・韓国」
秋竜山「読書絵日記」

●巻頭特集 原発震災で失われたものの記憶――豊田直巳氏に聞く、３・１１東日本大震災から半年

○主な書評・レビュー
高良勉『魂振り』（仲里効）
Ｓ・ヴェイユ『アンドレとシモーヌ』（今村純子）
倉田稔『ルードルフ・ヒルファディング研究』（太田仁樹）
Ｊ・ルービン『風俗壊乱』（三輪智博）
米澤有恒『技術のアエステティカ』（米田綱路）
西條八束『父・西條八十の横顔』（三木卓）
小埜裕二『童話論 宮沢賢治』（堀江朋子）
Ｆ・Ｍ・フォード『五番目の王妃』（高儀進）
野矢茂樹『語りえぬものを語る』（宇波彰）
Ｈ・ハルトゥーニアン『歴史の不穏』（原克）
Ｍ・Ｌ・シフリー『ウィキリークス革命』（大屋雄裕）
小林英夫『日本の迷走はいつから始まったのか』（成田龍一）
米山公啓『脳がいちばん元気になる場所』（甲野糸子）
Ｊ・Ｗ・デラノ編『マーシー・プロジェクト 命』（松崎未來）
村串仁三郎『自然保護と戦後日本の国立公園』（小祝慶紀）
鈴木創士『ひとりっきりの戦争機械』（大坪裕幸）

●その他特集など
周防正行氏に聞く、『ダンシング・チャップリン』

○連載
杉本真維子「裏百年まち」
稲賀繁美「思考の隅景」
内田雅敏「靖国判決訴訟文を読む」
内堀弘「古書肆の眼」
秋竜山「読書絵日記」
太田代志朗「太田代志朗「高橋和巳生誕８０年・没後４０年に」

○巻頭特集 不条理劇は、笑いのための芝居――劇作家は、対人関係のありようを忠実に記録していく商売人：別役実インタビュー 60・70年代と演劇（聞き手：高橋宏幸）

○主な書評・レビュー
Ｍ・オンダーチェ『映画もまた編集である』（天願大介）
Ｍ・Ｌ・バッハマン他編著『平和構築の思想』（三郷豊）
深井智朗『思想としての編集者』（米田綱路）
小山亘『近代言語イデオロギー論』（吉野実）
Ａ・ナイマン『アフマートヴァの想い出』（工藤正廣）
村上護編『山頭火文庫 １、２』（大井恒行）
和合亮一『詩の邂逅』他（野村喜和夫）
『土方巽』（志賀信夫）
辺見庸『水の透視画法』（木村朗）
池澤夏樹ほか『脱原発社会を創る３０人の提言』（久保隆）
宇野毅『現代イギリスの社会と文化』（寺山聰）
浜口稔『言語機械の普遍幻想』（荒木直樹）
斎藤慎一郎作『星雲ミカの小さな冒険 全２巻』（野上暁）
大里俊晴『ガセネタの荒野』（鈴木創士）

○その他特集など
『復刻版 アジアにおける日本の軍・学校・宗教関係資料』刊行によせて
（槻木瑞生、大東仁）

○連載
編集部「ポケットブック」
伊達政保「カルチャー・オンザ・ウェッジ」
内田雅敏「靖国判決訴訟文を読む」
秋竜山「読書絵日記」
太田代志朗「太田代志朗「高橋和巳生誕８０年・没後４０年に」

●巻頭対談 死を書くことで現出する生の姿――対談・盛田隆二×荻原浩 テーマ競作小説「死様」をめぐって

○主な書評・レビュー
Ｄ・ダムロッシュ『世界文学とは何か？』（武田将明）
野村喜和夫『移動と律動と眩暈と』（管啓次郎）
片野真佐子編・解説『柏木義円書簡集』（香芝典宏）
阿木津英『二十世紀短歌と女の歌』（長谷川啓）
稲葉真弓『半島へ』（川口晴美）
江藤光紀『現代芸術をみる技術』（宮田徹也）
Ｖ・ペレーヴィン『寝台特急 黄色い矢』（菊井崇史）
福田邦夫『カラーハーモニー』（面出和子）
Ｐ・グラード『忘れられた王国』（金子民雄）
由井りょう子『重信房子がいた時代』（小嵐九八郎）
大杉栄『日本脱出記』（亀田博）
Ｓ・Ｇ・ブラウン『ぼくのゾンビ・ライフ』（伊東美和）

●その他特集など
天沼春樹氏に聞く、『アンデルセン童話全集』
本橋成一氏インタビュー『屠場』

○連載
石塚洋介「海外短信・中国」
内田雅敏「靖国判決訴訟文を読む」
秋竜山「読書絵日記」
別役実「東京彷徨記」
太田代志朗「太田代志朗「高橋和巳生誕８０年・没後４０年に」
トミヤマユキコ「サブカル女子図鑑」

●ユートピアを抱きしめて――３・１１以前に書かれた、「中央」と「地方」の関係を「内部植民」という観点で捉え直す書:開沼博『「フクシマ」論』を読む（池田雄一）

●主な書評・レビュー
西谷修編『”経済”を審問する』（橋本努）
Ｅ・ユンガー『パリ日記』（澤田直）
合田正人『吉本隆明と柄谷行人』（高橋順一）
宮本久雄『ヘブライ的脱在論』（竹内裕）
西角純志『移動する理論 ルカーチの思想』（初見基）
秋元健治『原子力事業に正義はあるか』（三輪智博）
平岡敬『時代と記憶』（米田綱路）
Ｓ・ピトル『愛のパレード』（成田瑞穂）
小田稔訳『残響』（渡辺めぐみ）
『大野新全詩集』（井川博年）
濱本真男『「労働」の哲学』（的場昭弘）
井上理恵『菊田一夫の仕事』（山本健一）
藤澤伸介『言語力』（秋田喜代美）
富永茂樹編『啓蒙の運命』（三井吉俊）
長谷川宏『初期マルクスを読む』（小林昌人）
蜂飼耳・文『うきわねこ』（桑原文子）

●連載
内藤千珠子「文芸時評」
谷岡雅樹「ちからまかせ映画評」
鴻農映二「海外短信・韓国」
内田雅敏「靖国判決訴訟文を読む」
秋竜山「読書絵日記」

●巻頭書評 反原発という遊び――わたしたちの目のまえで原発が爆発した。あとかたもなく砕け散ったのは、原発の建屋ばかりではない。わたしたちを商品世界につなぎとめてきた装置そのものが砕け散ったのである：ジョン・ホロウェイ『革命』を読む（栗原康）

○主な書評・レビュー
Ｐ・バチガルピ『ねじまき少女 上下』（巽孝之）
三松幸雄『螺旋・生・時間』（松本潤一郎）
金水敏編『役割語研究の展開』（藤田直哉）
福田晃他編『鉄文化を拓く炭焼長者』（鈴木正崇）
ヴィルジリ・妙子他編訳『ドレの絵で読むドン・キホーテ』（高田広行）
天笠啓祐『東電の核惨事』（米田綱路）
樋口健二『闇に消される原発被曝者 増補新版』（桜井裕三）
Ｄ・ケールマン『名声』（中込啓子）
堀江敏幸『なずな』（八木寧子）
『有馬敲全詩集』（中村不二夫）
木村朗『市民を陥れる司法の罠』（高山俊吉）
五十殿利治編『「帝国」と美術』（稲賀繁美）

●その他特集など
寄稿 「原子力ムラ」と仲間うちの論理（内藤朝雄）
荒井曜氏インタビュー 『慈しむ男』

○連載
矢部史郎＋『来たるべき蜂起』翻訳委員会思想時評「思想時評」
阿木津英「短歌クロニクル」
内田雅敏「」
小嵐九八郎「娯楽トンボの眼」
秋竜山「読書絵日記」
太田代志朗「高橋和巳生誕８０年・没後４０年に」
鴻農映二「海外短信・韓国」
飯吉光夫「海外短信・ドイツ」
志村有弘「同人誌時評」

●巻頭インタビュー 心の通い合う地域を創る労働運動――大和田幸治氏（港合同）に聞く ６０年代・７０年代を検証する（第２０回）（聞き手・小嵐九八郎）

●主な書評・レビュー
Ｆ・ボアズ『プリミティヴアート』（渡辺公三）
梶木剛『文学的視線の構図』（北川透）
『バンジャマン・コンスタン日記』（高藤冬武）
勝野末子『海鴎』（工藤正廣）
布野修司『建築少年たちの夢』（松隈洋）
鈴木一人『宇宙開発と国際政治』（細谷雄一）
菊本義治他『グローバル化経済の構図と矛盾』（櫻井公人）
常田夕美子『ポストコロニアルを生きる』（栂正行）
竹原あき子『縞のミステリー』（森山明子）
石井正己編『昔話を愛する人々へ』（村木哲）
池田／ズグロフスキー『平和の朝へ 教育の大光』（村井健）
宇野邦一『アルトー』（大坪裕幸）
Ｌ・スワンソン『ブレイン・アーキテクチャ』（菅野康太）
福間健二監督『わたしたちの夏』（阿部嘉昭）
エイコス編『フランス１７世紀演劇事典』（小倉博孝）
石田勇治他編『ジェノサイドと現代世界』（矢野久）

●連載
添田馨「詩クロニクル」
内堀弘「古書肆の眼」
編集部「ポケットブック」
秋竜山「読書絵日記」

○巻頭対談 探偵小説の落穂拾い――書誌学的新発見がミステリをいっそう面白くする： 対談 横井司×郷原宏 「論創ミステリ叢書」第５期完結によせて

○主な書評・レビュー
大澤真幸『社会は絶えず夢を見ている』（橋爪大三郎）
御子柴道夫『ウラジーミル・ソロヴィヨフ』（長縄光男）
鎌田慧『日本の原発危険地帯』（米田綱路）
河島幸夫『ドイツ現代史とキリスト教』（高田広行）
笠井潔『探偵小説と叙述トリック』（小森健太朗）
『パゾリーニ詩集』（新井高子）
大井浩二監修『異相の時空間』（麻生享志）
池上永一『統ばる島』（中沢けい）
Ｐ・リクール『イデオロギーとユートピア』（柳内隆）
渡邉琢『介助者たちは、どう生きていくのか』（荒井浩道）
松本直子『南木曾の木地屋の物語』（竹内雅文）
佐竹眞明編著『在日外国人と多文化共生』（内海愛子）
沢木耕太郎『あなたがいる場所』（井上春樹）
鈴木義昭『昭和桃色映画館』（皆川勤）


○その他特集など
座談会 Ａ・ヴィアゼムスキー『少女』をめぐって（Ａ・ヴィアゼムスキー×筒井武文×万田邦敏）８面

○連載
福田信夫「同人誌時評」
伊達政保「カルチャー・オンザ・ウェッジ」
秋竜山「読書絵日記」
別役実「東京彷徨記」