図書新聞 発売日・バックナンバー

○巻頭対談
映画の旅、哲学の旅、大学の旅――「書くことの孤独」と「人文学」的な問い 対談 白石嘉治×西山雄二 西山雄二著『哲学への権利 ＤＶＤ付』（勁草書房）をめぐって

●主な書評・レビュー
Ｕ・エーコ『バウドリーノ 上・下』（鈴村和成）
喜多崎親『聖性の転位』（小倉孝誠）
Ｅ・イェリネク『死者の子供たち』（松永美穂）
飯沢耕太郎編『きのこ文学名作選』（鈴木一誌）
巖浩『歌文集 浪々』（大井恒行）
南井正廣『ディック・ターピンのヨークへの早駆け』（原田範行）
門脇俊介『破壊と構築』（高田珠樹）
荒井裕樹『障害と文学』（好井裕明）
蔦谷栄一『協同組合の時代と農協の役割』（竹内雅文）
奈良勝司『明治維新と世界認識体系』（家近良樹）
高井弘之『誤謬だらけの『坂の上の雲』』（及川英二郎）
前田英樹『信徒 内村鑑三』（新保祐司）
片桐雅隆『自己の発見』（齋藤雅哉）
Ｊ・ボドゥ『ＳＦ文学』（藤田直哉）
Ｓ・Ａ・ホイト『闇の船』（山田宏明）
『孤独なボウリング』刊行５年目によせて（柴内康文）

○緊急寄稿 科学者・技術者と福島原発事故（安斎育郎）

●連載
秋竜山「読書絵日記」
トミヤマユキコ「サブカル女子図鑑」

●特別寄稿 関曠野氏が語る、東日本大震災と原発事故 計算不可能な原発事故のリスク――原発はテクノロジーの名に値しない極端なアクロバットだ

○主な書評・レビュー
小西正雄『教育文化人間論』（吉永潤）
大門正克他編『過熱と揺らぎ』（三輪智博）
村田裕和『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』（吉野実）
旦敬介『ライティング・マシーン―ウィリアム・Ｓ・バロウズ』（青山南）
小野正嗣『浦からマグノリアの庭へ』（石川美南）
入子文子編著『英米文学と戦争の断層』（栂正行）
新・フェミニズム批評の会編『大正女性文学論』（岩橋邦枝）
Ｊ＝クレ・マルタン『百人の哲学者 百の哲学』（貫成人）
宮島喬『一にして多のヨーロッパ』（若松邦弘）
Ｊ・スウェイン他編著『イギリス障害学の理論と経験』（三村洋明）
Ｔ・Ｋ．マクロウ『シュンペーター伝』（青木孝平）
Ｃ・シャブロル監督『引き裂かれた女』他（谷昌親）

●緊急寄稿
仙台の出版社から（土方正志）

○連載
納村公子「時評 流動する世界とアジア」
伊達政保「カルチャー・オンザ・ウェッジ」
秋竜山「読書絵日記」
たかとう匡子「 同人誌時評」
編集部「こどもの本棚」

●ワン・アンド・オンリーの仕事――ネットのない時代の力技に感銘を受けてもらいたい 特集：辞書・事典 『こと典百科叢書』（大空社）をめぐって（井上章一）

○特集
わが社のこの一冊（３～５面）
緊急寄稿 原発と映像（小野沢稔彦）

●主な書評・レビュー
『小学館 プログレッシブ 和英中辞典 第四版』（齊藤貴子）
長嶋有『祝福』（松田青子）
『徳川夢声のくらがり二十年』『あかるみ十五年』（田中眞澄）
三室勇他『よみがえれ！ 清流球磨川』（米田綱路）
菅聡子『女が国家を裏切るとき』（田中綾）
『ソモフの妖怪物語』（井出彰）
上村武男『ふかい森の奥の池の静謐』（荻原千鶴）
笠原十九司編『戦争を知らない国民のための日中歴史認識』（杉山文彦）
斎藤偕子『１９世紀アメリカのポピュラー・シアター』（井上理恵）
Ｄ・Ｊ・レヴィティン『「歌」を語る』（井上貴子）
イスハーク『預言者の生涯 第二巻』（久保隆）
共同通信社取材班『ニッポンに生きる』（山田宏明）

○連載
内藤千珠子「文芸時評」
鴻農映二「海外短信・韓国」
添田馨「詩クロニクル」
秋竜山「読書絵日記」

●巻頭対談〈外の味方〉が何なのか――中国のイデオロギー状況が現在どう動いているか、世界状況とどのような関係性を持っているか 対談・丸川哲史×鵜飼哲 劉暁波著『最後の審判を生き延びて』

○主な書評・レビュー
『福澤諭吉事典』（井田進也）
Ａ・マングェル『奇想の美術館』（天野知香）
宮内勝典『魔王の愛』（夫馬基彦）
季村敏夫『ノミトビヒヨシマルの独言』（高貝弘也）
『近松再発見』（深澤昌夫）
隠岐さや香『科学アカデミーと「有用な科学」』（金森修）
Ｚ・バウマン『グローバリゼーション』（中島道男）
高嶋・関口・鈴木『マレーシア』（林博史）
七尾和晃『沖縄戦と民間人収容所』（河田宏）
藤井治枝『もう一度風を変えよう』（藤原房子）
澤井繁男『鬼面・刺繍』（村木哲）
李吉女『夢と挑戦』（金容権）
八木尚子『フランス料理と批評の歴史』（福田育弘）
Ａ・ゴプニック『哲学する赤ちゃん』（黒川類）
汪暉『世界史のなかの中国』（阿部幹雄）

●その他特集など
緊急寄稿 ドイツからの報告（高橋順一）

○連載
小嵐九八郎「娯楽トンボの眼」
秋竜山「読書絵日記」
小野沢稔彦「境界の映画／映画の境界」
ベイベー関根「爆泌！！ マンガ汁」

●人災の核惨事――原子力の終焉か人類の終焉か、その岐路に立っている 緊急寄稿・東日本大震災と福島第一原発事故をめぐって（天笠啓祐）

○主な書評・レビュー
徐勝『徐勝の東アジア平和紀行』（高良勉）
鈴木範久『近代日本のバイブル』（新保祐司）
神山睦美『小林秀雄の昭和』（郷原佳以）
Ｍ・ブルガーコフ『ブルガーコフ作品集』（草野慶子）
庄野至『異人さんの讃美歌』（寺田操）
田中三蔵『駆けぬける現代美術』（宮田徹也）
Ｃ・テイラー『自我の源泉』（森田明彦）
小林恒也『出版のこころ』（矢口進也）
内田弘『啄木と秋瑾』（鈴木正）
中村・嘉田編『里山復権』（倉本宣）
横田榮一『ハーバーマス理論の変換』（久保隆）
『講座 明治維新』刊行開始によせて（佐々木寛司）

●その他特集など
金柱演・韓国文学翻訳院院長インタビュー
対談 丸川哲史×早尾貴紀 東アジアと中東を繋ぐ思考
ポケットブック（編集部）

○連載
秋竜山「読書絵日記」

○緊急発言 東日本大震災：「以後」の思想を培うために――人間の叡智が問われている（図書新聞）

●スペイン、百花繚乱！――アカデミズムとしても一本筋の通った事典 対談・川成洋×下山静香『スペイン文化事典』（丸善）をめぐって

○主な書評・レビュー
Ｐ・ジャネ『解離の病歴』（兼本浩祐）
上田正昭監修『ニッポン猪飼野ものがたり』
滝口亘『アイヌ文化振興法成立私史』（堀内光一）
限界小説研究会編『サブカルチャー戦争』（神山睦美）
Ｅ・ストラウト『オリーヴ・キタリッジの生活』（小竹由美子）
Ｖ・Ｉ・ストイキツァ『絵画をいかに味わうか』（西田兼）
高貝弘也『露光』『露地の花』（渡辺めぐみ）
檜垣立哉『フーコー講義』（阿部崇）
岩尾龍太郎『幕末のロビンソン』（古賀徹）
Ｂ・マルシャン『パリの肖像１９－２０世紀』（長井伸二）
Ａ・カイエ『功利的理性批判』（結城剛志）
『朝鮮半島と日本列島の使命』
法輪（ポンニュン）『幸せな通勤』（多田茂治）
吉田司『カラスと髑髏』（可能涼介）
Ｍ・ワダ・マルシアーノ『デジタル時代の日本映画』（阿部嘉昭）

●連載
内堀弘「古書肆の眼」
秋竜山「読書絵日記」
谷岡雅樹「ちからまかせ映画評」

◎ある「モダニスト」の格闘――生きてるうちに歌えなかった歌を死んででも歌うことができるのか 竹田賢一氏インタビュー（聞き手・渡邊未帆）『マイナー音楽のために』（月曜社）

●主な書評・レビュー●
Ｃ・フェルトリネッリ『フェルトリネッリ』（上村忠男）
一ノ瀬正樹『死の所有』（森下直貴）
奥村宏『徹底検証 トヨタ』（米田綱路）
原寿雄『ジャーナリズムに生きて』（吉野実）
Ｌ・デイヴィス『話の終わり』（川口晴美）
Ｍ・ウマル『アミーナ』（松本仁一）
遠藤知巳編『フラット・カルチャー』（浅野智彦）
木村朗他『広島・長崎への原爆投下再考』（田中利幸）
金井壽宏他『組織エスノグラフィー』（好井裕明）
篠田知和基『ヨーロッパの形』（竹内雅文）
『日本のイノセンス・プロジェクトをめざして』他（亀田博）
Ｌ・ｖ・トリアー監督『アンチクライスト』（田辺秋守
劇団第三エロチカ解散によせて（高橋宏幸）
間ふさ子『中国南方話劇運動研究』（丸川哲史）

○連載○
内藤千珠子「文芸時評」
同人誌時評「志村有弘」
杉本真維子「裏百年まち」
小嵐九八郎「娯楽トンボの眼」
秋竜山「読書絵日記」

●世界史的大転換への応答――「社会構造の外」の民衆によって行使される暴力や「残虐」を深く肯定する Ｓ・ジジェク『暴力』を読む（酒井隆史）

○主な書評・レビュー
熊野純彦『埴谷雄高』（高橋順一）
林浩平『心のどこにもうたが消えたときの哀歌』（堀江敏幸）
鳥羽耕史『１９５０年代』（有薗真代）
曽村充利『釣り師と文学』（武田将明）
やまだようこ『ことばの前のことば』（浜田寿美男）
『大逆事件と大石誠之助』（米田綱路）
山室信一『複合戦争と総力戦の断層』（奈良安友）
陶原葵『明石、時、』（宋敏鎬）
Ｍ・Ｊ・サンデル『完全な人間を目指さなくてもよい理由』（粥川準二）
加藤敏『人の絆の病理と再生』（村上靖彦）
『占領下 女性と雑誌』（加藤敬子）
前田朗編著『平和力養成講座』（金富子）
坂東・川成編『日本・スペイン交流史』（片倉充造）
Ｌ・ロックウッド『ベートーヴェン』（下山静香）
Ａ・アメナーバル監督『アレクサンドリア』（大和晶）

●その他特集など
中村明氏インタビュー『語感の辞典』

○連載
添田馨「詩クロニクル」
秋竜山「読書絵日記」
トミヤマユキコ「サブカル女子図鑑」

○巻頭書評 〈豊饒な世界〉をどう守るか――希薄になった人間関係の中で必死に自分の居場所を確保しようとする子どもたち（重松清）土井隆義著『人間失格？――「罪」を犯した少年と社会をつなぐ』を読む

○主な書評・レビュー
Ｈ・ミュラー『澱み』（中込啓子）
赤坂憲雄『岡本太郎という思想』（塚原史）
横田順彌『近代日本奇想小説史 明治篇』（長山靖生）
Ｂ・クローチェ『ヴィーコの哲学』（佐々木力）
松岡正剛編集構成『ＮＡＲＡＳＩＡ 東アジア共同体？』（米田綱路）
Ｌ・Ａ・フリーマン『記者クラブ』
井上ひさし『東慶寺花だより』（菊田均）
井上ひさし『一週間』（清水義範）
平石貴樹『アメリカ文学史』（長岡真吾）
Ａ・ロス『２０世紀を語る音楽１・２』（長木誠司）
佐藤幹夫『人はなぜひとを「ケア」するのか』（岡原正幸）
大宅明美『中世盛期西フランスにおける都市と王権』（江川温）
宇野木早苗『流系の科学』（山本民次）
砂古口早苗『ブギの女王・笠置シヅ子』（鈴木義昭）
ポケットブック（編集部）

○連載
福田信夫「同人誌時評」
伊達政保「カルチャー・オンザ・ウェッジ」
秋竜山「読書絵日記」
大澤聡「書物論の最新地図」

○「技」としての政治――出来事の「動き」に寄り添う論集成る 対談 杉田敦×宮本太郎 シリーズ「政治の発見」（風行社）をめぐって

●主な書評・レビュー
松村正義『日露戦争と日本在外公館の“外国新聞操縦”』（米田綱路）
山尾悠子『夢の遠近法』（北爪満喜）
永江朗『セゾン文化は何を夢みた』（若林幹夫）
互盛央『エスの系譜』（村井則夫）
石井正己『『遠野物語』へのご招待』他（錦仁）
齋藤純一編『公共性の政治理論』（五野井郁夫）
大谷恭子『それでも彼を死刑にしますか』（とよだもとゆき）
伊藤公雄他編『現代韓国の家族政策』（熊田洋子）
「リーディングス 日本の高等教育」完結によせて（橋本鉱市・阿曽沼明裕）
追悼 Ｅ・グリッサン（中村隆之）
ICANOFとMolecular theatreの襞‐余白に（松本潤一郎）

○連載
徐勝「時評 流動するアジアと世界」
内藤千珠子「文芸時評」
内堀弘「古書肆の眼」
小嵐九八郎「娯楽トンボの眼」
秋竜山「読書絵日記」
神山睦美「タナトスとしての近代」
ベイベー関根「爆泌！！ マンガ汁」

◎ 「私」をめぐる格闘――他孔的表象分析の醍醐味 橋本一径著『指紋論』（青土社）を読む（原克）

◎保田與重郎の「近代の否定」とは何か――普遍性は真に潜在的なもののなかにしかない 前田英樹氏インタビュー『保田與重郎を知る』をめぐって

◎主な書評・レビュー
小嵐九八郎『日本名僧奇僧列伝』（井出彰）
塩澤実信著／小田光雄編『戦後出版史』（米田綱路）
小林実『明治大正露文化受容史』
五十殿利治編『板垣鷹穂 クラシックとモダン』
小野正嗣『夜よりも大きい』（井坂洋子）
黒ダライ児『肉体のアナーキズム』（宮田徹也）
Ｌ・ボルツォーニ『イメージの網』（山内志朗）
Ａ・Ｒ・リー『多文化アメリカ文学』（荒このみ）
Ｆ・キュセ『フレンチ・セオリー』（桜井哲夫）
杉山寿美子『レイディ・グレゴリ』（佐藤容子）
小久保／安永編『すぐそこにある貧困』（鈴木忠義）
中野剛志編『成長なき時代の「国家」を構想する』（結城剛志）
Ａ・ゴルツ『また君に恋をした』（渡辺国彦）
金聖甫他『写真と絵で見る 北朝鮮現代史』（信長正義）
『グローバル化に対抗する運動ともうひとつの世界の可能性』（久保隆）
「庚戌國恥１００年企画招待展」から（山口泉）

◎連載
秋竜山「読書絵日記」
神山睦美「タナトスとしての近代」

●巻頭書評 だってさあ、馬鹿だから。――おそるべき手際に何度でも改めて戦慄するべき、名作：サーシャ・ソコロフ『馬鹿たちの学校』（河出書房新社）を読む

○主な書評・レビュー
森彰英『武智鉄二という藝術』（四方田犬彦）
池田浩士編・解説『蘇らぬ朝 「大逆事件」以後の文学』（井出彰）
有島武郎研究会編『有島武郎事典』（中川成美）
Ｃ・ダグラス・ラミス『要石』（戸田清）
福田ますみ『暗殺国家ロシア』
『京の地宝と考古学』（米田綱路）
西澤建義『藪睨み能舞台』（羽田昶）
小林孝吉『銀河の光 修羅の闇』（綾目広治）
Ｊ・タウベス『パウロの政治神学』（古賀敬太）
Ｇ・ヘレンバルト『ブダペストのミダース王』（田代文雄）
木村文輝編『挑戦する仏教』（大谷栄一）
小方孝・金井明人『物語論の情報学序説』（藤田直哉）
小林聖太郎監督『毎日かあさん』（福田磨理子）
小方孝・金井明人『物語論の情報学序説』（藤田直哉

○特別企画
在日一世のオモニ、鄭秉春氏に聞く

○連載
稲賀繁美「思考の隅景」
添田馨「詩クロニクル」
阿木津英「短歌クロニクル」
秋竜山「読書絵日記」
神山睦美「タナトスとしての近代」
谷岡雅樹「ちからまかせ映画評」

○ただ、「怒り」だけがある――因果関係では説明できない現実：『人間小唄』（講談社）をめぐって
町田康氏インタビュー（聞き手・伊藤氏貴）

●一條の橋となるために――特別エッセイ 創刊３０００号を迎えて（井出彰・「図書新聞」代表）

○主な書評・レビュー
Ｒ・ザフランスキー『ロマン主義』他（米田綱路）
Ｇ・ペレック『人生 使用法』（野村喜和夫）
角田光代『ツリーハウス』（八木寧子）
青木・原田・岩淵編『阿部次郎をめぐる手紙』（尾形明子）
宮内・好井編著『〈当事者〉をめぐる社会学』（倉石一郎）
石井研士編『神道はどこへいくか』（金子民雄）
上村忠男『知の棘』（友常勉）
李正子歌集『沙果、林檎そして』（北出明）
浅川史『魯迅文学を読む』（皆川勤）
今井・岩崎編著『記憶の地層を掘る』（小菅信子）
Ｅ・ラックス『ウディ・アレンの映画術』（月永理絵）
『渡邊二郎著作集』刊行によせて（森一郎）
「地域立脚型グローバル・スタディーズ叢書」完結によせて（中野晃一）
ポケットブック（編集部）

●遠藤芳男氏に聞く 『改訂 卒業』

○連載
伊達政保「カルチャー・オンザ・ウェッジ」
秋竜山「読書絵日記」
神山睦美「タナトスとしての近代」
内堀弘「古書肆の眼」

○宮澤賢治の全貌と核心に迫るために――総合的に賢治の生い立ちや教養を示す 天沢退二郎インタビュー『宮澤賢治イーハトヴ学事典』

●主な書評・レビュー
芹沢俊介『存在論的ひきこもり」論』（内藤朝雄）
栗原幸夫『わが先行者たち』（郷原宏）
『倉富勇三郎日記』（米田綱路）
近藤喜重郎『在外ロシア正教会の成立』（長縄光男）
金石範『死者は地上に』（倉橋健一）
Ｖ・ロダート『マチルダの小さな宇宙』（佐々木美和）
ヘイガン／ビッカートン『アメリカと戦争』（木村朗）
布野修司他『韓国近代都市景観の形成』（青井哲人）
吉野・前嶋編著『オバマ政権はアメリカをどのように変えたのか』（松岡泰）
『地に舟をこげ』（小林孝吉）
佐藤文明『ウーマンリブがやってきた』（室沢毅）
Ｔ・クラウディ『スパイの歴史』（川成洋）
２０１０年美術回顧（福住廉）
小林茂『秩父 山の民俗考古』（松村一男）

○連載
内藤千珠子「文芸時評」
稲賀繁美「思考の隅景」
杉本真維子「裏百年まち」
秋竜山「読書絵日記」
神山睦美「タナトスとしての近代」
トミヤマユキコ「サブカル女子図鑑」

○巻頭対談 生命をもった文学史を――平石貴樹×亀井俊介 『アメリカ文学史』（松柏社）によせて

○主な書評・レビュー
赤坂憲雄『内なる他者のフォークロア』（前田速夫）
堀江朋子『三井財閥とその時代』（奥村宏）
シクルシイ『まつろはぬもの』（米田綱路）
吉増剛造・樋口良澄『木浦通信』（林浩平）
関口安義『評伝 長崎太郎』（安森敏隆）
大高洋司『京伝と馬琴』（飯倉洋一）
野中惠子『桜山』（金子民雄）
貫成人『歴史の哲学』（中山元）
加藤哲郎他編『国民国家の境界』他（梅森直之）
永池健二『柳田国男――物語作者の肖像』（岡部隆志）
市田良彦、石井暎禧『聞書き〈ブント〉一代』（千葉正健）
『もうひとつの全共闘』（ふとらのぶゆき）
晴佐久昌英『幸いの書』（村木哲）
『流出「公安テロ情報」全データ』、二度の出版禁止と第三版刊行
佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』（白石嘉治）

○連載
秋竜山「読書絵日記」
羽根次郎
神山睦美「タナトスとしての近代」
ベイベー関根「爆泌！！ マンガ汁」