現代林業 発売日・バックナンバー

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特集 森林経営管理制度シリーズ③ 地域特性を活かした多様な市町村戦略

 今年4月にスタートした森林経営管理制度。本誌特集においても本制度の取組事例として、5月号では市町村を支援する地域コンソーシアムをテーマに「郡上森林マネジメント協議会」(岐阜県)、「やましごと工房」(徳島県)、6月号では自伐(型)林業をテーマに「秩父地域コンパクト林業推進協議会」(埼玉県)、群馬県みなかみ町を紹介しました。

特集1 全国初の経営管理権設定 秩父地域の新たな森林産業育成に向けて

    埼玉県秩父市環境部技監(森林総合監理士) 大澤太郎 

特集2 岐阜県中津川市の森林経営管理制度の取り組み 

    岐阜県中津川市農林部林業振興課 内木宏人 

特集3 林業成長産業化の推進と森林経営管理制度 愛媛県久万高原町

    中予地方局産業経済部 久万高原森林林業課森づくりG担当係長 坂本康宏



◆フォト・レポート ・・・・1

消防隊員へのチェーンソー講習会の実施

鳥取県東部森林組合

 

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・・・・・36

地域材を公共建築に使う(上)

木材の調達事情を共有したい



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・38

CLTを活用した木造軸組構法用高耐力壁の開発

鹿児島県工業技術センター地域資源部 中原 亨、福留重人



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆最終回・・・・44

自伐型林業 自立・持続への進化を探って

「自伐林業の旅」を振り返る

本誌で2016年9月号から足かけ3年半にわたって、自伐林業の旅を続けてきました。17地域の自伐(型)林業の現場へ赴き、日々山に向き合う方々、また自伐(型)林業を支援する方や行政の方々から話しを伺ってきました。私自身、3年以上も連載することになろうとは予想していませんでした。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・56

第12回 河川横断┃スウェーデン



林研グループが応援します!◆山形県/親林倶楽部・・・・・・・62

園児たちに木と触れ合う機会を! 木製遊具を設置



普及員実践日誌◆青森県 成田達美・・・・・・・・・・・・・64 

青森ヒバ資源拡大のための民有林における人工造林促進の取り組み



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第79回 

冬でも働ける職場を目指して―広葉樹を活用した通年雇用へ― 四柳徹也

私は、山形県南部に位置する米沢地方森林組合で、造林を中心とした作業を取り仕切る事業課長として、山形県の森林を未来へ引き継ぐ一役を担えればと、日々の業務に当たっています。私が森林組合で仕事を始めたきっかけは、ハローワークを通じた求人をたまたま見かけたからです。



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72

第26回 参加者同士の語りかけで専門用語の壁を乗り越える―受講者レベルのバラツキ対策案



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 飛騨の修羅運材



●わがまち木造自慢 

 富士北麓公園屋内練習走路「富士ウッドストレート」 山梨県富士吉田市・・・61



●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

現代版の山守の福祉的な役割について教えてください。

岡橋清隆



●総目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76



●表紙の人 坂井梨奈さん (株)いぶき(愛媛県)



表紙●岩渕光則

フォト●鳥取県東部森林組合
現代林業11目次


特集 付加価値と生産性増大の林業生産

   経営飛躍へ 世界水準の林業機械運用方法

    ●暮らしに近い森に潜む危険回避┃危険木、支障木の除去対策

    ●事例に見る里山「暮らしに近い森」の防災対策

    ●特殊伐採技術をもつ人材を育成

 経営のイノベーションに向けた取り組みを現場レベルで考えるとき、ひとつの手がかりが林業機械化のステージアップです。すなわち、生産工程の効率アップ及び伐木等の安全確保に大きく貢献してきた高性能林業機械導入ですが、機械化で経営を飛躍させるための次なる取り組みです。



◆フォト・レポート ・・・・1

進む高層建築木造化

軽量化工法で工期短縮、人手不足解消を

 

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・・・・・28

共存共栄はお題目ではない

市場の確保こそ目的であるべき



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・30

道産カンバ類の高付加価値用途への技術開発

北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場性能部 秋津裕志

 シラカンバ、ダケカンバから、内装材や家具などの高価値な用途に利用できる材料を製造する技術開発の研究成果について、北海道立総合研究機構林産試験場の秋津裕志さんに紹介して頂きます。



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆高知県四万十市編(後編)・・・34

自伐型林業 自立・持続への進化を探って

小規模経営スタイルを伸ばす支援方法とは

 顧客である山主さんの信頼を獲得し、経営を持続できる自伐型林業。そこに求められる技術は「施業ができる」レベルではなく、「利益を継続できる」水準です。加えて、自らの商品(技術サービス等)、材の営業販売、資金管理、投資(山林取得等)、地域人脈づくりなどを体系づけて実践できる経営者能力も求められます。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・46

第11回 林道の水処理〈3〉┃簡易な横断排水、分散排水

日本では、林業専用道作設指針では、側溝は必ずしも設けなくてよいとされていますが、そのかわり適宜横断排水しなければなりません。林業専用道にゴム板排水が採用されている事例がありますが、運材トラックが繰り返し走行すると、ゴムが傷んだり、ゴム板が移動して隙間ができたりします。湧水部などでは側溝を設け、側溝と横断排水施設を効果的に組み合わせる工夫が必要です。



林研グループが応援します!◆鳥取県/若桜町林業研究会・・・・・52

登山で森林学習



普及員実践日誌◆和歌山県 松島洋介・・・・・・・・・・・54 

異業種連携による素材生産・流通の改革に向けた取り組み



レポート◆「森HACK」イノベーション創造の場としての林業ハッカソン・・・58

喜多耕一

 北海道では「北海道第一次産業ハッカソン」というボランティア団体の主催で、「林業×ITハッカソン」が開催されています。今年で5年目になり、ここまで続いている林業ハッカソンも全国では少なくなりました。



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第78回 

為すべきことはおろそかにしないことが最善の近道

 大泉雅人



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72

第25回 丹羽健司さんの「任せる」力┃自主的に学ぼうとする意欲を育む



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

樹木採取権制度(国有林野管理経営法の改正)について

りんやちょう鈴木慎太郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 飛騨の修羅運材



●わがまち木造自慢 

 県営奥卯辰山のぼのぼ交流館とんぼテラス 石川県金沢市・・・・・51



●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

自伐型林業で定住する若者の仕事環境を支援したいのですが、そのポイントについて教えてください。

岡橋清隆



●表紙の人 守本沙織さん 鳥取県東部森林組合



表紙●岩渕光則

フォト●(株)大林組、三菱地所(株)、(株)竹中工務店、松尾建設(株)、高橋設計
現代林業10 目次




特集 ライフライン保全の樹木管理

   暮らしに近い森の防災対策-特殊伐採の役割

 台風の来襲などにより自然災害が毎年のように発生する中、いま暮らしに近い森の防災対策が注目されています。たとえば、・集落周辺の樹木倒木による住宅への被害、・ライフライン沿い(道路、電線、線路等)の樹木倒木による被害などを防ぐために、支障木、危険木を事前に除去(伐倒、運搬)する対策が必要との認識が広がってきています。上記のいずれも自治体によって予算化される事例が増えてきています。

  ●暮らしに近い森に潜む危険回避┃危険木、支障木の除去対策

  ●事例に見る里山「暮らしに近い森」の防災対策

  ●特殊伐採技術をもつ人材を育成



◆フォト・レポート ・・・・1

世界トップアーボリストに学ぶ4日間特別講習

ATIアーボリストⓇトレーニング研究所

 

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・・・・・30

量だけではなく、価値の論理も

高付加価値化で経済効果を高める



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・32

下刈り作業の低コスト・労働負荷軽減の実証

 -高刈り方法の効果

鳥取県林業試験場森林管理研究室 山増成久

 皆伐・再造林の保育経費の縮減と労働負荷の軽減を目的に、下刈り方法を変えた実証試験の研究成果について鳥取県林業試験場森林管理研究室の山増成久さんにご紹介して頂きます。



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆高知県四万十市編(前編)・・・36

自伐型林業 自立・持続への進化を探って

小規模の優位性を活かし、山主さんと歩むビジネススタイル

 自伐型林業は、手入れが届かない森の整備、定住化による地域社会への寄与など、その役割が本シリーズの連載から見えてきました。では自伐型林業の持続には何が必要なのでしょうか。7年間の実践を経て、これまでの失敗や、多くの先輩たちの指導を糧に、自伐型林業の自立・持続を追い求めている宮崎聖さん。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・48

第10回 林道の水処理〈2〉┃暗渠による横断排水

林道は、1に排水、2に排水、3、4がなくて5に排水といわれるほど、水処理が重要です。適切な排水は路網の安定性を高めます。基本は共通ですが、各国のそれぞれの工夫と新たな取り組みがあります。



林研グループが応援します!◆東京都/青梅林業研究グループ・・・・・60

森林ボランティア育成の林業体験講座を実施



普及員実践日誌◆岩手県 橋本吉弘・・・・・・・・・・・62 

スケールメリットを活かした効率的な搬出間伐等の取組



レポート・・・・・・・・林業と木材活用と地方振興対策は「木造消防署」から

木造消防署探訪┃北海道北見地区消防組合留辺蘂支署┃

西園靖彦



●わがまち木造自慢 

 京都府農林水産技術センター 農林センター茶業研究所 京都府宇治市・・・59



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・66

第77回 

森林組合の軌跡と次代を担う森林組合の担い手職員の充実に向けて

 進藤博貴



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・70

第24回 安全管理アンテナの感度を上げる┃子供たちの伐倒体験イベント



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・74

個人が共有林を持ち続けるときの管理や譲渡、相続に関する注意点を教えてください。

鈴木慎太郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 人力による炭材の搬入

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・72

全てを捨てて林業に飛び込んでくる若者に対してのアドバイスを教えてください。

岡橋清隆



●表紙の人 尾井真穂さん・宮城 愛さん  堀川林業(株)(北海道)



表紙●岩渕光則

フォト●ATIアーボリストⓇトレーニング研究所
現代林業9月号 目次
特集 寺岡行雄・鹿児島大学教授に聞く

林業ICTを市町村にどう活かすか?

 森林経営管理制度がスタートし、市町村においてもこれまでの市町村森林整備計画作成や伐採届の受理・審査、林地台帳の整備等に加え、要間伐林分の抽出、森林所有者の意向確認、経営管理権集積計画の策定等々、これまで以上に市町村の森林監理業務が拡大することが予想されます。一方で、市町村には林業技術者が非常に少ないなどの課題もあり、円滑な任務遂行のためには、必要な情報提供をはじめ市町村業務を支援するツールなどが必要だと考えられます。

 ●森林・林業ICT技術活用分野

 ●市町村の森林監理業務とICT

 ●市町村にICTを普及するためには



◆フォト・レポート ・・・・1

市町村の森林管理業務を支援する

林業ICT技術

 

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・32

多様な山づくりにこそ利

将来のことは誰にも分からない



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・34

コンテナ容器を用いたヒノキの「挿し木┃育苗一貫法」

埼玉県寄居林業事務所 原口雅人

 コンテナ苗容器に少花粉ヒノキ2品種を直接挿し木し、山地植栽可能な苗木を育苗する「挿し木・育苗一貫法」の研究成果について、埼玉県寄居林業事務所森林研究室の原口雅人さんに紹介して頂きます。



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆岡山県新見市編(後編)・・・40

自伐林家、森林組合、民間事業体連携で地域内分業を

地域ぐるみで人材育成、仕事環境づくり

 現場を担う人材をどう育成・確保していくか。人手不足が厳しくなる中、全国共通の解題です。新見市内では、人材育成・確保についても自伐(型)林家、森林組合、民間事業体、そして市の連携で進められています。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・52

第9回 林道の水処理〈1〉┃横断勾配、側溝

 林道は、1に排水、2に排水、3、4がなくて5に排水といわれるほど、水処理が重要です。適切な排水は路網の安定性を高めます。基本は共通ですが、各国のそれぞれの工夫と新たな取り組みがあります。



林研グループが応援します!◆鹿児島県/知覧町たけのこ振興会・・・・・60

竹林遊歩道の整備、竹灯籠・門松の製作、穂垣づくり



普及員実践日誌◆北海道 本田雅幸・・・・・・・・・・・62 

人工林伐採跡地解消に向けた森林所有者に対する森林施業の推進



●わがまち木造自慢 

 日南町体育館 鳥取県日南町・・・・・・・・・59



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・66

第76回 

将来を見据えた持続可能な循環型皆伐施業の取り組み

 益子朋之



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72

第23回 チェーンソーブーツ普及作戦┃「買える安全は買う」



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

共有林を所有・管理するための法人として、認可地縁団体以外に活用できるものを教えてください。

鈴木慎太郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 鉄砲堰

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・72

地域おこし協力隊員の力を最大限活かす方法について、アドバイスをお願いします。

岡橋清隆



●表紙の人 梨本雅子さん くびき野森林組合(新潟県)



表紙●岩渕光則

フォト●金山町森林組合(アジア航測(株))、津別町((株)パスコ)
現代林業8月号 目次
特集 市町村が牽引する地域経済循環型の林業戦略
特集1 規模より価値を追求する林業へ

町産材を域内で高付加価値化する

  北海道中川町総務課企画財政室 髙橋直樹



 大ロット・安定供給を目指す販売とは異なり、地域産材を高く売ることを目指し、町産材を域内での高付加価値化に取り組んできた北海道中川町の取組について、中川町総務課企画財政室の髙橋直樹さんに紹介して頂きます。



特集2

日南町版「複合林産型」の取り組み

地域連携で高付加価値を創造する林業へ

  鳥取県日南町農林課 地域林政アドバイザー 小菅良豪

 地域内でA材、B材、C材の生産・加工までをつなぐ「複合林産型」の林業を構築し、町内の付加価値額増大を展開している鳥取県日南町の取組について、日南町農林課地域林政アドバイザーの小菅良豪さんに紹介して頂きます。



◆フォト・レポート ・・・・1

70年の歴史を受け継ぎ、令和時代の森林づくりを見据えて

第70回 全国植樹祭 あいち2019  愛知県

 

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・32

製材品を使いやすくするために

JASの議論に本腰を



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・34

クヌギでフローリング材をつくってみよう

~広葉樹利用技術開発の一事例~

愛媛県農林水産研究所林業研究センター(現・農林水産部森林整備課) 横田由香



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆岡山県新見市編(前編)・・・40

自伐林家、森林組合、民間事業体連携で地域内分業を

自伐型林業者の役割に期待、間伐施業発注から技術支援まで

地域内の自伐林家、森林組合、民間事業体、それぞれが持ち味を生かして協力すれば森林管理がさらに進むのではないか。その実際を新見市に見ることができます。手入れされていない森林の間伐施業を森林組合が小規模事業体(自伐型林業グループ)に依頼し、事業体の技術者が自伐林家にチェーンソーや道づくり技術を教え、森林組合は法人事業体や小規模事業体(いわゆる自伐型を含む)に施業を請負発注しています。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・52

第8回 林道の分類と構造〈5〉 まとめ

 本コーナーでは、書籍「世界の林道」の著者・酒井秀夫先生に林道をテーマ別に解説して頂きます。「林道の分類と構造」をテーマに4回にわたって紹介してきた各国の林道について、本号ではその「まとめ」として総括します。



林研グループが応援します!◆静岡県/天竜林業研究会・・・・・60

北欧型森林環境教育プログラム「LEAF」でつなぐ天竜美林



普及員実践日誌◆広島県 黒田幸喜・・・・・・・・62 

再造林対策としてのコウヨウザン造林の取り組み



●わがまち木造自慢 

 愛知県森林公園案内所 愛知県尾張旭市・・・・・・・・・59



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・66

第75回 

よりよく生きるため変化していくための一歩を踏み出す

 今井陽樹

今井陽樹です。33歳、群馬県藤岡市に住まいを構えて、妻と子2人で仲睦まじく暮らしています。山仕事との出会いは10年前。20歳でカナダに渡り、スノーボードをしながら現地で働き3年を過ごしました。雄大な自然と様々な国からやってくる人たちに触れて、この世界の大きさと自分自身の小ささを知り、ある日登った山の頂上から見下ろした荘厳な自然美に心の奥深いところをとてつもなく強く打たれたことがきっかけで、帰国後、林業を一生の仕事にすると決めてこの世界に飛び込みました。



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・70

第22回 寄り添い、次の一歩へ 後押しするリーダーの存在



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・74

共有林を地縁団体といて管理・活用したいが、自ら手続きして登録することは可能ですか?

鈴木慎太郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 立皮剥

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・72

小規模林業という言葉をよく耳にしますが、どのように理解したらよいのか教えてください

 岡橋清隆



●表紙の人 清水実生子さん 千葉県森林組合



表紙●岩渕光則

フォト●愛知県全国植樹祭推進室
現代林業7月号 目次
特集 人手不足解消 人材定着に向けた林業人材育成とは
特集1 連携型インターンシップ、多能工育成、定住定着

人手不足基調の中での人材育成を考える

編集部

 人材育成の今後を考える上で、前提となるのが林業労働力の動向です。国勢調査によれば、林業従事者数は平成2年の10万人から平成27年(2015)年の4.5万人へと長期減少傾向が続いています。5年間ごとの減少率10%以上傾向が続いており(2005/2010は除いて)おり、底打ちが見えていません。



特集2 定住・定着に向けた学びの提供

高知県林業振興・環境部森づくり推進課

 高知県では、平成27年(20116年度)に「高知県小規模林業推進協議会(以下、協議会)」を立し、自伐林家や一人親方をはじめとする小規模林業の推進を図り、林業の担い手の裾野を広げる取組を展開しています。



◆フォト・レポート ・・・・1

自前で定着する人材育成

産官学連携の町立林業アカデミー にちなん中国山地林業アカデミー



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・36

大型パネルで労働環境を改善 選ばれる職場づくりのために



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・38

レーザースキャナ搭載ドローンによる森林計測の評価

広島県総合技術研究所林業技術センター 山場淳史

西日本豪雨(2018年7月)では、広島大学の調査によると、広島県南部だけでも斜面崩落が5千箇所以上で発生したとされています(2018年7月17日付け中国新聞)。このような広域的な被災状況の把握と復旧準備・計画のために、国からの業務委託を受けた民間企業がドローンによるレーザー測量を行い、その成果が活用されています。



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆福岡県八女市編(後編)・・・42

「副業+自伐」の地域人材を育てる

多様な副業スタイルを生む 自伐の包容力を活かす

 自伐(型)の大きな特色は、副業との組み合わせの相性の良さでしょう。農業、自営業、雇用されて働く就業などとのやりくりに融通が利きやすい点(作業適期、作業量・時間等)が人々を惹きつけるようです。しかし、稼ぎへの期待だけではなく、仕事自体の魅力、地域環境向上、生産物(材)の農的利用など、自伐型スタイルには私たちが気づいていない魅力、役割があるのかもしれません。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・54

第7回 林道の分類と構造〈4〉―トルコ、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)



林研グループが応援します!◆岩手県/森を考える会・・・・・62

自伐型林業の実践活動スタート



普及員実践日誌◆千葉県 小長谷遼平・・・・・・・・64 

都市部における森林整備推進に向けた関係部局との連携強化の取り組み





●わがまち木造自慢 

 多賀町中央公民館「多賀 結いの森」 滋賀県多賀町・・・・60



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第74回 

規模は小さくとも多様な視点で付加価値創出へ

自ら仕事とを作り出し商品化を提案するきこりへ。

 田實健一



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72

第21回 注意する前にまず「心の扉を開く語りかけ」を



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

森林経営計画制度⑤ 市町村が経営管理権を設定した後の山林所有者の権利・義務について

林野庁森林整備部 森林利用課 森林集積推進室



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 種子の貯蔵

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

社内で従業員教育を進めていく際に教える人によって指導内容・レベルのばらつきがないようにしたいのですが?

 安田 孝



●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79



●表紙の人 井谷湖々音さん 竹上木材(株)(和歌山県)



表紙●岩渕光則

フォト●にちなん中国山地林業アカデミー
現代林業6月号 目次
特集 森林経営管理制度シリーズ②
市町村の視点 定住・自立に向けた自伐型林業の役割
 森林経営管理制度の主役となる市町村。森林管理が行われていない森林を対象とするこの制度を稼働させるに当たり、市町村ではどのような準備が進められているのでしょうか。そこには人口減対策を最優先施策として位置づける市町村ならではの事情が大きく関係しています。市町村が注目するのは、自伐(型)林業。すなわち住民自らが地域の森林に対して働きかける経済活動です。



特集1 市町村による自伐(型)林業人材育成の背景整理

編集部



特集2 地域づくりにおける自伐(型)林業の役割と可能性

秩父地域コンパクト林業推進協議会の設立

秩父市環境部森づくり課主任 湯本仁亨

 ちちぶ定住自立圏域を構成する埼玉県秩父地域(1市4町)では、秩父地域森林林業活性化協議会を設立し、森林環境譲与税・新たな森林経営管理制度についてもこの枠組みで取組が進められています。自立、共生に向けた施策を総合的に進められることの意味、その中での林業、自伐型林業(自伐林業者)の役割、可能性について秩父市環境部森づくり課主任の湯本仁亨さんに紹介して頂きます。



特集3 地域の担い手育成と就業機会創出

「自然と人間」共生のまちづくりによる地域の森林保全と利活用の可能性

群馬県みなかみ町エコパーク推進課課長 髙田悟

 「自然と人間社会の共生」の世界的なモデル地域として、2017年ににユネスコエコパークに登録された群馬県みなかみ町。ユネスコエコパークという大きなスケールで、総合的に自立、共生に向けた施策を総合的に進められることの意味、その中での林業、自伐型林業の役割、可能性について、みなかみ町エコパーク推進課課長の髙田悟さんに紹介して頂きます。

 

◆フォト・レポート ・・・・1

間伐推進強化期間PRポスターで振り返る

平成の間伐推進のあゆみ 編集部



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・36

地場製材の将来をどうするのか 前向きな工場を増やしたい



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・38

多雪地におけるスギの低密度植栽試験

秋田県林業研究研修センター 和田 覚



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆福岡県八女市編(前編)・・・44

「副業・自伐」の地域人材を育てる

一人ひとりの成長伴走型の自伐研修

 安全・無災害、林業収入を継続でき(多寡を問わず)、地域の一員としてしっかり根付いてくれる人材となってほしい。各地の自伐(型)研修ではそんな願いが共通しているのではないでしょうか。そうした人材をどう育てるのか。研修手法、しくみとは。その答えの一端、ヒントを今回の研修事例から紹介します。福岡県森林環境税での取り組みとして自伐林家育成研修を平成30年度から県が事業化しています。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・54

第6回 林道の分類と構造〈3〉―アイルランド、北欧(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー)



林研グループが応援します!◆佐賀県/武内親林会・・・・・62

小学生を対象とした出前教育

~木が倒れる音、匂いを感じ、木に触れる森林体験学習~



普及員実践日誌◆鹿児島県  長濱孝行・・・・・・・・64 

姶良・伊佐地域木材生産推進プランの実行監理

~地域課題の総合的な展開策~



●わがまち木造自慢 

 成東駅前観光交流センター 千葉県山武市・・・・53



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第73回 

「親林の未来を創造する」会社を目指して ~家業から事業への転換~

 竹上光明



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72

第20回 心に響き、前向きな学びを引き出す「講師の言葉」とは



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

間伐作業現場で想定外の豪雨による土砂災害が起きた場合、どのような責任が問われるのか。またその予防策についてアドバイスをお願いします。

北尾哲郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 三木矢来

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

新たな森林監理システムがスタートしますが、自伐林家としてどのようなチャンスがあると思いますか?

 安田 孝



●表紙の人 横井 まなみさん 森林組合おおいがわ・・・・80



表紙●岩渕光則

フォト●編集部
現代林業5月号 目次

特集 森林経営管理制度シリーズ①

市町村支援の地域コンソーシアム研究

 いよいよスタートした森林経営管理制度。経営管理が行われていない森林について、森林所有者と経営管理を行う「林業経営者」をつなぐシステムとして期待されています。そのことで、資源利用面、防災・環境面から十分な管理が必ずしもできていなかった森林の役割が引き出せれば何よりです。



特集1 森林経営管理制度の推進体制整理┃市町村体制支援・森林情報の整備等

林野庁森林整備部計画課首席森林計画官

箕輪富男

 新法の成立以降、説明会で全国を巡り、意見交換をする中で、市町村の皆様からは、「森林・林業担当職員がいない」、「林業技術者が不在で、専門的な知見がない」ことなどにより新たな制度にどのように取り組んでよいかわからないといった声をお聞きします。



特集2 地域の森林を一元管理する「郡上森林マネジメント協議会」の設立 

川上から川中・川下までの連携を目指して

岐阜県郡上農林事務所 林業普及指導員(森林総合監理士)

和田将也

 郡上市は岐阜県の中央に位置し、森林面積9万2417ha(内民有林面積8万9949ha、民有林人工林面積4万9672ha)の広大な森林を抱えています。地域における森林整備は、郡上森林組合を中心に森林経営計画を作成して実施しており、豊富な人工林資源を背景に立木買い取り等による皆伐を行う林業事業体が比較的多く存在しています。



特集3 市町村の森林・林業分野のシンクタンク・コンサルタント

「やましごと工房」の設立

徳島県西部総合県民局農林水産部〈美馬〉新次元林業プロジェクト担当

工藤剛生

 元々「やましごと工房」の構想は、「新たな森林管理システム」の考え方が出る以前からあったものです。当初の構想は、森林・林業に関するソリューションに取り組み、その過程で事業化できるものは事業化し、その事業に挑戦する起業家を誘致なり育成することで、地域経済への貢献を目的とした団体を創ろうというものでした。



◆フォト・レポート ・・・・1

「木が好きな人・木を使う人」を増やすしくみづくり

ウッドデザイン賞2018 コミュニケーション分野受賞作品から



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・38

原木市場が変わる? 変化の影響を見定めたい



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・40

立木の状態で木材の強度を精度よく調べる

鳥取県林業試験場 桐林真人



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆群馬県みなかみ町編(後編)・・・46

人・自然共生のまちづくりで自伐型林業

住民みんなが担う小さな林業で地域の自立を

 みなかみ町が目指す、人と自然が共生できる地域事業モデル。そこでの自伐型林業の役割は何でしょうか。一つは定住化につながる意義があります(前号5月号参照)。町の施策としては、森林の7割を占める広葉樹を木工製品、地産地消の木育活動に活かすプロジェクトや木質バイオマスの地域エネルギー活用などが進められており、住民自らが行う小さな林業への期待が寄せられています。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・58

第5回 林道の分類と構造〈2〉―南ヨーロッパ(イタリア、スロベニア、セルビア)

 現在、林道密度は16m/ha、集材路密度は28m/haです。伐採が可能で、到達可能な森林から年間3140万㎥の木材生産が可能とされていますが、774万㎥しか生産されておらず、これから木材生産が伸びる余地が大きいです。



林研グループが応援します!◆宮城県/NPO法人SCR・・・・・64

『ミツバチの住む里』を目指して ハニーフラッシュ!!



普及員実践日誌◆愛媛県  稲本亮平・・・・・・・・66 

普通科高等学校を対象とした担い手確保の取り組み



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・68

第19回 講習会の工夫┃言葉を引き出し、思考を整理整頓



●わがまち木造自慢 

   「大徳寺保育園」鹿児島県南九州市・・・・57



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第72回 

機関造林から皆伐再造林へ┃現場作業の直営化による経営力向上

林 孝



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 矢来(ルビ/やらい)

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

林業事業体の後継者をどのように育てていけばよいでしょうか?

 安田 孝



●表紙の人 新井 翠さん 群馬県森林組合連合会・・・・80



表紙●岩渕光則

フォト●ウッドデザイン賞運営事務局
現代林業4月号 目次
特集 PDCAの活用場面研究-生産性向上、経営力アップに向けて
 PDCAの実践はさまざまな組織に普及していますが、林業、木材産業の経営力アップを目指すとき、どのような場面で役立てていけばいいのか。それを考えるのが本特集のテーマです。経営手法の見直し・改善、作業方法(工程等)の見直し、ソフト事業の運営手法の見直しなど、さまざまな応用が考えられそうです。そこで経営力アップの土台となる生産性向上に絞ってPDCAの実践場面を見ていきます。

●どんなときにPDCA活用が生きてくるか

 編集部

●生産性向上に向けてのPDCA活用場面

 編集部

●事例 工程管理のPDCA-主伐の生産性向上研修(福岡県)

 福岡県 飯塚農林事務所林業振興課 浅田慎也氏



◆フォト・レポート ・・・・1

「森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク」110の自治体の参画を得て設立

森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク・(公社)国土緑化推進機構



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・28

利用が進む大径材 次の課題は付加価値向上



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・30

シカの侵入を防ぐ新型フレームの開発

福井県総合グリーンセンター 広瀬直人

 耐雪性があり維持管理の負担を抑えた新たな防鹿柵開発の研究成果について、福井県総合グリーンセンター林業試験部の広瀬直人さんに紹介して頂きます。



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆群馬県みなかみ町編(前編)・・36

人・自然共生のまちづくりで自伐型林業

アウトドアガイド業と林業副業を組み合わせ定住促進

 首都圏の水をはぐくむ利根川源流域で、自然と人が共生できる地域事業モデルをどう創るか。ここで暮らす人々の生業、森を生かした経済活動を地域でどう持続させるか。林業の役割とは何か。「住民自らが行う小さな林業」を共生の手法として「まちづくりビジョン」に掲げ、自伐型を目指す人たちに技術、経営を伝える研修が進められています。





世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・46

第4回 林道の分類と構造〈1〉―北米(カナダ)、中部ヨーロッパ(オーストリア、ドイツ、スイス)

 本コーナーでは、書籍「世界の林道」の著者・酒井秀夫先生に林道をテーマ別に解説して頂きます。今回から「林道の分類と構造」をテーマに、本号では北米、中部ヨーロッパの林道を紹介します。



林研グループが応援します!◆和歌山県/日高川町林業研究会・・・・・52

ウッドバーニング体験でふるさとの林業を子どもたちに伝えたい



普及員実践日誌◆沖縄県   井口朝道・・・・・・54 

大型ショッピングモールとタイアップ!

「おきなわの木」休憩スペースを設置



●わがまち木造自慢 

   「虹流館 くぐの」岐阜県高山市・・・・59



レポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60

続・林業×ITハッカソンは職場のモチベーションをあげられるか?

喜多耕一



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第71回 

山主さんの目となり脚となり足となり、境界を見つけ、間伐や作業道開設の施業提案をしたい

清水雅宏



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・74

不動産登記などの公開情報から、林地所有者を調べる方法はありませんか?

鈴木慎太郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 バツ橇運材

 

●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

オールラウンドの社員を養成するためのポイントを教えて下さい。

 安田 孝



●表紙の人 長谷川理恵さん 秦野市森林組合(神奈川県)・・・・80

表紙●岩渕光則

フォト●森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク・(公社)国土緑化推進機構
現代林業3月号 目次
特集 川上・川下一体となって広がる民間型の再造林支援

特集1 再造林支援のしくみ

     基金設立型から伐採・再造林一体支援型まで

      編集部  

 まず再造林をめぐる全国動向を整理します。再造林の実績ですが、平成28年度では全国の民有林再造林面積は1万6502ha(林野庁整備課調べ)、これに対し立木伐採面積(主伐)は6万6943ha(林野庁計画課調べ)ですから、単純に計算すれば24.6%の再造林率となります。それぞれ対象データが別ですので、実際の再造林率にはなりませんが、全体の水準は分かります。

特集2 住宅メーカー直接支援型

     タマホーム株式会社による造林支援のしくみと実績

     タマホーム株式会社 工務本部 工務資材部

 当社が提供する住宅の1棟あたりの国産材比率は74.1%(2018年7月時点、自社調べ)です。創業より日本の風土にあった家づくりを掲げる当社にとって、日本で育った木を日本で使用するという国産材への安心感、伐採期にある木を大量に使用し森の循環を促すという森林環境への貢献、新たな雇用創出による地域産業の活性化という地域社会への貢献を目指しております。



◆フォト・レポート ・・・・1

フィンランドでの森林療法の研修会

Forest Therapy Days in Finland 2018

上原 巌 



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・32

働き方改革がもたらす新需要

より良いオフィスづくりを木材で



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・34

「天然更新による成林可否のチェックシート(愛知県版)の開発」スギノアカネトラカミキリによるヒノキ加害実態と被害対策技術の低コスト化

愛知県森林・林業技術センター 岩下幸平

 立地条件やニホンジカ密度、伐採跡地チェックリストのデータから、どのような条件であれば天然更新完了基準を満たすかを評価した結果、チェック項目数が多ければ天然更新をより確実に達成できることを明らかにした研究成果と、それを基に作成した「天然更新による森林造成可否チェックシート」について、愛知県森林・林業技術センターの岩下幸平さんに紹介して頂きます。



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆愛媛県西予市編(後編)・・・40

どう磨く 自伐で利益を出す知恵と技

安全対策と人材育成 自伐林家の普及活動



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・50

第3回 林道の位置づけと役割〈3〉―オセアニアの林道

 オーストラリア連邦政府は、林道規程のようなものは特に定めてはいませんが、Austroads協会が道路計画、プログラム、自治体との関係、線形、施設、安全性、交通管理、輸送、コンプライアンスなど、道路全般に関わる指針を示したり、レポートを公表したりしており、その影響はニュージーランドにもおよんでいます。



林研グループが応援します!◆愛媛県/北条林業研究会・・・・・56

「高縄山系森の恵みプロジェクト」の推進



普及員実践日誌◆長崎県 石川 元・・・・・・56 

天然・温泉乾燥ヒノキの内装材開発、販路開拓を支援!

~五島ヒノキ材の“ウリ”はなんだ!? 五島の小さな製材所でできること~



レポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60

林業×ITハッカソンは職場のモチベーションをあげられるか?

喜多耕一

 北海道では「林業☓ITハッカソン」が開催されています。「北海道第一次産業ハッカソン」というボランティア団体の主催で、今年で5回目になります。2016年の様子は現代林業2016年12月号、2017年の様子は現代林業2017年12月号で紹介していますので、そちらを参照してください。2018年の林業☓ITハッカソンは、8月18日から19日に北海道津別町でアイデアソン、9月15日から16日に札幌市でハッカソンという2部構成で行いました。(https://www.do-hack.org/)



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第70回 地域に必要とされる林業事業体を目指して

~建設会社による森林経営への取り組み~

戸根伸剛



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72

第18回 住民参加型活動支援で見えてきたもの

「信頼関係を構築し、自主性を尊重する」

    

法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

不動産登記から林地の所有者を調べるには、どうしたらいいですか?

鈴木慎太郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 橇引そりびき

 

●わがまち木造自慢 

 久留米アリーナ(福岡県久留米市)・・・・49



●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

 緑の雇用の集合研修講師として打診を受けたが、正直不安です。

 安田 孝



●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・76



●表紙の人 菊池文香さん 南佐久南部森林組合(長野県)・・・・80

●表紙 岩渕光則

●フォト 上原 巌
現代林業2月号 目次
特集 安全読本 伐木造材の安全確保の課題と話題いろいろ

 ●課題 重点対策 伐木ルールと安全

 ●伐木造材の安全確保の話題いろいろ

  話題1 チェーンソー伐木技能習得の反復訓練

  話題2 教育ツールとしてのチェーンソー伐木競技会

  話題3 安全の教え方―“厚労省メソッド”の3段階教育

  話題4 労働災害情報の共有システム

  話題5 安全装備の技術革新―身体を守る最新衣類、作業班を守る装置

 伐木造材、とりわけチェーンソー作業時での労働災害をどう減らしていくか、私たちに課せられた大きな課題です。国では、重点対策の業種として林業を挙げ、伐木造材作業での安全対策のあり方についてとりまとめた報告(2018)を元に新たに規制を見直す方向です。



◆フォト・レポート ・・・・1

チェーンソー伐木技能習得の反復訓練

とっとり林業技術訓練センター(愛称:Gut Holz(グートホルツ)) 


木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・32

林業も「性能」規定で

技術やノウハウが成果をもたらす


お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・34

スギノアカネトラカミキリによるヒノキ加害実態と被害対策技術の低コスト化

和歌山県林業試験場 法眼利幸

 スギノアカネトラカミキリ(写真1)の幼虫は、スギ・ヒノキ生立木において枯枝内を喰い進んで幹内へ侵入し、材を食害します。そうした被害を受けた材には食痕が残り、時には変色も発生し、木材価格に大きな影響を及ぼします。


佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆愛媛県西予市編(中編)・・・40

どう磨く 自伐で利益を出す知恵と技

自立の方法 補助金なしの稼ぎ方

 自伐型林業を目指す若い人たちを指導する菊地俊一郎さん。単なる知識、技術を教えるというより、明確な育成目標があります。すなわち、自立する方法を身につけてほしいと。副業であれ、主業としてであれ、責任ある仕事をこなし、伐木造材で確実に材を売上げる技能を習得してほしい、補助金に頼らず、自分の技術と経営手腕で生きていける力を養って欲しいという願いが込められています。


世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・48

第2回 林道の位置づけと役割〈2〉―欧州の林道

 ドイツ連邦共和国では、連邦森林法に基づいて各州の森林法が州の条件を考慮して林道を定義しています。連邦森林法によれば、何人もレクリエーションの目的のために森林に立ち入ることが許されます(林政総研1998)。ただし、森林訪問者を保護し、森林所有者の利益を保障するために、森林の立ち入りを制限することができます。


林研グループが応援します!◆兵庫県/加美林業研究クラブ・・・・・56

『多可ヒノキ』のブランド化と顔の見える家づくり


普及員実践日誌◆山梨県 依田勇二・・・・・・58 

峡東地域における市町村森林整備計画樹立に向けた取り組み


チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・64

第69回 過疎化地域での雇用安定を目指す

地方創生の中枢産業を林業で創設させるために

濱砂道太


ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・68

第17回 チェーンソー伐木安全 気づきを言語化して意思疎通を図る
    

法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・70

所有山林を主伐したいのですが、土砂災害が発生した場合に責任を負わない

ための対応策はあるのでしょうか。

鈴木慎太郎

●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 寸甫造材

●わがまち木造自慢 

 鳥羽市立神島小学校・中学校(三重県鳥羽市)・・・・63

●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

 他の事業体では当たり前に装着している防護服について、自分が働く事業体では必要ないと言われ着用していません。これで良いのか不安です。

 安田孝

●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・76

●表紙の人 伊庭佳代さん つるぎ木材加工工協同組合(徳島県)・・・・80

●表紙 岩渕光則

●フォト 鳥取県
現代林業1月号 目次
特集 「複合林産型」ですすめる価値最大化

    「もったいない」のビジネス化戦略Ⅱ

  NPO法人 活木活木森ネットワーク理事長 遠藤日雄 

 本誌2018年11月号特集では、丸太価値最大化のあり方を事例に探り、「もったいない」現象をビジネスに変える手法を紹介しました。本特集では、丸太価値最大化ひいては林業、木材産業での価値を高めていく普遍的な手法を遠藤日雄先生が探ります。その手がかりが遠藤先生が提唱される「複合林産型」です。複合林産型とは、ABCD材それぞれを個別に捉えるのではなく、総合利用することで林業・木材産業の競争力を高めていくビジネス手法を指しています。

  ●「もったいない」現象が意味するもの

  ●発想の逆転 量優先から価値(売上)優先へ

  ●事例にみる価値(売上)を伸ばす林業・木材産業の手法

  ●複合林産型によるサプライチェーン全体で価値(売上)を伸ばす発想



◆フォト・レポート ・・・・1

現場の安全確保に貢献する新技術いろいろ 



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・34

自律する組織が将来を切り開く

事業を持続できる体制整備を



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・36

カラマツ心去り材と心持ち材の材質比較

長野県林業総合センター 吉田孝久



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆愛媛県西予市編(前編)・・・42

どう磨く 自伐で利益を出す知恵と技

菊池流 目標日当を稼ぎ続ける自伐経営術

 28haの所有林から自伐で間伐材(A材、C材)を生産し、毎年数百万円の売上げを継続する菊池俊一郎さん。それが可能なのは、優良在庫をつくる間伐、ムダな投資を避け、技術・段取りによるコストダウン、丸太価値(売上)最大化の伐木造材技術などによります。自営業として徹底した経営手法・技術の追究で、補助金なしの完全自立経営を実現しています。



世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・50

第1回 林道の位置づけと役割〈1〉―北米の林道

 林業関係者にとって、林道という用語を聞かない人はいないと思います。では、林道とは何か、という根源的な問いになると、国や地域によっても異なり、世界共通の統一的な見解はないのではないかと思います。林道は、フォレストロード(forest road)として、まずは世界各国で通用します。しかし、時代の変革や、社会的背景を反映して、国によってその機能や役割は異なります。このことは林道の分類や構造にも関わってきます。



林研グループが応援します!◆岐阜県/本巣林研クラブ・・・・・56

『ふるさとを愛する心を育てる』

~地域に根差し、地域と共に学び、協力する林研活動~



普及員実践日誌◆石川県 北口由実・・・・・・58 

市町村森林整備計画樹立への支援活動

~白山市森づくりプラン策定に向けて~



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・64

第68回 組合設立、苗木生産、森づくりから素材生産、チップ加工まで

林業へのチャレンジ

伊庭雅俊

今から10年前の26才のとき,これまでの人生の中で最大の決断をしました。「業種転換しよう!」と。高校を卒業して、父が興した建設会社に入社し、跡を継いだものの・・・あの政権交代があってから、仕事がどんどん減っていきました。「このままでは雇用が維持できないし、何より自分たちもメシが食えない・・・」。必要に迫られた決断でした。



ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・66

第16回 チェーンソーパンツ着用を決断した理由

    

法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・72

所有山林を主伐したいのですが、土砂災害が発生した場合に責任を負わない

ための対応策はあるのでしょうか。

北尾哲郎



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9

 秋田杉の伐木造材

 

●わがまち木造自慢 

 来居港フェリーターミナル(島根県隠岐郡知夫村)・・・・63



●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

 中規模森林所有者として、今後の森林経営をどのようにしたらよいのでしょうか。

 後藤國利



●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・76



●表紙の人 永見優子さん 山口県西部森林組合・・・・80

●表紙 岩渕光則

●フォト 編集部
現代林業12号 目次
特集 「世界の林道」出版記念企画
  <座談会> 林道を語る―技術・林道行政・維持管理―
 大橋慶三郎(大阪府指導林家)×酒井秀夫(東京大学名誉教授)

  ●林道技術

  ●これからの林道行政

  ●林道の維持管理の時代

  ●「日本の宿命」とどう向き合うか

 世界の林道を現地調査し、世界の林道の技術体系、管理手法等を集大成した書籍『世界の林道 上・下巻』(発行・全林協)の出版記念企画として、その著者である酒井秀夫氏と吉田美佳氏と、70年にわたり自らの経験と観察をもとに作業道技術の理論的な裏付けを構築し林業経営を実践してきた大阪府の指導林家・大橋慶三郎氏と後継者の寺井みどり氏による座談会を企画しました。


◆フォト・レポート ・・・・1

ルーマニアの現役森林鉄道  酒井秀夫・吉田美佳


木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・34

独自戦略こそ差別化の近道 密植も有力な選択肢に


お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・36

コンテナボックスに採種木を植栽

種子の効率的生産方法を開発 

山梨県森林総合研究所 西川浩己・馬目恭行

 比較的早い段階で採種木を育成し、採種木を花粉飛散時期に遮蔽された屋内に移動し外来花粉を防止してヒノキの種子を生産することを目的に、ヒノキにおいての採種園に定植せずにコンテナボックスに採種木を植栽して配置する方式の開発の研究成果について、山梨県森林総合研究所の西川浩己さん、馬目恭行さんに紹介して頂きます。


佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆北海道編(後編)・・・42

補助金に頼らず雇用10名、自伐林業の経営力②

自伐の6次化で経営力アップ 生産から加工、販売まで

 加工・販売までを生産者が一体で行えば付加価値が高まり、収益をグンと伸ばせる経営原則が農林水産業では実証されています。しかし、林業で実践するのはハードルが高いのも事実。広葉樹二次林資源で6次産業化を実現している大西潤二さん。自伐生産材からシイタケ原木、薪、木炭・木酢液を生産し、そのすべてを自ら販売しています。その手段が自社宅配、ネット通販及び店舗販売で伐出とあわせ10名余りの雇用を生み出しています。


林研グループが応援します!◆茨城県/大子町林研グループ・・・・・54

体験学習を通じて、地元高校生に林業の魅力を引き継ぐ


普及員実践日誌◆宮城県 伊藤 章・・・・・・56 

森林認証で築くサプライチェーン

~登米市森林管理協議会による森林認証材供給~


チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・62

第67回 若手自伐林家による新たな林研グループ

「森の若モン隊」の誕生!!

河津太郎


ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・66

第15回 「自分で答えを見つける喜び」を伝えたい
    

法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

森林経営管理制度④ 運用に当たっての課題と地域の自主性

林野庁森林整備部計画課


●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9

 帝室林野局木曽支局


●わがまち木造自慢 

 道の駅センザキッチン キッチン棟(山口県長門市)・・・・61


●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

 優良材が評価されない中、森林所有者はどんな展望を持てますか。

 後藤國利


●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・74

●総合目次・・・・・・・・・・・・・・・76

●表紙の人 長谷川優美さん (有)古川林業(岐阜県)・・・・80

●表紙 岩渕光則

●フォト 酒井秀夫・吉田美佳

■2018年『現代林業』12月号 「ひろば」の訂正とお詫び

現代林業2018の12月号の「ひろば」の林業大学校の記事の中で、
「熊本県林業労働力確保支援センター(熊本県林業従事者育成基金)」を
「くまもと林業大学校」に改組・拡充を予定とありますが、
正しくは「改組・拡充」ではなく、「くまもと林業大学校」として熊本県が
独自で創設するものです。
ここに訂正致しますと共にお詫び申し上げます。
現代林業11号 目次

特集 丸太価値最大化のあり方を考える―「もったいない」のビジネス化戦略


 特集1 価値最大化を実現する経営手法―

 多規格造材・納品を実現する素材生産・販売システムの進化形

 千歳林業(株) 北海道倶知安町

北海道内で広く素材生産及び販売、森林整備等事業を営む㈱千歳林業。同社の素材生産・販売事業の特色は、「木のデパート」という経営目標を掲げ、多樹種・多規格の生産を行うというもの。手間が係る生産・販売方式であり、コスト高になるのではという見方を覆し会社設立以来、毎年黒字経営を続けています。


 特集2 B1規格創出で丸太価値を増大―売上増と需給調整バッファー機能

 青森県森林組合連合会の取り組み

 木材流通・販売の段階でも「もったいない」のビジネス化事例が登場しています。B材であってもA材に近い価値を持つ材を選別し、B1規格として位置付け、素材生産から加工事業者にB1規格の価値が定着しいる取り組みです。
   

◆フォト・レポート ・・・・1

普及・教育的手法に特色

県産きのこ消費拡大の総合的事業(沖縄県)


木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・38

すべての木材に可能性がある

変動期の木材ビジネスはどうなる?


お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・40

コンテナ苗を使った一貫作業を検証

杉の低コスト再造林技術の開発 

石川県農林総合研究センター林業試験場 小谷二郎

 主伐後のスギ再造林を行うために、高性能林業機械を用いた地拵えと苗木運搬、植栽機によるコンテナ植栽、下刈りの省力化、トータルコストの比較の各作業の見直しによる経費の試算を行い、低コストで再造林するための研究成果について、石川県農林総合研究センターの小谷二郎さんに紹介して頂きます。


佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆北海道編(前編)・・・44

補助金に頼らず雇用10名、自伐林業の経営力

シイタケ原木、薪、炭材 1本の丸太価値を最大に引き出す


 農山村にとって貴重な雇用を林業で創出する。そんな社会的な役割を補助金を頼らず自伐林業で果たしている大西潤二さん(39歳)の実践例を2回にわたって紹介します。大西さんは、北海道白老町、広葉樹二次林を舞台とする森林所有者であり、(株)大西林業の経営者でもあります。


林研グループが応援します!◆福岡県/糸島市林業研究クラブ・・・・・52

林業塾で地域の林業担い手を育成


普及員実践日誌◆香川県 坂本幸夫・・・・・・54 

放置竹林伐採と跡地造林の推進



レポート◆西園晴彦・・・・・・・・・・・・・60

林業と地方振興に木造消防署を 木造の「亀山市関消防署」を訪ねて



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・66

第66回 21万円/haの負担で10年生の山へ

主伐後の再造林~保育10年保証制度

新津清秀


ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・70

第14回 お互いを認め合える関係を築き、学び合いを広げる

    ―あるチェーンソー作業安全講習会より



法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76

森林経営管理制度③ 経営管理実施権設定後の取扱について

林野庁森林整備部計画課


●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9

 トラック運材


●わがまち木造自慢 

 JR秋田駅(秋田県秋田市)・・・・59


●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

 森林所有者、自伐林家をサポートする森林組合の在り方とは。

 後藤國利


●表紙の人 野中優佳さん (株)ゆうき(熊本県)・・・・80

●表紙 岩渕光則

●フォト 沖縄県
現代林業10号 目次
特集 林業ICTに向けてオープンデータ化のすすめ方研究

特集1 オープンデータをつくる、使う

 都道府県でのオープンデータ化の意識改革と実務のポイント

 北海道総合政策部情報政策課主査 喜多耕一

現代林業の読者の皆さんは、民間林業事業者、行政職員など様々な方がいらっしゃると思いますが、「オープンデータ」というものを、どれくらいの人が知っていらっしゃるでしょうか? 「オープンデータ」という言葉を聞いたことがある人もいるかも知れませんが、本質的なところを理解している人は少ないと思います。

特集2 静岡県における森林情報のオープンデータ化の取り組み

   静岡県森林計画課森林計画班


◆フォト・レポート ・・・・1

森林・林業技術者に役立つ―オープンデータ活用術

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・36
続報・住宅のパネル化
人手不足に対応し、施工精度も向上


お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・38
低コスト化に向けた植栽・放置の列状配置試験と低密度植栽試験 
山口県農林総合技術センター林業技術部 林業研究室 

「地拵えして植栽する区域」と「地拵えせずに放置し広葉樹を更新させる区域」を列状交互に設けることで、実質の作業面積の縮減と、植栽・下刈りの低コスト化を図る更新する手法を検証した研究成果について、山口県農林総合技術センター林業技術部林業研究室に紹介して頂きます。


佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆島根県出雲市編(後編)・・・42
「この地」を活かす林業経営の探求
規模適合の素材生産方式、市場から評価される材の販売
 山本山林の材は、市場で高く評価され、A材だけではなく、間伐小径材も高単価で取引されます。市場を意識した上で、枝打ち、間伐などの施業を適期に行ってきた成果です。材を市場へ出荷する際には、山本和正さんご自身が需要家(製材工場等のお得意さん)へ案内を郵送するなど、積極的な情報提供も行っています


林研グループが応援します!◆島根県/いわみの森こだま協議会・・・・・54
自然観察、自然工作、間伐体験 小学生に森林の大切さを伝える


普及員実践日誌◆熊本県 廣末英治・・・・・・56 
普及員が日本伐木チャンピオンシップ(JLC)に挑戦することへの思い


チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・64

第65回 現場作業の詳細データからボトルネックを解消

安全と生産性。さらに品質の向上を目指して

手島慎司

 鳥取県日野郡日南町は、中国山地のど真ん中、昨年度成長産業化モデル地域に指定された町で、面積は3万000haその約90%が山林です。株式会社グリーン・シャインは「日南の森林もりを担う」をテーマに森林整備全般、薪生産販売、除雪、その他作業など森林に関する業務を請け負っています。


ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・70

第13回 価値ある木、価値ある仕事が評価されるために


法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・74

森林経営管理制度② 関係者の関わり方について

林野庁森林整備部計画課


●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9

 起重機


●インフォメーション・・・・・・・・62


●わがまち木造自慢 

 滑川児童館(富山県滑川市)・・・・63


●読者のお悩み相談・・・・・・・・72

 経済林が見込めない山奥の人工林を混交林に更新させたいのですが。

 後藤國利


●表紙の人 早乙女愛海さん 高原林産企業組合(栃木県)・・・80

●表紙 岩渕光則

●フォト 喜多耕一、静岡県
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「現場主義」をモットーに、林業のトレンドをリードする業界誌として、長きにわたり「オピニオン+情報提供」を展開してきた林業専門誌です。林業事業体や行政担当者などの林業業界関係者が知りたいトレンドや話題のテーマ等について、丁寧な現場取材等を通じて分かりやすく紹介しています。目玉となる「特集」では、林業の自立経営、地域レベルでの林業経営、森林経営計画、木質バイオマス、人材育成、地域材戦略など、タイムリーな時事テーマを取り上げています。 また、連載コーナーでは、最新研究紹介や木材トレンド、木造施設紹介など多岐にわたるテーマを用意し、現場目線で、激動する林業について、様々な可能性を広げていくきっかけとなる雑誌を目指しています。

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