現代林業 発売日・バックナンバー

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現代林業6号目次

特集 林業経営の視点から見た早生樹の可能性
    ―造林、木材利用、市場開拓連携

特集1 松村順司教授(九州大学大学院)に聞く
早生樹はどこまで林業に使えるか―造林、苗木供給から材の利用まで
Q:早生樹とは、どのような定義なのでしょうか?
松村:早生樹について、学術的な定義は定まっていません。ただし、実用上、東南アジアやブラジルといった海外のプランテーション業界では、土地の生産性をわかる形にする意味で15m3/ha・年以上を早生樹と呼んでいます。

特集2 林業経営に早生樹種を活かすポイントの整理
    編集部   
再造林や齢級構成の平準化、森林経営の収益向上などの視点から、早生樹の造林が各地で行われています。特集1につづき、造林保育、苗木供給、木材利用をキーワードに、早生樹の林業樹種としての可能性を検証します。なお、特集1でも解説されたように、本特集では、早生樹という定義を厳密に定めるのではなく、現在の主要な造林樹種と比較してより早い成長が見込めるものを早生樹等として取扱うこととします。

◆フォト・レポート ・・・・1
54年生のコウヨウザンの成長を検証―スギ・ヒノキと比べて―

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・30
経営力のある工場をどう育てるか
意欲ある人材を集めたい

お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・32
52年生コウヨウザンの材質と製材品の強度について―スギ、ヒノキとの比較
広島県立総合技術研究所 林業技術センター 涌嶋 智 
巻頭のフォトレポートと連動して、伐採・搬出したコウヨウザンの実代製材品を試験単として、曲げ破壊試験、縦圧縮、せん断、めり込みなどコウヨウザンの材質と製材品の強度についての調査結果について、広島県広島県立総合技術研究所林業技術センターの涌嶋智さんに紹介していただきます。

佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆熊本編(前編)・・・38
地域ビジネスモデルとしての自伐型①
住宅材の受注生産を可能にする自伐林業の力

林研グループが応援します!◆愛知県/しんしろ林研クラブ・・・48
ハンディGPSを活用した境界確認で、山への意識を後継者に継ぐ

普及員実践日誌◆大分県 林業普及指導員 小関 崇・・・50 
全国初の木質バイオマス専門市場の開設

椎野先生の続・「林業ロジスティクス」ゼミ 第2回  椎野 潤・・・・・54
林業成長への道 ロジスティクスと人づくり
担い手の明日を創る―高齢化、人手不足をチャンスにかえる成長戦略    
新しい旅立ちへの最初の一歩(注1、参考文献1)は、激しい変化の時代の産業を牽引して、変化の大波を乗り越えている先進企業の経営者の次世代を見る眼。勇気と決断力について取り上げました。また、今までなかった新産業の形成を目指した、体質の著しく異なる異業種の合併・融合に、挑戦する経営者と従業員の姿にも、視点を当てました。

チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68
第49回 経営放棄林分の再生を目指したチャレンジ 小田多一 

ナカシマ・アヤ@木材コーディネーター見習い日誌・・・・74
最終回 3年間、重きを置いた2つの“意識”

●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9
 小谷狩り

●わがまち木造自慢 
 香美町立村岡小学校・村岡幼稚園(兵庫県香美町)・・・67

●読者のお悩み相談・・・・・・・・74
 家族経営で自伐林業を円滑に進めていくための秘訣とは?
 橋本光治

●読者プレゼント わが郷土の一品・・・・・・・・・79 
 沖縄のゲットウ(月桃)の香りの除菌消臭芳香スプレー (一社)沖縄県森林協会

●表紙の人 伊藤綾沙子さん 伊藤亜実さん 鳥取県東部森林組合・・80

表紙●岩渕光則

フォト●涌嶋 智
現代林業5号目次

特集 酒井先生に聞く

   世界の林道の潮流と進化論―そして日本の林道が向かう先

    ○世界の林道の潮流―進化の方向

    ○林道進化論―林道をめぐる5つのトピックス

    ○日本の林道が進む道とは

Q:世界の林道の潮流は今、どんなことになっているのでしょうか。

酒井:地域によって違うのですが、概ねどこの国も林道整備は終わったといえる状況にあります。今後は、輸送能力をどう高めていくかということと、維持管理をどうするかということがポイントになってきます。どの時点で維持管理を効果的にして、その費用負担をどうするかというところに焦点が移っているということです。



◆フォト・レポート ・・・・1

林業用大型トレーラトラック

世界の林業現場から



木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・30

国産材のツーバイフォー材に期待

SPFにも攻めどころはある



お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・32

スイングヤーダを用いた「伐倒同時集材方式」の実証試験

岡山県農林水産総合センター森林研究所 片桐智之 

現在、列状間伐は、伐倒後に集材を行う方式(先行伐倒方式)が主流となっていますが、この方式はかかり木の発生や、伐倒木の影響で架線の架設作業が困難になる等の問題があります。その問題を解決するために・・・



佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆高知編(後編)・・・38

Iターン自伐方の経営学 ―副業型自立経営の工夫いろいろ―

新しいタイプの自伐型。町の支援を得ながら、目指すは自立。林業雇用とは違い、賃金収入をあてにせず、どう生業を作っていくか。技術力を高めての仕事受注、林業以外の副業、さらには加工・販売等6次化、起業まで。経営力や生活力に至る総合的な応用が求められます。地域に定着し、自立経営を目指す本山町の若き自伐型林家、川端さんと野尻さんの挑戦の現場を佐藤教授が訪ねました。



林研グループが応援します!◆長﨑県/東彼林業研究会・・・46

ハランを中心とする林間作物栽培で「生涯現役」



普及員実践日誌◆徳島県 林業普及指導員 津司知子・・・48 

高校新卒者を新規林業就業者として確保

―高校、林業事業体、林業普及指導員が連携・協力―



椎野先生の続・「林業ロジスティクス」ゼミ 第1回  椎野 潤・・・・・52

林業成長への道 ロジスティクスと人づくり

勇気と決断―激しい産業変化時代への対応    

 私は、日本は大事な転換点にいると考えています。それで今、考えておかねばならないことを関心を持ってくれる人達に伝えて置かねばならないと決意して、毎日ブログを書いています。また、今の日本にとって、林業が凄く大事な時に来ていると思っています。



チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68

第48回 中津江村から林業を考える

―林業、農業、村の一員として地域全体を支えていく力に 下地弘毅 



ナカシマ・アヤ@木材コーディネーター見習い日誌・・・・70

第30回 たった二日間で所有者全員の同意がもらえた理由



●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9

 修羅



●わがまち木造自慢 

 真庭市落合総合センター(岡山県真庭市)・・・63



●読者のお悩み相談・・・・・・・・74

 Iターン者が定着し、地域の後継者に育ってほしい

 橋本光治



●表紙の人 古川育美さん 相良村森林組合(熊本県)・・80

表紙●岩渕光則

フォト●酒井秀夫・吉田美佳
現代林業4号目次

特集 林業総合政策の手法研究―施策間連携の相乗効果、推進力を探る

 特集1 「みんなで使い、地域活性化を」 施策を束ね、推進力を発揮
―やまがた森林(モリ)ノミクス
     編集部
 林業関係の総合政策として異彩を放つのが山形県で現在進められている「やまがた森林ノミクス」です(平成28年度全国知事会優秀政策)。個々の施策一つひとつの力を超え、それらが複合化、相乗効果を発揮し、さらには地域活性化というメッセージ力が、強い推進力を実現します。

 特集2 地域プロジェクトが動けば、総合政策が躍動する―普及の力を活かす
     愛媛県今治地区の事例から 
     編集部
 全国的に県レベルの総合政策を立ち上げ、主伐を計画的・段階的に進めている傾向が顕著になってきている。一方、現場となる地域にはそれぞれの事情があり、円滑な推進には地域の実情と県政策とのマッチングが重要なポイントになる。そこで、県の総合施策を軸に地域プロジェクトを立ち上げ、PDCAサイクルを通じて成果を上げてきた東予地方地方局産業経済部今治支局森林林業課を訪ねた。


◆フォト・レポート ・・・・1
CLT建築の可能性―5~7階程度までを
木材の新たな利用法への期待と普及


木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・40
国産材高額商品の開発を
中小工場の生き残りを図る


お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・42
群馬県産スギ・檜 横架材スパン表の作成と普及
群馬県林業試験場 工藤康夫 
戦後、大量に植栽されたスギとヒノキは、建築材料や住宅様式の変化から、当初想定された伐期を過ぎて大径化が進んでいます。そのため従来の主用途であった柱から、梁桁材など断面の大きい横架材としての用途を考える必要性に迫られています。


佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆高知編(前編)・・・48
Iターン自伐方の社会学 ―林業で定住促進―
「山主さんが行う」のが典型的な自伐林業ですが、これに収まらない、新たな自伐スタイルが各地に登場しています。山を所有しないIターン者による地域での森づくり・素材生産活動もその一つです。各地の市町村では、こうした取り組みを自伐型林業として、支援する例が登場しています。なぜ市町村が支援するのか・・・。


林研グループが応援します!◆石川県/石川県林業研究グループ連絡協議会・・・56
第3回石川県伐木競技大会を開催


普及員実践日誌◆滋賀県 林業普及指導員 堺貴史・原 滋治・・・58 
森林組合、市、普及員三位一体で取り組む集約化施業
 

レポート・・・・・・・・・・・64
フォレスターの実践知、技術知見等を共有する仕組み
 ―全国レベル、地域レベルの事例より
  編集部


チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68
第47回 子供達に森林・林業のことを伝えたい
     ―NPO等の活動等を通じた学校への働きかけ
     野田真幹 


ナカシマ・アヤ@木材コーディネーター見習い日誌・・・・76
第29回 ボランティアの安全教育② 
探るべきは『誰絵が悪いのか?』ではなく『何が原因なのか?』


●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9
 桟手


●わがまち木造自慢 
 愛媛銀行久米支店(愛媛県松山市)・・・63


●読者のお悩み相談・・・・・・・・74
 林業経営で迷ったときに参考になる言葉とは?
 橋本光治


●読者プレゼント わが郷土の一品・・・・・・・・・79 
 椎葉村のつるひめ椎茸   宮崎県林業改良普及協会


●表紙の人 坪田裕希美さん いしづち森林組合(愛媛県)・・80
●表紙 岩渕光則
●フォト (一社)日本CLT協会 他
現代林業3月号目次
特集 長寿企業に学ぶ林業経営持続の法則 人材力を活かすマネジメント

 他産業に比べ、持続は林業の大目標と言っていいでしょう。森林管理、森づくり、素材生産、製材・加工などを担うさまざまな企業・団体が、破綻することなく元気に経営を持続し、雇用を守り続けること。それが林業地域持続の土台となります。・・・本特集では、長年にわたり、会社を維持し、雇用を守り続けてきた長寿企業に注目し、なぜ経営を持続できたのか、その理由を探り、持続の法則を実践事例から学びたいと思います。


特集1 「従業員を大切にする」と「絶え間ない改革、進化」が持続を作る
     編集部
特集2 経営者インタビュー
     「人ありき」が持続経営を実現 雪国で通年雇用を創出・維持した人材力経営とは
     小熊順一 中越よつば森林組合代表理事組合長(新潟県) 
     編集部

◆フォト・レポート ・・・・1
ウッドデザイン賞
木材利用の自由度を高めるデザインの新機軸

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・34
高級木製家具の販売戦略は
コストダウンだけでは限界がある

お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・36
スギ製材時の変形を抑制するための事前熱処理の効果
徳島県立農林水産総合技術支援センター 橋本 茂 

レポート・・・・・・・・・・・40
WLC型協議会は指導者を養成する―JLC出場選手インタビューから探る
飛田京子    
ひとりの選手として、JLCに挑戦する選手たちと交流をする中で感じ、そして次第に確信へと変化したことがあります。それは、JLCの選手を育てることは、チェーンソーの技術教育における指導者を育てることに繋がるのではないかということです。

佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆静岡編(後編)・・・46
「守る役割」を担う―面で維持する地域の林業―
 静岡編の前編・中編と続き、その後編となる今号では、静岡市林業研究会のメンバーであり、自伐林家として鈴木林業を経営する鈴木英元氏を佐藤先生が訪ね紹介します。

林研グループが応援します!◆神奈川県/葉山炭焼同好会・・・54
地域産材を使った炭焼き伝統継承を目指して

普及員実践日誌◆千葉県 林業普及指導員 海老根愼子・・・56 
施業委託、経営委託の普及に向けた総合的な取り組み
 
チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・62
第46回 出会いから教えられ、そして改善へ―「魅せる林業」を目指して
白石盛人 

ナカシマ・アヤ@木材コーディネーター見習い日誌・・・・68
第28回 ボランティアの安全教育 いざ「どうする」を考え、判断できる力を

●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9
 木馬

●インフォメーション・・・・・・・・・・・・・・・・・60

●わがまち木造自慢 
 南小国町役場(熊本県南小国町)・・・61

●読者のお悩み相談・・・・・・・・70
 定年後の自伐林業をするためのアドバイスをお願いします。
 橋本光治

●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●読者プレゼント わが郷土の一品・・・・・・・・・79 
 ナラの額縁   東京都林業改良普及協会

●表紙の人 前田宏美さん 香川県森林組合連合会・・80
●表紙 岩渕光則
●フォト ウッドデザイン賞運営事務局
現代林業2号目次

特集 安全教育プログラムとして注目されるWLC型伐木競技会

 特集1 WLC競技会レベルの安全・正確を求めて チェーンソー伐木の教育方法
     編集部
作業中に亡くなる事故は、あってはならないものです。不幸にして発生した死亡災害数を国別に比較した図をご覧下さい(図1)。林業労働災害発生率(雇用者についての統計)を、素材生産量(単位100万m3)当たりの亡くなった方の人数で比較しています。

 特集2 飛田京子さんに聞く 
     正確・確実さの習得を―チェーンソー基礎技術の教育こそが安全をつくる

 特集3 佐賀県に聞く―佐賀県きこり選手権にみる伐木競技会の開催方法と成果
編集部
佐賀県では、県内の林業現場で伐採作業に従事されている技術者を対象に、「佐賀県きこり選手権(以下、選手権)」を平成22年より毎年開催し、平成28年に第7回を数えるに至っている。

◆フォト・レポート ・・・・1
3林大対抗による技術研鑽の場
第三回全国林業大学校対抗伐木選手権大会開催 
(長野県林業大学校)

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・36
制度やシステムをどう運用するか
ポイントはインターフェース

お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・38
高齢級人工林に対応した伐出収支試算ソフトの開発
鹿児島県森林技術総合センター(現・鹿児島県大隅地域振興局) 河野雄一

佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆静岡編(中編)・・・44
「つなぐ役割を担う」―林家から発信する林業マーケティング
今号は、静岡市林業研究会を訪ね紹介した静岡編(前編)に引き続き、中編として、地域材活用のマーケティングに関わった、静岡ガス(株)、静岡市の製材業社のネットワーク組織「オクシズネット」、家具・玩具メーカーのナナミを訪ねて紹介します。


林研グループが応援します!◆三重県/白山町林業研究会・・・52
木の駅プロジェクト~自伐型林業へ!

普及員実践日誌◆新潟県 林業普及指導員 太田武志・・・54 
利用間伐の事業地確保と実行体制強化の取り組み
 
椎野先生の「林業ロジスティクス」ゼミ◆椎野 潤・・・・58
最終回 覚悟をもった国の未来戦略 林業は輸出産業に漕ぎ出す
 私のロジスティクスゼミも今回で10回目になります。私は、このゼミにおいても、10回位で、林業関係の皆様に伝えたいことを、ひとまずまとめたいと思って進めてきました。今回、それを目指したいと思います。

チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・70
第45回 この村で『杣人』として山と家族と暮らしていく
中司勝万 

ナカシマ・アヤ@木材コーディネーター見習い日誌・・・・74
第27回 災害被害木からの贈り物

●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―
 木曽地方のヒノキの造材・・・9

●わがまち木造自慢 
 南小国町役場(熊本県南小国町)・・・51

●読者のお悩み相談・・・・・・・・76
 息子が山を引き継ぐ木が無いから売って処分してくれといいますが・・・
 橋本光治

●読者プレゼント わが郷土の一品・・・・・・・・・79 
「世界の阿蘇のスギ・ヒノキから抽出したエッセンシャルオイル」~小国杉・阿蘇南郷檜~
熊本県林業改良普及協会

●表紙の人 松尾扶美さん 東近江市永源寺森林組合(滋賀県)・・80
表紙●岩渕光則
フォト●長野県林業大学校
【特集】自伐林家の実践経営に学ぶ―規模より信頼と継続の流儀
特集1 林業に必要なもの―三つの経営流儀とは 編集部

 林業を経営ビジネスとして考えるとき、一番重要なポイントは何でしょうか。材を育て、生産し、販売する。それらを事業として成り立たせ、継続する。言葉では簡単ですが、実現するのはたやすいことではありません。例えば、「森林を整備する」という発想が抜けきらず、「整備過程で出る生産物(搬出間伐材など)を生産者側の事情で販売する」、というのでは、顧客を見ないやり方になり、なかなかうまくいきません

特集2 価値創造の流儀

(1)サービス業としての林業経営 荒薦(あらこも)幹雄さん(島根県出雲市)
(2)木を太らす工夫―優良資産を増大させる経営 飯干福重(宮崎県高千穂町)
(3)雑木や草も経営資源 佐藤 昭(栃木県那珂川町)
(4)森林資源の総合活用メーカー・商社―地域雇用のリーダー 内田皓夫さん(岡山県津山市)

特集3 信頼の流儀

(1)地域連携ビジネスを実現―素材生産から加工・販売まで 尾谷寅雄さん(富山県魚津市)
(2)地域の技術リーダーを担う 安藤忠広さん(高知県いの町)
(3)材をオーダーメイドで出す醍醐味 「熊本の山の木で家をつくる会」吉井和久さん(熊本県水俣市)ほか
(4)販路開拓の技と心 鈴木雅雄さん(愛知県新城市)

特集4 継続の流儀

(1)山づくりは人づくり 増田清さん(愛媛県西予市城川町)
(2)弾力性のある経営 橋本光治さん(徳島県那賀町)
(3)仕事を子に伝えていく工夫 宮本生一さん(静岡県静岡市)

◆フォト・レポート
トレイルランニングによる林業PR いせしま森林組合(三重県)

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄

「足で稼ぐ」がビジネスの基本 潜在ニーズを掘り起こそう


お役に立ちます!最新研究紹介
ミズナラ・コナラを主としたナラ枯れ被害林の特徴    斉藤正一
 ブナ科樹木萎凋病(以下ナラ枯れ)は、ミズナラやコナラを主とするブナ科の樹木に枯れを引き起こす流行病です。ナラ枯れの原因はRaffaelea quercivora(以下ナラ菌)というカビの一種で、ナラ菌はカシノナガキクイムシ(以下カシナガ)と呼ばれる材の穿孔虫によって媒介されます

森林経営計画策定の現場を訪ねて 第5回
地域一括方式で森林経営計画を推進 活性化センターの設置で市・森林組合・三セクが連動
藤野正也

近年、我が国では地方分権化が進められ、森林・林業分野においてもそれは例外ではありません。特に、今年度に一斉変更となった市町村森林整備計画は、地域の実情に応じて作成され、地域の森林・林業のマスタープランとなることが期待されています

林研グループが応援します!◆沖縄県/国頭村林業研究会
県木リュウキュウマツの有効活用
木のロウソクで地域イベントを盛り上げよう!

普及員実践日誌◆群馬県 林業普及指導員 川島祐介

坪野克彦の経営談義 金言・名言から学ぶ経営の心得 最終回◆坪野克彦
「理想像に向かって、よりよい経営、人生を目指す」
~珠玉の金言・名言から学ぶこと~

森林・林業再生改革 市町村行政担当者のカンどころ◆後藤國利
森林経営計画を認定し、今後フォローしていく上で、「適正な間伐」についてどのように考えたらよいのでしょうか。

法律相談◆北尾哲郎
保安林指定された10haのうちスギを皆伐した部分が1haありますが、隣接雑木林からの種で雑木の成林が見込まれます。それでも保安林として植栽の義務が生じるのでしょうか。

●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―能代営林署管内仁鮒森林鉄道編―
 木炭ガス発生装置付機関車と和解機関士たち

●インフォメーション

●わがまち木造自慢
 神津島村図書館(東京都神津島村)

●読者のお悩み相談/岡橋清元
先人たちの林業技術が顧みられず残念です。

●表紙の人 長谷田康穂さん 大田市森林組合(島根県)

表紙/岩渕光則

フォト/三重県
【特集】いま、「人が主役」の地域経営を
編集部
●人々を納得させるもの|広い視野での経営判断とは
●公的なアドバイザーが経営者を支援する
  ●「現場の気持ちを理解する」経営を
 林業再生に向けたさまざまな取組(検討、制度、技術指針、予算措置等)が進められてきました。上記取組の近くにいた方(行政担当者等)には、林業再生への条件は整い、あとはどんどん進めるだけ、と思われるかもしれません。

◆フォト・レポート
雪氷を利用したチップ乾燥システムの取り組み
(北海道南富良野町森林組合)

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄
良いものの利用にこそ手厚い補助を
売り手も使い手もハッピーになろう

お役に立ちます!最新研究紹介
高密路網配置が森林環境に与える影響    與儀兼三

その疑問にズバリ答えます! 
森林経営計画制度・直接支払事業・支援交付金制度Q&A 第4回
森林経営計画制度    林野庁

レポート◆中谷和司
岐阜県森プロフォローアップ研修 欧州型(屋根型構造)の道、その後
 森プロフォローアップ研修の直前1週間は時雨模様がつづき、気温10度を下回るなか雨でも降られたら研修に実が入らないのではと、研修当日の天気が心配であった。幸いにして研修当日は青空が広がり、研修日和となった。コルプ、ランゲ両氏が好天(好転)をもたらしてくれたと確信している。

森林経営計画策定の現場を訪ねて 第4回 藤野正也
森林所有者の思いを汲み取り森林経営計画書の作成を代行
-経緯が異なる3つの認定計画 
有限会社 天竜フォレスター(静岡県)

 今回ご紹介するのは、森林所有者の代わりに民間事業体が森林経営計画を作成して、現場での施業も行うという話です。森林経営計画では「森林所有者又は森林所有者から経営の委託を受けた者」しか計画を立てることができませんが、この民間事業体は森林所有者から経営の委託を受けることなく森林経営計画の作成を行っています。

林研グループが応援します!◆茨城県/中貫しいたけ研究会
イベントを通じた、原木しいたけのPRと販売促進

普及員実践日誌◆石川県 林業普及指導員 宗田典大 
施業集約化による森林組合の経営基盤強化の取り組み

坪野克彦の経営談義 金言・名言から学ぶ経営の心得 第13回◆坪野克彦
「生きること自体が闘いである」
~個人も企業も闘いの中で生き抜いていく~

森林・林業再生改革 市町村行政担当者のカンどころ◆後藤國利
地域内の林業事業体から皆伐重視をめざす動きが出てきて心配です。

法律相談◆北尾哲郎
絶滅危惧種が発見された山林では除間伐が禁止されるのでしょうか。森林所有者から依頼されて伐採行為をした者も処罰されるのでしょうか。

●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―能代営林署管内仁鮒森林鉄道編―
 巨大な天然秋田杉を満載する蒸気機関車

●インフォメーション

●わがまち木造自慢 
 こうち旅広場(高知県高知市)

●読者のお悩み相談/岡橋清元
作業班の道づくり技術の向上をどのように図ったらよいでしょうか。

●ひろば

●表紙の人 池田史子さん 秋田県森林組合連合会

表紙/岩渕光則

フォト/酒井秀夫

【特集】地域に生きる。林業現場の思いを語る―林業後継者座談会
 栗田和昭(山形県金山町)×鈴木英元(静岡県静岡市)
 ×濵口千穂(三重県熊野市)×村上正八(熊本県菊池市)

◆フォト・レポート
カエデ樹液を活用した新たな地域型林業モデルを創る
~秩父樹液生産協同組合設立~(埼玉県秩父市)

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄
木材の復権に向けて【下】
環境負荷度で差別化を図る

お役に立ちます!最新研究紹介
森林作業道の土砂流出抑制手法(スギの枝条散布) 小倉 晃

その疑問にズバリ答えます! 
森林経営計画制度・直接支払事業・支援交付金制度Q&A 第3回
森林整備地域活動支援交付金    林野庁

林研グループが応援します!◆新潟県/佐渡グリーンワーカー会
地元小学生に森林体験学習を指導

普及員実践日誌◆三重県 林業普及指導員 川波 寛
林建連携による担い手の確保を目指した取り組み

坪野克彦の経営談義 金言・名言から学ぶ経営の心得 第12回◆坪野克彦
「体を張れないトップは経営者ではない」
~経営者の本気度に対して職員がついてくる~

森林・林業再生改革 市町村行政担当者のカンどころ◆後藤國利
市町村が責任を問われる場面と備えるべきポイントについて教えて下さい。

法律相談◆北尾哲郎
所有森林に自生している天然アカマツが枯れ、隣接する住宅の所有者から伐採・撤去を求められて困っています。

●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―魚梁瀬森林鉄道編―
 修復された野村式L69号ディーゼル車

●インフォメーション

●わがまち木造自慢 
 美馬市立江原認定こども園(徳島県美馬市)

●読者のお悩み相談/半田州甫
山主さんの心を掴むにはどうしたらよいか。

●ひろば

●総合目次

●表紙の人 鈴木香南子さん 根羽村森林組合(長野県)

表紙/岩渕光則

フォト/秩父樹液生産協同組合、安藤麻菜
【特集】需給ミスマッチが招いた丸太価格の暴落
鹿児島大学教授 遠藤日雄

●需給ミスマッチを招く構造問題

●丸太の需給機能の創出が急務

●今後の抜本的な対策を考える―需給ミスマッチを防ぐ実践例

「ここまできたら『インフレ期待』しかないなぁ」。冗談とも本音ともつかない嘆息があちこちから漏れてくる。今年上半期のスギ、ヒノキ丸太価格は暴落の一途をたどった。西日本の原木市場ではいずれも過去最安値に沈みながらも、それでも出材が止まらないという異常事態が続いた。相場の変動で「逆ザヤ」が生じ大きな損失を被った原木取扱業者も少なくない。採算がとれず廃業に追い込まれた伐出業者もいる。事態は想像以上に深刻だ。

◆フォト・レポート
広葉樹の森づくりを学ぶ研修会

「近自然森づくり」の実践研修(岐阜県飛騨市)

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄

木材の復権に向けて【上】

「木が好き」という感覚は受け継がれるのか

お役に立ちます!最新研究紹介
針葉樹人工林の針広混交林化を目的とした抜き伐りの効果 近藤 晃ほか

その疑問にズバリ答えます! 森林経営計画制度・直接支払事業・支援交付金制度Q&A第2回
直接支援事業(総論) 林野庁

森林経営計画策定の現場を訪ねて 第3回 藤野正也
属地計画の共同申請方式―県有林、林業公社、森林組合の三者連携

熊本県菊池郡大津町(熊本県)

今回ご紹介するのは県有林、林業公社、森林組合という三者による属地計画の共同申請の話です。森林経営計画を作成する上で一般的とは言い難い組み合わせですが、その取り組みから得られるものは多数あります。

林研グループが応援します!◆青森県/グリーンマイスター協議会
世界の安全基準を基に高校生に体験学習

普及員実践日誌◆宮崎県 林業普及指導員 田村健一
スーパーロングリーチグラップルの労働生産性を調査

坪野克彦の経営談義 金言・名言から学ぶ経営の心得 第11回◆坪野克彦
「林業に従事する人は、自分の仕事に誇りを持たなければならない」

~日本の国土を守っているという使命感ややりがいが自分を支えてくれる~

標記の言葉は、我が国の森林生態学の第一人者である藤森隆郎先生が、今から6年前に日吉町森林組合で開催された「J―フォレスター養成研修」の冒頭講義で仰ったものです。その時、藤森先生は、森づくりに関する極めて格調の高い内容の講義をされました。

森林・林業再生改革 市町村行政担当者のカンどころ◆後藤國利
近年の豪雨等で森林が災害の源になってしまった原因と対応について教えて下さい。

法律相談◆北尾哲郎
大型の台風によって所有森林が崩落し、林地の住宅地に土砂が流入してしまいました。私の経費負担で土砂を撤去しなければならないのでしょうか。

●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―魚梁瀬森林鉄道編―
森林鉄道跡は湖底に沈んでしまった

●インフォメーション

●わがまち木造自慢 
市民運動競技場(和歌山県新宮市)

●読者のお悩み相談/半田州甫
雇用した若手が長続きしません。

●表紙の人 西村綾佳さん カルスト森林組合(山口県)

表紙/岩渕光則

フォト/石井圭子
【特集】林業技術者のプロとしての生き方
鼎談 藤森隆郎(森林科学者)×酒井秀夫(東京大学大学院教授)×湯浅勲(日吉町森林組合参事) 

●道づくりの怖さを知る

●林業技術者は自然への畏怖を忘れない

●林業技術者として責任を取る姿勢

●林業技術者に必要な要件

●林業技術者を育てる仕組み 

編集部:本物の技術者の姿はいかなるものかというテーマについて、道づくりを中心にお話しをしていただきたいと存じます。マニュアル通りで本を読んでできるものではない、自分で考える技術者でなければこれからは対応できないのではないかと編集部では考えています。まずは現場での実践経験が豊富な湯浅さんに、道づくりの実際を知り、失敗から学ぶことの重要性についていかがでしょうか・・・

◆フォト・レポート ・・・・1
地域のみどりの保全活動を通して健康づくり

英国のBTCVおよびグリーンジムの活動について 上原 巌

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・38
良材の供給力を高めたい 品質を重視した山づくりも必要

お役に立ちます!最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・40
ニホンジカの不嗜好性植物の緑化への応用 石田弘明ほか

帯状伐採は広葉樹の更新をもたらすことができるか?
―四国の人工林の事例から― 野口麻穂子
ニホンジカ(以下、シカ)が高密度に生息する地域の森林伐採跡地では、伐採後に再生した植生がシカの採食圧によって退行し、その結果として伐採跡地が裸地化するという問題が発生している。裸地化した場所では降雨による土壌の流亡が起こり、植生の再生がさらに困難となり、裸地化がますます進行するという悪循環が生じている・・・・
林業プロフェッショナル―鹿児島大学の林業技術者養成の取り組みから― 最終回・・・・46
受講生の立場に立った運営とは 経験から学ぶこと 奥山洋一郎

前回、研修の組み立て方について述べました。研修内容を修得するために必要な知識や考え方を検討して講義や実習等のカリキュラムを組み、講師陣との約束もとれた。これで研修運営者のやることはほとんど終わりだと思っている方が多いのではないでしょうか・・・

その疑問にズバリ答えます!森林経営計画制度・直接支払制度・支援交付金制度Q&A 第1回・・・・50
森林経営計画制度(総論) 林野庁

森林経営計画策定の現場を訪ねて 第2回 藤野正也・・・・・・・・・・・54
イロハモミジの森づくり、漆栽培強化など歴史を引き継ぐ経営基本方針が認定 

生母生産森林組合(岩手県)

森林経営計画の認定を受けた個人・団体等が少ない中で、岩手県での認定第一号が生産森林組合であるということを聞き、取材に訪れたのが生母生産森林組合でした。岩手県の真ん中よりやや南側に位置する奥州市生母地区を活動域とする生産森林組合ですが、「時間が足りないから」ということで取材前に多くの資料を送ってもらいました・・・・・

林研グループが応援します!◆広島県/三次市森林・林業研究会・・・60
「人づくりは山づくり」「山仕事講座」7年継続中

普及員実践日誌◆福島県 林業普及指導員 星 辰也・・・62
森林組合と林業事業体の連携による集約化施業の推進

坪野克彦の経営談義 金言・名言から学ぶ経営の心得 第10回◆坪野克彦・・・・66
「行動なきところに成果なし」~待っていても誰も助けてくれない時代に我々は生きている~

今回の金言は、「行動なきところに成果なし」実にシンプルで力強い言葉です。この言葉は、経営コンサルティングにおける私の師匠であり、人生における恩人ともいえる、企業再生コンサルタントの森井義之先生が常に仰っておられるものです・・・・

森林・林業再生改革 市町村行政担当者のカンどころ◆後藤國利・・・76
なぜ、市町村の役割が大きくなったのでしょうか。

●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―魚梁瀬森林鉄道編―
戦後活躍した蒸気機関車の改造ディーゼル・・・9

●インフォメーション・・・・64
●わがまち木造自慢 
長崎県立北松農業高校相撲場(長崎県平戸市)・・・73

●読者のお悩み相談/半田州甫・・・70
現場担当者の志気が上がりません。

●表紙の人 村西美紀さん 富山県西部森林組合・・80
表紙●岩渕光則 フォト/上原 巌
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