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教育美術の内容

学校教育全般の造形・美術教育に携わるあらゆる人々に向けた独自の幅広い情報を発信
「教育美術」は造形・美術教育の理念を広め、子どもたちが豊かな情操と創造力を育むことができるよう、また指導者が実践をより深めることを目指しています。幼稚園・保育園から小・中学校の授業における取り組みの内容や指導者独自の工夫などを実践記事として紹介する連載コーナーの他、月替わりの「特集」では、アートや美術教育全般に関する広いテーマに沿って美術教育を考えます。 造形・美術教育の貴重な資料として、指導者を中心に研究者にも幅広く活用されています。

教育美術の商品情報

商品名
教育美術
出版社
教育美術振興会
発行間隔
月刊
発売日
毎月1日
サイズ
AB判

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教育美術 2024年12月号 (発売日2024年11月28日) の目次

図画工作科・美術科における指導と評価

 昨今,先生方の課題の一つに「指導と評価の一体化」が挙げられます。題材の目標を明確にして評価規準を作成することは,教師が指導改善する際にも重要となってきます。そこで本特集では,教科調査官による指導と評価についての解説や,小中学校での実践に基づく評価の事例,デジタルポートフォリオの活用例などを通して,子どもたちの学びをどう見取り,指導・評価していくのかを考えていきます。


【特集】

図画工作科における指導と評価
 文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 小林 恭代

中学校美術科における指導と評価
 文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 平田 朝一

一人一人の子どもに寄り添う「評価」を目指して
 共栄大学 教授 井ノ口 和子

題材の評価規準から児童の姿をイメージ・共有することで造形遊びにおける指導と評価の一体化を目指す
 千葉県市原市立五井小学校 教諭 佐久間 洸一

「絵は苦手だけど頑張れる」ための評価規準の共有化および評価と指導の一体化
 千葉県野田市立第二中学校 講師 石崎 義弘

デジタルポートフォリオを活用した指導と評価
 北海道札幌市立八軒北小学校 教頭 中村 珠世

児童が自由に学び,自ら表現をつくりだすために ~高学年におけるアートマップを活用した実践~
 佐賀大学教育学部附属小学校 教諭 島﨑 智朗

ルーブリックを活用した美術鑑賞学習指導と評価
 立命館大学 教授 松岡 宏明


【連載】

第83回全国教育美術展特選作品より 作品紹介

【シリーズ 乳幼児はすごい! 70】
冬はあそびで,いそがしい!!!!(4歳児)
 北海道函館市立北美原小学校 教諭 藤谷 貴代

教美アートギャラリー (第28回)
 国立国際美術館 主任研究員 藤吉 祐子

[保育実践]
 ともだちっていいな ~一人一人の良さを認め,切磋琢磨し合う保育を目指して~
  学校法人大原野学園 大原野幼稚園 教諭 壬生 愛海
  《実践報告を読んで》 美作大学短期大学部 幼児教育学科 教授 中田 稔

[授業実践] 小学校 〈第1学年〉
 「いつものかえりみちが!?」
 今,子どもが楽しんでいるモノ・コトから題材をつくる(1年生)工作に表す活動
  大阪府 大阪市立中央小学校 首席教諭 新井 竜太郎
  《実践報告を読んで》 東京家政大学 教授 岡田 京子

[授業実践] 中学校 〈第2学年〉
 あなたはデザイナー ~松山を「勝手にコラボ」でPR~
  愛媛県 松山市立東中学校 教諭 眞柴 さなえ
  《実践報告を読んで》 大阪芸術大学 特任教授 松山 明

わたしと佐武賞〈4〉
 永松 芳恵(大分県臼杵市立南中学校 校長)

〔レポート〕
● 第14回 ちば造形教育広場研究大会
  報告者:ちば造形教育広場 代表 小橋 暁子(千葉大学 准教授)

教美インフォメーション(研究会・イベント情報)

索引 2024年

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教育美術のレビュー

  • 総合評価: ★★★★☆ 4.38
  • 全てのレビュー: 8件
授業の参考に最適!
★★★★☆2022年11月15日 晶 教職員
いつもお世話になります。美術の授業つくりの参考にさせていただいています。今後ともよろしくお願い申し上げます。
美術教育を考え、活かせる本です。
★★★★☆2022年04月01日 イカさん 教職員
今の全国の幼児の造形教育から、小、中、高校…色々な世代の造形、図工、美術教育の実践や理論を知り、学べる貴重な雑誌です。学校の美術教育に色々な関わり方で携わる人、そこを目指す人に読んでもらい、毎回、学校の造形、図工、美術の良さを知って、学び直せる一冊です。
子供の作品制作に参考にしています。
★★★★★2022年02月14日 DDD 自営業
子供の絵画の制作時の参考資料として利用しています。 絵画の傾向やレベル感を参照することが出来て絵画・作品制作における情報として大変参考になっています。
貴重な一冊だからこそ、読んで実践を!
★★★★☆2022年02月02日 イカさん 教職員
造形教育、美術教育を考え、子どもたちの表現の記録と実践…。色々な言葉が浮かびます。学校の中で一人一人で孤軍奮闘していらっしゃる先生や図工美術教育の専門に研究していらっしゃる先生を繋ぐ大切な本です。読んだら、何か実践してみて、それを発信出来たら更に素敵ですね。
なかなかないから
★★★★★2021年08月09日 mimimi 教職員
美術教育の専門誌は、日本では全くなく、参考にしたくてもいろいろと学ぶ機会が少ない。 そんな中でのこの本は助かります。
参考になります
★★★★☆2021年01月29日 のも 社長
若年層の教育における美術の時間による変化流れなど、 自分の中で咀嚼し理解を深めることに大変ためになって おります。
子どもの育ちの原点
★★★★☆2019年04月01日 イカさん 教職員
中学校の教員をしています。身につけさせたい、育てたい力など、よく色々と話題になります。 今回の特集を読むとその多くは幼児教育の中にあると感じます。 実践ひとつひとつを見ると先生方の努力がわかります。
美術図工を深められる唯一の雑誌!
★★★★★2015年06月18日 図工人 会社員
美術や図工を深められる、よい雑誌です。実践も毎号豊富ですし、研究会情報もあります。 現場の実践をたくさん知ることができ、詳しく内容が伝わるので参考にもなります。雑誌自体の厚さは薄いですがカラーページがほとんど。多くは小学校、中学校、大学の先生方が読んでいるようです。 美術や図工を専門にする学生や先生ならたいてい読んでいますよ。定期購読できるのはありがたいです。

教育美術をFujisanスタッフが紹介します

1935年創刊の「教育美術」は子供の美術教育の指導者を対象にした、日本唯一の美術教育の専門誌です。例えば、保育園・幼稚園、小・中学校の授業への取り組みの内容や、美術教育専門家による保育実践・授業実践のアドバイス等も紹介されています。造形・美術教育の貴重な資料として活用され、全国の教育委員会や大学の研究室からも定期購読されています。また、全国の大学図書館にも所蔵される等、指導者を中心に研究者からも幅広い支持を集めます。

教育現場の優れた実践を豊富に知ることができるだけなく、内容も詳しいので参考になります。さらに、雑誌は薄くてカラーページが多いので見やすいのも特徴です。小・中学校、大学の先生がほとんど読んでおり、 中でも美術が専門の学生や先生の間では有名な雑誌と言えます。他にも、全国教育美術展の優秀作品や、全国各地の先生が地域独自の美術教育や行事などを紹介するコーナー、各地の美術館が各種学校と連携して行う授業例など豊かな情操と想像力が育まれるような特集が多く掲載されており、美術を深めたい人は必見です。独自の情報発信を行う「教育美術」は、どのテーマも面白くて興味深いので、美術教育に関する研究の輪がより一層広がるための参考になるのではないでしょうか。

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