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教育美術の内容

学校教育全般の造形・美術教育に携わるあらゆる人々に向けた独自の幅広い情報を発信
「教育美術」は造形・美術教育の理念を広め、子どもたちが豊かな情操と創造力を育むことができるよう、また指導者が実践をより深めることを目指しています。幼稚園・保育園から小・中学校の授業における取り組みの内容や指導者独自の工夫などを実践記事として紹介する連載コーナーの他、月替わりの「特集」では、アートや美術教育全般に関する広いテーマに沿って美術教育を考えます。 造形・美術教育の貴重な資料として、指導者を中心に研究者にも幅広く活用されています。

教育美術の商品情報

商品名
教育美術
出版社
教育美術振興会
発行間隔
月刊
発売日
毎月1日
サイズ
AB判

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教育美術 2024年10月号 (発売日2024年09月27日) の目次

子どもの「学びの履歴」と造形美術教育

 本特集では,保幼・小・中が連携するために大切なこととして,子どもの「学びの履歴」を意識することや,学力観を共有することの大切さについて話し合ったオンライン座談会,幼小中高一貫カリキュラムの研究報告,地域での取組や交流人事など子どもの育ちを意識してつながる五つの事例を紹介していきます。


【特集】

図画工作・美術における幼小中高一貫カリキュラム構造の検証
~〔共通事項〕を基盤とした附属4モデルの提案~
 東京学芸大学教職大学院 教授 西村 德行

[オンライン座談会]
保幼・小・中の連携 ~子どもの「学びの履歴」を見通して~
〈司会〉
 ふじえ みつる (愛知教育大学 名誉教授,公益財団法人教育美術振興会 機関誌担当理事)
〈登壇者〉
 海沼 恭史   (早稲田大学大学院 教育学研究科 学校教育専攻)
 丁子 かおる  (和歌山大学 准教授)
 福岡 知子   (大阪府守口市立さつき小学校 元校長)
 西村 德行   (東京学芸大学教職大学院 教授)
 東良 雅人   (京都市立芸術大学 客員教授,京都市総合教育センター 指導室長)
 松永 かおり  (東京都世田谷区立砧南中学校 校長)

[事例紹介01 地域でつながる]
保幼・小・中連携における「非認知能力」の育成
 東京都世田谷区立砧南中学校 校長 松永 かおり

[事例紹介02 交流人事でつながる]
図画工作科と美術科の授業のつながりについて
 愛知県名古屋市立菊住小学校 教諭 秋田 英彦

[事例紹介03 附属でつながる]
幼小の「ガチ」な造形活動を創り出す教師の願いと環境構成力
 園田学園女子大学短期大学部 幼児教育学科 教授 橋本 忠和

[事例紹介04 小中でつながる]
小中一貫校における,図工と美術の交流について
 横浜市教育委員会事務局 小中学校企画課 指導主事 長谷川 聡

[事例紹介05 研修でつながる]
小学校と中学校のつながりを見つめて! 小・中合同研修レポート
 記録: 兵庫県宝塚市立安倉中学校  教諭 内田 淳史
 協力:大阪府守口市立さつき小学校 元校長 福岡 知子


【連載】

第83回全国教育美術展特選作品より 作品紹介

【シリーズ 乳幼児はすごい! 68】
試し,みたてて友達と遊びを発展させる2歳児の素材遊び ― ダンボールとクッションペーパーで遊ぶ ―
 和歌山大学 准教授 丁子 かおる

教美アートギャラリー (第26回)
 沖縄県立博物館・美術館 教育普及担当 玉城 早苗

[保育実践]
 子どもが,思いを伸び伸びと自由に表現するための環境づくり
  関西女子短期大学附属幼稚園 年長組 学年主任 井内 茜
  《実践報告を読んで》 敬愛短期大学 現代子ども学科 准教授 池田 純子

[授業実践] 小学校・中学校
 伝統工芸越前焼の粘土『越前荒土』を活用して
  執筆者・実践者:福井県教育庁義務教育課 指導主事 小泉 智
      実践者:福井県福井市大東中学校  教諭 下﨑 美江
          福井県あわら市金津中学校 教諭 蟻塚 知都
  《実践報告を読んで》 佐賀県多久市教育委員会学校教育課 課長 冨永 千晶

[授業実践] 中学校 〈第3学年〉
 ぶつぶつ仏像鑑賞会
  神奈川県 秦野市立鶴巻中学校 教諭 渋谷 香菜子
  《実践報告を読んで》 大阪芸術大学 特任教授 松山 明

文献紹介
  中谷 隆夫/著『児童生活画ルネサンス ―デジタル文化に流されない―』
  (三重大学 名誉教授 山田 康彦)

〔レポート〕
● 弘前大学資料館 第34回企画展「津軽地方の教育版画 ―昭和・平成・令和の子どもたち―」開催報告
  他の生命とともに生きる営みを讃えて
   報告者:弘前大学 教育学部 准教授 佐藤 絵里子
● 第59回 教育美術・佐武賞 贈賞式&座談会

わたしと佐武賞〈2〉
 津端 朝宏(新潟県 魚沼市立小出小学校 教頭)

教美インフォメーション(研究会・イベント情報)

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教育美術のレビュー

  • 総合評価: ★★★★☆ 4.38
  • 全てのレビュー: 8件
授業の参考に最適!
★★★★☆2022年11月15日 晶 教職員
いつもお世話になります。美術の授業つくりの参考にさせていただいています。今後ともよろしくお願い申し上げます。
美術教育を考え、活かせる本です。
★★★★☆2022年04月01日 イカさん 教職員
今の全国の幼児の造形教育から、小、中、高校…色々な世代の造形、図工、美術教育の実践や理論を知り、学べる貴重な雑誌です。学校の美術教育に色々な関わり方で携わる人、そこを目指す人に読んでもらい、毎回、学校の造形、図工、美術の良さを知って、学び直せる一冊です。
子供の作品制作に参考にしています。
★★★★★2022年02月14日 DDD 自営業
子供の絵画の制作時の参考資料として利用しています。 絵画の傾向やレベル感を参照することが出来て絵画・作品制作における情報として大変参考になっています。
貴重な一冊だからこそ、読んで実践を!
★★★★☆2022年02月02日 イカさん 教職員
造形教育、美術教育を考え、子どもたちの表現の記録と実践…。色々な言葉が浮かびます。学校の中で一人一人で孤軍奮闘していらっしゃる先生や図工美術教育の専門に研究していらっしゃる先生を繋ぐ大切な本です。読んだら、何か実践してみて、それを発信出来たら更に素敵ですね。
なかなかないから
★★★★★2021年08月09日 mimimi 教職員
美術教育の専門誌は、日本では全くなく、参考にしたくてもいろいろと学ぶ機会が少ない。 そんな中でのこの本は助かります。
参考になります
★★★★☆2021年01月29日 のも 社長
若年層の教育における美術の時間による変化流れなど、 自分の中で咀嚼し理解を深めることに大変ためになって おります。
子どもの育ちの原点
★★★★☆2019年04月01日 イカさん 教職員
中学校の教員をしています。身につけさせたい、育てたい力など、よく色々と話題になります。 今回の特集を読むとその多くは幼児教育の中にあると感じます。 実践ひとつひとつを見ると先生方の努力がわかります。
美術図工を深められる唯一の雑誌!
★★★★★2015年06月18日 図工人 会社員
美術や図工を深められる、よい雑誌です。実践も毎号豊富ですし、研究会情報もあります。 現場の実践をたくさん知ることができ、詳しく内容が伝わるので参考にもなります。雑誌自体の厚さは薄いですがカラーページがほとんど。多くは小学校、中学校、大学の先生方が読んでいるようです。 美術や図工を専門にする学生や先生ならたいてい読んでいますよ。定期購読できるのはありがたいです。

教育美術をFujisanスタッフが紹介します

1935年創刊の「教育美術」は子供の美術教育の指導者を対象にした、日本唯一の美術教育の専門誌です。例えば、保育園・幼稚園、小・中学校の授業への取り組みの内容や、美術教育専門家による保育実践・授業実践のアドバイス等も紹介されています。造形・美術教育の貴重な資料として活用され、全国の教育委員会や大学の研究室からも定期購読されています。また、全国の大学図書館にも所蔵される等、指導者を中心に研究者からも幅広い支持を集めます。

教育現場の優れた実践を豊富に知ることができるだけなく、内容も詳しいので参考になります。さらに、雑誌は薄くてカラーページが多いので見やすいのも特徴です。小・中学校、大学の先生がほとんど読んでおり、 中でも美術が専門の学生や先生の間では有名な雑誌と言えます。他にも、全国教育美術展の優秀作品や、全国各地の先生が地域独自の美術教育や行事などを紹介するコーナー、各地の美術館が各種学校と連携して行う授業例など豊かな情操と想像力が育まれるような特集が多く掲載されており、美術を深めたい人は必見です。独自の情報発信を行う「教育美術」は、どのテーマも面白くて興味深いので、美術教育に関する研究の輪がより一層広がるための参考になるのではないでしょうか。

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