北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

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922円
【特別対談】特別対談 「滝川市いじめ自殺事件」から考察する
谷口 由美子氏(滝川いじめ自殺裁判を支える会代表)
vs鈴木 祐子氏(小樽不登校・ひきこもり家族交流会世話人)

なぜ「いじめ自殺」は繰り返されるのか

昨年10月に滋賀県大津市の中学2年の男子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺した「大津いじめ自殺」が波紋を広げている。「自殺の練習をさせられていた」などという生徒のアンケートを学校側が握りつぶしていたことも発覚し、今年7月には滋賀県警が強制捜査に踏み出す異例の事態に発展。この事件と重なるのが、2005年に北海道滝川市で起きた小学6年生の松木友音さん(当時12歳)のいじめ自殺だ。遺族が起こした裁判は2年前に和解したが、事件の教訓は活かされず子供が自死するニュースは絶えない。なぜいじめ自殺は繰り返されるのか。そしてなぜ学校はいじめを隠蔽しようとするのか。本誌は、現代の学校教育が抱える重たい課題に迫るべく、母親の立場からいじめや不登校問題に取り組む2人の女性による対談の場を設けた。「滝川いじめ自殺裁判を支える会」の谷口由美子代表と「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の鈴木祐子世話人。両者の対話から見えてきた現代の学校教育が抱える病巣とは──。    (武智敦子、8月9日収録)

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【報道特集】
滝川市いじめ自殺事件・真相を求めて模索する遺族の苦悩

裁判は終わっても事件は解決していない

いじめを苦に、わずか12歳の松木友音さんが命を絶った「滝川市いじめ自殺」。裁判は2年前に和解したが、友音さんの元担任は証人尋問でも「真実」を語ることはなかった。そして、いじめた子供らからは未だに謝罪の言葉はない──。遺族は、彼女を自死に追いつめた“真相”を知ろうと今も模索を続けている。 (武智敦子)

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【新連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」

「私は動燃から最も多く の“接待攻勢”を受けた」

22年前の“幌延見学会”で見たもの──

福島第一原子力発電所の事故はどうして防げなかったのか。大津波と全電源喪失という「想定外の事態」を想定しないで起きた大事故は人災ではなかったか。危機管理体制が整っていなかった国、東京電力の致命的ミスで助かる命が失われたのではないか。今なお避難生活を強いられる人たちへの補償はどうなる。汚染された土地を元に戻すことはできるのか──。これほどの問題を抱えてしまった原発の危険性。それをこれまで国民に伝えてこなかったメディアの責任が問われないのは明らかにおかしい。今から20年以上前に北海道新聞社の原子力担当記者だった私は、昨年の事故後に「どうして自分は原発を容認するようになったのか」を自問自答する日々が続いた。北海道になぜ泊原子力発電所が建設され、幌延町になぜ高レベル放射性廃棄物の地層処分を研究する施設が建設されたのか。“洗脳”された自らの体験をはじめ、それらを検証することは道民への責任と感じ、本連載を開始する。(ジャーナリスト・黒田伸)

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【連載 第37回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

北海道経済記者クラブ、開扉
札幌圏、2年ぶりの会見オープン化

北海道内の企業や経済団体などを取材する北海道経済記者クラブ(22社加盟)が、記者会見オープン化に踏み切った。それまで同加盟社のみに認められていた会見での質疑応答を、今後は非加盟者にも認めることにするという。直接のきっかけは、経済クラブの取材対象の1つ・北海道電力がすでに記者会見の間口を拡げていたことだった。その北電は皮肉にも、このたびの判断に逆行する形でメディアの選別を進めているようだ。現場は、フルオープンにどのぐらい近づいたのか──。(小笠原 淳)

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【流通】
道内で姿を消す最古参の食品小売ボランタリーチェーン

HGCを全日食が12億円で吸収
移管できず倒産した加盟店も

道内食品小売りのボランタリーチェーン本部として55年の歴史を持つエイチジーシー(本社札幌、以下HGC)が9月30日、全国規模で展開する同業の全日本食品(本社東京、以下全日食)に吸収される。HGC加盟店の多くは個人商店などミニスーパー。後継者難や大手食品スーパーとの競合で閉店、廃業するところが増え、HGCはその役割を終えた形だ。加盟店の多くは9月1日に全日食に引き継がれたが、移管できずに倒産するケースも出ている。マチの酒屋や米屋が姿を消していくのと同様に、ミニスーパーの前途も多難だ。

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【シリーズ】発達障害を考える ⑨

専門医不足が医療現場の課題
発達障害を見過され、二次障害をこじらせた理沙さんのケース

大人の発達障害を取材する中で、たびたび「誤診」という言葉を耳にする。アスペルガー症候群など発達障害の人が、統合失調症やうつと診断され、不必要な薬を飲み続ける。その結果、余計に症状が複雑になったり体調を悪くしたというケースも少なくない。医療現場では発達障害の診療ができる専門医の不足という課題も浮上している。シリーズ9回目ではアスペルガー症候群とLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)を併せ持つ26歳の理沙さん(仮名、札幌市在住)が誤診体験を語ってくれた。「これって、うつなの?」──。彼女が医師の診断に疑問を持ったのは6年前のことだった。

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【札幌・ホームレス支援の現在】

路上支援誌、北海道上陸5周年
「ビッグイシュー」の現状と課題

英国で生まれたホームレス支援雑誌「 Big Issue (ビッグイシュー)」。札幌の路上にその売り声が響くようになってから5年が過ぎた。ホームレスの社会復帰を応援するという趣旨に地元の民間団体や行政が賛同、発売開始まもなく世界初の地下販売ブースが誕生するなど、札幌独自の展開は全国的にも注目を集めてきた。しかし、取り組みの主役たる販売員はなかなか増えず、雑誌の売り上げも順調に伸びているとは言い難い。節目を迎えた事業は、今なお試行錯誤のさなかにある。(小笠原 淳)

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (20)

「農地法は弱い農民を殺す法律か?
告発しないならエコ村を広げるよ」

北海道と札幌市から度重なる指導や処分を受けながらも、昨春から「エコ村」と称するアパート群の建設を進めてきた手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)。道が近々告発に乗り出すとの観測が流れても、「道庁だけじゃ片手落ち。札幌市も告発しないなら今後は一切口を出させないよ」と、逆に市を挑発する有り様だ。8月上旬に市宅地課がエコ村に新たな公示看板を立てれば、早速ユーモアたっぷりに“反攻策”を練り出した田中氏。依然として同氏の周囲に話題は尽きないようで──。(9月7日現在)

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【ニュース】
◆占冠村「ニニウ自然の国」をめぐり
 村が前指定管理者のNPOを提訴
──NPOは争う姿勢も「裁判を通じ運営の哲学を伝えたい」

◆ススキノで春に起きた「ぼや騒動」で
 火元の居酒屋チェーンが補償放棄?
──「くし路」の煙害に6年間悩まされてきたテナントの悲鳴

◆みちのく会が「原発事故子ども・
 被災者支援法」の学習会を開催
──せっかくの法律を「絵に描いた餅」にしないために

◆新市立小樽病院、豪華仕様を返上
 してようやく3度目の入札が成立
──予定価格をそのままに“中身”を変えて対応

◆岩医師会が村上智彦医師と面談へ
 夕張・殺人未遂は10月末初公判
── 「村上節」暴走、ブログで業界の先達を痛罵も

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【長期連載】“農と食”北の大地から
新規就農をサポートする試み(その4)
札幌市内で進む二つの取り組みから

可能性秘めた“都市型農業”への参入
芽を育てるには行政と民間の連携で

市民には意外と知られていないが、都市化が進む札幌市は玉ねぎや葉物野菜などの有力産地でもある。一方、農家戸数が減って耕作放棄地が増え、担い手不足などの課題を抱える。そんななか、本年度から市は新規就農を本格的に支援するために、就農希望者が指導農家の下で学ぶ研修事業を始めた。2年後には研修農場を3カ所に増やすという。「農的暮らし」を追求してきたNPO法人は、新たに農業生産法人を立ち上げ、国の就労訓練制度を活用して人材育成事業を進めている。二つの研修現場を訪ねて関係者の話を聞き、都市型農業の課題と可能性を考えた。(ルポライター 滝川 康治)

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【観光】野口観光グループが洞爺湖温泉街で新機軸

10月9日、まず単館がオープン
野口観光グループが提案する“アッパーミドル”
「ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート」

東日本大震災の発生から間もない昨年5月、洞爺湖温泉街の中心に位置する「洞爺パークホテル天翔」が休館した。12年前の有珠山噴火以降、年々活気を失いつつあった洞爺湖観光に「大箱」の休館が暗い影を落としていたが、その「天翔」を今春、道内観光最大手の野口観光グループ(本社登別市・野口秀夫社長)が取得。フルリニューアルを経て、10月9日に同社が打ち出した新基軸“アッパーミドル路線”でデビューすることとなった。観光業界のみならず関心を集める新たな旅館の魅力を、取締役営業本部長の野口晶弘氏に訊いた。(8月24日収録)

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【ススキノ】

ススキノで誕生した本格フレンチの至福
「ルアンジュ」10月グランドオープン!

 北海道随一の繁華街にしてグルメの街ススキノに、この10月フレンチレストラン「ルアンジュ」がグランドオープンする。
 地下鉄東豊線すすきの駅に隣接する「ダイワロイネットホテル札幌すすきの」。今年7月20日に開業したこのホテルの2階にルアンジュはある。カウンターを含め席数38の店内はダークブラウンとモノトーンで統一された優雅で洗練された佇まい。バカラのグラスやスワロフスキーのシャンデリアなど贅を尽くした食器、インテリアが非日常の世界をさりげなく演出している。

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【金融】北海道信用金庫協会・杉山信治会長に訊く

「我々は地域と運命共同体、助ける
ことが助けられることにつながる」

杉山会長が力説「信金の使命は地元
経済の活力を引き出すことにある」

信用金庫は、地域の経済状況を映す鏡のような存在。地域で集めた預金を地域のために貸し出す、いわばマネーの地産地消の仲介者とも言える。道内経済の低迷が続く中で、こうした地域の繋ぎ役である信金の役割は、高まりこそすれ弱まることはない。しかし、地方銀行との金利競争の激化や、中小企業金融円滑化法の期限切れが来年3月末に迫るといった不透明要素が立ちはだかり、地域と運命共同体の信金経営に転換を迫っているのも事実。そんななか、さる6月に道内23信用金庫を束ねる一般社団法人北海道信用金庫協会会長に就任した杉山信治氏(旭川信用金庫理事長)に、信金の置かれている環境や今後の突破口などについて訊いた。(8月31日収録)

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【視点】公共交通をどうする?

“丘珠ルネサンス”は新千歳との連携で

前号でHACによる東京線の開設を軸に、丘珠空港の新たな活用を提起した。今号では、丘珠空港の再生を核とした地域開発を模索したい。その目的はローカル空港の安定経営。仮に新千歳と丘珠が経営を統合した場合、札幌圏の二つの空港が生み出す黒字で、離島などのローカル空港の経営を助けることも可能となってくる。空港という社会資本は施設だけではなくソフト、すなわち斬新な運営も世界中から関心を呼ぶ。新千歳と丘珠が連携してこれまで例を見ないユニークな経営を成功させ、世界のリーディングエアポートを実現できたら、北海道にとって大きな宝となる。鍵を握るのは民間活力と札幌市だ。

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【建設】「サッポロさとらんど」にメガソーラーがやってくる!

札幌市から事業者に選定された土屋HDの“エコ拠点構想”
住宅メーカーが太陽光発電事業に参入

東区の農業交流体験施設「サッポロさとらんど」に隣接する約5ヘクタールの未利用地にメガソーラー施設を誘致するため事業者を公募していた札幌市は、応募した数社の中から住宅メーカーの土屋ホールディングス(本社札幌・土屋昌三社長)を選定。さる8月6日に土地貸付契約が同市と同社との間で締結された。これまで同社は傘下の「土屋ホーム」を主体に太陽光パネルを組み込んだ数多くの住宅を供給してきたが、今後は発電事業者としても歩みを進めることになった形だ。来春に完成予定のメガソーラー施設は、小中学生を対象にした社会見学にも開放する方針で、地球環境を考えるエコ学習の拠点としても活用していくという。メガソーラー事業を担当する土屋HDの大吉智浩専務に事業の狙いや今後の展望を聞いた。

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【話題の人】北海道札幌琴似工業高等学校
定時制養護教諭・ 中村 寛子さんに訊く

「定時制は教育の最後の砦。私は生徒
たちの一番のサポーターでありたい」

北海道札幌琴似工業高等学校(廣瀬覚校長)定時制の生徒たちがコミュニケーション能力を高めようと自主制作映画をこの春完成させた。様々な過去を抱えた生徒たちが役者になりきり、カメラに向かう。その熱意、情熱がハンパじゃないことはスクリーンから痛いほど伝わる。この“奇跡の映画”をプロデュースしたのが「かんこ先生」の愛称で生徒たちに慕われる養護教諭の中村寛子さんだ。保健室で生徒の悩みや相談に応じながら、定時制演劇部顧問として芝居の楽しさも教えている。映画が完成するまでの1年間。かんこ先生と生徒たちのドラマをお伝えしたい。(8月24日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

福島原発事故の根本原因は「原発の存在」だ
ドイツの新聞・雑誌に掲載された日本の脱原発に関する記事 続編

 いま野田政権は当惑・動揺の極みにあるようだ。国民の意見聴取のための選択肢の中に、「2030年」とか、「0%、15%、25~30%」など、まったく根拠のない数字を混入させることで国民の頭を混乱させ、民意をある方向に誘導しようとした“姑息な”手段が裏目に出て、逆に国民の大多数が原発依存率0%を望んでいることがはっきりしてきたからだ。原発ムラ(原発の存在からなんらかの利益を得ている人びとの集団)や経済界の意向を最優先して無理やり大飯原発を再稼働してはみたものの、その正当性は国民からまったく理解されないどころか、すっかり「原発推進派」であることが見抜かれて、次の選挙ではむしろ票を失う要素まで増えてしまっている。
 一方、このような混迷した政治的状況に“呼応”あるいは“便乗”して、「脱原発」を看板に掲げ、近づいた衆議院総選挙で勢力を拡大しようとする政党、特に新党(緑の党、維新の会、国民の…など)の動きも活発である。北海道独立という視点から見ても、このような日本の政治状況には深い関心を持たざるをえないが、それについては次号で論ずることとし、今回は前号に引き続いて「日本の状況をドイツのメディアがどう見ているか」という視点から、その最新情報を紹介することにしたい。日本のメディアとは異なった視点からの分析、批判はきわめて興味深く、また示唆に富んでいると感ずるからである。

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【フォトレポート・トピックス】
●洞爺湖有珠山エリアと登別エリアに期間限定の観光バスが運行
●北海道、残暑の夏を駆け抜けた“ニトリウィーク”
●新道東フレンド整形外科 整形一般と専門の上肢治療に取り組む

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【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(シレナ「三井 まお」)
*人物株価
*シネマ『鍵泥棒のメソッド』 
*シネマ『ハンガー・ゲーム』 
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『第三半球残暑あり』
922円
【緊急対談・後篇】
伊東 秀子(主任弁護人)vs原田 宏二(元道警釧路方面本部長)

「恵庭OL殺人事件の現場」

12年前の3月に起きた「恵庭OL殺人事件」。弁護団による再審請求を間近に控えての緊急対談、その後篇をお届けする。本誌は今回、「嫉妬に狂った女殺人犯」として断罪された大越美奈子受刑者の弁護人を当初から引き受けた伊東秀子弁護士と元道警釧路方面本部長の原田宏二氏に本事件の再検証を依頼、先月号の前篇では多くの疑問が呈示された。2000年初春、現場の凄惨さで全国を震撼させた殺人事件は冤罪だったのか。自白や直接証拠が存在しない中で警察・検察・裁判所が揃って「クロ」と認定した当時の司法判断の危うさとは──。主任弁護人とかつての名指揮官が白熱した議論を展開した3時間、対談はしだいに佳境に入っていく。
 (6月27日、札幌市内で収録。司会=本誌代表 工藤年泰)

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【報道特集】オウム手配犯全員逮捕 その影で

札幌道場、信者増加率No1
宗教団体アレフ 急伸の事情

札幌で、旧オウム真理教の流れを汲む宗教団体「 Aleph 」(アレフ)の信者が急増している。同豊平区の施設(札幌道場)にはかつての教祖・麻原彰晃死刑囚の写真をあしらった祭壇が設けられ、教本などの資料が多数あることがわかっている。ヨガ教室を装った勧誘法で拡大を続ける教団は、何を目指しているのか。前世紀に起きた一連の事件の手配犯が全員逮捕された今、沈黙を守る彼らの影を追ってみる。(小笠原 淳)

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【緊急インタビュー】
「ひかりの輪」代表役員・上祐史浩氏が語る
脱オウム17年の眼に映る社会、そして「アレフ」

「札幌の施設はアレフの最大拠点。
東京から異動した役員もいますよ」

今年6月、地下鉄サリン事件をはじめとする一連の「オウム事件」で特別手配されていた容疑者たちが全員逮捕された。旧オウム真理教の流れを汲む宗教団体アレフが沈黙を守る一方で、かつての教祖との訣別を宣言した元幹部は、事件捜査の節目を機に、各メディアの求めに応じて貴重な証言を繰り返している。ローカルメディアの本誌に対しては、とりわけ北海道内のアレフ会員増に警鐘を鳴らしつつ、「麻原脱却」の真意を説いた。往時の饒舌とは趣きを異にする上祐史浩さん(49)の語りに、耳を傾けてみたい。(聞き手・小笠原淳)

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【もうひとつの「夕張問題」 ③】

村上智彦医師が岩見沢で開院
夕張の医師住宅からは退去か

6月下旬の救急トラブル、市議会で質問集中
無資格看護婦勤務、「市長も引責を」と村上氏

夕張市立診療所の元看護婦による殺人未遂事件(5月9日朝)の“責任”をとり、5月末に同診療所の指定管理者「夕張希望の杜」理事長を辞した村上智彦医師(51)が8月1日、岩見沢市内に新しい医院を開業した。本人のツイッター投稿などによると、今後は同医院を拠点に地域医療に取り組んでいくことになるという。元看護婦の無資格勤務について保健所の調査が終わっていない中での、新たな展開。渦中の医師は今なお精力的に気炎を吐き続けている。但し、インターネットの中でのみ──。(小笠原 淳)

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【原発】札幌発・脱原発の新しい波

呼びかけ人はパンクロッカー
週末の道庁前に「脱原発」の鬨

「今が日本の正念場だぜ」

毎週金曜日の夕方、その光景は定着しつつある。思い思いのプラカードや横断幕を手にした人たちが三三五五集まるのは、札幌市中央区の北海道庁前。退庁する道職員の姿が目立ち始める午後6時ごろ、北4条通りを挟む歩道に沿って東西100m以上の行列ができる。黄昏時のビル街に「再稼働反対」の訴えを響かせる人たちは週を追うごとに増え続け、その層も厚みを増してきた。スタートから1カ月を経た札幌の脱原発抗議行動。呼びかけたのは、ミュージシャンだった。(小笠原 淳)

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【連載 第36回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

(報道陣に対して)開かれた議会
北海道議会──

三権力の1つを握る立法府。かつて小欄では、国会(衆議院)の情報公開――国民に対して厳しく、国会記者会に対して優しい――を報告したことがあるが(第3回=本誌2009年8月号)、地方議会にも似た事情はある。北海道に住む人たちは、自分たちの選んだ議員の仕事ぶりを監視するために「傍聴券」を交付して貰わなければならず、一対一で面会したい時には事前の手続きを求められる。委員会の傍聴に際しては、会議の資料を提供して貰えない時期があった。ところが同じ道民の中に、これらとまったく違う扱いで議会・議員と自由に接することができる人たちがいる。有権者には、どうも2種類あるらしい。(小笠原 淳)

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【シリーズ 発達障害を考える ⑧】

疲れた身体をどうケアしながら
どう生活の折り合いをつけるか

“花咲蜜”さんに見る発達障害のリアル

「最初は『アー、なんだ』みたいな。診断がついて一時は楽になったけどその後は闇」。そう語るのはアスペルガー症候群の32歳の女性だ。“花咲蜜”の名前で女性だけの当事者会を運営。好きなことには熱中するが、体調のコントロールが難しく、すぐにダウンするという──。今年に入ってから、発達障害の講演会などで何度か彼女の姿を見かけた。学者を相手に理路整然と意見を述べ、鋭い質問をぶつける。てっきり専門職の人だと思っていた。そんな彼女が当事者と知り、どうしても話を聞きたくなった。シリーズ8回目は、誤診問題を扱う予定を急遽変更し、蜜さんの語る「発達障害のリアル」を伝えたい。

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【岩見沢市長選展望】

争点なき選挙戦は4人の混戦
当落のカギ握る公明票の行方

次期衆院選で道10区(空知・留萌管内)への立候補を予定し、国政転出を狙う渡辺孝一氏(54)。この渡辺氏が7月23日に市長を辞職したことに伴う岩見沢市長選が9月2日告示、同9日投票の日程で行なわれる。3期途中で辞職した渡辺氏の後を襲って、市長の座を争うのは市役所出身2人、市議1人、元道議1人の計4人。だが「争点らしい争点がなく混戦模様だ。結局、誰が好きか嫌いかというキャラクター選挙になりかねない」(地元事情通)という見方が支配的。市民の関心もいまひとつで盛り上がりに欠け、投票率も低い水準にとどまることが懸念されている。

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇(19)

「また“不渡り農業委員会”は職務放棄か?
告発しないなら市は認めたと解釈するよ」

北海道と札幌市の度重なる指導や処分を受けつつ、「エコ村」と称するアパート群の建設を進めてきた手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)。6月29日には、現地確認に訪れた市宅地課に対して“実力行使”に踏み切り、パトカー4台が出動する騒動を起こしたばかりだが、同氏は変わらず意気軒昂だ。「違法だって言うなら告発すりゃいいだけの話だろ。何か出来ない理由でもあるのかな(笑)」と札幌市を挑発する田中氏の周囲では、行政の“包囲網”が狭められているようだが──。(8月5日現在)

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【経済】前北海道財務局長・中山厚氏に訊く

「地方で出来ることは地方で実施を
北海道の良さを自覚し、生き残れ」

一次産業は土地を集約し高付加価値化を

北海道大学で2年間教鞭を取り、昨年7月から北海道財務局長に就任を務めていた中山厚氏が3年間の北海道生活を終え、霞が関に戻った。過去20年間で年率1%未満という全国的な超低成長が続き、今後もこのトレンドに大きな変化はないと見られる。人口減少が全国を上回るペースで進み、経済のパイが縮む中で北海道の活性化を図るにはどんなグランドデザインが必要なのか。中山前局長は、「地方ができることは地方で実施すべき」と道民に一層の奮起を促す。コンパクトシティと地域内循環マネーによる地域の自律的活性化こそ活路と主張する。北海道を離れるに当たり、中山氏に道民に託す言葉を聞いた。

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【視点】公共交通をどうする?

HAC再生への秘策は、こうだ!

ローカル空路を担う地域航空会社の経営は厳しい。一方、大手航空会社はLCC(格安航空会社)の進出など厳しい競争にさらされ、赤字の補填とセットにでもしない限りローカル空路への進出には及び腰で、安定した路線維持は難しい。それだけにこれらの航空路を担う自治体経営の航空会社がいかに体力を持てるかが決め手となってくる。広い北海道、全国有数の大都市札幌を背景にしたHACは、実は恵まれた環境にあると見る。安定経営の地域航空会社への変身も夢ではない。

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【ニュース】
◆官製ワーキングプアの拡大下で
 道庁の一般職非常勤は“特区”か
──1年の任期も、事実上は65歳定年の「ミニ道職員」

◆今年も道議の政務調査費を“全面公開”
 透明度高まって黒塗りが増える「矛盾」
──「お茶代」に使っても「政務調査費の手引き」がお墨付き

◆エネ政策聴取会・札幌に170人
 道外参加含む11人が意見表明
──運営法に疑義 枝野経産相「結論ありき」否定

◆子供たちが脱原発メッセージ
 「新エネ促進宣言」申し入れへ
──「10年前の促進条例活かして」と、後志の元道議ら

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【教育】

「登校拒否・不登校を考える夏の全国大会」に全国から約400人が参加
大津事件を受け「いじめから
命を守る」アピールも採択

「登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2012in北海道」が7月28、29日にわたり、札幌市南区定山渓のホテルで開かれた。不登校を経験した子供や保護者、教育関係者ら全国から約400人が参加。シンポジウムや講演会を通して不登校の子供の心や学校、家庭のあり方を考えた。また、大会のエンディングでは、大津市であった中学2年男子生徒の自殺問題を受け、「いじめを受けていると思ったら、学校を休んでください」とするアピールも採択された。

■「不登校・家庭でのかかわり方」 心理カウンセラー・内田良子氏の講演から

「子供たちにとって家庭は、いじめから命を守るシェルター。学校を休める子供は幸いです」

去る7月28、29日の2日間にわたり、札幌市南区定山渓で開催された「登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2012 in 北海道」。29日には「不登校・家庭でのかかわり方」をテーマに、心理カウンセラーの内田良子氏による講演会があった。冒頭に内田氏は、昨年10月に大津市の中学2年生が自宅マンションから飛び降り自殺した事件を取り上げ、「毎年夏休み明けには、いじめを訴え命を絶つ子供が後を絶たない」と危機感を示した。何が少年を追い詰めたのか──。内田氏の講演を採録する。

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【アート】野外彫刻は日常とアートの世界をつなぐ地域の財産

「札幌彫刻美術館友の会」と「ハルカヤマ藝術要塞」にみる野外彫刻の周辺

夏のある日、札幌の大通公園を通りかかると、子供たちが歓声を上げながら黒い石の塊から滑り降りてきた。イサム・ノグチ(1904─1988年)の「ブラック・スライド・マントラ」。彫刻であり滑り台でもある。何気なく目にする野外彫刻は、知らないうちに日常とアートの世界をつなぐ。しかし、市内にある野外彫刻の中には、長年の風雨に晒され劣化が進むものも相当数あるという。「札幌彫刻美術館友の会」はこうした野外彫刻の保全・維持に取り組む。活動の原動力は「街なかの美を守り、歴史を刻んだ作品を未来に残したい」という熱い心だ。昨年秋に小樽市春香山の山麓で開催された野外展「ハルカヤマ藝術要塞」とあわせ、野外彫刻をめぐる動きを取材した。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
新規就農をサポートする試み(その3)
余湖農園(恵庭市)の取り組みに学ぶ

花開いた“先駆的な研修システム”
20年で研修生30数人が独立し活躍

農業に関わる仕事に就くことをめざして道内外からやってくる人たちにとって、栽培技術や農村生活の送り方、販売などのノウハウを学ぶことは欠かせない。その受け皿になるのが公的機関や先進農家が実施する研修事業。恵庭市内で大規模な野菜栽培などを手がける「㈲余湖農園」は、20年前から研修生を積極的に受け入れ、これまでに30数人が独立して就農の夢を実現した。法人の構成員になって農園を支える人もいる。最長で3年間、生産や集出荷、販売、加工などの分野で農業の魅力を伝えてきた同農園の研修システムと、巣立った人たちの実践や思いをリポートする。(ルポライター 滝川 康治)

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【医療】社会医療法人社団 カレスサッポロ
時計台記念病院が取り組む「緩和ケア医療」

がん最期のケアではなく、初期からのQOL確保のために

社会医療法人社団 カレスサッポロ(大城辰美理事長)の基幹病院である時計台記念病院(戸島雅彦院長・250床)が緩和ケアの充実を目指し、この7月から「緩和医療学講座in時計台記念病院」を開講。がんの進行度合いにかかわらず早期の段階から患者の心身の苦痛を和らげる緩和ケアの普及啓蒙活動をスタートさせた。緩和ケアはがんに伴う痛みを取り除く終末期だけの医療と思われがちだが、本来は病気の進行に関係なく患者が抱える様々な苦しみを軽減しQOL(生活の質)を向上させるものだ。法人本部がん医療推進室長で講座を企画した児玉佳之医師に取り組みを取材した。

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【話題の人】NPO法人「おたる祝津たなげ会」事務局長・ 渡部 満さんに訊く

「僕は徹底した現場主義。
現場でしか生きていけない人間です」

ニシン番屋を再生し地域の歴史と文化を見直そう──。小樽市祝津にある老朽化した「茨木家中出張(なかでばり)番屋」が、2年前に地域住民らの手により修復された。しかし、ただ修復するだけでは意味がない。建物は人に使われることで命を吹き込まれるのだから。今、番屋は地域のコミュニティ施設、そして観光資源として新たな歴史を刻んでいる。かつてニシン漁で賑わったマチに人が群来(くき)る。それは、いにしえの番屋復活を地域活性化の足掛かりにしようと情熱を傾ける男性の夢でもある。地元のNPO法人「おたる祝津たなげ会」事務局長を務める渡部満さん(58)。今年2月末に36年間勤めた「おたる水族館」を早期退職。“マチヅクリスト”として歩み始めた渡部さんに、地域に生きることの意味を訊いた。(7月11日収録)

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【企業】注目!エア・ウォーターの「ミネラルウォーター事業」

宅配で顧客をつかんだ「AW・ウォーター」
独自の技術と販売網で成長する水ビジネス

来年は北アルプスの天然水もラインアップ

産業ガス業界のリーディングカンパニー、エア・ウォーター(本社大阪市・青木 弘会長)が「AW(エイダブリュウ)・ウォーター」のブランド名で手がけるミネラルウォーター事業が好調だ。2004年に札幌市西区発寒と埼玉県吉川市に生産プラントを建設。北海道、関東圏を中心にウォーターサーバーを個人宅や法人に貸し出し、12リットル入りのボトルを玄関前まで届けるサービスを展開してきた。東日本大震災以降に急増している「安全でおいしい水」への需要に対応するため、昨年7月には香川県坂出市に新たな生産拠点を設けた。さらに今年9月には長野県大町市で第4のプラント建設に着手する計画で、全国展開を視野に入れた取り組みが本格化している。

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

世界から取り残される日本のエネルギー政策
ドイツの新聞・雑誌に掲載された日本の脱原発に関する記事

 いつの間にか“原発推進派”に変節してしまった野田政権によって大飯原発再稼働が決定、実施されたが、それをきっかけに、日本でもやっと反原発、脱原発の立場から、現政権の原発維持路線に対する国民の直接的な抗議行動が始まったようだ。そして、いまメディアが行なうどのアンケートを見ても、国民のほぼ7割が「脱原発」を支持しているように見える。こうした世論の動向を受けて、政府のエネルギー・環境会議は全国各地で「意見聴取会」なるものを開催し始めた。その際、あらかじめ政府は3つの案を作り、そのうちのどれかひとつを支持する立場からの意見を求めると言う。その3案とは、「2030年の時点で、電力生産に占める原発の比率を、(1)0%、(2)15%、(3)20~25%とする」というものだそうだ。
 それにしても、この選択肢の設定がそもそもなぜ必要なのかがさっぱりわからない。しかもその内容は、頭が良いはずの日本の官僚が考えたとはとても思えないほど拙劣なものだ。おまけに、答えを特定の方向に誘導しようとする意図が見え透いている。なによりもまずおかしいのは、勝手に2030年という時点を設定したことである。その根拠はいったいなにか。これは単に無意味であるだけでなく、二つの異なった要素を一つの選択肢の中にセットにすることによって選択者の判断を混乱させるという点で有害でさえある。

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【酒蔵】200年の伝統を誇る、信州安曇野の旨い酒

EH酒造が「酔園」を北海道で販売へ

北アルプス連峰の麓、長野県は信州安曇野にある老舗酒蔵が、地元で長く愛されてきた「酔園」ブランドで北海道に初進出した。その酒蔵とは、製造小売業のパイオニアとして「エクセルヒューマン」ブランドを掲げ、国内外で事業展開するEH㈱(本社・大阪府堺市)のグループ会社である「EH酒造㈱」。同社が北海道での展開を決定した経緯、また「酔園」ブランドの魅力を探る。

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【フォトレポート・トピックス】
●アイケアグループが記念祝賀会を開催!
●“愛犬と一緒に老後を” ファミリードクターズホーム西岡
●新千歳空港ターミナルビルに新施設「大空ミュージアム」がオープン
●エネルギー政策聴取会 in 札幌「結論ありきではありません」
●金曜夜、北海道庁前 脱原発抗議行動に800人
●サッポロビール、サッポロHDが2市2町と「生産地連携協定」
●大盛況! 「泡盛を楽しむ北海道の集い」

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【information】
■シネマ『こびと劇場2』
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【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(デイトナ「かえで」)
*人物株価
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
盛厚三『「挽歌」物語 』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『はつばしょへの招待状』
922円
【緊急対談・前篇】
伊東 秀子(主任弁護人)vs原田 宏二(元道警釧路方面本部長)

「恵庭OL殺人事件は冤罪なのか」

12年前の3月に起きた「恵庭OL殺人事件」。「嫉妬に狂った女殺人犯」として断罪され、懲役16年の身で札幌刑務支所で服役中の大越美奈子受刑者が、この9月にも札幌地裁に再審を請求する運びだ。大越受刑者の弁護人を当初から引き受け、このほど『恵庭OL殺人事件 こうして「犯人」は作られた』(日本評論社)を上梓した伊東秀子弁護士は、燃焼工学の専門家に依頼した新たな鑑定結果を証拠として提出するという。2000年初春、現場の凄惨さで全国を震撼させた殺人事件は冤罪だったのか、それとも──。今回本誌は、伊東弁護士と元道警釧路方面本部長の原田宏二氏の対談を企画し、本事件の再検証を依頼した。自白や直接証拠が存在しない中で警察・検察・裁判所が揃って「クロ」と認定した当時の司法判断に危うさはなかったか──。主任弁護人とかつての名指揮官が白熱した議論を展開した3時間。その前篇をお届けする。
(6月27日、札幌市内で収録。司会=本誌代表 工藤年泰)

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【もうひとつの「夕張問題」】
新体制の市立診療所で、また救急めぐるトラブルか──

本誌直撃に「ぼくは民間人」
夕張・村上医師に問われる責任

前理事長宅での殺人未遂、それを受けての理事交代劇、無資格看護婦雇用問題…。財政破綻した街で地域医療を担ってきた筈の診療所が、この春からどうにも騒がしい。事情説明を求める行政の呼びかけに耳塞ぐ前理事長は、新たに発足したNPO法人の舵取りとなり、かつての職場とは無関係を装っている。所は夕張市。人は村上智彦医師(51)。早早の幕引きをはかる主役の思いに反し、舞台はこれからが本番となる。「村上劇場」第2幕──。(小笠原 淳)

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【シリーズ 発達障害を考える 7】

「アスペルガーだから幸せ。
そう言える人生にしたい」

シリーズ7回目は、アスペルガー症候群の青年を函館市に訪ねた。現在28歳、生まれつき聴覚と視覚が過敏で対人関係が不得手──。発達障害の特性ゆえに辛い少年時代を送り、19歳の時に統合失調症と誤診された過去を持つ。快く取材に応じてくれた青年は、誠実かつ爽やかな人柄で、学生時代に級友と交流が持てなかったことなど微塵も感じさせなかった。誤診を乗り越え、アスペルガーである事実をどのように受け入れていったのか。9年間の足跡を紹介する。

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【報道特集】地域から挙がる債務者の悲痛

伊達信金が交渉を拒絶し
“貸し剥がし”に邁進?

中小企業金融円滑化法(以下円滑化法)の適用で数多くの実績を持つ経営コンサルタント。その申し入れを「非弁行為」だとして門前払いを繰り返している伊達信金(本店伊達市・舘崎雄二理事長)問題の続報だ。地域経済を支えるはずの協同組織の信金が地元企業の円滑化法適用の申請に聞く耳を持たないようでは、地域の疲弊はますます加速するばかりだ。

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【生きるための処方箋】
◆行政によるフリースクール支援の課題

札幌市がフリースクール支援を開始するも
運営実態に合わない内容に改善を求める声

学校生活に馴染めない子や不登校の子供たちの学びの場となるフリースクールを支援するため、札幌市は今年度予算に事業費1600万円を盛り込んだ。しかし、その内容は職員の増員や新たな施設の借り上げなど「新規事業」に対する補助が柱で、財政的に厳しいフリースクールの実情とはかけ離れたものだった。市内にはNPOなどが運営するフリースクールが8団体あるが、実際に補助金申請を行なったのは4団体に留まった。関係者は一歩前進と歓迎する一方で、支援内容の改善を求めている。

◆北海道ひきこもり生活支援ハンドブック

札幌のNPOが高齢ひきこもり者を冊子で支援
当事者の生の声を取材し支援の受け方などを紹介

札幌市内のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)が、高齢化するひきこもり者を支えるため「北海道ひきこもり生活支援ハンドブック」の製作に取り組んでいる。当事者や家族を対象にしたグループインタビューを基に、どのような支援が必要とされているのかを調査分析。福祉サービスや相談機関など社会資源に関する情報を盛り込み、安心して生活し社会参加する手がかりにしてもらう。また、当事者や家族が日々の生活の中で実践する“知恵や工夫”など、暮らしに役立つ情報も掲載する。

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【金融】「道内23信金3月期決算」を読み解く

地方の疲弊で赤字・減益が14金庫!
円滑化法の期限切れで懸念される収益悪化

6月22日に出揃った道内23信用金庫の2012年3月期決算を概観すると、地域経済の疲弊がジワジワ進行していることが分かる。地域の中小企業は、需要拡大が見込めないため設備投資を抑制し借入金を返済する減量経営に向かっており、今年度も資金需要が伸びる要素は少ない。縮小均衡で預金だけがコンスタントに増えていくトレンドに変化はなく、収益の源泉である預金金利と貸出金利の利ざやはますます薄くなる傾向に拍車がかかる。合わせて今年度末で期限が到来する中小企業金融円滑化法に伴い、各信金は貸倒引当金の積み増しに迫られる可能性もあって収益環境は一段と悪化しそうだ。

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【視点】公共交通をどうする?

HACはこうして生き残れ!

大きな赤字を抱えたHAC(北海道エアシステム)の存続問題が道議会を揺るがせている。昨年の奥尻空港でのインシデント(大きな事故にいたる可能性のある事態)がきっかけと言えるが、この事態を待たなくても、わずか3機それも36人乗りの飛行機が頼りでは早晩行き詰まるのは目に見えていた。事業の改善が望めない今の体制では、公的資金の補填による存続か事業終結かの議論が常に浮上する。熊本の天草エアライン、長崎のオリエンタルエアブリッジ。地域航空はどこも厳しい風にさらされている。道産子と北海道の企業がサポートする航空会社になるため、いまHACに何が求められているのか──。

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇(18)

「告発するか謝罪するのか、ここで
ハッキリさせないと帰さないって」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)が、北海道や札幌市から度重なる指導や処分を受けながら建設を進めてきた「エコ村」のアパート群。6棟目の基礎が姿を現した6月29日、同地を舞台に騒動が持ち上がった。パトカー4台が出動する原因を作ったのは例によって田中氏で、「こっちはずっと待たされてジリジリしてんだし、向こうが勝手に来たんだろ。告発するか謝罪するか、ハッキリさせるまでは帰さないよ」と、警官に囲まれても余裕の表情。一体何があったのか──。(7月6日現在)


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【ニュース】
◆九死に一生得た「御前水ゴルフ倶楽部」
 一度蹴られた会社更生法で再生が決定
──東京の「アイランドゴルフ」をスポンサーに

◆新市立小樽病院の度重なる入札中止
 8月下旬に“3度目の正直”は成るか
──工期のずれこみによる損害は約1億2000万円に

◆計画停電、「非常事態」と北電
 株主総会では泊関連質問集中
──節電PR予算は電気代に上乗せ。金額は「開示できない」

◆道政記者クラブ、開放足踏み
 本誌要望に独自見解示さず
──道知事会見での質疑等制限、道の認識に依拠

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【創刊40周年記念特集 後篇】

「北方ジャーナル」  40周年に寄せて
──ジャーナリスト・文化人から

◆「地方誌がある幸せ」東 直己(小説家)
◆「地方から見えてくる真実」猪瀬 直樹(作家、東京都副知事)
◆「よう載せてくれました!」今西 憲之(ジャーナリスト)
◆「ローカルからグローバルへ」岩上 安身(ジャーナリスト、IWJ代表)
◆「北の良心、健在――。」上杉 隆(社団法人自由報道協会代表)
◆「請う、このへんでひと暴れ」大月 隆寛(民俗学者)
◆「間宮林蔵のこと」小谷野 敦(比較文学者、作家)
◆「北海道こそ、最終革命のクニだ!」鈴木 邦男(作家、「一水会」顧問)
◆「「しつこさ」讃」高田 昌幸(ジャーナリスト)
◆「北海道から雑誌業界全体を変えろ」寺澤 有(ジャーナリスト)
◆「「バカ」も続けりゃ強くなる」畠山 理仁(フリーランスライター)
◆「オウム元信者の追跡捜査にみる監視社会」原田 宏二(「市民の目フォーラム北海道」代表)

◆インタビュー
「本当の事を知らせない国だからこそ、事実を伝えて」
漢方医 本間 行彦さん

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【ビール】

福祉協賛 大通ビアガーデン情報
ビールメーカー担当者に聞きました!

ようやく気温が上がってきた。短いながらも、空気が乾いて過ごし易いのが北海道の夏の特長。その夏を謳歌するとなれば、何はなくともまずビール。真夏の屋外でビールを楽しむといえば、第59回となる「さっぽろ夏まつり」のメインイベント、大通公園が国内最大級のビアガーデンに変貌する「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」で決まり。今年もビールメーカーの担当者さんに、主要4会場それぞれの魅力をたっぷり教えていただきましょう!

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【観光】

夏の道内観光特集 家族で楽しむ夏休み

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【医療】札幌心臓血管クリニック(札幌市東区)

心臓血管外科が本格稼働!
循環器内科とともに外科も道内症例数トップへ──

今年3月末に新棟が完成した札幌心臓血管クリニック(札幌市東区)で、心臓や血管にかかわる病気のすべてに対応できる体制が本格的にスタートしている。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
10年間の連載を振り返って

ペンで都市部と農業・農村の架け橋に
生態系や自然が保全されてこその未来

70年代の「北方ジャーナル事件」もあって良い印象を持っていなかった本誌に、ふとしたきっかけで執筆するようになって長い歳月が流れた。このシリーズを始めてちょうど10年、毎回400字詰め原稿用紙にして10数枚の記事を書き続け、気がつけば単行本にして5、6冊に相当するほどの分量になっただろうか──。主要な読者である都市部の人たちが農業・農村の実情を理解するための素材を提供し、双方の架け橋になれれば、とあらためて思う。長期連載の経緯やTPP、環境保全型農業、家畜福祉、地産地消、農業の担い手づくりなどを論じつつ、この10年を振り返ってみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【医療】医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院

悪性腫瘍などを狙い撃ち!
齋藤博哉Dr.が取り組む驚異の「IVR治療」

医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(清水洋三院長・325床)がこの春、CTなどによる画像診断を病気の治療に応用した「画像・IVRセンター」を開設した。IVRとは「インターベンショナルラジオロジー」の略で、画像で体内の状態をリアルタイムに観察しながら皮膚の上から直接針やカテーテルを挿入して病巣部の治療を行なうもの。外科手術に比べ身体への負担が少ないことから、がん治療を支える新たな柱として期待されている。また、近年、広がりつつある骨セメント療法もIVRの治療法の1つで、がんの骨転移に伴う痛みの軽減や骨粗しょう症による圧迫骨折の治療で成果を上げている。札幌東徳洲会病院で陣頭指揮を執る齋藤博哉センター長にIVR治療の現状と今後の可能性を取材した。

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【話題の人】夕張「ユーパロの湯」再開に奔走する
フランス料理人・ 増川 博美さんに訊く

「夕張を活気づけるために何かしたい。
そんな思いを抱いてやってきました」

かつて道内有数の炭鉱都市として栄えた夕張──。町の未来を託した観光ビジネスにも失敗し、財政再建団体に転落した同市に3年前、札幌から1人のフランス料理人が移り住んだ。パリ仕込みの腕を生かし、夕張特産の農産物をお洒落なフレンチに仕立て、加工食品の開発も手がける。“夕張の助っ人”を自認するシェフの名は増川博美さん(42)。市が手放した大正期の歴史的建造物を転用した観光施設「夕張鹿鳴館」のゼネラルマネジャー兼総料理長である。今、その増川さんが取り組んでいるのが営業休止中の日帰り温泉施設「ユーパロの湯」の再開だ。5月下旬に同施設の指定管理者に選定された一般財団法人「北海道・夕張倶楽部」(札幌)の副理事長として現場の指揮をとる増川さんに、夕張再生にかける想いを訊いた。(6月18日収録)

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【お盆特集】いま、仏壇選びを考える

“供養の心の拠り所”として──

年に一度、先祖など故人の霊を迎えるお盆は日本人の生活に根付いた風習のひとつ。来し方行く末を思い敬虔な気持ちで仏壇やお墓に向き合うことで、ごく自然に故人を敬う気持ちが生まれてくる。しかし、世代間のコミュニケーションや近所付き合いが少なくなってきたことから、お盆をどう迎えたら良いのか、あるいは仏壇や仏具をどう選んだら良いのか悩んでいる人も少なくない。そこで、仏壇・仏具・墓石販売を手がけているあいプラングループの誠心堂札幌店のマネージャー、大沢一公さんにお盆の迎え方や間違いのない仏壇、仏具選びについて聞いてみた。

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

民主党政権に別れの挨拶を!
いま「脱原発」に最も消極的なのは民主党政権だ!

「大いなる失望!」。現在の民主党政権と日本の国政全体に向かって投げかける言葉として、いまこれほど適切な表現はないだろう。長年続いた自民党政権からの脱皮を目指し、また新たな国づくりへの(私も含めて)国民の大きな期待を背にして登場した民主党政権であったが、その期待は完全に裏切られ、おまけに党は分裂して、いまやほとんど末期的症状を呈している。

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【フォトレポート・トピックス】
●札幌徳洲会病院が7月1日移転オープン
●7月19日に「泡盛を楽しむ 北海道の集い」
●札幌市とサッポロビールが新プロジェクトを始動!

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【information】
■シネマ『おおかみこどもの雨と雪』
■シネマ『the Lady 引き裂かれた愛』
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【連載コラムなど】
*暑中見舞い名刺広告
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(プラチナ「永遠」)
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
中川右介『昭和45年11月25日』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『今日の獲物』
922円
【もうひとつの「夕張問題」】
村上智彦医師は、何と闘ったのか

地域医療の旗手が
夕張に遺したものは

5月23日、夕張市立診療所の指定管理者・医療法人財団夕張希望の杜の理事長を務めていた村上智彦医師(51)が、同職の辞任を決めた。同9日に起きた事件――診療所に勤務していた看護婦(46)が殺人未遂の容疑で逮捕されたことの「管理責任」をとるという。巨額の負債を抱えた市立病院の再建に着手してから5年強、地域医療の担い手は夕張に何を遺したのか。あるいは、遺さなかったのか――。(小笠原 淳)

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【連載・第35回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

記者クラブとともに歩み続ける役所――北海道庁

前回小欄から報告している北海道庁の“記者クラブ施政”。各振興局(支庁)に設けられた記者室に続き、2回目の本稿では札幌市中央区の本庁舎に眼を向けてみる。道政の拠点には道内最大と思しい広大な記者室があり、知事会見や報道発表などに際しては記者クラブのみが持つ特権が1つならずある。大手メディアが参加する日本新聞協会が、記者会見にクラブ以外の参加も認めるよう、また記者室を広く開放するよう改めて呼びかけてから、6年強。少なくともこの北海道には、まだその呼びかけが届いていないらしい。(小笠原 淳)

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【金融】本道観光業界の地殻変動を演出した金融業界

メーンバンクが仕掛けたカラ
カミと萬世閣の再建スキーム

“腕力の道銀”と“熟柿の北洋銀”の差とは──

道内観光業界に長年君臨してきたホテル経営の「カラカミ観光」と「萬世閣」が、それぞれようやく再建に向けたスタート台に立った。団体旅行から個人旅行の流れへの対応が遅れていたところへ昨年の震災ショックが重なり、両社とも再建は待ったなしの状況に追い込まれていた。再建を主導したのはカラカミ観光が北海道銀行、萬世閣が北洋銀行である。それぞれの再建スキームには2行の特長が色濃く反映されている。それらを端的に表現すれば、「腕力」の道銀、「熟柿」の北洋ということになりそうだ。本道観光業界の地殻変動を演出した金融機関の動きを探った。

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【報道特集】中小企業の命脈、金融円滑化法の“裏側”

伊達信金が金融円滑化法
を無視して貸し剥がし?

地域を守るどころか疲弊を加速させる対応

本年3月号で既報した中小企業金融円滑化法(以下円滑化法)がらみの続報である。円滑化法は、経済不況の煽りを受けて苦しむ中小零細企業にとって再生に向けた最後の頼みの綱と言える。また企業再生だけではなく、地域の雇用を守る社会的な意義も大きい。それだけに地域を基盤に金融事業を行なう信用金庫の円滑化法対応は、債務者に寄り添った“借り手目線”での丁寧な対応が求められる。ところが、西胆振地域を営業地盤とする伊達信金(本店伊達市・舘崎雄二理事長)は、貸し手側の論理で直情径行な債務者への対応を繰り返し、地域を守るどころか地元企業の疲弊を加速するような対応が際立っている。

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【生活保護】札幌市の就労ボランティア体験事業とは

ボランティア体験で前向きに生きる

膨らむ保護費に悩む札幌市が
打ち出した自立支援プログラム

「最後のセーフティネット」とされる生活保護の受給者が全国200万人を超す中で、働く能力があっても職に就けずに保護を受けるケースが急増している。雇用情勢の厳しさもあり、いったん生活保護を受給すると抜け出すのは容易ではない。仕事の見つからない受給者の自立支援をどうするか──。全国の政令指定都市で保護率(人口1000人当たりの生活保護受給者)が大阪市に次いで2番目に多い札幌市は、昨年度から“ボランティアから就労へ”と段階的に自立を促す自立支援プログラム「就労ボランティア体験事業」を厚別区で試行。今年度には実施地域を豊平区と白石区にも広げるなど、受給者の「社会的居場所づくり」に取り組んでいる。

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【連載】
札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡
──農地違法転用篇 (17)

「資産運用を妨害する暇があるなら、
告発するか謝罪するか選べってな」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が、北海道や札幌市から度重なる指導や処分を受けながら建設を進めてきた「エコ村」のアパート群が、「エコ ヴィレッジ」というモダンな名称で入居者募集を開始した。「不渡り役人の教育施設になるように、いいものを道楽半分でつくったから、すぐ入居者は埋まるんじゃないか」と笑顔で語っていた田中氏だが、道が仲介業者に接触し募集広告の掲載が中止されたと知るや、「こんなの財産権の侵害だろ。だいたい、聴いたこともない宅地指導課とかが何で突然出て来るんだ?」と口調は一変。「さすがの俺もカチンと来たな。『田中は怒り心頭に発してる』ってことにしといて(笑)」と語るが──。 (6月7日現在)

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【ニュース】
◆札幌市議に支給された政調費3億円
 全面公開4年目でも“懲りない”使途
──身内に家賃、お茶代やコーヒー豆代などの領収書も続々

◆新市立小樽病院の本体工事入札は
 参加業者の辞退で2度目も中止に
──予定価格の吊り上げを狙った“企み”との憶測も

◆星槎国際高校を運営する国際学園が
 札幌市の旧もみじ台小跡地を取得
──来春の本格移転を前に9月から一部授業をスタート

◆電力逼迫「泊再稼動へ」と北電
 苫東4号は150日点検入り
──8月供給力485万kWに。水力は大幅減?

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【創刊40周年記念特集 前篇】

「声なき声」の代弁者として
 ──誰の、何のための地域メディアか

【祝辞】創刊40周年に当たり 北海道知事 高橋 はるみ氏

【祝辞】忘れられない「北方ジャーナル事件」 札幌市長 上田 文雄氏

【提言】「雑誌の役割り」 クロスメディア・ホールディングス
代表取締役社長 楠本 幹夫氏

【提言】「今こそ安易な流れに迎合しない姿勢と視点を」 キャリアバンク社長 佐藤良雄氏

【特別寄稿】北海道独立と地域ジャーナリズム 白井 暢明

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【シリーズ 発達障害を考える(6)】

「心を鬼にして息子をグループホームに。
期待しないが望みだけは捨てたくない」

発達障害は子供だけの問題ではない。近年クローズアップされているのが、学業成績は優秀だが仕事ができない、人とコミュニケーションが取れないなどを特徴とする「大人の発達障害」だ。発達障害について社会の認識が高まってきたのはここ20年ほどで、現在の30~40代は子供の頃に発達障害があっても見過ごされてきた世代と言える。シリーズ6回目では、40代の発達障害の長男を持つ父親を取材した。この長男は20年近くひきこもり、5年前にアスペルガー症候群と診断された。一度も働いたことのない息子の将来のために、家族が決断した苦渋の選択とは──。父親が胸の内を赤裸々に語った。

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
新規就農をサポートする試み(その2)
放牧酪農の推進は人材育成から
──中標津と足寄の取り組み──

「人が人を呼ぶ」好循環。低い初期
投資で酪農を始められる支援政策を

長年にわたる牧場経営に終止符を打ち、リタイアしていく酪農家が相次ぐ一方で、非農家出身の若者たちの間に放牧酪農を志す静かな動きが広がる。だが、営農を始めるときの初期投資額は数千万円に上ることもあり、就農の夢をあきらめる人も多い。そんななか、中標津町の三友牧場では2年前から農業の経験や技術を次の世代に伝えていく私塾を始めた。「放牧酪農推進のまち」を宣言した足寄町では、酪農家と行政などがタッグを組んで就農希望者を支援する体制をつくり、毎年1~2戸の新規参入を実現してきた。現地を訪ね、これまでの経緯や現状、課題などを聞いた。

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【話題の人】赤井川村の漬物名人・ 新見 愛子さんに訊く

「私の漬物は家庭の味。
主婦は添加物を使わずに
美味しい漬物を作ります」

四方をグルリと山に囲まれた後志管内赤井川村は、「カルデラの里」と呼ばれる風光明媚な土地だ。澄みわたった風が通り抜ける村の中心部に、「赤井川おつけもの食堂」がある。開店して11年目。地元や道産野菜を使った無添加漬物を主菜にした定食が口コミで評判を呼び、週末ともなれば道内各地からたくさんの人がマイカーで立ち寄る。今では村の“観光資源”となった漬物を作るのは、北海道が認定する漬物名人・新見愛子さん(69)だ。ナガイモの醤油漬け、タマネギのハスカップ漬け、スイートコーンのピクルス、間引きしたメロンの味噌漬けなど、野菜本来の味わいと確かな歯ごたえを残した創作漬物は、シンプルなのに食べるとなぜか豊かな気持ちになるから不思議だ。新見さんの漬物作りの原点とは何か。それを知るべく新緑の赤井川村を訪ねた。(5月13日収録)

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【夏のボーナス特集】資産運用は“ここ”がポイント!

殖やすより「減らさないこと」が要諦
団塊世代のマネープランをチェック!

ボーナス時期を迎えてお金のやり繰りや資産運用を考える機会が多くなるこの季節、超低金利で定期預金だけではなかなかお金が殖えない時代にどのような運用を心掛ければ良いのだろうか。退職金を受け取った団塊世代も、老後の生活のために資産運用をもう一度考え直す人もいるだろう。そこで、日頃からセミナーや講演を通しマネープランの啓蒙を図っているファイナンシャルプランナーの須藤 臣さんに、資産運用の注意点などを分かりやすく解説してもらった。

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【フォトレポート・トピックス】
●3年目の「Qちゃんファーム」種まき祭を開催!
●「泡盛 de ナイト」 首里最古の蔵元・瑞穂酒造に酔った!
●被災した浜中の水産会社、復興ファンドで再建へ

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●村上 智彦 ●野田 佳彦 ●神田 隆夫
●中田 翔 ●伊丸岡 秀蔵 ●浜野 浩二
●香川 曉子 ●工藤 和男 ●橋本 勝三郎
●中松 義治 ●白鳳
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【information】
■シネマ『アメイジング・スパイダーマン』
■シネマ『愛と誠』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(デイトナ「かえで」)
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
中村彰彦『烈士と呼ばれる男』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『港も空も2012』
922円
【迷走取材ドキュメント】震災瓦礫「広域処理」の行方 ②

「広域処理」への素朴な疑問
──結局、本誌はよく分からない

「自分たちに直接関わる部分はともかく、処理全体の枠組みを理解している人は少ないのでは。また、そこまで知る必要もないですし」。道内の某自治体の廃棄物担当部署を訪ね、東日本大震災で発生した震災瓦礫(災害廃棄物)「広域処理」の枠組みについてレクチャーしてほしい、もしくは詳しい人を紹介してもらいたいと頼んだところ、冒頭のような回答が返ってきた。国が必要な処理費用を全面的に支援することを表明した上で全国の自治体に震災瓦礫の受け入れを要請し、また3月中に大手メディアが実施した世論調査では受け入れ賛成派が多数を占めるにも関わらず、なぜ広域処理は広がりに勢いを欠くのか。その前に、そもそも広域処理とはどのような仕組みなのか──。(副編集長 打田 尚志)

【インタビュー】
“瓦礫受入れ”首長が激白!
「我がマチの本音」 稚内・苫小牧・江別
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【連載・第34回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

北海道庁――家賃無料の部屋280坪を持つ役所

北海道で最も大きな記者室を持つお役所は、言うまでもなく北海道庁だ。行政や議会を監視する役割を持つ報道機関に、道庁は気前よく家賃(使用料)が発生しない部屋を用立て、一般の道民には縁のない特別なサービスを提供し続けている。しかもこの部屋、1箇所に留まらない。道内各地で15室、計933・74㎡(約282坪)が、特定の民間企業と特殊法人に無料開放中なのだ。北海道の“記者クラブ施政”検証第1弾。各振興局(支庁)の記者室にスポットを当ててみる。(小笠原 淳)

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【緊急インタビュー】
『福島原発の真実 最高幹部の独白』を発表したジャーナリスト 今西 憲之さん

「大本営発表と 全然ちゃうやん!」
原形留めぬ鉄骨、ビニールのパイプ、雨ざらしの使用済み燃料プール…

3月下旬、衝撃的な著作が世に出た。震災後の福島第1原発を訪ね、敷地内に足を踏み入れて事故の傷痕を目の当たりにした今西憲之さん(46)は、その本『福島原発の真実 最高幹部の独白』(朝日新聞出版)の中でこう述べている。「だまされた」――。政府・東電がそれまで発表してきた“事実”は、その「真実」と大きく隔たっていた。自らの眼と耳で唯一無二の記録を残したジャーナリストに、収束に向かっている筈の現場の惨状について訊いてみた。(聞き手・小笠原淳)

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【報道特集】占冠村が「ニニウ自然の国」をめぐり迷走 ②

占冠村と前指定管理者の対立で
キャンプ場の再開は一体いつ?

野趣あふれるキャンプ場などがアウトドア派の人気を集めていた占冠村の「ニニウ自然の国」。道東道の建設工事により平成18年から閉鎖されていた施設群は、昨年10月末の「占冠IC─夕張IC」間の開通後も再開のメドが立っていない。本来は昨シーズンからキャンプ場部分はオープンする運びだったが、事情を探ると占冠村と指定管理者の“見解の不一致”のほか、ここ5年ほどで指定管理者側に生じた“村への不信感”が原因となり今に至るようだ。同村は3月28日に「指定管理者の取り消しに関わる聴聞」を実施し、同月30日付けで指定の取り消しに踏み切った。だが、ニニウ自然の国の“雪解け”は、まだ遠そうな気配だ。(5月4日現在)

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【流通】迫る全国首位! アークスが盛岡のジョイスを経営統合

“覇権なき拡大”を進める横山社長の「反骨戦略」
「27%戦略」で加速する統合スピード

食品スーパー全国2番手のアークス(本社札幌・横山清社長)が東北への南下作戦をスピードアップしている。昨年10月にユニバース(青森県八戸市・三浦紘一社長)を経営統合してからわずか半年あまり、今度は岩手県盛岡市に本社を置くジョイス(小苅米秀樹社長)との経営統合を発表した。アークスの拡大スピードは今後もますます早まることになるだろう。最大手ライフコーポレーション(同・大阪市、岩崎高治社長)との連携も囁かれる中、アークスを率いる横山清社長は次にどんな手を繰り出してくるのだろうか。

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【ゴルフ倶楽部再建問題】袋小路に陥った御前水ゴルフ倶楽部

「守る会」の会社更生法申請も棄却され、破産が目前
「第3の道」で蔦森一族と会員団体は歩み寄れるか

既報してきた御前水ゴルフ倶楽部の再建問題が大きな岐路に差し掛かっている。美々リゾート開発(本社苫小牧・蔦森清克社長)の民事再生計画案を債権者集会で否決した「御前水ゴルフ倶楽部会員の権利を守る会」(松岡修也代表・以下守る会)の有志らは、新たな再建策として会社更生法を申請。だがこれも札幌地裁に棄却されたため今後の道筋が見えなくなってしまったのだ。「守る会」側はこの棄却決定に異議を申し立てているが見通しは厳しい。袋小路に陥った感がある御前水ゴルフ倶楽部の再建問題──。果たして蔦森一族と会員ら関係者は打開策を見出せるのか。

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【金融人事】道内信用金庫トップ交代の光と影

着服事件で交代の「北海信金」
「札信金」はツートップ体制へ

トップ交代には様々な理由がある。守るため、攻めるため、そして不祥事ゆえ…。地域経済を支える信用金庫と地元住民とは、お互いの顔が見える濃い関係だ。それだけに地元金融機関のトップ人事の反響は大きい。4月から北海信用金庫、札幌信用金庫それぞれの理事長が交代したが、「お家の事情」は全く異なる。それぞれの理由を探り、上部団体を含めて“道内信金人事”を俯瞰してみた。

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (16)

「エコ村に7、8棟建てたら、次は
メディカル付き高齢者福祉村だな」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が、道や札幌市から度重なる指導や処分を受けながら建設を進めてきた「エコ村」のアパートが、いよいよ入居者募集を開始することになった。エコ村の敷地内では、ほぼ完成した3棟に続き2棟のアパートを建設中。そうしたなか、エコ村への水道の布設をめぐり、またもや田中氏を熱くさせる出来事が発生した。「こうなりゃ、建売住宅だろうがマンションだろうが何でもアリだな。そこまでやっても告発できないって言うなら、札幌市は過去を謝罪に来るしかないだろ」と話す田中氏は、「今年中に7、8棟を完成させたら、次は新たな計画に取り掛かるよ」と豪語する。(5月7日現在)

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【ニュース】
◆「みんなの党」渡辺喜美代表が札幌で
 怪気炎。「半分の選挙区で候補擁立」
──講演では消費増税や民主と自民の談合政治をバッサリ

◆「談合疑惑で入札延期」先行き不
 安高まる市立小樽病院の新築問題
──問われる赤字脱却と公立ならではの医療内容

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【教育】シリーズ 発達障害を考える ⑤

早期発見・早期支援で2次障害を防ぐ
必要なのは成長を見守る「斜めの関係」

2005年4月に発達障害者支援法が施行されて7年。特別支援教育の整備が進み関連書籍が数多く出回るなど、発達障害への関心は以前よりも高まってきた。しかし、肢体不自由のように目に見える障害ではないため、それが障害か個性なのかの線引きが難しい。周囲の理解が中途半端であるために、誤解や偏見を持たれることも少なくない。発達障害という言葉だけが独り歩きし、なぜ肝心の認知が進まないのか。早期発見・早期支援が必要な理由は何か、支援者らを取材し探った。

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【高齢社会】「学び合い、支え合う」──デジタルシニアたちの活躍

ITネットワークで築くコミュニティ
シニアネット「人生90年時代」への挑戦

かつては“情報弱者”と言われたシニア世代が、パソコンやインターネットといったIT(情報技術)を活用しながら情報交換や仲間づくり、ボランティアなど、地域を超えた新しい形のコミュニティを構築している。2001年に発足したNPO法人「札幌シニアネット(SSN)」(神野尚文理事長)の活動がそれだ。同会から独立したシニアネットが新たに情報と人の輪を作るなど、ネットワークの広がりは従来の町内会や老人クラブ活動とは別次元のものとなっている。社会貢献だけでなく、消費拡大にも一役買っているという“デジタルシニア”──。「人生90年」と言われるジェロントロジー(老年学)の時代を先取りするシニアネットのリーダーたちを取材した。

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
新規就農をサポートする試み(その1)
美深町「R&Rおんねない」の挑戦

離農予定者が“受け皿組織”をつくり
若手就農者が地域に新風を吹き込む

北海道農業の担い手不足が言われて久しい。この20年間で農家戸数は半減し、今後も減少が確実視される一方で、非農家出身者の間に“農的志向”が静かに広がる。牧場風景に憧れ、広い草地で牛を飼う酪農家の暮らしに夢をいだくものの、農地の購入や技術の習得、資金の確保などのハードルは高く、実際の就農に結びつかないことも多い。そんななか道北の美深町では、みずからの経営譲渡を決意した離農予定農家が新規参入者の受け入れ組織をつくり、成果を上げている。「R&Rおんねない」の関係者を訪ね、10年近い活動の経緯や就農した人たちの思いなどを聞いた。

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【ひきこもり】「仲間と一緒に心と身体、そして対人関係のスキルを磨いて欲しい」

NPO法人「楽しいモグラクラブ」が就労支援事業所をオープン
ケーキ作りやパソコン作業、接客などを通じ就労を後押し

不登校やひきこもり、発達障害の若者を支援するNPO法人「楽しいモグラクラブ」(札幌市北区・平田真弓理事長)が、運営するコミュニティカフェの一部を利用し4月1日から就労支援事業所をオープンした。一般就労に困難を抱える若者を対象にしたもので、ケーキの製造やパソコン作業、接客などを通じ、仲間づくりや仕事への自信を付けてもらうのが狙いだ。

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【インタビュー】
北海道の真の経済構造改革に向け
石井頭取が新たに描く処方箋とは

「ポイントはコンサル機能と
起業支援の独自戦略ファンド」

副頭取だった石井純二氏が、4月1日から新しい北洋銀行の顔になった。4代・41年にわたって続いた日銀出身頭取からバトンを受け継いだ道産子頭取の誕生は「変わる北洋銀」を象徴しているかのようだ。常務や副頭取時代に営業を統括してきた石井氏は、北海道経済の置かれている状況を誰より肌で知っていると言われる。道内トップバンクの新リーダーは、低迷する北海道経済とどう向き合い、どのように成長させようとしているのか──。就任から1カ月経った5月1日、石井頭取と向き合い、胸に秘めた戦略を訊いた。

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【医療】
注目を集める禎心会病院脳卒中センターが4月2日にオープン!
スーパーDr.上山博康が愛弟子とタッグを組んだ“治療と教育拠点”

我が国の脳神経外科医療に一石を投ずる試みが札幌の地で始まった。禎心会病院(東区・142床)に4月2日、オープンした「禎心会病院脳卒中センター」(以下脳卒中センター)と同センター内に開講された「上山博康脳神経外科塾」(以下上山塾)がそれだ。全国を奔走しながら顕微鏡下で巨大な脳動脈瘤手術に挑み、マスコミにも数多く取り上げられているスーパードクター、上山博康氏(63)。その上山医師が愛弟子の谷川緑野医師(50・前網走脳神経外科・リハビリテーション病院院長)とタッグを組み、世界最高レベルの脳外科治療を提供すると同時に、自身の持つ技術のすべてを後進に伝授しようという取り組みである。その上山医師と谷川医師が本誌の取材に応じ、今回のプロジェクトの全貌と狙いを熱く語った──。(4月19日収録)

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【紀行】くつした企画・黒田 拓の台湾迷走取材紀行(後篇)

三角獣?謎の生物を食らう
──超える文化、超えない民俗性

本誌連載「はるばるヒーロー」でお馴染みのくつした企画・黒田拓さんが2月下旬、地元文化の取材のため台湾に飛んだ。先住民族が住まう山奥、その村々で黒田さんが見たものは…。意外や意外、北海道との接点があったりなかったりしたのだった。軽妙なタッチで綴る抱腹絶倒の台湾迷走取材紀行。その後篇をお届けする。

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【教育】教育現場に広がる当事者研究

「苦労でつながろう」
当事者研究を地域に広めたい
──教師と高校生の取り組み

浦河町にある精神障害者などのコミュニティ「べてるの家」で始まった「当事者研究」。これを部活動として続ける教師や生徒たちの取り組みが地域に広がっている。道立小樽商業高校定時制の「誤作動部」の呼び掛けで、3月上旬に小樽当事者研究会「たるとの会」が発足。高校生や教師、親らが当事者研究を通じ地域のつながりを回復しようと動き始めた。

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【話題の人】野生動物や大地の“物語”を描く自然画家・ 増田 寿志さんに訊く

「大自然の中で人間は小さく弱い存在。
それを認めた時に初めて、他者への
共感が生まれてくるのではないか」

北海道やアラスカなど、北方圏に生息する野生動物たちの生態を、緻密なペン画で表現する自然画家・増田寿志さん。同氏の「エゾフクロウ」を初めて見た時の驚きは今も鮮明だ。人の手で描かれたとは思えないほどのリアルさと圧倒的な存在感──。野生動物の躍動感と煌めく生命力を写真以上に正確に捉えた1枚の絵は、手を伸ばせば柔らかな羽毛の感触や温もりが伝わってくるようだった。野生動物を包む風景の広がりや風の微かなざわめき、そして水の音。北の大地で紡がれる小さな“物語”を丁寧に描き出す画家の温かな眼差しは、祈りにも似た慈愛に満ちている。札幌市内のアトリエに増田さんを訪ね、創作活動や大地への想いを訊いた。(4月25日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論
対談篇 夕張市長 鈴木直道 氏(第2回)

財政再生中の夕張から学ぶ
「本当の自治」の大きなヒント

かつて炭鉱城下町として栄え、最盛期には11万人もの人口を擁した夕張市。2007年の後藤健二市長(当時)による財政再建団体入りの表明で“自治の喪失”と“地域の崩壊”に直面することとなった旧炭鉱町は、全国一若い市長・鈴木直道氏(31)のリーダーシップの下で、地域再生に向けどのような絵を描くのか。長年に亘り「北海道独立」を説く白井暢明氏は、その夕張出身。自治とは何か、国と自治体との関係はどうあるべきか──。2世代近く歳の離れた2氏による対談の後編は、莫大な債務解消のロードマップを皮切りに、地下資源を活用した経済活性化策、夕張独自の文化づくりなど多岐に亘った。
(3月28日収録)

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【フォトレポート・トピックス】
●中村記念病院が手術室エリアにCTを導入!
●南イタリアの風に乗りオープン! 老健施設「フォーシーズン山鼻」
●札幌駅前皮膚科クリニックがアリオ札幌に移転オープン!
●「全原停止」――原子力の灯は消え、1万本の街灯が残った
●旧青山別邸 創建90周年! 佐藤美智夫オーナー「小樽の至宝を守る」
●あったかい道プレゼンツ「第1回 芋ジン会」 for 相馬藩

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●川合 克彦 ●小沢 正明 ●大見 英明
●薩 一夫  ●斉藤 武一 ●稲葉 篤紀
●松山 千春 ●橋下 徹  ●小沢 一郎
●村山 富市 ●渡辺 喜美
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【information】
■シネマ『ダーク・シャドウ』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(エムズ・キッス「さな」)
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
村上建夫『君たちには分からない』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『柳の街角』
922円
【緊急インタビュー】元北電職員が実名激白

「原発ゼロでも電気は足りる。
泊停止を機に自然エネ転換を」

震災から1年を経た今年3月11日、旭川市内で開かれたイベントで、元北電職員が一般市民120人を前に口を開いた。「原子力発電所が停まっても、電気は賄えるんです」。在職中から反原発の立場を公にし、今もその姿勢を貫く水島能裕さん(65)。福島第一事故後はいっそうその思いが強まった。これを機に自然エネルギーへ舵を切らないと、日本は大変なことになってしまう――。電力供給不足を盾に再稼動を唱える原発推進派に、職歴35年の元当事者が顔と名前を晒して反論する。(聞き手・小笠原 淳)

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【報道特集】震災瓦礫「広域処理」の行方

分かち合う「痛み」とは何か
──災害廃棄物受け入れに揺れる自治体

昨年の震災で大量に発生した瓦礫の処理をめぐり、全国の自治体が揺れている。本道では、かねてから瓦礫受け入れに前向きな高橋はるみ知事に対し、政令市札幌の上田文雄市長が一貫して慎重な姿勢を崩していない。そんな中、道南・北斗市の民間業者による処理事業が次第に現実味を帯びてきた。拡がるのが「絆」だけならば、もとより巷が騒がしくなろうこともないのだが…。(小笠原 淳)

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【震災と原発】
ノンフィクション作家・佐野眞一氏が「3・11」イベントで講演

「メルトダウンしている
のは、この国の中核だ」

東日本大震災から丸1年を迎えた3月11日、札幌市民ホールで「3・11メモリアルコンサート&報告会・講演会」が開催された。東日本大震災支援市民ネットワーク・札幌「むすびば」と泊原発の廃炉をめざす会の主催。この催しでノンフィクション作家の佐野眞一氏が1時間にわたって講演した。東日本大震災後に現地に入り、ルポ『津波と原発』を上梓した佐野氏は、「メルトダウンしているのは我が国の中枢だ」と指摘し、国民一人ひとりが「3・11」に向き合い、この出来事を反芻し続けていく必要性を説いた。取材力と観察眼が真骨頂の佐野氏の目に、東日本大震災はどう映ったのか──。

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【報道特集】
「村は不誠実」──激しい指弾を受ける元凶は前村長?

占冠村と「ニニウ自然の国」の
指定管理者が公開聴聞会で対立

北海道のほぼ中央に位置する占冠村(中村博村長)は、面積の90%以上を森林が占める人口1100人余りの小さなマチ。昭和58年のトマムリゾート開業を機に主要産業は林業から観光業へと移行し、平成21年の道東道「占冠IC─トマムIC」間の開通以来は十勝圏への入口として栄え、昨年10月末の「占冠IC─夕張IC」間の開通後は、札幌圏と十勝圏、上川圏を結ぶ交通の要衝となった。今こそ観光の底上げを──という時に、冷や水を浴びせる事態が発生した。野趣あふれるキャンプ場などがアウトドア派から人気だった「ニニウ自然の国」をめぐり、その一部の指定管理者と所有者である村役場が全面対立の様相を呈しているのだ。一体何があったのか──。(4月9日現在)

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【連載 第33回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

知られざる取材拠点
札幌圏“民営”記者クラブ一挙紹介

小欄第26回(本誌昨年8月号)以降、本文中にたびたび登場した北海道経済記者クラブ。道内の主要企業や経済団体などを取材する記者たちの活動拠点だ。お役所の記者クラブとは異なり、こうした“民営”記者クラブが話題に上る機会は少ない。札幌圏に複数あった業種別の記者クラブも近年少しずつ減り続け、現存する記者室も決して利用者が多いとは言えなくなっている。加えて、情報を発信する企業側が記者クラブ以外のツールに重きを置き始めている動きも。過渡期にある記者クラブの周辺を歩いてみた。(小笠原 淳)

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【消費税増税】

「消費税のアップをあなたはどう思う?」

野田佳彦首相が今国会での成立に政治生命をかけるとする消費増税法案が3月末に国会に提出され、5月の大型連休明けから国会での法案審議が始まる見通しとなっている。だが、そのタイミングや政策の優先順位をめぐっては国民からの「マニフェスト破り」という指摘のほか、与党からも反対の声が噴出。民主党では小沢一郎元代表に近いグループとの決定的な亀裂を孕み、国民新党では法案に反対した亀井静香代表が離党に追い込まれるなど、政局は一気に流動化する気配を見せている。消費税はこれからどうするべきなのか。そして増税は地域や経済にどのような影響をもたらすのか──。今回の特集では、道内の識者や経済界関係者3名を直撃してそれぞれの見解を訊いた。
「消費増税、あなたはどう思いますか?」

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【ニュース】
◆検察庁が“上司の評価”制度導入
 昨年度の函地検などで試行実施
──「活力ある組織に」と最高検。しかし、結果公開は「予定していない」

◆北電新社長に川合克彦・前副社長
 核のゴミの行方、「考えていない」
──辞任、「引責ではない」と佐藤前社長。打診は2月中旬

◆コープさっぽろが食文化創造目指し
 広報誌『ちょこっと』をリニューアル
──コンセプトは「おいしいフリーマガジン」

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡
──農地違法転用篇 (15)

「札幌市の許認可権限はハギ取ったし、
そのノウハウで新ビジネスってか(笑)」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が推進している「エコ村」計画に対し、道と札幌市がそれぞれ出した行政命令の履行期限である3月21日が過ぎた。行政側に何らかの動きがあるかと思いきや、新年度を迎えても表面上は平穏そのものだ。田中氏は、「結局、告発する根性もないんだろ。それなら、札幌市にハギ取られたもんを取り返したノウハウを活かして、新ビジネスでもやろうかな」と不敵な笑みを浮かべる。雪解け以降はエコ村で新棟建築に取りかかるというが、同氏が胸に描く構想とは何か──。(3月6日現在)

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
亡国につながるTPP参加の行方(その7)
海外の論客たちからの報告

国際シンポで明らかになった「密室
審議」「アメリカ主導」の大きなリスク

日本が「事前協議」を進めるTPP(環太洋連携協定)問題は、5月の日米首脳会談で交渉参加に何らかの活路を見いだそうとする政府に対し、職業や思想信条を超えて慎重・反対世論が少しずつ広がりを見せる。3月には東京都内でTPPの問題点を訴える国際シンポジウムや専門分野別会議などが行なわれた。交渉参加国や米国とのFTA(自由貿易協定)が進んでいる韓国から国会議員や研究者、市民団体関係者らが参加し、懸念事項や生活への影響などを議論。米国主導で大企業や投資家を利するだけのTPPの危険な実態が浮き彫りになった。

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【教育】シリーズ 発達障害を考える (4)

必要なのは時代に沿ったリアルな情報
孤立せず当事者の目線で仲間づくりを

こだわりが強くパニックを起こす。コミュニケーションが苦手で友だちと遊べない──。様々な特性を持つ発達障害の子育ては、一筋縄ではいかない。周囲の無理解もあり、親自身の心の余裕も失われがちになる。そんな中で、昨年1月に東京都の母親が4歳の発達障害の息子を殺害した事件は、同じ障害の子を持つ親たちに衝撃を与えた。こうした悲劇を防ぐには、親が子供の特性を理解し受け入れると共に、相談する相手も必要だ。当事者からの目線で、育児に悩みを抱える母親たちを支援しようと動き出した女性の取り組みを紹介する。

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【教育】特別インタビュー 「特別支援教育に求められるものは」
札幌学院大学准教授 二通 諭 氏に訊く

教師に必要なのは「温かいハート」
子供の気持ちに寄り添う“共感”を育め

障害のある子供の自立や社会参加をサポートする特別支援教育──。子供たち一人ひとりの特性に合わせたきめ細かい支援が求められる一方で、教育現場はコミュニケーション能力を持つ教師の不足など、様々な課題に直面しているという。今、特別支援教育に求められるものは何なのか。障害児教育が専門の札幌学院大学准教授で、昨夏に『映画で学ぶ特別支援教育』(全障研出版部)を上梓した二通諭氏に現状などを訊いた。

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【介護】公益社団法人全国老人福祉施設協議会・中田清会長に訊く
──被災地の高齢者介護の現状、これからの施設介護──

「被災復旧はもっとスピード感を
特養ホームは付加価値の獲得を」

さる3月8日と9日の2日間、公益社団法人全国老人福祉施設協議会(以下全老施協・中田清会長)が主催する「経営戦略セミナー」が東京で開かれた。3年ぶりに改定された介護報酬の内容を受け、中田会長は全国から集まった参加者に「国の在宅偏重は止まらない。我々が取り組む施設介護の付加価値を高め、存在意義を示そう」と強く呼びかけた。全国を飛び回る中田会長から東日本大震災で打撃を受けた被災地の高齢者介護の現状、国が示す在宅偏重の介護政策に揺れる特別養護老人ホームの今後を訊いた。

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【インタビュー】
公益財団法人ノーマライゼーション住宅財団理事長・土屋公三氏に訊く──土屋ホーム創業者が本音を語った90分

「いま、公益財団運営と後進
育成に人生をかけている」

脱サラから裸一貫でスタートして40年──。土屋ホームなどを東証上場に導き、現在は持ち株会社土屋ホールディングス会長を務める土屋公三氏(71)。積雪寒冷地の住宅技術や住まいの向上に果たしてきた役割とともに、会社を有力企業グループに成長させた経営者としての手腕は確かなものがある。経営の第一線から身を引いた土屋氏が現在、社会貢献として強力に進めているのが「ノーマライゼーション住宅」の普及啓蒙とこれまでの経験などを次代の企業人に伝えていく「人間社長塾」だ。「私」から始まり株式公開や財団設立を経て「公」へと活動の幅を広げてきた土屋氏がこれまでの歩みを振り返り、今後の目標を本音で語った──。(3月27日収録)

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【教育】教育現場に広がる当事者研究

「苦労でつながろう」
当事者研究を地域に広めたい
──教師と高校生の取り組み

浦河町にある精神障害者などのコミュニティ「べてるの家」で始まった「当事者研究」。これを部活動として続ける教師や生徒たちの取り組みが地域に広がっている。道立小樽商業高校定時制の「誤作動部」の呼び掛けで、3月上旬に小樽当事者研究会「たるとの会」が発足。高校生や教師、親らが当事者研究を通じ地域のつながりを回復しようと動き始めた。

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【高齢化社会】超高齢化社会を前に注目される「ジェロントロジー」
NPO法人 北海道ジェロントロジー推進協会 朝倉 利光 理事長に訊く

医療以外に経済や工学などを総合的に研究
“人生90年時代”に豊かな長寿社会を目指す

最近、「ジェロントロジー」という研究分野が注目されている。耳慣れない言葉だが、日本語では「老年学」あるいは「加齢学」と訳され、急速に進む高齢化社会が抱える諸課題を医学や介護、福祉、社会学、心理、工学、経済、法律…といった幅広い分野から総合的に研究・教育する学問領域とされる。道内では一昨年12月にNPO法人「北海道ジェロントロジー推進協会」(事務局・札幌市清田区)が発足。講演会などによる普及、啓蒙活動を続けている。来るべき超高齢化社会は豊かな長寿社会となりえるか──。北海学園大学前学長で同法人理事長を務める朝倉利光氏に、ジェロントロジーとは何なのか、その意義などを聞いた。

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【春の全国交通安全運動】

大きく減った道内の交通事故死!
この流れを継続し目立つ「高齢者の輪禍」を防ごう

北海道の春は、長い冬から抜け出した開放感が溢れる。冬道の運転から緊張の解けたドライバーもついついスピードを出しすぎたり注意力が低下したりしてしまう。自転車やオートバイも増え、外出の機会が多くなる高齢者を含めた安全確保は、ドライバーが絶対に忘れてはならない使命だ。今年も4月6日から15日まで春の交通安全運動が行なわれた。これを機会に交通事故撲滅に向けもう一度自らの運転を見直し、同乗者や歩行者の安全を最優先に考えよう。

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【紀行】くつした企画・黒田 拓の台湾迷走取材紀行(前篇)

マリア像と首狩りナイフ
──私を襲った“宴”の熱気

本誌連載「はるばるヒーロー」でお馴染みのくつした企画・黒田拓さんが2月下旬、地元文化の取材のため台湾に飛んだ。先住民族が住まう山奥、その村々で黒田さんが見たものは…。意外や意外、北海道との接点があったりなかったりしたのだった。軽妙なタッチで綴る抱腹絶倒の台湾迷走取材紀行。その前篇をお届けする。

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【話題の人】
地域資源を活かしたビジネスプランに
取り組む田中酒造社長 田中 一良さんに訊く

「日本酒は相撲の世界。他流試合に
挑んでいたら相撲も強くなっていた」

日本酒の消費量が減少の一途を辿るなか、北海道の地域資源に特化した商品開発で舵を取る経営者が小樽市にいる。明治32年(1899年)創業の老舗造り酒屋「田中酒造」の4代目社長、田中一良氏(54)がその人だ。倒産寸前の家業を立て直すため、観光客をターゲットにした土産用清酒を販売。地酒としての差別化を図るため、仕込み米の全てを道産米に切り替えるなど、その経営手腕は常に革新的だった。近年は長年培った酒造技術を活かし、道産の農産物や魚介を使った発酵食品の研究開発にも力を注いでいる。地域資源を活かしたビジネスプランによる活性化策の在り方、更には観光地の造り酒屋として昨年の東日本大震災の風評被害をどう乗り切ったのか──。小樽市の亀甲蔵を訪ね、田中社長に話を訊いた。(3月28日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論
対談篇 夕張市長 鈴木直道 氏

財政再生中の夕張から学ぶ
「本当の自治」の大きなヒント

かつて炭鉱城下町として栄え、最盛期には11万人もの人口を擁した夕張市。炭鉱の相次ぐ閉山により、1970年代から「炭鉱から観光へ」と舵を切った同市は、国際的なイベント「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」や名産の「夕張メロン」で知られていたが、07年の後藤健二市長(当時)による財政再建団体入りの表明で、“自治の喪失”と“地域の崩壊”に直面することとなった。昨年4月24日投開票の夕張市長選は全国的な関心を集めたが、新人4名による激戦を制したのは弱冠29歳だった元東京都職員の鈴木直道氏。高齢化比率が約44%に達する旧炭鉱町は、全国一若い市長にその将来を託した。長年に亘り「北海道独立」を説く白井暢明氏は、その夕張出身。自治とは何か、国と自治体との関係はどうあるべきか──。白井氏の寄稿文に続き、2世代近く歳の離れた2氏による対談を前・後編に分けてお届けする。(3月28日収録)

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【フォトレポート・トピックス】
●ニトリHD決算報告会 25年連続「増収増益」を達成!
●FPLフィナンシャルHDが設立記念フォーラム
●道内トップの循環器内科と心臓血管外科が夢のタッグ!
●道内各地で入社式。北洋銀行には119人が入行

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●川合 克彦 ●中川 俊男 ●坂 正俊
●髙橋 康弘 ●渡辺 孝一 ●鈴木 宗男
●亀井 静香 ●上田 文雄 ●高橋 はるみ
●枝野 幸男 ●似鳥 昭雄
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【information】
■シネマ『宇宙兄弟』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(ゴッドフィンガー「ひより」)
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
村上建夫『君たちには分からない』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『レィロー』
922円
【連載:第32回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

北電会見、事実上フルオープンに
記者クラブ非加盟・3社11人が参加申請
市民メディアも登録へ

昨年12月初旬に記者会見のオープン化を“宣言”して以来、2カ月以上に亘って“実行”に踏み切ることがなかった北海道電力が、ついに重い扉を開いた。2月中旬、同社は記者クラブ非加盟記者の会見参加を認め、事前登録の手続きを開始。今後は参加者全員が会見の録音・撮影はもちろん、質疑応答への参加も可能になり、開催日時・場所の告知も受けられることになる。開いたばかりの扉の周辺は、早くも賑やかになってきた──。(小笠原 淳)

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【特集・「遺品整理士」資格制度誕生の裏で】

注目浴びる「遺品整理士」資格は
“グレーな業界”を変えられるか
無許可の収集運搬に不法投棄…。違法業者が跋扈?

昨年11月にスタートした「遺品整理士」を養成する通信講座が、メディアでも度々取り上げられるなど注目されている。この民間資格を手掛けるのは、昨秋に千歳市や札幌市などのリサイクル業者や遺品整理業者ら5社が設立した一般社団法人「遺品整理士認定協会」(千歳市・木村榮治理事長)。遺品整理業界の健全化を目指すという同協会は、1月末段階で全国から1千名以上の受講者を集めているそうだが、この民間資格はどのような背景から生まれ、“グレー”とされる遺品整理業界をどう変えるのか。後半に木村理事長のほか、講座の教材づくりなどに協力した㈱焚上協会の中山猛社長へのインタビューを収録し、遺品整理業界の状況などを考えてみる。

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【ゆうばり映画祭サイドストーリー】
“雪かきマンガ家”2年越しの奮闘
初監督作引っ下げ、夕張に再臨
猪瀬副知事がVTRでエール
鈴木市長も陣中見舞い

昨年1月から2月にかけて夕張市を賑わせた“雪かき合戦”。東京都の青少年条例をめぐる議論が産んだ騒動は、1年を経た今も継続中だ。猪瀬直樹・都副知事に挑発されて北海道に乗り込み、昨冬2度の雪かきボランティアを務めたマンガ家は、今年も厳寒の夕張に足を踏み入れた。初めて監督した映像作品もゆうばり映画祭で披露され、同地との縁はなお深まることに。もはや年中行事と化した雪かきは「少なくとも10年ぐらいは続けるつもり」という。(小笠原 淳)

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【ニュース】
◆旧丸井今井小樽店ビルが3度の競
売でも買い手がつかない「理由」
──滞納税や“廃墟ビル”に錯綜する権利関係がネックか

◆マンション経営者を悩ます「孤独死」
生活保護受給者に目立つ危険サイン
──札幌の姉妹、釧路の高齢者夫婦だけではない…。

◆放射線治療の西尾院長が福島原発
事故後の住民内部被曝に強い警鐘
──コープさっぽろが昨秋に続き“脱原発イベント”を開催

◆注目浴びるキタコー「ダイナステ
ィゴルフクラブ」の生き残り戦略
──外資から地元企業へ。付加価値あるパブリックコースに変身

◆歯誠学園元監事の「解任無効
訴訟」で理事会の迷走が露呈
──内輪揉め? 主体的な問題解決能力を欠く財団法人

◆「廃炉」「差止」、並行2訴訟の行方は
市民vs国or北電の“泊裁判”in札幌
──原告合計647人。両者開廷の2月は傍聴も多数

◆風俗から接待受けた“名無しさん”
懲戒警部の氏名公表しない警察庁
──処分発表も記者クラブのみ。「裁量」でHP掲載せず

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【経済】北海道信用保証協会・吉澤慶信会長に訊く

「景気はいまだ低迷。事業拡
大に消極姿勢目立つ中小企業」
保証承諾と代位弁済から見える北海道経済

中小企業の景況感には依然として厳しいものがある。北海道新幹線の札幌延伸や国際戦略総合特区「フードコンプレックス」の認定など先行きに明るい兆しがあるものの、足元では設備投資の抑制、借入金返済といった資金需要の減少傾向が続いている。そこで北海道信用保証協会の吉澤慶信会長にインタビューし、保証承諾や代位弁済の推移から北海道の景気実態を探ってみた。(2月22日収録)

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡
──農地違法転用篇 (14)

「札幌市が“火付け”して逃げたから、
手稲前田は真っ赤に燃えてるって」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が昨年6月末に着手した「エコ村」計画に対し、道と札幌市がそれぞれ出した行政命令の履行期限は3月21日。それまで田中氏の周囲に束の間の平穏が訪れるか…と思いきや、そうは問屋が卸さないようだ。「ちょっと静かになったと思ったら、俺の闘争心に火を付けて逃げやがってよ。挑戦するんなら受けて立つから、その代わり根性据えて来いってな」と田中氏。一体、何があったのか──。(3月8日現在)

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【金融】信金・信組に秋波を送る道内地銀の思惑

白熱する北洋銀と道銀の競争!
「こちらに信金・信組を囲い込め」
“オール北海道”体制に向け、あの手この手で秋波合戦

北洋銀行(横内龍三頭取)と北海道銀行(堰八義博頭取)の両行が道内の信用金庫や信用組合に秋波を送り続けている。協同組織である信金や信組が銀行と交流を深める機会は少なかったが、5年前から北洋銀、道銀ともに信金や信組のトップを招いたセミナーを開催、距離を縮めようと躍起だ。関係強化を図り、協調融資やビジネスマッチングなど経済活性化に向け金融機関として“オール北海道”の一枚岩で取り組むことができるようにするのが狙い。だがそれは信金・信組の囲い込みをめぐる北洋銀と道銀の熾烈な競争の裏返しでもある。資金需要が伸び悩む中、信金・信組との親密度を高めておくことで将来の布石を打っておこうとする2行の目論見は果たして──。

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【教育】シリーズ 発達障害を考える (3)

発達障害は百人百様、不利な条件の
子供たちにもっと学びの選択肢を

発達障害の子供の教育をどう支えるかは、親にとって切実な問題だ。2007年、それまでの特殊教育や障害児教育から特別支援教育へと移行し、公立の小中学校に特別支援学級が開設された。しかし、その一方で保護者からは「もっと1人ひとりに合った教育を」という声も聞こえている。シリーズ3回目では、子供の特性を理解し受け止め、長所を伸ばそうと行動している母親を取材した。知力や人間性を高め、社会の中で生きていく力を身に付けさせようとする試みをレポートする。(武智敦子)

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
亡国につながるTPP参加の行方(その6)
農業団体トップの声を聞く

「農業を守るだけではなく生命と
国の主権が脅かされる大問題だ」

TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加問題をめぐる事前協議は「例外なき関税撤廃」を迫るアメリカに対し、日本側が全品目を自由化交渉のテーブルに乗せる方針を表明するなど、国民的議論はそっちのけで政府の前のめり姿勢に拍車がかかっている。2月には札幌市内で政府担当者による説明会が開かれたが、参加者から疑問の声が噴出。その一方で、TPPに対する道民の問題意識は今ひとつ深まっていない。TPPシリーズの第6弾は、最近の動きを紹介しつつ、この間の反対運動を牽引してきた北農中央会の飛田稔章会長へのインタビューをお届けする。

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【医療】緩和ケアクリニック・恵庭 柴田 岳三 院長

患者が「在宅」を希望する場合
その選択を担保できる社会に

がんや難病患者に寄り添う“在宅ホスピス医療”とは

住み慣れた我が家に戻り治療を受けたい──。そんな気持ちを抱える末期がんや難病の患者たちに寄り添い、在宅でのホスピス・緩和ケアに取り組む医師が恵庭にいる。室蘭の総合病院で10年近く緩和医療に携わった経験を踏まえ、2010年春に「緩和ケアクリニック・恵庭」を開設した柴田岳三院長がその人だ。丹念な訪問診療を展開する一方、それらを支える地域連携の構築に向け奔走する毎日。患者の真の幸福とは何なのか。柴田院長の片腕的存在である金澤登貴子副院長を交え“在宅ホスピス医療”の新たな方向性を訊いた。

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【話題の人】
ココロの塾「笑華尊塾」代表で
“しあわせ連鎖プロデューサー” 塩谷 隆治さんに訊く

「ハッピーに生きるとは目の前の
『ありがとう』に気付くこと。
しあわせを連鎖させるのが使命」

子供たちの心の問題に向き合い手を差し伸べるためには、大人が輝く人にならなければいけない──。そんな思いから昨年3月末に学校を飛び出し、ココロの塾「笑華尊塾」を立ち上げた塩谷隆治氏(39)。「しあわせ連鎖プロデューサー」を名乗り、日本はもちろん世界中にしあわせを連鎖させようと日々奮闘している。絵本セラピーやハイタッチなどを取り入れた講演会やセミナーは、実にアクティブで楽しい。凝り固まっていたココロを開放し、素の自分と向き合おう。そんな気持ちにさせてくれるのだ。落ち込んだ時、苦しい時こそ塩谷氏が届けてくれる“ココロのサプリメント”で元気を出そう。(2月20日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

橋下流「維新八策」の中身とは?
沖縄と北海道は日本本土の防波堤ではない!

「船中八策」の復活!…といっても、これは勿論、あの坂本龍馬が書いたというオリジナルものではなく、それをもじって橋下徹大阪市長と大阪維新の会が国政に進出するための、いわばマニフェストとして発表した現代版「維新八策」のことだ。つまり、「大阪都構想」は「平成維新」であり、そのリーダーである橋下氏は自らを坂本龍馬の再来に見立てているわけである。それはともかくとしても、大阪の自立と地方分権を目指し、しかも国会議員の大幅削減まで主張しているはずの大阪維新の会が、なぜ今度は国会に議員を送り込もうとしているのか、さっぱりわからない。
橋下氏と大阪維新の会の「大阪都構想」については本誌の前々号で批判的に論じた。しかし、メディアの持ち上げもあって、その後も橋下人気はさらに加速しているようだ。最近の新聞報道によれば、大阪維新の会が主催する「維新政治塾」の塾生募集に、なんと3千人以上の応募者があったという。私から見れば、その政治理念がきわめてあいまいであるとしか思えない橋下氏や維新の会のどこにそんな魅力があるのか、首を傾げざるを得ない。
要するに、どの党が与党になり、誰が首相になっても、政治理念や国家ビジョンがいっこうに見えてこないいまの日本の政治状況、そして指導力を欠いた政治指導者たちのオンパレードに失望し、いらいらしている人々がいかに多いかということだろう。そうなれば、メディアに露出して、断片的ではあってもなにか目新しいこと(カッコよい響きをもつ“キーワード”)や現状への厳しい批判を口にする人物が現れると、彼はとりあえず人気者になる。このような傾向を“ポピュリズム”と称して批判する人々もいるが、私ならこれをむしろ別の問題、つまり、思想の“断片化”の問題と表現したい。いま求められているのはこうしたものとは正反対の、思想の“総合化”、つまり、私たち人間の生き方の再構築だと考えるからである。

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【フォトレポート・トピックス】
●原発、さようなら! 倉本聰さんら呼びかけ、集会・デモに1千人超
●札幌モーターショー・クルマ文化を北海道から発信!
●マンガ大陸ホッカイドウを語る! 札幌「マンガ学夜話」に300人
●老舗「ハドソン」、40年目の看板下ろす
●旭川の森山グループが開院60周年を記念して祝賀会
●太陽地域づくり財団が助成対象事業を決定!
●ニトリの寄付でタイと札幌の観光交流が実現
●15回目の節目も大盛況「北海道泡盛の集い」
●サッポロ生ビール黒ラベルの道内広告に日ハム選手を起用

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●野口 秀夫 ●徳田 禎久 ●遠藤 象三
●前原 誠司 ●野田 佳彦 ●対馬 孝且
●高梨 沙羅 ●藤本 長章 ●坂本 斉
●ウラジミール・プーチン ●須田 貞則
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【information】
■シネマ『僕等がいた 前篇』
■シネマ『マリリン 7日間の恋』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(あわほたる「まりあ」)
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
堂本正樹『回想 回転扉の三島由紀夫』下
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春立〈ハルタチ〉っていう停留所』
922円
【特集・東日本大震災と北海道(1)】
避難者の子供と触れ合う学生たち

雪の中で弾けた子供たちの笑顔
「みちのくkids 冬スクール」

1月13日~15日の3日間、東日本大震災の影響で被災地から札幌市に来ている子供たちを対象に、学生ボランティアで構成される「みちのくkids」(中脇まりや代表)が主催する「冬スクール」が開催された。「初めて過ごす札幌の冬を、思う存分に楽しんでもらいたい」──。趣向を凝らした雪遊びのほか、正月らしさを感じさせる書き初めやカルタ作り、餅つきなどのプログラムで、子供と学生が一緒になって笑顔を咲かせたイベントの概要を、実行委員長を務めた上田さつきさん(22)へのインタビューと併せて紹介する。

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【特集・東日本大震災と北海道(2)】
図書を通じた被災地支援

復興が進んでも悪化する読書環境
培ったノウハウを被災地で活かす

家庭や企業などから読み終えた本を引き取り、クリーニングなどを施し学校図書館や保育施設などに無償提供しているボランティア団体「北海道ブックシェアリング」(札幌市・荒井宏明代表)が昨年10月、東日本大震災の被災地である石巻市に「みやぎ復興支援図書センター」を開設した。これまで同市内の保育所や子育て支援センター、公民館など23施設・団体に各150冊~250冊の図書を提供、また仮設住宅を訪ね移動図書館や絵本プレゼント会などを実施している。図書を通じた被災地支援に至った経緯や意義を、荒井代表に訊いた。(1月27日収録)

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【特集・東日本大震災と北海道(3)】
映像作品を通じた被災地支援

自主上映会で大震災の“現実”を
「3・11にみんなで観たい映画」

3月11日、狸小路商店街にある映画館「札幌プラザ2・5」で、平均年齢が30歳に満たない若者たち5人の手による自主上映会「3・11にみんなで観たい映画」が開催される。被災地を舞台にしたドキュメンタリー5本、阪神・淡路大震災を扱った劇作品1本を、10時15分開始のAプログラムから、16時30分のDプログラムまで、途中に講演を挟んで上映するチャリティーイベントだ。「マスメディアの報道からは伝わらない、生の現実を知って欲しい」──。主催する自主上映団体「映画の空気」の小笠原将士代表(35)と、今回の作品選定で中心的な役割を果たした田口亮さん(34)に、この上映会に向けた想いなどを訊いた。(1月31日収録)

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【連載(第31回)】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

電力各社、オープン化に足踏み
“鶴の一声”記者会見場には響かず?

昨年12月に“オープン化”を決めた筈の電力会社の記者会見が、今年に入っても記者クラブ非加盟記者に開放されない事態が続いていた。ここ北海道では未だにフリーランスや雑誌媒体などの参加基準が決まらず、遠く九州ではたった一人で奮闘を続けるライターが記者クラブと電力会社の目まぐるしい方針転換に翻弄され続けた。さらに東海地方では、すでに会見に参加できている記者クラブ非加盟記者の全員がオブザーバー、つまり質問禁止の扱いを受けているという。遅遅として進まない電力会社の会見開放。現時点での途中経過をまとめてみたい。(小笠原 淳)

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【シリーズ 発達障害を考える(2)】
星槎国際高校・札幌学習センター「すきっぷ」

子供の心を汲む教育的支援の可能性
医療福祉と連携する複合型への夢も

適応指導教室「すきっぷ」は、発達障害などのある子供たちへの教育的支援を行なう施設で、通信制高校「星槎国際高校」(本部校・芦別市/佐藤尚正校長)の札幌学習センター(中央区)にある。他の子供と上手くコミュニケーションが取れなかったり、不登校であったりといった困難を抱える子供たちの成長を後押しする「すきっぷ」の取り組みを取材した。(武智敦子)

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【北広島「北海道歯科技術専門学校」検証】
露呈した内部調査と報道の危うさ

調査委とマスコミが連動した
“裏金疑惑”を第三者委が否定

財団法人歯誠学園(阪秀樹理事長)が運営する歯科技工士の養成校「北海道歯科技術専門学校」(北広島市・中田久夫校長/定員120名)の不正経理問題の続報である。同学園をめぐっては昨年8月下旬、内部の調査委員会が道に提出した「調査報告書」を受けてマスコミが大きく報道。78年から97年にかけて役員らが不正に裏金をつくり、4億円を私的に流用したなどとして、関係者に波紋を呼んだ。だがその後、再検証を依頼された第三者委員会は12月下旬になって、一転して「不正経理は認められない」とする意見書をまとめ、先の調査報告書やマスコミ報道を全否定するに至っている。このような迷走がいったいなぜ起きたのか、問題の本質はどこにあるのか。事件の流れと深層を追った──。

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【連載】
札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (13)

「これでも札幌市が告発しないならさ、
“法を脱ぎ捨てたら日本一”って証明か」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が昨年6月末に着手した「エコ村」計画。札幌市が12月22日付けで都市計画法違反による行政処分に踏み切り、現地に除却命令を公示する標識を立てれば、田中氏は札幌市と農地法・農振法違反で同氏を指導してきた道石狩振興局宛に「刑事告発するのかどうか、14日以内に回答しろ」という主旨の文書を送付。相変わらず意気軒昂な田中氏は、「きっちり“果たし状”は出してるし、札幌市がそれを無視するなら建て続けるしかないよな」と豪快に笑う。年が明けても、同氏の周囲は賑やかなようで──。(2月8日現在)

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【人事】
新頭取に旧拓銀出身の石井純二氏を選んだ北洋銀行

日銀トップの歴史から脱却し
“寄合所帯”をまとめる使命

北洋銀行で41年ぶりに日本銀行出身者以外が頭取に就任する。経営破綻して北洋銀に吸収された旧北海道拓殖銀行出身で芦別生まれの道産子、石井純二副頭取(60)がその人。4代続いた日銀出身頭取によって作られた北洋カラーはどう変わっていくのか──。新たな北洋銀の顔として道内トップバンクを率いていくことになる石井氏に取材し、今回の人事の内幕や4月から始まる新体制を占ってみた。

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【報道特集】
“金融円滑化法の現場”で伊達信用金庫が「根拠なき拒絶」

「経営コンサルの申し入れは
非弁行為」と顧客を門前払い

政府が施行延長を決めた中小企業金融円滑化法(以下円滑化法)は、経営難に陥り融資の返済に窮している中小零細企業にとって命綱といえる。その命綱が金融機関によって切られると経営者は最悪の場合、死を選ばなくてはならないこともある。また円滑化法の運用は、貸し手と借り手が一体となって事業の継続と地域の雇用を守る地域振興策の一面も持っている。そんな中、胆振管内の伊達信用金庫(本店・伊達市/舘崎雄二理事長)の顧客への対応が疑問視される事態が明らかになった。

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【流通】
札幌圏で過熱するホームセンターの大型店競争

ホーマック、ジョイフルエーケー
LIXILビバが三つ巴の戦いへ

札幌圏でホームセンターの大型店競争が本格化している。売場面積が1万平方メートルを超える大型ホームセンターで先行しているのは、ジョイフルエーケー(本社・札幌市)とホーマック(本社・札幌市)。そのホーマックは今年から来年にかけて札幌市厚別区と手稲区で大型店を相次いで出店する。これに対抗するように住生活グループのLIXIL(リクシル)ビバ(本社・埼玉県上尾市)も小樽市に進出、札幌市手稲区にも大型店を構える予定だ。札幌市内では売場面積1万平方メートルを超える大型商業施設を規制する用途地域が今年8月にも見直される予定で、ホームセンター各社は規制前の駆け込み着工で大型店の勢力図を固めてしまおうと躍起になっている。

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【ニュース】

◆千歳の紫明学院で「成人式」
道内唯一 女子少年院の今
──薬物使用経験9割 社会復帰に向けた「離脱」が課題

◆札幌高検、河村博・新検事長着任
“会見可視化”は「要望として承る」
──地検は従来通り全面制限、「来庁者が萎縮する」と次席検事

◆厳寒・札幌でホームレス一斉調査
1月下旬、早朝の路上で57人確認
──聴き取り調査には19人が協力、支援団体が独自に分析へ

◆NPO「楽しいモグラクラブ」が「3D
マシン」活用で木工品の製造・販売へ
──マシンの購入資金300万円は擬似私募債などで調達

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【インタビュー】
三井辨雄政調会長代理に「新幹線札幌延伸」の内幕を訊く

「党派や立場を超え、北海
道のために一致した成果だ」

整備計画の決定から38年──。「道民の悲願」とも言われた北海道新幹線の札幌延伸(新函館─札幌間)が12月26日、決定した。年度内に着工認可される見込みとなり、開業は新青森─新函館間の開業(2015年予定)から20年後を見込む。札幌から鹿児島までが新幹線でつながり、人の動きが変わることになる。札幌延伸決定のキーマンの一人と言われる三井辨雄政調会長代理を直撃し、今回の決定劇の内幕を訊いた。(2011年12月28日収録)

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
亡国につながるTPP参加の行方(その5)
アグリビジネス研究者の分析から

TPPは調印国の人々の幸福では
なく巨大多国籍企業の利益が焦点

TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加問題のカギを握る日本政府とアメリカとの事前協議が始まった。これに先立ち、米国の業界サイドから高飛車な対日要求が相次いでいる。一方、TPPの問題点に対する日本国内の理解はまだ草の根レベルに至っていない。そんななか北海道では、米国政府と多国籍企業との深いつながりに警鐘を鳴らすアグリビジネス研究者の分析に耳を傾け、市民目線でTPP問題の本質を考える企画が進む。その経緯や米国人研究者の解説を紹介する。

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【地域経済】
生き残り模索する小樽の小売市場

庶民が培ってきた“市場文化”の
灯を知恵と工夫で守る人たち

人口約13万人の港町・小樽は、小売市場の多いマチとして知られる。小樽市史などによると、昭和初期には25もの市場があり、終戦後は満州や樺太からの引揚者が生活の糧を得るため露店を開いた。現在、小樽市場連合会に加盟する9つの市場の多くは、当時の露店の流れを引き継いでいる。市民の台所を長く支えてきた市場だが、近年はスーパーやコンビニとの競合や担い手不足が進み、空き店舗問題が深刻化。消費者の市場離れも進んでいる。市場に生き残りの道はあるのか。現状と課題を取材した。

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【医療】脳神経・放射線科クリニック (札幌市北区)
ここまで進んだ「ノバリス」の前立腺がん治療

新マーカーが活躍!メスを入れ
ず、放射線で的確に病巣を攻撃

医療法人社団 北腎会が運営する「脳神経・放射線科クリニック」(札幌市北区)が、定位放射線治療装置「ノバリス」によるがん治療で大きな成果を上げている。ノバリスは病巣の形状に合わせて病巣をピンポイントで狙い打ちできるため、治療時間が短縮でき身体への負担も少ない。2006年の開院以来、悪性の脳腫瘍や前立腺がんなどへの治療で、すでに1000症例を超える実績を有する同クリニック。前立腺がん対策では純金製のコイルをマーカーとして埋め込むことでより正確に放射線を照射する最新の技術も導入し、注目を集めている。「身体にやさしい」がん治療への取り組みをレポートする。

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【医療】
特集・開院60周年を迎えた旭川の「森山グループ」

終戦直後から「医療と福祉」を見つめ地域に貢献
「北海道初の整形外科」が見据える大きな未来

「愛と誠実」という基本理念を愚直に掲げ、戦後間もない旭川に北海道初の整形外科医院「森山整形外科」が誕生してから今年で60年。今でこそ当たり前となった「医療と福祉の連携」に半世紀以上にわたり取り組んできた「森山グループ」は、職員数700人を超す規模に成長した現在も、当初の志を脈々と受け継いでいる。本特集では森山グループの60年の足跡を振り返りながらトップの森山領理事長にインタビュー。グループの将来ビジョンや我が国の医療行政の課題を掘り下げる。「医療費増大亡国論」を盾にして弱者切り捨てに傾斜する近年の医療行政は“愛と誠実”の姿からほど遠い。「今こそ、地域医療を守り抜こう」。森山理事長は声を大にする。旭川からの熱いメッセージに注目だ。
(1月23日収録)

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【話題の人】
日本人初、北極点への無補給単独徒歩に挑む
冒険家・ 荻田 泰永さんに訊く

「今まではインプットの旅。
北極点到達を成功させたら、
挑戦する素晴らしさを伝えたい」

鷹栖町在住の冒険家・荻田泰永さんが今年3月、日本人としては初の無補給単独徒歩による北極点踏破に挑む。カナダ最北端のワードハント島から北極点までの約800キロを、重さ100キロを超すソリを引き、たった1人で地球の“てっぺん”を目指す過酷な旅。2000年から昨年までに計11回の北極行を行ない、一昨年には北磁極無補給単独徒歩を成功させるなど満を持しての挑戦だ。「北極点到達はゴールではなく、ひとつの区切りの旅」と意欲を燃やす荻田さんを訪ね、今回の旅の概要や北極の現状、これからの夢などを訊いた。(1月20日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

ドサンコが知らない北海道の魅力
外からの目線で魅力を掘り起こし、
デザインし、そして発信しよう

きわめてありきたりな問いだが、北海道の“素晴らしさ”や“魅力”とはいったいなんだろうか。勿論これは、私たち北海道に住む者にとっては重要な問いであると同時に、それに答えられる知識と誇りを私たちが当然持っているべき問いであろう。しかし残念ながら、この問いに最も正しく答えることができるのはドサンコではない。もっと正確に言えば、少なくとも、北海道しか知らない人々ではない。これが、これまでの体験をふまえた私の確信である。自分がもつ美点の認識についても言えることだが、人間は自分の身近にある貴重な財産には案外気づかないものだ。いわゆる「宝の持ち腐れ」である。事実、いま誰もが認める北海道の魅力や北海道観光の目玉の多くはむしろ北海道外の人々によって発見され、発信されてきたものである。

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【フォトレポート・トピックス】
●年間手術数約3600件 整形外科治療の一大拠点「我汝会グループ」
●第63回 さっぽろ雪まつり 今年は震災復興もテーマに
●たった一人の成人式──1月18日、紫明女子学院
●今年も雪上のバトル、国際雪合戦が“聖地”昭和新山山麓で開催
●札幌市と商店街が「狸小路スリムタウン協定」を締結

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●石井 純二 ●武井 正直 ●ダルビッシュ有
●牧野 浩臣 ●渡辺 孝一 ●鳩山 由紀夫
●野田 佳彦 ●円城 塔 ●山本 進
●萱野 志朗 ●田中 直紀
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【information】
■シネマ『ドラえもん のび太と奇跡の島』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(秘書室「もえ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
吉田戦車 『まんが親』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
堂本正樹『回想 回転扉の三島由紀夫』上
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『少年買ひマス 垂氷書房』
922円

【検察】
札幌発「開かれた検察」の闇 (1)

「6億円の徴税逃れ」疑われた
男性が検察と真っ向勝負
「これは“草野球”じゃない。断乎として最後まで闘う」

大阪地検の証拠改竄事件が発覚してから1年以上が過ぎ、その後の改革で検察の体質はずいぶん改善されつつある。──と言ってよいのかどうか、なんとも頸を傾げざるを得ない事件がある。検察がらみの大きなニュースを眺めると、ここ1年で政治家や官僚の名が見当たらなくなり、取って代わって製紙会社や光学メーカーなど大企業を舞台にした経済事件が目立ち始めた。この“シフト”にどういう意味があるのかはここでは措き、取り急ぎ地元・北海道の事例に眼を向けてみる。札幌地検特別刑事部が手がけたそのケースもまた、国税徴収法違反の経済事件。ここに、冤罪の匂いが芬芬と立ち上る──。(小笠原 淳)

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【路上生活レポート】

2011 → 2012 札幌・路上の年越し
新年の抱負、「とくにない」

あまりにもいろいろなことがあった2011年が慌しく暮れ、新たな年が始まった。190万都市・札幌では、帰る家のない人たちの何人か、あるいは何十人か、いや、おそらく100人以上が路上でその夜を過ごした。持つ者にも持たざる者にも、1年は等しく365日。同じ速度で時は過ぎる。何人かを訪ね、宿のない彼らに訊いてみた。2012年の抱負は何ですか──。(小笠原 淳)

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【原発と放射能汚染】コープさっぽろが広瀬隆氏を講演に招聘(後編)

国と東電、大メディアが伝えない“福島第1”の真実
「高まる体内被曝のリスク
危険に晒される子供を救え」

“脱原発”の旗色を鮮明にしたコープさっぽろ(大見英明理事長)が主催し、昨年11月10日に札幌市内で開かれた広瀬隆氏(68)の講演会の続報だ。先月号の前編では“福島第1”がメルトダウンした“本当の原因”などが語られたが、本稿では広瀬氏が最も懸念している内部被曝の問題が赤裸々なデータと共に明らかにされる。原子力と放射能の問題に30年以上取り組んできた市民運動家で作家の広瀬氏の語り口は、あくまでストレート。日本の基準の甘さやスリーマイル島、チェルノブイリ原発事故の被害が続いている現状の指摘に、会場を埋め尽くした聴衆は身じろぎもせず聞き入った。

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【被災者支援】
未曾有の災害から10カ月、道内避難者と支援団体のいま

道内避難者などへの支援団体が
連携し「TEAM北海道」を発足

東北地方に未曾有の被害をもたらした東日本大震災からまもなく10カ月。12月16日に野田佳彦首相は“収束宣言”を行なったが、福島第一原発事故による放射能汚染は終わりが見えない状況が続き、道内には今も3千人を超える自主避難者がいるとされる。避難者たちは北海道の冬をどう迎えているのか、支援団体は活動の軸をどこに置いているのか。11月に発足した支援団体の協議会「TEAM北海道」の共同代表4人のうち、当事者組織「みちのく会」の本間紀伊子会長と、道内最大の避難者受け入れ団体「むすびば」の東田秀美事務局長から話を訊いた。

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【ひきこもり】
「NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の田中敦理事長に訊く

まず最低限の生活力を身につける
人との関係性づくりが生き抜く鍵

ひきこもりが長期化すると親も当然年老いていく。30代、40代のひきこもり当事者にとっては深刻な問題だ。「NPO法人全国引きこもりKHJ親の会 家族連合会」(本部・東京都)の調査によると、当事者の平均年齢は32歳、父親の平均年齢は64歳に達している。2011年7月に内閣府が公表した「ひきこもり支援者読本」も高齢化に伴い、親の資産を活用するサバイバルプランなどについてページを割いている。親亡き後をどう暮らしていくのか──。「NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(札幌市)の理事長で、本道のひきこもり支援の中核を担う田中敦氏に、高齢化するひきこもりのライフステージに即した支援の在り方や当事者たちの動きなどを訊いた。(武智敦子)

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【ひきこもり】
教育評論家・芹沢俊介氏が講演

存在論的ひきこもり論
──わたしは「私」のために引きこもる
全面肯定することで見えてきたひきこもりのメカニズム

教育評論家で『引きこもるという情熱』(雲母書房・02年)等の著書で知られる芹沢俊介氏が先頃、札幌市内で開かれた「ひきこもり理解啓発セミナー」(主催・NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク)で「存在論的ひきこもり論─わたしは『私』のために引きこもる」と題して基調講演を行なった。精神科医・斎藤環氏の「社会的ひきこもり」論の根底にあるひきこもりへの否定性を批判。当事者に主軸を置いた視点から、ひきこもりには動機があり、その「滞在期」は自己と会話し葛藤しながら人間関係などで受けた傷を癒す時期であると、深い考察を示した。
(11月12日、札幌市教育文化会館で収録・構成:武智敦子)

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (12)

「“果たし状”は渡したからな。
告発しないなら建て続けるよ」

「俺がどれだけ地域の環境整備にカネを使って来たか、札幌市の坊ちゃん嬢ちゃんたちにも知らないとは言わせないよ。取られたものを取り返すだけの話で、告発するまで建て続けるさ」。手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が6月末に着手した「エコ村」計画は、道と札幌市が9月末に行政指導を行なって以降、目まぐるしい展開を見せている。行政側は、それぞれ12月2日付けで行政処分を睨んだ手続きとなる弁明通知書を送達。田中氏は「弁明しろって言葉が気に喰わない」としながらも、同月16日の期限までに弁明書を提出したようだが、その後もまた一波乱が──。(1月5日現在)

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【報道特集】
経営陣と会員の対立が激化! 御前水ゴルフ倶楽部の行方

狙いは蔦森一族排除。会員
団体が会社更生法申請へ!

御前水ゴルフ倶楽部を運営する美々リゾート開発(苫小牧市美沢・蔦森清克社長、以下美々リゾート)とゴルフ場の会員で構成される「御前水ゴルフ倶楽部会員の権利を守る会」(松岡修也代表、以下守る会)の対立が決定的になっている。民事再生法による再建を目指す美々リゾートは昨年11月末に再生計画案を裁判所に提出したが、債権者集団の「守る会」は会社更生法による再建を主張。この2月にも独自に同法の適用を申請する見通しだ。両者は経営陣の処遇をめぐって激しく対立。「守る会」は民事再生計画でトップらが居座ることに猛反発し、「再生手法を変えてでも私腹を肥やした蔦森一族を排除する」と一歩も引かない構えだ。両者の対立は、ゴルフ場の再生どころかコースそのものの破綻の危機を孕みながら先鋭化する一方だ──。

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【シリーズ】発達障害を考える(1)

発達障害が“個性”として認められ
本人が障害を認識するのが理想か

近年、「発達障害」という言葉をよく耳にする。しかし、その“障害”がどのようなものであるかについては具体的なイメージが湧いてこない。LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群に代表される広汎性発達障害など、その分類が余りに多岐に亘るため、従来のような「知的障害」「身体障害」といった単純な括りで理解できないからだ。そうした中で、昨年8月に施行された「改正障害者基本法」では、障害者の定義を見直し発達障害が「障害」であることが明記された。果たして発達障害とはどのような障害なのか? 様々な角度から考えていく。(武智敦子)

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【ニュース】

◆札幌市民すら座席確保が難しいのに…
 大通ビアガーデンに「観光客専用席」?
──実行委で「検討」を確認するも「非現実的」との見方が多数

◆「しりべしの女たち」、ふたたび
 泊廃炉などの要請携え道庁訪問
──計2634筆の署名托すも、高橋知事はまたも面会拒否

◆絵筆に、ペンに込めた「更生への道」
 道内受刑者の作品展、285人鑑賞
──一般公開2年目 応募1111点から優秀36作品を展示

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【2月7日「北方領土の日」特集】

札幌から470キロ、道東の根室市は北方領土を望む玄関口として知られる。戦後66年、ロシアに不法占拠されたままの我が国固有の領土、その返還交渉は一進一退の繰り返しで、政権交代以後も進展は見られない。そんな中で再び「2月7日」が巡ってくる。「日魯通好条約」でロシアとの国境が確定した157年前のこの日を「北方領土の日」と制定してから31年目。この3月にはロシア大統領選挙が行なわれ、6月にはウラジオストクでAPECも開催される。これらを好機として捉え、政治の力を発動させることが何よりも必要だ。今回の特集は前半で返還要求運動原点の地である根室市の“生の声”を紹介し、後半には02年に失脚するまで日ロ交渉を担い続けた鈴木宗男氏への直撃インタビューを収録した。いま何より求められているのは対ロ外交の再構築だ──。

根室市・長谷川俊輔市長に訊く
北方領土の島々と根室市
“原点の地”から一日も早い返還に向けて

鈴木宗男に訊く「日ロ領土交渉の進展と誤謬」
「四島は私の失脚とともに遠く離れていった。
今こそ交渉の原点回帰を」

この人ほど北方領土のことを肌で知り、かかわってきた政治家はいない。国会議員や閣僚として四島を訪れること十数回。さまざまな外交交渉を裏方で、あるいは表舞台で支え続けた数々の実績──。鈴木宗男氏は、政治的に失脚するまでロシアを相手に領土問題で“がっぷり四つ”で渡り合い続けた。1年ぶりに収監先から姿を現した鈴木氏を新党大地の札幌事務所でキャッチし、同氏がかかわった日ロ間における領土交渉の内実と今後の展望を訊いた。

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【メディカルレポート・旭川】
医療法人歓生会 介護老人保健施設「フェニックス」

入所者、通所者のニーズに沿う
質の高い介護・リハビリを実現

介護保険制度の中で要介護と認定された高齢者が在宅生活を送れるように支援する介護老人保健施設。ここでの入所の長期化が社会問題となっている。こうした中で旭川市内の医療法人 歓生会が運営する介護老人保健施設「フェニックス」(村上忠司施設長)」では、衰えた筋肉のバランスを調整するパワーリハビリや学習療法などの新しい機能回復プログラムを積極的に取り入れながら在宅復帰に取り組んでいる。リハビリの専門職と介護スタッフの徹底したチームケアで利用者一人ひとりの心と身体に寄り添ったサービスを提供する介護の現場を追った。

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【インタビュー】
北海道信金協会会長・大地みらい信金会長 北村信人氏に訊く

相互連携で地域経済の活力を!
道東6信金で合同「食」商談会を実施

広域多極分散の北海道地域経済を支えているのが、道内の主要地域で根を張る23の信用金庫だ。各地域での金融シェアにおける信金のウェイトは高く、道内リーディングバンクの北洋銀行も地方では信金に及ばない。その信金が札幌一極集中の影響をモロに受け、地域経済の衰退とともに地盤沈下の局面に晒されている。地域と一体の信金が目指す方向は何か。(社)北海道信用金庫協会会長で根室市に本店を置く大地みらい信金会長の北村信人氏に訊いた。(12月26日取材)

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
「東郷ダム」問題の正しい解決法

欠陥ダムの改修に巨額の国費をか
けず選択可能な代替策にシフトを

富良野市内に事業着手から40年の歳月と200億円近い国費を投じてもなお、いまだに漏水で水を貯められない農業用ダムがある。「国営東郷土地改良事業」の中核施設として計画され、のちに中富良野町での「国営ふらの土地改良事業」にも関係することになった「東郷ダム」だ。一貫してダム建設にこだわる北海道開発局に対し、昨年9月、会計検査院は建設中止を含む計画の見直しを求める事態に発展。受益農家からは「ダムは無用の長物。水が使える簡易な施設を」という声が上がる。水利権をめぐる土木行政の硬直した思考も見え隠れする、半世紀におよぶ土地改良事業の経緯を検証しながら、この問題の“正しい解決法”を探ってみた。

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【話題の人】
チョーク絵画教室「NPO ヒーリングアート
かけが絵」を主宰する 杉崎 英利さんに訊く

「障害者の僕が自立の道を歩めた。
絵画セラピーで『脱ストレス社会』を
目指すのが自分のミッションです」

カラーチョークと紙でイメージを自由に表現する「チョーク絵画」というアートが静かな注目を集めている。この画法を開発したのは、昨夏にチョーク絵画教室「NPO ヒーリングアート かけが絵」を立ち上げた杉崎英利さん(49)だ。転落事故の後遺症で「高次脳機能障害」と診断され失意の日々を送っていたが、絵画セラピーと出会い生きる意欲を取り戻す──。そんな自身の体験を基に、障害で苦しむ人やストレスを抱えている人に元気を与えようと“起業”を決意した杉崎さん。そのプランは内閣府の「地域社会雇用創造事業」の一環である「北海道社会的企業・起業プランコンペ」(第4次募集)の支援事業にも選ばれた。絵画による心のケアと再生までの軌跡、チョーク絵画誕生の秘話などを訊いた。(12月16日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

地方政治から地方自立へ
大阪都構想と地域政党の意味を考える

日本が自然と人為の未曾有の災害に見舞われた2011年が終わった。一瞬にして2万人の命を奪った恐るべき巨大地震と大津波、そしてそれと連動して多くの人々を恐怖に陥れ、その生活を奪った原発事故…。それは、人間が強大な自然の力を“畏れるべきこと”の教示であると同時に人間の “奢り”に対する厳しい警告でもあった。私たちはこの年に得た貴重な教訓を永遠に忘れてはならない。その意味で2011年は、これまでの人間文化、文明そのものを根底から見直し、軌道修正して、人間本来のあり方や生き方に再び立ち還るターニング・ポイントになるべき年といえるだろう。大量のエネルギー使用、経済成長主義、グローバル経済、軍事的力の均衡による平和維持など、いま当たり前と思われていることの全てが根本的な問題であり、“不条理”なのである。つまり、人類はいまや石油や原発に支えられた大量生産・大量消費・大量廃棄の生活様式からきっぱりと“決別”しなければならないということだ。


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【フォトレポート・トピックス】
●調剤薬局のメイプルが高齢者住宅向け薬剤配達を開始
●『新党大地・真民主』が発足会見「目指すは10年後の天下穫り!」
●就活スタート! 道内業界で収益力トップの人気企業「新和グループ」
●ガンプラW杯・香港で道産子小学生が世界に挑んだ!
●十勝を代表する冬のイベント「おびひろ氷まつり」

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●三井 辨雄●稲葉 篤紀●松山 千春
●三浦 知良●金 正日 ●松木 謙公
●野田 佳彦●島田 俊平●神内 良一
●森山 領 ●星野 尚夫
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【information】
■シネマ『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(イッツブーリー「一ノ瀬ラン」)
*気になるあの娘のOnとOff(ライン「かな」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
山上たつひこ・いがらしみきお 『羊の木』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
福島次郎『三島由紀夫 ― 剣と寒紅』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『肌触り(失望が希望)』
922円
【報道特集】地震研究の意義とは

北大研究員の地震予報サイト閉鎖
「M9再来」発信に揺れる“業界”

地震や火山活動の予測技術を研究する北海道大学地震火山研究観測センター(札幌市北区・谷岡勇市郎センター長)で11月中旬、研究員の情報発信が制限される“事件”が起きた。12月から1月にも巨大地震が再来する可能性を示した警告を、センターは「いたずらに不安を煽る」と問題視、予報を詳述したサイトの閉鎖を決めたのだ。警告を発した研究者は「備えを呼びかける必要があった」と訴えるが、予報ページは発表の3週間後に削除され、一般市民が眼にすることはできなくなった。不安の煽動と注意の喚起は、どう違うのか。サイト閉鎖後の“余震”も含め、ことの顛末を振り返る。(小笠原 淳)

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【緊急インタビュー】新たな危機への警鐘

マグニチュード9級、再び12月ないし1月にも関東沖で
「千年に一度の試練はまだ続く。
人命にかかわるから公開する」
北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター
研究支援推進員 森谷 武男さん

10月下旬、「あくまでも個人的な見解」と断った上で、1人の研究者がショッキングな警告を発した。近く、マグニチュード9クラスの大地震が再び起こる可能性がある──。警鐘の主は、北海道大学地震火山研究観測センターの森谷武男さん(69)。地震の前兆現象として2002年から観測を続けているのは、FM電波の伝わり方だ。3・11前に観測されたある周波数の乱れが、震災後に再び見られるようになったという。これは、同規模の地震の前兆としか考えられない。次の震源は「日本海溝南部」、Xデーは「今年12月から来年1月にかけて」──。(小笠原 淳)

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【連載】
「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

北電、記者会見オープン化へ
──不意の“出禁”も2週で解除

扉は、あっけなく開こうとしている。会見オープン化の要望に頑として頸を縦に振らなかった北海道電力が12月に入ってから態度を一変、次回の記者会見から記者クラブ非加盟メディアの参加を検討すると表明したのだ。本誌など複数のメディアによる再三再四の交渉が実を結んだ──、のではない。堅牢鞏固な鉄壁をいとも簡単にこじ開けたのは、監督官庁の“鶴の一声”だった。(小笠原 淳)

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【原発と放射能汚染】コープさっぽろが広瀬隆氏を講演に招聘(前編)

国と東電、大メディアが伝えない“福島第1”の真実
「津波ではない。メルトダウンの主因は地震だ」

原子力と放射能の問題に30年以上取り組んできた市民運動家であり作家の広瀬隆氏(68)を招いた講演会が11月10日、札幌市の共済ホールで開かれた。主催はコープさっぽろ(大見英明理事長)で、テーマは「福島原発が教えた放射能汚染の恐怖─泊原発を廃炉にするために──」。組合員などを中心に約600人が参加。3時間に及ぶ広瀬氏の講演は今回のメルトダウンの本当の原因、そして現在も続く放射能汚染の実態を浮き彫りにする刺激的なものだった。脱原発を掲げるコープさっぽろの取り組みと共に、危機感と希望を抱きながら全国を奔走する広瀬氏の生の声を2回に分けてお届けする。

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【特集・原発と地域】8月―10月、札幌 〔下〕

「容認」以後

3・11から半年を過ぎてなお、泊原子力発電所を抱える北海道では原発をめぐる話題が尽きなかった。3回にわたった報告は今回で幕を閉じるが、無論11月以降も事態は動き続けている。「容認」以後の報道が一つの節目を迎える時、読者・視聴者に届くニュースは吉報となるだろうか、あるいは──。(小笠原 淳)

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【教育】
フリースクールの現状と課題・後編

子供や若者のために私財を投じ
奔走する人たちを知って欲しい

「不登校になる子は、皆いい子ばかりなのです」と語る教育者がいた。感受性が豊かで真面目過ぎるため、ものごとをいい加減にできない。だからストレスが溜まり、疲れて動けなくなってしまう。要領のいい子は滅多に不登校にはならない。では、回復させるためにはどうすればいいのか。「子供が安心できる居場所を作るしかありません」というのが、その教育者の答えだった。つまり、不登校問題の解決は子供を学校に戻すことではなく、自由に息をつける場を与え自信を取り戻させること──。ありのままの子供たちを受け止め共に歩む。フリースクールはそんな居場所のひとつだろう。運営者たちを訪ね、それぞれの取り組みからフリースクールが担う多様な役割を探った。

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (11)

「司法で負けたら素直に謝るよ。
でも『100・ゼロ』はないだろ」

「あんまりグダグダ言うようならさ、宗教法人に建物を片っ端から寄附して、『これは宗教弾圧だ!』って路線変更しようかな(笑)」。手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が6月末に着手した「エコ村」計画をめぐり、同氏の周囲は変わらず騒がしい。道と札幌市が9月末に行政指導を行なったかと思えば、10月末に市納税指導課が無断の立ち入りで田中氏に謝罪する事態となっている。札幌市が河川改修工事の再開を目指す準用河川アカシア川の問題で市からの接触もあり、20年来の“仇敵”とは言いながら、この両者は何かと縁が深いようで──。(12月8日現在)

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【高齢化社会】高齢者共同住宅の現状と課題

入居条件が緩やかで低負担
注目を集める「高齢者共同住宅」

1人暮らしなどで生活上の不安を抱えるお年寄り向けの「高齢者共同住宅」が、道内でも広がりを見せている。おおむね自立して生活できる人が、食事などのサービスを受けながら良心的な利用料で安心して暮らすことができるため、国の医療制度改革により病院や施設からの退去を余儀なくされた高齢者や、グループホームなどに入居できない人の受け皿として注目されている。高齢者共同住宅とはどのようなもので、入居者はどう暮らしているのか。現状を探った。

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【環境】道立札幌拓北高校で「環境セミナー」を実施

「今もそこに息づく自然 石狩川の記憶…」
カラカネイトトンボを守る会 小本 智幸さん

3年間通った母校の周囲に、貴重な自然があったことを記憶に留めて欲しい──。11月14日、道立札幌拓北高校(北区あいの里)の3年生(262名)を対象に、NPO法人「カラカネイトトンボを守る会」の小本智幸さん(44)が講演を行なった。道教委が昨年発表した高校配置計画で、拓北高校と道立札幌篠路高校は平成25年度に統廃合(篠路高校を母体に新設校を設置)される方針が示されている。篠路福移湿原でナショナル・トラスト運動などを展開する同会は、同校理科研究部の自然観察活動を母体に設立された経緯があり、同校に寄せる会員たちの思い入れは深い。それだけに、拓北高校の周囲に息づく動植物について語った約60分は、内容の濃いものとなった。その模様を編集し採録する。

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【ニュース】

◆道内23信金の9月中間仮決算で
 見えてきた地域経済の“疲弊度”
──円滑化法後の金融行政に合併目線が生まれる?

◆似鳥社長が参議院調査会に参考
 人で出席。「円高問題に物申す」
──自由競争の中で活力を取り戻せと「似鳥節」

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【新春インタビュー】北海道知事 高橋 はるみ 氏

「北海道価値」を最大限に活かし
世界にはばたく北海道の実現を

東日本大震災の発生から間もない平成23年4月に行なわれた統一地方選で、3名の新人候補を相手に圧倒的な票差で3選を果たした高橋はるみ知事(57)。だが、その新たな船出は、震災対応や泊原発をめぐる“やらせ”などの諸問題、食料基地・北海道を根幹から揺さぶりかねないTPP問題など、かつてない大波に直面しながらの舵取りを余儀なくされた。道民の付託に応えるべく、喫緊の道政課題にどう対処し北海道の未来図を描くのか、高橋知事に胸中を訊いた。

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【新春インタビュー】札幌市長 上田 文雄 氏

「市民と共に考え、悩み、行動する」
原発事故に備えた防災協議を今こそ

「市民が主役」のまちづくりを推進し、3期目を迎えた札幌市の上田文雄市長(63)。市政に臨むスタンスは1期目からブレておらず、市民や企業の活力を引き出しながら生き生きとした創造都市を共に作り上げていくスタイルが浸透してきた。東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故を受け、市民の生命と財産を守る首長の役割があらためて問われる中、上田市政は脱原発の旗色を鮮明にしている。道や各自治体との連携の中で札幌市が果たしていくべき役割は重い。上田市長に市政に臨む覚悟と将来像について訊いた。

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【新春インタビュー】
野口観光グループ 野口 秀夫 社長に訊く

「望楼」に近い高品質を求め易く
道内旅館の改修で“第3の路線”を

東日本大震災の発生による海外インバウンドの激減、国内旅行の自粛ムード…。今年の道内旅行業界は、かつてない危機に晒された。創業社長の野口秀次氏が確立した宿泊業における「経営効率日本一」のビジネスモデルをベースに無借金経営を続ける野口観光グループすらも、震災の影響により年間計画の大きな修正を迫られた。そうした中で10月10日、神奈川県の箱根温泉に道外初進出となる「きたの風茶寮」をグランドオープンさせるなど、絶えざるイノベーションに挑み続けている同グループ。その陣頭指揮を執る野口秀夫社長が見据える“次の一手”とは何か──。(11月20日収録)

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【新春インタビュー】ビジネスが社会貢献に直結する喜び
タカハシ 代表取締役 髙橋 康弘 さん

「利益ばかり追求すると、結果とし
て違う方向に行ってしまうんです」

その曙は、町の小さな映画館。にぎわいの拠点を創り出す事業を、髙橋康弘さん(58)は「大きな社会貢献」と自負する。全道にくまなく展開するカラオケ店の運営会社は、創業の地オホーツクに軸足を置き続け、地域とともに歩んできた。経営破綻した地ビールメーカーを大ヒット商品で復活させた功労者は今、福祉事業という新たな目標にも眼を向け始めている。かつての映画館に満ちた活気を地域に、北海道に取り戻す──。創業半世紀、タカハシの舵取り役に2012年の抱負を訊いた。(11月25日収録)

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【新春インタビュー】
サッポロビール北海道本社 泉山 利彦 代表に訊く

道民や地域の皆さんとの絆を深め、より近い存在に

歓送迎会シーズン目前に発生した東日本大震災により、2011年の春は日本中が自粛ムードに包まれた。サッポロビール㈱も全国3工場で被災したが、「ふるさとのために、何ができるだろう?」をスローガンに掲げる同社北海道本社は、そうした中でも元気そのもの。“北海道応援団”として行政や地域とのコラボなどを通じ、北海道の活性化に尽力した。着任から3年目に入るサッポロビール北海道本社の泉山利彦代表(59)に、2011年の成果を振り返ってもらうとともに新年に向けた意気込みを訊いた。(11月28日収録)

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【マンガ】回顧2011年

ドジョウが出てきてこんにちは… (石川 寿彦)

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【話題の人】
コミュニティ・レストラン「西野厨房・だんらん」を運営する
NPO法人「ぐるーぽ・ぴの」代表 堀川 淳子さんに訊く

「地域の歴史や目に見えるものを
記録に残していくことが、
地域誌の役割だと思います」

札幌市西区でコミュニティ・レストラン「西野厨房・だんらん」を開く市内のNPO法人「ぐるーぽ・ぴの」が、地域の蕎麦屋をテーマにしたコミュニティ・ペーパー「あたしゃ西野の蕎麦がいい」を発行した。編集に参加したのは、同会が昨年主催した地域誌づくりの講座に参加した有志たち。なぜ蕎麦屋がテーマなのか──。それはメンバーの1人が何気なく口にした、「西野って蕎麦屋が多いよね」という疑問だった。13店を食べ歩き、店主の人柄や蕎麦にかける思いを聞き書きした冊子は、やがて人々の記憶から消えていくであろう地域の“今”を丹念に記録しており、ガイドブックとは一味も二味も違った魅力にあふれている。「ネットが主流の時代だが、紙には昔から思い入れがある」と語るNPO代表の堀川淳子さんに、地域誌づくりの狙いや取材のエピソードなどを訊いた。

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

沈みゆく“大国”たち
国民の豊かさは小国にあり

ついに日本国政府は、国民の十分な議論と合意がないまま、TPPへの参加に向けて動き出した。たとえ一部(?)の産業が打撃を受けたとしても、全体として“工業輸出国”である日本にとっては、「国を開くこと」や「貿易の自由化」こそが国益に適うことであり、そして「国際競争力を高め」、さらなる「経済成長」を目指すことにつながると考えたのであろう。前号で述べたように、このことによって日本が経済のみならず、社会のシステム全体とその根幹にある価値観にいたるまでアメリカに取り込まれ、自由・競争・自己責任を至上の価値とするアメリカ流社会に改変されてしまうことを、私は大いに危惧している。

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【フォトレポート・トピックス】
●新千歳空港がリニューアル第2弾! 新たに15店がオープン
●「泡盛deナイト」10回の節目は“国境の銘酒”が登場!
●藻岩山のロープウェイ観光施設が全面リニューアル!
●SATO社労士法人が中国進出セミナー

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●佐藤 佳孝 ●鈴木 宗男 ●山内 宏
●板谷 實 ●内藤 大助 ●田中 聡
●立川 談志 ●渡邉 恒雄 ●上田 文雄
●橋下 徹 ●石崎 信弘
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【information】
■シネマ『ミッション:インポッシブル』
■シネマ『運命の子』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(プラチナ「なな」)
*気になるあの娘のOnとOff(ハレンチ女学園「桜井 くみ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
堀道広 『耳かき仕事人 サミュエル』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
平岡梓『伜・三島由紀夫』他
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『行く年来た年』
922円

【事件】
小樽資産家女性殺人事件の深層を追う

冤罪を訴える釈放女性の悲痛
功を焦った小樽署が見切り逮捕?

今年7月、小樽市内のマンションで一人暮らしをしていた木本澄子さん(当時81)が刃物で数十カ所を刺され遺体で発見された資産家女性殺人事件──。事件発生から約2カ月半後に殺人容疑で逮捕・送検された同市の不動産会社社長、廣岡久子さん(62)が処分保留で10月7日に釈放されたことで、事件は意外な展開を迎えている。札幌地検は「起訴する証拠が揃わなかった」と釈放の理由を説明するが、同月25日に弁護人を通じて手記を公表した廣岡さんはあらためて容疑を否定。「絶望的な状況に陥らせて虚偽自白をさせようとした」と一連の捜査を強く批判している。果たして彼女は誤認逮捕されたのか、では真犯人は誰なのか──。市内では木本さんから多額の借金をしていた男性が事件の後に自殺したという情報も流れるなど、事件の真相をめぐり様々な憶測が飛び交っている。(11月3日現在)

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【連載】
「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

鉄壁の参加制限、誰がために
──北海道電力の「記者クラブ限定会見」

小欄既報の通り、北海道電力は同本店内で開かれる記者会見に北海道経済記者クラブ加盟社以外の参加を認めていない。会見は、広く道民に向けて情報を発信する場である筈だ。そこで参加を制限する理由を、同社は「円滑に会見を進めるため」と言い、また「セキュリティ上の都合」と言う。記者クラブ非加盟の記者たちは、どのように円滑な会見を妨害し、どれほどセキュリティ上の脅威となっているのか──。当事者の誰もがまったく自覚できない“事実”は、今も厳然としてあるようだ、札幌市中央区大通東1のみには。

【インタビュー】
北海道電力 総務部 総務・防災グループ
総務担当課長・高橋 章氏、副主幹・松尾 和寿氏

記者クラブ非加盟記者の会見参加
「セキュリティ上、認められない」

10月21日、本誌は北海道電力広報部に質問と要望を寄せた。質問は、同本店内で開かれる記者会見が北海道経済記者クラブ加盟社に限定されている理由、同記者クラブ非加盟者の取材対応窓口が広報部ではなく総務部である理由、及びそれらのルールの由来と変更の可能性、の3点を問うもの。要望は、記者クラブ非加盟者の記者会見参加を認めること、及び記者クラブに提供したすべての資料を同社公式サイトなどで広く公開すること、の2点を求めるものだった。回答が届いたのは10月31日。要望書の宛先の広報部ではなく、総務部の職員2人が口頭で対応した形だ。以下、同日のやり取りを採録する。(小笠原淳)

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【緊急採録】
北電・佐藤佳孝社長、道議会参考人招致

「現場がよかれと思って…」
10・26 道議会エネ特委員会150分間の隔靴掻痒 抄録

「出ろ」「出ない」「来い」「行かない」の応酬を経て、参考人が重い腰を上げたのは10月26日。北海道議会産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会(斉藤博委員長)の招致に応じた北海道電力の佐藤佳孝社長は、幹部職員ら7人とともに乗り込んだアウェーで何を語り、何を語らなかったのか。緊迫の、否、迷走の北電劇場、2時間半のダイジェストを、8ページにわたって採録する。

【グラビア】
2011年10月26日 北海道電力in 北海道議会

さとうよしたかさんと、7人の、なかまたち

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【流通】札幌市内商業用地争奪戦の虚実

「用地は完全に売り手市場」水面下で進行する“虎視眈々”
食品スーパー、ドラッグ、ホームセンターの衰えぬ出店意欲

札幌市内では食品スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどの出店意欲が衰えない。コストコや家具インテリアのIKEAなど外資系大型商業施設の進出意欲も強い。飽和状態と言われる中でも、彼らは虎視眈々と好立地を狙っている。既存店売上げの前年割れが進む中で、新店オープンは売上げ確保の生命線となるだけに各社の用地確保合戦は熾烈を極める。こうした用地確保の先兵役となる商業施設開発コンサルタントの目を通して札幌市内をリサーチしてみた。

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【報道特集】
裁判所に開示請求してみたら(3)

命短し、「判決要旨」
「記者席」のお値段に地方差

本年4月号から2回にわたって報告した、裁判所への開示請求結果。半年以上の間を置いて性懲りもなく続編をお届けしたい。この企画、ふんだんな取材費を確保できない地方弱小メディアにはうってつけ。なにしろ裁判所の文書開示は手数料無料なのだ。行政への請求と違い、収入印紙なぞという紙切れが必要ない。そんなわけで、今回かかった費用は切手代80円×56カ所=4、480円。はて、「56カ所」とはどういう数字か。それは、すぐにわかることになっています。(小笠原淳)

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【特集・原発と地域】8月―10月、札幌 〔中〕

「容認」以後

当初「8月―9月」と銘打っていた企画を拡大し、10月の動きも加えてまとめたレポートをお届けする。高橋はるみ知事の「容認」発言以後、初秋の札幌は慌しく熱い巷となった。敢えて独自取材を一切せず、新聞・テレビと同じ現場に立ち会い続けた記録を報告する試み、第2弾。

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【教育】
フリースクールの現状と課題・前編

「望んでいるのは“制度”づくり。フリースクール支援条例を」

学校生活に馴染めない子や不登校の子供の学びの場として、フリースクールへの関心が高まっている。道内でもNPOや個人など様々な運営による施設が、学校に行けず苦しんできた子供たちを受け入れサポートしている。しかし、公的支援など財政的な裏づけがないため、多くの施設が経営面での課題を抱えているのが現状だ。授業料がどうしても高くなり、経済的理由で入学を諦める子供も少なくない。こうした現状を打開しようと昨年11月、施設運営者と保護者で組織する「不登校の子どもの育ち・学びを支える札幌連絡会」が、札幌市の上田文雄市長に認定フリースクール制度の導入などを柱とする提言書を提出。これを受けた市は来年度から本格的な支援に乗り出すことになったのだが──。果たして、フリースクール支援は一歩前進するのか。現状と課題を考える。

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【報道特集】
北広島市西の里・寺院所有地をめぐる10年越しの“怪談” (3)

三宝興業社長は「全て偽証」と本誌に猛抗議
現造成主・成田山大照寺の負担で残土受け入れ場は廃止手続きへ

北広島市西の里の市街化調整区域にある約6ヘクタールに及ぶ寺院所有地。ここを舞台とした面妖な“事件”は、いよいよ収束に向け動き出す見込みだ。平成11年に宅造法(宅地造成等規制法)の開発許可が下りた同地では、残土受け入れ場としての使用が開始されてからというもの、平成16年に事実上の現場責任者であるU岡氏が“謎の死”を遂げた後も、金銭トラブルなどが絶えなかった。その元凶と見られる初代造成主、三宝興業の内田納社長は本誌報道に猛抗議しているが、同氏が寺院所有地に寄せる“思惑”が成就することは、最早ないだろう。(11月7日現在)

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (10)

「職権乱用の上に不法侵入だろ。
札幌市に“新法”が出来たのか?」

「立入禁止を無視して入りやがって、こりゃ新たな挑戦だろ。取りあえず6棟と思ったけど、それじゃ済まなくなったな」。手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が6月末に着手した「エコ村」計画。同氏に対し道と札幌市が9月末に行政指導を行ない風雲急を告げたと思いきや、なぜかそこに市納税指導課が“飛び入り参加”。市が河川改修工事の再開を目指す準用河川アカシア川の問題を含め、田中氏の周囲は相変わらず賑やかだ。(11月5日現在)

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【ニュース】

◆「原発なくせ」 怒る後志の女たち、
知事に面会求め100人が道庁訪問
──プルサーマル撤回など要求も、知事は面会拒否

◆“小池明夫会長の社長復帰”に見る
JR北海道の派閥力学と不安材料
──役員の団結を組織に示すことが再出発の大前提

◆親の会から提携を解消された「ひ
きこもり協議会」が道新で怪気炎
──後ろ盾を失っても木村理事長は規模拡大へ邁進?

◆コープさっぽろが4項目にわたり
札幌市と「パートナー協定」を締結
──高齢者福祉、子育て、資源回収などで共同歩調

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【長期連載】“農と食”北の大地から
亡国につながるTPP参加の行方(その4)
──農業だけが問題じゃない!──

アメリカ基準に引き込む罠を阻止
自給圏を創るため論議を深めよう

TPP(環太平洋経済連携協定)問題は、「交渉参加」を急いで対米従属の度を増す野田首相に対し、地方を中心にして拙速な判断を戒める世論が高まっている。政府や経済界、大手マスコミは「農業VS工業」の問題に矮小化するが、TPP参加には医療や食の安全、金融・保険、知的所有権など非関税障壁に関わる危険なワナが潜むことも明らかに──。道内の各界代表が反対・慎重意見を表明した道民集会の様子や米韓FTAの実態、想定される影響などを紹介しつつ、「自給圏」を創っていくことの大切さを考えてみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

北海道独立を考えるチャンスだ!
TPP推進論者よ、日本がアメリカの属国になってもいいのか?

日本の政治世界はいま混迷の極(きわみ)にある。与党の民主党も野党第一党の自民党も、ともにTPP(環太平洋連携協定)参加への賛否をめぐって、なんと党内が真っ二つに分かれてしまったのだ。これでは、いまや両党とも“政党”としての体をなしていないということになる。この事態から見えてくることの一つは、日本の二大政党のいずれにもそれぞれの明確な政治理念、つまり、単なる支持母体の利益代表という枠を超えた国としてのあり方についての哲学が欠けているということであろう。

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【2011 オホーツク特集】
オホーツクの付加価値、再評価へ──
管内一丸の震災支援で示した“地域の絆”

今年のオホーツク地方は、ある意味で東日本大震災の対応に追われた1年だったといえる。管内総出あるいは自治体独自に取り組んだ被災地支援、観光を中心に受けた大きな影響──。だが、それらを通して見えてきたこともある。地域の結束や人々の善意、豊かな地域資源の数々といった従来からのオホーツクの付加価値だ。特集前半で管内の状況を概観し、後半では網走・北見・紋別3市長の直近の声を紹介する。地域の生の姿を感じ取ってもらいたい。

【インタビュー】網走市長 水谷 洋一氏
大きな花が咲いたスポーツ合宿
「健康」をマチづくりの真ん中に

【インタビュー】北見市長 小谷 毎彦氏
北見赤十字病院の改築のほか、
懸案だった公共施設の整備を推進

【インタビュー】紋別市長 宮川 良一氏
「地域の命は地域で守る」を信念に
広域紋別病院の医療環境を充実

【観光】特集 オホーツクの旅
氷点下の世界をゆく

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【企業】SATO社労士法人が国内外で積極展開

上海のマイツグループと業務提携
中国進出企業の労務コンサル強化
元厚労省事務次官・戸苅利和氏を顧問に招聘

国内最大の社会保険労務士法人、SATO社会保険労務士法人(中野正行代表社員)が国内外で積極的に事業基盤の構築に乗り出している。中国進出の足がかりとして上海を地盤にしている日系会計・税務コンサルティング「マイツグループ」と8月までに業務提携したほか、9月には元厚生労働事務次官の戸苅利和氏(64)を顧問に招聘。労働・雇用の分野にわたって一段と競争力を高めていく戦略だ。

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【行政】岩見沢市長 渡辺 孝一氏に訊く(後篇)

「全国ばらサミット」の開催を機に
子どもたちに「未来遺産」の継承を

中心市街地の活性化をはじめ、数々の市政課題を抱える岩見沢市。2月に発生した学校給食の集団食中毒では、罹患者らへの補償のうち保険適用外部分を市職員で負担するなど、その責任を市全体で負う姿勢を表明したことが全国的な話題となった。先月号では、“空知の拠点都市”の若きリーダーとして難しい舵取りを迫られる渡辺孝一市長(53)に、東日本大震災の被災地支援の考え方や同市における危機管理体制などとともに、市の予算以上の経済効果を生む「生きたお金」について語ってもらった。引き続き今月号では、ごみ焼却施設や中心市街地の旧西友跡地「ポルタ」の今後、また平成25年に同市が開催地となる「全国ばらサミット」などについての想いを訊く。(9月29日収録)

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【行政】就任1カ月、小樽市副市長・貞村英之氏に訊く

市民の意見を聞きやすい環境を作り
故郷の小樽を少しでも良くしたい

小樽市の中松義治市長のパーティー券販売を巡る政治資金規正法違反事件で約4カ月間空席となっていた副市長に、10月1日付けで道職員だった貞村英之氏が就任した。小樽市出身で同市に出向経験を持つなどの経歴を買われての起用だが、市民の信頼回復や中心市街地の活性化など市政の課題は山積している。中松市長の補佐役として険しい再生への道のりにどう踏み出すのか──。就任から約1カ月の貞村副市長に現在の心境などを訊いた。(10月24日収録)

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【医療】
札幌徳洲会病院の新築移転を森利光院長に訊く

外傷・救急部門を大幅強化し教育部門・福祉連携を充実
──広域医療と地域医療の両立を図る

札幌徳洲会病院(札幌市白石区・301床)が来夏、厚別区大谷地に新築移転を予定している新病院の概要が明らかになった。建設を機に札幌東徳洲会病院(同市東区)の外傷部門を統合し、機能再生型の外傷センターを開設するなど、広域医療と地域医療の機能を併せ持つ医療機関を目指しているという。開業を前に忙しい日々を送る森利光院長に今回の移転新築にかける思いなどを訊いた。

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【話題の人】
小樽から新しいダンス文化を発信する
「ダンスうんどう塾・本部」の 小林 英夫さんに訊く

「中途半端ではいけない。指導法は
鋸職人の血が流れる僕のオリジナル」

皆で手を繋ぎ輪になって踊ろう──。リズム感や表現力を養いながらダンスの基本を学ぶ「ダンスうんどう」が、教育関係者の熱い視線を浴びている。プログラムを考案したのは競技ダンスの指導者、小林英夫さんだ。故郷小樽から新しいダンス文化を発信しようと35年前に教室を立ち上げ、子供たちのダンス教育をリード。日本を代表する兄妹選手でアマチュアダンス競技の最高峰、三笠宮杯ラテン部門で4連覇を果たした久保田弓椰さん蘭羅さんペア(札幌市在住)を育てるなど、その傑出した指導力には定評がある。憧れの先生にダンスを習おうと、小林さんのもとには国内外から“ダンス留学”する子供たちが続々と訪れる。そんなダンス界の革命児が自らを称する呼び名は「ダンスを教える職人」。小樽の「ダンスうんどう塾・本部」を訪ねカリスマ指導者の素顔に迫った。

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【フォトレポート・トピックス】
●JR北海道中島尚俊社長の「お別れの会」に3千人が参列
● ニトリの協賛で台湾に渡った釧路のタンチョウを初公開!

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●大場 脩 ●野田 佳彦 ●羽柴 秀吉
●栗山 英樹 ●吉田 晃敏 ●折茂 武彦
●横山 清 ●秋野 豊明 ●小池 明夫
●佐藤 佳孝 ●鈴木 直道
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【information】
■シネマ『怪物くん』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(札幌ハレ系「ハレJUK」)
*気になるあの娘のOnとOff(ココセレブ「あかね」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
藤子・F・不二雄『SF・異色短編』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
平岡梓『伜・三島由紀夫』他
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ほたるのひかり』
922円
【インタビュー】
有罪判決を受けた石川知裕衆議を直撃!

「水谷建設から5千万円は受け
取っていない。事実と異なる地
裁判決には、死んでも従えない」

これは、我が国の司法の深刻な危機なのか。それとも“悪党”が本物の悪人として断罪されるプロローグなのか──。世間が注目していた“陸山会裁判”の第1ラウンドは、小沢一郎元民主党代表サイドの完敗に終わった。政治資金規正法違反(虚偽記載)の容疑で東京地検特捜部から起訴されていた小沢氏元秘書3人が、9月26日に東京地裁から政治とカネの問題を厳しく指弾され、執行猶予付きの有罪判決を言い渡されたのだ。10月1日、被告の1人である石川知裕衆議(38)を帯広市内で開かれた支援集会後にキャッチし、直撃取材を試みた──。

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【報道特集】
新党大地の「9月例会」で佐藤優氏が注目発言

「来年、“プーチン大統領”の下で
天然ガスと北方領土が動き出す」

新党大地(浅野貴博代表代行)の例会が9月17日、1500人の参加者を集めて札幌市内のホテルで開かれた。鈴木宗男元衆議が昨年暮れに収監され、党代表が不在にもかかわらず立ち見が出るほどの盛況を見せた今回の例会。松木謙公衆議、石川知裕衆議が挨拶に駆けつけるなど何かと話題が多かった中で、ひときわ注目を集めていたのがムネオ氏の盟友で元外務省主任分析官の佐藤優氏(51)の講演だった。東日本大震災後、閉塞感が漂う我が国の内政と外交──。それらを予言者的な分析眼で斬って見せた佐藤氏の講演内容をノーカットでお届けする。

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【道議会】
不正受給の疑いが次々発覚。道議会議員の政務調査費を検証する

“全面公開”は名ばかり!
領収書に目立つ公私混同

今年から1円以上の全ての領収書が公開されるようになった道議会議員の政務調査費で、不正受給や不正が疑われる事例が相次いで発覚している。それらの領収書が、どこでどのように公開されているのか道民には全く知らされていないという点も大きな問題だ。「第2の議員報酬」と言われる政務調査費の不透明な実態を検証する──。

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【報道特集】
当別町「災害防災備蓄センター」で立ち退きトラブル

災害救援ネットワーク北海道の
山口幸雄代表と当別町が“対立”

石狩管内当別町の廃校を借り受け、私設の「災害防災備蓄センター」を運営していた山口幸雄氏と当別町の間に、施設の立ち退きをめぐるトラブルが浮上している。山口氏と言えば「やんじー」の愛称で親しまれている災害ボランティアの“プロ”。「災害救援ネットワーク北海道」の代表を務め、今回の東日本大震災でも炊き出しのため被災地に赴き支援に奔走している。センターは災害時に備えた救援物資の備蓄と防災研修を目的に6年前、旧中小屋中学校跡地に開設されたもの。ところが昨夏、町は当初の「契約内容」が履行されていないことを理由に今年3月末までに建物の撤去と引き渡しを要求。これを受け1度は撤去を決めた山口氏だが、3月の大震災でスケジュールが狂い“引越し”を反故にしたままとなっている。当別町などを訪ね、トラブルの真相を追った。

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【報道特集】
JR北海道社長「入水自殺」の深層

会社危機に労使問題が追い討ち
石狩浜の沖に消えた中島社長

自責の念に駆られた信望の人の“遺志”

失踪6日後の9月18日に小樽市のオタモイ海岸沖で遺体が発見され、道警によって断定された入水自殺──。JR北海道の中島尚俊社長の突然の死(享年64)は道内外に大きな衝撃を与えた。公的色彩の強い公共交通機関の経営者が自ら死を選ぶという前代未聞の事件。中島社長はなぜ自殺しなければならなかったのか、その真相は今もって明らかではない。石勝線特急列車の脱線炎上事故やその後の相次ぐ車両トラブルなどによる精神的疲労が引き金となったのか、あるいは別の理由があるのか──。彼の遺志を探り、この事件を教訓とするため、その深層を追った。

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【インタビュー】
元「原子力安全基盤機構」職員 藤原 節男さん

泊3号機・元検査員が語る検査結果改竄の実態

「鉄腕アトム」世代のエンジニアが
身を挺して訴える“脱原発”の真意

自らを「ラマンチャの男」に擬え、「ドン・キホーテ・デ・ラ・原子力安全基盤機構」と称する。6月上旬に「週刊現代」誌上で北電泊原発3号機の検査記録改竄を実名告発して以来、公益内部通報者として証言を続けている藤原節男さん(62)。9月下旬には札幌を訪ね、160人の市民を前に現場の実態と当時の心境を語った。鉄腕アトムに憧れ、原子力工学ひと筋の人生を歩んできた技術者は言う。「私は今でも原子力の可能性を信じている。だからこそ、倫理観のない電力会社や官僚のいい加減さが許せないんです」──。

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【報道特集】原発と地域

「容認」以後
8月―9月、札幌 〔上〕

8月17日、北海道は一番乗りとなった。“福島”以来、世界で初めて調整運転中の原子力発電所が営業運転を再開した土地。その日から今日まで、地元では何が起きていたか。高橋はるみ知事の「容認」発言から2カ月、早くも忘れ去られつつある“ニュース”を、本稿記者が見聞した中から拾い集め、時系列で並べて振り返る。(小笠原 淳)

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【報道特集】
北広島市西の里・寺院所有地をめぐる10年越しの“怪談” (2)

「諸悪の根源」は残土受け入れ場の
“名ばかり造成主”三宝興業社長か

北広島市西の里の市街化調整区域にある約6万平方メートルに及ぶ寺院所有地、ここを舞台とする面妖な“事件”の続報だ。平成11年に残土受け入れ場として使用が始まり、同16年に起きた“ある事件”を機に事業がストップ。以来、長年放置されていた土地で、昨夏に突然残土の受け入れが再開されることになった。騒音や粉塵などによる生活被害を訴える隣地住民の強硬なクレームに端を発し、行政や“利権屋”までもが加わった騒動が勃発したが、7月上旬に事業は再び停止した。果たして、その背景にあるものは──。(10月7日現在)

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (9)

「刑事告発することがありますって
狐か狸と話しているみたいだな」

「札幌市の不渡り役人が職務放棄して刑事告発しないなら、30棟でも40棟でも建てちゃうよ」。手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が6月末に着手した「エコ村」計画。8月4日に札幌市の農政課と農業委員会事務局、都市局宅地課が合同で現地調査に入って以降、行政側の動きが活発化していたが、道と市は9月末にようやく田中氏に対する行政指導を行なった。これを受けた同氏は、怒るどころか呆れ顔。果たして田中氏の胸中やいかに──。(10月6日現在)

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【観光】
道東自動車道の占冠─夕張35キロが、まもなく開通!

問われる観光業界の対応。期待膨らむ
「十勝スカイロード」の開通効果

道東自動車道(愛称:十勝スカイロード)の占冠―夕張間35キロが10月29日に開通し、ノンストップで道東圏と道央圏が高速道路で結ばれる。札幌と帯広が3時間未満で行き来できるようになるほか阿寒湖温泉など道東の観光地も4時間エリアになる。十勝や釧路管内の観光地では道東道開通による入り込みの増加を期待しているものの、時間距離が短くなることへの不安も抱えている。開通を前に帯広や阿寒の観光業界の対応を探ってみた。

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【連載】累犯者と地域〔特別篇〕

札幌刑務所長・米谷 和春さんインタビュー

増える高齢受刑者
「塀の外にもっと受け皿を」

本誌9月号からレポートしている高齢受刑者問題。初回の同号では地元・札幌刑務所の職員や受刑者の声を採録したが、本号では〔特別篇〕として同所長・米谷和春さん(57)のインタビューをお届けする。本年4月に着任、職員約330人を率いて道内最大の刑務所を監督するリーダーは、高齢受刑者の増加をはじめとする現在の諸問題とどう向き合っているのか。1400人を収容する矯正施設の長が初めて単独取材に応じ、思うところを語った。(小笠原 淳)

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【ニュース】

◆経営を揺るがす億単位の処理費用が?
日詰工業「PCB漏洩」の大きな代償
──保管事業者は「対岸の火事」とするなかれ

◆「篠路福移湿原」訴訟で、スノー
メディア側は全面的に争う姿勢
──地方の有力スーパーも後に続くか

◆アークスが篠原商店を子会社化
将来は道東ラルズとの合併も
──保管事業者は「対岸の火事」とするなかれ

◆小樽市の歴史的建造物「旧板谷邸」
の敷地内で新たなマンション建設
──「まちなか居住」に一役買うとの期待も

◆「飲食費で領収証を」に怒り心頭
札幌の風俗店が「東電出入り禁止」
──ウェブ上で思わぬ反響。「差別」指摘の声も

◆アビアスが札幌地裁に本誌を提訴
根拠なく「名誉毀損」を訴える不毛
──主導権めぐり中澤氏と幹部が対立し迷走?

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【長期連載】“農と食”北の大地から
“核のゴミ”の後始末と農業(その2)
──再処理・核燃料サイクル政策からの脱却をめざして──

揺れる幌延の処分研究。“核のゴミ”は
脱原発を踏まえ地層処分から決別を

道北の幌延深地層研究センターで進む“核のゴミ”の処分研究が波紋を広げている。幌延町長は核関連施設の誘致に淡い期待を抱き、周辺地域の住民たちは処分場に狙われることへの不安を払拭できない。そうしたなかで、地層処分に向けたスケジュールはどこまで進み、関係者は北海道の実情をどう捉えているのか──。処分事業の実施主体を取材したり、原子力問題に明るいNPO代表の話などを聞きながら、脱原子力時代を迎えたなかでの「よりましな“核のゴミ”の扱い方」や酪農を柱にした地域づくりのあり方を考えてみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

民主主義の仮面をかぶった日本
国主導のやらせを生んだ土壌は
「経済成長」神話への呪縛と「経済効率至上主義」

原発をめぐる「やらせ」疑惑は新たな段階に入ったようだ。ある程度予想されていたことではあるが、ついにその恐るべき全体構図が明らかになってきたのだ。つまり、この「やらせ」は、単に電力会社という企業の自己防衛のみから生まれたものではなく、経産省資源エネルギー庁がみずからそれを指示していたというのである。まさに国ぐるみの茶番、世論操作である。これはその本質において国民の意志や権利を軽視する“独裁制国家”となんら変わらない。

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【教育】
26年前にフリースクール「東京シューレ」を開設した奥地圭子さんが講演

「子供のありのままを受けとめ、
多様なニーズに応える“かかわり”」

不登校の子供が育つ学びの場としてフリースクールが注目されている。しかし、公的な補助がないため、どの施設も財政面での課題を抱えているのが現状だ。道内では昨年11月、「不登校の子どもの育ち・学びを支える連絡会」が認定フリースクール制度の導入などを柱とする提言書を札幌市に提出。これを受けた市がフリースクールの連携を前進させようと、来年度に向けた取り組みに動くなど、その重要性がようやく認知され始めた。全国各地の親の会などで組織する「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が9月下旬に札幌市内で開催した「不登校・ひきこもりを考える」集会では、元教師で26年前にフリースクール「東京シューレ」を開設した奥地圭子さんが「ありのままを受け止め、多様なニーズに応えるかかわり」と題して基調講演。「子どもはいのち」という原点から多様な教育のあり方を訴える奥地さんの取り組みを紹介する。(9月24日収録)

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【インタビュー】
岩見沢市長 渡辺 孝一氏に訊く

市民が喜ぶ「生きるお金」の
使い方で市内経済を活性化

昨年発覚したごみ最終処分場の杜撰な管理、今年2月に発生した学校給食の集団食中毒事件…。昨秋に大差で3選を果たした渡辺孝一市長(53)だが、中心市街地の活性化をはじめ市政課題は山積したままの状況だ。“空知の拠点都市”のトップとして難しい舵取りを迫られる渡辺市長に、現下の課題や率直な胸の内を訊いた。(9月29日収録)

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【企業経営】
企業再生グループ・北日本経営綜合研究所 足立文彦主幹に訊く

「経営コンサルは当事者の立場で
企業トップに“100%の安心”を」

専門職のプライドをかけ再生をサポート
──熟達の経営コンサルタント・足立文彦氏

企業経営は10年続くと偉大なりとされ、20年続くと畏れられ、30年で歴史を創ると言われる。それだけ企業経営を継続するのは難しい。企業は生き物と言われるが、時代や環境に対応しながら“最適解”を求めていく自助努力が欠かせない。経営コンサルタントは、こうした企業の伴走者であり水先案内人の役割も担っている。40年近く第一線で活躍し、4年前東北から北海道に活動拠点を移した北日本経営綜合研究所の足立文彦主幹に、この専門職の時代的役割と使命について訊いた。

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【医療】
ここまで進んだ「皮膚病の紫外線治療」

副作用を抑え、多くの皮膚疾患に卓効をもたらす新治療機
医療法人廣仁会 札幌駅前皮膚科クリニック 嵯峨 賢次 院長

紫外線と聞くと「日焼けを起こす、美肌の大敵」というイメージを持っていないだろうか? もちろんそういう一面はあるものの、その種類を適切に使い分けることによって、多くの皮膚病治療に卓効をもたらすことも分かってきている。この「紫外線治療」を積極的に診療に取り入れているのが札幌駅前皮膚科クリニックの嵯峨賢次院長だ。JRタワーにほど近い同クリニックに嵯峨院長を訪ね、紫外線治療の実際をレクチャーしてもらった。

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【話題の人】
5年前に旭川に移り住んだ三浦綾子記念文学館
特別研究員 森下 辰衛さんに訊く

「雪は必ず融け大地を潤し命を育む。
旭川に暮らし信じ耐えて待つことを知りました」

旭川出身のクリスチャン作家、三浦綾子さんのデビュー作『氷点』(1964年)を1年がかりで読み解く「語りつくす『氷点』12回連続講演」が「三浦綾子記念文学館」(旭川市神楽)で今年4月から始まった。不倫、継子いじめ……。人の心に潜む罪をテーマにした小説は当時一大ブームを巻き起こし、半世紀近く経った今も世代を超えて多くの読者に愛されている。三浦文学の原点でもある、同小説の連続講演に挑むのは元福岡女学院大学助教授で、5年前に家族を伴い旭川に移り住んだ同文学館の特別研究員、森下辰衛さんだ。大学の職を辞してまで三浦文学の探求を続ける森下さんを訪ね、連続講演の狙いや三浦さんの秘話などを訊いた。

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【フォトレポート・トピックス】
●医療法人 大空が出版記念講演を開催
医療を救う看護の本質を今こそ見直そう
●第21回「全国花のまちづくりコンクール」で
サッポロガーデンパークが国土交通大臣賞を受賞
●約100人のファーム会員と交流
2年目の「Qちゃん ファーム」で大収穫祭
●グループ創業の地に誕生した「イーグルR-1」
原点回帰で“日本一の店づくり”を
●旅行代理店「わくわくホリデー」がオーロラタウン店を開設
「誇れる大地、北海道」を発信!
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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●中島 尚俊 ●石川 知裕 ●梨田 昌孝
●松木 謙公 ●大西 雅之 ●貞村 英之
●鉢呂 吉雄 ●菅 直人 ●スティーブ・ジョブズ
●小沢 一郎 ●ワンガリ・マータイ
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【information】
■シネマ『れっしゃナンバーワン大集合』
■シネマ『夜明けの街で』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(ラズベリー・ドール「しゅり」)
*気になるあの娘のOnとOff(エムジョ「橘ゆりあ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
松本大洋 『 Sunny 』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
ストークス『三島由紀夫 生と死』他
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*新連載・財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『きょうの終り』
922円
【特集・累犯者と地域】

みんな普通に暮らしたい
──塀の外に見つけた希望

前号で報告した高齢受刑者問題。塀の中と外を往き来する彼らに、その繰り返しを断ち切る機会は訪れるのか。外の希望を見つけた人たちに会うと、そのきっかけはさまざまあるように見える。と同時に、決め手は1つしかないとも受け取れる。幸運な出会いがあるか、ないか──。犯す必要のない罪に手を染めた人たちに、差し伸べられる手の数は未だ充分ではない。だが、あることはある。それも、割とすぐそばに。(小笠原 淳)

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【緊急インタビュー】
スクープ連発、大手を凌ぐ原発報道のトップランナー

「記者クラブのような特権がないから、
自分たちで掴んでいくしかないんです」

8月26日、北海道電力の“やらせ”メール問題が発覚する。同日午前に共産党北海道委員会があきらかにし、大手メディアがこぞって報じたニュースは、すでに“第一報”ではなかった。追いかけた各紙・各局の報道に、その日刊紙の名は登場しない。7月2日の九州電力“やらせ”報道をはじめ、原発問題の調査報道で次々に特ダネを放つ「しんぶん赤旗」。その「逆境を逆手に取った取材力」とは何か、今なお“フル稼働”中の取材班でデスクを務める森近茂樹さん(55)に訊いてみた。

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【報道特集】
苫東の道有地で産廃処分場業者が恐喝未遂か(3)

アビアス社がダミーを使い
新規事業資金5億円を調達?
“黒い人脈”を背後に不正行為を
繰り返した“自称オーナー”の素顔

苫小牧東部開発地域(以下苫東)で産業廃棄物の最終処分事業を行なっているアビアス株式会社(本社京都市・吉田卓司社長)の関係者が、恐喝まがいの行為に手を染めていた疑惑の続報だ。アビアス社は代理人を通して疑惑を否定する回答を寄せたが、“自称オーナー”が事件のキーマンである可能性は強まるばかりだ。同氏が担保を提供し同社が5億円の資金融資を受けていたことも判明。黒い人脈を背景に不正行為を繰り返してきた“自称オーナー”の素顔を検証する。

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【報道特集】
北広島市西の里・寺院所有地をめぐる10年越しの“怪談”

“利権屋”うごめく残土受け入れ場
成田山大照寺は廃止の意向だが…

何とも面妖な“事件”である。舞台は北広島市西の里の市街化調整区域にある約6万平方メートルの寺院所有地。発端は平成10年、厚別区大谷地にある真言宗智山派の成田山大照寺(代表役員・藤井照人氏)が、自己所有地に隣接する広大な土地を取得したことにある。同地は翌11年から“ある事情で”残土受け入れ場となり、平成16年に“ある事件”が起きるまで使用されたが、以降は手付かずのまま放置されていた。ところが昨夏、残土の受け入れが突然再開されたことで、行政や地元住民、さらに“利権屋”までもが加わった騒動が勃発し今に至る。一体何があったのか──。 (9月8日現在)

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【連載】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

兼業ジャーナリスト、官庁会見へ
──IWJ北海道が開ける風穴

国や地方のお役所は、なぜ記者会見を開くのか。眼の前の記者を相手に情報を公開し、また質問に答えるため──、ではない。中央官庁の大臣らは国民に、都道府県知事は都道府県民に、市町村長は市町村民に向けて語りかけねばならない筈だ(議会や司法府も同様)。だが、彼らの語りが漏れなく国民・市民に伝わる機会は極めて少ない。参加したメディアはその記録に大胆な編集を施し、紙や電波を通じてごく一部を読者・視聴者に届けるのみだ。では、すべての情報を受信する権利を持つ国民・市民が、自らその場を取材する機会を得られるとしたら、どうなるか──。一つの果敢な試みが、ここ北海道で始まった。(小笠原 淳)

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【揺れる道内放送業界】夕方ニュース戦線に異状あり

関係者が驚く「常勝STV、視聴率連続2ケタ割れ」の緊急事態
日ハム人気に頼り、ニュース番組が劣化?

原発震災以降、テレビ報道の影響の大きさに改めて注目が集まっている。そんな中、道内報道番組の主戦場である午後6時台のニュース現場に最近ちょっとした「異変」が起きているという。それは、北海道ではNHKさえ凌ぐ人気を誇ってきたSTVニュースの意外な苦戦だ。道内ローカルニュースの現場で、いま一体何がおきているのだろうか──。

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【報道特集】民事再生「御前水ゴルフ倶楽部」の行方

「もう蔦森一族の居座りを許すな」
“守る会”が経営責任追及の狼煙

地元の名士から破綻の張本人へ──。富と名声を得ていた人物がジェットコースターのように急降下するケースがまたぞろ出てきた。今回の主役は御前水ゴルフ倶楽部(苫小牧市)を経営する美々リゾート開発の蔦森清克社長(69)だ。苫小牧の名士として知られた蔦森一族の一人だが、同社が民事再生を申請してから半年、徐々に不透明な経営実態が明らかになってきた。会員たちは「横領、背任の疑いあり」と追及の狼煙を上げている。御前水ゴルフ倶楽部が破綻した経緯と今後を追った。

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【ひきこもり】
吉川修司氏が語る「親亡き後の『ひきこもり』」

父の死後、改めて振り返る
親子関係とこれからの生き方

ひきこもりの長期高齢化に伴い、「親亡き後のひきこもりをどうするか」という新たな課題が社会問題として浮上している。このほど内閣府が公表した「ひきこもり支援者読本」では、親の資産活用と社会保障制度を軸としたサバイバルプランが提示されているが、それ以外に当事者が生き延びる道はないのか。8月下旬、「北海道ひきこもり問題を考える実行委員会」(黒田靖実行委員長)が「親亡き後の『ひきこもり』を考える」をテーマに札幌市内で講演会を開催した。この場で、NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」副理事長で、5月に父親を亡くし1人暮らしとなった吉川修司氏が、現在の心境と暮らしを赤裸々に語った。分かり合えぬまま亡くなった父への深い思いを胸に秘めながら、緩やかな社会参加の道を模索する吉川氏の“告白”に耳を傾けて欲しい。

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (8)

「不渡り手形を連発しやがって。
札幌市こそハギ取りのプロだろ」

8月4日に札幌市の農政課と農業委員会事務局、都市局宅地課が合同で現地調査に入るなど、手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が6月末に着手した「エコ村」計画に対する行政側の動きが活発化している。当の田中氏は「文句があるなら、さっさと告発すりゃいいのに」と涼しい顔をしていたが、7月下旬の手稲区土木部長に続き8月下旬には建設局理事が同氏を訪問し、再び田中氏の怒りを買う事態となっている。訊けば因縁の2人、果たして何があったのか──。(9月5日現在)

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【ニュース】

◆路上支援「労福」創設者が来札講演
どうなる生活保護、どうする自治体
──指定都市、医療費一部負担など議論。国と地方の協議は難航

◆北洋銀本店長を辞めた藤澤隆司氏が
指定席を蹴り自前で再就職した理由
──環境調査の「エコニクス」常勤監査役に就任

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【長期連載】“農と食”北の大地から
“核のゴミ”の後始末と農業(その1)
──幌延・深地層試験施設をめぐる動きから──

処分地への火種残し原子力の“負の
遺産”めぐり揺れ続ける「酪農の里」

福島第一原発で起きた大事故を踏まえつつ、「一次産業と原子力は共存できない」と5月号で書いた。北海道には、高橋知事による3号機の営業運転の再開容認や北電の「やらせメール」の発覚などで揺れる泊原発に加え、もう一つの原子力問題がある。高レベル放射性廃棄物などを地中深く埋め棄てるための試験を続ける「幌延深地層研究センター」をめぐる動きだ。静かな酪農の町で今、何が起こっているのか──。30年間におよぶ経緯を紹介しながら、酪農家の思いや“核のゴミ”の後始末の現状などをリポートする。(ルポライター 滝川 康治)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

北海道の精神を“脱植民地化”せよ
──日本ではなく、北海道の未来を語ろう──

まるで全身が天空に向かって吸い上げられていくような満天の星々の饗宴…、その素晴らしさに見物の人々の間からおもわず歓声が湧きあがる。8月27日夜、「星まつり」で賑わう名寄市立天文台「きたすばる」でのひとコマである。この日は入場無料、しかも、雲ひとつない晴天と新月(月の明かりが星の光を邪魔しない)という絶好の日よりもあって、広い駐車場から車が溢れるほどの賑わいだ。友人どうしで旭川から訪れた私たちのグループも、その直前にプラネタリウムで鑑賞した映画「銀河鉄道の夜」で味わったまさに“超時空的”感動の余韻も加わって、明け方まで興奮が収まらず、忘れられない一日となった。

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【インフォメーション】
新たな形、それは本来の形──
西岡霊廟に“日本初の納骨堂”

国内初、宗教・宗旨・宗派を問わない国内最大級の屋内型霊廟として平成7年に開廟した西岡霊廟(運営:宗教法人浄土真宗/田中孝学住職)。豊かな緑に彩られた霊廟内では、小鳥のさえずりや小川のせせらぎが聴こえ、四季を通じて快適なお参りが可能となっている。
開廟から早17年目、核家族化の進行などに伴い、お墓の継承に不安を持つ人が増えている。そうした社会変化に対応すべく、西岡霊廟では親族に代わってお墓を守り供養する個人墓や夫婦墓を用意しているが、この夏にはさらに一歩進み、国内でも類を見ない納骨堂を誕生させた。

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【まちづくり】
小樽と岩見沢の事例から学ぶ「まちづくりの処方箋」

「まちづくりの資源は人」
一人ひとりが歴史の担い手という意識を

「まちづくり」って一体なんだろう。地域の活性化、コミュニティビジネス、地域ブランドといった言葉だけが流行りのように独り歩きし、わがマチのために自発的に行動し汗を流すという“原点”が忘れられてはいないだろうか。先頭を切る人や支援する人材が出にくいという課題もある。ここに紹介する2つの「まちづくり」のうち、1つは21年前にイカ釣りの集魚灯をキーワードに手作りのイベントを始め、マチの賑わい作りに足跡を残した小樽市の商店主らの取り組みだ。そしてもう1つは、消え行く歴史的建造物を通してマチの文化の再発見、再評価につなげようとする岩見沢市民の動きだ。時代の流れと共にマチは変貌していく。だからこそ自分たちの住むマチを見つめ、人々が心を合わせながら新しい暮らしや文化を作り上げていく──そんなまちづくりのヒントを2つの事例から学びたい。

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【インタビュー】
終戦前夜、自国の復興を願った日本人のドラマ。
『日輪の遺産』の佐々部清監督に訊く

「誰かのためを思うこと──
その大事さを感じ取って欲しい」

『鉄道員(ぽっぽや)』『地下鉄(メトロ)に乗って』など数々の名作を世に送り出してきたベストセラー作家、浅田次郎原作の『日輪の遺産』が『半落ち』などで知られる佐々部清監督により映画化され、8月27日から全国公開されている。終戦前夜の日本を舞台に、マッカーサーから奪取した財宝の隠匿という密令を受けた軍人と作業に駆り出された20人の少女の姿を通して祖国復興への勇気と希望を描く群像劇だ。奇しくも東日本大震災を経て日本が復興のスタート地点に立った今、作品が問いかける意味は深い。キャンペーンのため来札し本誌の単独インタビューに応じた佐々部監督に作品への思いを訊いた。(8月12日収録)

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【医業経営】
医療機関の健全経営を支える 「一般社団法人医業経営研究会」

激変する医業経営にセカンドオピニオンを!
プロ集団で医療機関を総合サポート

医業経営をトータルにサポートする組織、「一般社団法人医業経営研究会」が札幌市内に設立され、医療業界から注目を集めている。〈開業して3年、法人化したが毎年赤字。この先は大丈夫なのか〉〈帳簿上は黒字なのに毎月のキャッシュが慢性的に不足してしまう〉──いずれも医業経営では必ず出てくるような問題に税務、財務、資産運用、労務など多方面からアプローチし、健全経営へと導いていくことが目的。代表理事は税理士法人中野会計事務所の中野幸一代表で、主要メンバーには税理士やファイナンシャルプランナー、弁護士、社会保険労務士などが集いワンストップで医業経営と向き合える体制を敷いた。今回、中野代表理事と設立の仕掛人であり理事でもあるFPLコンサルティング代表取締役の中川浩氏の両人に活動内容や今後の展望を聞いた。

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【話題の人】
“札幌市民オールバイリンガル”を目指し、
英語サロンをオープンした 白木ゆみ子代表に訊く

「英語でのコミュニケーションに関して
日本人はアジアの人たちに負けています」

札幌市中央区。藻岩山に近い緑豊かな住宅街に8月1日、英語サロン「ペラペラスタジオ双子山」がオープンした。一歩足を踏み入れると、そこは“札幌にある世界一小さな異国”。ウーファーと呼ばれる海外のボランティアと札幌の子供たちが、英語でおしゃべりしながら遊びに熱中し実に楽しそうだ。スタジオ代表の白木ゆみ子さんは元大学教員。45歳で単身アメリカに留学し、苦労して英語を身に付けた経験から「英語貧民日本人」の英会話能力アップを実現しようと私財を投じてスタジオを開設した。「英語をシャワーのように浴びる環境を作りたい」と話す白木さんにスタジオに託した夢を訊いた。(8月13日収録)

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【フォトレポート・トピックス】
●中小企業サポート研究会・パネルディスカッション開催
「あなたの会社を伸ばす経営のツボ」
●第2回 日本ジオパーク全国大会が開催
今秋は脚光浴びる洞爺湖有珠山エリアへ
●ゴルフやマラソン、命と絆を再確認したスポーツ交流
北海道の夏を彩ったニトリのスポーツウィーク!
●劇団イナダ組と劇団TPSが1月下旬から約1カ月のロングラン公演
「札幌演劇シーズン2012冬」が始動
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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●鉢呂 吉雄 ●佐藤 佳孝 ●野田 佳彦
●飛田 稔章 ●上田 文雄 ●安田 侃
●橋本 聖子 ●秋野 豊明 ●栗城 史多
●室伏 広治 ●島田 紳助
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【information】
■シネマ『ギンギラ太陽’s はじめてモノ語り』
■シネマ『夜明けの街で』
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【連載コラム】
*新連載・はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(札幌ハレ系「ハレキュン」)
*気になるあの娘のOnとOff(ミセスシレナ「なつみ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
松田洋子 『ママゴト』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
三島由紀夫 『夏子の冒険』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ゆうなぎ』
922円

【激白60分】
党から除籍された松木謙公衆議が語る民主党の“病巣”

「能力がないのではない。
民主党に欠けているのは、政権政党としてのキャリアだ」

これは新たな劇場型政治なのか──。菅直人総理の一人芝居が止まらない。国中を熱気に包んだ「小泉劇場」と異なり、「菅劇場」の最大の特徴は観客のほとんどが幕引きへの興味だけで舞台を注視していることだ。こうした状況を、北海道12区選出の松木謙公衆議はどう見ているのか。小沢一郎氏の側近として知られる松木氏は、昨年9月に菅改造内閣で農水政務官に就任、一時は内閣の一員だった。それが今年2月23日に政務官を辞任、今年6月2日には菅内閣不信任案に民主党議員として只1人賛成票を投じ、除籍処分を受けている。ブレなかったばかりに無所属議員となった松木氏に、民主党の“病巣”を語ってもらった。
(7月9日収録)

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【報道特集・高齢累犯者】

塀の外に希望はあるのか
──札幌刑務所に彼らを訪ねて

「今まではここのほうが楽だと思ってました。でも今度出たら、目標を立ててちゃんと頑張る決意です」。そう語る男性は、70歳。札幌市東区の札幌刑務所で過ごす日々が、おそらくあと2年以上続く。24歳のころ函館で服役して以来、途切れることなく塀の中と外とを往復してきた。「今度出たら」の決意が本物なのかどうか、それは本人にしかわからない。どういう余生が幸福なのかも、やはり彼自身にしかわからない。塀の外に幸福があるかどうかも、また。(小笠原 淳)

【フォト・レポート】
刑務所の朝──番号で呼ばれる1,400人の日常

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【特集・東日本大震災】ある医療支援

「別れ際、
誰もが号泣した」
――被災地の“かかりつけ医”たちが見た復興精神

復興を目指す地で、最初期に医療支援を手がけた人たちがいる。震災発生翌週・3月17日出発の第1陣を皮切りに、以後4週間に亘って宮城・石巻に通い続けた札幌の医療チームは、ぎりぎりの状況で肩を寄せ合う人たちの笑顔に、涙に、胸を熱くした。「病院のスタッフです。北海道から来ました」の呼びかけに応えた「やっと来てくれた」の歓声は、現地を訪ねた誰もが終生忘れないという。被災地のかかりつけ医となって地域の人たちと喜怒哀楽をともにした日々を、新札幌パウロ病院のスタッフが振り返る(語り…医療法人中山会統括本部長・須田義宣)。

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【被災者支援】「みちのくkidsスクール」

7日間、120人の大学生と被災地の子どもたちの交流
「いつもと変わらない夏休みを、そして札幌を『ホーム』に」

「東日本大震災の影響で札幌に来た子どもたちのために、私たち大学生ができることは何か」──。この夏、1人の女子大学生が送ったメールをきっかけに約120人の大学生たちが集結し、7日間にわたるイベント「みちのくkidsスクール」が開催された。連日の厳しい暑さの中で弾けた、約60人の子どもたちの笑顔。このイベントの概要とともに、参加した子どもや保護者のコメント、そして中心的な役割を果たした学生の横顔などをレポートする。

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【連載】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

続・電力各社の情報公開
ルールが定まらない役員会見

地元・北海道電力を含む一般電気事業者の情報公開についてレポートした本稿第26回(先月号掲載)の、後日談。前回の取材に対して「会見などの参加の可否は当社が判断する」との結論を出した北電は、7月下旬に同本店内で社長会見を開催、日時は記者クラブのみに告知されたためフリー記者の参加はなかった。一方、同時期に会見を開いた電力会社の中には、初めて記者クラブ非加盟者の参加を認めたところもある。原子力行政に国民の注目が集まる中、電力各社の情報公開はどこまで進むのか、あるいは進まないのか──。(小笠原 淳)

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【独占インタビュー】
「裏金」デスクが職場を去った理由

「メディア問題の核心は、
組織的な制度疲労にあるんです」

6月16日、提訴から5年間に及んだ裁判に決着がついた。最高裁判所の決定は、「上告棄却」。北海道警“裏金”問題をめぐって出版された書籍に虚偽の記述があったとする道警ОВの主張を、司法府が認定した形だ。その2週間後、被告の1人だったデスクが職場を去った。25年間の新聞記者生活を終える決意は、3カ月ほど前には固まっていたという。在職中から組織の枠を超えて発言を続けてきたジャーナリストが今、退職後に初めてその口を開く。高田昌幸氏(51)はジャーナリズムのどこに失望し、何に希望を見出したのか──。(聞き手・小笠原 淳)

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【連載】NPO活動の現状と課題を考える

活動資金、組織運営をどうするか
システムづくりが問われるNPO

1998年にNPO法(特定非営利活動促進法)が施行され今年で13年。この6月には、税制優遇措置を受けられる法人の認定基準を緩和する改正NPO法が成立するなど、東日本大震災の復旧・復興活動を後押しするとの期待も高まっている。しかし、新規事業や調査研究などの財源となる行政の補助金事業などを巡っては、ミッションを同じくする団体の増加で、パイの奪い合いが顕著となる傾向も。また、暴力団関係者がNPOの役員に就任したり、詐欺など犯罪の隠れ蓑に利用されるケースも露呈している。公共サービスの新しい担い手として市民運動をリードしてきたNPOは、どこへ向かおうとしているのか。現状と課題を探る。

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【報道特集】
苫東の道有地で産廃処分場業者が恐喝未遂か【2】

アビアス“自称オーナー”に浮かび上がった「黒い人脈」
問われる産廃事業者としての適格性

苫小牧東部開発地域(以下苫東)で産業廃棄物の最終処分場を経営しているアビアス株式会社(本社京都市・吉田卓司社長)の関係者が、恐喝まがいの行為に手を染めていた疑惑の続報である。取材を進めると事件のキーマンである“自称オーナー”氏の「黒い人脈」が、徐々に浮き彫りになってきた。アビアス社の産廃処分場は、いったい誰が何のために運営しているのだろうか──。

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【報道特集】北広島「北海道歯科技術専門学校」検証

「調査委員会」は看板倒れ?
内紛と金銭不祥事で疲弊した学校現場

財団法人歯誠学園(阪秀樹理事長)が運営する「北海道歯科技術専門学校」(北広島市・中田久夫校長・定員60名)問題の続報である。6・7月号では同校が抱えてきた金銭不祥事や内部トラブルについて、その一端を報告したところだが、同校が内部の問題を調べる目的で設置していた「調査委員会」が7月2日までに調査結果をまとめていたことが分かった。関心を寄せていた監督官庁の北海道は、学校幹部を呼び出したのだが──。

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【検察の可視化】
札幌地検の記者会見が(一瞬だけ)可視化

佐々木正輝・新検事正、全面可視化には難色
撮影・録音制限「合理的」、着任会見は「例外」

8月8日夕、札幌市中央区の札幌地方検察庁で新検事正の着任会見が開かれ、昨年6月に定例会見を“オープン化”した同庁としては初めて、北海道司法記者クラブ未加盟メディアが参加する会見で撮影・録音を認めた。ただ、着任会見の“可視化”は従来からの慣行で、同日も写真や動画の撮影が冒頭約5分間に限定されるなど、とくに開放が進んだと言えるほどの試みではなかった。


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【連載】
札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡
──農地違法転用篇(7)

「札幌市がエコ村に来たよ。
売れないセールスマンみたいな顔してさ」

上田文雄札幌市長らに地鎮祭への招待状を送るなど、手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が、用意周到に事前告知した上で6月末に着手した「エコ村」計画。「文句があるなら告発しろ」と札幌市を挑発してきた田中氏の計画に対し、8月に入りようやく市が動き出した。それに先立ち7月中には、農地を違法転用して平成14年にオープンしたパークゴルフ場に絡み、市の複数部局が田中氏との接触を図っている。田中氏の周辺は、相変わらず賑やかなようだ。(8月5日現在)

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【ニュース】

◆電車通りの歩道に出現した謎の箱
3週間で撤去も、再来の可能性?
──「認定道路」めぐる唐突なトラブルの結末は…。

◆車椅子、贈り続けて2000台
手から手へ、「飛んでけ!」の支援
──節目の6台は、道内各地の高校生がベトナムの施設へ

◆年末までに4店舗、札幌市内で
食品スーパーの出店ラッシュ!
──さらなるディスカウント路線で沸騰するチラシ合戦

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【長期連載】名寄発! ホンネで語る北海道独立論・特別鼎談

“名寄アイデンティティー”の
確立で、今こそ独立の狼煙を

◆出席者◆
加藤 剛士(名寄市長)
青木 紀(名寄市立大学 学長)
白井 暢明(司会)

話題の映画『星守る犬』のロケ地にして天文ファンの聖地。最近にわかにクローズアップされてきた道北の拠点都市「名寄」の魅力は厳しくも美しい大自然と公立大学、病院などの社会的インフラが整備された“安全・安心”のまちづくりにある。しかし、その一方では過疎化という大きな課題も抱えている現実も見逃せない。この名寄・道北が持つ「潜在力」を活かすにはどうすればいいのか。さらには北海道民としてのアイデンティティーをどう確立するか──。本誌で「北海道独立論」を展開する白井暢明氏がホストを務めた名寄市長・加藤剛士氏と名寄市立大学学長・青木紀氏の「特別鼎談」後編はいよいよ佳境に入ってきた。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
特別インタビュー (その2) 共働学舎新得農場代表 宮嶋 望 さん
聞き手 ルポライター 滝川 康治

「チーズづくり」と「共働」を軸に
実現させた新しい農業モデル。被災
者らも受け入れ新得で学べる機会を

寄付や補助金に依存することなく生産活動に励み、チーズづくりを軸にした新しい農業のモデルを実現させた共働学舎新得農場。その原点にあったのは、「欠けたところがある人間同士が協力しあい、ともに働いていく。ここは、お互いが学びあう家である」という考え方だった。創設者である父親との葛藤を経て、試行錯誤をくり返しつつ事業を軌道に乗せることができた今、宮嶋さんは人材育成にも力を入れる。インタビューの最終回は、「3・11」を機に転換期を迎えた日本社会のなかで、明日への希望の道を探る試みや今後の課題などについて聞いた。

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【フォト・レポート】
新千歳空港がリニューアルオープン!

テーマは「過ごす・楽しむ・発見する」
旅行者・地元客に愛される“新空港”へ

新千歳空港ターミナルビルが7月15日、第1期のリニューアル工事を終えオープンした。総工費約200億円をかけた開業以来20年ぶりの大規模改修の第一弾。昨年3月に完成した国際線ターミナルとともに、北の玄関口として国内外の旅行者、地域の道民が楽しめる空港を目指す──。今回のリニューアルの全貌をフォトレポートでお届けする。

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【医療】社会医療法人 北斗(帯広市)

来春、帯広の社会 医療法人 北斗がロシア・
ウラジオストクに 「画像診断センター」を開設

グローバルな展開を視野に入れ現地の医療機関と提携

十勝の拠点病院である北斗病院(400床)などを運営する社会医療法人 北斗が来年4月にロシア極東・ウラジオストク市内に3大死因であるがん、心臓疾患、脳卒中などの2次予防を目的とした「ウラジオストク画像診断センター」(仮称)を開設する。地域医療を軸としながら世界的な医療のダイナミズムを視野に入れた先駆的な挑戦を続けている北斗。「21世紀はアジアを中心にしたヘルスケアのうねりが作り出されていく時代。そうした時代環境の中で医療従事者として前向きに役割を果たしたい」とする鎌田一理事長に、ウラジオストク進出の狙いと今後のビジョンを訊いた。

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【インタビュー】北洋銀行・横内頭取が語った縦横無尽の90分
目指す銀行像から脱原発、若者たちへの提言まで──

内部強化し顧客サービスを向上
応援したい道産子の起業家精神

北洋大通センターがグランドオープンしてまもなく1年。今や同センターは大通地区の新しいランドマークとして札幌中心部の賑わい創出に大きな役割を果たすまでになっている。今年初めに同センターに移転集約した北洋銀行は今年度から新中期計画をスタートさせ、北海道のリーディングバンクとして選ばれる金融機関の実現を目指している。そんななか、本誌のロングインタビューに応じた横内龍三頭取が新中期計画や札幌銀行との合併効果、次代を担う若者へのエール、脱原発などについて語り尽くした──。(7月27日収録)

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【道内企業】
早来工場でソース事業を本格化させる「春雪さぶーる」

大人気のバジルソースを主力に
北海道ブランドと食文化を牽引
夢は「道産ソース」をアジアに届けること──

生ハム群の国内トップメーカーでエア・ウォーターグループの道内企業、春雪さぶーる(札幌市・松本信社長)が次代の主力商品として業務用ソースの自社生産に乗り出す。7月下旬、生ハムなど畜産加工品を製造している早来工場(勇払郡安平町)の敷地内で新工場の建設が始まり、12月からの本格稼動を目指している。初年度は女性に人気のバジルを主力としたハーブ系のソースを中心に400トンの生産を予定しているという同社。北海道のブランド力と食文化をソース事業を通して発展させていく戦略とは──。ソース工場建設の経緯や今後の展望などを同社の開発担当者らに取材した。

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【話題の人】
高齢者を言葉で慰める「一人暮らしの
一言カレンダー」を企画した 石島 忍さんに訊く

「様々なことを思索できる三角山は
私にとって書斎と同じです」

札幌市西区にある三角山の麓に住み、自らを“ふくろうおじさん”と称する造形作家の石島忍さんが、東日本大震災の被災地のお年寄りを慰めようと「一人暮らしの一言カレンダー くじけないでね 元気に生きよう」を届ける活動を続けている。夏休みには母校の後輩たちがボランティアとして被災地に赴き、直接お年寄りにカレンダーを手渡す計画も進んでいる。「精神文化というカンパの方法は、新しい時代のデザイン」と話す石島さんだが、実はカレンダー作製のヒントを与えてくれたのは目の前の小さな三角山(標高約311メートル)なのだという──。50歳の時からこの三角山に登り、“一等三角点のある札幌遺産”として山頂から様々な文化を発信してきた石島さんのアトリエを訪ね、ボランティアのことや山の魅力などを語ってもらった。 (7月16日収録)

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【フォトレポート・トピックス】
●個性を活かした墓所をお手頃に 2期目も好評、石狩はまなす墓苑
●花魁道中「第47回すすきの祭り」花魁たちも暑かった…
●震災被災者の会「みちのく会」のショップ「みちのくリサイクル」が贈答品を急募
●北海道社会福祉士会がひきこもり研修会とシンポジウム
●セイコーマートが札幌市と“まちづくり”と“不法投棄防止”協定を締結
●札幌市と共通運送、トワード物流がエコドライブ推進協定を締結
●札幌に琉球の風運んだ「北海道泡盛の集い」
●日韓の架け橋を少年野球で! 太陽グループが日韓親善大会を開催
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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●鳩山 由紀夫 ●小林 博明 ●新井 修
●海江田 万里 ●加藤 茶 ●熊谷 紗希
●温 家宝 ●石川 知裕 ●中川 郁子
●伊藤 羽仁衣 ●カレル・ヴァン・ウォルフレン
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【information】
■シネマ『神様のカルテ』
■シネマ『ゲット・ラウド』
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【連載コラム】
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(あわほたる「いちか」)
*気になるあの娘のOnとOff(お嬢様協奏曲「新田りこ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
しりあがり寿『あの日からのマンガ』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
永井龍男『回想の芥川・直木賞』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『古いJAZZの歌をきいてる』
922円
【流通】
ユニバースとの経営統合で食品スーパー全国2位に浮上した新生アークス

常識を覆した“地方資本”の躍進
横山清社長「勝ち組連合」の真意

道内食品スーパー最大手のアークスは、青森県が地盤のユニバースと経営統合し10月から新生アークスとして道外初進出を果たす。今回の統合で年間売上高は4000億円を超え、最大手のライフコーポレーションに次ぐ全国2番手になる。道内の食品スーパー各社は、激安化が進む中で生き残りを賭けた様々なトライを続けているが、アークスは得意のM&Aで他社を大きく引き離すことになった。道内の食品スーパー業界でアークス1人勝ちが色濃くなる中、今回の統合劇を検証しながら横山社長の真意と戦略を探った。

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【連載】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

「記者クラブさんのご意向を…」
電力各社の情報は
誰に発信されるのか

本稿第25回(先月号掲載)で報告した政府・東電の合同記者会見。これに参加登録した記者は、東電単独の記者会見にも無条件で参加が認められることになっている。地方在住の本誌記者も事前連絡なしに入場でき、質疑応答も阻まれない。では、地元の北海道電力はそうした取材機会をどこまで開放しているのか。迂闊に関心を寄せてしまった本稿記者は、同社の定期株主総会に足を踏み入れたのを機に、その関心を止めることができなくなる。公益事業を担う民間企業もまた、お役所と同じぐらい記者クラブとの関係が深かった。(小笠原 淳)

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【町づくり】
小樽発・観光資源でもある歴史的建造物をどう守り、活かすか

町並み保存は町づくり──
次世代に残すべき貴重な財産
「歴建」に新たな命を吹き込め

小樽観光の楽しみに歴史的建造物の探訪がある。重厚な銀行建築から意匠を凝らした商家、豪商の邸宅など、時代の佇まいから商都の歴史や文化、人々の暮らしぶりを感じることができる。ところが最近、将来の保存が危ぶまれるケースが増えている。老朽化で維持管理費が嵩み、所有者が建物を手放したり空き家のまま放置するケースが増えているためだ。所有者の中には「もはや個人や一企業の努力だけでは限界」と明かす人もいる。観光資源である「歴建」をどう守り、保存すべきか。現状と課題を探った。

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【インタビュー】(社)小樽観光協会 谷口 美津江会長に訊く

震災で小樽は何も失っていない。
原点に還り、笑顔でお迎えを

この6月、⑳小樽観光協会に初の女性会長が誕生した。ミドリ小型ハイヤー社長で、同協会副会長だった谷口美津江さん(67)だ。震災後の観光客の減少をどう回復するか、さらには長年指摘されているホスピタリティ(おもてなしの心)の向上など、小樽観光が抱える課題は多い。タクシー会社で長年指揮を執り、「365日ほとんど休みがない」という超多忙の身ながら観光協会会長という大役を引き受けた谷口さん。女性ならではのしなやかな感性で、小樽観光をどう変えていくのか。抱負などを聞いた。(7月5日収録)

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【報道特集】
苫東の道有地で産廃処分場業者が恐喝未遂か

「中身が違う」と契約額の10倍を請求したアビアス社
同社と事件にちらつく“黒い人脈”

苫小牧東部開発地域(以下苫東)で産業廃棄物の最終処分場を経営しているアビアス株式会社(本社京都市・吉田卓司社長)の関係者が恐喝まがいの行為に手を染めた疑いが浮上している。昨秋、処分場に産廃を持ち込んだ業者がアビアス関係者から謂れのないクレームをつけられ、契約単価の10倍もの支払いを強要されたと証言。取材を進めると、事件の背景に暴力団の影、そして意外な人物との接点が浮かび上がってきた──。

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【連載】
札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 ⑥

「エコ村は無節操役人の教育になるよ。
上田市長も花くらい持って来ないとな」

手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が、「趣味で真面目に取り組む」と宣言していた「エコ村」計画。農地法や都市計画法に違反することは先刻承知、札幌市に対し「文句があるなら告発しろ」と再三にわたり挑発を繰り返して来たが、この計画がいよいよ6月末に動き出した。砂利が敷かれた計画地の一画には、すでにアパートの基礎が打たれ、誰がどう見ても違法転用した農地に違法建築物が建てられることは明白。違法行為を事前に告知され、なおかつ地鎮祭への招待状まで送付されていた札幌市は、果たしてどう対応するのか──。(7月8日現在)

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【子育て】
シリーズ 親はどこに、子はどこへ──②
児童養護施設の子供たち(その1)

底抜けの明るさと際限ない
甘えに隠れた重すぎる荷物

さまざまな事情で親と一緒に暮らせない子供たちがいる。6月号で2歳までの子供が入所する札幌乳児院をレポートした後、札幌市北区にある児童養護施設の興正学園(社会福祉法人 常徳会)に記者は足を運ぶようになった。かつては孤児院と呼ばれた児童養護施設。0歳から18歳までが入所できる興正学園にはいつも定員の60名に限りなく近い数の子供たちが暮らしている。その子たちのなかで、まずは1歳から小学校入学までの“幼児さん”たちの姿を追い始めた。一見すると普通の明るい子、可愛いらしい子である施設の子供たち。しかし、その小さな背中にはあまりに重い荷物が──。

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【ニュース】

◆東電会見のネイビー記者 逮捕
記者会見オープン化への影響は
──知人記者が接見、当人は「偶発的な誤認逮捕」との認識

◆終らないパーティー券問題の余震
小樽市役所で迷走する副市長人事
──閉塞感漂う市政に冷ややかな市民の目線

◆渡島信用金庫・伊藤新吉理事長が
子息を課長から常勤理事に大抜擢
──かつて“世襲打破”を唱えた本人が天につば?

◆「篠路福移湿原を次世代に残したい」
札幌のNPOが残土処理業者を提訴
──渦中の業者は排雪事業でも提訴される見込み

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【長期連載】名寄発! ホンネで語る北海道独立論・特別鼎談

公立大学と雄大な自然環境
希有なインフラの相乗効果を

◆出席者◆
加藤 剛士(名寄市長)
青木 紀(名寄市立大学 学長)
白井 暢明(司会)

道北の拠点都市、名寄市は盆地で気温が安定しているため空気の揺らぎが少なく天体観測には理想的な町だ。その町に「本格的な天文台を」という市民の長年の夢を受けて昨春誕生したばかりの「なよろ市立天文台きたすばる」。さらには現在公開中の映画『星守る犬』の市内ロケで、一躍“観光地”として注目されるなど、ホットな話題が続く同市は人口約3万人にして、公立大学を持つ文教都市でもある。今回、長期連載企画「ホンネで語る北海道独立論」でお馴染みの白井暢明氏が特別鼎談のゲストに招いたのは、昨年4月の市長選で初当選した40歳の若き市長・加藤剛士氏と、名寄市立大学学長・青木紀氏だ。名寄の豊かな地域資源を活用しながらの町づくりや大学の再編や可能性などについて自由かつ大胆に意見を交わす「特別鼎談」を前・後編の2回に分けてお届けする。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
特別インタビュー (その2) 共働学舎新得農場代表 宮嶋 望 さん
聞き手 ルポライター 滝川 康治

地域に根ざし、世界に学ぶ。仲間
とともに挑戦し、切り開いた北海
道産ナチュラルチーズの“可能性”

自閉症の子の行為をきっかけに建設された新得町の加工施設でチーズづくりを研究するかたわら、宮嶋望さんは先達を訪ねて話を聞いていった。高品質なものを狙うことで新たなマーケットを創ろうと、ヨーロッパ系のチーズに絞る。そうしたなか、フランスでの一つの出会いが新得農場の新境地を開いていく。各種コンクールに出品して受賞し、国内外で高く評価されるようになった同農場の“本物のチーズづくり”の陰に、どんな苦労や創意工夫の積み重ねがあったのか──。

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【ビール】
ビールメーカー担当者に聞きました!
福祉協賛 大通ビアガーデン情報

◆アサヒ スーパードライ ビアパーク(6丁目会場)
◆キリン一番スクエア(7丁目会場)
◆THE サッポロビヤガーデン(8丁目会場)
◆サントリー ザ・プレミアムモルツガーデン(5丁目会場)

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【夏の観光特集】

夏休みは親子で道内観光!
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【医療】美と健康を目指す“都会の癒しの場”へ

都心部の旧ペアーレ札幌に「大通メディカルモール」オープン!

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【お盆特集】
仏の心、国境超えて──
パラグアイ、ブラジル、韓国…禅の精神説く伝道師

「仏教の本義は、人生の価値を見出すこと」
曹洞宗薬王寺・田中清元住職に訊く

この8月、3人の禅僧が地球の裏側を訪ねる。宗教離れ・寺離れが叫ばれて久しい今日、海を越えて南半球の布教地に赴くのは、震災復興に励む2県──岩手・福島と、そして北海道の僧侶だ。修行時代、軍事政権下の韓国を訪ねたのを皮切りに、その後40年間に亘って海外布教に取り組んできた曹洞宗薬王寺(札幌市中央区)の田中清元住職(62)は、宗派を超えた仏の心を広く伝えたいと願う。それは、巷間言われる“葬式仏教”の姿とはおよそ重ならない。仏教の本義は、今生きていることの価値を見出すことだ──。

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【話題の人】
「過去と現在。写真を撮ることは時間の流れを記録すること」
前衛舞踏集団「北方舞踏派」を撮り続けた 平形 秀哉さんに訊く

「人物写真にこだわるのは、人生の物語が見えてくるから」

古色蒼然とした港町小樽。1970年代、山形県鶴岡市で旗揚げした前衛舞踏集団「北方舞踏派」の若者たちが、新たな活動の場を求めこの町に辿り付いた。運河沿いにある古い赤レンガ倉庫「海猫屋」を拠点に剃髪、白塗りの男女が繰り広げる奇怪な踊りに地元の人々は度肝を抜かれたという。当時の小樽は悪臭を放つ運河を埋め立てるべきか否かを巡り、市民を2分する論議が巻き起こっていた。渦中の町で朽ち果てそうな建物を自分たちの手で再生し、前衛舞踏を演じた10年間。彼らが放つ強烈な個性とエネルギーに魅了され公演ごとにシャッターを切り続けた余市在住のフォトエッセイスト・平形秀哉さんは、「時が経ち、メンバーたちの生き様が忘れられつつあるのは寂しい。その記憶を留めておくためにも、彼らの『今』を撮影したい」と話す。古いものと新しいもの。芸術家の卵たちはこの町にどんな歴史を刻み込んだのか。

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【フォトレポート・トピックス】
●ニトリの経営セミナーで中国人経営者70人が道内視察
●札幌建設業協会と札幌市が「不法投棄撲滅」で協定を締結
●札幌で“沖縄の夜”を満喫! 7月20日に「泡盛を楽しむ北海道の集い」
●大賑わい! Qちゃんファ ーム種まき祭
●SATO社会保険労務士法人が無料相談・「雇用調整助成金」の活用
●拓殖大学友会札幌支部60周年に応援団OBが大集結
●旅行代理店わくわくホリデーが副都心に2店舗目をオープン!
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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●横山 清 ●松本 龍 ●横路 孝弘
●高橋 幹夫 ●庄司 大 ●向谷地 生良
●西村 公利 ●堀江 貴文 ●高橋 功
●中田 翔 ●インラック・チナワット
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【information】
■シネマ『コクリコ坂から』
■シネマ『日輪の遺産』
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【連載コラム】
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(お嬢様協奏曲「碧波うい」)
*気になるあの娘のOnとOff(絶対領域「ゆき」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
藤子不二雄A『無邪気な賭博師』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
N・スタルヒン 『白球に栄光と夢をのせて わが父V・スタルヒン物語』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*暑中見舞い名刺広告
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【今月の表紙】鈴木翁二画
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