北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

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【報道】北海道警・ある不祥事を巡って

彼はなぜ囚われたのか

「漏洩」刑事の逮捕に“出る杭”叩き疑う声

帯広市で起きた若い警察官の飲酒運転問題。その衝撃も消えない3日後、参議院議員選挙の公示に合わせるかのような間合いで警察が発表した、奇妙な不祥事がある。道警本部が、同薬物銃器対策課の警部補(38)を逮捕――。罪に問われた現職警察官は、もともと成績優秀、同僚や部下の信頼も厚い好漢だったという。あたかも悪質な不正の常習者であるかのように報じられた「彼」を巡り、その職場でいったい何があったのか。
(小笠原 淳)

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【報道】札幌北署管内ガスボンベ事件(8)

「未解決の3件、本当に『摸倣』なんですか」

控訴審直前 名須川早苗被告が語る心境

一昨年1月から5月にかけて発生した札幌北警察署管内連続ガスボンベ破裂事件。発生8件のうち最初の5件で激発物破裂罪などに問われた名須川早苗被告(54)に本年3月、懲役18年の実刑判決が言い渡された。被告の控訴で審理は札幌高裁に移り、7月21日に控訴審が幕を開ける。地裁判決後、計28回の面会を重ねてきた本稿記者は、ここで改めてその声に耳を傾けた。最初の逮捕から2年2カ月に亘って身柄を拘束され続けているその人は、二審開始を前に何を語ったのか。(聞き手・小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える(8)

謝罪、謝罪、謝罪、隠蔽…

再び連発、道警不祥事
情報開示はなお不充分

昨秋の不祥事連発を機に、たびたび「再発防止」を誓ってきた北海道警察。にもかかわず、本年6月には現職警察官の逮捕が相継ぎ、再発防止宣言が“再発”する事態に。道の知事部局や教育庁などが懲戒処分の全件公表に踏み切る中、警察だけが頑なにそれを拒み続けるのは、ここまで来てなお知られたくない不祥事があるためなのか。身内の飲酒運転や守秘義務違反を自ら発表した官庁は、その何十倍もの“見えない不祥事”を隠し続けている。

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【報道】恵庭OL事件 特別抗告棄却

「勇気を出して名乗り出て」

再審棄却確定 恵庭OL事件
弁護団が待つ姿なき証言者

一昨年春に再審請求が棄却、昨年7月に即時抗告が棄却されていた恵庭OL殺人事件。この6月には最高裁判所が特別抗告棄却を決定し、弁護側の主張はまたしても司法府に一蹴された。これを「中身のない形式的決定」と激しく批判する弁護団は、即座に第2次再審請求への準備を開始、犯人とされた女性も獄中から「ぜひ請求を」と訴えたという。そんな中、弁護団は本年初春に突然届いた“証言”を公表、会見を通じてその主に接触を呼びかけた。16年前の「真実」を知るのは、誰なのか――。(小笠原淳・工藤年泰)

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【参院選】選挙権年齢引き下げ、若者たちは…

この夏、それぞれの思い托して

18歳以上選挙権で初の国政選挙
権利行使の若者たち、ここにも

18歳に選挙権――。公職選挙法改定後、初の国政選挙となった今夏の参議院議員通常選挙。本誌が店頭に並ぶころには改選後の顔ぶれが決まり、各地の投票率もあきらかになっているだろう。新たな権利を行使した若者たちは、果たして何人に上ったか。それぞれの一票には、どんな思いが込められていたか。たとえば、彼らの場合は…。(小笠原淳)

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【報道】「旧知床花ホテル」解体工事事件を追う

白昼堂々と重機泥棒!

孫請け業者、三笠の勇廣商事が怒りの告訴

オホーツク管内斜里町ウトロ地区にある閉鎖ホテルの解体工事トラブルに絡んで、現場で作業を担っていた有限会社勇廣商事(本社三笠・竹田廣子社長)の重機備品、約1800万円相当が盗まれる事件が起きた。浮かび上がったのは、解体工事の元請けである札幌の大手清掃会社と下請け業者による露骨な「業者外し」。いったい何があったのか──。(小笠原淳)

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【報道】一世を風靡した「北欧」ブランドの行方(2)

武吉氏の元部下が20年目の告発
“北欧、火事で焼け太り”の真実

「15億円出た火災保険は不正請求だった」

「創業者である父親が会社を喰いものにして大きな損害を与えた」とグループを引き継いだ長男が本誌に告発した「北欧パン」の骨肉の争い。創業者、斉藤武吉氏(68)の疑惑について、長男の豪氏(40・北欧STプラン社長)は、20年前に本社工場で起きた火事に絡んでも重大な不正が行なわれたと指摘する。この時、火災保険金の支払いは総額15億円にものぼったが、被害を水増しして請求した疑いが濃いという。“北欧は火事で焼け太りした”という評判が立ったのもこの頃だ。当時の武吉氏の部下たちが生々しく証言する──。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (17)

戦没画学生の霊を慰める美術館
長野県上田市に建つ「無言館」

観る者の心を揺さぶる若者の遺作

長野県上田市の郊外にある「無言館」という施設の名前を聞いたことがあるだろうか。ここは、太平洋戦争や日中戦争で亡くなった画学生の遺作となった絵画を中心に展示している美術館だ。館主は水上勉の息子で作家の窪島誠一郎さん(74)。今から約20年前の1997年5月に開館し、画学生約40人による80点余りの作品が観る者の心を揺さぶる。戦争終結から71年めとなる暑い夏を迎える前に、その無言館を訪れた。戦地に赴く前に万感の思いで筆をふるった画学生たちの作品を通して、戦争という理不尽な行為が、一人ひとりの運命を狂わせてしまう事実にあらためて憤りを感じた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】「道内23信金3月期決算」を読み解く

薄曇りの空に“暗雲”が迫る?
貸出金利収入は四年で百億減

渡島はV字回復、5信金で新理事長が誕生

6月末に出揃った道内23信用金庫の2016年3月期決算によると、業務純益が減益になったのは18信金。貸出金利の低下によって多くの信金の稼ぐ力が弱まっていることが窺える。マイナス金利政策と業態を超えた金利競争で収益の源泉である貸出金利息収入はますます薄まるとみられ、各信金は展望を描きにくい経営環境に入っている。今後2~3年は、こうした状況が続くとみられ信金の中にはポスト・マイナス金利政策を見据えた対応にも目を向け始めているところもある。

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【ニュース】

■実弾誤射事故、調査結果まとまる
 弾数確認を優先、差異に気づかず
 ──「『なくしちゃいけない』の思いが過剰だった」

■森署・切符捏造の巡査長に執行猶予
 「取締り目標」「リスト」に触れぬ判決
 ──組織の責任問われることなく、事件に幕

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【経済】「創立100周年」を控える北洋銀行の石井純二頭取に訊く

果敢に聖域にもメスを入れ
筋肉質の銀行で地域に貢献

「次の100年」に向け事業を再構築

就任5年目を迎えた北洋銀行の石井純二頭取は、来年の創立100周年に向けて挑戦をキーワードにした組織風土を根付かせるとともに筋肉質の構造改革に取り組んでいる。アベノミクスの踊り場、マイナス金利政策の効果が不透明といわれる中で、銀行経営に活路を見出していくには文字通りトップの強い意志が不可欠だ。従来にない発想で果敢に聖域にもメスを入れていく石井頭取の未来予想図とは、どのようなものなのか──。(6月10日収録)

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【町づくり】当別町長、宮司正毅氏が描く“100万人道の駅へのロードマップ”

埋もれた地域資源に光を当て
まち全体のブランド力を磨く

「札幌に一番近い道の駅」が来年9月当別町に誕生する。これまで埋もれていた地域資源に光を当てて消費を喚起し、再生可能エネルギーも積極的に活用する同施設は、開業前ながら早くも国の“重点「道の駅」”に選定されている。この事業を牽引するのが、かつて三菱商事で要職を歴任してきた宮司正毅町長だ。大手商社で培った鋭敏な経営感覚で目指すのは年間利用者100万人達成だ。(6月28日午後、当別町役場町長室で収録)

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【インタビュー】新たな青函時代を見据える函館市長、工藤壽樹氏に訊く

既存の地域資源だけに頼らず
魅力を更新できる観光都市に

市民一丸で実現した財政黒字化

給与・退職金の一部カットなど身を切る改革の断行で過去最高の財政黒字を3年連続で更新し続けている函館市。今年は北海道新幹線開業による観光客の増加が、全国的にも大きな注目を集めている。その一方、対岸に建設中の大間原発(青森県大間町)をめぐっては、建設差し止めを求め法廷闘争を展開中だ。その函館市政を牽引するのが工藤壽樹市長(66)。新たな青函時代を見据え果敢に政策を展開する同市長に、今後の展望を訊いた。(6月17日午後、函館市役所市長室で収録)

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【インタビュー】北斗市長、高谷寿峰氏が語る新幹線開業の現状と展望

開業で鮮明に表れた経済効果
雇用創出で人口減少に歯止め

スポーツツーリズムで地域活性化

3月26日の新函館北斗駅開業に伴い観光客が急増し、北海道新幹線開業による経済効果が鮮明に表れはじめた北斗市。高谷寿峰市長はこれを追い風に、新駅周辺の企業誘致やスポーツ合宿の誘致促進などの施策で更なる地域活性化に意気込む。その一方、今後のまちづくりに関しては人口減少対策を喫緊の課題と位置付け、雇用創出と子育て支援の両輪でその歯止めに全力で取り組む構えだ。(6月16日午後、北斗市役所市長室で収録)

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【医療】
リハビリ新時代を拓くパワードスーツ
「HAL」を導入した中村記念南病院

「動きたい」をロボットがサポート
医療現場で広がる利用と可能性

21世紀の医療と介護を担う最先端技術のひとつとして、生体電位信号を読み取り動作する装着型ロボットスーツHAL(ハル)に熱い視線が注がれている。道内では昨年11月、導入医療機関で組織する「北海道ロボットスーツHAL研究会」が発足し、情報交換を通じてリハビリにおける効果的な活用方法を探り始めているところだ。この研究会の会長として尽力しているのが社会医療法人医仁会理事長の中村博彦氏。HALを導入した医仁会の中村記念南病院や同研究会の取り組みを通し、未来を拓くパワードスーツの可能性を取材した。

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【話題の人】“日本一若い”校長
札幌新陽高校の荒井 優さんに訊く

「エンジンを搭載し飛び上れる人間をどう育てるか。今こそ挑戦していきたい」

今年2月、学校法人札幌慈恵学園が運営する札幌新陽高校(南区澄川)に、“日本一若い”とされる校長が就任した。大学時代はYOSAKOIソーラン祭りの全国展開に奔走し、ソフトバンク㈱の社長室勤務時代は孫正義社長の片腕として働きながら、東日本大震災で被災した子供たちの支援に全力を注いだ。そんな異色の経歴を持つ校長は荒井優さん(41)──。58年前に「戦後の復興は教育だ」と女子高(現・札幌新陽高校)を創設した祖父の遺志を継ぎ、「本気で挑戦する」人材を育てるため、新しい学校づくりに情熱を傾ける。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(11)オホーツク津別編

働かない子と困窮する親

専門職と地域住民が協働して
町ぐるみで孤立者支援に挑戦

阿寒湖と屈斜路湖の中間に位置するオホーツク管内の津別町。農林業や畜産、酪農業を基幹産業とする人口5000人余りの町は少子高齢化が進み、65歳以上の高齢者が人口の4割を超える。この過疎の町で、ひきこもりを抱える家族は推計で55世帯にのぼることが昨年、大阪市立大学大学院が行なった調査から明らかになった。地域に埋もれ孤立する当事者と家族のSОSをどうキャッチし、支援の手につなげるか──。町ぐるみで始まった先駆的な取り組みを取材した。(武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
連載第149回 民間団体が進めるアニマルウェルフェア畜産の基準づくり

家畜福祉後進国、日本を変える
畜産の生産・流通現場での挑戦

アニマルウェルフェア(家畜福祉。AWと略)の普及をめざす道内外の民間団体の取り組みが本格化してきた。全国で20ほどの農場が核になって「アニマルウェルフェア・フード・コミュニティ(AWFC)」が設立され、向こう3年間のAW改善計画を作成、AW商品の販売チェーンを構築する試みがスタート。道内の酪農・畜産農家や研究者、獣医師、加工・流通関係者らでつくる「一般社団法人アニマルウェルフェア畜産協会」では、AW畜産の実践農場とその農場の生産物を使った加工品の製造業者らを認証するシステムを創った。まず乳牛部門の認証から始め、他の家畜にも広げていく。具体的な作業に着手した両団体の動きを中心に、AW畜産の今を紹介する。

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【人】演劇塾「ミニネコクラブ」を主宰する吉川 勝彦さん

第2の役者人生は後進の指導に全力
8月に「父と暮せば」再演も

子供や若者たちに芝居の楽しさ、素晴らしさを伝えたい──。小樽市の劇団「うみねこ」の前代表・吉川勝彦さん(71)が、ワークショップ形式の演劇塾「ミニネコクラブ」を立ち上げた。「演劇を通じて、自分の可能性を発見してもらえれば」と地域の演劇文化の担い手づくりに意欲を燃やす。(武智敦子)

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【ビール】
ビールメーカー担当者に聞きました!

福祉協賛 大通ビアガーデン情報

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【道内観光情報】
夏の光を追いかけよう
札幌・函館・洞爺・美深・留萌

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【お盆】
供養の“ありかた”
先祖と故人に感謝を捧げるカタチ

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【フォトレポート・トピックス】

*育て! 新たなグローバル企業 林経産相が「北海道経営未来塾」の門出にエール
*土屋公三氏が主宰してきた「人間社長塾」OB会が発足
*「サイコロキャラメル」に込めた生みの親、道南食品の深い愛情
*2016参院選、もうひとつの投票風景 少年院・鑑別所・拘置所・留置施設で
*札幌がスイーツの魅力で彩られた「北海道お菓子フェア」の10日間
*Jそれぞれに活気づく函館朝市 観光人気の秘訣は市場同士の切磋琢磨に

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『裏庭海岸漂着物』
896円
【報道】道警不祥事から考える 〈7〉

懲戒発表、足並み揃わず

北海道「全件公表」6月スタート
警察本部1万2000人は対象外

北海道の知事部局で、職員の懲戒処分の「公表の指針」が変わった。今月からは原則、処分のあった日に概要を報道発表するとともに、公式サイトに掲載して広く周知することになるという。すでに同旨の取り組みを始めていた教育庁などと合わせ、今後は約7万2000人の道職員のうち6万人ほどが「全件公表」の対象となる。残る1万2000人には“特権”が残った。そう、警察職員には。(小笠原 淳)

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【報道】人は裁かれ、組織は…

誰も「おかしい」と言わなかった

森署・切符捏造 「目標」巡り
喰い違う警察と当事者の見解

40件もの交通違反をでっち上げた元警察官に、検察は懲役3年の刑を求めた。被告人は「すべて自分の弱さが原因」と頭を垂れ、謝罪と反省を口にするばかり。2度にわたった審理は終わり、今月下旬にも判決が言い渡されることになる。本誌前号で報告した、北海道警・森警察署の点数切符捏造事件。1人の元巡査長が裁かれるその法廷で、組織の責任が問われることはついにない。(小笠原 淳)

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【報道】一世を風靡した「北欧」ブランドの行方

「北欧を喰い物にした
父を私はもう許さない!」

長男の斉藤豪氏が創業者の武吉氏を実名告発

かつて札幌のパン業界で一世を風靡した「北欧」。最盛期と比べて見劣りがするとはいえ、今も根強い人気があるブランドだ。いま、その北欧グループ内で骨肉の争いが起きている。実質的なグループトップである斉藤豪氏(40)が「父は、これまで私腹を肥やすことしか考えず、会社を喰いものにしてきた。このままではとてもブランドを守れない」と、創業者の斉藤武吉氏(68)を名指しで告発。父と長男はもはや後戻りできない全面戦争に入っている。本稿では同社の軌跡を辿りながら、まずは豪氏の主張に耳を傾けてみた。「北欧」ブランドの行方はどうなるのか──。

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【財界】道内経済界トップ人事点描

道経連会長に高橋賢友氏が就任
北電副社長OBの登板が定着?

北海道経済の大きな方向性を決める役割を担う北海道経済連合会(道経連)の新会長に高橋賢友・北電興業社長(62)が6月2日、道経連の総会で就任した。退任した大内全会長(67)と同様、北海道電力副社長OBの登板だ。代々北電会長が就任してきた道経連会長は、北電副社長経験者が就くポストに変わり始めたようだ。出身者の最終ポストがどうであれ、道経済の将来について衆知を集めて議論し、発信する場であることに変わりはない。今回のトップ人事を点描してみた。


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【参院選】 特集・第24回参議院議員通常選挙

北海道、参院選の“顔”

改選数「3枠」に入るのは誰だ!

第24回参議院議員通常選挙が6月22日に公示され、7月10日に投開票の日を迎える。自ら“有言不実行”と認めて消費増税の再延期を決めた安倍晋三首相が「国民に信を問う」とした国政選挙。“衆参同時”が見送られる中での夏の政治決戦の火ぶたがまもなく切られることになる。今回のトピックは、有権者を18歳以上とした初の選挙であり、定数の「10増10減」が実施されること。北海道では定数が4から6となり、改選される「3枠」をめぐって出馬する候補予定者たちが、今や遅しとゲートが開くのを待っている。本特集では、その候補予定者たちに“ズームイン”。5月末までに立起を表明していた7人に取材し、それぞれの政策や国政に向かう覚悟のほどを訊いた。読者諸兄の選択の一助となれば幸いだ。

■北海道を最も成長性のある地域に スマート農業、育てる漁業を推進  長谷川 岳 氏(自民党・参議院議員)

■有権者の無関心・あきらめに危機感 慎重な議論ができる政治を取り戻す 徳永 エリ 氏(民進党・参議院議員)

■道議として直視してきた地域の疲弊 国政の場で真の地方創生を進めたい 柿木 克弘 氏(自民党・道議会議員)

■安保法廃止・最賃引き上げ・地方活性“鉢呂3策”で国政カムバックに挑む 鉢呂 吉雄 氏(民進党・元経済産業大臣)

■立憲主義回復と安保法廃止を掲げ安倍政権打倒を呼び掛け続ける    森 英士 氏(共産党・新人)

■“政治のベンチャー”として北海道の復活に全力尽くす  飯田 佳宏 氏(無所属・新人)

■国家存亡の今こそ国防強化を 国内原発は即時再稼働すべき  森山 佳則 氏(幸福実現党・新人)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (16)

戦後70年の節目にオープンした
区民による世田谷区立平和資料館

相次ぐ“戦争の記憶”の寄贈者

戦後70年の昨年8月15日、東京都世田谷区池尻の世田谷公園内にオープンした世田谷区立平和資料館が全国的に注目されている。区民が寄贈した戦時中の物品や資料が豊富なうえ、戦争体験談をまとめた冊子を出したり戦争体験者による語り部活動を行なうなど、新しい形で子供たちや次の世代に戦争の被害と恐ろしさを伝えようとしている。アメリカのオバマ大統領が現職として初めて広島を訪れ、広島平和記念資料館などを見学するなど戦勝国のアメリカと日本の関係が新しい時代を迎えようとしているいま、こうした資料館が首都東京に開館した意義は大きい。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(16)

使われない70キロの送電網

泊原発が生む電気の行き先をたどる

4月から始まった家庭用電力販売の自由化で、道内の消費者は北海道電力だけでなく他の新規事業者からも電気を買える時代に入った。電気料金を低くできない理由のひとつとされてきた「発送電分離」も2020年から大手電力会社の送配電網を別会社化することが法律で決まり、新規参入した事業者が中立的な条件で送配電網を使えるようになる。3・11のフクシマの惨事がきっかけとなり、自由に電気を作り、売ることができる時代が本格的に到来するわけだが、そもそも泊原発で発電された電気は、どのようなルートを使って札幌まで届いているのだろうか。その現場を自分自身で確かめてみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■オーナーは「ほくおうグループ」?
 “幽霊病院”の帯広記念病院が開業
 ──開設認可から18年を経てオープンした事情とは…

■札幌市議会の政活費公開始まる
 消化率ばらつきに早くも違和感
 ──疑念生む黒塗り領収書。「前渡し」は事後清算に変更を

■酪農学園・麻田信二理事長退任へ
 学長更迭問題との関わりは否定
 ──常務理事など現職過半数が交替、新任に道・土屋農政部長ら

■少年院「月形学園」男性職員逮捕
 商業施設で少女のスカートに…
 ──若手法務教官に何があったのか

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(10)

見返りを求めず、緩やかにつながる

期待高まるピアサポーターによる
「絵はがき」を活用したアウトリーチ

外出のできないひきこもりへの支援をめぐっては、専門職によるアウトリーチ(訪問支援)が有効だとされている。だが、対人不安の強い当事者を訪ねても面会まで漕ぎつけるのは容易ではない──。このような課題が指摘される中、当事者と緩やかに接触する手段として期待されているのが、「絵はがき」をコミュニケーションツールとして活用したアウトリーチだ。担い手となるのは同じような悩みや痛みを経験してきたピアサポーターたち。取り組みの周辺を報告する。(武智敦子)

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【メンタル】

HSPで悩まないで──

道立緑ヶ丘病院医長の長沼睦雄さんが
『敏感すぎる自分を好きになれる本』を出版

道立緑ヶ丘病院精神科医長で発達障害に詳しい長沼睦雄さんが、敏感すぎて苦しんでいる人に向けて『敏感すぎる自分を好きになれる本』(青春出版社)を出版した。些細なことが気になりクヨクヨしたり、他人の気分に左右されやすい──。これまで「性格」の問題と見做されていたが、実は生まれもった「気質」。この「HSP」(とても敏感な人)と呼ばれる人は5人に1人いるという。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
連載第148回 特別インタビュー

グローバリズムから地域を守る「北海道グリーンクラブ」の設立を提案する農業ジャーナリスト
久田 徳二 さん

「道産品を食べられる幸せ」は
大きな価値であることを自覚し
農業守る1千万人超のファンを

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の荒波に晒される1次産業を守る決め手は、「自給・自立」を掲げて高品質の農産物を作り、北海道農業を支えてくれる消費者に届け、産消提携を進めることだ──。北海道の「農と食」を応援するファンクラブの設立を提唱してきた、農業ジャーナリストの久田徳二さん(道新編集委員)がこう力説する。会員目標は1100万人。壮大な構想だ。グローバリズム時代に抗し、本道農業が存続するには何ができるか──その主張と提案を聴いた。
(5月25日、札幌市内で収録。聴き手 ルポライター 滝川 康治)

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【医療・介護】
上層階に有料老人ホームを併設した
札幌ススキノ病院が都心にオープン

医療・住まい・介護を一体的に
提供する小笠原グループの挑戦

6月1日、道都のど真ん中に「札幌ススキノ病院」(50床・柴田好院長)がオープンした。名称の通り中央区のすすきの地区に位置し、全182室の有料老人ホーム「ファミリードクターズホーム6・8」を上層階に併設しているのが最大の特徴だ。高齢の入院患者や入居者に対応する万全な医療環境を整え、“安心”を提供するのがコンセプト。これまで「あきらめない医療」を掲げ、急性期医療に対応しながら南区を中心に「医療・介護・住まい」を総合的に提供してきた小笠原グループ(小笠原篤夫代表)の新事業。時代を先取りする同グループの挑戦をレポートする。

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【ビール】
生まれ変わった「サッポロビール博物館」

「プレミアムツアー」は魅力満載
サッポロビール園も7月1日に開業50周年!

サッポロビール㈱(本社・東京都渋谷区)は4月21日、同社の前身である「開拓使麦酒醸造所」の開業140周年を記念した取り組みのひとつとして「サッポロビール博物館」(札幌市東区)の内部を全面リニューアルし、グランドオープンさせた。また、同館やアリオ札幌とともに「サッポロガーデンパーク」を形成する「サッポロビール園」も7月1日に開業50周年を迎え、さまざまな記念プランなどで節目に彩りを添える予定だ。サッポロビール博物館の住吉徳文館長と、サッポロビール園の田澤宏之取締役支社長を訪ね、それぞれの施設の魅力などを訊いた。

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【話題の人】開発局職員から小樽観光協会の
事務局次長に転身した小野 達哉さんに訊く

「歴史に裏付けされた面白さをアピールし、小樽に興味を持ってもらいたい」

道内有数の観光地として外国人観光客が押し寄せる一方で、深刻な過疎化に悩む小樽。そのマチに4月、ある男性がUターンした。北海道開発局の職員から一般社団法人小樽観光協会の事務局次長に転身した小野達哉さん(39)がその人だ。転機となったのは、前職で出会った道内の“マチヅクリスト”たち。「マチを衰退から救うため何かやらなければ」。そんな熱意に触発され、新たな人生を歩み始めた小野さんに、故郷小樽への思いや観光振興について訊いた。          (聞き手・武智敦子)

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【文化】
「レトロスペース・坂会館」が閉館の危機

求められる昭和の生活資料の見直し

「しおA字フライビスケット」などで知られる「坂栄養食品」の工場敷地内(札幌市西区二十四軒)にある私設博物館「レトロスペース・坂会館」が閉館の危機にある。数万点に及ぶ昭和の生活資料を収蔵する“札幌の不思議スポット”として多くの愛好者がいるが、土地建物を所有する会社が、建物の老朽化を理由に解体する方針だ。「レトロスペースの灯を消すな」──。ファンによる応援隊が発足するなど、館存続と収蔵品の保存に向けての模索が続いている。(武智敦子)

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【夏のボーナス特集】長期で育てる資産運用

預貯金から投資、円から外貨へ
将来を見据え柔軟な発想転換を

今年も夏のボーナス時期がやってきた。何かと不景気な話題が巷に溢れる中、まとまったお金が入るのは、家計にとって嬉しい限りだ。とはいえ、貴重なボーナスをせっかくなら上手に活用したいところ。そこで今回は道民にとってお馴染みのリーディングバンク・北洋銀行の資産運用推進部・片山美幸担当部長に、長期的な人生設計も視野に入れた上手なボーナスの運用術などについて指南してもらった。「人生設計を考慮した上で必要なお金と、そうではない余裕資産を色分けすることが重要です」(片山部長)

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【人】NPO法人ジャイフル理事長 渡邊 隆史さん

子供たちの未来のために支援者らと通信制高校を開校

この春、札幌に新たな通信制高校「松陰高校札幌中央校」が誕生した。仕掛け人の1人で、NPO法人ジャイフルの理事長を務める渡邊隆史さん(39)は、フリースクールや放課後児童デイサービスを運営。高校を卒業しても自分のやりたいことを見出せない子供たちが多いことから、就労体験などを通して1人ひとりのやる気を引き出す学び場を、仲間たちと立ち上げた。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*「恵庭駅皮膚科クリニック」が駅西口の再開発ビルにオープン
*蘇った伝説のディスコ「キングムー」 “新しい文化”をいま、ここから──
*超話題作『日本会議』研究本著者が来札、参院選前に警鐘
*「私の父は『麻原彰晃』です」教祖三女が札幌で初めて講演
*札建協、創立100周年式典開催 “3つの心”に基づく新たな行動指針を宣言
*JA共済連が交通事故再現講習 衝撃や恐怖を再現し、交通安全を啓発
*少年野球・ライラックまつりで太陽グループ・東原社長が盛り上げ役に
*ススキノラフィラが「昼宴」を新提案 新需要喚起で飲食業界活性化を
*「札幌ハートセンター」が医療講演会を札幌コンベンションセンターで開催
*真夏の札幌で「うちなー気分」を満喫 7月14日に「泡盛を楽しむ北海道の集い」

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『あじさい日記』
896円
【報道】警察官の不正 背景には何が…

それは「ノルマ」だったのか

森警察署・点数切符捏造で初公判
明かされた「目標」「リスト」の存在

昨秋あかるみに出た、北海道警・函館方面森警察署の巡査長(免職)による点数切符捏造事件。4月22日に函館の裁判所で開かれた初公判で、被告の元巡査長(29)は計40件に上る捏造の事実を認めた。検察は「1件ぐらいならいいだろうと考えた」と不正行為の動機を指摘。その際に明かされたのが、当時の森署で設けられていた交通違反取締りの「目標」と、過去の違反者情報をまとめた「違反者リスト」の存在だ。被害者、実に23人。不正の背景には何があったのか──。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える 〈6〉

法令違反、なお未発表か

道警「懲戒」「監督上の措置」
本年“第1四半期”中間報告

暴力団に情報を漏らした元警部補や強制わいせつをした元巡査への有罪判決、逮捕時に容疑者を死なせた巡査部長らの書類送検、捜査書類を裁断するなどした警部補らへの懲戒処分??。警察不祥事関連の報道はなお絶えない。一方、本年になってから発生したケースの中には、まだ報じられていない可能性が高い事案がいくつかある。北海道警の1月から3月までの不祥事記録を紐解き、未発表が疑われるものを報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】新聞社の「表現の自由」とは

道新「社外言論」めぐり議論再燃

「延期」一転、再提案の動き
新聞労連が急遽「反対」表明

本誌3月号で報告した、北海道新聞社の「社外活動規定」新設問題。社員の自由な言論活動を制限しかねない規定は、当初の2月運用開始予定が直前で回避されたものの、ここに来て会社側が再提案する動きが見えてきた。これを受け、道新労組などが加盟する新聞労連は4月半ばに「反対声明」を発表、新聞社社員の言論・表現の自由を尊重すべしと訴えている。会社の利益と、社員の人権。その両立は不可能なのか。(小笠原 淳)

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【選挙】

与野党総力戦は自民・和田氏に軍配!

「安倍批判」「共産党批判」に染まり
政策論議が深まらなかった「道5区」

自民党公認で公明・大地・こころの推薦を受けた和田義明氏(44)と、民進・共産・社民・生活が推薦する無所属の野党統一候補として出馬した池田真紀氏(43)による、新人同士で争われた衆院北海道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙。4月24日の投開票日に示された得票結果は、和田氏13万5842票・池田氏12万3517票で、接戦を制した和田氏に軍配が上がった。


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【再開発】一進一退の「サッポロ・リニューアル」

もたつく市中心部の再開発

目玉に続く大型案件の“産みの苦しみ”

札幌の都心部、中央区北1西1の約1・2ヘクタールの土地を利用した再開発・複合ビルの建設が着工1年を経て順調に工事が進んでいる。市などの地権者で組織する再開発組合が総額780億円をかける文字通り「サッポロ・リニューアル」を象徴するビッグプロジェクト。完成は2年後の2018年3月。この事業を嚆矢にして市内中心部で再開発案件が続々進む見込みだったが、いずれも一進一退の状況で現時点では着工までに至っていない。当初のスケジュールから大幅な遅れが出ているケースもあり「各案件ともに産みの苦しみの段階」(札幌市関係者)のようだ。主要な再開発案件の現状と課題を探った。

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【大学経営】赤字続きの札幌大学が地域で孤立

“大改革”でも止まらぬ出血

太田新理事長に関係者が寄せる期待と不安

入学者数の減少や教職員組合との労使紛争に揺れる学校法人札幌大学(本部札幌・太田博理事長)。3年前の「大改革」を経ても事業収入は増えず、国からの補助金を加えても収支は赤字。毎年3億円程度の不足をこれまでの“貯金”で補い、何とか運営を保っている状態だ。多くの私立大学でも経営環境は厳しくなっているが、札大が危機的なのは、教職員をはじめ同窓会、そして地域との関係が冷えきっていること。折しも来年は開学50周年の節目。昨年新理事長に就任した太田氏の手腕に期待する声も聞かれる中、同大の現状と課題を探った。

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【ニュース】

■麻原教祖三女が今月、札幌で講演
 公の場で初めて語るオウム、父親
 ──札幌・柏艪舎の企画で、鈴木邦男さんホストに

■月形刑務所で男性受刑者が自殺
 タオルで首吊り、巡回の合間に
 ──心マッサージ、AED使用も甲斐なく、搬送先病院で

■道新の内部調査「大間違い」と遺族
 函館支社・セクハラ告訴から1年
 ──不起訴決定に「納得できぬ」。労災申請、民事提訴も

■“元気なニッポン”を創る融資制度の
 政策金融公庫札幌支店で貸し渋り?
 ──地元企業は「融資約束を破り説明責任を放棄」と激怒

■ブラックベンチャーDaichi社
 被害者置いてきぼりにして自己破産
 ──葛岡代表は「支払能力は全くない」と開き直り

■「さっぽろスイーツカフェ」閉店で
 岐路に立つスイーツ王国推進事業
 ──「8月閉店」を決断した長沼会長も胸中は複雑

■テーマパーク型ダンスクラブとして
 「キングムー」が8年ぶりにオープン
 ──不景気風が抜けないススキノの起爆剤になれるか

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【市政】内申書のない昇任は「地公法違反」か?

小樽市コンプライアンス委員会が
昨年6月の幹部人事について調査

小樽市の森井秀明市長が、昨年6月に実施した幹部人事をめぐる論議が再燃している。勤務成績を証明する内申書のない職員を昇任させたことが地方公務員法に抵触する可能性があるとして、通報を受けた市コンプライアンス委員会(山口均委員長)がこのほど調査に乗り出したのだ──。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (15)

戦争突入「ニイタカヤマノボレ」を
打電した無線電信所船橋送信所

公園になった近代日本の通信基地

71年前の12月8日、真珠湾攻撃を端緒に始まった太平洋戦争で、連合艦隊を始めとする日本の全軍に戦争突入を伝えた電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」は、あまりにも有名だ。この電文を送ったのが千葉県船橋市行田地区の「海軍無線電信所船橋送信所」だ。戦後、巨大な無線電信塔はすべて取り壊され、現在は公園と団地に姿を変えている。この地から発信された一通の電文によって、日本の姿はすっかり変わった。戦争放棄を明記した憲法の改正が、かつてないほど議論され始めた昨今。5月3日の憲法記念日を前に、私は無線電信所があった県立行田公園を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(15)

再稼働が孕む危うい未来

チェルノブイリ原発事故から丸30年

旧ソ連時代のウクライナで1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故から丸30年が経過し、改めて原発事故の恐ろしさが語られている。事故当時「日本の原発では絶対あり得ない」と言っていた原発推進論者は、それから25年後に起きた東日本大震災と福島の事故をどう捉えたのだろうか。チェルノブイリの教訓は日本の原発にどう生かされるのか。現地で開かれた式典の模様を報道で知り、最近札幌で行なわれた報告会などを取材しながら改めてチェルノブイリと福島の事故、そして泊原発の再稼働を考えた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (9)

経験者だから気持ちが分かる

支援する側とされる側、
垣根を超えたピアサポート活動

ひきこもりから脱したい──。最も望んでいるのは誰あろう当事者本人のはずだ。しかし、中々きっかけがつかめない。ひきこもる期間が長引けば長引くほど、追い詰められ孤立していく。そんな当事者に手を差し伸べ、心の扉を開かせていくのが、同じ経験を持つピアサポーターだ。彼らと訪問支援を受ける家族の側の想いを取材した。(武智敦子)

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【医療】
社会医療法人社団カレスサッポロの大城辰美理事長に訊く

地域医療連携推進法人を設立し
相互補完で人材育て、事業発展

全国初。北海道医療大学と連携へ

社会医療法人社団 カレスサッポロ(本部札幌・大城辰美理事長)と学校法人東日本学園 北海道医療大学(本部当別・東郷重興理事長)が、昨年の改正医療法で国が打ち出した地域医療連携推進法人(以下連携法人)の設立に向けて4月11日、基本合意書に調印した。医療法人と学校法人がこの制度を利用して連携するのは全国初。医学教育の質的向上を図るとともに、双方の医療機関で病床をはじめ医師や他の医療スタッフの相互補完を行ない、事業発展の基盤を構築することが狙いだ。基本合意に至った経緯やカレスサッポロが取り組む人材育成の意義を大城理事長(60)に訊いた。

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【医療】
日本医療大学の総長に就任した
札医大トップ、島本和明氏に訊く

認知症治療、病院開設に向け大きく
前進する「つしま医療福祉グループ」

札幌医科大学の学長・理事長を辞し、つしま医療福祉グループ(本部札幌・対馬徳昭代表)入りを果たした島本和明氏(69)。この4月から日本医療大学の総長に就任した島本氏は、大学院や病院設立に向けた推進役として期待されているほか、同グループが取り組む認知症研究の強力なエンジンになりそうだ。とりわけ注目されるのは、札医大時代の島本氏が旗振り役となって研究開発を進めた再生医療の認知症への応用だ。認知症が治療可能な時代を見据えて医療と介護をコラボさせ、新たな地平に乗り出そうとしている同グループ。在宅介護の分野で全国をリードしてきた対馬代表の新たなパートナー“島本総長”に今後の抱負と意気込みを訊いた。(4月18日収録)

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【医療】
最先端のレーザー白内障手術を
導入した札幌のカルナメドアイ

自動化と免疫治療の相乗効果で
患者の感染リスクをゼロにする

日本で年間約140万件の手術が行なわれる白内障。その最も新しい治療法が低侵襲性で術後感染症のリスクを軽減したレーザー手術だ。メディカルグループ・カルナメドが運営する「眼科手術クリニック カルナメドアイ」(札幌市中央区)では、このほど北海道内として初のレーザー白内障治療機器を導入。糖尿病やがんなどで感染症リスクが高い患者にも安心して治療を受けてもらうため、オプションとしてレーザー治療と免疫治療などを組み合わせた「カルナメド・スタイル」を提案している。本道で始まった白内障治療の最前線をグループの核である医療法人 芳佑会の高柳芳記理事長とレーザー治療の責任者である河原温医師(カルナメドアイ釧路院長)に取材した。

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【防災】
防災グッズだけで安心していませんか?

日本全国に“地震リスク”が…
大規模災害への備えを急げ!

4月14日に熊本県益城町で震度7を記録して以降、相次ぐ余震により同県と大分県に多大な被害をもたらした熊本地震は、日本が“地震列島”であることを改めて印象付けた。身の回りで大規模災害があった際、自分や家族の身を守るためにどうすればいいのか、また事前にどのような備えをしておくべきなのか──。札幌市消防局に在籍中は防災部防災課長や同市危機管理対策課長などを歴任した(公財)札幌市防災協会の細川雅彦事務局長と、平成23年に発生した東日本大震災の際に宮城県仙台市で被災し、現在は道内避難者への支援活動を行なう(一社)北海道広域避難アシスト協会の佐藤伸博代表理事を訪ね、主に地震を念頭に平時になすべきことと有事の際の心構えなどを訊いた。

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【就労支援】
教育と福祉をつなぐ新しい「学び」を
NPO法人星槎さっぽろ教育センター

若者の就労を支援するため他事業者との連携も

NPO法人星槎さっぽろ教育センター(武内隆央センター長)が、札幌市北区にフリースクール「星の教室」を開設して3年。障害のある児童生徒を対象にした放課後等デイサービス「星の音」を併設するなど、教育と福祉をつないだ新しい学びの場の創出が注目されている。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
産業用大麻の可能性(番外編2)
──東川町の特区申請取り下げと今後の課題──

東川町農協が申請取り下げ決議
“出口戦略”に苦悩する栽培農家

産業用大麻(ヘンプ)の試験栽培を進める上川管内東川町と東京の一般社団法人が内閣府に対し、大麻草の全草利用ができる国家戦略特区の指定を申請してから5カ月。同町は4月中旬、一転して特区申請の取り下げを決めた。特区申請による地元農産物のイメージ低下を懸念する東川町農協の総代会で、申請の取り下げを求める決議が採択されたことなどが背景にある。前号以降の経緯を紹介するとともに、試験栽培で生産されたヘンプの加工品の出口戦略に苦悩する栽培農家の状況や、栽培・加工研究の進め方、種子供給の今後、道庁内での合意形成など山積する課題とその解決策について、私見を交えて報告したい。(ルポライター 滝川 康治)

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【話題の人】
就労継続支援B型事業所「SOLA」の
管理者を務める美容師・奥山 豪太さんに訊く

「就労支援を始めてから、
ツールとして美容師を
続けていこうと思うように」

昨年6月、札幌市北区に就労継続支援B型事業所「SОLA(ソラ)」がオープンした。立ち上げたのは、美容師の奥山豪太さん(32)。23歳で独立して市内にサロンを構え、マンツーマンのきめ細かいサービスが評判を呼ぶ人気スタイリストは、障害者や高齢者を対象とした訪問美容サービスを通じ、「障害を持つ若者たちが社会復帰する架け橋になりたい」と起業を決意したという。行動力と豊かな発想力で夢を実現する奥山さんの素顔に迫った。(聞き手・武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*伝説の雀士、小島武夫が来札! 介護事業「輝」の“健康麻将”親睦会を応援
*北海道コカ・コーラが自然保護活動を支援「北海道e‐水プロジェクト」
*土屋・北ガスの連携で賃貸住宅の省エネ化推進。暖房費込みの賃料「スマートT」
*道内各地のスイーツが大集合「北海道お菓子フェア2016」開催へ
*アサヒビール北海道工場が竣工50周年

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『夏前映画会(タツナバカ)』
896円
【報道】道警不祥事から考える 〈5〉

見えざる不祥事 「懲戒」の7倍超

処分記録、道外では氏名など開示も
2015年 全国警察不祥事、全公開

不祥事を起こした警察官を「免職」や「停職」などの懲戒処分にせず、文書や口頭での「訓戒」「注意」に留める――。監督上の措置といわれるその内部対応は、多くが外に発表されることなく埋もれていき、国民が検証する機会がほとんどない。本誌では1月号以降、地元・北海道警で未発表だった轢き逃げや賭博などのケースを報告してきたが、ここで一度その眼を道外に転じてみる。昨年1年間、各地の警察で処理された〝見えない不祥事〟を、北海道に居ながらにして可視化してみたら…。(小笠原 淳)

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【報道】札幌北署管内ガスボンベ事件 (7)

「頭の中が真っ白に…」

状況証拠のみで一審判決「18年」
札幌北・ガスボンベ事件、高裁へ

被告人を懲役18年に処する──。本誌前号発売直前の3月11日午後。無実を主張し続けたその女性に、札幌地方裁判所(田尻克己裁判長)が実刑判決を言い渡した。2年前に札幌北警察署管内で起きた連続ガスボンベ破裂事件で、おもな5つの事件すべてに関与したとして逮捕・起訴された名須川早苗被告(53)。長く身柄を拘束された挙げ句の宣告に「この2年間は何だったのか」と天を仰ぎつつ、期限直前の3月24日付で札幌高裁に控訴の手続きをとった。二審開始を前に、被告の声を交えながら改めて事件を振り返る。(小笠原 淳)

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【報道】道南発・初春の怪火 (6)

「嫌疑なし」と新聞は書いた

告訴の2人、函館地検は不起訴
道新セクハラ疑惑で遺族暗然

昨年2月にあかるみに出た北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑。同年5月に刑事告訴、本年2月に書類送検された男性従業員2人が3月末、不起訴処分となった。地元の函館地検は処分理由をあきらかにしておらず、遺族への通知でも詳細は明かされなかったが、道新は自社報道で「嫌疑なし」と強調、セクハラは認められなかったと印象づけている。大手報道機関の嘱託職員が死を以て訴えた〝被害〟は、このまま忘れ去られることになってしまうのか──。(小笠原 淳)

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【選挙】投開票目前! 衆院道5区補選を読み解く

政局の行方を占う重要選挙は
〝野党一本化〟で情勢が拮抗

〝経済の和田〟と〝社会福祉の池田〟に有権者の選択は

4月12日に告示され、同24日に投開票を迎える衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙。道半ばで病に斃れた義父・町村信孝前衆院議長の弔い合戦に燃える自民党公認の新人和田義明候補(44)と初当選を狙う無所属の新人池田真紀候補(43)との一騎打ちの選挙戦が始まっている。民進党の誕生や安保関連法施行など政治の動きが目まぐるしい中で行なわれるこの選挙は、結果しだいでは夏の参院選や今後の政局を左右しかねず、全国から注目が集まっている。告示前の2カ月間、和田、池田両氏の動きに密着し、両者の主張に耳を傾けてみた。

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【報道】小樽市役所は後援会幹部の牙城か?

森井市長の「密室政治」に呆れ
幹部職員5人が早期退職!?

昨年4月の小樽市長選で、現職を破り42歳で初当選した森井秀明氏の市長就任から間もなく1年になる。だが、庁内には後援会幹部が頻繁に出入りし、両者による〝密室政治〟が行なわれているとされ、選挙戦で訴えた「開かれた市政」に疑問を投げかける声は絶えない。議会軽視をはじめ、自分の失敗を部下に押し付け、気に入らない職員は排除する政治姿勢や人間性──。職員の不信・不満は、幹部職5人の早期退職という形で噴出した。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (14)

明大の“生田キャンパス”に残る
陸軍の秘密基地、登戸研究所跡

戦争のために細菌兵器、偽札を製造

旧陸軍の「登戸研究所」は、近代戦争に欠かせない殺人兵器の開発、そして謀略のための偽札製造を行なっていた秘密の基地として知られている。戦後、跡地を明治大学が購入。現在は明大生田キャンパスとしてたくさんの学生が通っているが、その一角に細菌戦などの研究を行なっていた旧施設の建物の一部や倉庫が残り、平和教育のために活用されている。戦後70年を契機に昨年夏から始まった企画展の最終日である3月26日、中央校舎で開催された記念講演会に参加したあと、私はキャンパスのはずれにある「明治大学平和教育登戸研究所資料館」を訪れた。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【ニュース】

■タクシーの「下限運賃見直し計画」に
 札幌ハイヤー協会が国の弱腰を批判
 ──格安業者に裁判で負けた国は規制の根拠を失い…。

■公約した「ハートタウンはぼろ」の
 検証を駒井町長が腰引けの終息宣言
 ──ペラ1枚の〝検証報告〟に住民から怒りの声

■近江常務の辞任で取り沙汰される
 北洋銀出身〝柴田頭取〟の実現度
 ──創立100周年の節目にプロパー頭取が誕生?

■酪農大裁判の控訴審で逆転判決
 元常務と教員の争い、最高裁へ
 ──法人提訴・前学長の解任無効訴訟にも影響か

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (8)

〝引き出し屋〟礼賛番組に怒りの声

メディアは多様な支援や考え方があることを報道すべき──

3月21日夜、テレビ朝日系列で放映された「大人のひきこもり」を特集した番組で、民間支援団体の職員が、怒鳴ったりドアを蹴破るなどして無理やり当事者を部屋から引き出す姿が放送され、精神科医の斎藤環さんやフリージャーナリストの池上正樹さんなどから批判の声が上がった。〝引き出し屋〟の人権を無視した強引な手法や暴力を容認する番組のあり方に、道内でも波紋が広がっている。(武智敦子)

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【不登校】苫小牧・市民グループの取り組み

不登校の子供たちの居場所を

ゲームやネット放送を活用し多様性探る

不登校の子供たちの居場所をつくろうと、苫小牧の市民グループ「とまこまいフリースクール検討委員会」が、「ゲーム学習会」と名付けたユニークな居場所づくりに取り組んでいる。学習会の場は市内のゲームバー。子供の好きなゲームをキーワードに、家以外で過ごす場づくりにつなげるのが狙いだ。他にもインターネット放送を活用した学びの場づくりなどにも挑戦しており、「既存の概念を崩し、居場所の多様化につなげることができれば」と話している。(武智敦子)

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【観光】
ワイン・食・観光で新たな文化を創造
NPO法人「ワインクラスター北海道」

6月から道内ワイン産地をめぐる
ワインツーリズムをスタート

小樽市のNPO法人「ワインクラスター北海道」(阿部眞久代表)は、6月から道内のワイナリーやブドウ畑などを日帰りで訪ねるワインツーリズムに乗り出す。それぞれの土地が育んだワインが醸す物語に耳を傾け、作り手たちと触れ合う小さな旅。ワインを核に食、観光をつなぐ新たな文化の創造と地域の賑わいづくりに期待が高まる。

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【インタビュー】
サッポロドラッグストアーの富山浩樹社長に訊く

時代の変化に迅速に対応する新たな「サツドラ」として成長
幅広い事業で消費者の生活を豊かに

サッポロドラッグストアー(本社札幌市北区)が、店舗名の変更や持ち株会社への移行を決めるなど経営改革に前向きに取り組んでいる。足元ではインバウンド需要の取り込みや国内消費に支えられ好調な業績を確保しているが、今後はネット社会の進展やグローバル化の中で経営環境が大きく変化してくるのは必至。それを見越した新しい挑戦に取り組み、会社をリードしているのが富山浩樹社長だ。弱冠39歳。創業者である富山睦浩氏の長男という二世経営者だが、その采配に迷いはない。新たな〝サツドラ〟を築き上げるべく日々奔走する若きトップに未来戦略を訊いた。

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【観光】
特集・春の観光特集

さあ、陽光の中へ

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【電力自由化】
地域の生活を支えるコープさっぽろ

電力販売を6月から開始!
再生エネで地球環境を保護

電力の小売全面自由化を受け、コープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)は、6月から北海道全域(離島を除く)でこの事業に参入する。灯油やLPガスの販売などを行なっている傘下企業、エネコープと同社の100%子会社、トドック電力が電気事業者となり、コープさっぽろが組合員に販売する仕組み。すでに3月から事前受付を始めている。大見英明理事長は「無競争だった電力販売に参入して北海道の生活環境を少しでも良くしていきたい」と参入の狙いを語る。初年度3万世帯、3年後には10万世帯の契約を見込んでいる。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
産業用大麻の可能性(番外編)
──東川町の特区申請で狂う推進スケジュール──

マリファナ解禁派に惑わされず
麻の産業利用の原点に立ち戻れ

高橋はるみ知事の公約を踏まえ、産業用大麻(ヘンプ)の振興に舵を切った道がまとめた「工程表」(昨年12月号を参照)の計画が後退を余儀なくされた。試験栽培を進める上川管内東川町と東京の一般社団法人が大麻草の全草利用ができる国家戦略特区の指定を内閣府に申請。大麻取締法第4条で禁止されている医療用大麻に関連する計画を含むため、厚生労働省が警戒感を強めた。政府の意向を忖度した道は、ヘンプの推進計画を見直さざるを得なくなった。どのような経緯で特区構想が持ち込まれ、自治体や関係者はどう動いたのか──その経緯を振り返り、今後のヘンプ栽培にもたらす影響などを含めてレポートする。(ルポライター 滝川 康治)

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【話題の人】
希望舞台プロジェクト「焼け跡から」の
制作を担当する玉井 徳子さんに訊く

「〝エプロン姿の心〟で
 観に来てくださるお客さん。
その中で育つ俳優は違います」

東京都小金井市に拠点を置く「希望舞台」は、舞台演劇を出前するプロの劇団で、一年の大半を地方公演に充てる。制作担当で自称「風来坊」の玉井徳子さんは、地図を片手にセッセと全国を歩き、公演実現までのプロセスを地域の人と過ごす。この6月には、戦争孤児と復員兵の新米和尚が荒寺を再興しようと奮闘する姿を描く「焼け跡から」(原作・西村滋、台本と演出・由井數)が札幌など道内10カ所(4月1日現在)で上演される。「演劇とは希望を語ること」と話す玉井さんに、作品の見どころや舞台活動について話をうかがった。(聞き手・武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*新装「サッポロビール博物館」が4月21日にグランドオープン
*世相を斬る漫画家、石川寿彦が作品展
*道民がつかんだ〝未来への懸け橋〟北海道新幹線が開業!
*道内唯一の女子刑務所・札幌刑務支所が社会復帰支援拡大
*北菓楼が「札幌本館」をオープン! 悲願の市内路面店に連日千人以上
*札建協が「札幌市強靭化セミナー」開催
*太陽グループが入社式で新入社員の105人を歓迎
*販売好調の「どさんこプラザ札幌店」売上過去最高更新
*サッポロ生ビール黒ラベル《パーフェクトデイズ2016》開催

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【連載コラムなど】
*新連載 道北フォトエッセイ
*新連載 根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『べんとうばこ行進曲第二〝春〟』
896円
【報道】独占 判決直前インタビュー

札幌北警察署管内連続ガスボンベ破裂事件で逮捕・起訴
名須川 早苗 被告

「私にとっては待ちに待った裁判でした」

その女性が任意の事情聴取を受け、身柄を拘束されたまま逮捕されてから、もう2年弱が過ぎる。囚われの人はその間、家族との面会も許されない「接見禁止」下に置かれ、拘置施設の中で裁判を待ち続けた。2014年に巷間を騒がせた札幌北警察署管内連続ガスボンベ破裂事件。状況証拠のみで「激発物破裂」などの罪に問われた名須川早苗被告(53)は、当初から一貫して潔白を主張してきた。2月半ばに幕を開けた裁判員裁判は、月を跨いで3月2日に結審。検察の求刑(懲役20年)、弁護側の主張(無罪)、いずれが法廷の“真実”となるかは、本号発売前の11日午後にはあきらかになっている筈だ。その直前、延べ11日間の審理を終えたばかりの被告が、拘置施設の面会室で改めて語った思いとは――。(3月7日までの取材による・小笠原 淳)

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【報道】南幌 祖母・母殺害事件 〈4〉

その悲劇「忘れないで」と裁判長は言った

南幌・虐待の果ての殺人事件
加害少女の姉に執行猶予判決

惨劇から1年半が過ぎ、もう1人が裁かれた──。一昨年10月、空知管内南幌町で高校生の少女が同居の祖母と母を刺殺した事件。発生からほどなくして祖母らの「壮絶な虐待」があきらかになり、加害者の少女は医療少年院送致の保護処分に。彼女の姉を警察が殺人幇助で書類送検したのは、少女が道外の少年院に移る直前の昨年1月。検察が在宅起訴に踏み切ったのは同年3月のことだった。のちに新たな家庭を築いた姉は昨夏、1女の母となり、家族とともに審判の日を待つことになる。本年2月22日、その時を迎えた。(小笠原 淳)

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【報道】道南発・初春の怪火 (5)

「やっと娘に顔向けできます」
道新函館・セクハラ疑惑、告訴の従業員が書類送検

本誌が昨年4月号から報告してきた北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑に、検察の手が入ることになった。一昨年の忘年会で同支社の男性従業員2人にセクハラを受けたと訴え、昨年2月に自殺を疑われる状況で亡くなった嘱託社員の女性は、死の直前に詳細な資料を添えた告発文を遺していた。思いを託された遺族は昨年5月、加害者とされる2人を暴行などで刑事告訴する。それから9カ月。遺族のもとに「送検」の報が届いたのは、亡くなった女性の一周忌命日の1週間前だった。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える 〈4〉

「引き続き『指針』を参考に…」

道警「懲戒処分」未発表で本部長が道議会答弁

北海道警察の不祥事をめぐる報告、第4弾。本誌がこだわり続ける警察職員の「監督上の措置」(懲戒に到らない処分)の話題をいったん措き、本号では原則公開の筈の「懲戒処分」について道警本部の考え方が示された一場面を紹介したい。3月初旬、北海道議会本会議で懲戒処分の公表基準などを尋ねられた道警本部長は、公表のあり方や見直し可能性の有無などを述べた。その答弁が真っ当な答えになっているかどうか、ここで読者に評価を請う。(小笠原 淳)

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【報道】「小樽事件」再審決定も検察が抗告

再審決定、「極めて画期的」

小樽・銃刀法違反事件、20年めの仕切り直しへ

1997年に小樽港で起きた銃刀法違反事件。母国から拳銃などを持ち込んだとして逮捕されたロシア人男性には、懲役2年の実刑判決が下った。違法な「おとり捜査」があったとの疑惑が生まれたのは、男性出所後の2002年。元捜査員の証言などをもとに再審請求がなされたのは3年前の初秋だった。今年3月、札幌地裁は捜査の違法性を事実上認め、再審開始を決定。弁護団は「極めて画期的」な決定に沸き、早ければ今月にも再審が始まるかと思われていたが…。(小笠原 淳)

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【報道】札幌発“ブラックベンチャー”の年末騒動 (3)

「騒動の全責任は俺が取る。罪を問うなら俺を訴えろ」

事実上トップのB氏に真相を直撃

一部の従業員にサラ金カードを作るよう指示して借入金を巻き上げた上、昨年11月末に給与未払いのまま全従業員を一斉解雇した合同会社リアン(本社・札幌)と合同会社Daichi(同)。このベンチャーグループで起きた一連の騒動に関し、リアン社の元代表・K氏が取材に応じ、サラ金カードを使ったカネの捻出や一斉解雇などは全て両社の顧問B氏が計画・指示したものと明かしたことは先月号で報じた。その席でK氏は、薬事法に抵触する疑いのある韓国製のED治療薬シアリスの不正輸入にも関わっていると証言したが、ついに渦中のB氏が一連の疑惑について重い口を開いた──。

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【報道】室蘭信金に問われる地域金融機関としてのあり方

破産農場の元役員が告発の動き

「しらおい健康農場」議事録偽造か

3年半前、胆振管内白老町の鶏卵会社「しらおい健康農場」が自己破産に追い込まれた。会社設立から13年、鶏卵業界でも確固たる地位を築き始めていた矢先の出来事だった。その破産のシナリオは、同農場の親会社である㈱川田建設(白老町)の債権をより安全に回収できるよう室蘭信用金庫(室蘭市・鈴木孝理事長、以下室信)によって描かれたものである可能性がきわめて高いと昨年8月号で報じたところだ。それから半年、同農場元役員らは新たな動きを見せ、自己破産事件は次の段階に入ってきた。

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【経済】道内トップ人事点描

順当、意外、それとも波乱?

変わる“組織の顔”に隠されたドラマとは

道内の企業や官公庁では新年度を前に人事異動の動きが活発化している。例年4~6月は各組織のトップ級人事が行なわれ“組織の顔”が変わることが多い。それを評して「順当」「意外」「平穏」「波乱」などと形容する言葉は尽きない。本稿で取り上げた組織や企業におけるトップ人事に、それぞれどんなドラマが隠されているのだろうか──。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (13)

特攻ミサイル「桜花」の基地跡
館山に眠るカタパルトの残骸

戦争末期の狂気に翻弄された地元民

特攻隊というと「ゼロ戦」ばかりを連想しがちだが、アメリカ軍の圧倒的な戦力を前に次々に南洋諸島の拠点を失った大本営は、さまざまな特攻兵器による体当たり戦術でアメリカ艦船を攻撃する。その中でも巨大な爆弾を積んだまま母機からロケットのように高速で飛び出す「桜花」は絶望的な局面を打開する最終兵器として700機あまりが製造された。その桜花を地上から射出する改良型桜花のためのカタパルトの一部が全国で唯一、房総半島の南端の町に残っている。ようやく現地を探し当てると、終戦直前に突貫工事で基地を建設しようとした軍の動きや当時工事で犠牲となった人たちのことを覚えている地主の女性宮司に貴重な話を聞くことができた。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【ニュース】

■「次の選挙で必ず目にモノを見せる」
 ムネオ氏、愛娘除籍で民主打倒宣言
 ──手の平返しの民主党に「思いあがり」と痛烈批判

■ホームセンター「トントン館」
 惜しまれつつ31年の歴史に幕
 ──跡地にコープさっぽろと医療機関がコラボで集積か

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【選挙】4・24/北海道5区衆院補選候補予定者に訊く

いま、人生の後半を賭け
国と地域のため働く決意

義父・町村氏から学んだ政治家の姿勢
元三菱商事社員 和田義明氏 (自民党公認)

昨年6月に急死した町村信孝元衆議院議長の娘婿として、商社マンから政治家を志し自民党公認として道5区補欠選挙に臨む和田義明氏(44)。当初は政治家になる気持ちが全くなかったという同氏が一転、この道を突き進むことにしたのは、義父が病身を押して国のために尽くす姿を目の当たりにし、挑戦心が燃え上がったためだという。インタビューに応じた和田氏は等身大の語り口が持ち味で、海外経験通算20年という体験に裏打ちされたグローバルな視点から、地域の課題解決に向けて地道にコツコツと働くことをアピールする。同氏は今後の政局に重要な意味を持つ今回の選挙を勝ち抜くことができるか。

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【選挙】4・24/北海道5区衆院補選候補予定者に訊く

誰1人、置いてきぼりに
しない政治を実現したい

社会福祉のプロとして現場の声を政治に
ソーシャルワーカー 池田真紀氏 (無所属)

2014年12月の衆院総選挙で初見参。道2区(札幌市北区・東区)で自民の吉川貴盛氏、維新の松木謙公氏らベテラン相手に奮戦するも惜敗したイケマキこと池田真紀氏(43)が、戦いの場を道5区(札幌市厚別区、石狩管内)に移し戻ってきた。しかも、民主・共産・維新・社民が一丸となった異例の野党共闘連合を援軍に連れて。いざ目指すは“安保関連法廃止”と思いきや、池田氏が繰り返し語ったのは、ソーシャルワーカーとして長年の経験に裏打ちされた“弱者救済の政治”の実現を目指す熱い思いだった。その念願を国政に届ける事はできるのか。

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【寄稿】教育委員会の反教育性を撃つ(後篇)

道教委は“からっぽやみ”
教育者は、子どもと地域の真ん中に

忠海 久(北海学園大学非常勤講師)

本稿は、実のところ1年前にはほぼ書き終えていた。もし、単に教育委事務局というシステムの批判だけに止めておいたならば、それはそれで完結した論考であったかもしれない。
 確かに教員官僚は悪い。筆者は実際に教育委事務局の教員官吏や学校幹部と対面し、彼らの諸々の対応を目の当たりにした時、あまりの態度に唖然とするばかりだった。教育に関わる仕事をしている者たちがこんなことでいいのか。彼らは税金を食み、国民、社会に奉仕すべき立場ではなかったか──というのが率直な感想であった。

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(7)

地域課題の解決に支援制度を活用

ひきこもりの発掘は社協や民生委員
との情報共有がカギとなるか

生活保護の一歩手前の人を支える生活困窮者自立支援法が昨年4月に施行され、間もなく1年が経つ。長期の失業や借金など様々な問題を抱えながら、公的支援の狭間に置かれた人たちの自立を支えるこの制度は、ひきこもりも支援の対象となる。長く社会から孤立しSОSを発せられない当事者や家族の発掘は──。空知管内の支援窓口で現状と課題を取材した。(武智敦子)

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【医療】
大動脈弁狭窄症の最先端治療「TAVI」の
実施施設になった札幌心臓血管クリニック

開胸せずに人工弁をカテーテルで
心臓の大動脈弁に装着する新技術

循環器内科、心臓血管外科、不整脈治療の3つの循環器分野で国内トップレベルの症例数を誇る札幌心臓血管クリニック(医療法人札幌ハートセンター・同市東区)に2016年2月、新しい治療法が導入された。それが、重症または高齢の大動脈弁狭窄症患者にとって福音となる「経カテーテル大動脈弁置換術=TAVI(Transcatheter Aortic Valve Implantation)」である。開胸せずカテーテルを通して人工弁を心臓に装着することができる、この術式のメリットや導入の意義などを藤田勉理事長に取材した。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
連載第145回 特別インタビュー

TPPから北海道を守る道を提案する北大准教授 東山 寛 さん
聴き手 ルポライター 滝川 康治

国会軽視で米国追従の関連対策
国産農畜産物の入手が不可能な
事態が“現実味”を帯びてくる

昨年10月にTPP(環太平洋連携協定)が大筋合意に達し、協定の調印にはこぎ着け、大統領選を控えて休眠状態のアメリカを尻目に、早々と発効後の対策や予算措置を打ち出し、4月からの法案審議に前のめりな安倍政権。選挙目当ての色彩が濃い政府の拙速な対策の矛盾点をはじめ、関税撤廃が北海道農業に与える影響や道民が進むべき道などについて、TPP問題のエキスパートとして発言を続ける農学研究者・東山寛さんの話に耳を傾けた。(2月18日、北大で収録)

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【話題の人】
写真展「青年海外協力隊がみたシリア」を開催した
「北海道シリアの会」メンバー・新田 利恵さんに訊く

「独裁政治、テロの温床とされても
 そこで暮らす人たちは私たちと
変わらない生活をしています」

2011年に始まったシリア内戦の影響で、周辺国や欧州へ逃れる難民の急増が世界的な問題となっている。そんな中、シリア人のために何かできないかと、かつてJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員として同国で活動した道内在住の元隊員たちが動き始めた。2月には、紛争により平穏な日常生活を奪われた人たちがいる現状を知ってもらうため、元隊員が滞在中に撮影したシリア人の暮らしぶりを紹介する写真展を開催。「シリアへの誤解や偏見を払拭したい」──。メンバーの1人、新田利恵さんを動かしたのはそんな思いだった。(聞き手・武智敦子)

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【雑感】
不動産鑑定士・土地区画整理士・不動産カウンセラー
堀川 裕巳

不動産を哲学する?
身の程知らずの哲学的迷走

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

北海道が輝く道は独立のみ!
現在の日本国の政治・経済・社会システムは持続不可能

この「北海道独立論」連載がスタートしたのは1998年12月号までさかのぼる。振り返ってみれば、実に18年間もの間同じテーマでよく書き続けたものだ。この間にずいぶん長い時間が経過したことは、毎回1頁に掲載される私の顔写真の推移からも実感できる。ともあれ、途中数回の欠稿を除いて215回(原稿用紙に換算してしてほぼ5000枚)以上にわたって、「北海道は将来独立すべし」というかなり過激な考えを執念深く論じてきたことになる。勿論、この間に世の中の情勢も大きく変化したが、北海道独立への私の想いは弱まるどころか、むしろさらに高まっている。


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【フォトレポート・トピックス】

*“氷点下のウイスキーハイボール”を楽しめる期間限定バーがJR函館駅近くにオープン
*施設殺人で息子喪った父が障碍者の権利擁護訴えシンポ
*世界を相手にしたコンテンツ流通事業をスタートした(株)ハローアース
*適度な歯ごたえとジューシーな味わい 小樽地鶏、じわじわ人気 
*注目の北海道新幹線にいち早く試乗!
*「自分守る権利を知って」捜査の正体を晒した原田さんの警鐘トークに180人共感
*「若手経営者を応援したい」 土屋公三氏「人間社長塾」7期目、開講へ
*今年も太陽財団が地域づくりを助成金で応援
*「札建協100周年」記念事業始まる 第1弾はチカホで建設現場の写真展
*「北海道泡盛の夕べ」 19回目は「同好会10年古酒」も堪能 

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春に見ていたユメ』
896円
【報道】道新・社内外「言論」へ介入か

「表現の自由」なきや 北海道新聞
他紙誌報道に相継ぎ「訂正」要求
社内では「言論規定」運用あわや

道内最大メディアの1つ北海道新聞が、社内外の言論に“干渉”し始めた──。年明け早々、同函館支社のセクハラ疑惑を報じる英字紙と週刊誌に対し、道新は相継いで訂正を要求。昨年暮れには、自社の記者らの「社外言論活動」を制限しかねない規定の新設を社内周知した。憲法に保障される言論・表現の自由は、大手新聞社に限っては通用しないのか。時期を同じくして起きた2つの“事件”を報告する。(小笠原 淳)

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【報道】酪農大 学長解任・続報

「理事会には退いていただく」

酪農大・学長解任問題、法廷へ
今月にも札幌地裁で初公判

本誌などが昨夏から報じている酪農学園大学(江別市、竹花一成学長)の学長更迭問題。かねてから不当解任を主張してきた干場信司・前学長は1月上旬、同大を運営する学校法人酪農学園(同、麻田信二理事長)を相手どり、学長の地位確認などを求める訴訟を札幌地裁に提起した。理事会決定に疑問を持つ学生有志やOBらの活動も続き、学長人事を巡る同大周辺の混乱は年を跨いでなお鎮まりそうにない。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える 〈3〉

“藪の中”どれほどに──
警察「監督上の措置」検証、経過報告

轢き逃げや賭博、暴行、横領など、警察官による多くの未発表不祥事が記録されている内部文書「監督上の措置一覧」。本誌前号では、昨年11月までに起きていた北海道警察の“見えない不祥事”の存在をあきらかにした。道警はその後、本稿記者の請求に対して12月までの記録を開示。記者は併せて全国の警察に同様の「一覧」を一斉請求した。情報公開窓口とのやり取りなどを盛り込みながら、現時点での途中経過を報告する。(小笠原 淳)

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【報道】札幌発“ブラックベンチャー”の年末騒動(続報)

リアン社元代表のK氏が事件の全容を告白

2社の事業もサラ金債務も
全てあの顧問の計画だった

従業員たちにサラ金カードを作らせ借入金を巻き上げた挙句、給与未払いのまま昨年11月末、全従業員を一斉解雇した合同会社リアン(本社・札幌)と合同会社Daichi(同)。先月号で報じたブラックベンチャー騒動の続報だ。放り出された元従業員らがいっせいに労基署に走る中、サラ金債務を背負わせたリアン社の元代表・K氏が本誌の取材に応じ、今回の騒動の内幕を赤裸々に証言した。そこで浮かび上がったのは、このベンチャーグループの顧問とされるB氏の存在だ。K氏は「2社の事業もサラ金債務による資金繰りも彼が全て計画・指示した」と断言。取材を進めると、B氏には保険金詐取目的で放火事件を起こし逮捕された過去があったことが判明した──。

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【経済】今秋の札商会頭人事に異変!?

遠のく「岩田会頭」の誕生
組織力学で浮上する“横内説”

この秋、3年に1度の改選期を迎える第36期札幌商工会議所の正副会頭人事。注目は、勇退確実の高向巖会頭(77)の後任だ。大方の予想は、副会頭を4期務める岩田地崎建設の岩田圭剛社長(62)というもの。しかし、既定路線と見られていたこのトップ人事に黄信号が点りだした。代わって有力視されているのが同じく副会頭の大槻博・北海道ガス社長(66)、さらに大槻氏の対抗馬として北洋銀行の横内龍三会長(71)の名も囁かれている。札商内部でどんな力学が働いているのか──。

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【市政】小樽市副市長に就任した上林 猛氏に訊く

「森井市長と議論しながら
その思いを引き出したい」

昨年5月から9カ月間空席だった小樽市副市長に、前教育長の上林猛氏が(67)が2月1日付けで就任した。就任以来、議会との対立が続き、苦しい市政運営を迫られていた森井秀明市長。その補佐役が決まったことに、庁内や議員らから安堵の声が聞こえている。    (武智敦子)

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【ニュース】
■育て! グローバル企業。元ニトリの
 長内順一氏が「経営未来塾」を開講へ
 ──国内有数のトップリーダーたちを講師に招聘

■森井小樽市長は参与問題を質され
 「副市長を交えて検討します」
 ──いまだ市職員の間には不満と不信が蔓延

■市民も存在を知らぬ地元“非密着型”
 霊源寺の「石狩霊園」計画に許可?
 ──事前協議入りして間もなく1年、近く石狩市の判断が

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (12)

ゼロ戦を敵機から守り続けた
海軍香取航空基地跡の掩体壕

戦争に翻弄された九十九里浜の農民

戦前、戦中時代に生まれた世代は別として、現在では掩体壕(えんたいごう)という名称の意味はおろか読み方さえ知らない人が多いだろう。「掩」には、かばう、覆い隠すなどの意味がある。掩体壕とは、戦時下に兵器や物資、人員などを敵の攻撃から守るために造られた施設のことだ。多くはコンクリート製でかまぼこ型をしていて、戦時中は全国に数百基以上あったと言われている。今回は、そのうち国内で最も早くアメリカ軍に空襲を受けた千葉県の九十九里浜にほど近い香取航空基地跡に現存する3基の掩体壕を訪れた。
(ジャーナリスト 黒田伸)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(14)

廃炉後を描けぬ泊村、共和町
加速度を増す人口減と高齢化

首長選で争点にならない原発問題

泊原発の立地自治体、泊村の首長選挙の話題が新聞とテレビで断片的に紹介された。任期満了に伴う村長選が1月17日投票、即日開票され、現職の牧野浩臣氏(69)が、新人で前村議の三浦光博氏(64)を68票差で破ったというニュースだ。2人は、いずれも泊原発の再稼働を容認し、原発の是非は争点にならなかったが、牧野村長は在任中に泊原発再稼働の判断を迫られることになる。原発が稼働したとしても国は原発の運転期間を原則40年と定めているため、泊1号機の寿命はあと13年、2号機も15年しかなく、村は廃炉後のビジョンを示す時期に来ているが、その議論は起きていない。お隣の共和町もまた、廃炉後を考える余裕もなく人口減と高齢化にどう取り組むかで精一杯なのが現状だ。
(ジャーナリスト 黒田伸)

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【特別寄稿】教育委員会の反教育性を撃つ(前篇)

道教委は “からっぽやみ”
子どもと社会の未来を滅ぼす教員官僚

忠海 久(北海学園大学非常勤講師)

教育の荒廃が叫ばれて久しい。例えば、いじめ問題、学力の低下、教員資質の劣化(文科省では指導力不足教員と呼んでいる)など課題は山積している。
 だが、当事者たちは、これらの問題をどれほど深刻なものとして捉えているのか、改善せねばならない必要性をきちんと認識しているのか、そしてそもそも改善に対する意欲があるのだろうか。
 問題から教訓を得て後世に伝えていかねばならないという認識、何とかせねばならぬという切実さ──。それらが責任ある当事者たちの胸の内にあるかどうかが、まず問われるべきである。

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【シリーズ】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (6)

ひきこもり経験を価値に──

「道産こもり179大学」から
発信する当事者のライフスタイル

ひきこもり当事者や経験者が講師となり、自分の体験から得た知識や知恵について講義する、ひきこもり大学が全国で注目されている。道内では2年前に「道産こもり179大学」が札幌市でスタート。当事者が主体的に動き、自分の思いを社会に伝える取り組みが地方にも広まりつつある。1月下旬に旭川市で開かれた「道産こもり179大学in旭川2015」の模様を紹介する。(武智敦子)

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【環境】悩める町内会を「ごみパト隊」がサポート

カラス被害、違反ごみに効果絶大!
「小規模ごみステーション」って?

ごみステーションがカラスに荒らされ、歩道上に生ごみなどが散乱している光景をしばしば見掛ける。燃やせるごみの日が憂鬱という人もいるだろうが、札幌市の場合、ごみステーションは利用者や町内会、共同住宅の管理組合などが設置・管理し、利用者は自らが管理に関わるステーションにごみを出すことになっている。カラスが怖い、あるいは通勤通学の途中にある他のごみステーションを利用した方が楽といった理由で“越境”してはいけないが、ごみステーション管理の主な担い手である町内会の多くがカラス被害や違反ごみに頭を悩ませているのも事実だ。そこで本特集では、平成24年度から札幌市が推進しているごみステーションの小規模化を活用し、長年の“悩みのタネ”を克服した市内北区の2つの町内会の事例を紹介する。

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【医療】
医療のグローバル化と高度化に対応し
札幌東徳洲会病院が“JCI認証”を取得

厳正な審査を通して実現させた
国際標準の高い医療クオリティ

24時間救急、急性期対応の総合病院として知られ、近年は積極的に外国人患者も受け入れている医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(札幌市東区・325床/清水洋三院長)がこのほど、医療機関の国際的信頼度の指標となるJCI(国際医療機能評価機関・米国)の認証を取得した。診療内容や病院施設、患者サービスなどが国際基準に達していると認められたもので、国内の医療機関では17カ所あり、同病院は15番目、東北以北では初の認定医療機関となった。JCI認証取得に向け、厳しい審査を院内一体となってクリアした同病院の取り組みをレポートする。

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【市政】岩見沢市が取り組む地方創生とは

ICT活用の健康コミュニティ
意識高め未病・予防の好循環に

自治体として文科省のCOIプログラムに参画

長生きし、最期まで健康で笑顔あふれる生活を送ることができればどれほど幸せだろう。その願いを実現すべく『健康であることが当たり前の社会』を目指した取り組みが今、岩見沢市で始まっている。ベースになっているのは、平成9年に全国に先駆けて自営の光ファイバー網を整備し、構築した高度ICT(インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー)基盤だ。これまでもICT基盤を利活用した様々な施策を手がけてきた同市だが、今回は『健康』をキーワードに産学官で取り組んでいる健康コミュニティづくりをレポートする。

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【流通】道内コンビニ地図はどう変わる?

ファミリーマートが虎視眈々
「沈黙の巨象」の反撃なるか

北海道で認知度の低いコンビニエンスストア「ファミリーマート」。しかし、本州ではファミリーマート(本社東京都・中山勇社長)が仕掛けたユニーグループ・ホールディングス(ユニーGHD、本社愛知県・佐古則男社長)との経営統合がこの9月に実現し、新会社「ユニー・ファミリーマートホールディングス」が発足。「ファミリーマート」と「サークルKサンクス」は一本化され、全国店舗数約1万8千のコンビニが誕生する。その数は王者「セブン─イレブン」に迫る堂々の2位だ。新たに誕生する巨象は、北の大地にどう攻め込み、北海道のコンビニ地図をどう塗り替えようとするのか。

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【帝銀事件】
冤罪を訴え続けた画家・平沢貞通元死刑囚が遺したもの

帝銀事件はまだ終わらない
第20次再審請求と絵画の行方

1948年に行員12人が毒殺された「帝銀事件」。死刑確定後も冤罪を訴え続けた画家・平沢貞通元死刑囚(1892─1987年)の養子となり、名誉回復に奔走しながら3年前に志半ばで亡くなった武彦氏(享年54歳)の遺志を継いだ支援者らが、活動を本格化させている。昨年11月には元死刑囚の遺族が東京高裁に第20次再審請求の申し立てを行ない、弁護団は新証拠として元死刑囚の供述内容を分析した鑑定書などを提出。一方で、残された絵の寄託を故郷小樽の美術館に申し入れるなど、画業を再評価する取り組みも始まった。戦後最大の謎として社会を震撼させた事件から68年。支援者らは「冤罪の悲劇を繰り返さないためにも、事件を風化させてはならない」と力を込める。(武智敦子)

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【話題の人】
地域の歴史や文化、知られざる物語を──
小樽観光ガイドクラブ・青塚 和春会長に訊く

「小樽は人に例えるなら波乱万丈。
数奇な運命を辿ってきたマチです」

名所旧跡を駆け足で巡り、お土産を買って帰る旅は物足りない──。そんな人にお薦めしたいのがガイド付き観光だ。ガイドが語る地域の歴史や文化、知られざる物語は旅をより楽しく味わい深いものにしてくれる。道内有数の観光都市・小樽では「小樽観光ガイドクラブ」のメンバーたちが旅人をもてなし、観光振興に一役買う。「観光客だけでなく、小中高、大学生とそれぞれのステージに応じたコースも作っていきたい」と意気込む青塚和春会長(75)に、マチの魅力とガイド観光の展望や課題などを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

「脱原発」が北海道の未来を拓く(後編)
北海道における再生可能エネルギーの可能性

いまドイツは、官民挙げての「エネルギー大転換」(Energiewende)の舞台になっている。この舞台を支えているのは、「脱原発」「再生可能エネルギーへのシフト」「省エネ」という3本の柱である。その中で最も太く、すべての基点となっているものが「脱原発」であって、しかもこれは、科学的・経済的な考量からではなく、哲学的・倫理的な思考から出てきたものであった。ここで倫理的判断というのは、未来世代に対する私たち現世代の“責任”とはなにかを考えることであるが、実はこのような倫理的思考が完全に欠如していることがわが国日本の最大の問題点であり欠陥である。ここまでは前号で述べたとおりである。

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【フォトレポート・トピックス】

*アサヒビールが自信の“大化け宣言”! 新商品ビール『アサヒ ザ・ドリーム』
*“未来のクルマ”に釘づけの3日間! 「札幌モーターショー2016」に10万人が来場
*道内26人“もうひとつの成人式” 少年院・少年刑務所で節目祝う
*国際雪合戦、まもなく開催へ “聖地”昭和新山で今年も雪上のバトル!
*キリングループ、2015年は9年ぶりにビール類がプラス転換

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『嵌め殺しの窓にも春の気配』
896円
【報道】道警不祥事から考える 〈2〉

北海道警“見えない不祥事”年間132件の唖然
轢き逃げで「本部長訓戒」、賭博行為で「所属長訓戒」──
『監督上の措置』開示でわかった未発表事案、一挙公開

前号で報告した北海道警察の不祥事問題。その後さらに、ほとんど表沙汰になっていない“見えない不祥事”があきらかになった。昨年1月から11月まで「監督上の措置」といわれる処分の対象になった全132件を紐解くと、にわかに信じ難いケースがいくつも記載されている。轢き逃げ、賭博、横領、速度違反、ストーキング、不正受給…。犯罪として立件されてもおかしくないこれらの不祥事は、いずれも発表されていなかった──。(小笠原 淳)

【保存版】北海道警開示資料

前頁までの記事で触れた道警資料の一部を、開示された状態のままここに採録する。「監督上の措置」は昨年1月から11月までの11カ月ぶん計132件、「懲戒処分」は2011年から15年までの5年ぶん(15年は11月まで)計125件。記録された各ケースについて、その処分は適正だったと言えるか、また事実の公表や開示が充分であると言えるか、読者諸姉兄の評価を請う。

※希望者にデータを提供します
2014年以前の『監督上の措置一覧』は紙幅の都合で採録を見送ったが、開示請求をした記者の手元には過去6年ぶんのデータがある。これらはすべて道民の財産であり、誰でも閲覧可能な筈だ。そこで、PDFファイル形式で保存してある全資料を CD-R に収録して入手希望者全員に無料提供したい。希望する読者は郵送用切手120円ぶんを、下記へ(紙のコピーを希望する場合は「ポスパケット(簡易小包郵便)」360円ぶんの切手を)。

郵便番号065-0022 札幌市東区北22条東15丁目4-24
        月刊「北方ジャーナル」編集部 担当・小笠原淳

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【報道】札幌・自立支援の拠点から

24人、なんとか年越せた──

困窮者支援、年の瀬も止まず
NPOベトサダ 8年めの誓い

年中無休、二十四時間眠らない生活困窮者利用施設がある。札幌のホームレス支援の先駆者・眞鍋千賀子さんが8年前に発足させた自立支援事業所ベトサダ。活動の精神的な支柱でもあった眞鍋さんは昨秋急逝し、関係者らは初めて代表不在の新年を迎えることに。「歩みを停めません」──。訃報に接したスタッフの誓い通り、そこには年末年始も常と変らぬ支援の姿があった。(小笠原 淳)

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【報道】 札幌発“ブラックベンチャー”の年末騒動

「会社は、従業員に借金を負わせて喰いものにした」
サラ金カードを作らせ資金を捻出

現政権が取り組みを進めているとされるブラック企業対策だが、効果は不十分と言わざるを得ない。そうした実態を裏づけるように札幌のベンチャー企業が暮れも近づく11月末、事業縮小を理由に給与未払いのまま全従業員を解雇、事実上倒産した。そのベンチャーとは合同会社Daichi(本社・札幌)と兄弟会社とされる合同会社リアン(同)。倒産前、彼らは、従業員数名に返済を約束してサラ金カードを作らせるなどして多額の資金を捻出、個人債務を負わせたまま幹部は雲隠れ状態だという。このグループの元従業員が本誌に告発を寄せた──。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (11)

“核兵器廃絶”を発信し続ける原爆ドームと平和記念資料館

ヒロシマ・世界唯一の被爆モニュメント

1945年8月6日午前8時15分、広島に世界で最初の原子爆弾が落とされた。その6日後に日本はポツダム宣言を受け入れ、4年あまり続いた太平洋戦争は終結する──。敗戦という現実を突きつけられた日本国民は戦後、奇跡の復興を成し遂げ、70年が過ぎた。その中で、被爆のモニュメントとなっている原爆ドームと被害を後世に伝える広島平和記念資料館は、二度と核兵器による惨禍が起きないよう今も全世界に“核廃絶”を発信し続けている。暮れも押し迫る12月下旬、あらためて私はヒロシマを訪れた。
(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 ⑤

経済苦にあえぎながら次の「一歩」を待つ親たち

旭川に誕生した当事者会は糸口となるか

ひきこもりから抜けさせたいが、どこに相談すればいいのか分からない──。長期化や高年齢化が進む中、支援機関など社会資源の乏しい地域では今もSОSを出せずに、もがき苦しむ家族は少なくない。ひきこもりは生活保護などの公的制度の枠外にあり、年老いた親の年金を頼りに暮らす人もいる。地域に埋もれる当事者や家族を見出し、包括的な支援につなげるにはどのような手立てがあるのか。道北圏の拠点都市、旭川の動きを取材した。(武智敦子)

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【ニュース】
■三浦守・札幌高検検事長が着任会見
 録音・撮影許可「要望は受け止める」
 ──勾留請求却下増には「数字を知らない」

■3度目の正直、今年こそ着工へ?
 苫小牧“超高級リゾート”の正念場
 ──開発主体は“パートナー”の系列企業に代わったが…

■小樽市議会は第4回定例会で
 森井市長に猛省を求める動議
 ──議会と対立する中、1月臨時会で副市長人事案を提出へ

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【道東・根釧特集】

北方領土返還運動の正念場へ
“変革”は北海道の東端から

日本列島の東端に位置する根釧地域。国際情勢の荒波に揉まれる北方領土が眼前にある根室市、そして産業の変遷に翻弄されてきた釧路市、2つのマチに共通するのは外的要因による経済の疲弊だ。昨今は、ロシアによるサケ・マス流し網漁の全面禁止、TPPによる酪農への影響などが根釧地域の懸念事項になっている。しかしこの中で、戦後70年にわたる逆境を生き抜いてきた地元の人々は、地域に新しい種を撒き、生まれてきた活力の芽を育てようとしている。今回は、毎年2月号で掲載してきた「北方領土の日特集」を「道東・根釧特集」と改題し、根室市の長谷川俊輔市長のほか地域で活躍する経済人たちのインタビュー特集としてまとめた。北方領土問題と根室の現状、そして日本の東端で始まっている変革とは──。

【インタビュー1】
根室市・長谷川俊輔市長に訊く

グローバル観光で交流人口の拡大へ
領土復帰を見据え経済基盤を強化


【インタビュー2】
サンエス電気通信・宮田昌利社長に訊く

道東で新産業育成を後押し
5年後は100億円企業に

サンエス電気通信(本社釧路市)が5年後の2021年7月期にグループ全体で年間売上高100億円を目指す「2020サンエス100プロジェクト」をスタートさせている。プロジェクト元年の2015年度(16年7月期)の売上高60億円を起点に1・6倍に業容を拡大させる成長戦略だ。技術力のある企業を積極的にM&Aし、傘下に組み込むことで成長に弾みをつけいく。グループを束ねる宮田昌利社長(55)に同プロジェクトの内容や地元の活性化策などについて訊いた。


【インタビュー3】
大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

食の次は観光を磨きあげる
100周年で地域貢献事業

2016年、根室市に本店を置く大地みらい信用金庫は、創業100周年を迎える。有限責任根室信用購買販売組合としてスタートした同金庫は、根室・釧路の根釧地域で築いた地盤を元に昨年7月には札幌にも進出、道東と札幌圏を結ぶ架け橋の役目も担うようになった。今年は、100周年の地域貢献事業として根釧の観光資源の魅力を発信するためのネットワークづくりにも乗り出す。遠藤修一理事長(59)に2016年の展望を訊いた。


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【介護】
旭川の老健施設フェニックスが「在宅強化型老健」の認定を取得

入所者 について情報共有を徹底
適切な リハビリとケアで在宅へ

旭川市内で豊岡中央病院(159床)を運営する医療法人歓生会。この歓生会が約20年前に開設した介護老人保健施設 フェニックス(豊岡13条1丁目)がこのほど、「在宅復帰率50%」の厳しい要件をクリアし「在宅強化型老健」の認定を取得した。ここでは、入所者の状態を的確に把握するための情報共有を徹底し、それに基づいた日々のリハビリやケアが“在宅復帰”に大きな効果を上げている。国が提唱する地域包括ケアシステムは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の構築を目指したもの。フェニックスの取り組みを通し、次代の「在宅強化型老健」の役割を考えてみた。

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【対談】避難者支援の新たなリーダーに訊く 
佐藤 伸博代表(北海道広域避難アシスト協会)
×藤本 昭則札幌本部長(みちのく会)

震災から間もなく5年、「支援」の現状と課題は

東日本大震災「3.11」の発生から間もなく丸5年となる。「フクシマ」の被曝を避けるため、あるいは震災で仕事や家などを失って避難生活を送る人はいまだ多く、北海道にも2,000人以上が暮らしているとされる。時間の経過とともに広域避難者や支援団体にはどのような変化が見られるのか──。避難者支援の先頭に立ってきた湊源道氏から昨春に一般社団法人「北海道広域避難アシスト協会」(以下、アシスト協会)の代表理事を引き継いだ佐藤伸博氏と、同協会スタッフで避難者の自助団体「みちのく会」(本間紀伊子会長)の札幌本部長として同会の活動をリードする藤本昭則氏に、道内避難者と支援団体の「今」を語り合ってもらった。(12月21日収録)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
十勝発「アニマルウェルフェア セミナー」の取り組み

家畜と人間、双方が幸せになる
真のアニマルウェルフェアとは

アニマルウェルフェア(家畜福祉。AWと略)の取り組みを広めようと「北海道・農業と動物福祉の研究会」(代表・瀬尾哲也帯広畜産大学講師)などが主催するセミナーが昨年11月下旬、十勝管内で開かれた。中心的なテーマは農場から食卓に至るまでの酪農製品のあり方。道内外から訪れた参加者たちは、幕別町内で『よつ葉放牧生産者指定ノンホモ牛乳』の原料乳を生産する牧場を見学する一方、世界のAW事情に明るい研究者の講演や、清水町内で乳業プラントを立ち上げ牛乳・乳製品の販売事業を手がけてきた酪農家、アニマルウェルフェアに関心を持つ農業高校生の発表などに耳を傾けた。十勝セミナーの一端を紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

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【話題の人】
就労に困難を抱える若者たちの自立を後押しする
アイダ企画代表・屋代 育夫さんに訊く

「似た者同士が集まれば、
働き方や生き方の多様性が
生まれるんじゃないか」

就労に困難を抱える若者たちに仕事を体験する場と家以外の居場所を作ろうと、2011年5月に札幌市西区に開設された「アイダ企画」。ここに集う若者たちは、高齢者宅などから請け負った庭仕事に汗を流しながら、自分らしい働き方を模索する。元学習塾経営者で代表の屋代育夫さん(65)は、「江戸時代の出商人(であきんど)をヒントに自分たちに合った働き場を作ってはどうか」と彼らに呼び掛ける一方で、「第2の人生を考える定年退職者や年金生活者に若者の受け皿となる仕事場を作って欲しい」と訴える。屋代さんを訪ね、就労支援の現状と課題を訊いた。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

「脱原発」が北海道の未来を拓く
原発問題における「倫理的」思考の重要性

年の暮れも押し迫ったつい最近のこと、札幌のあるIT関連会社の社長であるA氏からネット経由で面談の申し入れを受けた。簡潔ではあるが魅力的なその理由と年末で時間に余裕があったことから私は即OKの返事をした。そしてその数日後、私は旭川で彼と会い、コーヒーを飲みながら1時間ほど語り合った。彼によれば、最近、さまざまな業種の代表者十数人の仲間と「北海道の未来を拓く会」を結成したという。そう言えば、この名称は私がちょうど20年前に出版した2冊目の著書『未来を拓く北海道論(ドサンコロジー)』によく似ている。といっても勿論、これを最近はやりの「盗用だ!」などと言い立てる気は私にはさらさらない。ちょっぴりこのことを気にしているらしい彼に、私は「それはむしろ私にとって名誉なことです」と答えた。

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【フォトレポート・トピックス】

*北海道日中経済友好協会の招きで杭州市の9人が北海道の味を満喫
*小樽の小学6年生が2年連続ガンプラ世界2位
*「ホットドッグ アンド ロックス ゴッド」がススキノにオープン!
*真冬の札幌で“琉球気分”を堪能 2月18日に「北海道泡盛の夕べ」開催!

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『まよなかにふたり』
896円
【報道】道警不祥事から考える

深く詫び、而して知らしめず

警察官処分連発 北海道警の匿名発表・
墨塗り開示・取材自粛願い

詐欺、情報漏洩、飲酒運転、文書偽造──。この秋から冬にかけ、北海道警察の不祥事が止まらない。ことの大小にかかわらず、新聞などが報じた処分事案は8月から毎月発生。10月中旬に再発防止プロジェクトチームが設けられてからは、むしろそれまでを凌ぐ重大な不祥事が増えた感がある。問題があかるみに出るたびに謝罪コメントを発表する道警だが、その一方、各事案について積極的な情報開示に努めているかどうかとなると…。(小笠原 淳)

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【報道】「秘密保護法」違憲訴訟に一審判決

司法判断避けた東京地裁
フリー記者の闘い 次幕へ

新聞・テレビなどの大手報道機関に属さないフリー記者らが「特定秘密保護法」の違憲・無効を訴える――。11月下旬、その争いに最初の審判が下った。裁判所は憲法判断を避けて原告の求めを却下、併せて申し立てていた国家賠償請求も棄却した。2年越しの裁判は実質敗訴に終わったが、原告らにとってはある程度織り込み済みのこと。12月1日、争いは高裁に持ち込まれた。(小笠原 淳)

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【報道】前代未聞、暴力団との“関係”まで明かした民事訴訟の代償(4)

違法カジノの店長兼ディーラーが
イカサマなどを赤裸裸に告白!


【小樽】山田勝麿・元小樽市長に訊く

「森井市長には期待をしていたが、
まちづくりのビジョンが見えない」

2015年春の小樽市長選で大差を付けて現職を破った森井秀明市長の就任から約8カ月。28年間続いた5団体の相乗り体制を批判し、清廉さを売りに初当選を果たしたが、蓋を開けると自身の「しがらみ」に縛られ議会で立ち往生する姿ばかりが目立つ。このまま信頼は地に落ちていくのか、議会との関係は修復できるのか──。3期12年に亘り小樽市政の舵取りをした山田勝麿元市長(76)に、森井市政への苦言などを聞いた。

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(13)

泊原発対岸のマチ、岩内に建てられた“石碑と新庁舎”

水上勉の反核の思いが碑文に結実

泊原発を望む岩内町の高台。その雑木林の一角に建てられた石碑に原発の存在を問う碑文「三行の希い」が刻まれた。2015年10月初旬に行なわれた石碑の完成式には、主催した民間団体のほか北海道視覚障害者憲法9条の会のメンバーらが参加し、泊原発を再稼働させないよう気勢を上げた。一方、同町では同年5月、原発マネーの一部を使って建設した総工費約16億8600万円の新庁舎がオープン。海岸近くにあった古い庁舎を取り壊して高台に移り、住民サービスの向上が図られた。原子力規制委員会の審査が進まず、年度内の泊原発再稼働が見通せない中、原発の“対岸”のマチ、岩内に「反核」をはっきりと記した碑が建てられた意義は小さくない。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【シリーズ】家族の事件簿
File #04 札幌・長女刺殺事件

そして“人形の家”が残った

その“家”が何軒つくられたのか、詳しく知る人はいない。つくり手自身、わかっていないかもしれない。7年前から暮らす集合住宅で、ほとんど近所づきあいがなかった彼女の、それがほぼ唯一の趣味だったことは確かだ。その趣味もここ半年は手つかずで、おそらく今後もしばらくの間は取り組むことができないだろう。本年5月下旬、重い知的障碍をもつ札幌の女性が実母に殺された。現場に残されたいくつかの“家”は、何を語るのか。(小笠原 淳)

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【訃報】

“ホームレスの母”逝く

札幌・路上支援のパイオニア
眞鍋千賀子さん「偲ぶ会」で120人が哀悼

延べ2000人を下らない“おじさん”たちの感謝の涙が、この冬は哀しみのそれに変わった――。
 札幌で路上生活を経験したことのある人の中に、その名を知らぬ人はほとんどいないだろう。眞鍋千賀子さん・享年74。ホームレス支援NPO代表としての活動は、16年前の春にたった1人で始めた取り組みが原点だった。(小笠原 淳)

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【ニュース】
■道教大函館校の「市民公開講座」で
 横山社長と石井頭取が学生を鼓舞
 ──産金学連携の討論会で人材育成テーマに談論風発

■小樽市“除雪危機”は解決も
 森井市長からの謝罪はなし
 ──12月2日に開会の第4回定例会も波乱含み(12月6日現在)

■労災認定めぐる行政訴訟で証人尋問
 元行員と道銀3人が初めて法廷対峙
 ──「支店勤務時のパワハラで精神疾患になった」と元行員

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【新春インタビュー】

■北海道知事 高橋 はるみ氏
「人口減少・危機突破」に向けて幅広い政策で北海道の底上げを

■札幌市長 秋元 克広氏
大転換期をマチの魅力を高める好機に

■つしま医療福祉グループ代表 対馬 徳昭氏
地域包括ケアの先駆けとして国が頼りにする存在へ

■医療法人社団 元生会理事長 森山 領氏
健康と予防医療をテーマにした複合施設を建設

■北海道信用金庫協会会長 杉山 信治氏
地域密着の強みを活かして活力の芽を生み育てる

■北の達人コーポレーション社長 木下 勝寿氏
ネット通販は志を持った商品づくりがカギ

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【インタビュー】
北見の新市長に就任した辻 直孝氏に訊く

「笑顔ひろがる北見に!」へ全力投球
期待大の「ふるさとテレワーク」

“市政の危機”を乗り越え市民と前進

オホーツク最大の拠点都市でありながら、これまで新庁舎建設などをめぐり市政運営に混乱が少なからず続いてきた北見市。その政争のマチで、前市長の急死という非常事態を受け“オール北見”の統一候補として9月27日の選挙に出馬、相手候補を破り初当選したのが前常呂自治区長の辻直孝氏(62)だ。同市は2016年3月には合併10周年を迎え、地域の牽引役としての役割はますます大きくなる。危機に直面した市政の立て直しをはじめ新庁舎建設や地方創生への取り組みなど、喫緊の課題にどう向き合うのか──。就任して2カ月たらずの辻市長を直撃した。(11月18日午後、北見市役所で収録)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(4)

謂われなき排除と異端視──

家族会を苦しめる地域社会の「リアル」

全国で推定70万人といわれるひきこもり。この問題がクローズアップされるようになっても、当事者や家族への謂われなき偏見や差別はいまだに根深い。立ち上がった家族会でさえも小さな地域社会の中では白眼視される現実。世間の冷たい目を気にし、地域に埋もれていくひきこもりや家族はどれほどいるのだろう。2016年で発足20年目を迎える「小樽・不登校・ひきこもり家族交流会」の道のりを辿りながら、ひきこもりを輩出しつつ排除し続けてきた地域社会のありようを考える。(武智敦子)

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【医療】
乳がんの早期発見・治療に取り組む
札幌の「麻生乳腺甲状腺クリニック」

大調査で判明した効果的な検診
発見はマンモとエコーの併用で

日本人女性の12人に1人が罹るとされる乳がん。早期発見と治療法の進歩で死亡率は減少傾向だが、我が国の乳がん検診率は欧米に比べて低いことが課題となっている。ところが、9月下旬に元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が、乳がんで手術を受けたことを公表してから、検診の受診希望者が急増する異例の事態に。この中で「“一過性のブーム”に終わらせないためにも定期的に、そして効果的な検診を受けてほしい」と強調するのが、医療法人社団 麻生乳腺甲状腺クリニック(19床・札幌市北区)の亀田博理事長だ。この亀田理事長に乳がん検診をめぐる最新事情を取材した。マンモグラフィーと超音波検査の併用が大きな効果を上げているという。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅(10)

「靖国神社」とは、いかなる場所か

靖国の杜に木霊する「みたま」
遊就館の展示から学ぶことは

「東京九段の靖国神社に行ったことはありますか?」。この問いに「はい」と答える人の中で、戦没者の遺族や関係者以外の人はどれだけいるだろうか。ヤスクニは、中曽根元首相が公式参拝した昭和60年以降、中国や韓国との外交問題の火種となり、そのことが、戦争を知らない世代をこの宗教施設から遠ざける一因となっている。だが、靖国神社の本殿脇にあって海外で“戦争博物館”とも紹介されている「遊就館」は一見の価値がある。靖国神社とは元々どういう場所だったのか。そして明治以降の戦争で犠牲となった人たちが、どうして国のために命を捧げなければならなかったか。この施設に行けば、その理由の一端が分かるはずだ。政治家の公式参拝の是非を問う前に、靖国神社は誰もが一度は訪れるべき場所だと改めて感じた。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【マンガ】回顧2015

世の中偽装だらけ! (石川寿彦)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
独自のコミュニティづくりを目指す「やまの会」(せたな町)

都市住民や料理人と交流重ね
創出する“新しい農業の世界”

5年前、新規就農者が多い道南のせたな町で「やまの会」という有機農業者グループが誕生した。みずから生産した食材を軸に料理人や都市住民などとつながり、交流のすそ野を広げるなかで新たなコミュニティを創りつつある。現在のメンバーは5人。新規参入者とUターン就農者がバランスよく参加し、より魅力的な農業をめざす。無農薬・無肥料で米づくり、トマトや大豆の不耕起栽培、牛や豚、羊の放牧飼育、チーズや農産加工品の製造・販売──そうした取り組みを続ける会員たちを紹介し、経済第一主義に走らず、環境を守りながら豊かな農業の世界を追い求める、ひたむきな姿をお伝えしたい。(ルポライター 滝川 康治)

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【話題の人】
小説『残響』で北海道開拓に燃えたサムライ、
村橋久成に光を当てた田中 和夫さんに訊く

「村橋が開拓使を辞してから
空白の11年。行脚放浪ではなく
何かがあったのだと思います」

薩摩藩出身の開拓使官吏で、麦酒醸造や製糸業、琴似屯田兵村などの創設に指揮を執り、道内産業の礎を築いた村橋久成(1842─1892年)。2018年の北海道開拓150年を記念し、彼の生涯を軸にした北海道開拓の歴史をNHKの大河ドラマに誘致しようという動きが始まっている。呼び掛けたのは、33年前に小説『残響』で歴史に埋もれていた村橋の業績と生涯を掘り起こした札幌市在住の作家・田中和夫さん(82)だ。150年の時空を超えて、北海道開拓に夢をかけたサムライの魂が再び甦る──。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

世界の“人口爆発”の恐怖
格差拡大とエネルギー・食糧問題深刻化の先にあるものとは?

最近になって、普段はあまり使っていない私のタブレットの中に面白いアプリが入っているのに気づいた。“World population”というものだが、なんと世界の人口の数字がリアルタイムで表示されるのだ。見ている間に数字がものすごいスピードで変化する。わずか2分ほどで世界の人口が約500人も増えた。ちなみに、今日(12/3)の15時15分現在、世界人口総数は約73億6千万人、今日1日で生まれた人が約25万人、死んだ人が約11万人という数字が出ている。このアプリと情報のネットでの発信元はアメリカらしいが、いったいどのようなメカニズムで動いているのか(この数字を誰がどのような方法で収集し、発信しているのか)、私にはさっぱりわからない。というより、この数字はかなりインチキくさい。というのも、例えば、デスクトップPCのネットでも見れる同種のものとは常にデータがややズレているからだ。しかし、大まかに見るなら、ここに表示される数字(3桁以上)、そして世界の人口の動きはほぼ正しいものとみなして良いのだろう。

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*新連載:私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『いつか降りてくるだろう』
896円
【報道】ある累犯高齢者の記録

イブ前日
おばちゃんは捕まった

常習累犯窃盗 前科15
名もない老婆の残したものは

あと3カ月待てば、執行猶予判決が下りていた可能性がある。前刑を終えて社会復帰してから4年9カ月後、その身寄りのない女性(85)は人生で何度めかの犯行に及んだ。昨年12月、札幌市内の大型スーパー。チキンレッグなど2700円相当の万引きで現行犯逮捕された彼女は、あくる日のクリスマスイブに同じアパートの少年とパーティーを開くつもりだったという。ささやかな計画は実現せず、その夜はひとり留置施設で過ごした。まもなく訪れる次のイブは、女子刑務所で迎えることになる。(小笠原 淳)

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【原発】函館市 小泉純一郎氏「ストップ 大間原発」講演記録

「全国民が関心を持って然るべき問題だね」

原発ゼロはね、国民の意志があれば、政府が決断すれば、カナッらずできると、ヤッればできる事業だと、私は確信している! ――。10月末、函館の土を踏んだ小泉純一郎元首相は、工藤壽樹市長との懇談を経て、800人超の市民の前に姿を現わした。福島原発事故後に訴え始めた「原発ゼロ」の持論。1時間半にわたって聴衆を惹きつけた“小泉節”を、誌上に再現してみたい。(小笠原 淳)

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【農業】“産業用大麻の推進”へ舵を切った高橋道政

従来の消極的な姿勢から転換
栽培しやすい環境構築を急げ

道が振興に向け「工程表」を作成

「産業用ヘンプの栽培に向けた取り組みを進めます」とする高橋はるみ知事の選挙公約を踏まえ、道は産業用大麻(ヘンプ)の振興へと舵を切り、知事の任期中に実施する施策の「工程表」をまとめた。栽培技術、種子の確保、活用方策の3課題を設定し、栽培試験地の拡大をはじめ、野生大麻の薬理成分の分析と採種、道総研農業研究本部の試験場における野生大麻種子や輸入種子による栽培試験、民間での加工適性試験を実施する──などの内容で、従来の消極姿勢を転換させた。一歩前進である。工程表の中身や、先行して東川町内でヘンプの試験栽培や加工試験などに取り組む民間の人たちの意見を紹介し、本格栽培に向けた今後の課題を探ってみた。(ルポライター・滝川康治)

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【シリーズ】家族の事件簿
File #03 札幌・義母刺殺未遂事件

大人は何を見ていたのか

本シリーズでは初回から、舞台となる土地や登場人物の素姓をできるだけ詳述しないことを旨としてきた。とはいえ、発生間もない事件を採り上げる際は特定が容易になってしまうことも否めない。たとえば本稿で扱うケースは、察しのよい読者ならばすぐにそれと気づくことになるだろう。新聞・テレビが初報を発信してから、まだ2カ月。形として終熄を迎えたその殺人未遂事件は、些細なトラブルを引き金に発生したことになっている──。(小笠原 淳)

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【金融】「札幌・北海・小樽信金が合併」の裏側

1兆円金庫誕生のインパクト
仕掛け人は札信金の吉本会長

11月2日、道内信金界にビッグニュースが飛び込んできた。札幌信用金庫(札幌市)、北海信用金庫(余市町)、小樽信用金庫(小樽市)の3信金が2018年1月に合併し、道内で初めて「1兆円金庫」が誕生することになった。預金量合計は1兆314億円に達する。これまで道内の信金合併はどちらかというと救済に近い形が多かったが、今回は将来を見越した戦略的なものと言える。他の信金にも影響を与えることは必至。果たして第2、第3の「1兆円金庫」は誕生するのだろうか。

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【介護】介護福祉系施設の建設に“ヘルスケアリートが出口”の新手法

介護事業者「輝」がサ高住の
新築で不動産流動化を活用

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など介護福祉系施設を不動産流動化を前提にして建設する流れが強まりつつある。この手法では、私募ファンドなどで集めた資金と地方銀行のノンリコースローンで施設を整備するため介護事業者の投資負担が軽減される。またヘルスケアリート投資法人に施設を売却する出口戦略があるため、融資した地銀も早期の資金回収が見込める。国が謳うヘルスケア施設の供給促進につながるこうした動きを札幌市内で追った。

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【原発】“核のゴミ”レポート PART8 日本学術会議の「提言」をめぐって

“地層処分”にこだわる姿勢に
見え隠れする学術会議の限界

発生量、暫定保管、汚染者の負担を明確に

日本の科学者を代表する210人の会員と約2千人の連携会員で構成する日本学術会議(大西隆会長)が今年4月、「高レベル放射性廃棄物の処分に関する政策提言」を発表した。原子力委員会から依頼を受け3年前に提出した政策提言の具体化を図るため、“核のゴミ”の暫定保管や国民的な合意形成のあり方を中心にまとめたもの。暫定保管の期間を原則50年とする一方、原発サイト以外での保管施設の設置を提案するなど前回の提言から踏み込んでいるが、地層処分を前提にした立論や使用済み核燃料の再処理の中止に言及しないことなどへの批判の声もある。学術会議フォーラムの報告も交え、「提言」について紹介する。(ルポライター・滝川康治)

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【ニュース】
■秋元札幌市長が支援者たちに明言
 「5年間の政策経費は1兆3千億」
 ──当選後初開催の秋元市長の政経セミナーに700人

■署名受け、学生説明会開催へ
 学長更迭の酪農大、今月にも
 ──「有志の会」要望受け入れ、初の公式説明

■小樽・森井市政の除雪介入で
 入札不調3地域、再入札も見送り
 ──市民生活に甚大な影響を与える恐れも(11月7日現在)

■“篠路福移湿原”訴訟の控訴審は
 「土地の特定」で原告が全面敗訴
 ──ナショナルトラスト運動の実効性にも影響か(11月6日現在)

■出所者支援・札幌の建設会社に
 道更生保護委が委員長感謝状
 ──元受刑者積極雇用の北洋建設、車椅子の社長に栄誉

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【特集 2015オホーツク】

活性化のカギは交流と再生エネ

花開くスポーツ交流と期待のバイオマス発電

今回のオホーツク特集では、この夏、突然起きた北見のトップ交代に触れながら網走と紋別の動きに注目してみた。その網走では、市がマチづくりの手法のひとつとして四半世紀にわたって取り組んできたスポーツ交流が大きな成果をもたらしはじめ、紋別ではオホーツクの森林が自然再生エネルギーの資源として脚光を浴びようとしている。中でも紋別における木質バイオマス発電事業は、あらたな地方創生につながるインパクトを秘めていると言える。後半の市長インタビューと併せ、この地域の“いま”をレポートする。

【市長インタビュー】網走市長 水谷 洋一氏

スポーツツーリズムの先進都市へ
一次産業は輸出視野に競争力強化

9月27日に開催された第1回オホーツク網走マラソンには全国の市民ランナー約2600人が参加、網走の景観と食を大いに堪能した。2期目に入った水谷洋一市長(52)が1期目から掲げていた公約の大会が、5年間の準備期間を経てようやく実現した格好だ。市民一体となりオール網走で取り組んだこの大会は、過去20年以上にわたって地元で育まれてきたスポーツツーリズムの新たな出発点になる可能性を含んでいる。ラクビー日本代表選手の合宿地として15年近くに及ぶ実績も2019年W杯日本開催に向けて注目を集めそうだ。観光面では、オホーツク流氷館が建て替えられたほか、博物館網走監獄が重要文化財指定を受ける見込みになるなど厚みが増してきた。地域のポテンシャルが顕在化してきた市の将来像について、水谷市長に訊いた。

【市長インタビュー】紋別市長 宮川 良一氏

広域紋別病院が春に診療開始
バイオマス発電で林業再生へ

地域の期待を担い、住友林業と住友共同電力が建設している「紋別バイオマス発電所」の躯体が紋別港の一画に姿を現した。懸案だった地域医療に広域紋別病院の新棟オープンという形で道筋をつけた紋別はいま、林業の再生と地産エネルギーの創出に向けて歩みを進めようとしている。懸案課題の解決を模索しつつ時代に合わせたマチづくりを展開する宮川良一市長(61)に、市政運営の今後を訊いた。


【観光特集】 “白い大地”の誘惑

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (9)

「永遠のゼロ」のロケ地になった
茨城県の筑波海軍航空隊記念館

ありのままの「特攻」を見つめる

多くの共感を呼んだ一方で「特攻を美化する」との批判もあったミリオンセラー小説「永遠のゼロ」。作者の百田尚樹氏は沖縄の地元紙2紙の不要論を口にしたり、NHK経営委員としての発言を問われるなど何かと物議を醸しているが、この作品によってあらためて特攻隊とゼロ戦の存在を知った若い世代も多かったのではないだろうか。映画化された時のロケ地となった茨城県笠間市旭町の筑波海軍航空隊記念館を訪れると、平日にも関わらず団体見学者が訪れていた。「県立こころの医療センター」の敷地内にあるこの記念館は、映画ロケがなければ取り壊されていた元精神病院の建物。オープンできたのは、過去の戦争を語り継ぐ必要性を感じた関係者らの努力があったからだ。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(3)

親子関係を修復し未来を切り拓くには

札幌で「フューチャーセッション」
「対話」による問題解決の可能性

ひきこもりをめぐる親子関係は複雑で、両者の気持ちはすれ違うことが多い。そんな相互不信を解消しようと10月下旬、札幌市内で「フューチャーセッション(FS)」という「対話」の手法を用いながら、親子関係の修復や当事者の未来をどう切り拓くかなどを考えるイベントがあった。名付けて「ひきこモシリフューチャーセッション」──。「対話」による問題解決の可能性を取材した。(武智敦子)

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【話題の人】
インタビュー集『ひきこもる心のケア』を
出版した杉本 賢治さんに訊く

「ひきこもりを脱した人と
言われることに違和感がないわけじゃない」

ひきこもり経験を持つ札幌市在住の杉本賢治さん(54)が、自身の経験を踏まえ精神科医や支援者ら10人を取材したインタビュー集『ひきこもる心のケア ひきこもり経験者が聞く10のインタビュー』を世界思想社(京都市)から出版した。自身を「ひきこもり臭を保持する者」と定義する著者が、かつての自分の体験を客観視するために専門家を訪ね、「ひきこもりとは何か」について語り合う。そんな、ひきこもり問題への新たなアプローチが反響を呼んでいる。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

“原発回帰”と“無責任”国家・日本
日本の“原発ルネッサンス”に対するドイツ・メディアの反応

ついに日本の「原発回帰」が始まった。過半数の日本国民の反対にも耳を貸さず、安倍政権と九州電力は川内原発1号機を強引に再稼働させたのである。この後も、川内2号機や四国電力の伊方原発3号機など、続々と再稼働が予定されている。まるで、4年前の世界を震撼させた福島原発事故、即ち「Fukushimaカタストロフィー」(世界的にはこの表現が定着している)など無かったかのようだ。しかも、昨年4月に政府が「第4次エネルギー基本計画」で原発を「重要なベースロード電源」と位置づけて以来ふたたび息を吹き返したいわゆる「原子力ムラ」の人びとには、あの大事故に対する自らの責任意識のかけらもないのだ。
(白井暢明)


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【フォトレポート・トピックス】

*最新アニメが大集合した新千歳空港国際アニメーション映画祭2015

*小泉・細川の両元首相が地元市長訪問 大間差止訴訟激励、市民向け講演会も

*ススキノにスポーツ観戦を目玉にしたスポーツバー キングスターがオープン

*ノテ福祉会が次代に向けたサ高住「ゆうゆうじてき月寒公園」を開設

*「札幌ハートセンター」が医療講演会を小樽で初開催

*“マイナンバー”に悩む企業に朗報 SATO社労士法人が収集・管理用のキットを発売

*ナカザワアグリマシーンの山田社長が木質バイオマスボイラーの輸入販社を共同設立

*業者や関係団体の交流の場としても意義 「全国リユースサミット in 札幌」開催!

*ニッカウヰスキー北海道工場〈余市蒸溜所〉、27年度の見学者が80万人を突破!

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ねえさんのいった道』
896円
【報道】札幌 4歳児暴行死事件

それを防ぐことはできたのか

24歳父が4歳長男を――
札幌・手稲区 連休前の悲劇

起きるべくして起きたのか、あるいは不慮の事故だったのか――。シルバーウィークを間近に控えていた一家は、まさにその連休中に発信されることになるニュースを知る由もなく、もちろん自らがその主役になるとは思っていなかった筈だ。9月中旬に札幌・手稲区で起きた幼児暴行死事件。虐待を疑われるケースで幼い命が犠牲になったのは、札幌市では2年半ぶりのこと。手を上げた若い父親にためらいはなかったのか。傍らの母親は何を見ていたのか。悲劇の周辺を歩きながら考える。(小笠原 淳)

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【報道】「法の下の平等」の現実

「酔っていたので記憶にない」

痴漢逮捕の元検事に起訴猶予

本誌前号で報告した、現職検察官の痴漢逮捕事件。早期釈放された容疑者(28)は事件から1カ月半が過ぎた9月下旬、懲戒処分を受けてその日のうちに札幌地検検事の職を辞した。4日後には、捜査にあたっていた横浜地検が不起訴(起訴猶予)処分を決めている。電車内での痴漢が疑われ、「酔って記憶にない」と言い続けた場合、逮捕翌日に釈放され、裁判にもかけられずに済む──。容疑者が検事でなくともそういう結果になるかどうかは、定かでない。(小笠原 淳)

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【経済】早耳! 来秋の札商正副会頭人事を占う

次期会頭候補筆頭は岩田氏

札幌市経済局長・荒井氏が専務理事に就任か

少子高齢化、人口減少がハイペースで進む北海道。人口増加のピークが過ぎつつある札幌市もこれからがマチづくりの大事な時期だ。50年先の地域を決定づけるのはこの10年間が勝負になる。ポイントは経済政策。折しも札幌、北海道にはインバウンドというフォローの風が吹き、自立を支援する「アベノミクス」の成長戦略もお膳立てされている。地域の経済政策を左右する商工会議所の役割はかつてなく重い。そこで来秋の改選期を見据え、北海道の経済団体として中心的役割を果たす札幌商工会議所の次期正副会頭の顔ぶれを占ってみよう。1年前の今だからこそ書ける「早耳」のエピードを盛り込んでみた。

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【シリーズ】家族の事件簿
File #02 後志管内・練炭心中未遂事件

「眠るように」の筈だった

「家族の事件」を記録する新シリーズ、2回めはある港町で半年ほど前に起きた心中未遂事件を報告したい。15ほど歳の離れた元夫婦の間には、やはり僅かずつ年齢の離れた5人の子供たちがいる。そのうち下から3人が、雪融けまもない季節に幼い命を失いかけた。もっとも、記録を検める限りではその“心中”はなんとも心もとない、行き当たりばったりの行動だったようだ。不器用なカップルが残した足跡を、少しだけ辿ってみる。(小笠原 淳)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (2)

長期高齢化する当事者と家族を救え

家族会の要望が実り相談拠点を開設
課題はどう札幌市全区をカバーするか

ひきこもりが社会問題化して認知が高まる一方で、10年、20年と家から出られず孤立を深める当事者や家族が増えている。背景の1つにあるのは、受け皿となる相談機関の不備。適切な支援が受けられないまま、ひきこもりが長期化し、希望を見いだせないまま地域に埋もれていく現実が、想像以上のスピードで進んでいるのではないか。こうした中、札幌市は10月1日に「ひきこもり地域視線センター」を開設するなど対策に乗り出した。ひきこもり長期化の現状や家族会の動きを取材しながら、ひきこもりの処方箋について考える。(武智敦子)

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【ニュース】
■いざスポーツの秋、塀の中でも
 札幌刑務所で恒例の「大運動会」
 ──6種目で21工場が対抗戦。応援合戦も白熱

■除雪入札に介入でまたも議会が紛糾
 小樽・森井市長は“独裁”か“傀儡”か
 ──議会との対立は先鋭化。リコールを求める声も

■地方空港の未来を拓く「丘珠研究会」
 民間発想による“地方創生モデル”へ
 ──600人集めたセミナーで新たな整備構想を発表

■節にこだわる木工家・若林氏の
 作品展が六花亭福住店で開催中
 ──制作拠点を山梨県に移しても北海道との縁は深く

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【連載】“農と食”北の大地から
「アニマルウェルフェア畜産」の今(その7)
──「家畜福祉セミナーin八雲」の試みから──

家畜と人が互いに満たされ生きる
“畜産革命”が世界で進んでいる

アニマルウェルフェア(家畜福祉。AWと略)の取り組みを畜産が盛んな地域に広めようと、「北海道・農業と動物福祉の研究会」(代表・瀬尾哲也帯広畜産大学講師)が8月下旬、「家畜福祉セミナーin八雲」を開催した。世界のAW事情に明るい松木洋一さん(日本獣医生命科学大学名誉教授)が急速に畜産革命が進むEU(欧州連合)の最新事情を紹介。地元で「牛の都合に合わせた飼い方」を追求する若き放牧酪農家と獣医師の対談や、同研究会が進めるAW認証システムづくりに関する報告が続いた。「飼料自給100%」を実現した北里大学八雲牧場なども見学した参加者たちは、AW畜産の今後に向けて手応えを感じ取っていた。(ルポライター 滝川 康治)

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【医療】
「陽子線治療」を民間で初導入する
札幌禎心会病院が11月1日開院へ

がん、脳卒中、心臓病の治療拠点
徳田理事長の「最大の挑戦」とは

社会医療法人禎心会(徳田禎久理事長)が札幌市東区の札幌新道沿いで建設を進めていた「札幌禎心会病院」(279床)が11月1日開院する。同法人が運営してきた「禎心会病院」(東区北44条東8丁目)を新築移転すると同時に、高齢化の進展とともに増加する「がん」「脳卒中」「心臓病」の三大疾病に特化した医療機関として機能強化を図る計画。道内では民間病院として初となる陽子線治療装置を導入することも大きな話題となっている。「患者の選択肢を増やし地域医療に貢献したい」とする徳田理事長にハード、ソフト両面にわたる新たな医療体制と今後の展望について訊いた。(9月16日午前、禎心会病院で収録)

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【医療】
介護の現場と大学機能を研究に融合

全国初。つしま医療福祉グループの
日本医療大学が認知症研究所を開設

学校法人日本医療大学は10月1日、札幌市清田区の真栄キャンパス内に「日本医療大学認知症研究所」を設立した。大学が設置する認知症専門の研究所としては全国初。同大が所属する「つしま医療福祉グループ」(対馬徳昭代表)が30年以上にわたり実践してきた高齢者介護事業をバックボーンにして認知症の予防、早期発見と治療、看護、介護、リハビリテーションに関する研究に取り組んでいく計画だ。研究所の初代所長に就任した日本医療大学の傳野隆一学長に立ち上げの経緯や今後の事業計画を訊いた。(9月29日午後、日本医療大学真栄キャンパスで取材)

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【インタビュー】
サッポロビール㈱北海道工場長 寺本 幸司 さんを訪ねて
今年の味わいについて直撃

まもなく「サッポロクラシ ック ’15 富良野VINTAGE」発売!
「今年の 出来にご期待下さい」

発売30周年を迎えた北海道限定ビールのサッポロクラシックは、14年連続の売上アップが示すように道民の支持が厚く、観光客からも「北海道に行ったらクラシック」と言われるほどの人気商品となっている。10月20日には、今年で8年目を迎える「サッポロクラシック ’15 富良野VINTAGE」が北海道限定、数量限定で発売されるが、この“特別なクラシック”を心待ちにしているビールファンも多いことだろう。そこで今回は、サッポロビール北海道工場の寺本幸司工場長(48)を訪ね、今年の「富良野VINTAGE」の出来映えと“特別”たる所以などについて話を訊いた。(9月29日収録)

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【アート】札幌での“視察研修”を経て、山梨県に新たな拠点

木工家・若林克友さんが「ハルカヤマ藝術要塞」で凱旋

東日本大震災を機に、福島県で工房を開いていた気鋭の木工家・若林克友さん(36)が北海道に“視察研修”に訪れたのは2012年4月のこと。昨夏に新たな拠点を山梨県に設けた若林さんが、小樽市春香町でロングラン開催された「ハルカヤマ藝術要塞2015」ほか、道内3カ所での展示会のため来道していると聴き、拠点を移した理由や直近の活動などを訊いた。札幌での“視察研修中”は、多くの作家と触れ合い刺激を受ける一方、木工家としてさまざまな懊悩があったように見えたが、久々に会う若林さんは晴れやかな笑顔が印象的だった。(9月18日収録)

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【話題の人】ブラインドサッカーの普及にかける
元コンサドーレ札幌主将・芳賀 博信さんに訊く

「ブラインドサッカーは競技性の
 高いスポーツ。北海道全体で
 チームを応援してもらえれば」

視覚障害者と健常者が協力してゴールを目指す「ブラインドサッカー」が、2020年の東京五輪・パラリンピックを控え静かな人気を集めている。昨年8月には道内初のブラインドサッカーチーム「ナマーラ北海道」が誕生し、今年7月には東京調布市で開かれた公式戦でデビューを果たした。チームを運営するのはJリーグのコンサドーレ札幌で主将を務めた芳賀博信さん(32)が理事長を務めるNPO法人「セカンドサポート」(札幌市)。「目指すは東京パラリンピック」と意気込む芳賀さんに、選手時代からNPO法人を立ち上げるまでのエピソード、ブランドサッカーの魅力について訊いた。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

北海道は「普通の国」をめざすな!
安保法案、分県論、新幹線導入に共通する意識とは?

安保法案が成立した。これでわが日本国は、自国が直接攻撃を受けない場合でも戦争行為をすることができるようになった。つまり、これまでの「専守防衛」という国是の放棄である。おまけに、この流れに便乗して日本の政財界は自国で製造した武器を外国に輸出・販売できる自由をも手に入れ、それによって儲けようとさえしはじめている。こうして、戦争およびそのための戦力の放棄を謳った世界唯一の平和憲法を事実上(非合法的に)破棄したわが日本国は、めでたくも自民党・安倍政権が念願としてきた「普通の国」になったわけである。(白井暢明)


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【フォトレポート・トピックス】

*「太陽グループ杯争奪 第22回全道少年野球選抜大会」で札苗スターズが優勝

*開催近づく「新千歳空港国際アニメーション映画祭2015」

*「羽幌炭砿閉山45周年」で記念シンポジウムを開催

*道東の旅──「あかん遊久の里 鶴雅別館」を訪ねて

*複合ビューティービル「ル・トロワ」がオープン!

*第1回オホーツク網走マラソンに2600人

*敢闘90分 1200人が6種目に汗 札幌刑務所「大運動会」

*新和HDが今年も札医大病院に札響の弦楽四重奏をプレゼント

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*新連載:トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『港の映画祭(あまよのほし)』
896円
【報道】犯罪被疑者の「法の下の平等」とは

「人質司法」に例外ありや

早期釈放 2つのケースから考える

「人質司法」という言葉がある。警察などの捜査機関が、合理的な理由なく容疑者の身柄を拘束し続けることだ。留置施設や拘置所に隔離される人たちが必ずしも真犯人とは限らないにもかかわらず、そうした処分は今日も当たり前のように全国各地で行なわれている。冤罪事件と結び付けて語られることも多いこの奇妙な慣行。司法の界隈では、たまに例外のようなケースが見られることがあるのだが──。(小笠原 淳)

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【特集】地方私大のゆくえ

学究の府、揺れる――。

労使対立に端を発し、学部改革に伴う混乱を巡って理事会と教員の反目が続く札幌大学(札幌市豊平区、桑原真人学長)。任期半ばの学長更迭や関係者間の訴訟問題などで世論を賑わせている酪農学園大学(江別市、竹花一成学長)。ともに道内で約半世紀の歴史を持つ私学の周辺が、このところ妙に騒がしい。国の進める大学改革と歩調を合わせるように現場の軋み音が増えていくのは、なんとも皮肉なことだ。両者の因果関係はさておき、今号では迷走際立つ2大学の現状を、現場の声を通じてお届けしたい。アカデミズムの府の動揺は、何を語っているのか――。

【第一部 札幌大学】
最新報告
『深まる理事会と教員側の亀裂』

札幌市豊平区西岡地区にキャンパスを持ち、約半世紀の歴史を刻む私立大、札幌大学(学校法人札幌大学・太田博理事長、以下札大)が揺れている。学部改革や機構再編をめぐり理事会と教員側が激しく対立、さらにかねてからの期末・勤勉手当問題が追い打ちをかけている。理事や評議員を務めていたOB7人が昨年5月に全員辞任するという異常な事態に続き、今年5月末には佐藤俊夫前理事長が突然辞任するなど迷走に一段と拍車がかかっている。そんな労使対立の影響をもろに受けかねないのが学生たち。このままでは学位(学士)授与もままならない事態に陥る可能性も取り沙汰されている。(佐久間康介)


【第二部 酪農学園大学】

Interview01
学校法人酪農学園理事長・麻田 信二さん
「これからの2年は正念場。
職員一丸となって『改革』を」

本誌前号までに報告した通り、江別市の酪農学園大学で7月中旬、運営法人が干場信司学長(当時)を任期半ばで解任した。背景には理事者と教員との確執や、国が主導する大学改革などの問題が見え隠れする。8月下旬、同大の法人理事会は獣医学群教授の竹花一成氏(59)を新学長に選任、新たな体制を敷いた。解任決定に強く抗議する干場前学長は「法的措置」にも言及していたが、現時点で具体的な動きはない。一連の騒ぎが収束したとはなお言えない中、法人の舵取り・麻田信二理事長(67)に問いを向けてみた。唐突な更迭人事の大義は、どこにあるのか――。(聴き手・小笠原 淳)


Interview02
酪農学園大学の存続を願う学生有志の会代表・栗本翔太さん
「少なからぬ学生の疑問に
真っ当な説明が届いていない」

酪農学園大学・干場信司前学長解任の報は、決定からほどなくして同大の現役学生たちにも届くところとなる。但しそれは、報道を通じてだった。間接情報のみでは事情がわからないと考えた何人かが「有志の会」を発足させたのは、決定直後の7月中旬。会の目的は、学長更迭に到る経緯を全学生に説明するよう、理事長に求めることだ。代表を引き受ける栗本翔太さん(19)は、今春入学したばかりの1年生。それまでは大学運営に関心を持ったことがなく、どこにでもいるごく普通の学生の1人だったという。膨らむ疑問と素直に向き合った結果、初めての夏休みが署名活動に明け暮れる日々となった。(聴き手・小笠原 淳)

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【シリーズ】家族の事件簿
File #01 札幌・引きこもり男性による父親殺害事件

追い詰められた40年間

殺人などの兇悪犯罪が一貫して減り続ける中、近年は“身内”同士の悲劇が続いている印象を受ける。親が子を、子が親を──。当事者の多くはその瞬間まで、ありふれた家庭の一員だったかもしれない。円満を絵に描いたような家庭とて、今日にも崩れそうな土台に支えられているのかもしれない。「家族の事件」周辺を歩く新シリーズ、第1回は本年7月中旬に起きた40歳代男性による父親殺害事件の裏側に迫ってみたい。(随時掲載します)

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【報道】「ハコモノ整備」に大活躍も今は昔 〈下〉

「地方拠点法」って?
苫小牧市の“超高級リゾート”が活用

道央道苫小牧東ICの西側に広がる約1057ヘクタールの森林地域に、海外の“超富裕層”をターゲットにした高級リゾート地を出現させる──。事業主体の「㈱のるでんばると」(苫小牧市・石川裕一社長)が2011年春に公表した「バルト・マイスター・トマコマイ」プロジェクトを取材する過程で、この計画で市街化調整区域での開発行為を可能にする手法として用いられた「地方拠点法」(地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律)に興味関心が移ったのは先月号で報じた通り。平成4年に施行された同法に対し、道内6つの「地方拠点都市地域」のうち4地域は「すでに役割を終えたのではないか」というニュアンスだが、残る2地域は見方が異なる。さらにこの2地域でも、法活用へのスタンスにずいぶん違いがあるようだ──。(9月7日現在)


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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(12)

新築移転の防災センター
買い手がつかない旧建物

20億円をかけ共和町の高台に移動

原発で事故が起きた時、最も被害や影響を受けるのは立地自治体と隣接する市町村だ。泊原発の場合は、そのひとつが共和町だが、この町には事故が起きた際の拠点となる“重要な施設”がある。道は、そのオフサイトセンターと呼ばれる原子力防災センターを同町南幌似(みなみほろに)地区に新築移転し、この8月から運用を始めた。「(原発は)きょうは(共和)止まり(泊)」と揶揄されていたこともある共和町と泊村の原発施設。オフサイトセンターをめぐる動きを振り返りながら、43年前に岩内町で開かれた「原発問題シンポジウム」にまで再び時計の針を戻してみたい。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【8】沖縄編(下)

保存される「戦争の爪痕」は
我々に何を語っているのか

平和を求める“沖縄のこころ”

1945年の終戦の年に生まれた人は今年70歳。実際に太平洋戦争を経験した世代が年々少なくなっていく中で、日本がアメリカを始めとした連合国軍と戦争をしたという事実さえ知らない世代が出始めている。パソコンやスマートフォンが小中学生にも普及し、いつでも世界中の情報が集められるようになっても、300万人以上の犠牲者を出した戦争の記憶は薄れるばかりだ。国内唯一の地上戦が行なわれ、20万人もの犠牲者を出した沖縄では、戦争を知らない世代に「負の遺産」を引き継ぐためにさまざまな施設を造り、戦争の遺跡を保存している。沖縄を訪れると「二度と悲劇を起こしてはならない」という沖縄県民の強い意志を感じる。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【ニュース】
■小樽・森井市長が副市長案を提出も
 「パーティー券問題」で議会は紛糾へ
 ──参与登用に続く“不可解人事”に庁内からもタメ息

■受刑者が丹精込め飼育した逸品
 「網走監獄和牛」札幌で販売開始
 ──最高「A5」級など9月中旬にも追加入荷へ

■社会問題化する“空き家対策”で
 北洋銀と札幌市が連携協定を締結
 ──補助金制度と「解体ローン」で取り壊しを促進

■「キングムー」が来春ディスコに?
 取得企業が模索する再オープン
 ──一世を風靡した伝説のスポットの復活なるか

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 ①

不惑近い息子の将来を案ずる母

「親亡き後を心配しても
これ以上の手助けはできない」

ひきこもりの長期高齢化が進んでいる。親が亡き後、残された子供がどう生きていくかは、ひきこもりを持つ家族が抱える共通の悩みだ。そして、もう1つの課題がひきこもりの長期化に伴い、抜き差しならなくなった家族の関係。絡まった心の糸を丁寧に解きほぐし、関係修復の糸口を見つけるには、家族以外の第三者という「外の風」が必要だ。ある事例を通して、高齢化するひきこもりと家族の現状をレポートする。(武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から
十勝発「小麦キャンプ」でつながる人たち

小麦を軸に生産農家と職人たちが
協力し、新たな夢と可能性を開拓

小麦の生産農家や育種に携わる研究機関、製粉業者、粉を使ってパンやお菓子をつくる職人たちなどがそろっている十勝管内で、小麦の魅力を余すところなく体感する「北海道小麦キャンプ」が7月中旬、帯広市と近郊の町で開かれた。参加者の4割ほどが道外勢。ある大阪のベーカリーは研修旅行の一環として20人ほどの社員を送り込んだという。職人たちと生産農家や研究者らが熱く語り合う企画も盛りだくさんで、交流の輪が広がった。8回目を迎える来年は、有力産地のオホーツク管内に開催地を移し、国産・道産小麦の可能性を探る。「体感ツアー」や講習会、生産者によるクロストークの様子を紹介しつつ、小麦に関わる人たちの心意気をお伝えしたい。

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【医療】
「進化し続けることが我々の完成形」
札幌心臓血管クリニックの挑戦とは

カテーテル、心臓外科、不整脈
患者のため診療の垣根を越える

開業から7年──。今や循環器内科・心臓血管外科・不整脈治療の3つの分野それぞれで全国有数の手術実績を誇るまでに成長した医療法人ハートセンター(藤田勉理事長)札幌心臓血管クリニック(74床・同市東区)。この“モンスター病院”の中心になっているのが藤田理事長、道井洋吏院長、鵜野起久也ハートリズムセンター長の3人だ。いわばスーパードクターである3人のコラボレーションは、どのような効果をもたらし患者の治療に寄与しているのか。本稿では藤田・道井・鵜野医師の座談会を通して、循環器医療をかつてない高みまで押し上げつつある同病院の現在をレポートする。

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【医療】
呼吸器外科と呼吸器内科が高度に連携
最善の医療を提供する札幌南三条病院

低侵襲手術と先進の化学療法
肺がん治療のトップランナー

日本人の約3人に1人が生涯にがんを発症し、その20%が肺がんに罹ると言われている。医療の目覚しい進歩により必ずしも“不治の病”ではなくなったとはいえ、依然として発症後の生存率が高いとは言えない疾患だ。この肺がん治療に特化しているのが、社会医療法人 北海道恵愛会(西田憲策理事長)が運営する札幌南三条病院(札幌市中央区・99床)である。治療実績で全国有数のスケールを誇る同病院の大きな特徴は、呼吸器外科と呼吸器内科が高度に連携していること。病院理念に「患者さんにとって最もよい医療を提供する」を掲げる“肺がん治療のトップランナー”をレポートする。

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【企業】生活と産業に欠かせないCO2

カーフェリー火災の消火でも注目
「液化炭酸ガスの広がる用途」とは
道内需要を支えるエア・ウォーター炭酸室蘭工場

炭酸ガス(二酸化炭素)と聞くと、地球温暖化の元凶という悪役のイメージを持つかもしれない。しかし、炭酸ガスは植物の光合成に欠かせず、産業や我々の暮らしを支える大切な役割も果たしている。溶接向けの工業用をはじめビールといった炭酸飲料向けだけではなく、固化させたドライアイスは食品冷凍・冷蔵用の必需品でもある。最近は、7月末に起きた苫小牧沖のフェリー火災の消火に液化炭酸ガスが活躍したことも耳目に新しい。道内唯一の生産拠点であるエア・ウォーター炭酸の室蘭工場を訪ね、炭酸ガスの知られざる一面にスポットを当ててみた。

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【流通】コープさっぽろの“プライベートブランド戦略”を追う

徹底して“安全と安心”を追求
休耕田を活用したPB開発も

こだわりを深める『なるほど安心商品』

食の安全安心を追求し、食を通した消費者と生産者の繋がりを大事にすることを理念に掲げている生活協同組合コープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)。コープさっぽろのその姿勢を端的に体現しているのがプライベートブランド(PB)商品の数々だ。現在、地産地消を重視した『北海道100』、休耕田で生産する飼料米を利用した『黄金そだち』、シンプルで良質・道内加工にこだわる『なるほど商品』の3種類がラインナップされているが、近く“ならではのこだわり”をさらに追求した『なるほど安心商品』も店頭に並ぶ。大手流通とはひと味違うコープさっぽろのPB戦略を掘り下げてみた。

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【インタビュー】初めての住職となる島崎允法さんに訊く

日系人の心の拠り所として──
パラグアイ初の仏教寺院が誕生

南米パラグアイのイグアス移住地に同国初の仏教寺院「眞應山拓恩寺釈迦堂」が完成し、12月に曹洞宗の大本山總持寺からも高僧を迎え落慶法要が執り行なわれる。拓恩寺の初代住職となるのは、曹洞宗寺院「薬王寺」(札幌市中央区)の田中清元住職(66)の弟子である島崎允法さん(72)。四半世紀以上にわたり南米との交流事業に関わってきた島崎さんが、どうしてパラグアイで住職になることになったのか。住職になるための最後の修行をすべく一時帰国中の同氏に、寺院建設に至った経緯や今後の抱負を聞いた。 (8月26日収録)

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【インタビュー】NPO法人コミュニティワーク研究実践センターの新理事長・岩㟢 義純氏に訊く

ニーズをどう仕事として成立させるか
職員1人ひとりが明確な目的意識を

NPO法人コミュニティワーク研究実践センター(事務局・札幌市)の新しい理事長に、公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会の元市民参画部長・岩㟢義純氏が就任した。様々なプログラムの提供を通して、共生コミュニティの再創造を目指す同センターの活動内容や今後の舵取りについて訊いた。

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【話題の人】札幌ワイルドサーモンプロジェクト
共同代表の有賀 望さんに訊く

「81年に放流漁が戻ってきてから、
 豊平川では7世代以上にわたって
自然産卵が繰り返されています」

サケよ甦れ──。1979年、「カムバックサーモン運動」で札幌市の豊平川に100万匹のサケの稚魚が放流されてから36年。現在も豊平川では毎年約200万匹の稚魚が放流され、多くのサケが母川で自然産卵を繰り返しているという。従来の孵化放流を見直し、自力で世代交代していける「野生魚」を増やそう。昨年1月に専門家や市民有志で発足した「札幌ワイルドサーモンプロジェクト」(SWSP)が、秋からそうした取り組みを開始する。共同代表を務める有賀望さんに、プロジェクト発足の経緯や未来に向けた豊平川のサケ保護の取り組みについて訊いた。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論
対談篇 谷  一之氏(下川町長)

5つの循環をキーワードに
下川町を日本一幸せなまちへ

 10年前から現在に至るまで、名寄市立大学での仕事(教授、非常勤講師)を通じて私と名寄市との関係は深い。そのため私は今なおさまざまな立場で名寄市のまちづくりに関わりを持っている。ところで、名寄でよく私の耳に入ってきたのは、「隣町の下川町は、行政と市民および市民団体(NPOなど)の連携によるまちづくりへの関心や意欲がとても高い町らしい」という噂であった。そのことと併せて特に私の関心を惹いたのは、エネルギー自給への取り組み、即ち、15、16年前から始まった木質バイオマスによる発電や熱供給という、全国的にも知られたこの町の先進的取り組みである。
 そして今年の5月に谷一之氏が新しく町長になったことを知った私は即座に、ぜひ谷町長とじっくり語り合いたいと思った。というのも、旭川や道北地域のまちづくりを考える市民団体での活動を通じて、谷氏とは、20年ほど前から知己の間柄だったからである。当時から道北地域の活性化の鍵は各自治体間の広域連携と人材交流にあると考え、さまざまなアイディアをもってアクティヴに活動していた谷氏が下川の新町長になったことは、過疎に悩む道北地区全体の発展にとってきわめて明るいニュースである。今回、私の呼びかけに谷町長が快く応じて頂いたことにより、この対談が実現した。     (白井暢明)


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【フォトレポート・トピックス】

*央幸設備工業が“薬用キノコ栽培”で美唄に進出

*「ニトリレディス」でイ・ボミが初優勝! ギャラリーは初の1万人を突破

*映画『GONIN サーガ』のキャンペーンで石井隆監督と土屋アンナが来札

*「オホーツク網走マラソン」9月27日、開催へ!

*正栄プロジェクトが特別協賛し「札幌オープンゴルフ」を開催

*カレスプレミアムガーデンが着工! 時代の要請に応える「地域包括ケア拠点施設」へ

*坂泌尿器科病院が札幌エルプラザで公開講座

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*新連載:札幌異才探訪
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『図工のマチ』
896円
【報道】大学改革の只中で

「経営」か「自治」か 深まる亀裂

学長解任・酪農学園大で何が起きているのか

本誌前号の短信で報告した、酪農学園大学の学長解任問題。運営法人の酪農学園(江別市、麻田信二理事長)は7月14日の理事会で干場信司学長(当時)の解任を決め、同日付で麻田理事長が学長代行に就いた。「納得できない」とする前学長は法的措置も辞さない構えで、これを支持する教員や同窓生なども理事者への疑義を呈している。経営側と教職員との確執は、実はこれ以前から続いていた。国が進める大学改革ともかかわるこの問題、発端は6年前に溯る──。(小笠原 淳)

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【報道】「ハコモノ整備」に大活躍も今は昔 〈上〉

「地方拠点法」って、何?

苫小牧市の“超高級リゾート”が活用

道央道苫小牧東ICの西側に広がる約1057ヘクタールの森林地域に、海外の“超富裕層”をターゲットにしたリゾート地を出現させる──。事業主体の「㈱のるでんばると」(苫小牧市・石川裕一社長)が「バルト・マイスター・トマコマイ」計画を公表したのは、2011年春のことだ。当初は昨年の夏の先行オープンを予定していたが、資金調達の難航や埋蔵文化財の出土などがあり、いまだ槌音は響いていない。ところで、この計画では市街化調整区域での開発行為を可能にする手法として「地方拠点法」(地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律)が活用されているが、平成4年に施行された同法を知っている人はどれほどいるだろうか。道内6つの「地方拠点都市地域」に取材し地方拠点法の“今”を追ってみた。

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【経済】札幌圏で注目される大型再開発の行方

江別大麻誘致で三好市長が
開発業者に熱いラブコール

注目される新さっぽろの巨大余剰地

札幌圏で大規模な商業施設を建設できる土地が少なくなっている。交通の便が良く消費人口が見込めるような場所はそうそうない。まして大規模開発が可能な場所は自ずと限られてくる。だが、そうした希少価値のある土地に嗅覚鋭く刺さりこんでくるのが大手流通業者だ。今回紹介する大規模開発地区は、江別市大麻エリアと札幌市厚別区の新さっぽろ駅周辺エリアの2カ所。いま流通業界はこれらに熱い視線を送る。前者にはまとまった農地が広がり、後者では高度成長期を彷彿させる老朽化した何棟もの市営団地が建て替え時期を迎えている。数年後、これらのエリアにどんな商業施設が姿を現すことになるのだろうか──。

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【金融】第二地方銀行協会会長に就任した北洋銀行の石井純二頭取に訊く

新たな扉と未来を開く新幹線開業
北洋銀が描く骨太の成長戦略とは

業界連携と提案力で地方創生を後押し

さる6月に全国41行を束ねる第二地方銀行協会の会長に就任。活動のフィールドを広げているのが、就任4年目に入った北洋銀行の石井純二頭取(64)だ。「アベノミクス」で首都圏の経済が活況を呈している中、北海道ではインバウンドが経済を牽引する推進力になっている。だが、高齢化や人口減少が他府県より急ピッチで進む地域リスクを抱える環境で、持続的成長を担保する骨太の成長戦略は見いだせていない。北海道のトップバンクとして地域経済をどう守り発展させていくのか。「新幹線開業を起爆剤にすると同時に地方創生を独自に後押ししていく」と強調する石井頭取に北洋銀の今後の役割について訊いた。(7月29日午後、北洋大通センターで収録)


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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (7)沖縄編(上)

地下壕に眠る犠牲者たち
ひめゆり学徒の悲劇とは

青酸カリで薬殺された重症患者

太平洋戦争末期に3カ月間の地上戦が行なわれ20万人もの犠牲者を出した沖縄。戦後70年を語るとき、そして本連載でもどうしても触れなければならない場所だ。「ひめゆりの塔」がある沖縄本島の南部戦跡は観光客が最も多く訪れる。付近一帯には米軍が侵攻した際に日本軍などが隠れた「ガマ」と呼ばれる自然洞窟がいくつもあり、自治体によっては文化財として保存する動きもある。終戦記念日を前にした7月下旬、私は沖縄を訪れてこれまで自分が立ち寄ったことのなかった地下壕などを取材した。真っ暗な内部は70年前のまま時間が止まっているようで、かつてそこで凄惨な出来事があったとは思えない静けさだった。多くの民間人が自決したり病気で犠牲となった地下壕から「二度と戦争はしないで」という声が聞こえるような気がした。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】“核のゴミ”レポート
PART7 特別インタビュー/地質研究者から見た高レベル放射性廃棄物の後始末

「日本では地層処分は不可能」と明言する元動燃主任研究員
土井 和巳 さん

我が国での地層処分は絵空事と贖罪の思いを込めて断言しよう。
“遷宮方式で保管”しか道はない。

「日本国内には高レベル放射性廃棄物の処分場に必要な安定した岩体はない。大量の廃棄物を必ず発生させる原子力発電は、可及的速やかに廃止されるべきだ」と明言するのは、かつて動燃(現・日本原子力研究開発機構)の主任研究員として処分適地の全国踏査に携わり、OECD放射性廃棄物委員会委員も務めた土井和巳さんだ。幌延深地層研究センターのボーリング調査を実見した経験から「ガスが出る幌延での検討は無意味。処分場には到底できない」と指摘。発生した“核のゴミ”は伊勢神宮の遷宮方式に倣い一時保管するしかない、と提言する。現役時代への贖罪の思いも込めた著書を上梓した土井さんを訪ね、話を聴いた。(聴き手 ルポライター 滝川 康治・7月22日、東京都内で収録)

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【ニュース】
■小樽・森井市長がまた暴走
 “内申書なし”の市幹部も昇任
 ──支離滅裂な人事手法に庁内外から批判噴出

■いつまでたっても続く公私混同?
 「道議会の政務活動費」公開開始
 ──「道のホームページでも閲覧できるようにすべき」と識者

■逆風を予想した先行投資で活路を
 開くアインファーマシーズの戦略
 ──大谷社長が札証の個人投資家説明会で“先手”の必要性を強調

■札幌地検・髙﨑新検事正が着任
 会見の撮影・録音制限「正しい」
 ──札幌勤務30年ぶり2度め 累犯高齢・障碍者支援には理解

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【医療】苦しくない検査と抜群のアクセス
さっぽろ大通り内視鏡クリニック

的確な技術と診断で話題を呼ぶ
札幌初の内視鏡専門クリニック

今年4月にオープンした「さっぽろ大通り内視鏡クリニック」(医療法人交雄会メディカル)が話題を呼んでいる。名称のように札幌の都心部に立地。地下鉄大通駅、地下歩行空間に直結する札幌大通西4ビルに入居する抜群のアクセスもさることながら注目すべきは、胃や大腸といった消化器の内視鏡検査を前面に打ち出したこと。その看板を支えるのは、それぞれ5万件以上の検査実績がある三井慎也理事長と野村昌史院長のツートップだ。がんの早期発見・治療のためには定期的なチェックが欠かせない。食道から胃、大腸といった消化器の内視鏡検査が有効なのは言うまでもないが、「また受けよう」「辛くない」と思わせる医療機関は多いとは言えない現状だ。実際に同クリニックで検査を受けてみた記者の体験レポートをお届けする。

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【医療】「より快適な環境で先進的な医療を」
北海道泌尿器科記念病院が新築移転

志と技術のバトンを受け継いだ
“次世代トップ人事”で再出発へ

開業から28年、北大病院と連携し急性期医療と地域医療に貢献してきた「北海道泌尿器科記念病院」(札幌市東区・医療法人エム・ティー・エヌ)が、このほど新築移転を果たし、8月3日から本格稼働した。近年の入院日数の短縮に伴い、病床の適正規模化に踏み切ると同時に個室の割合を増やすなどアメニティを充実。さらにオペ室の拡充や透析施設の統合など、より快適かつ効率のいい医療を実現する環境を整備した。また、同医療法人では今回の移転を機にトップ人事を刷新。これまで副院長だった関晴夫医師が理事長に、同じく副院長だった飴田要医師が院長に就任した。ハード、ソフトともに新たなスタートラインに立った同病院をレポートする。

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【インタビュー】
「キレイ3世代」を応援する“ビューティー複合ビル”
「ル・トロワ」が9月12日オープン!

「キーワードは“医・食・住”」
開発責任者のアインファーマシーズ 施設管理部長・槇 珠美さん

調剤薬局最大手のアインファーマシーズ(本社札幌・大谷喜一社長)がかつてない事業で勝負に出る。旧丸井今井大通別館を全館借り受け、総合ビューティー複合ビル「ル・トロワ」を9月12日にオープンさせるのだ。メインターゲットは「キレイ3世代」の幅広い女性。同社にとってビル運営という新しい挑戦の第一歩であり、「アインズ&トルペ」で蓄積したノウハウをベースにしたドラッグストアの新業態としても注目されている。消費の中心がJR札幌駅南口周辺に移って久しいが、「ル・トロワ」は大通地区に買い物客を呼び戻すけん引役になれるのか。「ル・トロワ」の開業に向けコンセプトから店舗開発、テナントリーシングまで担当した同社の施設管理部長、槇珠美(まき・たまみ)さんに「ル・トロワ」の全貌と今後の展望を訊いた。

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【連載】岐路に立つ若者の就労支援事業 (12)・最終回

元ニート、39歳男性の七転び八起き人生

信じられるのは神と自分だけ──

福祉の仕事を目指すも、生来の対人恐怖が壁となって挫折──。ずっと生きることに負い目を感じてきた元ニートの男性が、人生を立て直そうと孤軍奮闘している。対人関係が苦手で、臨機応変な態度がとれない。突然の解雇、ようやく見つけた次の職場でも失敗やミスの連続。それでも彼は諦めない。「世の中の人間が、生きる価値がある、生きる価値がないと分別されない平和な明日」を目指して。(武智敦子)

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【連載】ある市民運動の記憶から(5)・最終回

「観光の質を上げることが文化」
小樽市が観光にシフトし街づくりの方向性が決まった

マチを二分した小樽運河保存運動の終焉から約30年。かつて運動をリードしてきた山口保(67)が語る、市民運動の知られざるエピソードと街づくりへの夢も最終章に近づいた。街づくりの担い手から、12年前に市議に転身した山口が目指したものは何だったのか。運動の記憶をひも解きながら、街づくりの歴史を未来に語り継ごう。(武智敦子、文中一部敬称略)

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【話題の人】「おたるドリームビーチ」の清掃活動に参加する
小樽市議・安斎 哲也さんに訊く

「森井市政で議会論議が活性化。
論理で政策論議のできる関係を」

今夏の「おたるドリームビーチ」(小樽市銭函3)は、ドリームビーチ協同組合の建築基準法違反により海水浴場の開設が見送られた。監視員が不在となるハマの安全と環境を守ろうと、周辺住民ボランティアが見守り活動などを開始する中で、その動きに協力し市民として清掃活動に汗を流している超党派の小樽市議たちがいる。有志の1人で、「何でも行政がやるのではなく、住民がやれることは住民で。皆が支え合いながら町をつくる一歩になれば」と話す安斎哲也市議(「新風小樽」会長、31)に、ドリームビーチ問題の周辺や市議会の動きなどを訊いた。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

TPP参加は日本国滅亡のはじまり

アメリカ盲信・盲従の安倍政権の退陣を期待する


日本全体ではそれほどでもないようだが、私たち北海道民にとってはとても気になるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉がいよいよ大詰めを迎えているようだ。ところで、このTPP問題をめぐるわが北海道の政治的状況は、いかにも興味深く、またある意味では奇妙な様相を見せている。まず、北海道の農業団体をはじめとする経済界は勿論のこと、政界(北海道出身の国会議員、知事・道庁、道議会議員)でもまた、このTPP、特にその中身の1つである米など農・畜産物の関税撤廃に対しては、反対派が圧倒的多数を占めている。これは勿論、わが北海道経済においては農業や食料産業がきわめて重要な位置を占めているからである。


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【フォトレポート・トピックス】

*ホームレス・困窮者支援「なんもさサポート」10周年

*「守る会」が福島の親子らに“北海道の夏休み”をプレゼント

*新千歳空港の「ドラえもん わくわくスカイパーク」がリニューアル!

*ジミー東原オールスターズ「北海道ツアー2015」

*育て!北海道の“ものづくり産業” 北洋銀が「テクノフェア2015」

*カレスサッポロが恒例の「決算報告会」を開催

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『2303─3355』
896円
【報道】道南発・初春の怪火 (4)

セクハラ「認められない」

函館の疑惑、調査4カ月で道新が結論
遺族発見「謝罪音声」との矛盾

この話題を俎上に載せるのも、本号ですでに5回め。本年2月にあきらかになった北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑で、道新本社がセクハラの事実を「認められなかった」とする調査結果をまとめたことが、今月上旬までにわかった。“事件”から4カ月、遺族の刑事告訴からは2カ月が過ぎ、ようやく到った1つの結論。その報告は、当事者が遺した記録の内容と大きく矛盾していた──。(小笠原 淳)

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【報道】生きにくい世を生きる 〈下〉

累犯30年 辿り着いた「居場所」

制度の隙間で刑務所往復
救いは“地域”に

4月下旬に札幌刑務所を出所した“彼”には、帰る場所がなかった。福岡出身、前科5・前歴2。3年前に訪れた札幌でホームレス支援の学生たちと出会い、生活を立て直したものの7カ月後にあっさり再犯、2年間を塀の中で過ごしたコンドーさん(48)=ほぼ実名。「外は辛い」「一生刑務所に」と嘯いていた彼は今、新たな出会いを得て何度めかの再スタートに臨んだ。現在進行中のレポート、前号の後日談を。(小笠原 淳)

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【報道】“清廉”のはずが“しがらみ”で前途多難

森井市長の「論功人事」に
小樽市議会から批判続出

4月26日投開票の小樽市長選で初当選を果たした森井秀明市長の「論功人事」が、市議会で波紋を広げている。「しがらみにとらわれた相乗り体制はいらない」と中松義治前市長を痛烈に批判していた当人が、自身の後援会幹部だった元市職員を嘱託職員の「参与」に登用。これが6月18日開会の第2回定例会で、“しがらみ人事”として厳しく追及される事態に発展しているのだ。他の問題でも市長発言をめぐり本会議が空転するなど、清廉を売りにした森井市政の船出は早くも前途多難の様相となっている。

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【報道】入居ビルから損害賠償訴訟を起こされた「宮の沢総合クリニック」

原状回復どころか内部を破壊?

問われる三浦院長のモラルと過去

札幌市の西区発寒にある内科・外科などを標榜する診療所「宮の沢総合クリニック」。同クリニックの理事長・院長の三浦哲哉医師が、以前入居していたメディカルビルから2400万円あまりの損害賠償請求訴訟を札幌地裁に提起されている。「三浦先生が退去時の原状回復義務を怠って内部を壊したため新たなテナントを入れられない」と原告は怒り心頭だ。“大家と店子の間”にいったい何があったのか。そして、その三浦医師の知られざる過去とは──。

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【報道】6.26. 安全保障関連法案反対デモ

「戦争」とか、マジでヤバい

19歳“ギャル” デモ先導
同世代の関心、掘り起こしたくて

メイクや衣裳は視線を集める手段と割り切り、「バカっぽい」佇まいとストレートな主張との落差で勝負する――。19歳のフリーターが呼びかけて実現した安全保障関連法案反対デモ『戦争したくなくてふるえる。』。発起人・高塚愛鳥さんの訴えに共鳴した若者たちは僅か9日間でその思いを形にし、あまつさえ予想を超える反響を得た。とはいえ、成功の余韻に浸る暇は当面ありそうにない。「強行採決」への足音が高まる中、早くも「次」が射程に入った。(小笠原 淳)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (6)

「小樽市手宮公園陸上競技場」の
錆びたボルトが語る北海道空襲

敵機を撃ち続けた高射砲陣地跡

日本本土への攻勢を強めていたアメリカ軍は1945年7月14日と15日の2日間、空母に艦載された戦闘機などで道内の主立った都市を攻撃した。今に語り継がれる「北海道空襲」だ。特に軍需産業の拠点で艦砲射撃にさらされた室蘭をはじめ空襲を受けた釧路、根室、小樽の被害は甚大で犠牲者も多かった。この中で、小樽では果敢な反撃が繰り広げられ3機のアメリカ戦闘機が撃墜されている。戦後、アメリカ軍の元兵士が「あんな反撃は日本本土で初めてだった」と語ったエピソードが伝えられているほどだ。かつて敵機を狙った高射砲陣地跡は、今も当時の戦友らによって小樽市手宮公園陸上競技場の片隅に保存されている。
(ジャーナリスト 黒田伸)

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【原発】
“核のゴミ”レポート PART6 地元の人たちに聞く泊原発の後始末対策

深まらない“後始末”の議論
誰が核のゴミを見張るのか

当事者意識が低い北電と国任せの自治体

北電泊原発の運転開始から20数年の歳月が流れ、使用済み核燃料という名の“核のゴミ”が1326体発生した。青森県六ヶ所村の再処理工場は竣工延期がくり返され、国策の核燃料サイクル路線は破綻して久しい。最終処分に向けた見取り図はあるものの、処分地探しは難航することが必至だ。この先、再稼働が認められると更に放射性廃棄物が増え続け、近い将来、原発サイトから溢れだす。原発の運転が停止している今だからこそ、“核のゴミ”問題を直視すべきではないか──。本シリーズの第6回は、原発周辺の住民や議員を訪ねて話を聞き、泊村の牧野浩臣村長にインタビューするなかで、使用済み燃料の後始末対策について考えた。(ルポライター・滝川康治)

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【報道】白老の川田グループ「しらおい健康農場」破産の真相

室蘭信金が議事録偽造を指示?

債権回収目的に鶏卵会社を切り捨てか

3年前、胆振管内白老町にあった鶏卵会社が自己破産に追い込まれた。地元の有力企業、川田建設のグループ会社で同町竹浦地区で操業していた「しらおい健康農場」が約10億円の負債を抱えて倒産したのだ。いま、この時の自己破産に関与した室蘭信用金庫(本店室蘭市・鈴木孝理事長、以下室信)の姿勢があらためて問われている。そこから透けて見えるのは、室信が“川田グループ”の債権をより安全に回収できるよう一方的に鶏卵会社を切り捨てた自己保身の姿だ。室信の行為は、地域金融機関としての信頼が揺らぎかねない問題を孕んでいる。

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【経済】「道内23信金3月期決算」を読み解く

年々弱体化する“稼ぐ力”
地方創生の推進役に黄信号

渡島は2年ごとに赤字のジンクス

各地に地域経済の血液である資金を供給する使命を担う道内23信用金庫。その2015年3月期決算が出揃った。赤字の渡島信金(本店・渡島管内森町)を除き、22信金が純利益で黒字を確保したものの11信金が減益。貸し出しで稼ぐ本業の力が年々弱体化している印象が否めない結果となった。銀行などとの金利競争によって貸出金利は過去最低を更新し続けており、新たな資金需要もそれほど見込めない中、本業の地盤沈下は今後も避けられそうにない。地方創生に向けた役割が期待されるなか、収益に結びつかない創業支援などに回す余裕が当面少なくなる可能性もある。「アベノミクス」による景気浮揚は「地方に未だ及ばず」の状況が続きそうだ。

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【ニュース】
■振興機構の近藤会長が年度総会で
 繰り返した旧体制と道庁への批判
 ──近藤会長は本誌報道を「気にしていない」と回答

■酪農学園理事会が現学長解任へ
 教員ら騒然 抗議のハンストも
 ──背景に教授会と理事の確執? 元常務の訴訟は高裁へ

■札証アンビシャス市場に新規上場
 創業51年「エコノス」への期待度
 ──道内中堅企業の上場機運は高まるのか?

■激化する労使対立、混乱の法人内部
 “大揺れの札大”に明日はあるのか
 ──“大津秀人専務理事の独断専行”に高まる批判

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【連載】ある市民運動の記憶から (4)

「この街で気高く生きること」

運河保存運動の学びから
産声を上げた「小樽雪あかりの路」

1984年、10年以上に及んだ運河論争は決着し、小樽は観光都市としての道を歩み始めた。時はバブル経済の真っ直中。運河周辺には観光施設が乱立し、築港ヤードでは複合大型商業施設を誘致する再開発計画が進んでいた。そしてバブルの崩壊──。転換期を迎えた小樽観光を見つめ直そうと、運河保存運動に奔走した山口保(67)が再び動き始めた。(武智敦子)

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【ビール】

ビールメーカー担当者に聞きました!
福祉協賛 大通ビアガーデン情報

湿度が低く屋外でも過ごし易いのが北海道の夏の特長。このベストシーズンを謳歌するとなれば、何はなくともまずビール。真夏の屋外でビールを楽しむといえば、第62回を迎えた「さっぽろ夏まつり」のメインイベント、「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」で決まり。今年もビールメーカーの担当者さんに、主要4会場それぞれの魅力をたっぷり教えていただきましょう!

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【観光グラビア】
道内観光情報 いま、夏の光のなかへ

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【医療】
ていね泌尿器科がJR手稲駅前に
サテライトクリニックをオープン

患者増に対応し利便性を高めた
外来専門「ていね駅前泌尿器科」

泌尿器科疾患の治療拠点として札幌の手稲区をカバーする医療法人社団伸孝会 ていね泌尿器科(鈴木伸和理事長)。さる6月1日、同クリニックの分院となる「ていね駅前泌尿器科」(砂押研一院長)がJR手稲駅前にオープンした。近年、増え続けている外来患者のニーズに応え、混雑緩和を図ると同時に利便性を高めることが大きな狙いだ。同駅南口に隣接する複合ビル「手稲駅前プラザ南」の医療モール「メディカルスクエア手稲」で診療を開始したサテライトクリニックでは本院と患者情報を共有。ドクター同士が連携して治療に万全を期していく体制となっている。アクセス環境が良好な「ていね駅前泌尿器科」を立ち上げた伸孝会の取り組みをレポートする。

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【インタビュー】
函館市長に再選された工藤壽樹氏に訊く

セカンドステージの大目標は地元経済の再生と人口減少対策

この4年間は“函館再生”の正念場

“対岸”にある大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟の是非が争点のひとつになった4月の函館市長選。結果は現職の工藤壽樹市長(65)が、新人で訴訟の取り下げを求める広田知朗氏を大差で破り再選された。国や事業者を相手取った法廷闘争が市民の信任を得た格好だ。「北海道新幹線開業を迎えるこれからの4年間は、函館再生の正念場」と意気込む工藤市長。2期目の大目標に経済再生と人口減少対策を掲げる同氏に今後の抱負や“大間原発訴訟”の見通しなどを訊いた。(6月16日午後、函館市役所市長室で収録)

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【映画】

函館出身の作家・佐藤泰志原作の
『オーバー・フェンス』が映画化

函館出身の作家・佐藤泰志(1949年~90年)原作の『オーバー・フェンス』が、山下敦弘監督により映画化され来年夏以降の公開を目指している。企画・製作を手掛けるのは、函館市民映画館「シネマアイリス」代表で『海炭市叙景』(2010年)、『そこのみにて光輝く』(14年)をヒットさせた菅原和博さんだ。「これまでの2作品とは違い、光もあれば翳もある函館を描きたい」と話す菅原さんに、地域発映画の軌跡と想いを聞いた。(武智敦子)

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【連載】岐路に立つ若者の就労支援事業 (11)

働いていた若者が“折れる”ことも

「今やれていることが大切」──親は意識の転換を
精神保健福祉士・野村俊幸さんに訊く

働くことに自己のアイデンティティを求める若者がいる一方で、働きたくても働けない若者がいる。「甘え」「怠け」──世間の眼差しは、働けない若者や家族に無言の圧力をかける。彼らはなぜ働けないのか。函館市在住の精神保健福祉士で、不登校やひきこもり支援を行なう野村俊幸さん(64)は、動けない背景には精神疾患などを含む複合的な課題も考えられるとし、「自立=就労の公式を、もう少し緩く考えて欲しい」と警鐘を鳴らす。(武智敦子)

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【話題の人】
「父親ネットワーク北海道」の父親たち
丸山 修会長・高橋 正和副会長に訊く

「親の教育力や子育て力に
見直しをかけていかなければ」(丸山会長)

「自分が悪いと思った時は
素直に謝れるようになりました」(高橋副会長)

道内各地で子育てに関わるグループ活動を行なっている父親たちが、4年前に立ち上げた「父親ネットワーク北海道」。世代や地域を超えて父親たちがつながり合うことで、子供たちの未来を育みたい──。そんな熱いハートを持った“オヤジ”を代表して、会長の丸山修さん(58)と副会長の高橋正和さん(51)に、父親の目線から見た子育てや地域活動について話を伺った。育児やPTA活動は妻任せというお父さん、若葉マークやパパ予備軍の若い男性諸氏も必読です。(聞き手・武智敦子)

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【お盆特集】「お盆」と「お彼岸」を考える

「お盆」に見つめ直したい
先祖への感謝の気持ち

宗教離れが言われる中でも、故人や先祖を供養する「お盆」は日本人にとって大事な年中行事となっている。ほとんどの企業・団体が「お盆休み」を設け、その期間に多くの人が故人や先祖の御霊に手を合わせるが、お盆の由来を知る人は意外に少ないのではないだろうか。お盆とお彼岸の意味をおさらいすれば、御霊の前に立つ時の気持ちに少し変化があるかもしれない。

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

日本人の政治意識を成熟させよう!

政治的用語の意味の曖昧さは不毛な議論の温床


 いまマスコミの話題の中心といえば、いわゆる「報道圧力」問題であろう。これは、6月25日に行なわれた自民党の若手議員約40名による憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」で、非公開の席での講師として呼ばれた百田尚樹氏の発言(壁耳取材によるもの)の中に、「マスコミを懲らしめる」(某議員)とか、「沖縄の2つの新聞は潰すべき」(百田氏)など、言論の自由の否定や権力側による報道規制や圧力を肯定するような内容のものがあったというものだ。
 もしその発言内容が報道されている通りだとすれば、確かに全体としてひどい発言だ。というより、使われている言葉がいかにも知性を欠いており粗野で乱暴な印象を受ける。しかし、基本的には誰にでも言論・表現の自由があり、特に言葉はその人の人間性や知性・感性の自己表現であること、しかもこれらがいわば内輪の席で出たものであることを考えると、たとえそれが言論の自由を否定する内容であったとしても、発言したこと自体を非難したり、言葉や発言内容について取り消しや謝罪を求めることは過剰反応であろう。そのような反応それ自体がかえって言論の自由を侵すことになりかねないからだ。


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【フォトレポート・トピックス】

*北海道友愛福祉会 中田理事長の瑞宝単光章受章を讃えて記念祝賀会

*劇団四季とサッポロビールがコラボ「ジェリクルキャッツビール」を販売

*坂泌尿器科病院が8月22日に市民講座を開催!

*「戦争したくない」 19歳呼びかけに共振の鬨 安保法制反対デモ in 札幌

*少年施設、地域へ── 札幌少年鑑別所が施設内部を報道公開

* 滲み出る末端古本屋の滑稽と哀愁『さまよえる古本屋 もしくは古本屋症候群』(須賀章雅)

*アサヒビール北海道工場と札幌市が大規模災害に備えてタッグ

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『海へ行く道からトナミさんが来た』
896円
【報道】生きにくい世を生きる 〈上〉

「居場所」を求めて──

天涯孤独の累犯男性 踏み出した“外”への一歩

2年前の冬、1人の男性が獄の人になった。物心ついてから30年間、少年院・刑務所への往き来を繰り返し、直近の出所から1年を経ずしての再犯。故郷を遠く離れた札幌で2年弱の刑期を務め上げ、この春「社会復帰」した彼には、帰る場所がなかった──。一昨年の秋に本誌で報告した彼の人生の、その後を追う。生活困窮者自立支援法が施行されたばかりの4月末、彼の行く先々が支援の現場となった。(小笠原 淳)

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【報道】前代未聞、暴力団との“関係”まで明かした民事訴訟の行方 (3)

違法カジノの“表向きの経営者”が
カミングアウトした社長を指弾!


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【論評】道観光振興機構「近藤改革の実態」(2)

人心と道庁が離れる近藤体制
辻副知事就任で波乱の展開か

“唯我独尊の運営”に噴き出る不満と批判

「赤信号の近藤体制」とのタイトルで公益社団法人北海道観光振興機構(本部札幌・以下振興機構)の現状を論じた先月号の記事に経済界関係者から予想以上の反響が寄せられた。「その通りだ」「ジャーナルが書いている以上に深刻だ」などのほか「このままでは北海道観光が10年停滞する」と指摘する声まであった。北海道電力の社長、会長を歴任し道経連会長も務めた北海道経済界のトップリーダー近藤龍夫会長(71)に吹き出る不満、批判の数々──。その原因は、道庁の計算ミスと近藤会長による唯我独尊的な運営手法にあるようだ。インバウンドがかつてない活況を呈する中、道庁と振興機構の亀裂は深まる一方に見える。振興機構「近藤改革の実態」の続編をお届けする。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (5)

今も1万2千以上の遺骨が眠る
硫黄島で繰り返される日米訓練

“地熱の島”で起きた悲劇とは

東京都・小笠原諸島の南端に位置する面積22平方キロメートルの硫黄島。1945年2月から3月にかけて36日間にわたり日米の激しい戦闘が繰り広げられ、日本側は軍属を含む約2万1900人、アメリカ側は約6800人の戦死者を出した悲劇の島だ。現在、行政区分上は東京都小笠原村に属しているが島全体が海上自衛隊の基地となっており、一般人は入島できない。在日アメリカ軍と陸・海・空の自衛隊が一体となって訓練できる場所として重要度が高い同島。今なお多くの遺骨が眠ったままとみられる地下壕の上に建設された滑走路では「日米同盟」の象徴ともいえる訓練が繰り返されている。安倍首相のアメリカ議会での演説を聴いた私の脳裏に、新聞社時代に訪れたこの島での体験が鮮烈に蘇ってきた──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発検証】「泊原発は本当に必要なのか」(11)

停まったまま巨額なカネを
喰らい続ける原子力発電所

「安全対策」に2千億円が投下される現場

3・11のフクシマの事故以降、福島県を中心に除染と復旧工事で巨額の資金が投下され、現地では新たな雇用が生まれている。そして原子炉が運転を停止したままの泊原発でも安全対策に莫大な金額が注ぎ込まれ、岩内町を中心に“ミニバブル”が起きている現実がある。これらも広い意味での「原発マネー」と言えるだろう。「泊原発を再稼働させるため」に北電がはじき出した安全対策費用は2千数百億円。いったいどうしてそんな巨額なカネが必要なのか。5月下旬、その“安全対策”の現場を私は目の当たりにした。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】“核のゴミ”レポート PART5
新たな段階を迎えた最終処分地の選定スケジュール

“密室での説明”で始まった
政府が主導する候補地選び

“泊”で道民も直面する使用済み燃料の蓄積

高レベル放射性廃棄物の最終処分地の絞り込みに向けた作業が新たな段階を迎えた。政府は5月22日、法律に基づく「特定放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針」の改定を閣議決定し、従来の公募方式から国が前面に出て立地調査を申し入れる方式へ正式に転換した。直後の6月1~2日には、道内の自治体の担当者を北海道経済産業局に集め、「基本方針」の経緯などに関して計3回の説明会を開いたが、開催日時や場所、説明内容などはすべて非公開とされ、抗議の声が上がった。今後も処分地は見つからず、原発の「トイレなきマンション」状態が続く。1年ぶりのこのシリーズでは“核のゴミ”をめぐる基本的な事柄などを整理してみた。(ルポライター・滝川康治)

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【雪対策】

札幌市の雪たい積場を「新琴似8横」が変える

昨冬はあまり雪かきに追われなかった印象だが、2月に入るまでは記録的な大雪となった平成24年度並みの降雪量だった。2月2日午前9時の時点における札幌市内72カ所の雪たい積場への搬入量は約1075万㎥で、同日時点では過去最大量である24年度の約1120万㎥に肉迫していた。突然のドカ雪があると、市の公共排雪のほか民間の排雪サービス業者も雪たい積場に殺到するが、そうした場合も入口付近や場内での車両の流れがスムーズであることから、札幌市北区の雪たい積場「新琴似8横」は評価が高い。24年度には計画搬入量の2・3倍、市内の雪たい積場でも断然トップの約251万㎥を受け入れた「8横」。そのノウハウが今後、市内の雪たい積場を変えていくかも知れない──。

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【ニュース】
■町村前衆院議長の急死で5区の
 後継候補に娘婿・和田氏が浮上
 ──名門「町村家」を引き継ぐ43歳。政界デビューの行方は?

■前渡しで使い放題の“政活費3億円”
 札幌市は事後精算に制度切り替えを
 ──今年も使途公開が始まった「第2の議員報酬」

■遺族への社内調査報告 6月めど
 道新函館セクハラ・不審死疑惑
 ──本社は労基署提出書類への署名・捺印拒否

■JR北海道の小池前会長を招聘した
 メディシス・田尻社長の狙いとは?
 ──社外取締役に抜擢された「A級戦犯」の使い途

■小樽市の森井新市長の初人事は
 部長ポストで庁内に波紋広がる
 ──副市長人事は外部からの登用も視野(6月5日現在)

■「小樽にカジノはいらない」
 市民の会が定期総会を開催
 ──「運動拡大でカジノに頼らない街づくりを」

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【行政】札幌市の新市長に就任した秋元克広氏に訊く

次代に向け都市を再デザインし
札幌のポテンシャルを外に発信

内向きだった市政を大胆に転換

“市民党”を標榜し、民主党や連合をはじめ自民党支持層の支援も受けて市長選で手堅く勝利した秋元克広氏による札幌市政が始動した。副市長を務めた上田市政時代は行政手腕の手堅さで定評があった秋元氏は、新トップとしてどのように190万都市・札幌をリードしていこうとしているのか。「札幌は都市として再デザインする時期に来ている。これまで内向きだった市政を外向きに転換し、そのポテンシャルを力強く発信していく」とする秋元市長に胸の内を訊いた。(5月26日午後、市役所市長室で収録)

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【連載】ある市民運動の記憶から (3)

市長リコールの時期をめぐり保存派が内部分裂

知事の「政治判断」で運河は埋め立てへ

「町並み保存の教科書」と呼ばれる小樽運河保存運動。無用の長物として葬られようとしていた運河を産業遺産として見直し、街づくりの核と位置付けた保存運動は、全国的な論議を呼ぶ一方で内部的な対立も生んだという。保存運動の終焉までを、運河の変遷を見守ってきた山口保氏(67)が振り返る。(武智敦子、文中一部敬称略)

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【医療】
国内屈指の専門医がタッグを組み
進化する札幌心臓血管クリニック

循環器内科、心臓外科、不整脈
全ての循環器疾患に高度に対応

循環器内科・心臓血管外科・不整脈治療──。74床という中規模のベッド数ながら3つの分野それぞれで全国有数の手術実績を誇る札幌心臓血管クリニック(同市東区)。2008年の開業以来、循環器内科の単科クリニックから全ての心臓疾患に対応する病院へ変化を遂げた同病院の進化が止まらない。国内屈指の専門医3名がタッグを組む体制を整え、昨年10月に3期工事を終えてさらなる高みを目指す“モンスター病院”の現在と今後をレポートする。

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【医療】
カレスサッポロが札幌にオープンした
クリニカルシミュレーションセンター

民間として国内最大の研修施設
目指すは“医療・介護技術の向上”

社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)は、看護師や医師らが実践的なトレーニングを行なう「クリニカル シミュレーションセンター」をカレスサッポロビル(旧明治安田生命札幌北1条東ビル)7階にオープンした。ここではコンピュータ制御で重症患者を再現する高機能シミュレーターをはじめ採血や注射、心肺蘇生などの一次救命処置を学ぶための教育用機器などを導入。看護分野を中心にスキルアップを図り優秀な医療者を育成する取り組みだ。民間の医療法人が運営する施設としては国内最大級となる同センターをレポートする。

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【企業】
サッポロビール㈱ 上席執行役員 北海道本社代表兼北海道本部長
生方 誠司 さんに訊く

14年連続で売上増の「サッポロクラシック」
発売30周年を機にさらなる飛躍を

北海道エリアのスローガン「ふるさとのために、何ができるだろう?」を体現するように、道庁や札幌市、道内自治体などと連携し、北海道の活性化に尽力しているサッポロビール㈱。その陣頭指揮を執る北海道本社代表兼北海道本部長に、今春から生方誠司氏(50)が就任した。今後、北海道における同社の“顔”となる生方氏に、今年の展開などについて訊いた。(5月18日収録)

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【連載】岐路に立つ若者の就労支援事業 (10)

若者の“使い捨て”を許すな

非正規の受け皿として期待される個人加入ユニオンの役割

長時間労働、サービス残業、ワーキングプア…。景気回復というアベノミクスの恩恵は、多くの若者たちには回ってこないようだ。それどころか労働環境は悪化の一途をたどっている。派遣やパートなど非正規で働く若い世代が、職場環境や働き方に悩みを持った時、泣き寝入りせずに解決する手段はあるのだろうか──。社内に労働組合がなくても、個人加入できる札幌地区労連ローカルユニオン「結」の活動を取材した。(武智敦子)

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【話題の人】
帝銀事件の真相究明と平沢貞通元死刑囚の
生涯を追う田野 真一さんに訊く

「絵画を里帰りさせるのが夢。
平沢さんに恩返しをできれば」

1948年、行員12人が毒殺された「帝銀事件」の犯人として死刑判決を下され、39年もの間無実を訴えながら95歳で獄中死した平沢貞通元死刑囚(1892─1987年)。20年にわたり事件の真相究明と画家としての平沢の足跡をたどってきた神戸市在住の田野真一さん(41)が、5月10日の命日に合わせ平沢元死刑囚の故郷・北海道を訪れた。帝銀事件を巡っては、平沢氏の養子で再審請求人として名誉回復に奔走した武彦氏が一昨年に54歳で急逝。平沢元死刑囚の生涯と画業の再評価に取り組む田野さんに、残された絵画の周辺などを聞いた。(聞き手・武智敦子、5月12日収録)

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【夏のボーナス特集】“失敗しない資産運用”とは?

株高だからこそ気をつけたい
資産運用の「ここがポイント」

夏のボーナス時期がやってきた。国内では日経平均2万円を超える株高などを背景に景気回復が進み、東京を中心に企業業績も好調が伝えられるようになっている。北海道はいまひとつといった印象だが、ボーナスアップへ期待を寄せる人もいるだろう。まとまったお金が入る退職世代にとっても、今が長寿時代に備えたマネープランを考え直す機会かもしれない。本特集でお馴染みのファイナンシャルプランナーの須藤臣さんに今年もアドバイスをお願いし、最近のトレンドを踏まえ新たに心がけるべきをポイントを伝授してもらった。

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

北海道は早急に「脱原発条例」を

核のゴミ捨て場の選定作業(押し付け)に国が着手


「北海道を“核のゴミ捨て場”にしてはならない!」。これは本誌前々号(5月号)でのタイトルである。そこで私は、日本の原発政策、特に核廃棄物の最終処理方法について紹介しながら、私たちが住む自然豊かな北の大地、北海道が、将来“核のゴミ捨て場”になる恐れが充分にあるという警報を発していた。そしてつい最近、このような懸念をさらに強めるような国の動きが始まったようだ。そこで今回は、北海道を核のゴミ捨て場にしないための考察の第2弾として、この問題をめぐる国と北海道、国と道内自治体との関係についてやや異なった視点から論じてみたい。

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【フォトレポート・トピックス】

*「北海道のごちそう缶」をイオン店舗で発売

*日本の伝統とチョコの出会い「美冬 抹茶」(石屋製菓)

*7月16日に「泡盛を楽しむ北海道の集い」

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『七月亭』
896円
【報道】道南発・初春の怪火 (3)

「死の2日前、娘は6時間泣き続けた」

道新セクハラ疑惑で刑事告訴
不審死女性の両親が語る胸中

本誌4月号から報告してきた北海道新聞函館支社嘱託職員の不審死事件で、5月に入ってから新たな展開があった。セクハラ被害を訴えて亡くなった女性の両親が、加害者とされる男性社員2人の刑事告訴に踏み切ったのだ。遺族の怒りに火を着けたのは、道新本社の事後対応。事実関係の解明は遅々として進まず、2カ月半が過ぎてなお調査に進展がみられない。娘に代わって無念を晴らす──。5月7日の告訴直後、1時間半にわたって本誌に胸中を語った両親の、痛切な訴えをここに採録する。(小笠原 淳)

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【報道】前代未聞、暴力団との“関係”まで明かした民事訴訟の行方 ②

違法カジノへの出資を
あえて“カミングアウト”

渦中の若手社長が明かした「提訴の理由」


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【行政】高橋道政4期目の幹部人事を占う

未踏の任期に待ち受ける荒波
「高井退任」で副知事は誰に?

問われる「お気に入り人事」からの脱却

道政史上初の4選を手中にした高橋はるみ知事(61)の下で新しい“組閣”が行なわれている。本誌が発売される5月15日には、臨時道議会が開会中で、最終日の20日にも特別職人事が提案され「新しい発想で大胆に挑戦する」とした高橋道政を司る顔ぶれが決まることになるだろう。本稿は道庁幹部人事の行方を占うものだが、単なる観測記事ではなく「高橋道政4期目に真に必要な人材とは」という視点でまとめてみた。幹部OBなど道庁関係者の取材から透けて見えてくるのは、内外で高橋知事を待ち受ける意外なほどの荒波だ。

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【小樽市長選】注目の首長選挙を読み解く

小樽市長選は3度目の挑戦で
元市議・森井秀明氏が初当選

統一地方選の後半戦、4月26日に投開票が行なわれた小樽市長選(人口約12万4千人)は、元市議で3度目の挑戦となる新人の森井秀明氏(42)が、現職の中松義治氏(68)を破って初当選した。告示直前に市議選から市長選に乗り換えた元市議の吹田友三郎氏(65)を加え3氏による争いとなったが、結果(投票率60・21%)は森井氏の圧勝。僅差と見られた中松氏に約1万5000票の大差を付けて市長選を制した。小樽市民の投票行動を左右したものとは──。

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【金融】北洋銀“春の大異動”を読み解く

石井頭取の「渾身人事」で次のトップが見えてきた?

明快な実力布陣。広報出身者に目立つ昇進

銀行界には「人事が万事」という言い方があるという。銀行マンにとって最大の関心事は自行の人事異動ということらしい。というのも、その結果を見れば頭取が何をしようとしているのか、あるいは数年後の自分の立ち位置さえも見えてくる。そして次の幹部は誰なのか、果ては次期頭取の輪郭まで浮かんでくるからだ。北海道のリーディングバンク、北洋銀行が3月中旬に発表した今回の人事異動は、石井純二頭取(63)の思惑を反映した大胆なものだった。そこから見えてくるのは何か──。この春の北洋銀の“大異動”を読み解いてみた。

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【論評】道観光振興機構「近藤改革の実態」

予算倍でも赤信号の近藤体制
徐々に綻び始めた“道の思惑”

強引さを現場が敬遠、途絶える観光人脈

昨年、坂本眞一会長が不慮の死を遂げたことで会長ポストをめぐり迷走した公益社団法人北海道観光振興機構(以下観光機構)。同年6月に鳴り物入りで会長に就任した近藤龍夫氏(71)は、機構を「官民一体の組織に改革する」と宣言したが、この“近藤改革”に早くも「赤信号」が点っているようだ。今年度の観光予算は機構向けだけで約14億円とこれまでの2倍以上になったが、実態は従来以上に官主導色が強まっているという。「そもそも近藤氏は観光について理念や哲学を持っているとは言い難い。そんな人物を道は思惑がらみで観光機構のトップに祭り上げてしまった。これがボタンの掛け違いの始まり」(観光機構関係者)。綻びが見え始めた道の思惑と近藤体制の内実を論評する。

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【報道】「開かれた司法」が閉じ始めた (10)

年間警備費用3400万円
札幌高・地裁、手荷物検査3年目

大手メディアがその問題をほとんど採り上げないまま丸2年が過ぎ、さして社会的関心が高まらない中、地元の役所は3年めの継続実施を決めた。2013年3月から札幌高等・地方裁判所で続いている訪庁者手荷物検査の話だ。具体的な実施理由が明示されることなく、年間3千万円以上を費やすその取り組みはなし崩しに続いていく。本稿記者の請求に応じて裁判所が開示した公文書を紐解きながら、改めて検査のあらましを記録しておきたい。(小笠原 淳)

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【ニュース】
■“アイヌパンフ発注問題”で
 札幌市が関係者4人を刑事告発
 ──クルーズ社が受注できるよう市に働きかけたのは?

■小樽市議選は若手がトップ当選
 安斎氏が自転車遊説で2期目へ
 ──新会派「新風小樽」結成し代表に

■再会した元オウム幹部と民俗学者
 上祐さん・大月さんが札幌で対談
 ──アレフ急増地で四半世紀ぶり討論、ISから「アナ雪」まで談論風発

■「専門家とのタッグで心のケアを」
 「アシスト協会」が新体制で始動
 ──「避難者と地域をつなぐアンテナとして存続したい」と佐藤新代表

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (4)

本土空襲の一大拠点となった
「絶対防空圏」のサイパン島

勝者にも敗者にも歪められた戦史

人類史上初の原子爆弾を広島、長崎に投下したアメリカ軍の爆撃機B29が飛び立ったテニアン島の北には、サイパン海峡を挟んでサイパン島がある。テニアン陥落の約1カ月前の1944年6月、アメリカ軍との激しい戦闘で多くの犠牲者を出した「玉砕の島」だ。サイパンが陥落したことでアメリカ側は空襲のための爆撃機を直接、日本本土へ飛ばすことが可能になり、日本は敗戦への歩みを早めることになる。日本の運命の転換点ともなったサイパン島は1970年代から多くの日本人観光客が訪れる南海の楽園に変わったが、空港の近くや島の北部には旧日本軍のトーチカや戦車が70年前の姿をさらしている。昨年10月、民間人が次々に海に身を投げた「バンザイクリフ」の上に立つと「なぜ私たちが死ななければならなかったのですか──」との声が聞こえるような気がした。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】ある市民運動の記憶から (2)

西武流通グループの進出、
商工会議所の全面保存転向…

それでも変わらぬ小樽市の姿勢

開発か埋め立てか。マチを二分した小樽運河論争の終焉から来年で30年。激しい論争の舞台となった運河はなぜ全面保存できなかったのか──。市民運動の経緯とエピソードを、元小樽市議で運動の渦中にいた山口保氏(67)に再び聞いた。(武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(10)

再稼働せずとも安全対策で地元に落ちる「原発マネー」

“泊”に翻弄される岩内町のミニバブル

3年前の2012年5月5日は北海道にとって歴史的な日だった。フクシマの事故後、国内の原子力発電所で唯一運転していた泊原発3号機が定期検査に入り、この日の深夜に発電を停止。多くのメディアが泊原発を望む岩内町の岸壁に集まった。原発作業員などが多く滞在してきた同町は、ある意味で泊村以上に原発マネーが落ちているマチだ。あれから丸3年。再稼働が見通せない中で地元には意外な“ミニバブル”が押し寄せていた。同町の歴史を辿りながら現在も原発に翻弄され続けている地域の実態を報告する。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【医療】札幌市内で進む総合病院の施設更新

相次ぐ“建て替えラッシュ”
禎心会、孝仁会、KKR…

札幌市内で総合病院の建て替えが相次いでいる。建設工事が現在進行形なのは3カ所で、今後計画されているものも少なくとも2カ所ある。病院は築30~40年が建て替えの目安とされるが、今後その時期に差し掛かる市内の総合病院は少なくないと言われている。建設コストが急騰する中でも医療機関の施設更新は別扱い。札幌における“建て替えラッシュ”を概観してみよう。

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【医療】
医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院 清水洋三院長に訊く

“危機”をバネに独自に成長
使命は患者に寄り添うこと

「生命を安心して預けられる病院・健康と生活を守る病院」を理念に1986年に札幌市東区に誕生した医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(325床・清水洋三院長)が今年、開院30年を迎える。99年の就任当時、医師の大量引き揚げという事態に直面した清水院長は、いかにして病院存続の危機を乗り越えたのか。いわゆる「徳洲会事件」は病院にどんな影響を与えたのか。そしていま、急性期の拠点病院として365日休むことなく救急患者を受け入れながら臨床研究や最先端のがん治療にも積極的に取り組む原動力とは何なのか──。陣頭指揮を執る清水院長にこれまでの歩みと将来ビジョンを訊いた。

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【長期連載】“農と食”北の大地から
「アニマルウェルフェア畜産」の今(その7)
元酪農家と獣医師の思いから

“動物もヒトも同じ命”との実感が
真の家畜福祉につながる事を力説

アニマルウェルフェア(家畜福祉)の取り組みを進めるには現場の声に耳を傾けることが欠かせない。昨年発足した「北海道・農業と動物福祉の研究会」(代表・瀬尾哲也帯広畜産大学講師)では3月下旬、放牧を主体に適正規模の経営を続けた元酪農家と食育活動にも携わる若手獣医師の話を聴く「家畜福祉セミナー」を開催した。「牛も、飼育する人間も、幸せでなければ家畜福祉は進まない」と、半世紀余りの牛飼い経験をもとに力説した月形町の久保純一さん。学生時代の動物実験を振り返り、診療活動のなかで感じた乳牛の疾病や現場の矛盾を語る八雲町の末永龍太さん──2人の家畜福祉や酪農に対する熱い思いを、講演などをもとに紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

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【話題の人】
「演劇集団RE」の主宰者で
高校演劇を指導する鷲頭 環さんに訊く

「舞台は敷居や境界のない世界。
観客が喜んでくれたら勝ち」

3月28日、札幌市中央区で札幌琴似工業高校定時制演劇部の卒業公演『北極星の見つけかた』が開催された。不登校やいじめ、障害、そして「定時制だから」という偏見を実体験してきた部員たちが等身大の姿を体当たりで演じ、会場を深い感動で包んだ。昨年11月の高文連全道演劇発表大会で「奇跡のような舞台」と評され、最優秀賞を受賞。7月に滋賀県で開催される全国高校演劇大会に北海道代表として出場するが、メンバーの多くはこの春卒業した。「同じメンバーでもう一度舞台を」──。卒業公演の舞台裏には、若者たちを指導してきた演劇人・鷲頭環さん(38)の祈りと想いがあった。     (聞き手・武智敦子、4月22日収録)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

アメリカの属国へと向かう日本!
集団的自衛権、ガイドライン改正、TPPが意味するもの

『米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を、「希望の同盟」と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。
 希望の同盟──。一緒でなら、きっとできます。』
 こういって、我が国の安倍首相は米国連邦議会での演説を締めくくった。発話全体に自然な抑揚や流れがなく、お世辞にもうまいとはいえない彼の英語スピーチであった。しかし、問題は発音ではなくその内容だと人は言う。確かに、それはそうだ。そして安倍支持者は“内容”的にはうまくまとめた良い演説だったと言う。中には「歴史的名演説」と言う安倍ファンまでいるらしい。

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【フォトレポート・トピックス】

*正栄プロジェクトの冠大会でレバンガ北海道が東芝に勝利

*パブリックシアターフェニックスがオープン!

*今年も開催される“空港映画祭”短編アニメ作品の募集を開始!

*中国駐札幌総領事館の一行がコープさっぽろ石狩食品工場を訪問

*札幌心臓血管クリニックが大規模な医療講演会

*土屋公三氏の“門下生”が札幌に大集合

*性的少数者とのかかわりを考えるセミナーに経営者らが関心

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”

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【今月の表紙】鈴木翁二画
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「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

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