北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

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【報道】ガバナンスが劣化する札幌市の清掃委託業者

北清企業で職員が大量退職

“北の大地を汚す”大嶋元社長を
幹部らが背任と不法行為で告発

札幌市の清掃事業を担う委託業者、北清企業株式会社(本社札幌市東区・高橋俊一社長、以下北清企業)が、かつてない危機に直面している。昨春のトップ交代以降、職員が大量退職する異常事態に見舞われているほか、本誌が報じた「知床解体事件」で責任を問われた大嶋武社長(当時)の背任行為の実態が現役幹部たちの証言で明らかになってきた。劣化するガバナンスと危機的なコンプライアンス──。今年、創業半世紀を迎える「北清グループ」でいったい何が起きているのか。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈31〉

不祥事警官、また“二世”か?

覚醒剤巡査部長が追起訴
保釈中に再所持・再使用

覚醒剤事件で逮捕・起訴された現職警察官(当時)が、保釈後に再び薬物に手を出す――。重い依存症が疑われるその人は、そもそも薬物捜査を担当する警察官だった。画に描いたような“ミイラ取り”の末路には、同類の常習者と思しい女性共犯者の影。そして保釈中の身元を引き受けていた親族は、別の意味で同類の、具体的には同業の元警察官である可能性が高い。今月下旬に幕を開ける公判廷では、果たしてどこまでの事実が明かされるだろうか。(小笠原 淳)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件

「何かが墜落したのかと」

不動産「アパマン」店舗で爆発
被害者の記憶、今なお生々しく


暮れも押し迫った日曜の夜、札幌・平岸地区。不意の爆発音に住宅街が顫えた。不動産店が跡形もなく吹き飛び、棟続きの居酒屋を炎が包む。四囲の住宅では爆風で窓ガラスが割れ落ち、弾け飛んだ瓦礫が路上の車輌を直撃した。区境を超えて響いた轟音を間近で聴いた人たちはその一瞬、何が起きたのか理解できなかったという。年を跨いでなお衝撃冷めやらぬアパマンショップ爆発事件。惨状の目撃者は、問い続ける。「なぜあんなことが起きたのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】旭川発・問われる違法捜査

「警察の動きは異常だった」

無令状GPS捜査、無断立入
容疑事実も“自作自演”の疑い


薬物事件で逮捕・起訴された被告人が、捜査の違法性を主張している。警察が令状なしにGPS(全地球測位システム)機器を車に取りつけ、また犯行現場とされる私有地で無断撮影・立ち入りを続けたためだ。さらには、事件そのものがでっち上げだった可能性が極めて高いという。4年間にわたる捜査で逮捕され、取り調べに黙秘を続けてきた男性は今月中旬、事件の公判で被告人質問に立つ。そこで初めて、自らの言葉で真実を明かすことになるという――。(小笠原 淳)

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【報道】2019年、ある再出発

新しい年、新しい人生

元旦出所、前科16犯の男性
「もう刑務所には…」年頭の誓い


2019年の幕開けとともに、新たな人生をスタートさせた人がいる。天涯孤独で、若いころから刑務所への出入りを繰り返してきた。それまで縁のなかった北海道で再出発を誓うことになったのは、生まれて初めての出会いを得たことによる。「もう刑務所には戻りたくない」――。貧困支援団体の関係者や弁護士など、在野の支援者たちと繋がることで、男性は累犯の連鎖を断ち切ろうとしている。元日の朝、彼は“最後の服役生活”に別れを告げた。(小笠原 淳)

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【報道】ニセコの町議会議員・斉藤うめ子さんがパワハラで議会を告発(続報)

大きく食い違う両者の主張

解決に向け議会は問題整理を
札幌弁護士会に依頼する方針

ニセコ町議会唯一の女性議員、斉藤うめ子さん(71)が議会からハラスメントを受けているとされる問題をめぐり12月下旬、同議会は事実関係を整理するため弁護士に調査を依頼する方針を固めた。調整がつかない場合は、第三者委員会の設置も視野に入れているとしている。急転直下の展開に斎藤さんは「女性が安心して参画できる議会にするためにも、調査に当たるのはハラスメント問題に精通した専門家を選び事実を明らかにする必要がある」とした上で、「議員提案による政治倫理条例の制定につなげていきたい」と話している。現地で波紋を広げた先月号の続報をお届けする。(武智敦子)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・パチンコ業界に異変

パチンコホールが次々閉店へ
跡地にマンションや物販施設

札幌市内でパチンコホールの閉店が目立ち始めている。債務が膨らみ自己破産をした北星実業(本社札幌市東区)の「パーラー大黒天」のほか、地場資本の「パーラー太陽」や東京資本の「ガイア」、「ダイナム」の店舗なども閉店している。東京では、改正風営法の出玉規制などによって昨年初めからパチンコ店の閉店が始まっており、商業施設やマンションなどに生まれ変わっている。札幌でも同様の動きが始まっているようだ。(佐久間 康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」41

実効性がない避難計画でも
国と他人任せの原発のまち

昨年10月中旬に「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」(市川守弘代表・以下連絡会)が行なった後志管内自治体への要請訪問。同月17日の余市町を皮切りに首長や防災担当責任者らと意見を交わし、19日の小樽市を最後に終了した。自治体によって原子力災害への受け止め方に違いがあることがわかったほか、警察や自衛隊による救助についての捉え方もさまざまだった。連絡会の“自治体行脚”同行記、今回の報告が最後となる。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■戦いの気運高まる2019選挙イヤー
乱立の参院選、候補者の人物像とは?
 ──高橋一強の下馬評の中、単独2議席狙う立憲は国民とも火花

■国の調査「不充分」と原告が指摘
看護師パワハラ訴訟、弁論続く
 ──医師のハラスメント発言の有無、国は明言せず

■強制不妊訴訟札幌、相継ぎ弁論
当事者が語る優生思想の根深さ
 ──救済法の動きにかかわらず訴訟継続へ

■過度な薬物投与など発達障害治療に
警鐘を鳴らす七飯町の社会福祉法人
 ──「七和会」が講演会「発達障害バブルの真相」を札幌で開催

■師走に市民団体が安倍政権を糾弾
手稲駅で『アベの嘘』をアピール
 ──「問題発言は200を超す」と関係者

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【道東・根室特集】初当選の石垣雅敏市長に訊く

近づいてきた領土返還の好機
目指すは水産都市根室の再興

地域の新しい道を切り拓いていく覚悟

2018年9月9日に行なわれた根室市長選で石垣雅敏氏(67)が、オール根室体制の下で第7代市長に初当選した。その石垣氏は、同市役所で秘書係長や北方領土対策室長、水産経済部長、総務部長などを歴任。2006年に助役、07年から副市長としてトップを支えてきた経歴の持ち主だ。選挙戦で、故きを温ねて新しきを拓く「温故拓新」(おんこたくしん)というスローガンを掲げた石垣氏は、北方領土返還がかつてないほど近づいてきたタイミングを踏まえ、水産都市根室の再興を市政の中心に据える。裏方のベテラン行政マンから政治家として表舞台に立つことになった石垣新市長に決意と抱負を訊いた。  (2018年12月25日収録)

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【道東・根室特集】北方領土への思い

「元島民」が生きている間に
返還の道筋を示してほしい

公益社団法人 千島歯舞諸島居住者連盟
理事・根室支部長 宮谷内亮一氏(76)

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【道東・根室特集】大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

取引先の深いニーズを汲み上げ
ビジネスモデルを相談型に転換

根室市に本店を置く大地みらい信用金庫は、地域密着金融機関として取引先との相談業務を強化する。中でも信託業務などの深堀りを進め、近いうちに全23店舗で信託業務を行なえるようにする考えだ。同金庫の本拠地である根室、釧路地域は、水産不振などの影響で従来型ビジネスモデルの限界が見え始めている。時代に適応した業務構築を目指す遠藤修一理事長(62)に、2019年に向けた戦略を訊いた。

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【医療】
さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックが
免疫療法「キイトルーダ」を試験導入

ノーベル賞・本庶氏由来の新薬
乳がんなど再発がんに保険適応

日本女性の11人に1人が発症するという乳がんだが、治療法も進化を遂げている。新たな治療の柱として期待されているのが、免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」だ。2018年のノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大学特別教授の発見を基にした「オプジーボ」に続く治療薬で、厚労省は12月下旬に血液がんを除く全ての進行・再発がんへの使用を正式に承認した。「患者にとって朗報」と歓迎する医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(札幌市北区)の亀田博院長・理事長に新たな治療のメカニズムと可能性を訊いた。(12月28日取材)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (45・特別篇)

若き米兵が原爆投下後の長崎で
拾った位牌は誰のものなのか?

元兵士が語る軍政統治の現実

アメリカ北西部のオレゴン州に住むアメリカ陸軍の退役軍人が、原子爆弾が長崎に落とされて約1カ月後の1945(昭和20)年9月初旬に軍政統治チームの一員として長崎に上陸。市内で偶然拾った市民の位牌を70年以上も保管していた。位牌は現在、北広島市にあり、持ち主を探している。2018年10月初旬、同州ユージーン市に暮らすこの退役軍人を訪ねると、位牌を拾った経緯や原爆投下後のアメリカ軍の統治活動についての貴重な証言が得られた。戦後74年目を迎えるなか、戦争遺産の旅「特別編」としてリポートする。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【地方行政】地域に好循環を生むアグリビジネスの形

ICTによる農作業最適化を実現
岩見沢「スマート農業」の可能性

「下町ロケット」を先取る農業の未来像

働き手不足など国内農業が抱える構造的課題に対して、町工場が誇る高い技術力や発想力でその解決に向けて取り組む仕事人たちの姿を描き、好評を得た2018年冬ドラマの「下町ロケット ゴースト・ヤタガラス」。そこで描かれた最先端農業を実践しているのが岩見沢市(松野哲市長)だ。長年にわたり築き上げてきたICT(情報通信技術)インフラを礎に、広い耕地を少ない人員で営農し、かつ品質と生産性の両方を向上させるという「スマート農業」。ドラマでは無人の農作業を実現させるロボットトラクターがクローズアップされたが、「スマート農業」の根幹は別のところにあった。同市のICT基盤整備の歴史を紐解きつつ、「スマート農業」の可能性を探る──。

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【特別寄稿】
全く機能していない「いじめ防止対策推進法」(前篇)

無為無策の中で生まれる犠牲者

文科省は初中等教育から撤退せよ

忠海 久(北海学園大学非常勤講師)

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【人】「ひきこもり支援」に尽力する田中敦さんの原点

「彼らが地域で活躍できる
居場所創りが本当の支援」

自身も経験した“リカバリー”の道程

「不登校・ひきこもりに至るには、心が“すり切れる”過程があった」──そう語るのは、本誌のひきこもり関連記事でお馴染みのNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の理事長で、ひきこもり当事者や家族支援活動に尽力する田中敦さん(53)だ。自身も中学時代、いじめがきっかけで不登校になったという田中さん。その田中さんの「心が“すり切れる”」とはどのような体験だったのか。彼の生い立ちを辿りながら、ひきこもり支援の原点となった本人のリカバリーの道程を紐解いてみた。(武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」㊶ ──苫小牧の家族会「まゆだまの会」を訪ねて

「8050問題」渦中の親が
家族会の語らいで得た救い

ひきこもりの長期化、高年齢化に伴い親も老いていく──。80代の親が50代の子供の面倒を見ながら地域に埋没していく、いわゆる「8050問題」。同じ境遇の家族が互いの悩みを共有し、子供との接し方を学ぶ家族会の親たちもまた、やがてくる「親亡き後」の現実を重く受け止め、動き始めている。苫小牧市の家族会を訪ね「8050問題」と向き合う親の姿や会の現状、課題などを取材した。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

産業用大麻の可能性(総括編)

厚労省の規制で金縛り状態の道庁
風前の灯火になった「ヘンプ栽培」

「産業用大麻(ヘンプ)栽培に向けた取り組みを進める」という高橋はるみ知事の公約が風前の灯火になっている。ヘンプの振興に舵を切り、知事の在任中に実施する施策の「工程表」もまとめた道農政部だったが、大麻事犯の発生が相次いで厚生労働省が規制強化に乗りだすと、後退を余儀なくされた。規制一辺倒の厚労省に対して及び腰になり、道議会も巻き込んで法律の見直しなどを提案するだけの熱意もない。昨年暮れの北海道産業用大麻可能性検討会には、幕引きを図るかのような「報告書案」が示され、一部の委員や各地で栽培に向けた活動に取り組む人たちから異論が噴出した。これまでの経緯を総括しつつ、転換期に差しかかった「産業用大麻の今」を追った。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●受刑者熱唱 “塀の中の紅白” 月形刑務所でカラオケのど自慢大会
●石屋製菓の「恋するチョコレート」新たなラインナップ3商品を発売
●土屋ホーム「リズナス」に新商品 「ベーシック」を全道市場で展開
●函商生が手掛けた道南新スイーツ「りんごに恋した女子高生」好評
●ラリーの第一人者を招いて桜庭保険事務所が冬道講習
●道内企業・団体も大きな関心寄せる「スポフェスイン沖縄」4月に開催
●冬の札幌・函館で泡盛の魅力に酔う 「北海道泡盛の夕べ」
●サッポログループ〝ふるさとのために〟地震復興支援金3700万円以上を寄付
●カレスサッポロが飲食事業に進出 ドーナツとコーヒーの「CS café ウェザーリポート」

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『星の宇丹火芽「カルメン・マキ」』
【報道】ザイ・コンファーム社 小林健治氏の不法行為を追う

頓挫した“乗っ取り計画”

札幌地裁が仮処分決定で
小林氏の職務権限を停止

10月号で詳報した株式会社ザイ・コンファームの代表・小林健治氏による会社乗っ取り疑惑の続報だ。11月27日、小林氏がターゲットにしたウッドプロジェクト(本社札幌)の創業者が申し立てていた仮処分を札幌地裁が決定。小林氏は不当に代表取締役の地位に就いていたと判断され職務を停止されるに至った。同氏が画策した“乗っ取り計画”は、とりあえず暗礁に乗り上げた格好だ──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】裁判所、公文書の「隠し過ぎ」認める

最高裁、3年越しの前言撤回

不祥事記録“海苔弁”再検討
墨塗り300超「開示すべき」

最高裁判所は11月までに、裁判官や裁判所職員の不祥事を記録した公文書の開示に際し、本来開示されるべき情報を300カ所以上にわたって墨塗り処理していたことをあきらかにした。文書は2017年4月に本稿記者が請求、同12月に入手したもので、墨塗りを不服として記者が18年1月に審査請求(苦情申出)していた。最高裁事務総局によれば、同所は年明け以降、第三者機関の答申を待って開示のやり直しを検討するという。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈30〉

「事故前の私に戻して」

轢き逃げ被害者、悲痛の陳述
被告の元巡査長には猶予判決

現職警察官(当時)が起こした重傷轢き逃げ事件は11月中旬、被告の元道警機動隊巡査長への執行猶予判決に幕を閉じた。先立つ論告公判では全治3カ月超の被害を負った女性が意見陳述に立ち、無念の思いを口に載せている。実刑を逃がれた元巡査長は現在、道南の実家で親族とともに過ごしているようだ。起訴事実を認めつつ事故の認識を否定する主張を繰り返した彼は、被害女性の言葉をどう受け止めたのだろうか。(小笠原 淳)

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【報道】道警・記録保存のあり方を問う

署長会議に「議事録」なし

「作成の必要ない」と道警
実施記録も過去2年のみ

「会議の決定事項はありません」「議事録は作成しておりません」――。北海道警察が10月半ばに開催した警察署長会議について、本誌が会議の目的や決定事項などについて質問を寄せたところ、道警からそんな回答が返ってきた。警察本部の幹部職員や全道の警察署長などが参加する大きな会議は、現場の業務にどのように活かされているのか。道警への取材や公文書開示請求などからわかったことを、取り急ぎ報告しておく。(小笠原 淳)

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【報道】北海道胆振東部地震から3カ月

里塚、再生への“これから”

加速する復興の動きに見えた光

北海道胆振東部地震による札幌市内の住家被害件数は、札幌市危機管理対策室の集計で4618件(12月4日時点)。うち被害が集中した里塚地区がある清田区は1959件で全体の4割強を占める。しかも、この数は発生から3カ月以上が経過した今なお増え続けているという。復興計画の遅れに伴う地域コミュニティの崩壊を回避すべく、札幌市はこの2カ月で可能な限りの被災者支援策を講じているが、宅地の地盤改良にも多額な費用が求められるなど、大きな被害を受けた里塚の住民の生活再建は決して容易ではない。復興対策の現状や住民の声などから、里塚のこれからを探る──。(髙橋 貴充)

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【報道】ニセコの町議会議員・斉藤うめ子さんが議会を告発

「旧態依然の地方議会では
嫌がらせが横行している」

議会側は斉藤さんの主張を全面否定

「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が2018年5月に成立したが、国会や地方議会においては未だ男性議員が大半を占める。道内でも女性議員がおらず、あるいは1人の地方議会は少なくない。日本の女性の政治参画が進まないのはなぜか。ニセコ町議会で唯一の女性議員、斉藤うめ子さん(71)は「地方議会では女性議員がハラスメント(嫌がらせ)を受けている実態がある。その実態を明らかにし、男女平等の議会文化をつくらなければ政治を志す女性が増えるとは思えない」と指摘し、自身もハラスメントを受けてきたと告白する。今回、まずは斎藤さんの主張に耳を傾けてみた。(武智敦子)

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【福祉】全国初。寄付とボランティアで滝川に誕生した新しい「医療福祉」

難病の子らが大自然を謳歌
「そらぷちキッズキャンプ」

滝川市江部乙町丸加高原──標高286メートルの自然豊かな丸加山の裾野に広がる16ヘクタールに「そらぷちキッズキャンプ」がある。ここは国内唯一とされる、難病の子どもたちのためのキャンプ場。いつもは病院や自宅で闘病生活を続ける子どもたちが仲間や家族と触れ合い、大自然の中で思いきり遊ぶことができる医療ケア付きアウトドア施設だ。ここが誕生した経緯と施設の概要を紹介したい。

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【原発】「警戒区域」の指定が進む泊村の土砂災害リスク」

原発事故の避難ルートの起点
「茅沼地区」で高まる住民不安

地震による複合災害を防ぐための対策を

胆振東部地震で土砂災害の恐ろしさを見せつけられた北海道で、土砂災害防止法に基づく「警戒区域」の指定が進められている。北電泊原発周辺で建設中の避難道、道道1178号泊共和線の起点となる泊村茅沼地区でも今年度内に9カ所が指定される見通しだ。しかし、原発と暮らす地元住民の中には「同レベルの地震が泊で起きたら、津波や土砂崩れに加えて原発事故という複合災害の可能性がある。警戒区域指定後の対策はあるのか」と不安視する声も出ている。(武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」40

原発マネーで骨抜きにされた
神恵内村・共和町の危機意識

“泊”をめぐり引き裂かれた後志地域

「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」(市川守弘代表・以下連絡会)の後志管内市町村への“申し入れ訪問”で対応がくっきりと分かれたのが、原発で直接恩恵を受けた泊村、神恵内村、岩内町、共和町の4カ町村とそのほかの後志各自治体だ。泊原発に緊急事態が起きた際の避難計画について「実効性がない」と指摘する連絡会の見解に対して、前出の4カ町村の防災責任者は表現が違っても「国と道が実効性ある避難計画を策定している」という立場を貫いた。泊原発をめぐって市町村が対立している実態が垣間見えた瞬間だった。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【ニュース】

■会計検査院から不当指摘を受けて
 標津漁協が補助金の一部を返還へ
 ──ホタテ中間育成施設造成で認定された「ズサン工事」

■救護施設が敗訴、労委命令履行
 “不当人事”問題は新たな裁判へ
 ──施設責任者は労組への支配介入を否定

■道央夫婦の訴訟、札幌で初弁論
 旧優生法・中絶手術に国賠請求
 ──院内集会では各地の原告らが全国「被害者の会」設立

■IRで道が苫小牧を優先候補地に選定
 来春知事選での争点避け時間差認可?
 ──地元で活発化する海外企業の売り込み合戦

■「原発ゼロ」の城南信金・吉原顧問が
 講演で再生エネの経済優位性を熱弁
 ──「地震大国での原発稼働は愚の骨頂」と一蹴

■「政権の国会運営に警鐘を鳴らせ」
 札幌の有志が国会審議を街頭上映
 ──「ご飯論法」法政大・上西教授の国会PVが手本

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【新春インタビュー】北海道知事 高橋 はるみ 氏

150年の大きな節目に実感した
世界に誇れる北海道の潜在的な力

平昌冬季オリ・パラでの道内出身アスリートの活躍や、大きな節目である北海道命名150年を記念したさまざまな取り組みを通じて再確認できた、これまで培ってきた世界に誇れる地域力。JR北海道の鉄道路線見直し問題に泊原発、北方領土問題など多くの懸案事項を抱えながらも、高橋はるみ知事(64)にとって2018年は、北海道という地域が持つ潜在的な力を実感した1年だったといえそうだ。こうした中、突如襲った北海道胆振東部地震。いわゆるブラックアウトの影響も含め全道民が被災者となったこの巨大災害に対し、道の全力をあげた復旧・復興の取り組みは現在もなお継続中だ。道政史上初という4期目の任期が締め括りの時期を迎えようとしている中、気になる自身の去就も含め道政の現状や展望を訊いた。(11月29日収録)

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【新春インタビュー】札幌市長 秋元 克広 氏

経済施策の成果が表れた1期目
目指すのは盤石な都市基盤構築

北海道日本ハムファイターズの本拠地球場移転、北海道新幹線の札幌駅ホーム建設地の決定、札幌冬季五輪に関して2030年への招致目標変更。札幌市の秋元克広市長(62)は、「札幌市にとって残念な結果もあったが、大きな懸案事項に決着を付けられた1年」と2018年を振り返る。また、9月に起きた北海道胆振東部地震では、早期に生活支援や宅地復旧などの被災者支援策を打ち出し、宅地被害が甚大だった清田区里塚の被災地に対しては、地域コミュニティの再生に向け全力で取り組んでいる。税収増や観光客増など着実に成果をあげてきた秋元市長だが、見据えるのは50年・100年先のための基盤づくり。「やるべきことはまだまだある」と、2期目への強い意欲を感じる言葉も飛び出した。(11月27日収録)

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【新春インタビュー】
道内経済の復興に向けた課題と処方箋を
北海道経済同友会の石井純二代表幹事に訊く

地方創生で自治体は連携を組め
鍵を握る観光産業は戦略転換を

2018年は北海道を襲った大地震とブラックアウトによって、これまでに経験したことがないような被害が全道的に発生した。各地で復興・復旧が進んでいるものの経済活動が正常化するにはまだ時間を要する段階だ。迎える2019年は、多くの問題を抱えながら持続的成長に向けた一歩を踏み出していかなければならない正念場と言える。その中で「構造的課題に真正面から取り組む」との覚悟のほどを示しているのが北海道経済同友会の石井純二代表幹事(北洋銀行会長)だ。折しも同会では今後の経済戦略に関する提言をまとめている真っ最中。その石井代表幹事に、道内経済の課題と処方箋を訊いた。

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【マンガ】
マンガ回顧2018 さよなら平成‼ 石川 寿彦

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【医療】
医療法人元生会・森山領理事長に訊く
「旭川ウェルネスセンター」の全貌

市内の病床を統合し健康施設を併設
「病気にさせない」予防医療を推進

旭川で森山病院(172床)などを運営する医療法人社団元生会(森山領理事長・64)が手がける複合施設「旭川ウェルネスセンター(仮称)」の建設工事が始まった。予防医療を大きなコンセプトに掲げ、グループの拠点である森山病院を移転新築するほか健康関連施設を併設する大事業に込めた思いと狙いとは何か。地域医療の維持と再生のために元生会が描くビジョンとともに、来秋の消費増税を前に医療界が抱える課題や我が国の社会保障政策についても提言していただいた。(11月19日取材)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (44)

根室から国後・択捉への架け橋
旧逓信省の「千島回線陸揚げ庫」

ソ連占拠で切断された海底ケーブル

こう着状態にあった北方領土返還への期待が高まりつつある。安倍首相とプーチン・ロシア大統領間との交渉で、1956(昭和31)年の日ソ共同宣言に基づく平和条約締結後の2島返還が実現するのだろうか。歯舞群島を間近に望む国境の町、根室市には戦時中の貴重な建物や軍事施設跡がいくつか残っている。その象徴的な遺構が国後島までの海底ケーブル(電信回線)を収めるためにつくられた旧逓信省の「千島回線陸揚げ庫」だ。かつて旧ソ連軍の侵攻の前に故郷を捨てざるを得なかった人々の記憶を留め、返還運動を強く進めるためにも根室の戦争関連遺構の保存を積極的に進めるべきだ。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【企業】

じゃがいもを通じ農業・観光の
基幹産業を盛り上げるカルビー

19年夏には『じゃがポックル』増産へ

国内スナック菓子最大手のカルビー(本社東京)。売上高2515億7500万円(2018年3月期連結)のうちポテト系菓子は全体の50・2%を占めているが、その原料として調達している国産じゃがいもの実に約8割(18年時)が北海道産だ。16年に相次ぎ北海道を襲った台風などによる生産地の甚大な被害で、ポテトチップスメーカー各社が一部商品の販売休止を余儀なくされた、いわゆる“ポテチショック”はある意味で原料供給拠点としての北海道の重要性を印象付けた出来事といえる。同社は道が基幹産業と位置付けている観光でも強い存在感を示している。それを象徴するのが大人気おみやげ菓子『じゃがポックル』だ。現在に至る同品の成長の軌跡、同社と北海道の強い結び付きなどを北海道事業本部の後藤綾子本部長に訊いた──。(11月29日取材)

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【行政】
無投票で3選を決めた網走・水谷洋一市長に訊く

花開いた“スポーツ交流政策”
新たな公約は市庁舎建て替え

山と港が活気づくバイオマス発電

11月4日、網走の水谷洋一市長(55)が無投票で3選を果たした。その水谷市政の2期目では、障害者スポーツの振興やスポーツ合宿誘致、オホーツク網走マラソンなど市長肝煎りとも言えるさまざまな施策が目に見える形で花開いた形となった。一方で、JR釧網本線の維持活性化や網走港のさらなる活用などさまざまな課題も少なくない。そんな中で、地元では冬を前に能取工業団地で網走バイオマス発電所の稼働が始まり、今後、地域経済に好影響を及ぼすことが期待されている。新たな公約として耐震不安が取り沙汰される市庁舎の建て替えなどを掲げ、3期目を走り出した水谷市長に、市政に取り組む決意と抱負を訊いた。(11月21日収録)

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【人】難病に負けず前を向いて進む小樽市議会議員 酒井 隆行さん

たった1度きりの人生
人に左右されることなく
どんな状況でも笑顔で

自己免疫疾患で難病の尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)を患い、2018年6月から闘病生活を送っていた小樽市議、酒井隆行さん(45)が11月初旬に退院した。不安と闘いながら、病床でブログを綴り、病状や治療法、生き方について積極的に発信してきた酒井さんは、「人生で一番脂の乗った時期に、5カ月間という“休み”をもらい、自分の人生を振り返ることができたのは有意義だった」と力を込める。病との付き合いは今後も続くが、同じ病気の患者たちと悩みを分かち合い、前を向いて進む決意は変わらない。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」40 ──愛知教大大学院・川北稔准教授が示す処方箋

本人が社会と繋がる接点探し
相応しいタイミングで支援を

重要な「当時者と家族を深く知る関係性」

高齢の親と無職の子供が同居し、親子共倒れの危機に瀕する「8050問題」が顕在化する中で、家族が抱える困りごとや不安、トラブルなどを早期にキャッチし社会と繋がる架け橋にしよう──。そんな新たな支援の形が注目されている。提唱するのは愛知教育大学大学院准教授で、ひきこもり問題に詳しい川北稔氏だ。12月1日、札幌市内で開催された「長期在宅ひきこもり当事者支援向け家族アセスメントツール開発検討委員会」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク主催)でマイクを握った川北氏の示唆に富んだ講演を採録し、包括的支援のあり方を考えてみたい。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

様似発「完全放牧野生牛」駒谷牧場の歩み

野性味溢れる赤身の「ジビーフ」で
消費者と軌道に乗せた牧場づくり

日高管内様似町の山奥でアンガス牛70頭あまりを飼育する駒谷牧場は、1年を通して牛たちを放牧して草や笹などを食べさせ、穀物ゼロで肉用牛を飼育・出荷する日本でも希有な牧場である。20年あまり前に牧場を継承した獣医師の資格を持つ夫婦が創意工夫と試行錯誤を繰り返しながら「完全放牧野生牛」の生産に取り組み、市場での評価が低い赤身の牛肉を「ジビーフ」とネーミング。全国各地の焼肉店の経営者や肉屋、レストランのシェフらとの連携で1頭丸ごと活用する方式を創り、牧場づくりが軌道に乗った。きびしい経営を克服してきた経緯や牧場づくりに懸ける思いを、この牧場を切り盛りする西川奈緒子さんに聞いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●写真家・長倉洋海さんがアフガン教育支援の報告会を札幌で開催
●看護師過労死訴訟、終結 追悼デモには賛同100人
●「アインズ&トルぺ」の原点であるさっぽろ地下街店がリニューアル
●もりもとが厚真産原料で仕上げた最高の「ハスカップジュエリー」
●世界のVIPが絶賛した伝統の逸品 ホテルオークラ「フレンチトースト」
●新千歳空港国際アニメーション映画祭 来場者数3万8千人で過去最高更新
●社会医療法人認定10周年を記念しカレスサッポロが学術集会を開催
●ススキノ、夜の観光名所とも称されるオトナの遊び場“バニーズバー ミリオン”
●道産品の魅力を発信するアジアの新拠点「どさんこプラザ」バンコク店がオープン
●来たるべき制度改正の対策を指南 OBC「奉行クラウドフォーラム」開催

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『マレイの正月を共寝した女』
【報道】紋別漁協検証──市議選で公選法違反の疑いをかけられた飯田弘明組合長2

飯田氏が不適切発言を陳謝

事件の一部始終を語り
「不当な圧力」を否定

この春、阿部滋氏から組合長のバトンを受けた飯田弘明氏(67)が今夏の市議選にからんで漁協の取引業者に不当な圧力をかけ、道警の捜査対象となっていた事件の続報だ。記事を掲載した11月号が発売直後から地元で大きな反響を呼ぶ中、「釈明したい」と紋別から編集部を訪れたのは飯田氏本人だった。記者を前に飯田氏は何を語り、何が明らかになったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈29〉

「捕まるまで続けたと思う」

連続わいせつ巡査部長に猶予判決
法廷で明かされた“行為”の衝撃

本誌10月号で報告した北海道警察の巡査部長(当時)による公然わいせつ事件で地元の裁判所は10月下旬、元巡査部長に懲役6カ月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。子供相手に下半身露出を繰り返したその人は現在、札幌市内の病院に通って医師の治療を受けているという。判決に先立つ10月上旬の初公判では、彼の倒錯した嗜好が犯行の詳細とともに明かされた。今に到るまで新聞・テレビが報じていない“行為”の実態を、ここに記録しておく。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命5

「不支給」、誤りだった

看護師過労死訴訟、終結へ
国が一転、労災支給認める

「極めて異例と言っていい」――。その報らせを、弁護団は驚きをもって受け止めた。本誌昨年6月号から報告を続けている、新人看護師の過労自殺をめぐる行政訴訟。時間外労働などが積み重なり鬱を発症して亡くなった女性に、国は当初、労働災害を認めなかった。遺族が起こした裁判でもその姿勢は変わらなかったが、この10月下旬に一転、「労災不支給取り消し」を判断することになる。それを吉報というには、あまりに長い時間が過ぎていた。(小笠原 淳)

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【報道】再犯防止、当事者自ら事業化へ

彼らに“居場所”を――

元受刑者と弁護士が意気投合
来夏にも札幌で飲食店開業へ

まもなく本年版の『犯罪白書』がまとまり、それを採り上げる報道では例年同様「再犯者率」が話題に上ることになるだろう。刑法犯が年々減り続ける中、再犯者が占める割合は上昇の一途を辿り、今や全体の半数に迫る勢いだ。一度罪を犯した人は、もうもとの生活に戻れないのか――。素朴な疑問を抱えた元受刑者が、思いを同じくする弁護士と出会ったことで、小さな試みが形をなし始めた。刑務所を出た人たちの新たな“居場所”が、まもなく札幌で産声を上げることになる。(小笠原 淳)

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【経済】日ハムグループが発表した「夢の球場」

外野全面ガラス張りに温泉観戦
「世界がまだ見ぬボールパーク」

北海道日本ハムファイターズ球団(以下日ハム球団)が2023年3月に北広島市総合運動公園で開業を予定しているボールパーク(BP)の基本計画が公表された。「切り妻屋根」と呼ばれる三角屋根をモチーフにした特徴あるデザインの球場で、建設会社大手の大林組とアメリカ・テキサス州に本社があるデザイン会社「HKS」が共同で請け負い、2020年春に着工する。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・札幌の大規模更地を探す

まだある!「好立地・千坪級」
出番を待つ一等地の行方は?

ホテルやマンションの建設が集中している札幌都心部。いつの間にか老朽ビルや時間貸し駐車場が消え、建設の槌音があちこちで響くようになってきた。今や市街地には、更地らしい更地がほとんどなくなっていると思いきや、意外や意外、つぶさに歩いてみるとまだまだ残っている。公有地あり、民有地ありで、どの更地も次の出番を待っているかのようだ。今回は、市街地に広がる千坪(約3300㎡)内外の土地を中心に現状を探ってみた。(佐久間 康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」39

市民団体の“自治体行脚”で
露呈した危機意識の隔たり

原発災害に周辺町村はどう備える?

市民団体「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」(市川守弘代表)は10月17日から19日の3日間にわたり、泊原発の30キロ圏内にある自治体と小樽市を訪れ、再稼働阻止のための申し入れを行なった。この調査には、各自治体に直接働きかけることでそれぞれの対応の違いを知る目的もある。各市町村の避難計画に対する認識の違いや不安点が浮き彫りになった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■救護施設にまた労委の救済命令
 組合関係者の人事に「不当」認定
 ──行政訴訟では最高裁審理続く

■ライバルは定番「マル獄」作業品
 網走刑務所が独自ブランド開発
 ──アイヌ文様採り入れた意匠で認証第1号

■自身の政経セミナーで支援を訴え
 秋元札幌市長が事実上の出馬宣言
 ──50年先、100年先を見据えた札幌の基盤づくりに意欲

■北海道・沖縄クラブの堀元会長が
 講演で沖縄への国の無理解を批判
 ──語った玉城氏が勝利した県知事選の内幕

■ひきこもり経験者が講師の市民講座
 「道産こもり179大学小樽」開講
 ──経験談や特技の紹介など通じ社会との繋がりを模索

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【オホーツク特集】

“食と観光”をリードする地域力
逆境を超え地方創生の先駆けに

国内における食糧基地の役割を担い、四季折々で表情を変える豊かな自然環境や独自の地域文化で観光地として人気を博しているオホーツク。ここは、道が力を入れる“食と観光”の象徴的地域といっても過言ではない。この中で北見では特産品のタマネギがロシアへの輸出という新たな販路を開拓。紋別ではまちの観光のシンボル・ガリンコ号の新造計画も始まった。さらに小清水では、道東初出店となったアウトドアブランド「モンベル」のショップが農業者からも支持を集めるという朗報も聞かれる。一方で、JR石北本線の存廃や胆振東部地震の影響による観光客の激減、いまだ抜本的打開策が見出せられない人口減少・少子高齢化といった構造的課題が山積している状況も見逃せない。今回のオホーツク特集では北見と紋別2市のトップインタビューをはじめ、地域の注目される話題を拾ってみた。オホーツクが内包する大きなポテンシャルを引き上げるにはどうすればいいのか──。(※網走市長インタビューは次号に掲載予定)



【首長インタビュー】北見市長 辻 直孝氏

LS北見が地域に大きな貢献
輸出増で期待高まるタマネギ

2月の平昌冬季五輪で日本初の銅メダル獲得という快挙を達成したカーリング女子・LS北見(ロコ・ソラーレ)。彼女たちの国民的人気は、地元北見を大いに盛り上げ、地域振興にも多大な貢献を果たしたようだ。また同市が誇る主力一次産品のタマネギは、ロシアへの輸出作物としても需要が高まっており、5月には小泉進次郎衆議ら自民党農産物輸出促進対策委員会のメンバーがJAきたみらいの活動を視察。国も北見産タマネギの可能性に期待を寄せている。一方、同市を含む沿線自治体全てに深刻な影響を及ぼすJR石北本線の存続問題は、国の支援方針が打ち出されたとはいえ難題が山積。これからの北見市の展望や課題を、辻直孝市長(65)に訊いた。(10月15日収録)


【首長インタビュー】紋別市長 宮川 良一氏

バイオマス発電にメガソーラー
目指す自然再生エネの拠点都市

バイオマス発電所の本格稼働やメガソーラーの建設が進む紋別市。林業の再生やエネルギーの地産地消に向けた取り組みが、オホーツクのまちに新たな可能性をもたらそうとしている。観光面では、流氷観光の目玉であるガリンコ号の新造が決まったほか、観光団体が紋別観光振興公社へ一本化されたことで民間主導を官が後押しする構図が鮮明化。持続的な観光戦略が構築されつつあると言っていい。加えて同市では、300人を超える外国人技能実習生との共生社会実現に向け地道な取り組みもスタートさせた。人口減少や超高齢化の時代の中で、地域としてのポテンシャルをどのように発揮していけばいいのか。同市のこれからの展望や課題について宮川良一市長(64)に訊いた。(10月18日収録)



【オホーツク観光特集】

“輝く白い大地”へ飛び出そう

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【企業】SATOグループが新拠点でさらなる躍進へ

事務所移転を契機に業容を拡大し
大企業BPO獲得で1000人体制へ

SATOグループが11月5日、これまで15年間にわたり拠点としてきた札幌市東区北6条東2丁目を離れ、同じく東区の北5条東8丁目に事務所を全面移転した。同グループは、SATO社会保険労務士法人やSATO行政書士法人、労働保険事務組合・労務事務指導協会、同・北海道社会労働保険協会、北海道SATO社会保険労務士法人で構成され、札幌事務所には士業職員数で約350人が在籍する。新拠点で業容拡大に取り組むSATOグループの現在を取材した。

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【医療】鍼灸を中心に疼痛軽減やリハビリに対応

外来と訪問で地域の健康作りに
寄与する「LALA KURU治療院」

鍼灸は古くから行なわれてきた東洋医学のひとつだが、近年はさまざまな痛みの軽減や免疫力アップにも有効とされ、嚥下障害や認知症予防にも効果があることが分かってきた。今年の夏、札幌市中央区宮の森に開院した「LALA KURU(ララクル)治療院」(吉田景虎院長)は、そんな鍼灸治療を中心に外来と訪問診療の両方を行ない、地域の健康づくりに一役買っている。吉田院長の患者のひとりで、取材時に来院していたお笑い芸人、井手らっきょさんを交えて同院の取り組みを訊いた。(10月27日取材)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【43】

戦勝記念から和解の象徴施設へ
ハワイ真珠湾「アリゾナ記念館」

憎悪の連鎖絶ち寛容の時代へ

1941(昭和16)年12月8日は日本国民にとってもアメリカ国民にとっても忘れてはならない日だ。その日、大日本帝国海軍がハワイ・オアフ島のパールハーバー(真珠湾)を奇襲攻撃し、太平洋戦争が始まった。その攻撃で戦艦アリゾナは沈没し、戦後に慰霊施設「アリゾナ・メモリアル(記念館)」が建設され、海中に没したままのアリゾナが一般公開されるに至った。開戦から丸77年を迎える2カ月前、現地を訪れると、以前とは展示内容が変わり「和解」のキーワードを読み取ることができた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】札幌彫刻美術館友の会 会長 橋本 信夫さん

メセナの意識乏しい北海道で
〝街なかの美〟である野外彫刻の
保全・維持運動を地道に展開

北海道100年にちなみ、1968年に札幌市厚別区の道立野幌森林公園に建立された北海道百年記念塔が老朽化のため解体される方針だという。北大名誉教授で札幌彫刻美術館友の会の橋本信夫会長(85)は、「作品を後の代に伝えるのは設置した管理者の責務」として安易なスクラップ&ビルドに疑問を投げかける。「街なかの美を守る」を掲げ、市民の立場から野外彫刻の保全・維持運動を展開してきた橋本会長に、道内のパブリックアートが置かれている現状などを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」39 ──“ひきこもりながら生きる”という選択肢

50代の当事者が辿り着いた
自分を偽らない「一人暮らし」

親亡き後、50代を迎えた当事者の男性が新たな生き方を模索している。それは「ひきこもりながら生きること」。ピアサポーターとして同じ悩みを持つひきこもりを支えながら、社会的に自立した生活を目指したこともあるが、組織に向かない自分の性格を変えることは「逆に自分を打ち消すことになる」と気付いた。偽りの人生は送りたくない。自分に忠実に、そして楽しく生きる。その心のうちに迫った。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その7)
~道条例の「素案」に懸念の声~

道民不在で生煮えの条例づくり
将来の世代に誇れる内容目指せ

種子法の廃止を受けた新たな道条例の「素案」がまとまり、従来の稲・麦類・大豆のほか、小豆・インゲン、エンドウ・ソバの4品目を対象作物に加える方向が示された。だが、「主要農作物等」の定義づけは曖昧で、補助金絡みで策定された「要綱」を転写した内容にすぎない。主力作物の馬鈴薯や甜菜、野菜、飼料作物は対象から抜け落ち、在来種の保護や自家採種の権利に関する記述もない。市民団体主催の道との意見交換会では、種子生産への民間参入に対する懸念の声も相次いだ。将来の本道農業に対する哲学も希薄で、知事の退任に合わせたスケジュール消化の色彩が濃い。ここは原点に戻り、制定前に道民に対する説明の場をつくり、合意形成に努めるべきだ。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●北海道の地域づくりを盛り上げたアサヒビールの寄付キャンペーン
●知床民宿協会がホームページを一新 家庭的な魅力で〝人と繋がる旅〟をPR
●小清水町で産声あげたカルビーの「ポテトチップス」が限定で復刻
●札幌ハートセンターが医療セミナーを厚別区で初開催
●沖縄生まれの絶品格安肉料理店「やっぱりステーキ」道内初上陸
●財界さっぽろ初のコミックス アイヌの英雄の冒険譚を描く
●「絵」で届ける交通安全の願い JA共済が金賞9作品の表彰式

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ありがとう さようなら』
【報道】紋別漁協検証──市議選で公選法違反の疑いをかけられた飯田弘明組合長

権威を振りかざす“浜のボス”

議長の座を狙い業者に不当な圧力か

本誌が昨年から今年にかけて“名ばかり組合員”の件を報じてきた紋別漁業協同組合で新たな問題が噴き出した。この春、阿部滋氏から組合長のバトンを受けた飯田弘明氏(67)が今夏の市議選にからんで漁協の取引業者に不当な圧力をかけ、道警の捜査対象となっていたというのだ。紋別の浜でいったい何が起きていたのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈28〉

道警、なおも「全件公表」拒否

轢き逃げ巡査長、認否に矛盾
わいせつ巡査部長は初公判へ

本誌9月号で報告した現職警察官による重傷轢き逃げ事件。初公判で被告人質問に臨んだ元巡査長は起訴事実を認めつつ、同時に「事故に気づかなかった」とも主張、法廷を混乱させることになる。一方、同時期に開かれた北海道議会では、職員の懲戒処分が未だ全件公表に到っていない事実を質された道警本部長が、今後も一部非公表を貫くと答弁する一幕が。前号で報告した公然わいせつ事件の初公判を前に、地元警察の不祥事を巡る最新情報をお届けする。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ3

「誤った法が人生狂わせた」

優生保護法訴訟、札幌で初弁論
手術強制・小島さんが意見陳述

国は責任を認め、きちんと謝罪して貰いたい――。本誌7月号で報告した旧優生保護法に基づく不妊手術強制問題で9月下旬、手術の被害者が国を訴えた裁判の初弁論があり、札幌の原告男性が意見陳述に臨んだ。被告の国は「救済制度を設ける義務はなかった」と、請求棄却を求めて争う姿勢を見せている。この日のために改修された傍聴席には障碍のある人などが多く足を運び、かつての優生思想が生んだ悲劇と改めて向き合うことになった。(小笠原 淳)

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【報道】医療観察法「入院施設」の行方

「医療観察」理念浸透半ば

北大病院に道内初の入院施設
立地めぐる住民説明会は紛糾


心神喪失状態で重大な罪を犯した人に刑罰を与えず、治療を通じて社会復帰を促すことを目的とした、医療観察制度。当事者が入院処遇を受ける医療機関は全国に33カ所あるが、法施行から12年が過ぎた今も北海道の施設はゼロ。そんな中、国は地元の大学病院に運営を委託する形で札幌市内に新施設を設けることを決めた。だが開設予定地で初めて開かれた住民説明会では、事前の説明不足を指摘する声が噴出することに。空白地帯の解消には、なお課題が残されているといえそうだ。(小笠原 淳)

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【北海道胆振東部地震】復旧へ奮闘した仕事人を追う

その時、我々にできたこと

「知恵を絞り、汗を流し、支えた」

北海道の実りの秋を象徴する一大イベント・さっぽろオータムフェスト。今年初出店した大通公園7丁目会場の店が、9月23日から30日までの営業期間中、行列の絶えない盛況振りを見せた。出店企業は北海道胆振東部地震で甚大な被害を受けた厚真町の名物、「あづまジンギスカン」などを手掛ける市原精肉店。オータム店の責任者を務める尾関太一さんによると地元工場は大きな被害を受けたが、当初から同イベントに供給する予定数量を生産できるまで回復。予想を大幅に上回るイベントでの売れ行きに、「大変ですが、多くのお客様が応援してくれているのを直に感じます」と笑みを見せた──。あの巨大地震から1カ月以上。発生直後からそれぞれの分野で奮闘した仕事人たち、そして彼らを支えた人々の動きを追った。 (髙橋 貴充)

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【北海道胆振東部地震】コープさっぽろの危機管理対策

災害対応に生きた過去の教訓

生活インフラを支えた自前の物流

北海道胆振東部地震から1カ月が過ぎ、小売業の現場はほぼ正常に戻っている。しかし、震度7の激震とその後のブラックアウトは、小売業の弱点を露呈させたのも事実。各社では、震災の検証が進んでおり明るみになった課題への対策も進み始めた。全道に108店舗を展開し、宅配トドックで34万世帯の戸別配送を行なっているコープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)は、震災の教訓をどう捉えどんな対策を打とうとしているのか。大見理事長に訊いた。(佐久間 康介)

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【経済】札幌都心で前代未聞のホテル建設ラッシュ

観光需要見込み22棟が乱立

震災風評リスクが浮上する中、進む建設

札幌都心部で前代未聞のホテル建設ラッシュが起きている。予定の棟数は、本誌が把握しているだけでも22カ所にものぼる。来年の2019年から20年にかけて、それらが一斉に開業することになる。多くのホテルは国内観光客よりも旺盛なインバウンド需要を見込んでいるが、北海道胆振東部地震で激減したように災害による風評リスクも抱えての建設だ。槌音が響く22カ所の現場を一覧してみたい。(佐久間 康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」38

論議呼ぶ「ブラックアウト」
原発再稼働か発電の分散か

問われる北電の人災と情報発信

9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震で北海道全戸の電力供給がストップする「ブラックアウト」という非常事態を招いた北電。この問題と3基の原発が冷温停止中の泊原発とを関連付ける議論が噴出している。「泊原発が動いていたら大規模停電は避けられた」とする主張がなぜ出るのだろうか──。この中で泊原発再稼働に反対する市民団体は、北本連系送電ケーブルの増設や石狩のLNG火発2号機建設の早期着工などを求める動きを強めている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■IR誘致に向け活発な動きの苫小牧
足並み揃える市と商工会議所の戦略
 ──胆振東部地震や沖縄での野党勝利も意外な追い風?

■自衛官の母「ジュバで何が」追及
ジャーナリストらの尋問求める
 ──南スーダンPKO違憲訴訟で弁論続く

■地方議会にも押寄せる人材不足
自民小樽支部が市議候補を公募
 ──18年中の小樽移住者なら他地域の住民も対象に


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【難病】難病の小樽市議が闘病記をブログで発信

病床で綴る難病患者へのエール
「お互い共に乗り越えていこう」

今年6月に国の指定難病「尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)」を発症した小樽市議の酒井隆行さん(44、銭函在住)が、闘病生活をブログに綴り静かな共感を呼んでいる。天疱瘡は皮膚や口腔内にびらんや水泡ができる自己免疫疾患。治療法や症状、入院生活のエピソードなど難病との付き合いを通じて得たものを発信している。(武智敦子)

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【経営】北海道経営未来塾で「紳士服のAOKI」青木擴憲会長が講演

自分のビジネスの原点は行商
逆境の時にこそ知恵を絞ろう

北海道から世界に羽ばたくトップを育てようと、3年前から道内の若手企業人を集めてスタートした北海道経営未来塾(塾頭・長内順一元ニトリ特別顧問)。その中で、国内有数の企業経営者が自身の生い立ちやいかに企業を成長させてきたかを語る公開講座「トップセミナー」は、それぞれの人間学が披露されるだけあって毎回注目度が高い。本稿では、さる10月4日に札幌市内のホテルで開催されたトップセミナーをレポート。この日に登場した「紳士服のAOKI」で知られるAOKIホールディングス(本社横浜市)・青木擴憲(あおき・ひろのり)会長(80)の講演要旨を紹介する。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅42

敵国の上陸を水際で防ぐために
釧路に造られた陸軍のトーチカ

大楽毛の住宅地に残る防御陣地

国道38号を東進し、釧路市街地に入る手前の大楽毛の住宅地。その一角に、放置されたままの旧陸軍のトーチカ(鉄筋コンクリート製の防御陣地)がある。JR新大楽毛駅から徒歩5分ほど。70年以上もこの場所にあることが信じられないような日常の生活環境の中に、戦争当時の遺構が佇んでいる。釧路は戦時中、日本の東端にあった軍事拠点でもあり、敵国が上陸するのを少しでも食い止める重要な役割を担っていた。一方で市内は空襲で大きな被害を受け、その痕跡や平和を願う公園が身近にある。(ジャーナリスト 黒田 伸)


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【イベント】「第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」 11月2日から開催

短編コンペに過去最高2043作品
世界が注目する新千歳アニメ映画祭

アニメーションの持つ芸術性や幅広い表現力を国内外に発信するイベントとして、世界中のクリエイターから関心を集めるようになった「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。5周年という節目を迎える今回は、短編アニメーションコンペティションの応募作品数が過去最高を更新。86の国と地域から2043作品が集まった。そのコンペでは今回から「学生コンペティション」を新設。そして短編のほかに30分以上の作品を対象にした「長編アニメーションコンペティション」も行なわれることが決まった。新旧の人気作や話題作の上映にこの映画祭でしか見ることのできないゲストトークイベントなどプログラムも目白押し。今回も大きな盛り上がりが期待できそうだ。

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【流通】組合員同士を“つなぐ”コープさっぽろの取り組み

南区川沿「Socia店」の大規模リニューアルで
みんなが弾ける「Daredemo Piano」を設置

複合商業施設のエントランスに置かれたピアノを、買い物客が思い思いに奏でていく。軽やかな旋律が広がる日常シーンを天窓から注ぎ込む太陽光が温かく包む──。買い物に来る組合員同士を「つなぐ」機会を創ろうと、コープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)が札幌市南区の「Socia(ソシア)店」のリニューアルに合わせて、みんなが弾けるピアノ「Daredemo Piano(だれでもピアノ)」を導入した。リニューアルによってより買い物がしやすくなった同店の魅力をレポートする。

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【教育】フェアトレード活動に取り組む市立札幌大通高校

部活動で教材開発などを展開
国際色豊かな生徒らが推進役

市立札幌大通高校(中央区)の部活動で国際交流に取り組む生徒たちが、公正な取引で発展途上国の人々の経済的・社会的自立を目指す「フェアトレード」に理解を深めてもらおうと、ゲームで学ぶ教材開発を進めている。同校を訪ね取材した生徒たちの取り組みを紹介する。(武智敦子)

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【人】古民家や石蔵の再生活用に取り組む川嶋 王志さん

歴史ある小樽の古民家・石蔵を
写真に収めながら、今の時代と
共存した町並み保存の道を探る

運河保存など町並み保存運動の歴史がある小樽で、古民家や石蔵の再生活用に向けたムーブメントが盛り上がりつつある。そんな活動に取り組むのは、NPO法人「小樽民家再生プロジェクト」と「小樽石蔵再生会」。両団体のメンバーである川嶋王志さん(57)は7年前に小樽にUターンしてから、市内に点在する古い建物をカメラに収め作品をフェイスブックに掲載してきた。「建物がそこにある理由を考えることが大切だ」と語る川嶋さんに、小樽の町並みの魅力や歴史的な建造物を残し活用する意味について聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」38 ──絵はがき・手紙支援の可能性

何気ない言葉に込められた
温かい想いが当事者を癒す

ピアサポーター向け研修会の実践事例から

ひきこもりの社会的孤立を予防するツールのひとつとして、絵はがきや手紙を通じて関係性を築く手法が注目されている。当事者によっては負担が重いと感じる訪問支援(アウトリーチ)よりも、緩やかに他者との接点を持つことができ、交流を通じて適切な支援につながるケースもある。札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)が9月29、30日に市内で開催したピアサポーター向けの研修会から2日目の実践事例を紹介する。 (武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その6)
~禍根を残す拙速な道条例づくり~

「その場しのぎ」の担当職員たち
道は種子政策を担う気概と哲学を

種子法の廃止を受けた新たな道条例の議論が道議会などで進行中だが、来年の第1回定例会や高橋はるみ知事の退任に合わせたスケジュールありきの様相を呈している。先月号で紹介した審議会委員などからの異論を受け、道は稲・麦類・大豆の3品目に“主要畑作物”と位置づける4品目を追加する付け焼き刃的な対応に終始。立法事実の積み重ねも不十分であり、今後の法制担当部署による条例審査をクリアできるのか疑問が多い。ここは原点に戻り、「本道の種子政策はかくあるべし」との哲学に基づいて客観的で分かりやすい“物差し”を作り、じっくり議論すべきだ。結論を急ぐ必要はない。「北海道たねの会」の公開質問状をめぐる経緯も併せてレポートする。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●各地の「刑務作業品」一堂に 恒例「北海道矯正展」に7800人
●ビールのまちさっぽろを象徴する「オータムビヤフェスト」大盛況
●これまでなかった医療検索サイト「メディカルサーチネット」が始動
●「北海道の実りの秋」を実感するホクレン大収穫祭、16日開催へ
●MLBシーズン最終戦に登場した大谷選手に見た野球少年の輝き
●札幌刑務所恒例「大運動会」 熱戦経て更生への思い新たに
●すすきのラフィラに就労支援施設キャリアエディションが9月開業
●太陽財団・助成事業の募集始まる 今年は助成総額を2200万円に倍増

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『秋風のようめいジャンクション』
【報道】北海道胆振東部地震

激甚

「命名150年」の夏は、長く記憶され続けることになるだろう。創刊以来初めて発売が大幅に遅れた本誌は、被災者としてその大災害と向き合い、記録者として被害の一端を発信する立場に置かれた。マグニチュード6・7、最大震度7、震源地は胆振地方中東部。その激甚災害に直面した北海道の姿を、北海道の眼と耳で捉え、伝えよう。震える大地の傷跡は、何を語ったのか――。(小笠原 淳)

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【報道】胆振東部地震 道都・札幌の3日間

190万都市、揺れる

2018.09.06. 札幌
「最大6弱」が襲った朝

9月6日未明に胆振地方を襲った大地震では、道都・札幌でも最大震度6弱を記録。本誌編集部のある東区をはじめ、市内各所で多くの市民が未経験の揺れに恐怖した。震源地・厚真町から直線にして50㎞離れた190万都市で、人々はどんな朝を迎え、また夜を過ごしたか。それぞれの声に、耳を傾けてみる。(小笠原 淳)

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【報道】「ザイ・コンファーム社」小林健治氏の不法行為を追う

発覚した会社乗っ取り疑惑

狙いはブラックシリカ利権か
被害を訴える「慶宣」の元社長

この春以降、取り上げてきた株式会社ザイ・コンファーム(札幌市)の代表・小林健治氏についての続報だ。これまで本人の貸金業法違反問題などを中心に報じてきたが、ここに来て、不法行為による会社乗っ取り疑惑が新たに浮上した。狙われたと疑われるのは、広告代理店「慶宣」元社長・木村俊嗣氏が立ち上げたブラックシリカ事業を営むウッドプロジェクト(本社札幌)。発覚したのは、創業社長である木村氏の知らぬ間に小林氏が同社の代表取締役に就任するという異例の事態だ。現在、両者の争いは法廷にその場を移している。いったいなぜ、こんなことが起きたのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈27〉

幹部の子弟、道外す

道警巡査部長が公然わいせつで逮捕
父親は異例人事で大規模署長退く

連続わいせつ犯検挙の報に安堵した地域住民は、その容疑者が警察官であることを知るに及んで絶句した。26歳の巡査部長は、同業の父親が住む実家の周辺で少なくとも1年以上前から、小学生など未成年の女性に下半身を露出し続けた。逮捕した北海道警は事件後、幹部職の父親を突然異動させることになる。大地震の話題に隠れて忘れ去られようとしている大不祥事の概要を、改めて伝えておきたい。(小笠原 淳)

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【ルポ】「札幌・ブラックアウトの夜」

闇に沈んだ巨大都市の恐怖

全停電で浮き彫りになった
北電の人災と札幌の脆弱さ

9月6日未明に起きた北海道胆振東部地震。道内過去最大となる震度7を記録した巨大地震は、震源地に近い厚真町で土砂崩れによる多数の犠牲者を出した。そればかりか苫東厚真火力発電所の機能停止に伴い、全道295万世帯が停電するというかつてない事態をもたらし、195万人都市札幌の機能も完全に麻痺させた。なぜ1カ所の火力発電所が緊急停止しただけで540万人の道民のライフラインが途絶えたのか。北電の全電源喪失という失態と泊原発再稼働はどう関係するのか。前代未聞のブラックアウトに陥った札幌の夜を走り回りながら考えた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】「出直し選挙」の博打に負けた小樽・森井前市長

市政の停滞招き離れた民意

“自らのしがらみ”で自滅した皮肉

8月26日に投開票された小樽市の出直し市長選は、無所属の新人で元市総務部長の迫(はざま)俊哉氏(60)が現職の森井英明氏(45)ほか無所属の新人2人を破り初当選を果たした。市議会との対立を理由に「しがらみを打破する」と出直し市長選を仕掛けた森井氏。だが、現職時代に議会や経済界と対立し、市政の停滞を招いた行政運営への批判を止めることはできなった。(武智敦子)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・9月末に閉館する「さっぽろ芸文館」

道民に愛された芸術と文化の殿堂
“世界の扉”だった旧厚生年金会館


「さっぽろ芸術文化の館」(さっぽろ芸文館)のホールが9月末で閉館する。すでに8月末には隣接するホテル部門の営業が終了しており、来年度から建物の取り壊し作業が始まる。1971年に開館したこの施設は長く「北海道厚生年金会館」として親しまれ、2009年からは札幌市が所有。名称を「さっぽろ芸文館」に変更した。厚生年金会館の時代から市民、道民にとって世界一線級の文化、芸術に直接触れることができる貴重な体験の場だった。(佐久間康介)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (41)

戦争の惨禍に倒れた多くの道民
札幌護国神社彰徳苑の慰霊碑群

数多の碑を刻んだ悲劇の歴史

札幌市の中島公園の南西端に接する形で札幌護国神社がある。そこは、明治10年の西南の役で亡くなった屯田兵をはじめ、道内における太平洋戦争までの戦没者、殉職した警察官や消防官らが祀られている場所だ。大鳥居手前の右側には戦没者の碑などが並ぶ「彰徳苑」と命名された一角があり、明治から昭和に至るまで、さまざまな戦争で戦死した人たちを顕彰し慰める慰霊碑群と、戦没者の名前を刻んだ墓誌が置かれている。終戦の日の8月15日、折しも平和祈念祭が行なわれていた札幌護国神社を訪ね、近代以降、常に戦争の最前線に立たされた北海道の歴史に思いを馳せた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【寄稿】北海道百年記念塔の再生に向けて(最終回)

新しいアート施設を野幌に創造

百年記念塔は「大地に還る」リノベを

百年記念塔の再生に向けた提言の最終回である。第1回で問題提起を行ない、第2回から4回までは、過去に失われた多くの歴史的建造物の事例を紹介してきた。それらは貴重な建造物があっけなく解体され、道や札幌市が文化的資産を蓄積させるチャンスを失ってきた歴史でもある。(建築史家 井尻 哲男)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(37) ──知られざる民生委員の現場

孤立に陥りがちな社会で
求められる新たな見守り

民生委員の負担軽減は地域の課題

地域や家族の関係が希薄になる中で、「8050問題」や孤独死、児童虐待などの社会問題が深刻化している。こうした地域から孤立しがちな人たちを見つけ、適切な支援の手につなげるパイプ役として民生委員の役割がクローズアップされている。しかし、ボランティアとして地域福祉を担うその仕事は意外と知られていない。増加する孤独死に焦点を当てながら民生委員の現状を探った。(武智敦子)

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【ニュース】

■震度7の胆振東部地震で浮上した
 北海道経済の「新たなアキレス腱」
 ──各産業で懸念広がる自然災害という不安要因

■リラィアブルが地元の芸術文化拠点
 釧路市民文化会館の命名権を取得
 ──9月から「コーチャンフォー釧路文化ホール」に

■国民民主の玉木氏が代表選で
 唱えた「コドモノミクス」とは
 ──閑散とした大通公園でぶちあげたバラ撒き政策の不毛

■音楽フェスを通じ泊原発廃炉を訴え
 盛り上がった岩内町の「とまロック」
 ──札幌などから200人が参加し、町内をパレード

■高架化迫る篠路駅周辺を“まち歩き”
 再開発と歴史的建物の共生を考える
 ──札幌軟石の倉庫群など貴重な地域資源の保存を訴え

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【メディア】
来訪と移住を喚起する“橋渡しマガジン”

全国に“ほっかいどうの魅力”を発信する情報誌『北海道生活』

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【医療】坂泌尿器科病院を運営する北腎会が公益性が高い社会医療法人に改組

来春、本院の移転新築工事着工へ
盤石の体制となるソフトとハード

昨年12月に開院30年の大きな節目を迎えた坂泌尿器科病院(札幌市北区/40床/坂丈敏理事長・院長)。泌尿器科の個人病院として日本一になる目標を掲げ船出した同院は現在、前立腺肥大症のHoLEP(ホーレップ=前立腺核出術)が2017年実績で約240症例と全国トップとなったほか、前立腺がん関連の患者数で道内一を数えるなど、名実ともに全国屈指の泌尿器科専門病院として確固たる地位を確立している。その同院が組織の社会医療法人化を踏まえ、新築移転という一大事業に乗り出した。医療機関としてソフトとハードを一新する坂理事長に、その狙いと思いを訊いた。(8月24日取材)

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【企業】

WEB年末調整「簡単年調」が好調推移
エコミック、大台の売上10億円へ躍進

着実に支持広げる給与計算アウトソーサー

企業活動に不可欠ながら収益向上には直結しない業務を代行し、生産力や営業力の向上に寄与するサービスを提供しているエコミック(本社札幌・熊谷浩二社長)。給与計算受託企業数は約650社、年末調整の処理実績で約700社30万人、住民税徴収額の更新業務が約600社20万人と、全国トップクラスの受注実績を誇る。昨年8月にはWEBを活用した新しい年末調整サービス「簡単年調」をリリースし、約5万人が受注。今年は倍の10万人を目指しているが、現在まで順調なペースで受注件数が積み上がっているようだ。創業20年の節目を超え、躍進を続ける同社の現状や展望について熊谷社長に訊いた。(8月21日取材)


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【医療】「ガンマナイフ」に最新装置を導入した札幌の中村記念病院

リニューアルしたガンマナイフで
脳疾患の放射線治療が大きく前進

日本有数の脳神経外科専門病院として知られる社会医療法人医仁会中村記念病院(札幌市中央区/中村博彦理事長・院長/499床)は、脳内疾患専用の定位放射線医療装置「ガンマナイフ」の機能更新を行ない、8月27日から本格稼動させた。脳腫瘍などの治療効果をより高めるため、同病院の「ガンマナイフパーフェクション」に付属装置「Icon(アイコン)」を導入。ハードとソフト全体の更新によって治療困難とされた病変部をはじめ、より大きな腫瘍などにも対応を可能にした。国内におけるガンマナイフ治療をリードする同センターの取り組みを中村理事長に訊いた。(8月28日取材)

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【エネルギー】未来を先取りした「水素プロジェクト」

水素社会を拓く道内初の事業
商用移動式水素ステーション
エア・ウォーターが札幌の月寒でスタート

地球環境問題とエネルギー問題を同時に解決する次世代エネルギーとして期待が高まっている水素。2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会で、国は選手村のエネルギー供給や移動手段として水素の利用を世界に向けて発信する意向だ。北海道でも道や札幌市が、水素社会に向けて燃料電池自動車(FCV)の普及を進めている。そんな中、産業ガス大手のエア・ウォーター(本社大阪市/豊田昌洋会長CEO)が今年3月、北海道で初めて札幌市内の月寒に商用の移動式水素ステーションをオープンした。水素社会の到来を予感させる同ステーションを訪ね、近未来を体感してみた。

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【インタビュー】故郷の釧路とアフガンを応援する写真家・長倉洋海 氏に訊く

被写体に共感・感動する瞬間が
自分自身のシャッターチャンス

いま地元で伝えたい「世界と自分」

土門拳賞などを受賞し、世界的なフォトジャーナリストとして知られる長倉洋海氏(65)が3年前から地元貢献に力を注いでいる。雑貨店だった釧路の実家を拠点に写真家としての経験と知識を語り伝える「長倉商店塾」がそれだ。カメラを手に世界67カ国を歩いてきた長倉氏がいま故郷で伝えたいものとは何なのか。折しも釧路に滞在中の同氏を訪ね、自身の生き方と写真家としての活動に深い影響を与えたアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードへの思い、彼の死後に長倉氏のライフワークとなったアフガン教育支援の現状なども併せて訊いた。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰。8月24日取材)

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【行政】小樽の「出直し市長選」に勝利した迫俊哉市長に訊く

全ての施策を市民目線で見直し
議会・経済界との関係を再構築

「おたる再起動」をスローガンに掲げ、前職の森井英明氏ら3人を制して8月26日に初当選した迫(はざま)俊哉小樽市長(60)。市議会や経済界との対立、停滞した市政とまちづくりなど、これまでの森井市政で積み上がった負の遺産をどう解消するのか。そして小樽再生に向け、どんな舵取りをしていくのか。課題が山積する中で就任した迫市長に今後の市政運営の方針と決意を訊いた。(9月4日取材・聞き手=武智敦子)

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【企業】
設立10周年を迎えた「北海道ツアーズ」

北海道と沖縄の結び付きを強め
両地域に新たな地域活力を創出

旅行会社の沖縄ツーリスト(本社那覇)札幌営業所として北海道に拠点を構え、まもなく40年。2008年には現地法人化し、今年2月に設立10周年の大きな節目を迎えた北海道ツアーズ(本社札幌)。道産子には沖縄の魅力を、島人(しまんちゅ)には北海道の魅力を伝える懸け橋として長年にわたり尽力すると共に、ほかには無い個性的な切り口の道内旅行商品なども手掛け、国内客・海外客の双方から着実に支持を広げている。その同社が近年力を入れているのが、観光のみならずビジネスマッチングなども含めた北海道と沖縄の包括的な交流の推進。北と南のさらなる結び付きの強化を目指す平良健社長に、同社のこれまでの歩みや今後の展望などを訊いた。(8月28日取材)

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【人】
燃焼系ギター弾き 卜部 淳さん

ステージで常に完全燃焼
フリースクールで出会った
音楽で己の熱い魂を表現

「生身の音で闘ってやる、生身の言葉で闘ってやる」──。強烈なメッセージを放つ楽曲『アコギ1本勝負』が札幌市内のライブバーで話題となっている。作詞・作曲したのは“燃焼系ギター弾き”、卜部淳(40)さんだ。音楽活動に軸足を置いたフリースクール札幌VOのスタッフとして「元気玉ライブ」を企画運営。2年前から市内のライブバーに出演するなど活動の場を広げ、この夏には『アコギ~』などオリジナル3作品を収録した初のCDも制作した。「ステージでは常に完全燃焼したい」と語る卜部さんに音楽にかける思いを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その5)
~道条例の「骨子案」に意見噴出~

優良品種を軸に対象品目を広げて
生産者活かす北海道らしい条例を

高橋はるみ知事が第2回定例道議会で、種子法の廃止を受けて新たな道条例の制定を表明したことを踏まえ、関係団体からの意見聴取や道の審議会での議論などの動きが加速している。しかし、道農政部が示した条例の「骨子案」は対象作物を従来の3品目(稲・麦類・大豆)に限定しており、生産現場の実態や消費者意識との乖離が目立つ。道が認定してきた「優良品種」の位置づけがはっきりせず、道民が不安視する多国籍企業などへの種子や種子情報の流出防止も曖昧である。審議会の委員からも「対象品目を広げるべきだ」「消費者目線が感じられない」などの声が相次ぐ。今こそ、「優良品種」を軸に対象品目を拡大し、北海道らしさを打ち出した条例を制定すべきだ。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●恵庭OL再審、高裁も棄却 出所の大越さんが特別抗告
●被災者としての「その日」 札幌を襲った“非日常”
●月形町「囚人墓地」で慰霊の式典 開拓の一端担った功労者たち偲ぶ
●今年も晩夏を盛り上げたニトリ 新たな美術品公開、白熱のニトリレディス
●ミルフィーユ菓子に上質な新商品が登場「美冬 3種のベリーとチーズ」
●秋のドライブは「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●正栄プロジェクト特別協賛のイーグルカップ 医療支援などの義援金は395万円に
●登別出身の三つ星シェフ、中道博氏がホテルオークラの地域フェアイベントで講演

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『秋のみち』』
【報道】道警不祥事から考える〈26〉

轢き逃げ犯は警察官だった

重傷被害者放置して逃走
無申告のまま勤務3カ月

本号が店頭に並ぶころには、起訴・不起訴の別が決まっていることになる。本年4月に札幌市の住宅街で起きた轢き逃げ事件で、北海道警は発生3カ月後に容疑者を逮捕・送検した。現場近くに住む女性を車で轢ね、頭と腕に大怪我を負わせたまま逃走していたのは、機動隊に勤務する28歳の男性巡査長。本誌がこれまで指摘してきた複数の未発表轢き逃げ事件とは異なり、道警は今回、身内の犯罪を自ら公表することになった。同時期に開示された本年上半期の不祥事報告と併せ、現時点でわかっている事実を記録しておく。(小笠原 淳)

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【報道】HIV偏見と闘う

「なぜ今、病院で…」

HIV陽性で内定取り消し
社会福祉士男性が病院を提訴

偏見の主は、医療機関だった――。昨年12月、北海道に住む社会福祉士の男性が道内の病院の採用面接を受け、内定通知を受け取った。本年2月に彼を迎え入れる筈だった病院はしかし、突然その採用を見送ることになる。理由は、男性が自身のウィルス感染症を申告しなかったこと。過去にその病院でHIV陽性の診断を受けたという彼は、医療機関としての姿勢を問う訴訟の提起を決断する。「20年前ならいざ知らず、このご時世、病院に差別が残っているとは想像もできませんでした」(小笠原 淳)

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【報道】ザイ・コンファーム社・小林健治氏の貸金業法疑惑を追う

「貸金利息は顧問料扱いで」

“小林財団”と訣別したJA阿寒組合長

この春以降、取り上げてきた株式会社ザイ・コンファーム(以下ザイ社・札幌市)の代表・小林健治氏の貸金業法違反疑惑。5月号では法廷闘争に発展したハイヤー会社との金銭トラブルを、6月号では小林氏が融資事業目的に阿寒農協を利用して財団法人を立ち上げたことを報じたが、ここにきて財団法人のトップを任された同農協の野村宏組合長が6月号発売直後に代表理事を辞任していたことが判明。融資がらみで小林氏から被害を受けたとする告発も相次いでいる。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】森井氏が仕掛けた「出直し小樽市長選」を占う

戦後初、四つ巴の戦いに発展
大義なき選挙で問われる民意

8月26日投開票に向けて激戦は必至

森井秀明前小樽市長(45)の辞職に伴う出直し市長選が8月19日告示、同26日投開票される。再選を目指す森井氏のほか元市総務部長迫俊哉氏(59)、前市保健所長・秋野恵美子氏(66)、元最高裁事務官・鳴海一芳氏(63)の無所属の新人3人が名乗りを上げて混戦模様となっている。「大義なき選挙」とされる今回の出直し選に複数の新顔が挑むのは、森井市政の3年間に多くの有志が「NO」を突きつけたことに他ならない。迫氏は自民など5団体の推薦を取り付け、鳴海氏は前回の市長選で森井氏を応援した共産党系団体の支持を受けることが決まった。予想される厳しい選挙戦の行方は──。(武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(37)

北電の石狩LNG火発で
揺らぐ泊原発の存在意義

株主からも「泊はカネ食い虫」と批判の声

国の原子力規制委員会の安全審査が長引き、再稼働の道筋さえ見えない泊原発。巨額の安全対策費がさらに必要で「カネ食い虫」とまで言われ始めた原発とは対照的に、発電効率が高く安全性に優れているのがコンバインドサイクル発電方式の石狩湾新港発電所だ。このほど同発電所が予定する2019年2月の営業運転に向け燃料である液化天然ガス(LNG)の搬入が始まり、8月1日に報道陣に現地の模様が公開された。取材を通し、泊原発はますます必要なくなるのではないかという思いを強くした。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (40)

旧陸軍の兵馬訓練を今に伝える
「盛岡ふれあい覆馬場プラザ」

本州最北の軍都に響いた馬蹄

岩手県盛岡市は、安土桃山時代に南部氏が盛岡城を築いて以来、城下町として発展し、現在は人口約30万人の中核都市だ。市内北西部にある青山、月が丘、みたけ地区は戦後になって新しく誕生したまちで、そこにはかつて広大な旧陸軍の練兵場があり「観武(みたけ)ヶ原」と呼ばれていた。当時の軍馬の屋内練習場が覆馬場(おおいばば)。レンガ造りの歴史的建造物は、現在「盛岡ふれあい覆馬場プラザ」として地元住民のスポーツ施設として使用されている。本州最北の軍都を訪ねると、明治時代の富国強兵から太平洋戦争終結までの足跡をさまざまな遺構で辿ることができた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【寄稿】北海道百年記念塔の再生に向けて(その4)

実現しなかった文化的蓄積

投じたエネルギーが無駄になった札幌

 北海道百年記念塔の再生に向けた提言の第4回目。これまでの連載では、百年記念塔に関する概略をはじめ解体の反対理由、そして過去において行政の怠慢が都市の価値を失うことになったさまざまな事例を紹介したところだ。本稿では、その他の解体事例を通して、いつまでたっても文化的蓄積がなされず、投じたエネルギーを無駄にしてきた札幌の現状を明らかにする。(建築史家 井尻 哲男)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(36) ──「8050問題」の現状と課題

親子共倒れ、地域からの孤立を
防ぐためのソーシャルケアとは

「失われた20年」が生んだ構造的困窮

高齢の親と収入のない子供が同居して経済的に困窮し、地域から孤立していく──。いわゆる「8050問題」に関する学習会が関係者や専門家を集めて6月30日、札幌市内で開かれた。この中で、高齢者の貧困問題に詳しい北海道医療大学の大友芳恵教授が「中高年者の貧困研究から見える現状」、NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の田中敦理事長が今年1月に同市中央区内で起きた母娘の孤立死問題をめぐる「その後」をテーマに、それぞれ報告した。親子共倒れ、地域からの孤立。声なき声をどう拾い上げるか。この日の学習会を通して「8050問題」をめぐる現状と課題を取材した。(武智敦子)

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【ニュース】

■映画でオウムを追った森達也監督が
 講演会で「麻原死刑」の問題を指摘
 ──痛烈に批判した権力におもねるメディアの姿勢

■釧路地裁法廷で母親が意見陳述
 看護師パワハラ死訴訟、初弁論
 ──父は長男の遺影に「負けない」誓う

■外食業界を席巻する「コメダ珈琲」と
 「いきなり!ステーキ」の勢いに注目
 ──新しもの好きで飽きっぽい道民に人気定着はなるか

■春の知事選を睨み野党が対話集会
 「何もしない」現職への批判相次ぐ
 ──掲げたのは重要課題を国任せの高橋道政からの脱却

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【市政】市政2期目の仕上げにかかる
函館市長・工藤壽樹 氏に訊く

海外客50万人超の国際観光都市
まちづくりでは市民の幸せを追求

市中心部に大型クルーズ船寄港始まる

北海道新幹線の開業による観光特需が落ち着きを見せ始めた函館市。だがインバウンドは過去最高を更新し続ける年間50万人以上が訪れており、来たる10月には函館朝市最寄の青函連絡船記念館摩周丸の隣で国と整備している大型クルーズ船岸壁が暫定供用を開始する。先頃には同市南茅部地区の大船遺跡と垣ノ島遺跡を構成資産とする「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産の推薦候補となり、新たな観光資源としてもこれから関心が高まりそうな気配だ。こうした中、同市では人口減少や名物のイカの不漁、大間原発など難しい問題も抱えている。今後のまちづくりのグランドデザインについて工藤市長に訊いた。 (7月23日午後、函館市役所市長室で収録)
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【観光】2018 函館観光

いま、歴史と文化が香り立つ

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【介護】札幌佐藤病院グループの「しんふぉに~28」

障害者と健常者の垣根を超えて
居住、就労、地域交流を一体化

札幌佐藤病院グループ(医療法人社団大藏会・佐藤亮藏理事長)は8月1日、高齢者・障害者住宅を中核にレストランや地域交流センター、就労支援事業所などを備えた複合施設「しんふぉに~28」を札幌市内東区にオープンした。心身のハンデの有無に関わらず、障害者や高齢者が安心して活き活きと暮らし、働き、コミュニティ活動への参加など地域住民との交流も促す同施設。長年にわたり退院者の居場所づくりに力を入れてきた札幌佐藤病院グループの集大成と呼べる取り組みを取材した。


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【企業】

逆境をバネに掴んだ不動産業での成功
世界の投資マネーを北海道に呼び込む

10億円以上の高額物件専門の「ワールドスター不動産」

10億円以上の高額不動産を専門に仲介する「ワールドスター不動産」(長谷川傑代表取締役・44)が札幌に設立されてから1年半、同社が驚愕のロケットスタートを見せている。全国各地から物件売却の依頼が殺到し、その総額は既に1兆円超え。同時に不動産を買い求める投資会社からの引き合いも増え、好循環が止まらない状況だ。海外の不動産投資会社に豊富な人脈を築いてきた長谷川代表が、北海道で形成を目指す売買マーケットは確実に広がりを見せている。東京の不動産市場が飽和状態に達した昨今、海外の投資会社の目は北海道、中でも札幌に向かっている。その受け皿になるべくJR札幌駅前に事務所を移転し、新たなステージに踏み出した長谷川代表に、今後の戦略とこれまでの歩みを訊いた。(7月13日取材)

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【医療】運営開始1年半、大きな実績をあげる札幌禎心会病院「陽子線治療センター」

さらに身近になった夢の治療
前立腺がんなどが保険適用に

社会医療法人禎心会(徳田禎久理事長)が運営する札幌禎心会病院(279床・札幌市東区)。3年前に移転新築を果たした同病院が整備した「陽子線治療センター」が2017年2月の治療開始から1年半を迎えた。ここは、がんに対する先進医療である陽子線治療の実施施設として道内では北大病院に次ぐ2カ所めとなり、さる6月末までに82人の患者に治療を施すに至っている。陽子線治療をめぐっては、高額な料金が課題となっていたが、今年4月から前立腺がんなどが保険適用となり、今後の利用拡大が期待されている。国内における放射線医療の第一人者として知られる同センターの晴山雅人センター長に陽子線治療の現状と今後の展望を訊いた。(7月26日取材)

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【金融】北洋銀行の〝新たな顔〟安田光春 頭取に訊く

多様なファンドで企業を応援
北海道経済の活力を引き出す

レガシー引き継ぎ次の百年を築く

北洋銀行頭取に安田光春氏(58)が就任して3カ月が経過した。昨年創立100周年を迎え、名実ともに世紀を超えた北洋銀は、次の100年に向けた地域金融機関として安田頭取の下、新たな一歩を踏み出したところだ。北海道経済は緩やかな上昇基調にあるが、業種的な好不況、地域的なバラツキ、さらにマイナス金利環境など地域を支える金融機関は厳しい経営環境に置かれている。複眼的な思考と大局的な判断が求められるかつてない難しい舵取りが必要な局面の中で、安田頭取は北洋銀行をどう導いていくのか。その胸の内を訊いた。(7月12日、北洋銀行本店で収録)

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【運輸】大改修が終了した新千歳空港国内線旅客ターミナルビル

国内線旅客年間2千万人を前に
飛躍的に国内線の利便性が向上

好調なインバウンドを背景に、昨年秋から国際線ターミナルビルの施設再整備に着手した新千歳空港。かたや国内線も活況を呈しており旅客数は年間2000万人が目前という状況だ。かねてからの北海道人気の高さもさることながらLCCの相次ぐ就航がこの動きを大きく牽引している。だが、この旅客数の増加で浮かび上がった課題が施設の狭隘化。手荷物検査の混雑などさまざまな課題を受けて同空港が2015年から着手したのが、国内線ターミナルビルの大改修工事だ。その施設整備がさる7月末に終了し、利便性が大幅に向上した新千歳空港の国内線施設をレポートする。

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【人】
画家、木田金次郎の生涯を語り継ぐ
斉藤武一さん

試練や困難に遭遇しても
立ち止まらず志を貫いた
地元の偉人にもらった勇気

小説家と漁夫画家の交流を綴った有島武郎(1878~1923年)の小説『生れ出づる悩み』のモデルとなった岩内町出身の画家、木田金次郎(1893~1962年)。同書の出版から100年にちなみ、「岩内原発問題研究会」代表で『木田金次郎 山ハ空ヘモレアガル』の著者でもある斉藤武一さん(65)が、紙芝居『我が心の師 木田金次郎ものがたり』を上演し静かな反響を呼んでいる。郷土の生んだ画家の生涯と画業を語り継ぐ斉藤さんは、「いつか映画化を」と夢見ている。(聞き手・武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

復活した「黒千石大豆」の今

ファンを多く獲得した黒ダイヤ
新品種がブランド毀損の懸念も

つややかな黒い小粒に栄養成分がたっぷり詰まった、北海道生まれの在来種の大豆「黒千石」。1941年に道の優良品種に指定され、戦後になると生産が途絶え“幻の黒大豆”になった。21世紀に入り、道南の農業研究家が収集していた大豆のなかに「黒千石」の原種が見つかったが、その種は岩手県に渡り、特産物として活用されていた。やがて、空知管内北竜町に住む村井宣夫さんの尽力で原種は里帰りを果たし、北海道の大地で復活。新たな食品開発が進み、食味の良さや栄養成分の多さに惹かれたファンを獲得した。個性的な在来種「黒千石」の復活物語や、人工交配による新品種「竜系3号」の開発によって静かに広がる波紋など、最近の話題を追ってみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●カレスサッポロが決算報告会を開催 法人職員、取引先に業績を開示
●恒例の「アンデルセン グルメ祭り」パワーアップして9月1日に開催
●「福島の子どもたちを守る会」の保養事業 太陽グループが蘭島で全面協力
●「ポップアップ・ストア」がオープン キリン、クラフトビールを積極展開
●睡眠の権威、遠藤医師らが公開講座 スノボの竹内選手が対談相手に登場
●念願の来道果たした天皇皇后両陛下 平成最後の8月「北海道150年」に添えた大きな華
●歌と生演奏とガールズと好いお酒 ガールズバー“ストロベリージャム”
●「泡盛を楽しむ北海道の集い」開催 25周年の節目に750人が歓喜
●「障害者就労カフェ」開設中! 赤れんが庁舎前庭で8月21日まで
●夏のツアーで道内を盛り上げたジミー東原オールスターズ

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『もう秋のかぜ』』
【報道】急転直下の小樽市長選──森井市長が辞職し「出直し選挙」へ

会見で強調した「議会の被害者」
狙いは先手必勝の対抗馬潰し?

自身の後援会関係者が運営する観光船の違法係留問題などで、市議会から2度の辞職勧告を突きつけられていた小樽市の森井秀明市長(45)が7月4日、任期途中で辞職し「出直し市長選」に出馬する意向を明らかにした。対立が続く市議会との関係に行き詰まり「民意を問う」構えだが、真の狙いは先手必勝──。来春の市長選に立候補を表明している市の元総務部長、迫(はざま)俊哉氏(59)潰しにあるとの見方がもっぱらだ。(武智敦子)

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【報道】悲劇乗り越え、障碍者支援を

ようやく息子は“被害者”に――

「心神喪失」事件の情報提供、始まる
札幌の遺族が挙げた声、実を結んで

長く求め続けて得られた成果を、その人は「大きな一歩」と評価する。これでようやく、息子は“被害者”になることができた――。2014年2月、札幌市内の精神障碍者グループホームに勤める男性が、心神喪失状態の施設利用者に殺害される事件が起きた。加害者の起訴が見送られ「医療観察」が決まったことで、遺族は事件の“蚊帳の外”に置かれることになる。理不尽な制度の改善を訴え続ける声を国が聴き入れ、その「一歩」を示したのは、本年6月下旬のこと。突然の悲劇から、4年あまりが過ぎていた。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ(2)

「私は産みたかったです」

強制不妊、札幌で追加提訴
「堕胎も強要」被害者が証言

手術が行なわれた日、白木の位牌を買ってきました――。37年前のある日、その夫婦は初めての子を授かった。手を取り合って喜んだという2人はしかし、親族の「堕ろして」の一言で生涯消えない傷を負うことになる。前号で報告した、旧優生保護法下での強制不妊手術問題。札幌市の小島喜久夫さんに続いて声を挙げた被害者は、人工妊娠中絶手術を強制された上、さらに不妊手術を強いられる悲劇を味わっていた。ともに古希を過ぎた今も、その日を忘れることはないという。(小笠原 淳)

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【報道】裁判所の透明度を問う

「データを含めて存在しない」

不祥事発表の有無、開示せず
裁判所「情報公開」の実態

文書は、廃棄済みである――。昨年12月、最高裁判所から本稿記者に届いた『司法行政文書不開示通知書』の一節だ。記者が求めていたのは、その前年(2016年)に記録された全国の裁判所の不祥事の“発表の有無”がわかる文書。司法の役所が身内の不祥事をきちんと公表しているかどうか、それらの文書を通じて検証する目的があった。ところが最高裁は、当該文書を1年ほどで「廃棄」したという。これを受けた記者が第三者委員会に苦情を申し立てたところ、本年6月中旬にようやく答申が届いたのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命(4)

国は「シャドウワーク」認めた

医療業界の“働き方”を問う
看護師過労死訴訟、弁論佳境

新人看護師の自殺は、過重労働が原因だったのか――。本誌昨年6月号から報告を続けている、医療機関の過労・パワハラ問題。人手不足の職場で若い看護師たちを襲った悲劇をめぐり、道内の複数の裁判所で遺族と国との争いが続く。その1つ、6年前に命を絶った杉本綾さんの過労を問う訴訟では、被告の国側が綾さんの「シャドウワーク」を認めるに到った。この秋にも重要な証拠調べを迎える裁判は、医療業界の“働き方”に一石を投じる闘いになりそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭OL事件第2次再審請求審(2)

出所間近、事件は終わらず

三者協議の有無など不透明 
恵庭事件再審請求審、高裁へ

前世紀末に起きた事件で冤罪を訴え続ける女性は、本号発売の1カ月後には刑期を終えて満期出所することになる。本年3月に2度めの再審請求が棄却された恵庭OL殺人事件の弁護団は札幌高等裁判所に即時抗告(通常の裁判でいう控訴)を申し立て、この6月には最初の「補充書」を提出した。だが併せて申し入れた「三者協議」を高裁判事は拒否、第2次再審請求審の行方は今のところ不透明だ。当事者の社会復帰へのカウントダウンが始まってなお、事件は終わっていない。(小笠原 淳)

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【金融】「道内20信金3月期決算」を読み解く

マイナス金利響き16金庫が減益
試される地域金融機関の提案力

かつてあった36金庫が20金庫に

道内20信用金庫の2018年3月期決算が6月末に出揃った。全金庫が黒字を確保したものの、16金庫の当期純利益が17年3月期より減少した。マイナス金利で貸出金の利息収入が縮小、融資残高が増えても利益を出しづらい状況が浮かび上がる。今年1月に札幌、北海、小樽の3金庫が札幌を存続金庫にして合併して「北海道信金」が誕生。金庫数は22から20になった。20年ほど前は36金庫あったことを考えれば、半分近くにまで減ったことになり、10年、20年単位で見ると金融環境が確実に変化していることが窺える。道内20金庫はどこへ向かおうとしているのか。今年も3月期決算を読み解いてみた。   (佐久間 康介)

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【企業】調剤薬局国内最大手・アインホールディングスの成長戦略

大学病院・総合病院と連携する
敷地内薬局の出店に大きな活路

500億円の手持ち資金でさらなる投資を

東京証券取引所1部と札幌証券取引所に上場している調剤薬局国内最大手、アインホールディングス(本社札幌・大谷喜一社長)が6月29日、札証で「個人投資家向け会社説明会」(札証IR)を開催した。毎年、この時期に大谷社長が決算内容をはじめ同社の成長戦略を講演の形で発表するもので、今回は約80人の個人投資家が参集。この日、大谷社長は調剤薬局事業で大学病院や大型総合病院への出店を強化するとともに「アインズ&トルペ」の物販事業では早期に500億円体制を確立すると力強く宣言した。以下、注目の「大谷発言」の要旨を採録する。

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(36)

地質学者が警鐘を鳴らす
破局的噴火で起きる危機

太古の地層が明らかにする北電の“嘘”

泊原発再稼働の方針を変えない北電と、泊原発の危険性を訴えて廃炉を目指す市民グループ。そして「再稼働については道議会の議論などを踏まえながら、適切に対応していく」と自らの判断を回避する高橋はるみ知事と道。3者の対応に決定的な影響を及ぼすのが、原子力規制委員会の再稼働へ向けた適合性審査会の結論だ。泊原発敷地内に活断層は通っていないとする北電側の主張の根拠を科学的に覆すことに全力を挙げてきた地質学者と市民との勉強会に参加した。 (ジャーナリスト 黒田伸)

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【ニュース】

■救護施設の行政訴訟、最高裁へ
 労働委命令に抵抗続ける施設側
 ──労組からはコンプラ欠如など指摘の声

■警察官の“暴行”提訴を取り下げ
 パワハラ疑惑、不可解な幕切れ
 ──証人尋問控えた原告の決断、背景に何が…

■天下りで封印された知事との不仲説
 山谷氏が道信用保証協会会長に就任
 ──道副知事OBに馴染みの深いポストに収まった理由は?

■挑戦中のエベレストで無念の滑落死
 登山家・栗城氏のお別れ会に500人
 ──故郷の首長や政界関係者らも参列し悼んだ「早すぎる死」

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【39】

防衛省直轄の戦争ミュージアム
「軍都旭川」を伝える北鎮記念館

ロシアの南下政策を防ぐ北の拠点

人口約34万人、北海道第2の都市である旭川市。このまちが終戦まで「軍都」と呼ばれていたことを知る世代が年々減っている。国道40号を挟み、スタルヒン球場の向かいにある陸上自衛隊第2師団・旭川駐屯地の広大な敷地を見ると、かつてここが北の防衛の最前線であったことが実感できる。駐屯地の南側入り口にある「北鎮記念館」は刀剣や拳銃、小銃など歩兵連隊が所持していた「武器」が数多く展示されている。軍都から平和都市へと発展した旭川の歴史が詰まった防衛省直轄の戦争ミュージアムを訪れた。     (ジャーナリスト 黒田 伸)
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【観光】2018 Summer 道内観光情報

いま、夏の光を探して

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【寄稿】北海道百年記念塔の再生に向けて【その3】

怠慢の果てに失われた景観

戦後、札幌の乱開発で名庭園が消失

北海道百年記念塔(以下百年記念塔)の再生に向けた提言の第3回。前回は、近い将来に訪れるかもしれない危惧すべき状況について想像力を働かせてもらうために、開道五十年記念北海道博覧会の建物群の運命を紹介した。今回は少し視点を変えて歴史的建造物を失うという価値の喪失の意味を、建物とその周囲の庭園の喪失という切り口で、菊亭脩季(きくてい・ゆきすえ)邸、豊平館、清華亭という三つの事例で紹介する。(建築史家:井尻 哲男)


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【ビール】

福祉協賛 大通ビアガーデン情報

湿度が低く屋外でも過ごし易いのが北海道の夏の特長。このベストシーズンを謳歌するとなれば、何はなくともまずビール。真夏の屋外でビールを楽しむといえば、第65回を迎えた「さっぽろ夏まつり」のメインイベント、「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」で決まり。今年もビールメーカーに、主要4会場それぞれの魅力をたっぷり伺った。

【インタビュー】

“うちなんちゅ”から見た
大通ビアガーデンの魅力

開催期間26日、座席数が約1万3000にものぼる国内最大規模のビールの祭典「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」。札幌の夏の風物詩としてすっかり定着している同イベントを、道外の人はどのように受け止めているのだろう。そこで今回は、北海道とは好対照の沖縄県で生まれ育ち、10年ほど前から札幌で暮らしているという主婦の鈴木みゆきさんから、うちなんちゅ(沖縄の人)から見た同イベントの印象や、北と南それぞれの特徴的な文化、ライフスタイルの違いなどを伺った。(6月26日、EH㈱札幌オフィスで)

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【医療】北海道整形外科記念病院がJRタワークリニックを開業

職員と患者の幸せを追求した40年
国内有数の専門病院が描く“未来”

整形外科医の権威として全国にその名を知られた松野誠夫北大名誉教授(2014年没、享年91)が、大学教授当時から設立に奔走し、1978年に産声をあげた北海道整形外科記念病院(札幌市豊平区・225床)が今年3月、開院40周年の大きな節目を迎えた。道内はもちろん道外の患者からも頼られる国内トップレベルの整形外科専門病院として周知されている同病院だが、その根底には人と人との心の繋がりを何よりも重んじる、信頼と安心の病院運営がある。今年4月にはサテライトとしてJRタワークリニックを開院するという大きなトピックスもあった同病院。前述の松野氏からトップのバトンを受け継いだ加藤貞利理事長・院長(67)に北海道整形外科記念病院の現在と今後の展望を訊いた。(6月14日収録)

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【医療】「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」で札幌東徳洲会病院が最先端医療

低侵襲でQOL改善の内視鏡手術
聴力改善や甲状腺腫瘍にも対応

札幌圏の総合病院のひとつである医療法人徳洲会札幌東徳洲会病院(太田智之院長・325床)が聴力改善手術や甲状腺腫瘍手術などに対して内視鏡を導入し、大きな実績を上げている。これらの治療を担う同病院の耳鼻咽喉科・頭頸部外科では、さまざまな原因で声に障害を持った「音声障害」の専門的治療にも力を注いでおり、患者のQOL向上に向けた取り組みが高く評価されている。2年前から主任部長として耳鼻咽喉科・頭頸部外科を立ち上げ、これらの治療に取り組む國部勇医師に内視鏡手術の最前線を訊いた。(6月26日取材)

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【企業】サッポロビール 創業物語

開拓使麦酒醸造所が切り開いた
北海道近代化の歴史と偉人たち

サッポロビールと歩んだ札幌のまちづくり

今年は北海道という地名が命名されて150年となる大きな節目の年。今日に至るこの地の発展に寄与した出来事のひとつに、札幌での開拓使麦酒醸造所の建設も挙げられるだろう。現在のサッポロビールの礎でもあるこのビール工場の設立に尽力したのが、開拓使官吏の村橋久成とビール醸造技術者の中川清兵衛。2人の取り組みは産業振興のみにとどまらず、札幌を北海道第一の都市に押し上げる基盤整備にも波及したようだ。ビール工場が牽引した北海道近代化の歩みを開拓使麦酒醸造所の歴史に詳しい作家・田中和夫氏とサッポロビール博物館・館長の井上求氏の2人に語り合ってもらった。

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【企業】つながるひろがる。OBCの新プラットフォーム

世界トップレベルのセキュリティ
次世代を見据えた「奉行クラウド」

基幹業務パッケージソフト「奉行シリーズ」などを手掛けるOBC(オービックビジネスコンサルタント・本社東京)が、同社製品の販売や顧客サポートなどを行なうパートナーを対象に全国13拠点で実施しているパートナーカンファレンス。北海道での今年の同イベントは6月13日、ホテルニューオータニイン札幌で開かれたが、ここで大々的に発表されたのが新商品「奉行クラウド」。北海道では9月に開催予定の同社の一大イベント・奉行フォーラムでも名称を「奉行クラウドフォーラム」と改め、クラウド商品を前面に押し出していく方針だ。新機軸の商品展開へ大きく舵を切った同社のねらいと展望を取材した──。(2018年6月13日収録)

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【終活】2018 お盆特集 「いま、終活を考える」

終活とは、自分の死を見つめ
遺族に迷惑をかけない生き方

今年もお盆の時期がめぐってきた。亡くなった家族や先祖と向き合う大切な時間で、お墓参りに出かける人も多いことだろう。故人を通して死というものをあらためて意識するきっかけになるのがお盆なのかもしれない。葬儀の在り方を自分自身で決める「自分葬」を20年以上前から提唱し実践してきたのが、「現代北の葬儀研究会」の代表を務める鈴木全明さんだ。自分葬は今や普通に行なわれるようになってきたが、鈴木さんがあらためて説くのは「終活」についてだ。身じまい、家じまい、墓じまいに関わることをひとつずつ解決していく「終活」の意味や意義を鈴木さんに訊いた。

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【人】
NPO法人「コアトル」
理事長 八反田英嗣さん

子供のものづくり体験と
障害者の仕事づくりを融合
相互支援の輪を広げる

札幌市の円山動物園で毎月第3日曜日の午前と午後、子供たちに人気のワークショップが開かれている。磁石を内蔵した動物型の木工に、思い思いの色を付けると“自分だけ”のオリジナルマグネットが完成。会場は子供達の笑顔と歓声に包まれる。木工の材料は端材を活用。もの作り体験を通して子供たちの健全育成や障害者の仕事づくり、環境保全につなげるのが狙いだ。企画したのはNPO法人「コアトル」。「ものづくりを切り口に、高齢者の孤立防止などにもつなげたい」と話す八反田英嗣理事長(63)に、取り組みと活動への思いを伺った。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(35) ──ある女性の告白から考える(後篇)

関係性を失い追い込まれる
ひきこもり者の孤立を防げ

道内自治体で広がる“居場所事業”

「居場所が欲しい」。生活保護で暮らし、孤独と孤立の末、死を考えるまでに追い込まれた女性はこんな言葉を口にした。彼女がひきこもりに至った背景には精神疾患があるが、大きな要因は人との関係性が薄れていたことにある──。生活保護、そして第2のセーフティネットとされる生活困窮者自立支援制度も、重層的な課題を抱えながら孤立に陥る人に対しては機能不全の面が否めない。しかし一方で、人と出会い共感できる仲間を得ながら生きる意欲や社会に出ていくきっかけを掴む人がいることも忘れてはならない。前号に引き続き、ある女性の告白に耳を傾けながら、ひきこもり問題の処方箋を考えてみたい。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その4)
新たな道条例の制定と「たねの会」をめぐる動き

他県の後塵を拝した制定の表明
内容で問われる北海道の本気度

主要農作物種子法(種子法)の廃止から3カ月、7月4日の道議会で高橋はるみ知事は、他県の後塵を拝する形でようやく新たな「種子条例」を制定する方針を表明した。農業関係者らの間に種子の安定生産・供給を不安視する声があり、道内の52市町村議会からは条例制定を求める意見書が提出され、「農と食」の将来を案じる道民の関心も高い。これらを踏まえての決断だったが、条例内容や制定時期などが不透明な状況は続く。一方、「北海道たねの会」は独自の「種子基本条例案」づくりを進めており、近く道や道議会などに提案する。人類の共有財産であり、北海道の公共財でもある種子をどうしていくのか──高橋道政の本気度が問われている。(7月5日現在・ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●泊原発反対イベント「とまロック」 8月18・19日、岩内町で開催へ
●創業の地・北海道に感謝を込めたサッポロビール★道産子感謝DAY
●ISHIYAテナントが盛り上げる札幌大通西4ビルの開業5周年

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『なつかしい七月の入り口』
【報道】新ひだか町長選の裏に潜んでいたJR事業路線問題

酒井を裏切った藤沢道議は
日高本線潰しの先兵なのか

2カ月前の4月15日、日高振興局管内で新ひだか町長選が行なわれ、新人で元道職員(農政部競馬事業室長)の大野克之氏(59)が初当選を果たした。敗れたのは4選を目指していた現職、酒井芳秀氏(73)。かつて道議会議長を辞して知事選に挑戦し、以後は地元で町政を担ってきた酒井氏が苦杯を舐めた選挙の裏には、後輩の思いもかけない「裏切り」とJR日高本線の存廃問題が潜んでいた──。         (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ

「おれは、国を許さない」

強制不妊、実名告発の男性が国を提訴
「優生保護」補償求め、全国弁護団結成

不良な子孫の出生を防止する――。20余年前に大きく改定されるまで、その法律は公然と生命に軽重をつけていた。生まれてよい命と、生まれてはいけない命。後者をあらかじめ淘汰するべく、多くの人たちが「優生手術」を強いられることに。被害を受けた1人が今春、札幌から声を挙げた。道内で旧優生保護法に基づく強制不妊手術を受けたのは、その人を含めて2593人。国の責任を問う裁判を起こすに到った男性は、怒りとともに訴える。「一生の傷を負わされた。国に謝って欲しい」(小笠原 淳)

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【報道】札幌高裁で“出版後の出版差し止め”命令

『北方ジャーナル事件』再び

道内月刊誌に出版差し止め命令
高裁、名誉権侵害など指摘

札幌高等裁判所が5月下旬、道北の月刊誌『北海道経済』本年3月号の回収や販売禁止などを命じる仮処分を決めた。憲法が保障する「表現の自由」の侵害にあたるおそれがある、出版物の販売制限。それが例外的に認められたケースの1つに、1979年の『北方ジャーナル事件』がある。記事の登場人物の名誉権侵害を巡って争われた同件では、86年の最高裁判決で販売制限が認められる結果となった。世紀が改まった今日、突如起こった“道内第2の事件”の顛末は…。(小笠原 淳)

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【報道】原発作業で被曝、損害賠償・労災認定訴訟②

労災申請、白内障も「却下」

“イチエフ”作業員訴訟、弁論続く

本誌昨年6月号で報告した、東京電力福島第一原子力発電所の元作業員による2つの裁判(民事、行政)。東日本大震災後の復旧作業で放射線被曝し、3つの癌を併発したとして東電に損害賠償を求め、また国に労働災害認定を求めている札幌の男性(60)が、さらに白内障を発症していたことがわかった。並行して進む2つの審理では東電や国が証拠開示に消極的で、未だに精確な被曝線量が定かでないまま。未曽有の事故から7年、名もない元作業員の闘いはなおも続く。(小笠原 淳)

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【報道】「ハートタウンはぼろ」16年目の解散

町有化後の不毛な幕引き

役場と商工会に横たわる大きな溝

苫前郡羽幌町(駒井久晃町長)の中心市街地活性化を図るため、かつて同町と商工会が設立したTMO(タウンマネジメント会社)である「ハートタウンはぼろ」が、さる5月中旬に臨時株主総会を開いて分配金などの決算報告を行ない、清算を完了した。中心市街地活性化を目的に2002年3月に設立されてから16年、設立の志半ばにしての解散という結末を迎えたかっこうだ。今後、羽幌町の市街地空洞化対策はどうなるのか。町、商工会、町民の本気度が試されている。(佐久間 康介)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・札幌狸小路編

商店街の新陳代謝が活気の秘訣
ダイナミックな札幌経済を体現

商店街の活況度は地域の元気を示すバロメーターと言っていい。では、札幌の中心部にある「札幌狸小路商店街」(以下狸小路)はどうだろう。今は東南アジアからのインバウンドが大勢押し寄せ、外国語が飛び交う“国際商店街”さながらだが、札幌市民も「狸小路って面白い」と足を運ぶ回数が増えているという。人々を惹きつけているのは、老舗に代わって新店舗が生まれる新陳代謝がほどよく進んでいるから。路地裏から見る経済の実相シリーズの2回目は「狸小路商店街の今」をお届けしよう。(佐久間康介)

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【原発】建設中の「原発事故避難道」を検証する

土砂崩れの危険地帯で進む工事
不安だらけの事故対策インフラ

北海道電力泊原子力発電所の再稼働の見通しがつかない中で、原発で事故が起きた際の避難道として使う予定の道道1178号泊共和線の工事が本格化している。この避難道は原発が立地する泊村と共和町を結ぶ延長約16キロで、2022年度の完成を目指している。ただ、起点となる泊村茅沼地区は急傾斜地が多く過去に斜面崩落が発生していることから、住民の間では「地震や津波に伴う過酷事故の際に道路が使えなくなるのでは」と不安の声が上がっている。5月中旬、記者は地元の住民グループが主催した建設現場の視察に同行した。工事の進捗状況や参加者らの声をレポートする。(武智敦子)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(35)

大間・泊の稼働停止を妨げる
破綻した核燃サイクルの亡霊

プルサーマルの夢から醒めない原子力ムラ

電源開発株式会社が下北半島先端にある青森県大間町で建設中の大間原子力発電所をめぐっては、建設差し止めなどを求める2つの裁判が続いており、泊原発廃炉訴訟の原告団も訴訟の行方を注視している。大間原発と泊原発3号機はウランとプルトニウムの混合酸化物燃料(MOX燃料)を使用する原子炉。国は核燃料サイクルを維持し、プルトニウムを減らすためにいずれも稼働させたい思惑だ。しかし、活断層をめぐる安全性の問題など大間原発と泊原発に共通する課題は多く、泊原発再稼働に反対する市民団体と大間原発建設に反対するグループでは連動した動きが加速している。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■ツーリストセンター開業の小清水町
「モンベル効果」で交流人口が急増中
 ──農業者のニーズにも対応し、売上は想定の3倍

■キャリアバンク職業訓練協会が
 中国技能実習生を介護で受入れ
 ──公立の「西寧衛生職業技術学校」と提携

■次期小樽市長選に迫俊哉氏が出馬へ
 現職に新たな5者相乗り体制で対峙
 ──反IR誘致、脱原発で「森井市政は視界不良」と批判

■ホーム企画センターの青木会長が
 小樽で「人間尊重の経営」を熱弁
 ──シニア向けに自身の経験から生まれた経営哲学を披露


■「モリ・カケ」不祥事は対岸の火事?
 定期大会で見えた自民党道連の慢心
 ──次期知事選・参院選の候補者も明言せず

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【38】

戦傷病者らの苦難を語り継ぐ
東京都千代田区「しょうけい館」

戦争がもたらす傷の深さを実感

東京都千代田区九段南にある「しょうけい館」を知っている人はどのくらいいるのだろう。都民でさえ、この館の名前を知る人は少ないはずだ。「しょうけい」は承継に由来し、戦争で傷ついた兵士や家族の労苦を未来に語り継ぐ、という意味から名づけられた国立の戦争史料館だ。戦争がもたらす「傷」の深さが視覚や聴覚で分かるように展示されている。戦争を知る世代が減る中で承継する難しさ──史料館が抱える課題は年々大きくなっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)
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【観光】道東の旅──「あかん 鶴雅別荘 鄙の座」を訪ねて

“大人の隠れ家”の和のもてなしに癒される

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【寄稿】北海道百年記念塔の再生に向けて【その2】

打ち捨てられた道史の記憶

残すべき永続的なモニュメント

 北海道百年記念塔(以下百年記念塔)の存続問題を考える場合、まずは大正7年当時に遡ってみたい。当時、開道50年を記念して開催された北海道博覧会(以下道博)に関係して生まれた建築物がそれから半世紀後、すなわち百年記念塔建設当時にどうなっていたか、当時の歴史的建造物が辿った運命を紹介したい。具体的には拓殖館、農業本館、奏楽堂の受難についてである。(建築史家:井尻 哲男)


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【医療】不安を安心に変える内視鏡検査を実践

紋別の地域医療を担った専門医が
「円山はたけやま内科」をオープン 

札幌市の人気住宅街・円山地区に今年4月、「円山はたけやま内科」がオープンした。ここの畠山巧生院長は、この春までオホーツクの広域紋別病院で10年もの間、地域医療に従事。消化器内科を専門としながら地域の人々が抱えるさまざまな病気に真正面から向き合ってきたオールラウンダーの医師だ。今回の独立開業にあたり「総合診療医的な役割は診療所にこそ求められる」と意気込む畠山院長に、今後の抱負を訊いた。(5月15日取材)

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【医療】札幌南三条病院の新トップに就任した小場弘之院長に訊く

肺がん治療の道内最大拠点として
最適で最先端な医療を患者に提供

社会医療法人北海道恵愛会(西田憲策理事長)が運営する札幌南三条病院(中央区・99床)。肺がん治療の分野で国内屈指の実績を誇る同病院の院長に、このほど呼吸器内科の名医として知られる小場弘之氏(前手稲渓仁会クリニック院長・64)が就任した。今回のトップ交代は、同病院で長年手腕をふるってきた関根球一郎前院長の呼びかけに応じて実現したもの。「呼吸器疾患、中でも肺がん治療に特化した専門病院として、患者さんに合った最先端の医療を提供していきたい」と意欲を見せる小場院長に今後の抱負や最新の肺がん治療について訊いた。(5月14日取材)

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【人】
一般社団法人「シニアライフサポート協会」
NPO法人「札幌高齢者住まいのサポートセンター」
代表理事 小番 一弘さん

高齢者の困りごと全般に
ワンストップで対応する
シニアライフのよろず相談所

「元気なシニアがシニアを支える」をキーワードに、高齢者の悩みや困りごとにワンストップで応じる札幌市の一般社団法人「シニアライフサポート協会」。代表理事を務める小番一弘さん(59)は、母親の介護に向き合ってきた体験から高齢者向けの住宅選びから生活に関わるさまざまな問題解決にチャレンジしてきた。特に3年前に開講した「シニアライフカウンセラー養成講座」はこれまでに約4000人が受講。4人に1人が高齢者という社会を迎える中、シニアを支えるエキスパートしての活躍が期待されている。小番さんを訪ね、シニアを支える新たなビジネスの方向性や未来像について話を伺った。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(34) ──ある女性の告白から考える(前篇)

ひきこもりから孤独死に至る
負のスパイラルの危険性とは

支援機関が弱者を傷つける皮肉

「ただ、息をしているだけ。ただ、血が流れているだけの生活はもうしたくない──」。心の病をきっかけに社会との接点を失い、一人アパートで暮らす女性がいる。周囲の無理解や心無い言葉に傷つき、ひきこもりがちになった彼女は自殺を考えるまでに追い詰められたという。エンドレスに続く単調な日々の孤独。やり場のない怒りと悲しみ、悔しさ。「ひきこもりからセルフネグレクト(自己放任)、そして孤独死へ。この負のスパイラルに誰もが陥る可能性がある」。こう訴える女性のリアルな告白を2回に分けて掲載する。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

農薬や濃厚飼料に依存した酪農を見直す
──根室発「放牧酪農家の考える食と命の会」の試み──

除草剤とGM作物の危険性を提起
目指す「健康になれる牛乳と牛肉」

今春、根室管内で放牧酪農に取り組む牛飼いたちが、農薬や除草剤を使わず土を健康に保ち、食の安全性を再考する生産者をめざすグループを立ち上げた。名称は「放牧酪農家の考える食と命の会」で、メンバーは30代から50代までの7人。代表の高橋正明さんは数年前から、海外では遺伝子組み換え(GM)作物とセットで使用されている除草剤「ラウンドアップ」の安全性に疑問を抱き、地元農協の集まりなどで問題提起を続ける一方、自分の牧場の濃厚飼料を非遺伝子組み換えのものに転換。会の仲間たちと一緒に「健康になれる牛乳・牛肉の生産」を模索する。酪農の大規模化が進み、海外産飼料への依存度が高まる別海町で、高橋さんらの取り組みを聞いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【夏のボーナス特集】人生100年時代を見据えて

インフレと高齢化の時代には
長期的な視野で資産運用を!

夏のボーナス時期がやってきた。景気が緩やかに回復している北海道、ボーナス支給額はまずまずといったところではないだろうか。今年は積み立てNISAがスタートしたほか個人型確定拠出年金(愛称iDeCo=イデコ)の年単位拠出が可能になるなど、少額運用の幅と制度の利便性がさらに広がった。そこで、「人生100年時代。ましてこれからインフレに向かう中、資産運用は不可欠」と唱えるファイナンシャルプランナーの金子賢司さんに資産運用のポイントを分かりやすく解説してもらった。

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【フォトレポート・トピックス】

●出所者支援・小澤さんらが鼎談 再犯防止の意義語り合う
●第34回「北海道産品取引商談会」国内屈指の商談会、今年も盛況
●ホクレン女子陸上部が市民ランナーにランニングのコツを熱血レクチャー
●もりもと「しあわせスフレ」発売 国内最高レベルの製菓コンクールで銀賞
●アリオ札幌皮膚科クリニック 広さ2倍以上にリニューアル
●ホテルオークラが伝える道都・札幌の“食”の魅力
●スポーツ観戦を楽しむならここ! スポーツバー『キングスター』
●アサヒが「北海道150年」を応援
●25周年の節目を迎える“泡盛”を楽しむ北の宴

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『あさぼらけ』
【報道】“あおり運転”摘発余話

発生半年後の「初摘発」

“あおり運転”暴行容疑事件
被害者が語る捜査機関への不信

4月上旬、北海道警旭川東警察署がいわゆる“あおり運転”事件に暴行罪を適用し、容疑者を書類送検したことが伝えられた。顛末を伝える新聞・テレビでは「道内初」の文言が使われ、改めて危険運転への注意喚起などがはかられたが、報じられた事実には不自然な点もある。たとえば、事件解決までに発生から5カ月以上もかかったこと。被害を受けた男性は釈然としない面持ちで訴える。「警察からは、未だに何の連絡もありません」――。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命(3)

遺族の闘い、なお続く

看護師自殺の背景に何が――
法廷で問われる「パワハラ」「過労」

本誌昨年6月号から随時報告を続けている、新人看護師の自殺問題。道内の複数の総合病院で立て続けに起きた悲劇で、遺族らは職場の過重労働やパワーハラスメントがあったことを強く疑っている。労働災害を認めるよう国に求める行政訴訟も続いており、この春にはさらに1件、同じ趣旨の訴えが起こされた。人の命を預かる医療現場で起きた、取り返しのつかない悲劇。喪われた命をめぐる闘いは、まだ続く。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈25〉

酒気帯び物損、公表せず

「異性事案」は3カ月で20件超
道警不祥事 “第1四半期”報告

酒気帯び運転の車を建物にぶつけた巡査長は、事故を報告せずに逃走していた――。本年“第1四半期(1―3月)”に処分があった北海道警察の不祥事の一覧を紐解くと、報道されなかった事案が次々と眼に飛び込んでくる。3カ月間に記録された計45件(懲戒処分1、監督上の措置44)のすべてが未発表で、その中には法令違反が疑われるケースが複数あった。本誌一昨年2月号のレポートに端を発する文書開示請求の成果、最新の報告をお届けする。(小笠原 淳)

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【報道】道議会新庁舎建設はこのままでいいのか⑤

リニア談合の「大成」と本契約

予算通過後に指名停止の離れ業
民意無視で建設される「議員の城」

2020年春の使用開始を予定している道議会新庁舎の建設工事が4月から始まった。道庁本庁舎横の駐車場は撤去され、大型連休後には総額120億円を超えるとされる新庁舎の基礎工事が本格化する。道議会新庁舎をめぐっては建設計画の審議と決定過程にさまざまな疑問が投げかけられたが、ここにきて先ごろ逮捕者を出したリニア談合事件がこの事業を揺さぶる事態が発生。だが、本来なら契約が解除されるべきゼネコンがそのまま本体工事を請け負うなど、道民が到底納得できない経緯のまま槌音が響き始めている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】出店競争の現場(1)──成長する道内ドラッグストア市場

ツルハ、サツドラで道内の9割
2強の出店競争で寡占化が進行

道内のドラッグストア販売額は、道経済産業局が調査を開始した2014年から年々伸びている。17年の暦年ベースでは2525億円を超え16年より5・2%増加した。今年に入ってからも、毎月前年を4%以上超えるペースで売り上げを伸ばしており、食品スーパーの市場を侵食し、小売業界の中でも成長分野となっている。道内の両雄は言うまでもなくツルハとサツドラ。今月号では熾烈を極める両社の出店競争をレポートする。(佐久間康介)

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【流通】ビールの定義が変更された改正酒税法が施行

本当に市場は活性化する?

大幅な制約緩和でも山積する課題
道内地ビールは冷ややかな眼差し

今年4月1日に施行された改正酒税法でこれまでのビールの定義が大きく変わった。改正酒税法施行以前のビールは水とホップを除く原料の重量のうち、麦芽(=モルト)比率67%以上。その麦芽重量の5%までと定めた副原料は、米・麦・とうもろこし・こうりゃん・馬鈴薯・澱粉・糖類又はカラメルに限られていた。それが今回の改正で麦芽比率は50%以上と引き下げられ、副原料では果実や香辛料、ハーブにコーヒー、かつお節などと認可品目が大幅に増えた。今回の改正について、国内ビール大手のアサヒビールとキリンビールは、ビールの可能性が広がる事で市場活性化が期待できると好意的な見方で、両社とも「デメリットはない」としている。だが道内地ビールメーカーの受け止めは、悲喜こもごものようだ。

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(34)

実証された「不要」の根拠

原発無しで電気が余った6年間
北電は泊3号機だけを再稼働?

さる5月5日、泊原子力発電所は3基ある全原子炉が停止してから丸6年を迎えた。かつて、泊原発で発電された電気が道内の全供給電力量の約4割に達していた頃には、「原発がなくなれば電力供給が不安定になる」という北電の説明を道民もマスコミも鵜呑みにしていた。だが、原発が停止してから道内で電力が足りなくなったことは一度もなく、道民世論は「原発は必要ない」に傾斜しつつある。そんな中で、北電は運転が開始されてから約30年を迎えようとしている1、2号機を廃炉し、3号機のみの再稼働を目指すのではないかとの声が専門家から聞こえ始めている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (37)

予科練習生の苦悩を垣間見る
三重県「香良洲町歴史資料館」

若者が殉じた「悠久の大義」とは

軍歌の中にも出て来る「予科練」(海軍飛行予科練習生)には、戦時中を知る人には特別な思いがあるかもしれない。その予科練は部隊の名前ではなく、航空兵の教育訓練機関として最初に茨城県の霞ヶ浦飛行場に開設された。戦争が航空機による攻撃に主力が移ったことで大量のパイロットが必要となり、霞ヶ浦の次に開設されたのが三重県一志郡香良洲(からす)町の三重海軍航空隊だった。ソメイヨシノが満開を迎えるころ、三重海軍航空隊跡の遺構などを見るために三重県の県庁所在地の津市中心部から車で南へ20分ほどの「香良洲町歴史資料館」を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■阿寒農協の組合長がザイコン社の
 小林氏らに担がれて「財団」を設立
 ──「ヤミ金業者」の次のターゲットは酪農家?

■世界へ羽ばたけ、若手道産子経営者
 「北海道経営未来塾」が3期目開始へ
 ──今回は公募せず1・2期生ら35人が継続参加

■元経産官僚・古賀茂明氏が講演会で
 安倍政権と道議会新庁舎建設を批判
 ──6月から北海道で本格活動。狙いは来春の知事選出馬?

■コープさっぽろが少子化対策に
 赤ちゃん誕生を祝うギフト事業
 ──道内で第1子を出産する母親にベビー服などを無償提供

■黒田清隆、榎本武揚。明治の両雄の
 血を継ぐ黒田清揚氏が来道し講演会
 ──5月24日から27日まで札幌・北広島・江差で連続講演

■ニッカウイスキーを愛する同好会
 「竹鶴日果倶楽部」が北広島で発足
 ──ニッカ好きの地元収集家が呼びかけ初会合

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【行政】世界のリゾート地に進化する倶知安町 西江栄二 町長に訊く

目指す「外国人と共生するまち」

G20で世界に「倶知安」を発信
海外投資は地元を評価された証

2019年に大阪でG20首脳会合が行なわれることに伴い、観光閣僚会合が地元で開催されることになった虻田郡の倶知安町。時期は同年5~9月で調整されているが、倶知安でこうした国際会議が催されるのは初めて。国際リゾート地として国内外にまちの魅力を発信する絶好の機会でもある。札幌冬季オリンピック・パラリンピック誘致が実現すれば地元がアルペンスキー会場になることも決まっており、「グラン・ヒラフ」などを擁する同町は名実ともに世界のスキーリゾートとして認知される。5つ星ホテルの建設が進むなど世界の富裕層が注目する倶知安町の西江栄二町長を直撃した。(4月24日、倶知安町役場で収録)

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【社会】フェアトレード 売り手の素顔

まちで見つけたフェアトレード
「いいもの」「すてきなもの」

遠い国の生産者に寄り添うそれぞれの思い

発展途上国の産品を適正な価格で取り引きするフェアトレード運動。本誌4月号では、「北海道フェアトレード」代表で北星学園大学経済学部教授・萱野智篤氏に北海道における運動の歴史や現状、札幌の市民団体らが認証取得を目指す「フェアトレードタウン」の動きについて話を聞いた。来年度中にも認証取得の可能性が出てきた札幌で、社会的な目的を持って活動に取り組む事業者や団体を訪ね、「いいもの」「すてきなもの」などを随時紹介したい。(武智敦子)

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【寄稿】北海道百年記念塔の再生に向けて【その1】

繰り返される“解体の愚”

残すべき永続的なモニュメント

劣化が進んでいる北海道百年記念塔(以下百年記念塔)を存続させるか否かについて、今まさに北海道庁としての結論を出す時期がきている。道は今年11月には方向性を打ち出すとしているが、一部報道では先走りした「解体」という文字が紙面に踊っている。私は、この解体という考えには反対である。これまで札幌では、多くの貴重な歴史的建造物と周囲の景観を失ってきた経緯がある。この短期連載(5回予定)では、そういった過去の問題にもメスを入れる予定だ。本稿では、反対の理由はもとより、まずは道民に知られているようで知られていない百年記念塔の概要、コンセプト、現状などを伝えたい。

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【医療】心カテ治療数が全国一となった札幌心臓血管クリニックの未来

アジアで最大、百年続く病院へ
4度目の大規模拡張計画が始動

今年4月、開院から10周年を迎えた医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)の札幌心臓血管クリニック(札幌市東区、道井洋吏院長)。心臓カテーテル治療(PCI)の権威である藤田理事長、心臓外科手術で多大な実績を有する道井院長らが陣頭に立ち、あらゆる心臓疾患に対応する同院が、このほど国がまとめた集計でPCI治療実績が全国一と発表された。その札幌心臓血管クリニックが次の10年を見据えて動き出したのが通算4度目となる施設の大規模拡張計画だ。「アジアで最大、百年続く病院へ」と将来を見据える藤田理事長に同院の現在地と目指す未来の姿を訊いた。(4月23日取材)

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【医療】人工関節置換術の新たな拠点に飛躍 移転新築する我汝会「さっぽろ病院」

誕生する新病院はJR苗穂駅直結
患者の利便性を高め規模を拡大

人工関節置換術で全国トップクラスの治療実績を誇り、道内外から患者が訪れている医療法人社団我汝会「えにわ病院」(木村正一理事長・恵庭市・150床)。この「えにわ病院」の〝分院〟として2007年に誕生したのが「さっぽろ病院」(札幌市・50床)だ。このほど同病院では、JR苗穂駅の移転に伴う新駅北口周辺の再開発予定地に土地を取得。2020年夏をメドに新築移転することを明らかにした。JR苗穂駅直結となる予定の新病院は現在の50床から増床し、通年リハビリの導入など機能訓練も強化していく予定だ。「利便性を高めた新病院では、患者の早期離床・早期退院を目指し、今まで以上に質の高い医療を提供していきたい」とする春藤基之院長(54)に展望と抱負を訊いた。(4月20日取材)

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【人】ペーパークラフト作家 「だがしやプロジェクト」代表 平山 生さん

不登校など経験した挫折を糧に
辿り着いた無理しない生き方
子供と地域に愉快な居場所を

子供たちや地域の人たちから「いくぴん」の愛称で親しまれている札幌市在住のペーパークラフト作家・平山生さん(22)。10代後半は求める理想とのギャップから不登校になるなど苦しい時期を過ごしたが、ペーパークラフトの才能を生かし一昨年の11月から工作教室をスタートした。「だがしやプロジェクト」代表として地域の祭りやイベント、ライブ活動、紙芝居の上演などにも取り組む彼の夢は「駄菓子屋のおじちゃん」になることだという。「流れに逆らわず自然体に生きたい」──。そう語る、いくぴんの素顔と魅力に迫った。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(33) ──“居場所”づくりの重要性

閉鎖性の強い地方都市にこそ
当時者が気楽に集える場所を

「危機」に気付き始めた道内の自治体

支援団体や行政など関係機関と連携しながら、地域の中にひきこもり当事者の「居場所」を作ろうという機運が高まっている。昨年10月から小樽市内で始まった「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」(以下カフェ)の動きを受けたもので、北広島市などでも試行的に実施していくことが決まった。なぜ地方都市に居場所は必要なのか──。4月18日のカフェにゲストスピーカーとして参加し、居場所について語った当事者の体験談から改めて考えたい。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その3)
条例化をめざす動きと生産現場の不安

先人の英知を繋ぐ「種子条例」で
明日への希望を北海道から発信

都道府県に稲・麦類・大豆の優良種子の生産や増殖を義務づけた、主要農作物種子法(種子法)が4月1日に廃止となった。野党6党は同法の復活法案を議員立法で国会に提出したが、与党が多数を占めるなかで、審議入りしても可決される可能性は低い。廃止後は当面、要綱や要領で対応する北海道は、道条例の制定を念頭に「新たなルールをつくる」と表明し、具体化に向けた模索が続く。民間団体の学習会などに参加する道民の関心は高く、北海道の種子と食を守るための組織づくりも着々と進んでいる。種子法シリーズの3回目は、民間団体の動きや生産現場の不安を報告しつつ、遺伝資源の保存や品種改良に携わる農業試験場の研究者による解説を紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

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【漫画】

『オートバイ少女』 鈴木 翁二

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【フォトレポート・トピックス】

●官邸会見の刺客、緊急来札 『東京新聞』望月記者 熱弁2日間
●第2次再審棄却「恵庭OL」報告会 冤罪被害の青木さんらが地裁決定に疑義
●立憲民主党道連が4月に結党大会 混迷からの新たな船出
●小規模葬ニーズにも幅広く対応 セリオむすめやの「セレモテラス」
●睡眠の権威、遠藤医師が講演する市民公開講座に500名を無料招待
●「甲状腺の病気と対策を知ろう」 伊藤病院が協力した医療セミナーに700人
●「森のソラニワ」がグランドオープン コンセプトごと客室フロア一新
●道内各地で平昌五輪選手の激励・慰労の催し
●薬剤師280人が決意新た アインHDが「白衣授与式」を開催
●札幌駅前広場で“大盤振る舞い”アサヒ「瞬冷辛口」実感イベント
●小樽で日本の伝統文化に親しもう 第10回「和を遊ぶ」6月10日に開催

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*スタッフの一押し風俗嬢
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『さあちゃん、5月』
【報道】紋別漁業協同組合の組合員資格問題を追う(6)

終わりを告げた「阿部時代」

温存される配当利権の行方は?

本誌が昨年、数カ月にわたり“名ばかり組合員”の問題を検証した紋別漁業協同組合が3月19日、通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選で阿部滋組合長(80)が退き、新組合長に副組合長の飯田弘明氏(66)が選出された。昭和51年に同漁協の役員(理事)となってから現在まで42年。平成12年から18年間、組合長として君臨した「阿部時代」は終わりを告げたが、漁労とは無縁の同氏がこれまで手にしてきた大きな利権は今後も温存されそうな雲行きだ。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】狙い撃ちされた「エコクリーン」のオーナー

裁判所を騙して差し押さえ?

「債権者」に浮上した“ヤミ金業者”の疑い


3月号で報告した苫小牧で最終処分場を営むエコクリーンを舞台にした事件だが、ここに来て同社のオーナーを狙い撃ちした形の別のトラブルが起きている。仕掛けたのは、同社に被害を与えたとされる釧路の産廃業者、有限会社マルカ加藤商店の役員・小林健治氏だ。債権保全を名目に、司法を利用してエコクリーンのオーナー・中澤和彦氏の財産を差し押さえた小林氏。だが逆に浮上したのが、この差し押さえの申し立て内容が虚偽であり、小林氏が長年に亘り“ヤミ金”に手を染めていた疑いだった。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈24〉

パワハラ疑惑、同僚が証言へ

職場での“暴行”あったのか
警官同士の争い、弁論始まる

現職警部補によるパワハラ疑惑で3月中旬、暴行の被害を訴える巡査部長が起こした裁判が初弁論を迎えた。これに先立つ検察への刑事告訴は功を奏さなかったものの、民事裁判では原告の同僚が意見陳述に臨むことになり、巡査部長は裁判所の「フェアな審判」に期待を寄せている。勤務中の暴力行為はあったのか、なかったのか。昨年1月に起きたとされる“事件”は、まだ終わっていない――。

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【報道】恵庭事件第2次再審請求審

疑わしきは当局の利益に

地裁決定に「軽蔑」と弁護人
恵庭事件、第2次再審棄却

扉は、またも閉ざされた――。昨年1月に申し立てられた恵庭OL殺人事件の第2次再審請求審で、札幌地方裁判所(金子大作裁判長)は3月20日、請求棄却を決定した。被害者の殺害方法や遺体の焼損方法などに異を唱え、犯人とされた女性(実刑判決を受けて服役中)の潔白を訴え続けてきた弁護団は、憤然と即時抗告(通常の裁判でいう控訴)を申し立てる。科学的見地から積み重ねた新証拠が一切採用されなかったことで、怒りは痛罵となって放たれた。「審理不尽だ、軽蔑する」(取材・文=小笠原 淳 工藤 年泰)

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【報道】「日ハム新球場、北広島決定」の裏側

実現不能な札幌案に固執した
大手マスコミと行政側の迷走

球団の腹積もりは「最初から北広島」

プロ野球・北海道日本ハムファイターズ(以下日ハム)の新球場を含むボールパーク構想の建設候補地が3月26日、正式に北広島市の総合運動公園に決まった。道内テレビをはじめとする大手メディアは同日夕に北広島か札幌の真駒内か、まるでマッチレースのように伝えていたが、内実は「北広島ありき」で始まった移転話。日ハムの真意が読めず、道民を巻き込んで迷走した大手メディアの責任は重い。また札幌市は、取り返しのつかない「失策」続きで、コールド負けというより試合にならなかったと言った方がいいだろう。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【報道】春の波乱・異例ずくめの「山谷副知事退任劇」

5選視野? 賭けに出た高橋知事

与党会派、官邸との間に広がる大きな亀裂

何もかもが異例だった山谷吉宏副知事(64)の退任劇。道議会与党会派や吉川貴盛道連会長に電撃的にもたらされた「山谷降ろし」の知らせは大きな反発を招き、3月20日の人事同意案の本会議議決では、採決を前に自民会派11人の道議が議場を一斉に退席する前代未聞の出来事が起きた。高橋はるみ知事(64)が決断した“山谷降ろし”が、与党との間に亀裂を引き起こしたのは間違いない。4期目最終年度を迎え5選を窺う高橋知事は、賭けに出たと言えそうだ。(佐久間康介)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」33

原発を懸念する市民の声を
軽んじる道庁の“お役所対応”

知事の“忖度官僚”が公開質問の回答を作文

全道の市民団体70あまりの組織で構成される「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」が高橋はるみ知事宛に送った公開質問状について、「どうして知事名で返事が来ないのか」と内部会議で不満の声が高まっている。道の回答書は担当課長の連名で出されており、背後に見え隠れするのは「お役所の壁」だ。中央官庁では最高権力者である首相に対する「忖度」という言葉がひんぱんに飛び交うようになったが、道庁ではいったい誰が誰に忖度して原子力政策が動いているのか。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (36)

世界を凌駕した飛行艇の拠点
神奈川県「横浜海軍航空隊跡」

空の戦艦「二式大艇」の足跡

四方を海に囲まれている島国の日本が連合国軍と戦争をするためには、海軍と航空戦力は欠かせない。世界各国で空軍として独立していくのは、第二次世界大戦後で、それまで戦闘機などの航空機は陸軍か海軍の指揮下に置かれていた。太平洋戦争が始まった直後、日本がゼロ戦をはじめとした戦闘機による戦果を上げていたのは、航空機を製造する技術力が優れていたからだ。その中でも海から離発着できる飛行艇は南方戦線には欠かせない特殊な航空機だった。海軍最初の飛行艇の航空隊があった神奈川県横浜市の横浜海軍航空隊跡には、当時の巨大な格納庫が神奈川県警機動隊の倉庫として使われるなど遺構が残っている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】北洋銀・安田光春新頭取が船出

ポスト100年の新創業に向け
石井前頭取から託された“刷新”

昨年8月、創業100周年を迎え新しい世紀を歩み始めた北洋銀行(本店・札幌市)。そのまさに第一期目となる新年度が始まった4月1日に、新頭取に就任したのが安田光春氏(58)だ。4人の常務の末席からの抜擢は、サプライズを引き起こすと同時に、同行が役職の序列ではなく人物本位の人事を行なうことを内外に強くアナウンスすることになった。銀行経営はマイナス金利やITの進化で過去の経験則が通用しない変化の時代に突入している。北洋銀の新世紀を安田新頭取はどう創ろうとしているのか──。

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【ニュース】

■道新記者が「不貞」で同僚を提訴
 夫の交際相手に退社など求める
 ──被告の記者は育児休暇中 裁判は和解終結へ

■“セクハラ”疑い、丸3年で和解
 元道新従業員遺族の裁判が終結
 ──「違法行為なし」と確認も、遺族は背景語らず

■ストーカー殺人事件遺族が講演
 再犯防止の功労者と意見交換も
 ──被害根絶は「加害者をなくすこと」と通底

■スクープ記者が語る「福島の今」
 事故から7年、被害は終わらず
 ──参加者の驚きに「それこそ驚き」と自主避難者

■「懇親会」ビデオ上映、来年も?
 道警記者クラブはノーコメント
 ──BPO、民放連、NHKも「お答えしかねる」

■「ベトナム戦争負の産物・枯れ葉剤が
 藻岩山ほか全道各地で散布・投棄?
 ──北九州市立大職員が明らかにした忌むべき過去

■森井市長、任期最後の小樽幹部人事
 またもや早期退職、降任希望相次ぐ
 ──止まらない市幹部職員からの市長への三行半

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【経営】北海道経営未来塾で「頭取・石井純二」が最終講義

「成長へ企業変革を恐れるな」

塾生40名に贈った熱いメッセージ

ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長やアインホールディングスの大谷喜一社長のようなグローバル企業の経営者を北海道で育成しようと、昨年から始まった北海道経営未来塾(長内順一塾長)。2期目の2017年度は二世、三世の経営者や創業経営者など40人が参加、1年間に亘って研鑽を積んできた。3月2日に行なわれた2期目の最終講義で演壇に立ったのが北洋銀行の石井純二頭取(現会長)だった。その石井氏は4月1日付で北洋銀会長に就任。北洋大通センターで行なわれたこの講義は奇しくも頭取時代の最後の講演になった。『北海道の現状と企業の持続的成長のために』と題して塾生らに熱く語りかけたこの日、石井氏は若い世代に何を伝えようとしたのか──。長年の経験を踏まえた示唆に富んだ発言をまとめた。

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【企業】「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」が開校

伝えたいのはホテル業の面白さ
業界全体で〝人を育てる〟努力を

野口観光グループ(野口秀夫社長)の創業期を支えた苫小牧プリンスホテルが、約7年間の休業期間を経て4月1日に「新苫小牧プリンスホテル和(なごみ)」と名称も新たに大幅リニューアルオープン。その館内に、収入を得ながら3食付の寮生活でホテルマンとしてのさまざまな知識やスキルが学べる「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」が同月3日、開校した。業界全体で深刻化している人材不足に対し、同社が一丸となって打開策を講じた格好だが、野口社長の心を強く動かしたのが、〝観光の仕事のやりがいや面白さを伝えたい〟という若者たちへの思いだ。来たる6月には札幌の奥座敷・定山渓温泉への初進出も控えている。新規事業目白押しの野口社長にグループの現在地と未来戦略を訊いた。
(3月26日、新苫小牧プリンスホテル和内で収録)

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【レジャー】特集・春の観光情報

今、七色に輝く北海道

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【医療】睡眠障害の専門拠点が誕生「スリープクリニック札幌」

親子三代にわたる研究と治療で
“限られた睡眠力”を引き出す

なかなか寝付けなかったり、突然、仕事中や授業中に強い眠気に襲われる。このような睡眠障害で苦しむ人のための治療拠点「スリープクリニック札幌」が昨年11月、札幌市中央区に誕生した。ここを運営する医療法人社団スリープクリニックの理事長を務める遠藤拓郎医師はかねてから東京都内で睡眠に特化した専門外来を展開。祖父の代から3代で90年以上、研究を続ける睡眠医学の第一人者として知られる。患者が持つ本来の「睡眠力」を引き出すことを念頭に、画期的な治療法で患者に朗報をもたらしてきた遠藤医師に睡眠のメカニズムや睡眠障害治療の最前線について取材した。

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【企業】10回目を数えたコープさっぽろ農業賞

北海道の先駆的取り組みを称え
一次産業の新たな価値を伝える

持続可能性があり地域経済の活性化に繋がる農業や漁業を営んでいる生産者を表彰する「コープさっぽろ農業賞」が、北海道の一次産業の発展を後押しする役割を担っている。昨年11月で10回目を数え、累計の応募生産者は1192件、受賞生産者は164件になり、文字通り北海道の一次産業を代表する賞として定着した。6次産業化やロボット、AIの導入、さらにアニマルウェルフェアなどに意欲的に取り組んでいる生産者を応援する視点も取り入れるなど、この賞は北海道の一次産業の新たな価値を発信していくステージになりそうだ。

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【交通安全】2018春の全国交通安全運動

「支える・守る・防ぐ」に取組む
NASVAの包括的事故対策

事故なき社会を目指す現状と課題

自動車事故に対し、被害者を“支える”被害者援護業務、事故から“守る”安全情報提供業務、事故を“防ぐ”安全指導業務の3本柱で包括的な対策を講じているのがNASVA(独立行政法人自動車事故対策機構・本部東京、濱隆司理事長)だ。国土交通省が所管し自賠責保険・共済の運用益で運営されている同機構は、自賠責の契約者である自動車ユーザーに支払われる保険金ではカバーできない被害者支援や、根本目的である事故被害者の低減に向けて尽力している。安心・安全な車選びの参考となる性能評価試験や経済的支援だけに止まらない事故被害者や家族を支える取り組み──。NASVAの多岐に及ぶ活動や現状の課題などをレポートする。

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【人】写真造形家 *Cicacoさん

際立つ独自のアート目線
〝小樽を写真で表現する〟
季刊誌が創刊2年目に突入

小樽市在住の写真造形家、*Cicacoさんが企画、発行を手掛ける季刊誌『OTARU Ture*Dure』が創刊2年目に突入した。“小樽を写真で表現する”をテーマに、まちの見方や楽しみ方を提案。アーティストならではの独自の視点や世界観が共感を呼び、昨年は東京新宿で開催された「国内外ローカルメディア100誌」展で、北海道から1誌のみ選ばれるなど地域メディアとして存在感を高めている。どこか不思議でミステリアス。*Cicacoワールドに誘われて、小樽のまち歩きを楽しんではいかがだろう。
(聞き手・武智敦子)

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【地域】銭函移住者物語(後篇) 脇坂工務店社長・脇坂 肇さん

お洒落に変わり始めた街並み
移住が地域に活力を呼び込む

少子高齢化と札幌圏への若者の流出。人口減少に悩む小樽市だが、銭函地区だけはちょっと違う。海山の自然に恵まれ、JR札幌駅から区間快速で約20分と都心にも近いこの地に憧れ、移り住む人が増えているのだという。“銭函ライフ”の魅力を広くアピールし、移住者や観光客を呼び込んでいる“仕掛人”がいると聞き訪ねてみた。(武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(32) ──深刻化する「8050問題」への処方箋

“親子の共倒れ”を未然に防げ
「SОSキャッチ」の対策を

社会とつながる道を模索する「楽しいモグラクラブ」

ひきこもりが長期化し、高齢の親と共に地域から孤立する「8050問題」が深刻化している。「助けて」のサインを出せず、地域に埋もれていく人たちを一人でもなくすにはどうすればいいか。この問題に危機感を抱いた札幌市内の就労継続支援事業所が、“人と上手く生きていくため”の支援プログラムに力を入れている。親の病気や介護、経済的困窮──。親子共倒れの危機を未然に防ぐための取り組みを取材した。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その2)
道・道議会の動きと緊急フォーラムから

多国籍企業が狙う「種子支配」
道独自の新たな条例制定が急務

都道府県に稲・麦類・大豆の優良種子の生産や増殖を義務づけた、主要農作物種子法(種子法)が3月末で廃止された。「農と食」に関わる道民の関心は高く、札幌市内で開かれた「緊急フォーラム」は大入り満員。道議会の農政委員会では、廃止後の道の対応をめぐる質問が相次ぎ、新たな道条例の制定などを要請。廃止後は要綱や要領で対応する意向だった道側も「新たなルールをつくる」と表明し、今後は条例化に向けた具体的な論議が焦点になる。北海道では13年前、食の安全・安心条例と遺伝子組み換え(GM)作物の規制条例をセットで制定した先駆的な取り組みがある。新たな条例づくりでは、過去の歴史に学び、「北海道の種子を守る」ことを追求すべきだ。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●「そしある」火災で犠牲の11人鎮魂 運営法人、四十九日慰霊会で新たな誓い
●生き続ける理念「愛と信頼の輪」 故・西村昭男氏「お別れの会」に300人
●網走ビールが「ゴールデン エール」全国販売
●札幌司教区「札幌カトリックセンター」がオープン
●ロコ・ソラーレ、故郷に凱旋! 1万2千人が歓喜した北見の春
●東京五輪に向け首都圏店舗拡充 どさんこプラザ吉祥寺店を新設
●札幌保健医療大学、遠別町、もりもと連携で道産ヘルシースイーツを開発

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『桜町の別れ』
【報道】道警不祥事から考える〈23〉

「強制性交」懲戒せず

道警不祥事2017年出揃う
轢き逃げ疑い2件も懲戒なし

一昨年初頭から誌面で報告し続けてきた地元・北海道警察の不祥事問題。マスコミ発表されない未発表事案は昨年・2017年も相当数に上り、その中には事件化されていたケースも少なくない。同年“第4四半期”の概要を公文書開示請求で掘り起こしてみたところ、そこには深刻な事件で捜査されていながら懲戒処分を逃がれた事案などが含まれていた。捜査機関が口を閉ざし続ける事実を、引き続き墨塗りだらけの文書から読みとってみる。(小笠原 淳)

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【報道】「開かれた司法」が閉じ始めた〈12〉

手荷物検査、検察でも

春にも金属探知機設置へ
契機「ない」と札幌高検


本誌がたびたび報告してきた札幌の裁判所庁舎の手荷物検査開始から、もうすぐ丸5年。ここに来て隣接する検察庁の庁舎でも同様の検査が始まることがわかった。全国8カ所の高検ではすでに札幌と高松を除く6庁で手荷物検査を実施中で、残る2カ所がこの春ほぼ同時に、他庁の取り組みに追随する形だ。地元の法務・司法関係施設はこれでまた一歩、国民の足を遠ざけることになる。(小笠原 淳)

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【報道】道宅建協会相談役・船越谷嘉一氏の大失態

ススキノの「10億円土地取引」で
名門のフナコシヤが契約不履行

札幌地裁は違約金1億円の支払いを命令

インバウンドなど観光客の増加で、客室不足が懸念される北の国際都市・札幌。ホテル建設用地の争奪戦が繰り広げられる中、ススキノで売り出された600坪余の土地をめぐる契約不履行事件が発生した。決済期限に代金を払わず、違約金請求にも応じなかったため売主から訴訟を提起されたのは「クルーザーシリーズ」で知られるマンション事業者、株式会社フナコシヤ(本社札幌)だ。同社の船越谷嘉一社長(73)は公益社団法人北海道宅地建物取引業協会(以下北海道宅建協会)相談役で、札幌商工会議所常議員という地位ある立場。10億円あまりの土地代金を用意できず、訴訟を起こされた同社に何が起きていたのか。昨年末、札幌地裁は同社に1憶円余の支払いを命じたのだが…。(ジャーナリスト・長縄三郎)

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【交通】北海道新幹線「札幌駅ホーム」の行方

利用者の声に耳を傾けないまま
「大東案」濃厚の新幹線駅問題

北海道新幹線の札幌駅ホーム位置をめぐる問題は、どうやら現在の札幌駅から200~300メートル東に離れた創成川を越える「大東案」に決着しそうな雲行きだ。2年前からの論議では、現在の駅に設置する「現駅案」とJRタワーに一部がかかる「東案」、さらに昨年秋には「地下案」まで飛び出し、「いったいどうなってるの?」と首を傾げたくなるような混乱が続いてきた。そもそもの疑問は、利用者の声を全く無視したまま決定していいのかということだ。(ジャーナリスト・黒田 伸)

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【地域】 銭函移住者物語(前篇) ミュージシャン・中田雅史さん

「札幌でもない 小樽でもない」
正直な気持ちで生きられるまち

小樽市東部に位置する銭函。石狩湾に臨み、江戸時代にはニシン漁で賑わったこの地について、郷土史家の掘耕氏は「札幌でもない 小樽でもない」と『銭函の話』に記している。かつては、ゴミの散乱する海水浴場を揶揄し、「ゴミバコ」とも呼ばれた銭函だが、近年はミュージシャンやサーファーなどライフスタイルにこだわりを持つ若い世代が移り住む人気のエリアとなっている。移住者の暮らしぶり、まちづくりなどを取材し、銭函の魅力を探ってみた。(武智敦子)

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【インタビュー】伊藤組土建・伊藤義郎 名誉会長に未来への針路を訊く

北海道は一次産業で立て直せ
先端技術を活用し食の王国に

明治の時代から道内の建設業をリードし、今年創業125年を迎えた伊藤組土建。その3代目当主として取締役名誉会長を務める伊藤義郎氏は、半世紀以上に亘って北海道経済の最前線に身を置いてきた。奇しくも今年は北海道命名150年の節目の年。温故知新を今一度胸に刻み、未来を切り開いていく原点の年にしていくべきだろう。数多の苦労を乗り越えて年輪を重ね、現在91歳となった伊藤会長が考える北海道の将来像とはいかなるものか。その同氏は北海道スキー連盟会長でもある。平昌冬季五輪に関する講評や拓銀破綻時のエピソードなどを交えながら、未来への針路を訊いた。(2月22日収録)

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【経済】「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─(最終回)

破綻の最大原因は不良債権の
半分以上を作った関係会社だ

北海道拓殖銀行元頭取 河谷 禎昌 氏

北海道拓殖銀行が経営破綻してから21年目に入り、北海道経済は課題を抱えつつ平穏を取り戻している。こうした平時にこそ振り返っておかなければならないのは、何が原因で拓銀は破綻したのかということ。破綻は必然だったのか、偶然が重なり合った結果だったのか。歳月が枝葉を取り除き幹の姿が現れてきた今こそ、「拓銀破綻」は総括されるべきテーマと言える。シリーズ最終回は、拓銀最後の頭取である河谷禎昌氏に登場してもらった。破綻前後の苦悩を恬淡として語る河谷氏。その言葉には多くの教訓が潜んでいた。「真面目に生きてきた」河谷氏が辿り着いた境地とはどんなものだろうか。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(32)

道は北電へ忖度し無責任な試算
厳冬期の避難訓練は疑問だらけ

住民無視の防災パフォーマンス?

一寸先も見えないような猛吹雪の際に原発事故が起きたらどうすればいいのか──。泊原発で暴風雪時に重大事故が起きたことを想定した「北海道原子力防災訓練」が2月8日、原発から30キロ圏内の後志管内13町村と、避難所がある受け入れ先の周辺自治体で行なわれた。道庁による厳冬期に5キロから30キロ圏内の住民が一時避難する大規模な訓練は今回が初めて。泊原発の廃炉を目指す市民グループ「道民視察団」(太田規之代表)の視察に同行して、防災訓練の現場を垣間見た。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■「不味くて、とても食べられない」
 患者よりもコストと効率を優先?
 ──北海道大野記念病院の給食に改善を求める声

■札幌市北京事務所長の就労ビザ延長を
 中国側がNO。Mビザ入国の異例事態
 ──若手押し退けポスト得たベテランの勇み足か

■札高検・地検トップ相継ぎ着任
 会見の録音・撮影制限、今後も
 ──ともに初の道内勤務、再犯防止の意義強調

■米出身の詩人アーサー・ビナードさん
 日本の原発政策・偏向報道を痛烈批判
 ──約60の道内反原発団体が結集した3・1集会で講演

■京極町道の駅施設・名水プラザ
 指定管理が4月から恵庭開発へ
 ──人気観光名所の中で苦戦した箱物経営を刷新

■「フォーラム4」掲げる元経産省官僚
 古賀茂明氏が札幌で勉強会を立ち上げ
 ──入塾には年齢、性別、職業、居住地、国籍問わず

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (35)

今なお慰霊の石灯篭建立が続く
鹿児島「知覧飛行場跡」の記憶

若者に伝えたい“特攻”の真実

鹿児島県南九州市の陸軍知覧飛行場跡には、給水塔や操縦士の訓練のために使用した施設など、いくつかの遺構が残る。戦後20年間ほどは放置され、荒れ放題だったが、特攻観音の建立を機に現在の知覧特攻平和会館の建設に至っている。また平和会館の周囲には、全国からの寄付によって千数百本の灯篭が建てられ、特攻で戦死した若者を慰霊する聖地になっている。3月号に続き、1月末に訪れた知覧飛行場跡をレポートする。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【企業】ホーム企画センターの社長に復帰し業績を回復させた青木雅典 氏に訊く

人間尊重を貫いた青木イズム
これからは事業承継の検討へ

「炭の家」で知られる北海道の戸建て注文住宅メーカーのホーム企画センター(本社札幌)。創業者の青木雅典氏(82)が昨年4月から社長に復帰、現場を再びリードするようになってまもなく1年を迎える。道内の戸建て住宅業界は、少子高齢化や人口減少の影響で着工戸数が減少、本州大手の参入もあって厳しい生き残り競争に晒されている。その中で、業界で話題になっているのが青木氏の復帰によって業績が大幅に回復し、赤字からV字回復した同社だ。現在、会長と社長を兼務する青木氏はホーム企画センターの今後をどう方向づけているのか。彼の胸中にあるのは事業承継という意外な決意だった──。(2月23日収録)

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【医療】法人をあげて〝働くお母さん〟を全面支援

カレスサッポロビルに企業主導型保育所
「キッズタイム」が3月1日、オープン

時計台記念病院や北光記念病院などを運営する社会医療法人社団カレスサッポロ(本部札幌・大城辰美理事長)が3月1日、札幌市中心部の自社ビル内にカレス保育園「キッズタイム」(小原淳園長=時計台記念病院事務部長)を開設した。待機児童解消に向けた国の「企業主導型保育事業」の認可を受けた保育所として、育児中の職員の働く環境を整備。「地域枠」も設け、受け入れ対象を関連企業に勤務する人たちの子供にも拡大していく予定だ。〝働くお母さん〟を応援するカレスサッポロの取り組みをレポートする。

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【企業】サッポロビールと恵庭市の深い絆

サッポロビール北海道工場は
恵庭市民が誇るランドマーク

互いの感謝の思いを形にした“恩返し”

1989(平成元)年に稼働した恵庭市のサッポロビール北海道工場。豊かな自然に囲まれたこの工場は、地元住民も気軽にくつろげる憩いの場として定着しているほか、海外観光客の関心も高く、工場見学客のうち約25%を外国人客が占めるほどの人気観光スポットになっている。また、恵庭市のふるさと納税でダントツ人気の返礼品は、同工場の主力商品である北海道限定生ビールの「サッポロクラシック」だ。このほか、例年夏に催しているイベント「おんこ祭」では、売上の一部を社会福祉の用途として市に寄付するなど、同工場の地域貢献は経済的側面にとどまらず、観光やまちづくりなど多岐に及んでいる。サッポロビールと恵庭市の強い結び付きを現地で取材した。

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【提言】「フェアトレード北海道」萱野智篤代表の提言

“海の向こうの生産者”を守るため
札幌市をフェアトレードタウンに

発展途上国の産品を適正な価格で取り引きするフェアトレード運動をまちぐるみで進める自治体に対して認定する「フェアトレードタウン」。その普及と推進に取り組んできた札幌市の市民団体が認定取得に向けて動きを活発化させている。審査機関への申請には市議会の議決と市長の支持宣言が必要となり、新年度中に条件が整えば2019年度にも認証を取得できる可能性が出てきた。札幌市が認証されると国内では5都市目となる。「フェアトレード北海道」代表で北星学園大学教授の萱野智篤さん(58)に、この運動の理念や目的を訊いた。(2月13日収録・武智敦子)

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【人】「教文13丁目笑劇一座」座長 鷹野 学さん

観客も参加できる体験喜劇で
〝ありのまま〟を受け入れる
幸せな笑いの舞台を創出

道民はシャイで恥ずかしがり屋が多いと言われる。そんな北海道で2008年に誕生したのが、札幌の市民喜劇団「教文13丁目笑劇一座」(以下笑劇一座)だ。芝居経験のあるなしにかかわらず誰もが参加でき、演者も観客も笑って元気な街づくりを目指す──をコンセプトに発足から10年。北海道に笑いという新たな文化は定着したのだろうか。立ち上げメンバーの一人で、座長を務める鷹野学さん(54)に10年の歩みと新たなステージに向けての意気込みを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(31) ──「長期化と高齢化」への処方箋

孤立しがちな当事者家族に
手を差し伸べる地域の動き

津別・小樽・札幌、それぞれの取り組み

ひきこもりの長期化と高年齢化が深刻な社会問題として浮上する中で、札幌のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長、以下レタポス)が昨年10月から小樽市内でスタートした、当事者の居場所づくり事業「ひきこもりサテライト・カフェin小樽、以下カフェ」(本誌2017年12月号~18年3月号参照)の取り組みが注目されている。さる2月下旬には、オホーツク管内津別町の社会福祉協議会や町職員ら5人がカフェの視察に訪れるなど、制度の枠組みから外れた人たちをサポートする“支援モデル”として期待が高まっている。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「種子法」廃止と北海道農業の行方(その1)
農業ジャーナリスト・安川誠二さんに訊く廃止の背景

地域の優良種子の安定供給に暗雲
大企業が参入する流れに対抗を

昨年4月の国会で、稲・麦類・大豆の優良種子の生産・普及を都道府県に義務づける「主要農作物種子法(略称:種子法)」の廃止が決まり、4月1日に施行される。農業関係者らの間には地域の優良種子を安定的に調達できなくなることへの不安が広がる一方、「農業競争力強化」の名の規制緩和により、グローバル企業の種子ビジネスへの参入や遺伝子組み換え(GM)作物導入への道を開くのではないかとの危惧の声も──。新潟や兵庫では県独自の「種子条例」制定の動きがあり、2月末の道議会代表質問でも田中芳憲議員(自民)が高橋はるみ知事の見解を質した。「種子法」廃止に至る経緯や今後の影響などについて、農業ジャーナリストの安川誠二さんに訊いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●財さつ講演会で森田実氏が課題山積の国政・道政に喝
●ブラインドサッカー・クラブ選手権で「ナマーラ北海道」が準優勝の大躍進
●ホテルオークラ札幌で「江別フェア」 貴重な「えぞ但馬牛」メニューも提供
●サンエスグループのCAVが道内で初となる企業価値認定
●元日本チャンプが率いる北海道畠山ジム 老若男女がボクシングを楽しむ
●ニッカブランド発祥の北海道で限定発売 「ブラックニッカ ハイボール香る夜」
●クラフトビールに新商品「本麒麟」 キリンの18年販売戦略スタート
●太陽財団、北海道を盛り上げる 今期24事業に1200万円を助成
●第21回「北海道泡盛の夕べ」 寒さ吹き飛ばす南国の宴に酔う

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『来訪』
【報道】困窮者支援の拠点襲った悲劇

16人、支え合っていた

札幌・共同住宅火災事件
自立支援「なんもさ」正念場

深夜の住宅街。身寄りのない16人が寄り添うように暮らす下宿が、火に包まれた。防災体制が決して充分とはいえない建物でお年寄りなど11人が命を落としたことで、運営法人の関係者はカメラの前で頭を下げることになる。だがそこは、人も予算も決して充分とはいえない団体が辛くも維持してきた困窮者の最後の砦だった。本当に彼らを支えなくてはならなかったのは、誰なのか――。(小笠原 淳)

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【報道】産廃業者に蹂躙された苫小牧の最終処分場

処理費踏み倒しに窃盗疑惑

訴えられた釧路の業者は取材で反論

解体工事や産業廃棄物(以下産廃)処理をめぐって業界で絶えない話が代金関係のトラブルである。「未払いだ」「約束を果たしている」。そんなやりとりが訴訟や刑事告訴にまで発展しているのが、苫小牧東部開発地域(苫東)にある一般廃棄物・産廃の最終処分場「エコクリーン」を舞台にした事件だ。釧路と由仁から苫小牧へと運び込まれた産廃をめぐる争いは法廷へと持ち込まれ、関係者からはPCBの不法処理を囁く声も聞かれる。いったい現場で何が起きていたのか──。 (本誌代表・工藤年泰)

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【報道】警察と報道の適切な関係とは

「より一層の連携強化を…」

道警、長らく続く記者との懇親会
テレビ局は余興ビデオ上映の慣行

北海道警察は毎年冬、「意見交換会」と称する会合に参加している。警察本部長や各部長、札幌市内の警察署長など幹部職員が、ホテルの宴会場などで地元の記者クラブ関係者と「懇談」する催しだ。長らく続くこの行事では、クラブが道警の活動をまとめたビデオを制作・上映するなど独特の慣行がある。片や法の執行機関、片やその監視者。両者の距離は、果たして適切に保たれているといえるだろうか――。(小笠原 淳)


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【エネルギー】“SS過疎”という疲弊

問題は地域衰退を助長する悪循環
地元での燃料購入がまちを救う!?

道内業界大手が提言「地方のSSは存続できる」

経済産業省は、ガソリンや灯油などを販売するSS(サービスステーション)が3カ所以下の自治体を「SS過疎地」と定義。居住地域におけるSSの不足が、日常的に利用する燃料の供給に支障を及ぼすなど、住民生活にダメージを与えるとして全国的な課題と位置付け、2015年には石油元売各社などと連携して「SS過疎地対策協議会」を設置している。北海道でそのSS過疎地に該当する自治体数は2016年度末時点で62町村。道内全自治体のうち約35%を占める数だ。地方の人口減少や若者のクルマ離れ、低燃費車や安売り燃料チェーンの台頭など構造不況の影響で、地方のSSが厳しい状況に置かれているのは想像に難くない。経産省が中心となって進めているSS過疎地対策の中身や、道内石油事業者の現状などを追った。

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【まちづくり】札幌駅前通まちづくり会社の挑戦

“塩漬けの土地”に出現した賑わい
札幌駅前の「コバルドオリ」とは

JR札幌駅南口の駅前通にヨドバシカメラ(東京都新宿区)が所有する約6300平方メートルあまりの更地(中央区北4西3)に昨年末から動きが出ている。同社がセブン&アイ・ホールディングスの子会社そごう西武から約85億円で取得して以降、7年間に亘ってフェンスに覆われたままになっていたが、土地の一部を利用して「コバルドオリ」と名付けられた飲食・物販ゾーンが営業を始めたのだ。2年間の期間限定の取り組みながら塩漬けだった土地の一部に賑わいが戻るのは久しぶり。これを仕掛けたのは、TMOの札幌駅前通まちづくり会社(札幌市中央区)。同社の白鳥健志社長に「コバルドオリ」の概要と狙いなどを訊いた。

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【経済】「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─(5)

最大の教訓は時流に踊らず
「危機感」を持ち続けること

1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。すでにあの時から21年目に入っているが、拓銀破綻を引き起こした原因の一つでもある危機対応力の欠如は、昨今の北海道にも蔓延っている。それは、路線縮小問題に立ちすくむJR北海道であり、泊原発再稼働に固執する北海道電力であり、北海道の未来に向けリーダーシップを取ろうとしない道庁だ。それらの今の姿は、拓銀破綻の教訓が生かされているようにはとうてい見えない。むしろ20年目の亡霊が、再び北海道を覆い始めたと言ってもいいかもしれない。本稿では、道銀の笹原晶博頭取や稚内信金・増田雅俊理事長などへの取材を踏まえ、北海道の企業が拓銀破綻から何を学び取るべきかを考えてみた。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(31)

ごみ収集委託料水増し問題で
監査委員が泊村の行政を批判

報告書でも緩みきった村政が浮き彫りに

1人でごみ収集作業をすることがありながら、長年に亘り泊村から清掃業者が契約通り2人分の委託料を受け取っていた問題。泊原子力発電所から徒歩数分の堀株地区の国道沿いに住む農業・滝本一訓さん(72)は昨年6月、平成27年以前に村が業者に支払った余分な委託料の返還などを求める監査請求を行なったが、納得できる回答を得られなかった。このため滝本さんは次の手段として、40人の村民の署名を添えて事務監査請求を昨年10月に行なった。その監査結果の報告書が1月31日付で滝本さんのもとへ送られてきた。そこでは緩みきった泊村政があらためて浮き彫りされたが、過去の委託料の返還請求は認めず、村長の責任も曖昧のままだった。滝本さんの不満は、さらに募っている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■動き始めた日ハムボールパーク構想
 過熱報道の中、北広島が既に王手?
 ──「確定」打った毎日。畑社長コメントで火消しした道新

■暴行疑いの警部補に不起訴処分
 被害訴える巡査部長は民事提訴
 ──捜査4カ月 「嫌疑不十分」と函館地検

■冤罪主張・元巡査の上告を棄却
 懲戒取り消し訴訟も取り下げへ
 ──憤り抑え「支えてくださった皆さまに感謝」

■北海道新聞が遂に100万部割れに
 予想超える無購読世帯の拡大が直撃
 ──経済団体巻き込み就活応援紙としてテコ入れ

■篠路駅周辺再開発で有識者らが提言
 歴史ある札幌軟石倉庫の保存を強調
 ──「残すことは創ること」古き良き地域資源との共生を

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【釧路特集】伊東良孝衆議に訊く

国政での確固たる地位を元に
道東・釧路の課題解決に尽力

釧路市議から政治家生活をスタートし、道議を経て合併(釧路市・阿寒町・音別町)後の“新釧路市”で初代市長を務めた伊東良孝衆議院議員。その伊東衆議ほど道東・釧路を熟知している政治家はいないと言っていい。これまで政府与党の要職を務めながら昨秋の総選挙で圧勝し、現在4期目。選挙後は念願だった衆議院農林水産委員長に就任し、いっそう存在感と影響力を高めている。記録的な不漁に見舞われた漁業や予断を許さない日露関係の行方、追い風が吹く観光業界の課題、さらには国際バルク戦略港湾としてスタートする釧路港のことなど、国政とともに地元・釧路圏の地方創生に尽力する伊東衆議に、地域の展望や課題を訊いた。(1月17日、釧路市内で収録)

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【釧路特集】蝦名大也・釧路市長に訊く

国も力強く後押しする釧路観光
世界へ発信する道東の地域活力

観光立国ショーケースや国立公園満喫プロジェクトといった国の観光立国事業の推進に、地域の自然のイメージをより分かりやすく表現した「阿寒摩周国立公園」への改称。8月に控えるLCCピーチ・アビエーションの釧路│関西線就航など、観光振興に大きな追い風が吹いている釧路市。この追い風を釧根地域だけではなく、十勝やオホーツクとも連携して「ひがし北海道」という広域で盛り上げていこうと尽力しているのが蝦名大也釧路市長だ。誘致を目指している欧州スタイルのIRも、地域の強みである自然の魅力と共生する形で推し進めていく方針だ。一方まちづくりでは、中心市街地・北大通地区での複合文化施設の整備を機に、賑わいの創出に力を入れる。地元活性化に向けた期待や課題を蝦名市長に訊いた。(1月17日収録)

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【釧路特集】サンエスグループ 宮田昌利代表に訊く

釧根活性化へ今こそ挑戦の時
栽培漁業推進や新農業に活路

釧路を拠点に、祖父そして父へと受け継がれてきた電気通信設備業を中核に、今や多岐にわたる事業を展開しているサンエスグループ。イベント映像関連事業や航空公共事業にかかわる施工関係、小型風力発電などの再生エネルギー事業やプロテオグリカンを活用したヘルスケア商品の展開、さらには温浴施設の運営──。それらの事業の陣頭指揮に立つ宮田昌利代表は公職も多数努め、釧路経済界のアドバイザー的役割も果たしている。今年は、グループの核を成すサンエス電気通信が設立から60年、IT時代の到来を先読みして宮田代表が創業したSEMS(サンエス・マネジメント・システムス)が設立30年の節目を迎える。そのような中、攻めの姿勢を強調する宮田代表は、地元経済活性化にこそチャレンジ精神が重要と提言する。(1月22日収録)

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【釧路特集】阿寒湖を世界自然遺産に

「マリモでくしろを盛り上げ隊」が
ご当地ハイボールや体操で啓発運動


“マリモを使ったまちおこし”が釧路で広がりを見せている。仕掛け人は、市内と札幌で合計4カ所の皮膚科クリニックを展開している医療法人社団あさひ会の浅野一弘理事長だ。

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【地方行政】未来を先取りした地方創生

築いてきたICT基盤を活用し
オール岩見沢でつくる健康都市

空知管内の岩見沢市(松野哲市長・人口約8万3千人)は、ICT(情報通信技術)を活用することによって市民生活の質的向上や地域経済の活性化を図る取り組みを積極的に行なっている。自治体として早くから整備した総延長196キロメートルの自営光ファイバ網で衛星通信や地上ネットワーク網を活用。スマート農業の普及、市民の健康寿命延伸に向けた具体的な展開を始めている。こうした取り組みを、北海道大学や北海道教育大学岩見沢校といった教育機関や金融界を加えたオール岩見沢の体制で推進。「農業→食→健康」がシームレスに連携・循環し合う持続可能な地域社会づくりを目指す。同市は2016年6月、全国の自治体では初の「健康経営都市宣言」の認定を国から受けている。「健康」をキーワードに、未来を先取りした地方創生の取り組みとは──。

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【医療】アイソトープ検査装置を備えた注目の「さっぽろ甲状腺診療所」

甲状腺疾患一筋「伊藤病院」の
診療連携施設が札幌でオープン

東京の都心部で1937年に創業し、以来80年に亘って甲状腺疾患の治療一筋に打ち込んできた「伊藤病院」(伊藤公一院長・60床)。この診療連携施設が昨秋、札幌市中央区に「さっぽろ甲状腺診療所」(岩久建志院長)として開院した。東京以外で甲状腺疾患に特化した診療所を展開するにあたり、医療法人社団甲仁会(伊藤公一理事長)を設立。「さっぽろ甲状腺診療所」は、名古屋市に続く全国2カ所目の診療連携施設として整備され、女性に多い甲状腺疾患の早期発見をはじめアイソトープなどを使った最新の検査と治療に取り組んでいるところだ。伊藤病院のエース医師として活躍し、このほど札幌で院長を任された岩久建志医師に甲状腺疾患治療の最前線と抱負を訊いた。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (34)

若い命を散らした陸軍の特攻隊
南九州市の「知覧特攻平和会館」

沖縄の戦禍に斃れた翼の足跡

太平洋戦争で唯一の地上戦が行なわれ多くの犠牲者を出した沖縄戦で、沖縄本島を包囲したアメリカ艦船に体当たりするための特別攻撃機(特攻機)が連日、本州最南端の鹿児島県知覧町の陸軍知覧飛行場から飛び立った。生還を考えずに爆弾を抱えた飛行機で突っ込むという人類史上例のない無謀な作戦で犠牲になった陸軍所属の若者は総勢1000人を超え、この飛行場から離陸した439人が戦死した。それぞれの遺影と遺書を中心に展示しているのが知覧特攻平和会館で、周辺には特攻基地となった飛行場の遺構などが残っている。現在は南九州市となった知覧町を1月下旬に訪れることができた。知覧特攻平和会館を2回にわたりレポートする。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】「灯 心理臨床オフィス」代表 佐々木 智城さん

心身を癒すトラウマ治療
ありのままの自分を解き放ち
安心を得られる生き方を提案

その人の人生を生きにくく、困難なものにしてしまうトラウマ(心的外傷)。災害の経験や犯罪被害、虐待、DV(ドメスティック・バイオレンス)など人によって原因はさまざまだが、本人は意識しなくても幼い頃のトラウマを大人になっても引きずっている人も少なくないという。「灯 心理臨床オフィス」の代表を務める佐々木智城さん(45)は、臨床心理士、ソーシャルワーカーとして精神科クリニックなどで積んだ豊富な経験を生かし、トラウマ治療に特化したセッションを札幌市内でスタートした。心と身体を癒すトラウマ治療。その最前線の情報をお届けする。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(30) ──私が克服した場面緘黙症【後編】

障害と健常の狭間に立つ困難さ

“生きにくさ”を広い視野で捉える社会に

小学4年から24歳までの約13年間、場面緘黙症で苦しみ不登校やひきこもりを経験したが、「途切れのない支援」で念願の大学進学を果たした大橋伸和さん(33)──。今回は、12月20日に続き1月25日に小樽市内で開かれた「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」での講演から、大橋さんが大学生活で直面した困難や社会人となってからの挫折について紹介する。「障害と健常の狭間にいる人が何に困っているか。どんなことに生きにくさを感じているか。広い視点で捉えていく社会になれば」。そんな、大橋さんのメッセージから誰もが生きやすい社会とは何かを改めて考えたい。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

十勝の魅力を伝える農民写真家の営み

農家目線で捉えた北の大地と生活
「伝えたいのは仕事をしている姿」

直線の畑や大きな空が広がる十勝の農村風景の美しさを写真で伝えたい──。芽室町内で畑作を営む粟野秀明さんは20年ほど前、農場のホームページ作成をきっかけに農作業や周囲の風景を写真に収め始めた。それが高じて7年前から本格的な撮影に取り組む一方、写真コンテストで入賞を重ねる。昨年暮れから1月にかけて帯広市内で写真展も初開催した。その作品からは、十勝農業の厳しさ、山並みと畑が織りなす大地の魅力、そこで働く人たちの生活感が伝わってくる。写真の醍醐味や農作業との両立、SNSを通じた発信などについて話を聴いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●サッポロとアークスが限定黒ラベル “名産缶”で北海道150年事業を応援
●追悼 志した政治の道を長男・謙公氏に託し北海道通信前社長・松木慶喜氏が逝去
●釧路市がセコマと連携を強化 災害時の物資供給協定を締結
●土産のロングセラー育てる「研究所」設立 初の事業展開はもりもとと連携
●〝聖地〟昭和新山で今年も雪上のバトル! 国際雪合戦、まもなく開催へ
●一堂に会した“未来のクルマ”「札幌モーターショー2018」
●農民写真家・粟野秀明の世界「農作物を育て、写す」
●キリングループの今期道内戦略 北海道との絆を前面に打ち出す

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
*新連載:デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『3月のきたない雪』
【生活保護】「排除」ルールに思わぬ陥穽

「あなたは暴力団員です」

覚えない「登録」で人権侵害
警察情報、本人は確認不能


当然受けられると思っていた行政サービスが、手続きを終える寸前で断ち切られた。役所の担当者が口にしたのは、耳を疑う一言。「あなたの名前が登録されている」――。昨年12月、札幌市で生活保護を利用しようとした男性が「暴力団登録」を理由に申請を却下された。身に覚えがなかったため警察に問い合わせると、事実確認を拒否された。入っていない組織から抜け出る方法など、とても思いつかない――。年が明けた今も、男性は「暴力団員」の肩書きから逃がれられないままだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈22〉

身内の犯罪、墨塗り開示

処分の軽重・公表の有無に特権?
道警不祥事 昨年“第3四半期”続報

北海道警察の職員が処分された不祥事が昨年の第3四半期(7―9月)で計16件に上ることは、本誌昨年12月号ですでに報じた(懲戒処分2、監督上の措置14)。うち14件が未発表だった事実も併せて報告しているが、その後の公文書開示請求により未発表ぶんの中に事件化されたケースが3件あったことがわかった。発表された2件を含めた計5件の捜査の記録を道警に求めると、開示されたのはこれまでにも増して大部分が墨塗りだらけの文書だった――。(小笠原 淳)

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【政治】道内“民進党勢力”の現状と行方

立憲合流へ加速する離党ドミノ
希望は野党共闘・護憲へと変節

“3党入り乱れの図式”はいつまで続く?

2018年の年明けを待たず、12月12日に立憲民主党が北海道総支部連合会(以下道連)を設立。また希望の党も12月25日に会見を開いて、松木謙公前衆議を代表とする道連を1月にも設立する方針を発表し、民進党から分かれた2党は、北海道における本格的な組織固めを始めた。道内における“民進党勢力”の行方は今後どうなっていくのか。立憲民主・希望・民進各党幹部への取材からそれを占ってみたい──。


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【報道】道議会新庁舎建設はこのままでいいのか(4)

耐震診断、事業者選定、駐車場問題
一向に疑惑が晴れぬまま今春着工へ

市民団体などが事業の凍結を求めていた道議会庁舎建て替え問題は、2017年10月の定例会で約107億円の建設費を計上した補正予算案を全会一致で可決。新庁舎は今春にも着工される見込みだ。「北海道の未来を拓く会」(新藤大次郎会長・以下拓く会)は昨年11月、建て替えを決めた根拠とされる耐震性の問題などについて2度目の公開質問状を高橋はるみ知事と大谷亨議長、全5会派宛てに提出。だが同月15日付で届いた道からの回答内容は、いずれも納得できる内容ではなく、新庁舎建設をめぐる疑惑は一向に晴れていないとしている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【金融】「道内22信金9月中間仮決算」を読み解く

マイナス金利で減益13金庫
景気回復の中で広がる格差

不動産偏重の「遠軽」と地域密着の「稚内」

道内に本店を置く22信用金庫の2017年9月中間仮決算が、昨年12月6日にまとまった。道内の景気は穏やかな上昇基調となっており、22金庫全体を見ると預金は個人・法人預金ともに堅調に推移し、貸出金も法人を中心に増加した。しかし、収益面では日銀によるマイナス金利の影響で貸出金利息収入が減少、また国債、地方債、社債中心の有価証券利息配当金の減少などにより当期純利益は前年中間仮決算よりも8・7%減少の94億8700万円になった。マイナス金利の影響は下期も続くため、各金庫は一層の経営効率化と取引先の課題解決にコンサルティング力の強化が必要になっている。【※18年1月1日に札幌、北海、小樽の3信金が合併、北海道信用金庫(本店・札幌市)が誕生したが、17年9月中間仮決算は3信金の計数を表記した】

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【経済】路地裏経済ウォッチ・外食チェーンの明暗

札幌圏で快進撃「コメダ珈琲店」
「幸楽苑」は採算割れで完全撤退

経済のダイナミズムは、メインストリートにある大手企業の動きだけで決まるわけではない。中小零細企業や個人が放つ小さな一手も積み重なることによって大きなトレンドが生まれることもある。メインストリートではなく、路地裏の仲通りにこそ生きた経済の萌芽が散らばっている。それらに目を凝らしてみれば明日の経済を読むヒントになるかもしれない。北海道、札幌の路地裏から見た経済の実相はどうなのか。外食チェーンの明暗をウォッチしてみた。

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【流通】札幌、北海道の和菓子の行方

底堅い需要に上乗せするため
“和菓子の食文化”の広がりを

コンビニが敵わない専門店の味

年末年始、口にする機会も多かったであろう和菓子。だが札幌市内百貨店の菓子売場を見渡すと、帯広の六花亭や柳月、千歳のもりもと、砂川の北菓楼など市外企業の存在感が際立つ一方で、地元札幌の和菓子店が意外と少ないことにお気付きだろうか。また、雛祭りや端午の節句といった日本の年中行事に楽しむおやつとしてかつて主役だった和菓子も、今やその座をケーキに代表される洋菓子に取って代わられ、和菓子の食文化自体が薄らいでいる印象は否めない。そこで本誌では、著名な老舗銘菓の幹部に取材し、札幌そして北海道の和菓子業界のこれからを探ってみた──。

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」㉚

ありあまる「原発マネー」は
泊村をどう変えていったのか

ごみ収集問題で露呈した“どんぶり勘定”

「いつも1人で作業しているのに、なぜ2人分の人件費が支払われているのか?」。泊村(牧野浩臣村長)の長年にわたるごみ(家庭系一般廃棄物)収集事業に疑問を持ったある村民が、約1年前の村政懇談会で牧野村長らに指摘すると、同村はすぐに業者に改善命令を出すなど対応は早かった。しかし、過去にも余分な人件費を役場が払い続けていたのなら、それを返還させるべきではないのか。村民の疑問は膨らみ2017年6月、同村の監査委員に監査請求をする。そしてこの請求が却下されると、住民の署名を添えて「次の一手」を打つに至った。監査委員、そして同村は今後どう対応するのか。原発の村で起きた小さな騒動が波紋を広げている──。    (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■守秘義務違反元警官に有罪判決
 大麻購入の相手に車輌情報漏洩
 ──免職処分の「特例法違反」は問われず

■労働委命令取り消し請求を棄却
 救護施設の行政訴訟で地裁判決
 ──「施設は団交に応じる義務がある」と裁判所

■産業用大麻の規制強化を疑問視
 道議会や民間団体が文書提出へ
 ──法整備や産業振興めぐり厚労省などに意見を表明

■迷走する新幹線札幌駅ホームの行方
“現駅案は無理”とするJRのお家事情
 ──タイムリミットは3月。問題の背景にちらつく業者の思惑

■札幌市が「農振計画案」の縦覧を実施も
 予定より遅れに遅れ日数も実質15日間に
 ──農転不可のはずの農用地で、申請なく農振除外の“サービス”も

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【道東・根室特集】長谷川俊輔・根室市長に訊く

活況のふるさと納税
沿岸漁業振興に全力

共同経済活動は今後の進展に期待

■北方領土返還運動のこれから
「共同経済活動で平和条約
締結に向けた環境作りを」
千島歯舞諸島居住者連盟
根室支部支部長 宮谷内 亮一氏(75)

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【道東・根室特集】大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

不漁で水産のまちに大きな打撃
試される地元信金としての使命

根室地域の主産業である水産業が全魚種不漁というかつてない厳しい環境の中、大地みらい信用金庫(本店・根室市)は、これまでにない企業支援策を打ち出した。『水産資源環境変化対策支援プログラム』と銘打ち、取引先の経営の根幹まで踏み込んで共同で生き残りシナリオを描いていく内容だ。地域金融機関として一世紀を超えて培ってきた同信金の経営力が試される局面でもある。地域の危機を契機に未来の芽をどう育成していくのか、2018年の展望を遠藤修一理事長(61)に訊いた。

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【人】ガンプラ世界一に輝いた 畑めいさん

「ガンプラは世界中の人々をつなげます」

昨年12月17日、アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(以下GBWC)2017」(バンダイ主催)で、小樽在住の畑めいさん(14)がジュニア部門世界チャンピオンに輝いた。その畑めいさんの自宅に直撃し、取材を敢行した。「自宅を直撃し」などと書いたが、当記事を書いてる筆者が家に帰れば「自宅直撃」になるのである。もうちょっとわかりやすく言うと、筆者の娘が畑めいなのである…。難しい年頃の娘と父との会話、いや直撃インタビューで明かされる世界挑戦7年間の軌跡とオジサンたちも子供の頃に夢中になったガンプラの魅力とは?  (文・まさぼん 2017年12月21日収録)

■返り咲き、そして「有終の美」 小樽市在住の中学生が「ガンプラ世界王者」に!

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【医療】
さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックに
乳がん検査の落とし穴と対処法を訊く

病変を見逃しかねない高濃度乳房
若い世代は低侵襲なエコー検診を


年間7万人以上の女性が発症する乳がんだが、治療法の進化もあって早期発見なら9割は克服できると言われている。この中で気をつけたいのが、日本女性に多い「高濃度乳房」だ。乳腺が密集している高濃度乳房では、自治体検診のマンモグラフィー(乳房X線検査)だけでは異常を見逃すリスクがあるという。多くの自治体は本人の乳房のタイプを受診者に知らせていないため、国は新年度から情報提供に乗り出す方針だ。もし、高濃度乳房だと分かった場合はどう対処すべきなのか。医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(旧麻生乳腺甲状腺クリニック)の亀田博院長に乳がん検診の最新事情やがん患者の心のケアについて解説してもらった。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (33)

県立公園に残る不気味な火薬工場
群馬県高崎市「陸軍岩鼻火薬製造所」

70年以上放置され朽ち果てた遺構

群馬県高崎市にある「群馬の森」。ここは明治時代から火薬を製造し、我が国の富国強兵を後押していた「陸軍岩鼻火薬製造所」の跡地に造られた県立公園だ。公園南側の未整備区域には鉄柵が続き、その向こう側にはかつて国内最大だった火薬工場跡が残る。いずれの遺構も立ち入り禁止になっていて、そばには近づけないが、鉄柵の間からはかつての巨大な射場や作業室を覗き見ることができる。近代以降、国内のインフラ整備をはじめ日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争の戦場に火薬を供給し続けた巨大工場は戦後70年以上にわたって放置され、不気味な廃墟と化していた──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【地方】来年の選挙戦へ正念場を迎えた迫俊哉氏に訊く

「おたる再起動」を掲げて挑戦

先が見えない森井市政を終わらせ
活力ある小樽を次世代に引き継ぐ

小樽市の元総務部長で、森井秀明市長を批判して2017年2月末に市役所を早期退職。以後、政治団体「小樽みらい会議」を立ち上げ、19年4月の次期市長選へ出馬を表明した迫俊哉代表(59)が、「おたる再起動」をスローガンに街頭演説など地道な活動を続けている。まちづくりで有効な手立てがなく先が見えない森井市政の現状を憂い、「我々には小樽を元気で活力あるマチとして次世代に引き継ぐ責任がある」と訴える迫氏に、地元が抱える課題や「小樽再生」に向けたビジョンについて訊いた。(12月18日収録・武智敦子)

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【人】奥井 理ギャラリー」主宰 奥井登代さん

若手音楽家の活動を支え
息子が残した平和への思いや
生きることの情熱を伝えたい

画家を志しながら1995年に19歳の若さで急逝した、奥井 理さんの遺作を常設展示する「奥井理ギャラリー」(札幌市中央区旭ヶ丘)。母親でギャラリーを主宰する奥井登代さん(70)は、理さんのように芸術家を志す若者を支援しようと、若手音楽家によるギャラリーコンサートを続ける傍ら、戦時下に北海道帝国大学の学生、宮澤弘幸さんがスパイ容疑で逮捕された「宮澤・レーン事件」の真実を広める活動にも取り組んでいる。その原動力となったのは、理さんが残した平和へのメッセージ。ギャラリーに奥井さんを訪ね、理さんの絵や文章が放つ生きることへの情熱、そして母としての想いを聞いた。 (聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(29) ──私が克服した場面緘黙症【前編】

“つながり”から得た自分の居場所

自己否定を救った途切れのない支援

人は誰でも一息つける居場所が必要だ。それが家であるか仲間同士のコミュニティであるかは人それぞれ。今回紹介する大橋伸和さん(33)は、小学校4年から24歳までの約13年間、家では普通に話せるのに特定の場面や場所で話せなくなる場面緘黙(ばめんかんもく)症となり、不登校、ひきこもりを経験した。病院や児童相談所での心理療法、作業所での仕事など、「途切れのない支援」を通じてこれを克服した──。12月20日の「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」で大橋さんが「場面緘黙・発達障害的傾向を抱えた者のひきこもり体験談」と題して講演した内容から、改めて居場所とは何かを考えたい。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

日本初の認証食品が誕生した「アニマルウェルフェア畜産」の今

新たな推進段階に入った家畜福祉
何より必要な消費者の“買い支え”

アニマルウェルフェア(家畜福祉・AW)に特化した国内初の認証制度の運用が本格化し、認証ロゴマークを付けた牛乳や乳製品が誕生した。一般社団法人 アニマルウェルフェア畜産協会(瀬尾哲也代表理事)が2014年から検討を重ねてきたもので、AWの推進に向け新たな段階に入った。まず、道内外の6農場と4食品事業所が認証を取得し、認証マークも活用しながら家畜と人間がともに満たされて生きる取り組みを発信していく。ここに至るまでの活動の経緯や、12月上旬に札幌市内で開催された「お披露目会」での認証取得者の発表内容などを紹介しつつ、アニマルウェルフェア畜産の今をお伝えする。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●札証大発会でカーリングの小笠原歩選手らが“鐘打ち”
●デモ、1人でも、何日でも 80歳・釜鈴さん 氷点下で無言の抵抗、4年め
●石屋製菓が立ち上げたチョコレート新ブランド「恋するチョコレート」
●ラリー界のトップドライバーが冬道の安全運転を実技で指導
●網走ビールの主力「流氷ドラフト」発売10周年を機にリニューアル
●(書評)西尾正道 『患者よ、がんと賢く闘え! 放射線の光と闇』
●冬の札幌・函館で泡盛の魅力に浸る

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ゆくとし、きたとし(お湯を分けてください)』
【報道】暴行犯は弁護士だった

“キックの鬼”代償大きく

暴行弁護士、妻の職場から罰金命令
匿名で示談交渉、現金送付、逐電…


これはさすがに看過できない――。被害を受けたタクシー会社は、そう判断したという。車載カメラの被写体となった男性は、大声で乗務員を罵倒しながら運転席を蹴り続けた。およそ1カ月を経て罰金30万円の略式命令を受けた彼は、現役の弁護士。密室での奔放な暴力とは対照的に、事件後は公の場に姿を現わそうとせず、水面下で示談を試み続けた挙げ句、夜逃げ同然で自宅を引き払うことになる。最後に沙汰を言い渡した裁判所は、偶然にも身内が勤める職場だった。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈21〉

パワハラ証言に“圧力”疑惑

函館西署“暴行”事件で
検察の聴取を監視?

本誌2017年10月号で報告した、北海道警の現職警部補によるパワハラ疑惑。暴行の被害を訴える巡査部長が刑事告訴に踏み切ってから4カ月が過ぎ、地元検察の捜査が続く中、パワハラを証言する警察官たちへの職場の“圧力”を疑う声が聴こえてきた。検察の聴取を受ける署員に対し、署の幹部が「報告書」を提出させていたというのだ。事実ならば、証言者の萎縮を招く介入行為があったことになる。組織の意図は、どこにあるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭事件第2次再審請求審

弁護団は春を待つ

恵庭事件・再審請求審が“結審”
当初の鑑定の杜撰さ、顕わに

本年1月の第2次再審申し立て以来、折に触れて誌面で報告してきた恵庭OL殺人事件の再審請求審が11月30日、札幌地方裁判所(金子大作裁判官)での審理を終え、事実上“結審”した。年内にも最終意見書が提出され、弁護団は次の春に見込まれる再審可否の決定を待つばかりとなる。潔白を訴える受刑者女性の“本人陳述”こそ実現しなかったものの、鑑定証人らの“尋問”は大きな意味を持つ場になったようだ。(小笠原 淳)

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【地域】札幌市の「もみじ台団地」が大学生の住処に?

格安の家賃で団地の空室を提供
若い力を呼び水に地域活性狙う

札幌市と北星学園がコラボしたモデル事業の成否

住民の減少や高齢化が深刻な問題となっている札幌市厚別区のもみじ台地域。これら問題の打開策のひとつとして同市は11月27日、同区の学校法人・北星学園と協定を締結。来年度から市営住宅もみじ台団地の空き室を北星学園大学及び同短大に通う学生に対して、自治会活動への参加を条件に家賃設定の中の最も安い賃料で貸し出すモデル事業を始めることになった。焦点となるのは、やはり学生たちの反応。今回の入居者募集が仮に定員割れとなっても、市側は事業継続へ最大限努力すると力を込めるが、住民となる学生にとってのメリット・デメリットはどうなのか──。行政と民間がコラボする事業の成否を占ってみたい。

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【連載】「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─【4】

破綻後、最初に考えたのは
中小企業への救済策だった

元道副知事 丸山 達男 氏

1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。指定金融機関として北海道と強い繋がりのあった拓銀の破綻は、道庁にも大きな衝撃を与えた。当時、大蔵省からの第一報を受けたのは、丸山達男副知事だった。出張で戻れなかった堀達也知事に代わり道の対応について対外的にコメントしたのも丸山氏だった。20年前、丸山氏に拓銀破綻の知らせはどういう形でもたらされ、道の対応策はどのような視点で行なわれたのか──。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(29)

行政と住民の金銭感覚を
麻痺させる“原発マネー”

泊村では公金の無駄遣いに住民が怒りの声

「また飴玉をしゃぶらせるつもりなのか?」そう思わせる国のエネルギー施策の実態が1カ月ほど前、新聞報道された。原発が立地する自治体を対象とした国の補助金。これを2017年度から原発の半径30キロ圏内にある他の自治体にも交付する仕組みに変更していたというのだ。補助金の対象を拡大するということは何を意味するのか。国は全国の原発の再稼働へ向けて「伝家の宝刀」ならぬ「伝家の飴」を再びちらつかせて、国民世論を誘導しようとしているのではないのか。そんな中、原発マネーが目減りし始めた泊村では行政サービスの縮小が始まっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (32)

札幌市民が憩う場所、都市公園に
ひっそり残る幾つもの“大戦の跡”

かつての軍事拠点に響く子供らの声

札幌市内の公園の中には太平洋戦争末期に連合国軍の空襲に備えて、旧日本軍が築いた高射砲の台座跡が現存している場所がある。広大な公園は、かつて旧軍の兵舎や関係施設が建ち並んでいた場所だったりすることも多い。戦後73年目を迎えようとする中、札幌は北海道を守るための軍事上の重要な拠点であったことが忘れ去られようとしている。子どもたちが遊びまわる札幌市内の公園などに残された戦争の跡を探した。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■守秘義務違反警部補に有罪判決
 大麻購入の相手に車輌情報漏洩
 免職処分の「特例法違反」は問われず

■新人看護師パワハラ自殺疑惑で
 遺族の「再審査請求」に棄却決定
 ──「2度殺された」と憤りの遺族、行政訴訟へ

■苫駒大経営移管を文科省が認可
 在学生「僧侶資格問題」の行方は
 ──国の審議会は「円滑な移行」要請

■札大・荒川理事長が協調路線へ転換
 「労使関係の正常化は最重要課題だ」
 ──本誌への回答で表明するも一部理事に怪しい動き

■遠友夜学校の祖・新渡戸稲造の功績を
 顕彰する「INAZOサミット」開催
 ──「遠友みらい塾」塾長を務める寺島実郎氏が基調講演

■森井市長の“防波堤”役を期待された
 上林猛副市長が辞職勧告を受け退職
 ──小樽市議会第4回定例会で「森井降ろし」さらに加速か

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【新春インタビュー】

■北海道知事 高橋 はるみ 氏 「人口減少・危機突破」に手応え 目指す将来は“人々が輝く北海道”

■札幌市長 秋元 克広 氏  冬季オリパラ招致へ着実に前進 進む都市基盤の高度化と再構築

■北海道経済連合会 会長 髙橋 賢友 氏 新時代の起点となる重要な年に道内隅々まで景気回復の実感を

■ホクレン 代表理事会長 内田和幸 氏 農業者の所得向上を目指してホクレンの役割を愚直に果す

■医療法人社団 元生会 森山 領 氏  医療福祉の充実こそ経済成長を後押しする大きな推進力になる

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【マンガ】

回顧2017 誰が私のカンゾーを悪くしたのだ?

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【医療】
最新の不妊治療を提供する時計台
記念病院の女性総合診療センター

多くのカップル に朗報をもたらす
カレスサッポロ の“生殖医療”とは

子どもができない、いわゆる不妊症に悩むカップルは、かつて10組に1組と言われていたが、近年は5、6組に1組と増加傾向にあるという。原因は排卵障害、卵管障害、精子の問題など男女共にあり、女性は年齢が高くなるほど妊娠、出産におけるリスクが高まる。しかし、その一方で生殖医療の技術は日進月歩で、安全かつ高度な不妊治療を提供できるようにもなってきた。この中で多くの患者から頼りにされているのが、社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する時計台記念病院の女性総合診療センターだ。同センター長で道内における不妊治療の第一人者として知られる藤井美穂医師に最新の治療と留意点を取材した。

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【連載】〝農と食〟北の大地から

進化し続ける「コープさっぽろ農業賞」の今

審査を通して変わるコープの売場
深まった「生産現場と食卓の提携」

生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長・組合員数約160万人)が2004年から始めた「農業賞」の取り組みが今年、第10回の節目を迎えた。累計で1192件の応募があり、総受賞者数は164。途中で「漁業の部」や「交流賞」などが加わり、北海道の1次産業を消費者目線で応援する一大運動に発展した。生協事業に家庭菜園や規格外、有機の農産物を取り扱う部門を設ける取り組みも進み、広がりを見せる。旭川市内のアニマルウェルフェア(家畜福祉)実践農場を審査に訪れたことで背中を押され、懸案だった全店舗での平飼い卵の販売も実現──。表彰式の様子や、進化し続ける「農業賞」の今を紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

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【自立支援】NPO法人「山村エンタープライズ」藤井裕也代表理事の講演から

地域再生と若者の自立支援を両立
共に新しい生き方を探る“人おこし”

「あらゆる若者が希望を持って暮らせる地域づくり」を目指し、岡山県美作市の「地域おこし協力隊」OBで組織するNPO法人「山村エンタープライズ」が、中山間地域の活性化とひきこもりの若者の自立支援を組み合わせた「人おこし」事業に取り組んでいる。11月12日、札幌市内で開かれた「中高年ひきこもり当事者のライフプラン学習会」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク主催)。この催しに登場し、マイクを握った山村エンタープライズ代表理事、藤井裕也さん(31)の講演「地域おこしは人おこし」から地域での新しい生き方や働き方のヒントを探ってみたい。(構成・武智敦子)

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【人】
北海道NGOネットワーク協議会会長 立石 喜裕さん

地球の裏側の紛争や貧困を知り
自分たちで行動を起こすことが
国際協力につながっていく

シリアの内戦やミャンマーにおけるロヒンギャ難民危機。世界各地から報じられる紛争や貧困、環境破壊などのニュースに私たちはどう向き合えばいいのか。そんな問いかけへのヒントになりそうなのが、12月16日に札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)で開かれる「北海道国際協力フェスタ」(北海道NGOネットワーク協議会主催)だ。青年海外協力隊OBで道内のNGO(非政府組織)の活動をサポートする同協議会会長、立石喜裕さん(57)に国際協力とは何か、そして協議会の役割などを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(28)──「サテライト・カフェin小樽」の取り組みから(2)

居場所作りの重要性を再認識

子の気持ち、親の気持ちを共有しよう

最も近い存在であるが故に距離の取り方が難しいのが親子関係だ。特に子供が長期間ひきこもっている家庭では、親が子供の胸中を推し量って、本音でものが言えなくなったり、価値観を押し付けて関係を悪化させることもある。本稿では、前回に引き続き居場所づくりを目指す「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」に注目。なぜ居場所が必要なのか、子の気持ち、親の気持ち、支援者の視点から探ってみた。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●土屋公三氏・水谷もりひと氏 目指すべき“働き方”を語る
●田下昌明氏による“究極の育児書” 旭川での出版記念祝賀会に200人
●北海道に夢を与えてくれた大谷 メジャーで「ピッチャー・4番」の勇姿を
●今や世界中のアニメ作家が目指す“夢の舞台”となった新千歳空港
●網走発、全く新しいスイーツ“ミルクグラッセ”が話題に

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『かけす・ハクチョウ・コクチョウその他のもの…と、永く過ぎゆくもの』
896円
【報道】重症心身障害者施設で起きた医療事故を追う(2)

疲弊から破綻するケアの現場

業務上過失致死と保助看法違反が
問われた「札幌あゆみの園」の今後

「医療福祉センター 札幌あゆみの園」(篠原義文園長・184床)を運営する社会福祉法人北翔会(本部白石区川北・西野千郷理事長)は10月11日付けと同30日付け合計2通の「事故等発生状況報告書」を札幌市の秋元克広市長に提出した。前者は先の11月号で報じた医療ミスによる入所者の死亡事故について、後者は資格を持たない福祉職が平成21年以降、胃瘻に関わる医療行為を恒常的に行なっていた件についての内容だ。非常に重い心身障害を抱える人たちを支える最後の砦として知られる施設で明るみになったふたつの不祥事。その背景には疲弊する心身障害者施設の実情が見え隠れしている。(本誌編集長・工藤年泰)

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【総括】2017衆院選

与党圧勝という民意を読む

道内勢は自民辛勝、立憲民主が躍進
股裂き状態の民進道連はどうする?

安倍晋三首相が唐突に言い出した「国難突破」が名目という解散から、事実上の選挙戦がスタートした第48回衆院総選挙。この戦いに名乗りをあげた小池百合子代表率いる新党・希望の党が、野党第一党・民進党を事実上吸収するという奇策で一時期キャスティングボートを握るも、左派締め出しの狙いも透けて見えた「排除」の意向が明るみになると、支持率は一気に急落。逆に排除された側の枝野幸男氏らが結成した立憲民主党が、反安倍の受け皿として大きく支持を広げるなど、戦況が日々目まぐるしく変化する異例の選挙戦となった。その結末は、野党の混乱なども奏功して与党勢力が定数の3分の2強、313議席を得る圧勝。しかし北海道では、自民・公明11議席に対し無所属含む立憲民主系が8議席を得て拮抗し、全国と大きく異なるものとなった。希望は1議席と文字通り惨敗した。この戦いに携わった当事者への取材から今回の衆院選を総括する──。

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【報道】恵庭事件第2次再審請求に追い風

18年めに吹いた風

「再審」目前、恵庭OL事件
日弁連が支援決める

「無実の歩みが確実に前に進みました」――。10月下旬、恵庭OL殺人事件の主任弁護人は喜びとともにそのコメントを発した。弁護側・検察側双方の“証人尋問”が始まった同事件の第2次再審請求審。初回の尋問を終えた弁護団に届いたのは、日弁連が事件の再審支援を決定したとの報らせだった。発生から17年半が過ぎ、犯人とされた女性の満期出所まで1年を切った中で吹いた追い風。年内の“結審”に向け、カウントダウンが始まっている。(小笠原 淳)

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【報道】酪農大学長更迭問題、法廷で決着

2年経て「解任」撤回

酪農大前学長訴訟で和解成立
「勝利」「現状肯定」と両当事者

本誌などが一昨年から報告していた酪農学園大学(江別市、竹花一成学長)の学長更迭問題で10月下旬、前学長が大学の運営法人を相手どって起こした裁判が和解で決着し、当時の理事会による解任決議が撤回された。原告側が「異例の『勝利和解』」と評価する結末を迎えた形だが、利害を異にする筈の被告側もこれを「現状肯定」と好意的に受け止める。とはいえ、前理事長時代に生まれた経営側と教員らとの確執が、これを機に雪解けへ向かうことになるかどうかは定かでない。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈20〉

7~9月で未発表14件

道警不祥事“第3四半期”報告
発表は免職・停職の2件のみ

本年7月から9月までの3カ月間で北海道警察の職員が処分された不祥事が計16件あったことが、本誌の公文書開示請求でわかった(懲戒処分2、監督上の措置14)。懲戒の2件はいずれも道警が報道発表、当事者の警察官が事件捜査の対象になったことで、メディアも大きく報じている。懲戒に到らない監督上の措置では全件が非公表となったが、開示文書には法令違反が疑われるケースも記録されていた。“四半期”ごとの警察不祥事検証、本年3回めの報告を。(小笠原 淳)

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【報道】創立50周年を迎えた札幌大学の迷走

教員の賃金訴訟で敗訴が確定
狭まる理事者側への“包囲網”

いま荒川新理事長が直面する最大危機

学校法人札幌大学(本部・札幌市豊平区西岡、以下札大)の運営が危機に直面している。先月号で報じた再雇用教員の賃金訴訟では法人(理事者)側が上告を断念して敗訴が確定し、北海道労働委員会は教職員組合に対する理事者側の不当労働行為を認定。さらに特任准教授の雇い止めに関して全国のOBを中心に約3800人の署名が集まるなど、理事者への包囲網は確実に狭まりつつある。全国を見渡しても、運営をめぐって理事者側と教員側がこれほど対立する大学は見当たらない。道副知事を退任して今年5月末に新理事長に就任した荒川裕生氏は、果たして創立以来の最大危機を乗り越えられるのだろうか。(佐久間康介)

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【報道】北海道新幹線の札幌駅をどうする?

地下駅案がダメなこれだけの理由
専門家と市民が勉強会で活発論議

2030年度末の北海道新幹線札幌延伸で、新幹線ホームをどこにするか──。迷走の様相を呈しているこの問題で、市民らが意見を交換する「新幹線札幌新駅問題 勉強会&討論会」が10月31日夜、札幌市北区の札幌エルプラザで開かれた。会では最近浮上した地下駅案の問題点を専門家らが次々に指摘。集まった約100人の市民が熱心に耳を傾けた。JR北海道は多様な声を聞き、さらに知恵をしぼるべきではないのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】珍事? 奥尻島の町有バスから締め出された観光客

1カ月の乗車禁止からやっと再開

過疎化の中で問われた「地域の足」の在り方

道南の日本海に浮かぶ離島の檜山管内奥尻町(新村卓実町長)では、1993年7月の北海道南西沖地震以来住民が減り続け、現在は人口2700人ほどの過疎の島になっている。その奥尻では、これまで慣例として「奥尻町有バス」への観光客の乗車を認めていたが、それが10月から突然禁止されて波紋を広げる事態が発生。この状況は1カ月で解決し、11月1日から元のように観光客も利用できるようになったが、問題の背景には観光客が減り続ける中で地元タクシー会社と町との確執があったようだ。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】がん患者多発地帯とラドンガスの因果関係を追う(2)

調査団が上砂川町のズリ山で
「1時間当たり88Bq」を検出

“ありえない高さ”に懸念される健康被害

9月号「ラドンガスレポート」の続報だ。「岩内原発問題研究会」(斉藤武一代表)らが6月下旬から9月にかけて道内旧産炭地で実施したラドン測定調査の結果から、空知管内上砂川町のズリ山周辺の公園で1時間あたり88ベクレル(Bq)/立法メートル(以下ベクレル)のラドンガスが検出されたことが分かった。一連の調査では後志管内泊村・旧茅沼炭鉱や赤平市のズリ山からも概ね9ベクレルの値が測定されており、斉藤さんは「ズリ山からは確かにラドンガスが放出されていた。とはいえ我々の調査は初歩的なもの。ラドンと健康被害の因果関係を明らかにするには今後、国などによる疫学調査が必要になってくる」と話している。(武智敦子)

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【ニュース】

■「線量を毎日測っていないのか」
 福島元作業員訴訟、原告の指摘
 原発作業中の被曝線量めぐり、民事・行政訴訟で攻防続く

■新人看護師「鬱」発症時期に争い
 過労死訴訟、労基判断の是非は
 ──支援の署名2万筆、弁護団は早期判決目指す

■提訴1年、自衛官母の闘い続く
 南スーダンPKO派遣差止訴訟
 ──原告側は引き続き「日報」全面開示など求める

■無罪のロシア人男性に刑事補償
 “おとり捜査”の代償、9百万円
 ──札幌地裁決定に「ひとつの区切り」と弁護団

■小樽市議会が森井市長へ“三行半”
 辞職勧告決議案を賛成多数で可決
 ──現段階で失職に追い込まない市議会の損得勘定

■土屋ホームスキー部の“生みの親”
 葛西らを育てた川本総監督が退任
 ──会見に同席した所属4選手は、平昌冬季五輪での活躍誓う

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【オホーツク特集】
いま、地域のポテンシャルをさらなる高みへ引き上げよう

地方を歩くとマスコミにはあまり流れていない、それでいて注目すべきトピックに触れることが少なくない。北見で建設が始まったかつてない規模を有するタマネギの集荷・貯蔵施設、網走で進むスポーツを軸とした交流都市の構築、紋別におけるまちぐるみの林業の再生。それらはいずれも地域が有しているポテンシャルを、さらに高みに引き上げようとする貴重な取り組みだ。今回のオホーツク特集ではこれら3市のトップインタビューのほか、小清水、斜里両町長の声も収録した。オホーツクの“いま”は思いのほか熱い──。

■網走市長 水谷 洋一氏  スポーツをキーワードに掲げながら「交流都市」としてさらなる飛躍を

■北見市長 辻 直孝氏   長年の悲願、新庁舎が建設へ 大詰めを迎えた都市再生事業

■紋別市長 宮川 良一氏  バイオマス発電所の稼働を契機に進む地域一体となった林業活性化

■小清水町長 久保 弘志氏 課題だった観光受入拠点の整備で小清水ならではの自然をアピール

■斜里町長 馬場 隆氏   人と自然が共生する魅力を伝え知床観光の生まれ変わりに注力

■特集 オホーツク観光   いま、至福の〝白い大地へ〟

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【企業】

地域包括ケア「もみじ台モデル」の拠点
ホクノー健康ステーションが11月開業

1980年代のピーク時には2万8千人を超える住民が暮らしていた札幌市厚別区のもみじ台地域。だが現在は約1万5千人にまで減少し、うち60歳以上が約5割(札幌市のもみじ台地域調査分析業務報告書より)を占めるという、少子高齢化対策待った無しの状況だ。こうした状況下において、避けられない高齢化と真正面から向き合い、住民の“健康寿命”延伸を目指していくことで地域活性化を進めていこうと取り組んでいるのが、同地域に旗艦店を置き厚別区で6店舗を展開する食品スーパーのホクノー(野地秀一社長)だ。同社が目指す健康寿命延伸に向けた地域ぐるみの新規事業が11月6日から始まった。

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【連載】「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─(3)

環境の激変を乗りこえる力を キャリアバンク社長 佐藤 良雄 氏

今から20年前の1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。バブルに乗じて規模拡大を目指した拓銀はインキュベーション路線で道内企業を育成、北海道経済をダイナミックに変えようとした。その考え方は間違っていなかったとしても、やり方は明らかに常軌を逸していた。拓銀経営陣はそれこそ一線を越え、回収の見込みがつかない資金を湯水のように新興企業に注ぎ込み、傷口を広げていった。当時、若手経営者としてその拓銀の状況を冷静に見ていたのが、キャリアバンクの佐藤良雄社長だ。その佐藤氏の目に破綻前の拓銀はどう映っていたのか。そして「あの出来事」から私たちは何を学ばねばならないのか──。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(28)

大きく落ち込んだ販売電力量
「泊原発再稼働ありき」の不毛

元博報堂の広告マンが「原発プロパガンダ」で講演

「経営状況は非常に芳しくない」。北電の真弓明彦社長は絞り出すような声で2017年9月中間連結決算を発表した。新電力への顧客流出や火力発電の燃料費増加などが影響し、販売電力量は8・6%減の113億9800万キロワット時。これは1994年度と同じ水準だ。一方で、今年7月からサンリオの人気キャラクター、ハローキティを起用したテレビCM放送を始めるなど、広告宣伝費に当たる「普及開発関係費」が3・11以降、2016年度に初めて増加した。北電は売り上げを伸ばすために経費がかさむという負のスパイラルに陥っているのではないか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (31)

北部軍司令官官邸の面影を伝える
札幌市の「つきさっぷ郷土資料館」

かつて「軍都」だった月寒の丘

196万人都市札幌には、太平洋戦争に突入する前年の1940年(昭和15年)11月に大日本帝国陸軍の北部軍司令部が置かれ、現在の豊平区月寒一帯は北海道、千島、樺太の防衛拠点となる「北の軍都」の様相を呈していた。翌年の1941年(同16年)には、その月寒に北部軍司令官の官邸としてレンガ造りの洋館が建築され、同年12月8日の開戦を迎える。戦後、建物は連合国軍に接収され、北大の月寒学寮を経て、1985年(同60年)から「つきさっぷ郷土資料館」となった。そして現在まで、ここは旧陸軍時代や当時の市民生活を伝える資料館として地域住民自らが守り続けている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】
小樽・妙見市場に惣菜店を開いたミリケン恵子さん

さまざまな可能性を秘めた市場を
活用して、〝顔の見える関係〟を
地元の人たちとつくりたい

後志管内赤井川村在住の主婦で、地元の農産物を小樽の消費者に直接販売する「ひとりCSA(Community Supported Agriculture)=地域のコミュニティに支持された農業」に取り組むミリケン恵子さん(47)が10月、小樽市の妙見市場(花園2)内にあった旧惣菜店跡地に「お惣菜」の店をオープンした。移動販売の傍ら、一昨年の冬から同市場内に「ひとりCSA Shop」の看板を掲げ、地域の野菜や加工品、フェアトレード商品、小樽の女性が作った衣類などを販売。次なる取り組みとして、人との出会いやコミュニティが生まれる市場を活用すべく惣菜店の運営に乗り出した。「『顔の見える関係』を作ることで、良いものを次世代に繋げていきたい」と話すミリケンさんに市場の持つ可能性などを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(27)──「サテライト・カフェin小樽」の取り組みから

地域に出向き当事者や家族を
支える“居場所づくり”に挑戦

目指すのは当事者としての想いの発信基地

地域にアウトリーチすることで、当事者や家族を支える居場所づくりにつなげていこう──。そんな取り組みが小樽市内で始まった。企画したのは、札幌のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)だ。社会とのつながりを失い、可視化されない当事者たちが、居場所を通してゆるやかにつながりながら、悩みを共有し生きる目的を見出していく。名付けて「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」。当事者会が整備されていなかった地域でスタートしたばかりの動きを取材した。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●SATO社労士法人が上川管内に新拠点「東川ファクトリー」を開設
●「加計」証言の前川氏、札幌で講演 安倍政権の官邸主導に警鐘も
●JA共済連北海道の救急車寄贈が鶴居村で累計200台の節目を達成
●仕事があれば、再犯は―― 法相表彰の北洋建設“刑務所内面接”に東奔西走
●18人、生まれて初めての権利行使 北海少年院で衆院選「不在者投票」
●非業の獄中死を遂げた画家平沢貞通の企画展を開催中
●好評のOBC「奉行フォーラム2017」 奉行流“働き方改革”を熱心に提案
●Satolyがハンデある職業訓練生と企業オリジナルキャラクター制作
●細菌、ウィルス寄せつけない〝重装備〟学ぶ 道内の理容師たちが「理容衛生管理者」初受講

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*カムイの女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『いかは取れたかい かかァは行ったかい』
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「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

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