北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈7〉

道新 不祥事隠蔽か

帯広で情報漏洩、2年間公表せず
本社では内勤者が収入激減に悲鳴

本号発売前の10月8日、地元大手紙が自社の紙面に謝罪記事を掲載している筈だ。それは本来9月末にも公表される予定だったところ、一度見送られた経緯がある。さらに言うなら、報告される不祥事が2年前の11月に発覚した時点で、同社はただちにその事実を読者へ説明すべきだった。隠蔽疑いがあかるみに出るのと前後して、編集現場では内勤記者の収入激減が問題となり、部内説明会が設けられる事態に。創刊80周年を目前に控えた北海道新聞が今、やけに騒がしい。

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【報道】道南の北斗市で噴き出した「LED疑惑」を追う──②

発覚した業者の契約不履行
市も監査も怠った納品確認

函館の隣にある北斗市(池田達雄市長)が手掛けた総額1億1800万円弱のLED化事業が一者随意契約だったことをめぐる問題の続報だ。住民監査請求は棄却されたものの、このほど施設の一部で蛍光灯がLEDに交換されていなかった契約不履行が発覚。引き渡しの際に業者と市がともに確認を怠っていたという杜撰さが明るみになった。さらには照明灯の積算が水増しされていた疑惑も浮上するなど、道南で起きたLED騒動はまだまだ収まりそうにない──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府⑲

第三者委 調査に着手

江差看護・パワハラ死から3年
遺族の申し入れ受け再調査開始

昨年から本年初頭にかけた50件超の被害認定が1つの節目だったとすれば、その問題はこれからまた1つの大きな佳境を迎えることになる。本誌面で19回めの報告となる、北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題。最悪の被害といえる在学生の自殺事案で、第三者調査委員会発足の報が伝わった。本号店頭発売時までには初会合が設けられ、遠からず遺族への聴き取り調査が行なわれる可能性が高い。悲劇から3年強、事態はようやく動き始めた。(小笠原 淳)

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【報道】産廃処分場建設中止を求める安平町役場が環境フォーラムを開催

専門家を交え住民と情報を共有
「オール安平」で挙がる反対の声

安平町の早来北進地区で計画されている産業廃棄物最終処分場の建設問題をめぐり、同町(及川秀一郎町長)が9月10日、環境問題に詳しい専門家や弁護士を招いて「あびら環境フォーラム」を町内で開いた。この計画をめぐっては、5年前に道の建設許可が下りているが、地元にはすでに産廃処分場があることを理由に、町は「2つの処分場はいらない」と反対の立場を明確にしている。住民への情報提供を目的としたフォーラムを通して産廃問題と向き合う安平町の動きを追った。(武智敦子)

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【環境】仁木町で開かれた「STOP!! 風車」学習会

メガ風発事業に住民が危機感
「環境と健康が脅かされる─」

風力発電は本当に自然に優しい再生エネルギーなのか──。関西電力が道内で検討している風力発電所建設計画のひとつ、「古平・仁木・余市ウインドファーム事業」(仮称)をめぐり反対する仁木町内の住民が学習会を重ねている。9月23日には3回目の学習会「STOP!! 風車」が町内で開かれ、岩内在住の市民科学者、斉藤武一さんや「北海道風力発電問題ネットワーク」代表の佐々木邦夫さんらがそれぞれの立場から報告した。当日の「STOP!! 風車」の模様をレポートする。 (武智敦子)

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【シリーズ・住宅不動産情報】──格安戸建てが大人気の「札幌・東茨戸地区」

出現する令和のニュータウン
戸建て用地250区画が集中

旧札幌テルメのシャトレーゼ ガトーキングダム サッポロにほど近い札幌市北区の東茨戸地区が戸建て住宅地として注目を集めている。2019年末、79区画から始まった宅地分譲は偶然が重なり、その後続々と造成が進み、予定を含めると250区画を超える計算に。若い世代の一次取得者が多く、一家4人と想定すると千人近い住民が増えることになる。まさに令和のニュータウンの様相だ。住宅不動産情報シリーズの第1回をお届けする。                (佐久間康介)

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【医療】「浦河ひがし町診療所」院長
川村敏明 医師に「精神医療の可能性」を訊く

医者を高い所に置くのは
一番下手糞なやり方です

わずかな正解を皆で持ち寄ろう

日高管内浦河町にある精神障害者のコミュニティ「べてるの家」。この「べてる」に浦河赤十字病院(浦河日赤)の精神神経科部長としてソーシャルワーカーの向谷地生良氏(現・北海道医療大学教授)と共に深く関わってきたのが川村敏明医師(73)だ。その後、浦河日赤は、べてるの活動などにより2014年に精神科の病床を返上。病院を退職した川村氏はこの年に「浦河ひがし町診療所」を開院し、今も患者たちに寄り添い続けている。そんな川村院長の医療の原点は患者における当事者性を重視すること。「僕がやってきたことは常に周囲の期待外れ」と笑う川村院長に、これまでの歩みをはじめ医師としての信念、精神医療の可能性を訊いた。 (9月12日取材/工藤年泰・武智敦子)

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【観光】改めて問われる馬産地観光のルールやマナー

「ウマ娘」を地域資源にすべく
日高振興局が見せた行政の本気

サイゲームスも牧場見学のルール啓発

全国でも屈指の馬産地である日高管内の地域活性化に、“ウマ娘”たちが手を差し伸べた。10月11日より管内全7町の観光スポットや案内所などに、クロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティダービー」に登場する日高ゆかりのウマ娘たちの等身大パネルが多数設置されたからだ。これは日高振興局が企画した取り組みで、運営のCygames(サイゲームス、本社東京)の協力により実現した。同局は道庁の出先機関。いわば道が大人気のウマ娘ブームに乗って日高の地域振興に乗り出した格好だが、特筆すべきは馬産地を訪れる上でのルール、マナーを厳守するよう啓発に注力しているところ。地元と観光客との上手い付き合い方を考える上で、これからの取り組みの行方は何らかの参考事例になりそうだ。 (髙橋貴充)

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【経済】路地裏経済ウォッチ──札幌の時間貸し駐車場事情を探る

弱含みの中で強気の価格設定も
南1西9界隈で「20分300円」

読者の皆さんは、普段時間貸し駐車場をどのような基準で選んでいるだろうか。馴染みの駐車場やあらかじめ停める駐車場を調べておくという人もいるだろう。しかし、多くは目的地近くでパーキングを探してなんとなく停め、そうして精算時に料金の高さに驚かされたりする。時間貸し駐車場の動向や料金は、その時代の経済を意外なほど反映している。札幌中心部を歩いて昨今のコインパーキング事情を調べてみた。    (佐久間康介)

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【ニュース】

■水産や芸術文化にも目を向けて
「原子力マネー」に頼らない町へ
 ──岩内町で「地域振興プラン」を考える公開シンポ

■国際大訴訟で大月隆寛氏ら尋問
 不当解雇問う争い、年内結審へ
 ──大学側は記者会見やSNS投稿などを不適切と主張

■取り調べ同席めぐる通達の撤回
 道警「誤解招いた」との認識示す
 ──前号締め切り明けに本部が回答、弁護士会への対応には触れず

■野次排除訴訟、控訴審で尋問へ
 暴行者の証人申請は事実上却下
 ──進行協議では裁判所が警備の必要性問う一幕も

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【創刊50周年記念特集】

■【特別インタビュー】 旭川発・地域メディアの役割と課題
あら探しばかりでは地元で
人も企業も育っていかない
社会医療法人元生会 理事長 森山 領氏

■【特別インタビュー】 戦後から続く道北の日刊紙「稚内プレス」の現在
今できることをピシッと
やっていこうと思ってる
稚内プレス社 社長 工藤 充氏
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【企業】

地産地消による水素社会のモデルケース
乳牛ふん尿を活用したサプライチェーン

エア・ウォーターG「しかおい水素ファーム」の挑戦

十勝平野の北西部に位置する酪農と畑作が基幹産業の河東郡鹿追町。人口約5200人のこの町で、地産地消型水素社会のモデルケースとなる取り組みが行なわれている。平坦な畑作地帯を車で走っていくと遠くに高さ10メートルほどの白いガスホルダーが目に入り、「しかおい水素ファーム」にたどり着く。ここにある鹿追町環境保全センターは、町内の酪農家から集められた乳牛のふん尿からバイオガスをつくっている町の施設で、同じ敷地内でエア・ウォーターグループが水素事業を行なっている。遠くから見えたガスホルダーは、「しかおい水素ファーム」の水素貯蔵施設だ。乳牛のふん尿由来の水素製造事業としては全国唯一の取り組み。脱炭素の切り札として期待が高まる水素活用の未来とはどのようなものか──。現地からレポートをお届けする

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【文化】節目の第10回を前に新体制構築。「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」

新しい取組みに挑み続ける映画祭
3年振りの有観客イベントも充実

空港をメイン会場とした世界でも稀な映画祭「新千歳空港国際アニメーション映画祭」が、11月3日から6日までの4日間、新千歳空港シアターをメイン会場に新千歳空港ターミナルビル内で開催される。メインイベントに定着しているコンペティション短編部門には今回既に、過去最多となる94の国と地域から応募があり、作品数は2058。このうち71のノミネート作品が映画祭で上映。コンペティション長編部門は25の国と地域から42作品が応募され、5作品がノミネートされた。空港も多大な影響を被ったコロナ禍の対策として一昨年、昨年はリアル視聴とオンライン視聴を上手く組み合わせたハイブリッドの実施形態を工夫したが、今回はオンラインも活用しながら、実地開催の各種取り組みに重きを置く構えだ。

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【特別寄稿】コロナ対策を斬る

すべての保健所は目を覚ませ

この冬の空気感染対策をどう考えているのか

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

今年の猛暑に熱中症対策のために窓を閉めたままクーラーを回し続けて第7
波の感染は拡大した。窓を開けられない厳しい冬を目の前にして空気感染対策
をとらないと第8波がやってくる。空気感染対策の有力な武器である次亜塩素
酸水の活用に保健所はまだ風評に惑わされている。ではどうすればいいか。

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【連載】〝農と食〟北の大地から

持続可能な農業をめざす「もっと北の国から楽農交流会」

若い世代の参加に明日への希望
厳しい時代にこそ光る放牧酪農

牛・土・草の観察を基本に年1回、ベテラン農家や研究者の助言を受けながら泊まり掛けで酪農のあり方などを学ぶ取り組みが、この20年間ほど道北地方で続く。その名は「もっと北の国から楽農交流会」。放牧酪農を実践する新規参入者や、就農をめざす人たちを中心に2泊3日で集まり、牧場でのフィールド研修や座学、懇親会などを通して交流しあう。コロナ禍で中断し、9月中旬、上川管内中川町内で3年ぶりに開いた交流会には若い世代の参加が目立った。酪農業界は今、牛乳・乳製品の需要が伸び悩む一方で、円安などに伴う飼料・肥料の高騰や個体販売価格の暴落などが常態化しているが、この交流会の「持続可能な農業」に向けた取り組みの中に、明日への希望を感じることができる。(ルポライター 滝川 康治)

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【出版】岩内町の市民科学者が木田金次郎の絵本を出版

困難を乗り越え前へ進んだ
地元の画家の業績を一冊に

岩内町在住の市民科学者、斉藤武一さん(69)が、このほど郷土の画家・木田金次郎をモチーフにした『木田金次郎の絵本』」を自費出版した。木田は有島武郎の小説『生れ出づる悩み』のモデルとして知られる。斉藤さんは大学時代にこの小説を読んで感銘を受け、以前には木田の評伝も上梓。今回の絵本は、以前に制作した木田の紙芝居を撮影した写真が出てきたことから思いつき、7月から作業に取り組んできた。「今年は木田の没後60年、ニセコの有島農場の開放から100年の記念すべき年。絵本を通してひとりでも多くの人に木田の業績を知ってほしい」と話している。        (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」86──「ひきこもり外交官」さえきたいちさんの素顔【前篇】

全国を行脚し届ける最新情報
自分との葛藤を経て得た今日

「ひきこもり外交官」として全国を旅する、さえきたいちさん(45・大阪府在住)。各地での当事者や家族、支援者とのやり取りを通して、ひきこもり界隈の最新情報を届けている。そのアクティブな活動は訪れた土地の当事者や家族に刺激を与えているようだ。行動派の彼だが、幼い頃からの愛着不安に苦しんできた過去がある。それとどう決別し、今の活動につなげることができたのか。9月に来道した、さえきさんを取材し、2回に分けて素顔を紹介する。  (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【85】

山口県宇部市の長生炭鉱跡
今も海に眠る多くの犠牲者

海から突き出た「墓標」

瀬戸内海に面した山口県宇部市東部の床波海岸近くに海面から突き出ている2本のコンクリート柱がある。これは大正時代から石炭を採掘していた長生炭鉱の排気・排水筒(ピーヤ)跡で、この下には太平洋戦争が始まって3カ月後に起きた出水事故で亡くなった183人もの採炭夫の遺骨が今なお眠っている。そのうち約7割が朝鮮人労働者だ。過酷な労働の下、この炭鉱で何があったのかを究明する市民団体の活動によって「追悼ひろば」などが整備され慰霊行事が行なわれるようになっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●賛同署名6700超 新人看護師訴訟、二審初弁論迫る
●北海道ニュービジネス協議会の講演で力説された「弱者の戦略」
●ホクレン×ファイターズ共同の北海道を元気にする取組み相次ぐ
●トラウトフィッシングの魅力伝えるファクトリー「My Loch」2号店開業
●秋の行楽は「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●今しか飲めない限定クラシック「富良野VINTAGE」発売へ
●花咲ガニや北海シマエビ、北の勝 赤レンガに根室絶品グルメが集う
●土屋HDの礎を築いた創業者 故・土屋公三氏「お別れの会」
●北海道どさんこプラザ札幌店 新幹線駅工事に伴い一時休業
●北海道産の原料を活用したSecoma増毛町産洋なしソーダ

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
*人物株価
*夏井功の夜を駈ける車イス
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『タカとヤマバト』
【報道】道南の北斗市で噴き出した「LED化疑惑」を追う

1億円を超える発注事業で
大阪の照明業者と随意契約

自治体におけるカーボンニュートラルの1丁目1番地として注目されているのが、公共施設における照明設備のLED化だ。この中で道南の北斗市(池田達雄市長)が最近手掛けた総額1億1800万円弱のLED化事業が一者随意契約だったことをめぐり疑義が噴出。今年3月以降、議会が追及に乗り出したほか市民有志が住民監査請求に踏み切るなど内外から注目を集めている。このほど市監査委員会は監査請求を棄却したが、騒ぎはまだ収まりそうにない──。      (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元法曹たちの挑戦②

「立ち会い」拡大を――

弁護士会が取り調べ同席推進運動
地元警察は「認めない」通達撤回

本年1月号の誌面で報告した、刑事事件の取り調べへの弁護人立ち会い促進の動き。札幌ではこの9月から弁護士会の「推進運動」が始まり、会員らに積極的な実践が呼びかけられた。地元報道ではこれに抵抗する警察の姿勢が問題視され、弁護士らの抗議により関係通達が撤回に追い込まれる事態に。全国に先駆けた“人質司法”解消への一歩は、どれほどの成果を残すことになるのか。現在進行中の取り組みを報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑱

全容解明、近からず

ハラスメント告発から丸2年
道立看護・待たれる真の救済

本誌などが昨春から報告を続けている、公立看護学校のパワーハラスメント問題。本年8月に入って在学生自殺事案など過去の被害で再調査が始まり、当事者の聴き取りや資料の開示が進んでいることが伝わった。一方、未だ関与教員からの謝罪を得られていない被害者もおり、また長期間の通院を余儀なくされている元学生からは改めて充分な補償を求める声が。真っ当な被害回復は、今なお道半ばにあると言ってよい。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭発・賃貸住宅の擁壁倒壊をめぐる損賠訴訟の顛末

地裁は「業者の不備」を指摘
倒壊して当然の杜撰工事か

恵庭を舞台にした建設工事による擁壁倒壊トラブルをめぐり、倒壊防止策の有無などが争われた損害賠償請求訴訟の判決が今年5月、札幌地裁であった。賃貸マンション建設のため土地掘削を行なった際、隣地の賃貸住宅の擁壁が倒壊するトラブルが発生。裁判で原告の施主側が「擁壁に安全性がなかった」と主張したが、反訴した被告の賃貸住宅オーナーが「原告側が十分な倒壊防止策を取っていなかった」と反論。裁判所はこの反論を認め、原告側に約500万円の支払いを命じるに至った。実際に工事を行なったのは、千歳市に本社があるマーベラスホーム。裁判所が指摘した業者の倒壊防止策の不備とはどのようなものだったのか──。  (佐久間康介・工藤年泰)

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【経済】札証新規上場IT2社のトップが語る「北海道愛」

発想を発酵させる“大地の力”
「北に生きる」を社名にした志

北海道を好きすぎる経営者が率いる道内企業2社がこの9月、札幌証券取引所に相次いで上場する。これまでも北海道愛のある経営者の企業が新規上場をしたことはあったが、今回の2人はその思いが溢れんばかりで、札証上場の狙いを「北海道経済への貢献、北海道への恩返し」と言い切る。彼らの北海道愛を読者に紹介しよう。(佐久間康介)

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【報道】放射線治療の大家・西尾正道氏にトリチウムの危険性を訊く

処理水の海洋放出に危機感
健康被害を防ぐ正しい知識

原子力規制委員会が「安全上問題はない」として7月下旬、福島第一原発の敷地内で増え続ける処理水について海洋放出を認可したことが物議を醸している。処理水には浄化装置では取り除けない放射性物質トリチウムが含まれているからだ。海洋放出をめぐっては海洋汚染を懸念する地元の漁業関係者らが強く反対しているが、認可を受け国と東京電力は来春の放出に向けて動き始めた。この中で健康に被害を及ぼすとして海洋放出に警鐘を鳴らしているのが、放射線科医で独立行政法人「北海道がんセンター」名誉院長の西尾正道氏(75)だ。トリチウムはなぜ危険なのか、海洋放出以外に道はないのか、西尾氏に訊いた。(武智敦子)

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【医療】無作為の看護師に母親を「殺されかけた」元看護師が告発本を出版

深夜に低血糖を起こした
患者はなぜ放置されたか

2016年、糖尿病治療のため札幌市内の総合病院に入院していた高齢の母親が、深夜に低血糖を起こし、夜勤の看護師に助けを求めたが放置され命の危機にさらされた──。病院と看護師の無作為を刑事告訴し民事訴訟を起こした元看護師の女性がその間の経緯を『孤立無援の〈医療訴訟〉 糖尿病の母を看護師に「殺されかけた」元看護師の闘い』(寿郎社)にまとめ出版した。告訴は不首尾に終わり裁判でも敗訴したが、なぜ母は殺されかけたのかという疑問は今も消えない。母の無念を晴らし、真実を明らかにしようと奔走する女性の渾身のドキュメントだ。(武智敦子)

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【ニュース】

■幌延めぐる40年の歴史を教訓に
 寿都・神恵内の「概要調査」阻む
 ──道北の住民団体が「核のゴミを考える全国交流会」を開催

■道5区・和田衆議も所属する自民
 保守グループが百年記念塔を視察
 ──国会議員も感じた「解体ありき」しか頭にない道庁

■組合員の解雇断行、社宅退去へ
 労使間緊張続くネムロニュース
 ──労働審判は9月中旬にも第1回期日、労組は解雇後も活動

■無罪事件めぐる公判検事の急逝
 最高検が「存否応答拒否」を撤回
 ──バス事故の公判中に訃報、国賠二審では陳述見送りに

■「一審判決の前に戻りたくない」
「結婚の自由」訴訟、高裁で陳述
 ──代理人は国民感情と国会議論が乖離した「異常事態」指摘

■「道は誤った解釈に固執、拘泥」
 SOGIハラ訴訟で原告が指摘
 ──民間よりも配慮進めるべき行政「実態は逆」

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【創刊50周年記念特集】

■「ボクがひとコマ漫画を愛した理由!」石川寿彦

■【特別インタビュー】 伝説の漫画家、その人生と横顔

難破船の僕は漫画を描く事で
世の中に繋ぎ止められてきた

漫画家 鈴木 翁二氏

■特選漫画館「花嫁」鈴木 翁二

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【企業】サッポロビールの原料のふるさとを巡る

ホップと大麦育む上富良野町で
「麦とホップ 北海道」お披露目会

サッポロビール企画の大人の社会科見学

サッポロビールが9月6日に発売した道内限定商品の新ジャンル「麦とホップ 北海道」。その大きな特長として、北海道産大麦麦芽と富良野産ホップを使用しているという道産原料へのこだわりがあるが、その原料を育んでいる地域のひとつ、上川管内上富良野町で同品のメディア発表会が7月27日に行なわれた。同日のプログラムは先に触れた「麦とホップ 北海道」プレゼンテーションに止まらず、複数種のホップを栽培している生産者圃場の見学や、辺り一面を黄金色に染め上げた大麦圃場の視察。昼食時には斉藤繁町長をはじめ上富良野町役場の関係者も多数参集した。道産のビール原料や上富良野町に関する知識や情報を、新鮮な驚きや感動などと共に学ぶことができたこの企画は、まさに大人の社会科見学と呼ぶにぴったりで、参加者は皆笑顔でこの旅を楽しんでいた。

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【特別寄稿】コロナ対策を斬る

空気感染対策を取らないのは何故か

感染は専門家と行政の不作為によって拡大している

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

新型コロナウイルスに北海道知事も総理大臣も感染してしまった。マスクをしていても、手洗いをしていても、アクリル板を置いてあっても感染は防げない。今年3月に国立感染研究所はやっと感染の主原因が空気感染であることを認めた。昨年5月に米国CDCが空気感染を警告し手指感染の可能性は低いと発表していたのになぜ日本でだけ異様で奇形な感染対策が続いているのか。犯罪的不作為を告発する。

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【インタビュー】2期目に乗り出した余市町の齊藤啓輔 町長に訊く

ワイン産業は成長エンジン
早期に解決目指す斎場移転

批判されても何より公益を優先

任期満了に伴い8月23日に告示された後志管内余市町長選で現職の齊藤啓輔氏(40)が無投票で再選を果たした。外務官僚から道内地方都市の首長へ転身し、1期目では新型コロナ対策では「余市モデル」と呼ばれるワクチンの広域接種を主導。高齢者をはじめ住民接種を早期に完了させ高い評価を得た。産業振興については地域で伸びてきたワイン産業を成長の核とし、「地域には成長の芽がある。総花的にではなく、そこに集中的に投資してこそ効果が出る」と力を込める。同月29日、役場で当選証書を受け取った齊藤町長に2期目への抱負を訊いた。
(8月29日収録 取材=工藤年泰・武智敦子)

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【岩見沢市発】文化芸術が寄与するこれからの社会福祉とは──

障害者の喜び、やりがいも生む
“アール・ブリュット”の広がり

芸術を通じて多様性を認める共生社会に

地域に暮らす人々全ての多様性を認め合い、共生社会の実現を目指す取り組みにかねてより力を入れている空知管内の主要都市・岩見沢市。2019年11月にはこうしたまちの姿勢を内外に示すような象徴的イベントで、障害を抱えた方々が制作した芸術作品やアーティスト活動をメインに紹介した岩見沢アール・ブリュット芸術祭を岩見沢市民会館まなみーる、同市イベントホール赤れんがなどの複数会場で開催した。同イベントをひとつのきっかけに、これからは大勢の健常者・障害者が一堂に集う場の創出などを通じて、同市の共生社会推進に取り組んでいこうとしていた矢先、人々の交流を著しく阻むコロナ禍に見舞われてしまう。これにより大規模イベントの実施が難しくなった一方で、蒔かれたアール・ブリュットの種は現在、同市のさまざまな場所で花開いているようだ。    (髙橋貴充)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「みどりの農業システム戦略」を追い風に広がる有機農産物の学校給食

有機農業に千載一遇のチャンス
自治体での食材調達を突破口に

農林水産省が昨年5月に発表した「みどりの農業システム戦略」をきっかけに、有機農業の推進に追い風が吹いてきた。これから30年ほどの間に日本の農地面積の25%を有機農場にするとの戦略が描かれ、学校給食に国産の有機食品などの利用を促進することも明記された。いささか現実離れした数値目標ではあるが、有機農業の普及にとって千載一遇のチャンス、懸案だった学校給食の有機化にも弾みがつくのではないか──。8月には有機農産物の普及に向けて実践を重ねる千葉県いすみ市の担当者を招き、市民団体が主催する「北海道有機給食フォーラム」が札幌市内で開かれた。そこでの講演内容とパネルディスカッションの模様などを紹介し、有機農産物を使った学校給食の現状を探った。(ルポライター 滝川 康治)

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【演劇】劇団うみねこ元代表の吉川勝彦さんに訊く【3】

演劇が持つ大きな可能性
衰えない作品上演の意欲

「二十四の瞳」など子どもを主役にした舞台をつくりたい──こう夢を語る、小樽市の「劇団うみねこ」の元代表、吉川勝彦さん(78)。劇団を率いながら高校の演劇指導者として歩んできた58年の役者人生に「引退」の2文字はないようだ。吉川さんへのロングインタビューによる演劇人生シリーズ最終回では、近年の舞台環境の変化や課題、そして演劇人としてこれから何にチャレンジしていきたいかを訊いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」85──居場所事業「ヒュッゲ」の集いから

「もし両親がいなくなったら」
当事者が吐露した本音と不安

80代の親が子どもを支える「8050問題」。しかし、最近は50代の無職の子どもが80代の親を支えるケースも珍しくはないという。「もし両親がいなくなったら」──。札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)が8月18日に小樽市内で開催した居場所事業「ヒュッゲ」では、本連載でお馴染みの大橋伸和さん(39)ら30代から50代のピアスタッフ3人が、避けて通りがちなこのテーマに向き合った。心と身の置き場所が失われてしまうのではないか、将来のやりくりをどうしたらいのか──。当事者たちが赤裸々な思いを吐露した。           (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【84】

あの時の悲劇を今に伝える
広島市内に残る被爆建造物

高まる原爆遺構の重要性

人類史上初めて核兵器によってまちを破壊された広島。8月号では改装後の広島平和記念資料館を紹介したが、市内には世界遺産に登録された原爆ドームのほかにも被害の悲惨さを伝える建造物が数多く残っている。広島市が「被爆建造物」として保存している建物や戦後に平和の象徴として建設された「平和大橋」などを訪ねると、原爆投下を後世に伝えようとする取り組みを改めて知ることができた。ロシアがウクライナに軍事侵攻し、世界が戦争の恐怖を目の当たりにしている中、こういった建物を後世に伝える取り組みの重要性を肌で感じた取材だった。                         (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●外食業や銘菓開発のYOSHIMIがコロナ支援の札幌の基金に寄付
●子どもを愛し、国を愛した田下昌明氏の「お別れの会」
●止まらない書店閉店から見える紙媒体業界の抗えない構造不況
●ニトリレディスで稲見萌寧がV2! 小樽の晩夏を彩った「ニトリウィーク」
●依存症に理解を―― 恵庭市・予防教育セミナーに50人が関心
●日高振興局が主催する観光物産展にウマ娘!?
●道内最年少・澤田組合長のもと若い力が活躍するJAみついし

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『おぼえているよ』
【報道】首相批判封殺の波紋㉔

「蛮人に自戒を」――

元首相銃撃で国賠判決が標的に
現職道議は関係者名指しで批判

本誌前号締め切り直後に伝わった、元首相射殺事件。警護の不手際が指摘されることになった出来事は、ほどなく大きな“流れ弾”を生む。3年前に札幌で起きた野次排除事件をめぐる司法判断が、その後の警備の萎縮を招いたとする言説だ。インターネットの匿名投稿から報道大手の社説・解説、地方議員の発言まで、あたかも要人警護と言論・表現の自由は両立しないと言わんばかりの声は、事情を知らない多くの人たちを誤解させた可能性がある。本来、警備と言論のいずれも萎縮してはならない筈なのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑰

未認定被害 再調査開始

解明なるか、あわや風化の被害
道立看護パワハラで新たな動き

北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で8月上旬、未だ被害認定に到っていない複数の事案について道が再調査の意向をあきらかにした。遺族が調査を要望してきた在学生の自殺事案では、すでに解散した第三者委員会とは別の調査チーム発足が決定。8年前の不適切指導・退学強要問題では、今月から改めて聴き取り調査が始まることに。埋もれていた事実の解明に光が射し始めたのは、ほかならぬ当事者が声を上げ続けたためだった。(小笠原 淳)

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍元首相が若手経営者たちへ贈ったラストメッセージ

未来は、私たちが何を考え
何をやるかにかかっている

「成長を諦めた国には未来はない。未来は定められたものではなく、いま私たちが何を考え、何をやるかにかかっている」──北海道の若手経営者たちを前に安倍元首相が熱く語りかけたのは凶弾に倒れる1年前、昨年7月のことだった。体調が万全ではないことを理由に首相の座を辞していた安倍氏は「北海道経営未来塾」の特別講師として招かれ講演に臨んだ。本稿ではこの日の講演の概要と同氏が同塾の設立を後押しした秘話を読者に紹介したい。(佐久間康介)

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍晋三元首相を悼む──党派を超えた30年の付き合いで見えた人間力

寄せられた「北海道への期待」
信念の人を失った大きな痛手

北海道経営未来塾塾長 長内 順一氏

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍晋三元首相を悼む──知られざる安倍氏と北海道の接点

彼に拉致被害者の情報を提供
「チカホ」建設では陰で後押し

青木ビジネス企画センター社長 青木雅典氏

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【報道】道警不祥事から考える〈58〉

暴行など未発表か

道警不祥事2022上半期速報
懲戒・監督措置ともに前年比増

地元警察の不祥事処分、本年上半期6カ月間の記録が出揃った。数字の上では懲戒処分・監督上の措置ともに前年同期を上回る結果となったものの、最も重い制裁である免職処分は記録されない結果に。4件あった懲戒処分がすべて公表されたのに対し、監督上の措置では未発表の法令違反が複数あることが疑われるが、いずれの事案も詳細はわかっていない。公文書開示請求であきらかになった範囲で、半年間の記録の概要を取り急ぎ報告する。(小笠原 淳)

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【選挙】第26回参院選・北海道の闘いを総括する

旧民主党系の連携不足で
長谷川・船橋ダブル当選

力関係崩した国民の独自候補擁立

今夏の一大政治決戦、第26回参議院議員選挙の勝敗が7月10日に決した。その結果は与党・自民党が選挙区と比例代表合わせて全国で63議席(改選前55議席)を獲得。改選議席125の過半数を得て圧勝した。一方、野党第一党の立憲民主党は改選前の23議席から6議席も失い大敗。このほか改選前の6議席から12議席と、大きく議席を増やした日本維新の会の躍進も目立った。だが今回の参院選。期間中に起きた安倍晋三元首相銃撃という凄惨な事件、その後白日の下に晒されることとなった旧統一教会というカルト教団と政治家との結び付きの問題などで、選挙結果への関心が世間から一気にかき消えた感は否めない。改めて今回の参院選がどのようなものだったのか振り返っておきたい。(髙橋貴充)

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【原発】青森県大間町の「あさこはうす」を訪ねて

原発に食い込んだ反対の標
母の遺志を継いだ闘い今も

青森県下北半島にある大間町。マグロ漁で知られる本州最北端のこのまちでは、2008年から世界でも例のないフルМOX燃料専用となる大間原発の建設が行なわれている。その原発建屋からわずか250メートルの場所に用地買収に応じなかった故・熊谷あさ子さんのログハウス「あさこはうす」がある。大間原発をめぐっては、海を挟んだ函館市が14年に国と事業者を相手取り建設の無期限凍結を求める訴訟を起こしており、本道にとっても無関係ではない。6月下旬、あさ子さんの長女で活動を引き継ぎ「あさこはうす」に暮らす熊谷厚子さん(67)を訪ね、反原発への思いを訊いた。(武智敦子)

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【原発】岩内町の斉藤武一さんが『地震の絵本 ぐらぐらどーん』を自費出版

危険なのは津波だけではない
泊原発に潜む「地震のリスク」

北電が再稼働を目指す泊原子力発電所。その耐震性は信頼できるのか──。岩内在住の市民科学者、斉藤武一さん(69)が8月1日、泊原発と地震の問題をテーマに『地震の絵本 ぐらぐらどーん』を自費出版した。3本の紙芝居を1冊にまとめたもので、硬い地層と軟かい地層が重なるサンドイッチ状の地層に建つ泊原発の危険性や耐震設計の目安となる基準地震動の矛盾点などについて分かりやすく解説。地震大国日本ではどこでも地震の起きる可能性があり、原発の再稼働に一考を促す一冊となっている。          (武智敦子)

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【観光】行動制限緩和後の地域観光の在り方【日高路編】

「ウマ娘」効果が問題提起した
馬産地での観光振興の在り方

課題は観光客側のモラルやマナー

長かったコロナ行動制限が緩和され、この春からようやく観光客が動き始めた。そういった中で気になったのは、馬産地として著名ないわゆる日高路。クロスメディアコンテンツ「ウマ娘」の大ヒットで、それきっかけのビギナーの競馬、競走馬ファンが急増。いわばウマ娘の聖地として同地域が大きな注目を集めるようになったからだ。だが正直なところこの地域は、観光産業があまり発展してこなかった。加えて牧場主などは大切な馬とのトラブルを心配して、観光客の増加をそう歓迎していない節もある。“弱かった観光をテコ入れする”といった安直な発想では決して上手くいかないであろう、日高路における観光振興の難しさなどを探った。 (髙橋貴充)

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【ニュース】

■NHK「NW9」密着もお蔵入り
 ネムロニュースの迷走止まらず
 ──労組メンバーには「本採用拒否通知」

■民事再生のスガイディノスが東京の
 エンタメ企業GENDAに事業譲渡
 ──社員は継続雇用、スガイディノスは清算処理へ

■銃所持許可訴訟・二審弁論続く
 裁判所が双方に積極主張求める
 ──現地では本夏もヒグマ目撃情報多発

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【創刊50周年記念特集】

【創刊50周年に寄せて】ジャーナリスト 清水 潔
めざせ60年 北の大地の絶滅危惧種

【創刊50周年に寄せて】元警察官・依存症予防教育アドバイザー 稲葉 圭昭
地道に愚直に権力監視、これからも

【特別インタビュー】「北方ジャーナル事件」と本誌の現在

昔のような北方ジャーナルに
決して戻らないでもらいたい

弁護士 上田 文雄氏

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【観光】2022 SUMMER 道内観光情報

夏の光へ漕ぎ出そう

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【医療】院長に就任した大川洋平医師に訊く

札幌ハートセンター初の分院
「新札幌心臓血管クリニック」

全国屈指の循環器専門病院、札幌心臓血管クリニック(東区・104床)のサテライト診療所「新札幌心臓血管クリニック」が7月1日、JR新さっぽろ駅近くにオープンした。全道に専門医を派遣しサテライト外来を開いてきた医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)が自前の分院を初開設。開院に当たって北海道大野記念病院の前院長で循環器分野の名医として知られる大川洋平医師をトップに迎え、本院と遜色ない検査体制を整えた。「札幌ハートセンターとして厚別区や北広島方面の医療ニーズに応えていきたい」と意気込む大川院長に今後の抱負を訊いた。           (7月27日取材)

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【寄稿】カーボンニュートラルへの接し方を考える

カーボンニュートラルの秘密兵器

バイオ菌による下水汚泥処理の実力

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

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【追悼特集】
土屋グループ創業者会長
土屋公三氏が遺したもの

【再録インタビュー】
お客様と同じ目線に立った家づくり
「苦難福門」を経て辿り着いた節目
創業者会長 土屋 公三氏

【土屋公三さんを悼む】創業者として成功した資質とは

成功の原動力は苦労の経験
向上心で花開いた建築事業

日本商工振興会会長 伊藤小一氏

【土屋公三さんを悼む】生涯をかけて学び続けた“努力の人”

半端じゃない情熱と仕事量で
会社を大きくしたことに感服

キャリアバンク社長 佐藤良雄氏

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【連載】〝農と食〟北の大地から

豊浦発・自然栽培の野菜と卵を札幌に宅配する試み

規模拡大での挫折が大きな転機
仲間と目指す小規模農家の自立

もうすぐ農業歴が50年になろうとする胆振管内豊浦町の駒井一慶さんがめざす方向は、地域自給型の「ローカリズム農業」と小規模農家による「販売共同体づくり」である。そのために週2回、自宅から100キロ離れた札幌まで車を走らせ、野菜と卵の宅配事業を続ける。顧客は増え続け今では150軒ほどになり、農場を継承していく道も見え始めた。しかし、ここに至る歩みは、大規模酪農や牛乳・乳製品づくりの挫折をはじめ、地元農協からの離農勧告…と決して平坦なものではなかった。牛舎まわりの鉄くずを売ってヒヨコを購入し、鶏の卵を売る。「3・11」を機に野菜の宅配を始める──。「農と食」の現場から離れることなく、持続可能な農業のあり方を追求してきた軌跡と現状について耳を傾けた。(ルポライター 滝川 康治)

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【演劇】劇団うみねこ元代表の吉川勝彦さんに訊く【2】

芝居バカの夫を支えた妻
書き残したい小樽演劇史

小樽市の「劇団うみねこ」の元代表、吉川勝彦さん(78)が歩んできた58年の芝居人生。それを誰より理解し支えてきたのは7年前に亡くなった妻の陽子さんだった。亡くなった翌年の2016年、念願だった『父と暮せば』を上演したが、「稽古では妻と一緒に演じているような気がした」と振り返る。高校生ら若者を巻き込んでの芝居づくりは、時に「芸術性を求めない」「劇団人さらい」などと揶揄されることもあったが、「あの時演じて楽しかったと言ってくれる人がいれば」と豪快に笑い飛ばす。              (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」84──NPO法人「楽しいモグラクラブ」の動画支援

さまざまな専門家が力を合わせ
「ひきこもり支援」の動画を制作

障害者支援など法律の枠組みから外れたひきこもりをどう救うか──。この問題に向き合おうと、札幌市北区のNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長)が支援者の育成に取り組んでいる。ひきこもり支援の専門家や社会保険労務士、クリエイターらを講師に迎えてオンラインの勉強会を開催。在宅での仕事づくりや障害年金を受給するメリット、当事者の気持ちなどについて学んでもらうためのそれらを動画としてまとめるプロジェクトだ。同法人は就労支援事業所を運営しているが、スタートは不登校・ひきこもり支援。原点回帰ともいえる今回の事業は交流のある団体や個人とのネットワークを活かして生まれた。 (武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●母娘、並走した10年 看護師過労死 裁判終結を報告
●カドウフーズと函商の学生たちが厚沢部町で地域課題解決授業実施
●小学生検事らが容疑者を追及 札幌地検が「カルチャーナイト」で取り調べ体験
●次を担う若者らが盛り上げた札幌市制100周年の記念式典
●白い恋人パークにベイクショップ「チェルシー」が7月にオープン
●盛り上がった花のまち・恵庭ガーデンフェスタ34万人来場

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『初恋』
【報道】道警不祥事から考える〈57〉

副署長 相継ぎ自殺か

道警・旭川方面で異例の事態
ストレス、パワハラ疑う声も

5月末から6月にかけ、北海道警察・旭川方面の2警察署で副署長の急逝が相継いだ。ともに50歳代後半の男性で、階級は警視。1人は暴力団捜査など刑事部門で実績を積み、もう1人は警備・公安畑を長く歩いた。前者にかかわる“事件”は報道大手の取材で周知の事実となったが、後者の話題はほぼ表沙汰になっていない。時期の重なりは偶然だった可能性が高いものの、同じ管内で同じ役職の警察官の訃報が続くのは異例の事態といえるだろう。2人の副署長に、何があったのか。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉓

「判決、確認していない」

野次訴訟、公安委には他人事
道の控訴決裁は副知事「代決」

「判決文そのものは確認していません」。地元警察を監督する公安委員会のトップがそう言い切ったのは、6月下旬のこと。首相演説野次排除事件をめぐる国賠訴訟で完敗を喫した道警は、その後すかさず控訴に踏み切ったが、公安委はその判断を追認したのみで、司法の決定に目を通していないというのだ。さらには、被告である道の知事も控訴の決裁に関与せず、警察の意向を丸呑みして副知事に「代決」させていた。わかったことは、1つ。警察を制御できる公的機関は、北海道には存在しない――。(小笠原 淳)

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【報道】道東・新興メディアの舞台裏で

船出直後の波瀾

新装地域紙で労使間トラブル
労基、ネムロニュースに勧告

この春に産声を上げた地方紙で、編集現場の混乱が続いている。発端は、労働環境の改善を求めて組合を結成した記者たちが取材・執筆の現場から逐われた異例の人事。創刊時の過重労働などを訴えていた記者らは問題を労働当局に持ち込み、6月末には賃金未払いの是正勧告に到った。7月に入ってからは労働委員会への救済申し立てが受理され、労使間の緊張はなお続きそうな様相。紙面の劣化を指摘する声も聴かれる中、生まれたばかりの新聞社では今、何が起きているのか――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑯

第三者委 新たに設置か

江差看護・パワハラ死解明へ
卒業生らは学生間いじめ否定

新たな被害調査が求められている北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、道が昨年設けた第三者調査委員会とは別のメンバーによる調査チームが発足する可能性が浮上した。教員によるパワハラを苦に自殺したとみられる在学生の事案で、遺族の申し入れを受けた道が設置の検討を進めているという。同事案では事情を知る卒業生らも証言に名乗りを挙げており、一連のパワハラ問題で最悪の被害にようやく真相解明のメスが入り始めた。(小笠原 淳)

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【経済】北海道観光振興機構新会長に小金澤健司氏が就任

新会長に託された解体的出直し
求められる分配組織からの脱却

公益社団法人北海道観光振興機構(本部札幌)の新会長にコールセンターを運営するアイティ・コミュニケーションズ(本社札幌)の会長を務めていた小金澤健司氏(62)が就任した。だが、このトップ人事を多くの関係者は驚きをもって受け止めた。同氏が観光業界はもとより経済界でもあまり顔が知られていない人物だからだ。「北海道観光の司令塔」とも言われる振興機構だが、期待される役割を果たしていないことは多くの関係者が認めるところ。同氏に託された役割は、まさにその司令塔機能を創造することにある。 (佐久間康介)

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【経済】「道内20信金3月期決算」を数字で読み解く

ゼロゼロ融資一巡で貸出金減少
「先の見えない中での安定」決算

北海道の地域経済を支える道内20信用金庫の2022年3月期決算が6月22日に出揃った。コロナ2年目となる決算は、収入の減少以上にコストが抑えられたため全金庫が黒字を確保、そのうち14金庫が増益、6金庫が減益となった。預金は堅調に伸びているが、貸出金はゼロゼロ融資が一巡し、一部で返済が始まっていることから期末残高ベースでは減少した。期末の貸出金減少は8年ぶり。倒産が少なかったため一般貸倒引当金の繰入額が減少しているが、一部金庫では不測の大型倒産による個別貸倒引当金の積み増しを余儀なくされたところもあった。ある金融関係者は今回の内容を「先の見えない中で安定感のある決算」と評した。(佐久間康介)

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【環境】風力発電を検証する横断組織「北海道風力発電ネットワーク」設立

危機感から道内各地の団体が連携
「毛無山視察」には小樽市長も参加

風力発電の建設に反対する道内の住民団体や個人が連携する横断組織「北海道風力発電問題ネットワーク」が6月15日、設立された。道内で大規模な風力発電が計画されている問題に危機感を持つ同ネットワークでは、国や議会、自治体に規制の強化を訴えていく考え。まず活動の第1弾として、7月10日投開票の参院選に道内から出馬する立候補者に質問状を送付。ホームページなどで回答を公開し風力発電問題の争点化を狙うという。 (武智敦子)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART33 「原子力マネー」に頼らぬ地域振興プラン

“地域の宝”を掘り起こせ

「核抜き」で持続可能な社会を
住民たちがまちづくりを模索

“核のゴミ”を埋めるより、住民の手で“地域の宝”を掘り起こそう──と、泊原発の地元4町村と最終処分地選びの「文献調査」が進む寿都町の住民グループが地元有識者や札幌などの研究者と始めた「地域振興プランづくり」が本格化している。6月下旬には原発城下町の福井県美浜町で半世紀にわたる反対運動を続けるかたわら、林業を中心にした体験事業に取り組む松下照幸さんの講演会を開催(約40人が参加)。小水力発電の可能性や地域のエネルギー事情を探る地道な調査も進む。住民のところに足を運び、この地域の実態に即した「原子力マネー」に頼らない振興策について、今秋には中間報告をまとめる予定だ。(ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■バス事故「起訴違法」に国が控訴
 国賠訴訟二審、札高裁で初弁論
 ──双方が控訴、一審原告は賠償の増額求める

■裁判所が「文提」命令に慎重姿勢
 取り調べ映像開示判断、先送り
 ──不当捜査被害国賠訴訟で問われる「提出の必要性」

■地元検察トップが相継いで着任
 札地検に2代続いて女性検事正
 ──高検検事長は初の道内勤務

■読売の女性記者が万引きで逮捕
 周囲からは適切なケア求める声
 ──疑われる窃盗症、取材受けた男性が慎重な報道呼びかけ

■同性パートナー扶養認定を調査
 少なくとも30超の自治体が運用
 ──「道職員SOGIハラ訴訟」で道外の先行例あきらかに

■閉店したパンの「HOKUO」が復活
 実父との確執乗り越え西区で新創業
 ──「お客様が背中を押してくれた」と斉藤社長

■キャリアバンクグループの日本語
 学校が佐賀のキャンパスで入学式
 ──ジャパンランゲージが札幌に次ぐ2校目として開設

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【創刊50周年記念特集】

【創刊50周年に寄せて】忘れられない「札幌エムケイ問題」
報道が後押しになった国との闘い(ほくていホールディングス会長 加藤 欽也)

【創刊50周年に寄せて】メディアの罪と役割
その爪痕は、ずっと残り続ける(光ハイツヴェラス社長 森 千恵香)

【特別談話】 内部牽制や内部告発に不可欠な見識
「雑誌に言う」と凄まれたら北方ジャーナルを紹介する(キャリアバンク社長 佐藤良雄)

【再録・特別対談】
原田宏二(元道警釧路方面本部長)×赤羽喜六(ミートホープ元常務)
「終わった」今こそ問う 内部告発は社会を変えられるか?

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【介護】北海道友愛福祉会の新理事長・市川茂春氏に訊く

半世紀に亘る法人のレガシーを
次の世代に伝え地域と共に歩む

「人を大事にする」前理事長の教えを胸に

江別市で特別養護老人ホーム「静苑ホーム」などを運営する社会福祉法人北海道友愛福祉会の新理事長に、同施設の施設長で業務執行理事を務めていた市川茂春氏(49)が4月1日付けで就任した。前理事長で半世紀にわたり江別における高齢者・障害者福祉に大きな足跡を残し、全国老人福祉施設協議会の幹部として我が国の社会福祉の発展にも貢献した中田清氏の後継者として抜擢されたもの。「人が人を支えるのが介護。だからこそ人を大切にしたい」と語る若きトップリーダーに、人材育成のあり方や今後の運営方針などを訊いた。
(6月22日収録・聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【寄稿】カーボンニュートラルへの接し方を考える

電気料金異常事態

今すぐ料金高騰対策をしないと社会がもたない

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

いま猛暑が到来している中で70年代オイルショック以来の電力逼迫と電気料金高騰の非常事態を迎えている。この混乱の影響で電力自由化制度は崩壊し、全国数万件の企業や自治体施設が最低保障約款の適用により3割から5割近い値上げを強いられる異常事態が発生している。この状況を乗り切るため、我々は何を為すべきか──。

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【経済】

制限解除後の経済を牽引する
道産子事業者のものづくり力

道産品の底力でコロナ禍に反転攻勢

この6月、北海道の良品にフィーチャーした催しや新店舗の開業が札幌で相次いだ。いわゆるコロナ禍の影響でこれまでさまざまなビジネス活動に不自由を強いられ、商品アピールなどの機会にあまり恵まれなかった道内のものづくり企業にとっては、ようやくコロナ前の働きを取り戻す足掛かりを得たように見受けられた。ここでは3年ぶりに実施された道内最大規模の商談会「北海道産品取引商談会」の様子と、ISHIYA(イシヤ、本社札幌、石水創社長)グループの石屋商事が札幌駅前通地下歩行空間そばにオープンした「22%MARKET」の概要を紹介。これらの事柄を通じて北海道のものづくり力を伝えたい。(髙橋貴充)

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【お墓】変わりゆく現代のお墓事情

進む簡素化と低価格化の流れ
コロナ封鎖で墓石調達危機も

変わるカタチと変わらない供養の心

もうじきお盆の季節がめぐってくる。多くの人が旅立った故人や先祖に思いを寄せ、冥福を祈ると共に家族の絆を再確認することだろう。その象徴と言えるのがお墓参りだが、昨今のお墓事情はどうなっているのだろうか。決して安いとは言えないお墓の建立費用。経済状況の変化などから、お墓は総じてコンパクト化が進むと同時に少子高齢化に伴い承継者を不要とするタイプも多くなっている。最近は中国のロックダウンによる石材不足といった国際情勢にも左右されているようだ。そんな現代のお墓事情を真駒内滝野霊園(札幌市南区)の協力石材店である昭光石材店(同)の阿部正樹社長(67)に訊いた。変わりゆくお墓と変わらない供養の心とは──。(6月23日取材)

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【演劇】劇団うみねこ元代表の吉川勝彦さんに訊く【1】

芝居と教育に捧げた58年
多くの若者が慕う人間力

小樽市の「劇団うみねこ」の元代表、吉川勝彦さん(77)。脚本、演出を手掛け芝居をプロデュースする傍ら、市内の私立高校で演劇を教えてきた。挫折しかけたり、悩んでいる生徒の話を聞き、一緒に泣き笑う。演劇人としてだけでなく人間としての温かさに惹かれるのか、彼のもとには多くの若者が集ってくる。そんな吉川さんが学校から身を退き、選んだ人生の第2幕は小樽の演劇史の執筆だという。話を聞いていても小気味よいほどテンポがよく、惑いがない。吉川さんの58年に亘る演劇人生を3回シリーズで辿る。   (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」83──「支援」をめぐる行政と民間のズレ

小樽市の姿勢は「支援者ありき」
当事者抜きの施策のミスマッチ

札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(レタポス・田中敦理事長)が5年前から小樽市で主催してきた居場所事業「サテライトSANGOの会inおたる」。本誌3月号で報じた通り、レタポスは昨年度、同事業の事務局を務める小樽市に「名義後援団体による実行委員会」をつくるよう求めていたが、実際にできたのは「小樽市ひきこもり支援協議会」という支援者主体の組織で、市の連絡不備で後援団体の一部に必要な情報が伝わらないという事態が起きていた。今年度、レタポスの居場所事業は8月からスタートする。市は昨年度の反省を踏まえたのか6月初旬、後援団体による初の実行委を開いた。ただ先の支援協議会は存続させる方針で、ここに地元の家族会が参加できるかどうかは不透明。小さな不協和音は今も続いている。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【83】

見学者の心を激しく揺さぶる
改装後の広島平和記念資料館

各国の指導者が知るべき事実

ロシアのウクライナへの軍事侵攻で核兵器使用の可能性が現実のものとして語られるようになり、あらためて広島や長崎が注目されている。唯一の被爆国である日本で原爆の被害の実態などを世界に発信しているのが広島平和記念資料館だ。さる6月中旬、3年前にリニューアルオープンしたこの資料館を訪れると、改めて核兵器の恐ろしさを思い知らされると同時に酸鼻を極めた被爆の実態に胸が痛み、核廃絶を願わずにはいられなかった。世界が新たな「核の恐怖」に直面しているいま、我々が学び、考えなければならないものが、そこにある。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●新人看護師パワハラ死訴訟、二審へ 支援集会で遺族が決意新た
●「五輪いらない!」札幌・招致反対デモに100人
●「カレス記念病院」が着工!新幹線札幌駅東口で2025年4月開院へ
●BPOとHRテックが融合した“全ておまかせ”の代行サービス「簡単年調」
●新札幌心臓血管クリニックが始動!
●札幌の夏の代名詞再び 大通ビアガーデン復活
●ナルク札幌が創立25周年記念行事を開催
●1本売上で1円を地産地消活動に。「一番搾り 北海道応援缶」を発売
●コカ・コーラ社「い・ろ・は・す」が13年ぶりにボトルリニューアル

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『オカエリいってらっしゃい』
【報道】告発・絶望の学府⑮

パワハラ死 調査へ

江差看護・学生遺族が申し入れ
紋別の未認定事案も調査の方向

北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、近く新たな被害調査が始まる。これまで公式に被害認定されていなかった在学生の自殺事案では、本年5月に遺族が告発の決意を固めたことで、道がようやく腰を上げた。6月に入ってからは8年前に起きた別の被害が掘り起こされる動きもあり、問題の根深さが改めて浮き彫りに。すべての膿が出尽くす日は、いつ訪れるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑦

「現場を知らな過ぎる」

銃所持許可取消訴訟・第2幕
道警、5年越しの「処罰感情」

自治体の要請でヒグマを駆除したハンターが警察に銃を取り上げられた事件。地元の裁判所は昨年12月にその処分を取り消す判決を言い渡したが、被告の公安委員会が控訴に及んだため、押収された銃は今も持ち主のもとに戻っていない。本年6月上旬に幕を開けた控訴審で、公安委側はなおも当初の処分の正当性を主張。「異常な処罰感情」に囚われ続ける捜査当局の真意は、もはや誰にもわからない。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑮

「どうか生き続けて」

遺族の訴え、現場に一石
看護師過労死訴訟が終結

10年間に及んだ闘いが、ようやく1つの節目を迎えた。就職まもない新人看護師の命を奪った、医療現場の過重労働。その被害を労働当局が認めるまでには6年の時間を要し、さらに現場の医療機関が自らの責任を受け入れるまでに3年あまりが費やされた。司法が和解を進める中、当事者がこだわったのは「再発防止」の誓い。声を上げ続けた遺族は、すべての医療関係者に呼びかける。「苦しく、辛いことがあっても、どうか生き続けて」――。(小笠原 淳)

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【経済】北海道のエンタメ企業・スガイディノスが民事再生

再スタート直後を襲ったコロナ
りそな銀の支援打切りで破綻へ

スガイディノス(札幌市中央区)が負債約23億円を抱えて経営破綻した。5月30日、同社は札幌地裁に民事再生法の適用を申請。今後はスポンサーの支援、協力を受け経営再建を目指す。紆余曲折を経ながらも、スタートから100年を超えて北海道のエンターテイメント文化を発信し続けてきた「スガイ」は、その灯を守り続けることができるだろうか。  (佐久間康介)

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【報道】泊原発集団訴訟で勝利した原告らが新たな運転差し止め訴訟を提起

岩内の斉藤武一さんらが原告
「今度は地震の問題を焦点に」

脱原発を目指す岩内町の住民団体代表で市民科学者の斉藤武一さん(69)ら2人が、北電が目指す泊原発の再稼働について、同社を相手取り運転差し止めを求める訴訟を札幌地裁に起こした。折しも同地裁は、同原発の廃炉を求める集団訴訟の判決で5月31日、「津波対策が不十分」として北電に原発を運転しないよう命じたばかり。この集団訴訟の原告団長でもある斉藤さんは、今度の訴訟で地震の面から泊原発の危険性を訴えていくとしている。訴状は4月4日付で、第1回口頭弁論は6月17日に開かれる。「原発の基準地振動の誤りを焦点にした今回の訴えを地裁がどう受け止めるかが鍵になるだろう」と斉藤さんは話している。 (武智敦子)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART32 最終処分事業と一体化する「幌延国際共同プロジェクト」その2

待つのは処分事業の泥沼?

NUMO参入に危機感を示す
道民に寄り添わない確認会議

日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)が2022年度中に幌延深地層研究センターで新たに始める「幌延国際共同プロジェクト」。そこにNUMO(原子力発電環境整備機構)が参入する問題をめぐり、道と幌延町が主催する確認会議の場で質疑が行なわれている。道の質問募集に応じた道民からは、「NUMOが入らないようにしてきた研究所の成り立ちが無視されていることをどう考えるのか?」など危惧する声が多い。会議を仕切る道の姿勢には曖昧さが目立ち、このままでは本道が最終処分事業の泥沼にはまることになりかねない。そんな現状を伝えつつ札幌のNPO法人による核ゴミ問題の市民講座についても紹介する。  (ルポライター・滝川 康治)

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【経済】コロナ禍3年目の観光地の在り方【洞爺湖温泉編】

6月のコスプレフェス再開は
客足回復の起爆剤になるか!?

名物の花火はふるさと納税返礼品にも

いわゆるコロナ禍に見舞われてから3年目のゴールデンウィーク(GW)。10連休となった人も珍しくなかった今年の大型連休は、外出自粛などの制限がようやく取り払われた。メディアはこぞって、久々に客が訪れたさまざまな観光名所の賑わいを報じたが、実際はどの程度観光需要が回復したのか。胆振管内の著名な温泉観光地・洞爺湖畔を訪ね、観光に携わる地元事業者らにGWの実状や、これからの見通しなどを訊ねた。  (髙橋貴充)

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【選挙】2022参院選/自民党・長谷川岳候補予定者に訊く

北海道はエネルギー安全保障と
食料安全保障を共に担える地域

若者の危機意識も捉えてワクチン施策を

2010年の初当選から数え次の選挙で3期目に挑む自民党現職の長谷川岳氏。自身のホームページなどには「僕が考えた10のミライズ」として所得・教育・子育て・世代・高齢者・都市と地方・医療・雇用・環境・観光に関する目指すべき方向性や自らの活動指針を絵本タッチで分かりやすく紹介している。そんな同氏だが現在のコロナ対策については、若者がワクチン接種を避けている理由は何かを敏感に捉えるべき、と指摘。北海道については再生エネの地産地消で、食料安全保障とエネルギー安全保障を担う唯一の地域になれる、とポテンシャルの高さを示した。
(5月24日収録、髙橋貴充)

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【選挙】2022参院選/立憲民主党・徳永エリ候補予定者に訊く

中小零細企業側の我々が
賃上げできる環境整備を

国防費倍増が可能なら財源はある

今回の参院選で3期目を目指す立憲民主党の現職、徳永エリ氏。低賃金の是正を争点に据え、大企業に偏重した現政権の取り組みの問題点を指摘し、国内企業の実に99%強を占める中小零細企業が賃上げできる環境作りに力を入れていく構えだ。またかねてよりの課題である北海道活性化に向けては、与野党の垣根を越えて北海道の議員が一丸になる必要性を訴える。その徳永氏だが所属していた民進党の分裂・再編により、旧・国民民主党に所属していたことも。しかし現在の、いわゆる新・国民民主党については「全く違う政党に変質した」と一蹴する。
(5月21日収録、髙橋貴充)

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【選挙】2022参院選/自民党・船橋利実候補予定者に訊く

コロナ禍で思い出を奪われた
若年層への支援は社会の責任

衰退した日本のものづくり再生を目指す

昨年10月末の衆院選に敗れた自民党の船橋利実氏が、今夏に行なわれる参院選出馬を決めた。小選挙区の闘いから一転、広く全道を選挙区とするこれまでとは異なるフィールドでの闘いに挑む。その選挙で強く訴えたい事柄に挙げたのは、日本のものづくりの力の再生。コロナ禍を受け露呈した現在における国内製造業の脆さを、内製化推進や国による基礎研究などへの積極投資で再生を進めていくべきと主張する。またコロナ禍で本来経験できたはずのさまざまなことを失った学生など若い世代に向けては、大人と社会の責任として彼らが失った経験・時間を補う取り組みを進めるべきと訴える。
(5月10日収録、髙橋貴充)

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【選挙】2022参院選/国民民主党・臼木秀剛候補予定者に訊く

時代遅れの政策や制度を
国民民主がアップデート

コロナ禍に抱いた古い政治への危惧

今回の参院選で国民民主党が擁立したのは、これまで5人の民主党系代議士秘書を務めてきた臼木秀剛氏。だがもともと議員を目指す考えは全くなく、いわば“秘書一筋”の腹積もりだったという。心変わりのきっかけはコロナ禍中に抱いた今の政治状況への危機感。現状に即した現実的な政策、制度を打ち出していかなければならない、と考えを同じくする国民民主党から手を挙げた。しかしながら自身にとって北海道はこれまで全く無縁の地域。事務所開きの際、「道内出身でもなく議員経験もないが、だからこそ新しい景色が見える」と述べたが、これからの選挙戦でどのような活動を展開していくのか。(5月24日収録、髙橋貴充)

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【ニュース】

■双日が開いた風力発電の説明会に
 小樽・余市の住民から懸念が噴出
 ──全国で活発化する風力発電計画に市民が抗する動きも

■鑑賞用の除外が「蟻の一穴」に?
 道の拙速な進め方に不安の声も
 ──「GM条例」の制定から17年、定例道議会に一部改定を提案

■公安委員長が参院でも仰天答弁
 野次排除訴訟判決「読んでない」
 ──野党が追及重ねると「係争中」理由に回答拒否

■不当捜査被害で映像開示求める
 黙秘権侵害・私物検閲国賠訴訟
 ──道警「映像は検察に」と我関せずの対応

■判事「事案の解明度を上げたい」
 三菱ふそう事件二審、弁論続く
 ──運転手が実質勝訴した国賠も月内に控訴審開廷へ

■札幌市内でイベントが続々と再開
 コロナ禍からの脱出はすぐそこか
 ──待ち焦がれた「さっぽろ大通ビアガーデン」も復活

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【創刊50周年記念特集】
【寄稿】
作家・元東京都知事 猪瀬 直樹「新たな未来の指針を全国に発信」
財界さっぽろ 代表 舟本 秀男「共に北海道の優位性を発信」
リーダーズノート出版 代表 木村 浩一郎「週刊文春より怖い北方ジャーナル」
月刊クォリティ編集参与 片山 和明「北海道の雑誌界50年を振り返って」

【特別談話】北方ジャーナルと私の50年
事実と理をもって権力に対峙するメディアとして
全国老人福祉施設協議会元会長 中田 清

【特別インタビュー】北方ジャーナルが叩いた野口観光の二代目に訊く
書かれて変われることもある
喧嘩って、してみるもんだね
野口観光グループ代表 野口 秀夫氏

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【医療】
森山病院を中核にした予防医療拠点
旭川ウェルネスセンターが全面開業

食と運動の両面で健康をサポート

「病気にさせない、ならない」をテーマにした予防医療の拠点「旭川ウェルネスセンター」がJR旭川駅に隣接した北彩都地区で全面開業した。森山病院(232床)などを運営する社会医療法人元生会(森山領理事長)が民間事業者と連携し開発を進めていたもので、このほど住居棟に健康食レストランとメディカルフィットネスジムがオープン。センターの中核施設である森山病院が管理栄養士と理学療法士をそれぞれ派遣し、利用者の健康をサポートする体制が整った。森山病院創立70周年の節目に産声を上げた旭川ウェルネスセンターをレポートする。(5月23日取材)

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【企業】
事業継続のリスク回避にも寄与
エコミックのアウトソーシング

申告者側のメリットも大きい「簡単年調」

給与計算や年末調整などの業務を受託し、取引先企業における収益分野へのマンパワーをはじめとした経営資源集中などをサポートするアウトソーシング事業者・エコミック(本社札幌・熊谷浩二社長)。2022年3月期(21年4月~22年3月)の決算内容は売上高が前期比11・4%増の約17億5500万円。営業利益で同21・9%増の約1億8500万円、経常利益は同36・6%もの増加となり約1億8700万円。純利益は同11・9%増の約1億1300万円と増収増益で着地。利益部門に至ってはいずれも過去最高を更新した。その直近決算の受け止めや、今後に向けた取り組みなどについて熊谷社長に訊ねた。(5月23日収録、髙橋貴充)

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【ガーデンフェスタ開催地・恵庭特集】
原田市長が語る花のまちの歴史とこれから

半世紀以上の花のまちづくりが
結実したガーデンフェスタ開催

市民一丸で同催事を祝い盛り上げていく

花と緑がテーマの国内最大級のイベントである第39回全国都市緑化北海道フェア(愛称・ガーデンフェスタ北海道2022)が、6月25日から7月24日までの1カ月間を会期に恵庭市をメイン会場に開催される。北海道が会場になるのは、1986年の札幌開催以来。当時メイン会場となった同市北区の百合が原公園は現在、札幌の花の名所として定着している。今回は恵庭市と北海道、公益財団法人都市緑化機構の共催ということで、協賛会場となる道内32の花と緑の名所との連携も図られる。そしてメイン会場の恵庭市は60年以上前から花を使った地域づくりを進めてきたまち。同市の原田裕市長は、「今後このイベントを恵庭で成し遂げたことを、市民の方々の誇りに」と力を込める。                   (5月20日収録、髙橋貴充)

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【ガーデンフェスタ開催地・恵庭特集】
森本代表に訊くサッポロビールと恵庭との繋がり

花と緑を満喫できる北海道工場の
さまざまな魅力を楽しんでほしい

緑化祭では「みどりの社会貢献賞」を受賞

恵庭市の戸磯・恵南工業団地で稼働するサッポロビール北海道工場。同工場の最寄駅は、全国的にも珍しい企業名が入ったJR「サッポロビール庭園駅」。同駅は、恵庭市民らが結成した期成会の働きかけにより設けられたものだ。同市をメイン会場に間もなく開催される「ガーデンフェスタ北海道2022」で、同工場は協賛会場のひとつになっているほか、これまでの取り組みに対して会期中に催される「全国都市緑化祭」で第10回みどりの社会貢献賞が授与されるという。そんな同工場と恵庭市との花と緑の関わりや、長い歴史の中で培われた強い結び付きなどについて、森本光俊北海道本社代表兼北海道本部長に訊いた。(5月23日収録、髙橋貴充)

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【寄稿】カーボンニュートラルへの接し方を考える

カーボンよりも電気料金対策を

LED化を今すぐやるべき3つの理由

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

政府カーボンニュートラル行動計画で「2030年の政府施設100%LED化」が謳われ、北海道では「ゼロカーボン北海道」の掛け声の下、各自治体も知恵を絞っているが、厳しい財政事情の中で経済効果と両立できる現実的な方策は少ない。行動計画の選択肢の中で最も経済性があり、すぐに実行可能な現実的な方策がLED化である。リースを活用することで投資資金も不要となり、財政メリットも生まれる。照明配置図から試算見積もりとカーボン削減量を無料積算することで費用と実現性の判断ができるようになる。

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【地域】2022年十勝・帯広展望──米沢則寿市長に訊く

「フードバレーとかち」で
浸透した広域結集の底力

飛躍的に高まった農業生産と訴求力

今年4月の帯広市長選で4期目の当選を果たした米沢則寿市長(66)。初当選時から民間出身市長として、帯広のみならず十勝全体を対象にエリアマネジメントの観点を取り入れた成長戦略「フードバレーとかち」の取り組みをスタートさせ、今年で13年目に入った。日本が誇る農業地帯であり、食料基地北海道の文字通り中心地である十勝は、この「フードバレーとかち」によってどう進化、発展したのか。その成果が市民の間に十分に伝わっていないとも言われる中、米沢市長にこれまでに得られた“果実”と課題を訊いた。
(5月25日収録。聞き手=編集長・工藤年泰)

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【インタビュー】日中国交正常化50周年の年に北海道中国会の田 義之 代表に訊く

民間同士の協力と友好が
日中関係改善の鍵となる

「北海道に恩返しをしたい」

近くて遠い国、中国──。近年、ウイグルや香港での人権状況などを問題視され、西側社会が警戒を高めているかの国だが、「国家間の無用な緊張を避けるためにも国民同士が友好的な関係を保っておくことが望ましい」と強調するのが北海道中国会の田義之代表(66)だ。31歳の時に国費留学生として来道し、貿易の仕事で身を立てながらやがて日本に帰化した田代表は、現在とこれからの日中関係をどう見ているのか。日中国交正常化50周年の今年、「北海道で生活している中国出身者として、ここに恩返しをしたい」と強調する田代表の語りにまずは耳を傾けてみたい。
(5月9日最終取材・聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【夏のボーナス特集】岸田政権で資産形成の好機到来か

高まる「貯蓄から投資へ」の流れ
インフレ対策に株や投資信託を

コロナ禍による社会の変化は、先行きの不透明感を一層際立たせている。今年に入ってからの原料高やロシアによるウクライナ侵攻など不安定要素は重層的に押し寄せ、さまざまな面で「備え」の重要性を再認識せざるを得ない状況になっている。現役世代だけでなく一線をリタイアした人たちも、あらためて「資産」への向き合い方が問われていると言えそうだ。この中で岸田文雄首相は「資産所得倍増プラン」を実行に移そうとしており、「貯蓄から投資へ」の流れは日本の成長戦略のひとつにもなり始めた。本特集に例年登場いただいているファイナンシャルプランナーの金子賢司さんに、今年の投資環境や初心者が始めるコツなどについて訊いた。

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【ペット】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【6】

委託費が大幅アップされても
埋まらない保健所との深い溝

小樽市から犬管理所の管理業務を受託する任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」(成田広美代表)の予算不足問題は、同団体が昨年度提出していた見積書が通り、年間委託費はこれまでの282万円から140万円近く増額されることとなり、新年度を迎えた。昨年10月中旬、所管する保健所との話し合いで次長職の職員から受けた暴言をめぐっては、迫俊哉市長の知るところとなり市長本人から職員の非を詫びる手紙も届いた。諦めず地道な活動を続けてきたことがようやく報われたかに見える。それでも成田さんは言う。「やはり保健所は古い体質を変えようとする意識がない」と──。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」82──「あえてひきこもる」吉川修司さんの生き方

在宅で続ける当事者との交流
自分自身のペースで探す明日

2020年10月号の本シリーズでその生き方を紹介した札幌市の吉川修司さん(54)。所属する団体で長くピアスタッフとして活動していたが、思うところがあって「ひきこもりながら生きる道」を選んだ。対外的な活動から退いたが、会報の編集や絵はがき支援など在宅でできることは今も続けている。新型コロナウイルスの感染も下火になり、以前のような日常が少しずつ戻りつつある今、心境や活動に変化はあったのだろうか。「ある年齢になったらひきこもっていてもいいんじゃないか。そんな提言はしていきたい」。2年ぶりに自宅を訪ねると、自分に忠実に生きようとする吉川さんの姿があった。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【82】

古戦場の関ケ原に眠る火薬庫
「陸軍兵器補給廠関ケ原分廠」

戦争を繰り返す人間の悲劇

西暦1600年の「関ケ原の戦い」で有名な岐阜県不破郡関ケ原町にあったのが「玉の火薬庫」と呼ばれた陸軍の火薬庫だ。正式名称は「名古屋陸軍兵器補給廠関ケ原分廠」といい、東洋一の規模を誇る旧陸軍の秘密の火薬庫だったと言われる。その跡地を5月下旬に訪れると、ひっそりとした森林の入り口に石造りの門柱や兵士が24時間交代で目を光らせた立哨台が残されていた。関ケ原の戦い、太平洋戦争、そしてロシアによるウクライナ侵攻──。わずかに残る旧火薬庫の遺構を眺めていると、大昔から続いている戦争というものに思いをめぐらさざるを得なかった。                      (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●記者逮捕事件で道新に苦言 金平さんら「取材の自由」討論
●チカホのISHIYA CAFE跡地が一新 新施設「22%MARKET」開業
●道警裏金告発・原田さん追悼 偲ぶ会で功績讃える
●CO2削減に貢献するキャンペーン「北海道の森と海に乾杯」始まる
●つしま医療福祉Gが挑戦する〝共生のまち〟「ココルクえべつ」オープン1周年

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『こゝは柳町一丁目』
【報道】地元紙・80年めの迷走〈6〉

権力監視、今は昔

記者逮捕問題、道新の幕引き
報道幹部の人事には失意の声

昨年6月に起きた、北海道新聞の新人記者逮捕事件。本誌前号発売直前の4月中旬、道新社内では編集幹部の処分などが決まり、追って事件に対する社の認識が明かされた。同下旬には宮口宏夫社長が初めて逮捕問題に言及し「非常に重く受け止める」などと発言。前後して労組が関連団体などと共同で声明を発表し、改めて当時の警察の対応などを批判している。道新自身の紙面からはすでに姿を消した問題、その後の動きを追った。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑭

「正しいと思って」

江差看護・前副学院長放言
謝罪の場でパワハラ否定も

真っ当な謝罪や賠償などの被害対応が待たれる、北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題。加害を認定された教員らの一部はすでに個別の謝罪を始めているというが、その弁明は必ずしも被害者に受け入れられているとは言い難く、中には謝罪そのものを拒否された人もいる。当事者らの不信感が拭いきれないまま、発覚から1年以上が過ぎてなお、問題は尾を引き続けることになりそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈56〉

道警、謝罪の春

懲戒処分など1―3月速報
年度明け以降も不祥事連続

地元警察で処分などがあった不祥事、本年最初の報告だ。3カ月ごとの文書開示請求では、同時期の懲戒処分・監督上の措置が前年比で5割ほど増えた事実や、未発表が疑われる法令違反事案などの処分を確認できた。年度が替わった4月以降の記録はまだまとまっていないものの、同下旬から5月にかけては深刻な不正行為や人身事故などの発表が相継ぐ事態に。2022年春は北海道警察にとって、さながら謝罪コメントの季節となったようだ。(小笠原 淳)

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【報道】広域紋別病院の医師流出問題を追う【3】

「個別の回答は差し控える」

弁護士を盾にして数々の
疑問に口を閉ざす病院側

広大なオホーツク西紋地区の医療を預かる広域紋別病院(曽ヶ端克哉院長・150床)の医師流出問題の続報だ。昨年秋から今年1月にかけて副院長をはじめとする常勤内科医3人が相次いで病院を去る異常事態はなぜ起きたのか。本稿では、その疑問に対して寄せられた病院側の「公式回答」を紹介したい。4月中旬に委任弁護士から送られてきた内容は、極めて分かりやすいものだった。曰く「個別の事案についての回答は差し控えます」──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】苫前町社協主査の懲戒解雇事件に新展開

補助金不適切支出で犯人
扱いされた元主査が提訴

3年前、留萌管内苫前町(福士敦朗町長)で起きた社会福祉法人苫前町社会福祉協議会(以下社協・大井一弘代表理事)の懲戒解雇事件(2019年6月号で既報)で新展開があった。給与改定をめぐる手続き不備による補助金不適切支出の責任を一方的に押し付けられ、懲戒解雇処分を受けた元事務方トップ(主査)の女性がさる3月、社協と元理事長、副町長を相手取り、慰謝料などを求める損害賠償請求訴訟を札幌地裁に起こしたのだ。当時、社協は手の平を返して懲戒処分を撤回し本人の復職を求めたが、一度押された犯人の烙印はおいそれとは消えない──。(佐久間康介)

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【報道】道銀が北海道信金「寿都支店」に共同窓口を設置

業態の垣根超えた全国初の協調
道内金融機関の「分業化」に一歩

北海道銀行(本店札幌市・道銀)と北海道信用金庫(同・しんきん北海道)、ATMの管理運営で知られるSocioFuture(ソシオフューチャー・本社東京都)は連携して寿都町で今年8月から新たな金融サービスの提供を始める。しんきん北海道の「寿都支店」内に道銀「寿都支店」との共同窓口を置くとともに道銀のATMも設置、人口減少地域での新しい金融サービスの在り方を模索する。また寿都郵便局のゆうちょATMで道銀のキャッシュカードが手数料無料で利用できるようにもする。ゆうちょATMで銀行カードが手数料無料で使えるのは、道内では今回が初めて。共同窓口の設置やゆうちょとの連携は、金融機関における地方支店の今後の在り方を示すモデルケースとなりそうだ。 (佐久間康介)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART31 最終処分事業と一体化する「幌延国際共同プロジェクト」

危うい“研究と処分の垣根”

原子力機構の研究を盾に
参入するNUMOの思惑

日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)が2022年度中に幌延深地層研究センターで新たに始める「国際共同プロジェクト」は、核のゴミの「処分研究」と「処分場」を区別する、従来の原子力政策を変える転換点になるだろう。処分事業者のNUMO(原子力発電環境整備機構)などが幌延での試験研究に参入し、原子力機構と「協働する」ことになるからだ。後志管内の寿都町と神恵内村では処分地選定に向けた「文献調査」などが進んでおり、幌延視察を通して住民の取り込みをはかる動きもある。このまま道民が座視するならば、なし崩し的に事が進み、最終処分事業の泥沼に足を踏み込むことになりかねない。(ルポライター・滝川 康治)

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【選挙】2022参院選/立憲民主党・石川知裕候補予定者に訊く

物価高対策は目下喫緊の課題
アベノミクスの失敗を改める

与党との差別化は生活を豊かにする政策

6月22日公示、7月10日投開票の見通しとなった今夏の参院選。定数3の北海道選挙区において立憲民主党は、現職の徳永エリ氏と2019年の北海道知事選で敗れた元衆議の石川知裕氏を擁立した。いまだ先が見通せないコロナ禍に、ロシアのウクライナ侵攻など世界的にも課題山積みの情勢下で、石川氏は物価高対策を今最も力を入れるべき取り組みとして訴えていく構えだ。衆議時代に農林水産委員会や国土交通委員会に所属し、一次産業及び地域の交通インフラ維持などに結果を出してきた同氏。その経験や掲げる公約を、次の選挙の有権者はどう受け止めるのか。   (4月24日収録、髙橋貴充)

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【ニュース】

■北海道警察の対応「正しかった」
 国家公安委員長が野次排除肯定
 ──違法指摘判決後に表現の自由侵害を正当化

■住民団体の求めで風力発電の双日が
 5月下旬に小樽と余市で住民説明会
 ──毛無山周辺の国有林に建設予定の巨大発電計画の行方

■本誌記事をきっかけに資料を収集
「アスパラガスの父」の足跡を辿る
 ──故・下田喜久三さんの若きひ孫が先人の功績に開眼

■道庁がウクライナ支援窓口を設置
 避難民受け入れや生活相談に対応
 ──ロシアの軍事侵攻で苦しむ人々を人道的観点からサポート

■悪夢再び? 相次ぐクマの目撃情報
 肝心の証拠が見つからず道は慎重
 ──早くも4月から札幌市北区・東区に出没か

■キャリアバンクが北農5連と連携
 特定技能外国人を農業現場に紹介
 ──農家や農協の人手不足解消に向けてサポートを開始

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【創刊50周年記念特集(1)】
自分の足と目で──
【祝辞】
北海道知事 鈴木 直道氏
札幌市長 秋元 克広氏
自由民主党北海道支部連合会 会長 衆議院議員 伊東 良孝氏
立憲民主党北海道総支部連合会代表 衆議院議員 逢坂 誠二氏

【再録】アイヌ問題・2008年10月号

河野 本道 vs 小林 よしのり

アイヌ問題の「なんかヘン」を解きほぐせ!

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【医療】
循環器分野の「ダヴィンチ」手術を
牽引する札幌心臓血管クリニック

僧帽弁閉鎖不全症などに卓効
手術支援ロボットが拓く未来

手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った心臓手術で、医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長・院長)の基幹病院、札幌心臓血管クリニック(東区・104床)が実績を上げている。同病院は、東北以北で心臓血管分野におけるダヴィンチの手術を実施できる唯一の医療機関となっており、今年度から手術の見学とトレーニングを行なう認定施設として人材育成も担うことになった。僧帽弁閉鎖不全症などの治療で保険収載されたダヴィンチ手術の大きな可能性について、同病院の低侵襲心臓手術(МICS)センター長で、昨年10月に指導医(プロクター)に認定された橋本誠医師(41)に訊いた。(4月21日取材)

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【企業】
もみじ台地区の健康寿命延伸へ
ホクノーが挑む地域活力の創出

先駆的取組で少子高齢社会の課題克服へ

札幌市内で最も高齢化率が高く、少子化も著しい厚別区のもみじ台地区。全国的に少子高齢化が広がっている中で、同地域のそれへの対策は大きな関心事となっている。そのもみじ台のライフライン及び生活拠点を担っているのが、食品スーパー・ホクノー(野地秀一社長)の旗艦店(ホクノースーパー中央店)を中核とするもみじ台ショッピングセンターだ。スーパーマーケットとして地域住民の日々の暮らしを支えるのみならず、健康寿命延伸に寄与するさまざまな取り組みも展開。少子高齢社会という現実を真正面から受け止めながら、地域活力の創出に力を入れる。

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【寄稿・㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏】カーボンニュートラルへの接し方を考える

有言実行の「ゼロカーボン」を

脱炭素の1丁目1番地はLED化から

政府の骨太の方針に盛り込まれ、カーボンニュートラル政策にいち早く名乗りをあげた「ゼロカーボン北海道」の下、道内の自治体では昨年度末で60近い市町村が「ゼロカーボン都市」を宣言している。環境省のHPで検索すると、全国で北海道が圧倒的なボリュームで1位になっており、アピール効果は十分だ。しかし、宣言なりの成果を示すことができなければ後で恥ずかしい思いをするのは当の自治体だ。大事なのは有言実行である。ではどうすればよいか──。

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【出版】「住宅産業新聞」創業者・小西征夫氏が引退を機に作成した小冊子

『おゝ他力よ!! 他力!』

自身のミニ集大成と浄土真宗の“み教え”

北海道の不動産業界紙「住宅産業新聞」を発行する住宅産業新聞社(本社札幌)の創業者で僧侶でもある小西征夫氏(82、法名・丞西)が自身のミニ集大成と親しんできた仏教の教えをまとめた小冊子(非売品、B6判)の刊行を続けている。昨年からこれまでに4冊をまとめ、関係者や親しい人たちに配布。読んだ人たちからは「生きるうえでの参考になった」など反響が寄せられているといい、小西氏は続編の執筆も予定している。

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【ペット】小樽発・猫多頭飼育の現場に同行取材

主の死後、取り残された猫達
人間の身勝手さが拡げる不幸

ペットブームで人気の猫だが、劣悪な環境で飼われ繁殖が進む多頭飼育が社会問題となっている。この中で、飼い主が亡くなる、あるいはSOSを出した場合、ボランティアが定期的に訪問し餌や水の交換や掃除、新しい譲渡先を探すといった保護活動に取り組んでいる。小樽市の猫保護ボランティア団体「銭函キャッツアイ」(瀧公恵代表)に同行し、市内の多頭飼育の現場を取材した。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」81──ひきこもりを理解できない父親③

親として育っていない父親
母親は、まず子供を守って

ひきこもり当事者と父親の関係をめぐり、これまで2回に亘り専門家へのインタビューをお届けしてきたが、今回は「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の元世話人で、現在は札幌市の居場所事業「よりどころ」のピアスタッフとして活動する鈴木祐子さん(74)に登場いただいた。25年間にわたり家族や当事者のメンタルケアを行なってきた経験から、「親として育っていかなくてはならないが、父親はそれが欠如している」とさらりと言う言葉には重みがある。鈴木さんが語る親子、そして夫婦の関係に耳を傾けてみたい。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【81】

A級戦犯が絞首刑を受けた
東京都池袋「巣鴨プリズン」

面影を残す小さな慰霊碑

第二次世界大戦で敗戦国となった日本は極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯7人が死刑判決を受け、1948年の暮れに絞首刑が執行された。場所は東京都豊島区西巣鴨の巣鴨拘置所で、連合国軍総司令部(GHQ)が接収し「巣鴨プリズン」とも呼ばれていた。現在、東池袋中央公園になっている場所を訪れると、公園の片隅にひっそりと慰霊碑があった。ここで絞首台の露と消えた東条英機元首相たちはどんな思いで最期の時を迎えたのか。死刑執行まで彼らに寄り添い、それぞれの死を見届けた教誨師が自身の講演録で、その生々しい姿を伝えている──。                         (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●「39条事件」遺族がNPO設立へ 交流拠点のブックカフェ構想も
●「サツエキBridge」が6月末に前身含めて27年間の営業に幕
●新千歳国際アニメ映画祭が今年も開催 4月18日からコンペ作品募集始まる
●北海道コカ・コーラグループの物流担う幸楽輸送の新社屋竣工
●滝上町が誇る日本一の「芝ざくら」の季節到来
●防災機能も充実した馴染みの場所に小清水町新庁舎が1月から建設開始

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『先のこと』
【報道】首相批判封殺の波紋㉒

万雷拍手、法衣の背に

野次排除国賠で原告全面勝訴
裁判所認定「表現の自由侵害」

「表現の自由を侵害し、違法」――。時の総理大臣に野次を飛ばして“排除”された市民が警察に賠償を求めた裁判で、原告の主張をほぼ全面的に認める判決が言い渡された。司法は被告が示した排除の根拠をことごとく否定し、政権批判の自由は保障されるべきと断言。完敗を喫した警察が控訴を申し立てたことで争いは上級審に持ち込まれたが、一審判決の意義は時間が過ぎても色褪せることがない。その日、法廷には音高く拍手が響いた。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑬

免職0人「軽過ぎる」

江差パワハラ・教員処分決定
議会では学生の自殺事案追及

事態の表面化から1年、関係者の処分がようやく伝えられた。複数の教員の関与が認められた、北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題。3月末に懲戒処分に到った加害者は10人を数え、中心人物とされる教員はほどなく職を辞したが、被害者の評価は「処分が軽い」。公式な謝罪表明はついになく、関与教員の一部は新年度も教壇に立ち続けることに。地元議会では過去の事案が掘り起こされる動きもあり、完全な問題解決はなお遠いと言えそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】渦中のネクステップ・濱岸春尋新社長が語った「出直しと決意」

「貴誌報道に強い危機感」

ガバナンス委で過去を
検証して再出発を期す

道内を中心に不動産事業を営むネクステップ(本社札幌)に関する続報だ。北洋銀行の親密企業でありながら、経営陣の暴走によりグループとしての規範を大きく逸脱してきた同社がこのほど本誌の取材に応じ、ガバナンスの立て直しと会社の再出発を表明した。問題の中心とされた水口千秋社長(当時・67)は3月末に会社を去り、副社長から社長に就任した濱岸春尋氏(61)主導のもとでガバナンス委員会を設置し、過去の問題を検証していくという。3月下旬、村松法律事務所の村松弘康所長(75)と共に取材の席に姿を見せた濱岸新社長が語った同社の内情とは──。    (本誌取材班)

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【報道】旭川医科大学の新学長・西川祐司氏に訊く

もう一度、旭川医大の
理想を掲げ再生に全力

吉田晃敏前学長(70)の解任をめぐって混乱が続いていた旭川医科大学の新学長に病理学講座教授で副学長を務めていた西川祐司氏(62)が4月1日、就任した。この人事を文部科学省が発表する直前の3月24日、西川教授は旭川医大で本誌の取材に応じ、大学側が吉田氏の解任申し出を取り下げた真意や今後の大学改革について率直に口を開いた。学内の声に背中を押され、旭川医大の再生を担うことになった西川新学長の胸の内にあるものとは──。     (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈5〉

問われる幹部の責任

「侵入」の道新記者不起訴
送検記事では奇妙な誤報

取材目的で公共施設に“侵入”した新聞記者が逮捕された事件は、発生9カ月あまりでようやく一定の結論に到った。伝えられた処分は、不起訴。年度末の一報を受け、渦中の新聞社は改めて「知る権利」の意義を強調するコメントを発したが、事件の初報で自社の新人記者を犯罪者扱いした姿勢への反省はみられない。労働組合は社に対し、事件の総括や警察への抗議などを要望。目下、その対応が注目されるところだ。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑭

4年間、無駄に非ず

新人看護師、労災不認定覆らず
パワハラ死遺族の闘い、高裁へ

3月半ば、釧路の裁判所前に掲げられた「不当判決」の文字。夭逝した看護師の両親が国に労災認定を求めた訴えは、退けられた。司法は職場のハラスメントを強く疑わせる事実の多くを黙殺、亡くなった本人が遺書に綴った被害さえ「証拠がない」と斬り捨てた。非情の判決を受けてなお、長く続いた闘いを「無駄ではなかった」と遺族は言う。無論のこと、ここで足を止めるつもりはさらにない。(小笠原 淳)

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【報道】「平和的生存権」問い続けて

「空っぽな判決」

PKO違憲訴訟、請求棄却
自衛官母「まだ終われない」

7年越しの訴えは、退けられた。千歳市の女性が自衛隊の南スーダンPKO派遣に異を唱えた、国内唯一の訴訟。地元裁判所は憲法判断を避け、原告が主張する「平和的生存権」を不確実な権利とみなして請求棄却の結論に。「中身のない空っぽな判決だ」――。具体的な危険に晒された自衛官の存在や「派遣五原則」を顧みない判断に原告は強く憤り、ただちに控訴を決意する。現職自衛官の母の闘いは、まだ終わらない。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART30 寿都発・議事録の開示を求める訴訟と「選挙無効」の申立てが問うたもの

「議事録の非開示は違法」

行政訴訟で勝利し、選挙
無効申立てで敗れた住民

さる3月、寿都町での“核のゴミ”最終処分地の選定に関連して2つの動きがあった。「文献調査」への応募をめぐる町議会全員協議会の議事録が公開されなかった問題をめぐり、町民2人が提起した行政訴訟で函館地裁は議会側の「非開示決定」を取り消す原告勝訴の判決(29日)。一方、昨年10月の町長選挙の結果をめぐり、町民5人が北海道選挙管理委員会に「選挙無効」を訴えた事案では、道選管が「申立てを棄却する」との裁決を下した(10日)。ふたつの決定に至る経緯や住民側の主張などを振り返りつつ、今秋以降に実施される、処分地選定に向けた「概要調査」の是非をめぐる住民投票の行方について整理してみた。  (ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■「HOKUO」3月にアピア店が閉店
 バブル期席巻したベーカリーの終焉
 ──バブルに呑まれたまま散った手負いのブランドの43年

■旧優生法訴訟で国が相継ぎ上告
 札幌高裁では非公開の審理続く
 ──東京・二審判決も「除斥期間」適用せず

■同性扶養認定、道外に複数事例
 「SOGIハラ訴訟」で原告指摘
 ──道民への多様性啓発、裁判で否定する道の矛盾

■コープソシアでウクライナの子供を
 支援するチャリティコンサート開催
 ──奏でた明るい楽曲に込めた、思いやる心の喚起

■市立小樽文学館で多くのファンを
 引きつけるゲーム関連本の企画展
 ──会期は4月24日まで。会場に同人誌や攻略本が大集合

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【レジャー】特集 2022春の観光情報

さあ、“爛漫”の北海道へ

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【医療】
北海道循環器病院の大堀理事長が
「心不全」の治療マニュアルを出版

重症化を防ぐ心臓リハビリの重要性

このほど社会医療法人 北海道循環器病院(札幌市中央区・95床)の大堀克己理事長が『心不全と診断されたら最初に読む本』(幻冬舎メディアコンサルティング刊)を上梓した。長年に亘り心臓血管の外科療法と心臓リハビリテーションに取り組んできた経験に基づき、生涯を通して「心臓機能」を維持するための貴重なマニュアルとなっている。心不全が起きるメカニズムをはじめ過度の負担をかけない効果的な心臓リハビリなどを分かりやすく解説した同書。今回の出版にかけた思いを大堀理事長に訊いた。(3月18日取材)

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【寄稿・㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏】カーボンニュートラルの本質と現実とは

ゼロカーボン北海道に向けて

自治体施設の一括LED化でCO2を削減

いまSDGsに替わってカーボンニュートラルが岸田内閣の新たな政策の柱として重要な位置を占めようとしている。SDGsは耳障りの良い万人向けのキャッチフレーズだが、あまりに広く漠然とした理想論であり、政策、ビジネスの冠にはなり難い。一方の「カーボンニュートラル」はいままで何度も顔を変えて登場しているが、その根本は地球温暖化対策である。本連載ではこれまでの世界の流れと「ゼロカーボン北海道」に向けた現実的な方策を整理し、提言したい。

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【環境】新作紙芝居「海洋熱波」で海の異変を訴える市民科学者

海が壊れていく──

海洋熱波と原発の温排水で
ダブルパンチ受ける岩内湾

地球温暖化の進行に伴い記録的な高温が続き人の命を危機にさらす「熱波」。同じ現象は海でも起こっている。昨年9月に道東の太平洋沿岸でサケやウニが大量死したのも「海洋熱波」の発生と関係があることが北海道大学などの研究で分かってきたからだ。この海洋熱波が積丹半島沖でも発生していたことを知った岩内町在住の市民科学者、斉藤武一さん(69)は、「岩内湾は北電泊原子力発電所から出る温排水の影響と海流の変化でダブルパンチを受けている」と危機感を強め、新作紙芝居「海洋熱波」で海の異変を訴えている。(武智敦子)

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【コロナ】esエンターテイメント代表取締役 鈴木 慎也 氏に訊く

ワクワクする新コンテンツで
今後のすすきのを盛り上げる

コロナ後の外食は「大切な時間を過ごす場」に

3月22日にまん延防止等重点措置が解除され、長きにわたる休業、時短営業を余儀なくされてきた全道の飲食店はいわば、日常を取り戻す第1歩へ踏み出した。しかしながら感染再拡大の兆しやオミクロン株の亜種BA・2への置き換わりなどで、早くも第7波の到来が危惧。気を緩められない日々が続いているのも確かだ。またそもそも、家飲みの広がりやフードデリバリーサービスが定着してきた今、外食需要はどの程度回復するのか。すすきのを拠点にさまざまな画期的アイディアでコロナ禍と闘ってきたesエンターテイメントの鈴木慎也代表に、コロナに翻弄されたすすきののこれまでと、まん防解除後のこれからを訊ねた。
(3月30日収録、髙橋貴充)

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【企業】コロナ禍で高成長するコープさっぽろ「宅配システムトドック」

「無印良品」120品目の取扱を開始
EC物流のプラットフォーム機能も

コープさっぽろ(本部・札幌市西区、大見英明理事長)の「宅配システムトドック」(以下トドック)が、順調に供給高を伸ばしている。コロナ禍の巣ごもり需要を取り込んだことや物流・供給体制の整備、スマートフォンによる手軽な注文などが奏功しているため。今年3月からは宅配機能を生かして「無印良品」の取り扱いも始めた。将来的にはEC(電子商取引)の物流プラットフォームとして他社商品の代替宅配も充実させていく考え。

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【報道】神恵内村長選に敗れた瀬尾英幸氏の今後

後志に根を張る「脱原発運動家」が
来春は村民として泊村議選に挑戦

後志管内泊村在住の脱原発運動家、瀬尾英幸氏(79)がさる2月の神恵内村長選に落選して1カ月以上が過ぎた。高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進む神恵内村で36年ぶりに行なわれた村長選。新人無所属で立候補したが、過疎の村で“よそ者・高齢・無名”の三重苦に苦戦を余儀なくされた。それでも「得るものは大きかった」と前を向き、来春の泊村議選に立候補する意思を固めた。「核のゴミはいらないと訴え、泊原発廃炉に向けた活動に邁進したい」と語る瀬尾氏に今回の選挙で得たものと今後を聞いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」80──ひきこもりを理解できない父親②

状況改善を焦らず、あえて
子どもの「いいとこ探し」を

負の側面だけに目を向けず「いいとこ探し」を──ひきこもりの子供を持つ親にこう呼びかけるのは、札幌在住の社会福祉士、精神保健福祉士である三上雅幸さんだ。公益財団法人北海道精神保健推進協会が運営する精神科のデイケア「こころのリカバリー総合支援センター」の元事業部長で、北海道と札幌市から受託する「北海道ひきこもり成年相談センター」と「札幌市ひきこもり地域支援センター」の支援コーディネーターとして相談支援に携わってきた。昨年3月末に退職し、専門職の経験を生かそうと訪問型相談室「あぷあ」を開設。病気や障害、ひきこもりなどで困難を抱える親や当事者の相談に応じている。前号に引き続き「ひきこもりを理解できない父親」をテーマに話を聞いた。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●ロコ・ソラーレが地元北見に凱旋 銀メダル手に伝えた選手達の思い
●ホクレンが日ハムへ道産農畜産物を贈呈
●キーワードは“癒し”と“ゆとり” 函館に「LC五稜郭ホテル」がオープン!
●「勝手丼」の和商市場で活動する「みんなの和商」の釧路魅力発信
●地域づくりを応援する太陽財団が助成対象事業贈呈式を今年も開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『森で呼んでいる』
【報道】広域紋別病院の医師流出問題を追う【2】

内科医退職で被った痛手
失われた地域の医療とは

企業長に就任する宮川市長を直撃

広大なオホーツク西紋地区の医療を預かる広域紋別病院(曽ヶ端克哉院長・150床)の医師流出問題の続報だ。内部対立などを理由に昨年秋から今年1月にかけて副院長をはじめとする常勤内科医3人が病院を去る事態の中で、どのような医療が失われてしまったのか。そして、かつて同病院の誕生に当り汗をかき地域医療の存続に尽力してきた紋別市の宮川良一市長(67)は、今回の問題をどのように捉えているのか。折しも宮川市長は、現在の及川郁雄氏に取って代わり、この4月から運営母体である企業団の企業長に就任することが決まっている。2月下旬、宮川市長を市役所で直撃した──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北洋銀行の親密企業「ネクステップ」経営陣の暴走【2】

本誌発売直後に水口社長が退任
新体制でも問われるガバナンス

3月号で報じた、不動産仲介、不動産賃貸管理、駐車場管理のネクステップ(本社札幌)経営陣における暴走問題の続報だ。北洋銀行幹部が代々社長に就く同行の親密企業でありながら、水口千秋社長(67)がオーナー社長のように振る舞い、自身の報酬倍増や社長定年延長などやりたい放題。こういった水口社長をはじめとする経営幹部のガバナンス欠如を指摘したところ、本誌発売直後の株主総会で水口社長が会長に退き、濱岸春尋副社長が社長に昇格したことが分かった。事実上の水口社長の引責辞任という受け止めが広がる中で、ネクステップ経営陣の暴走にブレーキはかかったのだろうか──。   (本誌取材班)

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【報道】告発・絶望の学府⑫

「息子は殺された」

被害学生遺族が慟哭の告発
江差パワハラで奪われた命

第三者調査で50件超の被害が認定された道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、未だ公式には認められていない最大の被害がある。理不尽な指導で留年を余儀なくされた男子学生が自ら命を絶ったのは、3年前の秋。不意の悲劇に言葉を失い、事実を追及する気力さえ奪われていた遺族がこの春、初めて被害告発に臨む決意を固めた。小さな声を支えるのは、ただ1つの思い。「なかったことにされたくない」――。(小笠原 淳)

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【報道】ウイルス禍が奪った“居場所”

路上支援、受難

活動20年超のボランティア困惑
地下鉄駅内での物資提供「禁止」

札幌で長く活動を続けるホームレス支援団体が、折からのウイルス禍で想定外の岐路に立たされている。路上の当事者へ支援物資を配布する活動に、不意の「待った」がかかったのだ。札幌の中心部からベンチなどの設備が減った結果、限られた休憩場所でホームレスとそうでない人たちとが接触する機会が増え、市営地下鉄駅構内で係員への苦情が急増。当惑するボランティアたちは市当局へ相談を寄せてみたのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART29 神恵内村長選の結果と「概要調査」に向けた動き

現職が村外候補に圧勝

“核のゴミ”を埋めるより
「地域の宝」を掘り起こせ

“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた事前調査が進む中、昨年10月の寿都町長選に続いて、神恵内村長選が行なわれた(2月27日投開票)。6選をめざした現職の高橋昌幸氏(71)が559票を獲得して圧勝し、泊村在住の脱原発運動家・瀬尾英幸氏(79)は48票で惨敗した(当日有権者数は706人。投票率89・24%)。今後の焦点は「概要調査」に対する住民投票などの行方に移るが、その一方で幌延深地層研究センターをめぐり、処分事業と研究の区別を曖昧にする動きも──。泊原発関連4町村と「核ゴミ処分地」関連2町村の住民グループは、地域資源を活かした地域づくりに転換しようと「振興プラン」を作成する作業を始めた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】“核のゴミ”文献調査が進む神恵内の村長選に敗れた脱原発活動家

“よそもの”に厚かった
現職の壁と村の閉鎖性

任期満了に伴う神恵村長選が2月27日投開票され、現職の高橋昌幸氏(71)が新人で脱原発運動家の瀬尾英幸氏(79)を大差で退け6選を果たした。高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの最終処分場選定に向けた文献調査が進む村内で、概要調査に進むことにNOを突き付け交付金に依存しない村づくりを訴えた瀬尾氏は「私の力不足。しかし、高橋村政や国のやり方に異議を申し立てることに意義はあった」と沈痛な面持ちで頭を下げた。本稿では36年ぶりに行なわれた村長選で敗れた瀬尾氏周辺の動きを追った。(武智敦子)

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【報道】2022参院選/連合北海道・杉山元会長に訊く

支持政党の立憲と国民2党へ
願わくばまたひとまとまりに

ジレンマの課題抱える中で臨む参院選

2022年7月中までに行なわれる予定の第26回参議院議員選挙。定員3の北海道選挙区では、自民党から現職の長谷川岳氏と前回衆院総選挙で道1区から出馬し敗れた船橋利実氏が出馬する見通しで、野党の立憲民主党からは現職の徳永エリ氏。そして2月下旬に2019年道知事選で敗れた石川知裕氏の擁立を固めた。このほか諸派からも擁立者の具体名があがっているが、立憲民主党と同じ旧民主党の流れをくむ国民民主党も候補を擁立する構えだ。そこで気になるのが両党の最大の支持団体・連合。本稿では連合北海道の杉山元会長を訪ね、支持団体としての本音を訊いた。(2月22日収録、髙橋貴充)

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【追悼】宮谷内亮一・千島連盟根室支部長ラストインタビュー

我々には一刻の猶予もない
ビザなし交流の全面復活を

北方領土の元島民らで組織する千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部長の宮谷内亮一さんが2月5日、急性心不全のため根室市内の病院で死去した。79歳だった。根室市職員を退職後、千島会館館長を経て2007年5月から千島連盟理事、11年4月から同連盟根室支部長を務めていた。本誌は例年2月号の根室・北方領土特集で元島民への聞き書きを掲載。宮谷内さんには14年からお世話になり、これまで毎年本人への取材を重ねてきた。昨年12月にも通算8回目のインタビューを行ない、その要約を本年2月号に掲載したばかりの訃報だった。本稿では、宮谷内さんへの追悼の思いを込め、最後となった先のインタビューの全体をあらためて読者に紹介したい。(工藤年泰・佐久間康介)

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【ニュース】

■豊浦町の汚水不法投棄事件で
 小川副町長ら7人を書類送検
 ──3選を果たした村井町長も責任を免れない雲行き

■コープ共済から詐欺で告訴された
 釧路の柔道整復師が破産手続きへ
 ──「計画倒産」で損保会社への被害弁済を回避?

■道警の警察官が児童買春で懲戒
 本部はホームページで注意喚起
 ──事案公表、児童ポルノ隠蔽疑いと対照的な対応に

■強制不妊・道外訴訟で国が敗訴
 札幌の小島さん「私も敗けない」
 ──大阪高裁で逆転判決、月内には東京でも

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【医療】札幌の中村記念病院が導入した椎間板ヘルニアの低侵襲治療

薬剤ヘルニコアの注入で
多くの患者の腰痛が消失

全国屈指の脳神経外科専門病院として知られる社会医療法人医仁会 中村記念病院(札幌市中央区/中村博彦理事長・院長/499床)が、腰痛などを引き起こす椎間板ヘルニアの新しい治療法として「ヘルニコア」という薬剤を使った施術を導入し効果を上げている。同病院脊椎脊髄・末梢神経センター長で脳神経外科副部長の大竹安史医師は「脳神経外科病院で腰痛の治療を行なうのを不思議に思うかもしれませんが、当院は開院以来、脳から連なる脊椎脊髄・末梢神経の治療を手掛けてきました。ヘルニコアも椎間板ヘルニア治療の有力な選択肢であることを知ってもらいたい」と話す。1泊2日の入院あるいは日帰りも可能なヘルニコア治療とは──。(2月24日取材)

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【2022春の全国交通安全運動】

多様化する交通環境の中で
問われる人々の安全モラル

目立つ運転者の意識に起因した事故

4月初旬から始まる春の全国交通安全運動。技術の進歩で死傷者低減に寄与する車両そのものの安全性は年々向上している印象だが、近年よく取り沙汰されている交通事故は、煽り運転や高齢ドライバーの車両暴走など、ハンドルを握る人の意識に起因するトラブルが目立つ。ドライバーのモラル、マナーに関わる問題では身近なところで、先頃相次いだ大雪の際に自分勝手な危険運転車両に、苛立ち悩まされた方も多いのではないだろうか。また、自動車のほか自転車が加害者側となる事故も目立つなど、交通環境も一昔前と比べて多様化している。現在の交通安全啓発活動はどうなっているのだろうか。

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【企業】千秋庵と業務提携したCOC長沼社長に訊く

和菓子の事業は長年の念願
今後のシナジー効果に期待

1月下旬に札幌の老舗和菓子、千秋庵製菓(本社札幌、庭山修子社長)と業務提携を果たしたCOC(同、長沼真太郎社長)。同社は洋菓子きのとや(同、中田英史社長)のグループ企業で、主な事業は商品の企画開発。長沼真太郎社長はきのとやの創業者・長沼昭夫氏を父に持ち、2013年にはチーズタルトが著名なBAKEを創業した経歴も持つ(※現在は同社株式の大半を売却し、経営から身を引いている)。今回の千秋庵製菓との業務提携について「実は長年の念願だった」と話した長沼社長。老舗和菓子と人気洋菓子の結び付きでどのようなシナジーが生まれてくるのか。今後の構想などを訊ねた。(髙橋貴充・2月17日収録)

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【文化】ゲーム愛好家3人が市立小樽文学館で企画展

かつてのゲーム文化を支えた
同人誌や攻略本などが大集合

札幌在住のゲーム愛好家3人が企画構成した企画展「ザッシ・コウリャクボン・ドウジンシ ゲームの本」が3月5日から4月24日までの会期で市立小樽文学館で開催されている。アーケードゲームやファミコンゲームといったかつてのゲーム文化を陰で支えた同人誌や雑誌、攻略本のバックナンバーを通してゲームの歴史をたどろうというユニークな催しとなっている。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」79──ひきこもりを理解できない父親

まだ少ない家族会への参加
専門家からの説得がベスト

ひきこもりの長期化に伴い、親子関係が悪化し抜き差しならない状況に陥るという話をよく聞く。その原因の多くが子供がなぜひきこもっているかを理解できない「父親」にあるようだ。子供に就労経験があれば、なおさら父親は「怠けている」「なぜ働けないのか」と戸惑い子を責めたてる。父がいると部屋から出てこなくなるのは、自分を守るためだ。最近は定年退職前後の父親が家族会に参加するケースも増えているが、推計は全国で100万人を超すとされるひきこもりを考えるとその数は少ない。父親が子供のひきこもりを理解するにはどうすればいいのか。社会福祉士、精神保健福祉士で函館を拠点に不登校・ひきこもり支援を続ける野村俊幸さん(71)に訊いた。
(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【80】

栗山町のハサンベツに残る
旧陸軍の拠点「火薬庫の沢」

駐屯していた“幻の部隊”

札幌から北東に約50キロ離れた夕張郡栗山町の「ハサンベツ地区」に「火薬庫の沢」と地元で呼ばれている地区がある。旧陸軍の火薬庫があったという記述や出入り口とされるコンクリートの門の写真は何度か見たことがあったが、それがどこにあり、どんな施設だったのかなど詳しい情報はほとんどない。栗山町を何度か訪れながら調べてみると、そこには旧陸軍の火薬庫をはじめ兵舎があったことや戦時中における炭鉱での中国大陸や朝鮮半島出身者の厳しい労働実態などが浮かび上がってきた。今回は、北海道には埋もれている戦争遺産がまだまだあることを知る旅となった。                (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●SATOグループとDONUTSが連携 『ジョブカン無料de顧問』スタート
●ISHIYAの新たな柱事業の構築へ 「おうち de ISHIYA」がスタート
●包括的な感染症対策に取り組むシーエーブイ
●土屋ホームがカーボンニュートラル対応の木造賃貸住宅「ラピス」事業化
●サッポロ クラシック新CM発表会で松岡昌宏さんが語った地元への思い

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『旅支度《永遠器械春季号》』
【報道】コープ共済連が詐欺で告訴した釧路の「あまの整骨院」

施術録を大量に捏造か

柔道整復師が患者を利用し
共済金や保険金を不正申請

釧路市内で整骨院を営んでいた柔道整復師が患者の施術録を書き換え、損保会社などから共済金や保険金を騙し取った疑いが浮上している。この中で最も被害額が大きいと目されているコープ共済連では昨年の夏、詐欺容疑で本人の刑事告訴に踏み切り、釧路署による捜査の行方が注目されているところだ。多くの患者を巻き込む形で捏造された施術録──。その手口とはどのようなものだったのか。   (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】広域紋別病院の医師流出問題を追う

昨秋から内科医3人が退職
内部対立が生む地域の不幸

広大なオホーツク西紋地区の医療を預かる広域紋別病院(曽ヶ端克也院長・150床)の医師流出が止まらない。昨年秋にかけて幹部クラスの内科医2人が退職。今年に入ってからも1月末に同じく内科医1人が病院を去った。病院の方向性をめぐって生まれた内部対立が主な原因とされるが、それにより不利益を被るのは地域と患者にほかならない。今回の内部対立の背景にあったものとは何なのか──。「病院としての課題と再生」をテーマに広域紋別病院の医師流出問題を追う。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉑

「この国賊が」――

野次問題で道内外から賛否の声
道警受理、2年間で900件超


国家賠償請求訴訟の判決言い渡しを1カ月後に控えた、首相演説野次排除事件。3年前の夏に札幌でその出来事が起きて以来、政権批判の声を封じた警察の行為はどう評価されてきたか。公文書開示請求で得られた記録を紐解くと、昨夏までの2年間に地元警察へ寄せられた意見は900件以上に上り、その多くが排除に批判的な声だったことがわかる。そこには、さまざまな立場の有権者の率直な思いが綴られていた――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈55〉

児童ポルノ隠蔽か

相継ぐ未発表疑い事案
21年・道警不祥事速報

地元警察の不祥事記録、2021年ぶんが出揃った。公文書開示請求で得た情報を報告する本誌の試みは7年めに入ったが、これまで頑なに懲戒処分の全件公表を拒んできた北海道警察は、今後も同じ姿勢を貫き続ける可能性が高い。知事部局や議会、教育委員会などの透明性に倣うことなく、ひたすら“警察特権”を死守し続ける捜査機関。公文書により不祥事隠しが露見することになっても、その方針は変わることがなさそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】断罪された不当捜査

「違法」認定 2連発

無罪事件で捜査機関に賠償命令
札幌地・高裁で相継ぎ言い渡し

刑事裁判で無罪が確定している2つの事件で1月下旬、冤罪被害者らが捜査機関に損害賠償を求めた訴訟の判決が相継いで言い渡され、ともに捜査の違法性が認められた。1件では車輌の不備によるバス事故で運転手を起訴した検察の責任が問われ、もう1件では未解決の脅迫疑い事件で警察の不当捜査が断罪されることに。いずれの事件も刑事の無罪判決からすでに3年が過ぎるが、捜査側から当事者への謝罪は今もないという。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑪

処分は、謝罪は…、

新年度開講、秒読み1カ月半
江差看護問題で議会追及続く

「可能な限り速やかに」――。繰り返される弁明は、年度を跨いで続くことになるのか。一昨年秋の匿名告発を経て昨年3月に広く知られるところとなった北海道立高等看護学院のハラスメント問題は、同10月に第三者調査の報告が得られて以来、救済対応が遅々として進んでいない。新年度スタートまで、残すところ1カ月半。被害者らの不安は未だに解消されず、地元議会ではなおも厳しい追及が続いている。(小笠原 淳)

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【報道】北洋銀行の親密企業「ネクステップ」経営陣の暴走

報酬倍増、定年内規は無視
水口社長の“やりたい放題”

不動産仲介、不動産賃貸管理、駐車場管理を事業の3本柱としているネクステップ(本社札幌・水口千秋社長)。北洋銀行(本店札幌)出身者が代々社長に就任し、北洋銀との関係は親密だ。そんな「北洋」の看板に泥を塗りかねない事態が同社で起きている。それは水口社長を中心とした経営陣の暴走、会社私物化疑惑だ。同社の関係者から本誌に告発が寄せられ、北洋銀の現役、OBからも疑問の声が続々届く──。ネクステップを覆う暗雲を追った。(本誌取材班)

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【報道】“核のゴミ”文献調査に揺れる神恵内村長選の行方

脱原発運動家の出馬で
“36年ぶり”の選挙戦へ

問われる高橋村政「無風の20年」

高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場選定に向けた文献調査が行なわれている神恵内村。ここで任期満了に伴い実施される村長選(2月22日告示、同27日投開票)に出馬する意向を示していた新人の瀬尾英幸氏(79)が1月16日、岩内町で記者会見を開き無所属で立候補することを正式表明した。現職の高橋昌幸氏(71)はすでに6選に向け出馬を明らかにしており、1986年以来、実に36年ぶりの選挙戦となる見通しだ。泊村在住で脱原発運動を続ける瀬尾氏は「あえて選挙では核ゴミ問題を争点にしない」とし、地域活性化策を中心に訴えていく考え。一方の高橋氏は「初めての選挙戦で試行錯誤だが、当選できるよう全力をあげたい」と本誌の取材に応じた。核のゴミ問題で揺れる神恵内のトップを選ぶ村長選の動向を追った。(武智敦子)

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【ニュース】

■いまだ返上されない「謂れなき汚名」
 次亜塩素酸水を認めない役所の頑迷
 ──国の“方針転換”でも進まない利用促進

■夕張に戻ったスキーヤーたちの歓声
 課題は主要な大型宿泊施設の再開業
 ──新オーナー剣豪集団・鄭剣豪氏の次なる一手は

■問われる“切り替え”不正の有無
 逮捕のガス会社男性は容疑否認
 ──函館地検の独自捜査事件で初公判

■地方紙・苫民社員が盗撮で逮捕
 入浴の女性を望遠レンズで撮影
 ──静岡県警摘発、愛好家グループの一員か

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【釧路特集】伊東良孝衆議に訊く

地元の赤潮被害で救済に奔走
挑戦するゼロカーボン北海道

1985年の釧路市議当選を皮切りに、道議、釧路市長を経て国政で活躍する伊東良孝衆議(道7区)。安倍政権下で2度にわたり農林水産副大臣を務め、我が国の一次産業の底上げに尽力したほか、一昨年から自民党の北海道総合開発特別委員会委員長と畜産・酪農対策委員長としても活躍。昨年は「ゼロカーボン北海道」の旗振り役として奔走したほか、秋に地元の釧路・根室地方などを襲った赤潮被害の救済で補正予算獲得にも汗をかいた。オミクロン株による過去最大の波が押し寄せているコロナ禍への対応をはじめ、「ゼロカーボン北海道」に向けた再エネ活用のカギ、釧路・道東の課題と復活について伊東衆議に訊いた。
(1月23日、札幌市内で収録)

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【釧路特集】蝦名大也・釧路市長に訊く

まちを襲う構造不況の嵐を
未来志向の都市経営で克服

1922年、北海道で初めての市制施行に伴い、札幌・函館・小樽・旭川・室蘭と共に誕生した釧路市。今年はそれから100年の節目となる。だがかつて同市を支えた漁業・石炭・製紙の3大産業はいずれも著しく停滞。それどころか漁業は赤潮、製紙は日本製紙の撤退と、いわば泣きっ面に蜂とも言える苦境に追いやられている。さらには第6波の猛威を振るい始めたコロナ禍。そういった厳しさの禍中ながら、長期滞在者の多さや、海外旅行者を感動させる地域の自然など釧路の魅力は健在。そんな地域の力を一層高める都市経営にこれからの活路を見出す、と蝦名大也市長は力を込める。
(1月20日、釧路市役所で収録)

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【釧路特集】釧路発祥リラィアブルの戦略を佐藤暁哉社長に訊く

北海道を基盤に「コーチャンフォー」
関東3店舗体制の構築を進めていく

ネット通販にはないリアル店舗の魅力を高める

本、音楽、文具、飲食の全国最大規模の複合店「コーチャンフォー」を展開するリラィアブル(本社・釧路市)。コロナ禍で行動規制によるステイホーム需要を取り込んで業績は堅調だ。食物販の「コーチャンフォーマルシェ」も、北海道にこだわったオリジナル商品の開発を進めるなど、新たな事業に成長しつつある。釧路で生まれ成長した同社は、今年10月をめどに「コーチャンフォー」関東2号店の出店も具体化している。2代目トップとして采配を振るう佐藤暁哉社長(44)に、2022年3月期決算の見通しと今後の成長戦略について訊いた。(1月21日、釧路市のリラィアブル本社で収録)

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【医療】
さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックに
「乳がん遺伝子検査」の重要性を訊く

抗がん剤の使用を回避できる
オンコタイプDXが保険適用

乳がんの手術後に再発を予防する抗がん剤治療を行なうかどうかについて、がん細胞の特性を解析する遺伝子検査(多遺伝子アッセイ)「オンコタイプDX」がこの春にも保険収載される見通しとなった。検査結果により副作用の強い抗がん剤治療を避けることができるメリットがあったが、自費診療のため高額なのがネックだった。医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」の亀田博理事長・院長は「保険適用は患者にとって朗報。春以降、オンコタイプDXはスタンダードな検査方法になるだろう」と歓迎している。亀田院長に遺伝子検査の特性と可能性について訊いた。                  (1月14日取材)

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【シネマ】長編映画「モルエラニの霧の中」とサツゲキ

広がる静かな感動

坪川監督の背中を押した故郷
いま、北海道発の映像文化を

室蘭在住の映画監督、坪川拓史さん(49)が脚本から音楽まで手掛けた「モルエラニの霧の中」が昨年4月に札幌市内の映画館「サツゲキ」で上映された。静かな感動が今も続き、今春には再上映も予定されている。オール室蘭ロケ、7つの物語で構成される3時間34分の作品は地元の協力を得て2014年春にクランクインし5年をかけて完成。映像の美しさと香川京子さんら名優たちの味わい深い演技が出色だ。室蘭の失われゆく街の風景が作品をつくる契機になったと話す坪川監督、上映を通して坪川監督を応援する「スガイディノス」会長・小笠原一郎さん(40)、大学生で劇団「パゥピーポォズ;」に所属し坪川監督から薫陶を受けている縁もえかさん(20)の3人を迎え、作品への思いや魅力を語ってもらった。 (聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】“百年記念塔の解体”は平成23年から既定路線だった!?

現状維持コストに入れられた
経費内訳なき約20億円の正体

和田衆議らも計画の実態を問題視

平成31年2月に道が解体の方針を決めた、野幌森林公園(札幌市厚別区)の北海道百年記念塔。その後、地域住民などから解体計画の見直しを求めるさまざまな動きが起こっているが、道としては「解体することへの理解を求める」という選択肢以外ないようだ(2022年1月号既報)。そんな中、「百年記念塔解体についてお話したいことがある」との連絡が2月某日編集部に寄せられた。相手は、この地域を地盤とする和田義明衆議(自民党・道5区選出)の秘書。衆議らが研究者の調査で浮き彫りになった、解体計画の杜撰な内容などを伝えたいという。       (髙橋貴充)

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【報道】「北海道新幹線・札樽トンネル」建設残土問題を追う③

小樽朝里地区の住民団体が
受け入れで環境汚染を懸念

北海道新幹線の札幌延伸に伴う札樽トンネル(小樽―札幌=26・2キロ)の掘削工事で、小樽市朝里地区でも要対策土の受け入れをめぐり住民団体が計画の変更を訴えている。朝里川温泉の奥にある採石場跡地、通称「石切山」の急斜面に「石倉工区」(約4・5キロ)から出る残土の搬入がこの春にも始まろうとしているからだ。民有地の石切山周辺には朝里川に流れる支流が複数ある。その中には市民の水の6割をまかなう豊倉浄水場の取水口に直接流れ込む「エゾ松沢川」もあり、住民団体はヒ素など重金属による環境汚染を懸念している。今月は小樽朝里地区での残土受け入れ問題を追った。(武智敦子)

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【地域】道内最大の客室数を運営する
星野リゾート・星野佳路 代表に訊く

入り込み数を気にする愚
キモは顧客満足の深掘り

「もう北海道の事業者と呼んでほしい」

星野リゾート(本社・長野県軽井沢町)が2022年に入って北海道で相次いで宿泊施設を開業し、近く道内で最大の客室を擁する運営会社になる見込みだ。北の大地での展開の強化は、この2月から始まったコンビニチェーン地場大手のセコマ(同・札幌市中央区)との提携でも鮮明だ。観光事業のカリスマ的存在として知られ、全国から進出のオファーが届く星野佳路代表にセコマと組んだ理由をはじめ北海道観光の課題と処方箋を訊いた。キーワードは「ブームをつくるな」である。
(聞き手・佐久間康介)※12月15日、OMO3旭川で収録

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【企業】社会の変化を先取りした「ほくていホールディングス」の挑戦

通信インフラの郵便輸送を担い
持株会社が不動産収益でカバー

北海道における郵便輸送のパイオニアたる北海道郵便逓送(本社札幌)をはじめとする事業会社4社を傘下に、重要な通信インフラを支えるほくていホールディングス(同)。だが“手紙離れ”や“紙離れ”といった社会構造の大きな変化は、郵便輸送業にも暗い影を落としている。この中で加藤欽也会長、齋藤浩市社長の両トップは、郵政民営化の段階から構造変化への備えに着手。持株会社制にして事業の効率化を図ると共に不動産事業に参入し、優良資産の運営で利益を確保する取り組みも行なってきた。ほくていグループの姿勢を通じて、社会が大きく変わっていく中での企業のあり方を考えてみたい。

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【特別インタビュー】「日中国交正常化50周年」に寄せて

中国には中国の民主がある
相互理解を促進し関係の発展を

中華人民共和国駐札幌総領事館 総領事 劉 亜明氏

北京冬季五輪が開催されている今年(2022年)は「日中国交正常化50周年」の節目の年。これを受けて中国駐札幌総領事館の劉 亜明総領事が1月下旬、インタビューに応じた。おりしも本誌には、新疆ウイグル自治区における中国側のジェノサイドを告発した関係者の寄稿が掲載されたばかり。西側諸国が非難する国内の人権問題をはじめ日本、そして北海道とのかかわりを中国当局はどのように考えているのか──。「中国には中国の民主主義がある」とする劉総領事の発言に注目したい。(本誌編集長・工藤年泰)

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【連載】ルポ「ひきこもり」78──ちぐはぐさが目立つ小樽市のひきこもり支援

「居場所事業」で露呈した
“支援者優先”の組織作り

札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長・以下レタポス)の主催で昨年に計5回小樽市内で開催された、ひきこもりや家族の居場所事業「サテライトSANGOの会inおたる」。この居場所事業を振り返る総括会議が1月28日、オンラインで開かれた。今年度はコロナ禍を理由に8月と9月の2回は集りを中止し、オンライン開催に切り替えた経緯があったが、田中理事長は総括会議で、事務局を担う市の連絡ミスでこの情報が関係者に伝わらないトラブルが8月に起きていたことを指摘。レタポスでは昨年度末、市に「後援団体による実行委員会」を組織するよう要請したが、発足したのは「小樽市ひきこもり支援協議会」という支援者主体の別組織だったことも問題視した。ひきこもり支援をめぐり“ちぐはぐさ”が目立つ小樽市の姿勢を検証する。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【79】

東京から疎開した火薬工場
第二陸軍造兵廠深谷製造所

渋沢栄一ゆかりの地を歩く

埼玉県深谷市は中山道の宿場町として栄え、昨年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一の生誕の地として知られる。戦時中、この深谷は火薬類を生産する「東京第二陸軍造兵廠深谷製造所」があった場所で、今でも当時の給水塔が住居として利用され、当時の姿を伝えている。アメリカとの友好を掲げていた渋沢は満州事変が起きた1931年に死去し、その後、日本は泥沼の戦争に突入する。そんな渋沢のふるさとの地で先の大戦を陰で支えていた遺産を訪ねた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●対策整えるもリアル開催今年も断念 コロナ禍直撃の「さっぽろ雪まつり」
●コロナ対策にも打ってつけの「グッドマン換気口」
●仙鳳趾産牡蠣など釧路町ならではの魅力を伝える拠点「ロ・バザール」
●「ベーカリー ワンカラット」が五稜郭エリアに出店
●ISHIYAからこの春を彩るスイーツ「美冬(さくらともも)」
●「サッポロクラシック」道産素材をより充実させ7年振り一新
●さよなら 4プラ! 若者文化の発信基地が50年の歴史に幕

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『はるがきてたんです』
【報道】道警不祥事から考える〈54〉

「みんな払ってくれた」

飲み逃げ指摘に“逆ギレ”か
女性巡査の傷害、発表せず

初対面の男性と飲食をともにして食事代の支払いを拒否、咎められると逮捕術まがいの暴力で相手を“制圧”し、怪我を負わせて逃走した――。昨年暮れに報じられたその事件は、今に到るまで公式には発表されていない。地元報道の取材に、警察は犯行態様を過少に説明、被害者代理人がこれに反論の声を上げる事態に。事件を起こしたのは「スーパーの店員」を名乗る20歳代の女性。本当の職業は、警察官だった。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑥

「著しく妥当性欠き、違法」

ヒグマ駆除ハンター全面勝訴
完敗の公安委はまさかの控訴

地元公安委員会の処分は、法廷で全否定された。「社会通念に照らして著しく妥当性を欠き、裁量権を濫用したものと言わざるを得ない」――。自治体の要請でヒグマを駆除したハンターから銃を取り上げる措置を、裁判所ははっきり「違法」と断定。これにより各地の獣害対策が正常化するかに思われたが、完膚なきまで潰された筈の被告がその結果に水を差し、争いは高裁に持ち込まれることに。駆除の担い手を狙い撃ちにする当局にはどんな目的があるのか、その真意はもはや測りようもない。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑩

副学院長、続投

江差看護・パワハラ告発3年め
人事先行、救済は弁護士対応へ

複数の教員の関与が認定された、北海道立高等看護学院のハラスメント問題。中心人物とされる江差看護学院の現副学院長は11月から勤務地を保健所に移したが、今後もその職を解かれず教務担当の副学院長に留まり続けることがわかった。12月には専任の学院長が着任するなど人事の刷新は進んでいるものの、最も強く待たれる学生たちの救済の道はまだ見えてこない。告発3年め、被害の回復はどこまで遠のくことになるのか。(小笠原 淳)

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【報道】21世紀の人質司法②

供述強要、私物検閲…

違法取り調べで国賠提訴
密室の捜査、無法地帯か

本誌昨年10月号で報告した北海道警察の違法捜査問題で12月下旬、黙秘権侵害などの被害を訴える容疑者(当時)と弁護人が道警に賠償を求める裁判を起こし、警察による不当な取り調べの改善を求めた。弁護人らはそれまで再三にわたって公安委員会などに苦情を寄せ、地元弁護士会も警察への申し入れを行なってきたが、納得できる説明は得られていないという。外部の監視の眼を欠いた取り調べの場では、日々何が起きているのか――。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART28 文献調査が進む神恵内村で「核反対」を訴える88歳の闘い

原点は自らの被曝体験

核のゴミに頼らない
村づくりに筋を通す

高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)などの最終処分場選定に向けた「文献調査」が進む後志管内神恵内村で、今から10数年前に郷里にUターンした80代の男性が「核反対」の運動を精力的に続けている。病院に勤務していた青年時代、過剰な放射線を浴びて被曝症状が現れ、今もなお体内には放射能が残る。そんな人生経験を糧に「核ゴミ反対」の運動に立ち上がった。核の危険性や地質の脆弱さ、村民の声などを紹介し、自作の詩も載せたチラシを配る。実施主体のNUMOと村が設置した「対話の場」の委員として発言する。交付金に頼らない「村おこし」の道を提案する──。自宅を訪ね、この闘いに懸ける思いなどについて訊いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】泊村在住の新人・瀬尾英幸氏が神恵内村長選に出馬へ

捨て身で文献調査に反対

漁業振興、積丹半島の魅力探しを

高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の最終処分場の選定に向けた文献調査が進む後志管内の神恵内村で任期満了に伴う村長選が2月22日告示、27日投開票の運びとなっている。同村長選には現職で6選を目指す高橋昌幸氏(71)がすでに出馬を表明。対抗馬擁立の動きがなく無投票の公算が大きかったが、7年前に泊村に移り住み泊原発の廃炉に向けた活動を続ける瀬尾英幸氏(79)がこのほど出馬の意向を固めたことが分かった。「文献調査に反対している住民のためにも声をあげなくては」と語る瀬尾氏が取材に応じた。(武智敦子)

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【報道】「北海道新幹線・札樽トンネル」建設残土問題を追う②

要対策土の受け入れをめぐり
“強行搬入”と住民団体が抗議

北海道新幹線の札幌延伸に伴う札樽トンネル(小樽―札幌=26・2キロ)の掘削工事で発生する、ヒ素などの重金属が環境基準を超える「要対策土」の受け入れが昨年12月13日から札幌市手稲区山口地区の一般産業廃棄物処分場(山口処理場)で始まった。だが、先立つ10日には住民団体が「住民の意思を無視している」などと秋元克広市長に搬入中止と公開討論会の開催を申し入れ、市側と対立が続いている。本誌の取材に市新幹線推進室は「山口地区での受け入れについては、地元説明会などを重ね議会でも論議してきた。対策方法についても十分に説明しており、申し入れには応じられない」と回答。ヒト、モノ、カネが動くと期待される新幹線だが、建設に伴う負の側面も否定できない。先月に続き要対策土の受け入れ問題を追った。(武智敦子)

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【ニュース】

■深川市立病院幹部の「チケット授
 受疑惑」で関係者2人に戒告処分
 ──チケット要求行為は問われず「大山鳴動して鼠一匹」の結末に

■「安全で安心な病院に」遺族訴え
 新人看護師パワハラ死訴訟終結
 ──「接点なかった」医師発言、手術台帳と矛盾

■初弁論で当事者ら法改正求める
 「結婚の自由」札幌訴訟、控訴審
 ──一審「違憲」受け、さらに踏み込む判断に期待の声

■PKO派遣違憲確認訴訟が結審
 自衛官家族の訴え、3月判決へ
 ──提訴5年、問われる「戦闘」の有無

■札幌冬季五輪への率直な意見求める
 市と市民の対話事業1月から本格化
 ──コロナ禍中の東京五輪を目にした札幌市民の受け止めは?

■スポーツ庁創設の優良自治体表彰で
 北見のカーリングまちおこしが選出
 ──「ロコ・ソラーレ」の北京五輪での活躍前にホームタウンで朗報

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【2022 道東・根室特集】石垣雅敏市長に訊く

迅速かつ細やかなコロナ対応
好循環を生む「ふるさと納税」

外交の積み重ねで領土交渉の前進を

2021年もコロナ禍に向き合う1年となった中で、いち早く希望者全員へのワクチン接種を終え、サンマ水揚げ日本一のまちとして市外在住のサンマ漁船乗組員への接種にも取り組んだ根室市。最近では18歳以下を対象にした10万円給付のスピーディーな実施など、同市の細やかで迅速なコロナ対応は全国的な話題にもなった。ふるさと納税が全国3位の人気を誇り、新庁舎建設が来夏に始まる一方で、主力産業の水産は不振が続き、秋以降の赤潮被害も深刻な状況となっている。北方領土返還運動では昨年からビザなし交流や共同経済活動が中断されるなど課題も山積している。1期目の任期満了まで1年を切った石垣雅敏市長(70)に、市政の現状とこれからの展望を訊いた。(12月20日収録)

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【2022 道東・根室特集】
元島民が語る北方領土への思い

交流事業の再開に向けて
地元が求める政府の熱意

公益社団法人 千島歯舞諸島居住者連盟
理事・根室支部長 宮谷内亮一氏(79)

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【2022 道東・根室特集】
元島民二世が語る北方領土への思い

島への思いを引き継ぎ活動
岸田総理の領土視察を熱望

公益社団法人 千島歯舞諸島居住者連盟根室支部
「かけはしの会」 法月信幸会長(63)

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【2022 道東・根室特集】

根釧地域の企業をAIで後押し

大地みらい信金と調和技研が包括連携協定

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【地域】日高山脈を「宝の山」にするべく地元経営者団体が奮起

日高山脈襟裳の〝国立公園化〟踏まえ
プログレス日高が地域振興策を提言

連動視野にシーニックバイウェイ指定も

2022年冬には国立公園に昇格すると見られている「日高山脈襟裳国定公園」。その動きを地域活性化の起爆剤にしようと活動しているのが、日高管内7町(日高・平取・新冠・新ひだか・浦河・様似・えりも)全てに会員を有する若手経営者団体のプログレス日高(幌村佑規会長)だ。組織名にあるプログレスとは、「絶え間なく前進する」という意味を持つ。同管内は昨年におけるJR北海道日高本線の廃線が象徴するように、観光など常日頃より人の行き来が盛んとは言えず、地域をあげて交流人口を増やしていくといった取り組みはあまり見られなかった。だがプログレス日高は、国立公園化を機に同公園を管内全体のシンボルにして、さまざまな波及効果をもたらす賑わい創出を模索。さる10月には、これからの地域振興に向けた提案書というべき冊子「日高山脈は〝宝の山〟」を刊行し、注目を集めている。日高が持つポテンシャルと今後の可能性とは──。

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【交通】HAPによる新千歳空港ブラッシュアップ

新千歳空港駐車場一括運営で
利用者の利便性が大幅に向上

無料時間拡充、事前予約サービスも開始

“空港民営化”に伴い2020年6月に北海道エアポート(略称HAP)に事業運営が引き継がれ、利便性が大きく向上したのが新千歳空港のA・B駐車場だ。HAPによるワンオペレーションの取り組みが進む中で、直近の12月20日からは駐車時の混雑を気にしないで済む事前予約サービスも始まった。コロナ禍の影響で旅客需要が減退しているとはいえ、同駐車場のサービス向上は利用者にとって大きな朗報。空港内の商業施設やエンターテインメント施設も一段と身近なものとなり、新千歳空港を訪れるリピーターを増やす一助にもなっている。

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【社会】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【5】──第2の幸せを見つけた犬たち

物言わぬ犬の代弁者として
新たな飼い主を探し続けた

年末から3月にかけて小樽市犬管理所は最も忙しいシーズンを迎える。この時期、世間は卒業や入学、転勤に向けて多忙を極める。このため犬の譲渡の動きが止まり長期の収容となるからだ。小樽市から施設の管理を受託、年中365日体制で犬を受け入れてきた任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」(成田広美代表)によると、収容犬の多くは人に心を開かず、噛み癖のある犬も少なくない。いずれも、しつけがされていなかったり虐待を受けた心の傷が原因だという。スタッフはそんな犬たちの世話を根気よく続け、新たな飼い主に譲渡する活動に取り組んできた。第2の幸せを見つけた犬たちのドラマを聞こうと犬管理所を訪ねた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」77──ピアスタッフ座談会から

上手くいかない不安を抱えて
どうやって社会に身を置くか

昨年8月から小樽市で行なわれてきた「サテライトSANGOの会inおたる」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク=レタポス主催)が12月16日に今年度最後の事業を終えた。同様の居場所事業は江別市と苫小牧市でも行なわれていたが、小樽市での取り組みは4年半と最も長い。この日はひきこもり経験のある30代から50代のピアスタッフ4人が参加。座談会形式で今年度の事業を振り返りながら、既存のひきこもり支援のありかたなどについて率直な意見を交わした。当日の模様を紹介する。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【78】

巨大な地下軍事工場だった
栃木県宇都宮の大谷資料館

採石場を利用し飛行機を製造

栃木県宇都宮市大谷町にある大谷(おおや)資料館は、中世から加工しやすい石として国内で重宝されてきた大谷石(おおやいし)の採掘場跡である。現在は観光目的で公開され、巨大な地下空間内部とともに歴史などを展示する資料室を併設している。そしてここは、太平洋戦争末期に当時の中島飛行機が軍用機を量産するため工場として利用した戦争遺産でもある。だが、そもそもなぜこのような地下空間で飛行機のエンジンを造らなければならなかったのか。現地を訪ね、歴史を紐解いてみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●「安倍やめろ」「増税反対」から2年半 道警野次排除訴訟、今春判決
●厳冬期の自然美、滝上渓谷「錦仙峡」の氷瀑
●新築建替で生まれ変わる札幌心臓血管クリニック
●札幌駅前のチカホでオホーツクフェア開催
●岩見沢市の新庁舎が供用開始

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『Z嬢』
【報道】現地報告──赤潮被害の実態を釧路町・小松茂町長に訊く

壊滅的な打撃を受けた
昆布森のブランドウニ

漁場回復に迅速かつ複数年の支援を

漁師4代目として今も沖に出る小松茂・釧路町長が海の異変に気付いたのは、さる9月20日のことだった。長年の漁師としての勘で「ただ事ではない」ことを直ぐに察知、地元の昆布森漁協と連携してスピーディーな被害状況の把握に努めた。その後、管内自治体首長と連携して道や国に対策を強く働きかけたことは周知の通りだ。地元のブランドウニが壊滅的な打撃を受けるなど今回の被害はまさに災害級。その影響は今後数年間続く見込みで、再び赤潮が発生する恐れもある。海の異変に気付いた時から小松町長は未曾有の事態にどう向き合ってきたのか──。 (11月18日取材/佐久間康介・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府⑨

謝罪・反省 どこ吹く風

パワハラ副学院長ら配置換え
江差看護・被害救済なお遠く

事態はゆっくり進む。公立看護師養成校の教員らによるパワーハラスメント問題で、第三者調査結果を受けた北海道は11月下旬に主要な加害者の配置換えに踏み切り、一方で一部の教員については今後も教壇に立たせ続ける意向を示した。当の教員たちが自ら謝罪や反省の弁を述べる動きが伝わらない中、担当課は11月中旬までに保護者らに意向確認を求めていたが、寄せられた要望への回答文には「今しばらくのお時間を」なる文言が。とりあえず事態は進んでいる、極めてゆっくりと。(小笠原 淳)

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【報道】地元法曹たちの挑戦

札弁、攻める――

全国初、取り調べ立ち会い支援
「よりそい」制度では矯正と提携

この冬、札幌弁護士会(坂口唯彦会長、登録826人)が立て続けに先駆的な試みに着手した。いずれも刑事弁護にかかわる重要な取り組みで、事件の容疑者や被告人、あるいは務めを終えた元受刑者たちにとって大きな福音となり得るものだ。いわゆる“人質司法”に斬り込み、また再犯防止に力を注ぎ始めた地元弁護士会。将来的に全国各地で定着が望まれる2つの施策は、社会が司法に何を求めているかという問いへの有効な解答となるだろう。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART27 巻原発計画を白紙撤回させた「住民投票」の経緯に学ぶ

町民みずからが決める

寿都の住民投票が内包する
勝ち負けを度外視した価値

1996年8月4日、新潟県巻町(現・新潟市西蒲区)で原子力発電所の建設計画の賛否をめぐり、条例に基づく全国初の住民投票が行なわれた。計画の表面化から27年目の町民の選択は、反対1万2748票、賛成7904票(投票率88・29%)であった。この住民投票をきっかけに東北電力や県、国は追い詰められ、2003年に町有地をめぐる裁判が決着したことで計画の白紙撤回を表明するに至った。34年におよぶ歴史の中で大きな節目になった住民投票をめぐる軌跡は、“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた事前調査が進む北海道にとって示唆に富むものではないか──こう考え、旧巻町を訪れて関係者の話を訊いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■共感呼んだ寿都の女性たちの声
「最終処分法」の見直しが課題に
 ──札幌で第2回「核ゴミ問題を考える道民会議」

■泊原発立地4町村住民連絡協議会の
 設立総会で市民科学者らが記念講話
 ──準備不足などから正式な設立は1月に持ち越し

■職場の「SOGIハラ」被害訴え
 元道職員の裁判で被告側が反論
 ──原告は三重県の先行例など示し、道の違法性指摘へ

■強制不妊手術「拷問」と被害男性
 旧優生法訴訟、控訴審で初弁論
 ──「除斥期間」めぐる争い、5年越しの闘いに

■復旧や現状維持費は“参考”扱い
 道には“解体”しかない百年記念塔
 ──存続や議論のやり直し求める声にも聞く耳持たず

■野次排除訴訟原告2人がトーク
 事件考える集会、苫市で開催へ
 ──国賠訴訟は12月下旬に結審、年度内にも一審判決へ

■道の委託でSATO行政書士法人が
 民泊推進セミナーを道内で連続開催
 ──滞在型観光を成功させるポイントとは何か

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【新春インタビュー】鈴木知事に訊く

コロナを抑え“ポストコロナ”を
見据えた新時代の道政の実現へ

新型コロナウイルス感染拡大への対応をはじめ、道立高等看護学院のパワハラ問題や道東太平洋岸を襲った赤潮被害など新たな課題に直面することになった2021年。中央政界における後ろ盾と言われた菅義偉首相が政権を去る出来事もあった中で、鈴木直道知事(40)はどのように難局を乗り越えようとしているのか。今回のインタビューでは、それぞれの課題に向き合いながら「ピンチをチャンスに」変えていく知事としての決意が見て取れた。そのキーワードは「ゼロカーボン北海道」と「デジタル化」。新たな大きな波が危惧されるコロナ対策に万全を期しながら“アフターコロナ”を見据えて采配を振るう鈴木知事に胸の内を訊いた(11月29日収録)

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【新春インタビュー】秋元札幌市長に訊く

市制施行百周年の大きな節目を
起点にコロナを抑え新たに発展

コロナ禍2年目の2021年も札幌市では感染拡大に向き合う厳しい日々が続いた。一方で、感染対策を徹底する中で東京五輪のマラソン・競歩大会が市内で開催され、「東京2020」の成功に大きな役割を果たした1年でもあった。このような中で同市は2022年に市制施行から100周年の大きな節目を迎えることになる。高度経済成長と人口増加の時代がすでに過去のものになったいま、この節目の年を環境配慮、ダイバーシティといったSDGsに繋がるまちづくりを進めていく起点にしたいと秋元克広市長(65)は意気込む。その秋元市長はコロナ禍をどう乗り越え、次の100年をどのように展望しているのだろうか──。(11月29日収録)

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【新春インタビュー】サッポロビール北海道本社代表 小野寺哲也 氏

商品を通じて道内一次産品や
地域の魅力を広く発信したい

飲食業・観光業への応援事業も検討

「ふるさとのために、何ができるだろう?」を掲げ、コロナ禍中の厳しい情勢下でも北海道の魅力発信や、道民が元気になってもらえるような取り組みに力を入れてきたサッポロビール。2021年は初めて北海道ぎょれんとコラボ企画を展開し、今後はさまざまな一次産業事業者との連携を進めていきたい考えだ。コロナ前まで行なっていた賑わいを生み出す各種イベントに関しては、「どうしたら実施できるのか」といった前向きな方向で検討。小野寺代表は、目下厳しさの中にある飲食業・観光業に関しても「何らかの形で支援していきたい」と力を込める。  (11月30日収録) 

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【新春インタビュー】ISHIYAグループ代表取締役社長 石水 創 氏

沢山の出会いから生まれた
「共創」で新時代を切り拓く

コロナ禍回復まで「我慢も覚悟」

人々の行動を悉く阻害するコロナ禍のために、観光需要などいわゆる従来のニーズが大きく減退した「白い恋人」のISHIYAグループ。そんな中、新たな方向性を見出すきっかけとなったのが、異業種はもとより同業者とも取り組んださまざまなコラボ事業だった。その「共創」の取り組みは、いずれも大きな成果を生み出しており、コロナ禍からの完全回復が中々見通せないこれからにおいても、「共創」は重要になる、と石水社長は力を込める。このほか本稿では同氏に、社長を兼務したサザエ食品とのシナジー効果や、父である故石水勲名誉会長への思いなどを訊ねた。
(11月29日収録) 

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【医療】
PCIロボット補助システム「コーパス」を
導入した札幌心臓血管クリニックに訊く

1ミリ違わず正確に心カテ
患者とDr.に朗報の遠隔操作

循環器分野の疾患で全国トップクラスの症例数を誇る医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)の拠点病院「札幌心臓血管クリニック」(東区・104床)。同病院が10月から狭心症や心臓梗塞を治療する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)のロボット補助システム「コーパス(CorPath)」を導入した。X線を照射しながらカテーテル操作を行なうPCIは、医師の被曝が課題のひとつだが、遠隔操作が可能なコーパスでは被曝を回避し、なおかつ標準治療のクオリティアップも期待できるという。道内では名寄市立総合病院に続き2例目の導入となった中で、藤田理事長は「将来的にはコーパスによって遠く離れた患者の治療も可能にしたい」と意欲を示す。(11月30日取材)

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【マンガ】回顧2021

コロナ劇場終演か?(石川寿彦)



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【報道】「北海道新幹線・札樽トンネル」建設残土問題を追う①

要対策土の受け入れをめぐって
手稲山口の住民団体らが猛反発

2030年度末の札幌延伸を目指す北海道新幹線。それに伴う札樽トンネル(小樽―札幌=26・2キロ)の掘削工事で生じる建設残土の内、含まれる重金属が環境基準を超える「要対策土」の受け入れが、12月中にも札幌市手稲区山口地区にある市の一般廃棄物最終処分場(山口処理場)で始まる。19年6月に突如として処分候補地として浮上し、今年の6月下旬には札幌市と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が同地区での受け入れ協定を締結。反発する地元住民は農産物への風評被害や土壌汚染、健康被害への不安が拭えないとして、処分地の変更を求める署名や抗議文を秋元克広・札幌市長に提出してきたが、市新幹線推進室は「しっかりとした対策を講じていきたい」と理解を求める。手稲山口地区の要対策土受け入れ問題を追った。(武智敦子)

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【寄稿】いま、ウイグルの声に耳を(4)

支援は現実を知ることから

中国共産党、民族浄化の経緯と変節
トゥール・ムハメット(日本ウイグル連盟会長)

1994年に訪日し、現在人権活動家として中国共産党の犯罪を告発し続けている日本ウイグル連盟会長、トゥール・ムハメット氏の緊急寄稿、第4弾をお届けする。国際社会から非難を受けている新疆ウイグル自治区におけるジェノサイドは、どのような形で始まりどのようにしてエスカレートしていったのか。今回は中国共産党の民族浄化政策の経緯と変節がテーマだ。日本は、いつまでこの問題に及び腰を続けるのか──。

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【インタビュー】ガンダムの生みの親、札幌で大いに語る

次世代には「古くさい富野の時代に
とどまってたまるか」という気概を

アニメーション監督・富野由悠季氏 会見録

企画展「富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今」で11月17日に行なわれた開会式に出席し、その後に道内メディアの記者会見にも応じたガンダムの生みの親、富野由悠季監督。その場で富野氏の口から出たのは、若い才能の出現に寄せる期待の声と、自身のメインフィールドたるアニメ界のみならずあらゆる分野で世界に遅れを取っている、日本のこれからへの危機感だった。時代が変わっていく一方で劣化が止まらない政治家に対する失望、「日本はもうアニメ先進国ではなくなった」という鋭い指摘など、一つひとつの発言から垣間見えたのは、齢80になっても闘う気概を持ち続けるクリエイターの姿だった。(構成・髙橋貴充)

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【社会】NPO法人「楽しいモグラクラブ」が“励まし動画”をネットにアップ

「失敗したって生きていける」
そんなメッセージを伝えたい

就労継続支援B型事業所「工房mole」を運営するNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長・札幌市北区)が、障害やひきこもりの人たちを励まそうと5本の動画を制作しネットで公開している。自らも発達障害を持つ平田理事長がZoomによる在宅支援やケーキづくり、愛犬の話などについて明るく軽妙な言葉で語りかける内容。「完璧でなくても大丈夫。社会に出て失敗したって生きていける。生きにくさを感じている人たちに元気を取り戻してもらいたい」。動画にはそんな思いが込められている。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」76──手紙による支援の可能性を探る

1枚の絵葉書が当事者の
心を開くきっかけになる

絵はがきなどによる支援の可能性を探る研修会が11月23日、札幌市中央区の道民活動センター「かでる2・7」で開かれた。札幌市の居場所事業「よりどころ」の運営を受託するNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)の主催。よりどころの家族会ピアスタッフで当事者に20年以上、絵はがきを送っている鈴木祐子さんが講師を務め、これまでの活動を通して見えてきたことや感じたことを報告。参加したピアスタッフや家族にオリジナリティあふれる絵はがきのつくり方も伝授した。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【77】

銚子空襲で臨時病院となった
ヤマサ醤油建立の「公正会館」

米軍が港町を襲った本当の理由

関東平野の東端にある千葉県銚子市は漁獲量が全国屈指の銚子漁港がある漁業のまちというだけでなく、醤油などの醸造業が盛んなことで知られる。太平洋戦争末期にアメリカ軍の空襲の標的になった銚子だが、当時は首都を狙ったついでに爆弾が投下されたと信じられていた。空襲で街中が炎に包まれる中、地元のヤマサ醤油が建て「公正会館」(現・銚子市公正市民館)と名付けられていた頑強な石造りの建物は延焼を免れ、負傷した人たちの臨時病院となった。アメリカ軍が銚子を狙った本当の理由とは何だったのか。太平洋に突き出るような岬に発展した歴史あるまちにも、先の大戦が偲ばれる遺跡が残っていた。    (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●つしま医療福祉グループが月寒東の新拠点完成で式典
●日経で好評得たカドウフーズ「白い半熟スイートポテト」
●さらば、帯広少年院 旧「特少」半世紀超の歴史に幕
●スノーピーク、アイビックら4社 北海道でアウトドア新会社を設立
●昆布森から消えたウニ──釧路町で赤潮被害を追う
●新しい試みにも果敢に挑戦「新千歳空港国際アニメーション映画祭」
●近美で「富野由悠季の世界」展開幕

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『寅年水生祭』
【報道】告発・絶望の学府⑧

「道の責任は重大」

第三者委がパワハラ52件認定
道立看護 告発1年で道が謝罪

決意の告発から1年以上が過ぎて得られたのは、被害者にとっては当然の結論だった。否、それでもなおすべての事実が解明されたとは言い難く、被害の救済に到ってはようやく緒についたばかり。すでにその道を諦めてしまった若者は1人や2人ではなく、失われた時間は取り返しようもない。この秋、北海道立高等看護学院で疑われていたパワーハラスメントの数々が初めて事実と認められた。調査結果の「52件」には、「少なくとも」の一句を冠さなくてはならないことを確認しておく。(小笠原 淳)

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【報道】道新労組委員長、初めて語る

「知る権利」守り抜く

記者逮捕問題で決意新た
北海道新聞労働組合・安藤委員長に訊く

北海道新聞の新人記者逮捕事件から4カ月が過ぎ、道新労組がこの問題で初めて本誌の取材に応じた。事件翌月の7月半ばにその任に着いた中央執行委員長の安藤健さん(48)は、まさに〝最初の仕事〟として逮捕問題と向き合うことになった。これまでの道新の対応については「報道機関として説明責任を果たせていない」と考えている。若手記者の萎縮や読者の不信を解消するには、何よりも「知る権利」の意義を確認する必要があるという。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈53〉

警官処分 9月「0件」

懲戒・監督措置で異例の記録
道警不祥事“第3四半期”速報

5年前から本誌面で報告を続けている地元警察の不祥事問題でこの9月、処分が1件も記録されない異例の事態が起きた。記者が入手している過去の記録を見る限り、懲戒処分・監督上の措置ともに0件となった月は、この10年余で初めてのこと。一方で同月を含む“第3四半期”の総数は20件を超え、うち懲戒については上半期から倍増する結果に。現時点の速報値を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】2021衆院総選挙を総括する

圧勝で軍配は自公に

下馬評を覆した絶対安定多数
争点にならなかったコロナ禍

コロナ禍に翻弄されてきた中で、国の舵取り役を決める第49回衆院総選挙が10月19日公示、10月31日投開票の日程で行なわれた。結果は選挙前の与党政権批判はどこへやら。自民党が絶対安定多数の261議席を得る大勝で、連立を組む公明党の32議席と合わせて盤石の政権基盤を築いた。一方の野党。下馬評では躍進が予想されていた立憲民主党だったが、蓋を開ければ公示前から14議席減らす惨敗。目下、その主な敗戦理由として野党共闘がやり玉に挙げられている状況だ。道内選挙区で繰り広げられた闘いを検証しつつ今回の総選挙を総括する。(敬称略、本誌編集部)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART26 寿都町長選の結果と今後の「住民投票」の行方

厚かった議員票の壁

現職片岡氏に越前谷氏が惜敗
処分政策の審判は住民投票へ

最終処分地の選定に向けた事前調査問題を最大の争点にして、全国的な注目を集めた後志管内寿都町の町長選挙が終わった。現職の片岡春雄氏(72)が1135票を獲得して6選を果たし、核のゴミ「文献調査」の撤回を訴える前町議の越前谷由樹氏(70)は235票の僅差で及ばなかった(投票者総数2063人。投票率84・27%)。「町長派議員らを軸にした組織選挙vs草の根運動」の様相を呈したが、今後の核ゴミ問題の焦点は曲折の末に今年3月に制定された「住民投票条例」に基づく直接投票の動向に移る。静かな漁師町の人々の間に分断を持ち込んだ「国策」の矛盾を問うことにもなる、住民投票の行方から目を離せない──。 (ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■岸田首相街頭演説で“排除”なし
 警官は野次訴訟原告の動き窺う
 ──道警への苦情など2年間で約千件に

■縦割りを壊す企業文化が成長の鍵
 TOTOの張本邦雄相談役が講演
 ──北海道経営未来塾で語られた「ウォシュレット誕生秘話」

■網走の測量会社が夜の街を応援
 地元飲食店の動画を無償で制作
 ──網走社交飲食業組合の加盟店を「360度VRチャンネル」で紹介

■士業集団の「SATOグループ」が
 東京スター銀行と業務提携を締結
 ──グループ傘下の社労士法人、行政書士法人が銀行顧客をサポート

■百年記念塔解体について道民に問う
 存続プロジェクトの意見広告を掲載
 ──道新に掲出して話し合いの重要性を強く呼び掛け

■「片岡当選」で続けられる文献調査の
 撤回求め抗議行動を強める市民団体
 ─寿都町「核のゴミ」受け入れ問題は新たな局面へ

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【オホーツク特集】

いま、復活の狼煙を

コロナ禍を乗り越える地域の胎動

コロナ禍を乗り越え、復活の狼煙があちこちで上がっている──。そう思わせてくれたのが、今年のオホーツク取材だ。そこでは豊かな食と観光、力強い一次産業を武器に反転攻勢をかけていこうとする逞しい姿が印象に残った。そんな今回の特集では網走、北見、紋別という拠点都市3市の首長の声に加え、このほど日本農業賞大賞と農林水産祭の天皇杯をダブル受賞したJAきたみらいのトップインタビューを収録。さらにオホーツクで頑張る民間事業者の取り組みなども紹介する。海と湖、そして森の豊かな実りに恵まれ、流氷という他にはない資源を有するオホーツク。カラーの観光誌面と併せ、その魅力をはじめ、いま起きている地域の胎動を感じ取ってもらいたい。

【網走市長 水谷 洋一氏に訊く】
看板の“交流”を打ち砕かれた後で
浮上したアフターコロナの可能性

今年の水谷洋一市長(58)へのインタビューで印象的だったのは、地域としての復活だった。観光やスポーツ合宿などの誘致が盛んな「交流都市」として名高い網走だが、その交流がコロナ禍で丸ごと断たれた影響は甚大。だが同市は官民協働でワクチン接種を急いだことに加え、経済面では市民らによる助け合いなどでコロナを克服。さる夏にはLCC・ピーチの女満別就航という追い風にも恵まれた。公共交通の新たなモデルとなるオンデマンドのバス事業、市庁舎の移転新築、観光面で歴史や自然の豊かさの再評価といった動きもある。アフターコロナを見つめて采配を振るう水谷市長に、まちの現状と展望を訊いた。  (10月13日収録)

【北見市長 辻 直孝氏に訊く】
ロコ・ソラーレ勝利に沸く中で
コロナ禍克服へ反転攻勢進める

今年早々に待望の新庁舎が供用開始となったオホーツクの拠点都市・北見。地元女子カーリングチームのロコ・ソラーレが、9月に行なわれた日本代表決定戦で激闘の末に北京冬季五輪を目指す世界最終予選の進出を決め、まちは大いに盛り上がった。そのカーリングではさる7月、アルゴグラフィックス北見カーリングホールそばに合宿に最適な民間施設、北見アスリートステイズが開業。スポーツを通じたまちおこしが進んでいる最中だ。そうした中、目下の懸案事項はやはりコロナ禍。自身もこの病魔に襲われた辻󠄀市長に、同市のコロナとの闘いや今後の展望について訊いた。
(10月12日収録)

【紋別市長 宮川 良一氏に訊く】
活気を生むふるさと納税の人気
空港では紋別タッチがブームに

全国2位の人気となったふるさと納税の恩恵で、コロナ禍中にあっても市内経済に明るさをもたらし、コロナ対策の面でも積極策を打ち出す事ができている紋別市。その舵取り役としてさる6月に5期目の信任を得たのが宮川良一市長だ。その宮川市長は、自身のかねてからの理念である「市民本位のまちづくり」に基づき、将来の厳しさを見据えたうえで地域活性化と深刻さを増す人口減少対策に臨む考えだ。最近、道立紋別高等看護学院の移転新築問題で「待ったなし」の姿勢で道に働きかけている同市長にまちの現状と展望を訊いた。(10月15日収録)

【Agri Report】オホーツク発・「JAきたみらい」大坪広則組合長に訊く
日本農業賞大賞と天皇杯を受賞
国も太鼓判の「きたみらい玉葱」

オホーツク圏における農業の牽引役と言っても過言ではないきたみらい農協(=JAきたみらい、大坪広則組合長)。生産量全国一を誇るたまねぎは、地域の顔となる作物としてすっかり定着。2年前に完成したアジア圏最大規模のたまねぎ集出荷選別・冷蔵貯蔵施設は、販売力強化などさまざまな価値向上に大きく寄与している。そのたまねぎと長年共に歩んだきたみらい玉葱振興会は今年、日本農業賞大賞と農林水産祭の天皇杯という2つの栄誉を受けた。コロナ禍や今夏の干ばつなど強い向かい風に晒されながらも、生産者の努力に報いる取り組みに力を入れ続けるきたみらい農協。その舵取りを担う大坪組合長に、これからの方針などを訊ねた。(10月12日収録)

【特集 オホーツク観光2021】
純白の大地が呼んでいる

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【コロナ】北海道新型コロナ感染対策・防災フォーラム2021──識者5人が示した危機管理の要点

事実に基づく感染対策を

今の「ウィズコロナ時代」に
必要なリテラシーとは何か

「北海道新型コロナ感染対策・防災フォーラム2021」(同実行委主催)が10月22日午後、札幌市中央区の道新ホールで開催された。「コロナを乗り越え新たな生活へ─北海道の挑戦─」をテーマにした同フォーラムには、評論家の小川榮太郎氏をはじめスペシャルゲストとして日本除菌連合アンバサダーでプロレスラーの蝶野正洋氏などが登場。「ウィズコロナ」時代に必要なリテラシーについて独自の提言を行なった。WEBでも同時配信されたこの日の模様をレポートする。(佐久間康介・工藤年泰)

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【自治体ウォッチ】「毎年100人超え」一歩先ゆく沼田町の移住定住政策

“役所の縦割り”を超えて
確立させた移住ブランド

まちに戻った子どもたちの歓声

北海道のほぼ中央に位置し、稲作中心の農業のまちでNHKの連続テレビ小説「すずらん」のロケ地としても知られる雨竜郡沼田町(横山茂町長)。最近では、雪の多さを逆手に取った雪氷エネルギー利活用での実績もある。いま、人口約3千人のこのまちが移住定住者のモデル自治体として注目されている。移住者は毎年100人を超え、子どもの数も年々増えている数少ない自治体だ。移住者を惹きつける魅力はどこにあるのか──。同町の移住定住政策をレポートする。(佐久間康介)

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【報道】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【4】──サービス労働を強いる行政の傲慢

平行線で進まない増額交渉
市民頼みの自覚欠く保健所

小樽市犬管理所の管理業務を受託する任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」(成田広美代表)が小樽市保健所に予算の増額を求めていた問題をめぐり、同団体と事業に取り組んできた同保健所の元幹部が6月に続き本誌の2度目の取材に応じた。「ボランティアからスタートしたドッグエンジェルは単なる委託業者ではない。彼らに無理をいって業務を委託してきたことを行政は認識しなければならない」と元幹部は苦言を呈した。成田さんによると、10月に持たれた保健所との話し合いは物別れに終わったという。保健所は元幹部の発言をどのように受け止めるのか。
(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」75──居場所事業「サテライトSANGOの会inおたる」の活動から

自分の経験を役立て親子の
不幸の連鎖を断ち切りたい

知らないうちに親は自分の価値観を子供に押し付けてしまう。ひきこもっている子にとってそれほど辛いことはない。そんな親子が互いの気持のズレを学び、最悪の事態になることを回避する──。居場所事業や家族会にはそういう役割もある。小樽市で開催されている「サテライトSANGOの会inおたる」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク主催)もそんな取り組みのひとつだ。「当事者の話を聞くと学びがある。もう大丈夫だと子供を安心させる親になりたい」と話す家族会の母親の体験を通じて親と子の関わりを考える。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【76】

海の藻屑と消えた1700人の命
「樺太引揚三船殉難 平和の碑」

留萌沖で起きたソ連参戦の悲劇

昭和天皇の玉音放送があった1945年8月15日以降も、その直前に対日参戦したソビエト連邦(当時)によって樺太などで旧島民を巻き込んだ「終戦後の戦争」が続けられた。その中でも悲惨だったのが南樺太からの避難民を乗せた3隻の引き揚げ船が留萌沖で相次いで旧ソ連の潜水艦の攻撃を受けた事件だ。理不尽なソ連による対日参戦と無差別攻撃で死者・行方不明者約1700人以上の大惨事が起きたことを知る人は年々減っている。3船の殉難碑や犠牲者の慰霊碑などをめぐる旅に出た。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●「辛い時は休んでいい」 過労死対策シンポに120人が関心
●世界的建築家・隈 研吾氏を囲む「さっぽろ未来まちづくり懇話会」
●清里町のガイド事業者が展開するオンラインツアーが全国で話題に
●最高品質の清里産小麦を使用 絶品の麺「清里切麦」誕生秘話
●紋別の魅力は生鮮品だけにあらず フューモアールの海の幸スモーク
●全65邸・全戸南向きの「プレミスト札幌元町」
●余市蒸溜所の見学施設を一新「ニッカミュージアム」が開業

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*須賀章雅のよいどれ文学夜話
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
*根がかり人生
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ありがとう』
【報道】深川市立病院の“内部告発者潰し”問題の行方

裏付けられた密談

市の調査報告書で確定した
病院幹部の「チケット要求」

本年2月号から断続的に報じてきた北空知の医療を担う重要拠点、深川市立病院(開設者・山下貴史市長)の“内部告発者潰し”の続報だ。診療放射線科幹部と出入り業者との癒着を告発した同科の技師が事務部局へ異動を命じられた問題にからみ、今年3月の市議会で暴露された生々しい会話記録。それは野球観戦チケット供与を求める同科幹部と、それに対応する業者による院内での密談だった。以後、4カ月にわたりこの問題を調査していた深川市はどのような結論を出そうとしているのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈続々〉

この声を聴け――

道新問題で内部の不信増大中
「懇談会」記事は直前差し換え

まさかこんなに尾を引くとは思ってなかったんじゃないか――。現役記者の1人は、上層部の認識の甘さを指摘する。本年8月号から報告を続けている北海道新聞の新人記者逮捕問題は、否、それを受けた同社の一連の対応は、道内最大の報道機関が抱える病巣をあぶり出した。幹部職員らと現場との間の溝が埋まる兆しはなく、漏れ伝わる不信の声は今も絶えない。耳を塞ぐ幹部の足下で、その声は静かに拡がり続けている。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑳

警官 法的根拠語らず

野次訴訟で証人尋問 2日間
道警、立証責任果たせたか

「野次は違法ですか、適法ですか」「お答えしません」…。裁判所の傍聴席ではざわつきがやまず、証言台の警察官は歴史的な名言をいくつも記録に残すことになる。法廷に持ち込まれた首相演説野次排除事件は本年9月上旬、1つの節目を迎えた。年度内にも一審判決に到るその訴訟では、被告の北海道警察が排除の適正性を示す立証責任を負うことになっている。実際にそれを果たすことができたかどうかは、読者諸氏に評価いただきたい。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑤

ヒグマ駆除、責任は誰に

警官や市職員など尋問
銃取り消し訴訟、結審

自治体の要請でヒグマを駆除して銃を奪われたハンターが地元公安委を訴えた裁判が10月初旬、審理を終えた。訴訟の佳境といえる証人尋問では、有害鳥獣駆除の判断が事実上ハンター任せになっている現実が浮き彫りに。年末の一審判決を控え、原告の男性は改めて訴える。「ボランティアで命を懸けるハンターが、なぜ全責任を負わされなくてはならないのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑦

後期 開講したが…

江差看護パワハラ、出口どこに
加害疑い教員が相談対応の無法

被害告発から1年以上、第三者調査開始からは半年が過ぎた道立高等看護学院のパワハラ問題。現地ではついに後期授業が始まり、学院の方向性が定まらない中で保護者たちには授業料の納付通知が届いた。途惑う現役学生らへのケアは後手に回り、ハラスメント関与職員の処分はなお遠い。さらには加害の中心人物とされる副学院長が入学希望者の相談対応にあたっていた事実が発覚するなど、告発2年めの秋は波乱含みの様相だ。(小笠原 淳)

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【報道】「北大総長解任取り消し訴訟」の名和豊春氏が心境を独白

静かに燃やす北大への闘志
いまの心境は「閑居養高志」

大学職員などに向けた威圧的行為があったなどとして、北海道大学総長を解任された名和豊春氏(67)が、文部科学大臣を相手取って解任処分の取り消しを求める訴訟を札幌地裁に提起してから12月で1年になる。併せて提起した北大のパワハラに関わる情報不開示処分の取り消し訴訟では、北大側が該当文書がなかったことを認めるなど、この間には一定の進展もあった。提訴から名和氏の生活はどう変わったのか──。裁判の進捗や今後の人生に向き合う心境などをあらためて語ってもらった。(佐久間康介)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART25 「地層処分の事業主体・NUMOに聞く市民講座」報告

やはり絵に描いた餅?

核のゴミの本質的な問題に
向き合った推進主体と市民

最終処分地の選定に向けた後志管内寿都町と神恵内村での「文献調査」、新たに深度500メートルに至る坑道を掘削して地層処分研究を続ける幌延深地層研究センター──。北海道民は今、2つの“核のゴミ”関連の問題に直面している。こうした中で筆者は、「果たして日本で地層処分は可能なのか?」を問い、地元住民や研究者らの話を通してこの問題を深堀りすべく、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の連続講座を企画・運営してきた。9月22日の講座では処分事業を進めるNUMO(原子力発電環境整備機構)の幹部を招き、「文献調査」や地層処分の是非をめぐり質疑や意見交換を行なった。その一端を紹介する。 (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】再生可能エネルギーを問い直す【最終回】──風力発電問題研究会の高畑滋さんに訊く

メガ化した再エネの誤謬

巨大な風力・ソーラー発電が
健康を損ない自然を壊す皮肉

再エネの中でも風量発電に焦点を当て低周波・超低周波音による健康被害などを探ってきたシリーズの最後は「日本科学者会議北海道支部」の会員で風力発電問題研究会の高畑滋さんのインタビューで締めくくる。同研究会は、石狩市など札幌周辺の風力発電から出る低周波・超低周波音の測定を続けながら被害の実態の解明に取り組んでいる。高畑さんは「自然エネルギーは活用すべき」とした上で「それぞれの地域で自前のエネルギーをまかなうのが理想」とし、風力やソーラー発電がメガ化して自然や健康を損なうことに警鐘を鳴らす。近年、しきりに国が旗振りをする再エネについて、我々はいま一度よく考えるべきではないか。(武智敦子)

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【ニュース】

■原発周辺4町村の住民団体が連携
 目指すは「泊廃炉と文献調査中止」
 ──11月に「泊原発立地4町村住民連絡協議会」設立へ

■日ハムのボールパーク事業に伴う
 北広島駅西口整備計画に一抹の影
 ──丸抱えの日本エスコンに市民から「交通渋滞や治安は?」と不安の声

■総選挙の結果は追い風か逆風か?
 当選しても乱気流の中の今津市政
 ──“改革”の機運で圧勝した今津寛介・旭川市長の行方

■北海道の林業史を物語る江別市の
 有形文化財がカフェとして再生へ
 ──「北海道林木育種場旧庁舎」をサッポロ珈琲館が本社にも活用

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【寄稿】いま、ウイグルの声に耳を(3)

虐げられる子どもと女性

IUD挿入の強制避妊で人口抑制

1994年に訪日し、現在人権活動家として中国共産党の犯罪を告発し続けている日本ウイグル連盟会長、トゥール・ムハメット氏の緊急寄稿、第3弾をお届けする。国際社会から非難を受けている新疆ウイグル自治区におけるジェノサイドとはどのようなものか。今回は、虐げられる子どもと女性がテーマだ。日本は、いつまでこの問題に及び腰を続けるのか──。

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【医療】
日本医療大学病院を新築移転した
つしま医療福祉G 対馬代表に訊く

介護と医療の高度な連携で
「地域 包括ケア」を完成形へ

我が国における地域包括ケアシステムを牽引する「つしま医療福祉グループ」(対馬徳昭代表・本部札幌)傘下の日本医療大学病院(大友透院長)が8月1日、今年4月に移転した日本医療大学月寒本キャンパスの隣に新築移転を果たした。大学と病院の間にはコミュニティセンター「リアン」も開設。9月1日には、江別市の「生涯活躍のまち」構想の中で同グループが整備を進めてきた「ココルクえべつ」が同市大麻地区で全面開業するなど、同グループにとって2021年はまさに飛躍の年となった印象だ。「多くの人の応援があったから」と語る対馬代表に介護福祉と医療の連携、江別における共生社会事業の意義などを訊いた。(9月24日収録)

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【企業】サッポロビールものづくり秘話

「サッポロクラシック」に込めた
ふるさと北海道への感謝とエール

食欲の秋のお供「富良野VINTAGE」間もなく

収穫の秋、食欲の秋の季節が到来した。自ずと頬が緩んでしまうさまざまな旬の食べ物をより美味しくするのが、こだわりのビール。それに打ってつけの期間限定商品「サッポロクラシック 富良野VINTAGE」が、今年も店頭に並ぶ時期が来た。摘みたてホップを産地からその日のうちに工場に輸送するという新鮮さへのこだわりから生まれる、ほかにはない香りと爽快感。今年で発売14年目を迎えるが、例年同品の発売を心待ちにするファンは多い。そのものづくりにあたって、サッポロビールが大切にしているのは、ふるさとに暮らす人々への感謝の思いだった。

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【医療】
医師による手術を正確に支え
安全な人工関節置換術を実現

我汝会えにわ病院が道内で初導入
手術支援ロボット「Mako」の実力

整形外科分野の手術支援ロボットとしてアメリカで開発された「Mako(メイコー)」が注目されている。術前のCT画像のデータから組み立てた治療計画に基づきロボットアームの補助を受けて手術するもので、道内では昨年、医療法人社団我汝会(木村正一理事長)が運営する「えにわ病院」(150床)が初めて導入。人工膝関節置換術などで高い効果を上げている。「この手術支援ロボットを使えば、熟練者だけではなく経験の少ない医師でも安全かつ正確に治療することができる」と話す木村理事長にMakoの可能性などを訊いた。(9月29日取材)

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【企業】

北海道と寄り添い活性化に注力
アサヒビールの地域・社会貢献

看板商品である「アサヒスーパードライ」を活用した北海道胆振東部地震からの復興支援。札幌を象徴する歴史的建造物・旧北海道庁赤れんが庁舎のリニューアルに係る改修費の寄付。釧路湿原や濤沸湖、宮島沼などの道内ラムサール条約湿地や世界自然遺産・知床の環境保全活動と、北海道における幾つもの地域・社会貢献の取り組みを継続して行なっているアサヒビール。現在、持続可能な開発目標(SDGs)達成を目指し、世界規模で地域・社会貢献の動きが活発化しているが、そういった目標が掲げられる前から同社はこうした取り組みに力を入れてきた。同社の取り組みの詳細や今後の展開などについてレポートする。

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【企業】コープさっぽろが「様似型スクールランチ」をスタート

給食と遜色ない内容に大喜び
温かいランチが食育にも貢献

日高管内の様似町から事業を受託する形で、生活協同組合コープさっぽろ(本部・札幌市西区)による町内の小中学校の児童生徒を対象にした「様似型スクールランチ」が9月から始まった。これまで学校給食がなく昼食では持参の弁当などが当たり前だった子どもたちは、初めて食べる温かい昼食に大喜び。大勢で食べることによって好き嫌いがなくなった子どももいる。法令で定められた学校給食ではないが、栄養面や地元食材の使用、温かさでは学校給食と遜色ない内容。今回の取り組みには、学校給食の件で悩みを抱える他の自治体から早くも高い関心が寄せられているという。

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【経済】コロナ下でも出店続々! 釧路町と釧路市の境界ゾーンがいま熱い

木工団地から商業施設集積地へ
時代が作り上げた出店の一等地

釧路郡釧路町と釧路市の境界ゾーンの一帯で商業集積が一段と進んでいる。以前からこのゾーンは、商業施設の出店が多かったが、釧路町が道路の新設や賑わい創出の整備を実施したこともあって、「店舗を出すなら境界ゾーン」が合言葉になりつつある。なぜ、このゾーンに全国の飲食・物販チェーンが注目するのか探ってみた。(佐久間康介)

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【経済】大ヒットコンテンツが日高管内にもたらすもの

浦河と「ウマ娘」

「推し」消費の波及効果と
地域の上手な付き合い方

如何に厳しい状況下にあっても、ヒットするものは出てくる。コロナ禍の現下にあってそのひとつに挙げられるのは、Cygames(サイゲームス、本社東京)が手掛けるクロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティダービー」だろう。これを非常に簡潔に説明すると、歴代の競走馬を擬人化した少女たちが実際の競馬と同名のレースなどで競い合い、成長していく様子を描いた青春スポーツ物語。2018年4月に第1期のテレビアニメが放送されたが、今年2月のアプリゲームリリースで一気に人気の火が付いた。それ以後、コロナ禍で外出が不自由な情勢下にあっても、道内の馬産地にウマ娘ファンが訪れるようになったという。今後ウマ娘ブームが北海道に何をもたらすのかを考えてみる。       (髙橋貴充)

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【行政】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【3】

犬を助け犬に助けられた人生
注目される「増額要望」の行方

小樽市犬管理所の運営を小樽市から受託する任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」。予算の増額と仕様書の見直しをめぐり施設を所管する小樽市保健所と膠着状態が続いていたが、さる9月初旬に保健所次長名で「改めて検討する」とする文書が同団体に届いた。これを受けて団体代表の成田広美さんは、同月30日に市側に見積書を提出。今後の成り行きが注視されている。本稿では殺処分をゼロにした団体の活動と成田さんの歩みを振り返ってみる。(武智敦子)
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【文化】リアルとリモートが融合した「第8回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」

応募総数2204作品で過去最多
コロナ禍でも世界中で支持広がる

今回で第8回目を数え、昨年に引き続き新千歳空港シアターをメイン会場とした実地開催と、オンライン視聴を融合させたハイブリットの開催形態で臨む「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。今年もまた、未だ脅威が払拭されていないコロナ禍中での実施となってしまったが、同映画祭の目玉であるアニメーションコンペティションの短編部門には、過去最多となる93の国と地域から2204作品が応募。同映画祭に対する世界中のクリエイターからのあつい支持を如実に示した。今回もさまざまな新しい取り組みに挑む構えで、目下注目の度合いが増している。


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【連載】ルポ「ひきこもり」74──会食恐怖症で苦しんだ若者の経験から

自分で事実を打ち明けて
から人生が変わってきた

他人と食事をすることに恐怖や不安を感じて吐き気や動悸、震えなどの体調不良を引き起こす「会食恐怖症」。社交不安障害のひとつだが、あまり知られていない疾患だ。札幌市在住の男性で、ひきこもり経験のあるOさん(40)は、小学校の給食をきっかけに会食恐怖症を発症し、「なぜ皆にできることができないのか」と自分を責め続けた。29歳の時に周囲に打ち明けたことが契機となり、症状は改善したが完全に克服できたわけではない。Oさんは「会食恐怖症から脱するには症状を理解してもらうことが大切」と訴えている。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【75】

83人の村民が「集団自決」した
沖縄県読谷村のチビチリガマ

今も癒えない沖縄県民の心情

1945年4月1日、アメリカ軍は沖縄本島への上陸を開始し、6月23日に日本軍が組織的抵抗を終えるまで、島内で沖縄県民の約4分の1に当たる19万人の死者・行方不明者を出した。そのうち半数は民間人の犠牲者だった。アメリカ軍の上陸地点である読谷村を訪れ、村民83人が「集団自決」(強制集団死)したチビチリガマを目の前にすると、あの日から76年を経過しても癒えない沖縄県民の心情が胸に迫った。沖縄戦で最も惨たらしい悲劇の舞台となった自然洞窟、それがチビチリガマである。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●追悼 「白い恋人」を北海道の顔にした石屋製菓元社長・石水勲氏が逝去
●サンドイッチの「サンドリア」が43年目で2号店「屯田店」を出店
●秋の行楽は「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●網走ビール、21年8月期決算で出荷本数が2年連続過去最高に

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*須賀章雅のよいどれ文学夜話
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『女ハイターノヴィッチの肖像』
【報道】旭川発──「社会福祉法人かがやき」に丸投げされた介護事業の行方【3】

体制刷新か追い出しか

岩崎理事長が理事を入れ替え
裏金事件関与の評議員も退任

これまで報じてきた旭川市に本部を置く社会福祉法人かがやき(岩崎正則理事長)についての続報だ。法人内部のコンプライアンスやガバナンスのあり方をめぐって旭川市の指導監査課が6月7日、「かがやき」に対して抜き打ちの特別監査に踏み切ったことは7月号で既報の通り。この特別監査が続けられている中で判明したのが同社福における理事の大量入れ替えだ。社福の理事は企業で言えば取締役の地位に相当する立場。「かがやき」の中でいったい何が起きているのか──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈続〉

どうなる、道新

記者逮捕で初めて全社説明会
不信の声は採用内定者からも

取材目的で公共施設に“侵入”した新聞記者の逮捕が伝えられてから、まもなく3カ月。同記者の所属する北海道新聞はこの9月に初めて「全社説明会」を開き、編集局幹部らが2日間にわたって事件当時の状況などを報告した。だがその内容はこれまでの説明と変り映えしないものとなり、参加者の質問に幹部が“逆ギレ”する一幕も。社への不信は現職の記者のみならず来春採用予定の内定者にまで波及、事態に収拾をつけるには程遠い状況となっている。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑥

告発1年、救済見えず

江差看護、後期の一部が開講
パワハラ問題で議会追及続く

最初の被害告発から丸1年、道立看護学院の教員らによるパワーハラスメント問題はなお出口の見えない状況だ。現場の江差では後期授業の一部がすでに開講、直前にそれを知った学生があわや単位取得を逃がしかける事態も起きている。地元議会では継続して問題追及の声が上がっているものの、担当課の動きは事実上第三者委員会の調査終了待ち。被害学生たちの救済策は、未だその概観さえ見えていない――。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑬

「安心できる職場に」

看護師パワハラで証人尋問
医師は当事者との接点否定

就職半年後に命を絶った新人看護師は、医師によるパワーハラスメント発言を遺書に綴っていた。遺族は労働災害を強く疑ったが、当局はこれを認めず、のちに両親が国を相手どる裁判を起こしてからは関係者らの調書を作り直してまでパワハラを否定し続けた。加害発言を疑われる医師が法廷に立ったのは、提訴から3年あまりが過ぎた本年8月下旬。その人と対峙することになった遺族は、改めて訴える。「人の命を救う現場が、安心して働ける職場でなくてどうするのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】スクールガードの素顔③

スクールガード、有罪

元警官、強制わいせつ認める
法廷では“ストーカー”主張も

本年7月号の誌面で報告した、元警察官による強制わいせつ事件。刑事裁判の法廷で未成年女性へのわいせつ行為を認めた被告は、同時に被害者家族による“ストーカー行為”の被害などを主張したが、裁判所は検察の求刑通り懲役2年の刑を宣告、執行猶予つきの有罪判決を言い渡した。地域の小学校で長くスクールガード活動を続け、多くの児童と「ハグ」を繰り返してきたのは、性犯罪の前哨戦だったのか――。(小笠原 淳)

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【報道】21世紀の人質司法

「これは氷山の一角だ」

黙秘権侵害、私物“点検”
弁護士会が道警に抗議

警察の取り調べで黙秘権を認められず、私物のノートを無断で“点検”された――。そんな声を受けた地元弁護士会が、警察に抗議の申し入れを行なった。被害が事実ならば重大な憲法違反が疑われるところで、当事者は国賠訴訟に踏み切る考えを固めているという。これまでにも再三にわたって批判されてきた“人質司法”の弊害。外部の監視を欠いた密室で何が行なわれているのかは、21世紀の今日もなお検証不可能だ。(小笠原 淳)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART24 「応募検討」報道から1年、文献調査に抗する住民たちの思い

海と生きるか核に頼るか

関ヶ原の寿都町長選を
前に問われる住民意識

「核のごみ最終処分場 寿都町が調査応募検討」の見出しが打たれた新聞報道から1年が経過した。片岡春雄町長は「わたしの肌感覚では過半数の住民の賛成を得られている」と述べて応募に舵を切り、昨年秋からNUMO(原子力発電環境整備機構)が「文献調査」に着手。水産加工業の若手を中心に立ち上げた住民グループが住民投票条例の直接請求運動を進めた結果、曲折の末、次の「概要調査」前の投票を実施する条例が制定された──。10月26日には、この問題を最大の争点にして20年ぶりの町長選挙も行なわれる。1年の節目を機に事前調査に抗してきた住民たちの思いに耳を傾ける一方、6選をめざす片岡町長にインタビューした。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】北海道政治史から衆院総選挙を読み解く

保守勢力の内輪揉めで革新
勢に隙を突かれてきた歴史

自民に逆風も首相退陣で混沌は必至

当初の観測と異なり11月にずれ込みそうな雲行きの衆院総選挙。ここにきて菅義偉総理が自民党総裁選への不出馬を決め、与党自民党は次の選挙の顔となるトップ選びの権力闘争に熱を入れ始めた。だが、その勝敗に決着がついて総選挙まで国民はコロナ禍中で政治空白を強いられることとなる。こんな状況だからこそ、一人ひとりの1票の意思表示が重要になるが、そもそも今の政治情勢をどう見れば良いのか。「そんな時こそ歴史から学ぶべき」。この言葉を皮切りに口を開いたのが、匿名を条件とするベテラン政治ウォッチャー。道内のこれまでの政治事情に詳しい本人の語りに耳を傾けてみた。(髙橋貴充)

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【ニュース】

■コロナで打撃を受けた函館観光に
「北島三郎記念館閉館」の追い打ち
 ──再開を望む故郷・知内町の関係者や演歌ファン

■帯広の東洋と勝毎が異色のタッグ
 求人媒体の「とかちジョブ」を創刊
 ──新聞・フリーペーパー・Webの3媒体で同時発信

■札幌「SOGIハラ訴訟」初弁論
 同性と事実婚の元道職員が陳述
 ──多様性、公正な社会「諦めることに慣れては…」

■ホーム企画センターを引退した
 青木雅典氏が86歳で新ビジネス
 ──中国COFCO日本法人と提携し道産品を輸出へ

■コロナ禍で外食業界が苦しむ中
 マクドナルドが強気の道内出店
 ──ひとり勝ちのマック。旭川中心部に7年ぶり復活、千歳は3店舗目

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【衆院選】キーマンに訊く──【7区】自由民主党道連会長・伊東良孝氏

国民の信頼を取り戻して
希望の持てる社会を作る

「ゼロカーボン北海道」を成長の起爆剤に

さる6月、自民党道連会長に再就任し髙橋はるみ会長代行とのタッグで衆院総選挙に臨む伊東良孝衆議(72)は、取材冒頭「国政への国民の信頼を取り戻すことが何より大事」と危機感を滲ませた。伊東衆議はコロナ禍の今日に至るまで政府与党として十分ではなかった事柄を踏まえつつ、「だからこそ力を貸してほしい」と訴える。一次産業の振興を中心に取り組んできたこの4年間の実績、成長の起爆剤として注目される「ゼロカーボン北海道」への取り組みなどを訊いた。(8月27日収録)

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【衆院選】キーマンに訊く──【8区】立憲民主党道連代表・逢坂誠二氏

全道12選挙区で公認を擁立
地産地消で地域経済を潤す

若者支援は全世代にプラスとなる

医療現場が危機的状況に陥るほどの新型コロナの感染爆発。十分な経済的補償もないまま繰り返される営業自粛要請。にもかかわらず半ば強行されたパンデミック下の東京五輪。本来ならこうした国難の時こそ国民のために発揮される強い政治力が期待されるところだが、それが全く実感できないまま迎えようとしているのが今回の衆院総選挙だ。正に現状に辟易している国民に対して、野党はどういった打開策を示すのか。立憲民主党道連代表の逢坂誠二衆議に訊ねた。(8月30日収録)

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【衆院選】キーマンに訊く──【3区】自由民主党・高木宏壽氏

国政を経験した即戦力で
コロナ後の経済を再生へ

急がれる道内の飲食・観光の立て直し

北海道3区は、小選挙区制が導入された1996年以来、衆院総選挙で自民党と旧民主党(立憲民主党)が接戦を繰り広げ、自民党として4勝4敗のスコアになっている厳しい選挙区でもある。今回、立候補を予定している前衆議の高木宏壽氏(61)は、2017年の惜敗からこの4年間、地道に有権者と会話を重ねてきた日々を踏まえ、捲土重来を期して戦い抜く決意。衆議としての国政経験、即戦力の優位性を訴える高木氏に選挙の焦点、自身の政策のポイントなどを訊いた。(8月25日収録、9月5日追加取材)

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【衆院選】キーマンに訊く──【3区】立憲民主党・荒井優氏

世襲を強みにして未来に
繋げる政治を実現したい

経験を生かし教育改革に一石を投じる

次期衆院選北海道3区に立憲民主党の公認を受け、新人で札幌新陽高校前校長の荒井優(ゆたか)氏(46)が出馬する。荒井氏の父で元国家戦略相・荒井聡氏(75)が今期で退くことを受けて、同党北海道3区総支部が立候補を要請。親族が地盤を引き継ぐ世襲から逃げていたという荒井氏だが、学校再建に取り組んだ経験を生かし日本の教育を変えようと出馬を受諾した。豊平区の事務所に荒井氏を訪ね、46歳で政治の世界へ飛び込もうとする決意や自身の政策について訊いた。(8月25日収録)

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【衆院選】キーマンに訊く──【6区】自由民主党・東 国幹氏

北海道に今一番必要なのは
政権与党が持つ政策実現力

足りなかった西川前市長のマネジメント能力

今回の衆院選で、かつて旭川市長選で争った因縁浅からぬ西川将人氏と再び闘うこととなった自民党新人の元道議、東国幹氏。同市で起きたさまざまな問題を受け、市のトップだった西川氏の風当たりが強い一方で、東氏側が所属する与党にもコロナ対応などで世間から厳しい目が向けられている。政策実現力は与党の利するところだが、肝心の有権者は果たしてどう見るのか。この中で東氏に総選挙出馬の心境などについて取材を打診。同氏が書面回答の形で応じた。(構成・編集部)

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【衆院選】キーマンに訊く──【6区】立憲民主党・西川将人氏

公約の柱に掲げる8つの挑戦
何としても地方衰退を止める

立場は変われど地元のために全力

選挙区の大票田である旭川市長を4期半ばの今日まで務め、知名度は抜群と言える立憲民主党の新人・西川将人氏。しかしながら旭川市は、コロナ禍の発生から幾度もクラスター発生に襲われ、旭川医大のトップによるハラスメントや、いじめが原因と目される女子中学生の凍死事件など、全国的にも批判が集まる問題が相次いだ。この中でまちの舵取り役だった西川氏にも、少なからず厳しい目を向けられていることは想像に難くない。その西川氏に総選挙出馬の心境などについて取材を打診。同氏が書面回答で応じた。(構成・編集部)

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【医療】地域がん診療連携拠点病院の恵佑会札幌病院が新築移転

診断から治療、緩和ケアまで
新時代に合わせレベルアップ

消化器系などのがん治療で40年の実績を持つ社会医療法人恵佑会(鈴木康弘理事長)が運営する恵佑会札幌病院(229床)が8月1日、白石区本通9に新築移転オープンした。これまで厚労省が認可する地域がん診療連携拠点病院として活躍してきた同病院では、今回の新築移転で診断・治療・緩和ケアの内容を新しい時代にマッチさせるため大幅にレベルアップ。外来化学療法を効率よく行なうためのオンコロジーセンターや緩和ケア外来を新設し、患者の生活を支え地域医療に貢献する病院づくりを目指す。「患者目線の医療を徹底的に追求していきたい」と語る鈴木理事長に、新病院の概要と意気込みを訊いた。(8月19日取材)

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【農業】岩見沢市「スマート農業」の可能性

ここまで来たロボット農機の実力
最先端技術で拓く地域農業の未来

IoTのまち岩見沢が挑む農業課題の解決

かねてから取り組んできた「スマート農業」が、2018年冬放送の人気ドラマ「下町ロケット ゴースト・ヤタガラス」の題材になったこともあって、ロボットトラクターやロボットコンバインがまちのひとつの象徴的存在になった感がある岩見沢市(松野哲市長)。同市独自のICT(情報通信技術)基盤を利用するこれらのロボット農機は年々進化を見せており、近く予定されている実証実験にも高い関心が寄せられている。それは、複数圃場の無人走行トラクターを遠隔地から一括監視制御するという夢のような世界。農作業の省力化や効率化のみならず、新規ビジネス創出の可能性も秘めているプロジェクトだ。今回のAgri Reportは、IoT、ビッグデータ、AI、ロボットといった最先端技術を活用し、未来に向けて地域の農業を切り拓いている同市の取り組みを紹介する。

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【経済】コロナ禍が促すホテル旅館業界の新陳代謝

ジワリ変わる業界地図

丸駒温泉は民事再生、定山渓ビューは新スタート

コロナ禍が2年目になる中、北海道では依然として観光業界や飲食業界を中心に大きな影響が続いているが、ここにきて同じ業種でも格差が出てきた。とりわけホテル旅館業界はその傾向が顕著で、閉館や民事再生法を申請する企業がある一方で、既存ホテル旅館の買収や新設を積極化する企業もあり差が広がり始めている。コロナ明けが見通せない状況が続く中、格差はますます広がることが懸念され、ポストコロナには北海道のホテル旅館業界地図が一変している可能性もある。(佐久間康介)

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【経済】ホテルオークラ札幌閉館 宮崎社長に胸中を訊く

またお会いする日まで

“次のオークラ”は札幌にまだ
ないラグジュアリーホテルに

バブル破綻したホテルアルファ・サッポロのホテル事業を引き受ける形で2003年、札幌に進出したホテルオークラグループ。その事業拠点であるホテルオークラ札幌(宮崎誠社長)が建物の老朽化などのために土地建物の売却を決め、9月20日閉館する。閉館の発表から今日まで、予期せぬコロナ禍という大災害に見舞われながらも、かねてより支持の厚かった会員客の利用下支えなどで深刻な経営危機は回避。だが有終の美を飾るような大々的な催しは行なわれないまま、閉館の日を迎えることになりそうだ。ただ宮崎社長は再び札幌で新しいホテルオークラを展開することを明言。現状の札幌にはないラグジュアリーホテルとして新生させるという。  (髙橋貴充)

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【寄稿】コロナ禍の感染対策に必要な新たな戦略とは

攻めの姿勢に大転換を

科学的知見に基づく武器を持て

越智 文雄(日本除菌連合会長・一社 次亜塩素酸水溶液普及促進会議代表理事)

新型コロナウイルスの変異株が世界でパンデミックの再拡大をもたらし、日本の新規陽性者数もさる8月に過去のピークを軽々と超えた。コロナとの闘いが1年8カ月にも及ぶ中、ワクチン以外のさしたる武器もなく「さらなる人流の制限」を強いられる生活に閉塞感は高まる一方だ。こうした状況を新たな視点と攻めの姿勢で打開していこうと日本除菌連合の越智文雄会長は訴える。我が国は、実は「やれることをやっていない」のではないか──。

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【行政】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【2】

迫市長が改善指示を出しても
変わらない保健所の旧態依然

8月号で報じた「小樽市犬管理所」が予算不足から苦境に陥っている問題の続報だ。小樽市保健所が所管する犬管理所の業務を受託し、予算の増額を求めていた任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」(成田広美代表)。この団体の活動について迫俊哉市長らが配慮し、保健所に対応するよう指示を出していたことが分かった。その一方で、施設管理を民間に丸投げして耳を貸さない保健所の体質を「伏魔殿」と批判する団体の支援者は、動物愛護活動を継続するためにも委託業務そのものを解消すべきだとアドバイスする。揺れる犬管理所問題を追った。   (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」73──ぼそっと池井多さんを迎えた「ひきこもり親子 公開対論」から

それでも生きていこう

親から子への負の連鎖を見つめて

30年以上にわたる断続的なひきこもり経験を持つ、ぼそっと池井多さん(東京都在住、59)が8月21日、札幌市内で開かれた「ひきこもり親子 公開対論」にホスト役として登場した。ひきこもり当事者と親が壇上で言い分をぶつけ、参加者がそれぞれの角度から向き合うイベントで、札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)が主催した。この日は当事者として場面緘黙に苦しんだ経験を持つ大橋伸和さん(38)、親の立場から鈴木祐子さん(74)が登壇した。当日の模様をレポートする。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【74】

戦争を支えた巨大な兵器工場跡
愛知県の豊川海軍工廠平和公園

空襲で犠牲になった動員学徒

旧日本軍により全国各地に建設された軍事施設がアメリカの攻撃によって破壊され、戦後その施設を中心に保存運動が起き、自治体が「平和公園」などとして整備した例がいくつかある。その中で最も規模が大きいと思われるのが愛知県豊川市の「豊川海軍工廠(こうしょう)平和公園」だ。旧海軍が使用した銃器や弾丸の生産拠点である工廠(工場)だったため、終戦直前の空襲で2700人以上が犠牲になった。76回めの終戦記念日前にその工廠跡を訪れると兵器生産の実態を知ることができた。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●カドウフーズで無償提供している子供支援に寄せられた善意の品々
●道とキャリアバンクが帰国困難な外国人の就労を支援
●ニトリレディスで稲見萌寧が優勝 無観客の中、東京五輪銀メダリストが栄冠
●ホクレンが主催大会中止を受け選手の子供応援する記念品贈呈
●「ハードセルツァー」の日本版登場 「サッポロ WATER SOUR」新発売

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*須賀章雅のよいどれ文学夜話
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*新連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『虹の国へ』
【報道】地元紙・80年めの迷走

どうする、道新

記者逮捕で内部の不信加速
7月には五輪批判記事削除

6月下旬に起きた新人記者逮捕事件以降、北海道新聞社内で上層部への不信の声が止まらない。事後の読者説明には外部からも批判が相継ぐ中、社の公式な見解は報告記事の掲載を最後に1カ月近くも途絶えたまま。本社内では節度を欠いた宴会が原因とみられるクラスターが発生、さらには自社のかかわる事業に水を差す記事を電子版から削除する“事件”も起こり、折からの迷走に拍車がかかっている。創刊80年を控える地元ブロック紙は今、どこへ向かっているのか。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑤

パワハラ疑い 延べ94件

江差看護問題で調査続く
議会では「役所仕事」追及

昨秋の被害告発からまもなく1年が過ぎる道立看護学院のハラスメント問題で、第三者調査の対象となる事案が延べ94件に上ることがあきらかになった。第三者委らは7月中にも加害教員らへの聴き取りを終え、調査結果を取りまとめる段階に入ったとみられるが、結論が示されるのは早くとも本年10月。教員の処分や学生の救済に到るまでには、なお時間がかかりそうな状況だ。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑲

立証責任、警察に

「適法」示せなければ違法
野次訴訟で裁判所が明言

「被告が立証責任を負うと考えます」。9月上旬に証人尋問を控えた国賠訴訟で、裁判長が現時点での心証を明かす一幕があった。首相演説野次排除事件の被害者らが警察を訴えたその裁判では、原告側が排除の違法性を立証せずとも、被告の道警がその適法性を示せなかった場合は排除行為が違法だったと判断されることになる。弁論に先立つ「2周年記念デモ」で改めて道警に謝罪を求めた原告らは、目前に迫る尋問に向けて士気を高めているところだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈52〉

現金盗の警官「減給」

道警不祥事、本年上半期速報
函館方面では交通で誤摘発も

地元警察の不祥事記録、本年上半期ぶんが出揃った。1―6月の懲戒処分・監督上の措置は計30件あまりに上り、未発表事案の中には職場内での窃盗やSNSへのわいせつ写真投稿などの犯罪行為が含まれていることがわかった。下半期にかかる7月に入ってからは、若手警官が酒気帯び・当て逃げで送検されたほか、交通部門で長期間の誤検挙が発覚する珍事も。半年間の速報値と併せ、おもな事例を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】再生可能エネルギーを問い直す【5】──70年代からあった超低周波被害

“脱炭素”の御旗の下で
回る風車の健康リスク

被害者を封じ込める国の不確かな姿勢

政府は再生可能エネルギーの占める割合を2030年度までに最大38%引き上げることを決めた。脱炭素社会の実現に向け主力電源に転換していくためだが、手放しでは喜べない。風力発電の立地する地域では低周波・超低周波音が原因とみられる健康被害が報告されているからだ。環境省はこの問題について「明らかな関連を示す知見は認められない」としているが、小樽市在住で風力発電による超低周波音の研究を続けてきた後藤美智子さんは「巨大な風車になるほど、超低周波領域には莫大なエネルギーが集中している」と危機感を強めている。被害者を封じ込める国の不確かな姿勢と超低周波音測定に関する疑問を追った。(武智敦子)

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【報道】名和総長を北大から追いやった「調査報告書」を紐解く

「名和総長誕生」の立役者が豹変
同志だった長谷川理事が政敵に

人への評価は、短期間のうちにこれほど変わるものなのか。名和豊春前北大総長の解任取消・損害賠償請求訴訟に関わる調査報告書のヒアリング記録に含まれる、ある人物の申告書の内容のことだ。そこには名和氏への人物評価の変遷が赤裸々に綴られている。この申告書を作成したのは、2016年の総長選に同氏を担ぎ出し「名和総長誕生」を実現させた立役者、同総長の下で理事・副学長を務めた長谷川晃氏(現北大名誉教授)、その人だ。本誌が入手したのは、名和氏の訴訟関係で北大側がこのほど不開示処分を一部取り消したことにより開示された資料の一部である。(佐久間康介)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART23 幌延「500m掘削計画」を容認した道の対応と「文献調査」の行方

不安を残す道庁の弱腰

原子力機構の姑息なやり方
「処分地選定」で広がる議論

“機能しない「確認会議」”(本誌6月号の見出し)が7月中旬、日本原子力研究開発機構(原子力機構)幌延深地層研究センターの坑道を500メートルまで掘削し、新たな“核のゴミ”処分研究を進める計画にお墨付きを与えた。同月30日には鈴木直道知事が一定の条件を付け、この計画を容認する意向を伝達。道は昨年1月、2020年ころには終了する見込みだった研究期間を8年間ほど延長する計画を容認したばかりだが、これに味をしめた同機構が矢継ぎ早に次の掘削案を示し、了解を取り付けた格好だ。道の対応の弱さを検証するとともに、処分地選定に向けた「文献調査」のお膝元で行なわれた市民団体の催しを紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】“核のゴミ”をめぐり寿都町で地元女性たちがパネルトーク

いま、本音を言い合える場を

核のゴミの最終処分場選定に向け、文献調査が行なわれている寿都町で7月中旬の2日間にわたり開かれた核ゴミ問題を考える集会(本号「“核のゴミ”レポート23」でも紹介)。本稿では、集会初日の7月10日、「女性たちが語り合う核のゴミ問題と北海道の未来」をテーマに行なわれたパネルトークの内容を報告したい。登壇した女性3人はいずれも他都市からの移住組。パネリストのひとりで「子どもたちに核のゴミのない寿都を! 町民の会」の共同代表、三木信香さんは「活動を始めたことで失った友人も多いが、新たな出会いもあった」などと胸中を明かした。(武智敦子)

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【ニュース】

■「仕事で心も身体も壊さないで」
 看護師遺族が室工大で啓発授業
 ──パワハラ死・村山譲さんの母が訴え 労災訴訟は証人尋問へ

■今年のミス・アース・ジャパンに
 北海道代表の吉田小夏さんを選出
 ──本誌8月号で紹介した“環境の女神”が世界大会へ

■北広島市・16年ぶりの選挙戦で珍事
 選挙公報で消えた対抗馬の名と写真
 ──「告示日当日に立候補を届け出た本人の意向」と選管は説明するが…

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【インタビュー】日本の現在とコロナ禍の処方箋を片山参議に訊く

“戦争”のようなコロナ禍で
いま希望を見出せる対策を

政府の対応が後手に見えるのが残念

第4次安倍晋三内閣では内閣府特命担当大臣(地方創生・規制改革・男女共同参画)及び女性活躍担当大臣を務め、現在は所属する自民党の総務会長代理に就くなど、これまで政府と党の要職を歴任し手腕を発揮してきた片山さつき参議。5月には現在のコロナ禍に対して、多角的な対抗策の普及を目指す「感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟」を設立し会長に就任。新たな取り組みにも果敢に挑んでいる。7月中旬、来道した折に取材に応じた片山参議は、コロナ禍中における現政権の課題や今後の対策について鋭く言及した。(7月18日、札幌市内で収録)

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【行政】コロナワクチン接種で注目される「余市モデル」

ワクチン接種で自治体の
垣根を超えた余市モデル

広域連携で目指す戦略型の地域経営 余市町長 齊藤啓輔氏

新型コロナウイルスのワクチン接種を効率よく進めるため、北後志の余市町と近隣の4町村(仁木町、古平町、積丹町、赤井川村)が連携し予約やワクチンの管理を一元化する「余市モデル」が高い効果を発揮している。自治体の垣根を超えて接種を進めるこの手法は、高齢化と人口減少の進む地方からも注目されている。地元医師会や4町村の首長と協議しながら実現にこぎ着けた齊藤啓輔町長(39)は就任3年目ながら、町政に独自の新風を送り込んだことで知られる。その齊藤町長に「余市モデル」の狙いや今後の抱負を訊いた。
(7月19日、札幌市内で収録)

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【抗ウイルス塗布施工】

長年培われた安心・安全の信頼性
信越化学の光触媒コーティング液

道内経済の早期正常化へ全力
株式会社クリーンコーポレーション

 7月17日、札幌市南区の滝のカントリークラブでは、ほどなく開催される著名な女子プロゴルフ大会「大東建託いい部屋ネットレディス」を前に、かねてから徹底的に進めてきた新型コロナ感染防止対策の仕上げとなる作業が行なわれていた。その取り組み、感染防止対策の柱だったのが、菌やウイルスが接触することで不活化する酸化チタン光触媒の塗布施工。ゴルフ場運営会社からの依頼を受け、作業を担ったのは総合ビル管理を中核に、ホテルサービスや高所の窓ガラス清掃など多岐にわたる事業を手がけるクリーンコーポレーション(本社札幌・久保政義社長)である。


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【緊急寄稿2】いま、ウイグルの声に耳を

思想改造の拠点、強制収容所
「職業訓練センター」300万人の悲劇

トゥール・ムハメット(日本ウイグル連盟会長)

1994年に訪日し、現在人権活動家として中国共産党の暴挙を告発し続けている日本ウイグル連盟会長、トゥール・ムハメット氏の緊急寄稿、第2弾をお届けする。国際社会から非難を受けている新疆ウイグル自治区にけるジェノサイド、民族虐殺とはどのようなものか。今回は、膨大な数のウイグル族が押し込められている「職業訓練センター」という名の強制収容所の恐るべき実態が明らかにされる。苦難を受けているのは同じアジアの同胞である。日本は、いつまでこの問題に及び腰を続けるのか──。

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【観光】2021 夏 道内観光情報

いま、光あふれる北海道

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【医療】

終末期ケアに取り組んできた
札幌南徳洲会病院が移転オープン

培った“ホスピスのこころ”を
森に囲まれた新病院で具現化

医療法人徳洲会(大阪市北区)が運営する札幌南徳洲会病院(四十坊克也院長・88床)が7月5日、これまでの清田区里塚から同区平岡に新築移転オープンした。終末期のがん患者に寄り添った医療を強化するため、緩和ケア病棟のベッド数を18床から40床に増床。徳洲会グループの理念「生命(いのち)だけは平等だ」と同院の掲げる「ホスピスのこころを大切にする病院」を融合し、コミュニケーションを重視した施設づくりを目指す。「ハード、ソフトを含め日本一のホスピスと言ってもらえる病院にしたい」と意気込む四十坊院長にこれまでの歩みや今後の展望を訊いた。                  (7月26日取材)

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【企業】飛躍するエア・ウォーター物流の食品事業

オートメーションで省力化を実現
稼働した「札幌低温第2センター」

エア・ウォーター(本社大阪市)のグループ会社、エア・ウォーター物流(本社札幌市)が整備した「札幌低温第2センター」(札幌市厚別区)が5月から本格的に稼働している。これまで冷凍食品やスイーツ、氷菓など5℃~8℃の冷蔵帯(チルド)やマイナス20℃の冷凍帯(フローズン)の商品保管を担ってきた「札幌低温センター」(同白石区)の稼働率が上昇。さらに需要の高まりが見込めるため保管能力を増強し、同社として冷食メーカーやコンビニエンスストア、スーパーマーケットのニーズに対応できるようにしたのが、今回の「札幌低温第2センター」である。チルドやフローズンの食品は、コロナ禍の巣ごもり需要の拡大で伸び率は大きく、エア・ウォーター物流は、それらの保管と配送を担うことにより消費者の食生活をサポートしていく考えだ。オートマチックな倉庫として省力化を実現した「札幌低温第2センター」の概要や意義をレポートする。             (7月28日取材)

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【文化】「小樽・札幌ゲーセン物語展2」を企画構成した藤井昌樹さんに訊く

前回の大きな反響で再開催
盛り上がる「ゲーセンの夢」

実際に遊べるアーケードゲーム筐体に同人誌やポスター、CD、レコードなど──。1980~90年代のゲーセンを彩った懐かしいアイテムを紹介する企画展「小樽・札幌ゲーセン物語展2」が7月17日から市立小樽文学館で始まった。今年1月~3月に開催した第1弾が大反響。自分のコレクションも展示したいという来場者の声を受け、ゲームファンでプレイヤーの藤井昌樹さんが前回に続き企画構成を手掛けた。失われつつあるゲーセン文化を記録として残そうとする藤井さんに見どころなどを聞いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」72──レタポス主催のオンライン講演会から(後篇)

ひきこもりの暮らしを支える
ライフラインをどう作るのか

6月に札幌で開催されたNPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク(以下レタポス・田中敦理事長)主催のZOOМによるオンライン講演会「ひきこもりの暮らしを支えるライフライン」。当日は、先月号で報告したジャーナリスト池上正樹氏による基調講演に続き、「ひきこもりの暮らしを支えるライフラインづくりを目指して」と題したミニワークショップが開かれ、当事者と親、支援者の3人が話題を提供。この中で50代の男性当事者は、的外れになりがちな支援の実態を指摘。「当事者の声が生かされる仕組みづくりが必要」と訴えた。それぞれの立場からの提案を紹介する。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【73】

福島市、信夫山の山腹に眠る
知られざる戦闘機製造工場跡

明治維新から残る戦争の爪痕

終戦の前年の1944年から45年にかけて、日本軍の大本営は本土決戦に備えて全国にさまざまな地下の軍事施設を建設したが、敗戦によってほとんどの施設は放棄された。戦後、地域の人たちの調査によって断片的に明らかになるケースが多く、福島市の郊外にある信夫山(しのぶやま)の鉱山跡の地下に戦闘機の製造工場があったことを知る人は地元でも少ない。梅雨明け前に福島県内を歩くと、ここが明治維新以来、地理的な要因から「戦争」に巻き込まれていった歴史が浮かび上がってきた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【漫画】

鈴木翁二特選漫画館
《灯-ひ-》

本誌表紙絵でお馴染みの漫画家・鈴木翁二さんの5冊めの翻訳版『TOKYO GOODBYE』がこのほどスペインで出版された。これを寿ぎ、「鈴木翁二特選漫画館」と銘打ち本人の代表作のひとつを読者に披露したい。掲載する80年代における翁二さんの傑作、『灯-ひ-』は、巡り会う男女に起こる雨の日の奇跡を描いて読む者の胸に迫る──。

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【フォトレポート・トピックス】

●五輪競技を盛り上げようと猛暑の札幌に咲いた雪氷桜
●ホテルオークラ札幌、閉館までの20日間は南十勝の食でおもてなし
●サッポロビールとイオン北海道 キャンペーンで医療従事者支援
●石屋製菓と「三角山放送局」のらむれすが業務提携契約を締結
●「職人工房」がコロナ禍でも人々を元気にするドライブイン花火を開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*須賀章雅のよいどれ文学夜話
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
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