北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

全248件中 16 〜 30 件を表示
【報道】札幌の人気フットサルスタジアムに異変【2】

突如、奪われた職場

乗っ取り騒動後に追い出された
アルバイトの若者が本誌に告発

先月号で報じた札幌市東区にある「フットサルスタジアム蹴」の乗っ取り騒動の続報だ。昨年9月、ここを運営する株式会社セブンスギアの業務を取り仕切っていた常務取締役が突如解任され、代表取締役が交代する中で、蹴や関連施設で働いていたアルバイトや正社員の大半が説明がないまま出勤停止となり、当時からこれまでの給料が払われていないことが取材で分かった。新たに代表取締役となった人物が差押債権取立請求訴訟で一昨年に札幌地裁から支払い命令を受けていた不祥事も明らかに。市内で屈指の人気を誇るフットサル場でいったい何が起きているのか──。   (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㊲

「気づくとロープを…」

看護学生自殺で元職員が重要証言
江差パワハラ、教員ら虚偽報告か

一連の疑惑の表面化から丸4年が過ぎた、北海道立江差高等看護学院のパワーハラスメント問題。第三者調査で事実認定された事案の多くが被害回復に到った一方、最も深刻な被害である在学生の自殺事案は未だ解決をみていない。遺族が道を訴えた裁判が非公開で進む中、ここで改めて事件当時をよく知る元職員の証言に耳を傾けてみたい。犠牲となった学生とのやり取りを振り返りつつ、その人は断言する。「亡くなった原因はパワハラ以外にあり得ない」――。(小笠原 淳)

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【報道】堀の中に静かな動揺

どうなる、「自弁」

刑務所など差し入れ運用変更
敷地内購買窓口が相継ぎ休止

逮捕・起訴されて裁判を待つ人たちや有罪が決まって懲役刑などを受ける人たちが過ごす刑事施設で、静かな変化が起きている。外部の人たちが施設内へ日用品や食料品を差し入れる窓口が、この春までに順次休止されることになったのだ。受刑者などの権利が充分に尊重されなくなるおそれがある事態だが、なくなった窓口の復活は簡単ではなさそうだ。不意の運用変更には、どういう事情があったのか――。(小笠原 淳)

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【報道】報告・「旭川少女いじめ凍死事件」を検証する公開シンポジウム

到底容認できない「捏造報道」
隠蔽しているのは旭川市教委

3月23日夕、札幌市内で「これからのいじめ対応と週刊文春が作り上げた『旭川14歳いじめ凍死事件』」と題した公開シンポジウムが開かれた。この事件は2021年3月下旬、旭川市内の公園で凍死した状態で発見された中学2年の廣瀬爽彩さん(当時14歳)が凄惨ないじめを受け自殺したとされるもの。今回のシンポには、廣瀬さんが入学した旭川市立北星中学校で当時校長を務めていた金子圭一氏(65)など6人が登壇。マスコミやネットで「隠蔽校長」の烙印を押され、バッシングを受けてきた金子氏が初めて公の席で語った内容とは──。   (佐久間康介)

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【報道】今そこにある“隠れ冤罪”

無罪の春

前年度末に相継ぎ言い渡し
不同意性交などで判決確定

年度が改まる直前の3月中旬から下旬にかけ、地元・札幌の裁判所で刑事事件の無罪判決が相継いだ。大きく報じられた事件にからむ事実上の一部無罪判決は確定が持ち越されたものの、過失運転や不同意性交等に問われた被告人らの潔白は捜査側も認めざるを得ず、年度明けと前後して無罪が確定した。いずれのケースでも、問われているのは捜査のあり方。長期間の身柄拘束や結果としての公判請求は、本当に必要だったのか――。

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉙──国土交通省が「公示地価」を公表

「観光、ラピダス、エスコン」が牽引
千歳市商業地が上昇率で上位を独占

国土交通省は3月18日、今年1月1日時点の公示地価を発表した。地価公示法に基づき毎年、同省の土地鑑定委員会(不動産鑑定士などで構成)が調査するもので、北海道は対象区域になっている99市町、1345地点の公示地価が示された。全体的に道内は「観光」「ラピダス」「エスコン」という昨年と同じキーワードが土地価格の動向を左右した。住宅地、商業地、工業地の全用途平均は前年比2%の上昇率で9年連続で上昇したものの、昨年の4・6%、一昨年の6・8%から鈍化した。札幌市郊外では住宅価格の上昇で需要が冷え込んでおり、来年の公示地価は全用途平均でマイナスになる可能性もある。   (佐久間康介)

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【環境】ラピダス稼働で北海道の電力事情はどうなるのか?

原発再稼働の呼び水か

電力の大量消費が生み出す
道内経済の負のスパイラル

千歳市内で次世代半導体の量産をめざすラピダスが4月1日、2ナノ半導体の量産に向けた試作を始めた。政府から巨額の支援を受け“国策企業”としての稼働だが、量産化にともなう環境への負荷や道民生活への影響などは示されないままだ。ラピダスの稼働にともなう北海道の電力事情の変化もそのひとつで、企業側から今後の電力需要をめぐる詳細な情報提供はなされていない。こうした状況に対し、環境工学などの研究のかたわら、自然エネルギーの普及促進活動に奔走してきた山形定さんは、「半導体デバイスの製造プロセスは複雑・微細化し、電力消費量が増えていく。情報開示が不十分で確度の高い推定はできないが、ラピダスの消費電力は道内需要の10%を超える可能性もある」と指摘。「需要の増加を泊原発3号機の再稼働で賄えば、バックアップ用の火力発電所も増え、自然エネルギーによる電力の強制停止が行なわれて、北海道経済や道民生活に大きな影響を及ぼす」と警鐘を鳴らす。今回は、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の半導体講座での山形さんの講演要旨を紹介する。    (ルポライター・滝川 康治)

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【環境】北海道風力発電問題ネットワークが中止を求める風発事業

詐欺破産で起訴の人物が手掛ける
遠軽町での風力発電に「待った!」

住民団体「北海道風力発電問題ネットワーク」(佐々木邦夫代表)は3月3日、今年2月に「破産法違反(詐欺破産)」容疑で逮捕、起訴された青森市の「NC電源開発」社長、大山顕徳氏らが別会社「青天ウインドファーム合同会社」を通じ遠軽町の国有林で風力発電事業を計画していることを受け、この事業の中止と撤回を求める要望書を同社に提出した。遠軽の事業をめぐっては、郵送した「意見書」が受取人に届かず返送されたり、建設予定地周辺に使用中止となった危険な農薬が埋設されているなどの問題も浮上していた。佐々木代表は「公共性の高い事業を行なうべき事業者から複数の逮捕者が出た。住民の不信感を払拭するのは困難」としている。    (武智敦子)

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【ニュース】

■札幌地検の事務官に「減給」処分
 即日報道発表も会見は撮影制限
──24年は高検と札地検で「注意」各1件──旭・函・釧は処分なし

■新幹線残土の粉塵に含まれるヒ素の
 測定を求め住民団体が札幌市に陳情
──「要対策土」搬入から3年、払拭されない住民の危機感

■ゲーム同人誌で活躍し急逝した荒木
 聡さんを偲ぶトークイベントを開催
──故人と交流があった2人が小樽で「春の大収穫祭トーク」

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【地域】大通公園のシンボルが文化財に

さっぽろテレビ塔が3月
国の登録有形文化財認定

札幌大通公園のシンボルであるさっぽろテレビ塔が3月13日、国の登録有形文化財に認定された。これを受け3月17日から22日までの6日間を登録有形文化財記念WEEKとして、17日・18日には展望台の入場を無料(※通常は大人1000円、小中学生500円)にしたほか、19日から22日にかけては各日先着200名に非売品の記念切手プレゼント。記念WEEK全日は各日先着2000名にQRコードを読み込むとスマホ画面にマスコットの「テレビ父さん」が飛び出すARしおりをプレゼントするなど、感謝を伝えるサービスイベントを実施した。今回の認定に至った経緯や、さっぽろテレビ塔のこれからについて管理運営会社の長堀昭人管理部長に訊ねた。                          (髙橋貴充)

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【観光】2025春の観光情報

“ひかり”が満ちる
   北の大地へ

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【企業】10万点超えの豊富な品揃え 「道北の全魚種」に対応可能

「つり具センター旭川店」が地元の
熱い支持でリニューアルオープン

旭川の釣り愛好家の間で、「9条さん」として知られる「つり具センター旭川店」(旭川市9条通16丁目)が4月6日、リニューアルオープンした。内外装や店内の什器類を一新し、10万アイテム以上の品揃えで道北の全魚種に対応するサービスを充実させた。

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【医療】災害に強く利用者目線を追求したインテリジェントホスピタル誕生

「カレス記念病院」がオープン

社会医療法人社団 カレスサッポロ(本部札幌・大城辰美理事長)が2022年6月から札幌市東区北6条東3丁目の旧札幌卸センター跡地に建設していた「カレス記念病院」(320床)がこのほど完成し、4月1日にオープンを迎えた。これに先立ち3月29日に同病院で催された落成式の模様をはじめ全室個室で差額ベッドが不要という、これまでにないインテリジェントホスピタルの概要をいち早く報告する。
(佐久間康介・工藤年泰)

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【追悼】急逝した“地域金融機関のご意見番” 小樽商大の齋藤一朗教授を悼む

アカデミズムと社会が交わる
領域で本領を発揮した研究者

小樽商科大学副学長で同大学院商学研究科教授だった齋藤一朗さんが3月18日、肝内胆管がんのため62歳で死去した。齋藤さんは金融論が専門で、地域金融機関の研究を行ない、道内地域金融機関のご意見番として地方銀行や信用金庫、信用組合でも一目置かれる存在だった。長身、細身でありながら、時に鋭く地域金融機関のあるべき姿を説く齋藤さんは、学者の世界と実社会が交わる領域で本領を発揮した。早すぎる突然の訃報に関係者に悲しみが広がる中、本人と親交が深かった濱田康行北大名誉教授に思い出を訊いた。      (佐久間康介)

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【企業】規格外じゃがいもをクラフトビールに

コープさっぽろ・網走ビール
キリン3者がベジビール開発

芽室町産の規格外じゃがいもを原材料に活用したクラフトビールが、このほどコープさっぽろ(本部札幌)から売り出された。その名は「ベジビール」。開発製造を担ったのは看板商品の「流氷ドラフト」をはじめ北海道を代表するクラフトビールメーカーとして著名な網走ビール(本社網走)で、美味しいビール造りを進める味覚監修として国内ビール大手のキリンビール(本社東京)も参画している。食料品などの価格高騰が消費者を苦しめている一方で、味や品質には何ら問題ないのに形の悪さなどから、規格外野菜は市場からはじかれ処分されている現状も続いている。規格外野菜をビール原料に活用するという今回の取り組みは、フードロス問題の解消に向けた新しい動きと言える。         (髙橋貴充)

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【イベント】前例無きコンパクト菓子博にも挑む

水上実行委員長に訊いた
あさひかわ菓子博の魅力

4月13日から国の一大イベントである2025年大阪・関西万博が、10月までの半年間催されるが、そのおよそ1カ月後にもうひとつの博覧会が北海道・旭川市で開催される。それはあさひかわ菓子博(正式名、第28回全国菓子大博覧会・北海道)だ。お菓子のオリンピック、とも呼ばれているこの催しは、国内菓子業界の最大規模のイベントで始まりは明治後期まで遡る。北海道では1968年に札幌で行なわれて以来、57年振りとなる。そのあさひかわ菓子博の実行委員長を務めるのが、北かりブランドのかりんとうが著名な三葉製菓の水上崇社長。水上実行委員長にあさひかわ菓子博の概要や見どころなどを訊ねた。(2月27日取材)

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【連載】北の大地を拓く新・農業人【3】

牛乳販売店の息子が北海道で
開眼した家畜福祉と有機栽培

中川町で放牧酪農を営む東京出身の川和秀仁さん

酪農の新規参入の受け入れに積極的な道北の中川町には、先月号に登場した丸藤牧場の他にも、さまざまなタイプの新規就農者が暮らす。東京の牛乳販売店の家庭で育った川和秀仁さん(38)は、新しい牧場を創るゲームに熱中する少年時代を送り、網走市内の大学に進んでからは牛乳・乳製品の製造・販売の仕事に就こうと考えた時期もあった。十勝管内にあるふたつの牧場の従業員として働いた後、5年前に同町で放牧酪農家に──。十勝時代にアニマルウェルフェア(家畜福祉・AW)の大切さに開眼し、今は「長く牛を飼っていける牧場にしていきたい」と力を込める。そんな川和さんの歩みをふり返りながら、放牧酪農やAW、有機栽培に懸ける生き方を紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」116──「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の現在【2】

市の「断らない相談事業」に向け
ひきこもり問題の周知へ意見書

小樽市が昨年度から取り組んでいる「重層的支援体制整備事業」。高齢や子ども、障害、ひきこもりなどの問題で課題だった縦割りの福祉行政を排し、分野を問わずワンストップで応じ「断らない相談支援」を目指す。同事業を契機に市民にもっと不登校やひきこもりのことを知ってもらうことはできないか──。ある支援者の発案で、「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」のメンバーが家族や当事者の声を行政に届けようと意見を出し合っている。この支援者は「目的は市民にもっと不登校、ひきこもりに関心を持ってもらうこと。これらのテーマを前向きにとらえことができる大会を小樽で開催できれば、理解に向けた機運も高まってくると思います」と意欲を見せる。               (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【113】

崩壊危機の墓石群が訴える平和
大阪城近くの「真田山旧陸軍墓地」

刻まれた戦争の記憶と記録

大阪城に近いJR大阪環状線玉造駅から徒歩5分の場所に、日本で最初かつ最大の陸軍墓地「真田山旧陸軍墓地」がある。明治維新後の西南戦争に始まり日清・日露戦争から第1次世界大戦、第2次世界大戦までの戦没者約5100柱と墓碑があるほか、8200人を超える先の大戦の戦没者が眠る納骨堂がある。ただ墓碑は7割近くに傷みが見受けられ、崩壊の危機にある墓も少なくない。そこには、戦争で命を落とした人たちの記憶と記録をとどめるため地元の有志たちが補修を続ける姿があった。                  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●4/1の閉館までコンセプトを貫いた星野リゾートのOMO3札幌すすきの
●北洋入行式で津山頭取が語った新入行員に向けた3つのお願い
●酪農学園大と世界的酪農機器製造デラバル社が包括連携協定を締結
●地域づくりを応援する太陽財団 対象事業の助成金贈呈式を開催
●春のススキノを愉しむ APRグループの人気店をハシゴ取材
●ススキノピックアップガール「ゆき」(セクシーカフェ モエッタ)
●『夢のお菓子』を考案した5名が白い恋人パークの一日工場長就任

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『惜シムキモチ』
【報道】札幌の人気フットサルスタジアムに異変

乗っ取りか、内紛か

運営会社セブンスギアのトップ
交代と取締役解任はなぜ起きた

昨年9月、札幌市東区の「フットサルスタジアム蹴」を運営する株式会社セブンスギアの業務全般を取り仕切っていた常務取締役が突如解任され、同時に代表取締役が交代する“異変”があった。会社乗っ取りが疑われる中で、前常務が刑事告訴をはじめ地位の回復を求めて民事提訴に踏み切ったが、半年が過ぎても決着がつかず、いまなお係争が続いている。市内で屈指の人気を誇るフットサル場でいった何が起きているのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈76〉

警官わいせつ 懲戒未満

不祥事処分で「指針」に則せず
性犯罪を「信用失墜事案」扱い

北海道警察が報道発表を控えた職員の不祥事の中に、深刻な法令違反で事件捜査の対象となった事案が複数あったことがわかった。警察庁が定める指針に反して懲戒処分を免れていたケースもあり、組織ぐるみの隠蔽が疑われてもやむを得ない状況。定期的な公文書開示請求で判明した事実を、開示された捜査の記録をもとに再現してみたい。懲戒に到らない軽い制裁で済まされた「信用失墜事案」の実態とは――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈9〉

年金詐取で車購入か

恵庭牧場・障碍者虐待裁判
被告の市は牧場主ら聴取へ

早くも3年越しの報告となる、恵庭市の牧場での障碍者虐待疑惑。長期間にわたる“奴隷労働”の被害者たちが牧場関係者と地元自治体とを訴えた裁判で新たに、短期間に百万円単位の年金詐取があった疑いなどが浮上した。物理的な虐待の詳細も次第にあきらかとなり、歯科疾患や靭帯断裂などの深刻な被害が長く放置されていた実態が発覚。元市議会議長への忖度が疑われる自治体の対応も含め、直近の弁論で指摘された事実を急ぎ報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】小樽で深刻化するオーバーツーリズム

地元住民の生活を脅かす
インバウンドの観光弊害

映える名所で迷惑行為、駅では人身事故も

全国各地でオーバーツーリズムが問題になっているが、道内有数の観光地、小樽市内でも事態が深刻化。映画のロケ地となった場所などにインバウンドが押し寄せ、1月23日にはJR朝里駅近くで写真撮影のため線路内に立ち入った中国籍の女性が列車に轢かれる死亡事故が起き、JR小樽駅に近い船見坂、札幌寄りの銭函などでは路上で撮影したり私有地に無断で立ち入るなどの迷惑行為が問題になっている。こうした事態を重く見た小樽市は2月10日、道や警察、交通事業者などと「小樽市オーバーツーリズム対策連絡協議会」を立ち上げ対策に乗り出した。  (武智敦子)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART42 寿都町での「住民投票」に向けた動きと「概要調査」をめぐる今

「地層処分拒否」は道是

「北方領土に処分場」暴言問題に
透けて見える国の本音と不見識

後志管内の寿都町と神恵内村で行なわれた“核のゴミ”最終処分地選定に向けた「文献調査」の報告書について、実施主体のNUMOによるセレモニー的な説明会が2月19日の稚内会場でいったん終了した。期間中に東京都内で開いた参加型説明会の席上、参加者からの「北方領土に処分場を」提案に対し、経済産業省やNUMOの幹部が賛意を示す問題発言をしたことに批判が噴出。石破茂首相が陳謝する事態になった。そうした一方で、近く寿都町内で実施される見込みの「概要調査の是非を問う住民投票」に向け、地元住民の新たな取り組みが始まっている。年明け以降の“核のゴミ”問題の経緯などを紹介し、無謀な地層処分政策を変えていく道を考える。 (ルポライター・滝川 康治)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉘──北海道リートが資産を追加取得

2年間で資産規模148億円
北海道LOVEで全開モード

北海道の不動産に特化した私募不動産投資信託(私募リート)の「北海道リート投資法人」(本社札幌)が今年2月、資産運用会社の北海道アセットマネジメント(同)を通じて賃貸マンションやビジネスホテルなど3物件、64億円分を追加取得した。これにより運用資産は148億円に。リートの運用環境は金利高もあって厳しい面があるものの、「ラピダス」の工場建設やGXといった北海道の成長性をアピールして資産規模を拡大させる考え。「北海道LOVE」を掲げ、将来的には個人投資家も売買できるJリート入りを目指す。      (佐久間康介)

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【生活】広がるギャンブル依存症──「水原一平事件」は特別ではない

「依存症は病気です」

若者が違法賭博に手を染める
現状に支援団体トップが警鐘

アメリカ・メジャーリーグ、ドジャースの大谷翔平選手の預金口座から約1700万ドル(約26億円)をだまし取った銀行詐欺などの罪で禁錮4年9月の判決が言い渡された元通訳の水原一平被告。事件が発覚した直後からネット上で人格まで否定するような批判の嵐が吹き荒れる中、「個人の問題として矮小化すべきではない」と声高に発信を続ける女性がいる。プロ野球選手がオンラインカジノに手を出すなど、違法賭博にスポーツ選手や若者が巻き込まれる現状に強い危機意識を持ち、道民に対しても警鐘を鳴らしている。   (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【追悼特集】急逝した小金澤健司 北海道観光機構会長を悼む 【続編】

誰もが語る「持って生まれた
人を引き付ける魅力と感性」

WEBコールセンター、アイティ・コミュニケーションズ(本社札幌)創業者で、22年から公益社団法人北海道観光振興機構(後に北海道観光機構に名称変更)会長に就いていた小金澤健司氏。その小金澤氏が1月11日、64歳で客死したことを受け、先月号に続けて追悼記事をお届けしたい。「ひとりでの創業」から従業員1500人を超える企業に成長させた起業家が、北海道観光機構の第2創業というべき大改革に取り組んでいた最中に起きた突然の不幸──。その“余震”はまだ続いている。今月号では小金澤氏とゆかりの深かった友人2人に思い出を語ってもらった。         (佐久間康介)

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【ニュース】

■旭川少女いじめ凍死事件を検証する
「公開シンポジウム」を札幌で開催へ
──本誌で当時を証言した金子元校長などが講演予定

■「みどり戦略」や需要増で追い風
 ロット確保や市場拡大に課題も
──札幌で開催された有機農業全道交流会で活発議論

■廃刊のネムロニュース全面敗訴
 地位確認訴訟で二審も賠償命令
──元記者らの訴え認め控訴棄却、双方上告せず判決確定か

■鳥獣法改正案、ハンターは歓迎
「大きな前進」と銃所持裁判原告
──上告中の裁判の行方にも期待大きく

■「ボールパーク人気」に沸く北広島
 6期目狙う上野市長に死角なし?
──交流人口は増えたが市の人口は減少、地元活性化に課題も

■自衛官難聴訴訟に助っ人合流へ
 ALS公表の西村弁護士が意欲
──障碍者問題に精通、自衛官の公務災害認定の実績も

■異例の再調査で“犯人捜し”認定
 陸自パワハラ、アンケは「廃棄」
──告発の自衛官は防相へ「真摯な対応」呼びかけ

■ゲーム同人誌などで活躍し急逝した
 異才の図録刊行を記念したミニ展示
──小樽文学館で「荒木聡 ゲームとアニメの間に ミニ」開催中

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【医療】
脳神経外科の中村記念病院が展開する
「脊椎脊髄・末梢神経・脊損センター」

腰痛・しびれ外来で幅広い
疾患に最適解の治療を提供

札幌の都心部に立地し、国内屈指の脳神経外科専門病院として有名な社会医療法人医仁会 中村記念病院(中村博彦理事長・院長/499床)。同病院の「脊椎脊髄・末梢神経センター」がこの3月から名称を「脊椎脊髄・末梢神経・脊損センター」(大竹安史センター長)に変更し、より幅広い診療に乗り出した。「腰痛・しびれ外来」で手足のしびれや腰、背中の痛みに悩む患者に対応するほか、若手の福田衛医師を副センター長に迎え体制を強化。大竹センター長(46)は、「当センターでは院内の脊椎・脊髄、末梢神経に精通した脳神経外科や脳神経内科、放射線科、整形外科の医師が連携し、症状に合った最適解を提供したい。しびれや腰痛などで悩む人はぜひ受診してほしい」と話している。 (2月27日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【企業】鶴雅観光開発が支笏湖温泉で「湖白の抄」を建設

支笏湖鶴雅ビレッジ構想で
3館が連携、100室体制へ

道内観光ホテル大手、鶴雅ホールディングス(本社釧路・大西雅之社長)の事業会社、鶴雅観光開発が支笏湖温泉で「しこつ湖鶴雅別荘 湖白の抄(こはくのしょう)」の建設に着手する。すでに同社は同温泉に「しこつ湖鶴雅別荘 碧の座(あおのざ)」「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌(みずのうた)」を展開しており湖白の抄で3館目。この3月末に着工し2026年6月末に完成、オープンは7月中旬を予定している。

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【2025春の全国交通安全運動】

事故防止に徹底して取組む
自治体・団体の活動に学ぶ

西興部村は輪禍死ゼロ30年を達成

今年は4月初旬より行なわれる、春の全国交通安全運動。北海道によると2025年は、例年と比べて多くの地域で積雪の少ない時期が多かったことを背景に、高速走行や路面状況に対する注意不足などにより交通死亡事故が急増。2月27日までに前年同時期と比べ亡くなった方が16人も増えており(総数は25人)、翌28日に「交通死亡事故多発警報」を発表する状況にまで至った。交通事故に遭わない、起こさないは日々誰もが意識付けしていかなければならない。今回の本稿では30年間交通事故死ゼロを達成した自治体や、組織をあげて交通安全活動に力を入れている団体などからの見習うべき取り組みを紹介していく。

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【連載】北の大地を拓く新・農業人【2】

横浜っ子が築いた持続可能な農業
着実な経営管理で得た大きな成果

放牧酪農のモデル事例を創った中川町の丸藤牧場

新規就農者の受け入れに積極的な上川管内中川町で、横浜市内のサラリーマン家庭で育った夫婦が16年ほど前から放牧酪農に取り組み、自給飼料の給与や放牧に適した牛づくりなどを通して「持続可能な農業」を実現している。北海道酪農の厳しさばかり強調される時代にあって、多額の負債も償還できる目途も立った。10年先を見すえた事業計画書の作成など着実な経営管理が成果を上げた大きな要因のようだ。毎日の仕事のかたわら、放牧志向の酪農家らによる交流会の開催や情報交換、就農希望者からの相談…と、活動のすそ野は広い。地域農業を牽引する存在になった同町の丸藤牧場の歩みと放牧酪農の取り組み、今後の展望などについて話を訊いた。   (ルポライター・滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」115──「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の現在【前篇】

動き出した市社協との関係改善
先達や周囲の支えで新たな一歩

家族や当事者に、ある限りの情報を伝えていきたい──。ひきこもり支援の先駆けで知られる鈴木祐子さん(77)の活動をルーツとする「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」がそんな思いを新たにしている。背中を押すのは、当事者や家族の居場所づくりに取り組む札幌のNPO法人や小樽市内の社会福祉法人などだ。これまで円滑ではなかった小樽市社会福祉協議会との関係も改善に向けて動き出した。家族交流会の代表Mさん(62)は「ここまで歩いてくることができたのは、皆さんの支えがあったから。悩んでいる親や当事者のために活動を続けていきたい」と話している。    (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【112】

「陸軍最後の特攻基地」を伝える
鹿児島県の万世特攻平和祈念館

飛行兵の笑顔が問い続けるもの

アメリカ軍が沖縄への上陸作戦を開始した1945年3月下旬以降、旧陸軍は航空機を使ったアメリカ艦船への特攻作戦を頻繁に行なうため鹿児島県の知覧基地のほかにもう1カ所、県内の飛行場を特攻基地として使用した。同年3月から7月までの約4カ月間だけ使われた万世(ばんせい)飛行場だ。ここからは201人の隊員が沖縄に向けて出撃し、戦死した。その飛行場跡に開館したのが「万世特攻平和祈念館」。昨年の晩秋に訪れると、出撃前の特攻隊員たちを写した有名な1枚の写真に目が留まった。             (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●サツエキ近くに605室のホテル 札幌ホテルbyグランベルが開業
●大和ハウスが旭川初のタワマン プレミスト旭川ザ・タワー竣工
●せたな・今金両町が共同で開発「半島食堂 十八番」特産品4品
●北海道では57年振り。5月末から旭川で開催する全国菓子大博覧会
●「北のハイグレード食品」など道産食品を評する3式典開催

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『三回目の開店│佐藤寝具』
【報道】旭川 少女凍死事件の深層【4】──再調査委を批判する金子圭一元校長が当時を証言(後篇)

吹き荒れた誤報道の嵐で
引き裂かれた尊厳と教育

時計の針は戻せないが、間違いを正すことで痛みは癒すことができる──。2021年3月23日、旭川市内の公園で凍死体で見つかった廣瀬爽彩さん(当時中学2年生・14歳)が通っていた中学校の元校長・金子圭一氏(65)の証言を聞いて思うことのひとつだ。彼女が入学して最初の夏休みを前に起きた入水騒動、そして入院、転校までの経緯を語ってもらった先月号に続き、後篇で金子氏は「旭川少女凍死事件」に関する報道の問題について多く触れた。「誤りに満ちた一連の記事は、まるで嵐のようでした。あれで当事者たちの尊厳と教育現場が引き裂かれたことは間違いありません」(金子氏)  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府36

「彼を二度殺すのか」

江差看護・学生自殺訴訟
同窓生が第三者委へ証言

当事者遺族と北海道との裁判に発展した、道立高等看護学院の在学生自殺問題。被告の道がパワハラ全否定の主張を展開する中、地元報道の独自取材で新たな情報が伝わった。亡くなった学生の同級生が第三者調査に応じ、学校による口封じの事実を証言していたという。本誌は2年あまり前、その声の主とみられる人物との接触を果たしていた。無念の記憶を抱え続けることになったその人は、当時の取材に何を語ったか――。(小笠原 淳)

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【報道】隠蔽される公務災害

「真実 知らせたい」

現職自衛官が実名・顔出し提訴
射撃などで難聴、国に賠償請求

1月下旬、現職自衛官が名前と顔を隠さずに国を訴えた裁判の口頭弁論が札幌で始まった。長年にわたる射撃訓練などで難聴を発症した原告の男性は、同じような被害が表面化せず多くの同僚たちが今なお苦しんでいる実情を訴える。声なき声を代弁する目的は、到って明快。国民に真実を知らせたい――。「何もしないのは責任の不履行」との信念の下、組織の安全配慮義務違反を問う闘いが幕を開けた。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈75〉

相継ぎわいせつ、盗撮

警官ら処分、前年比大幅増
道警不祥事2024年速報

公文書開示請求で掘り起こした地元警察の不祥事を本誌面で初めて報告したのが、2016年1月号の小欄。それから9年以上が過ぎてなお、懲戒処分の全件公表を免れる“警察特権”は揺らいでいない。近年は地元紙も本誌と同旨の開示請求の成果を報じ始め、未発表事案がニュースになる機会こそ増えたが、当局が特権を手放す動きは見えないままだ。文字通りの“十年一日”を確認した上で、去る2024年の処分等記録の速報値を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】半導体産業の世界的再編と「ラピダス」との関係を探る

抜け出せない成功体験

識者が警鐘「米国による間違った
経済軍事戦略に組み込まれるな」

「日本の半導体産業は過去の成功体験から抜け出せず、周回遅れになっている。半導体の受託製造に特化した台湾企業のTSMCが独走状態の中で、政府は『今からスタートする』と言うが、無理筋な話ではないか」「グローバル化した供給体制は再編成を余儀なくされているが、このままでは中国を封じ込め、半導体を囲い込むための米国の間違った戦略に巻き込まれるだろう」──先端半導体企業「ラピダス」の建設に前のめりになる経済産業省や北海道に対し、札幌学院大学教授で経済学者の浅川雅己さんが警鐘を鳴らす。
 一昨年に突然表面化した「ラピダス」の立地話に対し、半導体技術や国内外の経済事情に疎い多くの道民はこれまで傍観するしかなかった。道や建設地の千歳市などは立地に伴う“負の影響”を深く検証せず、大手マスコミも問題点を伝える姿勢に乏しいが、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の市民講座では、半導体事業の問題点を学ぶ作業が続く。今回は、世界的な半導体産業の再編と「ラピダス」との関係について、浅川さんの話を紹介する。
(ルポライター・滝川 康治)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉗──札幌市が市街化調整区域で工場建設誘導へ

業種規制の緩和と面積拡大で
市内工業用地の不足解消狙う

札幌市内には19カ所の工業団地と区画整理事業による工業系用地1カ所、工場適地が5カ所ほどある。しかし、市が新規に造成予定の工業団地はなく、工業系用地や工場適地はほぼ満杯で、工業用地が絶対的に不足しているのが実情だ。千歳市や恵庭市、北広島市などでは、ラピダスの波及効果で工場や物流施設の建設が活発だが、札幌市はこうした誘致が事実上難しく受け皿が十分ではない。そうした中、市では来年度から市街化調整区域に建設可能な工場や物流施設について規制緩和を進める考えだ。(佐久間康介)

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【追悼特集】急逝した小金澤健司 北海道観光機構会長の足跡と直言

単身で渡道し北の大地で
花を開かせた芸大中退生

残した観光機構大改革のレガシー

WEBコールセンター、アイティ・コミュニケーションズ(本社札幌)創業者で、2022年6月から公益社団法人北海道観光振興機構(のちに北海道観光機構に名称変更)会長に就いていた小金澤健司氏が1月11日、64歳で客死した。大阪で金融系の会社に勤めた後、40歳で単身渡道してアイティ・コミュニケーションズを起業し、札幌を中心に全国6カ所とベトナムに拠点を持つ従業員約1500人の会社に成長させた経歴。そんな小金澤氏が観光機構の大改革に取り組んでいる最中に飛び込んできたのが今回の訃報だった。本特集では、生前に交流のあった人たちに同氏の人となりを尋ね、後半で本年1月号に掲載した直近のインタビューを再録した。胸に熱い情熱を抱いていた類稀な起業家を偲び、その軌跡を辿りたい。  (佐久間康介)

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【ワクチン】「北海道有志僧侶の会」を立ち上げた惠弘寺・足立隆厳住職に訊く

私が「僧侶」として新型コロナ
ワクチン接種に反対する理由

新型コロナワクチンをめぐっては、道内でも複数の基幹病院が4回目の接種を中止するなど、その有効性と安全性にかねてから疑問が呈されていた。そうした中、昨年10月からは65歳以上の高齢者らを対象とした新型コロナワクチンの定期接種が始まった。新たに登場した「レプリコンワクチン」は一度の接種で長期間効果があると期待される一方、体内にmRNAを入れることへの安全性が危惧されている。そんな新型コロナワクチンに「NO」を突き付けているのが、「北海道有志僧侶の会」だ。同会代表で札幌市北区新琴似にある真言宗惠弘寺の足立隆厳住職を訪ね、これまでの活動と胸にある思いを訊いた。(武智敦子)

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【ニュース】

■突然の廃刊宣言、サイトも閉鎖
 ネムロニュース創刊3年で終了
──元記者らの地位確認訴訟は本号発売直前に二審判決

■最優先事項は「ハンターの安全」
 猟友会がヒグマ問題で支部通知
──駆除協力者への不利益な取り扱い「あってはならない」

■イオンやロピアの“巨人”に囲まれた
 小兵スーパーの「北海市場」が存在感
──顧客ニーズを取り込み運営会社は6期連続で増収増益

■仁木町の宮下氏がワンテーブル問題で
 佐藤町長を相手に2月中旬にも提訴へ
──法廷に持ち込まれる「町と事業者との癒着疑惑」

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【2025 釧路特集】──内閣府特命大臣・衆議院議員 伊東 良孝氏に訊く

道内初の北方対策大臣に就任
若者や女性に選ばれる地方を

釧路市議を皮切りに道議、釧路市長を経て国政で活躍してきた伊東良孝衆議。その伊東衆議が昨年秋に発足した石破茂内閣で初入閣を果たし、地方創生と沖縄北方対策を担当する内閣府特命大臣として存在感を高めている。長年に亘り築いてきた石破氏との絆、同氏と共有してきた地方創生に対する熱い思いが今回の就任につながった形だが、膠着状態となっている北方領土返還交渉や墓参再開に向けても地元から多くの期待が寄せられているところだ。就任3カ月を経た伊東衆議に、内閣府特命大臣としての抱負をはじめ地元釧路の現状、北方領土問題に取り組む考えを訊いた。
  (1月29日取材 工藤年泰)

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【2025 釧路特集】──衆議院議員 鈴木 貴子氏に訊く

目指す道東道のさらなる延伸
地域の魅力を財産に変えよう

自民党が大敗した昨年10月27日の総選挙で北海道7区から出馬し、逆風の中で初めて小選挙区当選を果たした鈴木貴子衆議院議員(39)。同党を揺るがせた「政治とカネ」の問題では「政治資金規正法で透明性と公開性を担保し、罰則をしっかり設けることが必要」と訴え、選挙の結果に悔しさを隠さない。昨年3月に自民党青年局長に就任し「全国に同世代の仲間ができた」と今後に大きな手応えを感じている若きエースに、釧根地域で進む交通インフラ整備の意義や今後の展望、釧路の現状と課題などを訊いた。キーワードは「地域の魅力を財産に変える」だ。 (1月11日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【2025 釧路特集】──釧路市長 鶴間 秀典氏に訊く

釧路湿原はじめ地域の自然を
ソーラー乱立から絶対に守る

2020年に釧路市長選に初出馬。4年後の2024年に再び挑み初当選した鶴間秀典市長。2度の市長選ともまちの衰退を憂いての立起だったが、昨年の選挙では有権者が危機感を覚える程その度合いがより深刻になっていたという。地域衰退の大きな原因である人口減少対策には、教育機関とその関連企業誘致による若者の呼び込みで対応する考え。目下全国でも懸念されている釧路湿原などでの太陽光発電施設乱立に対しては条例制定などで、是が非でもこれ以上の開発に歯止めをかけていく姿勢だ。このほか市政全般をどう舵取りしていくのか、鶴間市長に訊ねた。 (1月14日取材)

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【2025 釧路特集】──五明 社長 五明 龍哉氏に訊く

コロナ禍危機を経て痛感した
新規事業に挑むことの重要性

飲食店向け酒販業と鮮魚店を事業の主な柱に地域と共に歩み、その経済の盛衰も見つめてきた釧路の100年企業・五明(ごめい)。現在同社の舵取りをしているのが創業から4代目の五明龍哉社長だ。2021年、先代である父の急逝に伴い代表を受け継いだが、その時期は飲食業界に激しい嵐が吹き荒れたコロナ禍中。会社存続も危ぶまれた状況を経験し、新たな柱事業創出の重要性を痛感したという。そのひとつである宿泊施設「霧ノ音」の開業は全道規模で大きな関心を集め、またご当地酒「海霧(ジリ)レモンサワー」の普及にも尽力した。そんな五明社長に地元釧路への思いなどを訊いた。 
 (1月14日取材)

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【2025 釧路特集】雄別炭礦鉄道の歴史も伝えるSL8722号

多角化で宇宙ビジネスにも挑む
釧路製作所が目指す地域の未来

雄別炭礦鉄道全額出資の関連会社として1956年に創業し、その後は「日本最東端の橋梁メーカー」として著名になっていった橋梁事業や、コンビナートの石油タンクといった製缶製造など鋼構造物の製作・施工で大きな存在感を放つ釧路製作所。だが著しく進む公共事業縮小の動きの中、持ち前の技術力を活かして事業の多角化を進めている。それはひとえに持続可能な企業として生き残っていくため。現在取り組んでいる新規事業の中には、まさにこれからさまざまな可能性が期待されている宇宙関連産業もある。かつて地域を大いに盛り上げた石炭産業を支え、現在では最先端産業にも乗り出している同社のこれまでとこれからを訊ねた。                           (1月15日取材)

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【企業】サッポロビール・森本光俊 北海道本部長に訊く

「サッポロ クラシック」が40周年
より北海道のビールとして定着を

「“情質価値”の創造」でコト消費も刺激

2024年は全国でビールカテゴリーのうちビールが売上前年比107%、RTDも同107%と好調だったサッポビール。そうした商況を追風に今年迎えるのが、ふるさとへの恩返しのために開発された北海道を代表するビール、「サッポロ クラシック」の40周年だ。昨年12月よりそれを記念したリニューアル商品が販売しているが、さらなる品質向上へ原料、製法とも徹底的にこだわり、同時により北海道のビールとして根付くようタグラインには「The HOKKAIDO BEER」と記した。また今年はRTDでも大型商品が登場。さまざまな新たな動きについて、森本本部長に訊いた。 (1月23日収録)

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【ビジネスリポート】

ラピダス機材の搬入基地へ
飛躍する国際貨物「SIACT」

北海道エアポートの新たな輸入事業

いま全国や世界から熱い眼差しを向けられている建設中のラピダス社・次世代半導体工場(千歳市)。その半導体製造に欠かせない精密機械の受け入れで、最近大きな存在感を見せているのが北海道エアポート(HAP)の国際貨物部、通称SIACT(シアクト)だ。そもそも新千歳空港における海産物の輸出に関連する業務が主だったが、コロナ禍や中国禁輸などの影響で近年大幅に輸出需要が減少。それに代わるラピダスがらみの輸入業務が生まれたことは、HAPにとって朗報であると同時に新しい挑戦への始まりでもあった。SIACTの取り組みを通じて、新千歳空港における国際貨物の動きをレポートする。          (1月8日取材)

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【Agri Report】──北の大地を拓く新・農業人【1】

手が届く規模で実現させた〝楽農〟
牛を自然の摂理の中で飼い活路

豊富町で〝ミニマル〟牧場を創った田中真生さん

北海道には「四季の変化を感じながら伸び伸びと働きたい」という思いを抱き、農業の現場を目指す人たちが大勢いる。しかし、技術の習得や資金調達、就農先選びなどの課題も多く、夢を諦めるケースも──。そうした状況の中でも酪農や野菜づくりなどで新規就農を実現した人たちが各地に存在する。そこで20~40代の若手参入者を訪ね、就農までの経緯やハードル、仲間や地域の人たちとのつながりなどに耳を傾けてみることにした。「北の大地を拓く新・農業人」の第1回は、新規就農の両親のもとで育ち、21歳の時に青年海外協力隊員としてフィリピンに渡り、帰国後に自前のミニマル(必要最小限な)牧場「たなか家」を立ち上げた、宗谷管内豊富町の田中真生さん(36)の歩みと農業に対する考え方、現在の暮らしぶりなどをレポートする。
 (ルポライター・滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」114──KHJ道支部「はまなす」の北郷恵美子会長が勇退へ

持ち前の行動力と包容力で親と
当事者を励まし続けてきた14年

ひきこもりの子どもを持つ親の全国組織、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族連合会」の北海道支部「はまなす」で長年会長を務めてきた北郷恵美子さん(79)がこの4月で会長を退く。2002年の会発足後、2011年に会長に就任し、持ち前の行動力と包み込むような優しさで、地域から孤立しがちな家族の悩みに耳を傾けてきただけに今回の勇退が惜しまれる。「4月以降は相談役として自分のできる範囲で活動を続けていきたい」と話す北郷さんに、家族会の歴史や活動を振り返ってもらった。  (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【111】

空襲を受けても奇跡的に残った
東大和市の日立航空機変電所跡

西の原爆ドーム、東の変電所跡

東京・多摩地区の北部に位置する東大和市に、1938(昭和13)年に建設された軍用機エンジン製造工場、日立航空機立川工場があった。その敷地内の「旧日立航空機株式会社変電所」が戦災建造物として同市の文化財に指定され、週に2日だけ内部が一般公開されている。奇跡的に残った変電所建物の南外壁面には夥しい数の弾痕が残り、当時、アメリカ軍から激しい攻撃を受けたことを伝えている。人口約8万3千人の静かなベッドタウンの都立公園に佇む旧軍需工場の変電所は、どうやって戦火をかいくぐり今なお保存されているのか。「奇跡の物語」とも言われる、その経緯を取材した。                (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●北海道生まれの通年ゼロエネ「呼吸する換気口」 流行のトリプルデミックも換気で予防
●ジョイフルタウン建設の陰で商業立地は明暗の差が鮮明に
●むすめやホール大麻がさまざまな葬儀に対応する多機能斎場に一新
●書評『女三代の「遺言」 あるファミリーにつらなる物語』(武田尚子著)
●昭和新山に集まる精鋭チーム 国際雪合戦 まもなく開催へ!
●ISHIYA Gの春スイーツが続々
●市街地と阿寒湖の中間に位置する釧路観光の拠点「道の駅 阿寒丹頂の里」
●ススキノピックアップガール「ゆりか」(セクシーホスピタル イーアール。)
●草莽の僧侶 小西征夫さんが『他力』を説く11冊目を刊行
●函商とカドウフーズが七飯町の規格外人参でドレッシング開発

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
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*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『リンゴの木とヒヤシンス』
【報道】旭川 少女凍死事件の深層【3】──再調査委を批判する金子圭一元校長が当時を証言(前篇)

爽彩さんが居場所を求め
さまよい続けた「3カ月」

2021年3月下旬、旭川市内の公園で凍死体で見つかった広瀬爽彩さん(当時中学2年生・14歳)。その亡くなり方の凄惨さも相まってこの事件は全国的に注目され、旭川市による2回にわたる調査の結果、「いじめが自殺の主因」とされたことは周知の通りだ。だが広瀬さんが入学した中学校の当時の校長・金子圭一氏(65)は、「事実に反する」として再調査の結果に憤りを隠さない。1年生の夏休みを前に起きた入水騒動、入院、そして転校──。わずか3カ月の間に彼女の身にいったい何があったのか。教育現場のトップだった金子元校長が取材に応じ、当時の様子を赤裸々に語った。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉟

道「パワハラなかった」

江差・自殺訴訟で仰天主張
第三者調査報告を全面否定

事態の表面化からまもなく丸4年が過ぎる、公立看護学院のパワーハラスメント問題。第三者調査の対象となった事案の多くでハラスメント被害が認められた中、最悪の被害といえる在学生の自殺事案が驚きの展開を迎えた。自殺とパワハラとの因果関係を認めようとしない北海道が、この期に及びパワハラの事実そのものを否定し始めたのだ。一昨年春に公表された調査報告や担当課・知事の謝罪は、いったい何だったのか――。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑪

「高裁判決は違憲」

ヒグマ駆除めぐる裁判、最高裁へ
地元ではハンターらが意見交換会

2018年の夏に起きた出来事が、ついに8年越しの問題となった。自治体の要請でヒグマを駆除して罪に問われたハンターは、今も銃を差し押さえられたまま。地元公安委を相手どった訴えで、昨年の逆転敗訴判決を不服として最高裁に同判決の破棄を求めたところだ。駆除の現場への波紋は大きく、北海道が音頭を取った意見交換会では「ハンターだけの問題ではない」と訴える声が。問題解決までに今後どのぐらいの時間が費やされることになるのか、関係者たちには知る由もない。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART41 「文献調査報告書」の説明会と地層処分政策への疑問

綻び始めた壮大な虚構

概要調査に向けNUMOが道内
各地で続ける不毛なセレモニー

後志管内の寿都町と神恵内村で2020年から行なわれてきた“核のゴミ”最終処分地選定に向けた「文献調査」の報告書について、NUMO(原子力発電環境整備機構)による説明会が各振興局の所在地を中心に開かれている。道民の疑問に対し、文書の質問は受け付けるが口頭でのやり取りはせず、「詳細は概要調査でチェックする」と繰り返す。経済産業省の担当課長は法律を盾に「地層処分が唯一の方法」と豪語する……。そこには道民の懸念について丁寧に対応する姿勢は窺えなかった。「概要調査」に向けたセレモニーの色彩が濃い説明会の実態や破綻した核燃料サイクル政策の現状、立地調査の手法を疑問視する地質研究者の声、住民投票の行方などを探った。  (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】再エネ事業問題に揺れる仁木町で佐藤町長が出馬表明

“4月決戦”に向け対立候補
擁立を模索する住民団体

受託事業者を変えても晴れぬ疑惑

再生可能エネルギービジョン策定業務事業を宮城県内の備蓄食品製造会社「ワンテーブル」に委託した問題がくすぶる仁木町で佐藤聖一郎町長(49)が、12月19日の町議会定例会本会議で任期満了に伴う今年の町長選(4月22日告示、同27日投開票)への出馬を正式に表明した。一方、仁木町が同社に業務を委託したのは官製談合の疑いがあるなどとして、住民監査請求を行なっていた同町の農業、宮下周平氏(74)は「佐藤町長では仁木町の未来は見えない」として候補者擁立に動いていることを明らかにした 。(武智敦子)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉖──変わりゆく札幌の電車通(南1条通)の街並み

大和ハウスのマンション計画続々
興和地所は旧「中殿ホテル」解体へ

札幌市中央区の南1条通の西4丁目から西15丁目付近までは、札幌市電が走っているため通称「電車通」とも呼ばれる。片側1車線の中央を走る市電が街並みに溶け込み、都心部の情緒を醸し出している。そんな電車通の街並みが変化の渦中にある。既存のオフィスビルが相次いで解体工事に入っており、跡地にはマンションやホテルの建設が計画されている。電車通の変わりゆく現場をレポートする。 (佐久間康介)

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【環境】北海道風力発電問題ネットワーク代表・佐々木邦夫さんに訊く(後篇)

いま北海道に押し寄せている
風力発電の現状とリスクとは

凄まじい勢いで北海道に押し寄せている風力発電の波。山林を破壊し巨大な風車を建設しようとする事業者から見えてくるのは、環境や健康への影響を度外視して利益のみを追い求めようとする姿だ。「北海道風力発電問題ネットワーク」の代表などを務める佐々木邦夫さんは、「事業者は環境や人、生き物など多岐にわたってモニタリングを続け5年後、10年後にどのような影響があるかを調査する。そして何か問題があるならできるだけ解消し、次の事業につなげるべきです。しかし、現状ではそれが行なわれていないのが大きな問題です」と警鐘を鳴らす。  (武智敦子)

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【ニュース】

■札地検・新トップに安藤検事正
 国民からの信頼「失うのは一瞬」
──着任会見で定番の「趣味」「座右の銘」質問消える

■全可視化・弁護人同席「早急に」
 黙秘権侵害訴訟で賠償命令確定
──被告の道警が控訴断念「合理的理由みつからず」

■雪像だけではない。雪まつり
 期間の札幌おすすめまち歩き
──楽しみ方いろいろ。市内近郊で多くの協賛行事も

■新幹線の要対策土搬入丸3年で
 手稲星置地区の住民が抗議行動
──住民が懸念する粉塵中のヒソ濃度

■余市の学習会で語られた風車被害
 寿都へ移住した女性が覚えた不調
──専門医は「風車による低周波障がい」と診断

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【2025 道東・根室特集】──石垣雅敏市長に訊く

市民を守り市民が集う新庁
舎は防災と交流の一大拠点

若い担い手が育つ北方領土返還運動

ロシアの侵攻によるウクライナ戦争の長期化に加え、元島民の高齢化も進み、待ったなしの北方領土問題。ただ最前線のまち根室市では、返還運動で若い世代の尽力も目立ってきており、希望が次世代に託されつつあるようだ。その根室市では令和6年5月に市役所新庁舎が供用開始。大規模災害への強固な備えをはじめ、市民や観光客の交流拠点として話題を呼んでいる。最上階のサロンは知床半島や北方領土の島を望める新たなビューポイントになり、自治体庁舎としては珍しく土日祝もこの展望フロアと1階を開放している。新庁舎の始動でまちの雰囲気もリフレッシュした印象がある中で、「水産都市の再興」を掲げて2期目を走る石垣雅敏市長(73)に、根室の“いまとこれから”を訊いた。 (12月23日取材 工藤年泰)

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【2025 道東・根室特集】千島歯舞諸島居住者連盟理事・根室支部長 角鹿泰司さんに訊く

消えていない日露交渉の種
若い世代らに託す返還運動

ロシアによるうウクライナ侵攻から丸3年が近づいている。この間に起きた日ロ関係の悪化は北方領土問題に暗い影を投げかけ、島はますます遠い存在になりつつある。しかし、戦後79年間にわたって返還運動を続けてきた元島民や後継者たちは、必ず光が差してくるという希望を失わず今も脈々と活動を続けている。歯舞群島勇留島に生まれ、実父から返還運動を引き継いで半世紀になる、公益社団法人千島歯舞諸島居住者連盟理事・根室支部長の角鹿泰司(つのか・やすじ)さん(87)に、返還に向けた活動を若い世代に託す思いを訊いた。    (佐久間康介)

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【2025 道東・根室特集】大地みらい信用金庫・伊藤哲也理事長に訊く

根釧の企業が持つ底力を信じ
事業を強くし、地域を元気に

金融機関の枠を超える支援を展開

大地みらい信用金庫(本店根室市)の新理事長に伊藤哲也常務理事が昇格して半年。就任時は48歳と、その若さが道内信金の中で注目されたが、常勤理事、常務理事時代に経営の中枢ポストを歴任するなど順当な人事だったことがうかがわれる。根釧の企業が有する底力を信じ、「地方の企業を強くすることが何よりの地域づくり」と話す伊藤理事長には同信金のかねてからの進取の気性が息づいているようだ。その伊藤理事長に、大地みらい信金が地域経済に果たすべき役割を訊いた。 
 (2024年11月8日、同信金札幌支店で収録・佐久間康介)

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【医療】「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」に乳がん検診の必要性と治療トレンドを訊く

早期発見なら怖くない乳がん
トリプルネガティブにも朗報

乳がんは日本女性が最も多く罹患するがんで、生涯罹患率は50年前の50人に1人から近年は9人に1人と増加の一途をたどっている。一方、検診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも日本は低く、乳がん検診をどう普及させるかが社会課題となっている。この状況を変えていくにはどうしたらいいのか──。乳がん治療のエキスパートで医療法人北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(札幌市北区・19床)の亀田博理事長・院長に乳がん検診の必要性と喚起策、乳がん治療の実際、ADC(抗体薬物複合体)といった最新の治療法を訊いた。乳がん治療に現れた新たなゲームチェンジャーの光と影にも注目だ。   
 (12月20日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【ビジネスリポート】

網走ビール、生産能力3倍に
この12月に大増産体制確立

全国からの受注増による品薄解消へ

看板の「流氷ドラフト」をはじめとするクラフトビール商品が全国で人気を博している網走ビール(本社網走)だが、この12月に大規模増産体制を確立した。これに伴う生産能力の向上はこれまでの実に3倍。2024年1月からこの設備投資の取り組みを進め、ほぼ1年をかけて整備した。大型設備投資に踏み切ったのは、国内外からの需要増に伴う品薄状況の解消。同社商品は、ふるさと納税返礼品の人気商品ということもあり、この設備投資には網走市も支援。また国も補助金を交付している。大幅な生産能力向上を果たした同社だが、この取り組み自体が網走ビールの人気の証と言えるだろう。                               (髙橋貴充)

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【ビジネスリポート】

百年の大計で社会課題を解決する
事業創造拠点が札幌の桑園に誕生

オープンイノベーション「エア・ウォーターの森」

開業を前にした12月5日の会見でエア・ウォーター(本社大阪)の豊田喜久夫会長・CEOが口火を切った。「カーボンニュートラルや食料危機を考えたら、北海道はそれらの課題を解決できる一番ポテンシャルが高いところ。ラピダスが進出して成長余地も大きい。そんな場所で北海道に出自がある当社は新しいエア・ウォーターを創ろうと、この施設を完成させた」。その施設こそが、このほどJR桑園駅に近くに誕生したオープンイノベーション拠点「エア・ウォーターの森」だ。同社の母体企業のひとつ、ほくさんの誕生から間もなく百年。国内外の課題を見据え次の百年の大計を生み出そうと、道内の〝産官学金〟を巻き込みながら産業界側が仕掛けるかつてない挑戦をレポートする。             (12月19日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【文化】ゲーム同人誌などで活躍し急逝した荒木聡さんを偲ぶ

ゲームとアニメの仲を取り持った
異才の図録集を小樽文學舎が発行

2022年末に57歳で急逝したゲーム同人誌の元編集発行人、荒木聡さんの図録『市立小樽文学館企画展 荒木聡 追悼展 ゲームとアニメの間に』が12月4日、小樽文學舎から発行された。1980年代から札幌を拠点にアニメやゲームをテーマにした同人活動や音楽制作などで活躍した荒木さんの多彩な才能を振り返ろうと、交流のあったフリーライターらが企画・構成を手掛けた。     (武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

追悼 足寄町の放牧酪農家
吉川友二さんの人生を辿る

種を蒔き道筋をつけた放牧酪農
牛の偉大さを尊ぶ牧夫精神とは

北海道の放牧酪農のリーダー的存在だった十勝管内足寄町の吉川友二さん(1964年、長野県生まれ)が昨年11月25日、59歳の若さで逝去した。23年秋に膵臓癌と診断されて闘病生活を送っていたが、旅立つ直前まで多くの人たちと語り、放牧酪農やアニマルウェルフェア(家畜福祉・AW)のあり方などについて発信し続けた。「家畜との良い関係を築き上げるためには、ストックマンシップ(牧夫精神)が必要」、「日本のAW問題を解決するには、*畜産の現状をしっかり伝えること *食品表示義務の徹底 *義務教育の段階で食育を取り入れる」……。青春時代に抱いた「自然保護のような仕事をしたい」との夢を放牧酪農を通じて実現させた人生から、わたしたちが学ぶことは多い。
(ルポライター・滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」113──道内各地で進む支援拠点づくり

「親亡き後」を見据え当事者や
家族らが地域で繋がる場所を

ひきこもり当事者や家族が安心して過ごせる居場所や支援ネットワークをつくるための事業が道内で本格化している。札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)が昨年8月から12月にかけて北見市と函館市など3地域で実施したもので、かつて同じ経験をしたピアスタッフの話題提供を軸に交流の場づくりなどを展開した。田中敦理事長は、「日本のひきこもり支援は家族頼みの部分が強く、両親が亡くなったらどうするかが喫緊の課題。まずは、困っている当事者や家族が地域でつながる場を広げていきたい」と話している。      (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【110】

大型掩体壕など屈指の遺構が
今なお残る宇佐海軍航空隊跡

平和の尊さを語り継ぐまち

太平洋戦争末期に特別攻撃隊(特攻隊)の中継基地となった大分県宇佐市の宇佐海軍航空隊(宇佐空)。その跡地をめぐるレポートを続けたい。ここには、戦争関連遺跡として全国で2番目に文化財に指定された城井(じょうい)1号掩体壕などがあり、周辺の公園内では2025年度中にも着工する予定になっている市営の「平和ミュージアム」(仮称)の建設準備が進んでいる。現地を訪れると、麦畑の中に残る掩体壕や激しい空襲の爪痕などがある落下傘整備所など多くの戦争遺産を目にすることができ、子どもたちへの平和学習も盛んに行なわれていた。
  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●女性施設・札幌刑務支所が内部公開 「支援センター」発足5年
●侍ジャパンを世界一に導いた栗山氏が札幌でトークショー
●高校生の足を支えた歴史に幕 「東根室駅廃止」も地元は冷静
●二次加工メインに成長軌道へ 兼由の名品「ほたてのバジル」
●厳冬期の自然美、滝上渓谷「錦仙峡」の氷瀑
●酪農学園大とISHIYAが北海道スイーツカレッジプロジェクト
●「サッポロ SORACHI1984」と道産ほたてがペアリング認定

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『帽子と手袋』
【報道】道警不祥事から考える〈74〉

道警 文書不開示で謝罪

前年の公開請求で対応漏れ
不祥事2件、あわや藪の中

警察不祥事に関連する本稿記者の定期的な公文書開示請求をめぐって11月中旬、情報公開を扱う地元警察の担当課が前年の手続きに不備があったとして記者に謝罪した。なんらかの原因で文書の探索漏れがあり、一部の事件・事故の記録が開示されていなかったという。1年以上を経て改めて開示されたのは、警察官による強制性交事件と公用車の人身事故、計2件を記録した公文書。今回開示漏れが発覚していなければ、いずれも永久に陽の目を見なかった可能性が高い。(小笠原 淳)

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【報道】21世紀の人質司法⑤

ノート持ち去り「違法」

札幌地裁が道警に賠償命令
黙秘権侵害・私物検閲訴訟

黙秘権行使を申し出る容疑者に供述を強要し、また弁護人とのやり取りを記録した「被疑者ノート」を無断で持ち去るなどした警察官の行為の違法性が問われていた裁判で12月初旬、問題の捜査を一部違法と認める判決が言い渡された。法廷で公開された取り調べ映像には適切とは言い難い捜査員の言動が記録されていたが、それらの人権侵害は認定されず、弁護側は控訴を検討することに。判決は、不適切な取り調べにお墨つきを与えてしまうおそれがあるという。(小笠原 淳)

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【報道】「値上げの年」に創成イーストへ移転した北海道新聞社

部数減少の逆風が吹く中で
内実問われる「第二の創業」

北海道新聞社(宮口宏夫社長)が11月1日、本社を札幌市中央区大通西3丁目から創成イースト地区の同区大通東4丁目に移転し、再スタートを切った。2023年9月末に夕刊を廃止、24年6月1日に朝刊の月ぎめ購読料を税込3800円から税込4300円に値上げする中で、新社屋への移転を「第二の創業」と位置付ける同社。だが今回の価格改定で購読部数が一気に落ち込み、道民の道新離れが進んでいる印象も否めない。旧社屋の活用問題など課題が山積している同社の現状を探った。       (本誌取材班)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART40 「文献調査報告書」公表で節目を迎えた処分地選定の動き

賛成も反対も住民投票へ

寿都では初のシンポを開催
問われる町民と知事の判断

11月22日、“核のゴミ”処分事業者のNUMO(原子力発電環境整備機構)が後志管内の寿都町と神恵内村で行なった「文献調査」の報告書が公表され、大きな節目を迎えた。今後は、住民投票条例を制定した寿都町が「概要調査」の是非を町民にいつ問うのか、また調査に反対する意思を示してきた鈴木直道知事がどう最終判断するのか──が大きな焦点になる。本シリーズで繰り返し述べてきたが、「日本列島でも地層処分はできる」との政策は核燃料サイクルを延命させるための壮大な虚構であり、候補地にされた自治体の住民は長きにわたり不安感を抱えながらの生活を余儀なくされる。そんな未来を選択してもいいのか、いまあらためて問われている。 (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑩

高裁判決 現場に波紋

道猟友会が三役会経て支部通知
上告中の一審原告側には弁護団

本誌前号で報告した、ヒグマ駆除をめぐる猟銃所持許可取り消し訴訟の顛末。駆除を担ったハンターが全面勝訴した一審判決を百八十度覆す控訴審逆転敗訴の結果は、有害鳥獣対策に協力する猟友会に動揺を走らせた。11月の緊急三役会で、会は警察や自治体との慎重な協議を促す通知の発出を決定。ハンターが不利益を蒙ることのない体制の整備が急がれるのは、ひいては道民の安心・安全を担保するためだという。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈8〉

「被害 知って欲しくて」

原告男性が初めて顔を隠さず証言
恵庭・障碍者虐待裁判で弁論続く

それまで傍聴席から審理を見守ってきた当事者が、初めて代理人らとともに原告席に着いた。本誌2023年10月号から報告を続けている、恵庭市の牧場での障碍者虐待疑惑。長期間にわたった被害の賠償を求めて裁判を起こした男性3人のうち1人が、支援者らの前に顔を晒して声を上げ始めた。いわゆる奴隷労働や年金詐取の実態を広く知って貰いたいとの強い思いが、自らの背中を押すことになったのだという。(小笠原 淳)

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【報道】検証・北海道庁の半導体政策は道民のニーズに応えているか?

誰の為の半導体立国か

「綺麗事」で語られるラピダスの
負の側面に警鐘を鳴らす有識者

「日本の半導体産業の現状とリスク、ラピダスの将来性、道内の社会・経済的な影響などの調査は行なったのか?」「立地に際してのアセスメント(評価)はやっているか。行なわないとすれば、なぜなのか?」──先端半導体企業「ラピダス」の立地に前のめりになる北海道庁に対し、長年にわたり東京都の環境行政に携わり、全国の廃棄物問題の市民運動にも関わってきた藤原寿和さん(本誌24年6月号を参照)が次々に疑問を投げかける。
 これまで30年間、半導体技術が衰退してきた日本にあって、すぐれた人材の確保ができるのか。道民が関心をもつ工場排水の安全性や環境に与える影響などについての情報提供は、企業や行政側からのものに偏っているのではないか──筆者もまた、そんな疑問をいだく。失速した苫小牧東部開発の二の舞になるのではないか…と。道内のマスメディアからは立地に対する批判の声をあまり聞かないが、警鐘を鳴らす有識者はいる。NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の講座で最近、道の半導体政策を検証した藤原さんの話を紹介する。   (ルポライター・滝川 康治)

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【社会】日本学術会議講演会「北海道から多文化共生を考える」報告レポート

待ったなしの多文化共生

労働力不足を補っている外国人と
どう生きていくか問われる北海道

急速な人口減少を受け道内179市町村の3分の2が将来的に「消滅の可能性」があるとされる。その北海道の経済や自治インフラなどをめぐり持続可能性のカギとなりうるのが「来道する外国人との共生」だ。日本を代表する研究者で構成され、地元への寄与も掲げる日本学術会議北海道地区会議が11月17日、北大キャンパスで学術講演会「北海道から多文化共生を考える」を開いた。「多文化共生」とは、多様な文化・言語・出自を持つ人々が人権を守られながら共に生きる社会のあり方を指す。この日、5人の専門家が登壇し、それぞれの専門分野の知見に基づき講演した。そこで浮かび上がった課題とは──。

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【環境】北海道風力発電問題ネットワーク代表・佐々木邦夫さんに訊く(前篇)

風力発電問題を訴えるのは
ここに暮らす私たちの責務

風況のよい北海道は全国でも有数の風力発電の適地とされ、発電施設の建設計画が目白押しだ。一方で建設予定地では風車建設による景観問題や健康被害、生態系への影響を懸念する住民による反対運動も起きている。環境影響評価手続きの不備から、住民が郵送した「意見書」が「あて所にない」として届かず再縦覧を余儀なくされた事業者もあり、何かと地元との軋轢を生んでいる。このような道内における風力発電の現状と課題を、元稚内市議で「北海道風力発電問題ネットワーク」代表などを務める佐々木邦夫さんに訊いた。前篇と後篇の2回に分けて報告する。      (武智敦子)

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【ニュース】

■旭川いじめ凍死事件の元校長が
 再調査委の報告書を真っ向否定
──「クラス内でのいじめはなかった」と反論

■パワハラ調査アンケート改竄か
 現職自衛官の裁判で国に求釈明
──「逃げずに説明責任果たして」と原告男性

■北海道初出店の「ロピア」で来店客
 1万5千人、売上げ1億円の衝撃
──屯田店が大混雑。注目される「道内スーパー3強」の出方

■多様化する家族のケアのあり方
 いま「支える人」を支える体制を
──ケアラー支援推進シンポでパネリストが事例を紹介

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【新春インタビュー】北海道知事 鈴木 直道 氏

可能性秘めたラピダスと観光
北海道創生を目指し道庁一丸

2024年の北海道で、ことあるごとに話題にあがったのは、千歳市で建設中のラピダス社による次世代半導体工場だろう。生成AIの加速度的な普及でますます必要性、存在感が増している次世代半導体だが、同工場では春にもパイロットラインが動き出す見通しで、量産化への本格稼働に向けカウントダウンが始まった印象だ。コロナ禍を経た観光の状況については順調な入込客数回復の一方で、人手不足に苦悩するなど悲喜こもごも。宿泊税の導入などを含めて観光立国の在り方をどうするかを改めて問い直す時期を迎えているようだ。このほかにも課題が山積みの中で行政の長として北海道をどのように舵取りしていくのか、今後の「北海道創生」に向けた思いを鈴木直道知事に訊いた。    (11月28日収録・聞き手=工藤年泰)

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【新春インタビュー】札幌市長 秋元 克広 氏

保育行政の信頼回復は急務の課題
観光復活、GX投資で集まる注目

2024年の札幌市政は光と影が交錯した1年だった。コロナ禍明けに伴い観光需要が復活し、飲食店や各地の賑わいが戻ってきたことに加え、GX(グリーン・トランスフォーメーション)や半導体の生産拠点開設の動きに伴い道都・札幌市が国際的な注目を集めることが実感できる年になった。一方で、保育事業者による補助金不正受給、突然の休園といった市の保育行政を揺るがす事件が発生し、信頼回復に向けて今後の対応が問われることにもなっている。北海道新幹線札幌延伸の2030年度末開業が不透明な状況となり、まちづくりの目標が定まらない状況に置かれていることも気がかりだ。現在3期目の秋元克広市長に24年を振り返ってもらい、25年に向けた展望を訊いた。    (11月21日収録 聞き手=工藤年泰)

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【ビジネス】来場1100万人超に達した複合要因

開業から1年。総支配人が
語ったココノススキノの今

当時のすすきの住民の念願だった地元のデパート、札幌松坂屋の開業から始まり、最後はススキノラフィラとして幕を閉じ解体されるまでの47年間、このまちのシンボルだったススキノ十字街ビル。この建物があった場所に新たに出現したのが2023年11月開業の複合商業施設COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)だ。その1周年を迎えるにあたり運営する東急不動産SCマネジメント(本社東京)は11月21日、同施設で会見を実施。登壇した志村敦史総支配人は初年度の来場者数について、見通しを約300万人も上回る1100万人超と明かした。順調な船出となったすすきのの新シンボル。その好調要因や、これからの取り組みなどを会見での志村支配人の発言から綴る。                       (構成・髙橋貴充)

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【医療】変形性膝関節症にラジオ波治療を導入した北海道整形外科記念病院

合併症などで手術ができない
患者の疼痛を緩和する新治療

国内有数の整形外科専門病院、医療法人 北海道整形外科記念病院(札幌市豊平区・199床、加藤貞利理事長)がこのほど変形性膝関節症の治療に「末梢神経ラジオ波焼灼療法(ラジオ波治療)」を導入した。昨年6月に保険収載されたばかりの新しい治療法で、高齢や糖尿病などの合併症のため人工関節置換術ができない患者の選択肢となりそうだ。同病院副理事長で変形性膝関節症のエキスパートである鈴木孝治医師(65)は、「手術を受けられない患者さんの中にはヒアルロン酸注射を長く続けているケースも多い。そのような方にとってもラジオ波治療は朗報となるでしょう。国内で始まったばかりこの治療を普及させるべく取り組んでいきたい」と意欲を口にしている。     (11月25日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【文化】短編グランプリは審査員満場一致の「ZIMA」

次の10年に向けて飛び立った第11回
新千歳空港国際アニメーション映画祭

大きな節目となった昨年の第10回開催から次の10年に向け飛び立った、空港を会場とする全国的にも珍しい新千歳空港国際アニメーション映画祭。11回目の今回は11月1日から同5日まで催された。観光地として世界的にも人気の北海道の空の玄関口たる、会場の新千歳空港はコロナ禍前の賑わいを取り戻し、この映画祭に携わった海外のクリエイターたちも同イベントはもとより、〝北海道〟で過ごす時間そのものを存分に満喫しているようだった。そんな今回だが、今夏大きな注目を集めた劇場アニメ「ルックバック」がコンペ長編部門にノミネートされたほか、看板のコンペ短編部門では審査員満場一致という作品が最高位のグランプリに輝いた。

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【Agri Report】羽幌発「株式会社焼尻めん羊牧場」の挑戦

還暦を過ぎて羊飼いになった男
小さな島は「地方創生の最前線」

民間の力で羽幌の地域資源を再生へ

還暦を過ぎてから離島の羊飼いになった男がいる。留萌管内の羽幌町が長年運営してきた「焼尻めん羊牧場」を昨年に引き継いだ東郷啓祐さん(62)、その人だ。今では1カ月に1、2度のペースで札幌を離れて焼尻島に渡り、1週間ほど羊たちに囲まれた生活を送る。これまで中小企業のM&Aなどを手掛けてきた東郷さんが羊飼いになったのは偶然の産物。東郷さんの仲介で焼尻めん羊牧場の承継を検討していた人物が突然手を引き、選択を迫られる中で出した答えが自分で牧場を引き受けることだった。当時、東郷さんの背中を押したのは肌で感じた「焼尻めん羊まつり」の活気。「この賑わいは残す価値がある」──直感的にそう思った東郷さんの新たな挑戦が、そこから始まった。小さな島における地方創生の大きな取り組みをレポートする。(11月14日取材 工藤年泰・佐久間康介)

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【政治】先の総選挙、立憲を大勝に導いたのは? 逢坂誠二道連代表に訊く

最優先で取組む物価高対策
持続可能な一次産業支援も

教育費軽減通じ手取り増を目指す

総裁選の注目度の高まりや、野党の選挙準備不足の隙を狙って決行したとされる、石破茂自公政権の戦後最短の解散総選挙。だが自民党本部のもくろみは、自らが引き起こしたいわゆる政治とカネの問題に最後まで足を引っ張られ、結果自公で過半数に届かない大敗。一方で新規少数政党の議席獲得が目立ったほか、野党第一党の立憲民主党は選挙前と比べ50議席増の148議席と大勝。こと北海道においては12ある選挙区全てで同政党の代議士が立った。こうした情勢の大きな変化で北海道の政治経済はどう変わるのか。自らも選挙戦を戦った逢坂誠二道連代表に訊いた。   (11月16日取材、髙橋貴充)

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【観光】北海道観光機構の小金澤健司 会長に訊く

アドベンチャーと美食旅で
観光総消費額3兆円目指す

北海道観光の柱はあくまで道民

小金澤健司会長(64)率いる公益社団法人 北海道観光振興機構は「北海道観光機構」に名称を変更し、小金澤体制が2期目に入った。重厚長大だった組織の改革に大ナタをふるい、「世界をリードする観光地に北海道を導く」を目標に掲げる小金澤会長は、2030年に観光総消費額を19年比の約2倍となる3兆円とするグランドデザインを示す。昨年9月にアジア圏で初開催したアドベンチャートラベル・ワールドサミットでは過去最高の評価を関係者から受けた北海道観光。その可能性に大きな手応えを感じている小金澤会長に、これまでの成果と課題を訊いた。 
   (11月11日取材 工藤年泰・佐久間康介)

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【マンガ回顧2024】

それは大地震から始まった!! (石川寿彦)

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【教育】不登校を経験した母親が実践するホームスクール

頑張り過ぎた子を休養させて
自分で学びの場を選ぶ自由を

ホームスクールって何? 不登校になった子どもの気持ちは?──。自身も不登校を経験し、3人の子どもをホームスクールで育てる鈴村結さんが11月23日、帯広市内で開かれた「不登校について学ぶセミナー」で講演し、「不登校は頑張り過ぎてエネルギーがゼロになった状態。安心した環境で休養すれば必ずやりたいことを始めるので、動けるようになるまでの休養が必要」と呼びかけた。結さんの語りから学び場の多様性について考えてみたい。 (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」111──親側と当事者による本音対談から【後篇】

ぶざまで惨めな自分を受け入れ
開き直れば「明日」が見えてくる

長年にわたり、ひきこもりの子どもを持つ親や当事者のサポートを続ける鈴木祐子さん(77)と札幌のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」理事で、親亡き後をひとりで暮らす吉川修司さん(57)の対談後篇をお届けする。今回の後篇では、鈴木さんのこれまでの活動の経緯や若い頃の苦悩と気づき、そして昏迷の時代を当事者が生きていく極意について「したたかに生きたい」とする吉川さんが迫った。それぞれの語りからひきこもりの「いま」を伝えたい──。     (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【109】

新ミュージアムの着工を待つ
大分県の「宇佐市平和資料館」

特攻とゼロ戦のリアル

大分県北部の国東半島の付け根にある宇佐市。ここに戦時中置かれていた宇佐海軍航空隊は、太平洋戦争末期に特別攻撃隊の基地となり、出撃した多くの若者が命を落とした。市内には戦争関連の遺跡として全国で2番目に文化財指定された城井(じょうい)1号掩体壕などが残り、平和教育のための施設整備が続いている。その中心施設となる「平和ミュージアム」(仮称)の建設計画は中断しているが、2025年度の着工を目指す。今回、関連資料を仮展示している「宇佐市平和資料館」を訪れ、同市が目指す平和への取り組みを取材した。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●オープンイノベーションの拠点「エア・ウォーターの森」が開業
●2025年は「美冬」の年。20周年記念して「おとなショコラ」発売
●野次排除「最終報告」 意義確認する討論に150人が関心
●浦河発、即日完売で話題を集めた名馬モチーフのスイーツ企画秘話
●道内各地の魅力を伝え、ものづくりも支援する「北海道どさんこプラザ」
●草莽の僧侶 小西征夫さんが『他力』を説く10冊目を刊行
●小中学生が交通安全の思い描いたJA共済の全道ポスターコンクール

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ニューイヤーペイデイ』
【報道】中和興産と中和welfareが迎えた末路

「杉澤正通劇場」開幕─

事業破綻の責任をスタッフと
親族に押し付ける「杉澤親子」

保育事業の中和興産(本社札幌)、障害者福祉事業の中和welfare(同)。ガソリン販売道内大手で知られる中和石油の元社長、杉澤達史氏(故人)の未亡人である杉澤廣子氏(78)と三男である杉澤正通氏(42)が共同経営(登記上の代表者は廣子氏)してきた両社が8月から9月にかけて札幌市の認可および指定を取り消され、事実上破綻した。行政側から不正受給を指摘され総額2億円もの返還を求められる中で、どうやら正通氏はメディアを使って反撃を始めたもようだ──。               (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑨

そして誰も撃てなくなった

ヒグマ駆除裁判で逆転判決
全面敗訴にハンターら動揺

言い渡しの瞬間、傍聴席を重苦しい空気が覆った。「被控訴人の請求を棄却する」。自治体の要請でヒグマを駆除して銃を取り上げられたハンターが処分の撤回を求めて起こした裁判は、原告側が全面勝訴判決を得た筈だった。地元公安委員会の控訴で争いが上級審に持ち込まれた結果、改めて示された結論はハンター全面敗訴の逆転判決。駆除の現場に走った動揺は小さからず。即ち「誰も撃てなくなった」――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府㉞

「息子の無念晴らして」

自殺学生遺族が慟哭の陳述
江差パワハラ裁判で初弁論

「道の対応に誠意を感じることはできません」――。本誌前号で伝えた損害賠償請求裁判が10月下旬、函館の裁判所で最初の口頭弁論を迎えた。法廷で意見陳述に立った原告女性は改めて訴訟に込めた思いを語り、裁判所に「適切な判断」を求めた。公立の看護学校で在学生が自ら命を絶つ事件が起きてから、5年あまり。その死と教員のハラスメントとの因果関係をめぐる争いを法廷に持ち込むことは、遺族にとっては決して本意ではなかったという。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈73〉

警察職員 パチンコ店で窃盗

道警不祥事“第3四半期”速報
19歳との飲酒は懲戒に到らず

本稿記者が飽かず続けている地元警察への定期的な情報開示請求で、本年第3四半期(7―9月)に処分などがあった不祥事の記録が出揃った。地元報道が一斉に報じた旭川中央署の不適切飲酒問題への対応を含め、例の如く多数の事案が公式には未発表だったと思われる。報道された形跡のない窃盗事件など、やはり例に漏れず深刻なケースもいくつか。10月下旬に開示された文書から読み取れる事実を、急ぎ報告したい。

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【報道】自民・和田VS立憲・池田 渦中の道5区から今回の衆院選を考える

裏金“戒告”議員の闘い

自公の大敗を招いたのは本当に
“政治とカネ”だけだったのか⁉

体制刷新を好機と捉え、発足から8日後という戦後最短のスピードで解散を強行。10月27日投開票の衆院総選挙に打って出た石破茂自公連立政権。準備不足や疑惑隠しなどと野党から猛烈に批判されたが、結果作戦は大失敗。自公で過半数を18議席も下回る大敗北を喫し現在、少数与党による政権運営を余儀なくされる事態に陥った。この選挙で終始話題にあがっていたのが、いわゆる政治とカネ。だが果たして勝敗を左右したのは、この問題だけだったのか。道内で唯一、いわゆる裏金議員が立候補した道5区の闘いなどを振り返りながら、この選挙が何だったのかを考えたい。 (髙橋貴充)

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【報道】安平川PFAS汚染の深層を探る

問われる道の環境行政

「汚染源の特定」を放置して
どう道民の生活を守るのか

今年7月、先端半導体工場「ラピダス」に供給する工業用水をめぐって北海道が実施した水質調査で、安平川に架かる源武橋から採取した河川水から国の暫定目標値を大きく上回るPFAS(有機フッ素化合物の総称)が検出された。それまで低かった数値は、この橋で大きく上がる。汚染源はどこか探ってみると、ひとつの産業廃棄物処分場の存在に突き当たる──。「ラピダス」でも半導体の製造工程で規制対象外のPFASは使われる予定だ。浮上したこの問題の深層を探ってみた。           (ルポライター・滝川 康治)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉕──札幌圏で開始された前評判高い宅地造成

札幌の上篠路、江別の野幌に注目
平均土地価格900万円台が脚光

戸建て需要が低迷する中、札幌市北区篠路町上篠路と江別市野幌で、それぞれ51区画と162区画の宅地造成が始まった。札幌市と近郊都市で規模の大きい宅地造成が進行しているのは、この2カ所だけ。双方とも1区画の平均土地価格が900万円台からで、建物を含めた戸建て価格は2000~3000万円台と比較的購入しやすい価格帯になりそうだ。金利高や建設費高騰で買い控えが広がっている戸建て需要が回復する契機になるかもしれない。   (佐久間康介)

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【報道】仁木町商工会前会長が町長と議員らに苦言

根底にある再エネへの無理解
いま、まちの将来を考える時

太陽光発電などの実証実験を宮城県内の事業者に発注した件で官製談合疑惑に揺れる仁木町(佐藤聖一郎町長)。この中で仁木町商工会の津司康雄前会長(84)が佐藤町長や町議会に「再生可能エネルギーという言葉に騙されないでほしい。すでに国内では環境負荷の少ない合成燃料導入の動きもあり、町長や議員はこうした新しいエネルギーについて勉強すべき」と苦言を呈している。津司さんは、風力発電には自然破壊や健康被害など負の側面があるとして関西電力の建設計画に反対。自ら収集した情報をチラシにまとめ地域に配布する活動を続けており、10月の最新版では北海道新幹線の札幌延伸に伴う鉄道廃止が地元に及ぼす影響についても言及している。   (武智敦子)

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【ニュース】

■野次判決確定で公安委「無回答」
 知事部局は「無反応」の要請対応
──違法・違憲認定後も謝罪や検証の求めに明答せず

■新球場に近いJR千歳線新駅建設で
 4年後の開業目指し安全祈願式開催
──総工費は約90億円、完成は2028年夏を予定

■ひきこもりに在宅ワークを提供し
 支援ではなく共創を目指す取組み
──メタ・アンカー社の山田社長が札幌の学習会で講演

■2年目に入った小樽の塩谷福祉会
 「やすらぎ」による家族相談会活動
──さまざまな講師を呼んで「ひきこもり支援」

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【オホーツク特集 2024】網走市長 水谷 洋一氏に訊く

オホーツク網走マラソン10周年
交流都市の拠点、新庁舎完成へ

地域の看板である観光がコロナ禍前の水準に戻り、10周年を迎えた「オホーツク網走マラソン」がランナーによる満足度評価で2年連続全国1位という国内有数の大会に成長した網走市。水谷洋一市長(61)の公約「子育て世代に寄り添う」政策では、子どもの医療費無償化に加え昨年4月から幼稚園や小中学校などの給食無償化に踏み切り、若い世代の負担軽減にも汗をかいた。観光ではホテル不足の解消、水産ではホタテ稚貝の安定供給といった課題があるが、賑わいの創出と行政DXの拠点となる市役所新庁舎の竣工を間近に控えるなど好材料も少なくない。4期目の折り返しを迎えた水谷市長に、まちの現状と展望を訊いた。
  (10月22日収録)

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【オホーツク特集 2024】北見市長 辻 直孝氏に訊く

直面した「財政難」を乗り越えて
オホーツクの拠点として発展を

自治体として道内最大の面積を有す北見市。海、森、畑の幸に恵まれ、中でもたまねぎ、ホタテガイは全国的に知られる地場産品になっている。その一方で、広大な面積ゆえに公共インフラの維持が近年の諸経費高騰もあって大きな負担となることが予想され、将来に向けた財政難が表面化。市役所内部のパワハラ問題の決着が長引くといった課題もある中で、全国に先駆け注目された「書かないワンストップ窓口」に象徴される行政DXの進展や、カーリングのまちとしての盛り上がりなど明るい話題も少なくない。オホーツクの拠点都市、北見市の現状と課題について3期目途上の辻 直孝市長(71)に訊いた。        (10月23日収録)

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【オホーツク特集 2024】紋別市長 宮川 良一氏に訊く

名人戦誘致で市制施行70周年に華
紋別高看新築で地域医療を後押し

今年、市制施行70周年を迎えた紋別市。記念事業のひとつとして誘致した藤井聡太九段が対局する「第82期名人戦七番勝負」は、地域に多くの波及効果をもたらすと同時に、紋別の魅力を全国にあらためて発信する機会になった。観光入り込み数はコロナ禍前の水準に戻りつつあり、スポーツ合宿も活況で、宿泊施設が足りなくなる状況も出ている。老朽化していた道立紋別高等看護学院が移転新築され、今後は地域医療の拠点である広域紋別病院との連携にも期待がかかる。コロナ禍と避暑地化構想をめぐる汚職事件という困難を経た紋別市の今とこれからを、宮川良一市長(70)に訊いた。 (10月21日収録)

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【オホーツク特集 2024】紋別市長 宮川 良一氏に訊く

名人戦誘致で市制施行70周年に華
紋別高看新築で地域医療を後押し

今年、市制施行70周年を迎えた紋別市。記念事業のひとつとして誘致した藤井聡太九段が対局する「第82期名人戦七番勝負」は、地域に多くの波及効果をもたらすと同時に、紋別の魅力を全国にあらためて発信する機会になった。観光入り込み数はコロナ禍前の水準に戻りつつあり、スポーツ合宿も活況で、宿泊施設が足りなくなる状況も出ている。老朽化していた道立紋別高等看護学院が移転新築され、今後は地域医療の拠点である広域紋別病院との連携にも期待がかかる。コロナ禍と避暑地化構想をめぐる汚職事件という困難を経た紋別市の今とこれからを、宮川良一市長(70)に訊いた。 (10月21日収録)

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【オホーツク特集 2024】小清水町長 久保 弘志氏に訊く

強く生き残るまちづくりへ
将来に向けた制度の整備を

新庁舎はまちの魅力発信拠点にも

オホーツク管内・小清水町で、近年さまざまなまちのブラッシュアップが続いている。町役場機能だけではなく賑わいも生み、町民の命も守る防災拠点型複合庁舎として2023年5月に供用開始したワタシノ。今年3月にリニューアルオープンした道の駅・はなやか(葉菜野花)小清水では約50席の広々としたフードコートを設けたことなどが奏功して客数が大幅に増加した。9月からは同町の新たな公共交通の在り方を探る、「こしタク」の実証実験も始まった。相次ぐ新しい取り組みについてまちの舵取り役、久保弘志町長(63)に、その経緯などを訊ねた。   
(10月9日取材、髙橋貴充)

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【特集 オホーツク観光2024】

白い大地が呼んでいる

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【連載】ルポ「ひきこもり」111──親側と当事者による本音対談から【前篇】

「何とかせねば」という親のエゴ
家や学校で傷つき戸惑う子ども

長年にわたり家族や当事者のサポートを続け、現在は札幌の「よりどころ」のピアスタッフとして活動する鈴木祐子さん(77)。そして札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」理事で、親なき後をひとりで暮らす吉川修司さん(57)。かねてから親側と当事者の対談企画を考えていたところ、吉川さんの提案を受けて両者による語り合いが実現した。本号から2回にわけてこの時の模様を紹介したい。それぞれの本音から見えてきたものとは──。        (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【108】

大分県日出町大神地区に残る
人間魚雷「回天」の訓練基地跡

“海の特攻兵器”のリアル

旧日本軍の戦況が悪化した1944年から終戦の45年にかけてゼロ戦を中心とする航空機による特攻作戦のほか、旧海軍は兵士が操縦しながら敵艦に体当たりする人間魚雷「回天」で戦局の打開を図ろうとした。全国に4カ所設置された訓練基地のひとつである別府湾に面した大分県速見郡日出町大神地区には魚雷の「調整プール」が今も残り、回天を格納した壕など、かつての基地跡を見学できる。終戦まで4カ月に迫った時期に多くの人員を割いて完成させた大神訓練基地跡を訪れ、非人間的な海の特攻兵器、回天の実態を目の当たりにした。
  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●札幌市とココノススキノ運営の東急不動産SCが連携協定締結
●11月にリブランディングしたおはぎ、おむすびのサザエ食品
●ナルク札幌の第18回文化祭でピンコロ劇団が〝笑劇〟を熱演
●3信金の女性職員が事例発表した「信用金庫と共に地域を語る集い」
●北見で始まった市街地再開発 40数年ぶりに変わる「市の顔」
●マスターズヴェラス入居者を対象に日本エスコンが家賃3カ月分を負担
●網走で40数年ぶりに酒蔵復活へ 上川大雪酒造とタッグ組み建設
●赤れんが前庭の秋の人気催事「まるごと根室直送市」開催

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ジゴクの門の出来事』
【報道】「旭川・女子中学生いじめ凍死事件」の深層

隠され続ける「誤報道」

“盛られた事実”の拡散と隠蔽で
起きた事件関係者の「二次被害」

雪解けが始まったばかりの公園で見つかった女の子の遺体──。3年前に起きた「旭川・女子中学生いじめ凍死事件」は、大手メディアのオンライン報道や旭川市が再調査を手がけたことで全国的に注目を浴びた。だが、この事件をめぐる報道に多くの誤りがあったことをほかならぬ同市自身が認定していた事実はあまり知られていない。これらは最初の調査報告書で詳細に指摘されたが、公表にあたり全て黒塗り処理されたからだ。メディアの誤報と行政の隠蔽がもたらした深刻な二次被害とは──。   (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】札幌トロイカ病院に浮上した不正請求疑惑を追う

「不正の舞台はデイケア」
算定基準を満たさず請求か

昨年、開院40周年を迎えた精神科専門病院、社会医療法人共栄会 札幌トロイカ病院(札幌市白石区・有田矩明理事長)で長年にわたり診療報酬の不正請求が続けられてきた疑いが浮上した。複数の関係者が「デイ・ナイトケアの実施時間が算定基準を満たしていないにもかかわらず、時間を偽り請求している」と証言し、入手した関係書類からも不正が日常的に行なわれていることが強く疑われる。419病床という精神科領域における道内有数規模の同病院で、いったい何が起きているのか──。    (工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉝

パワハラ死問題 法廷へ

江差看護・最悪の被害で国賠提訴
遺族「道に裁判を強制された思い」

「ここで諦めては息子が報われない」と、その母親は訴える。3年前の春に北海道立江差高等看護学院で表面化した、教員による日常的なパワーハラスメント問題。一連の事案の中でも最悪の被害といえる在学生の自殺問題が、紆余曲折の挙句に法廷へ持ち込まれることとなった。第三者調査を受けて謝罪した道のその後の「手のひら返し」は、遺族にとっては提訴を促す挑発に等しかったという。即ち「道が裁判を望んだ」――。(小笠原 淳)

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【報道】もの言う自衛官 法廷へ

公益通報 テロ扱い

現職自衛官が陸自に損賠請求
パワハラ告発、上官に筒抜け

所属部隊のパワーハラスメント問題を告発したら、通報内容が部隊に筒抜けになった――。理不尽な被害を受けた現職自衛官の男性が、組織に籍を置いたまま自衛隊を訴える裁判を起こした。匿名の告発人は職場の“犯人捜し”の標的となり、当時の上官から「通報はテロ行為」などの暴言を受けたという。法廷では、被告の国がそれらの暴言や不利益な取り扱いの多くを認める異例の展開に。この秋に幕を開けた裁判で、組織の不正隠蔽疑いはどこまで断罪されることになるのか。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉚

謝罪、処分、検証は…

「排除は違法」で問われる責任
野次国賠敗訴の道が要請黙殺

8月中旬に判決が確定した、首相演説野次排除事件国家賠償請求裁判。排除被害者への損害賠償を命じられた北海道はその後、謝罪や関係者の処分、問題の検証などを求められることとなったが、現時点でいずれにも明答を返していない。一審被告として控訴・上告にまで踏み切った筈の自治体は、5年間続いた争いに突如関心を失ってしまったのか。「慰藉料払って終わり、では済まされない」――。疑問の声が上がり始めるまでに、さほどの時間は要しなかった。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈72〉

パワハラ 5年で倍増

道警・処分は相談数の1割余
相継ぐ不祥事受け本部長通達

本年に入ってから地元警察で相継いでいる職員の不適切行為。小欄では8年あまり前から独自に未発表不祥事を掘り起こしてきたところだが、この9月には地元議会で複数の会派が追及の声を上げ、改めて再発防止の徹底を求めた。そこでは本誌などが伝えた旭川中央署の不適切飲酒問題が俎上に載ったほか、これまでのハラスメント相談の実績などが明かされることに。語られた「絶無をはかる」との目標が実現するのは、果たしていつのことになるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】次世代半導体工場「ラピダス」と厄介な化学物質・PFASとの関係

いま、水があぶない

経済発展と環境保全の
両立を目指した対策を

全国各地で今、PFAS(ピーファス)と総称される化学物質がもたらす水道水や食品などへの汚染が問題視されている。体内に取り込まれると血液に溶けやすく、排出されにくい特徴があり、脂質異常症や発癌などの健康被害をもたらすことも。千歳市に進出する次世代半導体工場「ラピダス」をめぐり、住民らの間から工場用水や製造過程で生じる排水などに含まれるPFASの影響を危惧する声を聞く。将来に禍根を残さぬために、この問題をどう考えていけばいいのか──。(ルポライター・滝川 康治)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉔──2024年度道内基準地価から見える3極化

住宅地、商業地とも上昇の千歳市
札幌市は建築費の高騰で伸び鈍化

道は9月17日、2024年度の基準地価を発表した。道内の住宅地725地点、商業地255地点、工業地15地点、林地18地点、計1013地点で7月1日現在の価格を調査したもので、林地を除く全用途の平均変動率は昨年より0・4%高い4万8200円(1㎡当たり)となった。22年度は1・6%、23年度は2・3%だったので上昇率は鈍った。また22年度、23年度は全国平均を上回る上昇率だったが、24年度は全国平均の1・4%から1ポイント低い数字にとどまった。(佐久間康介)

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【報道】仁木町の再生可能エネルギー事業をめぐる官製談合疑惑に新展開

実名を出して憤る地元住民
議会では追及の新たな動き

「仁木町がソーラーパネルやバイオマスの実証実験に使った国の補助金は私たち国民の税金から出たもの。町民は問題の真相を知る権利があるのに議会はなぜ口をつぐむのか」。こう指摘するのは同町在住の今村晃子氏(88)だ。町が再生可能エネルギービジョン策定業務を特定の業者に発注した件に官製談合の疑いがあるとして、住民の宮下周平氏(74)が町に何度も起こし棄却された住民監査請求。今村氏は、町議会がこの問題を取り上げず議員らが宮下氏の「公開質問状」にも無回答だったことに憤慨する。そんな中、9月下旬になって議会では町側を追及する新たな動きがあった──。(武智敦子)

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【介護】つしま医療福祉グループの対馬徳昭代表が「ケアテックス札幌24」で講演

地方の介護施設が生き残る
ため必要な選択と集中とは

介護業界における北海道最大級の商談型展示会「ケアテックス札幌24」が9月18日と19日、アクセスサッポロ(札幌市白石区)で開催された。その経営者向け専門セミナーで「少子高齢化、人口減少が加速する日本のこれからの介護」をテーマに講師を務めたのが、我が国における高齢者介護のキーマンと言える、つしま医療福祉グループ(本部・札幌市豊平区)の対馬徳昭代表だ。人口減少が進む奈井江町での事業経験などをもとに、地方の特別養護老人ホームや介護老人保健施設が生き残る方法について説いた対馬代表の示唆に富む直言を紹介したい。
(9月19日取材 工藤年泰・佐久間康介)

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【文化】新千歳空港国際アニメーション映画祭は今年11回目

地元北海道ゆかりの作品紹介に
力を入れ、地域密着の映画祭に

映画祭としては世界的にも珍しい、空港が会場という「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。第11回となる今回は11月1日から同5日まで開催される。大きな節目となった昨年の第10回から次の10年へと向かっていくこととなる今回は、地元・北海道により親しまれる映画祭にしていこうと、これまで以上に北海道ゆかりの作品や作家にクローズアップ。地域に根差した催しとして定着させていきたい方針だ。看板の催しであるコンペティションは全ての入選作品が既に決定。多くのクリエイターにとっては今回のアワードの行方も気になるところだろう。

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【企業】ふるさとに感謝を伝える取り組みに注力

道民・地域に支えられて育った
〝サッポロ クラシック〟ブランド

道民にとってはすっかりお馴染みのビールとして定着。また北海道限定商品でありながら広く全国にも沢山のファンを持つ、サッポロビールのサッポロ クラシック。来年6月には大きな節目となる発売40周年を迎えるという。そのメモリアルイヤーを前に同社が力を入れているのが、今日に至るまでサッポロ クラシックを愛し育んでくれた人々や、ふるさとである北海道という地域に対して感謝を伝える取り組みだ。折しも間もなく、秋にお目見えする限定品「サッポロ クラシック 富良野VINTAGE」の発売や、同品を通じた新キャンペーンが始まる時期ということもあり、ここで改めてサッポロ クラシックのブランド力などについて触れていきたい。(髙橋貴充)

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【行政】4期目の当選を決めた松野哲・岩見沢市長に訊く

統合による新病院開業で
市民の生命と健康を守る

人口減少下で活きるスマートシティ

8月25日投開票の市長選で4選を果たした現職の松野哲市長。だがその内容は、一騎打ちだった新人の若林宗洋候補に1296票差まで迫られる、現市政に対する市民の厳しい評価を浮き彫りにした辛勝だった。そうした民意への受け止めをはじめ選挙の争点となった岩見沢市立総合病院と北海道中央労災病院の統合による新病院建設の意義、全国的にも注目されているスマートシティ化の今後など、4期目に向けた舵取りと胸の内を松野市長に訊いた。(9月20日取材 工藤年泰)

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【経済】北海道信用金庫協会の新会長・原田直彦氏に訊く

行動する「北信協」として
道内金庫の底力を高める

一般社団法人北海道信用金庫協会(北信協)の新会長に旭川信用金庫(本店・旭川市)の原田直彦会長(65)が就任した。旭川信金の理事長、会長が北信協会長に就任するケースはこれまでも多く、原田氏は2012年6月から16年4月まで2期4年務めた杉山信次氏(当時理事長・会長)に次ぐ就任。広域分散型の北海道にとって信用金庫は地域経済の要であり、地域の隅々までカバーする金融インフラとしてなくてはならない存在。北信協の新会長として道内の信用金庫業界をどう舵取りするのか、就任の抱負と今後のビジョンを訊いた。(佐久間康介)

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【緊急提言】㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

レプリコンワクチン接種の一時中止を
―製薬会社社員が売りたくないと内部告発―

総裁選で世の中が沸いているタイミングで、報道されないままに薬害事件の芽となるワクチン接種が開始されようとしている。製薬会社は社員が「家族にも打たせたくない!」と言っている新薬について全国新聞に一面広告を出したが、多くの団体が不安視しているその安全性については語ろうとしていない。自治体首長や医療関係者は、地域と住民が深刻な風評被害を被らないよう接種の一時中止を検討すべきである。

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【企業】自然由来化粧品のサボン・デ・シエスタが「シエスタのテラコヤ」スタート

ビジネスの核は自然との共生
創業20年を前に「大人の学校」

石油化学原料を一切使わず、良質の天然素材で手間暇を掛けて石鹸やスキンケア商品などを製造販売しているサボン・デ・シエスタ(本社札幌)。ものづくりだけでなく植樹活動やフィリピンとのフェアトレードも実践するなど、地球環境を保全する企業活動を地道に展開している同社が、来年の創業20周年に向けて「シエスタのテラコヤ」と名付けた大人の学校を始める。そのプレスタートとしてこの10月から約20人を集めて定期的にワークショップを開催するという。大人の学校「シエスタのテラコヤ」の意義と目的とは──。(佐久間康介)

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【衆院選】社民党公認候補として衆院選の出馬を決めた鳴海一芳氏に訊く

「自公政治」と訣別するために
今回の選挙で風穴を開けたい

社民党北海道連合副代表を務める鳴海一芳氏(70)が10月27日投開票の衆院選に比例代表道ブロックで出馬する。元最高裁事務官で在職中は労働組合の役員を歴任。親の介護のために小樽に転居後、カジノ反対や護憲、脱原発運動に取り組み、6年前には小樽市長選にも挑戦した。そんな鳴海氏にとって今回の出馬は市民運動の延長線上にあるようだ。「新自由主義を掲げる自公政治は自己責任や格差という言葉で労働者の生活を破壊している。その政治がいかなるものかを選挙戦で周知していきたい」と意欲を語っている。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」110──北見市の新たな支援から【後編】

ピアスタッフの「リアルな声」に
寄せられた共感、生まれた希望

8月下旬に北見市内で開催された「支え合いの地域づくりフォーラム(ひきこもり支援フォーラム)」(北見市地域福祉活動合同推進本部主催)に関する後編だ。フォーラムの後半は「“その人らしく暮らし続ける”を考える~ひきこもり経験者の『声』をとおして~」と題して札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(レタポス・田中敦理事長)のピアスタッフ3人が自らのひきこもり経験や親との関係、当事者活動についてトークセッションを行なった。午後からはレタポスが主催する居場所「ふらっと」が北見市芸術文化ホールで開かれるなど、実態調査でひきこもり問題が深刻なことが判明した北見市のひきこもり支援が本格化している。 (武智敦子)

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【文化】劇団うみねこ元代表・吉川勝彦さんに訊く(後篇)

時代や環境が変わっても
変わらない芝居への情熱

小樽を活動拠点とする「劇団うみねこ」の元代表、吉川勝彦さん(80)のインタビュー後篇は、仕事との両立に苦労しながら芝居を続ける劇団員の奮闘をはじめ、長く公演を続けてきた「運河プラザ」(市内色内2)の民間貸し出しに伴い利用ができなくなった経緯についても話が及んだ。来年8月3日には、吉川さんのオリジナルで小樽空襲を題材にした『失われしもの』の上演が小樽市民センター・マリンホールで予定されている。60年にわたり打ち込んできた芝居への情熱は、今も衰えることがない。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【107】

10万人が犠牲になった惨禍を伝える
「東京大空襲・戦災資料センター」

民間による「歴史の真実の継承」

1945年3月10日未明から始まった惨禍、侵入したB29約300機が雨あられと投下した焼夷弾でおよそ10万人もの犠牲者を出した東京大空襲。この出来事を未来に語り継ぎ、平和の研究と学習を目的として今から22年前の2002年3月9日、東京都江東区に民間が運営する「東京大空襲・戦災資料センター」が開館した。4年前に展示リニューアルしたという同センターを訪れると、今も世界各地で市民を巻き込んでいる戦争の本質を改めて知ることができた。
  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●帰ってきた矯正展 作業品や野菜の販売に長蛇の列
●「食の学校祭」にあふれた農業を学ぶ学生らの笑顔
●地元の食を通して地域に貢献 アンデルセングルメ祭り開催
●秋の行楽は「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●フィッシングとアウトドア「コルソ旭川」がオープン!
●ココノススキノに注目ラーメン5店舗集まったミングルが開業
●ススキノピックアップガール「らむ」(OLクラブ アフターファイブ)
●北洋銀と道銀が内定式を開催 来春入行予定の新人にエール
●OMO7旭川が12月から提供する厳冬の街のさまざまな楽しみ方

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【連載コラムなど】
*つれづれフォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『たそがれのちから』
【報道】通信大手元幹部の不動産投資詐欺疑惑を追う

元同僚らを騙して資金を集め
自己破産で踏み倒した9億円

札幌在住の高齢男性が9億円近い負債を抱えて自己破産した。かつて通信大手の取締役だった男性は在職時から借金を繰り返し、手がける不動産投資事業で配当を出すとして元同僚や知人から多額の金銭を集めていた。だが、事業は全くのでっちあげ。昨秋から詐欺容疑で刑事告訴に動いていた債権者たちは、今回の自己破産を「責任逃れ」と怒りを隠さない──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉙

「半分勝訴」確定

野次排除事件から丸5年
国賠上告を最高裁が棄却

結論は、唐突だった。発生5年を過ぎた直後に伝わった「上告棄却・不受理」の報。1年2カ月前の控訴審判決を追認するその決定は、当事者らが使う言い回しの通り「半分」意義のあるものには違いない。2019年夏に札幌で起きた首相演説野次排除事件は、司法判断が確定することで一つの節目を迎えた。無論、即ち「終わったこと」になるわけではない。本稿もまた、飽くまで現時点での報告という位置づけだ。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈7〉

「原告主張は誹謗・中傷」

恵庭牧場、市が虐待認識を否定
裁判所は手話通訳に公費認めず

恵庭市の牧場で持ち上がった、長期間に及ぶ障碍者虐待疑惑。被害当事者たちが起こした損害賠償請求裁判は、提訴から丸1年を経て5回めの口頭弁論を迎えた。早期に被害を把握していたことが疑われる被告の自治体は今回、改めてこれを否定し、原告側の批判を「誹謗・中傷」とまで言い募ることに。元市議への忖度も含め、飽くまで行政に責任はないとの主張は、2年めを迎えても変わらないようだ。(小笠原 淳)

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【ジャーナルズアイ】深海工学会の調査チームが慰霊祭で初公開

留萌沖の「三船遭難事件」で
明らかになった沈没船の姿

 終戦直後の1945年8月22日未明に樺太の大泊(コルサコフ)港から引き揚げ者を乗せ小樽に向かっていた引き揚げ船3隻が旧ソ連軍の攻撃を受けて2船が沈没、1船が大破し、1700人以上の犠牲者を出した留萌沖の悲劇「三船遭難事件」。
 この事件から79年目の8月22日、留萌市の了善寺で執り行なわれた慰霊祭で、今も日本海の海底に眠る2船の船影が鮮明に映った立体図が関係者に公開された。沈没船の実際の様相が明らかになったのは初めてで、将来の引き揚げや遺骨収集につながる可能性もある。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ジャーナルズアイ】

立ち直り 支え続けて

少年矯正考えるシンポジウム
北海少年院で初の試み

非行に手を染めた少年たちと関わる専門家らが一堂に会する討論会が8月30日午後、北海道内唯一の男子少年院となった千歳市の北海少年院(眞部岳英院長、定員150人)で開かれ、教育者やカウンセラー、保護観察官などが今後の少年矯正について現場の職員らと討論した。話題は少年院などの施設内での取り組みに留まらず、いわゆる社会内処遇や福祉的対応など多岐にわたるテーマで議論が進み、学生を含めた約30人の参加者の多くが改めて問題意識を強くした様子だった。(小笠原 淳)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉓──札幌中心部に竣工・開業するオフィスビル

ススキノ地区にもオフィスエリア
創成イーストにワーカー交流拠点

札幌中心部ではオフィスビルや商業ビルの建て替えが活発だ。街全体のリニューアルが進む中で、建設途上の物件や解体を待っている物件、間もなく竣工・開業を迎える物件がある。古いビルが取り壊されて新しいビルが建つと、街の印象は大きく変わる。今回は、オフィスビルに絞って竣工・開業する物件を紹介する。 (佐久間康介)

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【ニュース】

■労災被害者ら支え続けて半世紀
 NPO「いの健」が記念冊子作成
 ──過労死対応など深刻化 11月には一般向けセミナー開催

■安平川のPFAS汚染を契機に
 「ラピダス」操業の課題浮き彫り
 ──市民グループと専門家が千歳川などで採水調査に着手

■賃料の高さでテナント募集に苦戦?
 北広島駅西口の複合ビル「トナリエ」
 ──球場直結の新駅開業を見越して入居を尻込みか


■公開質問状に「無回答」で応じた
 議員に住民から高まる非難の声
 ──仁木町の住民監査請求で問われる議会対応

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【経済】キャリアバンク・佐藤良雄社長が札証で個人投資家向けに講演

外国人特定技能労働者の紹介を拡大
官の運営施設の受託業務が次の市場

札幌証券取引所本則市場上場のキャリアバンク(本社札幌)が9月3日、札証で個人投資家向け会社説明会を開催した。会場には関心を寄せる約50人が集まり、同社の佐藤良雄社長の説明に耳を傾けた。自らの生い立ちをはじめ若くして起業した経緯、事業を取り巻く時代と環境の変化、今後の展開などを語った佐藤社長の講演の概要を紹介する。     (佐久間康介)

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【経済】各トップが期待する札幌のポテンシャル

ビジホ大手も世界最高級クラスも
進出を加速させる札幌ホテル市場

8月8日にはアパホテルなどを傘下に持つアパグループ(本社東京)の元谷一志社長兼CEO、同20日には世界屈指の高級ホテルブランドを展開するハイアット ホテルズ コーポレーション(本社アメリカ イリノイ州シカゴ、以下ハイアット社)のアジアパシフィックグループプレジデント、デービッド・ユデル氏とこの8月、著名なホテルのトップが相次ぎ来札した。目的は同市での新しいホテルの建設発表。ビジネスホテルとラグジュアリーホテルとで客層は異なるものの、札幌というまちのポテンシャルにこれから大きく期待しているのは確か。両社に限らず目下、ホテル進出が顕著な同市。奇しくもコロナ禍が落ち着いたタイミングでのこうしたホテルラッシュは〝満を持して〟なのか、それとも〝ようやく〟なのか。         (髙橋貴充)

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【連載】ルポ「ひきこもり」109──北見市の新たな支援から【前編】

「実態調査」で浮き彫りになった
深刻な現実から動き出した行政

ひきこもりの声なき声に耳を傾け、適切な支援につなげようと「支え合いの地域づくりフォーラム(ひきこもり支援フォーラム)」が8月24日、北見市の日本赤十字北海道看護大学で開催され、福祉職や自治会関係者ら約150人が参加した。北見市が2022年度に行なった実態調査で、18歳から65歳までのひきこもりの割合が国の調査より高い傾向を示したことから今後の対策を探るために開かれた。フォーラムでは調査結果の報告や厚労省の支援専門官による講演、ひきこもり経験者によるトークセッションなどが行なわれ、この問題への理解を深めた。2回に分けて北見市のひきこもり支援の動きをレポートする。      (武智敦子)

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【文化】劇団うみねこ元代表・吉川勝彦さんに訊く(前篇)

演劇一筋60年の反骨漢が
説く芝居の大きな可能性

過去にも本誌で紹介した、小樽の「劇団うみねこ」元代表、演劇一筋60年の吉川勝彦さん(80)の快進撃が止まらない。昨年12月には倉本聰が主宰していた「富良野塾」の元女優と朗読劇『父と暮せば』を小樽市内で上演。さらに今年8月には相手役を変え、同じ演目を岩内町で演じるなどパワー全開だ。そんな吉川さんがいま、憂慮しているのは、コロナ禍を経て若者の演劇離れが進んでいることだ。吉川さんを訪ね、最近の活動や若者たちにどのように芝居の楽しさを伝えるかを訊いた。                   (武智敦子)

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【医療】
道内初導入。診断と治療を一体化した
札幌東徳洲会病院の「ハイブリッドER」

3次救急に遜色ない体制で
重症患者の救命率をアップ

24時間対応の急性期総合病院として知られる、医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(札幌市東区・山崎誠治院長/336床)で本年4月から「ハイブリッドER」が稼働し、大きな成果を挙げている。ハイブリッドERとは同じ部屋にCT(コンピュータ断層撮影装置)やアンギオ(血管造影装置)などの検査機器を導入し、患者を移動させることなく、スピーディーに検査・診断・治療を行なえる救急救命室。道内の医療機関では初となるハイブリッドERの導入を手掛けた救急科部長の松田律史医師(36)は、「診断と治療を並行して行なえる救急救命体制をさらに充実させ、ひとりでも多くの患者さんを救いたい」と話している。          (8月22日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【医療】地域の小児科不足を解決する一助に

北広島の小児科医が地元に恩返し
Fビレッジこどもクリニック開業

野球観戦などで賑わう北広島の「北海道ボールパークFビレッジ」。8月1日、このボールパーク内のサ高住「マスターズヴェラス」に併設された医療モール「Fビレッジ メディカルスクエア」でオープンした小児科が医療法人社団UHN「Fビレッジこどもクリニック」だ。院長は北広島をホームタウンとして長年過ごしてきた鎌﨑穂高医師(59)。その北広島は小児科の不足が地域課題となっており、今回の開院はその解決の一助として期待される。開業に至った経緯や意気込みを鎌﨑院長に訊いた。    (8月23日取材 工藤年泰・髙橋貴充)

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【介護】家族で一緒に看取りを

札幌佐藤病院グループの老人ホーム
「スリール しあわせ館」がオープン

家族が一緒に入居者の看取りをできる広い居室を備えた住宅型有料老人ホーム「スリール しあわせ館」(能代谷智枝子施設長)が9月1日、札幌市東区伏古にオープンした。施設には家族葬ができる部屋も用意され、看取りから出棺までを施設内で行なえるユニークさが特徴だ。運営は、医療法人社団大蔵会 札幌佐藤病院(佐藤亮藏理事長)のグループ企業、株式会社大蔵商事(藤田昌人社長)。これまで大蔵商事は、札幌市内で「スリール 大学村館」(※スリールは仏語のスマイル)や「絆・三角点通り館」など10数カ所の高齢者対応住宅を展開。そうした中、病院ではなく施設で最期を迎えたいと希望するケースが増えているという。

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【文化】市立小樽文学館など3館が合同で伊藤整の「幽鬼の街」展

地元を舞台にした作品世界が
いまの小樽になだれ込む体験

小樽ゆかりの小説家、伊藤整(1905~1969)の小説をテーマにした企画展「ストーリーマップでめぐる伊藤整の『幽鬼の街』展」が市立小樽文学館、小樽市総合博物館の本館と運河館の3館で10月20日まで開かれている。『幽鬼の街』は、伊藤がモデルの主人公が故郷の小樽を彷徨い、かつてかかわりのあった女性らの亡霊と遭遇する物語。市立小樽文学館では、原作の草稿や初版本、作品の描写をストーリーマップ、古写真などで紹介。同文学館の亀井志乃館長は「ストーリーマップを使うことで、今までとは違った作品世界の中に入っていくことができる。3館の特色を生かした展示を楽しんでほしい」と話している。     (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【106】

空襲の被災者を助けた「おポンプ様」
特攻隊の悲劇をいまに伝える福岡市

発展を遂げた街に残る爪痕

九州・福岡市のJR博多駅から繁華街に向かう大博通りのバス停「呉服町」近くの歩道に、「おポンプ様」と呼ばれる珍しい手押し二連式の井戸が保存されている。1000人以上の死傷者を出した1945年6月の福岡大空襲の時に、被災した市民へ大切な水を供給したことで知られ、渇水時の福岡市民の生活用水になったこともある。ここを起点に福岡市内を探索し、戦没者の慰霊碑や特攻隊員の像などを見つけた。戦後、大きく発展を遂げた福岡の街に残る戦争の負の物語とは。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【マンガ】

鈴木翁二特選漫画館
《ちきゅうのよかぜ 他》

本誌表紙絵でお馴染みの漫画家・鈴木翁二さんの傑作2編を紹介したい。収録した『ちきゅうのよかぜ』は、伝説の漫画雑誌「ガロ」1991年11月号に、『一億年』は93年5月号に掲載された作品だ。漫画家デビューを果たし水木しげるプロダクションにスカウトされた青年は、どうしようもない寂寥を抱えてやがて独り立ちし、唯一無二の“翁二ワールド”を築いていくことになる。その歩みは今も止まることがなく、近年は欧米など海外からの評価も高まる一方だ。40年来の熱血読者で、翁二漫画を愛してやまない美術教師で画家でもある伊藤潤さんのラブレターを添えてお届けする。

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【フォトレポート・トピックス】
●クラフトビールに注力するキリン千歳工場で品質官能評価会を開催
●旭川の森山病院と北海道オールオリンピアンズが包括連携協定
●全室個室のインテリジェントホスピタル「カレス記念病院」
●ソン外務大臣らベトナム要人がコープフーズの江別工場を訪問
●コープさっぽろとリラィアブルが読書の推進で包括連携協定を締結
●11年ぶりの桂ゴルフ倶楽部でニトリレディス 桑木志帆プロが栄冠に輝く
●三笠高レモンレシピコンテストのお菓子が商品化され期間限定販売
●EAGLE CUP シニアオープンで宮本勝昌プロが大逆転で初優勝
●北海道発の遺品整理士認定協会が「会員6万人」を達成
●アカプラに飲食と物販22店が出店 チャイナフェスティバル2024札幌

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『青春は汚い雨の街だった、てか』
【報道】千歳発・障害者福祉「アガペ」に浮上した性加害疑惑を追う

「社長さんが胸を…」

グループホーム入居者を喰い物か
「身に覚えがない」と男性経営者

障害者福祉施設であってはならない疑惑が浮上した。千歳市内のグループホームに入居していた女性があろうことか施設経営者から性被害を受け、泣き寝入りを余儀なくされていたというのだ。関係者の証言から経営者の行為は強制わいせつが疑われる。株式会社アガペ(本社千歳)が運営する共同生活援助事業所で、いったい何が起きていたのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈71〉

「警察は襟を正して」

「文春砲」被弾警官の写真流出
旭川中央署員ら不適切飲酒か

本年4月に旭川市で起きた殺人事件をめぐり、7月上旬の『週刊文春』報道で伝えられた容疑者と捜査員との不適切交際疑い。同中旬にはその疑惑を補強する“証拠写真”がみつかり、複数のウェブ媒体や週刊誌が報じたほか、SNSを通じてまたたく間に拡散した。倫ならぬ出会いの舞台となったのは、旭川「三六街」のカラオケスナック。写真の存在を知らしめた人物は、憤りを込めて訴える。「警察は襟を正して欲しい」――。(小笠原 淳)

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【環境】“核のゴミ”レポートPART39 “原子力マネー”に頼らない地域づくりへ冊子で一石投じる

いま探る“ポスト原発”の道

語られるバラ色の夢から覚めて
住民目線の地域振興策で活路を

過疎や財政難などに悩む自治体が原発や“核のゴミ”関連施設の誘致に手を染めるのは多額の原子力マネーの魅力に吸い寄せられるからだ。地震・火山列島の日本で地層処分など容易にできないにも係わらず、「処分場を造ることは可能」とする壮大な虚構を示し、お金がほしい自治体が住民を巻き込む……。そうした状況に一石を投じ、住民目線で独自の地域振興プランを創ろうとする取り組みが泊原発や核ゴミ調査問題を抱える後志管内で続く。2年がかりで行なった地域資源を発掘する作業などを基に小冊子も発行された。こうした試みの今と「地域資源を生かした発展の道」を探る委員会の座長を務める小田清さん(北海学園大名誉教授)の話を紹介する。    (ルポライター・滝川 康治)

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【経済】「ラピダス」の東哲郎会長が札幌で講演

先端半導体開発の失地を回復し
北海道の6次産業を世界へ発信

札幌商工会議所・北海道商工会議所連合会による「TOP SEMINAR 2024 北海道経営未来塾公開講座」が7月22日、札幌市内で開かれ、Rapidus(ラピダス・東京都千代田区)の東哲郎会長(74)が、「半導体産業の持続的成長に向けて 今、何故『最先端半導体』を選択したか」をテーマに講演した。千歳でのパイロットライン稼働を来年に控え、道内で経済効果に期待感が広がる中、札商会員など約250人が東会長の話に耳を傾けた。この日の講演要旨を紹介する。     (佐久間康介)

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉒──大和ハウス工業が道内の「戸建て」を木造に切り替え

ZEH水準と地域を見据え転換
低価格化に繋げてシェア拡大へ

大和ハウス工業(本社大阪)は、北海道の戸建て住宅、低層集合住宅を従来の鉄骨プレハブ工法から木造在来工法に全面的に切り替える。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス=ゼッチ)水準の省エネ住宅が新築基準になる予定の2030年に向けて対応するのが目的で、住宅価格の低減にも繋げ1次取得層に購入促進をアピールする。第1弾として今年9月中旬以降、札幌市西区西野で木造建て売り住宅の販売を始め、低層集合住宅の木造化もラピダスに沸く千歳市などで進めていく考えだ。 (佐久間康介)

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【環境】札幌で開かれた洋上風力シンポジウムから

地元不在の再エネ振興

北海道、秋田県、山形県──
各地の住民団体が現状を報告

「北海道の海に乱立する洋上風力発電の安全性を問う~能登半島地震から見えた海底活断層の脅威~」と題したシンポジウムが7月21日、道民活動センターかでる2・7で開かれた。北海道風力発電問題ネットワーク(佐々木邦夫代表)と一般社団法人北海道自然保護協会(在田一則会長)の共催。シンポでは地震が洋上風力に及ぼす影響などをテーマにした専門家の講演をはじめ北海道(石狩市)、秋田県、山形県からの現状報告、識者による提言や総合討論が行なわれた。本稿では、再エネ海域利用法のため一般市民が法定協議会に参加できない問題などを指摘した3地域からの報告を中心に紹介する。              (武智敦子)

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【ニュース】

■苫小牧民報で労組が異例の決断
 2年後の再起目指し「活動休止」
 ──発足半世紀超も、組合員減に歯止めなく

■強制不妊被害者ら、国と和解へ
 国賠最高裁判決受け首相が謝罪
 ──札幌の小島さん官邸へ、石狩の男性ら中継見守る

■「貯蔵工学センター」から40年に
 次世代へ反対運動をつなぐ道を
 ──道北の住民団体が「ほろのべ核のゴミを考える全国交流会」


■住民監査請求をめぐる公開質問状に
 仁木町の全議員が横並びで「無回答」
 ──勉強不足と“ことなかれ主義”を露呈?

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【函館特集】就任2年目の函館・大泉潤市長に訊く

新幹線乗り入れを目指し
挑む「新たなまちづくり」

市民に寄り添い人口減少を止める覚悟

人口減少に立ち向かう覚悟やひきこもり問題などの社会的包摂で支持を受け、昨年4月の函館市長選で圧倒的な民意を受けてスタートした大泉潤市政。「急激な人口減少による弊害を食い止める起爆剤」として打ち上げ、選挙の公約で注目された北海道新幹線のJR函館駅乗り入れは、調査会社による議論の叩き台が出来たが、実現までのハードルはまだ高い。保健福祉部長時代に培った「市民に寄り添う」姿勢を堅持しながら一見、困難とも思える大きな目標を掲げる大泉市長は、函館再生をどのように進め、課題が山積する市政の舵をどう取っていくのか──。その胸の内を聞いた。(7月26日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」108──函館市の先駆的な取り組みから

全世代対応の福祉拠点になった
「地域包括支援センター」の役割

函館市が、市内に10カ所ある地域包括支援センターを「福祉拠点」として2022年度から全世代の相談に応じるよう整備して2年が経過した。介護保険法に基づく公的機関として高齢者や家族の困りごとや悩みに応じてきた地域包括支援センターに、市が直営していた自立相談支援機関の機能を併設。その結果、就労支援やひきこもりに関する相談が増えるなど道内では先駆的な取り組みとなっている。7月中旬、町会施設にサテライト拠点を設けて実績をあげている函館市地域包括支援センター「よろこび」(市内桔梗町1)を訪ねた。(武智敦子)

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【経済】道南うみ街信用金庫の田原栄輝理事長に訊く

地域密着金庫として創立百周年
道南経済の持続的成長を後押し

道南うみ街信用金庫(本店・江差郡檜山町、本部・函館市)が今年、創立100周年を迎えた。1924年2月に旧江差信用金庫、同年7月に旧函館信用金庫が誕生。合併した両金庫がひとつの信金として大きな節目を迎え、ポスト100周年に向けた土台づくりを進めている。観光需要がコロナ前に戻り先行きを展望できる状況になったが、近年のイカの不漁が地域に与える影響は深刻で、地域の経済はまだら模様といったところ。旧江差信金出身の田原栄輝理事長(61)に、合併後の状況や道南経済の展望などを訊いた。     (7月25日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【2024 道内観光情報】

まだ見ぬ光へ漕ぎ出そう

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【医療】
老健「けあ・ばんけい」の施設長に
ピロリ菌研究の浅香正博医師が就任

学者から「ひとりの医者」として
利用者に尽くす老年医療に邁進

日本におけるピロリ菌研究の第一人者で胃がん死亡者の減少に大きな貢献を果たした浅香正博医師(76)。長く北海道大学病院の消化器内科領域で活躍し、昨年度まで北海道医療大学学長を務めていた同氏がさる4月、社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する介護老人保健施設「けあ・ばんけい」(札幌市中央区盤渓)の施設長に就任した。今回の学長からの転身に浅香医師は、「もともと私は現場主義。ここでは原点に返ってひとりの医者として利用者を診ていきたい。これまでの集大成として老年医療の研究と実践に打ち込みます」と意欲を語っている。
  (7月18日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【交通】北海道ハイヤー協会の新会長・平島誉久 氏に訊く

ライドシェアは地域の違いを
考慮し乗務員を守る在り方で

タクシーの新しい価値と未来を創る

現在44歳の平島誉久会長の就任で一気に若返りを果たした一般社団法人 北海道ハイヤー協会(本部札幌)。その行く手にはハイタクユーザーの右肩減やライドシェアという新たな規制緩和の圧力など険しい道が待ち構えているようだ。だが社業において〝次の世代のタクシー〟を標榜し、大きな注目を集めるTAXI NEXTや、コロナ禍中には罹患者の搬送チームを結成するなど、画期的かつ求められる新サービスを実践してきたのが平島氏。変革期にあるハイタク業界で、協会運営にも手腕に期待が集まるところだ。そんな平島氏の最大の関心事は世界で広がりつつある自動運転。そう遠くない自動運転の時代を前にハイタク業界がいま、なすべきこととは──。(7月22日取材 工藤年泰・髙橋貴充)

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【観光】馬産地から「観光立国北海道」を問う

日高発、ウマ娘人気の今と
馬産地ならではの地域課題

難しい観光客へのルール、マナー周知

この8月24日にアプリゲームが3.5周年を迎えるCygames(本社東京)のクロスメディアコンテンツ・ウマ娘 プリティダービー(以下、ウマ娘)。新たに競馬、競走馬に興味関心を持ち始めた人々を増大させ、こと古くから馬にゆかりの深い北海道では、ウマ娘にちなんだ新規観光需要創出の動きが各地で活発化している。だが道内の中でとりわけ馬産地として著名な日高管内はどうかというと、ウマ娘ブームの到来と共に観光客のルール、マナー違反が大きな問題に。その周知徹底をどうすべきかが地域課題となった。ウマ娘ファンという新たな観光需要の取り込みと、牧場見学などに関してのルール、マナーの徹底をどう両立していくべきか。地域の関係者らに訊ねた。  (髙橋貴充)

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【文化】大正時代の歴史的建造物「旧寿原邸」に「小樽まち文化博物館」がオープン

消えゆく“まち文化”の記憶を
いまにとどめる数百点の展示

小樽市の歴史的建造物に指定されている「旧寿原邸」(同市東雲町)に7月6日、「小樽まち文化博物館」がオープンした。今回の展示では、札幌で「まち文化研究所」を主宰する塚田敏信さんが収集してきた資料の中から風呂桶や牛乳瓶といった銭湯にまつわる数百点を紹介。「小樽にはまだ足もとにたくさんの財産が眠っている。このまち文化博物館が消えゆくものを残す契機になれば」と話している。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【105】

松脂採取跡が物語るキリスト教系
福岡・西南学院大学の苦悩と懺悔

今も残る無謀な戦争の記憶

九州福岡市早良区にある私立の西南学院大学。このキャンパス内に戦時中、航空機の燃料にするために幹から松脂を採取した跡がある松の木が残り、最近になって保存のために案内板などが設置されたという話を知ったのは、福岡市内の空襲の記録を調べていた時だった。松脂採取跡の松の木は全国に残っているものの積極的に保存しようとする動きは少ない。同大を初夏に訪れると、戦時中にキリスト教主義の学校が生き残るために軍部に協力せざるを得なかった苦悩を知ることになった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●声上げる「普通のこと」に――「野次排除」発生5周年で原告ら訴え
●技術自慢の道内事業者が一堂に 北洋ものづくりサステナフェア
●函館美原地区の賑わい加速へ スタバとマックが相次ぎ登場
●イオン北海道とサッポロビール 黒ラベル通じて子ども食堂支援
●「マスターズヴェラス北海道BP」に未来型メディカルモールがオープン
●警官、容疑者、未成年―― 三六街から流出。旭川中央署員 飲み会写真
●ススキノ探訪13『パリクラブ』 華やかにカジュアルに
●ススキノピックアップガール ゆあ(セクシー学園 ギャンガク)
●全国の人々に「おつかれ生です。」「出張マルエフ横丁」が道内上陸
●WBF札幌中央とAOAO SAPPOROが子どもたちの夏休み応援でコラボ
●きっかけは地域の子供達のために「ぽると・みついし」開業の物語
●誕生した「日高山脈襟裳十勝国立公園」 日高では馬産地観光との相乗効果も
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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『青春は汚い雨の街だった、てか』
【報道】告発・陸の蟹工船〈6〉

「もう悪いことしないで」

恵庭・虐待被害者が語った思い
市「腐った野菜」など実態把握か

昨年6月に伝わった、恵庭市の牧場での障碍者虐待疑い。長期間の「奴隷労働」や年金詐取の被害を訴え、牧場関係者などに損害賠償を求める裁判を起こした当事者が6月下旬、提訴後初めて本誌などの取材に応じ、その胸中を語った。直近の口頭弁論に足を運び、傍聴席から被告らの姿を眼にした時の思いは「もう悪いことして欲しくない」。長く続いたプレハブ生活を振り返っては「自由が欲しかった」という。

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【報道】狩人、銃を奪われる⑧

「公益活動に安心を」

銃所持許可訴訟、10月判決へ
町と決裂の猟友会は独自調査

苦笑混じりに漏れた一言は「とにかく長かった」。地元自治体の要請でヒグマを駆除し、法令違反に問われて猟銃を差し押さえられたハンターは、道公安委員会を訴えた裁判を4年間にわたって争い続けなくてはならなかった。銃所持許可取り消しの決定時から数えると、足かけ7年の闘い。命がけの公益活動の担い手を犯罪者扱いする処分が正当化されては、誰も銃を撃てなくなる――。各地のハンターが注目する判決は、10月中旬に言い渡される。(小笠原 淳)

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【報道】21世紀の人質司法④

「危険物調べようと」

留置担当警官2人を証人尋問
供述強要・私物検閲国賠訴訟

「危険物がないか調べるための点検でした」――。本誌面で3年前から報告を続けている不起訴事件の黙秘権侵害・私物検閲問題で、札幌の女性が地元警察を訴えた裁判が佳境を迎えた。6月下旬の法廷で聴かれたのは、勾留中だった女性の「被疑者ノート」を無断で持ち去った警察官らによる、当時の行為に問題はなかったとの主張。捜査機関の重大な権利侵害を問う争いは今秋にも審理終結を迎え、一審判決に到ることになりそうだ。

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【シリーズ・住宅不動産情報】㉑──底堅い札幌中心部の中型・小型不動産開発

アパが札幌駅北口で土地確保
創成イースト彩り添える開発

札幌市の中心部では再開発事業や大型ビルの建て替えが進み、街並みが大きく変わろうとしている。街の顔とも呼べるこうした大規模な不動産開発は人目を引く派手さがあるが、あまり目立たない中型・小型の不動産開発も底堅く進んでいる。大型物件ばかりに焦点が当たりがちだが、実はこうした中小物件の動きこそ本当の意味で街の活力を示すバロメーターと言える。足で稼いで見つけた中小の不動産開発をレポートする。 (佐久間康介)

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【経済】「道内20信金3月期決算」を徹底分析

貸出金利息や預け金利息が増加
純利益170億円超えの好決算

道内20信用金庫の2024年3月期決算が、6月25日に出揃った。貸出金利息収入や有価証券配当金の増加、信金中央金庫への預け金利息収入の増加も重なり全体では好決算。信用コスト低下で与信費用の減少も好影響を与えた。純利益ベースでは17金庫が増益、全体で173億円となった。増益金庫は前期の11金庫から増え、全体の純利益額は20%増に。25年3月期は、金利上昇局面が予想され、預貸金利ざやの減少リスクや信用コスト増加も懸念される。20金庫の決算振り返りと今期見通しなどについてレポートする。 (佐久間康介)

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【報道】住民監査請求が提起した仁木町とワンテーブルの癒着疑惑

業者との官製談合を否定しても
払拭されないコンサルの暗い影

後志管内にある仁木町(佐藤聖一郎町長)の再生可能エネルギービジョン策定業務などを宮城県多賀城市の備蓄食品製造会社「ワンテーブル」とその子会社に委託したことは官製談合に当たるとして、同町の農業・宮下周平氏(73)が行なった計4回の住民監査請求はいずれも却下。この件で6月17日、取材に応じた林幸治副町長は、「仁木町は、業者選定で透明性と競争性を担保するため公募型プロポーザルを採用した」とし、疑われている業者との癒着を否定した。はっきりしているのは、ワンテーブル社が仁木や全国各地に落とした暗い影は、いまだに払拭されていないということだ。      (武智敦子)

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【ニュース】

■全保育所休園の中和興産に迫る
 認可取り消しのカウントダウン
 ──渦中の「専務理事」は自己正当化のインスタライブ

■有権者と派閥、向いているのはどっち?
 道9区の自民・堀井学衆議が不出馬表明
 ──選挙区の二頭流ポスターは岸田自民党に差し替え

■「つばさの党と一緒にしないで」
 野次訴訟の原告らが報道に苦言
 ──7月中旬には一審原告が札幌でトークイベント

■割高でも飛ぶように売れる北広島駅
 直結の「レ・ジェイド北海道北広島」
 ──異常な人気は“日ハムバブル”か投資目的か

■さっぽろ寺山修司資料館代表の
 山形氏と米研究者が「特別対談」
 ──没後40年を経ても色褪せない「寺山ワールド」

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【地域発】地域発「ものづくり企業」のスピリット②──【鹿部・丸鮮道場水産】

全国で支持される低塩たらこ
パイオニアの現在に至る歩み

ものづくりの始まりは地元漁師のため

北海道遺産にもなっているまちのスポット・しかべ間歇泉(かんけつせん)や、北海道日本ハムファイターズのエース・伊藤大海投手のふるさととしても著名な渡島管内・鹿部町。このまちに全国の食通らが太鼓判を押すたらこ・明太子のメーカー、丸鮮道場水産がある。身体にやさしい塩分4%弱の低塩仕立てながら生臭さは無く、しっかり芯まで美味しさが染みわたった、名うての目利きたちからも指名注文される絶品だ。そんな北海道が誇るたらこ・明太子の作り手の、創業から今日までの歩みを2代目の道場登志男社長に伺った。 (髙橋貴充)

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【地域発】「企業づくり」の最前線──釧路市ビジネスサポートセンター

どの企業にもあるウリを伸ばし
地元経済の「稼ぐ力」をサポート

人口減の中で柔軟かつ力強い産業構造を

人口減少が進む中で、地域の経済をいかに維持、発展させていくかは地方共通の大きな課題。その中で6年前に釧路市が設立した「釧路市ビジネスサポートセンター」(k-Biz)は、市内の中小企業経営者や個人事業主を対象にして売上増に向けたオーダーメイドのサポートを実践している。センター長を務める島根県生まれの澄川誠治氏(45)は、設立に当たり公募で採用されたいわば〝よそ者〟だ。しかし、この〝よそ者〟は、ただものではなかった。外部の目線とリクルート社での経験を活かして相談会社の現状を直視。「一歩踏み出す」アドバイスでそれぞれの背中を押し、釧路の活力向上に大きな役割を果たしつつある。その澄川センター長に、じっくり向き合った。      (5月29日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【教育】釧路で〝地域共育〟に取り組む幸村仁代表理事に訊く

いま未来のために必要なのは
子どもたちの可能性への投資

学校地域協働センター「ラポールくしろ」の挑戦

地域の未来を考えた時、欠かせないのが「人づくり」だ。その中で、長年の教員生活を踏まえ地域との「共育」が子どもたちの可能性を拓くと確信しているのが、一般社団法人 学校地域協働センター「ラポールくしろ」の幸村仁代表理事(62)である。昨年秋には釧路市内に子どもの居場所として新たに「Digital Station デジラポ クシロミツワベース」を開設。ラポールくしろが取り組むキャリア教育とICT教育の拠点として各方面から注目を浴びている。いま子どもたちに真に必要な学びとは何なのか。そして教育者として幸村氏の新たな挑戦とは──。 (5月28日取材 工藤年泰)

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【緊急提言】㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

照明の2027年問題を翻弄する業界利権

―消防庁の誤通達について―

昨年11月にスイス・ジュネーブで開催された水俣条約締約国会議で決定した2027年蛍光管の製造禁止は多くの分野で大きな波紋を起こしているが、この条約のオブザーバーであった業界団体が国の経済安保を誤らせただけでなく、これをネタに利権行動に走り入札妨害に加担している。

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【2024 福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン】

ビールに沸く札幌の夏、到来

さっぽろ夏まつりの一環として実施される、7月19日から8月14日まで開催のロングランイベント・福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデンが間近に迫っている。全6会場合計でおよそ9400席というのは国内最大規模。運営側では今年、その“日本一のビアガーデン”という特長を例年以上に強く発信していく方針だという。開催時期は正に北海道観光の最盛期。国内外さまざまな人たちが、各会場で札幌の夏のビールを楽しむことだろう。

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【医療】
旭川・森山病院の石子智士眼科部長に
これからの「ロービジョンケア」を訊く

残されている眼の機能を生かし
患者の生活の質を向上させたい

昨年4月、社会医療法人 元生会(森山領理事長)が運営する森山病院(旭川市・232床)の眼科部長に着任したのが元旭川医大眼科准教授の石子智士医師だ。この石子医師は、加齢や疾患で眼の機能が低下した状態の患者を支援する「ロービジョンケア」のエキスパート。ロービジョンとは、眼鏡などで矯正してもなお見えにくく、生活に不自由を感じている状態を指す。この中で残されている眼の機能を生かす視覚補助具を使い日常の不便さを減らすのがロービジョンケアだ。石子医師は「眼疾患の予防とリハビリを行なうロービジョンケアは、これからの時代に求められる領域。病気だからと諦めず、少しでも生活の質を高めるため受診をお勧めしたい」と話している。(6月19日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【水産】東京の不動産会社が豊かな海づくりに挑戦

ゼロからナマコを育て放流
豊浦町で始まった種苗生産

胆振管内豊浦町にナマコの陸上種苗生産を行なう北海道海洋生物研究センターの試験棟が竣工し、6月18日に開所式が開かれた。今回の試験棟では12槽の水槽を稼働して年間1200万尾の稚ナマコ供給を計画。今後同センターでは段階的に施設規模を拡張し、6年後の2030年には240槽の水槽で年間2億4000万尾の供給を目指す。運営するのは東京・銀座(中央区)を拠点に不動産業などを展開する老舗企業、彌生グループの関連会社。花の銀座の事業者が、北の〝海のまち〟で地域資源創出に乗り出したチャレンジをレポートする。

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【お盆】「おふたりさま」の老後と終活を考える

今から準備を「10割」に

子供がいない夫婦が陥る
思わぬ「困りごと」とは?

「石狩はまなす墓苑」(石狩市八幡)の管理運営を手がける有限会社三愛の代表取締役で「お墓とご供養のコンシェルジュ」として活躍する松尾拓也氏(50)が、この7月に『「おふたりさまの老後」は準備が10割 元気なうちに読んでおきたい! 68の疑問と答え』(東洋経済新報社)と題した新刊を上梓した。実はよく知られていない子どものいない「おふたりさま」(夫婦)の終活事情。本書では、夫婦がひとりになった時の相続や葬儀について詳しく解説し、事前の備えの大切さを説いている。今年のお盆特集では、その松尾氏に「おふたりさま」が直面する老後の課題や終活について訊いた。(6月21日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

大山利男さんに訊く有機畜産と
アニマルウェルフェアの課題(後編)

AW支援策は先進国スイスに学べ
実現可能性を有する北海道の大地

「有機・アニマルウェルフェア(AW)畜産では、外部の購入資材になるべく依存しない生産システムに合理性がある。北海道はそれができるところです」と力を込める立教大学准教授(農業経済学)の大山利男さん。世界に先駆け80年代に採卵鶏のケージ飼育の禁止を決定したスイスでの滞在経験があり、動物福祉をめぐるプログラムの遵守と農業助成金の支給をセットに関連政策を推進してきた経緯にも明るい。インタビューの後編では、アルプスの山岳地帯を擁し、「放牧や屋外運動場をともなった飼養管理」を基本にしてきたスイスのAW支援策を中心に紹介してもらった。AW先進国の取り組みを通して、日本の「農と食」のあり方について考えていくきっかけにしてほしい。

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【社会】NPO法人「楽しいモグラクラブ」のポストカードをパチンコ店が委託販売

「企業とのつながり」を強めて
就労の機会とやりがいを創る

札幌市北区のNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長)が運営する就労継続支援B型事業所「工房mole」の利用者が描いた絵入りのポストカードがパチンコ店で委託販売されることが決まった。同工房は障がいを持つ人やひきこもり者が自分のペースでできる仕事づくりを行なっており、今回の取り組みは、企業の社会的責任(CSR)の一環として授産製品を扱う合田観光商事(本社札幌)との出会いで実現したもの。平田理事長は「納期をあまり気にせず、好きな絵を描いてもらう。家から出られない人たちの在宅就労につながれば」と、今後に期待を寄せている。 (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」107──江別で独り立ちした「ひきこもり支援」

「地域の強いつながり」を武器に
レタポスの“居場所”を引き継ぐ

ひきこもりの当事者や家族を支える居場所事業「シエスタ」が今年8月30日から江別市(後藤好人市長)で始まる。同事業は札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長・レタポス)が、江別市社会福祉協議会の協力を得て2019年度から23年度までの5年間、展開してきたもの。今年度からレタポスの手を離れ、市役所が予算を計上。同社協はレタポスのピアスタッフの手を借りながらシエスタの運営を担っていく。江別市の担当者は「居場所事業を通して、関係機関とのネットワークがより強固なものになったと感じています。シエスタを続けてほしいという当事者や家族の声に応えていきたい」と意欲を見せている。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【104】

「2発目の原爆目標地点」に建つ
北九州市平和のまちミュージアム

運命の悪戯で免れた悲劇

全国各地に先の大戦に関係する資料館や記念館などが開設されている中で人口約95万人の北九州市に2022年4月、「北九州市平和のまちミュージアム」がオープンした。同市にはかつて小倉陸軍造兵廠(兵器工場)などの軍事施設があったことからアメリカ軍の激しい空襲に見舞われ、周辺は1945年8月9日に長崎に落とされた2番目の原子爆弾の最初の目標地点でもあった。同造兵廠の跡地に建てられた同ミュージアムは、子どもたちに戦争と原爆の恐ろしさを伝えながら長崎の子どもたちとの交流事業の窓口にもなっている。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●ニッカ創業90周年の節目に開発 「ニッカ フロンティア」10月発売
●ぜひ情報提供を―― 看護師パワハラ死、遺族の呼びかけ
●「一番搾り 北海道限定デザインパック」出荷式を千歳工場で開催
●今年は初めて海外事業者が出展 最大規模の道産品商談会、盛況
●サッポロビールゆかりの2会場で「サッポロビアホリデー」を開催
●家族の絆が育んだご当地スイーツ 白老町の「まいこのマドレーヌ」
●住宅産業新聞創業者の小西氏が札幌エルプラザにピアノを寄贈

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ほうえい』
【報道】保育事業の中和興産に浮上した不正受給疑惑を追う②

「全保育所休園」の衝撃

職員一斉退職を惹き起こした
歪んだガバナンスと親子関係

ドミノ倒しとはこのことだろう。本誌6月号(5月15日発売)の報道以後、同24日の札幌市による「ちゅうわ南保育園」(南区)への事業停止命令を皮切りに、中和興産株式会社(本社札幌)が運営する市内5カ所の保育所が次々に事業をストップ。6月初旬には全てが休園するという前代未聞の事態が発生した。全施設休園を招いた職員の一斉退職の原因、そして、かねてから同社が抱えていた歪んだガバナンスの問題とはいったい何なのか。実は昨秋、破綻の前触れというべき事件が同社の内部で起きていた──。         (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】海を越えた内部告発

「第三者」は本誌記者

鹿児島県警・不祥事隠蔽疑い
物証なき「漏洩」逮捕で口封じ

本号締め切り間際に大きく報じられ始め、にわかに各地の耳目を集めることとなった九州・鹿児島県警察の不祥事隠蔽疑惑。守秘義務違反の疑いで5月末に逮捕された元警察官は、その2カ月ほど前に組織的不正の実態を文書にまとめて報道関係者に告発していた。情報を受け取ったのは、当地から海を隔てて1600㎞ほど離れた札幌市に住むライター、即ち本稿記者・小笠原淳(55)。公益通報を託された当事者として、ここに一連のいきさつを報告する。(小笠原 淳)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑳──活発化する札幌中心部のオフィスビル売買

「建てるよりも買う」選択を
建設コストの上昇が後押し

再開発やビルの建て替えが進んでいる札幌市中心部。建設が進み外観が見えてきた新ビルもあって街が活気づく一方で、北海道新幹線札幌延伸の遅れや建設費高騰、人手不足などで不動産業界の見通しは不透明。そうした中で、市中心部にある既存ビルのM&Aとも言えるビルの売買が目立っている。地場の不動産業者も積極的にビル取得に動くなど、先行きが読めない中でも動きが活発だ。直近の3ケースを見てみよう。(佐久間康介)

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【報道】棄却された仁木町の住民監査請求

「業者と町との癒着」を完全否定
監査結果で拭えぬ疑問を追及へ

仁木町(佐藤聖一郎町長)の動きに関する続報だ。同町の再生可能エネルギービジョン策定業務を「ワンテーブル」(宮城県多賀城市)に委託したのは官製談合の疑いがあるなどとして、町が支払った委託費の返還や佐藤聖一郎町長と林幸治副町長に損害賠償を求めていた同町の農業、宮下周平氏(73)の住民監査請求について、町監査委員は5月10日付けで請求を棄却、一部を却下した。これを不服とする宮下氏は以後も2回の住民監査請求を行なったが、いずれも却下。住民訴訟も視野に入れながら近く4回目に踏み切り、あくまで佐藤町長らの責任を追及していく考えだ。   (武智敦子)

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【ニュース】

■道医療大「移転方針に変更なし」でも
 さらに遅れる雲行きの基本計画策定
 ──「大学病院の同時移転は無理」との声も

■ひきこもり支援の一環で札幌市が
 ネット空間の「メタバース」を活用
 ──「産学官民」による全国初の取り組み

■アクセスサッポロに替わる展示場
 月寒グリーンドーム跡に整備決定
 ──規模は3倍。アクセス難も解消し27年供用へ

■「5年」逃がれの雇い止めに疑義
 パタゴニア訴訟、札幌で初弁論
 ──労組結成の従業員が提訴、会社側は棄却求める

■自治体の鳥獣対策実施隊「辞退」
 猟友会がヒグマ駆除方針に疑義
 ──「ハンターは下請けではない」と空知・奈井江部会

■幼稚園でセクハラの牧師「免職」
 職員労組は結成後2度めの団交
 ──第三者委の被害調査、まもなく取りまとめか

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【地域発】「ものづくり企業」のスピリット①──【釧路・株式会社ニッコー】

成長の原動力は「地域の課題解決」
食産業を支える技術集団の底力

一次産業の付加価値を高めてきた「挑戦」

釧路市の郊外、鶴野地区の広々とした敷地に建つ株式会社ニッコーの本社社屋。工場を併設した2階建ての建物では、黙々と多くの技術者たちが同社の社是である「挑戦」を続けている。釧路に生まれ育った同社は、地元産業が抱える課題の解決を原動力にしてきた地域密着型の「ものづくり」企業だ。これまで半世紀近くに亘って蓄積した技術とノウハウから紡ぎだされるオーダーメイドの加工機械やシステムは、道内各地の一次産業を支える大事な役割を担うだけではなく、全国、そして世界へと販路を広げつつある。そんなニッコーを訪ね、佐藤一雄社長にものづくりに賭ける思いと同社のスピリットを訊いた。(5月29日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【夏のボーナス特集】新NISA始動で訪れた投資の好機

資産形成のベストタイミング到来
「不透明感」の中で踏み出す勇気を

一時は日経平均株価が4万円を超え、バブル期の最高値を更新。この春は大企業を中心に賃上げの動きが広がるなど景気上昇の期待が高まる昨今だが、その一方で記録的円安や物価上昇などもあり、先行きの不透明感は払拭できていない。そんな中、「こうした不透明な今こそ資産形成には好機」と助言するのが、ファイナンシャルプランナーの金子賢司さんだ。おりしも今年から新NISAが始まり、より資産形成に踏み出しやすい環境になっている。ボーナスや退職金などある程度まとまったお金が入る機会は、まさに運用を始めるベストなタイミング。金子さんに資産形成の心構えやポイントについて訊いた。

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【医療】新サテライトを札幌ハートセンターが開設

広がる循環器治療のネットワーク
札幌心臓血管クリニックとよひら

全国屈指の循環器専門病院、札幌心臓血管クリニック(市内東区・107床)を運営する医療法人 札幌ハートセンター(藤田勉理事長)のサテライト診療所「札幌心臓血管クリニックとよひら」が6月3日、豊平区役所近くの環状通沿いにオープンした。2022年にJR新さっぽろ駅付近に誕生した「新札幌心臓血管クリニック」に続く2カ所目となるサテライトで、東区の本院を中心に札幌市内ほぼ全域をカバーする体制が整った。本院と遜色ない検査体制でスムースな病診連携を実現する札幌ハートセンター期待の新サテライトを紹介する。(5月23日取材・工藤年泰)

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【シニアライフ】日ハム、エスコン、光ハイツの共同事業が“世界がまだ見ぬボールパーク”でスタート

北海道BPに高級賃貸レジデンス
「マスターズヴェラス」がオープン

初夏を前にした北広島の「北海道ボールパークFビレッジ」に、日ハムが後押ししてきたアクティブシニア向け賃貸住宅「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」がオープンした。ファイターズの新球場、エスコンフィールドHOKKAIDOを中心に魅力ある施設が集積している立地や278室という規模はもとより、レストランやフィットネス、大浴場など豪華な共用空間をしつらえるなど、大人のネクストライフを実現するステージとして注目を集め、入居の問い合わせが全国から寄せられている。運営を担うのは道内における介護付有料老人ホームの草分け、光ハイツ・ヴェラス(本社札幌・森千恵香社長)。人生を謳歌する人々の拠点として、さまざまな利用が想定される「マスターズヴェラス」の魅力をレポートする。(5月22日取材・工藤年泰)

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【企業】「簡単年調」のニーズは年々増加傾向

社会に求められるBPOサービス
エコミックが進む次の事業戦略

人事部門の給与計算、年末調整のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を基幹業務に、将来的には企業の管理部門のルーティンワーク全般を担う「バックヤード業務のソリューションプロバイダー」を目指しているエコミック(本社札幌・熊谷浩二社長)。その2024年3月期(23年4月~24年3月)決算は、減収減益と振るわなかった。だが年末調整の売上は増加。問い合わせも増えており、加えて問い合わせ時期も早まっていることから、BPOニーズは着実に高まっているようだ。そんな追い風が期待できる事業環境下での今後の戦略などを、熊谷社長に訊ねた。    (5月16日収録、髙橋貴充)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

大山利男さんに訊く有機畜産と
アニマルウェルフェアの課題(前編)

有機やAWに取り組む生産者を
応援する消費者の存在が最重要

「有機農業やアニマルウェルフェア(AW)に欧州市民の関心が広がったのは、90年代後半以降のBSE(狂牛病)危機をきっかけに、小売業者がそのコンセプトをブランド化して“質”の競争が始まったことが大きい。日本は価格志向が強く、有機やAW食品の広がりはきびしいけれど、生産者を応援したい消費者はたくさんいますよ」と、立教大学准教授の大山利男さん(農業経済学)が強調する。スイスで研究生活を送った経験もあり、欧州事情に明るい。農林水産省の「みどりの食料システム戦略」で2050年の全耕地に占める有機農業の割合を25%とする目標が示されたが、AWの普及にはまだまだ課題も多い。そうした時代をどう捉えるのか──欧州での経緯も踏まえた大山さんの意見に耳を傾けた。(ルポライター 滝川 康治)

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【地域】複合文化施設「裏小樽モンパルナス」がオープン

小樽ならではの町並みを後世に
歴史的建造物で地元文化を発信

築約100年の古い建造物を含む空き店舗3棟を再生した複合文化施設「裏小樽モンパルナス」が5月2日、市内稲穂4の梁川通りにオープンした。同地区の「ジーンズショップロッキ」が運営し、ギャラリーやライブ、映画上映などアートの発信拠点を目指す。ロッキの店主、平山秀朋さん(55)は、「この活動が小樽の古い建造を残す動きにつながれば」と話している。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」106──「在宅ピアスタッフ」の道を歩む吉川修司さんのケースから

「人生は、何とかなる」を胸に
自分が出来ることを見いだす

2020年の春からNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(本部札幌・田中敦理事長)の理事としての表立った活動から退き、在宅で生きていく道を選んだ吉川修司さん(56)。それ以降、会報の編集や執筆、発送、絵はがき支援といった家でできる仕事を中心に携わってきたが、この春からインターネット上の仮想空間(メタバース)を活用した支援にピアスタッフとして加わった。50代半ばになっての心境の変化があったのだろうか。そして亡き父母への想いは──。それらを聞こうと吉川さんを訪ねた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【103】

戦争の記憶と痕跡が残る
「大刀洗平和記念館」周辺

特攻の悲劇と空襲の惨劇

先月号で報告した、旧陸軍の大刀洗飛行場跡(福岡県筑前町)に町立施設として建設された「大刀洗平和記念館」。この周辺には飛行場があったことを伝える大型の掩体壕や建物跡などが少なからず点在している。大刀洗飛行場は、終戦年である1945年の3月に2度にわたってアメリカ軍の大規模な空襲を受けて壊滅し、多くの民間人も犠牲になっている。平和記念館が建てられた経緯や周辺の戦争関連の遺跡などを調べるため、再び車を走らせた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●創立百周年の釧路商工会議所が地域課題解決の事業支援を開始
●生物多様性を守るほっくー基金 助成金贈呈式を環境の日に開催
●規格外商品は即完売の大人気 西の町いこいの駅 Route148
●身近な買い物でCO2削減に寄与「北海道の森に海に乾杯」開始
●新千歳空港国際アニメ映画祭 第11回は11月1日~5日に
●官民で若手経営者を育てる北海道経営未来塾が入塾式
●つしま医療福祉Gが介護分野でソウル特別市と連携協定締結へ
●セコマの新商品は絶品どら焼き「Secoma絹てぼうどら焼」
●ススキノピックアップガール「まゆ」(オーエルクラブ アフターファイブ)

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『大きくなってもツバメのきもち』
【報道】保育事業の中和興産に浮上した不正受給疑惑を追う

“夜の街”に溶けた公金

国と札幌市が7千万円返還命令
園児と保育士の数を虚偽申請か

一部の道内放送局が事業者の名称を伏せて4月上旬から報じている保育園疑惑の全貌が明らかになってきた。企業主導型保育園への助成金や認可保育園への補助金が過払いだったとして、札幌市内で保育園事業を展開している中和興産株式会社(本社札幌)が国と市合わせて約7千万円の返還を命じられ、元職員らが「園児や保育士の数が大幅に水増しされていた」と告発の動きを強めている。公金の多くが“夜の街”に消えた疑いもあり、事件は巨額不正受給疑惑の様相を呈しつつある。大切な子どもを預ける現場でいったい何が起きていたのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】先端半導体工場「ラピダス」の操業を危惧する藤原寿和さんに訊く

バラ色だけではない未来

半導体に潜む環境汚染
職業病などの負の側面

次世代半導体の国産化をめざし千歳市内で工場建設が進む「ラピダス」をめぐり、バラ色の未来ばかり語られるが、それは真実だろうか。40年あまり東京都職員として環境行政に携わり、全国の廃棄物問題の市民運動にも奔走してきた藤原寿和さんは今、新たな先端半導体工場の建設に疑問を募らせる。排水による環境汚染をはじめ労災・職業病や爆発・火災事故などの発生、環境アセスメントの不備など半導体製造の“負の側面”について、来札した藤原さんに訊いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】告発・絶望の学府㉜

道 自殺に「お詫び」せず

江差パワハラ死、謝罪1年
遺族代理人「騙された思い」

北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、当時の教員らに追い込まれて命を絶った学生の遺族が激しい後悔の念に苛まれることになりそうだ。ハラスメントと自殺との“相当因果関係”を認めた第三者調査に反し、学院設置者の道が同調査報告の重要な結論を事実上黙殺、昨年5月の遺族への謝罪は自殺の責任を詫びたものではなかったとの認識を明文化したのだ。当事者ならずとも徒労感を覚える、不可解な対応。この1年は、何だったのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈70〉

監察トップ 泥酔

若手は大麻で免職・辞職
未発表疑いの副業事案も

職員の不祥事に対応する監察官室のトップが自ら失態を晒したかと思えば、拝命まもない若手職員間での薬物のやり取りが発覚する。新年度の幕開けは、地元警察にとって穏やかならぬ春となった。定期的な公文書開示でも、これまでに漏れず未発表が疑われる懲戒処分が確認でき、その総数も前年比2倍以上の増加を示すなど、負の話題には事欠かない。本年最初の速報を兼ね、現時点で伝わった事案の報告を――。(小笠原 淳)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑲──北の大地に特化した「北海道リート」が運用開始

資産流動化で地場企業に活力
地域の価値を高めるリートに

北海道に特化した私募不動産投資信託の「北海道リート投資法人」(本社札幌)が今年2月から運用を開始した。同法人が資産運用を委託している北海道アセットマネジメント(同)を通じて札幌市内の商業施設や賃貸マンションなどを取得。北海道リート投資法人がそれらの不動産を証券化して道内外の機関投資家に販売し、配当利回り4%以上を目指す。国内初の協同型リートの可能性とは──。  (佐久間康介)

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【報道】仁木町の住民が起こした監査請求の行方

今なお問われる不適切発言で
撤退した業者の「町との癒着」

果物で有名な仁木町(後志管内・佐藤聖一郎町長)の「再生可能エネルギービジョン策定業務」を宮城県多賀城市の備蓄食品製造会社「ワンテーブル」に委託したのは違法で官製談合の疑いがあるとして、同町で農業を営む宮下周平氏(73)が行なった住民監査請求が4月2日付けで受理された。宮下氏は町が支払った委託費の返還をはじめ町長と副町長に損害賠償を求めている。ワンテーブルの前社長、島田昌幸氏は総務省の「地域力創造アドバイザー」として仁木町に招聘されていたが、「行政をぶんどる」などの発言で失脚した人物。監査結果は5月13日までに公表される予定だ。 (武智敦子)

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【ニュース】

■北海道新聞が6月から料金改定
 月ぎめ500円増で4300円
 ──夕刊休止から半年余でセット料金並みに

■野次排除討論、ブックレットに
 青木理さんらの語りを全篇採録
 ──表現の自由めぐる議論、札幌の寿郎社が緊急出版

■寿都・徳美会の補助金不正申請に
 道担当者が「はなはだ遺憾」と答弁
 ──特養「寿海荘」をめぐる住民監査請求で町民が陳述

■ボールパーク直結のJR新駅建設と
 「日ハム優遇策」を市民団体が疑問視
 ──問われる北広島市の「ボールパークありき」

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【経済】北洋銀行の新トップに就任した津山 博恒 頭取に訊く

行員と「日々挑戦」を積み重ね
北海道の成長を全力で後押し

「故郷の役に立ちたい」が原動力

北洋銀行(本店札幌市)の新頭取に4月1日付で元常務の津山博恒氏が就任した。かつて「北海道のために役立ちたい」という思いから拓銀マンとなった津山氏は6年後に同行の破綻を経験したが、初志を忘れず北洋銀行入りを決めた経歴の持ち主。看板の「食と観光」に加え、半導体や洋上風力などグリーントランスフォーメーション(GX)で北海道は今、大きな転機を迎えている。ポテンシャルの宝庫と言われ続けてきた北の大地が実力を発揮する段階に入ってきた中で、その役割が問われているのが道内のリーディングバンク、北洋銀行だ。就任まもない津山新頭取に抱負とこれからの舵取りを訊いた。           (4月16日取材 工藤年泰・佐久間康介)

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【教育】コープさっぽろの広域社会貢献

給食のないまちの悲願を
叶えた「スクールランチ」

様々な“食”の困り事に応える

2023年10月に組合員200万人を達成した生活協同組合コープさっぽろ(本部札幌、大見英明理事長)。この人数は国勢調査(2020年10月時点)に基づく北海道の総世帯数、およそ247万世帯で1世帯につき1名が組合員と想定して計算すると、約8割の世帯が加入していることになるという。これほどの事業規模に至ったのは、大多数の道民からの信頼、信用によるところも大きいだろう。その源のひとつと言えるのが、北海道という地域への広域社会貢献。いくつもの活動事例の中で、ここでは給食が無かったまちにその提供を実現させたスクールランチ事業に焦点をあてる。                        (髙橋貴充)

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【企業】もみじ台・青葉の課題を解決し活性化へ

ホクノーの地域貢献を後押しする
〝新・さっぽろモデル〟事業が始動

2017年からの「ホクノー健康ステーション」事業をはじめ、地元・札幌市厚別区もみじ台の高い高齢化率や少子化などの社会課題に真正面から向き合い、その解決に向けた取り組みをいくつも展開している食品スーパー・ホクノー(野地秀一社長)。その同社にとっても、大きな力となりそうな取り組みが動き出している。それは同じ厚別区のもみじ台と青葉地区に暮らす高齢者の生活支援、健康増進、コミュニティ活性化に資するサービスを提供していくという〝新・さっぽろモデル〟。この取り組みは今後どのように地域課題の解決を推し進めていくのだろう。 (髙橋貴充)

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【地域】後志管内の赤井川村で観光協会が解散へ

道の駅が人気の村に大きな痛手
問われる今後の地元観光再構築

農業と観光を主要産業とする後志管内赤井川村(馬場 希村長)で地元の観光協会が解散を決め、村役場と観光協会の事務局を担っていた赤井川村商工会が業務の引き継ぎを進めている。四方を山に囲まれた赤井川村は「日本で最も美しい村連合」に加盟する風光明媚な土地。2015年に道の駅ができてからは観光客も急増しており解散は痛手だ。村役場の観光課は「本業を持ちながら観光協会の業務に取り組むのは難しかったと聞いている。村が関わってきた業務については引き継いでいきたい」と話している。(武智敦子)

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【出版】札幌在住・草莽の僧侶、小西丞西さんが刊行する小冊子

『おゝ他力よ‼ 他力!』シリーズが完結
辿り着いた「老年よ大志を抱け」の境地

札幌で不動産業界紙「住宅産業新聞」を創刊し、50代半ばに僧籍を得てビジネスと仏道という2つの道を歩んできた小西丞西(俗名・征夫)さん。その小西さんは同紙が創刊半世紀、自身が80歳の節目を迎えた3年前にビジネスを引退。仏道に専念する中で浄土真宗の“み教え”である「他力本願」について広く知ってもらいたいと、小冊子『おゝ他力よ‼ 他力!』(B6判、非売品)シリーズの刊行を続けてきたが、さる3月に発行した9冊目で一旦区切りをつけた。本誌で紹介していない8・9冊目の内容や小西さんの思いを読者に届けたい。

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【連載】〝農と食〟北の大地から

アニマルウェルフェアの啓発に取り組む
岡田千尋さんに訊く今後の方向(後編)

いま家畜福祉に向き合うことが
生き残りの鍵となる時代が到来

「この5年ほどのアニマルウェルフェア(AW)の進み方は速く、認知度が上がり、改善の傾向が見えてきた。市民の変化も肌で感じます」と、認定NPO法人アニマルライツセンター(ARC)代表理事の岡田千尋さんが語る。同会では、「2040年には国内の畜産物の消費を半減させ、残りをAW畜産からのものにする」「30年にメジャーな企業がすべて“ケージフリー”への移行にコミットする」といった具体的な目標を掲げ、実現に向けて食品企業との話し合いや、飲食店などに対する「採卵鶏のケージフリー宣言」の働きかけなどを続けている。インタビューの後編では、それらの取り組みの現況や法整備の必要性、北海道の人たちに向けたメッセージなどに耳を傾けた。(2月2日、千葉県内で収録 ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」105──当事者の兄弟姉妹に寄り添う

本当の気持ちを知らずにいた
弟にあらためて向き合う覚悟

ひきこもり当事者の兄弟姉妹には親とは違った辛さや苦しみがある──。公認心理士として働く石島ひなたさん(仮名、42)には長く在宅状態の弟がおり、世間の偏見や誤解と戦ってきた母(70代)は、ひきこもる子どもの気持ちを理解し向き合ってきた。だが、娘にとってそんな親の姿は「過保護」に見えることもあり、親の死後、残される弟の将来が心配でならないという。「何らかの障がいの可能性もあるので診断を受けてほしい」とした上で、「弟の今後については、本人と両親を交えて話し合っていきたい」と話す、ひなたさんを取材した。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【102】

特攻隊の中継基地跡に建った
筑前町立「大刀洗平和記念館」

特攻と戦闘機のリアルが眼前に

福岡県中南部の内陸部にある人口約3万人の筑前町(ちくぜんまち)に戦時中の航空機の実機や計器類の部品などが豊富に展示してある大刀洗平和記念館がある。太平洋戦争末期には特攻隊員を養成する「中継基地」の役割を担った旧陸軍の大刀洗飛行場跡に町立施設として建設されたものだ。館内には博多湾から引き揚げられた貴重な戦闘機などが展示され、亡くなった特攻隊員らの名簿もある。1944年10月に始まった捨て身の航空特攻作戦から80年目の春、同館を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●開拓使時代の製法受継ぐビールを味わえるBREWERY1876オープン
●根室半島遊覧バス「のさっぷ号」今年は5月1日から運行スタート
●滝上町が誇る日本一の「芝ざくら」の季節到来
●札幌心臓血管クリニックが豊平でもサテライト開業へ
●期待のレストラン棟が新たに誕生 「C&A北広島」がグランドオープン
●スキージャンプの葛西紀明選手 ギネス世界記録5つから7つに
●アサヒビールがGW初日から「お花見ビアフェスト」を開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ムーンライト セレナーデ』
【報道】課題が山積する北海道医療大の北広島移転

遅れる移転計画の策定

巨額資金調達に大きな壁か
“置き去り”の当別町で悲鳴

当別町と札幌市北区にキャンパスを構える北海道医療大学の移転計画に遅れが出始めている。2028年4月までに「北海道ボールパークFビレッジ」(BP・北広島市)に全施設を移すとして、運営する学校法人東日本学園(鈴木英二理事長)が本年3月までに基本計画をまとめる予定だったが、本誌の取材で計画策定が6月ごろまでずれ込むことが分かった。移転費用の調達などの課題が山積しているもようで、今回の移転自体を危ぶむ声も聞かれる。あらためて道医療大の北広島移転を問う──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】厚真の砂利採取場で起きた産廃不法投棄事件を追う

最終処分場に持ち込まれず
野ざらしにされた建築廃材

厚真町で砂利採取業を営んでいた事実上の経営者が産廃の不法投棄に手を染めていた疑いが浮上した。同氏は配偶者が苫小牧市内に所有していた家屋を社員を使って解体し、建築廃材などを処分場ではなく砂利採取場に運ばせていた。これらの産廃は、採取場の土地が他者のものになった現在も野ざらしのままだ。厚真の現場でいったい何が起きていたのか──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉛

道「因果関係」否定貫く

江差パワハラ死問題で交渉決裂
遺族落胆「謝罪は何だったのか」

記者会見で地元報道が質問を繰り返しても、議会で複数の会派が追及を続けても、ほかならぬ当事者の代理人が粘り強く交渉を重ねても、その役所は毫も動くことがない。北海道立高等看護学院の在学生自殺問題で、第三者調査が認定したハラスメントと自殺との因果関係を道は一貫して否定し続け、賠償交渉で譲歩した遺族の提案さえも拒絶した。真意を問われた知事は、事ここに到ってなお常套句を繰り返すのみ。「誠意をもって対応する」と――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈5〉

報酬「お菓子やジュース」

週7日労働の障碍者に賃金なし
恵庭・虐待疑いの牧場主認める

「健常者に対しては許されないことが、障碍者相手ならば許されるのか」。訴えを起こした知的障碍者たちの代理人は憤りを隠さない。昨年10月号以降の誌面で報告を続けている、恵庭市の牧場経営者による虐待疑い事件。事態を隠蔽していたとされる自治体とともに損害賠償請求の訴えを受けた関係者が、指摘される長期間の賃金未払いを事実上認めた。無休の労働の対価は、「お菓子やジュース」だったという。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を⑦

24条「同性婚を保障」

札幌高裁、違憲判決さらに前進
司法の解釈拡がる「結婚の自由」

「喫緊の課題として、早急に真摯な対応が望まれる」。国にそう迫る司法の声が、歓喜の涙に迎えられた。全国一斉にその訴えが起こされてから、早5年あまり。初の二審判決に到った札幌の裁判所は、各地の一審で示された違憲判断からさらに踏み込み、婚姻の自由を定める憲法24条に斬り込んだ。意を強くした当事者たちはしかし、なお立ち止まらないことを選ぶ。闘いの舞台は、司法府の頂点へ――。(小笠原 淳)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑱──計画変更や延期が相次ぐ札幌の再開発事情

拍車かかる資材高・人手不足
ラピダス特需で再開発に暗雲

冬季五輪誘致断念に加え、北海道新幹線延伸工事の遅れにより札幌中心部の再開発機運が後退する中、建設資材高騰や次世代半導体工場「ラピダス」の建設による人手不足が重なり、再開発事業の計画変更や着工延期が目立っている。インバウンドや国内観光客がコロナ禍前の水準に回復し、札幌中心部にも活気が戻りつつあるが、再開発を契機にした街のリニューアルには不透明感が広がっている。 (佐久間康介)

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【環境】石狩湾新港の洋上風力に危機感を強める後藤美智子さんに訊く

国が超低周波音の影響を
顧みない現状を変えたい

小樽市在住で、風力発電による超低周波音の研究を続ける後藤美智子さんが、今年1月から石狩湾新港で稼働を始めた日本最大級の洋上風車に危機感を強めている。大型化すればするほど、超低周波音領域の音圧レベルには莫大なエネルギーが集中する上、石狩湾新港の洋上風力は離岸距離が短い。周辺に住む地域住人は風車病の脅威にさらされることになるからだ。後藤さんを訪ね、洋上風力の問題点などについて訊いた。(武智敦子)

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【環境】齊藤啓輔余市町長が反原発派団体との面会を拒否?

職員発言をめぐり平行線の議論
抗議を受けた町は「誤解」と釈明

北電泊原子力発電所の再稼働に反対する住民団体が、余市町の齊藤啓輔町長から「反原発団体」であることを理由に面会を拒否されたとして反発を強めている。この問題について渡邊郁尚副町長は「町長は反原発団体という言葉は使っておらず、各種要望や面会については担当課で応じることになっている」と釈明。納得しない住民団体は町に抗議し、謝罪文の提出を要請。再稼働の賛否を地域住民に聞く住民集会の開催も求めていく方針だ。この問題の経緯と両者の言い分を取材した。 (武智敦子)

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【ニュース】

■労組結成した記者の解雇「無効」
 ネムロニュースに全面敗訴判決
 ──一昨年復刊の地方紙で不当労働行為指摘

■北海道経営未来塾で第8期修了式
 学んだ「自分と未来を変える」こと
 ──塾生・クレタの石亀裕晃氏が「新しい時代を切り拓く」

■北大総長解任取消訴訟で敗訴した
 名和氏「裁判で総長の責務を全う」
 ──「北大の主張を鵜呑みにした」と請求棄却を批判

■「未熟さにつけ込んでおり悪質」
 児童わいせつ元警官に有罪判決
 ──未発表事件、発生2年余でようやく決着

■南スーダン訴訟、控訴審も棄却
 陸自PKO派遣の憲法判断回避
 ──「役目果たした」と原告 弁護団は「司法の役割放棄」に憤り

■当事者など6月下旬にも尋問へ
 黙秘権侵害・私物検閲訴訟佳境
 ──法廷上映の取り調べ動画はその後報道公開

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【観光】特集 2024 春の観光情報

“いのち”が満ちる北の大地へ

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【介護】

つしま医療福祉グループ原点の
特養「ノテ幸栄の里」が新築移転

地域包括ケアの拠点として在宅生活を支援

つしま医療福祉グループ(札幌市・対馬徳昭代表)の中核、社会福祉法人「ノテ福祉会」(同理事長)が、法人発祥の原点と言える特別養護老人ホーム「ノテ幸栄の里」(札幌市豊平区月寒)の移転新築を果たし、前後して南区に同じく特養の「ノテ石山」がオープンした。特養は同グループが展開している地域包括ケアシステムの拠点に位置付けている重要施設で、短期入所のショートステイや居宅介護事業も組み込み、住み慣れた地域での高齢者の暮らしを支えている。介護福祉で全国をリードする、つしま医療福祉グループの現在地をレポートする。(3月25日取材 工藤年泰)

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【医療】

坂泌尿器科病院に道内初導入された
放射線治療装置「ハルシオン」の実力

高まった治療精度と利便性
前立腺など様々な癌に対応

全国有数の泌尿器科専門病院として知られる社会医療法人北腎会 坂泌尿器科病院(坂丈敏理事長・院長/札幌市西区・59床)。昨年11月、同病院が開設した「放射線治療センター」に道内初導入され注目を集めているのが、がんを対象にした最新鋭放射線治療機器「ハルシオン」だ。これにより画像撮影時間は従来の10分の1、治療時間も大幅に短縮されたほか、センターには最新鋭のMRI「グラシアン」も導入されている。同センター長の原田慶一医師は「ハルシオンは前立腺がんだけでなく骨転移がんや乳がん、肺がんなどにも対応でき、グラシアンとの相乗効果も期待できます。今後はいっそう、がん治療を手がける他の病院と連携していきたい」と意欲を口にしている。
(3月21日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【医療】

中村記念病院の大竹安史センター長に
頸椎椎間板ヘルニアと頸椎症の治療を訊く

首の可動性を温存し再発を
予防する人工椎間板置換術

札幌の都心部に位置し、国内屈指の脳神経外科専門病院として知られる社会医療法人医仁会 中村記念病院(中村博彦理事長・院長/499床)が頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症の治療で成果をあげている。中でも「人工椎間板置換術」は、従来のインプラントによる固定術と違って首の可動性が損なわれず再発の可能性が少ないのが特徴だ。同病院の脊椎脊髄・末梢神経センター長を務め、頸椎疾患のエキスパートである大竹安史医師は「メリットやリスクを理解した上で治療を受けてほしい」と呼びかけている。
(3月18日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【市政】多くの難題に向き合った堀井・伊達市政の1年

子供たちを守る姿勢を鮮明に
重要なのは迅速な施策の実行

人口減対策には若者の移住が必須

6期24年続いた菊谷秀吉市政から一新。昨年4月の選挙戦に勝利し、伊達市の新たな舵取り役となった堀井敬太市長。就任してからさまざまな難題に向き合い対応を求められた1年目だったようだ。こと昨夏の記録的な猛暑は住民を大変苦しめたが、そんな中で子供を暑さから守ろうと市内全小中学校へのエアコン導入を即決するなど、子供の安心安全に注力する姿勢を鮮明にした。このほかにも課題山積の伊達市だが、堀井市長が特に危機感を抱いているのが人口減少。シニア移住者が増加傾向の一方で、若者の流出が深刻な現状を受け、「交流人口、関係人口を創出する新たな施策の展開により、活動拠点や移住先として若者にも選ばれるまちにしていく」と力を込める。
(3月27日収録、髙橋貴充)

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【交通】「住民の足」を救った赤井川村の「むらバス」

地元交通事業者らの協力と
村役場の熱意で路線が復活

後志管内の赤井川村が北海道中央バスの路線廃止に伴う代替交通として2022年4月から本格運行を始めた村営のコミュニティバス「むらバス」が実績を伸ばしている。バス利用者の声を聞きながら、高校通学に配慮したダイヤ編成や路線延伸を行ない利用者増に成功。利用者の低迷から中央バス運行時には「空気を運んでいる」と揶揄されたバス路線に人を呼び戻している。背景にあるのは、「住民の足」を守るために奔走した村役場の熱意だ。 (武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

アニマルウェルフェアの啓発に取り組む
岡田千尋さんに訊く今後の方向(前編)

「動物福祉の時代がくる」を信じ
無理解な社会で走り続けた20年

「食品企業の中に『アニマルウェルフェア(AW)の時代がくる』との考え方が醸成され、HPに掲載するところも増えている」と手応えを感じているのは、動物たちの権利擁護に向けた活動を続ける、認定NPO法人アニマルライツセンターの代表理事・岡田千尋さんだ。犬や猫の保護から始めて20年余り、近年は畜産動物の問題に注力し、虐待事例に対する告発や関連政策の提言、普及啓発、ロビー活動などに取り組む機会が多い。その歩みやAWに対する意見などを訊いた。 (2月2日、千葉県内で収録 ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」104──NPO法人「レタポス」田中理事長に訊く「母と私の半世紀」

統合失調症に苦しみながら
ひきこもりの息子を後押し

札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の田中敦理事長(58)は、2年前に両親を亡くした。若い時に統合失調症を発症した母は、晩年にアルツハイマー型認知症を併発。父に厳しい言葉をぶつけることもあり、その度に「過去に何があったのか」と考えた。その疑問が晴れたのは、母の遺品を整理していた時に偶然見つけた古い日記帳。そこには、父と母方の祖母が付き合っていたというショッキングな「事実」が記されていた。田中理事長は、「母の日記から『家族の歴史』を振り返ることができた。今後は兄と一緒に両親を弔っていきたい」と話している。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【101】

建設された「戦闘機の秘密工場」
兵庫県西宮市の甲陽園地下壕跡

“歌劇のまち”の知られざる歴史

太平洋戦争の末期、現在は高級住宅街である兵庫県西宮市の甲陽園地区に巨大な地下壕などの施設を造り、戦闘機の製造を進める計画が進んでいた。終戦とともに実際に使われることはなかったが、37年ほど前に地下壕内部を調査したところ、建設のために労働を強いられた朝鮮半島の人たちが岩肌に残したと思われる文字も発見された。現在、地下壕はすべて埋め戻されており、地下壕のあった公園にひっそりと立つ石柱や説明板でその存在を確認できる。阪神甲子園球場や宝塚歌劇団がある西宮市を訪れ、巨大地下壕が眠る甲陽園地区を取材した。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●新入行員も頭取も気持ち新たに船出を切った北洋銀行の入行式
●星野リゾートが北海道で初の入社式。道内では76名が配属
●次の世代を応援する取り組みを相次ぎ展開した、ISHIYAの3月
●サントリーが北海道限定で「キンムギサワー」を新発売
●ホクレン北海道焼肉シリーズ3月末に2つの新商品を発売
●食と映画の祝祭、北海道フードフィルムフェスティバルが開催
●JR根室線 富良野~新得間でラストラン
●ススキのピックアップガール「めい」(セクシーカフェ モエッタ)
●自動調理ロボの中華料理店「日々中華」がプレオープン
●地域づくりを応援する太陽財団 対象事業の助成金贈呈式を開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『水仙』
【報道】道警不祥事から考える〈69〉

被害者は小1女児

児童わいせつの元警官に求刑3年
不起訴事件「不当」議決で明るみに

現職警官が同居する養女にわいせつな行為を強要し、親族の告発で容疑者として捜査を受けながらも起訴を免がれ、職場である警察本部も報道発表を見合わせた――。事実関係の多くが藪の中だったその不祥事が、発生から2年以上を経て公開の場で裁かれるに到った。第三者機関の「不起訴不当」議決を機に法廷で明かされることになった事件の概要を、発覚までの経緯と併せてここに報告する。小さからず注目されていた筈の裁判の模様は、なぜかどこにも報じられていない。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART38 「概要調査」めぐり真価を試される鈴木道政

いま毅然と“道是”を示せ

公表された「文献調査」の報告書
国策に翻弄されない地域作りを

2月13日、後志管内の寿都町と神恵内村を対象にした、“核のゴミ”最終処分場の選定に向けた文献調査の「報告書案」がようやく公表された。「第3の自治体」に浮上した長崎県対馬市では、3月3日投開票の市長選で調査反対の現職が圧勝し、調査に手を上げた自治体は2町村だけに。概要調査に「現時点では反対する」鈴木直道知事は今後どう対応するのか──堂垣内知事時代から「処分地は受け入れず」を基本にしてきた道政の流れや、幌延町での放射性廃棄物施設をめぐる膠着状態からの脱却をめざして制定された「特定放射性廃棄物に関する条例」の経緯などをたどりつつ考えた。道教育大名誉教授で地質学者の岡村聡さんによる「報告書案」批判と併せて紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【経済】倶知安観光協会の吉田聡代表理事が「ニセコバブル」に反論

世界が認めた確かな実力

「バブル」と言われ続け20年
正しく評価されないニセコ

倶知安とニセコにまたがるいわゆる「ニセコエリア」が外国人スキー客で大賑わいだ。コロナ禍を経たいま、円安も追い風に国際的なスキーリゾートとして完全復活したと言っていい。しかし、一部メディアや識者の間には「ニセコバブル」と称して先行きを危ぶむ論調も少なくない。果たしてバブルに踊っているのか、それとも世界に認められた本物の人気なのか。おりしもスキーシーズン真っ只中、倶知安観光協会の吉田聡代表理事にニセコエリアの現状を訊いた。   (3月4日取材 佐久間康介)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑰──回復しない戸建て住宅需要

バブル超え株価でも底打たず
3年連続1万戸割れに現実味

戸建て住宅の需要が回復しない。国土交通省によると2023年の道内の住宅着工戸数は1万686戸で、そのうち持ち家は8277戸と2年連続で1万戸を割り込み、過去65年間で最少となった。株価はバブル時の最高値を34年ぶりに更新し、全国的に賃上げ期待が広がるが、北海道の景況感に持ち直しのムードは乏しく、戸建て需要が底を打つ気配はない。24年も1万戸割れが続く見通しだ。    (佐久間康介)

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【環境】石狩湾沖で開発が進む洋上風力の現状と課題

環境や漁業、健康への影響─
洋上風力に潜む不都合な真実

小樽市と石狩市にまたがる石狩湾新港内で、国内最大級の洋上風力14基が今年1月1日から本格稼働を始めた。国は石狩湾沖合の一般海域を大規模プロジェクトに向けた「有望区域」に位置付けており、11事業者が名乗りを上げている。まさに洋上風力ラッシュの様相だが、環境や漁業に与える影響について不安視する住民も少なくない。「北海道風力発電問題ネットワーク」代表の佐々木邦夫さんは「再生エネルギーは必要」とした上で、「石狩湾沖合の一般海域は環境省が生物多様性の観点から重要度の高い海域としています。風車をめぐっては、鳥類への被害を防止するための実証実験も行なわれています。国はこうした調査研究に予算をつけてほしい」と話している。(武智敦子)

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【釧路特集】鈴木貴子衆議に訊く

道7区の顔として地域を牽引
未来を創る地元人材の育成を

岸田内閣で外務副大臣などを歴任した鈴木貴子衆議院議員(38)が昨年3月、伊東良孝衆議と交代する形で自民党北海道7区の支部長に就任し、政治家としての存在感を増している。お膝元の釧路・道東地区ではコロナ禍とロシアのウクライナ侵攻で酪農・畜産業が大きな打撃を受けているが、鈴木衆議は「これを機に真の経済安全保障、食料安全保障を確立していかねば」と未来を見据える。その鈴木衆議に道7区支部長としての抱負をはじめ、地域づくりの方向性、自民党の裏金問題に対する所見を訊いた。 (2月10日取材・工藤年泰)

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【釧路特集】蝦名大也釧路市長に訊く

基幹産業の課題解決を進め
観光などで新しい賑わいを

昨年は32年ぶりに日本一となった水揚げ量に加え、コロナ禍が落ち着いてきた中でアドベンチャートラベルの適地として注目が高まるなど、明るい兆しも出てきた道東の拠点都市・釧路。だが飼料などのコスト高と価格転嫁の難しさで酪農業は危機的状況。北海道ワイルズの東京移転で、かねてよりアイスホッケーが代名詞だったまちからプロチームが消滅する事態も。さらには釧路湿原など貴重な自然の地域資源を“エコエネルギー”を生む大規模太陽光発電施設が脅かすという問題も出始めた。果たして釧路はどんな未来を描いていくのか──。舵取り役の蝦名大也市長に訊いた。
(2月22日取材・髙橋貴充)

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【釧路特集】サンエス電気通信・宮田昌利社長に訊く

基幹産業の衰退で正念場の経済
危機感共有し新産業の芽を育成

かつての基幹産業の衰退に伴い人口減少が進み、数年以内にピーク時から半減する見通しの釧路市。地元経済界の危機感は強く、新産業育成は喫緊の課題になっている。そうした中でサンエス電気通信の宮田昌利社長(63)は「釧路新産業創造研究会」を立ち上げ、新たな産業の芽を育もうと東奔西走。就任した会長の在任期間を3年間とし、その間に次の釧路を担う人材育成に全精力を注ぐ考えだ。「K-Biz」(釧路市ビジネスサポートセンター)や「ラポールくしろ」の活動など、まちづくりのムーブメントは確実に醸成されつつある。地域経済のキーマンのひとりである宮田社長に釧路再興のポイントを訊いた。(2月24日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【ニュース】

■町丸抱えの特養建て替え事業で
 片岡町長が認めた“見切り発車”
 ──寿都町の社福が用地未取得のまま補助金申請、工事着工

■後志管内4つの住民団体で組織する
 後志風力発電問題連絡会が共同声明
 ──反対機運の中で古平町は“脱炭素”で関電と連携協定

■塀の中の創作、チカホで展示会
 絵画や詩などに足止める市民ら
 ──刑務所・少年院コンクール66回め、入賞作中心にお披露目

■違法捜査指摘の道警、争う姿勢
 現職警察官の損賠訴訟で初弁論
 ──銃刀法違反の捜査は嫌疑不十分で不起訴処分に

■STV報道に人権侵害など指摘
 路上支援団体がBPO審議要請
 ──ホームレスへの配慮不足に抗議、映像はすでに配信停止

■看護師遺族が陳述「台帳開示を」
 病院側はチラシ配りに過敏反応
 ──釧路日赤パワハラ訴訟で弁論続く

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【医療】
移転新築を控えた時計台記念病院の
消化器内科部長・田沼徳真医師に訊く

AIを備えた最新の内視鏡で
がんを早期発見、徹底治療

社会医療法人カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する札幌市中央区の時計台記念病院(藤井美穂院長・225床)。同病院の消化器内科部長に今年1月、内視鏡治療のエキスパートである田沼徳真医師(47)が就き、カレスサッポロが来年4月、JR札幌駅北側に開院する新病院「カレス記念病院」の消化器内科部門を統括する予定になっている。専門の消化器分野だけでなく、さまざまな内科領域で幅広く臨床経験を積んできた田沼医師に、進化著しい内視鏡治療の可能性や今後の意気込みを訊いた。         (2月19日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【医療】
北海道整形外科記念病院の大浦久典医師に
手術支援ロボット「Mako」の実力を訊く

ロボットのサポートで実現する
正確で安全な「人工関節置換術」

国内有数の整形外科専門病院、医療法人 北海道整形外科記念病院(札幌市豊平区・199床、加藤貞利理事長・近藤 真院長)が昨年9月、アメリカで開発された手術支援ロボット「Mako」(メイコー)を導入し、人工股関節置換術や人工膝関節置換術に力を発揮している。ロボットアームが医師の執刀をサポートすることで、より正確で安全な手術を行なうことが可能なMako。その実力と可能性を副院長で股関節センター長の大浦久典医師(58)に訊いた。     (2月26日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【ビジネスレポート】

キャンピング&フィッシング体験
施設「C&A北広島」に新レストラン

看板はジェラートにコーヒー、ピッツァなど

北海道日本ハムファイターズのホーム球場、北海道ボールパーク・Fビレッジのまち、北広島市。ここで昨年9月末に産声をあげたのが、キャンプやフィッシングをはじめアウトドアスタイルの総合的な魅力を提案、発信するキャンパーズアンドアングラーズ(※スノーピーク、アイビック、ティムコ、アイビック食品の4社による合弁企業。本社札幌・山井太社長=スノーピーク会長兼社長、略称C&A)の第1号店「C&A北広島」だ。

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【観光】弟子屈への処方箋、そしてニセコへの懸念

星野リゾート代表が提言する
持続可能な日本観光の在り方

北海道知事自らも「北海道は食と観光」と声高に基幹産業であることを明言し、同時にこれからの大きな成長への期待感を露わにしている北海道の観光。人々がほぼ動きを止めた最悪のコロナ禍を脱し、途端再び急増を始めたインバウンド需要も大きな追い風に、北海道観光は〝順風満帆〟の空気感が支配している印象だが、はたしてそれは本当に盤石と言えるだろうか? そんな疑問を抱いていた中、2月21日に札幌市内で行なわれた星野リゾート(星野佳路代表)のプレス発表会。近年ことに北海道で存在感を増す日本の観光産業のリーディングカンパニーたる同社だが、そこで同氏が語ったのは私も感じていたこれからの北海道観光への懸念。加えてそれを回避するには何を成すべきかのいくつもの処方箋だった。(2月21日収録・髙橋貴充)

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【食】
道内販売がなく売れ行きは低調
目下、着々と道内展開の準備中

レトルト「リトルスプーン」復活
SNSで大バズりはしたけれど…

1月9日、北海道どさんこプラザ【公式】アカウントから「このキャラクター知ってますか?」の質問と共に、とあるキャラクターがSNSで発信された。玉ねぎのような髪型をしてカレーライスを持ったおそらく子供であろう人物キャラ。その公開から間もなく、SNSのひとつX(旧Twitter)には「リトルスプーン」がトレンドにあがった。閲覧数は2月末時点で、およそ36万。コメントには「懐かしい」「美味しかった」といった言葉が溢れた。そのリトルスプーンとは何かというと、地元のみよしのやCoCo壱番屋など競合他社がひしめき合う北海道のカレーチェーン店市場において、1999年の初出店以降一大旋風を巻き起こし急成長した店及びブランド名。SNSにあがったのは、そのイメージキャラクター「スプーンちゃん」だった。告知の真意は、同日にリトルスプーンのカレーがレトルトになって復活し、販売開始したことを伝えるものだった。  (髙橋貴充)

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【春の全国交通安全運動】

交通事故抑止に寄与してきた
安心安全なクルマ作りの歩み

自動運転など技術の進歩は日進月歩

毎年恒例の春の全国交通安全運動。今年は新入学(園)時期の4月6日から15日までの10日間を活動期間としており、4月10日は「交通事故死ゼロを目指す日」とした。重点テーマに据えたのは子供を中心に、歩行者の安全確保。これまで本誌では春の全国交通安全運動について、小学生の登下校を見守るシニアボランティアの活動や、交通事故抑止に務める企業・団体の取り組みなどさまざまな方向から取り上げてきたが、今回は車の安全性向上の歩みや現在の技術に着目。果たして現在の車はどれだけ安全になったのだろうか。

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【文化】「まち文化研究所」を主宰する塚田敏信さんに訊く(後篇)

知られざる小樽の魅力

独自のまち文化を見える形で
残し「底力」を伝えていきたい

「まち文化研究所」を主宰し、小樽を始め道内各地の「まち文化」に詳しい塚田敏信さん(73)へのインタビュー後篇は「小樽のまち文化をどう残し伝えていくか」がテーマだ。小樽ゆかりのプロレタリア作家、小林多喜二が小樽を北海道の「心臓」に例えたことに着目し、小樽と道内外のつながりを丁寧に紐解く塚田さんは、「ここに『まち文化博物館』をつくり、銭湯や市場、菓子など独自のまち文化について興味を持ってもらう。そして他の情報も互いに持ち合う交流の場にしたい」と意気込む。 (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」103──NPO法人「楽しいモグラクラブ」の挑戦

軌道に乗り始めた「動画編集」
対価を生む仕事として手応え

札幌市のNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長)が運営する就労継続支援B型事業所「工房mole」の動画編集サービスが本格化している。昨年12月、地域FM局のパーソナリティを務める人物から仕事を受託。工房の利用者が1時間弱のラジオ番組の動画を1分間のショート版に編集している。これまでは自分たちの紹介動画をつくってきたが、外部から仕事が入り対価が支払われるように。平田理事長は「ひきこもっている人の中にはパソコンが得意な人が多い。もっと仕事を増やし、一人ひとりが個人事業主として動画編集を続けていけるようにしたい」と手応えを感じている。               (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【100】

比叡山の頂に残る人間ロケット
「桜花」の秘密基地跡が語るもの

使われなかった非道な兵器

滋賀県と京都府の県境にある比叡山の山頂付近に終戦間際、特攻を目的とした人間ロケット「桜花」の秘密基地が作られていた。この事実は、最近になってテレビの特集番組や新聞で紹介されるようになったものの、その全貌はいまだに分かっていない。本土決戦が現実のものとなり、民間のケーブルカーを接収して突貫工事で建設が進められた桜花の発射装置、カタパルトの名残を探して冬の比叡山を歩くと、いくつかの痕跡が確認できた。なぜ日本海軍は桜花の発射場所に比叡山を選んだのか、そして〝人間ロケット計画〟はどこまで進んでいたのか──。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●新トップは〝森友〟特捜部長 札幌高検・山本検事長が着任会見
●北海道の巨星、伊藤義郎氏を偲ぶ「蒼空のつどい」に500人
●札幌心臓血管クリニックがインドネシア政府と提携へ
●市街地と阿寒湖の中間に位置する釧路観光の拠点
●両国関係の〝雪解け〟を願って日中友好・新年交流会を開催
●「百二十%ハコダテ」を掲げるOMO5函館が7月6日オープン
●「北のハイグレード食品」など道産食品を評する3式典開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『雨になりそうなニューオリンズ』
【報道】21世紀の人質司法③

「逃げてねえか」

黙秘権侵害映像、法廷で上映
国賠訴訟で異例の「文書提出」

「供述拒否権は『嘘ついていい権利』じゃない」「それは間違った選択肢だと思う」「逃げてるつもりはねえか」――。無言で俯く女性に、執拗に迫り続ける警察官たち。延べ約25時間に及んだという密室の取り調べの様子が、警察自身の手で撮影・録音されていた。その一部が裁判所で上映されたことで、長時間の権利侵害の実態が白日の下に。被害女性の代理人らは、改めて訴える。「この取り調べが合法というなら、黙秘権は何のためにあるのか」。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈4〉

市、事業所に合流迫る

恵庭牧場・障碍者虐待疑い訴訟
事業所報告「事実と異なる」と市

本誌などが報告を続けている恵庭市の牧場での障碍者虐待疑い問題で、当事者から訴えを起こされた自治体が地元の相談支援事業所へ「訴訟告知」を行なっていたことがわかった。早期に虐待の存在を疑っていた事業所を、市が自分たちの側につける形で裁判に合流させようというのだ。これに驚いた原告側は近く、同様の訴訟告知を行なって事業所に協力を求める考え。長期の虐待隠蔽が問われる事件の行方は、なお予断を許さない状況だ。(小笠原 淳)

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【経済】タクシー不足解消をどうする

誰が地域の足を守るのか

日本版ライドシェアの行方と
ハイタク業界の「新潮流」とは

二種免許を持たない一般の人がタクシー会社の管理下で自家用車を使って客を運ぶ「日本版ライドシェア」の試験導入が4月から東京で始まる。タクシーを拾えなかったり、配車を依頼してもなかなか来ない「地域」「時期」「時間帯」を限定した導入だが、安全管理やサービス面の課題もあり全面解禁の行方は不透明。人口減少の流れを受け鉄道やバスといった公共交通が縮小する中、地域の足をいかにして守っていくのか──。タクシー難民の解消に向け「ニセコモデル」など独自の取り組みも進めている北海道ハイヤー協会の今井一彦会長(71)に訊いた。   (12月17日取材 聞き手=工藤年泰)

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【被災地支援】つしま医療福祉グループが能登半島地震で介護支援

被災者の苦難に寄り添って
不自由な高齢者をサポート

厚生労働省からの要請を受け、つしま医療福祉グループ(本部札幌市豊平区・対馬徳昭代表)が1月中旬から能登半島地震の被災地に職員を派遣し、避難所で介護が必要なお年寄りを支えている。1月15日に出発した第1班を皮切りに、22日からは第2班、28日からは第3班、2月4日からは第4班が向かい、それぞれ1週間現地で活動に従事。同グループでは第4班以降も継続派遣を決めている。今回の支援の概要をはじめ現地の様子や介護に当たった職員の声を紹介する。      (工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈68〉

暴行「注意」留まりか

懲戒6、監督上の措置91
道警処分2023年速報

地元警察が不祥事の全件公表に踏み切らない中、本誌が飽かず続けている定期的な公文書開示請求。北海道警察への本年最初の請求で昨年第4四半期(10―12月)の職員処分の記録が開示され、もって通年の記録が出揃った。直近では歳末に「不相応な借財」なる事案が頻発するなど、これまであまりみられなかった傾向が読み取れる。職員の逮捕事案が懲戒に到っていない可能性も含め、2023年の速報値を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】「桐島聡」死亡で囁かれる共犯・大道寺あや子に国内潜伏説

釧路に生まれた日本赤軍の
残党はいま何処にいるのか

1974年から75年にかけて連続企業爆破事件を起こした東アジア反日武装戦線のメンバーとして指名手配されていた桐島聡容疑者(70)を名乗る男が1月29日、入院先の病院で死亡した。警視庁公安部は2月2日までに男のDNA型を桐島容疑者の親族と照合し「親族関係に矛盾なし」との結果が出たとし、容疑者本人かどうかの特定を進めている。半世紀に亘る逃走劇が明らかになる中で、注視されるのが共犯者として今なお国際手配中の釧路出身、大道寺あや子容疑者(75)の動向だ。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑯──札幌市内で解体されずに残る空き病院

利活用が進まない空き病院
閉院から10年経過の建物も

札幌市内では、1972年の札幌冬季五輪で街並みが大きく変わったが、当時建設された多くのビルが更新の時期を迎え、再び街並みが変わり始めている。その頃に建った病院も同様に建て替え時期に入っており、移転新築された新病院が市内随所で目に付くようになった。その一方で、解体されることなく当時の姿を留めたままの旧病院もある。今回は、そんな旧病院の動向を探ってみた。(佐久間康介)

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【環境】後志で風力発電に反対する住民団体の活動が活発化

余市でも高まる風車への懸念
初の住民学習会で深めた学び

現在、後志管内では仁木町、赤井川村、小樽市、余市町の4市町村の住民団体が風力発電の建設に反対する活動を続けている。そうした中、1月28日には「余市町の風力発電を考える会」(安田嵐嶄共同代表)が、関西電力が余市町と古平町で計画しているウインドファーム事業の建設予定地に近い余市町豊丘で初の学習会を開き、町内外から76人が参加した。一方、「仁木町の風車問題を考える会」(穂積豊仁代表)は、昨年12月に関電が開いた住民説明会をめぐり「住民を無視したもの」として、事業を認可しないよう求める上申書を1月17日付けで国に提出。脱炭素社会への切り札とされる風力発電に「NO」を突き付ける動きが後志で本格化している。   (武智敦子)

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【ニュース】

■道主催の「ひきこもり支援セミナー」で
 山田ルイ53世さんと斎藤環さんが講演
 ──テーマは「僕たちにはキラキラする義務などない」

■能登半島地震被災地の悪臭対策に
 寄贈された次亜塩素酸水が大活躍
 ──避難所の要請に応じて業界団体が搬送支援

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【流通】アークス・横山清社長が2024年の食品スーパー業界を展望

私も会社も発展途上

オーバーストアの調整局面
今年がその端緒の年になる

食品スーパーマーケットで全国5番手の売上高を持つアークス(本社・札幌市中央区)。同社を率いる横山清社長は、大学卒業後に就職した商社から子会社の食品スーパーに出向を命じられてこの道に入り、以来62年に亘り激動の業界を生き抜いてきた。横山氏の半生は、道内のみならず全国の食品スーパーが歩んできた歴史そのもの。同氏は今年5月に89歳を迎えるが、今もトップとして全国を飛び歩く。業界の“生老病死”を目の当たりにしてきた横山氏の眼に、2024年の食品スーパー業界はどう映っているのか──。現役経営者による縦横無尽の語りを読者にお届けしたい。   (佐久間康介)

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【観光】創業60周年を迎える野口観光の野口和秀 社長に訊く

祖父が生んで、父が育てた
野口ブランドを新たに磨く

目指す「ビッグとグッドの両立」

道内外で21カ所のリゾートホテル・旅館を展開し、今年創業60周年を迎える「野口観光グループ」(本社登別市)。2022年6月に社長に就任した3代目トップ、野口和秀氏(46)は、グループを率いる新リーダーとしてコロナ禍で打撃を受けた業績の建て直しに手腕を発揮した。「今後は会長(故・野口秀夫氏)が残してくれた課題に着手する」とする野口社長に、これまでの歩みを振り返ってもらいながら自身が描く「野口観光の明日」を訊いた。目指すのは「ビッグとグッドの両立」だ。(1月17日取材 聞き手=工藤年泰)

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【震災】正月を襲った未曾有の大災害 (㈱あかりみらい代表取締役社長 越智文雄氏)

いま能登半島地震から学ぶこと

元旦に起きた大地震から1カ月を過ぎ、能登半島ではいまだに多くの被災者が不便で不衛生な生活を余儀なくされている。いち早く現地で支援活動を行なっている日本除菌連合会長/(一社)次亜塩素酸水溶液普及促進会議の代表理事越智氏に取材した。

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【連載】〝農と食〟北の大地から
家畜福祉(アニマルウェルフェア)の普及をめざした歩みを振り返る

人と動物とのより良い関係を目指す
啓発は道半ば。今後は「学びの場」を

筆者がアニマルウェルフェア(家畜福祉・AWと略)の問題を勉強し始めてから、すでに20年ほどの歳月が流れた。「家畜に福祉? 何それ…」と首を傾げる人が多かった時代は終わり、一定数の人がこの言葉を認知するようにはなった。普及に向けた“そよ風”は吹いているが、本気でAWの問題に関わろうとする人材はまだまだ少ない。店頭に並ぶパック詰めされた畜産食品の価格や味には敏感でも、それを生みだす動物たちの劣悪な飼育環境にまで関心を向ける消費者も多くはない。AWの基本は、それぞれの動物の習性や生態、生理によく学ぶこと。その原点に立ち返り、「学びの場」を創ることも必要ではないか──。自身の歩みを振り返りながら、今後に向けた課題などを考えた。(ルポライター滝川 康治)

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【文化】「まち文化研究所」を主宰する塚田敏信さんに訊く(前篇)

足元の生活文化こそ宝

縮小する銭湯や市場は小樽の
魅力を伝える貴重な地域資源

2020年1月に国内で新型コロナの感染者が確認されてから3年余り。世界をパニックに落とし入れた感染症は昨年5月に収束し、観光都市小樽にも外国人観光客が押し寄せている。しかし、まちを歩くと新型コロナによる不況の影響はそこかしこに。客足が途絶えたり経営者の高齢化で閉店を余儀なくされたまち並みには空き地が増え、昔ながらの店舗は姿を消しつつある。「まち文化研究所」を主宰し、小樽をはじめ道内各地の市場や銭湯など「まち文化」を研究する塚田敏信さん(73)を訪ね、まちの記憶をどうとどめ伝えていくかを訊いた。  (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」102──レタポスの居場所事業を田中理事長が総括

当事者の参加で活況の江別と
横のつながりを欠いた北広島

札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(レタポス・田中敦理事長)が2023年度に江別市と北広島市で開催してきたサテライト型の居場所事業は、江別が昨年12月、北広島は11月に事業を終了した。これにより札幌圏の居場所事業は一区切りついたが、両市の結果を見ると、当事者や家族の参加が順調に推移した江別に比べ北広島はいずれもゼロだった。「江別市では後援団体間に横のつながりがあり、当事者がいたら積極的に声がけをしていたが、北広島市にはそれが欠けていたのではないか」と話す田中理事長に、これまでの居場所事業の総括と今後の予定などを聞いた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【99】

英米の兵士24人が命を落とした
広島県尾道の旧向島捕虜収容所

プレートに刻まれた戦争の苦難

広島県尾道市向島(むかいしま)町にある大型スーパーとドラッグストアの敷地隅に赤レンガのモニュメント、そして英文と日本語で書かれた2枚のメモリアルプレートが置かれている。かつて赤レンガの壁とノコギリ屋根が特徴的だった旧向島捕虜収容所の名残りを伝える慰霊碑だ。太平洋戦争中にフィリピンなどで捕虜となって移送されたイギリス兵やアメリカ兵が収容されていたもので、収容中に亡くなったイギリス兵23人とアメリカ兵1人の名前が刻まれている。収容所が解体されてもプレートには戦時中の悲しい事実が刻まれている。 
  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●飲食店大充実の第2弾オープンでココノススキノが待望の本格始動
●サッポロビールとポッカサッポロ北海道が2024年事業方針を発表
●聖地、昭和新山に精鋭チームが集結 国際雪合戦 待望の通常開催へ
●札幌モビリティショー2024 模索される未来
●ISHIYAとTOPPANが環境に配慮した事業構築で協業開始
●流氷の到来と同時期という好機にチカホでオホーツクフェアが開催
●SUSUKINO PICKUP GIRL「みずき」(セクシーホスピタル ER。)
●北海道で生まれた全国注目の「呼吸する換気口」

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*人物株価
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス

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