北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

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【報道】重症心身障害者施設で起きた医療事故を追う(1)

その死は人間らしかったか

「札幌あゆみの園」に入所していた
50代男性がケアのミスから窒息死

その命はふいに絶たれた──。社会福祉法人北翔会(本部白石区川北・西野千郷理事長)が運営する「医療福祉センター 札幌あゆみの園」(篠原義文園長・184床)に長年入所していた50代の男性が8月12日朝、医療事故により心肺停止に陥り、搬送先の救急病院で息を引き取った。そのあゆみの園では、介護職が「保健師助産師看護師法」(保助看法)に抵触する医療行為を行なっていたとして監督官庁である札幌市から指導も受けている。非常に重い心身障害を抱える人たちを支える最後の砦として知られる施設で、いったい何が起きているのか。9月下旬、取材に応じた北翔会側は非を全面的に認め、遺族と関係機関に対応していることを明らかにした。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈19〉

道警、我が道を行く――

懲戒の一部非公開、今後も
警察特権「発表の指針」死守

「懲戒処分については、先ほど申し上げた考え方で公表して参ります」――。9月下旬、北海道議会の委員会室に響いた声の主は、北海道警察本部の林克徳警務課長。その文言は、1年半前に北村博文本部長が本会議場で口にした言葉とほとんど変わらなかった。自治体としての北海道では現在、不祥事を起こした職員への懲戒処分を原則全件公表している。しかし唯一、警察職員のみはそれを逃がれ、一部非公表に留めることが許された。その特権は、今後も揺らぐことがない。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭事件第2次再審請求審

これは「王手」だ――

恵庭事件・年内にも“結審”
「再審」へ秒読みか


9月下旬に8度めの「三者協議」を終えた恵庭OL殺人事件の再審請求審が、ここに来て大詰めを迎えた様相だ。本誌前号既報の通り、裁判所は10月下旬から11月下旬にかけて弁護側・検察側双方の証人の“尋問”を行なうことになる。翌12月には最終意見書が提出され、通常の裁判でいう“結審”の段階に。被害者の殺害方法や遺体の焼損方法に関する弁護側証人の鑑定が受け入れられれば、殺人犯とされた女性の犯行が成り立たなくなる――。再審への意を強くする弁護団曰く、「将棋で言えば、もう『王手、詰み』だ」。(小笠原 淳)

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【報道】自称「学習・教育コンサルタント」M氏の素顔(4)

離婚を決意した妻が吐露した
暴力・暴言に耐え忍んだ日々

「お母さんが甘やかし、偏った育て方をしたから彼はあのようになったのだと思います」──。被害者が寄せたフェイスブックの「怒りの告発」以降、療育の世界から姿を消したと見られる福島県出身の自称「学習・教育コンサルタント」M氏(43)。放課後デイサービス開業支援などに絡む一連の詐欺疑惑が持たれているこの人物の妻Iさん(40)が、「被害者の会」のメンバーらを前に、夫との生活について赤裸々に告白した。DVに耐えてきた妻の証言から浮かび上がるのは、自立できず、自らを律することもできない男の姿だった。 (武智敦子)

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【報道】

彼を憎んでも、
息子は戻らない――

札幌白石・精神障碍者施設殺人事件から3年
被害者遺族が被害者・加害者支援訴えシンポ

精神障碍者施設で起きた殺人事件の遺族が加害者の社会復帰などを考えるシンポジウムが9月30日午後、札幌市内で開かれ、福祉関係者など約80人が足を運んだ。加害者の心神喪失で刑事責任を問えなくなった事件で、被害者遺族が適切な情報を得ることができない現状が報告され、刑法39条や医療観察法のあり方などが問われた。(小笠原 淳)

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【報道】道議会新庁舎建設はこのままでいいのか(3)

耐震強度を書き換えることで
庁舎の危険性をあえて強調?

道議会庁舎の建て替えに約107億円が計上された平成29年度一般会計補正予算案が10月6日の道議会本会議で可決。3年後の春の完成に向け高橋はるみ知事、道議会がゴーサインを出し、疑惑だらけの新庁舎が来年4月にも着工されることが決まった。札幌の市民グループが建設に疑問の声を上げる中、新庁舎建設の根拠となった耐震強度の書き換え疑惑が新たに持ち上がっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】高橋道政の真価が試される産業用大麻に対する本気度

相次ぐ事件で萎縮する関係者
「生産農家保護」の原点回帰を

10年後の産業振興を見据え
ヘンプの有用性実証を図れ

先月号で検証した上川管内東川町の農園主が大麻取締法違反の疑いで書類送検された事件は9月8日に不起訴処分が下った。しかし、新規栽培を先送りした生産者や自治体、試作用の原料供給がストップして苦慮する民間企業…と、産業用大麻(ヘンプ)の前途にさまざまな影響が生じている。「産業用大麻の推進」を公約に掲げる高橋はるみ知事はその方針を変えていないが、担当部署の道職員の間には及び腰の姿勢が見え隠れする。ヘンプ栽培の灯を消さないためには、当面は道の“管理作物”として位置づけ、一丸となって生産現場により深く関わるしかない。栽培の歴史を振り返り、道の取り組みのなかで欠けていたものを検証し、今後の課題を考えてみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(27)

再稼働に向けた「アピール」で
膨れ上がる安全対策のコスト

泊原発の「ブラインド訓練」で見えたもの

「ブラインド訓練」という言葉をご存知だろうか。あらかじめ決められたシナリオの詳細を事前に参加者に明かさずに行なう訓練のことだ。8月29日、北電は大地震による原子力災害に備えた社内原子力防災訓練を泊原発で実施した。非常用電源の確保や消防隊による消火活動など緊急時の一連の流れを確認するブラインド訓練を目の当たりにした感想は、事故を想定した非常用設備などにいったいどれだけの費用がかかるのだろうかという不安だ。「原発ゼロ」を公約とした「希望の党」が国政に進出しようとする中、泊原発の再稼働問題は、どこへ向かおうとしているのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■不当労働行為認定の上に控訴棄却
 札大の「無責任体質」に厳しい裁定
 ──「荒川体制」でガバナンスはリセットされるのか?

■苫駒「移管」認可、今月にも結論
 法人・宗門の「協議」は進展なし
 ──懸念の「仏教専修科」の扱い、なお不安定

■有罪判決の元警察官が道を提訴
 懲戒免に異議、民事で争う姿勢
 ──状況証拠のみの“事件”で潔白主張、最高裁へ上告中

■札幌の北洋建設に法相が感謝状
 出所者支援・多年の功労に評価
 ──贈呈翌日にも刑務所内面接・新採用決める

■中央バスの小樽「ふれあいパス」撤退
 森井市長の屁理屈答弁で議会が紛糾
 ──「話はあったが“言及”はなかった」言葉遊びに議場から失笑

■「新渡戸稲造の功績を見直そう」
 初の“稲造サミット”が開催へ
 ──札幌遠友夜学校記念館建設の後押しを狙う

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【医療】
「地域包括ケア拠点」が1周年
「カレスプレミアムガーデン」

医療、介護、住居を一体的に提供
時代要請に応えるカレスサッポロ

札幌市内で北光記念病院や時計台記念病院などを運営する社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)。このカレスサッポロが同市東区で運営する地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」がオープン1周年を迎えた。団塊の世代が75歳を超え、人口の5分の1が後期高齢者入りする「2025年問題」を見据え、住まいから医療・介護を一体的に提供することで〝終の棲家〟での看取りを実現させるなど、国が整備を急ぐ地域包括ケアシステムのモデルケースとして注目されている。2年目を見据える小西徹夫施設長(36)に地域における同施設の役割と将来の展望を訊いた。(9月20日取材)

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【企業】
『サッポロクラシック`17 富良野VINTAGE』 10月17日発売

上富良野に貢献するホップ開発拠点
サッポロ・北海道原料研究センター

まちとサッポロビールの強い絆

ビール特有の美味しさと言える、喉を通る爽快な香りとほろ苦さ。それを形作る原料がホップだ。和名はセイヨウカラハナソウ。ハーブの一種でヨーロッパでは胃を丈夫にし、鎮静効果があるとして古くから薬草として使われてきた歴史もある。ビールに欠かせないこのホップと大麦の2大原料の育種を、世界で唯一行なっているビール会社がサッポロビールだ。同社がさらなる品質向上へ研究を続けているホップについて、その拠点である上富良野町の北海道原料研究センターを取材した。

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【企業】

「石屋製菓 北広島工場」が本格稼働

「白い恋人」効果で地域活性化を牽引

主力商品の大規模生産拠点として整備した、石屋製菓(本社札幌・石水創社長)の北広島新工場がこのほど本格稼働を始めた。JR北広島駅からほど近い同市中央6丁目の2万2000㎡の敷地に建設した、延床面積1万8800㎡・一部3階建の工場内では、6本の「白い恋人」製造ラインが稼働し、1日当たり110万枚を生産している。10月中旬からは、白い恋人に次ぐ主力商品「美冬(みふゆ)」の生産にも着手する計画だ。北広島市の産業活性化にも今後大きな役割を果たしていくであろう同工場を訪ねてみた。

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【医療】
石狩の「はまなす医院」が
医療拠点としてリニューアル

入院病棟が復活し透析も充実
患者目線に立って地域に貢献

長年、石狩市内を中心に地域医療に尽力してきた「はまなす医院」(工藤立史院長)がこの秋、増築工事を終えてリニューアルオープンした。透析施設を24床から最大44床まで拡充させたほか、入院病棟も復活。リハビリテーションルームが新たに整備されるなど患者目線での改装内容が話題となっている。系列医院で透析主体の「篠路はまなすクリニック」(札幌市北区・工藤岳秋院長)も2年前、外科手術や入院に対応する新病棟が併設されている。札幌北部と石狩地方の透析ニーズに応えるとともに外科と内科の「かかりつけ医」として地域に貢献する医療法人「はまなす」。再出発した「はまなす医院」の工藤立史院長にリニューアルの全貌を訊いた。(9月21日取材)

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【連載】BACK TO 1997
「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─【2】

金融行政と不動産神話に踊り
顧客と大局を見なかった悲劇
小樽商科大学教授 齋藤 一朗 氏

今から20年前の1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。都市銀行として国内初の破綻であり、北海道を揺るがす大きな経済事件だったことは論を俟たない。バブル期に都市銀行に勤め、拓銀破綻の時には小樽商科大学助教授として金融論を専攻していた齋藤一朗氏にとってもこの事件の衝撃は大きかったに違いない。シリーズ企画の2回目では、銀行マンの目と研究者の目から拓銀破綻を複眼的に捉えるこの齋藤氏に登場いただいた。拓銀破綻の本質とは何か。そして「あの出来事」から私たちは何を学び、何を学んでいないのか──。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【30】

東京湾要塞、日本軍の最後の砦
横須賀市の沖合に浮かぶ「猿島」

施設跡に木霊する若者の歓声

神奈川県横須賀市の沖合1.7キロの東京湾に浮かぶ無人島の猿島(さるしま)は、明治時代に整備された東京湾要塞のなかでも重要な砲台施設があったところだ。太平洋戦争末期に制空権を失った日本軍の最後の砦として何台もの高射砲が設置され、抵抗を続けた場所でもある。2015年(平成27年)に近代軍事施設として初めて国史跡に指定されたが、バーベキューや海水浴の施設も整備され、家族連れで楽しめる歴史遺産の島となっている。夏休みが終わった9月。平日だというのに、島はカップルや若者たちのグループでにぎわっていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】
ライフワーク『アンネの日記』で現役を引退する
演出家の鈴木喜三夫 さんに訊く

戦争の空気を感じる“いま”
改めて伝えたい彼女の悲劇

万感込めた平和へのメッセージ

札幌在住の演出家で劇団「座・れら」を率いる鈴木喜三夫さん(85)がライフワークである『アンネの日記』(11月2~5日公演)の演出を最後に引退する。戦争を体験した鈴木さんにとって、ナチスドイツのユダヤ人迫害の犠牲となったアンネ・フランクの生と死を問うことは、戦争に〝加担〟した自身の罪を問うことでもあったという。作品を通して伝えたいこと。そして伝えなければならないこと。万感の想いを胸に最後の演出に当たる鈴木さんを稽古場に訪ね、作品にかける意気込みや見どころを訊いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(26) ──自閉症児支援の周辺、その後

発達障害の少年が語った
等身大のメッセージとは

未来を見始めた屈託ない笑顔

「学校は無理して行かなくてもいい。そうしなければ死にたくなる」──。小学3年で不登校とうつ病を経験。両親の理解で「学校に行かない選択」をした函館市に住むアスペルガーの少年(11)が、「死ぬことばかりを考えていた」過去の辛い体験や思いを自分自身の言葉で語り始めた。なぜ、学校に行けなくなったのか。そして、障害に起因するトラウマや心身の不調とはどのようなものなのか。9月号の本欄に掲載した「自閉症児支援の周辺」の続編として、この少年の等身大のメッセージを伝えたい。(武智敦子)

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【人】
深刻化する「ゴミ屋敷問題」に取り組む
札幌市白石区社会福祉協議会事務局長の
小平正治さん

地域の人たちの気づきと
関係機関への連絡が
問題解決の大きな力に

家中に足の踏み場がないほどゴミが溢れている「ゴミ屋敷」が社会問題化している。その背景には高齢化や貧困、病、地域での孤立などさまざまな事情があるという。ただ、家にゴミをため込んでも外からは見えないし、撤去するかどうかは居住者個人が決める問題だけに公的サービスによるサポートは難しい。このゴミ屋敷問題を解決するにはどうしたらいいのか。支援に取り組む、社会福祉法人 札幌市白石区社会福祉協議会の小平正治事務局長に問題の周辺やソーシャルワークの重要性などについて話を訊いた。
(聞き手・武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●ビール大手4社が道内で共同物流
●ホクノー「まちかどよろず相談会」
●ホクレンとホテルオークラがコラボ
●「ラリー北海道2017」レポート
●「北欧の風 道の駅とうべつ」オープン
●第32回「北海道矯正展」に7100人
●効率経営の提案で躍進するエコミック
●道商工会連合会「味覚マルシェ」
●OBC「奉行フォーラム2017」
●セコマ「豊富ブランド」に新展開
●新千歳空港国際アニメーション映画祭
●ナマーラ北海道が2連勝スタート
●コープさっぽろの認知症予防
●太陽財団、来年度の助成対象事業を募集
●2017 繁盛店の扉フェア
●札幌ハートセンター医療講演会

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*新連載:時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*カムイの女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『世界』
896円
【報道】月寒グリーンドーム跡地売却問題の深層

中身よりカネを選んだ道庁

大和リースが驚きの高値を
つけた「プロポーザル」の怪

この夏、マスコミをはじめ道内一部月刊誌などが相次いで報じた月寒グリーンドーム(豊平区・道立産業共進会場)跡地、約4・4ヘクタールの売却問題。道庁が売り先に選んだのは、最低売却価格7億7750万円の約3倍、22億7150万円を提案した大和リース(本社大阪)だった。提案価格と活用内容との両方が問われる公募型プロポーザル形式で、点数配分は過去10年間例がない50対50。価格で勝負した同社の作戦が功を奏した形だが、疑問もある。道庁の事業者への忖度は果たしてあったのか、なかったのか。そして土地活用で公益性は保たれたのか。道の情報公開のあり方も問われるこの問題の深層に分け入ってみた。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】標津漁協検証(4)──道庁から「請求検査」を受けた漁協本部

危機感を抱く組合員の訴え受けて
総勢8名の検査チームが現地入り

厳しい目が注がれる補助金不正受給疑惑


8月末、標津漁業協同組合(西山良一代表理事組合長・正組合員数195人、以下標津漁協)に検査のメスが入った。水産業協働組合法(水協法)に基づく組合員たちの申請を受けて道庁が動き、現地で「請求検査」を実施したのだ。標津漁協のガバナンスのあり方と今後に危機感を抱いた組合員たちが起こしたアクション。果たして道庁は今回の検査を通してどのような結果を標津漁協に突きつけるのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈18〉

「警察官なら、悪と闘え」

函館西署でパワハラ疑い
“暴行”警部補を刑事告訴

「警察官ならば、本当の悪と闘うべきではないか」。8月上旬、函館西警察署に勤める男性警部補を暴行罪で刑事告訴した40歳代の巡査部長は、代理人弁護士にそう訴えたという。現職警察官が同じ職場の署員を告訴する事態に発展した暴力事件は本年1月、同署の庁舎内で起きたとされる。複数の署員が記憶する筈の事件はしかし、警察の捜査の対象にならず、加害者とされる警部補の処分もなされなかったようだ。不祥事続きの警察署で、何が起きているのか――。(小笠原 淳)

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【報道】枝幸発──障害児童が担任教師から虐待?

「数々の暴言、持病の発作も放置」
“行き過ぎた指導”に怒りの保護者

取材拒否の中学校と教師を擁護する町教委

オホーツク海に面した道北のまち、枝幸町。ここの公立中学・特別支援学級に通う1年生の男子生徒(12)が担任教師の虐待とも思える“行き過ぎた指導”を受けていたことが保護者などへの取材で分かった。この女性担任は給食の際に、障害のため箸を落としても拾えない状態にもかかわらず放置したり、話すことが困難な生徒に対して「言葉で言わなければ分かりません」などと発言したという。生徒は6月中旬から不登校に追い込まれ、学校側は謝罪した上で担任を替えたが、保護者は不信を隠さない。8月下旬、現地で関係者を取材し、事実関係を追った。(武智敦子)

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【報道】経営移管問題が訴訟に発展(2)

準備不足、次々露呈

苫小牧駒澤大「移管」問題
文科省認可保留、改名は延期

本誌前号で報告した苫小牧駒澤大学(苫小牧市、川島和浩学長)の経営移管をめぐる問題は、前号発売後もなお収束の兆しを見せていない。在学生の訴えを受けた裁判所は移管認可の仮差し止めを認めなかったが、国の審議会は認可の答申を保留とし、可否の判断が先送りされた。大学の運営法人は当初、来春にも学名変更を予定していたが、8月末までにこれの延期を決める事態に。さらには法廷闘争に法人理事も参戦するなど、問題はなお混迷を深めている。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭事件第2次再審請求審

“証人尋問”10月にも

「死因」「焼損法」めぐる攻防
恵庭事件・鑑定人が証言へ

本年1月に2度めの再審請求が申し立てられて以来、弁護人・検察・裁判所の「三者協議」が重ねられてきた恵庭OL殺人事件。8月下旬に設けられた6度めの協議の直後、弁護団は報道各社を前に昂奮ぎみに報告した。「証人尋問の期日が、ほぼ決まりました」。被害者の死因や遺体の焼損方法について事件当時の事実認定に異を唱える弁護側証人たちが、裁判官に直接語りかけることになる――。犯人とされた女性の刑期終了まで、残すところ1年弱。ここに来て事件は大きく動き始めるのか。(小笠原 淳)

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【報道】検証 産業用大麻「研究者免許」失効後に起きた書類送検事件

「栽培者免許」の審査過程で
狙い撃ちされた東川の農園主

当局による見せしめ?
今後のヘンプ栽培に暗雲

北海道厚生局麻薬取締部は8月8日、産業用大麻(ヘンプ)栽培の「研究者免許」の失効後もヘンプを処分せず所持していたとして、東川町の農園主を大麻取締法違反(所持、虚偽報告)の疑いで札幌地検に書類送検した。本誌で既報のとおり、農園主は2014年に道から「研究者免許」の交付を受けて試験栽培や加工試作品づくりを積み重ね、今年は「栽培者免許」に切り替えるべく申請手続きを進めていた。だが、ヘンプ栽培の広がりを抑え込もうとする規制当局が審査の引き延ばしを図った末に今回の事件が起きた。生産農家の脇の甘さに付け込み、見せしめ的な書類送検や報道に至った経緯を、当事者の証言や周辺取材を軸に検証する。(9月5日現在・ルポライター 滝川 康治)

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【報道】これでいいのか!? 道の危機管理

「北のミサイル発射」で道庁混乱

相次いだ不手際で露呈した「国任せ」

8月29日早朝にけたたましく鳴り響いたJアラート。その内容は、北朝鮮からのミサイル発射とこれに伴う避難を呼び掛けるものだった。ミサイルの飛行ルートとしてマスコミ報道されたのは北海道・東北エリア。国民の多くは、全く予想だにしない最悪のモーニングコールに叩き起こされる格好となったが、ミサイルは北海道を通過し襟裳岬の東約1180キロメートルの太平洋に落下。最も恐れる事態には至らなかった。日本が緊迫したこの日の早朝。道民にとって危機対応の要であるはずの道庁では、情報伝達の不手際が相次いだ。高橋はるみ知事は、同日午後の定例記者会見でこれらを陳謝したのだが…。

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【報道】道議会新庁舎建設は、このままでいいのか(2)

道民不在で計画進む“新御殿”

墨塗りで消された設計JVの選定理由

2020年春の完成が予定される中、反発する声が道民から挙がっている道議会新庁舎の建設問題。このプロジェクトでは、道が9月の定例道議会に提出する一般会計補正予算案に建設費用として百数億円を盛り込むことになっているが、すでに道は昨年の夏にプロポーザル方式で基本・実施設計を担う事業者を選定している。この中で7月下旬、札幌の市民団体「北海道の未来を拓く会」(新藤大次郎会長)が選定審査委員会の審議内容の開示を道に求めたところ、決め手となる各審査委員の評価点などがすべて墨塗りで出されていたことがわかった。設計業者選定の内容がどうして道民に明かされないのか。市民団体は法的手段も視野に追及を強める構えだ。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【報道】森井発言で揺れる小樽の公共交通

市長の「赤字覚悟」押付けに
中央バスが憤慨し抗議行動

同社の路線改廃示唆で
危ぶまれる市民の足

小樽市の森井秀明市長が北海道中央バス(本社小樽市・牧野和夫社長)と険悪な関係に陥っている。発端は、路線バスなど公共交通のあり方を検討する法定協議会の設置をめぐるトップ会談。市長の“問題発言”に態度を硬化させた事業者側は、「赤字路線の改廃等、抜本的な見直し」も辞さない構え。また、昨年来問題となっている、後援会関係者による「高島漁港区」の観光船事業についても、市コンプライアンス委員会が「法令違反」と結論づけており、市長は今、四面楚歌の状況にいる。(武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(26)

泊の廃炉を訴えた「とまロック」

岩内発・音楽フェスと融合した
イベントで見えた“希望と課題”

「泊原発廃炉でいいんでないかい!」をキャッチフレーズにした音楽フェスやパネルディスカッションを行なった大規模なイベント「とまロック」が8月19日・20日、泊原発を望む岩内港旧フェリー埠頭の緑地公園で開かれた。脱原発を訴える道内外約40団体の賛同で実現した初のこの催しで、2日間で延べ約800の人たちが泊原発の再稼働反対や廃炉をテーマに行動を共にした。市民運動がひとつにまとまった画期的な出来事と捉えていいだろう。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【ニュース】

■就任早々躓いた民進・前原代表が
 札幌で叫んだ道内活性化ビジョン
 ──山尾スキャンダルで吹っ飛んだ“政策論争”

■岩田体制で初の大規模フォーラム
 札商『パワーアップ!札幌』開催
 ──“札幌の元気”具体化へ有識者らが熱い議論

■一連の“道警不祥事”取材を総括
 書き下ろし単行本、9月発売へ
 ──巻末には「文庫X」清水潔さんが解説文寄稿

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【観光】道東の旅──
「あかん遊久の里 鶴雅」を訪ねて


本館通常客室がリニューアル
「こもれび」のおもてなし

創業60年を超え、現在道内で12の宿泊施設を運営する鶴雅グループ。その中にあって「あかん遊久の里 鶴雅」(釧路市阿寒町阿寒湖温泉)は、同社の原点とされる温泉ホテルだ。その「あかん遊久の里 鶴雅」の通常客室がこの夏、リニューアル。

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【医療】
尿で「がん」のリスクを評価する
〝予防〟を事業化した医療ベンチャー

「まも~る」で安心を提供する
プリベントメディカルグループ

がんの予防、そして早期発見につなげる画期的な取り組みが始まっている。プリベントメディカルグループ(本社東京・久米慶社長)が手がける会員制メディカルクラブ「まも~る」が、それだ。同クラブが利用している「尿検査によるがんのリスク評価」は、今後のがん対策を考えるうえで興味深い。最近さまざまな分野で利用されている、自然界に豊富に存在するアミノ酸「ALA」(アラ)。このALAのサプリメントを飲んだ後の尿を検査することで、がんのリスク評価が受けられるという。がんの予防と医療費の削減を目指し、同社では会員制のメディカルクラブを立ち上げて事業化を進めている。将来を見据えた同グループの「予防医療への取り組み」をレポートする。

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【企業】物流を陰で支える車体架装メーカー

トレーラ、ボデー製作60年
匠の技の「オーダーシステム」
エア・ウォーターグループの「北海道車体」

エア・ウォーターグループの傘下企業として事業展開しているのが今回紹介する北海道車体(本社北広島市・杉村豊治社長)だ。60年以上の社歴がある同社は、貨物やLNGなどありとあらゆるものを運ぶのに欠かせないトレーラや荷台部分にあたるボデー、特殊ボデーを専門に製作している車体架装メーカー。ひとつひとつの車体は、ユーザーの要望に応じたオーダーメードで製作、2つとして同じものはない。匠の技と先進テクノロジーが融合した“ものづくり企業”と言える同社。同社の本社工場を訪れ、暮らしと社会に不可欠な物流を支える黒子役の奮闘を取材した。

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【医療】
中村記念病院が三叉神経痛などを
根治する「MVDセンター」を開設

センター化で脳から末梢神経まで
「一貫して治療する体制」を実現

国内有数の脳神経外科専門病院として知られる社会医療法人医仁会 中村記念病院(札幌市中央区、中村博彦理事長・院長、499床)。脳神経外科領域の治療をリードしてきた同院がこのほど三叉神経痛や顔面けいれん、舌咽神経痛の専門治療を行なう「MVDセンター」を院内に開設し、患者に朗報をもたらしている。既存の薬物療法などでは効果が不十分だったり、激しい痛みなどでQOL(生活の質)が大幅に低下する患者の選択肢として期待されるMVDという手術。その治療法やメリットについて野呂秀策センター長(43)に取材し、同病院が各領域の治療でセンター化を進める意義を探った。(8月25日取材)

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【連載】BACK TO 1997
「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─【1】

北海道をひとつの国と捉え
自主独立の気概で生きよう
札幌商工会議所名誉会頭 高向 巖 氏

今から20年前の1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。都市銀行として国内初の破綻であり、北海道を揺るがす大きな経済事件だったことは論を俟たない。それからの歳月は長いようであり短いものだが、今は破綻の実相を知らない世代が道内経済を動かす中核になっている。企業は生き物であって結果には必ず原因がある。拓銀の破綻も〝そこ〟に繋がるその時、その時の経営判断があった。20年前の「あの出来事」から私たちは何を学び、そして何をまだ学んでいないのか──。シリーズ企画の初回で語ってもらうのは、当時は北洋銀行副頭取という肩書きで「拓銀破綻」を目の当たりにした高向巖氏(札幌商工会議所名誉会頭)だ。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【29】

平和都市宣言のまちに残る戦跡
北広島市の防空壕、通信施設跡

「ヒロシマ」を冠するまちの責務

北広島市と恵庭市の境界にある国指定史跡「旧島松駅逓所」(北広島市島松)すぐそばの旧国道沿いに、2つの防空壕があることは地元の人でもほとんど知らない。終戦の年、激しさを増す本土空襲を知り、北海道でも防空壕を掘って自衛する人たちがいたことが分かる貴重な戦争遺産でもある。200万人都市の札幌の中心部から車で40分ほどの北広島市には防空壕のほか、北広島陸軍通信所の地下壕跡などが残されている。72回目の終戦の日を迎える数日前に行なわれた「北広島の戦争遺跡を訪ねて」というツアーに同行した。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】
スケッチとイラストで小樽を紹介するウェブサイト「小樽風景観察事務所」を立ち上げた笹原馨さん

歴史を知れば理解が深まる
小樽の過去から現在までを
自分の絵と文章で伝えたい

スケッチとイラストで小樽を紹介するウェブサイト「小樽風景観察事務所」が静かな話題を呼んでいる。元小樽市職員で現在はネット新聞の記者として活躍する笹原馨さん(49)が7月下旬に開設したホームページの名称で、小樽の過去から現在までの歩みを、ゆかりの人物らのエピソードを交えながら独自の視点で切り取った絵と簡潔な文章で綴っている。「観光振興やマチづくりにも貢献していきたい」と語る笹原さん。その夢は、子供たちが郷土の歴史に親しめるような「歴史絵物語」をつくることだという。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(25) ──対話交流会の現場から

当事者の本音を引き出すことで
生まれる新たな理解やつながり

ひきこもり当事者や家族、支援者らが対等な立場で話し合う「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会in札幌」(つな・かん)が8月26日、札幌市の北海道クリスチャンセンター大ホールで開かれた。対話を通して気づきや学びを深め、社会参加を促すきっかけにしようと、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族連合会」(本部東京都・伊東正俊理事長)が主催し、64人が参加した。熱気にあふれた当日の模様をレポートする。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*路上支援誌『ビッグイシュー』本道上陸10周年 料理家・枝元さんら迎え、盛況パーティ


*来春開校に向け運営法人を設立 「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」

*ホテルオークラが札幌に新ホテル JALシティ札幌 中島公園、2019年開業へ

*セコマと道循環器病院が協同開発 食事制限の人も安心の健康カレー

*「ジャック ダニエル」の世界観に浸る 札幌・北3条広場にジャックカー登場

*秋のドライブは「有珠山ロープウェイ」を拠点に 紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!

*晩夏の小樽を盛り上げたニトリ ニトリレディス、小樽芸術村オープン

*野口観光「層雲峡 朝陽亭」がHP限定特別プランを実施中

*北洋銀がパラアスリートを応援「ほっくー障がい者スポーツ基金」

*正栄プロジェクトが力を入れるゴルフチャリティ 義援金は過去最高の500万円に


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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*新連載:北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*カムイの女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『秋山夏夫の生涯・冬子が妹』
896円
【報道】標津漁協検証(3)──「クレーム値引き問題」の深層

裁判で問われる幹部の背信

傷ついた“サケ日本一”のブランド

標津漁業協同組合(西山良一代表理事組合長・正組合員数195人、以下標津漁協)の検証報道。3回めとなる本号では、クレーム先に損失補償金1000万円を払った織田美登志専務に損賠賠償を求める訴訟が組合員から提起されている件を中心に報告したい。今から3年前の平成26年1月、春節に沸く中国の地方都市の工場に届いた標津漁協の秋サケ加工品は、待ち望まれていたものには、ほど遠い品質だった。「契約した赤い身じゃない。脂が抜けたホワイトだ」。標津ブランドを揺るがすクレーム問題に、織田専務と漁協はどう対応したのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】経営移管問題が訴訟に発展

「なぜこうなってしまったのか…」

不意の「移管」発表から半年
苫小牧駒澤大、迷走の行方


関係者の1人は「なぜこんなことになってしまったのか」と溜め息を漏らす。設立20年めを迎えた苫小牧駒澤大学(苫小牧市、川島和浩学長)で、不意に沸き起こった経営移管問題。運営法人が本年1月に経営撤退を発表すると、大学設立者の曹洞宗は「事前の説明がなかった」と猛反発、白紙撤回を迫った。7月には在学生らが学校法人を相手取り、損害賠償を求める訴えを起こすに到る。8月中に見込まれていた国の移管認可も微妙な雲行きとなり、同大周辺の喧噪はしばらく止みそうにない。(小笠原 淳)

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【報道】自称「学習・教育コンサルタント」M氏の素顔(3)

裏切られた最大支援者が語る
虚飾にまみれたM氏の5年間

“教育現場から去れ”と最後通告

人の善意を踏みにじる行為は、許されるものではない。福島県出身の自称「学習・教育コンサルタント」M氏の詐欺疑惑が波紋を広げる中、5年にわたり友人として支援してきた男性が怒りの声を挙げた。M氏を糾弾するフェイスブックの告発記事に衝撃を受け、自身も“被害者”の1人だと気付いた。赤裸々な証言から明らかになった、“裏切り”の一部始終とは──。(武智敦子)

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【報道】医療現場で散った命(2)

「もっと人間らしい職場に」

原告支援の署名、全国1万6千筆
看護師過労死訴訟で弁論続く


本誌6月号で報告した、新人看護師の過労・パワハラ問題。相継いで自殺した看護師の遺族らが労災申請などを続ける中、昨年12月に提起された民事裁判で8月4日、3度めの弁論があった。過労と自殺の因果関係について争う姿勢を崩さない国に対し、遺族は労災不支給決定の取り消しを訴え続けており、全国から同旨の判決を求める署名も約1万6千筆寄せられている。「医療の現場を、人間らしい職場に」――。遺族の闘いは、まだ終わらない。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈17〉

本年上半期、43件中40件未発表

道警「懲戒」「監督上の措置」
報道発表は半年間で1割未満


北海道警察職員の不祥事(懲戒処分、及び監督上の措置)が本年1月から6月までの半年間で計43件に上り、うち9割以上を占める40件が公表されていなかったことが、本誌の公文書開示請求でわかった。未発表事案の中には、事件として捜査されていたケースが複数あることがわかっている。本誌は引き続き開示請求などで“取材”を重ねる考えだが、まずは本稿をもって本年上半期に記録された不祥事の概要を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】道議会新庁舎計画は、このままでいいのか

地下駐車場付きで各控室も広々
議員特権丸出しの仕様に疑問符

“まずは定数削減が先”と市民団体

114億円以上もかける必要が本当にあるのか──。2018年度に着工し、20年春の完成を予定している道議会新庁舎の建設をめぐって市民団体などから改めて疑問の声が上がっている。建設費もさることながら議員専用の地下駐車場や定数減を考慮していない委員会室の数や広い議場など、議員特権丸出しの仕様には疑問を抱かざるをえない。道財政がひっ迫している中で道民に建設の是非を問い直す必要があるのではないか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【交通】生まれ変わる新千歳空港国際線

2倍の規模のターミナルビルで
増え続けるインバウンドに対応

北のゲートウェイ、新千歳空港の国際線ターミナルビルが訪日外国人旅行者(インバウンド)で活況を呈している。同ビルが竣工した2010年度は94万人規模だった利用客が、16年度には約272万人と2・8倍に増加。政府は東京五輪の20年までにインバウンドを4000万人、30年には6000万人に増やす目標を掲げ、道も20年に500万人、30年には720万人を目指す。その受け入れ態勢の一環として同ビル施設の再整備がまもなく始まることになる。また、20年には新千歳を含む道内7空港の一括民営化も始まる。北海道の玄関口として新千歳空港の役割はますます高まりそうだ。

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【報道】がん患者多発地帯とラドンガスの因果関係

調査団が泊村・旧茅沼炭鉱の
ズリ山からラドンガスを検出

旧産炭地が放射性物質に汚染?

泊原発の廃炉を訴える「岩内原発問題研究会」(斉藤武一代表)を中心とする調査団は7月13日、後志管内泊村茅沼地区の旧茅沼炭鉱・ズリ山でラドンガスの現地測定を行ない、1時間あたり最大9ベクレル/立方メートルのラドンガスを検出した。また、7月初旬に同集落・木造住宅の屋内で実施した調査では、最大で全国平均の3・2倍に当たる49ベクレル(同)の値が検出されており、地域全体がラドン濃度の高い環境であることが分かった。斉藤さんは「泊村、夕張など旧産炭地の6市町村でがんが多発している原因としてラドンガスが影響している可能性が高くなった」と指摘し、調査団は8月下旬に夕張市内のズリ山でも測定を行なう。先の泊村での調査に同行取材した。(武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(25)

“自由化”で止まらない顧客流出

柔軟性欠く北電に新電力事業者が攻勢

2011年3月11日の東日本大震災による地震と津波で、世界を揺るがす原発事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所。その影響が北電にまで及び、全国一高い電力料金となって道民に打撃を与えることになろうとは、誰も想像できなかった。電力自由化で北電から新電力に切り替える顧客が続く中、北電はテレビCMに人気キャラクターを起用して顧客をつなぎとめようとする取り組みを始めた。泊原発再稼働が前提の経営は本当に成り立つのか。元社長の四ッ柳高茂氏はその著書に「非まじめになれ」と社員に説いている。北電は今こそ「非まじめ」で柔軟な発想で泊原発の廃炉に舵を切るべきではないのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【28・番外編】

「世界の性暴力被害」をあえて問う
東京の「女たちの戦争と平和資料館」

今もくすぶる日韓の慰安婦問題

太平洋戦争中の韓国内における慰安婦問題については、1965年に結ばれた日韓基本条約で「請求権に関する問題は完全かつ最終的に解決」とされている。だが、今なおくすぶり続け、韓国の若い世代を中心に日本の責任を追及する声は依然として強い。一方、一部マスメディアによる慰安婦報道の誤りもあって事実がゆがめられているという指摘もある。そんな中、日韓間の慰安婦問題などを「戦時下の性暴力」と捉えて女性の立場から問題視し、活動しているのが、新宿区西早稲田のアクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(略称wam)だ。72回目の終戦記念日を迎えるに当たり「番外編」として同館を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■私的流用が発覚した反原発団体が
 不祥事乗り越え9月からデモ再開
 ──ずさんな管理を反省し、着服男性の実名を公表した北海道反原発連合

■道新帯広支社で350万円着服
 不正“自白”した女性社員を解雇
 ──衣服購入や外食などで散財か。社は刑事告訴せず

■全額使い切りもいれば200万円
 返還道議もいる“政活費”使途の怪
 ──お土産代も経費に計上する不思議な金銭感覚

■市長選に出馬表明、迫氏の政治団体
 「小樽みらい会議」が設立セミナー
 ──現市政への危機感? 定員の2倍、600人が参集

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【医療】豊水総合メディカルクリニック皮膚科往診部

通院 困難患者の皮膚疾患を解決
医療 法人廣仁会の往診事業とは

皮膚科を中心に12カ所のクリニックを全道で展開している医療法人廣仁会(本部札幌・根本治理事長)。この廣仁会が17年前から取り組んでいるのが皮膚科による往診事業だ。褥瘡やカンジダ症など、在宅における皮膚科領域の治療需要は少なくない。この中で同法人の往診部では、この春に拠点を北区から中央区の豊水総合メディカルクリニックに移し、体制のさらなる充実を図っている。全国的にも例を見ない皮膚科専門医を中心にした訪問診療の取り組みをレポートする。(7月26日取材)

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【企業】
スタッフと派遣先双方のWinWinを目指す
“人財派遣”業者「アクアフォース」に密着

派遣するのは人材ではなく〝人財〟──。この企業理念の下、2016年8月29日に設立した総合人材派遣業のアクアフォース(本社・札幌市白石区、田中博之社長)。今年1月には厚労省から労働者派遣事業許可証(許可番号・派 01-300643)を受け本格始動し、現在は約120人の実働スタッフが活躍しているという。設立からまもなく1年を迎える同社の現在をレポートした。

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【金融】
創立100周年を迎えた北洋銀行
石井純二 頭取に訊く

顧客と地域の立場になって
乗り越える銀行逆風の時代

今年、創立100周年を迎えた北洋銀行(本店札幌)。20年前に破綻した北海道拓殖銀行の営業を承継して地域のトップバンクの役割を進化させてきた同行だが、マイナス金利政策など銀行経営には逆風が続く。この中で「過去の延長線上に未来はない。未来をお客さまとともに切り拓いていく」との意気込みで新たな一歩を踏み出そうとしているのが石井純二頭取だ。効率化と顧客第一主義に立って大胆に組織改革を行ない、コンサルティング力を高めた専門集団による金融・保険・商品のワンストップサービスの構築を急ぐ。ポスト100年に向け「地域の発展なくして当行の発展はない」と言い切る石井頭取の戦略と胸中を訊いた。 (7月26日、北洋銀行本店で収録)

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【人】
「作文教室ゆう」文章アドバイザー藤本 研一さん

「〝書く力〟を磨けば
人生は、より良くなる」と
多くの人に伝えていきたい

文章を書くのが苦手。メールや企画書の作成に時間がかかる──。そんな悩みを持つ方に耳よりな情報をお伝えしよう。昨年4月、札幌駅北口そばにオープンした「作文教室ゆう」。元高校教員で文章アドバイザーの藤本研一さん(29)が、子供たちに“書く力”をつけてもらおうと独立開業した教室だ。小中学生はもちろん、社会人の受講生が通い“書くコツ”を学んでいる。最近では企業研修や社会人向け講座の講師としても活躍しており、「書く力をつければ仕事はもっと楽しくなる。1人ひとりの力を伸ばして北海道を元気にしていきたい」と未来を見据えている。(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(24)──自閉症児支援の周辺

家族だけの支援には限界
必要なのは外部の眼差し

発達障害という言葉は、今でこそ広く知られるようになってきたが、目に見えにくい障害という事情もあり、社会全体を見渡すと理解が進んでいるとは言い難い。特に教育現場では学校や教師によってフォローに温度差があり、対応の不備が不登校やひきこもりの要因となるケースも少なくない。学びの多様性が求められる中、不登校になった自閉症の子供を育てる親の思い、そして支援の周辺を取材した。(武智敦子)

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【長期連載】〝農と食〟北の大地から
アニマルウェルフェアの今
──民間団体の普及・推進に向けた動きから──

畜産改革目指し独自認証の試みも
鍵は認知度の向上と消費者意識

アニマルウェルフェア(家畜福祉・AW)先進地のヨーロッパでは、これまでの家畜の飼い方を大きく見直すなかで、関連する法令の整備やフードチェーンの開発などの“畜産改革”が急速に進んでいる。畜産の歴史が浅いこともあり法整備は立ち遅れ、AWの認知度も低い日本では、動きの鈍い行政や業界団体に頼ることなく、民間団体の地道な活動が続く。ストレスの少ない環境の下、アニマルウェルフェアに配慮して家畜を飼う農場や製造される畜産食品を認証する。独自の改善計画を作ってアピールする。シンポジウムやセミナーなどを開き普及を図る──そんな試みを通して、明日への希望を模索する営みの一端を紹介しよう。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

*死因・焼損方法で攻防続く 恵庭事件 第2次再審請求で5回めの「三者協議」

*〝市民検察官〟が取り調べ体験 「カルチャーナイト」で札幌地検が企画

*「市町村に被害者支援条例を――」未解決事件の被害者遺族が講演

*カレスサッポロが決算報告会を開催 平成28年度は初の減収減益に

*好評の「奉行シリーズ」OBCセミナー 9月は労災対策・総務の効率化など講演

*「福島の子どもたちを守る会」の保養旅行 保護者らも癒された北海道の夏

*土屋グループ創業者・土屋公三氏自ら考案 「3KM」プログラムの集大成キット発売

*「アンデルセン グルメ祭り」9月2日(土)に開催! つしま医療福祉グループの地域ぐるみ「食」イベント

*アサヒ、ニッカゆかりの余市町で日本ワイン用ぶどう畑の整備開始

*国内外で支持広がる「ゆきのみず」。道北・上川町の地域資源をロジネットジャパンが育成

*ホテルオークラ「北見フェア」で辻市長自ら地元の魅力アピール

*楽しさがより一層充実 北の玄関口・新千歳空港

*第24回「泡盛を楽しむ北海道の集い」開催 札幌の夏に“うちなー気分”を満喫

*東北以北最大の技術系商談会に成長 北洋銀「ものづくりテクノフェア」

*太陽グループが札幌の夏に賑わい 「おもいっきり!ばんけい夏祭」

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*カムイの女
*新連載・僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『居る子、居ない子』
896円
【報道】標津漁協検証(2)──ホタテ用船停止問題を追う

「お前ら減船だ! 覚えとけ!」
罷り通るホタテ部会長の独裁

「違反なし」の漁師が受けた仕打ちとは

標津漁業協同組合(西山良一代表理事組合長・組合員数195人、以下標津漁協)が平成24年度に行なったアイヌがらみの補助事業。その不正受給疑惑を報じた先月号が地元で反響を呼び、関係者に波紋を広げている。本号の標津漁協検証では、同漁協のホタテ部会と平井敏雄部会長がからんだ「ホタテ用船停止問題」に迫りたい。違反操業とは無縁の2人のベテラン漁師が平井部会長の独断によって受けた“仕打ち”とはいったいどのようなものだったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈16〉

副署長に何があったのか

道北・美深で奇妙な警察不祥事
動機不明、2600円の万引き

定年まで2年あまりを残した警察署幹部が、2600円相当の万引きで逮捕される――。そんな不可解な事件が起きたのは、道北・上川管内の小さな町。容疑者を知る誰もが驚きをもって一報に接し、その人柄と容疑事実との落差に首を傾げた。当人の懲戒処分などはまだ決まっていないものの、事件直後に役職は解かれ、遠からずの退職が避けられない状況だ。その朝、北海道警・美深警察署の副署長に、いったい何があったのか。(小笠原 淳)

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【報道】自称「学習・教育コンサルタント」M氏の素顔(2)

自主避難者支援もデタラメだらけ
妻子へのDVも疑われる“裏の顔”

M氏のNPOは今秋、認可取り消しへ

本誌が先月号で報じた、福島県出身の自称「学習・教育コンサルタント」M氏の放課後等デイサービス開業支援をめぐる詐欺疑惑。被害の拡大を阻止しようと、フェイスブックに投稿された告発記事をきっかけに、6月中旬、「被害者の会」が発足した。一連の流れから「自主避難者の孤立を防止する」としてM氏が主催していたイベントへの寄付金が趣旨とは異なった使い方をされていたこと。さらには、妻へのDV疑惑まで浮上するなど、ネットメディアで自ら作り上げた理想的な父親像とはかけ離れた“裏の顔”が見えてきた。(武智敦子)

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【報道】「開かれた司法」が閉じ始めた〈11〉

「当面」の措置、5年め突入

札幌高地裁「手荷物検査」継続中
事件あった仙台は「被告」のみに

2013年に突如として始まった、札幌の裁判所の訪庁者手荷物検査。一般傍聴人の所持品などを調べるその検査の目的は、スタート当初からあきらかにされていない。「当面の間」と言われていた実施期間は延長を重ね、5年めを迎えた本年度も裁判所は警備業者と3870万円の契約を交わした。導入時点で弁護士などからその必要性に疑義を呈されてきた札幌の検査は、今後も続いていくことになるのだろうか――。(小笠原 淳)

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【報道】道南発・初春の怪火(10)

遺族の闘い、道半ば――

道新セクハラ・不審死疑惑
両親が無念の日記を公開

《家が燃えていると電話があり、戸倉町へ行く。(4:00頃)》――。本誌が一昨年4月号から報じてきた北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑。同支社嘱託看護師の女性がセクハラを訴え、自殺とみられる状況で亡くなったことを受け、遺された両親は昨年11月、道新などを訴える裁判を起こす。2度の弁論を経て非公開の「弁論準備手続」が続いている中、改めて本誌の取材に応じた両親は、事件当時から綴ってきた「日記」を初めて公開した。無念の声が詰まった記録を紐解き、遺族の長い闘いを振り返ってみたい。(小笠原 淳)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(24)──「泊廃炉訴訟」の現在

りんゆう観光 植田会長が意見陳述
「活断層を否定してきた罪は重い」

規制委の指摘を受けて防戦に回る北電

泊原発を廃炉にするために北電を相手取って民事訴訟を起こしているのが「泊原発の廃炉を目指す会」(以下廃炉の会)を中心とした原告団だ。この泊廃炉訴訟の第21回口頭弁論が6月13日、札幌地裁で開かれ、原告の1人である株式会社りんゆう観光の植田英隆会長が意見陳述して泊原発の危険性を訴えた。原子力規制委員会が今年3月、泊原発の近くに海底活断層があることを前提に安全対策をするよう指示したため、泊廃炉訴訟は新たな段階を迎えた。被告側の北電は、これまでの主張を根本から見直す必要に迫られ、裁判でも防戦一方となっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】「佐藤佳孝会長解任」議案が出された北電の株主総会

高くなった再稼働のハードルと
競争激化で経営陣に滲む危機感

北海道電力は6月28日午前10時から、札幌市内のホテルで第93回定時株主総会を開催し、取締役選任など3議案を賛成多数で可決した。原発再稼働を早期に求める株主から出されていた佐藤佳孝会長の取締役解任を求める議案は否決されたが、再稼働の遅れによる株安やコスト増などを招いた現在の経営陣への不満が、経営トップの解任要求という形で表れたと言える。総会後の記者会見では真弓明彦社長が「原発を再稼働できれば、電力料金も値下げできる」とし、今までの主張を変えることはなかった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】「道内22信金3月期決算」を読み解く

マイナス金利と金利競争で
ますます開く“稼ぐ力の差”

「22金庫で北洋銀に匹敵」は維持可能?

道内22信用金庫の2017年3月期決算が6月23日にまとまった。本業のもうけを示す業務純益が前期よりも増益になった金庫が7金庫、減益になった金庫が15金庫あった。マイナス金利政策と業態を超えた金利競争、さらに国債など有価証券の利回りの低下にさらされている中で、ここに来て金庫間の稼ぐ力にはっきり差が出てきた印象だ。今後数年間は同様の金融環境が続くと見られ、金庫の強弱がより鮮明になっていきそうだ。今年も道内22金庫の台所事情を総ざらいしてみよう。

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【市政】小樽市政検証・現職市議が「市長公約実現度」を採点

「赤点しかつけられない」

安斎哲也市議が森井市長を一刀両断

2015年の市長選で掲げた公約の達成度は──。森井秀明小樽市長が就任してから2年間の実績を無所属の安斎哲也市議(32)が独自に採点し、地元で話題を呼んでいる。5分野32項目の公約の進捗状況について100点満点で採点した結果、平均23点という厳しい評価となった。ここから見えてくるのは、後援会関係者への利益誘導や違法性を問われた幹部人事など自身の「しがらみ」を最優先し、公約実現に向けた努力を疎かにしてきた市長の姿ではないか。(武智敦子)

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【ニュース】

■証拠開示などめぐって攻防続く
 恵庭事件第2次再審「三者協議」
 ──弁護人・鑑定証人重なる「大崎」との共通点も

■新・道の駅の今後も占う当別町長選
 現職・宮司氏に新人・大澤氏が挑む
 ──町民の選択は「儲けるまち」か「福祉のまち」か

■小樽の石橋病院で結核の集団感染
 患者と職員12人が感染し10人発症
 ──病院側はホームページで院長がコメントを発表

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【市政】
攻めの市政を展開する
函館市長・工藤壽樹 氏に訊く

大間原発訴訟を市民と勝ち抜き
未来を見据えた“まちづくり”を

「ガーデンシティ函館」で地域再生

2期目の折り返しを迎えた工藤壽樹市長(67)。就任時の最重要課題であった函館経済の再生と財政再建に関しては、職員給与などにもメスを入れる身を切る改革の断行や、思い切ったまちの再開発推進など目に見える形で着実に成果を挙げている。また、大間原発(青森県大間町)建設差し止め訴訟では、国の矛盾と真っ向から対決。その毅然とした姿勢に賛同する人の輪は、「ふるさと納税」を通じた訴訟費用の寄付という動きにもつながった。山積するさまざまなテーマに真正面から取り組む工藤市長に、市政の現状と課題を訊いた。 (6月28日午後、函館市役所市長室で収録)

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【企業】
アサヒビール株式会社 北海道統括本部の
門田高明 本部長に訊く

スーパードライ・ニッカを軸に
地域に根差した企業でありたい

消費者に選ばれるメーカーに

このほど、アサヒビール北海道統括本部 理事本部長として赴任した門田高明さん。関東圏での業務にながらく従事。直近は九州・福岡統括支社のトップを務め、南から北へ全く環境の異なる地域への異動となったが、聞けば生まれは北海道。約50年ぶりの北海道の暮らしは感動することが多いという。その門田本部長が今後力を入れていくのが地域性や季節感の演出なども考慮した「コト消費」提案。発売30周年の節目を迎えた「アサヒスーパードライ」のブランド力をさらに強めるようなさまざまな取り組みを仕掛けていくと共に、道産子に根付いている「ニッカ」ブランドのブラッシュアップにも尽力。同社持ち前の営業力を発揮して、北海道における存在感を一層高めていく方針だ。(6月6日取材)

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【観光】
2017 Beer Special

福祉協賛 大通ビアガーデン情報

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【医療】
回復期専門病院が桑園にオープン!
札幌渓仁会リハビリテーション病院

リハビリから地域を支える挑戦
道内最大規模、最新機器を導入

超急性期から慢性期まで幅広く医療事業を展開する渓仁会グループとして、これまで待望されていた回復期専門病院が誕生した。医療法人渓仁会が札幌都心に近い桑園地区で建設を進めていたリハビリ専門病院「札幌渓仁会リハビリテーション病院」(横串算敏院長)が6月1日開院。脳卒中や骨折などで日常生活が困難になった患者などを受け入れ、地域に戻るまでの治療を担う拠点として期待される。「この場所で地域包括ケアシステムの要となる病院づくりに取り組みたい」と考える横串算敏院長に、新病院の概要や展望などを訊いた。(6月12日取材)

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【企業】
札証アンビシャス市場に上場した
エコモットの入澤拓也 社長に訊く

IT時代を先取りしてきた10年
「起業家を輩出する風土を創りたい」

生活に根付くIoTで効率化を促進

モバイルを活用した融雪システムの遠隔監視や建設工事の現場管理などIoT(Internet of Things=モノのインターネット)の先駆けとして事業展開してきたのがエコモット(本社札幌)だ。2007年の設立から10年、まさしく「IoT」という言葉が生まれる前からモノとモバイルを駆使した現場で実績を作ってきた。そのエコモットが6月21日に札幌証券取引所アンビシャス市場に株式を公開した。上場を機に知名度向上を図り技術者を積極的に採用、IoT事業の拡大を目指す。同社の入澤拓也社長(37)に上場の狙いや今後の事業展開について訊いた。(6月20日収録)

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【人】
「函館圏フリースクール すまいる」を主宰する庄司 証さん

「もうひとつの教育」を見つめ続けて辿り着いた子供たちへの信頼感

不登校児童生徒の居場所づくりや学習支援などに取り組む「函館圏フリースクール すまいる」。代表の庄司証さん(37)は大学時代にオルタナティブ教育に出会い、既存の学校ではなく子供1人ひとりと向き合う「先生」としての道を歩んできた。今年5月には若者向けのフリースペース「すまいる笑会(しょうかい)」を大手町の事務所内に設け、「就労などに困難を抱え、所属感を持ちにくい若者たちが、社会とつながるきっかけになれば」と語る。したり顔で教育者を名乗るあまたの教師とは根っ子の深さが違う。そんな庄司先生の横顔に迫った。(取材・文/武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(23) ──函館で活動する自助会を追う

「そこに行くと“誰か”がいる」
仲間たちの支え合いが力に

心を閉ざしひきこもった理由は1人ひとり異なるが、ひきこもり期間の長期化に伴い社会復帰の道のりは困難になりがちだ。こうした現状の中で、同じようにひきこもりや生きづらさを体験してきた仲間の力で元気を取り戻したり、社会参加のステップへとつなげる「自助会」の存在が改めて注目されている。今回訪ねた函館の「樹陽のたより」(以下樹陽)もそのひとつ。ここに集う当事者や支援に携わる人の姿を追った。(武智敦子)

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【長期連載】〝農と食〟北の大地から
循環型農業をめざす葬祭会社の試み
──千葉から参入して稲作+養鶏を営む──

ブランド米に放牧養鶏。栗山で
実現した“農業ビジネス”の歩み

北の大地で農業を志すのは、都会出身の若者たちばかりではない。近年、農業とはあまり関係のなかった企業が新規参入する事例も増えている。今回紹介する千葉県の葬祭会社もその一つで、高品質の米づくりと自然養鶏をセットにした循環型農業をめざす。地元の稲作農家から栽培のノウハウをみっちり学び、収穫した米を自前の施設で精米・ブランド化して葬儀の返礼品として販売する。アニマルウェルフェア(家畜福祉)に配慮した放牧養鶏も取り入れて鶏を放し飼いして、稲作の副産物を活用する──さまざまな創意工夫で身の丈に合った農業を試みてきた。栗山町の農場を訪ね、企業による農業参入の今を取材した。(ルポライター 滝川 康治)

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【葬儀・お墓】「お盆」に故人の供養を考える

いま、簡素化のトレンドの中で
見失いたくない魂に対する儀礼

送る側、送られる側として誰もがいつかは直面する葬儀。少子化や多様な生き方が当たり前になってきた今、葬儀や供養の在り方も大きく変わりつつある。送る側に迷惑をかけないためにも、自分の葬儀について考え、家族と話し合っておくことが必要になっている。そこでお盆が近づくこの時期、一般社団法人終活カウンセラー協会(本部東京)が認定する上級終活カウンセラーとして多くの人の葬儀や供養に関する相談に応じてきた武田佳世子さんに、昨今の“弔い事情”について訊いてみた。ドラスティックなまでに簡素化する流れが強まる中で、我々が忘れてはならない心とは何なのか──。

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【観光】
2017 Summer 道内観光情報

いま、きらめく光の中へ

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【フォトレポート・トピックス】

*JAきょうわ「らいでんメロン」とキリンチューハイ「氷結®」がコラボ

*松木謙公連合後援会の女性部誕生を祝してデヴィ夫人が記念講演

*食産業のさらなる活性化へ 北大と道が新たな覚書締結

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*カムイの女

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『なつひこう』
896円
【報道】紋別漁業協同組合の組合員資格問題を追う【5】

HTB「イチオシ!」でも報じられた
紋別漁協の「名ばかり組合員問題」

沙留漁協では継承を諦めた組合員が資格を返上

本年3月号から6月号までレポートしてきた紋別漁業協同組合(阿部滋代表理事組合長・以下紋別漁協)の組合員資格問題をマスコミが取り上げた。報じたのは、北海道テレビ放送(HTB)の夕方ワイド番組「イチオシ!」で、「紋別漁協 不思議な実態」と題し、5月25日午後6時15分以降のニュース枠で扱われたものだ。はからずも本誌の追及報道がテレビにも波及し、問題がより広く道民に伝わった形となったが、地元紋別の漁協組合員や市民は今回の放送をどのように受け止めたのだろうか。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】標津漁協検証(1)──補助金不正受給疑惑を追う

ホタテ部会がアイヌを騙り
業者と組んだ合弁事業?

損害賠償で提訴された組合長と専務理事

オホーツクの次は根室管内で漁協問題が噴き出している。標津漁業協同組合(西山良一代表理事組合長・組合員数195人、以下標津漁協)が平成24年度に行なったアイヌがらみの補助事業で不正受給が取り沙汰され、この問題で5月下旬に国の会計検査院の担当官が現地調査に入った。このほか、組合員らが織田美登志専務理事や西山組合長などを相手取り、損害賠償を求める訴訟を釧路地裁根室支部に相次いで提起するという異例の事態も発生。同漁協は、いわば内部分裂の危機にあると言っていい状況だ。道東の標津でいったい何が起きているのか──。   (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】障碍者・困窮者支援の拠点で何が・・・

「なぜこれが裁判に・・・」

救護施設「札幌明啓院」で不当労働行為か
2度の救済命令経て、昨秋から行政訴訟

団体交渉を拒否してはならない――。労働委員会からそんな命令を受けたのは、営利企業ならぬ社会福祉法人。不当労働行為を指摘されたその法人はしかし、命令に従わずに労委を提訴、昨秋から国を相手に裁判を続けている。法人が運営する救護施設は、札幌で約100年にわたって地域福祉に貢献してきた。理事長はこの春から札幌市議会議長を務め、併せて全国の議長会の会長に選出されている。長い歴史を持つ福祉の現場で今、何が起きているのか。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈15〉

詐欺、器物損壊、名誉毀損…
道警不祥事“海苔弁”開示

本誌前号で、北海道警の本年“第1四半期”(1―3月)の不祥事を報告した。懲戒処分と監督上の措置(懲戒に到らない内部処理)計24件のうち報道発表されたケースは3件に留まり、残る21件は詳細不明のままだったが、その後の公文書開示請求で21件中4件が事件として捜査されていたことがわかった。その概要を伝える筈の記録は、昨年以前にも増して墨塗り処理の多い“海苔弁当”になっている――。(小笠原 淳)

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【報道】自衛官の母、「撤収」後も訴訟継続

“戦闘”6月から起きていた

南スーダンPKO差止訴訟
墨塗り『日報』に隠れた事実

本年5月に「撤収完了」が伝えられた、陸上自衛隊の南スーダンPKO派遣。北部方面隊を中心とする10次隊の『日報』には、戦闘の様子が連日のように記録されていた。同PKOの派遣差止を求める裁判は、派遣隊撤収後も原告側が訴訟を取り下げず、日報などの全開示をめぐって争いが続いている。6月1日、その第2回弁論の場であきらかになった事実とは――。(小笠原 淳)

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【報道】減益・道新に賃金不払い指摘

2億8300万円の不意討ち

道新が労基法違反で是正勧告
「もともと貰い過ぎ」の声も

北海道新聞社(札幌市中央区、広瀬兼三社長)が昨年3月、労働基準法違反で是正勧告を受けていたことが報じられた。労基署に指摘されたのは、東京支社の残業代の一部未払い。さらに独自に社内調査を実施した結果、2年間で計2億8300万円の未払いがあきらかになったという。同社は全額を精算、併せて賃金規則を改定するに到る。不意の指摘の影響は小さくなかったようだ。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭事件「三者協議」検察の抵抗

「証拠を隠さず出して欲しい」

恵庭OL事件・第2次再審請求
検察の消極対応を弁護団が批判

公共に奉仕する検察官の仕事とは思えない――。恵庭OL殺人事件の第2次再審請求審が進む中、弁護団が怒りの声を挙げた。これまで3回あった「三者協議」で、検察側は弁護人の求める釈明(説明)や証拠開示に応じようとせず、事件の真相解明に非協力的な姿勢を見せているというのだ。無実を訴える受刑者女性は、来年8月にも満期出所する。最後の夏に向け、闘いはタイムレースの様相を呈し始めた。(小笠原 淳)

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【報道】自称「学習・教育コンサルタント」М氏の素顔

喰い物にされる障害者教育
詐欺まがいのトラブル相次ぐ

福島から自主避難してきた「被災者」とは

障害を持つ子供が放課後を過ごす「放課後等デイサービス(以下放課後デイ)」──。最近、業界関係者の間で、ある人物にまつわる“黒い噂”が囁かれている。6年前に福島から札幌に自主避難してきた自称「学習・教育コンサルタント」М氏のことだ。被災者として、度々メディアに取り上げられてきたそのМ氏が放課後デイの開業支援をめぐり、顧問契約を結んだ女性から契約金とコンサル料を詐取した疑惑が浮上した。そして被害は拡大する気配を見せている。(武智敦子)

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【経済】各業界まだら模様の景況をウォッチ

札幌の路地裏経済の天気は
「晴れ」「くもり」それとも「雨」?

新聞・テレビが報じない景気の実相

景気は底堅い状況を呈しているが、なかなか好況を実感できないのが現実だ。その理由を北洋銀行の石井純二頭取は「3つのL」で表現する。ローインタレスト(低い金利)、ローグロース(低い成長)、ローインフレ(低いインフレ)。そこに将来不安も重なって今ひとつ景気を実感できないというわけだ。北海道の成長を牽引する札幌の経済も斑(まだら)模様で、力強いようには見えない。そのような中で、目線をぐっと落として、いわば路地裏から見た経済の実態はどうなのか。札幌の街角をウォッチしてみた。

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(23)──「6・28北電株主総会」に注目

原発推進派が異例の株主提案
「佐藤佳孝会長を解任せよ」

泊原発の再稼働をやめさせようという道民の声が高まり、市民団体でつくる連絡協議会が発足するなど、反原発の声はひとつにまとまりつつある中、6月28日に開かれる北電株主総会で、原発推進派から再稼働の遅れによる業績悪化などを批判して、佐藤佳孝会長の取締役解任を求める異例の提案が出されていることがわかった。原発反対派の「脱原発をめざす北電株主の会」の提案は否決される見込みだが、原発再稼働の是非や佐藤会長の去就が株主総会でどう議論されるのか注目される。一方、北電は6月2日から後志管内20市町村を対象に泊原発の安全対策や原発の必要性を訴える「エネルギーキャラバン」を開催するなど泊原発再稼働への姿勢を崩す気配はない。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (27)

艦砲射撃にさらされた室蘭
十五糎加農砲掩体跡に思う

鉄のまちに残る戦禍の記憶

東京や大阪への空襲が激しさを増した1940年(昭和20年)春。制海権も制空権もほぼ失った日本軍は本土決戦を視野に入れて全国各地に防空壕や地下坑道を造り、徹底抗戦の構えを掲げる。空襲とは無縁と思われた北海道にもこの年の7月14日、15日の2日間、函館、室蘭、釧路、根室など道内の38市町村がアメリカ海軍第38高速空母機動部隊による空襲と戦艦による艦砲射撃を受けた。この時、合わせて2千人以上の非戦闘員の道民が犠牲になっている。最大の被害が出た室蘭に今も残る戦争の爪痕と慰霊碑などを訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■混乱続く小樽市議会を象徴?
 任期途中で辞任した横田久俊議長
 ──新議長には自民3期目の鈴木喜明氏が就任

■16年度の札幌市議・政務活動費
 公明除く全会派がほぼ使い切り
 ──“前渡し”で麻痺するセンセイ達の金銭感覚

■永続性などを担保すべく「要綱」を格上げ
 札幌市の「墓地条例」は名義貸しを防げるか
 ──新たに付与された報告徴収や立入調査の権限が“武器”に

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【企業】
「タコ箱漁オーナー募集」復活で大反響
「(株)ひとと」の藤谷透 代表取締役に訊く

ネットの時代だからこそ人と人
繋がりを大事にする通販会社に

地域密着型で隠れた逸品を発掘

ほぼ10年ぶりに復活した留萌郡小平町のタコ箱漁オーナー募集。マツコ・デラックス、有吉弘行出演の深夜番組「かりそめ天国」に2度も取り上げられ全国的な反響を呼んだ。仕掛けたのは、ネット通販の(株)ひとと(本社札幌市北区)代表取締役の藤谷透氏だ。ネット通販といっても同社の場合は、単に品物の販売をするだけではなく、地域の生産者と購買者を結び付ける「地方創生型」とも言える異色の通販会社だ。全国系ネット通販とは違い地域密着通販を展開する藤谷氏に訊いた。(6月1日収録)

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【夏のボーナス特集】
長期で育てる資産運用

節税しながら老後資金を貯蓄
個人型確定拠出年金に注目!

夏のボーナス時期がやってきた。なかなか景気の好調さが実感できない昨今だが、今年もまずまずの支給額になりそうで、ひと安心という方も多いのではないだろうか。まとまったお金をどうするかは悩みどころだが、今年の注目点は節税しながら将来に備えることができる個人型確定拠出年金(愛称iDeCo=イデコ)の間口が広がったこと。そこで今回の「夏のボーナス特集──長期で育てる資産運用」は、iDeCoを中心にファイナンシャルプランナーの須藤臣さんに解説してもらおう。

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」(22)──函館発、ハンデを抱えた元修道士の言葉

生産性で人の価値を決める
「健全者の論理」に抗いたい

人はなぜ生まれてきたのか。そしていかに生きるべきか。そんなテーマと深く向き合ってきた元修道士が函館にいる。挑戦と挫折を繰り返し、傷つきながらも人間の存在の根源を問い続けることを止めないその人は昨年、発達障害の診断を受けた。「ひきこもりや発達障害者が『生産性』という経済原理のもと、可能性や生き方までが疎外されるのはあってはならないこと」──。当事者という、新たな“課題”を背負った元修道士のメッセージに耳を傾けたい。(武智敦子)


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【ズームアップ】
『死ぬまで踊り続ける』嘉門流宗家家元の嘉門 衛信さん

常に〝いま〟を取り入れて
大衆に伝え続けたい
日本舞踊の魅力と楽しさ

日本舞踊の最大流派、花柳流から独立し2001年、道内で嘉門流を旗揚げした嘉門衛信さん(72)。日本舞踊界の革命児と呼ばれた師、花柳徳兵衛氏(1908―1968年)の遺志を受け継ぎ、北海道の大自然やそこに生きる人々をテーマにした創作舞踊を世に送り出し、地域の文化・芸能振興に尽力してきた。70歳を超した今も「大衆に語りかける踊り」を追い求め、日本舞踊にかける情熱は尽きることがない。札幌の稽古場に嘉門さんを訪ね、北の大地の厳しさと美しさ、そして人の情念までを変幻自在に表現できる日本舞踊の魅力や未来について話を伺った。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“核のゴミ”レポート PART9 「マップ」提示でも展望なき最終処分の行方

絵空事の地層処分を急がず
乾式貯蔵方式の具体論議を

道民に問われる泊原発“核のゴミ”の監視

原子力開発の“負の遺産”である高レベル放射性廃棄物を最終的にどう扱うのか──。経済産業省や処分事業者のNUMO(原子力発電環境整備機構)は、この夏以降にも「科学的特性マップ」を公表し、引き受け手が現れない最終処分場候補地の選定調査に活路を見いだそうとしている。だが、「10万年後の安全」が求められる“核のゴミ”の後始末対策が一気に進むはずもない。北海道では、幌延町の処分研究施設での試験研究の残り期間が数年先に迫るなか、反対運動を続けてきた住民団体からは、道の積極的な関与を求める声も。さらに、泊原発の使用済み核燃料の後始末をどうするのか──。歴史的な流れや最近の動きを交え、この問題の深層を探る。(ルポライター・滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

*サッポロビールが牽引する地域活性化の賑わいづくり
限定「黒ラベル」で北海道競馬を応援

*「北海道経営未来塾」第2期始動
若手経営者が〝次のニトリ〟を目指す

*どさんこプラザ札幌店リニューアル
厳選食材の惣菜類も新たに販売開始

*「奉行シリーズ」のOBCがセミナー
元労基監督官が労基署対策を指南

*北の歓楽街を盛り上げ、急逝した
すすきの観光協会・篠田政一会長

*ホテルオークラで「上富良野フェア」
十勝岳山麓の食に町限定ビール

*チョコレートの“究極”を目指した
石屋製菓「美冬」

*日経「伸びる会社」ランキングで
エコミックが道内トップの評価

*札幌で沖縄気分に浸る“泡盛”の宴
第24回 「泡盛を楽しむ北海道の集い」

*優佳良織の今後はどうなる?
旭川「木内和博さんを偲ぶ会」に350人

*障害者をアートで癒すSatolyが
スペインで初のワークショップ

*小樽の伝統文化を楽しもう
6月18日「和を遊ぶ」開催

*書評『かたわれワルツ』心象風景に重なる
切なさが胸に迫る「鈴木翁二」の世界

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*カムイの女

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ボクラの街道・ポプラの街道』
896円
【報道】紋別漁業協同組合の組合員資格問題を追う(4)

公金をドブに捨てる執行部

使えない「荷揚げ岸壁」で露呈した漁民無視

紋別漁業協同組合(阿部滋代表理事組合長・以下紋別漁協)の組合員資格問題を追うレポート第4弾である。本号では、取材拒否の紋別漁協とは裏腹に幹部が取材に応じた沙留(さるる)漁業協同組合(興部町・横内武久代表理事組合長・以下沙留漁協)の対応を報告すると同時に、これまで報じてこなかった紋別漁協の組合運営の不透明さにもメスを入れる。漁業の近代化と効率化を目的に国の補助事業で建設した荷揚げ岸壁が「全く使えなかった」のは何故なのか──。一連の本誌報道を受け、連休明けには北海道テレビ放送(HTB)のクルーが現地へ取材に入った。紋別漁協における“名ばかり組合員問題”は、さらに反響が広がる気配を見せている。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】医療現場で散った命

この不幸、二度と繰り返さぬよう

過労、パワハラ、鬱、労災却下
志半ばで斃れた看護師たちの遺言

道内にある複数の総合病院で、若い看護師が相継いで亡くなった。生前の彼らは互いに親交があったわけではないが、就職の数カ月後に自ら命を絶ったという経緯が共通していた。原因は職場にあったのではないか――。のちに知り合うことになる遺族らは、それがひとり我が子のみを襲った問題ではないことを知る。強く疑われたのは、新人らしからぬ激務や密室でのパワーハラスメント。多くの命を預かる筈の医療現場で、何が起きていたのか。(小笠原 淳)

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【報道】

道警不祥事“第1四半期”開示
懲戒など24件中21件が未発表

北海道警察で不祥事を起こした職員に対する処分(懲戒処分、監督上の措置)が本年1月から3月までに24件あったことが、本誌の公文書開示請求でわかった。法令違反が疑われるケースも含め、うち21件が報道発表されていないこともあきらかになっている。
(小笠原 淳)

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【報道】全道に伝わった“事件予告”の顛末

連休直前、福祉施設に異例喚起
  「相模原」示唆して出所か


大型連休突入間際の5月2日、全道の福祉事業者に異例の注意喚起があった。同日午前に刑務所を出所した男性(40歳代)が、昨年7月に相模原市の障碍者施設で起きた大量殺人事件に関連づけた暴言を吐いていた、というのだ。道内各福祉施設へは防犯対策の徹底などが呼びかけられたが、結果的に深刻なトラブルなどは起きていないという。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭OL事件 第2次再審請求

「彼女を無罪で迎えたい」

発生17年「恵庭OL」
三者協議で鑑定人ら尋問へ

本年1月に2度めの再審請求が申し立てられた、恵庭OL殺人事件。当初の裁判で有罪判決を受けて服役中の女性は、来年夏にも刑期を終えて出所することになる。彼女を無罪で社会復帰させたい――。被害者の死因などに疑義を唱える弁護団は、検察・裁判所との「三者協議」で科学鑑定人の証人尋問を求めており、早ければ年内にも実現する見込みという。冤罪を訴え続ける女性の出所が秒読み段階に入った今、事件をめぐる動きを改めて報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】札幌大学を襲う「経営陣の危機」

面子優先の控訴に不信感増幅
雇い止めに特任准教授が提訴

相次ぐ裁判に責任放棄も横行

学校法人札幌大学のガバナンス欠如が教職員との摩擦を激しくしている。65歳以上の再雇用教員の賃金未払い訴訟での大学側敗訴に続いて、今度は特任准教授が「雇い止めは違法」として同大に地位確認と給与支払いを求める裁判が始まった。大学経営の将来的な悪化を見通し、経営スリム化を模索するのは必要なことだが、その矛先を教員の待遇引き下げだけに求めることは正常な経営とは言えない。それらを主導した理事長や専務理事はいずれも任期途中で相次ぎ退任、責任放棄も横行している。今年、創立50年の札大は、“経営陣の危機”に陥っている。(佐久間康介)

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【論評】 道銀と北洋銀が演じた「人事狂想曲」を読む

札幌ドーム社長人事が炙り出した
「肉食系」「草食系」の銀行カラー

騒ぎを大きくした道新のリーク報道

銀行には、「人事が万事」という例えがある。免許事業の銀行は、一般企業と違ってやることなすことに制約があり、倫理観も世間並み以上のものが求められる。廉潔の環境の中での励みが、「出世」「昇格」に結びつく人事なのだろう。それゆえに一般企業以上に人事への関心は高いようだ。この春、この人事をめぐる狂想曲が、北洋銀行(本店札幌・石井純二頭取)と北海道銀行(同・笹原晶博頭取)の間で奏でられた。第1幕の札幌ドーム社長人事は、意外性のある調べとして広がったが、続く第2幕、第3幕にはどんな調べが用意されているのだろうか──。(佐久間康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(22)

不都合無かった5年の運転停止
北電を見限る民意の廃炉包囲網

電力関係者も原発依存の経営リスクに言及

泊原発の1~3号機全基が2012年に運転を停止して、5月5日で丸5年が経過した。福島第一原発の事故後、新たに発足した原子力規制委員会は、原発再稼働の条件として新規制基準を策定。北電はその対応に追われ、再稼働にメドがつかないまま泊原発の停止は6年目に入った。電力料金の大幅値上げの影響と、料金の安さで売り込みを図る新電力への道民顧客の流出は止まらず、北電の販売電力量は減り続けている。泊原発再稼働が、本当に将来の北電の歩むべき道なのか。泊原発を廃炉に向かわせる包囲網は狭まりつつある。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (26)

今も戦争を肌で感じる横須賀港で
「YOKOSUKA軍港めぐり」を体験

有事がすぐ傍にある港町の賑わい

北朝鮮の核実験やミサイル発射などの挑発行為によって朝鮮半島情勢に緊張が高まっている。アメリカ海軍最大の原子力空母カール・ビンソンが日本海に航行しようとする中、神奈川県横須賀基地を母港とするイージス艦フィッツジェラルドと海上自衛隊の護衛艦が4月下旬、日本海で共同訓練を行なったことが報じられた。横須賀は今でも戦争と直接つながっている軍港だ。ご当地クルーズとして人気の「YOKOSUKA軍港めぐり」を体験し、横須賀港の戦争遺産などを海から取材してみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■新党大地・鈴木宗男氏が公民権回復
 政界復帰に意欲見せるも詳細語らず
 ──これまでを振り返り感極まる場面も

■再審無罪“おとり捜査”銃器事件で
 ロシア人男性が刑事補償など請求
 ──逮捕後2年間拘束、司直の謝罪ついになく

■道警元巡査の懲戒免職、覆らず
 審査請求に道人事委が棄却裁決
 ──冤罪主張事件は最高裁へ上告中。類似ケースには無罪判例も

■札幌高検・上野検事長が着任会見
 会見撮影、また「要望として承る」
 ──検察“オープン化”7年、開放度停滞

■グローバルファンド・ラサールが
 白石「イーアス札幌」を電撃取得
 ──外資も注目する「東札幌」の成長力

■道「岩内原発問題研究会」が7月から
 泊、夕張など6市町村のズリ山調査
 ──がん死亡率とラドンの因果関係検証

■「けものフレンズ」人気過熱の中
 円山動物園の動物たちは大丈夫?
 ──問題視された管理体制を抜本的改善

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【企業】石屋製菓・石水創社長が10年前の不祥事を綴る

創業70年の節目に決断した
“賞味期限改ざん事件”のケジメ

初の著書で記した過去と現在

話題の新商業施設・GINZA SIXでの初の道外直営店開業や、今秋の稼働を予定している北広島市での新工場建設──。創業70年目の今年、さまざまなトピックで沸き立つ石屋製菓。そんな中、石水創社長は4月7日に初の著書『「白い恋人」奇跡の復活物語』(宝島社)を上梓した。同著では、創業から現在までの同社の歩みが石水氏の語り口調で綴られているが、中でも大きく触れられているのが2007年8月の「白い恋人」賞味期限改ざんをはじめとする一連の不祥事に関してだ。あの事件から今年でちょうど10年。その区切りの年に、自らケジメをつけた石水社長に胸中を訊いた。

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【企業】

東雁来「道央札幌 郵便局」の隣接地に
北海道郵便逓送が 札幌営業所を移転

今後は一般貨物・食品輸送などにも進出

4月23日に札幌市東区東雁来に開局した日本郵便の道央札幌郵便局。その隣接地に北海道郵便逓送(本社札幌/加藤欽也社長)が札幌営業所を移転新築した。郵便物輸送を手掛ける同社にとって郵便局の隣接地に営業所を設置することは、ビジネスチャンス拡大に欠かせない条件で、一般貨物分野への拠点としても機能させる方針。とりわけ、このほど開局した道央札幌郵便局は郵便物の取り扱いで道内最大級となるだけに期待は大きい。

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【観光】

「きたゆざわ 森のソラニワ」
装いも新たに4月28日開業

自然や食を家族で満喫する
アクティブリゾートに一新

野口観光グループ(野口秀夫社長)が伊達市大滝区北湯沢温泉町の第二名水亭をリニューアルして、4月28日にオープンした「きたゆざわ 森のソラニワ」。この前日、同社は得意先やメディア関係者を招いた試泊会を実施した。

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【医療】

「患者本位の 医療」を見据えオープン
栄町消化器 ・内視鏡内科クリニック

最新の新世代内視鏡システムを導入

4月10日、札幌市東区の地下鉄東豊線栄町駅近くに「栄町消化器・内視鏡内科クリニック」がオープンした。道内各地の基幹病院でキャリアを積み、内視鏡治療のスペシャリストとして知られる佐藤龍院長が「地域の人たちに大病院と同じ医療を提供したい」と開業した専門クリニックだ。「目指すのは患者さんを薬漬けにしない地域医療」と目標を語る佐藤院長に、クリニックの概要とこれからの抱負を訊いた。(5月2日取材)

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【金融】

合併信金・道南うみ街信用金庫の
藤谷 直久 理事長に訊く

「地域のホームドクター」として
ライフサイクルに応じた支援を

渉外力強化し函館地区で融資拡大

今年1月、道南の江差信用金庫(本店檜山郡江差町)と函館信用金庫(同函館市)が合併、道南うみ街信用金庫が発足した。これにより預金量は合計約2643億円(2016年3月末)と道内22信金の中で13番目の規模になった。少子高齢化による人口減少が進む郡部で、地元の金融機関としてどう生き残りを図り、地域に貢献していくことができるのか──。地方の信金モデルとして同信金の今後に注目が集まる中、重責を担うことになった藤谷直久理事長(67・旧江差信金理事長)に、〝うみ信〟が目指す方向や課題などについて訊いた。(4月20日収録)

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【老後】

健康麻雀の普及と啓蒙に取り組む
土田 浩翔 プロに訊く

認知症予防にも役立てる効能
勝ち負けから離れ自分探しを

麻雀は心の問題をケアするゲーム

全道各地でサービス付き高齢者向け住宅などを展開する株式会社輝(本社札幌)。同社が主催する第3回健康麻雀親睦会が4月9日、麻雀夢道場札幌店(札幌市中央区)で開催された。この催しは、人気のプロ雀士の指導の下で「飲まない、吸わない、賭けない」を基本とする健康麻雀を通して利用者同士の交流を図ろうというもの。今回の注目ゲストは「麻雀界の貴公子」と謳われ、全国で活躍しているプロ雀士の土田浩翔氏(57)。土田プロは各地で健康麻雀の講義を行ないその普及にも尽力。親睦会が和やかに開かれた当日、この土田プロに北海道とのかかわりや高齢者にとっての麻雀の効能などを訊いた。

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【社会】孤立を防ぐ町内会・NPO共同のサロン事業

札幌都心に見る新たな地縁づくり
住民連携文化交流サロン「えいと」

高齢化が急速に進むこれからの時代、コミュニティがより重要になってくることは誰もが気付き始めている。地域社会のしがらみに囚われることなく、自由に暮らしてきた私たちが急がねばならないのは、新たな地縁を紡ぎ、人との関係を深めていくことだろう。各地で模索が続く中、札幌都心部の町内会とNPO法人が共同で運営する「サロン事業」の取り組みを通して、“これから”を生きるヒントを探った。(武智敦子)

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」(21)──小樽の家族会世話人を退いた鈴木祐子さんに訊く

“よそ者を排除する地元”で
当時者に寄添い続けた20年

「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の世話人を長く務めてきた鈴木祐子さん(69)がこのほど、役職を退き小樽での活動にピリオドを打った。ひきこもりを正しく理解し、子供への対応を学んで欲しい──。彼女が一貫して取り組んでいたのは、もつれた親子関係を丹念にときほぐすことだった。それでも消えなかった世間の偏見と誤解。「戦い、歯を食いしばってきた20年だった」と振り返る鈴木さんに、今の率直な思いを訊いた。(武智敦子)


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【ズームアップ】
地域共生ホーム「てまりの華」を運営する渡邊 譲さん

「富山型デイサービス」で
誰もが分け隔てなく集える
場所を北海道で広げたい

小規模な施設で高齢者や発達に課題のある子供たちが一緒に過ごす「富山型デイサービス」が注目されている。家庭的な雰囲気の中で誰もがサービスを受けられるように──。1993年、富山市で看護師の惣万佳代子さんらが始めた共生型の施設は、縦割りだった福祉サービスを見直すきっかけとなり、「富山発」として全国に波及しつつある。道内では江別市で高齢者デイサービスを運営する(株)ライズリング代表取締役の渡邊譲さんが昨年4月、同市内に地域共生ホーム「てまりの華」を開設したばかり。4月中旬、普及に意欲を見せる渡邊さんを訪ね、富山型デイサービスの可能性について聞いた。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から 
~どうなるTPP後の自由貿易交渉(後編)~
農業経済の研究者・鈴木宣弘さんの講演から

国民の生命を守る食料基地として
北海道がリードする決意を持とう

TPP(環太平洋連携協定)でも2国間のFTA(自由貿易協定)でも、多国籍企業の意を受けた身勝手な要求を日本政府に呑ませるのがアメリカ流のやり方だ。発ガン性などを理由に日本では禁止されている農薬や成長ホルモン剤を使った農畜産物をいかに買わせるかにしのぎを削り、その結果、食の安全がないがしろにされている。「今だけ、金だけ、自分だけ」の3だけ主義で亡国へと導く日本の政治・行政と、誤った施策にお墨付きを与える一部財界人に対し、農業経済学者の鈴木宣弘さん(東大大学院教授)が皮肉やユーモアを交えつつ鋭く批判した。その講演の後半部分を紹介し、北海道から本物のシステムを創る大切さを考える。(ルポライター 滝川康治)


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【フォトレポート・トピックス】

*来年2月開館の釧路市中央図書館
地元目線の運営に早くも期待高まる
*OBCが札幌・旭川で5月にセミナー
労基署対策を元監督官が詳しく解説
*「住」の総合メーカー
ユニホーが道内で躍進
*「きたキッチン」新札幌にオープン
産直野菜や惣菜販売など新たな試みも
*恐怖の直視で危機意識を高める
スケアード・ストレイト始まる
*「函新20周年」を祝い450人が参集
「地域愛溢れる紙面」と函館市長も絶賛
*栗山の滞在型観光活性化へ!
生まれ変わるホテルパラダイスヒルズ
*山を活かし、地域に活力!
期待の紋別バイオマス発電所が竣工
*「札幌ハートセンター」が医療講演会を
札幌コンベンションセンターで開催
*NPO「楽しいモグラクラブ」が主催
「笑劇! 文章教室」6月に開講
*ビール系飲料の飲用機会創出を目指し
各社、コト消費の賑わいづくりに全力
*北海道コカ・コーラ「活動は全社員の誇り」
“e︱水プロジェクト”がキックオフ

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*新連載:カムイの女

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『薫風! なつばしょ』
896円
【報道】紋別漁業協同組合の組合員資格問題を追う(3)

漁協幹部を狂わす“海の利権”

近隣漁協の組合員らも本誌に告発

紋別漁業協同組合(阿部滋代表理事組合長・組合員数152人、以下紋別漁協)の組合員資格問題を追うレポート第3弾である。本号では、本誌報道を受けて集まった近隣漁協組合員の告発、買収まがいの行為が横行している理事選挙の実態を追い、さらには阿部組合長に集まる利権にもメスを入れる。北海道で有数の水揚高を誇るオホーツク海。ここで生み出される“海の富”を一握りの人間が貪り、名ばかり組合員の存在を許す問題の根はいったいどこにあるのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】江別発・パワハラ問題に揺れる友愛記念病院

看護部トップから自殺寸前に
追い詰められたナースが告発

江別市内の療養型病院として知られる医療法人友愛会友愛記念病院(212床・亀井富士人院長)の看護部で、パワハラ問題が浮上している。窮状を訴えているのは複数の看護師たちだ。特に深刻な被害を受けているとされるのが看護主任のSさん(55)。昨年12月以降、N看護部長(60)から長時間にわたる叱責を繰り返し受け、やがて退職を迫られ自殺寸前まで追い詰められたというから穏やかではない。事態の改善に向けて看護師たちは野村直人理事長や亀井院長らと話し合いの場を持ち、幹部らは「改善」を約束したが…。

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【報道】岩見沢・知人男性殺害事件

「私は、嘘つきです」

本当の彼はどこにいるのか
実刑20年 ある殺人犯の独白


知人男性を殴り殺し、殺人などで起訴された彼は、本年2月末に始まった裁判で「悪いとは思わない」「家族も殺すつもりだった」と嘯き続けた。一切の反省を見せない被告人に対し検察は懲役20年を求刑、裁判所も“満額”の実刑判決を言い渡す。「刑務所に入りたい」との悲願を叶えた筈の彼は、その直後に一転、被害者への謝罪を口にし始めた。3月18日、刑が確定。拘置所の面会室でその人――髙橋哲受刑者(61)と顔を合わせた記者は、悪びれず放たれる告白を聴くことになる。「私は、嘘つきです」。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える 《お詫び》

本誌が誤報、道警に謝罪

前号記事に事実誤認
「児童ポルノ」容疑なし


本誌前号掲載《道警不祥事から考える》第14回の記事に重大な事実誤認があったことがわかった。記事タイトルと本文中で触れた「警察官による児童ポルノ公然陳列」は誤りで、そのような事実はないことが前号発売直後に判明、担当記者が北海道警に謝罪した。読者に対しても真実と異なる情報を発信したことになり、本稿を以て謝罪しなくてはならない。誤報の経緯を報告し、改めて当該記事を訂正させていただく。(本誌編集長・工藤 年泰  小笠原 淳)

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【報道】「専守防衛」を謳う国で

一刻も早く「撤収」を――

南スーダンPKO差止訴訟、
「取り下げない」原告の決意

「撤収」を決めたのであれば、一刻も早く戻らせるべきだ――。2月下旬に初弁論があった陸上自衛隊南スーダンPKO派遣差止訴訟で、原告弁護団は改めて訴える。これから雨季を迎える現地では治安が一層悪化すると予想され、派遣中の第11次隊(陸自第9師団=青森=など)はすぐにでも帰国すべきだという。「専守防衛」を掲げる日本が自衛隊の海外派遣を始めて、すでに25年。四半世紀ぶりの「空白」を見据え、原告らの闘いはなおも続く。(小笠原 淳)

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【報道】ガバナンスが機能不全に陥った「札幌大学」

教職員との裁判で全面敗訴し
判決前に専務理事が突如辞任

学生不在の内部抗争に揺らぐ存在意義

学校法人札幌大学(以下札大、本部・札幌市豊平区西岡)のガバナンスが機能不全に陥っている。一部の理事たちによる独断の“大学改革”が押し進められ、170人を超える教職員たちとの溝が深まっているためだ。教職員たちが年俸引き下げの無効と減額前との差額支払いを求めた裁判では、大学側が3月末に全面敗訴し、2年前に就任した太田博理事長(元道監査委員、元札幌医科大学副理事長)には一部理事たちの情報しか届かず、正確な判断ができない環境に置かれている。このような大学経営が続けば、高等教育機関としての札大は存在意義を失いかねない──。(佐久間康介)

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【市政】
森井市長に決別し政治団体を立ち上げた
小樽市元幹部・迫俊哉氏が激白

将来ビジョン描けぬ森井市政
もう放置できない地域の疲弊

職員に蔓延する閉塞感を危惧

小樽をこのままにはしておけない──。2月末で市役所を早期退職した元幹部、迫俊哉氏(58)が、4月に政治団体「小樽みらい会議」を旗揚げした。6年前、中松義治前市長の後援会や市幹部によるパーティ券事件で揺れた市役所の再生に手腕を発揮するも、2015年に誕生した森井秀明(44)市政の元では、市長の強引な人事や独善的な政治手法に失望して辞職。次の市長選を見据え、多様な市民の意見を聞きながら小樽活性化への道筋を模索していく考えだ。“暴走”する市長に翻弄される市と議会とマチの未来。事態を憂慮する迫氏が本誌に胸中を激白した。 (武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(21)

事故の最悪を想定しない
防災訓練に吹き出る疑問

見え隠れする再稼働ありきの思惑

福島第1原子力発電所の原子炉がメルトダウンしてから今年3月で丸6年を迎えた。事故後、原発立地自治体では、さまざまな防災訓練や避難訓練が行なわれているが、泊原発では2月4日、厳冬期に事故が起きた場合を想定した国と道による原子力防災訓練が初めて実施された。泊原発から5キロ圏内の住民のごく一部が参加したものの「想定が甘すぎる」「形だけの訓練ではないか」などと住民やマスコミから疑問の声と批判が相次いだ。3月中旬に小泉純一郎元首相が札幌で開いた「原発ゼロ」を目指す講演会は超満員となるなど、泊原発の再稼働に反対し廃炉を求める声は年々、高まりを見せている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (25)

来館者200万人を突破した人気施設
大阪城公園内にある「ピースおおさか」

庶民目線で追体験する大阪空襲

大阪城公園内にある「ピースおおさか」は2015年4月30日に「大阪空襲を語り継ぐ平和ミュージアム」として展示内容をリニューアル。開館25周年目の昨年11月には来館者200万人を突破した人気施設だ。地方自治体が関係する公設の戦争資料館としては国内最大規模で、展示内容や資料も豊富だ。私が訪れたのは3月。ちょうど72年前のこの月には、浪速の街を焼き尽くした大阪空襲があった。折しも館内では、訪れた子供たちに平和を願うメッセージが伝わるように、さまざまなイベントや展示が行なわれていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【講演録】「3・11」に札幌で原発ゼロの小泉節

「北海道知事、聞いてもらいたい。
原発をやめる権限があるんですよ」

6年前に東日本大震災、それに伴う福島第1原発事故が発生した同じ日の3月11日。今や原発ゼロを掲げる急先鋒の論客として全国を行脚している小泉純一郎元総理が「日本の歩むべき道」と題して、札幌市の共済ホールで講演した(主催・泊原発の廃炉をめざす会)。本誌は過去2回(2015年12月号・16年10月号)、道内での同氏の講演録を掲載してきたが、今回は泊原発の検証記事などを連載しているジャーナリスト・黒田伸が取材。札幌で冴え渡った“原発ゼロ”の小泉節を余すことなく誌上で再現する。(構成=本誌)

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【ニュース】

■不起訴処分で水を得た森井市長が
 新年度もルール破りの“報復人事”!?
 ──任命権のない議会事務局人事にまで口を出し…

■バブルの象徴「北欧館」の跡地に
 スシロー札幌山の手店が今夏開店
 ──パンで踊った負の遺産が消えて回る寿司

■塾頭自ら“自分との戦いの場”と
 振り返る経営未来塾が2期目へ
 ──2期講師も政財界から錚々たる顔ぶれ

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【企業】

霊芝の力で地方創生へ!

空調・給排水の央幸設備工業が
“薬用キノコ栽培”を美唄で開始

健康補助食品などに利用されているキノコの一種である「霊芝」(れいし)。その霊芝の人工栽培に自社のノウハウを生かして取り組んでいる「央幸設備工業」(本社札幌市白石区・尾北紀靖社長)の美唄営業所がこの春、本格稼働の時を迎えた。

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【特集・春の観光情報】

いま、光あふれる北海道

積丹・古平・蘭越・新篠津・富良野・小清水・池田・登別・豊浦・洞爺・壮瞥・大空

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【企業】
道内に広がるコープさっぽろの「ラストワンマイル」事業

宅配トドック&配食サービスで
高齢者の安全と安心をサポート

コープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)が“ラストワンマイル”の取り組みを強化している。店舗や事業所から組合員宅までの最後の短い距離を繋ぎ、手渡しで商品や配食を届けるとともに、高齢化社会に対応した見守り活動を強化。これによって組合員の安全で安心な日常生活をサポートしていくものだ。ラストワンマイル事業の両輪である宅配トドックと配食サービスの進化する現場をレポートする。

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【2017春の全国交通安全運動】

地域のつながりで子供を守る

交通安全指導員の活動から
 事故防止の在り方を探る

4月6日から同15日まで行なわれた春の全国交通安全運動。こと北海道ではそれまで慎重な冬道運転から解放されたドライバーが、加速する雪解けと共に車のスピードも加速させてしまうという負のシンクロ傾向が往々にして見られるため、この時期は一層の注意が必要だ。そこでドライバーに呼び掛けたいのは、自分たちが運転する車は、人や物を簡単に傷付けてしまう凶器になりえるという意識だ。歩行者や自転車といった交通弱者にとって自動車は、猛スピードで動く金属の塊に他ならない。その交通弱者、特に子供たちを車の危険から守ろうと、連日早朝から活動しているのが交通安全指導員の人々。そのひとりの取り組みに密着し、活動の意義を伝えると共に歩行者事故防止の在り方も考えてみたい。

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」(20)──“拠り所”の作り方

自分らしくいられる空間とは―
自助会の在り方と山積する課題

ひきこもりを経験した人や当事者が外の世界に触れるきっかけの一つに「自助会」がある。「仲間が欲しい」「自分を変えたい」と願う人たちが活動を通じて元気を取り戻し、自分たちの考えや気持ちを社会に向けて届けていく──。そんな自助会は現代社会で「生き辛さ」を感じる人たちの拠り所でもあるようだ。札幌市のNPO法人「源」(げん)の取り組みなどを中心に「居場所」の可能性と課題を追った。(武智敦子)


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【ズームアップ】
農場カメラマン 伊東 隼さん

農業のありのままの姿を
ファインダーに収め
生産者の思いを届ける

車を走らせるとほどなく美しい田園風景が広がる旭川。この地を拠点に農業に携わる人や農作業をファインダーに収めている写真家がいる──。伊東隼さん(44)。「農場カメラマン」として38歳で独立し、大地で力強く生きる人たちの息遣いを伝えている。「農家の宣伝マンとして、頑張っている農家に光を当て地域を元気にしたい」と語る伊東さんに、これまでの足跡や農場写真への想いを聞いた。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から 
~どうなるTPP後の自由貿易交渉(前編)~
農業経済の研究者・鈴木宣弘さんの講演から

米追従の「規制改革推進会議」が
巨大企業だけを太らせる元凶だ

アメリカのトランプ大統領は就任早々にTPP(環太平洋連携協定)からの離脱手続きを完了し、TPP発効の可能性はほぼ消えたが、日本は昨年の国会でTPPを承認し、安倍政権は前のめりな姿勢のままだ。今後、米国との二国間交渉によるFTA(自由貿易協定)締結の動きが加速する恐れがあり目が離せない。そんななかで「トランプ時代とTPP」をテーマにした、北海道弁護士会連合会、北海道農業ジャーナリストの会などが主催するフォーラムが札幌市内で開かれた。「今だけ、金だけ、自分だけ」の自由貿易交渉をきびしく批判した鈴木宣弘・東京大学大学院教授の講演内容を2回に分けて紹介する。(3月24日収録・ルポライター 滝川康治)


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【フォトレポート・トピックス】

*北洋銀93人、道銀208人 次世代のバンカーが船出
*札幌市が防犯功労者表彰を創設 出所者支援の建設会社など讃える
*陸上競技を通じて北海道を元気に ホクレン女子陸上部が創部30周年
*ホテルオークラがフェア開催 羊蹄の食の魅力を掘り起こす
*都心部に攻勢かけるニトリ 札幌エスタに新業態初出店
*キャリアバンクが日本語学校「札幌ランゲージセンター」開校
*土屋グループ創業者が「苦難福門」上梓
*アサヒビール、GWの円山公園駅をスーパードライで桜色に染める
*「北海道メロンアイス」を育成し食の有効活用と地産地消を促すセコマ
*道産大豆「ゆきしずか」に高い評価 道内納豆メーカー、好機到来の兆し

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”


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【今月の表紙】鈴木翁二画
『朧月夜の出来ごと』
896円
【報道】紋別漁業協同組合の組合員資格問題を追う(2)

「誰のための漁協なのか」

名ばかり組合員と幹部が貪る“海の富”

紋別漁業協同組合(阿部滋代表理事組合長・組合員数152人、以下紋別漁協)の組合員資格問題を取り上げた3月号が現地で大きな反響を呼び、注文が相次いだ。近隣漁協からの問い合わせも多く、関係者の関心の高さが裏づけられた形となっている。“名ばかり組合員”が水揚高から年間数千万円の配当を手にし“不労エリート”が組合を牛耳る──。沖で格闘する漁師を顧みず、一握りの人間が海の富を貪っているような漁協の未来は危うい。問題追及レポート第2弾をお届けする。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】レセプトの審査委員に報酬を“誤払い”していた道国保連合会

不正請求の監視役に疑惑

渦中の北海道柔道整復師会幹部は不正受給を否定

診療報酬請求書(レセプト)とは、患者の払う窓口負担以外の診療報酬を医療機関などがいわゆる“支払い基金”に請求する明細書のことだ。それらに不正請求がないように目を光らせているのが審査委員会。今回、北海道国民健康保険団体連合会(本部札幌・石子彭培理事長、以下道国保連)が、レセプトのチェックを委託していた審査委員に審査報酬の一部を返納させていたことが明らかになった。理由は「誤払い」。いったい道国保連で何が起きていたのか──。

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【報道】違法捜査疑われる銃器事件で無罪判決

日本で一番残念な無罪

ロシア人男性 20年後の名誉回復
判決は“おとり捜査”に踏み込まず

名誉回復までには、20年の時間が必要だった。ロシアから拳銃などを密輸したとして逮捕され、実刑判決を受けて日本で服役した男性(47)は、逮捕時から一貫して「警察の協力者にそそのかされて銃を持ち込んだ」と訴えてきた。彼を逮捕した元刑事が「違法なおとり捜査」を証言したことで、男性は裁判のやり直しを求めることになる。検察の抵抗で決定が長引いた再審は本年2月、ようやくスタート。僅か1回の審理で当時の判決は覆ったが、違法捜査の真相は解明されないままだ。謝罪の声はなお、どこからも聴こえてこない――。(小笠原 淳)

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【報道】殺人事件“解決”したけれど…

「所要の捜査を進め、一定の結果を得た」

札幌白石・独居男性殺人事件
ひたすら後手後手の警察発表


事件発生の報が遅れ、証拠品紛失の公表が遅れ、容疑者逮捕の発表が遅れ――。昨年秋に札幌市白石区で発生、同12月にあきらかになった殺人事件は、年を跨いだ2月下旬、容疑者逮捕で一応の解決をみたことになっている。規模100人超の捜査本部を設けた警察は、初期の段階で証拠品を廃棄するミスを犯し、その事実を1カ月間以上伏せていた。さらには逮捕の発表が24時間以上遅れるなど、節目ごとに後手後手の対応を重ねている。大手メディアも呆れる一連のいきさつを、改めて振り返ってみたい。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈14〉

「児童ポルノ」容疑者は警察官

北海道警 昨年の未発表不祥事に
捜査対象となったケースが複数

前号で報じた通り、北海道警察では昨年1年間で149件の不祥事が確認され(懲戒処分16、監督上の措置133)、うち134件が報道発表されていないことがわかっている。これらのほとんどは新聞記事やテレビニュースにならず、多くの道民の眼から隠されたままだ。その未発表不祥事の中に、犯罪として捜査されていたケースがあったとしたら――。さらなる開示請求で入手した文書をもとに、知られざる事件に光を当ててみたい。(小笠原 淳)

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【経済】続々出現する札幌都心部の空き地

“注目4大エリア”の行方は?

旧札幌西武跡地で動き出したヨドバシ

札幌市内中心部で広さ1000坪を超える大規模な空き地が目立つようになってきた。筆頭はヨドバシカメラが所有する旧札幌西武跡地だが、それ以外にも旧札幌大通東二郵便局跡地、現在解体工事が進んでいる旧斗南病院もまもなく空き地になる。都心からやや離れた豊平区平岸では、1万5000坪という広大な旧自衛隊札幌病院跡地も空き地の状態で再開発を待っている。不動産関係者だけでなく市民も関心を寄せる札幌の4大空き地の今をレポートする。

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【市政】小樽市の森井秀明市政を問う

早期退職した幹部が出馬か

見えてきた“森井降ろし”の構図

森井秀明市長と議会の対立が続く小樽市で次期市長選をにらんだ動きが浮上している。元総務部長で、人事問題などをめぐり市長を批判していた生活環境部参事・迫俊哉氏(58)が2月末で市役所を早期退職。この迫氏を経済界や各会派が勝手連的に支援していくとの見方が濃厚だ。本誌の取材に対し迫氏は明言を避けたものの、「いろいろな方の意見を聞いた上で、3月のできるだけ早い時期に最終的な判断をしたい」と述べ、市長選出馬に含みを持たせた。(武智 敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(20)

北海道の原発電気を銀座へ
送る野心に燃えていた北電

津軽海峡を結ぶ「北本連系線」の真実

2011年3月11日に発生した東日本大震災から丸6年──。福島第1原子力発電所の廃炉に向けての作業は思うように進まず、事故処理費用も当初の11兆円から21・5兆円に膨らむ見通しを政府が示している。北電は泊原発の3機が停止していることを理由に電気料金を値上げし、“フクシマのツケ”は道民への負担増につながっている。泊原発は、いつ起きるかもしれない地震や津波対策に今後も莫大な費用がかかる。そんなやっかいな原発による大電力基地を道内につくり、東京・銀座のネオンを灯そうと真剣に考えていた人たちが50年前にいた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (24)

シベリア抑留の労苦を豊富な資料で
伝える新宿の「平和祈念展示資料館」

総務省が広報する「57万人の悲劇」

東京都庁などの高層ビル群が建ち並ぶ新宿副都心の中心的な建物、新宿住友ビル48階に「平和祈念展示資料館」があることを知っている都民はどのくらいいるのだろうか。ビル最上階に近いワンフロアに整備された戦争資料館で、戦後の強制抑留を中心にした展示がなされており無料で入館できる。年間を通じて学芸員や戦争の語り部たちによるイベントや企画展が連続して開かれるなど、その充実度は全国の同じような資料館の中でも群を抜いている。2月中旬の日曜日、この施設を訪れると「手紙が語る戦争」をテーマに企画展が開かれており、さまざまな世代の50人以上の見学者が熱心に学芸員の説明に耳を傾けていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】道内でまたもホームセンター大型店競争が勃発

王者、ホーマックに攻勢!

コメリ・ビバ・ジョイフルがゲリラ戦

人口減少による消費低迷の下、ホームセンター業界の大型店競争が激しさを増している。北海道の王者、DCMホーマック(本社・札幌市/石黒靖規社長)に戦いを挑んでいるのは、コメリ(本社・新潟市/捧雄一郎社長)、LIXILビバ(本社・さいたま市/渡邊修社長)、そして同じ地場のジョイフルエーケー(本社・札幌市/木村勇介社長)だ。各社ともに売場面積1万平方メートル級の大型店出店を強化、とりわけ札幌圏での集客競争が一段と過熱している。大手リース会社を巻き込んだ出店用地の争奪戦もせめぎ合いを見せており、出店競争は一向に止みそうにない。将来展望を描きにくい北海道で繰り広げられるホームセンター競争に出口はあるのか。

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【ニュース】

■用地買収の功労者に優先分譲?
 北広島団地問題、45年前の怪
 ──現在も「最高の場所」に居住している現職幹部

■DVの温床は“上下関係の固定化”
 性別の枷を外し個人の尊重を提言
 ──札幌のデートDV防止セミナーに150人来場

■衆院選道4区で「野党統一候補」の
 擁立を目指す市民団体が設立集会
 ──立起に意欲の佐々木氏・本多氏が早くも決意表明

■ばらと霊園は「許可をするなら法的手段も」
 霊源寺の墓地計画をめぐり石狩市を批判
 ──厚労省は石狩市の「通達解釈」を憂慮しているようだが…。

■嶋影商店が呼び掛けた糸魚川大火の
 被災酒蔵支援に多くの善意が集まる
 ──銘酒「加賀の井」ファン約100人が募金

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【Rord to 2018平昌】
女子ジャンプ界、期待のホープ
伊藤有希選手に訊く

平昌のジャンプ台に
苦手意識はありません

2017年1月14日、札幌市の宮の森ジャンプ競技場で行なわれたノルディックスキージャンプ女子W杯(ワールドカップ)の個人第7戦で初優勝を飾って以降、W杯通算4勝を挙げる快進撃を見せている伊藤有希選手(22・土屋ホーム)。18年の平昌冬季五輪を含め、今後のさらなる活躍に大きな期待が集まっている。連戦の合間、札幌に立ち寄った伊藤選手を直撃し、初めてW杯の頂点に立った感慨やこれからの意気込みなどをインタビューした。(2月9日収録)


■冬季アジア札幌大会 Photo Report

過去最高のメダルラッシュ!
来年の平昌冬季五輪へ期待高まる

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【医療】
全国屈指の整形外科「えにわ病院」
我汝会の木村正一新理事長に訊く

“無私の増田イズム”を引き継ぎ
整形外科治療の可能性を広げる

さる1月、人工関節置換術の症例数で全国屈指の整形外科専門病院「えにわ病院」(恵庭市・150床)などを運営する医療法人社団我汝会(わじょかい)の新理事長に木村正一医師(56)が就任した。今回、創設者である増田武志前理事長から後継指名を受けた木村理事長は、今から16年前に同病院へ着任し、近年は整形外科部門を束ねていたベテラン医だ。今回の交代劇に目を凝らすと、継続性を担保し地域に貢献する医療を目指す我汝会の理念と姿勢がはっきり見えてくる。次代に向け経営のバトンを渡された木村理事長を訪ね、今後の抱負を訊いた。(3月2日収録)

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【観光】
北海道観光を牽引する野口観光グループ
野口秀夫社長に訊く

既存ホテルのリニューアルと
“人への投資”を大胆に進める

業界を支える人材を自ら育成

北海道観光におけるリーディングカンパニーの役割を担っている野口観光グループ。道内観光のシーズン本番を迎える今年のゴールデンウイークには第二名水亭を一新した「きたゆざわ 森のソラニワ」をプレオープンするほか、全道展開の先駆けともいえる「苫小牧プリンスホテル」の大幅リニューアルにも着手。18年4月の営業再開と併せて、同ホテル内に職業訓練校「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」も開校する。「風」シリーズの展開によるアッパーミドル客層の掘り起しや、職業訓練校立ち上げなどハード・ソフト両面で業界の先を行く同グループの野口秀夫社長に、今後の展望や北海道観光の在り方などについて訊いた。(2月27日収録)


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【金融】
北海道で半世紀ぶりに発足した証券会社・FPL証券

債券・投資信託に特化する事で
安心を追求した金融商品を開発

目指すは“金融リテラシー”の向上

保険代理店からスタートし、金融商品仲介業などを展開しているFPLホールディングス(本社札幌・中川浩社長)が、昨年12月に証券子会社FPL証券(同・工藤好洋社長)を設立した。同年10月に北海道財務局から証券業の登録を受けて事業を開始したもので、地場証券会社の誕生は実に57年ぶり。定期預金の金利が0・01%の時代に入り、資産は自分で守ることが必須になっている中、FPL証券は預金に代わる安全性の高い金融商品を提供していくことを狙いにしている。3月4日に行なわれた同社の開業記念パーティーの模様も合わせてレポートする。

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」(19)──“就活”で挫折する若者たち

親が押し付ける価値観が
自分で生きる力を妨げる

成績優秀で手のかからなかった子供が間もなく大学を卒業して社会人になる。「これでわが子も一人前」と安堵していたら、就職活動でつまずいてしまった──。前号に引き続き、就職活動の不調がきっかけでひきこもり状態に陥った若者たちの姿を追ってみたが、本人が苦悩する背景には厳しい就職事情だけでなく「親の価値観」の押し付けが多少ならずとも影響しているようだ。親の呪縛を逃れ、一度レールから外れた自らを軌道修正し、本人が選び取る道へとつなげていく処方箋はあるのだろうか。ある男性を中心に周辺を取材した。(武智敦子)


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【ズームアップ】
アーティスト Satolyさん

アートで障害者を応援しノーマライゼーションの世界を広げていきたい

目に見えない心の傷をアートの力で癒したい──。こう語るのは、ノーマライゼーションをテーマに創作活動に取り組む根室在住のアーティスト、Satoly(サトリー)さん(31)だ。独創的な筆致で作品の中に点字をデザインするなど、ハンディのあるなしにかかわらず誰もが楽しめるアートの世界を追求。全国の盲学校で絵画指導のボランティアにも全力を傾ける。そんな彼女の夢は、東京五輪が開催される2020年に、全国の盲学校の生徒たちと「日本」をイメージしたアート作品を制作し、世界に発信すること。“行動するアーティスト”の横顔を紹介しよう。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から 
岐路に立つ産業用大麻の行方
──疑問が多い免許申請の「指導方針」──

不当に上がる“免許のハードル”
法律の原点を見据え生産保護を

北海道保健福祉部は今、違法大麻の所持事件による摘発が相次いだことを受け、大麻取扱者免許に関するハードルを高めるべく「指導方針」などの改訂作業を進めている。規制の強化に動く厚生労働省の意向を受けたもので、免許申請を受理する際の判断基準として、「地方公共団体の証明書類」の添付を求める内容などが含まれる。栽培農家の保護を目的に制定された「大麻取締法」の規定に反しており、疑問点が多い。そこで、同法制定までの経緯もたどりながら今回の改訂作業を検証する一方、道産業用大麻可能性検討会に招聘された日本麻振興会の大森由久理事長による基調講演も紹介し、ヘンプによる産業振興のあり方を考える。(ルポライター 滝川康治)


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【フォトレポート・トピックス】

*恵庭OL事件再審、第2次請求で初の三者協議
*自立支援法施行3年め迎え札幌の困窮者支援団体が報告会

*“過重労働是正”で選ばれる企業に OBCが勤怠管理改善セミナー
*“北海道泡盛の夕べ”第20回の節目に600人が来場
*チェーンソーアート国際大会をPR 下川の作家が日ハムにオブジェ寄贈
*インバウンド効果、絶大! 国際色に染まった「雪まつり」
*ドイツ最古の醸造所に認められたサッポロ『エーデルピルス』の魅力
*キタコーの草野馨元会長が波乱の人生を綴った自伝を上梓
*媒体を通じ当事者の声を伝える会報『ひきこもり』が100号達成
*アサヒ方針説明会で平野社長が力説 取扱全8カテゴリーで頂点を目指す

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”


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【今月の表紙】鈴木翁二画
『いつまでも娘でして』
896円
【報道】紋別漁業協同組合の組合員資格問題を追う

“何もしない漁民”に
年間数千万円の配当?

懸念される組合員資格の利権化

内部から軋む音が聞こえている──。その音源は、オホーツクの優良漁業協同組合として知られる紋別漁業協同組合(阿部滋代表理事組合長・組合員数154人、以下紋別漁協)だ。発端は「組合員資格の継承をめぐって資格が利権化し、“不労漁民”と漁労に従事する漁民の間で大きな所得格差が生まれている」という内部告発である。ホタテの水揚げで潤ってきたはずの紋別で、いったい何が起きているのか。

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【報道】道警不祥事から考える〈13〉

全件公表、道遠し──

北海道警不祥事 2016年
149件中134件が未発表

北海道警察職員の非違事案(不祥事)が昨年1年間で149件に上り(懲戒処分16、監督上の措置133)、うち134件が未発表だったことが、道警への照会と公文書開示請求でわかった。一般行政(知事部局)や教育委員会などで全件公表される懲戒処分は、道警では6割ほどの公表に留まっており、未発表処分の中には警察官による横領や強制わいせつ、道交法違反などが含まれている。警察の「不祥事隠し」は、2016年も止まらなかった??。(小笠原 淳)

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【報道】道南発・初春の怪火(9)

会社は「始末書」をとっていた

道新函館セクハラ・不審死疑惑
民事法廷で示された新たな矛盾

民事法廷に持ち込まれた北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑。1月中旬には2度めの弁論があり、これまで知られていなかった事実があきらかになった。セクハラ加害者とされる男性社員2人に「謝罪」をさせていた道新は、さらに彼らから「始末書」を取っていたというのだ。「セクハラの事実はない」という当初からの主張と大きく矛盾するこの行為に、原告側は驚きを隠さない。「何もないのに始末書を書かせたのなら、それ自体が社員へのハラスメントではないのか」──。(小笠原 淳)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(19)

戦後の電力需要を背景に
推し進められた原発立地

強力な中央とのパイプ、藤波─岡松ライン

今から66年前、昭和26年5月1日に北海道全域をカバーする電力会社として発足した北海道電力は、初代会長・藤波収氏の強力なリーダーシップのもと、短期間のうちに全道に電気を送る難事業を成し遂げ、国内の電力業界の中での地位を確かなものとする。その藤波氏は昭和37年に北電を退いた後も国の電力政策と原子力発電に大きく関わっていく。この経緯を見れば北電が原発立地を急いだのも当然のことと言えよう。前回に引き続き、藤波時代の北電を知ることができる当時の資料やデータから泊原発建設への道筋をたどってみたい。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (23)

年間25万人が訪れる世界三大記念艦

バルチック艦隊を破った「三笠」を
今に伝える横須賀の「記念艦みかさ」

日露戦争で日本がロシアに勝利した要因の一つに日本海海戦でバルチック艦隊を破ったことが挙げられる。この大勝利した海戦で連合艦隊の東郷平八郎司令長官が乗船し、指揮した旗艦が「三笠」だ。1926年(大正15年)11月に横須賀港で保存されることになったが、現在のように年間25万人もの観光客が訪れる記念艦となるまでには、紆余曲折があった。この戦艦三笠の歴史をたどっていくと、日本が大きな犠牲を払うことになった太平洋戦争になぜ突入したのか、その理由の一端が見えてくる──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】小樽市の森井秀明市政を問う

内外から強まる“退場勧告”

除排雪問題で議会がまたも空転

今年4月末で任期の折り返しを迎える森井秀明小樽市長(44)だが、就任以来、市議会や経済界との対立は深まる一方で、本人肝いりの除排雪対策も進んでいるとは言い難い。元市長による現職に対する告発が札幌地検に受理される中、庁内では、除排雪の利権をめぐる市長と後援会関係者の関係が、またもや取り沙汰されている。森井市長への“退場勧告”は内外から強まるばかりだ──。

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【金融】江差・函館信金が合併した「道南うみ街信金」が船出

地域のホームドクターで生き残り
“三方よし”で地域経済を底上げ

道南を地盤とする江差信用金庫(本店・檜山郡江差町/藤谷直久理事長)と函館信用金庫(同・函館市/上條博英理事長)が1月23日に合併、「道南うみ街信用金庫」が誕生した。本店は、旧江差信金本店に置き、藤谷氏が理事長に就いた。人口減少や地域経済の縮小に対応し合併によるスケールメリットで生き残りを目指す。道内各信金が地盤とする地方では同様の経済環境のため、中堅金庫の合併モデルケースになる可能性がある。

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【報道】石材業者の営利事業? 既存霊園は猛反発

霊源寺の墓地計画にゴーサイン
石狩市の「判断」は将来に禍根か

地方分権により、墓地への指導監督が地方公共団体が自らの責任において行なう「自治事務」となって以降も、国は墓地経営者について「市町村等の地方公共団体が原則」で、「営利企業を墓地経営主体として認めることは適当ではない」との指針を示している。だが石狩市は、石材業者の社長が代表役員を務める宗教法人が計画した墓地計画に事実上のゴーサインを出した。突然の住民説明会まで知名度はゼロ、宗教活動の実績は不明、墓地の全体像も曖昧…。国が認める「許可しない権限」を行使しなかった今回の判断は、今後の同市の墓地行政に暗い影を落としそうだ。

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【ニュース】

■道や市幹部の住宅が1等地に集中
 北広島団地・分譲当時の「不自然」
 ──住民からの指摘で“45年前の公務員特権”が浮上?

■札地検に東弘・新検事正が着任
 「おとり捜査」再審には言及せず
 ──再犯防止「支援室」の意義強調、社会的理解求める

■懲戒免の道警元巡査が審査請求
口頭審理で処分取り消し求める
 ──「わいせつ」事件の裁判では最高裁へ上告趣意書提出

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【釧路特集】

聞こえてきた“道東活性化の産声”

観光立国事業認定にIR誘致
釧路の地方創生モデルを構築

道東の拠点都市・釧路が新たな発展の兆しを見せている。2020年の東京五輪に向けて動き出した国の観光立国推進4事業。その対象地域に認定され、目標である海外観光客4千万人誘致を牽引するモデル都市としてインフラ整備が加速していく見通しだ。これにカジノ併設を可能とするIR(統合型リゾート施設)誘致の動きも加わり、十勝・オホーツク圏も含めた東北海道全域を盛り上げる大きなうねりが起こることも期待できる。また、地元産の石炭を使用する火力発電所の新設によるエネルギーの地産地消の動きにも注目だ。今回の特集では国政、市政、経済界それぞれの舞台で釧路活性化に尽力する3人のキーマンにインタビュー。彼らの肉声から“釧路のこれから”を探ってみたい。


■伊東良孝衆議に訊く

電力地産地消と産業存続を両立
釧路の石炭火発建設に強く期待

国の観光立国モデル4事業の認定をはじめ、道東道阿寒インターチェンジの開通による陸路の大幅なアクセス向上。空港民営化に伴い釧路空港を道東観光の主要拠点に位置付け、地域活性化を広範囲に展開していく動きの加速など、道東圏は大きな変化の兆しを見せ始めている。その動きを国政の場から後押ししているのが、釧路市議から政治家生活をスタートし、道議を経て合併(釧路市・阿寒町・音別町)後の“新”釧路市・初代市長を務めた伊東良孝衆議院議員だ。当選2期目で財務大臣政務官、3期目で農林水産副大臣、現在は自民党副幹事長など政府与党の要職を務めながら、根釧地域の地方創生にも尽力する伊東氏に、同地域の展望や課題などを訊いた。(1月22日、釧路市内で収録)


■蝦名大也・釧路市長に訊く

東北海道全域を盛り上げるIR
観光立国推進へチャレンジ継続

釧路市の蝦名大也市長が昨年10月から3期目に入った。2期8年は、国に先んじて「コンパクトシティ」や「ネットワーク」をキーワードにした都市計画を推進。第3セクターの整理にもメスを入れた財政健全化策を進めたほか、継続的な取り組みが実り国の観光立国モデル4事業に選定されるなど、チャレンジと着実な前進が市政運営の骨格になってきた。一般的には3期目は総仕上げの期とされる。人口減少が続く中、働く場の創出や結婚、出産、子育て環境の充実で持続的成長に向けた生活基盤の構築、空港民営化やIR(統合型リゾート施設)の誘致と合わせて国の観光立国事業の積極推進が、今後の釧路市政の柱になりそうだ。蝦名市長に3期目のポイントを訊いた。(1月23日、釧路市役所で収録)


■東部開発 濱屋宏隆社長に訊く

地域・社会貢献の思いを原動力に
欧州型のIRで道東経済を底上げ

これからの釧路経済を牽引する一人として、地元政財界から期待の目が向けられている東部開発の濱屋宏隆社長。「逆境やマイナスの評価に対する“負けていられない”という気持ちが自分を奮起させる」と濱屋氏自身は語ったが、その根底にあるのは地元のために何かをしたい、という地域・社会貢献の精神だ。右肩上がりで推移している「銀のさら」フランチャイズ事業も、海産物に代表される釧路の食の魅力を広く全国の消費者に紹介する役割も果たしているようだ。その濱屋社長が現在力を入れているのが、釧路へのIR誘致。ラスベガスやマカオのような派手なイメージとは全く異なる、気品に満ちた紳士・淑女の社交場といった雰囲気のヨーロッパ型カジノの誘致で、阿寒を拠点に道東観光全体の活力創出を目指す。(1月22日収録)

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【観光】

「私のラバさん」の世界

マーシャル諸島への旅  安細和彦

マーシャル諸島の魅力を伝えるには、広大な海域に点在する29の環礁と5つの島の全てを俯瞰する必要があるが、ここでは民間航空便が離発着し、マーシャルの首都があるマジュロ環礁を中心に取り上げてみたい。

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【寄稿】
小説 『私のラバさん 酋長の娘』の連載を終えて

マーシャルと日本の架け橋に

安細和彦(前在マーシャル日本国大使)


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【不動産】
札幌で高額不動産専門の仲介会社を起業した長谷川 傑さん

北海道に眠る魅力的な物件を
掘り起こすパイオニア目指す

“10億円以上の物件のみ”を扱う
ワールドスター不動産が本格始動

札幌に10億円以上の高額不動産を専門に扱う仲介会社が誕生した。その名はワールドスター不動産。代表取締役を務めるのは、札幌出身の長谷川傑(たかし)氏(42)だ。東京の不動産コンサルティング会社や不動産ファンド、銀行の不動産ファイナンス部などでスキルを磨き、海外とも豊富な人脈も築いてきた長谷川氏。札幌で起業した理由は、地元にも首都圏や関西圏に負けない魅力的な高額不動産物件が数多くあるからだという。「札幌、北海道の高額不動産を仲介することで、北海道経済の浮揚に少しでも役立ちたい」──生まれ育った札幌に戻り、高額不動産という未開拓の市場を切り拓くパイオニアを目指す同氏に注目した。

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (18)

それでも私達は社会との
つながりを取り戻したい

当事者の中には、ひきこもり状態から脱しても社会と上手く折り合いを付けられずに悩む人が少なくない。特にバブル崩壊後の経済不況や2008年のリーマンショックのあおりを受けた「就職氷河期」の世代は、就職活動のつまずきがきっかけでひきこもったり、就職できても非正規の厳しい労働環境や人間関係に傷つき、心を病んでいくケースもある。それでも社会とのつながりを取り戻したい──。そう願う当事者たちの心の深層と就職事情を取材した。(武智敦子)


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【ズームアップ】
“ひきこもり外交官”さえき たいちさん

ひきこもりに悩む全国各地の“当事者”に最新の動きを伝えたい

JRの「青春18きっぷ」で全国を旅する“ひきこもり外交官”さえきたいちさん(39・大阪府出身)がこの1月、札幌を訪れた。電車を乗り継ぎ各地のひきこもりイベントをはしごする、行動派の当事者であるさえきさん。ひきこもりをめぐる最新の動きなど、彼が届ける情報は当事者たちが地域を超えてつながり、主体的に行動を起こす追い風になりそうだ。幼い頃から苦しんできた対人不安を乗り越えながら、“外交活動”を続けるさえきさんに、これまでの足跡を聞いた。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から 
マイペース&放牧酪農を次世代に伝える
──「農場継承を支援する会」の取り組みから──

新規就農を目指す青年らに朗報
中標津で民間支援の移譲第一号

広い放牧地で牛が草を食む風景に憧れを抱き、北海道で新規就農を志す道外出身の青年は昔も今も多い。一方で、経営移譲の時期を迎えた酪農家のなかには、後継者のいない人もいる。公的事業によって酪農経営を移譲する仕組みもあるが、さまざまな制約のなかで今以上の受け入れは難しい状況も──。そんななか、根室管内で「マイペース酪農」に取り組む人たちが中心になり、昨年6月、「農場継承を支援する会」が誕生。この1月には、同会による移譲第1号が実現した。中標津町に新旧農場主を訪ねて話を聞くとともに、独自の支援システムの中身や、農場継承を調査してきた東山寛・北大大学院准教授のコメントを紹介する。(ルポライター 滝川康治)


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【フォトレポート・トピックス】

*紆余曲折した、すすきの「魚氷」に観光客や市民らが大きなエール
*「おとり捜査」疑われる銃器事件、再審無罪へ
検察「証拠請求せず」、弁護団「事件解明を」
*札医大生に「塀の中」公開 常勤医確保はかる道内刑務所
*給料計算のエコミックが札証・年間功労賞を受賞
*北海道コカ・コーラ 最大の営業拠点
「札幌東事業所」が1月に竣工式開催
*ばんけいの冬季アジア・スノボ競技
1月初旬にチケット完売の盛況ぶり
*NPO日本自治アカデミーがフォーラム
アジア留学生の声から北海道国際化の在り方を探る
*国際雪合戦、まもなく開催へ
“聖地”昭和新山で今年も雪上のバトル!
*最高の食材が示す地域力 札幌でオホーツクフェア
*倫理法人会・新春交歓会に政財界幹部ら200人が来場
*小樽で「サカナクション」の原点に触れる企画展を開催中
*「いま、地域包括ケアの実現へ」
つしま医療福祉研究財団がセミナー開催
*視覚障碍者と健常者との連携競技
ムトウ杯ブラインドサッカー開催
*冬の札幌・函館で「泡盛の夕べ」開催

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”


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【今月の表紙】鈴木翁二画
『てぶくろをかえしに』
896円
【報道】北海道警・ある不祥事を巡って〈余話〉

「もうサツとはかかわりたくない」

有罪確定・覚醒剤密売仲介人の独白

薬物捜査にあたる刑事が「捜査協力者」の存在なしに成績を上げるのは難しい。その協力者は概して薬物の売買などに関与し、即ち法を侵すことがあり、警察はそこを見逃がすことで彼らから情報を得て、末端使用者などを検挙し続けている――。前号までに報告してきた道警・元“エース”刑事の物語。その陰ではもう1つのストーリーが展開していた。彼とともに逮捕され、昨年暮れに実刑判決を受けた「元協力者」の声に、ここで耳を傾けてみたい。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈12〉

“余罪”続々 懲戒事案

まだあった、道警不祥事記録
知られざる文書を誌上初公開

昨年の年頭から警察の未発表不祥事を報告してきた本誌だが、ここに来てこれまで注目されていなかった記録の存在を知ることになった。一昨年で22件、昨年では9月までに15件あった北海道警の懲戒処分。この処分決定までに決裁される書類が複数あり、そこには本誌で紹介してきた『一覧』などよりも詳しい経緯が記されていたのだ。昨年末に入手した『懲戒審査要求書』などの一部を、ここに初めて公開する。(小笠原 淳)

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【報道】困窮者支援の現場から

「最後のセーフティネット」は機能しているか

生活保護「つなぎ」資金に格差あり

生活に困っている人たちにとって「最後のセーフティネット」といわれる生活保護制度。利用者には、憲法の定める「最低限度の生活」が保障されることになっている。だがその制度は、必ずしも平等に機能しているわけではなさそうだ。文字通りぎりぎりの状態で生活保護利用を決断した人のケースから、あまり知られていない“地方格差”が浮き彫りになってきた――。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭OL事件 第2次再審請求

「死因は、窒息死ではない」

事件から17年 開くか、再審の扉
「恵庭OL」新証拠で第2次請求

被害者の殺害方法がまったく違っていた――。昨年6月に再審棄却が確定した恵庭OL殺人事件。最高裁の棄却決定直後から第2次再審請求の準備を進めてきた弁護団は、本誌発売直前の1月10日午後にも札幌地裁に請求書を提出している筈だ。そこで示される4つの新証拠は、これまで語られてきた重要な事実を根底から覆す可能性があるという。発生からまもなく17年。冤罪が強く疑われる事件は、真の“解決”に近づきつつあるのか。(小笠原 淳)

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【原発】「後志・原発とエネルギーを考える会」主催の講演会から

「いま、内部被曝を直視せよ」

放射線専門医と市民科学者が鳴らす警鐘

「後志・原発とエネルギーを考える会」主催の講演会が12月3日、岩内町の地方文化センターで開かれた。講師は北海道がんセンター名誉院長で長年がんの放射線治療に携わってきた西尾正道さんと、泊原発から出る温排水の影響を調べるため海水温の測定を続ける斉藤武一さん。講演で両氏は、原発から排出される放射性物質の危険性や懸念される健康被害を訴えながら、泊原発の再稼働に警鐘を鳴らした。両氏の講演から、フクシマの教訓を忘れ原発再稼働と技術輸出に走り出している日本の“いま”を考えてみたい。 (構成・武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(18)

なぜ、北海道電力は原発建設を急いだのか?

戦後、道筋をつけた藤波収・初代会長の辣腕

沖縄電力を除く全国の9電力会社は、昭和40年代から海沿いに原子力発電所を建設してきた。各電力会社は「火力発電などでは電力需要を賄えない」などとPRし、その理由とした。だが、泊原発が稼働を停止してから4年半以上が経過しても道内で電力が足りている現状を見ると「原発は必要なかったのではないか」と思えてくる。全国に目を向けても同じだろう。石炭や水力などのエネルギーに恵まれていた北海道で、北電が早くから原子力発電を取り入れようとしたのはなぜなのか。同社創設から10年目に出版された「北海道電力の10年」には、戦後に同社を強固な企業に育て上げた初代会長の藤波収氏の存在が色濃く映し出されている。原発立地へ道筋をつけた藤波氏とはどんな人物だったのだろうか──。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【22】

戦没者と被災者の現実を伝える
神奈川県「かながわ平和祈念館」

胸を打つ亡き夫へのメッセージ

横須賀や横浜など海軍施設の多かった神奈川県は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)5月以降、アメリカ軍の空襲を何度も受けている。特に5月29日朝の空襲では、県内で約8000人が命を落としたとされる。「かながわ平和祈念館」は空襲や戦地で犠牲になった人たちの遺品を展示したり、当時の生活を振り返ったりしているだけでなく、南方戦線や満州、シベリア抑留などで命を落とした同県出身者の遺族らによる遺骨収集の状況なども伝えている。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】

陸自実弾誤射
防衛省開示文書を読む

昨年5月、陸上自衛隊北部方面輸送隊が十勝管内鹿追町の演習場で起こした実弾誤射事故。本誌は事故発生1カ月後の6月24日、防衛省と北部方面隊に行政文書開示請求を行ない、事故調査委員会の報告書などの開示を求めた。請求した文書をすべて入手できたのは、事故から半年が過ぎた12月中旬のこと。計104枚に及ぶ資料を紐解きながら、改めてその事故を振り返ってみたい。(小笠原 淳)

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【ニュース】

■宮の森・中国系マンション民泊騒動
 建物完成後も続く住民との不協和音
 ──入居者不在のまま独り歩きする「考える会」の疑心暗鬼

■カジノ法が成立しても進まない
 道内の「ギャンブル依存症対策」
 ──「北海道は依存症対策の専門機関が少ない」と専門家が警鐘

■糸魚川大火で全焼した新潟の酒蔵を
 小樽の地酒専門店が募金活動で支援
 ──被災した「加賀の井酒造」にエールを送る嶋影商店

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【道東・根室特集】

安倍・プーチン会談に失望感
それでも前を向く地元の熱意

高まる北方四島での共同経済活動への期待

2016年は北方領土が大きくクローズアップされた年だった。戦後71年、近年の日ロ首脳の親密な関係などから元島民をはじめ根室市民の多くは今度こそという思いを強くした。だが、昨年12月中旬に山口と東京で開催された日ロ首脳会談では、領土帰属に変化はなかった。地元の落胆は大きかったが、望みを繋いでいるのが、北方四島での共同経済活動の合意。とりわけ1年前からのサケ・マス流し網漁の禁止で打撃を受けている根室市にとって、経済活性化の一翼を担うのではと期待がかかる。今回の日ロ首脳会談の結果を踏まえ、長谷川俊輔・根室市長に返還運動の今後と地方創生戦略などを訊いた。(16年12月27日収録)


■長谷川俊輔・根室市長に訊く

残念だが領土問題の難しさを改めて痛感

共同経済活動の進展で根室に活気を


■大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

根釧地域の魅力発信に手応え
次は歴史・文化を地域資源に

創立100周年を超え、新たな一世紀へ踏み出した大地みらい信用金庫(本店・根室市)。地盤の根室・釧路地域と札幌を拠点に道東と道央の架け橋となる地域金融機関として北海道経済の成長をサポートしていく考えだ。ポスト一世紀の手始めは、道東地域の観光資源に内包されたストーリーの発信力を高め、体験型観光の先進ゾーンを構築するプラットフォームづくりだ。北方四島の共同経済活動にも期待をかける遠藤修一理事長(60)に2017年の展開を訊いた。

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【地方経済】
新たな酒蔵が誕生する
上川町の佐藤芳治町長に訊く

大雪の名水で育まれる上川の酒
新たな“地域資源”に高まる期待

目指すのは小規模でも心豊かなまち

道内12カ所目となる新たな酒蔵「緑丘蔵」が今年5月にまちに誕生する上川町。同酒蔵を運営する上川大雪酒造(塚原敏夫社長)によると、製造する酒は上川管内の酒造好適米を主原料に、特定名称酒(いわゆる高級酒)の純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒になるという。このカテゴリーは、すっきりと飲みやすい味わいから年々支持を広げており、新たな地域資源の誕生に地域活性化も期待できそうだ。このトピックを受け、今後のまちの展望について佐藤芳治町長に訊いた。(12月22日収録)

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【医療】
2月から“夢の治療”が本格スタート
札幌禎心会病院「陽子線治療センター」

がん組織を狙い撃ちする高い効果
禎心会が放射線療法の一大拠点へ

社会医療法人禎心会(徳田禎久理事長)が運営する札幌禎心会病院(279床・札幌市東区)の「陽子線治療センター」が、この2月に本格稼働する運びになっている。放射線の一種である陽子線は体内への透過力が大きく、停止する直前で線量がピークになる特性を持つ。それを患部にピンポイントで照射し、がん細胞を死滅させるのが「陽子線治療」だ。低侵襲でがん治療に高い効果を発揮する21世紀の先端医療として注目を集めており、同センターが本格稼働すれば国内で12カ所目、道内では北大病院に次ぐ2カ所目の施設となる。本格稼働を前に、国内における放射線医療の第一人者として知られる晴山雅人センター長を訪ね、同センターの取り組みと今後の抱負を訊いた。

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【地方経済】
3期目に入った小樽商工会議所の山本秀明会頭に訊く

行動する商工会議所に変身を
危機感バネに地方創生へ挑戦

会員企業と共にマチづくりに邁進

小樽商工会議所は2016年秋の臨時議員総会で山本秀明会頭(64)の3期目の続投を決めている。通過型観光からの脱却や歴史的建造物の保存問題など課題の多い小樽。この中で、これまでクルーズ船の誘致や後志管内との連携による加工食品のブランド化など、産業振興に手腕を発揮してきた山本会頭に、観光を柱にしたマチづくりの現状や課題、今後3年間の取り組みなどを訊いた。知名度頼みのマチから付加価値のあるマチへ。その戦略とは──。(12月9日収録。聞き手・武智敦子)

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (17)

社会との接点を失いひきこもった夫たち

それぞれの妻が揺れる胸中を告白

もはやひきこもりは独身者だけの問題ではない。妻や子供と暮らしながら、社会との接点を失いひきこもり状態に陥った夫たちがいる。同僚からの誹謗中傷、パワハラ、過重労働、病気…それぞれの理由で仕事を失った夫たちは焦り、将来への希望を見出せないまま、ひきこもっていく。そんな夫の傍で自らも傷つき苦しみながら、立ち直りを願う妻たちの揺れる心を追った。(写真・文/武智敦子)


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【ズームアップ】
日本舞踊家 藤間 扇玉さん

さまざまな人とかかわる
お稽古ごとの中で子供は人生を学ぶ

「凛として」。彼女ほどこの言葉が似合う女性はいないだろう。キリリと帯を締めた和服姿からは芸で鍛えた芯の強さと得も言われぬ気品が漂う。日本舞踊藤間流師範・藤間扇玉さん(78)──。幼い頃から日舞の道に精進し、「おたる潮まつり」や「伝統文化こども教室」など数々のイベントを通じて日本の伝統文化の普及に尽くしてきた。長年の功績は高く評価され、今年度の小樽市文化功労者表彰を受ける。日舞にかけた情熱、そして潮まつりの立ち上げや運河保存運動に生き50歳の生涯を駆け抜けていった夫、藤森茂男さんのこと。ご自身の半生を振り返ってもらった。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から 特別インタビュー

世界の在来種の豆と豆料理を探訪し、そこに暮らす人々の“生きる知恵”を伝える長谷川 清美 さん

世界の食文化を支える豆の世界。
その奥深さと魅力を多くの人に
伝え、広めるのがライフワーク

「在来種の豆が持つ“生きた知恵”を深化させ、次の世代に継承できる道筋を見つけたい」と話すのは、間もなく創業から百年を迎えるオホーツク管内遠軽町の「べにや長谷川商店」代表・長谷川清美さん。生産農家が減るなかで、在来豆の仕入れ・販売や料理教室、イベントの開催などを通して、在来種の魅力を伝えてきた。ライフワークとして、世界各地の在来豆と豆料理を探訪する旅も続け、すでに43カ国を訪問。豆に関わる取り組みに奔走し、多くの人々に発信する毎日を送る長谷川さんに在来種をめぐる状況を聴いた。(12月27日、遠軽町内で収録 ルポライター 滝川 康治)


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【フォトレポート・トピックス】

*地域交流拠点として生まれ変わった「千歳タウンプラザ」が再オープン!
*サッポロ「北海道冬のまつり缶」発売 道内各地の冬まつりをビールで紹介
*北海道各地で伝統守る「餅つき」イベント開催
*厳冬の道北・道東を彩る雪と氷の祭典『層雲峡氷瀑まつり』、阿寒湖 『冬華美』
*つしま医療福祉グループが「地方創生を地域包括ケア」セミナーを開催へ
*土屋ホームが「特建」「リズナス」の2事業部を新設

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『天使がいたころ 
(新春三本立て)』
896円
【報道】北海道警・ある不祥事を巡って(4)

組織に尽くし、組織を逐われて――

有罪“エース”刑事が語った
逮捕までの10年間、そして今

薬物捜査に携わる警察官たちが「あんなことで捕まるのか」と驚いたという事件は10月初旬、渦中の刑事の有罪判決で幕を閉じた。10年間に亘って組織に貢献し続けた彼はある日突然、現場から外されて身内の取調べを受けることになる。その後のシナリオは、当初から決まっていたのかもしれない。無職となった元“エース”刑事は今、かつての職場を外から見る視点を得た。その組織はしかし、何もなかったかのように無表情のままだ。(小笠原 淳)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(17)

“想定外”が続出した防災訓練
事故時には道路寸断の恐れも

原発立地で北電が泊村を選んだ理由とは

泊原子力発電所で福島第一原発事故並みのアクシデントが起きたら、泊村を始めとする周辺自治体の住民は、安全に避難できるのだろうか。11月13日、14日の2日間にわたって行なわれた原子力総合防災訓練。その結果や参加した人の声を聞くと、不安はぬぐえない。11月下旬から3月まで4カ月以上も続く冬季の厳しい天候を考えると、万が一、東日本大震災クラスの地震と津波が押し寄せるようなことがあれば甚大な被害が予想される。北電はなぜ、こんな交通の不便な海岸沿いに原発立地を進めたのか──。当時の資料や関係者の記述などから検証してみたい。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (21)

気球隊の遺構が語る“終戦間際”

メディア初公開の“軍用気球基地”
千葉市稲毛区「気球連隊第二格納庫」

太平洋戦争末期に千葉や茨城の海岸線から1万個近い風船爆弾がアメリカ本土へ向け放出されたことはよく知られている。その任務を担っていたのが「陸軍気球連隊」。指揮を執った部隊は千葉の中心部にあった。今回、千葉市で鉄道大隊をめぐる取材を続けている最中に、戦時中のものであろう大きな建物を発見。聞けば、くだんの気球の格納庫だった。さらに幸運にも鉄骨を組み上げた内部の頑強な骨組みも観察することができた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】札幌市と“20年闘争”を繰り広げた男──コンテナハウス篇(2)

手稲前田の地主会と札幌市農政が対峙
「撤去の時期? 裁判で負けたらな(笑)」

「勝手に農振の網を掛けられて、1軒だけの酪農団地が汚水を垂れ流したせいで高級な芝を作れなくされてさ。俺は正当防衛だと思っているからな。コンテナハウスはバンバン建てていくよ」。手稲前田地区の“元農家”・田中賢三氏(69)が「エコ村」以来の怪気炎を上げている。11月9日には同氏の求めに応じ、前田地区連合地主会と札幌市農政サイドの間で協議の場が設けられたが、地主会側からは市農政に対し厳しい批判が浴びせられた。(11月30日現在)

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【財界】札商・道商連会頭を勇退した北洋銀相談役の高向巌氏に訊く

札商は大衆運動担う経済団体
成長に新陳代謝は欠かせない

“全部を生かす”旧来発想を捨てよ

北洋銀行頭取、会長を務め2004年に札幌商工会議所第16代会頭に就任した高向巌氏(78)がさる11月、12年と5カ月の任期をもって勇退した。奇しくも今年は、新函館北斗駅までの北海道新幹線開業やプロ野球・北海道日本ハムファイターズの日本一など絶好の花道が用意されたが、会頭在任中は北海道が何をもって生きていくかを問われていた時期と重なる。この間、食と観光を北海道の強みとして成長戦略を描くことに尽力した高向氏に、後輩たちに送るエールを訊いた。(12月2日収録)

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【連載】“農と食”北の大地から
~「ローカリゼーション」が未来を拓く~
映画『幸せの経済学』ヘレナ監督の講演から

人を幸せにしないグローバル化
いま地域の論理で経済を再構築

「TPP(環太平洋連携協定)からの離脱」を宣言したトランプ氏が米国大統領に就任することで流れは大きく変わった。5年余りにおよぶ日本政府や与党、経済界をあげた推進の動きや国会での強行採決騒ぎも“宗主国”の大統領選で一転し、中国封じ込めを狙うTPPの漂流が確実になった。今後は米国とのFTA(自由貿易協定)の動向から目を離せない。今、本当に考えなければならないのは、グローバル経済や自由貿易協定では人々を幸せにできないということだ。10月下旬、「TPPを考える市民の会」が札幌市内で開いた講演会に招かれた、映画『幸せの経済学』のヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督は、グローバル社会から脱却する「ローカリゼーション」の重要性を説いた。講演要旨を紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

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【ニュース】

■法令違反の北清企業で社長が辞任
 “大嶋降ろし”で進む現場の正常化
 ──大きく事態が動いた旧知床花ホテル解体事件

■ジミー・ペイジなぜ演奏しなかった?
 札幌の弁護士が理由説明求め提訴
 ──「楽しみにしてたのに…」鳴り物入りイベントの肩透かし

■95年で途絶えた留萌─増毛の鉄路
 迫る大量廃線時代との向き合い方
 ──鉄道無き新たな地域ビジョン構築が急務

■英の路上支援誌、札幌上陸10周年
 『ビッグイシュー』通巻300号に
 ──年末はカレンダーも登場、チカホ販売は6年めへ

■“スッパ抜き”でトーンダウンした
 元小樽市長による告発騒動の顛末
 ──決め手欠く“森井降ろし”に本人は素知らぬ顔

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【新春インタビュー】

■北海道知事 高橋 はるみ 氏

鉄路の存続危機や人口減少問題
自ら陣頭に立ち難題解決に臨む

北海道新幹線の開業に、北海道日本ハムファイターズや北海道コンサドーレ札幌の活躍といった道内スポーツの盛り上がりなど、「本当にたくさんの感動と勇気を与えて貰った1年」と2016年を振り返る高橋はるみ知事(62)。一方で、今夏は前例のない4つの台風の相次ぐ上陸・接近で、人的被害はもとより北海道の一次産業に甚大な被害をもたらし、被災地域では今なお復旧への取り組みが続いている。このような中、高橋知事は北海道新幹線の開業とは裏腹にJR北海道の鉄道事業縮小に関して大きな危機感を抱き、同社に強く注文をぶつける。「人口減少・危機突破」に向け、自ら陣頭に立つ姿勢を鮮明にする同知事に今後の道政の舵取りを訊いた。


■札幌市長 秋元 克広 氏

冬季アジア大会を成功に導き
北海道・札幌五輪招致に弾み

就任から1年半、秋元克広札幌市長(60)が着々と実績を積んでいる。子育て支援や待機児童問題に取り組み、経済、雇用創出にも成果をあげている。その一方で、給食調理用ボイラーの煙突からアスベストを含む断熱材が落下した問題や、スポーツ部元職員による官製談合防止法違反という市役所の体制不備を衝く事件なども起きた。2017年は冬季アジア大会の開催や冬季五輪招致に向けた機運醸成など、市民一丸となった盛り上がりをどう演出していくかも課題だ。就任3年目となる秋元市長に市政運営のポイントなどについて訊いた。  (11月30日収録)


■石屋製菓 社長 石水 創 氏

道外初の直営店に新工場稼働
創業70年目で臨む新たな挑戦

北海道を代表する銘菓「白い恋人」を手掛ける石屋製菓(本社札幌)。2016年はメインスポンサーを務めるプロサッカーチーム・北海道コンサドーレ札幌がJ2リーグ制覇でのJ1リーグ昇格という快挙に沸いたが、17年も4月に東京・銀座の新商業施設に初の道外直営店をオープンするほか、秋には生産能力が大幅に向上する北広島市の新工場稼働も控えるなど、嬉しい出来事が続く。また、札幌の人気観光スポットとして定着している白い恋人パークも、新しい楽しみを提供するさまざまな取り組みを今後次々と展開していく計画だ。「しあわせをつくるお菓子」をモットーに、消費者の笑顔を念頭に置いた経営に力を入れる石水創社長(34)に今後の展望を訊いた。(11月14日収録)


■医療法人社団 元生会 理事長 森山 領 氏

“医療格差”に苦しむ北海道こそ
新たなイノベーションで対処を

国の医療制度改革を背景に道内でも医療法人の再編が続いている。こうした中、旭川市で森山病院などを運営する医療法人社団元生会(森山領理事長)が9月1日、医療法人交雄会メディカルから愛生会病院(旭川市東旭川町共栄)を譲り受け、急性期、慢性期に加え神経難病といった特殊疾患にも対応する医療グループへと飛躍した。JR旭川駅近くで2020年春に北彩都地区再開発のシンボルとなる新病院をオープンする計画も進んでいる。新たなステージに挑戦する森山理事長(62)に将来に向けての医療ビジョンや国の医療政策に対する提言を訊いた。(11月17日収録)


■ホクノー 社長 野地秀一 氏

深刻化する少子高齢化社会に
対応した健康寿命延伸に尽力

札幌市厚別区を地盤に食品スーパー6店舗を展開しているホクノー(本社札幌)。合併や業務提携など業界再編が進む道内食品スーパー業界において、地域密着の営業スタイルや独自のアイディア経営で、競合他社と一線を画する存在感を放つ。その同社が拠点を置くもみじ台地域は、2016年1月現在の住民基本台帳で65歳以上の老年人口の占める割合が43・8%と、札幌で最も高齢化が進んでいる。いわば全国に先んじて、深刻化する少子高齢化社会に対応したビジネスモデル構築を余儀なくされた格好だ。そこで同社が始めたのが、地域住民の健康寿命を延ばす取り組み。その概要を野地秀一社長(48)に訊いた。(11月15日収録)


■北海道信用組合協会 会長 林 伸幸 氏

地域の隅々まで資金を供給する
信組の底力を連携強化で発揮へ

中小零細企業や家族経営の事業所などを主な取引先とする信用組合。道内にある7つの信組の預金量は総額で約6300億円、貸出金の総額は約3500億円で、地域の隅々にまで資金を供給する、人体で言えば毛細血管にも似た役割を果たしている。道内7信組で作る一般社団法人北海道信用組合協会会長を務めているのは2016年6月、北央信組理事長に就任した林伸幸氏(62)。マイナス金利や業態を超えた金利競争など信組を取り巻く経営環境は厳しい。林会長に信組経営の方向性や成長戦略などを訊いた。(11月28日収録)

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【医療】
札幌東徳洲会病院の新院長に
就任した太田智之医師に訊く

先人たちの努力を踏まえて
グローバルな急性期病院へ

これからも基本は医療の原点“救急”

365日24時間救急、急性期対応の総合病院として知られ、近年は積極的に外国人患者も受け入れている医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(札幌市東区・325床)の新院長に太田智之医師(51・前副院長)が就任した。「生命を安心して預けられる病院・健康と生活を守る病院」を理念に30年前の1986年に開院し、いまやJCI認証を取得するなど国際的にも評価が高まっている札幌東徳洲会病院の今後のロードマップとは──。清水洋三前院長(75)から後継指名を受け、地域の拠点病院の舵取り役を任された新トップに抱負を訊いた。(11月25日収録)

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【医療】
小林麻央さんを襲った「若年性乳がん」の
対策を麻生乳腺甲状腺クリニックに訊く

標準療法に加わる“新薬”の可能性
「あきらめない」ための選択肢とは何か

歌舞伎俳優・市川海老蔵さん(39)の妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が進行性の乳がんを患っていることを公表してから、「若年性乳がん」への関心が高まっている。日本乳癌学会の統計によると、乳がんは40~50代に最も多く発症し、35歳未満の「若年性乳がん」は全体に占める割合こそ2.7%と少ないが、予後が悪く深刻なケースになることが少なくない。日本人女性の12人に1人が罹るとされる乳がん。リスクが高いとされる若年期の乳がんの予防策や治療法にはどのようなものがあるのか。乳がん検査・治療で、かねてから定評がある医療法人社団麻生乳腺甲状腺クリニック(札幌市北区・19床)の亀田博理事長・院長に最新事情を取材した。

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【ススキノ】

オープン1周年。“スポーツイヤー”で
盛り上がる注目スポット──キングスター

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (16)

いま、偏見を乗り越えよう!
当事者が連携し情報を発信

旭川で4団体協同の「ひきこもりカフェ」

道内各地で活動するひきこもり当事者4団体の協同による「北海道ひきこもりカフェin旭川」が11月下旬、旭川市の障害者福祉センター「おぴった」で開かれた。当事者たちが地域の垣根を超えてつながりながら、同じ悩みを持つ人や社会へメッセージを届けていく──。そんな思いが込められた、ひきこもりをめぐる新たな動きを取材した。(写真・文/武智敦子)


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【ズームアップ】
さっぽろ天神山アートスタジオディレクター小田井真美さん

来札アーティストの
活動支援を通して
地域再生を仕掛けたい

現代アートは「馴染みにくい」という言葉とセットに語られることが多かった。だが、最近はその流れが変わりつつある。アートと社会を結び、その魅力を伝える人たちの活躍があるからだ。2014年夏に開設された「さっぽろ天神山アートスタジオ」(札幌市豊平区)のディレクター・小田井真美さんもその1人。国内外のアーティストが札幌に滞在しながら、制作やリサーチ活動を行なう「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」の普及に取り組む小田井さんに、札幌におけるアートの可能性を聞いた。(取材・文/武智敦子)

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【マンガ】

回顧2016 化けの皮がはがれた人々 石川 寿彦

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【フォトレポート・トピックス】

*「この際、寿司喰いねえ!」ホームレス45人に支援団体が粋なはからい
*OBC「奉行フォーラム」に800人が来場
*さっぽろテレビ塔、開業60年 節目の冬を彩る光の幻想空間
*豊水総合メディカルクリニックが新たに泌尿器科を開設
*世界のアニメ文化と北海道を“北のゲートウェイ”から発信
*札幌が“爆ぜた”! “日ハム日本一パレード”にファン14万人が都心で歓喜
*網走バスがマイクロ路線バス運行 ローコストで地域生活の足を守る
*水環境を守る北海道コカ・コーラ 「サントス」寄付金が1億円突破
*ニトリが新宿エリアに初出店 「都心型店舗」積極展開に意欲

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『歳末・新春市場』
896円
【報道】その事実が風化する前に――

ある朝、課長はいなくなった

北海道警・監察官室の聴取受け
現職警部が選んだ死という選択

本年6月、北海道警旭川方面管内の警察署に勤務する男性警部が、職場近くの職員官舎で自殺とみられる状況で亡くなった。警部はその直前まで職員の不祥事を調査する監察官室の聴き取り調査を受けていたというが、その死と調査との因果関係は定かでなく、不祥事の詳細も発表されていない。職場でもごく一部にしか事情が伝わらず、空席だった課長のポストはこの秋、別の方面本部から異動してきた男性警部が継いだ。多くの道警職員にほとんど知られていない筈の事実を、風化する前に記録しておく。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈11〉

「私は絶対、やっていない」

疑惑の「わいせつ」事件、最高裁へ
冤罪訴える元巡査の壮絶な闘い

その日から、もう2年弱が経つ。容疑者逮捕から有罪判決まで、“事件”は節目ごとに大きく報じられた。ほぼ“被害者”の供述のみに拠って断罪された“犯人”はしかし、今も無実を訴え続けている。警察官だった彼は、一審判決後に職を解かれた。さらに控訴棄却の憂き目に遭いながら、なお潔白を主張する悲痛な声に、ここで耳を傾けてみよう。それは個人の不祥事か、それとも組織の過ちだったのか。(小笠原 淳)

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【報道】道南発・初春の怪火 ⑧

彼らはなぜ「謝罪」したのか

道新函館 セクハラ・不審死疑惑
民事裁判開始、検審は不起訴支持

闘いの場は、法廷に持ち込まれた。一昨年暮れの出来事に端を発する北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑。職場の忘年会で上司から性的嫌がらせを受けたという女性はその3カ月後、自殺とみられる状況で亡くなった。事後の道新の対応に納得できなかった遺族は刑事告訴に踏み切ったが、地元の検察は今春、不起訴を決定。不服申立に対しては検察審査会が10月中旬、不起訴相当の議決をした。刑事責任を問えないならば、民事で――。疑惑の夜からまもなく2年、遺族は法廷で大メディアと矛を交えることになった。(小笠原 淳)

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【報道】行政手続き開始から半年余りで申請取り下げの迷走劇

地域住民も煙に巻かれた
札幌市東区の大型納骨堂計画

「軟弱地盤で当初の見込みより
費用が掛かるため」は本当か

ここ数年、札幌市内では大型納骨堂のオープンが相次いでいる。いずれも同市が昭和52年に設けた「札幌市民間墓地取扱要綱」に則り許可された“檀信徒向け”の施設だが、実際には他宗派の信者にも広く門戸を開いているケースが多い。地方からの改葬需要なども見込み、札幌圏では寺院の名義を借りて納骨堂ビジネスを展開しようと目論むブローカーの存在も散見されるが、今年の年明けに行政手続きを開始したと思いきや、8月上旬に各担当部局への申請を取り下げた納骨堂計画は、一体何だったのか──。

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【経済】船出した札幌商工会議所「岩田丸」の進路

“札幌の元気”で経済を牽引

使命は地域を支える中小企業のサポート

11月1日、札幌市内のホテルで札幌商工会議所(札商)の第36期臨時議員総会が開かれ、新会頭に岩田圭剛・岩田地崎建設社長(63)を選任。1907年の札商創設から数えて第17代会頭が誕生した。地場ゼネコンから会頭が選ばれるのは、94年から2001年まで務めた伊藤義郎・伊藤組土建取締役名誉会長(89)以来15年ぶり。北海道新幹線札幌延伸や都心アクセス道の設置、丘珠空港の機能強化、さらに冬季オリンピック・パラリンピック招致支援など札幌が直面する課題は数多い。船出した札商「岩田丸」の進路は如何に。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (20)

震災と戦災、2つの惨禍を今に伝える
墨田区横網町公園「東京都復興記念館」

多くの犠牲者の上にある首都の繁栄

大相撲秋場所で全勝で初優勝した大関豪栄道。日本人力士の優勝に盛り上がった両国国技館のすぐ近くに「東京都復興記念館」という都立の記念施設がある。一帯は墨田区の横網町公園として整備され、散策を楽しむ人が多いが、実はここは関東大震災で多くの犠牲者を出した場所だった。そして太平洋戦争末期の1945年3月、再び一帯は火の海になる。一夜で10万人以上が犠牲となった東京大空襲だ。震災と戦災、ふたつの惨禍を次の世代に残すために前述の記念館や慰霊堂が建設されている。4年後のオリンピックを前に世界から注目されるTOKYO。繁栄する首都の過去を知ることも大切だ。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】なぜ泊村は全道で最も“がん死亡率”が高いのか

原因は原発と旧炭鉱のラドンガス?

「岩内原発問題研究会」が現地調査で
明らかにした“放射能汚染”の実態

北海道電力泊原子力発電所の廃炉を訴える「岩内原発問題研究会」の斉藤武一代表(62)らが今年7月、後志管内泊村にある旧茅沼炭鉱・ズリ山表面の放射線量を測定したところ、1時間当り最大0・4マイクロシーベルトの値が検出された。その泊村のがん死亡率は道内で突出して高いことで知られる。斉藤さんは「原発に加えズリ山から出るラドンガスが影響している可能性がある」として、道にズリ山の安全対策を求める一方、来年2月にも本格的な調査に乗り出す計画だ。原発の村で何が起きているのか。現地と関係者の動きを取材した。(武智敦子)

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【ニュース】

■「東寿し」が破産前に社員寮を売却
 他の債権者を出し抜き公庫に返済?
 ──創業141年の老舗店の幕引きにつく疑問符

■記者クラブ外に資料提供、函地検も
 9月の札幌に続き2カ所めの決定
 ──当面の対象は1人。決め手は取材実績

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【特集 2016オホーツク】

生まれ育つ地方創生の芽

農業を直撃した台風と管内で進む地域再生

この夏、道内のインフラや農業を直撃した4つもの台風。今回のオホーツク特集では、管内が受けた被害を振り返りながら紋別における木質バイオマス発電事業、網走のスポーツをテーマにしたマチづくり、小清水での官民一体となった菓子工場誘致などに注目してみた。実感するのは、政府が地方創生を唱える以前から地域再生に向けて各地が懸命に努力してきた事実だ。後半に収録した網走・北見・紋別3市長のインタビューと併せ、オホーツクの“いま”をお届けする。

【首長インタビュー】

■網走市長 水谷 洋一氏
「スポーツと健康をテーマに掲げて
ラグビーW杯の公認キャンプ地へ」

■北見市長 辻 直孝氏
「オールオホーツクの地域活性化を
管内最大の自治体として牽引する」

■紋別市長 宮川 良一氏
「発電と林業再生、福祉と産業を
両立させる“紋別モデル”を構築」

【観光特集】
網走~北見~紋別~大空~小清水~斜里

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【医療】

道内全域でサテライト外来を展開する
札幌心臓血管クリニックのミッション

道北、道東、道南までをカバーする
医師派遣で地方の循環器患者を救う

循環器内科、心臓血管外科、不整脈治療の3つの循環器分野で国内トップレベルの症例数を誇る札幌心臓血管クリニック(医療法人札幌ハートセンター・同市東区・74床)が、地方病院の外来に専門医を派遣するサテライト診療の取り組みを強化している。道内では札幌など大都市圏への医師の偏在が進んでおり、地方の医師確保が課題。特に深刻なのが、心筋梗塞や脳梗塞といった急性期疾患に対応する専門医の不足だ。この中で同病院は、市立稚内病院をはじめ全道26カ所の医療施設でサテライト外来を実施。必要に応じて札幌で高度な治療を施すなど、地域に埋もれる“医療難民”に福音をもたらしている。地域医療を守ろうと奮闘する同病院の藤田勉理事長に取材した。

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【医療】

開設1年で着実に成果を挙げる
日本医療大学の「認知症研究所」

つしま医療福祉グループの総合力を活用

今年10月で開設1周年を迎えた、学校法人日本医療大学の「認知症研究所」が着実に活動の歩みを進めている。この1年は、つしま医療福祉グループ(対馬徳昭代表)が30年以上に亘り取り組んできた高齢者介護事業の蓄積をベースに、認知症に対する介護・看護のあり方を模索。さらには症状改善に向けたアプローチや認知症の理解を促す普及啓発も積極的に展開してきた。同研究所所長で同大学学長の傳野隆一氏に、これまでの活動と今後の方向性を取材した。(10月26日午前、日本医療大学真栄キャンパスで取材)

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【企業】
きのとやグループ「BAKE」新自社工場が稼働

北海道限定ではなく“北海道発信”
父から子に受け継がれた挑戦者魂

2013年に設立したBAKE(ベイク・本社東京)。道内製造の主力商品「ベイク チーズタルト」を、国内大都市圏およびアジア圏を中心とした海外市場に積極展開し始めたことを契機に急成長し、直近の16年6月期売上高は約36億円を計上。次期はその約3倍の90億円を見込むという躍進を続けている。同社を牽引するのが長沼真太郎社長(30)。札幌の人気洋菓子店・きのとやの長沼昭夫会長(69)を父に持ち、BAKE自体も同社のグループ会社という立ち位置だが、その営業戦略はきのとやの地域密着型は異なり、北海道限定ではなく“北海道発信”に重きを置いたものだった。(10月31日午前、札幌市白石区のBAKE新自社工場で取材)

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【流通】
ローカルスーパーの生き残り戦略を「フードD」の豊岡憲治社長に訊く

「フードD365」で店舗を活性化
品質と安さの両立を客にアピール

苫小牧市や札幌市、江別市などで食品スーパー「フードD食彩館」や「フードD・LISTA」「フードD・BOSCO」など13店舗を展開する豊月(本社芦別市、本部苫小牧市/豊岡憲治社長)がディスカウント路線に舵を切り始めた。ここ数年間は生鮮食品の品質アップを図ってきたが、一定のレベルに達したとしてグローサリー商品などのディスカウントを強化し、「クォリティ&ディスカウント(Q&D)」の新業態を狙う。食品スーパーの競争が激しい中、同社は「品質」を求める顧客と「低価格」を求める顧客の両方を取り込む考え。豊岡憲治社長に生き残り戦略を訊いた。


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【ズームアップ】
「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」運営委員、
三上節子さん

人の痛みを理解し、奉仕する──
今こそ“新渡戸の精神”を伝えたい

江戸時代末期に生まれ、明治時代を中心に活躍した教育者・思想家、新渡戸稲造(1862~1933年)。その新渡戸はメリー夫人とともに、かつて札幌に遠友夜学校(1894~1944年)を創設し、貧しく家計のために働かなければならず、それゆえ昼の学校に通えない、また通えなかった子供や青年たちなどのために無償の愛を注いだ。その崇高な精神に光を当て未来に語り継ごうと、3年前、市民有志により発足したのが一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」(秋山孝二・代表理事)だ。創設メンバーの1人で、新渡戸について長く研究を重ねてきた研究者の三上節子さんに、今、見直されるべき新渡戸の精神や記念館建設に向けての最近の動きなどを訊いた。(取材・文/武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (15)

「ひきこもりピアサポート」で
見えてきた6者6様の可能性

全国初のセッションに当事者らが集う

ひきこもりを経験した人が地域に埋もれた当事者や家族を訪問し、ピア(仲間)な目線で寄り添い互いに支え合う──。「ひきこもりピアサポーター」として全国各地で活動する6人が一堂に会し、ピアサポート活動の現状や未来について考える初の会合が10月30日、札幌市内で開かれた。当日は「それぞれの経験的知識がつなぐ ひきこもりピアサポート」と題して、各自が理念や実践を紹介。支援の輪の拡大に期待が高まるセッションの模様をレポートする。 (写真・文/武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から

逆風にさらされる産業用大麻の今

相次ぐ逮捕で厚労省が警戒強化
今こそ生産振興の原点に戻ろう

10月中旬、産業用大麻(ヘンプ)の栽培者免許を持つ鳥取県の生産者が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件が大きく報じられ、道内の関係者の間に衝撃が走った。昨秋の東川町による大麻草の全草利用をめざす特区の申請をきっかけに、厚生労働省は同法第4条で禁止されている医療用大麻の解禁を求める動きに警戒感を強めており、合法的に栽培されてきたヘンプにまで影響が及んでいる。規制当局による立ち入り検査の強化や新たな免許申請に対する審査の引き延ばしなどの動きもある。逆風が吹くなかで、高橋道政が公約に掲げる「ヘンプの栽培に向けた取り組み」を進めるには、生産振興の原点に立ち返るとともに、薬物乱用を防ぐ対応も欠かせない。あらためて「産業用大麻の今」を探った。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

*“業務効率高めるクラウド”をテーマにOBC「奉行フォーラム」11月22日開催
*JA共済連北海道が5自治体に救急車を寄贈
*「コーヒーを片手に認知症を語ろう」 江別・静苑ホームの「カフェスマイル」が1周年
*道建協100周年の節目に栄誉 伊藤名誉会長に道功労特別賞
*“写真で小樽を表現する”季刊誌『OTARU Ture*Dure』を創刊
*小清水町に「濤沸湖木道」が完成 人気ブランド・モンベルと連携協定も締結
*北海道発の新しいものづくり 新エネ、省エネを道庁が表彰
*車椅子社長、刑務所を走る―― 受刑者「出口支援」の現場から

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『歳末大団円コンサート』
896円
【報道】道警不祥事から考える 〈10〉

そこまでやるか 北海道警

不祥事暴いたNHKに“逆ギレ”?
交番「覗き見事件」報道で出禁通告

9月上旬、事件取材を本領とする大手メディアの集まり「記者クラブ」で、ある事件が起きた。前月に起きた警察不祥事を独自取材で報道したNHK札幌局が、北海道警から“出入り禁止”扱いを受けることになったのだ。理不尽な制裁は結果的に1週間ほどで解けたものの、あまりにあからさまな圧力にはクラブ内からも疑問の声が。未発表不祥事を暴かれての“逆ギレ”には、どんな大義があったのか。(小笠原 淳)

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【報道】北海道警・ある不祥事を巡って (3)


ただ1件の不正という物語

“エース”刑事に有罪判決 組織へのメスさらになく

「警官失格」と斬り捨てた元上司、「身勝手で短絡的」と評した検察、「倫理観に欠ける」と断じた裁判所。そして、それらをそのまま伝える報道。薬物捜査の“エース”が起こした不祥事は、当初から1人の暴走の末路とされ、法廷でもその物語が完結した。調書偽造や情報漏洩の罪を問われた元警部補は、同様の不正がほかにもあったと明かしたが、裁かれたのはただ1件。組織の体質にメスが入ることはさらにない。(小笠原 淳)

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【報道】海外資本で北海道のリゾートが大変身

投資が投資を呼ぶ成長軌道へ

ニセコ・ルスツは欧米マネー、トマム・洞爺は中国資本

北海道を訪れる外国人観光客が昨年度208万人と過去最高を更新した。国際定期便の新規就航やビザ要件の緩和、円安、観光プロモーションの効果などが重なったためだが、そのうち8割強がアジアからの来道者。今後もアジア圏を中心に外国人観光客の大幅な増加が見込めるとして、ニセコを筆頭に道内各地のリゾートでは海外資本による大型投資が活発になってきた。国内資本が施設を整備してきたこれまでの流れは、明らかにターニングポイントを迎えている。外資と地元資本は共存していけるのか、まずは道内各地のリゾートにおける現状を探った。

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【講演録】ファーストレディ安倍昭恵氏が札幌で特別講演

「私が危惧するのは、対立したら
相容れず歩み寄れなくなる社会」

9月26日、札幌商工会議所の創立110周年を記念した講演会でステージに立ったのが首相夫人の安倍昭恵氏(54)だ。詰め掛けた約2300人の来場者を前に語ったのは、安倍晋三首相との馴れ初めから、政治家一族・安倍家の嫁としての日々、首相辞任(第1次安倍内閣)の頃の心境や、家庭内野党と称される現在の夫婦生活など、いずれも興味深い内容ばかり。ユーモアを交えて披露した「ファーストレディの思い」を誌上で再現し、読者にお届けしたい。

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【市政】漁業関係以外「NG」の漁港区に観光船施設の怪

後援会に「NO」と言えない
森井市長に議会が問責を可決

小樽市の条例で、漁業関係者の施設以外は建築を規制されている「漁港区」に、森井秀明市長の後援会関係者が関わる観光船事業者が、地元漁業者との事前協議なしに観光船を係留し、物販や飲食などを提供する施設を設置していたことが、第3回定例会で明らかになった。市議会は10月4日の本会議最終日に「漁業権が侵害されている」などとして、森井市長の政治姿勢を問う問責決議案を5会派一致で可決。果たして“暴走市長”に歯止めはかかるのか。

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【経済界】どうなる? 札幌商工会議所の副会頭人事

岩田新体制、11月始動へ

“札幌再整備”の時代に問われる執行部の実行力

2004年6月から札幌商工会議所(札商)会頭を務めてきた北洋銀行相談役の高向巌氏(77)が10月末で退任する。そして11月1日、岩田地崎建設社長の岩田圭剛氏(63)が第17代会頭に就任、岩田体制が新たにスタートすることになる。その岩田新会頭に問われるのは実行力。北海道新幹線の札幌延伸や都心アクセス道路整備といった新しいまちづくりが本格的に始まる時代の中で、商工会議所が果たす役割は決して小さくない。市と未来志向の連携関係を形づくっていくことも喫緊の課題だ。12年に及んだ高向体制を振り返りながら注目を集める副会頭人事を占ってみた。(佐久間康介)

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【経済】41年の歴史に幕を降ろした西武旭川店

北海道から百貨店が消える!

16年で退場に追い込まれた11店舗

西武旭川店が9月30日に閉店し41年間の営業を終えた。旭川駅前の買物公園には跡利用が決まらない巨大な建物が残され、早急な活用策が求められることになる。2000年以降、北海道から消えた百貨店はこれで合計11店舗。残っているのは、札幌市内の4カ所と函館市内、帯広市内各1カ所の合計6店舗に過ぎない。今回の閉店で百貨店撤退に歯止めがかかるのか、あるいはまだドミノ倒しの最中なのか──。全国よりも一足早く百貨店の大量閉店を経験した北海道。百貨店が消える理由、残る理由はどこにあるのかを探った。

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【寄稿】我が国の政治劣化を考える

危惧される国民主権の行方
低投票率を招く社会契約の喪失

忠海 久(北海学園大学非常勤講師)

この春から選挙が続いた。率直な感想として、こんな選挙をやっていて良いのだろうかという思いが筆者の胸を占めている。

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【ニュース】

■無実主張・道警元巡査の控訴を棄却
 「わいせつ」事実問う争い、最高裁へ
 ──短時間での行為「物理的に不可能」と弁護団

■札地検が記者クラブ限定対応を緩和
 広報資料提供、本誌など非加盟者にも
 ──会見開放7年め、「オープン化」さらに前進

■盗撮事件、被害者は「高校生」だった
 道警、警部補「減給」処分を発表せず
 ──発生翌月の道新報道で露見。本誌取材には「回答を控えます」

■「ひきこもり当事者の立場から
 ピアサポート事業を捉えなおそう」
 ──10月30日、全国のピアサポーター6人が札幌に結集

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【教育】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (14)

「母のために」57歳で離職──
足下に潜む問題を直視しなければ孤立者は増える一方になる

介護離職のため、人とのつながりが薄れたり、職場のパワハラで退職に追い込まれるなど、現代社会は思いがけない形で居場所を失うことが少なくない。ひきこもりを含め、孤立へと追い詰められていく人たちの根っ子の部分を辿っていくと、透けて見えてくるのは理不尽な社会のゆがみ、ひずみではないだろうか。今月号では、「親の老い」と向き合ってきた人たちを通して孤立をめぐる問題を考えてみたい。(武智敦子)

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【行政】白石区複合庁舎への移転を控えた可児敏章区長に訊く

交流を促す賑わいの場へ
利便性高め区民の防災意識も喚起

地下鉄東西線白石駅に直結する新庁舎への移転を11月初旬に控える札幌・白石区役所。ここは、区民センターや保健センターも入居する複合施設となる予定だが、新庁舎のコンセプトに掲げられているのが“区民の交流拠点”と“地域の防災拠点”としての役割だ。まちづくり活動の活発化が期待されるコミュニティ空間の設置や、札幌市の施設では初採用の免震構造、再生可能エネルギーの積極的な活用など話題は尽きない。先駆的な機能と役割を多く取り入れた新庁舎への移転後の展望について、可児敏章区長(57)に訊いた。(9月20日午後、白石区役所区長室で収録)

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【インタビュー】
圧倒的な得票差で再選された松野哲岩見沢市長に訊く

複数の施策で相乗効果を発揮し
人口減少対策に全力で取り組む

ICT・農業・健康、まちの強みを一層強化

9月4日、対立候補の倍以上の得票で勝利し再選を果たした松野哲岩見沢市長。その2期目に全力で取り組むのは、年間約1200人のペースで進んでいる人口減少への歯止めだ。こうした中、特に注力するのは暮らしやすさの向上。従来から充実しているICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)インフラを活かした基幹産業の農業振興や、市民の健康増進に寄与するさまざまな行政サービスの実施を通じて、10年先、20年先を見据えた岩見沢市のレベルアップを目指す。(9月21日収録)

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【医療】
江戸時代の名医の志を継いで開業した
「華岡青洲記念 心臓血管クリニック」

最新の設備、チーム医療の導入で
循環器治療の道内拠点として貢献

江戸時代後期の外科医で、世界初の全身麻酔下で乳がん手術を成功させたことで知られる華岡青洲(1760-1835)。この名医の志を継ぐ循環器専門クリニックが8月下旬、札幌市豊平区美園に誕生した。その名は、医療法人春林会 華岡青洲記念 心臓血管クリニック(19床)。理事長・院長を務める華岡(旧姓五十嵐)慶一氏(58)は、循環器内科治療における道内の重鎮のひとりであり、青洲直系の流れをくむ9代目。「次代を担う医師たちに技術を伝え、北海道の循環器医療のレベルを向上させたい」と意気込む華岡理事長を訪ね、クリニックの将来ビジョンや地域医療への取り組みを訊いた。

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【飲食】
サッポロビールが“強い飲食店”づくりを強力サポート

2016 繁盛店の扉フェア

サッポロビール㈱北海道本部(札幌市・生方誠司本部長)は10月5日、外食産業関係者を対象とした「2016 繁盛店の扉フェア」を札幌パークホテル(中央区)で開催した。同フェアは、各種セミナーや北海道食材の商談会などを通じ“強い飲食店”づくりをサポートすべく同社が主催しているもので、参加者を増やしながら今年で14回目を迎えた。北海道を元気にするという共通目的のもと、北海道庁、北海道銀行(本店・札幌市)との共催となってからは9回目となる。


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【イベント】「新千歳空港国際アニメーション映画祭2016」11月3日から開催

北海道と世界を結ぶ空の玄関口で
面白く奥深いアニメの魅力を発信

いまや世界中で大きな支持を得るようになった日本のアニメーション。“クールジャパン”の代名詞といっても過言ではないこのアニメをテーマにした一大イベント「第3回 新千歳空港国際アニメーション映画祭2016」が、今年も11月3日から6日までの4日間にわたり、新千歳空港ターミナルビル内ソラシネマちとせをはじめとした同空港内の複数会場で催される。その実施概要が9月30日、札幌市の㈱えんれいしゃでプレス発表された。

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【経営】北海道倫理法人会、9月1日に会長交代

土屋公三氏から星澤幸子氏に
託された「企業倫理」のバトン

「企業に倫理を 職場に心を 家庭に愛を」をスローガンに掲げ、毎週1回開催している経営者モーニングセミナーや、小冊子「職場の教養」の配布を通じた倫理経営の啓蒙活動などを展開している北海道倫理法人会。今年8月に会員企業数1600社超えを達成したが、この大きな節目と時期を同じくして会長が交代。9月1日、2013年から会長を務めてきた土屋公三氏(土屋ホールディングス会長・76)から、料理研究家の星澤幸子氏(星澤クッキングスタジオ社長・65)へバトンタッチした。この新旧会長に同会の活動の意義や今後の展望を訊いた。(9月20日取材)

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【ビール】サッポロビール北海道工場 掃部 晃 工場長に訊く

まもなく「サッポロクラシック ’16 富良 野VINTAGE」発売!

「今年もフレッシュで芳醇な香りをお楽しみ下さい」

10月18日、9年目を迎える「サッポロクラシック’16富良野VINTAGE」が北海道限定、数量限定で発売される。北海道限定ビールのサッポロクラシックは、発売30周年の昨年に15年連続の売上アップを達成。道民からの支持の厚さを示した。サッポロビール創業140周年の今年は、春と夏にも季節限定商品が発売されるなど、クラシック関連の話題に事欠かないが、秋の“特別なクラシック”を心待ちにしている道民は多いはず。サッポロビール北海道工場の掃部晃(かもん・あきら)工場長を訪ね、今年の出来映えやおいしさの秘密などを聞いた。(9月23日収録)

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【ズームアップ】小樽運河と妙見川の合流域で清掃活動に取り組む横濱大成さん

多くの人と交流できることが
ボランティアの魅力だと思います

天狗山から小樽の市街地を抜け運河へと流れ込む於古発(おこばち)川。土曜日の早朝に毎週、妙見川と呼ばれる下流部と運河の合流域で、学生や住民らが流れ着くゴミの清掃に汗を流している。活動の始まりは、遡ること5年前。「マチに恩返しをしたい」と1人で清掃を始めた小樽商科大学OBの熱意が、若者や住民らを動かし活動の輪を広げてきた。中心メンバーの1人で2011年から清掃を続けてきた横濱大成さん(24)は9月に商大を卒業。来春には就職でマチを離れるが、「楽しみながら活動に取り組むことができた。場所は変わってもボランティアを続けていきたい」と爽やかな笑顔を見せる。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から 連載第152回
伸び悩む有機JAS認定農家と道の「推進計画」の課題を探る

取り締まりに汲々とする国に
道は認証制度の見直しを迫れ

2012年度に北海道が策定した「有機農業推進計画」に盛られた、16年度の有機農家の目標数は1300戸。しかし、JAS法(農林物資の規格化等に関する法律)に基づく「認定農家戸数」は減り続け、認証を取得していない有機農家を加えても、目標の半数程度にとどまっている。収量が少なく、コストに見合う価格が得られない、資材の不正事件の影響を受ける…などが農家数が増えない理由だ。有機農業に挑戦しても、次の世代に継承できない農場もある。そんななか、本年度末の「第3期推進計画」策定に向けたスケジュールが進む。そこで長年、有機農業の推進に尽力してきた農業法人の代表と認証団体の役員の話を軸に紹介し、あらためて北海道の「農と食」の現状と課題を探ってみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【人】
東しゃこたん漁業協同組合生産部 田口 芳久さん

連綿と受け継ぐ浜の味。独自の冷凍技術と
衛生管理で刺身用ホッケフィレを食卓に

北海道を代表する魚、ホッケ。近年は不漁が続いているが、焼き立ての開きやフライは今も変わらぬ家庭の味だ。足が早く寄生虫の心配があるため、生食には不向きと思いきや、産地では昔から刺身で食べる人も。ホッケ漁では歴史の古い後志管内古平町では、「東しゃこたん漁業協同組合」(杉山賢・代表理事組合長)が8年前、刺身用ホッケフィレの製品化に成功。開発した同漁協生産部部長・田口芳久さん(50)は、「安全安心で美味しい。新鮮な魚が獲れる産地工場ならではの強み」と胸を張る。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*書評 『報道の自己規制』(上出義樹) 元新聞記者が迫る「不都合な真実」 当局の統制よりも深刻な病理とは
*弁護団が専門家招いてシンポ 恵庭事件、第2次再審請求へ
*セコマ・故赤尾昭彦会長「お別れの会」 巨星を悼み、経済人ら約2千人が参列
*アーバンな店内で絶品の生ラムを 話題の新店「63ジンギスカン」
*白石のランドマーク『白石区複合庁舎』11月7日開業へ!
*節目機に全面改修の旭川刑務所 個室化など「再犯防止」に効果
*太陽財団、平成29年度助成対象事業の募集始まる
*新・斗南病院、10月11日から始動 放射線治療科・心臓血管外科を新設し、設備も一新
*第31回「北海道矯正展」 初秋の恒例イベントに7200人

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『秋の空気』
896円
【報道】道南発・初春の怪火 (7)

「娘の悔やしさ、代弁したい」

女性の遺族が民事提訴・検審申立
道新セクハラ・不審死疑惑、法廷へ

2年越しの疑惑、法廷へ──。本誌が昨年2月から断続的に報じてきた北海道新聞函館支社のセクハラ・不審死疑惑。自殺を疑われる状況で亡くなった女性の遺族が8月中旬、加害者とされる道新社員の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立て、併せて道新にセクハラ被害の賠償を求める民事裁判を提起した。「遺書」や「謝罪文」の存在がありながら認められなかったセクハラの有無は、法廷でどう裁かれることになるのか。(小笠原 淳)

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【報道】北海道警「不祥事」の真相は…

彼は1人で裁かれる──

「偽造」「漏洩」事件、元警部補免職で幕引きか

本誌8月号で報じた、現職警察官による守秘義務違反・証拠偽造事件。渦中の警部補は逮捕翌日の6月23日に送検され、家族などとの面会が許されない「接見禁止」状態のまま7月12日に起訴された。職場の北海道警が同日付で発表した懲戒処分は「免職」。罪に問われた元警部補は、薬物捜査の協力者とともに供述調書を偽造して容疑者を検挙してきたという。事件は、ひとり彼への裁きをもって幕を閉じることになるのだろうか──。(小笠原 淳)

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【報道】一世を風靡した「北欧」ブランドの行方

退職金と自宅売買の名目で
武吉氏が1億8千万詐取か

関与した顧問税理士の原田氏は「記憶にない」

札幌市西区山の手にある北欧館。北欧パンが全盛期を迎えた1990年1月、本社と工場、それに国内初の「パンの博物館」を併設した拠点として鳴り物入りでオープンした施設だ。それから26年、土地所有者から取り壊し訴訟が提起されていた“バブルの象徴”の解体工事が始まっている。創業者、斉藤武吉氏(66)の私腹を肥やす経営が招いた当然の帰結だが、当の武吉氏が会社から不正にかすめ取った金は6億円とも7億円とも言われる。同氏の錬金術を追及する第3弾をお届けする。

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【市政】昨年6月人事当時の総務部幹部職員の忠告・進言もスルー

参考人招致で露呈した
小樽市・新米市長の“傲慢”

小樽市の森井秀明市長が昨年6月1日付けで発令した幹部人事で、内申書がないまま昇任させた22件について、同市コンプライアンス委員会は「地方公務員法に抵触するおそれがある」と報告した。これを受け、8月初旬に市議会総務常任委員会が開かれたが、参考人として出席した当時の総務部幹部の答弁から、市長が職員の忠告や進言を無視し一方的に人事を進めていたことが明らかになった。人事問題が広げた波紋は刑事告発に発展するか。

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【講演録】小泉純一郎氏の脱原発行脚 (札幌編)

「原発ゼロ、どうしてこんなに
易しい問題が解けないのかね」

8月24日に札幌市のホテルで開催されたNPO法人雪氷環境プロジェクト(小嶋英生理事長)の設立10周年記念講演会で講師として招かれた小泉純一郎元首相。同NPOでは除排雪される雪や氷を冷熱エネルギーとして活用する取り組みを推進しており、元首相はこの日の講演で再生可能エネルギーの有効活用にふれながら“原発ゼロ”を力強く訴えた。会場に詰め掛けた約千人の来場者に披露した小泉節を誌上で再現してみよう。

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【金融】「3金庫合併」を控える
札幌信用金庫の吉本淳一会長に訊く

合併効果を道央圏内に還元して
「我々の信金」と呼ばれる存在へ

ダイナミックな展開で地方創生に貢献

今年5月、新本店ビルが竣工した札幌信用金庫。95周年の節目の年に四番街商店街をはじめとする駅前通の新たなランドマークとしてさらなる歴史を刻み始めた。そして2018年1月には札幌・北海・小樽の3金庫が合併、預金量1兆円を超えるメガ信金が誕生する。その本拠地となるのがこのビルだ。地方創生で信金の役割が高まる一方、マイナス金利政策で経営環境は厳しさを増す。来たる3金庫合併を前に合併の旗振り役である札信金の吉本淳一会長に合併の狙いや信金業界が果たすべき役割などについて訊いた。(8月25日収録)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅(19)

戦争悲劇を忘れないための殿堂
公営の「仙台市戦災復興記念館」

ひとりでも多くの人に語り継ぐ

全国47都道府県には、規模の大きさの違いはあっても日本が経験した過去の大戦に関連した施設は必ずあると言っていい。この中で、宮城県の仙台市戦災復興記念館は、全国でもいち早く「復興」に視点を置き、約16億円もかけて建設された公営施設であるという点に大きな特徴がある。1945年7月10日の仙台空襲の日を忘れないために、毎年7月に行なわれている特別展を見学していると、戦争の語り部のひとりから忘れられない言葉を聞いた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】札幌市と“20年闘争”を繰り広げた男──コンテナハウス篇

アパートに続いてコンテナハウス村構想
「札幌市が態度を改めるなら歓迎するよ」

「福島の原発事故を見れば分かるけど、泊で何かあっても行政は責任を取らないし、避難するのも自己責任だろ。市民農園はどこも人気だし、コンテナハウスなら原発事故や津波など万が一の時には移動させて一時避難できる。今は実証実験の段階だけど、札幌市にいい知恵があるなら拝借したいもんだな(笑)」。手稲前田地区の“自己所有地”に平成23年の春から「エコ村」と称するアパート群を建設し、翌年9月に道が農地法違反と農振法違反、札幌市が都市計画法違反で刑事告発する事態を“確信犯的”に引き起こした“元農家”の田中賢三氏(69)。この件は平成26年に不起訴処分となり“落着”したが、札幌市と四半世紀にわたり“闘争”を繰り広げてきた同氏の体内に眠っていた“虫”が、再びうずいてきたようだ。 (9月6日現在)

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【ニュース】

■労基にも裁判所にも認められない
 元道銀マンのパワハラめぐる戦い
 ──請求却下取り消し訴訟で敗訴のSさん「証拠の捏造だ」

■道内最大火発の燃料供給拠点
 石狩LNGタンクをお披露目
 ──建設途中で火発新設をPR。泊原発はもうお役御免か?

■霊源寺の「石狩霊園」計画は
 今年度中に事前協議終了か
 ──変わる札幌圏の墓地霊園地図、開園しても採算性は…

■当事者が手をつなぐ「道ひきこもり
 当事者連絡協議会」が10月に発足へ
 ──11月には津別町で「道産こもり179大学」を開催

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【座談会】「食のブランド化」を考える(後編)

“石狩ブランド”成功の鍵は
包括連携と商社的発想にあり

石狩管内の良質な農産物をブランド化して付加価値を高めようという「石狩ブランド」構想。これを推進する和田義明衆議院議員と元道経済部次長の永田吉則北海道はまなす食品社長、石狩振興局産業振興部の匂坂圭子地域産業担当部長の3者による「食のブランド化」を考える座談会の後編だ。今回の収録では、食のブランド戦略において大きなポテンシャルを持ちながらも、それをなかなか活かすことができなかった道内事業者が抱える潜在的な課題について語られたほか、キーワードとして“マーケティング”の重要性についても深い議論が交わされた。食のブランド化はさまざまな可能性を秘めながらも、なかなか一筋縄ではいかない取り組みのようだ。
(7月21日午後、札幌グランドホテルで収録)

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【観光】道南の旅──
「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」を訪ねて

大沼の自然に囲まれた
リゾートで極上の食を

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【試乗レポート】
ビッグマイナーチェンジを受けたマツダ・アクセラ

さらに深まる“人馬一体”

この夏、マツダがビッグマイナーチェンジを施した「アクセラ」に試乗した。今回のマイチェンでは1・5リッターディーゼルエンジンを搭載するグレードの「15XD」が加わり、ラインナップが充実。そして同社が「大きなブレイクスルー」と謳う新技術「G-ベクタリングコントロール」が全車標準で搭載されたことが話題だ。注目の1台を札幌の郊外で思いきり走らせてみた。

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【ビジネス】

給与計算業務のアウトソーシングで
企業の収益向上に寄与するエコミック

節目の20期は売上高10億円の大台に

給与計算・年末調整などのアウトソーシング業・エコミック(本社札幌)。給与計算の受託企業数は同業他社を大きく引き離す業界トップの約650社を数える。営業拠点は札幌・東京・大阪の国内3カ所のほか、中国にも子会社の栄光信息技術(青島)有限公司を展開。今年1月からは新規事業としてマイナンバー収集・管理の代行業務もスタートした。創業から20期目の節目となる2017年3月期の決算見通しは、売上高で大台の10億円を見込んでいる。その同社を舵取りする熊谷浩二社長にアウトソーシングニーズの現状や今後の展望などを訊いた。

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【医療】
カレスサッポロの新しい挑戦
「カレスプレミアムガーデン」

医療、介護、住まいを統合する
初の「地域包括ケア拠点」が誕生

札幌市内で北光記念病院や時計台記念病院などを運営する社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)が9月1日、東区に「カレスプレミアムガーデン」を開設した。ここは医療と介護、そして住まいの複合施設。総合診療クリニック、賃貸型ホスピス、認知症・要介護者向けの賃貸住宅などで構成され、通所リハビリテーションやデイサービスの拠点としても機能する。いま国が推し進めている、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する地域包括ケア──。今回のオープンは、その理想をひとつの施設で実現しようとするカレスグループの挑戦と言っていい。全国初の取り組みをレポートする。

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【流通】コープさっぽろの「宅配トドック」10周年

欠かせない「生活インフラ」へ
高齢世帯の見守り活動をさらに強化

生活協同組合コープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)の宅配システムトドックがスタートして丸10年を迎えた。前身は1982年に始まった店舗遠隔地での協同購入事業。その後、97年に戸配事業も導入、2006年に現在のトドックに生まれ変わった。その利用者は15年度で約32万2000世帯、年間供給高は752億円にのぼる。週1回の定期配達で戸別世帯まで商品を届ける仕組みは、高齢利用者の見守りの役割も果たしている。10周年を機にさらに利便性を高め、地域のコミュニティづくりにも一役買う「宅配トドック」に注目した。

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【ズームアップ】生活困窮者の自立支援に取り組む櫛部武俊さん (後篇)

「助けて」と言えるハードルを低くしたい

顔の見える関係づくりが大事

「生活が苦しい」「子供がひきこもっている」。困難や悩み事を抱えていても、なかなかSОSを発せられないのが世の常だ。釧路市で23年間ケースワーカーを務め、生活保護受給者の自立支援プログラムの構築に取り組んできた櫛部武俊さん(一般社団法人釧路社会的企業創造協議会副代表)は、「地域住民やNPO法人などの社会資源、異業種が協力し合いながら、地域単位でつなぐ場所のモデルをつくり、包括的な相談支援体制を構築することがカギ」と言う。
(聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(13)

同居していた高齢の親との別れ

50代半ば、独り立ち男性の
「8050問題」と「暮しの知恵」

高齢の親と同居する中年世代のひきこもり当事者。親は少ない年金でギリギリの生活をしていても、子供の面倒をみなくてはならない。もし、親が病気などで倒れ、経済的な援助ができなくなればどうするか──。高齢化する親と当事者。いわゆる「8050問題」に直面した男性の新たな生活設計とサバイバル術を取材した。(武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
連載第151回 剣淵発「軽トラマルシェ」が拓く農業の新機軸

若手農家たちが始めた“行商”が
地域づくりや販路の開拓へ発展

「絵本の里」で知られる上川管内剣淵町の若手農家が6年前に始めた「軽トラマルシェ」が人気を集めている。多彩な野菜やドレッシングなどの加工品を販売、道内外から出店の声がかかり、今年はその数25カ所ほど。消費者との交流やバイヤーとの商談を通して口下手な若者たちが意識を変え、農業技術の向上につなげる。家族や周囲の住民、農協、自治体なども真剣な取り組みを応援。地元の福祉施設や農業高校との連携が進み、マルシェの広がりのなかで農産物の直販ルートも確立されてきた。来年には加工部門を併せて新法人を設立し、農業振興と地域づくりの試みは新たな段階に入る。これまでの歩みや手応えなどを「軽トラマルシェ」のリーダーや会員に聞いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【人】工房「mole」を運営する平田 眞弓さん

来年をメドに菓子工場を整備
1人ひとりの違いが求められる社会を

札幌市北区で就労継続支援B型事業所の工房「mole」を運営するNPO法人「楽しいモグラクラブ」が、障害に向き合いながら自信を持って働く人材を育てようと菓子工場の整備に乗り出した。目指すは質の高い菓子の提供と工賃アップ。理事長で自身も発達障害に苦しんできた平田眞弓さん(63)は「失敗を恐れずに、技術を磨き成長してほしい」と笑顔で話す。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*書評 『北海道が危ない!』(砂澤陣) アイヌ利権、北教組、道新 北海道のタブーに切り込む
*札幌ばんけいと加森観光が契約締結 冬季アジア札幌大会に新たなオフィシャルスポンサー
*秋のドライブは「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
*オホーツク発の地方創生モデルに 「ほがじゃ」小清水北陽工場の4年目
*「第7回ニトリレディス」で笠りつ子がプレーオフ制す
*札幌東徳洲会病院と札幌市が外国人患者受入で協定を締結
*「イーグルカップ」で義援金 今回は総額406万円を寄贈
*小樽文学館で雑誌「ガロ」の企画展 本誌表紙絵画家・鈴木翁二氏も全面協力

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ひまわり』
896円
【報道】〝オウム〟が札幌に新施設

「トラブルはない。でも…」

札幌に根差す宗教団体アレフ
〝国内最大〟拠点に地域困惑

オウム真理教の流れを汲む宗教団体アレフが、札幌に国内最大の施設を──。そんなニュースが流れてきたのは7月中旬のこと。もともと信者増加率が大きいといわれる札幌に、教団は新たな拠点を確保していたという。同白石区の国道沿いに建つ、地上3階・地下1階、延べ床面積1200㎡の鉄筋ビル。新施設の周辺を歩きつつ、そこに辿り着くまでの教団の足跡を追ってみる。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈9〉

警官同士の強姦未遂、公表せず
2人犠牲の事故は「戒告」止まり

道警不祥事、本年上半期報告
懲戒10人、監督上の措置65人

7月下旬、警察庁が全国の警察の本年上半期の懲戒処分者数を発表した。時を同じくし、本稿記者は同時期の北海道警の不祥事記録を入手、本年6月までの懲戒処分者が10人に、監督上の措置(懲戒に到らない内部処理)を受けた職員が65人に上ったことがわかった。溯って6月下旬には、本年〝第1四半期〟の不祥事の中でとくに深刻と思える2件について、それぞれの捜査書類などが開示されている。公文書開示請求で入手した文書を概観し、本年前半のおもな不祥事を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】札幌北署管内ガスボンベ事件(9)

「いろいろなことに疲れ果てました」

ガスボンベ事件、実刑確定
名須川早苗被告が上告断念

幕切れは、呆気なかった。状況証拠のみで懲役18年の実刑判決が言い渡された札幌北警察署管内連続ガスボンベ破裂事件。被告女性の控訴により審理は高等裁判所に移ったが、7月21日に即日結審した二審の決定は「控訴棄却」。被告はすかさず上告を申し立て、最後まで無罪を主張し続けるかに思われた。だがその4日後に突然、上告取り下げ。7月28日、一審判決が確定した。形として終結した事件の真相は、今もわからないままだ。(小笠原 淳)

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【報道】札幌・宮の森で起きた中国系マンション建設騒動を追う

「ハイルン」vs「考える会」で
〝民泊〟の疑心暗鬼が増幅

渦中のハイルン・馬宏軒副社長を直撃

高級住宅街で知られる札幌市中央区の宮の森地区で、中国系不動産会社「海潤」(以下ハイルン)と地域住民が民泊をめぐる問題で対立を深めている。この9月、ハイルンは現地に3階建て分譲マンションを完成させるが、あくまで購入者の居住が目的で民泊事業はしないと主張。しかし、住民団体は「疑いは拭えない」と疑心暗鬼を強めており、両者の溝は深まるばかりだ。果たして双方の歩み寄りは可能なのか。これまでの経緯を検証しながら渦中のハイルン幹部を直撃した。

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【報道】「旧知床花ホテル」解体工事事件を追う【2】

アスベスト除去の法令違反で
労基が北清企業らに是正勧告

所有者の知床第一ホテルにも行政指導

先月号で報じた斜里町ウトロ地区の旧知床花ホテル解体工事の件で、アスベスト除去作業をめぐり工事関係者と所有者に所轄官庁がレッドカードを出していたことが判明した。5月下旬、オホーツク総合振興局と北見労働基準監督署の担当官が現場に入り、それぞれ大気汚染防止法違反と労働安全衛生法違反を確認。直ちに作業中止が命じられ、現在も除去作業はストップしたままになっている。世界自然遺産である知床のイメージダウンにつながりかねない、今回のアスベスト騒動。有名な観光温泉街でいったい何が起きていたのか──。

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【報道】小樽市・昨年の6月人事に「法令違反のおそれ」

森井秀明市長の〝暴走人事〟に
コンプラ委が下した判断は──

昨年6月の小樽市幹部人事をめぐり、森井秀明市長が窮地に立っている。勤務成績を証明する内申書のない職員を市長判断で昇任させたのは、地方公務員法に抵触するとの通報を受け、調査を行なっていた同市の第三者機関・コンプライアンス委員会(山口均委員長)が、「法令違反のおそれがある」との調査結果を7月20日に公表したのだ──。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅(18)

使われなかった地下の巨大要塞
長野県の「松代大本営地下壕跡」

朝鮮人労働者の大きな犠牲を生んだ掘削

沖縄本土がアメリカ軍によって占領され、本土への空襲が激しさを増す中、軍部が本土決戦の最後の拠点として極秘に掘り進めていたのが長野市松代町付近の「松代象山(ぞうざん)壕」など3カ所の大規模な地下壕だった。碁盤の目のように掘り抜かれた延長10キロにも及ぶ地下トンネル。ここに天皇をはじめ皇族も移住させようとしていたことを知る日本人は、いまどれだけいるのだろうか。戦後71年目の終戦記念日を前に、一般公開が始まって26年目を迎えた地下の巨大要塞を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【総括】危機に瀕する貴重な水生生物の棲息地

「篠路福移湿原」訴訟は最高裁の
「請求棄却」で原告側の敗訴確定

スノーメディアの〝暴走〟は止まらない?

JRあいの里公園駅からほど近い札幌市北区篠路町に、通称「篠路福移湿原」はある。泥炭の土壌に広がっていた約20ヘクタールの湿原は、昭和40年代に原野商法の舞台となり、800人以上もの〝被害者〟に切り売りされたが、手付かずの自然は残され貴重な水生生物の棲息地となっていた。だが、その景観は㈱スノーメディア(札幌市・森田雄喜社長)が同地で残土受け入れ事業を本格化させた平成13年頃を境に一変する。貴重な湿原を守ろうと立ち上がったのが、平成16年に任意団体をNPO法人化した「カラカネイトトンボを守る会」(大山衛門理事長・当時、綿路昌史氏・現)。「守る会」は湿原内の土地を取得するナショナルトラスト運動を展開する一方、平成23年6月には残土受け入れの差し止めなどを求め、札幌地裁に民事訴訟を提起したが──。

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【ニュース】

■「リアンは偽シアリスを売りさばいた」
 元代表・K氏が証拠持参で古巣を糾弾
 ──製薬会社が警告する偽物のED治療薬で800万円を荒稼ぎ?

■〝ブラック求人〟の締め出しは困難?
 ハロワ・求人メディアの対策に限界
 ──就活生には情報開示と労働法制の教育を

■道議会「政務活動費」6億円使途公開
 「使い切り」を招く前渡しの見直しを
 ──消化率は減っても削減中止で支給総額が増大

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【座談会】「食のブランド化」を考える(前編)

〝アジアの宝〟北海道の食を
磨き上げる石狩ブランド構想

大消費地・札幌の近隣自治体で生産される農産物をブランディングして付加価値を高め、広く国内外に売り出していくことで道内経済の活性化を牽引しようという「石狩ブランド」構想。旗振り役は、同地域を選挙区に持つ衆議院議員の和田義明氏だ。このブランド化構想について、過去に食クラスター連携協議体推進事業などで北海道の食産業活性化に尽力してきた、元道経済部次長で北海道はまなす食品社長の永田吉則氏、道の「北のハイグレード食品」事業に立ち上げから携わってきた石狩振興局 産業振興部 地域産業担当部長の匂坂圭子氏と和田氏の3者による座談会を開催。今後の展望や課題などについて忌憚のない意見を交わしてもらった。(7月21日午後、札幌グランドホテルで収録)

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【交通】北海道の空の玄関、新千歳空港が訪日外国人の受け入れ強化

国が狙う北海道での集客
乗り入れ制限緩和と発着枠拡大で弾み

北海道の空の玄関口、新千歳空港が乗り入れ制限の緩和と発着枠の拡大によって訪日外国人誘致に弾みをつけようとしている。同空港の2015年の国際乗降客数は約210万人だが、こうした措置などにより、道内を訪れる外国人が大幅に増えそうだ。新千歳空港は、道が目標とする「2020年をめどに訪日外国人300万人達成」の大きな鍵を握ることになる。

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (12)

アウトリーチを重ねて
緩やかな動きが出てきた

札幌市はオンブズマン調査を受け
2018年度中に実態調査を検討

長期間ひきこもったまま40~50代になった子供と70~80代の親が、適切な支援につながらないまま地域から孤立していく──。福祉関係者の間で「8050問題」と呼ばれる問題に、行政はどのような支援の手を差し伸べているのか。支援の状況を知るため、昨年10月に開設された「札幌市ひきこもり地域支援センター」を訪ねた。(武智敦子)

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【物流】道民の食生活を支える物流事業

冷凍食品の需要を賄う保管拠点
5温度帯で365日・24時間管理
エア・ウォーター物流「札幌低温センター」

冷凍食品や加工食品、アイス製品など私たちの身近な食べ物がスーパーやコンビニに並べられるまでには、温度管理を徹底した物流体制が不可欠だ。こうした中、エア・ウォーターグループのエア・ウォーター物流(本社札幌市・川田博一代表取締役)が運営する「札幌低温センター」(札幌市白石区流通センター内)では、定温から超低温にいたる5つの温度帯で食品を保管。同時に配送までを行なっている。食品の温度管理は美味しさを引き出すための重要な要素のひとつ。札幌圏の消費者の食生活を支える重要なインフラである同センターを訪れ、物流事業の最先端を取材した。

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【医療】
「冷凍アブレーション」の症例実績で
世界1の称号を受けた北光記念病院

体への負担が少なく時間も短い
心房細動の最新治療に取り組む

心臓の上半部にある心房が細かく震える「心房細動」は不整脈疾患の一種。ただちに命の危機に直結するわけではないが、脳梗塞を引き起こすこともあるため発症リスクが高まる中年以降の人は注意が必要だ。近年この心房細動の新しい治療法として注目されているのが、不整脈を起こす組織を液体窒素で瘢痕化させる「クライオバルーンアブレーション」(冷凍アブレーション)である。不整脈治療で国内有数の実績を持つ社会医療法人社団カレスサッポロ 北光記念病院(東区・145床)では、昨年にこの治療法を導入。以来1年間で360症例の治療実績を数え、このほど開発製造元から「症例数世界ナンバーワン」の称号を与えられた。同病院の不整脈部門で指揮を執る四倉昭彦医師に不整脈治療の最前線を取材した。

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【ズームアップ】生活困窮者の自立支援に取り組む櫛部武俊さん (前篇)

人とつながることが自尊感情を回復させる

自治体の取り組みには濃淡も
生活困窮者支援のあり方と課題

景気は上向いているというが、全国の生活保護受給者は過去最高を記録している。生活に困窮する人を保護の手前で助ける「生活困窮者自立支援法」が昨年4月に施行され、まもなく1年半になるが、制度は上手く機能しているのだろうか。元釧路市職員で「釧路モデル」と言われる生活保護受給者の自立支援に取り組んできた、一般社団法人釧路社会的企業創造協議会の副代表・櫛部武俊さんに制度のあり方や課題などを聞いた。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
連載第150回 赤井川発「ひとりCSA」の営み

生産者と消費者の壁を取払う
〝地域の橋渡し役〟として奔走

後志管内赤井川村の主婦・ミリケン恵子さんは、地元で生産された新鮮野菜や卵などを集めて移動販売したり、小樽市内の妙見市場に店を出して、地域のなかで農産物とお金が循環する仕組みを創ろうと東奔西走する。名づけて「ひとりCSA」、始めてから4年目になる。高齢の農家や年金生活者、商店街の人たち、小規模な食品事業者らとの橋渡し役を担い、新しいつながりも生まれてきた。移動販売の合間にパン屋や惣菜店で商品を仕入れ、地元の人たちに販売するかたわら、ミニコミ紙を発行して映画会や講演会を開いたりして社会のあり方も問いかける。「ひとりCSA」に同行してミリケンさんの取り組みを追い、協力してきた人たちの話に耳を傾けてみた。

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【人】小樽風景のスケッチに取り組む笹原 馨さん

歴史的な背景を考えながらスケッチ
楽しみながら小樽を描きたい

屋根のない博物館といわれる小樽は、歴史の中で先人たちが培い残したものがそこかしこに息づく。そんな街に絵心を刺激された元小樽市職員の男性が、この春から街並みのスケッチを始めた。見慣れた風景の断片。その表情をとらえ絵筆を走らせると、さまざまな時代を経てきた街の声が聞こえてくる。(武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

*北海道の夏を盛り上げたジミー東原「北海道ツアー2016」活況
*新千歳空港ターミナルビル、リニューアル5周年でハローキティ新施設
*本格チョコミルフィーユと爽やかな柚子が奏でる味わい「美冬 ゆず」
*転んでも、立ち上がって──。札幌刑務支所(女子刑務所)恒例「大運動会」
*経営者育成から文化・芸術の振興まで似鳥氏の北海道トータルコーディネート
*函館舞台の「オーバー・フェンス」札幌先行上映会で山下敦弘監督が舞台挨拶
*放射能の心配がない北海道で福島の子どもたちが夏を満喫
*カレスサッポロ、職員らに労いの気持ちを込め平成27年度の好決算を報告
*JAグループ北海道が無料アプリ配信
*「うちなー気分」に酔いしれた「泡盛を楽しむ北海道の集い」

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
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■ 時代を撃つ北の報道・論評誌。大マスコミにはない独自の視点で世相を斬る!!

「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

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