北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

全247件中 151 〜 165 件を表示
922円
【報道】「不正防止」の代償とは

現役職員ら相次ぐ告発
夕張消防に流れる不協和音

“不正”処分から1年
組織内に拡がる亀裂

1200万円以上の“不適正経理”により前消防長らに重い処分が下されてから、まもなく1年。本誌2013年4月号で報告した夕張市消防本部の組織問題は、ここに来てなお深刻さを増している可能性が高い。複数の現役職員から本誌に寄せられた告発によれば、職場環境の悪化が原因とみられる退職や休職が相次ぎ、辞職を申し出た職員も複数いるという。「不正防止」の旗印の下、市民の安全・安心を守る防災の砦では何が起こっているのか。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道】
「バルト・マイスター・トマコマイ」プロジェクトはどうなった?

正念場! 苫小牧で計画された
国内初の「集客しないリゾート」

道央道苫小牧東ICの西側に広がる約1050ヘクタールの森林地域を舞台に、国内初の試みが多く盛り込まれた高級リゾート計画が明らかになったのは2011年春のことだ。事業主体の「㈱のるでんばると」(苫小牧市・石川裕一社長)が進めているのは、「バルト・マイスター・トマコマイ」プロジェクト。世界的に著名な建築家である安藤忠雄氏が設計した長期滞在型の高級ホテルやコテージを核に国内外から富裕層を集め、収益の一部を森づくりに還元するという循環型ビジネスを目指している。だが、約130億円と発表された巨額の総事業費をめぐり、実現を危ぶむ声も多い。2014年の夏をメドに先行オープンする予定だったビジターセンターの建設も未着手のようだが、果たしてプロジェクトの行方は──。(12月7日現在)

----------------------------------------------------------------------

【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (第16回)

権力者の“偽装民主主義”で
決まる原子力政策の危うさ

「北電やらせ事件」前からの「やらせ」

国家機密を漏らした公務員らに厳罰を科す特定秘密保護法案。これだけ問題点が指摘されているのに、どうしていま成立を急がなければならないのか疑問だらけだったが、与党が法案を通す過程で開いた公聴会の記事を読んだとき、真っ先に思い浮かんだのが2011年に発覚した北電の「やらせ問題」だった。かつて行なわれた泊原発3号機に関するシンポジウムや「意見を聴く会」で密かに社員を大量動員して“賛成”を演出。原子力発電所のあり方を決めるうえであってはならない事件だった。権力者側が民主主義を偽装して決定する政策の危うさ。それを我々はフクシマの事故で学んだはずではなかったか──。(ジャーナリスト・黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート】
11.20. 「秘密保護法」廃案求める総決起集会

「こんな馬鹿な国になったのは、メディアにも責任がある」

「ここにいる皆さんには考えつかないような時代が来る」――。
 11月20日午後、東京都内で特定秘密保護法案の廃案を求める集会が開かれ、メディア関係者などの言論人が一堂に会した。呼びかけたジャーナリストらは「国民の知る権利を大きく侵害する」と同法案を強く批判、会場に駈けつけた賛同者らも異口同音に法案の危険性を訴え、多くの国民に反対を呼びかけた。
 散会後、呼びかけ人の鳥越俊太郎さんらが内閣府を訪ね、担当大臣宛ての要請文を庁舎前で手渡した。庁舎内での手交が認められず、「ここでしか渡せないのが日本の現実」と、鳥越さん。「これを多くの国民の皆さんに知っていただきたい。われわれは法案の廃案を目指します」と改めて訴えた。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート】

見せます、塀の中――
矯正施設・少年施設、一般公開に市民の関心大きく

「本年度の『募集参観』に地域のフリーペーパーで参加を募ったところ、過去に例のない数の応募が集まりました」
 札幌刑務所(札幌市東区、狩野覚所長)の担当者が、近年の施設見学の実情を話す。耳を傾けるのは、札幌市中央区のNPO法人さっぽろ自由学校「遊」が設けた市民講座「刑務所は最後のセーフティネットか?」の受講者たち。11月27日、講座の一環で刑務所見学会が行なわれ、参加した14人が施設内の工場や居室などを見て回った。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■石狩市生振に“降って湧いた”京都の霊源寺による墓地計画

■道内23信金9月中間仮決算で見えた貸出姿勢の“二極分化”

■被災した子たちへ「メリーXマス」全国各地からカード5千枚、比へ

----------------------------------------------------------------------

【新春インタビュー】

■高橋はるみ北海道知事に訊く
“地域の価値”を存分に発揮して 道民が夢と希望を持てる北海道に

■上田文雄札幌市長に訊く
市民のアイデアと行動力を結集し世界が憧れるまち、共生のまちへ

■「日本医療大学」を4月に開学する「つしま医療福祉グループ」の対馬 徳昭 代表に訊く
尊厳を守り、在宅を支援する総合的なバックアップ体制を

■娯楽ビジネスのDNAを引き継いだ4代目 タカハシグループの髙橋 洋一社長に訊く
「グループ事業の維持発展と新ビジネス創造が自らの使命」


----------------------------------------------------------------------

【医療】

“抗がん剤の副作用”を解析する遺伝子検査が標準治療を後押し
「カルナメド」と連携した「DAL」が札幌で始動へ

著しく進歩してはいても不安を拭えない「がん」の化学療法。標準治療のひとつである抗がん剤の効き目や副作用について悩む患者は後を絶たない。そんななかで朗報が飛び込んで来た。本誌既報の「がんメディカルクリニックCARNAMED(カルナメド)」の協力企業の株式会社DAL(ダル・本社札幌 宮下雅人社長)が抗がん剤の副作用出現リスクを解析する事業を1月から開始する。ここでは生殖細胞の精密な遺伝子学的研究によって、個人別にどのような抗がん剤にどれだけ副作用が出るのかを解析できるという。がん細胞を攻撃する抗がん剤は諸刃の剣。治療に伴う患者の肉体へのダメージを軽減できれば標準治療にとっても大きな追い風だ。注目されるDALの取り組みと狙いをレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【交通】国際化に向け進化する新千歳空港

ヒト・モノ・情報が世界と行き交う
“新たなエアポートシティ”を創造

陸海空の結節点に位置する国際物流拠点

北海道の空の玄関口、新千歳空港が「北のゲートウェイ」として国際化を加速させている。3年前に利用が始まった新国際線ターミナルでは国際路線の拡充により出入国者数が2年連続で100万人を突破。これに加え、同ターミナルを運営する北海道空港(本社千歳市・山本邦彦社長)は新千歳空港インターチェンジに隣接する所有地を国際物流拠点「新千歳空港ロジスティクスセンター」として整備する方針だ。世界からヒト・モノ・情報を呼び寄せることによって北海道を活性化させるエアポートシティの形成に向けた動きが一気に進むことになる。

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(24)

急増する発達障害の大学生

トラブルを起こす学生への支援が課題

少子化により“大学全入時代”を迎え、大学や短大など高等教育機関に進学する発達障害の学生が増えている。独立行政法人 日本学生支援機構(本部・横浜市緑区)が2012年度に行なった調査によると、大学における発達障害の診断のある学生は1878人で、08年度の299人から急増。問題行動を起こしたり、学業や対人関係などで課題を抱え不登校になる学生もおり、大学側には受け入れ態勢の整備が求められている。江別市にある私立大学を取材し、支援の取り組みをレポートする。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
ハッピートークトレーナーで「ハッピーマインド
デザイン塾」を主宰する 菅野 ゆかりさんに訊く

「100年後にハッピートークが広まっていることが私の夢です」

1人は無意識に言葉を使っているようだが、実はちゃんと理論に基づいた法則があるそうだ。頭の中に「引き出し」があり、使う頻度の高い言葉は上に、あまり使わない言葉は下の方にストックされている──。さあ、あなたはどんな言葉を使うことが多いですか? 今回ご登場いただいたのは、札幌市内で「ハッピーマインドデザイン塾」を主宰する菅野ゆかりさん。コミュニケーションスキルを磨くハッピートークトレーナーとして全国を駆け巡る菅野さんは、「自分に気付き、なりたい自分をつくり上げていくのは自分しかいない。そのためには、プラスの言葉を意識して使うことが大事」と断言する。言葉選びで人はどう変わるのか。話が下手、コミュニケーションが苦手という人の可能性を拓く“ハッピーマインド”について訊ねた。(聞き手・武智敦子・11月20日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
「アニマルウェルフェア畜産」の今(その2)/特別インタビュー
45年間にわたり酪農の現場で診療を続ける別海町の獣医師・岡井 健 さん

「乳牛にとって最大の苦痛は、
個体改良と穀物多給によって
泌乳を強制されていることだ」

家畜福祉(アニマルウェルフェア)の原則として「十分な餌を与える」「住環境がよい」「行動を制限しない」などが提唱されてきた。「それらは、いずれも外見的な要素。改良が進んだ乳牛に大量の穀物を与えて飼うと疾病が増え、かえって苦痛を与える」と指摘するのは、45年間にわたり道東の酪農の現場で“農と食”の変遷を見つめてきた、別海町の臨床獣医師・岡井健さんだ。EU(欧州連合)などの「家畜福祉の5つの原則」に、(1)一人あたりの飼養頭数の制限()2穀物給与の上限を設ける(3)乳価に差をつける──を加えるように提案する岡井さんに、現場の状況や提案の主旨などを聴いた。(11月19日収録・ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------
【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

北海道は“豊かな小国”をめざそう
国のサイズと国民の幸福度は反比例する

そもそも、国のサイズとその国民の幸福度とはどのような関係にあるのだろうか。もしかすると、「国家は大きいに越したことはない」、「大国に住んでいた方が安全だ」というような通念(大国志向)がまだ国民の間に生き残っているかもしれない。安倍政権のスローガンである「強い日本」も、いかにもそのような雰囲気を漂わせているではないか。

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】

*アインファーマシーズが新本社ビルで業務を開始
*キタコーが「S4ビル」をオープン! ススキノの新スポットとして高まる期待
*第14回 「泡盛 de ナイト」 inキタホテル 「久米仙マリアージュの夜」
*急死した玄米酵素・岩崎会長 札幌の「お別れの会」に1000人

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*マンガ 回顧2013年
*はるばるヒーロー
*狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢のonとoff(ゴッドフィンガー はずき)
*シネマ『永遠の0』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*新連載・カイた人にキイてみた
*異聞見聞稚内
*謹賀新年 名刺広告
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『あたらしいてぶくろをした少女』
922円
【累犯者の「更生」とは(下)】

そして彼は、また獄の人に

少年院2回、刑務所4回
憫然の吐息、「社会は辛い」

一日平均60人ほどが新たにそこの住人となる。全国の“塀の中”には現在5万6416人(本年8月時点)。刑が決まっていない人なども含めると、その数は6万を優に超える。私(記者)が昨年知り合った彼も、本年4月からその1人になった。本号が店頭に並ぶころには、拘置所から刑務所へと身を移している筈だ。17歳から46歳までのほとんどの時間を塀の中で過ごした彼は、2年後の春にどういう顔で塀のこちら側に戻ってくるのか。記者の一人称で綴る極私的取材録、その後篇──。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【経済】札幌商工会議所トップ人事の「裏」を読む

副会頭に北ガス・大槻社長を
選んだ高向会頭の“ある思惑”

キーワードは「世代交代」と「エネルギー」

札幌商工会議所は11月1日、35期の第1回臨時議員総会を開き、高向巖会頭(北洋銀行相談役、74)の4期目が正式にスタートした。この日、副会頭6人のうち2人が交代し大槻博・北海道ガス社長(64)と勝木紀昭・北海道エネルギー社長(60)が新副会頭に就任。今後3年間は高向体制の総仕上げの期間であり、後継会頭を絞り込む時期でもある。商工会議所は中小企業の支援や経済活性化の提言、さらにマチの賑わい創出などが大きなテーマ。「アベノミクス」の追い風を札幌の成長にどう繋げていくか、緻密さと大胆さを織り込んだ戦略が必要だ。今回、大槻氏と勝木氏が抜擢された理由とは何か。札商・高向人事の裏を読むとともに次期会頭の行方を探ってみた。

----------------------------------------------------------------------

【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた (7)

訪庁者の手荷物検査継続中
札幌高裁、理由明示せず

地元弁護士が抗議行動
12月にも市民集会開催へ

札幌の裁判所で今春から始まった訪庁者手荷物検査は、少なくとも来春まで続くことになっている(本誌既報)。同じ試みは、全国へ波及した。5月中旬からさいたま地裁が2カ月間限定で検査を実施し、さらに10月からは東京家・簡裁が通年実施をスタート、やはり期間限定ながら甲府地裁も同月中の4日間に亘って検査を行なっている。半年間で4カ所のハイペース。本邦の司法府は、このまま“閉じた役所”になってしまうのか──。

----------------------------------------------------------------------

【経済】安倍政権「地域版成長戦略」をめぐる舞台裏

再注目される“民活”のPFI
今後10年間で12兆円規模に

「新規融資」に向け北洋銀、道銀などが熱い眼差し

民間資金を活用して公共施設の建設や維持管理、運営を行なうPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)に金融機関が熱い眼差しを向けている。融資の新規需要が広がらない中で新たな貸出先として期待されているからだ。この背景には、長期政権と目される安倍内閣が成長戦略の一環としてPFIを地域経済活性化の手法のひとつに位置づけ、官僚が整備に本腰を入れていることがある。財政難や人口減少に悩む自治体は公共施設の更新や運営で行政サービスを低下させないことが求められており、PFIはこうした課題解決にも結びつく。道内のPFI事情と金融機関の動きをレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (第15回)

いま子供たちの未来のため
原発に関し徹底的な議論を

記者たちに“刺さった”広瀬隆の指摘

反原発運動の旗手として知られるノンフィクション作家・広瀬隆さんが2011年5月末に札幌の北海道新聞本社会議室で行なった講演会「福島原発メルトダウン」は、衝撃的な内容だった。彼は記者たちを前に、原発をこれまで「絶対安全」と言い続けていた電力会社のウソと原発の危険性を次々と暴いてみせた。自分は、フクシマの惨事を引き起こした東京電力のことをどれだけ知っていたのだろうかという疑問も沸いた。福島や新潟に巨大な原子力発電所を押しつけた責任はだれが負うのか。そもそもフクシマの事故とは何だったのか──。(ジャーナリスト・黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■税金完納で逮捕の事件、最高裁へ
札幌高裁は証人採用せず控訴棄却

■元道警幹部が検審に申し立て
記者の“偽証”を「自力で捜査」

■原発事故の放射能を視覚化
札幌のカメラマンが写真展

■「カジノサミット」開催で盛り上がる
小樽経済界に対し根強い反対論も

----------------------------------------------------------------------

【地域特集】 2013オホーツク

いま地域に育つ新たな可能性

【インタビュー】
■障害者スポーツを切り口としたまちづくりで高齢化社会に対応(網走市長 水谷 洋一氏)

■「次世代を育てる」をキーワードに都市再生など市政課題に道筋を(北見市長 櫻田 真人氏)

■「医療」「中心市街地」「観光」がカギ バイオ発電所の経済効果にも期待(紋別市長 宮川 良一氏)

【観光特集】
魅惑の“白い大地”

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
創立百周年を前にした旭川信用金庫・原田直彦理事長に訊く

「取引先に密着して課題解決
コンサル強化で地域を元気に」

節目を機に組織と顧客管理を大胆に見直す

来年、創立100周年を迎える旭川信用金庫の新理事長に原田直彦氏が就任しておよそ半年が経過した。2003年6月から10年間トップの座にあった杉山信治理事長(当時)が人事刷新を打ち出したのは今年4月。内外の目は“杉山体制”で節目を迎えると見ていただけに驚きが広がったが、そこには杉山氏の引き際の哲学があった。新たな100年を踏み出すには新たな顔が相応しいとして原田氏を抜擢したのだった。景気好転の兆しが見えるものの、信金業界を取り巻く環境は貸出金の低迷や地域経済の成長が見通せない厳しい状況に変わりはない。新理事長として道内信金ナンバーワンの旭川信金をどう導くのか、徐々に独自カラーが浸透してきた原田理事長に胸の内を訊いた。(10月8日収録)

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】「社会福祉法人 北海道友愛福祉会」創立40周年記念

施設介護の重鎮、中田 清が語る「我が友、我が法人、我が40年」

「困っている人が居れば助ける」が永遠の原点

江別に本部を置く社会福祉法人 北海道友愛福祉会が今年、創立40周年を迎えた。盲人養護老人ホームや特別養護老人ホームを中核に関連病院などを展開し、大きく発展を遂げた“友愛グループ”。50年近く福祉の現場で陣頭指揮をとり、近年は公益社団法人 全国老人福祉施設協議会(以下全国老施協)会長として活躍したのがグループトップの中田清理事長(73)だ。その中田さんにこの40年を振り返ってもらいながらこれからの高齢者福祉のあるべき姿を訊いてみた。中田さんが忘れられない“戦友”の思い出、そして介護事業にかける熱い思いとは──。(10月9日収録)

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(23)

自信を取り戻せば可能性は広がる

社会で生きるためのコツを“通訳”する就労支援の形とは

発達障害の人たちは、就労への意欲があっても企業から敬遠されたり、就職できても人間関係などに躓き退職に追い込まれるケースが多い。そんな彼らに自信を持たせ、企業の戦力になりうる人材に育てようという取り組みが始まっている。ある就労移行支援事業所の動きを追った。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【治水】
「雨が降るたび農地が沼のように…」が劇的に改善

低コストで効果抜群、「オランダ式
排水システム」が札幌市北区で稼働!

札幌市との間で“20年闘争”を繰り広げてきた同市手稲区前田の“元農家”田中賢三氏(66)が、水はけの悪い農地の悩みを解消する「オランダ式」なる排水システムを開発した。すでに札幌市内で導入され効果を上げているというが、一体どのようなものなのか──。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
「探偵はBARにいる」のロケ地マップも製作
町並みを描く挿画家・ 松本 浦氏に訊く

「アートという言葉が嫌いです。
身過ぎ世過ぎの露天商売です」

10月に札幌市内で開かれた個展を訪ねると、ドアの向こうはまるでおもちゃ箱をひっくり返したかのよう。路地裏を描いた水彩画の小品、絵葉書、ペーパークラフトの電車や飛行機のモビール、蛇腹絵本、話題映画のロケ地マップなどの多彩な作品群。見て、触れて、遊ぶ空間にかつて子供たちの溜まり場だった駄菓子屋の懐かしい風景が重なる──。そんな心躍る「図画工作」の作者は挿画家の松本浦さんだ。映写技師でもある同氏が切り取る作品世界には、いたずら心とシニカルな視点が交錯する。「ウラ・ワールド」の核心に流れるものは何なのか。素顔に迫ってみた。(聞き手・武智敦子、10月28日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
「アニマルウェルフェア畜産」の今(その1)

家畜福祉に関心が薄い日本の現状
改善が求められる飼養環境と意識

ストレスの少ない環境で病原菌に対する免疫力を高めた家畜は、健康的でおいしい畜産物を消費者に提供してくれる──。近年、世界的にアニマルウェルフェア(家畜福祉)にかなった畜産が急速に進展している。しかし日本では、家畜福祉の概念や基準、他国の状況を学習する機会が少なく、畜産業界や消費者の関心もまだまだ低い。10月中旬、そんな状況を改善しようと、NGOの「農業と動物福祉の研究会」は獣医師を主な対象に、十勝管内で家畜福祉セミナーを開催した。同セミナーや見学会に参加し、アニマルウェルフェアの今をあらためて考えた。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------
【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

北海道を「自給自足」の独立国に
政治家は新たな国造りのビジョン(哲学)を語るべし

このところの小泉純一郎氏は面白い。私にはカッコ良くさえ見える。もっとも、このカッコ良さも、高校生時代には北海道民に、そしてたったいま東北の人びとに「日本一」の歓びを与えてくれた楽天の投手、田中マー君ほどではないが…。それはともかくとして、いま小泉氏は、従来の政治経済システムを保守することに汲々とし、原発についてもなし崩し的に全面再稼働に持っていこうとしている自民党の中にあって、堂々と「脱原発論」を展開している。現職首相当時は「郵政民営化」と「規制緩和」という世間受けの良いフレーズの連呼だけで突き進んだ小泉氏を私は支持しなかった。事実、小泉政治が後に残した傷跡(地方の疲弊や社会的格差拡大など)も決して小さくはないと私は考えている。とはいえ、少なくともいま彼が言っていることはまったくの正論である。

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】

*砂澤チニタさん 末期がんに冒されながら描き上げた最後の作品
*コープさっぽろとサッポロビールが北海道の森林保全
*ニトリが米国で家具インテリアの「AKi─HOME」をオープン

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「あわほたる なお」)
*シネマ『かぐや姫の物語』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*BOOK『これでわかった! 内閣法制局』
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『檸檬座(まちのきらきら)』
922円
【累犯者の「更生」とは(上)】

「一生、刑務所にいさせてください」
46歳、塀の中を行き来した30年
不器用な彼の足跡を追う

いわゆる“ニュース”とは若干異なる誌面の多い本誌にあって、ここからの8頁はひときわニュースから離れることになる。ホームレス問題と累犯者の問題に些かの関心を寄せるライターが、ある男性との出会いを通じてその両方を同時に考えることになった。さらには、その過程で両者の枠に収まりきらない問題にも眼を向けざるを得なくなる。予期せぬ縁に始まる極私的取材録、記者の一人称で綴ってみたい。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道】徳洲会疑惑と北海道

辞任を表明した徳田理事長に
北海道内の院長らが
突きつけていた“反旗”

全国の“現場”で噴出する不信と加速する「反執行部」の流れ──。公職選挙法違反容疑で医療法人「徳洲会」グループが東京地検特捜部の強制捜査を受けるなか、10月8日午前、医療法人徳洲会の徳田虎雄理事長(75)が近く辞任する意向を表明した。「徹底抗戦」の姿勢から急転直下、事態が動いた背景には全国各地の病院長らの相次ぐ“決起”があった。9月下旬から10月初めにかけて関東、東北、北海道、さらには関西方面。これらの病院長らが地方単位で結束して法人本部などに抗議の声明文を送りつけていたのだ。そこには、司直のメスが入っても世間や職員に説明責任を果たそうとしない執行部に対する憤りが色濃くにじんでいた。世間を騒がせている「徳洲会問題」で旗幟を鮮明にし、「理事長辞任」を後押しした北海道の病院長らの動きを追った。

----------------------------------------------------------------------

【国会】「ヤバい法案」参院提出へ

「皆さん、奴隷になりたいですか」
秘密保全法成立の動きに
山本太郎が鳴らす警鐘

「国は今、とんでもない法案を通そうとしてるんです」。ウィークデーの夕刻、札幌市中央区の路上に響いた声の主は、参議院議員・山本太郎氏(38)。東京選出の新人が北海道の聴衆に訴えたこと、それは、この10月に国会に提出される秘密保全法案(特定秘密保護法案)への異議申し立てだ。国にとって重要とされる情報を「秘密」とし、それを扱う人を管理するとともに、外部に漏らした人を厳しく罰することになる同法。全国行脚の一環で札幌を訪れた山本氏の語りから、「とんでもない法案」の危うさが見えてきた。

----------------------------------------------------------------------

【徹底検証・JR北海道】JR北海道/政治問題と化した「出口シナリオ」

小さな悪弊が巨大化した組織
制御できない思考停止の経営陣
残された道はJR東日本との“一体化”か

JR北海道(野島誠社長)の激震が止まらない。車両事故が相次ぎ、職員が引き起こす不祥事も後を絶たない。レール異常が長期間放置されるなど組織そのものが機能不全を起こしている印象だ。民営化以後の小さな悪弊が積み重なって巨大化し、経営幹部が制御できない組織に恐れおののいている構図に見える。政治の舞台に放り出されたことにより同社の再生はますます混迷の度を深めていきそうだ。民営化以降の同社の変遷を辿りながらJR北海道の“病巣の根”を考えてみた。(ジャーナリスト・佐久間康介)

----------------------------------------------------------------------

【道警】「小樽事件」再審請求

裁かれるか、銃器捜査の闇
元警部の「おとり」証言提出

警察は嘘をついている――。小樽港に銃を持ち込んで実刑判決を受け、2年間服役したロシア人男性が9月25日、札幌地裁に再審を請求した。新たに提出された証拠には、道警の元警部による「あれは違法なおとり捜査だった」との証言が。事件当時、警察は拳銃の摘発に血道を上げていたといわれる。その捜査に伴う多くの疑惑は、未だ晴れていると言い難い。事件から16年、深い闇の一端に光が射すことになるのか、請求の行方が注目される。

----------------------------------------------------------------------

【労働】「未払い賃金を払え」元従業員が札幌エムケイを相次いで提訴

運転手からとことん搾取?
「MKシステム」の実態とは
原告2人が内部事情を本誌に証言

4年前、初乗り550円の低額運賃で札幌圏のタクシー事業に参入した札幌エムケイ(本社札幌・平山功社長)。料金が安く運転手のマナーも良いという表向きのイメージとは裏腹に、以前から問題視されているのが同社の運転手の扱いだ。昨年から今年にかけて元運転手らが同社を相手取り札幌地裁に未払い賃金の請求訴訟を相次いで提起し、現在原告は29人にも膨らんでいる。そんな中、本誌は訴訟の原告でもある札幌エムケイの元運転手2人に接触。ベールに包まれてきた「MKシステム」と呼ばれる“搾取の仕組み”をあらためて取材した。

----------------------------------------------------------------------
【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (第14回)

「年間予算」で組まれていた
北電の道新への飲食接待費

メディアの無知と力量が問われる「フクシマ」後

北海道内で原子力発電に関係している施設は、高レベル放射性廃棄物を地中処分するための研究施設「幌延深地層研究センター」と北海道電力の泊原子力発電所3基の原子炉だ。両施設があることで幌延町や泊村、さらにその周辺自治体も国などから莫大な補助金を得て財政危機を立て直してきた。その一方で原子力施設をPRするための新聞やテレビ、さらに雑誌などメディアへの「広報宣伝費」はいったいどれほど使われてきたのだろうか。そういう「知らなかったこと」を私はフクシマの事故後にメディア関係者から知ることとなる。(ジャーナリスト 黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【報道】石狩市と北海道への反撃を期す別荘販売業者・北都

「別荘が違法か白黒付ける」

平成20年、石狩市厚田区で建築中だった建物に対し北海道知事名で出された施工停止命令。この行政処分に至るまでの石狩市や道石狩振興局の対応に、いまだ怒りをあらわにする人物がいる。平成17年に1市2村が合併した石狩市の旧厚田村を中心に別荘分譲事業などを手掛けてきた(株)北都の園田満社長(63)だ。「田岡市長との口論を機に、石狩市は徹底して小さな会社を目の敵にしてきた。市に依頼されて違反行為をでっち上げた石狩振興局も許し難い」と息巻く同氏。一体何があったのだろうか──。(10月8日現在)

----------------------------------------------------------------------

【行政】導入から8年「指定管理者制度」の光と影 【後篇】

やっぱり「出資団体ありき」?
「公募半減、非公募倍増」の札幌市

公の施設の運営を民間に開放する指定管理者制度が始まって約8年、施設の多くが4年周期の更新時期を迎え、道や札幌市は来年度以降の指定管理者を選定する作業に入っている。札幌市の場合、市内の約400施設で指定管理者制度が導入されているが、複数の施設を管理運営するケースもあるため応募区分は115。しかし4年前と比べると「公募半減、非公募倍増」という現象が起きている。広く門戸を開き、民間活力を導入して行政コストを縮減するという当初の制度目的に逆行するような事態になっているのは何故なのか。先月号に続き指定管理者制度の光と影を検証する。

----------------------------------------------------------------------

【行政】「建築確認審査の長期化」は解消されるか

構造計算判定の一社独占問題に
腰を上げた道が“複数化”を決断
期待される確認審査のスピードアップ

「道内における建築確認審査が長期化している」という指摘が数年前から関係者の間で囁かれてきた。「アベノミクス」による景気回復期待と消費増税前の駆け込みによる建築需要の増加が重なり、道内でも建築確認申請は今年に入ってからうなぎのぼりで増えている。そんな中で審査の長期化にますます拍車がかかり、関係業界からは「商機を逸する」と悲鳴にも似た声が上がっていた。元凶とされたのは、耐震強度など構造計算の適合性を判定する機関が道内には1カ所しかないことによるボトルネック。押し寄せる申請に審査が追いつかない実態が明らかになり、判定機関を指定する立場の道はついに重い腰を上げて複数化に向け舵を切った──。

----------------------------------------------------------------------
【ニュース】

■ダイイチとの関係を“卓袱台返し”
 イオンGになびいた「いちまる」
 ──帯広の「いちまる」がマックスバリュ北海道と資本・業務提携

■小樽中央卸市場に開設された
 後志初のコワーキングスペース
 ──空間を共有して“お仕事”。低リスクで起業できる場所へ

----------------------------------------------------------------------

【医療】
Close up Doctor
医療法人 札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック ハートリズムセンター長 鵜野 起久也 氏

最先端の不整脈治療を
世界に発信する施設に

冠動脈カテーテル治療を主とする循環器内科、そして冠動脈バイパス手術などの心臓血管外科の両方の分野で道内トップの症例数を誇る札幌心臓血管クリニック(札幌市東区)。同クリニックは開院から6年の今年5月に19床から53床の病院に生まれ変わり、機を同じくして常勤医師として赴任したのが鵜野起久也ハートリズムセンター長だ。不整脈治療のスペシャリスト・鵜野センター長に同院で提供される先端医療、そして今後の展望を訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【医療】医療法人社団 伸孝会 ていね泌尿器科

前立腺がんの早期発見で“患者本位”の治療に導く
再注目される体に優しいホルモン療法

男性に特有の「前立腺がん」が高齢化の進展や食生活の欧米化などに伴い近年急速に増えている。初期のうちはほとんど自覚症状がないやっかいものだが、前立腺の異常を採血で調べるPSA(前立腺特異抗原)検査の普及で早期発見が可能になっている。もし前立腺がんと診断されたらどのように向き合えばいいのか、中年男性なら正しい知識を持っておくことが必要だ。泌尿器科専門クリニックとして前立腺がんの早期発見・治療に取り組む医療法人社団 伸孝会 ていね泌尿器科(札幌市手稲区・鈴木伸和理事長)の竹田孝一院長に症状に応じた対処法を聞いた。

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える (22)

障害や生きにくさを「個性」「武器」に
NPO理事長が語る当事者体験

困難を通じて人と人との関わりを学び、社会とのつながりを見つめ直そう──。本シリーズで取材を続けているNPO法人「楽しいモグラクラブ」(札幌市北区)。自身も発達障害の当事者である平田真弓理事長(60)の無手勝流の取り組みは、型にはまった若者支援にはない実効力がある。発達障害やひきこもりなど、生きづらさを抱える人の力を引き出すために何ができるのか。自問自答を繰り返しながら歩む平田理事長が、自身の体験と身体感覚を赤裸々に語ってくれた。自らの意思で動き始めた若者の姿を伝えながら「発達障害とは何か」、そして「支援の在り方」について改めて考えてみたい。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【不動産】なぜ、物件調査が必要なのか

「迷子の土地」を探します
北央鑑定サービス 代表取締役・ 堀川 裕巳氏に訊く

「親から不動産を相続したが、権利書に記載されている場所が分からない」、「固定資産税がかかっていないので長年放置していたが、現況はどうなっているのか」──。最近、そうした“迷子の土地”が増えているという。地方の山林内などの土地に関する話かと思いきや、札幌市内でもよくある事例だという。「資産管理、またリスク回避のためにも所有する不動産を把握しておくことは大事です」と語るのは、北央鑑定サービス㈱の堀川裕巳社長(66)。“迷子の土地”とはどのようなものか、また放置しておくことのリスクについて、不動産鑑定士・土地区画整理士で、不動産カウンセラーとして活躍する堀川社長に訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
産業用大麻の可能性(その5)道の検討会の今後を展望する

始まった「可能性検討会」で
試される北海道の“本気度”

3月の定例道議会での質疑をきっかけに道農政部が設置した「産業用大麻可能性検討会」が8月から始まった。第1回の議論のテーマは「有用性」「栽培上の問題点」「道民の合意」の3つ。5人の委員が見解を述べあったが、産業用大麻の可能性を探る入り口に立った段階である。その一方で、来年からの道内各地での大規模な試験栽培に向けた模索も始まっている。産業用大麻シリーズの5回目は、検討会の議論の様子を紹介しつつ、松井博和座長(北海道未来総合研究所副理事長)にインタビューして今後の方向や試験栽培への道筋などについて考え方を聞いた。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------
【話題の人】
行動する教育者グループ「北海道教育ユニット
Edu」を立ち上げた・ 能正 章寛氏に訊く

「子供たちにできることは何だろう。
いつもそこから発想しています」

インターネットを活用した個別指導など、子供たちの学ぶスタイルや目標に合わせた学習塾「A EDUCATION PROJECT(エイ エデュケイション プロジェクト)」代表にして、人材育成や職業訓練事業と活動の場を広げてきた能正章寛さん(35)。今年1月には、教育関係者有志による「北海道教育ユニット Edu」を立ち上げ、高齢者向けアプリの開発やコワーキングスペースを活用したバータイム、クリエイター育成事業に乗り出すなど、縦横無尽な発想と行動力を如何なく発揮している。そんな能正さんの、教育者としての“ルーツ”は中学時代に始めた小学生の家庭教師に遡る。パワー全開でとにかく熱い。能正先生の素顔に迫った。 (聞き手・武智敦子、9月22日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論 対談篇

真の自立への布石となる
北海道サマータイムの導入

昨年10月に「北海道独立研究会」を立ち上げたキャスター、佐藤のりゆき氏と本誌連載ホスト・白井暢明氏の熱烈対談、その後篇をお届けする。対談の後半では将来の人口減少やエネルギー自給問題を踏まえ持続可能な社会をいかに構築するかをテーマに論議が展開。2人の持論である夏場の長い日照時間を活かした「北海道サマータイム」導入の意義が強調されたほか、道内各地を取材で飛び回る佐藤氏からは苦悩する観光地の現状やホスピタリティの在り方について辛口の発言も飛び出した。北海道に漂う閉塞感とドサンコの依存心を打ち破る処方箋、そしてアイデアを実現させるための真のリーダーシップとは──。(8月27日収録)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】

*イーグルGがレバンガ開幕戦を応援!
*新和Gが札医大患者にクラシックコンサートをプレゼント
*地裁、地検、弁護団が恵庭OL事件の現地を調査
*野菜、動物、性格検査…? 北海道矯正展に今年も6700人
*第2回「びあけん」開催 札幌会場では30人が1級に挑戦

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「秘書室 アスナ」)
*シネマ『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*新連載:おたくの文壇殴り込み
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『長い旅』
922円
【特集・監視カメラ包囲網】

「この人が犯人です」
コンビニのカメラが見た「ひき逃げ事件」の死角

「防犯」の大義名分の下、街角のあらゆる所に設けられている監視カメラ。大きな事件が起こるたびにその映像が広く公開されるようになったのは、いつのころからか。本年4月に札幌市内で起きたとされる「ひき逃げ事件」でも、カメラ映像の公開が犯人逮捕に繋がったことになっている。だが、くだんの「事件」は逮捕から2カ月以上を経た今もなお解決していない。〝もの言わぬ目撃者〟は、いったい何を監視しているのか。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた (6)

手荷物検査、東京家裁で実施へ
地元弁護士会の見解は

「東京三会」いずれも賛成
日弁連は「ノーコメント」

裁判所庁舎手荷物検査の話題は、まだ続く。本誌前号発売の数日後、海を隔てた東京家庭・簡易裁判所が公式サイト上で手荷物検査の実施を発表、10月1日開始のスケジュールをあきらかにした。本年3月から札幌高等・地方裁判所庁舎で検査が日常化してから半年ほどで、同じことをする裁判所がまた1つ増えることになる。この動きを、法曹三者の1つである弁護士たちが後押ししたとの情報も。取り急ぎ、ことの経緯を確認してみたい。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道】北海道銀行に浮上した「パワハラ疑惑」を追う

「自分を追い込み、騙した道銀を許せない」
銀行に改善を求め続けた行員の「10年戦争」

働き盛りの銀行員が上司から正当な理由もなく何度も降格や辞職を迫られて精神疾患に罹ったうえ、だまし討ちともとれる対応で総合職から一般職への転換を余儀なくされたというパワハラ疑惑が北海道銀行(本店札幌・堰八義博頭取)に浮上した。この10年、同行に対して理不尽な扱いの改善を求めてきたAさんは、今年6月に退職扱いとなったが法的措置をとるなど一歩も引かない構えだ。これまでの道銀の対応にどのような問題があったのか──。 (9月8日現在)

----------------------------------------------------------------------

【行政】導入から8年「指定管理者制度」の光と影 (前篇)

なぜ札幌市は非公募を増やすのか?
天下り先が「指定管理者」のケースも

公の施設を民間企業やNPO法人、社団法人などが管理運営する指定管理者制度が道や札幌市に導入されておよそ8年、来年度以降の指定管理者の募集が始まっている。指定管理の期間は4年が一般的で今度の募集は3回目だが、制度の導入当初は見えていなかった課題が浮き彫りになってきた。特定の施設が公募から非公募に切り替わったり、市や道の天下り先となっている出資団体が指定管理者に選ばれるなど不透明な部分が残る。指定管理者の更新時期にあたり〝制度の光と影〟を2回にわたってレポートする。

----------------------------------------------------------------------
【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (第13回)

節電の次は値上げ、いま
原発容認のツケが全国に

電気なしに生きられない自らを問う

フクシマの事故の影響が全国の家庭にも及び始めた。家計を直撃する電気料金の値上げだ。北海道電力、東北電力、四国電力の3社は9月1日から家庭向け電気料金を大幅に値上げした。原発の稼働停止が続く中、火力発電に使う燃料費がかさんだため料金算定の仕方を見直した結果だ。だが、国策によって進められた原発が人災とも言える事故を起こし、そのツケを回されることを国民は簡単には納得できないだろう。そして毎日のように繰り返される「節電のお願い」。いったい、電気は誰のためのものなのか。どうして私たちは根本的な議論を怠ってきたのだろうか。(ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【報道】八剣山パークゴルフ場をめぐり“疑惑”続々(3)

JAさっぽろ組合長は〝元農家〟?
市農委事務局は違反を「隠蔽」か

平成17年に開設された八剣山パークゴルフ場(札幌市南区)の〝疑惑〟に関する第3弾である。開業に当たり管理棟を無許可で建築、市宅地課の指導に従い〝適法化〟したと思いきや、23年9月に果樹園の違法転用が発覚。この農地法違反も現在は〝適法化〟されているが、運営する㈲髙島観光ファーム(髙島政弘社長)の設立者で、一連の違反を主導したと思われる髙島誠氏(JAさっぽろ代表理事組合長)の「やった者勝ち」を地で行く手法が〝追認〟に至る過程で、札幌市農業委員会事務局が委員や許可権者である道に違反事実を〝隠蔽〟したように見えるのだが──。   (副編集長・打田尚志、9月8日現在)

----------------------------------------------------------------------

【行政】石狩市の「番屋の湯」 〝破綻したM&A〟を追う (2)

「問われるのは社会的責任」
郷原信郎弁護士が石狩市を痛烈批判!

8月号で報じた「石狩市の〝破綻したM&A〟を追う」の続報だ。石狩市(田岡克介市長)から2006年に観光施設「番屋の湯」と「番屋の宿」を引き継いだケアコミュニケーションズ(本社札幌・滝野賢次郎社長、以下ケアコミ社)の現地事業が頓挫した事件。今回、取材に応じたのは、2012年からケアコミ社のアドバイザーを務め、訴訟にも関わった郷原信郎弁護士(58)だ。コンプライアンス問題に詳しく民主党政権時代に総務省顧問も務めた郷原弁護士は「訴訟の勝ち負けではなく、自治体としての石狩市の社会的責任の問題」と言い切る。

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■新和Gが旧ビッグシップを取得
 既に取り壊された〝バブルの名残〟
 ──消滅した〝珍風景〟。商業施設や高齢者住宅の誘致が濃厚

■「安全最優先のガバナンス」に転換
 JR北海道が〝特急の減速・減便〟へ
 ──あえて時計の針を20年前に戻した野島社長の真意

■地場食品企業の倒産が相次ぐ小樽
 消費低迷に加え人口減が追い討ち
 ──市は課税免除の優遇措置などを講じたが…

----------------------------------------------------------------------

【被災者支援】
「北海道広域避難アシスト協議会」が恵庭市でフォーラムを開催

避難者が語り合う「これから」

8月31日、北海道から今年度の「東日本大震災による避難者支援事業(緊急雇用創出事業)」を受託した「北海道広域避難アシスト協議会」(以下、アシスト協議会)が、避難者同士が交流し情報交換をする場とすべく、恵庭市黄金ふれあいセンターでフォーラムを開催した。2011年の「3・11」から2年半、避難者の生活はどのような状況にあるのか──。「ネットワークの必要性」をテーマに行なわれたディスカッションでの発言などから、〝避難者の現在〟と道民としてできることを考えてみたい。

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(21)

「就労」──。目標に到達しても拭えないハードルの高さとは
雇用者側に求められる〝特性〟への配慮とサポート

今年4月から国の「障害者雇用率制度」の法定雇用率が1・8%から2%に引き上げられたが、発達障害者の就労環境は依然として厳しい。上手く就職できたとしても、特性に対する企業側の理解不足で適切なサポートが受けられず、環境に馴染めないまま退職に追い込まれるケースも少なくないという。今回取材したのは、この夏に〝社会人1年生〟になった30代のアスペルガー症候群の男性だ。「発達特性なのか、それとも単に自分のわがままなのか。その境目が分からない」──。就労と障害の狭間で揺れ動く男性がホンネを吐露した。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【医療】
医療法人社団 北腎会 坂泌尿器科病院が10月26日に市民講座を開催!

早期発見・治療を目指し市民に確かな情報を提供

手術実績で全国でも屈指の泌尿器科専門病院として知られる医療法人社団 北腎会 坂泌尿器科病院(40床/坂 丈敏理事長・院長)が来たる10月下旬に札幌市内で市民向けの医療講座を開催する。開院以来、四半世紀にわたって泌尿器科領域全般の先進的な治療に取り組んできた北腎会。今回の市民講座は、患者に正しい医療知識をもってもらい「早期発見・早期治療」につなげていこうと企画されたもの。「地域や患者の皆様に少しでも役立ちたい」と抱負を語る坂理事長に話を聞いた。

----------------------------------------------------------------------

【映画】
世界初、次世代のアトラクション映画とは

絶賛公開中『貞子3D2』の英 勉監督を直撃!

興行収入15億円のヒットを記録した2012年公開のホラー映画『貞子3D』(角川映画)の続編、『貞子3D2』が完成し8月30日から全国ロードショーされている。続編では前作の3D映像に加え、映画を見ながらスマートフォンで恐怖を体感できる世界初の『スマ4D(スマフォーディー)』を導入。さらに進化した呪いの数々が観客に襲い掛かる。そんな新たな〝貞子〟に挑んだのは前作に引き続きメガホンを取った英勉監督だ。キャンペーンのため、来札した英監督に作品の見どころや次世代のアトラクション映画の可能性について聞いた。(8月21日収録)

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】石屋製菓の新トップに就任した石水創社長に訊く

伝統を守り、革新を怠らない
長く愛される菓子メーカーへ

新時代に乗り出す創業家3代目
「北海道の魅力発信が当社の使命」

北海道を代表する菓子メーカー、石屋製菓(本社札幌)の新社長に石水創氏が就任した。看板商品「白い恋人」の賞味期限改竄事件から6年。当時、再生の命を受けて北洋銀行からトップに就いた島田俊平氏(現相談役)からバトンを渡された創業家の3代目は、どのように同社の新時代を築いていくのか。幼少期はお菓子とともに育ち、大学卒業後すぐに下積み入り、企業としての試練も経験した創氏は、まだ31歳。会社と菓子作りを愛してやまない若き経営者は「北海道の魅力を内外に発信していく事が当社の使命」とし、「しあわせをつくるお菓子」を目指すという。創社長が等身大の言葉で語る石屋製菓の「これから」に耳を傾けてみた。(8月23日収録)

----------------------------------------------------------------------
【話題の人】
新たな観光スポットとして人気急上昇中
「小樽運河クルーズ」のキャプテン・ 山崎 未来さんに訊く

「人と接する仕事が好きなので、
お客さまと近い位置にいたい」

「船から運河を楽しめる未体験ゾーン」──。今、小樽の新たな観光スポットとして人気を集めているのが、カッターボートと呼ばれる小型船に乗り込み、約40分かけて運河を周遊する「小樽運河クルーズ」だ。ゆっくり航行する船上から眺める倉庫群や街並みには、地上から見る風景とはひと味もふた味も違った趣きと発見がある。この小さな船旅を支えているのが、温かい笑顔で乗船客をもてなすキャプテン(船長)の山崎未来さん(21)だ。「小樽の魅力を伝えたい」と意気込む〝水先案内人〟未来キャプテンの素顔を紹介する。
(聞き手・武智敦子、8月20日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論 対談篇

閉塞感と依存心を打ち破る
〝独立〟というキーワード

長年にわたり「北海道独立」を提唱する白井暢明氏が今回、対談ゲストに迎えたのは社会を取り巻く多様なテーマに歯に衣着せぬ鋭い切り口で迫るキャスター、佐藤のりゆき氏だ。地元密着のキャスターとして北海道にこだわってきた同氏は昨年10月、独立する気概で自立を考えようと「北海道独立研究会」を立ち上げたばかり。両氏の対談では自立の可能性を秘めながら〝中央〟への依存体質から抜け出せない現状を見据えつつ、独自の産業創出、サマータイム実施の重要性など、多岐にわたるテーマが論じられた。北海道に漂う閉塞感、道産子特有の依存マインドを打ち破るにはどうしたらいいのか──。両氏が熱く語り合った〝独立論〟を前篇と後篇の2回に分けてお届けする。(8月27日収録)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
*アサヒスーパードライで環境保全
*「チ・カ・ホ」の新名所 石屋製菓の「キャンディ・ラボ」
*秋のドライブは紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
*今夏も盛り上がった〝ニトリウィーク〟!
*20回の節目に1200人超が参加 「泡盛を楽しむ北海道の集い」

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「ココセレブ ともみ」)
*人物株価
*シネマ『ヒューマン・シネマ・フェスティバル2013』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*新連載:夢の夢吉 夢吉の夢
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『ふったり やんだり たんぐる通り』
922円
【オウム真理教の影 2013】

アレフはどこに向かうのか
“串刺し写真”公開にも沈黙
札幌道場、信者増なお続く

オウム真理教の流れを汲む宗教団体「 Aleph 」(アレフ)。本誌昨年9月号で問うたレポートでは、北海道の信者急増について報告した。その傾向は今も変わらず、札幌市内の施設には出家・在家合わせて約200人の信者が出入りしているとされる。道外に眼を転じれば今年5月、公安関係者などの写真を刃物で串刺しにしている状況が教団施設内で確認された。規模を少しずつ拡大しながら社会を挑発し始めた教団の影を再び追ってみる。(小笠原 淳)


「ひかりの輪」代表役員・上祐史浩氏インタビュー

「ここ数年の洗脳の成功で
アレフの陰謀論が加速した」

----------------------------------------------------------------------

【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた (5)

裁判所・手荷物検査はまだ続く
高裁、8月からX線装置導入

保全法との関連疑う元捜査関係者に訊く

本連載で繰り返し報告してきた札幌高等・地方裁判所庁舎の手荷物検査は、8月になってからも継続中。1日付で警備の委託業者は変わり、即ちこの半年間で同じ業務に3度の入札があったことになる。懲りない司法府は、地元弁護士やジャーナリストの批判(本誌既報)にもまったく動じることがない。差し迫った要件を伴わない過剰警備を、たとえばその人はどう捉えるか。元道警釧路方面本部長・原田宏二さんの語りを軸に、引き続き手荷物検査の意味を考えてみる。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【緊急インタビュー】
「脱原発をめざす北電株主の会」提案書プロジェクトチーム マシオン 恵美香さん

「あの株主総会は、ただの
セレモニーだったのですか」

6月26日午前、札幌市中央区で行なわれた北海道電力の定時株主総会。「脱原発をめざす北電株主の会」(渡邉恭一代表)が初めて株主提案をした2つの議案(原子力発電からの撤退、役員報酬の個別開示)は、いずれも反対多数で否決された。だが実は、総会当日の挙手による賛否は決議結果にまったく反映されていない。「株主の会」のマシオン恵美香さん(51)は、率直な疑問を口にする。「私たちが参加したあの総会は、ただのセレモニーだったんでしょうか」──。(聴き手・小笠原淳)

----------------------------------------------------------------------

【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (第12回)

なぜ大メディアは反対派の
声を抹殺し続けたのか──

泊廃炉訴訟の原告・斉藤武一さんをめぐって

北海道電力泊原子力発電所がこれほど有名になるとは思わなかった。2012年5月5日深夜、フクシマの事故後、国内の原子力発電所で唯一運転していた泊原発3号機が定期検査に入り発電を停止した。1970年以来42年ぶりに国内の全原発が止まる事態となり、テレビ各社をはじめ多くのメディアが泊原発を望む岩内港の岸壁に集まった。原発ゼロになる最後の1基が泊3号機。この夜の主役は「岩内原発問題研究会」の代表であり、2011年11月に札幌地裁に泊廃炉訴訟を提訴した原告団長の斉藤武一さん(60)だ。それまで「原発反対派」とひとくくりにして、ほとんど興味を示していなかったメディアは以後、斉藤さんのこれまでの経歴とその活動に注目するようになる──。(ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【報道】八剣山パークゴルフ場をめぐり“疑惑”続々(2)

違法転用も“追認”で適法化に
札幌市農委会は「指導記録なし」

平成17年に開設され、翌年に日本パークゴルフ協会の公認コースとなった八剣山パークゴルフ場(札幌市南区)の“疑惑”に関する続報である。農地違法転用、食品衛生法違反…といった情報提供者の指摘は、札幌市の各担当部署の指導により現在は是正されていることを確認した。だが、一連の“適法化”の流れを紐解くと「やった者勝ち」の印象を拭えない。運営する㈲髙島観光ファーム(髙島政弘社長)の設立者は、JAさっぽろの代表理事組合長である髙島誠氏。同氏が主導したと思われる事実上の“事前着工”を追認した市農業委員会の対応は適切だったのか──。(副編集長・打田尚志、8月6日現在)

----------------------------------------------------------------------

【高齢化社会】いま、公営住宅に求められる「住み替え対策」

子育て世帯の入居を妨げる
単身者の増加をどうする?

“移転の約束”を応募条件にした江別市

高度成長期に建設された公営住宅で入居者の高齢化が進んでいる。どの自治体の公営住宅でも65歳以上の入居率は3割を超え、しかも単身世帯が増えている。かつては3~4人だった入居者も子どもたちの独立や家族の他界によって単身になるケースが多く、今後もこの傾向が続くのは確実だ。そこで問題になっているのが、広い住宅に単身で住み続けることが子育て世帯の入居を妨げている現実だ。そんな中、江別市では市営住宅の入居に際して、将来単身になった場合に小さな間取りの住宅への住み替えを約束してもらう施策を始める。これは全国的にも珍しい取り組みだ。どの自治体でも公営住宅における高齢単身世帯の住み替え問題には頭を悩ませている。注目される江別市をはじめ札幌市、道の対応をレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■「恵庭OL殺人事件」再審請求で
大きな山場を迎えた「三者協議」
 ──検察の「意見書」に弁護団が反論。地裁は事件現場の調査を決定

■道議会の政調費一般公開始まる
相変わらず高い“黒塗り比率”
 ──逼迫する道財政でも全国平均より14万円高額の不可思議

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
産業用大麻の可能性(その4)
動きだした道の検討会

加藤議長「成長戦略のひとつに」
道は積極的に産業利用の開拓を

「産業用大麻の開発は北海道の成長戦略のひとつになり得る。その可能性を議論する場を創ってほしい」という加藤礼一道議(現議長)による3月定例会での質問をきっかけに、道農政部は有識者らによる「可能性検討会」を設置した。産業用大麻の栽培から加工、販売に至るまでの可能性や課題を議論し、年度内に報告書をまとめる。北見市を産業用大麻の「栽培特区」に認定したものの、具体的な支援には消極的だった従来の道の対応を転換し、新規作物として定着させられるどうか──これまでの経緯や加藤議長の談話、海外事情などを紹介しつつ、叱咤激励したい。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(20)

「親学」は絵に描いた餅
発達障害の子供を持つ親が求めるのは福祉的なバックアップ

「発達障害は育て方や愛情不足が原因」──。本連載で繰り返し書いてきたように、発達障害の子供を持つ親たちは根強い偏見と誤解に苦しんできた。自閉症を含む発達障害は生まれつきの脳の機能障害が原因とされるが、正しい理解は今もなかなか進まない。そうした中、昨年5月に大阪維新の会・大阪市議団が条例化を目指した「家庭教育支援条例(案)」にある「発達障害は親の愛情不足が原因」といった記述に、親たちは声を失った。抗議や批判が殺到したため条例案は白紙撤回されたものの、今年4月には熊本県が全国に先駆けて「くまもと家庭教育支援条例」を施行。大阪のような誤解を招く文言は見当たらないが、条例のベースには国が進めようとしている「親学」の思想があるという。親たちは一連の動きをどのように受け止めているのだろうか。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【エネルギー】
北海道エア・ウォーターのハイブリッド給湯暖房システム
「VIVIDO」が新築住宅のトレンドに

北海道の長い冬を快適に過ごすには、しっかりした暖房・給湯システムが欠かせない。灯油や電力、都市ガス、さらにLPガスといった多様なエネルギー源があるが、その中で東日本大震災以降に注目されているのがLPガスだ。ライフラインの寸断や原発事故によって電力に対する考え方が変化、経済性や環境特性に加え備蓄可能な分散型エネルギーとしてあらためて見直されるようになっている。そのLPガスと電力のメリットを組み合わせて誕生し、人気を呼びつつあるのがハイブリッド給湯暖房システム「VIVIDO」(ヴィヴィッド)だ。開発に当たった北海道エア・ウォーター(本社札幌・曽我部康社長)の取り組みをレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
開港50周年特集 「苫小牧港管理組合議会」の遠藤連議長に訊く

求められる新たな時代の港づくり
苫小牧港は積み替え基地に進化を

“物流による地域づくり”を唱える
遠藤道議が未来を見据えて直言!

「北海道の海の玄関」として物流の要衝を担う苫小牧港が今年で開港50周年を迎えた。砂浜と原野に港を築くという先人の夢は、わずか50年で「億トン港」と称される道内トップの物流拠点に結実し、地域経済に大きな豊かさをもたらした。そして今、節目を迎えた道内屈指の港はどこに向かって踏み出そうとしているのか──。同市選出の道議で「苫小牧港管理組合議会」の議長に就任した遠藤連氏に現状と展望を聞いた。(7月25日収録、聞き手/編集長・工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【ごみ処理】
岩見沢市内で建設が進む「広域ごみ処分場」

南空知の“ごみ処理”が変わる!
循環型社会のモデル構築に前進する岩見沢

広域処理を目指す岩見沢市と美唄市、月形町の2市1町による一般廃棄物処分場の建設が始まっている。2年後の2015年4月に供用が開始される新ごみ処分場は現在の岩見沢市ごみ処分場から近い東山町の東部丘陵地に位置し、敷地は約39・3ヘクタールという広大さ。昨年度から土地造成に入っており、この8月には焼却施設といった中間処理施設の建設着手が予定されている。総事業費90億円という大規模プロジェクト。南空知圏で大きく変わろうとしているごみ処理の枠組みの現状と今後をレポートする。

----------------------------------------------------------------------
【話題の人】
市民喜劇団「教文13丁目笑劇一座」の構成作家で
「笑い療法士」・ 川村 賢司さんに訊く

「笑いは免疫や自己治癒力を高める。
喜劇の楽しさを多くの人に伝えたい」

「北海道発の新たな笑いの文化を創造しよう」──。札幌市教育文化会館(運営・公益財団法人 札幌市芸術文化財団)の呼びかけで、2008年6月に旗揚げした市民公募の喜劇団「教文13丁目笑劇一座」。人を笑わせ、自らも楽しむことが大好きな団員たちの熱い舞台は、今や教育文化会館の顔にもなっている。そんな一座の構成作家で、役者も務める川村賢司さん(30)は、「笑い療法士」の資格を持つ笑いの専門家でもある。世の中は決して明るいとは言えないが、喜劇を楽しむことでココロとカラダをリフレッシュさせよう。笑いの文化を広めようと奮闘する作家の素顔を紹介する。(聞き手・武智敦子、7月16日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論 特別篇

「無意味なもの」に鈍感な日本人
「速さ」、「成長」、「競争」にどんな意味があるのか?

 かつて、ドイツの社会学者マックス・ヴェーバーは近代西欧に発展した合理主義を「呪術からの解放」(Entzauberung)と表現した。しかし、いま私たちに求められているのは、逆にこの合理主義という信仰への“呪縛”からの解放ではないだろうか。最近の世相を眺めていて私がつくづく思うのはこのことである。もし私たちが独立国北海道で、新しい国づくりを始めようとするなら、逆説的だが、その基本理念はむしろ「合理主義からの解放」(Entrationalisierung)でなければならないと私は思う。


----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
*北洋銀が“ものづくり産業”を応援! 「テクノフェア2013」を札幌市内で開催
*北遊連やイーグルGがチャリティゴルフ大会を開催
*新千歳空港「北海道ショールーム」が開業2周年 人気施設がリニューアル
*ブロック工房が新会社を設立! マッサージ事業を本格展開
*ノウハウを凝縮した食品スーパー、コープさっぽろ「月寒ひがし店」オープン!
*2013参院選、もうひとつの“投票所”を訪ねて
*“福移篠路湿原”をゴールに自然観察イベント「石狩湿原ウォーク」開催
*北海道の夏休みを親子で満喫! 「守る会」が福島の子供たちを保養に招待
*8月23日に「泡盛を楽しむ 北海道の集い」

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「プレジデント ねね」)
*人物株価
*シネマ『こびと劇場3』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『なんどでもサラバじゃ─エス・オーチャンスキー著「ひまわり」より─白夜文庫刊』
922円
【札幌発】見えない貧困

「もう終わりにする」と母は言った

生活保護世帯の母子が選んだ
保護辞退・心中という選択肢

昨年10月、札幌市内のアパートで女性の遺体がみつかった。その傍らにもう1人、衰弱した女性の姿が。2人は親子で、前年まで生活保護を受けていた。「保護を受けるのが心苦しい」と自ら受給を辞退し、爪に火を灯す暮らしを1年あまり続けた母娘が辿り着いたのは、ともに命を絶つという末路。助かった娘には司直の手が伸び、刑事被告人として「反省」を求められる立場となった。今年5月に落着をみた“事件”が世間に投げかけたものは、何だったのか。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた (4)

裁判所の「威信と品位」とは──

家裁開示文書も墨塗り多数
弁護士会は高裁と協議入り

「しつこい」との謗りは承知の上、裁判所の手荷物検査をめぐるレポート、第4弾をお届けする。前号で予告した札幌弁護士会役員インタビューは、結果として実現しなかった。取材拒否ないし延期の理由を、関係者は「協議中のため」と説明。弁護士会は現在、手荷物検査の問題で札幌高等裁判所と協議を進めているという。そのさなか、去る4月に開示を求めていた文書が、裁判所から断続的に開示されだした。ここで一度、現時点までの経過をまとめてみる。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道特集】農地違法転用、食品衛生法違反…と疑惑続々

サクランボ果樹園を「目的外使用」
JAさっぽろ組合長の“モラル”とは

中高年のレジャーとしてパークゴルフが定着するなかで、札幌市南区の人気コースに対し“疑惑”の声が上がっている。平成17年に開設され、翌年には公益社団法人日本パークゴルフ協会の公認コースとなった八剣山パークゴルフ場。運営する㈲髙島観光ファームの代表者は髙島誠氏で、JAさっぽろの代表理事組合長だ。都市型農業をサポートすべき組織のトップに向けられている“疑惑”のひとつに、農地の違法転用があるのだから穏やかではない。(副編集長・打田尚志、7月9日現在)

----------------------------------------------------------------------

【報道特集】廃墟となった「番屋の宿」 石狩市の「破綻したM&A」を追う

不毛な土地紛争の果てに
失われた石狩の公共財産

問われる市の説明責任

かつて地域の観光拠点だった「番屋の宿」が閉館したまま石狩浜で潮風にさらされている。石狩市(田岡克介市長)から2006年に施設を引き継いだ民間会社、ケアコミュケーションズ(本社札幌・滝野賢次郎社長、以下ケアコミ社)の現地の事業が頓挫した結果だ。赤字施設の後処理と介護事業の新たな展開。両者の思惑は一致するかに見えたが、施設を運営する第三セクターをM&Aで吸収した直後から紛争が勃発し、一昨年には同社が民事訴訟に踏み切るに至った。ケアコミ社がM&Aの条件とした「介護事業」が不可能となった真相とは、そして石狩市の思わぬ落ち度とは──。

----------------------------------------------------------------------

【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (第11回)

「拝啓、北海道知事さま──
早く泊原発を停めてください」

「原爆の図」作者と横路知事との往復書簡

安倍政権は原発の再稼働について地元の理解を得ることが「国の責任」であり、基本方針は「安全性が確認された原発は動かす」としている。参院選前に「原子力規制委員会の基準を満たさない限り再稼働しない」と言いまわしを微妙に変えているが、7月8日に新しい規制基準が施行され、既存の原発が適合していると判断されれば、フクシマ以前のような原発依存の社会が再び動き出すことになる。北電も「経営安定のために」泊原発の早期稼働を求めている。だが、北海道に住む私たちにとって原発は本当に必要なのだろうか。本連載で取り上げた「原爆の図」作者で反原発運動の先駆けとなった故・丸木俊(とし)さんは26年前、当時の横路知事と泊原発に関して手紙のやりとりをしていた。そこから見えてくるものとは──。(ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【経済】札幌で活発化する不動産売買を追う

東京の不動産投資マネーが流入!
地場資本では「桂和商事」が突出

“アベノミクス”が札幌にも波及?

札幌中心部で不動産売買が活発化してきた。2008年9月のリーマンショック以降、冷え込んでいた賃貸マンションやオフィスビルのREIT(不動産投資信託)取引も復活の兆しを見せている。「アベノミクス」効果が札幌にも押し寄せてきたとも言えるが、その多くは東京資本によるもので地場資本の中で元気が良いのはほんのひと握り。東京の投資マネーが札幌に流れ込む構図はリーマンショック以前と同様で、地場資本の中で強い企業はより強くなり弱い企業はさらに弱くなる二極化が一層強まりそうだ。札幌中心部の不動産の動きを追いながら景気の先行きを占ってみよう。

----------------------------------------------------------------------

【金融】「道内23信金3月期決算」を読み解く

競争激化と貸出金の減少で
10金庫で業務純益がダウン

“繋ぐ力”を発揮し資金需要の開拓を

道内23信用金庫の2013年3月期決算が6月25日に出揃った。道内経済の低迷を反映して新たな貸出金が増えない中で預金が増え続けており、“地域の栄養”である資金を循環させていく役割を年々低下させている姿が見て取れる。「アベノミクス」によって道内でも景気回復期待が高まっているが、信金の主戦場である地域の経済に反映されるまでには相当の時間がかかるだろう。信金業界は、どこに活路を見いだすべきなのか──。

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(19)
──母親たちによる覆面座談会(後篇)

「不幸の連鎖を断ち切ろう」
生きづらさを抱えてきた
母親たちの“育ち直し”とは

自分でも気付かずに、漠然とした生きづらさを抱え生きてきたのではないだろうか。そして、その根が自分の育ち、つまり親子関係にあるとしたら──。不登校・ひきこもりの親の会のメンバーによる覆面座談会の後篇では、感情の起伏が激しい親の顔色を窺い、自己否定を強いられる環境で育った母親たちが、長年封じ込めていた感情を克服し、親から「自立」して生きることをテーマに話し合った。不登校であれ、ひきこもりであれ、発達障害であれ、これらの問題の背景には親子関係が多少なりとも影響している。なぜなら、それは親と自分との関係が、自分と我が子の関係へと形を変えながら繰り返されてきたからだ。複雑に絡んだ親子関係の糸を解きほぐそうと、母親たちの模索は続く。(武智敦子、5月29日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
長沼発・菜種で循環型の地域経済をめざす試み

地域に根ざした実践を通じて
「TPP」に負けない農業を実現

1960年代に姿を消した菜の花畑を復活させ、生産した菜種から油を搾り、地元で油や副産物を流通・販売する──そこから地域循環型の経済を創っていく取り組みが空知管内長沼町で始まった。農家や研究者、消費者らでつくる「みん菜の花プロジェクト」が推進母体。まずは1ヘクタールの畑で菜種を栽培し、農閑期などに油を搾る。亡国につながるTPP(環太平洋連携協定)の参加問題が風雲急を告げているが、地域で循環する経済をめざす試みこそ“強い農業”を具体化する道ではないのか──。長沼発の活動の経緯や中心メンバーの思いなどを追った。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
来札した世界ウイグル会議のラビア・カーディル総裁に訊く

いまこそ日本に知ってほしい
ウイグルの危機と民族の慟哭

中国に弾圧され米国に亡命した
「ウイグルの母」に独占取材!

「母国ではウイグル語の使用が禁じられ、今までに約24万人の若いウイグル人女性が中国本土へ半強制的に移住させられているのです」──。6月22日に札幌市内で開かれた「日本・ウィグル“自由のための連帯フォーラム”」で「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル総裁は中国政府によるウイグル人弾圧の実態を切々と訴えた。世界各国を訪問しウイグル人の置かれている窮状を説いて回るカーディル氏の訪日は今回で4回目、来道は2度目となる。本来「反中国」という枠組みを超えた人権問題として理解されるべき「ウイグル問題」だが、日本で普遍的な関心が高まっているとは言えず、多くのウイグル人が血を流していることを知る市民は少ないのが現状だ。いま、カーディル総裁がウイグルと日本の「連帯」に期待することは何なのか。本誌の単独インタビューに応じた「ウイグルの母」からのメッセージをお伝えする。(6月23日、札幌市内で収録)

----------------------------------------------------------------------

【ビール】
ビールメーカー担当者に聞きました!

福祉協賛 大通ビアガーデン情報

北海道の短い夏もいよいよ本番。空気が乾いて屋外でも過ごし易いのが北海道の夏の特長だが、このベストシーズンを謳歌するとなれば、何はなくともまずビール。真夏の屋外でビールを楽しむといえば、第60回を迎えた「さっぽろ夏まつり」のメインイベント、大通公園が国内最大級のビアガーデンに変貌する「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」で決まり。今年もビールメーカーの担当者さんに、主要4会場それぞれの魅力をたっぷり教えていただきましょう!

----------------------------------------------------------------------

【お盆特集】合葬の世紀

継承者なき時代の埋葬の形
札幌市内の合祀墓地を訪ねて

近年、「合祀墓」に注目が集まっている。お墓の管理・参拝を続ける継承者がいない人たちの遺骨を埋葬する施設だ。ここ数年は、菩提寺や墓地を所有していながらも故人や遺族の意向で合祀墓を利用する向きが増えてきた。お墓を戸建てに、納骨堂を共同住宅に例えるなら、合祀墓は大規模なルームシェアといったところ。少子高齢化の世紀、新たな供養の場を、“終活”の啓蒙家の案内で訪ねてみる。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
ラジオカロスサッポロ「菅野のお役立ちワールド」に
出演中のパーソナリティ・ 菅野 憲紘氏に訊く

「歴史はバックミラー。
過去の教訓や成功事例を
活かして前に進むのです」

札幌市内のコミュニティFM「ラジオカロスサッポロ」で人気急上昇のラジオ番組「菅野のお役立ちワールド」。そのパーソナリティを務めるのは、保険業界歴31年のキャリアを持つ保険代理店社長にして、地域の歴史や文化、観光を問う「ご当地検定」で4つの認定資格を持つ菅野憲紘さん(66)だ。北海道の秘められた歴史、魅力あふれる繁盛店や人物の横顔をプロのアナウンサーも顔負けの軽快なトークで紹介。もちろん、保険についてのあれこれも。歴史好きで好奇心旺盛、そんな“元気おやじ”が目指すのは、観光プロジェクト「JX計画」の実現なのだという。それは一体、どんな計画なのか──。(聞き手・武智敦子、6月26日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論 特別篇

「成長」と「競争」で幸せになれるか
オールタナティヴとしての「簡素な生き方」とは?

「アベノミクス」の核心は「成長」と「競争」という2つのキーワードに集約されるようだ。事実、安倍総理自身の談話やメディアの報道の中ではこの2つのワードの頻発度が群を抜いている。しかし、この「成長」と「競争」は本当に私たち人間を幸せにするものなのだろうか。これが私の根源的な問いである。予め結論を言えば、「否」だ。私の考えでは、これらは人間を幸せにするどころか、特定の人びとの、しかも一時的な利益と引換えに、私たちの孫やひ孫の時代における人類の存続そのものをも危うくするような危険極まりないものだ。
 その理由については、これまでもこの誌上で様々な角度から述べているが、今回は、「成長と競争」とは対極的なもうひとつの生き方、つまり、オールタナティヴな生き方のモデルとして、「簡素に生きる」というコンセプトで考えてみたい。これは勿論、北海道が独立して新しい国づくりを始めるに際しての哲学的理念と政治的指針になるものだ。

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
*札幌心臓血管クリニックが開院5周年記念講演
*北海道電力株主総会 “溝、深く──、”
*「サッポロビール★道産子感謝Day」開催!
*北海道がニトリに2つの感謝状を贈呈!
*20年ぶりにコープさっぽろが豊平区で新店

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「ラズベリードール かのん」)
*人物株価
*シネマ『風立ちぬ』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*道内観光特集
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『海岸研究室』
922円
【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた ③

「こんな価格、うちには無理だ」
格安の落札額に官製ワープア疑惑

札幌・裁判所の手荷物検査3報
本稿記者は“出禁”延長決定

裁判所庁舎の手荷物検査について、3度めのレポートをお届けする。札幌高等裁判所(庁舎管理者)は、前号発売からほどなくして本誌の文書開示請求に一部対応、警備業者の選定方法がわかる書類などを開示した。時期を同じくして得られた複数の業界関係者の証言からは、本年度の警備受註業者が極端な安値で業務を請け負っていることがわかった。人権侵害や差別が疑われる手荷物検査は、そもそも「来庁者の安全を守る」という建前上の目的を果たしているといえるのか――。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【特集・2013参院選】

“熱”は冷めたか──

 今夏の第23回参議院議員通常選挙は7月4日公示、21日投開票の日程になりそうだ。本号発売から1カ月あまりで、昨年末に続いて国政選挙が行なわれることになる。周知のようにいわゆるネット選挙がはじめて解禁になるトピックもある。
 だが今回の選挙に“熱”はあまり感じられない。民主党が政権の座から滑り落ち、自民党の安倍内閣が発足して半年あまり。TPP参加や原発再稼働、消費増税といったナーバスなテーマはあるにせよ、アベノミクスによる景気回復への期待などから内閣支持率は高止まりし、早くから“自民圧勝”が囁かれているからだ。

【インタビュー】

*衆参のねじれ、解消へ ベテランとして北海道の声を国政に
(自民党・参議院議員 伊達 忠一 氏)

*地方や弱者が切り捨てられる時代に戻してはいけない
(民主党・参議院議員 小川 勝也 氏)

*新党大地として議席を得なければ北海道の未来が危うい
(新党大地・前衆議院議員 浅野 貴博 氏)

----------------------------------------------------------------------

【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第10回)

それでも原発容認の読売新聞
自民と二人三脚の大メディア

「平和利用」にすり替えられた原子力の危険

フクシマの原発事故は、原発の危険性を指摘できなかった新聞やテレビなど大手マスコミにも大きな責任があったことが、この2年間で明らかになった。科学担当の専門記者でさえ、原子力発電所の燃料棒や使用済み核燃料を冷やす電源が津波によってすべて失われるという事態を予想できなかったのは、なぜなのか。そもそも津波被害を想定していない米国型の原子炉をどうして政府・自民党が積極的に導入して海岸沿いに並べたのか。そこには、敗戦国日本とアメリカの占領政策が深く関係している。そして世界一の発行部数を持つ読売新聞社が、自民党とともにわが国の原子力政策と密接に関わってきた事実も見逃すことはできない。 (ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【連載】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」(第45回)

2年かけ、じわじわ開扉?
東京電力・福島第1構内取材の事情

一昨年3月の東日本大震災・福島第1原発事故以来、小欄では何度か地元・北海道電力の報道対応を批判・検証してきた。当初北海道経済記者クラブのみに認められていた権利(記者会見での質疑応答、各施設の現地取材など)はこの2年間で少しずつ拡大、現在ではフリーランスなども記者クラブとほぼ同じ条件で取材機会を得ることができている。一方、福島第1を抱える東京電力は現在どこまでその扉を開放しているのか。本年2度めになる原発内部公開の前夜、在京フリー記者たちの声に耳を傾けてみた。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【教育】 シリーズ 発達障害を考える(18)
──母親たちによる覆面座談会

「母親って何だろう」
過干渉、過保護。自身に
向き合ってきた親たちの軌跡

ある講演会で精神科医が「母親の過干渉は一種の優しい虐待」と指摘した。発達障害の専門家でもあるその医師は、日々の診療を振り返りながら「発達障害なのか、母と子の愛着の問題なのか、ボーダーラインが難しい」と続けた。胸に刺さる重たい言葉だった。親子の関係、そして絆は子供の人生に一体どのような影響を与えるのだろうか。取材を続けるなかで、大きなテーマの一つとして捉えたいと思った。発達障害からややそれるが、今回のシリーズでは不登校・ひきこもりの「親の会」の母親たちによる覆面座談会を企画し、「どういう育ちをしたか」「自身の親子関係が及ぼした子育てへの影響」などについて、忌憚なく話し合ってもらった。なお、進行役は会を主宰する奥井恵美さん(仮名)にお願いした。座談会の内容は前篇と後篇の2回に分けてお伝えする。(武智敦子、5月29日収録)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆「第三者の土地に勝手に入れていない」
“篠路福移湿原”訴訟で被告社長が証言
──残土受け入れ業でのコンプライアンス重視を強調するが…。

◆「エムケイ参入訴訟」で敗れた
札幌ハイヤー協会が高裁に控訴
──「タクシー運転手のためにも後には引けない」と協会側

◆当事者目線で避難者に寄り添った支援を
「北海道広域避難アシスト協議会」が始動
──一時避難者の受け入れ支援プロジェクトも進行中

◆今年も市民に「公開」された
札幌市議の政務活動費3億円
──「黒塗り領収書1千枚」が示す市民感覚とのズレ

◆もの言わぬ受刑者600人の“新居”
札幌刑務所が来秋にも納骨堂移設へ
──「移設後も供養続ける」と、慰霊祭主催の女性団体

----------------------------------------------------------------------

【金融】就任1年、北洋銀行・石井純二頭取の新たな決意

愚直に北海道の底上げを図る
将来見据えた真の企業支援を

顧客ニーズに応えてこそのバンク
就任1年、石井頭取の新たな決意

北洋銀行の石井純二氏が昨年4月に頭取に就任してから1年が経過した。その間、政権交代があり経済を取り巻く環境も大きく変わったが、石井頭取の動きもスピード感のあるものだった。産業構造の変革を後押しするイノベーションファンドを創設し、ホールディングスを解消、先般は公的資金返済に向け第一歩を踏み出したほか、将来への布石も着々と打ち始めている。北海道新幹線の函館開業を睨んだ青森銀行との提携やASEANを見据えた海外戦略が、それだ。「ひたすら愚直に地域と企業を支援する」を信条とする石井頭取に現在の胸の内と経営戦略を訊いた。(聞き手・工藤年泰 5月17日収録)

----------------------------------------------------------------------

【経済】道内経済トレンドを追う

今こそ、中国マーケット!
「ヒューマンリソース事業」で
SATOグループが本格進出

札幌に本拠地を置くキャリアバンク、エコミック、SATO社会保険労務士法人、SATO行政書士法人──。佐藤良雄氏が率いる“SATOグループ”の中国ビジネスが本格化している。中国企業への日本人技術者の紹介、現地に進出している日系企業の労務管理サービスなど、いわゆる「ヒューマンリソース(人的資源)事業」をワンストップで行なえるメリットをアピール。現地での事業拡大を目指しているところだ。東南アジアも視野に入れグローバルな動きを加速するSATOグループの戦略をレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【再考】新渡戸稲造が札幌に残した“ボランティアの心”

“新渡戸の精神文化”発信拠点
「遠友夜学校跡地」の再活用を

「遠友夜学校」の名をご存知だろうか。今からおよそ120年前の1894年(明治27年)、札幌農学校(現北大農学部)の教授として母校に戻った新渡戸稲造(1862─1933年)が、貧困のため学校に通えない子弟のために市内につくった夜学である。1944年(昭和19年)に解散するまで旧北大の学生らが無償で教え、半世紀の間に数千人が学んだといわれる。今、札幌市民有志の間で新渡戸の残したこのボランティア精神を後世に伝えようとする動きが始まっている。関係者の話を交えながら札幌における新渡戸の足跡、そして遠友夜学校が伝える価値をあらためて探ってみたい。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【夏のボーナス特集】資産運用のポイント

アベノミクスに浮き足立つな!
貴方を待つ金融商品の落とし穴

気がつけばアベノミクスで世の中が浮き足立っている昨今、折しもボーナス時期が迫りお金をめぐる話題が多くなる季節でもある。退職金を受け取った団塊世代はもちろん、退職間近な世代も老後の生活のために資産運用、あるいは投資の準備を始める人も多いことだろう。長らく続く低金利政策で定期預金だけではなかなかお金が増えない中、安全で安心な運用を心掛けるには何が大切なのか。マネープランセミナーや講演を数多くこなしているファイナンシャルプランナーの須藤臣さんに、投資運用の留意点などを分かりやすく解説してもらった。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
札幌大学インターコミュニケーションセンターを
手掛けた空間デザイナー・ 守 健志氏に訊く

「『モノ』が『コト』に変わる瞬間。
理想は化学変化がイメージできる空間です」

商業施設や個人住宅を問わず、魅力的な「空間」には共通点がありそうだ。それは何だろう──。今回訪問したのは、商業施設や住宅、マンションの企画・設計・施工を手掛ける株式会社「エルム」(札幌市南区)の取締役で、空間デザイナーとして活躍する守健志さん(39)だ。最近は医療や福祉、教育関係の空間デザインも手掛けるなど、着実に守備範囲を広げる気鋭のデザイナーの持論は「デザインのための空間ではなく人とともに育つ空間デザイン」だという。守さんがデザインし今年4月にオープンした札幌大学インターコミュニケーションセンター「SUICC」(豊平区)で、“デザイナーのお仕事”についてうかがった。(武智敦子、6月3日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論 対談篇(40)

“オルタナティブ”の裾野を広げ
新たな教育システムの確立を

本来、地域のものであるべき教育が、国の管理のもとで画一化されている。地域に根差した教育とは、詰め込みによる偏差値教育から子どもたちを解放し、感性を育みながら人間らしく生きる自立への学びを手助けすることでもある──。長年に亘り「北海道独立」を提唱する白井暢明氏とNPO法人フリースクール「札幌自由が丘学園」(札幌市東区)の理事長で、多様な教育の在り方を模索する亀貝一義氏の「特別対談」後編では、新しい国づくりを踏まえた教育ビジョンばかりでなく、農業大国・北海道ならではの自給自足経済の可能性なども提起された。(4月11日収録)

----------------------------------------------------------------------
【フォトレポート・トピックス】
*岩内の温排水観測続ける斉藤さんが原発紙芝居をまとめた絵本出版
*おいしさとぬくもりの時間をつむぎだす石屋製菓「白いバウム」
*「豊水総合メディカルクリニック」が札幌のススキノにオープン
*北洋銀行が「ほっくー基金」で生物多様性保護活動を支援
*サッポロビールとホッカイドウ競馬がコラボ
*大乗院薬王寺で震災復興チャリティーコンサート
*占冠村ニニウキャンプ場がオープン! 管理棟内にクライミングウォールも
*首里最古の蔵元・新里酒造が登場! 第13回 「泡盛 de ナイト」inキタホテル
*「さっぽろライラックまつり」でジミー東原オールスターズが熱演!
*道内5都市の葬祭業者が連携 終活サポート mec21 発足

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*新連載:狩野美香子の“一撮入魂”
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「シレナ2 みさ」)
*人物株価
*シネマ『やさいのようせい クイズげきじょう』
*BOOK『札幌古書組合八十年史』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『初列風切羽』
922円
【巻頭特集】

「右」が語る脱原発

──6人の論客に訊いてみた

4月下旬には“主権回復の日”、5月初頭には憲法記念日。この時期、「右翼」と呼ばれる人たちの声が街に響き、またメディアに乗る。保守の立場から国のありようを語る彼らは、では原子力発電についてはどう考えているのか。「脱原発」をめぐる議論、道内外の6人に訊いてみた。(インタビュー、構成・小笠原淳)

●「『想定外』は許されません」 北海道愛国者協議会議長 梶浦 直樹 氏
●「もう国民投票しかない」 一水会顧問 鈴木 邦男 氏
●「国は、国内に難民をつくった」 民族団体 草莽塾塾頭 坪岡 公康 氏
●「『右デモ』は遊軍なんです」 統一戦線義勇軍議長 針谷 大輔 氏
●「むしろ値上げすべきでは」 在日特権を許さない市民の会副会長 藤田 正樹 氏
●「安全性が証明された」 行動する市民団体 俊傑憂憤の集い集長 渡邊 喜楽 氏

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第9回)

ヒロシマ、ビキニ事件、3・11
「死の灰」を浴び続ける日本

いまだ私たちは、第五福竜丸に乗っている

民主党の野田政権下、大手メディアが捏造した「放射能報道」で辞任に追い込まれた鉢呂吉雄・元経済産業相。その彼が閣議後の会見で使った「死の町」という言葉を聞き、真っ先に頭に浮かんだのが第五福竜丸の悲劇、いわゆるビキニ事件の時の「死の灰」だった。この言葉は事件をスクープした読売新聞が最初に用い、その後、核爆発によって降り注ぐ放射性物質の脅威を表現するときに使われるようになる。59年前、アメリカの水爆実験の犠牲となった船を目の前にしたとき、なぜわが国だけが原爆投下に加えてフクシマの原発事故という惨事を招いたのか、その手がかりを見つけたような気がした。(ジャーナリスト・黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた②

なし崩しに日常化か
──札幌の裁判所・手荷物検査をめぐって

警備業者が短期交代
開示請求、梨の礫60日超

前号で報告した、札幌の裁判所庁舎の手荷物検査。年度が替わって1箇月以上が過ぎた今も、札幌高等裁判所(庁舎管理者)がその方針を変える兆しはない。訪庁者の鞄やポケットの中を調べ、金属探知機で身体検査を続けることに、合理的な根拠は果たしてあるのか。方針決定の経緯を質す本誌の文書開示請求に対し、裁判所からの回答は未だ届いていない。(5月8日時点)(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【北海道経済】アベノミクスで北海道経済は浮揚するか

求められる「仕掛け」と他の産業との「連関力」
このチャンスに道民気質の転換を!

株高、円安の恩恵が少ない北海道経済にとって、アベノミクスの“追い風”を活かすためには何が必要なのか。取材を進めると、見えてきたのは「仕掛け」と「意識改革」という2つのキーワードだった。農業と観光が北海道経済を牽引すると言われて久しい。だが、一向に公共事業依存体質が抜けないのは何故か。縦割りで我田引水的な考え方はもはや限界。他の産業と繋がる力を磨き、互いの分野を成長させる戦略が必要だ。国を挙げて財政出動、金融緩和、成長戦略が進められようとしている中、識者の一人は「北海道は歴史上最大のチャンスの時期にある」と強調した。(ジャーナリスト・佐久間康介)

----------------------------------------------------------------------

【金融】北洋銀と道銀の“青函戦略”を追う

北海道新幹線の開業睨み道内2行が激しい火花!
「いま、東北を取り込め!」

北洋銀行と北海道銀行が3年後に迫った北海道新幹線開業を見据えて北海道と東北の経済交流を深めようと互いに火花を散らしている。昨年暮れ、北洋銀が青森銀行と提携。その3カ月後、今度は道銀が青森銀を含めた東北10地銀と個別に業務提携を結ぶなど、道内2行の“南下作戦”は一気にヒートアップしつつある。ピンポイントで果実をより大きなものにしたい北洋銀、広いエリアと数を頼んで効果を高めたい道銀──2行の戦略には明確な違いがある。それぞれの青函戦略を検証した。(ジャーナリスト・佐久間康介)

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(17)

「私はセクシャルマイノリティ」
ある発達障害当事者が語る“性にとらわれない”生き方

今回取材に応じてくれた広汎性発達障害の当事者は、「性同一性障害」の診断名を持つ。2年前に関西から札幌に移り住んだその人は、複雑な家庭環境に育ち、決して幸福とは言えない子供時代を過ごした。ストイックなまでに自我を押し殺しながら生きてきた人は、どうやって自分を解放しようとしたのだろう──。発達障害にしてセクシャルマイノリティの当事者が、心の軌跡を赤裸々に語った。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆脱原発・泉さん偲ぶ会に200人
岩内の斉藤さんが霊前に出版報告
──北電の「冬にも再稼働」に、「3号機が誤りの始まり」と斉藤さん

◆札幌で山口昌男さん追悼イベント
大月さん・吉成さんが“師”の秘話
──札大学長時代の逸話に参加者抱腹

◆こころのリカバリー総合支援センターに
道内初の「ひきこもり外来」がオープン
──年度内の「ボイストレーニング」導入も検討

◆若返りを図り向かう“荒波の航海”
JR北海道社長に野島専務昇格へ
──中島氏急逝による混乱人事を解消、誕生する50代トップ

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から 第123回
「有機農業推進計画」の課題を探る(下)

道内自給と環境保全の視点を持ち
生産と流通、消費を捉え直す時期

まじめな有機農家が懸命に生産しても、流通部門に農畜産物が送られ、消費者が買ってくれないと有機農業は広がらない。道の「有機農業推進計画」では「量販店との提携による販路拡大」などを盛っているが、具体策になると消費者団体や量販店頼みが目立つ。では、どうすれば多くの人に有機農畜産物を食べてもらえるのか──そのヒントを探るべく、オーガニック専門店「らる畑」やコープさっぽろの関係者への取材を試みた。農業サイドの人たちの意見も交えつつ、生産者と流通、消費者がつながるなかで「有機農業の島・北海道」をどう創っていけるのかを考える。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【医療】特別対談 がん治療──その最前線と未来

がんになっても諦めない
苦しまない選択肢とは─

いまだ“不治の病”というイメージが払拭されていない「がん」。だが、医療の進歩に伴い手術や抗がん剤、放射線といった標準治療以外の新たな選択肢も登場している。近年、注目され始めている免疫細胞療法はそのひとつ。そして病巣の治療だけでなく、心身の苦痛を和らげることを目的とした緩和医療も少しずつ進歩している。昨年10月にJR札幌駅北口直結のビルに開院した「がんメディカルクリニック CARNAМED(カルナメド)」で免疫細胞療法などを実践する高柳芳記総院長と、札幌市内の時計台記念病院で緩和医療に取り組む児玉佳之医師。いま2人の医療人が連携し、希望を持ち最後まで安心できるがん医療への模索を始めている。両氏に連携の経緯やがん医療の新たな可能性について語り合ってもらった。(4月15日収録。聞き手 本誌編集長・工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【雑感】
愚か者と軋み合わない世の中
日本文化の有り様が問われている

  昨今、通り魔的な事件がマスメディアを賑わせている。私も含めて、一般市民は殺人事件が急増していると思いがちであるが、実際のところ件数は減少していることから、殺人事件に限ればマスコミが騒ぐほど危険な世の中になってはいないことになる。
(不動産鑑定士・土地区画整理士 不動産カウンセラー 堀川 裕巳)

----------------------------------------------------------------------

【医療】
Medical Report 医療法人 札幌ハートセンター

日本が誇る心臓血管クリニック・ハートセンターをめざして
札幌心臓血管クリニックが病院化。19床から53床に

循環器内科、心臓血管外科の両方の分野で道内トップの治療件数を誇る札幌心臓血管クリニック(札幌市東区)が、グループ病院である札幌心臓血管・内科・リハビリテーション病院(同手稲区)から病床を移動し、この5月から53床の病院として再スタートをきった。道内最多の心臓カテーテル治療件数を経験してきた藤田勉理事長、同じく道内で最も数多く心臓外科手術を行なってきた道井洋吏副理事長の2人に理想とする医療像を語ってもらった。(聞き手 本誌編集長 工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【農業と食生活】
ホクレン・サッポロビール特別対談 「農と食」の魅力を語り合う

北海道農業が元気になれば、北海道が元気になる!

原発事故や緊迫した対中関係を背景に、日本の食料基地としての北海道、その安全・安心な農畜産物の価値が改めて見直されている。TPP問題などで北海道農業への関心が高まる中、その付加価値をいかに高め、魅力をどう国内外に発信していくべきか。北海道農業の“顔”であるホクレン農業協同組合連合会の佐藤俊彰代表理事会長と、北海道発祥の企業であり北海道の食の魅力を国内外に訴求しているサッポロビール株式会社の髙島英也常務執行役員北海道本部長に対談をお願いし、北海道の「農と食」の魅力とその可能性について、熱く語り合ってもらった。(4月1日、サッポロガーデンパーク(札幌市東区)内で収録)

----------------------------------------------------------------------

【福祉】
施設介護の重鎮、中田 清が力説!
「福祉教育で子どもたちが変わる」

「高齢者施設は地域の教育機関
マンパワー育成は自らの手で」

50年近く福祉の現場で生き、近年は公益社団法人 全国老人福祉施設協議会(以下全老施協)のトップとして厚労省と渡りあうなど東奔西走の毎日を送っている社会福祉法人 北海道友愛福祉会理事長の中田清さん(72)。この中田さんが20年前から取り組んでいるのが「福祉教育」だ。子どもたちを施設に招き、宿泊しながら高齢者や障害者のケアを体験してもらうワークキャンプ。ここで子どもたちは何を感じ、どう変わっていったのか──。超高齢化社会を支える介護・看護職員の確保のためにも福祉教育は欠かせないという中田さんの語りに耳を傾けてみた。(4月25日収録)

----------------------------------------------------------------------

【被災者支援】
福島県から“視察研修中”の木工家・若林 克友さんに訊く

ものづくりへのこだわり、作家としてのこれから──

東日本大震災の発生から2年。3月10日に札幌コンベンションセンターで開催された被災者支援イベント「ようこそ あったかい道」の会場に、木製の靴べらや積み木、バターナイフなどを展示販売するブースがあった。柔和な笑顔で来場者に対応していた男性に「避難者の方ですか?」と尋ねると、「避難ではなく、視察研修中です」。福島県に工房を持つ木工家の若林克友さん(34)は、昨春に家族を連れて来道し札幌市内に木工家具や小物作品を展示販売するギャラリー「tarao」を開いた。「機能性は重要ですが、それ以上に自分の感性を大事にしたい」──。ものづくりに対する若林さんのこだわり、そして“視察研修”に出た経緯などを訊くべく、南区石山にあるギャラリーを訪ねた。(副編集長・打田尚志、4月24日収録)

----------------------------------------------------------------------

【小樽】港町小樽で家業を護る北の匠(後篇)

伝統に新たな息吹きを──
現代に生きるモノづくりの技

北海道を代表する観光都市・小樽は、室蘭と並ぶ製造業のマチでもある。歴史が育んだモノづくりの技術と伝統は、形を変え進化しながら次の世代へと伝えられている。「港町小樽で家業を護る北の匠」の後篇では、新たな標を模索する担い手を取材した。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
NPО法人「ワインクラスター北海道」代表理事 阿部 眞久氏に訊く

「北海道はワインの新天地。
道産ワインとマッチングした新しい食文化を創造したい」

道産ワインの普及に情熱を傾け、ワインツーリズムの振興などに取り組んできたシニアソムリエの阿部眞久さん(39)が、13年間勤務した北海道ワイン㈱(小樽市)を退職しNPO法人「ワインクラスター北海道」を立ち上げた。目指すは道産ワインをキーワードにした地域活性化と新たな食文化の創造だ。ワインと食の“新天地”北海道の可能性にかける若き起業家を訪ね、道産ワインの魅力と今後の事業展開などを訊いた。(聞き手・武智敦子、4月17日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論 対談篇(40)

フリースクールから見える日本の教育制度の問題点

不登校やいじめ、さらには詰め込み教育からの脱却を目指した「ゆとり教育」が招いたとされる学力の低下──。教育は現代の日本が抱える大きな課題でもある。長年に亘り「北海道独立」を提唱する白井暢明氏が今回ゲストに迎えたのは、NPО法人フリースクール「札幌自由が丘学園」(札幌市東区)の理事長で、子どもたちの多様な学びを保障する“オルタナティブ教育”を模索する亀貝一義氏だ。共に教育者であり北海道大学の同窓生でもある両氏の対談では、日本の教育制度の問題点、子どもの権利、本当の生きる力とは何なのか、さらには北海道独立を踏まえた場合の新しい教育システムの可能性など、多岐に亘るテーマが論じられた。前編と後編の2回に分け、両氏の示唆に富んだ教育論をお届けする。(4月11日収録)

----------------------------------------------------------------------
【トピックス】
*『札幌パークゴルフ倶楽部 福移の杜コース』がオープン
*介護サービス輝が“最北のマチ稚内”に進出
*第50回 「登別地獄まつり」 登別温泉は春からイベントが目白押し!
*「札幌マタニティ・ウィメンズホスピタル」先進的な産科施設にリニューアル!

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(「ミセスシレナ さき」)
*人物株価
*シネマ『しんかんせんとたのしいでんしゃたち』
*シネマ『体脂肪計タニタの社員食堂』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『地球座開演まぢか』
922円
【報道】
「開かれた司法」が閉じ始めた

「なぜ札幌で…」
抜き打ちスタート、裁判所・所持品検査の不可解

市内弁護士が猛然抗議
フリー記者は職員と衝突

3月1日、札幌市中央区の札幌高等・地方裁判所庁舎で一般の訪庁者に対する所持品検査が始まった。裁判傍聴のために同庁舎を訪ねる市民は、入庁するたびに手荷物を検められ、全身を調べられることになる。庁舎を管理する高裁は「警備上の目的」を標榜するが、訪庁者の中には一切の検査を免除される人たちもおり、警備は必ずしも徹底されていない。善意の市民のみに協力を強い、私物のチェックやセクハラまがいの身体検査を続ける意義は、どこにあるのか──。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【連載 第44回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

「通行証をお持ちの方はこちらからどうぞ」
記者クラブを優遇する裁判所

今回の小欄は16ページからの特集記事と連動してお届けする。同特集でも報告したように、3月1日から入庁者の所持品検査を始めた札幌高等裁判所は、北海道司法記者クラブの記者たちを検査の対象外とした。裁判所が交付する「通行証」を携帯する記者は、一切の検査を受けずに入庁できるという。職業差別にも通じるこの運用、当の記者クラブはさほど関心を寄せていないらしいのだが──。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第8回)

捏造された「放射能報道」で犠牲になった鉢呂元経産相
「3・11」後も事実を伝えない大手メディア

東京・千代田区の首相官邸前では、今も毎週金曜日の夜になると多くの市民が「原発反対」「再稼働反対」を叫ぶ。経済産業省前の「原発テント」では、福島からやって来た市民らが24時間態勢で寝泊まりしながら脱原発を訴えている。安倍政権は原発再稼働に前のめりだ。だが、それを新聞やテレビのマスメディアは強い論調で批判しづらい状況にある。円安、株高などを誘導した政権の支持率が高止まりしているためだ。フクシマの事故以降、国民は原発への不信感と同時に大手メディアに対しても厳しい目を向け始めた。いくつもの誤報やウソを目の当たりにしたからである。北海道新聞も含め大手メディアは、誤報であっても一度報道すると検証記事や訂正を掲載することはまれだ。その象徴が野田政権下の鉢呂吉雄・元経済産業相の辞任劇だった。(ジャーナリスト・黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【北電】北電の「電気料金値上げ」を検証する

道民に痛みを押しつける前に給与の削減、資産売却を急げ
呆れる「北電の常識は道民の非常識」

北海道電力(本店札幌・川合克彦社長)が電気料金の値上げを表明した。電力供給の3割近くを占めていた泊原発の停止で火力発電の燃料費が増加、悪化した収支を改善するためだ。値上げの幅と時期は明言しなかったものの家庭用で1割、企業向けで2割程度と見られ、国の認可が必要な家庭用は4月にも申請、今夏以降に実施する意向と思われる。川合社長は経費削減の合理化を徹底するとしたが、道民の理解を得るためには値上げの前に給与削減、資産売却、入札改革の3点セットが不可欠だ。「北電の常識は道民の非常識」を正し、自らの身を切る大胆なコストカットが何より同社に求められている。(ジャーナリスト・佐久間 康介)

----------------------------------------------------------------------

【経済】再生のスタート台に立つ道内3つのゴルフ場

待ち受ける高いハードル
一歩脱け出すのはどこ?

低迷経済とゴルフ離れが追い討ち

アベノミクスでデフレ脱却の期待が高まっているものの、道内の実態経済は依然として低迷状態を抜け出していない。破綻した企業の再生もままならないのが現実だ。こうした環境では、入場者数が経営を左右するゴルフ場の再生はことのほか難しい。ここ2年ほどの間に経営破綻したゴルフ場が今シーズンのオープンを前に相次いで新たな経営体制を構築。だが、果たして予定通りに再生が進むかどうかは予断を許さない。中にはいったん決まった再生スキームが宙に浮いているゴルフ場もある。再生を目指すゴルフ場3コースの現状と今後を探った。(4月6日現在)

----------------------------------------------------------------------

【教育】 シリーズ 発達障害を考える(16)

「頑張って生きてきたね」
発達障害の若者たちが集う“語り場”の可能性

発達障害と分かった若者たちが、人とのつながりを深めコミュニケーション能力を高めるための“語り場”──。「アスペルガー基地 みらい」の当事者会では、楽しい会話を心掛けながら若者たちが自己肯定感を取り戻すための取り組みが行なわれている。人間関係が苦手、家に閉じこもりがち、話を聞いてもらいたい…など参加する理由は様々だが、ここには「あるがままの自分」を受け入れてもらえるという安心感があるようだ。3月27日に札幌市社会福祉総合センター(中央区)で開かれた例会に参加してみた。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆今回もやっぱり「伊達」と「小川」?
夏の参院選が孕む波乱要素とは
──カギ握る「新党大地35万票」。選択肢に独自候補擁立も

◆恵庭OL事件で弁護団らがシンポ
参加200人超、市民の強い関心
──「足利事件」「東電OL殺人事件」の関係者が講演

◆占冠村「ニニウ自然の国」めぐる訴訟は
札幌地裁で和解成立、キャンプ場再開へ
──村の提案を呑んだNPOは「最初から話し合いで済んだのでは…」

◆関心薄れた? さぽーとほっと基金の
「被災者支援活動基金」への寄附激減
──一時保養のニーズは高く、札幌市はPRに力を入れるが…

◆札幌・脱原発市民運動の闘士、逝く
遺志継ぐ仲間、泊凍結の署名継続
──白石区の泉さん、21日に市内で「偲ぶ会」

◆相継ぐ警察不祥事受け緊急出版
裏金告発10年目、元道警釧本部長
──増える警官の犯罪、歯止めきかぬ検挙率低下。組織「崩壊」の深層抉る

◆税金完納の“徴税逃がれ”が有罪
被告男性、「到底納得できない」
──「理解し難い判決」と弁護人。無罪主張貫き、高裁へ

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から 第122回
「有機農業推進計画」の課題を探る(上)

市町村や農協への拡大が課題
試されている北海道の本気度

道は今年3月、2期目の「有機農業推進計画」を策定した。これまで手薄だった市町村や農協、有機農家などの連携体制を強化。地域ぐるみの取り組みを進めるために、慣行栽培農家のほ場の一部を有機農業に転換したり、新規参入希望者の研修体制を整えるなどの施策を盛っている。16年度の有機農家の目標数は、現在の2倍にあたる1300戸。こうした計画を“画に描いた餅”にしないために何が求められるのか──。有機農業の関係者を訪ね、道や農協、市町村などが採るべき道について意見を聞き、これからの北海道の有機農業が進む道を探った。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【医療】リハビリに生まれた大きな可能性

旭川市の森山メモリアル病院が
ロボットスーツ「HAL」を導入

脳卒中などの後遺症に苦しむ患者にとって夢が現実のものになりつつある。医療法人社団元生会(旭川市・森山領理事長)は、傘下の「森山メモリアル病院」(中島進院長)に、脚に障害のある人の歩行を支援するロボットスーツ「HALⓇ」を導入した。介護スタッフの負担軽減やリハビリ支援に用いる福祉用具として開発されたロボットだが、国内の病院では神経や筋肉の難病患者を対象にした治験も始まっている。同院のリハビリテーション専門医で理学療法士でもある森泉茂宏医師にHAL導入の狙いと有用性などを聞いた。

----------------------------------------------------------------------

【雑感】
トウキョウ・イズ・ジャパン
田舎不動産の独り言

 我輩は田舎の不動産である。それも北海道の過疎地の不動産である。東日本大震災以降、都市部の不動産の取引が大分ガタガタしていたようだが、我輩にとっては別世界の話題である。
 この国の話題は大抵が大都市中心である。もっとも、田舎には人が少ないし、余程の大事件がなければ興味を持ってくれない。
 東日本大震災のお陰で、都会の人達も田舎の現状に少しは興味を持ってくれたようであるが、それも何時まで続くのやら……。
(不動産鑑定士・土地区画整理士 不動産カウンセラー 堀川 裕巳)

----------------------------------------------------------------------

【医療】
医療法人社団 千仁会 千田典史理事長に訊く

真摯に患者に向き合い、後進を育成
「いま、安心できるインプラントを」

顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、自分の歯のように噛めるようにするインプラント治療。欠損歯に対する画期的な治療法として注目を集める一方で、麻痺が残るなどさまざまなトラブルも急増している。トラブルが起こる背景の一つとして指摘されているのが、十分な技術や経験を持たない歯科医師たちの存在だ。自由診療で高額な治療費のかかるインプラントだからこそ、ルール作りや患者の安全を担保するための対策が求められる──。そんななか、札幌市北区を中心に市内4カ所で歯科医院を展開、インプラントに関する市民向け公開講座にも取り組んでいる医療法人社団 千仁会の千田典史理事長に注目。歯科医療の現状を踏まえながら安全なインプラント治療や業界の課題などを訊いた。(3月21日収録)

----------------------------------------------------------------------

【ものづくり】
港町小樽で家業を護る北の匠(前篇)

飛び込み営業やイベントで活路拓く
織物加工店・三代目店主の心意気

かつて北の玄関口として栄えた港町小樽は、夢と富を求めた職人たちが全国から結集し、“モノづくり”の文化を育んだ。しかし、時代とともに手仕事は機械化の波に呑まれ、職人を取り巻く環境は厳しさを増す。経営難と後継者不足。変わるものと変わらないもの──。時代の狭間で葛藤しながら、家業を護り継ごうとする北の匠の今を追った。

----------------------------------------------------------------------

【暮らし】家族葬の現在

ニーズに合う費用、アメニティ、料理
コープさっぽろ『フリエホールつきさむ』

コープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)が、家族葬に的を絞った直営の葬儀場「フリエホールつきさむ」(札幌市豊平区)をオープンしてから5カ月、料金の透明化や心のこもったサービスが受け入れられて利用が増えている。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
星槎さっぽろ教育センター長に就任した 武内 隆央氏に訊く

「フリースクール開設は教育の原点に戻り、学びをサポートするためです」

この4月、札幌市北区に小さな学び舎「星槎さっぽろ教育センター」が誕生する。小学生から高卒生までを対象にしたフリースクール「星の教室」や保護者らを対象にした相談事業を展開し、様々な理由で不登校となっている子供たちの学びを手助けする。通信制の星槎国際高校札幌学習センターの前センター長で、フリースクールの立ち上げに奔走した武内隆央さん(40)は、「学校でも福祉の場でもない、人々が集う『まち』の仕組みとして機能する場所にしていきたい」と意気込む。子供たちに寄り添い、温かい眼差しを向けてきた武内さんの教師としての歩みや、教育にかける熱い想いを訊いた。(聞き手・武智敦子、3月14日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

ドイツの旅と風景
ドイツの風景から未来社会建設のヒントを探る

 いくつになっても旅は愉しいものだ。ふだん住み慣れた空間を離れ、異文化の世界に身を浸していると、なによりもこころが若返る。かつての多くの芸術家たちがそうであったように、旅をすることは新たなインスピレーションや発想、つまり“創造力”の源泉なのである。
 私はいま、ドイツを中心に4カ国(ドイツ、オーストリア、チェコ、ルクセンブルク)、20以上の町を巡る旅をしている。その半数以上は私が初めて訪れる町だ。勿論かつての芸術家たちとはレベルが違うが、私なりに感動し、またなにかと思い出したことや思い当ることの多い旅だ。そこで今回はこの旅の途上で出遭ったいくつかの風景から、北海道独立、ひいては前々号で触れた「エコトピア」の建設につながるものとして、思い当ったことがらを書き綴ってみたい。


----------------------------------------------------------------------
【フォトレポート・トピックス】
*春の全国交通安全運動 増加に転じた交通事故死!
*春の道内観光 春の息吹を感じよう!
*今年度も大量採用! 太陽グループが2013年度入社式を開催
*「第8回ニトリ北海道応援基金」109件に総額1億円を助成!
*「土屋ソーラーファクトリー札幌」が稼働
*“複合ケア施設”「スモールヘルスケアタウン札幌南」オープン!
*札幌市の雪たい積場「新琴似8横」が250万立法mを突破!
*新和グループが札医大病院に車椅子18台などを寄贈
*整形外科の拠点「えにわ病院」が2台体制でMRI検査を開始!
*札幌のNPОが「北海道ひきこもり生活支援ガイドブック」を発刊

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢のonとoff(「絶対領域 みや」)
*人物株価
*シネマ『リンカーン』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『アデュー(映画“アンナと過ごした4日間”の一コマより』
922円
【報道】
国税・検察・裁判所 vs 中小企業経営者

税金は確かに受け取った。
そして、君を逮捕する──。

世にも奇妙な“国税徴収法違反”事件、3月判決へ

税金を滞納していた人が、その全額を納め終えた半年後、国税局の告発で逮捕された。国が彼から蒙った損害は、0円。対して、検察の捜査や取り調べ、その後の拘留、裁判などに費やされた税金がどれほどに上るのかは、検めようもない。本誌昨年2月号で報告した国税徴収法違反事件が、長い審理を終えてまもなく1審判決を迎える。なぜ、誰の利益も侵していない人が罪に問われたのか。少なくとも、当人には「いまだにまったく理解できない」ことだという。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道】
もうひとつの「夕張問題」(5)

“救世主”不在の「杜」はどこに向かうのか

殺人未遂・中神被告は控訴棄却
岐路に立つ夕張市立診療所

自宅で起きた殺人未遂事件をきっかけに、カリスマ医師は町を去った。往時の勇ましい発言も控えめになったが、事情を知らない善意の人たちからの引き合いはまだあり、各地に招かれては持ち前の器用な語りを披露しているようだ。この3月には大手版元からの著作出版も決まった。愛人同士の刃傷沙汰は裁きを終えたが、本人は馬耳東風。町の診療所の行く末にどれほどの関心を残しているかは定かでなく、もとより彼がいなくとも町はそれなりにやっていけた。村上智彦医師(52)が夕張市をどういう町にしたかったのかは、やはり定かでない。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【連載 第43回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

「記者クラブ、ありますか」
記者室のない役所に訊いてみた

警察や裁判所に記者クラブがあるのは、新聞・テレビの記者にとっては当たり前のこと。都道府県庁や市役所の記者室に詰めるのも、何十年と続いてきた習慣だ。だが、「なぜそこに記者室が」との問いに明答できる記者はそう多くないだろう。問いの形を変えてみても、答えはおそらく変わらない筈だ。なぜそこには記者室がないのですか──。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第7回)

科技庁記者クラブ時代に
私が、かかっていた“罠”

当局の広報誌「プロメテウス」で原発を容認

東日本大震災とフクシマの原発事故から丸2年が経過した。NHKを始めテレビ各局では特集番組を組んで、今もなお避難生活を余儀なくされている人たちの生活と苦悩を描き出している。大手の新聞社や被災地域にある地方の新聞社もこの2年間でさまざまな連載や企画記事を掲載した。その中で、昨年度の新聞協会賞に選ばれ今もなお多くの人たちに読まれているのが朝日新聞の「プロメテウスの罠(わな)」だ。朝刊で連載中にもかかわらず単行本化されて10万部を超えるベストセラーとなるなど大きな反響を呼んでいる。私もまんまとこの「罠」にかかっていたのではないか──。科学技術庁を担当していた当時を振り返り、自問自答する2年間だった。(ジャーナリスト・黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【福島】
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 中手 聖一さんに訊く

放射能汚染はこの2年で基本的に変わっていない

東日本大震災の発生から丸2年が経過した。地震・津波被害に加え、福島第一原発の事故による放射能被害に晒された福島県では、今も約5万7千人が県外で避難生活を送っているとされる。終わりの見えない放射能被害に避難先での定住を決めた人も多いが、福島県内には原発事故後も約2百万人が住んでいる。放射能の影響を受け易いとされる子どもを守るべく活動してきた「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の中手聖一さん(52)は、福島の子どもたちが現在置かれている状況をどう見ているのだろうか。(副編集長・打田尚志、3月3日収録)

----------------------------------------------------------------------

【経済】
嗚呼 タクシー業界の“明日なき世界”

再生のカギは“強制減車”か
廃業、行政訴訟、不祥事で混乱!

新規参入の自由化が始まって11年、なし崩し的に台数が増えたタクシー業界は、まさに“どん詰まりの状況”だ。少しでも台数を減らそうと業界では自主的な減車も始めているが、足並みは揃わず減車効果はほとんど出ていない。札幌交通圏(札幌市、江別市、石狩市、北広島市)のタクシー台数は、2012年4月現在で法人4671台、個人1289台で合計5960台。規制緩和前と比べて約1000台も増えた。札幌交通圏の人口は約216万4000人で、タクシー1台当たりの人口は363人。道内交通圏で最も過密となっている。文字通り北風が吹くタクシー業界には、どん詰まりを象徴するような出来事が立て続けに起こっている。業界は、この窮地を脱することができるのか──。関連ニュース3本を掘り下げてみる。

----------------------------------------------------------------------

【緊急寄稿】
安倍首相訪米報道に見る
ジャーナリズムの不在

安倍晋三首相の初訪米と2月23日(日本時間)の日米首脳会談を報じる大手メディアに、ジャーナリズム不在とも言うべき看過できない記事やニュースが目に付いた。国民にとって実質的な成果がないに等しい今回の首相訪米と日米会談の一連の報道を、ミニ検証したい。(フリーランス記者 上出 義樹)

----------------------------------------------------------------------

【流通】
熾烈! 道内ドラッグストア業界の“陣取り合戦”

旭川へ集中出店! サツドラが
王者ツルハの城下町に殴り込み

道外各社もM&Aで参戦、戦いは三つ巴に

道内ドラッグストア業界で、ツルハ(札幌市東区・鶴羽樹社長)とサッポロドラッグストアー(札幌市北区・富山睦浩社長)のつば迫り合いが激しくなってきた。ツルハの牙城を切り崩そうと同社の“城下町”である旭川などにサツドラが出店攻勢をかける一方、ツルハは圧倒的な店舗数をもって引き離しにかかる。現状を見ると、サツドラは道内ではツルハの店舗規模の半分程度だが、食品の充実やエステ、ネイルサロンを併設する差別化戦略を武器に同社の背中を激しく追っている。道内では本州大手ドラッグチェーンの進出も加速しており、戦いは三つ巴の様相を呈し始めた。“王者ツルハ”もうかうかしてはいられない──。

----------------------------------------------------------------------

【教育】
シリーズ 発達障害を考える (15)

発達障害を見過された若者たちに寄り添い──
家族会「アスペルガー基地 みらい」の取り組み


発達障害を見過され、青年期になってから診断を受けた当事者の親たちは、その現実をどのように受け止め向かい合ってきたのだろうか。多くの親たちは「どうして…」と途方に暮れ、混乱したと振り返る。そんな中から立ち直り、前を向き歩む力を与えてくれたのは、同じ境遇にある親たちの共感と励ましだった──。悩みながらも障害を受け入れ、子供の未来を拓こうと模索する家族会を取材した。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【地域】
後志管内に見る空家・廃屋事情

所有者の行方が知れず廃屋化し倒壊の危機
後志総合振興局は行政代執行を盛り込んだモデル条例作成へ

今冬の記録的な大雪で道内の自治体が頭を痛めているのが、放置された空家の問題だ。屋根からの大量の落雪が道路を塞ぐ、窓ガラスが割れて危険…と近隣住民からの苦情は日常茶飯事。倒壊や放火などの怖れがあるだけでなく、景観も損なわれる。小樽市やニセコ町など後志管内の空家事情を探った。

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆不正経理で管理職処分から3カ月
夕張消防になお点滅する“黄信号”
──心の問題で要受診12人、市民団体が消防人事に抗議へ

◆メディカルシステム子会社が
小樽中心部で「サ高住」を建設
──3度の競売で応札者ゼロの物件に光明?

◆「恵庭OL殺人事件」の再審請求で
明らかになった検察の“証拠隠し”
──起訴直前に目撃事実をねじ曲げた供述調書を作成?

◆カブトデコム解散に隠された意図
RCCとの和解債務6億も未払い
──佐藤茂は“お咎めなし”で借金から解放されるのか

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から 第121回
新規就農をサポートする試み(その6)
──今後の課題を探る──

潜在的な“就農需要”を活かす
成否のカギは、地域の橋渡し役

1980年代半ばに約10万戸だった北海道の農家数は以後20年あまりで半減し、7年後には3万戸を割り込むとの試算がある。さまざまな新規就農対策が講じられてきたが、近年の新規参入数は70戸/年ほど。北海道農業を魅力的なものにするには、就農希望者と受け入れ先をつなぐコーディネーター役の発掘・育成が欠かせない。一方で、自治体や指導農家の対応が稚拙だったり、支援制度が規模拡大路線に囚われている実態もある。食べものを口にする人たちは、こうした状況をどう受け止めるだろうか。関係者を訪ね、過去5回の連載もふり返りつつ、克服すべき課題を探る。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【医療】
時計台記念病院が市民向けの
「健康セミナー」を通年で開催

ドクター自身が企画し主宰する強み

社会医療法人社団 カレスサッポロ(札幌市・大城辰美理事長)が運営する時計台記念病院(札幌市中央区・250床)が昨年から始めた「市民のための時計台健康セミナー」が好評だ。疾患やテーマに応じて同病院の専門医らが講師として登場、医療相談にも気軽に応じてもらえるとあって回を追う毎に受講する人が増えている。このセミナーを企画し、運営の指揮を執る同病院の佐藤勝彦医師(地域連携センター長)に、その狙いと今後の展開を聞いた。

----------------------------------------------------------------------

【雑感】
組織は最大犠牲点に向かう
本当は恐い日本人

 東日本大震災がもたらした災害の大きさに今更ながら驚きを隠せないが、その際に見られた秩序ある行動が世界の人々を驚かせたのは周知のとおりである。日本人の基本的気質として労り・思いやり・相互扶助・謙虚さ等が挙げられるが、自己主張一点張りの欧米人とはその行動様式において一線を画している。このような他者に対する目配りが日本人の基本的気質といっても過言ではないと思っている。(不動産鑑定士・土地区画整理士 不動産カウンセラー 堀川 裕巳)

----------------------------------------------------------------------

【冬の暮らし】
大雪に悲鳴、排雪業者は大忙し

「もう雪の捨て場がない!」
いま、融雪機器を見直そう

今冬は道内各地で記録的な豪雪となり、空の便は頻繁に欠航し雪に強いはずのJRでも運休が相次ぐ事態となった。札幌市は観測史上(1890年以降)で2番目に遅い11月18日の初雪だったが、12月初旬の大雪がそのまま根雪となり、車で外出すれば渋滞に巻き込まれ家に帰れば雪かきばかり…という生活を余儀なくされた。自宅周りの雪山を見ながら、すでに来シーズンの除排雪を考えている人も多いはず。そこで今回は、かつてメーカーが群雄割拠した“融雪市場”を思い返し、家庭用の融雪機器に着眼する中でも、ランニングコストの安さをウリに旭川市を中心に普及している地下水式融雪槽について考えてみた。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
ごまそば「鶴喜」の創業者で「北海道フラダンス協会」の 橋本 央子会長に訊く

「寝たきり老人をつくらないことが、
北海道への恩返しになると思います」

NPO法人「北海道フラダンス協会」の会長を務める橋本央子さん(80)は、ごまそばで有名な札幌の名店「鶴喜」の創業者でもある。お店の歴史をうかがうと、保存料などの食品添加物を使わない打ち立ての麺を提供するため、製麺業からそば屋に転身したのだという。時代に流されない強い意志と行動力の源は、食の安全と健康への願いであったようだ。そんな橋本さんが今、熱心に取り組んでいるのがハワイの伝統文化であるフラダンスを多くの人に広めることだという。フラとの出会い、そして「鶴喜」誕生の秘話などを訊いた。(聞き手・武智敦子、2月12日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

「地域に根ざして生きる」が真の自立
北海道独立のビジョンと可能性を考える (3)

北海道が独立国になることの意味は、単に政治的な自治、つまり立法権を含めた権限や財源の獲得ということではない。確かにそれは独立のための必須の前提条件ではあるが、最終的目的ではあり得ない。では、その本当の目標はなにかといえば、それは“持続可能”な国や社会を創ることである。そしてそれは、いまの日本国とはまったく異なる新しい社会システムを構築することを意味する。なぜなら、現状の日本国をはじめとする先進諸国の社会経済システムと人びとのライフスタイルは決して“持続可能”なものではなく、冷静に考えるなら、それが遠からず人類を破滅へと導く“滅びへの道”であることが明白だからだ。そして北海道が日本国の一部である限り、決してこの軌道から逸れることはできない。北海道が独立しなければならないと私が考える真の理由がここにある。

----------------------------------------------------------------------
【フォトレポート・トピックス】
*地域づくりを今年も応援! 太陽財団が対象事業に助成金を贈呈
*鍵のない部屋、リハビリ室、多目的トイレ… 札幌刑務所が新築部分公開
*ポッカサッポロフード&ビバレジ㈱が北海道限定商品
*夏の千人イベントを前に盛況! 「北海道泡盛の夕べ」が開催
*佐藤のりゆきがシンポジウムを開催 目指すは“北海道独立”!
*絵画セラピーの杉崎英利さんが“癒し系マガジン”を創刊

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢のonとoff(「エムズキッス 美麗」)
*人物株価
*シネマ『ジャックと天空の巨人』
*イベント『ライジングドラゴン』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*新連載 スポーツ筆刀両断
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『春は私へ来い』
922円
【連載 第42回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

自公政権発足で何が変わったか

中央官庁・大臣等記者会見の今

3年あまり続いた民主政権が幕を閉じ、内閣はその顔ぶれを一新した。閣僚の交代による影響が懸念されることのひとつに、いわゆる“記者会見のオープン化”がある。自公政権の発足で、諸官庁の大臣会見は変わったのか、変わらなかったのか。組閣から1カ月あまりを経た今、改めて霞が関周辺の声に耳を傾けてみる。2009年秋に始まったオープン化は、期間限定のはからいではなかった筈だが──。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【行政】道庁の“4月幹部人事”を読む

特別職はオール入れ替え?
高橋知事10年目の大異動

総仕上げか続投かを占う布陣は──

高橋はるみ知事(59)が3期目の折り返しを迎えるこの春の“高官人事”に注目が集まっている。昨年、一昨年と目立った特別職人事がなかっただけに、今春は大異動があるというのが大方の予想だ。さる特別職が自嘲しながら「在庫一掃になるでしょう」と指摘する今回。在任すでに10年、知事として高橋氏が道庁内部の“人事相関”を熟知するに至った現在、特別職5人のオール入れ替えでも道政運営にさしたる支障は出ないとも言われる。3期で総仕上げに向かうのか、それとも道政史上初の4期目を狙うのか──。高橋知事の本音と3期目の目玉政策が見えていない中で、新たに知事を支える布陣を探った。(2月6日現在)

----------------------------------------------------------------------

【教育】シリーズ 発達障害を考える(14)

「良い子ゆえ」に見過ごされ…

早期発見で自立への
道筋をつけるのが親の役割

近年、発達障害とひきこもりの関連性が指摘されている。厚生労働省が2010年に発表した「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、全国5カ所の精神保健福祉センターを訪れたひきこもり相談者の診断結果から、背景にある原因の30%弱が発達障害で最も多いと報告されている。親の会などへの取材で、「発達障害に気づかぬまま就職し、人間関係などで躓いたのをきっかけにひきこもってしまった」という話を度々耳にするのも頷ける。大人になってから発達障害が分かり、困難に直面している人の支援の現状や在り方について周辺を取材した。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第6回)

彷徨い続けた原子力船「むつ」
生かせなかった“教訓と過ち”

「後戻りできない」原子力ムラの病根

1980年代後半から90年代にかけて世界で脱原発の機運が高まっていくのに反して、国内では次々と各地に原子力発電所が建設されていった。79年にアメリカでスリーマイル島事故、86年にはソ連(現ウクライナ)でチェルノブイリ事故が起き、欧米では原発建設が停滞していたにもかかわらず、わが国は、毎年約150万キロワットのペースで原発を拡大させていたのだ。そんな中、時の政府が早く収束させたがっていたのが原子力船「むつ」の問題だ。私が科学技術庁を担当した1990年当時、「むつ」はすでに廃船が決まっていて、最後の航海に出る準備をしている最中だった。「むつ」をめぐる一連の出来事は、今になって思えば日本の原子力政策の危うさを国民に教えていたのである。(ジャーナリスト・黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆夕張・村上智彦医師宅での殺人未遂、
控訴審に臨む中神真澄被告の覚悟
──刑確定近づくも、塀の中からの証言やまず

◆反貧困ネットが今年初めての相談会
生活支援ガイドも作成、各地で配布
──ホームレス一歩手前の相談者、苦渋の思いを吐露

◆“雪かきマンガ家”夕張遠征3年目
被災地支援NPOとの連動も視野
──イラストレーター横田さんらも参加、吹雪の中スコップ振るう

◆帯広少年院、新成人たちの節目祝う
矯正見守り続けた民間有志らの思い
──食事をともにした僧侶、はなむけの曲を奏でる邦楽教師…

◆本誌記者が自由報道協会賞受賞
連載3年「記者クラブ」特集に栄誉
──昨年11月号「47都道府県知事会見調査」などで高評価

◆札幌のホームレス、今冬大幅減?
支援団体困惑、「移動型」増加か
──中心部などで36人確認。99年の調査開始以来最低に

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から 第120回
新規就農をサポートする試み(その5)
深川市の新たな試みから

三セク職員として研修機会を提供
地域に就農、定着し始めた“卒業生”

空知管内の深川市が農業の担い手を育成する新規事業を始めて3年半になる。新規就農希望者を第三セクターの(株)深川振興公社が職員として雇用し、一定の生活保障をした上で、3~5年間ほど施設園芸や畑作、畜産などの研修を重ねてもらい、将来の就農先を探す。昨年からは放牧養豚事業に取り組み、食肉加工の試みも始めている。すでに就農を果たした青年もおり、現在は4人の職員が研修に励む。道内有数の米どころならではの悩みも抱える深川市での実践と課題について、行政や公社の関係者、就農をめざす人たちなどの話を交えながら紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
野口観光グループ 野口 秀夫 社長に訊く

狙い当たった「アッパーミドル」
「今までと違う」を感じてほしい

登別と函館で展開する高品質路線の「望楼」ブランド、登別と洞爺、層雲峡、函館、北湯沢で展開するリーズナブル路線の旅館の2本柱で、本道観光最大手の地位を揺るぎなくしている「野口観光グループ」。創業社長の先代・秀次氏が確立したビジネスモデルをベースに無借金経営を続ける同グループは、一昨年秋に箱根仙石原(神奈川県)に進出して以来、近接する奥湯河原にもタイプの異なる2館をオープンさせるなど、観光業界のみならず耳目を集める存在となっている。昨年10月には洞爺湖温泉に「乃の風リゾート」をオープンさせ、3本目の柱となるアッパーミドル路線の展開も開始。絶えざるイノベーションの源泉はどこにあるのか、野口秀夫社長(65)に訊いた。(1月28日収録)

----------------------------------------------------------------------

【がん治療】
変革期を迎えた日本のがん医療(札幌発・後篇)

標準治療と補完し合い
患者を持てる力で救う
「がんメディカルクリニック」CARNAMED(カルナメド)の新たな挑戦

10月下旬、JR札幌駅北口直結のビルに開業した「がんメディカルクリニックCARNAMED(カルナメド)」のレポート後篇をお届けする。注目が集まっている免疫療法や温熱療法などを組み合わせた“3C(がん複合カスケード)治療”を提案。道内初となる「見える細胞培養クリーンルーム」に隣接し、日本のがん治療に一石を投じるべく始まった独自の挑戦。これまで釧路で「がん統合補完医療外来」を展開してきた経験を元に札幌での開業にこぎつけた高柳芳記総院長(53)が、その取り組みの全貌を明らかにする。

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
「ブロックグループ」川合則夫社長に訊く

建築、高齢者介護、障害者支援
狙いは“社会環境のデザイン”

設計事務所から出発した川合社長が
展開する“スパイラルビジネス”とは

「積み木のように自由な発想でデザインしたい」──積み木の英語訳をそのまま社名に使った一級建築士事務所、ブロック工房(本社札幌)が事業領域を広げている。設計事務所を核にして、施工を行なう「ブロック住建」、不動産部門の「ブロックエンタープライズ」、さらに高齢者介護を展開する「ブロックケア」というようにハードからソフト分野までをグループ全体でカバー。その“デザイン力”をいかんなく発揮している。近年はグループ各社が連携し障害者雇用というソーシャルビジネスにも歩を進めた。住環境のデザインから出発し、いま社会環境のデザインに舵を切ろうとしている川合則夫社長に発想の源を訊いた。(1月15日収録)

----------------------------------------------------------------------

【コラム】

大鵬は、なぜ相撲協会の理事長になれなかったか
現役時代の栄光、そして引退後の蹉跌

不遇の晩年だったというべきかもしれない。戦後の大相撲界の隆盛を支えただけでなく、昭和の高度経済成長期には「巨人、大鵬、卵焼き」と言われたほど国民に愛された第48代横綱・大鵬(本名・納谷幸喜)が亡くなり、その葬儀が1月31日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。ウクライナ人の父親と日本人の母親の3男として樺太敷香町(現サハリン州ポロナイスク)に生まれ、道内を転々としながら大相撲の世界に入り、大横綱にまで登りつめたサクセスストーリーは、北海道民の誇りでもあった。ところが、引退後は病に倒れたこともあって協会のトップになれず、弟子の不始末などで部屋の後継者に頭を悩ませた。なぜ、大鵬は日本相撲協会の理事長になれなかったのか──。(ジャーナリスト 黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【医療】
“医療・介護と福祉”を融合させ
次世代コミュニティの創設へ

始動した「北斗福祉村構想」を鎌田理事長に訊く

1993年1月、帯広市の郊外にオープンし、今年で開業20周年を迎える社会医療法人北斗 北斗病院(400床)が飛躍の時を迎えている。この秋の完成を目指し現在建設中の十勝リハビリテーションセンターを核にした「北斗福祉村構想」が、それだ。予防医療に急性期医療、慢性期医療からリハビリ、そして介護まで──。「革新に満ちた医療への挑戦と新たなる組織価値の創造」を続ける同病院の鎌田 一理事長に取材し、十勝の大地で“切れ目のない医療・介護の提供”を目指す思いを訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【紀行】
信州 安曇野に「酔園」のふるさとを訪ねて

200年の伝統と歴史──。地元・信州安曇野の清酒好きの間では知らぬ者のない「酔園」ブランドで、昨春に北海道への初進出を果たした老舗酒蔵「EH酒造」(長野県安曇野市)。本道の清酒市場では主流の淡麗辛口と一線を画した「旨口」の味わいは、ゆっくりと着実にその名を浸透させている。江戸文化年間から脈々と受け継がれてきた酒づくりのふるさとに興味を惹かれ、1月下旬に信州安曇野を訪ねた。

----------------------------------------------------------------------

【除雪】冬の市民生活を支える札幌市の雪対策事業

「新琴似8横」に見る雪たい積場の進化

札幌圏では11月末の初雪がそのまま根雪となった今シーズン、雪かきにウンザリという人も多いだろう。札幌市では、昭和53年度から平成20年度までの31年連続で「除雪に関すること」が市政要望の1位。21年度に3位となった翌年度からも3年連続で1位となっている。道路の除排雪は、冬の生活の快適性を左右する大きなテーマ。ここでは、取り除かれた路肩の雪堤が運び込まれる雪たい積場の中でも「新琴似8横」にスポットを当て、その“進化”を見てみる。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
小樽市議会議長で議事堂コンサートの
仕掛け人・ 横田 久俊氏に訊く

「人口減対策に特効薬はない。だから
智恵を絞り人々が集い交流する街に」

1月8日、小樽市役所の本館3階にある市議会議事堂で、世界的ビオラ奏者の今井信子さん(スイス在住)と若手演奏家によるコンサートが行なわれた。これは、「開かれた議会」を目指す小樽市議会が昨年から始めた粋な試み。響き渡るビオラの音色が議事堂に新たな歴史を刻み、クラシックとモダンが交差する小樽らしい新春のイベントとなった。仕掛けたのは市議会議長で、自らも音楽による街興しに取り組む横田久俊氏(62)。“行動する議長”として八面六臂の活躍をする横田氏に、議事堂コンサートの経緯や故郷への想いなどを訊いた。(聞き手・武智敦子、1月15日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

「ディープ・エコロジー」とは?
北海道独立のビジョンと可能性を考える (2)

前号では、「独立国・北海道」のモデルとして、カレンバックの小説『エコトピア』を紹介したが、そこで展開されている世界は、いま私たちが住んでいる国のものとは“まるで異なったもの”であることを理解していただけたと思う。それは、単に政治的・経済的な装置としての社会制度の違いということだけではなくて、その世界がいまあるものとは根本的に異なった世界観や価値感に基づいているからであろう。


----------------------------------------------------------------------
【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(シレナ「明希」)
*人物株価
*シネマ『横道世之介』
*イベント『昭和新山国際雪合戦』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『ピース トゥ ユウ 町のアンナ・カリーナに』
922円
北方ジャーナル2013年2月号
2月号
時代を撃つ北の報道・評論誌



【巻頭特集】底辺からの訴え

「新政権への期待? …ねえよ」
生活保護受給者・ホームレス50人に訊く
「自公政権に何を期待しますか」

新政権発足の翌週に幕を開けた2013年。暦が変わる年末年始、底辺にいる人たちに3つの問いを投げかけてみた。「新しい政権に何を期待しますか」「現在、支持する政党はありますか」「2013年はどんな年になってもらいたいですか」──。50人から返ってきた声が政権の中枢に届くことはおよそあるまいが、これらがすべて国民の声であることは間違いない。生活保護受給者20人・ホームレス30人の語りから、何が見えてくるだろうか。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【貧困問題】足下にある貧困

路上からのSOS 年の瀬も絶えることなし
2012→2013 ホームレス最後の砦で見たもの

新年最初の発行号で年末年始の路上の姿を報告することが、ここ数年で恒例化した。本年もまた、生活保護受給者及びホームレス50人へのインタビュー企画を掲載している(10ページから)。札幌市北区の不夜城に関心が向いたのは、その取材の最中のこと。7年前からホームレス支援を続ける自立支援事業所とその関連団体は、大晦日も元旦もフル稼働していた。眠らない支援拠点に眼を奪われた記者の一人称で、その慌しい数日間を再現してみる。(小笠原淳)

----------------------------------------------------------------------

【連載 第41回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

「市民感覚に照らすなら室料は徴収すべきです」
北海道市民オンブズマン連絡会議
代表監事・橋本勝三郎さんインタビュー

記者クラブ問題を追及し続けているのは、クラブ非加盟のフリーランス記者ばかりではない。多くのクラブが行政などの公的機関と深くかかわっていることから、それらお役所のあり方を監視する市民の中にも記者クラブ問題に関心を寄せる人はいる。たとえばこの人──。「役所のお金は、すべてガラス張りにすべきです。メディアの拠点とて例外ではありません」。素朴な疑問を口にするのは、札幌市の橋本勝三郎さん(73)。20年以上にわたって行政や議会への提言を繰り返してきた監視役が今、地元の記者クラブにその眼を向け始めた。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【鼎談】避難者支援のトップラン ナーが語る

「フクシマ」広域避難者のこれから

東日本大震災の発生から間もなく2年を迎える。国を挙げての「復興」は遅々としながらも進んでいるように見えるが、いまだ将来の展望を描けない被災者は多い。今回は、福島第一原発の事故により故郷を離れた「広域避難者」にスポットを当て、震災直後から当事者への支援に奔走してきた湊源道さんと本間紀伊子さん、さらに広域避難者・支援者の交流会に出席するため来札していた村上岳志さんにも急遽参加をお願いし、被災者・避難者の現状や支援のあり方などについて語り合ってもらった。(副編集長・打田尚志、12月20日収録)

----------------------------------------------------------------------

【シリーズ】発達障害を考える(13)

自己肯定感を取り戻す“学びの場”
「工房mole」に見る新たな支援の可能性

発達障害などの困難を持つ人の就労は依然として厳しい。そんな中で、2012年4月に開設された就労支援継続B型事業所「工房mole」(札幌市北区)は、家族のようなコミュニティを作り上げながら、当事者が自分の特性を理解し地域社会で暮らせるような取り組みを模索している。工房の利用者を取材し、支援のあり方を考えた。 (武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第5回)

記者クラブという船に乗り“科学への夢”を盲信した私
決定的だった毛利さんとの出会い──

1990年当時、私が北海道新聞記者として所属していた科学技術庁記者クラブでは、担当分野は大きく分けて原子力開発、宇宙開発、海洋資源開発の3本の柱があった。幌延問題は最も重い課題だったが、もう一つの課題がアメリカのスペースシャトルに日本人として誰が最初に搭乗するのかをスクープすることだった。当時の宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)が採用した3人の宇宙飛行士候補のうちの1人が当時、北海道大学工学部助教授の毛利衛さんだったからだ。フクシマの事故が起きてから原子力発電を否定する人は多いが、原子力の平和利用そのものを否定しているわけではないだろう。幌延町や東海村を見学した私はその後、核燃料サイクルの中心となる使用済み燃料の再処理施設を建設する青森県六ヶ所村を訪れる機会を得た。宇宙開発も核燃サイクルも、日本の先端技術として、同じように自分の脳内に刻み込まれたのである。(ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆教育訓練機関の理事長不祥事で
見えた求職者支援制度のあり方
──訓練生に多大な迷惑を掛けたNPOの認定継続に批判の声

◆本誌連載・須賀さんが初出版
「恥多き生涯」の悲喜劇、1冊に
──ラルズ「古本市」会場で人生初のサイン会も実現

◆難産の御前水GC更生計画決定に
会員が即時抗告、先行きは不透明
──土壇場で「アイランドはスポンサーに相応しくない」との声

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
「産業用大麻」の可能性(番外編)/特別インタビュー
産業用大麻の普及に努める北海道ヘンプネット世話人代表
菊地 治己 さん

道は種子確保や検査体制検査体制の支援を
産業振興に資する可能性を見直し
本道農業の一翼を担う新規作物に

「日本一マイナーな産業用大麻の普及に余生を懸けたい」と力を込めるのは、北海道ヘンプネット世話人代表で旭川在住の菊地治己さん。長年にわたり道の農業試験場で稲の育種に携わり、『ゆめぴりか』など名だたる道産米の育ての親でもある。このシリーズの締めくくりは、食品や工業製品、バイオ資源として産業用大麻にはどんな有用性があるのか、種子の確保や検査体制、栽培免許に対し北海道や国が採るべき道は何か──などについて、菊地さんの主張や提言に耳を傾けた。併せて、本道における大麻栽培の歴史を年表にまとめたので、参考にしていただきたい。(12月19日、旭川市内で収録 ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【2月7日 「北方領土の日」特集】

ロシアの“シグナル”を逃さず
新政権で本格的な領土交渉を

根室市は北方領土を間近に望む四島返還運動の原点のマチ。戦後67年、北方四島はソ連邦、そしてロシアに不法占拠された状態が続き、返還交渉は一進一退を繰り返してきた。その間、根室市の経済は縮小を続け元島民も高齢化、返還運動は正念場を迎えている状態だ。そんな中で今年も「2月7日」が巡ってくる。158年前のこの日、日露通好条約が締結されロシアとの国境が画定。政府はこの2月7日を領土返還運動の基点にすべく「北方領土の日」として定めた。昨年末に自民党政権が誕生したが、これを機にロシア側も返還交渉へのシグナルを出し始めている。今こそ国民の声を反映させた政治の力で返還の糸口を掴む好機とすべきだ。

----------------------------------------------------------------------

【がん治療】
変革期を迎えた日本のがん医療(札幌発・前篇)

手術、放射線、抗がん剤──。
いま標準治療の限界を超えよう
「がんメディカルクリニック」CARNAMED(カルナメド)の新たな挑戦

がん治療の新たな拠点が北海道に誕生した。10月下旬、JR札幌駅北口直結のビルに開業した「がんメディカルクリニックCARNAMED(カルナメド)」が、それだ。今、注目が集まっている免疫療法や温熱療法などを組み合わせた“3C(がん複合カスケード)治療”を提案。道内初となる「見える細胞培養クリーンルーム」を隣接し、日本のがん治療に一石を投じるべく独自の挑戦が始まっている。ここの“主”は高柳芳記総院長(53)。これまで釧路で「がん統合補完医療外来」を展開してきた経験を元に、満を持して札幌での開業にこぎつけた。その高柳総院長が取材に応じ、取り組みの一端をあきらかにした。

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
ヒューマン2013/旭川発 田下昌明 氏に訊く

日本再生のカギは母子関係
“真に育つべき”は「母親」だ

「亡国の育児からの脱却」を唱える
小児科の大家が新たな視点で直言!

子を産んだだけでは母には非ず。真の母親になるためには、出産後最低3年間は我が子と過ごし密接な関係を築かねばならない。これを怠れば、“発達障害母”なる発達不全の母になりかねない──。2007年に著した『真っ当な日本人の育て方』(新潮社)で戦後、米国から入った育児の常識が日本人をダメにしたと訴えた小児科医、田下昌明氏(75)が、今度は「子育ては母育て」という新たな視点で母子関係論を展開している。混迷を深めるばかりの政局、根無し草のように浮遊し続ける若者。今抱えている日本の問題を解決するための視座とは、そして個人と社会の真の幸福とは──。田下氏の示唆に富んだ発言の中にそのヒントが隠されている。(本誌代表・工藤年泰、12月12日収録)

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】新政権への提言──安倍内閣にモノ申す

アークスの横山清社長が消費増税・公共事業増に直言!

第二次安倍内閣が昨年末に発足し、経済回復を最優先に一段の金融緩和や公共事業増額などを華々しく打ち出している。それらを受けてマーケットでは株高と円安が進み、経済界はおしなべて歓迎ムードだ。しかし、消費増税やインフレターゲット導入など消費環境の先行きが読めない政策も待ち構えている。先月号では総選挙直前に識者の提言を特集したが、今月号は安倍政権への期待と懸念について小売大手、アークス社長の横山清氏を直撃した。食品スーパー業界を合従連衡で生き抜いてきた横山氏の見方とは──。

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
「KONSENネット」を設立した大地みらい信金の遠藤修一理事長に訊く

逆境に耐えてきた“地域力”
根釧ブランドを世界に発信

地域経済の閉塞に伴い信用金庫が厳しい経営環境に置かれている中で、大地みらい信用金庫(本店・根室市)が独自の動きを見せている。地元経済の活性化を目指したネットワーク組織「KONSEN(根釧)魅力創造ネットワーク」を12月18日付で設立したのだ。“産官学金”の関係者が一堂に会し、まずは地域で強みのある「食」に照準を当て消費者目線で付加価値を高める。そのうえで首都圏や東南アジアでのマーケット開拓に活路を見出していくのが目的だ。組織の呼びかけ人であり、同ネットワーク代表に就いた遠藤修一理事長に設立の狙いなどを訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【メディカルレポート】
社会医療法人 医仁会  中村記念病院

全国屈指の脳外科専門病院が
社会医療法人化し機能を拡充

日本初の脳神経外科専門病院として約半世紀にわたり救急医療に貢献してきた中村記念病院(札幌市・504床)を運営する医療法人医仁会が昨秋、道から社会医療法人として認定を受けた。優秀な専門医を豊富に揃え、ガンマナイフなど最新の高度先進医療機器をいち早く導入するなど脳神経外科の治療拠点として全国的に有名な同病院。医仁会では今回の“社会医療法人化”を契機に治療体制をより強化し、いっそう患者への貢献を果たす方向を打ち出した。理事長・院長として指揮を執る中村博彦氏に病院が目指す新たな方向性を訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
天然絵の具制作画家で、カフェ「森のヤシンカ」を運営する 有本 ゆかりさんに訊く

「人が自然と共存しながら生きていく。
そんな新しい時代が来ると思います」

札幌市営地下鉄の東西線円山公園駅でバスに乗り換え「慈恵会前」で下車し、藻岩山の中腹に向かって歩くこと約20分。山懐に抱かれたカフェ「森のヤシンカ」にようやく辿り着いた。ここは天然絵の具制作画家の有本ゆかりさんが2011年12月にオープン。森の霊気が降り注ぐ豊かな空間では音楽やアートなど、さまざまな分野で活躍するアーティストたちのイベントが行なわれ、店主自慢の身体に優しい野菜料理を味わうこともできる。長年アトピー性皮膚炎と闘った経験から、心のあり方を問うようになったという有本さんを訪ね、カフェを開くまでの経緯や今後の活動について訊いた。
(聞き手・武智敦子、12月28日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

北海道を「エコトピア」に
北海道独立のビジョンと可能性を考える (1)

「理想や理念を思い描き、語ること」、そして「将来的なビジョンを作り、示すこと」、これこそ、日本人が最も苦手とするものだ。“想像力の貧困”ともいえるこのような負の国民性を改めて目にしたというのが、今回の衆議院議員選挙(選挙活動と結果を含めて)に対する私の正直な感想である。勿論、選挙の結果は国民多数の意志として尊重しなければならない。しかし少なくとも個人的には、これで日本国の未来に光がさすどころか、ますます不透明で暗くなったように感ずるのは、私の視力低下のせいだけではないだろう。

----------------------------------------------------------------------
【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(ライン「こころ」)
*人物株価
*シネマ『あらしのよるに』
*イベント『おびひろ氷まつり』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『離岸歌』
922円
【巻頭特集】生活保護問題

受給者バッシングと行政叩きの狭間に
生活保護の街・札幌を歩く

年に2度の「孤立死」が、メディアを賑わせた──。札幌市の生活保護行政のあり方を問う声は絶えず、巷間には「また」の2文字が飛び交う。一方、タレントの親族の保護受給に端を発する“ナマポ”バッシングも、留まるところを知らない。極論と極論がぶつかり合い、その傍らには保護費以下の収入で暮らす人たちの叫びが響く。生活保護の周辺は今、どうなっているのか。それぞれの立場で制度にかかわる人たちの語りに、耳を傾けてみる。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【2012総選挙】

新政権にモノ申す!
民主党政権の3年間と待ったなしの課題

11月16日に衆議院が解散し、民主党政権になって初の総選挙が12月16日行なわれる。2009年夏の歴史的な政権交代から3年あまり。この間、民主党に寄せられた国民の期待は大きく裏切られ、同党は分裂。「自公」が政権復帰を狙うなかで日本維新の会や日本未来の党など“第3極”の離合集散が激しさを増し、政界は混沌を極めている。まもなく新政権が誕生するが、それがどのような枠組みになろうと、いま日本が置かれている課題に直面することに変わりはない。原発、TPP、消費税増税など争点は多いが、その根底にある「我が国の今後のカタチ」をどうするのか──。本特集では2人の論客にこれまでの民主党政権を検証してもらいながら、いま日本という国が抱えている構造的な問題にメスを入れていただいた。読んでから投票に行くのも良し、開票後に読んで次期政権への眼差しを深めてもらっても良し。いずれにせよ、我々は“待ったなし”の地平にいる。

【インタビュー】
問われるのは「国の姿」枝葉の前に“幹”を語れ
北海道大学公共政策大学院長  宮脇 淳 教授

金融緩和で経済復活は無理 成長産業を見極め内需拡大
北洋銀行代表取締役会長  横内 龍三 氏

----------------------------------------------------------------------

【連載 第40回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

「記者会見、わが党はこう思う」
投票直前調査 各党会見開放度、一挙公開

本号が道内のおもな書店やコンビニエンスストアの店頭に並ぶのは、2012年12月15日。猶予が1日しかないところ、投票の参考になるかどうかは微妙だが、敢えて“あの件”を各党に問うてみた。国民の信を問う彼らが、当の国民への情報公開にどれぐらい積極的なのか、あるいはそうでないのか――。寄せられた回答からその真意を読み取っていただくことができるなら、1日前の取り組みにも些かの意義が生まれることになる。衆院選直前アンケート調査「記者会見について」、一挙公開。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道特集】今なお絶えぬ冤罪の構図

「なぜ続く痴漢冤罪──ある憲法学者の訴え」

人間どこでどんな災難に見舞われるか分からない。名古屋学院大の飯島滋明准教授の場合は、旅行中の広島市内で2011年5月、自転車に乗った女子高校生とぶつかり、体の一部をさわったとして、痴漢の現行犯で逮捕された。それも一週間後に結婚を控えた婚約者の目の前でだ。飯島氏が「さわっていない」といくら説明しても、警察は「身に覚えがあるだろう」の一点張り。その末の逮捕劇だった。幸い、弁護士の尽力で2日後に釈放、後に不起訴処分となり、濡れ衣は晴れた。しかし、明らかな誤認逮捕、冤罪だったにもかかわらず、当局からは説明も謝罪もない。それに追い打ちをかけたメディアの心ない報道。学者の苦しみはいまも消えていない。

----------------------------------------------------------------------

【シリーズ】発達障害を考える(12)

企業に“特性”を理解してもらうには
コミュニケーションに特化した教育で若者の就労を支援

発達障害の若者たちの働く場を確保し、自立をどう後押しするかが課題になっている。なぜコミュニケーションができないのか。なぜ空気が読めないのか。まず、企業側がそれを理解しなければ雇用にはつながらない。もちろん、当事者側にもコミュニケーションスキルやビジネスマナーなどの教育的支援が不可欠だ。発達障害を含め、コミュニケーションを苦手とする学生を受け入れている池上学院グローバルアカデミー専門学校(札幌市豊平区)の社会生活学科を中心に、就労をめぐる現状を取材した。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第4回)

失われた地、フクシマに立ち
問い直す原子力神話の“虚実”

“制御できない猛獣”が暴れた爪痕──

核のごみと言われる高レベル放射性廃棄物の研究施設を道北の幌延町に作るため、道内メディアだけに使われた年間の広報対策費は1億円を超えていた。22年前のこの数字は私の資料の中に封印されたままだった。あれから今までにいったいいくら税金が使われて来たのかは誰も分からない──。新聞、テレビ、雑誌など日本の多くのメディアは、この広報対策費の恩恵に預かっていたこともあって、総じて原発容認論だった。3・11の大震災がなければ、その危険性を真剣に論じることはなかったはずである。震災後、初めて福島県の警戒区域ラインまで車で行くと、テレビで見るより深刻な被害が広がっていた。誤った安全神話を作り上げたメディアの責任は、私を含めて重い。(ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (23)

「正当防衛でも事実は曲げられないべ。
素直に全部話して司法の判断に従うよ」

「告発してくれって言い続けてきたけど、いきなりの家宅捜索には驚いたよ。ありがたいけど大変ってところかな。まあ、百姓一揆への弾圧よりはマシだろ(笑)」。公正証書で売買した“自己所有地”に昨春から「エコ村」と称するアパート群を建設してきた手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)の自宅に11月28日、道警手稲署が家宅捜索に入った。併せて同署は同日から、田中氏の関係者に対する事情聴取を開始した。「俺は覚悟の上での正当防衛だけどさ、前の地主が可哀想なんだよな」と田中氏。年の瀬が迫り、事態は急展開を見せている──。(12月8日現在)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆村上医師宅での刃傷事件、高裁へ
夕張・殺人未遂の中神被告が控訴
──1審の量刑に不服なし。診療所問題への証言は「私にできる最後の仕事」

◆「東寿しビル」を買収したキタコーが
“最先端”の飲食店ビルを建設へ
──ススキノの老舗、東寿しを核に富裕層向けカラオケ店も

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
「産業用大麻」の可能性(後編)

免許申請に冷たい道の縦割行政
法律の見直しで産業化の促進を

食品や工業製品、バイオ資源として新たな有用性が注目される産業用大麻(ヘンプ)の栽培・普及に向けて、北見と十勝、上川の3地区に民間の推進グループが誕生した。なかには伝統工芸向けのヘンプづくりを計画する人も──。しかし、栽培免許を交付する権限を持つ道医療薬務課は、「社会的な有用性がない」「盗難防止措置が不十分」などの理由を挙げ、規制のハードルを上げる。このままでは産業振興の芽を摘むことになるだろう。「大麻取締法」の見直しなど、国に要請すべき課題も多い。栽培を志す農家の思いや行政担当者の見解、今後の課題を追った。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【新春インタビュー】北海道知事 高橋 はるみ 氏

「厳しい時代にこそ“北海道価値”を
国内外に発信して未来を拓きたい」

道民の厚い支持で当選を重ね、この春には「知事就任丸10年」を迎える高橋はるみ氏(58)。2012年には長年の悲願であった北海道新幹線の札幌延伸が認可・着工され、国から「北海道フード特区」として指定交付を受けるといった朗報もあった。だが、北海道を根幹から揺さぶりかねないTPP問題や泊原発停止によるかつてない節電など、時代の荒波の中で道政運営が続いていることも確か。難しい舵取りを迫られる中で高橋知事は将来を見据え「今こそ北海道価値を自覚し、それらを発信しながら困難を乗り切ろう」と道民に呼びかける。

----------------------------------------------------------------------

【新春インタビュー】札幌市長 上田 文雄 氏

人口減少を見据え「まちづくり」戦略
“市民との協働”で札幌の未来を創造

民間企業とのさまざまな事業協定やNPOの活用──。市民との協働により活力ある市政を目指す札幌市の上田文雄市長(64)。3期目の折り返しが近づくなか、これまで掲げてきた「市民が主役のまちづくり」は確実に浸透した感がある。東日本大震災以後、エネルギー問題が国民的課題として浮上する中で脱原発の旗色を鮮明にしている政令市の首長である上田氏。その発言と行動に注目が集まるなか、今後の市政に臨む覚悟と将来像を訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【新春インタビュー】
サッポロビール㈱ 常務執行役員
北海道本部長 髙島 英也 さんに訊く

“北海道のプライド”と直結する
商品で新たな市場を“創造”したい

「ふるさとのために、何ができるだろう?」を北海道エリアのスローガンに掲げるサッポロビール㈱。北海道の魅力を国内外に発信するフェイスブックページ「北海道Likers」の立ち上げや、まちづくりパートナー協定を結ぶ札幌市とドイツにおけるビールの本場・ミュンヘン市の姉妹都市40周年をきっかけとしたプロジェクト「ビールでまちづくり さっぽろ」の始動をはじめ、今年も北海道の活性化に向け存在感を遺憾なく発揮した。2013年は、道民にどのような感動を与えてくれるのだろうか。今年9月に着任した同社執行役員北海道本部長の髙島英也氏(53)に、その熱い胸の内を訊いた。(11月27日収録)

----------------------------------------------------------------------

【新春インタビュー】
太陽グループの東原俊郎社長が直言
「道産子は、お人好しから脱却を」

「ここは魅力ある資源の宝庫
北海道はもっと自らを誇れ」

太陽グループ(本社札幌)の事業領域がパチンコ店を核に大きく広がっている。東原社長が手がける旅行業やスキー場経営をはじめ以前から取り組んでいる社会貢献事業もグループの顔としてすっかり定着してきた感がある。そんなグループを貫く背骨とも言えるものが、地域資源の掘り起しによって地元を活性化しようという熱い想いだ。その想いの由来と今後の事業展開、そして道産子への直言などを東原社長に訊いた。屯田兵の子孫である同社長からは北海道への愛情がほとばしるように溢れてくるようだ。(11月21日収録)

----------------------------------------------------------------------

【新春インタビュー】
「介護サービス 輝」の狩野美香子社長に
成長の軌跡と今後の事業展開を訊く

先駆的に高齢者賃貸住宅を展開
「ニーズに合った介護サービスを」

高齢者住まい法が改正され、2011年10月20日から「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度がスタートした。道内でも建設業など異業種からの参入が相次ぎ、さながら“戦国時代”の様相だ。このなかで、2002年に札幌に誕生した「介護サービス 輝」は、高齢者向け賃貸住宅の先駆的存在として道内に14施設を展開している。「高齢者が本当に満足する」理想の賃貸住宅を追求し、近年関係者から注目を集めているのが狩野美香子社長。その狩野社長に経営理念や今後の事業展開などを訊いた。(12月3日収録)

----------------------------------------------------------------------

【マンガ】回顧2012 作:石川寿彦

今年もお腹いっぱい!! 中華三昧でした

----------------------------------------------------------------------

【メディカルレポート】
社会医療法人社団 カレスサッポロ
北光記念病院「循環器科 不整脈部門」

不整脈患者に朗報! MRI検査に
対応したペースメーカーが登場

循環器の専門病院として有名な北光記念病院(札幌市東区・櫻井正之院長)。社会医療法人社団 カレスサッポロが運営する同病院の「循環器科 不整脈部門」が、さる10月にMRI検査に対応した心臓ペースメーカーを導入した。強力な磁場の影響で誤作動を起こす恐れがあるため従来のペースメーカーを使用している患者の同検査は原則禁止とされていた。だが新しく導入したMRI対応型では、一定の条件を満たせば植え込んだまま検査を受けることができるようになったのだ。「これまでペースメーカーの利用者はMRI検査を諦めていたので、多くの患者に朗報となる」とし、“新型”の啓蒙に努めている同病院不整脈部門の四倉昭彦部長に取材した。

----------------------------------------------------------------------

【演劇】
歌手・竹原ピストルが舞台に挑む

琴似工業高校定時制演劇部とのコラボイベント「ROAD TO ROADS」
12月15、16日に石狩市の「アートウォーム」で開催

道都大出身の歌手・竹原ピストルさん(35)と、道立札幌琴似工業高校の定時制演劇部の生徒らによる歌と芝居のコラボイベントが12月中旬に石狩市の多目的ホール「アートウォーム」(花畔1条1丁目56)で開かれる。函館を舞台にした映画「海炭市叙景」などに出演し俳優としても活躍する竹原さんが、路上ミュージシャン役で舞台に初挑戦。共演する演劇部員らは「プロと一緒に舞台に立てるなんて夢のよう。精一杯頑張りたい」と意気込んでいる。

----------------------------------------------------------------------

【人物クローズアップ】
岩手県陸前高田市の仮設図書館に
動物型のプランターを寄贈した釣崎 等さん(63)

津波被災地への継続的なボランティアを構想
「人のやらないことをするのが好き」

釣崎等さん(63)と最初に出会ったのは9月27日、場所は岩手県陸前高田市の隣町にある被災地ボランティア向けの宿泊施設「住田町基地」だった。昼はボランティア活動に精を出し、夜は全国から集まったボランティアと酒を酌み交わす──。人懐っこい笑顔で会話の輪にいた釣崎さんは、訊けば災害ボランティアセンターでの活動以外に個人での被災地支援も行なっているという。「ボランティアを難しく考えている人もいますが、『そうじゃないよ』と伝えることも私の役目かな」と語っていた釣崎さんに、自宅のある月形町内の喫茶店で話を訊いた。 (副編集長・打田尚志、11月19日収録)

----------------------------------------------------------------------
【話題の人】特別展「戦後北海道の演劇」を監修した
演出家・ 鈴木 喜三夫さんに訊く

「アンネの生涯を追うことは、
自分の生き方を再確認すること」

半世紀以上にわたり、1人の少女にこだわり続ける演劇人がいる。札幌の演出家で北海道の演劇史研究をライフワークとする鈴木喜三夫さん(81)。「アンネの日記」で知られるアンネ・フランク(1929─45年)を題材に「アンネ・フランク三部作」「空の記憶」といった一連の作品を通して、戦禍の犠牲となった少女の生と死を問いかけてきた。その原点は何だったのか──。道立文学館で12月16日まで開催される特別展「戦後北海道の演劇」を監修した鈴木さんにアンネへの想い、そして演出家として北海道の芝居と生きる日々を語ってもらった。(聞き手・武智敦子、11月15日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

「原発維持」派の論拠はなにか? (2)
「脱原発」論は哲学・世界観として語るべし

「脱原発」を主張することはひとつの哲学、なんらかの世界観を述べることである。つまり、それは単なる技術論(安全性)や経済論(損得)ではなく、人間の本来的な生き方と密接に関わる問題であると私は考えている。この点からみると、いま巷で行なわれているような脱原発をめぐる議論はきわめて断片的で表面的なものと言わざるを得ない。
「原発即時停止」から「当分は原発維持」まで、総選挙直前になってやっと、各党の「原発」政策が一応は出揃ったようだ。とはいえ、その中身はかなりあいまいである。TPP参加問題と同様、同じ党の中でも意見はバラバラという政党もあるらしい。それも結局は、ひとつの政党でありながら、経済、福祉、防衛などすべての分野を統合するような政策〈理念〉、つまり〈哲学〉が欠けているということの表れであろう。


----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
●選手と道民が一体に!歓声と熱気に包まれた“日ハムの2日間”
●甕仕込みにこだわる石川酒造場が登場! 「泡盛 de ナイト」 inキタホテル

----------------------------------------------------------------------
【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(あわほたる「ひな姫」)
*人物株価
*シネマ『ONE PIECE FILM Z』
*シネマ『トワイライト・サーガ』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
*謹賀新年 名刺広告
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『ともあれ出発しよう』
922円
【もうひとつの「夕張問題」】
村上智彦医師は、何と闘ったのか(4)

「無視し続ければいいと思った」
夕張・殺人未遂 法廷であきらかになった村上智彦医師の嘘


「ストーカーが知人女性を刺した」というストーリーは、嘘だった――。今年5月に夕張市で起きた殺人未遂事件。同市の市立診療所を運営する「夕張希望の杜」の前理事長・村上智彦医師(51)は、被害者の女性と結婚の約束を交わしつつ、加害者の女性に交際を申し込んでいた。事情説明を求められた時、彼が採った対応は「無視し続ける」こと。10月末、事件の公判廷でその名を連呼された村上医師は、裁判が終わった今も公の場でその件に一切触れようとしない。あたかも現実そのものを無視し続けているかのように。

----------------------------------------------------------------------

【現地ルポ】津波被災地での1週間(後篇)

復興とは、何だろう

「どうなれば、被災地が復興したと言えるのでしょう」──。9月下旬の1週間、宮城県石巻市に拠点を設け図書を通じた被災地支援を行なっているボランティア団体「北海道ブックシェアリング」(札幌市・荒井宏明代表)の動きを追いながら、岩手県と宮城県の“津波被災地”で出会ったボランティアなどに問い掛け続けた。未曾有の被害を出した東日本大震災の発生から1年半以上。しかし、太平洋沿いのルートを辿りながら目にした光景は“復興”とは程遠く、住宅の基礎だけを墓碑のように残し“消滅”した集落があちこちに散見された。微力でも被災地の力に──。そうした想いを抱いて汗を流すボランティアらの視界に、“復興の兆し”は見えているのだろうか。(副編集長 打田 尚志)

【インタビュー】
「余暇を楽しんだり読書に親しめる『心の復興』を」
長谷川 敬子 さん(陸前高田市立図書館 副主幹)

「被災者の願いは仮設住宅から1日も早く出ること」
久保田 崇 さん(陸前高田市 副市長)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第3回)

動燃の「洗脳費用」を最も多く
受け取ったのは、道新だった

「9年間で4億円」の中身とは──

科学技術庁を担当し、原子力問題や「核のごみ」と言われる放射性廃棄物問題を取材するようになった私は、道新をはじめ各紙に掲載されている原発を推進する政府広報や電気事業者の広告、あるいは記事の体裁を装っている「記事体広告」が気になって仕方なかった。記事で原発の問題性を批判しても原子力推進をテーマにした全面広告やコラムが同じ新聞に掲載されている──。読者はこれをどう感じているのだろうか。原始力村のメディア対策費の総額はいったいどれほどか、そしてどれだけのメディアにバラまかれているのか。取材を通して動燃事業団と親密な関係を構築して3年後、私の疑問に答えるように幹部が1枚のコピーを手渡してくれた。場所はススキノの一角、炉端焼き居酒屋の個室である。
(ジャーナリスト・黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【連載 第39回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

国会記者会館は誰のものか
抗議、申し入れ、民事訴訟――ただ「屋上を借りる」ために

毎週金曜夜、東京・永田町の首相官邸前で行なわれている脱原発抗議行動。今年3月に始まったデモ活動は、6月には20万人の参加者が集まったと伝えられ、新聞・テレビもニュースとして扱い始めた。大手メディアに先んじてその模様を発信してきたフリーランス記者たちは、ほどなくしてある取材規制の存在に気づく。デモ主催者による規制ではない、同業者による規制だ。官邸の向かいに建つ国会記者会館が、なぜかデモの最中に限って立ち入りを制限しているのだ。税金で建てられた施設の開放を求める動きは、ここに来て法廷に持ち込まれる事態となった。

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
「チャイナリスク」への対処をキャリアバンク佐藤良雄社長に訊く

「こんな時期だからこそリスクを取り、中国ビジネスを進めよう」

“欠かせない大きな顧客として
再認識を”と佐藤社長が直言!

「尖閣諸島国有化」に端を発した日中関係の悪化は両国間の政治、経済に深い影を落としている。北海道でも、道産食材の輸出減少や中国人観光客のキャンセルが相次ぐなど経済面での大きな不安材料になっており、中国進出を検討していた企業もリスクを怖れ計画を凍結するところも出てきている。そんななか、中国で反日デモが相次いだ時期を挟み、頻繁に北京や上海を訪れているのがキャリアバンク社長の佐藤良雄氏だ。険悪化する日中関係の中で敢えてビジネスを推し進めようとする佐藤氏の真意とは。そして経済界は今回の「チャイナリスク」とどのように向き合うべきなのか。「こういう時期だからこそリスクを取ろう」と直言する佐藤氏の声に耳を傾けてみた。(10月23日収録)

----------------------------------------------------------------------

【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (22)

「手稲前田は農振法に縛られた居留区か?
押し込められた少数民族はツライな(笑)」

「告発したんなら、ちょっと教えてくれりゃいいのにな。司法の場で白黒付けるならアパートを増やすのを止めるって言ってんだからさ(笑)」。公正証書で売買した“自己所有地”に昨春から「エコ村」と称するアパート群を建設し、北海道と札幌市を挑発してきた手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)。道が告発に踏み切ったとの未確認情報が流れて以降、エコ村には束の間の平穏が訪れたように見えるが、同氏の“仇敵”である市農業委員会をあざ笑うかのように“新たな火種”を投じようとしていた──。 (11月6日現在)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆不祥事が一向に減らない道警、道教委。
「異常事態」に特効薬はあるのか
──「免職」は過去5年間で道警22人、道教委63人という多さ

◆札幌のNPOが余市町で、ひきこもり
 関係の“出前相談会”を実施
──「サテライトSANGOの会」で地方ならではの悩みを親たちが告白

◆昨年の反省はゼロ? 不祥事が続く
 小樽市で今度は職員が児童買春で逮捕
──今年に入って逮捕・不祥事4件、問われる職員倫理

◆言葉足らずで原発避難者への批判に?
川田札幌市議“決算委発言”の真意とは
──脱原発デモは、特定イデオロギーに導く政治活動か
----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
「産業用大麻」の可能性(前編)

姿消した作物が多様な用途で再注目
免許交付にも厳しい道の対応に疑問

江戸時代後期には繊維作物として北海道(蝦夷地)でも栽培されていた大麻草。明治時代に生産・加工の隆盛期を迎えたが、その後は亜麻にとって代わられ、戦後になると「大麻取締法」の施行や化学繊維の普及で姿を消す。だが90年代以降、欧米で産業用大麻(ヘンプ)の生産が盛んになり、食品や工業製品、バイオ資源としての有用性が注目されている。国内で唯一、大規模栽培ができる条件に恵まれた本道にとっても、多くの可能性を秘めた作物といえるだろう。生産の歴史をたどりながら、新分野に挑戦する人たちに話を聞き、産業用大麻の現状をリポートする。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【シリーズ】発達障害を考える(11)

「我が子の進路はどうしたら…」

進学先めぐり担任と対立した母親の苦悩

知的障害のある生徒が学ぶ「高等支援学校」に進学を希望する発達障害などの生徒が増加している。特に札幌近郊では受験者が定員を上回る学校もあり、やむなく郡部の学校に行く生徒もいるという。受験に対する親の悩みは深刻だ。入学希望者が増えている背景には何があるのか──。周辺を取材した。(武智敦子)

【講演】発達障害の当事者、田中透さんが講演会で熱弁

「“いま”を安心して過ごして
いくことが何よりの特効薬」
「当事者に沿った支援のあり方」とは──

本誌8月号の「シリーズ発達障害を考える」に登場いただいた函館市在住の田中透さん(28)の講演会が10月中旬、日本基督教団東札幌教会(白石区)で開かれた。成人後にアスペルガー症候群と診断され、苦手なコミュニケーションを克服するため日々努力を重ねてきた田中さんは、「いまを安心して過ごすことが何よりの特効薬」と参加者に呼びかけた。「当事者に沿った支援のあり方」をテーマに、率直で前向きな語りが大きな共感を呼んでいた当日の講演内容とは──。(10月21日収録)

----------------------------------------------------------------------

【オホーツク特集】

いま、地域の付加価値の最大化を

流氷をはじめ豊かな地域資源を有するオホーツク──。その地域資源の付加価値を高める取り組みが各地で盛んに行なわれている。昨夏、留辺蘂地区にオープンした「山の水族館」、網走や北見で相次いで着工しているメガソーラー、さらには網走で建設が進む麦の大規模乾燥施設。どれもが地元の“財産”を活かそうとする試みだ。活性化には地域が持つ付加価値の最大化が欠かせない。今回の特集前半では、近づいてきた北見市長選の動向に触れながら管内の状況を概観し、後半では網走・北見・紋別3市長の直近の声を紹介する。オホーツクの“いま”を感じ取ってもらいたい。

【インタビュー】

網走市長 水谷 洋一氏
「一次産品の付加価値を高め大消費地に出荷するための戦略を」

北見市長 小谷 毎彦氏
「北見赤十字病院の改築問題にメド “2拠点1軸のまちづくり”を推進」

紋別市長 宮川 良一氏
「広域紋別病院の移転新築で医療ニーズに対応した安心なマチを」

【観光特集】
流氷の足音を聴きながら…

----------------------------------------------------------------------

【メディカルレポート】
社会医療法人社団 カレスサッポロ
時計台記念病院「眼科・網膜硝子体センター」

糖尿病網膜症がここまで改善
「硝子体手術」の最新治療とは

国民病と呼ばれる糖尿病の増加に伴い、糖尿病網膜症や白内障などの合併症が増えている。糖尿病網膜症は糖尿病と同様に初期の段階では自覚症状がほとんどないため、放置したまま失明に至るケースも少なくない。中高年を襲う目の病はどうすれば防ぐことができるのか、また最新の治療方法とはどのようなものか──。硝子体(しょうしたい)手術で糖尿病網膜症などの治療に取り組む、社会医療法人社団 カレスサッポロ 時計台記念病院「眼科・網膜硝子体センター」の古館直樹センター長に訊いた。

----------------------------------------------------------------------

【流通】札幌・手稲区で燃え盛るディスカウント戦争

“食品激安4強”が消耗戦!
「手稲の陣」を制するのはどこだ

札幌市手稲区で食品スーパーのディスカウント戦争が勃発している。これまで札幌市内のディスカウント戦争は個店同士の局地戦だったが、手稲区では全体に広がっている感がある。手稲を制する者が札幌を制し、北海道を制することにも繋がりかねないとあって、各社とも負けられない消耗戦を展開。出口の見えないディスカウント合戦に耐えきれず退場する食品スーパーも出てきそうだ。

----------------------------------------------------------------------

【現場ルポ】
現場ルポ・高齢化社会で活躍する訪問理美容師

「きれいになったね」
“福祉”の担い手を目指す訪問美容師の卵たち

高齢化社会の進展に伴い、近年需要が高まっているのが訪問理美容サービスだ。高齢者宅や病院、介護施設などに出向き、散髪、パーマなどを行なうこのサービス。道内の業界の中で先駆けて取り組んできた小樽市の㈲ヤマシタ商事(山下秀治社長)に今春、訪問美容師を目指す2人の女性が入社した。「お年寄りに元気ときれいを届けたい」。意気込む新人たちの奮闘ぶりを追った。

----------------------------------------------------------------------
【話題の人】11月から小樽と札幌で個展を開く
写真造形家・ 澤田 千香子さんに訊く

「ファインダーの中で現実と仮想の世界の
狭間を組み立てる。そんな感覚が好きです」

現実なのか、それとも異次元に迷い込んだのか──。小樽市在住の写真造形家・澤田千香子さんの作品に触れると、いつもそんな思いが頭をよぎる。人にまぎれながら密かに小樽の街に住みついているのは、ブリキの玩具や人形たち。路地裏や駅、古いホテルのロビー、倉庫など現実の風景が、澤田さんのファインダーを通して“カレら”の住むちょっと不思議な異空間へと変貌する。そんな彼女がライフワークの集大成として取り組んでいるのが、一体の人形を主人公に20年間撮り続けた写真を作品集にまとめ、日本のみならず海外でも発表することだ。創作活動の原点は何なのか、なぜ小樽にこだわるのか。この11月に個展をひかえた澤田さんを訪ね、シュールな「千香子ワールド」の魅力に迫った。
(10月12日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

「原発維持」派の論拠はなにか? (1)
「脱原発」政策を“ポピュリズム”(大衆迎合主義)とする傲慢

世の中にあるすべての物事には〈表と裏〉がある。つまり、「現実はどうあるべきか」についてのどのような主義・主張も、それがどこから見ても“完全に正しい”ということはない。そこには必ずメリット(長所)とデメリット(弱点)の両面があるということだ。勿論、「脱原発」論も例外ではない。私は脱原発論者であり、最終的に人類は原発を放棄すべきであると考えているが、だからといって、この脱原発論が完全無欠なものであるとは思っていない。すでに本誌でも述べたように、脱原発を現実に実行しようとすれば、その途上にはさまざまな困難が横たわっており、それを乗り越えるためにはよほどの覚悟、つまり、ある種の“断念”や“実存的な賭け”というものも必要になってくる。裏を返せば、その反対にある「脱原発反対論」や「原発維持論」にもそれなりの正当性や説得性が充分含まれているということだ。最終的に必要なのは熟考した上での“決断”である。


----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
●北海道庁前脱原発抗議行動、金曜夜の風景
●イーグルグループがレバンガ北海道の冠大会を開催!
●オホーツク紋別から林業関係者に「世界のファナー」を発信!

----------------------------------------------------------------------
【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(プレジデント「ねね」)
*人物株価
*シネマ『綱引いちゃった!』 
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『ゆうがたのお客さん(どこかで逢った子)』
922円
【現地ルポ】津波被災地での1週間(前篇)

復興とは、何だろう

未曾有の被害を出した東日本大震災の発生から1年半以上が過ぎた。福島県内の“原発被災地”では活動に制限があるようだが、岩手県や宮城県の“津波被災地”では今も大勢のボランティアが支援活動に汗を流していると聴く。彼らは、どんな思いを抱いて被災地に入り、どんな活動をしているのか。宮城県石巻市に拠点を設け、図書を通じた被災地支援を行なっているボランティア団体「北海道ブックシェアリング」(札幌市・荒井宏明代表)の動きを追いながら、出会ったボランティアなどに問い掛けてみた。「どうなれば、被災地が復興したと言えるのでしょう」──。

【インタビュー】
「仮設住宅がある限り、復興ではない」
荒井 宏明さん(北海道ブックシェアリング代表)

「ボランティアさんの『ただいま』が何より嬉しい」
萩原 史さん(社会福祉法人 陸前高田市社会福祉協議会 災害ボランティアセンター)

「閉所で終わりではなく、つながりを残したい」
吉田 秀昭さん(社会福祉法人 住田町社会福祉協議会 住田町災害ボランティアセンター)

「『リムディ・11』の精神で、持続的な被災地支援を」
後藤 善久さん(札幌大学学生部長)、弘田 亮さん(同学生支援オフィス)、
高橋 孝介さん(同法学部3年)、東谷 嘉宏さん(同法学部2年)

----------------------------------------------------------------------

【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第2回)

湯水のように使われていた
原子力の「メディア対策費」
飲食接待費は氷山の一角だった!

東日本大震災での福島第一原発の事故を報じるNHKや民放テレビ、新聞各紙の報道をそのまま信じていた国民は、ほとんどいなかっただろう。安全神話を作り上げたメディアにすでに不信感が募っていたからだ。22年前に原子力担当になった私は、幌延問題や原発立地に使われる公金がいくらなのか興味を覚えた。つまり、メディアごと洗脳するためのカネである。動燃幹部と取材を通して関係が深まったある日、彼らが幌延対策用に道内メディアにいくらカネを使ったかを詳細に記した一枚の表を私は手に入れた。前号で「書かなかった」としたのは、そのことだ。核心に入る前に、その伏線となった銀座での出来事について触れておこう。

----------------------------------------------------------------------

【緊急インタビュー】

「現在の嚢胞・結節は問題ない。
5年後、何が起きるかだ」
 ――福島・甲状腺検査結果について、
専門医・亀田博氏に聴く

福島県の子供たちを対象に行なわれた甲状腺検査の結果が、一部公開された。本年4月から8月までに検査を受けた4万2000人のうち、「結節」が認められた子が385人(0・92%)に、「嚢胞」の認められた子が1万8139人(43・13%)に上ったという。ある意味ショッキングなデータだが、ここは専門家の冷静な判断に耳を傾けてみたい。眼の前の数字に一喜一憂せず、5年後、10年後を見据える視点を持つよう説くのは、甲状腺専門医の亀田博さん(62)。今は「何でもない」、しかし将来は「決して楽観的に構えることはできない」――。

----------------------------------------------------------------------

【連載 第38回】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

知事会見、開放度に格差あり
47都道府県の実情、一挙公開

本誌8月号などで報告した通り、北海道庁の施策などを取材する北海道政記者クラブ(21社加盟、88人登録)は、本年度もなお知事定例記者会見のフルオープン化に消極的なままだ。開放を求める本誌の要望に対しては、クラブ独自の見解を示すことなく「(定例会見の)共催者である道は現在、北海道政記者クラブ加盟社以外の質問、動画撮影、同時中継を認めていないと認識しております」と答えるのみ。3年前に中央で生まれた官庁会見開放の波は、まだ地方まで届かないのか。現時点での全都道府県の事情を、取り急ぎまとめてみる。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【更生施設】

ボランティアの草分け
底辺見据え半世紀

「ボランティア」という外来語が定着する前から、その取り組みは静かに続いてきた。罪を犯した人たちに必要なのは、罰だけではない──。非行に走る若者や犯罪に手を染める女性、行き場のない高齢受刑者など、道を誤った社会的弱者に広く手を伸べる「更生保護女性会」。全国各地の単位会が今年から来年にかけて発足50周年を迎える中、札幌でもこの10月に地元の連盟がその節目を祝った。法務・矯正・司法とは違う形で更生保護の一翼を担うのは、日本のボランティアの草分けともいわれる一般の女性たちだ。

【フォトレポート】
鉄窓に射す陽──札幌刑務所見学会
名もなき600人、安らかに──札幌刑務所慰霊祭

----------------------------------------------------------------------

【検証】北広島「北海道歯科技術専門学校」

関係者が“裏金報道”を真っ向否定
「4億円の私的流用などあり得ない」

昨年8月下旬、マスコミに大きく報道された歯科技工士養成校、北海道歯科技術専門学校(北広島市・中田久夫校長)を運営する財団法人歯誠学園(阪秀樹理事長)問題の続報だ。1978年から97年にかけて当時の理事らが不正経理を繰り返し、4億円あまりの裏金をつくり私的に流用したなどと報じられた一件で、このほど事実関係を全面否定する関係者の新たな証言が得られた。第三者委員会が意見書で不正経理の事実を退けた核心部分を併せて報告する。

----------------------------------------------------------------------

【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (21)

「やっと道庁が告発したらしいよ。
司法の場で白黒付けるまでやるさ」

「司法の場じゃ、100対ゼロってことはないだろ。正当防衛にしろ過激な行動をしたのは確かだし、そこのところは素直に謝るさ(笑)」。北海道と札幌市の度重なる指導や処分を受けながらも、昨春から「エコ村」と称するアパート群の建設を進めてきた手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)。道が告発に踏み切ったとの未確認情報にも、まるで動じる様子はない。一方、同氏の“仇敵”である札幌市との間では、長年にわたる対立事項に一部とはいえ和解の兆しもあるようで──。(10月4日現在)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】
◆「恵庭OL殺人事件」で大越受刑
 者と伊東弁護士らが再審請求へ
──9月上旬に行なった燃焼実験結果を新証拠として提出

◆星槎グループ創立40周年。来春開校の
「札幌もみじ台キャンパス」でも祝賀会
──市立小学校から校舎を引き継ぎ新たな展開へ

◆全国の高校生がレシピを考案。酪農
 学園大とセコマがスイーツでコラボ
──この秋、「牛乳スイーツ」などを期間限定販売

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食”北の大地から
「農業応援団」をめざす求人企業
──北海道アルバイト情報社の実践から──

志は「北海道に暮らす一員として」
異業種が“農の世界”を多彩に支援

生産だけでなく、運ぶ、加工する、飲食に提供する…と“農の世界”は懐が深い。道内各地で求人誌を発行する㈱北海道アルバイト情報社(村井俊朗社長)がCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、本道農業を応援する取り組みを始めて3年。由仁町内に農園を開設したのを皮切りに、若手農家や飲食店関係者らと協力して農産物の直売イベントやセミナー、無料の小冊子の作成、新規就農者のサポートなどを精力的に進めてきた。来年のオープンをめざし、札幌市内では新しい農園も造成中だ。一連のプロジェクトに関わる人たちに会い、その取り組みと思いを追った。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート】

新千歳空港ターミナルビルで
進化を続ける人気3スポット
エンターテイメント施設が集客を牽引

新千歳空港旅客ターミナルビルがリニューアルされてから1年。オープンした商業施設やエンターテイメント施設はその後も充実が図られ、北の空の玄関口として航空旅客だけでなく地域住民に親しまれるゾーンとしてますます魅力度を高めている。

----------------------------------------------------------------------

【シリーズ】発達障害を考える(10)

焦りが我が子を追い詰める
負の連鎖を断ち切ろうと
決意した若き父親の苦悩

本シリーズの連載を始めてから、発達障害の子供を持つ親たちの苦悩や悲しみの大きさを改めて知った。マスコミなどで発達障害が取り上げられる機会が増えたとはいえ、世間の無理解と偏見はまだまだ根強く、親たちはさまざまな重圧に苦しんでいる。今回取材に応じてくれたアスペルガー症候群の息子を持つ父親は、近く仕事を辞め子供に寄り添って生きていくことを決めた。だが「心のどこかで障害を受け入れられない自分がいる」──。そう吐露する本人の心境に迫った。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【新たな精神医療への挑戦】始動した「札幌なかまの杜クリニック」

投薬量を抑え仲間の力で
共に回復していく場所を

これまでの精神医療とは異なる新たな形の精神科クリニックが10月1日、札幌市中央区にオープンした。「市民が創る、市民のためのクリニック」を基本理念に掲げた医療法人社団楽優会「札幌なかまの杜クリニック」──。薬物療法に偏らず、当事者が“仲間の力”を活用しながら回復し社会参加できる環境づくりを目指す。同法人理事長でクリニック院長の吉田匡伸氏にその概要や運営方針などを訊いた。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【首長インタビュー】
岩見沢の新市長 松野 哲氏に訊く

市役所の改革は「市民のために
働く公務員」への原点回帰から

9月9日に行なわれた岩見沢市長選で他3候補に3000票以上の差をつけて勝利した松野哲氏(56)は、渡辺孝一前市長のもとで企画財政部次長を務め、直近は収納対策担当として税金徴収の最前線に立っていた。そこで目の当たりにしたのは市役所に対する市民の不信と不満だったという。「市民の信頼を何とか取り戻したい」という強い思いが組織もバックもない中で自身を出馬へと駆り立て、初当選の原動力となった松野氏。30年間を超える市役所生活で失わなかった市民感覚が血となり肉となって岩見沢市政に変化をもたらしていきそうだ。“空知の拠点都市”の新トップとなった松野氏に出馬の経緯や市役所改革に取り組む決意を訊いた。 (9月26日収録)

----------------------------------------------------------------------

【企業】中古車買取「ジャムコ」の安ヶ平祐也社長に訊く

躍進の秘訣は実直と信頼の査定
東北進出で年商20億円が視野に
札幌で起業した中古車買取のベンチャー「ジャムコ」が成長軌道へ

難病を抱えながら着実に業績を伸ばしている若手経営者がいる。中古車卸売業「ジャムコ 国際中古車流通センター」(本社札幌)の安ヶ平祐也社長(37)がその人だ。オーソドックスでシンプルな経営ながら倍々ゲームで売上げを伸ばしている理由は、徹底した顧客目線にある。中古車買取の専門業者として1人で起業してから6年、法人化してから4年。年商5億円になった今でも本社はプレハブのままだ。10月中旬には仙台に新たな拠点を設け、東北進出も果たす。「売ってホントに良かった」という満足と安心を与える中古車卸売業はそう多くない。ベンチャー魂を誇示せず淡々と挑戦を続ける安ヶ平社長の胸に秘める思いと今後の計画を訊いた。(9月25日収録)

----------------------------------------------------------------------

【まちづくり】
注目! 市民参加の都市型養蜂「サッポロ・ミツバチ・プロジェクト」

“ミツバチの目線”による街づくり
企業との連携でブランド化も推進

ここ数年、都市型養蜂が全国的な広がりを見せている。札幌都心部で2010年5月に始まった「サッポロ・ミツバチ・プロジェクト」(通称さっぱち)もその一つ。大通公園に近いビルの屋上に巣箱を置き、子供向けの採蜜体験や緑化推進活動、企業との連携によるスイーツの開発など市民参加の取り組みが注目されている。3年目を迎えた「さっぱち」の活動、ミツバチの目線による街づくりをレポートする。

----------------------------------------------------------------------
【話題の人】独立型社会福祉士として活躍する
おがわ社会福祉士事務所・ 水戸 由子代表に訊く

「これまで培ってきた経験を活かし、
社会福祉士を育てるのが私の夢です」

福祉分野の国家資格である社会福祉士は、ソーシャルワーカーとも呼ばれる。病院や介護施設、行政の窓口などに所属し、生活に困りごとを抱える人の相談や指導、援助といった重要な仕事を担う。ところが最近、組織に属さない独立型社会福祉士の活動が少しずつ知られるようになってきた。2009年、北広島市に「おがわ社会福祉士事務所」を開業した水戸由子さんもそんな一人。専門職として成年後見人の受任や相談業務などで業績を伸ばし、今年5月には札幌市内に事務所を移し活躍の場を広げている。社会福祉士が独立しソーシャルワークを行なう意味と狙いは──。“独立型社会福祉士のお仕事”について、水戸さんにじっくり話をうかがった。(9月24日収録)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
●ソニー生命が「がん治療最前線と保険」をテーマにセミナーを開催
●ビールの秋 in サッポロ  ミュンヘン・札幌 姉妹都市40年
●太陽財団が助成対象事業の募集を開始
●「Qちゃんファーム」で大収穫祭!
●「HAPPY」新和グループの主催で札饗が札医大でロビーコンサート

----------------------------------------------------------------------
【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(レッスンワン「まに」)
*人物株価
*シネマ『あらしのよるに』 
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『はぁもにか』
おすすめの購読プラン

商品情報・内容

■ 時代を撃つ北の報道・論評誌。大マスコミにはない独自の視点で世相を斬る!!

「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

北方ジャーナルの所属カテゴリ一覧

Fujisan.co.jpとは?

株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。

雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!

法人サービスはこちら >
  • タイトル1万以上

    タイトル1万以上

    豊富なラインナップで
    書店に並ばない本とも出会える

  • 試し読み

    試し読み

    バックナンバー1冊まるごと試し読み
    したり、最新号も試し読みできる

  • タダ読み

    タダ読み

    5,000冊以上の雑誌が
    無料で読み放題

  • 500円OFF

    500円OFF

    普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
    500円割ギフト券をプレゼント

  • 事前予約

    事前予約

    気になる本は
    発売日前から事前予約可能

  • 割引や特典付き

    割引や特典付き

    定期購読なら
    お得に本が読めて
    送料無料の雑誌も!

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.