北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

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【特集 新型コロナショック】自粛と景気回復努力の狭間で

道内経済は薄氷の上に──

社会を一気に凍り付かせた
道の“緊急事態宣言”の衝撃

4月7日には政府の緊急事態宣言が発令されるまでに至った新型コロナウイルス問題。これに先立ち北海道では、2月28日に鈴木直道知事により出された法的根拠の無い緊急事態宣言が、“爆発的な感染拡大は回避された”として3月19日に解除。だが予断を許さない状況にあることは変わらず、道や札幌市の観光関連施設が4月1日付で相次ぎ営業再開に舵を切った一方で、著名なイベントや祭りの中止決定が連日のように発表されている。そして前述の緊急事態宣言は観光客・地元住民の区別なく人の動きをことごとく萎縮させ、関東以北最大の歓楽街ススキノに至っては今や青息吐息だ。ウイルスそのものは人の身体を蝕むが、ウイルスによる恐怖感や疑心暗鬼は、生きる上に必要な人と人との繋がりを断つ。全世界の人々にも言えることかもしれないが、いま我々は薄氷の上に立っているに等しい──。(取材=本誌編集部・構成=髙橋貴充)

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【特集 新型コロナショック】

未曾有の危機に直面するニセコで
成長の立役者が語る〝現状と今後〟

スキーリゾートとして国際的な地位を確立しているニセコエリア。豊かな自然環境に美味しい食、スキー客を魅了するパウダースノーなどの地域資源が世界から投資を呼び込んでいる日本でも特異なまちだ。北海道全体の地域活性化や経済成長を論じる上でも同地域の存在は欠かせない。新型コロナウイルス禍は、そのニセコにも深刻な影響を及ぼしている。“日本の中の外国”とも言える場所で、この感染症はどのような混乱を引き起こしているのか。そして危機を乗り越えた後、地域はどう変化していくのか。ニセコの成長を支えてきた立役者とも言える2人の外国人経営者を取材した。(佐久間康介)

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【特集 新型コロナショック】新型コロナ禍に見舞われる小樽観光 

観光バスもヒトも消えた異常さ
「市は独自支援策を盛り込んで」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、道内有数の観光地である小樽でも影響が深刻化している。中国などアジア圏を中心とした外国人観光客に加え、2月末の道の緊急事態宣言以降は国内客や地元の出控えも広がっており、関係者は「この状況がさらに1~2カ月続けば経営は成り立たなくなる」と悲鳴を上げている。  (武智敦子)

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【特集 新型コロナショック】現地報告/留学生が見た台湾事情 

味わった“孤独と苦渋”がバネ
世界から注目集める防疫体制

4月1日時点で新型コロナウイルス感染者322人、死者5人。感染爆発を起こした中国や欧米などに比べ、早期に打ち出した効果的な措置でウイルスの封じ込めに成功したと言われる台湾。本誌連載「戦火の女」などの挿絵を担当し、現在その台湾へ語学留学中の藤野羽衣子さんから現地レポートが届いた。留学生が見た台湾の防疫事情とは──。

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【報道】ザイ・コンファーム社 小林健治氏の不法行為を追う

裁かれる“偽装コンサル”

札幌地検が起訴した「ヤミ金業者」

貸金業法違反と出資法違反の疑いで道警に逮捕された自称コンサルタント会社役員、小林健治氏(60)が3月中に両容疑で札幌地検に起訴された。株式会社ザイ・コンファーム(本社札幌・以下ザイコン社)の代表者として不正融資や会社乗っ取りなどを繰り返していたとされる小林氏。本人の逮捕・起訴を受けて同氏が手がける国がらみの企業主導型保育事業はどうなるのか。司直の手で裁かれることになった小林氏の周辺を追った。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑧

「荒唐無稽な説明」続出

道警 国賠訴訟も「適法」主張
排除正当化 根拠は「ヤフコメ」

参議院議員選挙期間中の昨年7月に札幌で起きた、北海道警察による首相演説野次排除事件。当日の排除行為をすべて「適法な職務執行だった」と議会報告した道警は、2人の排除当事者が提起した裁判でも同じ主張を繰り返すことになる。年度初頭には2度めの弁論に併せて再びの刑事告訴と検審申し立てがあり、溯って3月には議会でまた新たな事実が明かされていた。「適法」である筈の警察措置に、疑念の声が止むことはない。(小笠原 淳)

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【報道】留学生急増の背景に

「全員受かるようにしろ」

札幌国際大で不適切入試の疑い
留学生受け入れで前学長が告発

創立半世紀を超えた札幌国際大学(札幌市清田区、蔵満保幸学長)で昨年度末、留学生の受け入れをめぐる学内の対立があきらかになった。複数の新聞が伝えたのは、日本語能力が一定水準に達していない学生を大量に入学させ、定員充足をはかっていた疑い。報道を受けた運営法人と当時の学長は同じ日に記者会見を設け、互いの認識を強く批判し合う事態に。複数の所管庁が実態調査に乗り出す動きも伝わり、新年度以降も混乱が続く様相を呈している。(小笠原 淳)

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【報道】泊村若手職員練炭自殺事件を追う

事件に直面した牧野前村長を直撃

「いじめなどは一切ない」

泊村の男性職員Sさん(当時24歳)が昨年末に練炭自殺した事件について当時村長だった牧野浩臣氏(73)が3月10日、村内の自宅前で取材に応じた。牧野前村長は「職員の間でいじめなどは一切なかった」として役場内のパワハラが自殺の原因だったという一部の指摘を否定した。一方、Sさんの知人らは議会での真相究明を求めている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】ホーム企画センターがサン建築設計に事業譲渡へ

最後まで貫いた“青木イズム”

V字回復を花道に全株式を無償譲渡

道内の戸建て住宅販売大手、ホーム企画センター(札幌市北区・青木雅典会長兼社長)が、道内賃貸マンション建設大手のサン建築設計(札幌市東区・中村靖哉社長)に7月1日付で事業譲渡される。北海道銀行を仲介役に、このほど同じく道銀をメーンバンクとするサン建築設計に全株式の無償譲渡が決まったもの。「ホーム企画センター」の社名は残り社員全員の雇用も継続される。創業から52年、今年6月で85歳を迎える青木氏の“男の引き際”を追った。(佐久間康介)

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【ニュース】

■現場にエゾシカの頭部や肉が散乱
 中川町の加工事業、最悪の結末か
 ──雪解けで露呈した「イノチヲツナグ」杜撰処理の実態

■新篠津の村有地売却に非難轟々
「4・5 haが25万円」に住民不信
 ──紛糾した説明会で取得業者は工事中断を表明

■新人看護師襲った悲劇から8年
 職場と争い続く遺族、決意新た
 ──病院は国の判断に反し「過重労働」否定の主張

■コロナ禍に苦しむ地元北海道を支援
 ニトリHDがマスク50万枚を寄贈
 ──鈴木知事が受けた“北海道の父”似鳥会長からの力強いエール

■函館消防で夜間のシフト制廃止
 改善委で不正受給対策まとまる
 ──本年度から新ルール実施、消防長には前次長が昇格

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【医療】
北大前クリニックが3月末に閉院
本間行彦院長が医療人生に区切り

間質性肺炎の漢方治療に功績
貫いた患者本位の医療と運営

我が国における漢方治療の第一人者として知られる本間行彦氏(83)が2000年に開設した「北海道漢方医学センター附属 医療法人社団 北大前クリニック」(札幌市北区)が、さる3月末で20年の歴史に幕を閉じた。難病である間質性肺炎を中心に慢性疾患治療に人生を捧げてきた本間院長は、今も膨大なデータに基づいた論文を学会専門誌に発表するなど「1人でも多くの患者を救いたい」との熱い思いを抱き続けている。自身の医療人生にひと区切りつけた本間院長にこれまでを振り返ってもらい、今後の夢などを訊いた。(3月31日最終取材)

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【企業】コープさっぽろがSDGsにつながる事業を積極展開

世帯加入率6割の基盤を生かし
“持続可能な地域づくり”に尽力

生活協同組合コープさっぽろ(札幌市西区・大見英明理事長)の組合員数が2020年1月で180万人を超えた。道内の総世帯数は約278万世帯。1世帯で平均1人が組合員に加入しているとすれば約6割の世帯加入率となり、その存在感は極めて大きい。こうした基盤を活かしてコープさっぽろは、SDGs(持続可能な開発目標)につながる事業を積極的に進めている。人口減少と少子高齢化が急速に進む北海道で、持続可能な地域づくりを目指すコープさっぽろの取り組みに注目した。

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【企業】北海道エネルギーから学ぶ災害対策の在り方

直営SSの9割で非常用発電機設置
人々の生活を守る徹底した責任意識

大規模災害にも強い燃料供給体制を整備

道内ガソリンスタンド大手の北海道エネルギー(本社札幌、勝木紀昭社長)は、4月1日時点で自社直営SS(サービスステーション)190カ所のうち173カ所で非常用自家発電機の設置を完了。設置率は約91%となり、万が一大規模災害が発生した際にも消費者の不安を軽減するような燃料の供給体制が整備された。道内全戸停電というまさに未曾有の事態に見舞われ、どこのSSも燃料を求める車列で大混雑が発生した胆振東部地震の災禍からおよそ1年7カ月。その比較的短期間と言える間に前述のような大規模災害対策を講じた背景には、人々の日々の生活に直結するライフラインを担う事業者として社会的責任を果たしていく、という強い使命感があったようだ。(髙橋貴充)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

労働運動に半生を捧げ新規就農
今はブドウ栽培や奉仕活動に汗

「半農半X」を生きる人たち Part2
──余市町「シリパの丘農園」・富塚廣さんの歩みから──

農的な暮らしを営みながら社会と積極的に関わる人たちを紹介する「半農半X」シリーズの2回目は、後志管内余市町でワイン用ブドウを栽培するかたわら、子ども食堂の運営などのボランティア活動に取り組む富塚廣さんの歩みに耳を傾けた。ジャーナリスト志向が強く、業界紙・誌の記者や編集者を経て、1980年代初めから30年間ほど労組運動や市民活動に奔走。定年後に関わった福祉関係のボランティア活動などのなかで、若いころ抱いた新規就農の夢が実現し、今秋には自家産ブドウのワインも誕生する。デスクワークの多い人生だったが、農作業に汗を流すことで労働に対する価値観も変わった──そんな軌跡を振り返りつつ、生きることの意味を考えてみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」56──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」4

家族会が辿った苦難の歩み

不登校、ひきこもりに対する
“地域の偏見や誤解”との闘い

2017年に施行された「教育機会確保法」は、学校以外の学びの場の重要性を示した初めての法律だ。同法によりじっくり休養させ、学校復帰を無理強いしないという意識は広がりつつあるが、いまだに「学校ありき」の考えの学校現場は少なくない。だが、23年前に小樽に家族会ができた頃の状況はもっと厳しかった。不登校の子供の気持ちを理解し回復するまでゆっくり休ませる。いわゆる「学校に行かない」という選択肢は狭いコミュニティの中では容易に受け入れられることはなかった。鈴木祐子さん(72)が主宰してきた家族会。その歩みは周囲の偏見や誤解との闘いでもあった。(武智敦子)

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【人】
“地元発Butoh”の可能性を模索する
舞踏家 田仲 ハルさん

表現者として舞い戻った
古巣の舞踏の世界
いま、北海道の文化を発信したい

白塗りのいでたちで四肢をくねらせ内なる情感を表現する「舞踏」──。1960年代に土方巽(1927―86年)らが生み出した先鋭的な文化は「Butoh」として世界に広がっているが、日本では奇怪、難解といったイメージから人気は低迷している。そうした中、2017年に始まった「北海道舞踏フェスティバル」(北海道コンテンポラリーダンス普及委員会主催)を契機に舞踏を見直す機運が高まっている。同フェスの中心メンバーで「地域の人とどっぷり関わりながら魅力を広めていきたい」と語る舞踏家の田仲ハルさん(55)に、北海道発の舞踏の可能性と5月から始まるフェスティバルの見どころを聞いた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【58】

世界遺産・姫路城が先の大戦で
焼け落ちなかった“本当の理由”

L字型の釘が語る擬装網の跡

ユネスコの世界遺産として法隆寺とともに国内で最初に登録された姫路城は、2015年3月に平成の大改修を終え、年間約300万人もの観光客が訪れる日本を代表する観光地として知られる。先の大戦で2度の空襲に見舞われながら、この名城がほぼ原形のまま残ったのは、空襲の目標を避けるための擬装網のおかげとみられていたが、実際は偶然が重なった結果だった。新型コロナウイルスの感染防止で見学中止となる直前に姫路城に行くと、城内を偽装網で隠した75年以上前のL字型の釘が残っていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●女子刑務所で新たな取り組み 薬物再犯「回復センター」始動
●ホクレンの農業応援アンバサダーにTEAM NACS・森崎博之リーダーが就任
●より飲みやすく爽やかフルーティに網走ビール「知床ドラフト」を一新
●ススキノピックアップガール 「クラブ ジェネルー」まりな
●ススキノ探訪 至福の一杯、ここに健在「THE NIKKA BAR」

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『青葉の声』
【緊急特集 新型コロナショック】札医大附属病院長 土橋和文教授に訊く

重篤な患者を拾い上げ
命を救う体制の構築を

“巧妙な新型コロナ”に冷静に立ち向かえ

新型コロナウイルスとはいかなる脅威なのか。どうすれば爆発的な感染を抑止できるのか──。連日、膨大な情報がメディアに溢れる中で、札幌医科大学附属病院長の土橋和文教授は事態をいたずらに恐れる風潮に警鐘を鳴らし、「感染者増加のカーブを緩やかにし、重症者と死亡者を抑える時期に入った」と冷静な対応を呼びかける。市中感染の広がりと健康被害を最小化するための対応を訊いた。(本誌編集長・工藤年泰 3月5日最終取材)

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【緊急特集 新型コロナショック】札幌市保健所 対策の現状と葛藤

指定感染症故のジレンマ
コロナ対策最前線の葛藤

軽症者が自宅療養できるスキームを

札幌市保健所感染症総合対策課 古澤弥医師

感染拡大に伴い、陽性患者を受け入れる市立札幌病院は事実上パンク状態。一方、感染を判定するPCR検査は重症者の確定診断を優先させる方針から「希望しても受けられない」など市民の不満が日増しに募っている。それらを調整する現場の最前線にいるひとりが札幌市保健所感染症総合対策課の古澤弥医師だ。道内の社会と経済に著しくブレーキをかけた新型コロナウイルスの猛威に、限られた人員で対応している同保健所対策チームの現状を取材した。(3月5日最終取材)

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【緊急特集 新型コロナショック】ヒト・モノ・カネの動きに急ブレーキをかけた新型コロナ 

経済を金縛りにした“外出自粛”
非日常が生んだデマとパニック

札幌を代表する冬の一大イベント・さっぽろ雪まつりの今年の来場者数(1月31日~2月11日)は約202万人となり、前年比26・2%減、71万6千人減少の大きな落ち込みとなった。その大きな要因が新型コロナウイルス感染症による中国や韓国からの旅行客減少。この大幅減による観光業全般のダメージは深刻に受け止められたが、それでも新型コロナの影響は対岸の火事といった印象は否めなかった。当時、今日に至る日本の社会・経済活動そのものを麻痺させる事態にまで発展するとは誰が予想しただろう。この病魔は今や国内産業全般を蝕むものにもなっている。目下、経済分野においても新型コロナへの特効薬が求められている。(髙橋貴充)

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【報道】ザイ・コンファーム社 小林健治氏の不法行為を追う

逮捕された“偽装コンサル”

北署が貸金業法違反で身柄拘束
オープン前の保育事業にも暗雲

自称コンサルタント会社役員、小林健治氏(60)が貸金業法違反の疑いで2月19日、道警に逮捕された。この小林氏と言えば株式会社ザイ・コンファーム(本社札幌・以下ザイコン社)の代表で、同社を舞台に不正融資や会社乗っ取りなどを繰り返していた疑惑を本誌が報じてきた人物だ。今回の逮捕により同氏が手がける国がらみの助成保育事業にも暗雲が漂い始めた。昨年6月の家宅捜索を踏まえ、道警が摘発に踏み切った理由とは──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑦

道警 謝罪せず

7カ月半経て“事実”報告
警察・検察 排除を不問に

「必要な警察措置を講じたものであります」――。7カ月半を費やした“事実確認”の結果、現場の警察官たちの行為はすべて不問に附された。捜査にあたった検察もまた、告訴事件のすべてで不起訴を決めた。幕引きをはかる捜査機関に対し、もう一方の当事者たちが上げる声は、ここに来てむしろ勢いを増しつつある。北海道警察・首相演説野次排除問題は、まだ決して終わっていない。(小笠原 淳)

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【報道】道南・歴史的神社の変

古社、揺れる――

江差「姥神」関係者間に深い亀裂
神社庁の退職勧告、宮司が拒否

北海道屈指の名社・姥神大神宮(檜山管内江差町)で目下、宮司と責任役員との深刻な対立が続いている。3年前に着任した現在の宮司が、経理の適正性や神事の作法に疑義を呈した役員と衝突、収拾をはかる神社庁から異例の「退職勧告」を受けることになったのだ。昨年初めには宮司に“解任”された役員らが地位確認訴訟を起こし、今も地元の裁判所で争いが続く。道南の古社を不意に襲った、穏やかならぬ事態。終熄の兆しは、今のところ見えてこない。末の役場の若手職員が自ら命を絶つというショッキングな出来事があり、選挙戦の最中も村は大揺れに揺れた。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈40〉

「母の写真を待受に」

元巡査長の盗撮事件、初公判
下着盗では同僚女性が被害に

「素敵な女性が多く、誘惑に敗けてしまいました」。昨年7月に盗撮で現行犯逮捕され、のち懲戒免職となった北海道警察本部自動車警ら隊の元巡査長(29)は、10年来の“趣味”を断つことができなかった理由を吐露した。裁かれたのは、4件の盗撮と1件の下着盗。だが実際の被害はそれに留まらず、立件されなかった犯行がこれまで何件に上るのかは確認しようもない。“デビュー”は、高校時代だったという。(小笠原 淳)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件⑤

「今も身の毛がよだつ思い」

被害住民「誠意」求め意見陳述
アパマン側は請求棄却求める

「団欒の時間が、一瞬にして恐怖に変わりました」。一昨年暮れに札幌・豊平区の不動産仲介店で起きた爆発事件。現場至近のマンション住民が同店の管理会社を訴えた裁判が2月末、初の口頭弁論を迎えた。計約5000万円の賠償を求める30人の原告に対し、被告のアパマン北海道は改めて慰藉の意志を示しつつ、請求棄却を求めている。大量の未使用スプレー噴射が引き起こした事件は、法廷でどう裁かれることになるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑨

支援署名 2万7千筆に

看護師パワハラ死訴訟で弁論続く
証言求め「少しでも情報を」と遺族

本誌面でこれまで3年弱にわたって報告を続けている、新人看護師のパワハラ疑い自殺事件。釧路市の病院に勤務していた長男を喪った遺族は2月中旬、労働災害の認定を求める訴訟で7度めの口頭弁論を迎え、ハラスメントの存在やそれに由来する仕事上のミス、重度の精神疾患などの事実関係に肉薄しつつある。全国2万7千人から寄せられた訴訟支援の署名を追い風に、長い闘いは佳境に差しかかり始めた。(小笠原 淳)

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【報道】係争中に長沼町が恵庭開発へ営業開始を勧告

命を守る責任を町が放棄?
マオイゴルフ訴訟が泥沼化

(これで安全?)。左頁に掲載した写真を見て多くの読者はそう思うだろう。これは夕張郡長沼町(戸川雅光町長)の「マオイゴルフリゾート」コース内の昨年の様子だが、木製橋の欄干が腐食して抜け落ちている。ゴルファーたちはここを電動カートを運転して通る。しかも橋の直前はカーブのある急な下り坂。運転を誤ればカートごと転落してしまう危険性があるのは明らかで、こういう橋がコース内には17カ所もある。この状況を踏まえ指定管理者の恵庭開発(本社札幌)が「危険だから直して」と要求すると町は「危険じゃない」の繰り返し。この結果、指定管理者が「建物等修繕請求訴訟」を提起したのは先月号で報じた通り。その続報をお届けする。

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【ニュース】

■泊村若手職員が自殺する直前まで
 SNSに投稿した140ツイート
 ──「職場の人間は信用するな」など役場への露骨な不信感も

■新型コロナ影響で命脈を絶たれた
「くりやまコロッケ」の自己破産
 ──改装見送りのスーパーも。すでに経済被害は多方面へ拡大

■自衛隊派遣、国の開示なお不足
 PKO訴訟で原告側の批判強く
 ──裁判所「インカメラ」で検証の可能性も

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【春の全国交通安全運動】

9千日以上死亡事故ゼロを継続
西興部・村一丸の交通安全施策

村民同士高め合う注意喚起の意識

1995年1月に起きた除雪車と乗用車との正面衝突事故以来、今年3月3日現在まで9163日間、交通事故死ゼロを継続中のオホーツク管内・西興部村(菊池博村長)。人口1000人余りの小規模自治体とはいえ、村を通る主要幹線・国道239号は西に紋別方面、東は名寄方面に通じており、車の交通量は決して少なくはない。そして物損など交通事故そのものが全く起きていないわけでもない。にも関わらずおよそ25年もの長い間、死亡事故ゼロが続いているというのは、偶然の産物とは考え難い。西興部村の交通安全に対する姿勢や取り組みには、いろいろと参考になることが多そうだ。

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【流通】GMSとSM一体型の流通企業が発足

「新生イオン北海道」が始動
道内流通業界に新時代到来

北海道のイオングループである2社、イオン北海道(本社札幌・青栁英樹社長)とマックスバリュ北海道(同・出戸信成社長)が3月1日に経営統合し、新生イオン北海道が誕生した。1960年代から道内流通各社は合従連衡を繰り返してきたが、年間売上高3000億円を超える巨大企業の誕生で道内流通業界は未知のステージに入った。2社それぞれの歴史を振り返りながら「ベストローカル」を目指す統合新会社の今後を展望した。(佐久間康介)

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【金融】収益力トップの旭川信用金庫・原田直彦理事長に訊く

旭川物産協会と連携協定締結へ
「地域商社」機能の強化に前進

「しあわせ応援プラザ」で高める相談機能

預金量8500億円を超える旭川信用金庫(本店旭川)は、2018年1月に3金庫合併で発足した北海道信用金庫(本店札幌)に預金量で追い抜かれたものの、収益力では道内ナンバーワンの地位を保っている。地盤の旭川は「旭川金利」と呼ばれるほど金利競争が激しかった地域だが、新規実効金利が上昇、貸出金利は下げ止まってきた。これを原田直彦理事長は「金融機関同士が勝手に金利競争をしていた」と振り返り、今後は事業性評価融資を伸ばし他の金融機関との差別化を徹底していく考えだ。原田理事長に2020年度の展望を訊いた。(2月14日、旭川市内の本店で収録)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

「農業とコーヒー」の二足の草鞋
半生かけた生き方を次の世代に

「半農半X」を生きる人たち
──当麻町「自然農園ホタルファーム」の実践から──

自給的な農業によって自分や家族の食べものを賄い、積極的に社会に関わる生き方を指す「半農半X」という造語がある。「X」は、その人の個性や特技などを活かし、社会に貢献しようとする志のこと。90年代半ばに提唱され始め、今では全国各地に「半農半X」を生きる人たちがいる。上川管内当麻町の「自然農園ホタルファーム」の主で、旭川市内で自家焙煎コーヒー店を営む伊藤和久さんもその一人。学生時代に原発や食の問題に出会って生き方を変え、30年ほどにわたって“農的暮らし”を続けてきた。「生きるために必要なことに向き合い、自分の手足を使って実践していこう」と語りかける伊藤さんの軌跡をたどりながら、その思いの一端を紹介したい。(ルポライター 滝川 康治)

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【原発】気骨の市民科学者・斉藤武一さんが鳴らす警鐘

「がんが泊村周辺と後志で急増」
原因は原発からの放射性物質か

「故郷には原発と“がん多発”だけが残った」

泊原子力発電所稼働後の20年間で泊村周辺と後志全域で肺がんや膵臓がんが急増しているようだ。調査研究に取り組んできた岩内在住の市民科学者、斉藤武一さん(67)が新著で明らかにした。「北海道における主要死因の概要」から悪性新生物(肉腫などを含む全がん)、肺がん、乳がん、それに内臓がん5種類の8項目について原発稼働前後の膨大なデータを比較した。全がんでは泊村と岩内町が全道1位と2位を占めた。斉藤さんは「さまざまながんの多発は原発から放出されるトリチウムなどの放射性物質にあると考えざるを得ない」と警鐘を鳴らす。(武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」㊾

就任後初の原発事故防災訓練
鈴木知事の胸中に危機感は?

泊原発で厳寒期に重大事故が起きたことを想定した住民避難の実働訓練「北海道原子力防災訓練」が2月13日、行なわれた。これは原発から半径30キロ圏内の緊急時防護措置区域(UPZ)である後志管内13町村などを対象に、道などが実施しているもの。これに鈴木直道知事が就任後初めて参加。今回は雪崩と原子力災害の複合災害を初めて想定し、鈴木知事は雪上車を使った避難訓練などを自ら体験した。その後の会見で自らが口にした「臨機応変の対応」は、本当にできるのだろうか。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】ルポ「ひきこもり」55──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」3

大切なのは子供の目線

時代を先取りするアイデアで
事業を展開した家族会の歩み

不登校やひきこもりに対する社会の偏見をなくし、自助の立場から孤立しがちな当事者と家族をサポートする。同じ悩みを持つ家族が苦しみを共有しながら子供の心のあり様や接し方を学ぶ家族会の役割は大きい。「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の元世話人、鈴木祐子さん(72)が23年前、小学6年の息子の不登校を機に同会の前身「海の会」(子どもの問題を共に語り合う会)を開いたのもそんな思いからだった。親と子へのはがき、子供のリクリエーション、ボランティア派遣、遊び場づくり。時代を先取りした活動は常に「子供の気持ち」と「目線」に寄り添ってきた。そこから四半世紀近くを経て変わるもの、変わらないものは何か。鈴木さんが精魂を傾けてきた家族会の足跡を辿った。  (武智敦子)

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【憲法】「赤狩り」被害を語り継ぐ元軍国少年

権力の理不尽を経験した戦中と戦後
嘘とごまかしは現政権も変わらない

共産党員や支援者と見なされた人が公職や企業から追放されたレッドパージ――。戦後日本最大の人権侵害とされるこの事件の被害者の一人で、「レッドパージ被害者の名誉回復と補償を求める北海道懇話会」の事務局長・舛甚秀男さん(89、石狩市在住)が過去の体験を語り継ぐ活動を続けている。昨年9月に道警の野次排除問題が起き民主主義のあり方が問われる今の日本。舛甚さんは「思想信条の違いが認められない社会は憲法の精神が国民に定着していないためだ」と危機感を強める。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【57】

海峡を睨んでいた「掩蓋式観測所」
地上戦を免れた奄美が伝える遺産

過去も現在も日本の防衛拠点

1945年4月、上陸したアメリカ軍と激しい地上戦の末にやがて沖縄が陥落。それ以降、本土防衛の最前線は沖縄本島から北へ約300キロの奄美大島に移った。ほどなく終戦を迎えたため沖縄のような惨禍は免れたが、奄美大島南端の先にある大島海峡は旧日本軍にとってかねてから戦略・戦術上の重要海域とされ、弾薬庫跡や敵艦を見張る観測所跡がいまもほぼ原形のまま残っている。現在は陸上自衛隊の南西諸島の守りの新たな拠点ともなっている鹿児島県の離島・奄美大島を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●追悼 北海道きっての“国際派経済人”オーバーシーズ瀧澤社長が逝去
●「スーパードライ」に経営資源集中 2020年のアサヒビール方針説明会
●キリンの2020年道内事業方針は「一番搾り」「本麒麟」に集中投資
●ススキノ探訪 カジュアルな大人の隠れ家「BAR 黒の50」
●道外で好評のニトリ「デコホーム」創業の地、札幌に2月凱旋初出店

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『道頓堀春日』
【報道】旭川医大元脳神経外科教授の“性倒錯と論文盗作”

「いい画像だったので、何か?」

他者の論文素材を盗用して
権威学会に投稿した元教授

国立大学法人旭川医科大学(吉田晃敏学長・以下旭川医大)元脳神経外科教授の強制猥褻疑惑の続報だ。旭川医大は1月下旬の記者会見で、先月号で報じた内容を一部事実として認めた。本稿では大学側の会見における釈明を検証すると同時に、新たに判明したこの元教授の論文盗作事件の詳細を伝えたい。それは、権威ある国内学会「日本脳神経外科コングレス」を舞台にしたものだった──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑥

判事見据え「三権分立 信じる」

原告男性 14分間の意見陳述
野次排除訴訟、札幌で初弁論

被告側の「3月27日までに反論を」の一言で、初めて“回答期限”が示された――。本誌昨年9月号から報告を続けている、首相演説野次排除問題。「安倍やめろ」の一声で表現の自由を封じられた男性は、排除の法的根拠を示そうとしない地元警察と法廷で闘うことを決意した。半年間にわたって事実説明を避け続けてきた北海道警は、いよいよ具体的な反論に臨まざるを得なくなる。1月末に幕を開けた国家賠償訴訟で、「事実」はどこまで明かされるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈7〉 

“出会い系”疑いで懲戒、未発表

「被害者に配慮」と函館市消防
消防長は不正受給引責で辞意

函館市消防本部が昨年末、同市内消防署などに勤める職員2人に停職6カ月の懲戒処分を言い渡していたことがわかった。時間外手当不正受給問題の幕引き直後に露見した、新たな不祥事。年明けには消防長の辞意が伝えられたが、トップの交替で果たして組織の体質は変えられるのか。再び編集部に寄せられた告発手記も採録の上、引き続き問う。函館消防は、真の改革を成し遂げることができるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】指定管理者の訴訟でマオイゴルフリゾートが営業ストップ

施設修繕費の負担をめぐり
長沼町と恵庭開発が泥仕合

夕張郡長沼町(戸川雅光町長)で指定管理者制度を導入した「マオイゴルフリゾート」の施設修繕をめぐって町と指定管理者である恵庭開発(本社札幌)が対立している。同社は、クラブハウスの屋根とコースの橋梁について来場者の安全を確保できないほど劣化が進行しているとして町に修繕を要求。町は指定管理者側に修繕義務があるとして応じなかったため、同社は昨年末、町を相手取って修繕請求訴訟を札幌地裁岩見沢支部に提起した。指定管理期間は5年間で期間満了まであと2年間。今回の裁判沙汰で修繕は棚上げ状態になり、今シーズンの営業は絶望的だ──。(佐久間康介)

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【報道】道警不祥事から考える〈39〉 

警部補わいせつ 公表せず

1年間で懲戒7、監督措置69
巡査長盗撮事件は今月初公判

地元警察で昨年1年間に起きた不祥事の記録が出揃った。情報公開条例に基づいて本稿記者に開示された文書によると、2019年の北海道警察の不祥事は懲戒処分7件・監督上の措置69件の、計76件。本号では速報的に最新の事案を概観してみたい。道警に勤務する約1万2000人の職員は今もなお、自治体としての北海道で唯一、懲戒処分の全件公表を免れる“特権”を手放していない。(小笠原 淳)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」【番外編】

「原発の村」での首長選の直前に
若手職員はなぜ命を絶ったのか

取り沙汰される泊村長選との因果関係

任期満了に伴う泊村長選が1月12日に投開票され、同村建設水道課長を退職して選挙に臨んだ新人の高橋鉄徳氏(49・無所属)が初当選した。村長選へ4度目の挑戦となった無所属新人の元村議、三浦光博氏(68)を破っての勝利。泊原発の再稼働については争点にならなかったが、告示直前に激震が走った。年末の役場の若手職員が自ら命を絶つというショッキングな出来事があり、選挙戦の最中も村は大揺れに揺れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】中川町・エゾシカ事業の補助金不正流用疑惑を追う②

「このままでは事件は闇に」

イノチヲツナグの菊地隆氏が
告発経緯と内情を本誌に激白

道北の中川町を舞台にした野生エゾシカの解体・加工施設をめぐる補助金不正流用疑惑の続報だ。「イノチヲツナグ・プロジェクト」の共同パートナーとして最初からこの事業に参加し、全国初の取り組みとしてエゾシカで皮革製品を制作する予定だったデザイナー・製作者の菊地隆氏が1月下旬、取材に応じて告発に至ったこれまでの経緯を生々しく語った。インタビューで菊地氏は自らが立案したエゾシカの利活用事業が頓挫したことに悔しさをにじませた。この事件の真相究明、そして町の責任は──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■猛威振るう新型コロナ肺炎への対処
「決して治療できない病気ではない」
 ──過度に心配せず手洗いや咳エチケットの徹底を

■本誌記事「アンビシャス賞」受賞
 掲載中の“道警野次排除”報道に
 ──「雑誌の特性活かした詳報」と市民団体が高評価

■道警クラブが余興ビデオ見送り
 独特の慣行、昨年限りで終了か
 ──恒例“十大ニュース”中止、埋め合わせは「スピーチ」で

■道新記者が酒気帯び運転で検挙
 紙面では「STOP飲酒」展開中
 ──「人手不足で厳しい処分は困難」と、内部の声

■脱原発と多重複合汚染問題を訴え
 噴火湾沿岸回る脱原発キャラバン
 ──昨年、日本海沿岸を回った市民団体有志が4月に再結集

■「子ども・若者支援地域協議会」の
 設置促進へ国が札幌で研修会開催
 ──いまだ不十分な不登校・ひきこもりの自立支援体制を強化

■札証年間功労賞にFUJIジャパン
 ワンストップで外壁リフォーム展開
 ──「地域経済の活性化に寄与したい」と佐々木代表

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【釧路特集】伊東良孝衆議に訊く

地元目線で描く“再生の処方箋”
捕鯨基地釧路からクジラ復権を

1985年の釧路市議当選を皮切りに、地元選出道議、釧路市長を経て現在は国政で活躍する伊東良孝衆議(71・道7区)。昨年は4年ぶり2回目となる農林水産副大臣に就任し、我が国の一次産業の底上げに東奔西走の毎日だ。地元の釧路では国際バルク戦略港湾が動きだしたほか商業捕鯨が再開され、釧路コールマインの石炭を使用する火力発電所が建設中という朗報もあるが、近年における水産業の不振や人口減少などの難題にも直面している。地域に生まれつつある芽をいかにして育て地方創生につなげていくか──。伊東衆議にグローバルな視点も合わせて釧路再生の処方箋を訊いた。
(1月26日、釧路市内で収録)

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【釧路特集】釧路市政の現状と展望

バルク港湾で民間投資が活発化
地域課題解決へ「域内連関」推進

道東の拠点都市・釧路市(蝦名大也市長)。観光面ではLCCピーチ・アビエーションの就航や、道内7空港一括民間委託の動きが本格化したことなどを受け、かねてより連携を強めている帯広・女満別とのひがし北海道3空港による広域周遊観光を推進していく構え。産業面では国際バルク戦略港湾の完成で民間投資が活発化している。また、地元企業支援では「釧路市ビジネスサポートセンター k‐Biz」が相談企業の経営改善など当初の想定を超える成果をあげているという。一方で基幹産業の漁業は深刻な不振が続き、人口減少対策も待ったなしの状況だ。釧路市の現状と展望をテーマ別にレポートした。

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【釧路特集】釧路信用組合・忠村浩志理事長に訊く

訪問回数増やし地域密着を強化
「地元の仲間」目線で活性化支援

釧路信用組合は、2014年12月に経営危機に陥り公的資金80億円の資金支援を受け経営強化の取り組みを着々と進めている。ただ、マイナス金利によって経営環境の厳しさが増し貸出金は減少傾向が続いている。昨年6月に11年ぶりに生え抜き理事長に就任した忠村浩志氏(59)は、事業者と信組は仲間という目線で訪問回数を増やし地域密着路線の更なる徹底を図っている。忠村理事長に2020年の運営方針などを訊いた。
(1月22日収録)

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【釧路特集】Business Report

目指すは阿寒発のソウルフード
北泉開発のエゾシカ6次化事業

地元産エゾシカ肉の消費拡大やブランド化に力を入れている北泉開発(本社・釧路市阿寒町、曽我部元親社長)。その始まりはおよそ15年も前に遡り、曽我部社長は父の喜市会長との親子二人三脚で国内初という捕獲・養鹿・加工・商品開発・販売を一貫して行なう6次化事業の体制を構築した。こうして育ててきたエゾシカ肉のブランド名は「阿寒もみじ」。3~4才のシカを加工処理した食肉は豊富な栄養価はもとより、柔らかで独特のクセも感じられない逸品。近年は首都圏のジビエブームも相まって、これまで以上に関心が高まっているようだ。その同社が目標とするのは、ジンギスカンのようなソウルフードとしてのエゾシカ肉の育成・定着だ。

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【経済】46年の歴史に幕。閉店後は解体建て直しへ

失われるススキノのランドマーク
ラフィラ閉店に寄せる人々の思い

北海道を代表する繁華街ススキノのランドマークとして定着している商業施設、ススキノラフィラ(運営・ススキノ十字街ビル、以下ラフィラ)。1974年に高級路線の百貨店・札幌松坂屋として開業して以降、ヨークマツザカヤ、ロビンソン百貨店札幌、そして現在のラフィラへと業態転換を経てきたが、地権者らはこのほど建物の解体と新ビル建設を決断。今年5月17日に完全閉店する運びとなっている。単なる商業施設としての役割にとどまらず、待ち合わせスポットとしての出会いの場や、安心して来られるススキノのクリーンなイメージの象徴的存在でもあったこのビル。今回の閉店解体にあたり、ゆかりの人々を訪ね率直な思いを訊いた。(髙橋貴充)

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【連載】ルポ「ひきこもり」54──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」2

「死にたい」子供時代の葛藤
全てのルーツは自分の母に

複雑な親子関係を解きほぐす過去への旅

不登校やひきこもりという言葉は知っている。だが、自分の子供が学校や社会へ出られなくなったらどうだろう。親、特に母親は不安と焦りに駆られ、結果として我が子を追い詰めてしまいがちだ。小樽市の家族会元世話人、鈴木祐子さん(72)もかつてはそうだった。札幌の家族会で学びを深めての気付きは「黙って子供を受け入れること」。それは彼女自身が自分の母親との関係を振り返り、わだかまりを乗り越える作業にもつながった。複雑に絡んだ親子関係を解きほぐすため彼女の“ファミリーヒストリー”を辿った。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【56】

秘匿された海軍唯一の捕虜収容所
神奈川県鎌倉「海軍大船収容所跡」

生き抜いて語り部となった捕虜

真珠湾攻撃に始まった太平洋戦争の緒戦で勝利した日本軍は、東南アジアなどで捕虜となった連合国軍の兵士たちを国内の捕虜収容所に収容し、陸軍の管轄としたが、1カ所だけ海軍が仮収容する施設があった。当時の神奈川県大船町(現・鎌倉市)植木に設置し、秘密の収容所とされた「海軍大船収容所」だ。戦後75年目となる今年の正月に跡地を訪れると、付近の寺院に建てられていた1本の卒塔婆が収容所で死亡した兵士らを弔っていた。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●ANA FESTAとカドウフーズがコラボ 「はこだて雪んこチーズ」を限定発売
●悲劇から2年、支援は続く 「そしある」法要 しめやかに
●国際雪合戦、まもなく開催へ 〝聖地〟で令和初のバトルを見逃すな!
●スタートした“空の大変革” 7空港を傘下に「北海道エアポート」が発進
●ラリーのトップドライバーが冬道の安全運転を直々に指導
●クルマの未来、未来のクルマ「札幌モーターショー2020」
●ススキノ探訪 これぞ最強の大衆居酒屋「おいしい村 月夜のたぬき」
●シャチグループの看板ニュークラブ「クラブ リオン」
●浮き彫りになる〝原発被災者〟 証言ドキュメント『福島は語る』が上映キャラバン

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*真・アイヌの誤謬
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『村越エカテリーナ巴里子さんとともに』
【報道】旭川医大で浮上した元脳神経外科教授の強制猥褻疑惑

意識のない医局女性を脱がし
わいせつな動画を撮影、編集

元教授の異常行為と大学の隠蔽体質

昨秋から教授の不祥事が続いている国立大学法人旭川医科大学(吉田晃敏学長・以下旭川医大)で新たな疑惑が浮上した。昨年3月にキャンパスを去った脳神経外科学講座の元教授が、あろうことか自分の医局スタッフに猥褻行為を働き、それらを自ら撮影していたというのだ。発覚後、大学側は事件を隠蔽し、この元教授は依願退職という形で責任を問われることなく札幌近郊の病院に再就職を果たしたという。税金が投入されている国立の医育機関でいったい何が起きていたのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件④

「長く、つらい1年に」――

近隣住民、アパマン北海道を提訴
スプレー噴射の元店長は書類送検

とりあえずの原状回復までに、1年の時間が過ぎ去った。被害補償の交渉では半年ほどで「最終合意」が通告され、示されたのは実際の被害にほど遠い補償額。合意を迫る加害者は、被害世帯に“守秘義務”を求めさえしたという。「このまま事件を終わらせてはならない」。30人の被害者が声を挙げたのは、何よりも事件の風化を喰い止めるためだった。不動産仲介店アパマンショップ爆発事件は、まだ終わっていない――。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈6〉 

「多くが不問に」――

内部告発当事者が本誌に手記
指摘の疑惑、函館消防は否定

昨年春に内部調査が始まり、同9月にその結果が報告された函館市消防の夜間勤務手当不正支給問題。11月には全消防職員の8割以上を占める307人が訓告などの処分を受け、総額1200万円以上の返納が決まった。一連の問題が終息したかにみえる中、昨年末にある人物が本誌編集部へ寄せた手記には、組織の内部事情が生々しく綴られている。本号にその全文を採録し、改めて問いかけたい。内部調査ですべての膿を出し切ることはできたのか――。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ⑦

“一時金”報道 BPO審理入り

「正確・公正だった」とSTV
国賠訴訟は「除斥期間」で争い

旧優生保護法の報道をめぐり、強制不妊手術の被害者が地元民放局の不適切な取材・報道を指摘していた問題で12月中旬、被害者代理人から申し立てを受けた第三者機関が問題の審理にあたることを決めた。並行して続く当事者と国との裁判では、不妊手術の被害が消滅する「除斥期間」適用の有無で争いが続き、原告側が公平性の観点などから国に誠実な対応を求めている。訴訟支援の署名活動も始まり、佳境を迎えつつある闘い、現時点での報告を――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈38〉 

盗撮、詐欺で起訴2連発

酒気帯び巡査長には停職処分
野次排除問題はなお「確認中」

2019年、師走の北海度警察では不祥事が相継ぎ、暮れの迫った下旬に到って現職を含む2人が盗撮と詐欺で起訴された。さらに酒気帯び運転で懲戒に到った事案もあり、職員の処分を担う監察官室がたびたび謝罪コメントを発する事態に。発生半年が過ぎる首相演説野次排除問題では「事実確認」が遅々として進まぬまま、1月末に民事訴訟の初弁論を控えている。新たな年の幕開け、道警の周辺は早くも騒がしい。(小笠原 淳)

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【原発】“核のゴミ”レポートPART14 幌延・処分研究の「延長容認」で道政に汚点残した鈴木知事

期間延長は議会と道民軽視

「核燃料サイクル」と心中か
一次産業や観光軸に発展か

原子力機構が幌延町での“核のゴミ”処分研究の期間延長を申し入れた問題をめぐり、鈴木直道知事は12月10日の道議会で「延長容認」を表明した。議会での議論を深めず同機構理事長との会談を行ない、道民から寄せられた意見の整理作業中に結論を出す拙速なやり方は、道政史上に汚点を残した。道が「期限のない研究延長」にお墨付きを与えたことで、処分事業者のNUMOは幌延での研究に参入する機会を窺う。一次産業や観光を軸に本道を発展させるのか、破綻した核燃料サイクル路線と心中するのか──いま、道民と道庁が試されている。  (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】中川町・エゾシカ事業の補助金不正流用疑惑を追う

加工処理工場は休眠状態
国と町の補助金はどこへ

実態なきプロジェクトに投じられた1億円

道北の中川町で国や町の補助を受けて約2年前に始まった野生エゾシカ肉の解体加工事業「イノチヲツナグ・プロジェクト」の不透明な運営に批判の声が高まっている。解体加工場となっている現地を訪れると、エゾシカ搬入口の扉などが壊れたままで、とても食肉を提供できるような施設とは思われなかった。この問題では「調査中」を理由に町からも納得できる説明は得られていない。合計1億円ともいわれる事業資金はいったいどこへ消えたのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■札幌・菊水まちセンで着服発覚
 地元町内会からは温情求める声
 ──住民に慕われた非常勤女性に「むしろ応援したい」と連町役員

■婚姻「生殖が前提」と国側の主張
 原告は改めて違憲・不平等指摘
 ──LGBT「結婚の自由」札幌訴訟、審理半ばに

■札幌わしたショップの店頭募金
 首里城支援に4百万円強集まる
 ──北海道と沖縄、距離を超えた思いやりのつながり

■テーマは「半農半Xな生き方」
 北海道有機農業研究会が学習会
 ──農業+得意なこと“X”を社会に役立てる生き方指南

■土屋グループ創業者・土屋公三氏が
 (一社)3KM生涯幸福設計を設立
 ──今こそ求められる「3KM」による働く人の人生設計

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【道東・根室特集】石垣雅敏市長に訊く

根室の夜明けは日本の夜明け
多様な交流で領土返還に筋道

水産と観光を軸に地域経済活性化

根室市第7代市長に当選して1年4カ月。2019年はかつてないほどの不漁に見舞われるという困難もあったが、石垣雅敏市長(68)は公約で掲げた「水産都市・根室の再興」に向け情熱をいささかも失っていない。年末に漁船が連行されるなど、いまだ解決のメドが立たない北方領土問題でも四島との新たな交流を実現させるべく国に対し働きかけを強めている。大人気のふるさと納税をはじめJR花咲線維持に向けても大きな支援が全国から寄せられる根室。日本で一番先に夜が明ける国境のまちの再興、領土問題の解決は、文字通り「日本の新たな夜明け」になる可能性を秘めている。今年、その根室はどう動くのか──。(2019年12月23日収録)

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【道東・根室特集】大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

根釧の資源活かす伴走型支援
「地域商社」で非金融でも貢献

根室を中心に釧路や札幌にも拠点を有する大地みらい信用金庫は、釧路・根室地域の基幹産業のひとつである水産が厳しい状況にあることから、取引先の事業転換や新分野進出に伴走型支援を強化している。また、債務者区分の引き当て率を変えるなど備えを高め、取引先に向き合う姿勢をさらに強めている。地域商社の設立にも意欲を示しており、道東から信用金庫の新しい道を模索していく考えだ。遠藤修一理事長(63)に2020年の戦略などを訊いた。(2019年12月23日収録)

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【医療】さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックに
「乳がん治療」の最前線と対応法を訊く

注目される「術前の抗がん剤治療」
何より大切な早期検診と確定診断

日本人女性の11人に1人が発症すると言われる乳がんだが、治療法の進歩などから現在では早期発見なら9割は克服できるとされている。ただ欧米では患者数、死亡者数ともに減っているのに対し、我が国では依然増加傾向。30歳から64歳までの女性の間で死亡原因のトップになっているのが現状だ。そもそもこの乳がんとは、どのような病気なのか──。医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(札幌市北区)の亀田博院長・理事長に乳がんのタイプに合った治療法、国内における最新の治療トレンド、そして検診の重要性について訊いた。(12月20日取材)

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【エネルギー】雪が北海道を豊かにする!?

雪氷環境プロジェクトが提唱する
“雪”の再生可能エネルギー活用

冬の厄介者が秘める資源としての可能性

これから本格化する雪のシーズン。観光客にとってはお目当てのひとつにもなっているが、道民にとっては冬の厄介者という側面も否定できない。その雪を再生可能エネルギーとして活用する取り組みを広げていこうというのが、NPO法人・雪氷環境プロジェクト(本部札幌)だ。農作物の鮮度を長期間保つ雪氷貯蔵や、機器の冷却が欠かせないデータセンターなどにおける省エネ冷房としての雪氷活用など、冬の空から舞い降りるそれは資源としてさまざまな可能性を秘めていた。その雪の有効活用に20年も前から着目していた同NPOの小嶋英生理事長は、技術が進歩した今日において雪氷エネルギーは地域活性化にも大いに寄与していく、と力を込める。

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」㊽

新知事でも実現しない
市民団体との直接面談

泊再稼働めぐる道の対応は「暖簾に腕押し」

市民団体の連合体である「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」(市川守弘代表・以下連絡会)は昨年12月12日、鈴木直道・北海道知事に対して、泊原発再稼働への安全性の見解などを求めて面談を求めた。だが前知事・高橋はるみ時代と同様、今回も実現しなかった。窓口となった道職員とのやり取りを取材すると、道民の安全を最優先に働かねばならないはずの知事が、なぜ要請を「重く受け止める」と言えないのか、疑問が沸く。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・令和2年に札幌でオープンする商業施設

アルペンとアイビックが“火花”
最新型アウトドアショップ対決

令和2年が始まった。国内景気は堅調な見方が多い一方で、国際的には不安定要素もあってこの1年を見通すことは難しい。ただ7月24日から東京五輪が開催され、この中で8月8日・9日には札幌で男女のマラソン競技が行なわれるなど明るい材料もある。閏年で例年より1日多いことも流通業界には追い風だ。令和2年にオープンする札幌の商業施設にはどんなところがあるか、ピックアップしてみた。(佐久間康介)

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【連載】ルポ「ひきこもり」53──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」

今だから話せる息子のひきこもり
「置き去りにされた子供」との日々

小樽市で「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」を主宰していた元世話人、鈴木祐子さん(72)が1996年から始まった我が子の不登校・ひきこもりの体験を語った。札幌の専門医や家族会との出会いなどを通して「置き去りにされた子供」の心細さや辛さについて言及。「頑固さがあったからこそ、息子は生き延びることができた」。その言葉には重みがある。少子高齢化の中で増え続ける不登校、そしてひきこもり。今だからこそ話したい──。そんな鈴木さんの語りに耳を傾けてみたい。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【55】

名古屋城の文化財を戦禍から守った
帝国陸軍大将の名を残す「乃木倉庫」

戦後の再建にも寄与した城の宝

名古屋のシンボルといえば、金の鯱で有名な名古屋城だろう。徳川家康が築いた名城として城郭として初めて国宝に指定されながら、1945(昭和20)年5月14日のアメリカ軍の空襲によってほぼ焼失してしまった。しかし、奇跡的に無傷で残ったものがある。「乃木倉庫」と呼ばれたレンガ造りの弾薬庫に保管されていた障壁画などの文化財だ。そしてこれらが戦後の名古屋城再建につながった。貴重な文化遺産を守ったその倉庫と、名古屋城周辺の戦争関連遺跡をたどった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●伝統の「登別温泉湯まつり」節分の2月3・4日に開催
●スマートに愉しむ絶品生ラム「北海道ジンギスカン 蝦夷屋」
●農と食を支える熱い思いをアニメに ホクレン「from North Field」を配信
●札幌でも大好評の海や牧場の恵み ポールスターで興部町物産展開催
●冬の札幌・函館で沖縄の熱気を満喫 「北海道泡盛の夕べ」
●幻のホップを使ったクラフトビール「ソラチエース」が飲食店本格展開

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『宴』
【報道】道警不祥事から考える〈37〉

元警部補、13年後の再犯

性被害訴える女性に二次被害
不起訴処分には「不当」議決

《本件不起訴処分は不当である》。検察の処分を検証する第三者機関がその議決に到ったのは、2019年11月のことだった。審査されていたのは、前年の9月に起きた建造物侵入事件。容疑者の現職警察官(当時)は、別の事件で被害を訴える女性が夫とともに経営する飲食店を訪ね、30分間以上にわたって恫喝まがいの言動を繰り返したという。彼が事件捜査の対象になったのは、その時が初めてではなかった――。(小笠原 淳)

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【報道】新ひだか町発・新しい「アイヌの英傑像」に噴き出す批判【その3】

シャクシャイン顕彰会の土肥伸治会長に訊く

彼らは新しい像でアイヌの
英傑を汚し民族を分断した

かつてのアイヌ民族の英傑、シャクシャインを顕彰した像を2018年の秋、新ひだか町(大野克之町長)が解体撤去し、NPO法人新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)が新しい像を建立した問題の続報だ。先月号では役場や同協会関係者への取材を通し、長年にわたって主体性を欠いた町の動きが関係者の軋轢を深めたことを主にレポートした。だが、役場や同協会側の釈明にシャクシャイン顕彰会の土肥伸治会長は黙っていない。11月下旬、記者は本人を直撃しインタビューを試みた。問題の本質は果たしてどこにあったのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑤

「警官の犯罪、責任は警察に」

首相演説野次排除問題、法廷へ
道警「事実確認」6カ月め突入

「何も喋らないんだったら、こっちからはたらきかけるしかない」。参議院議員選挙で首相の応援演説に野次を飛ばした人などが警察に“排除”された問題で12月初旬、当事者の1人が北海道警察に損害賠償を求める裁判を起こし、併せて現場の警察官たちを刑事告訴した。問題発生から5カ月が過ぎる今も道警の「事実確認」が続く中、問題は法廷に持ち込まれ、排除の適正性が司法の場で問われることになる。(小笠原 淳)

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【報道】冤罪被害・問われる不当捜査

公然監視、無断撮影、無賃乗車…

冤罪男性、不当捜査に賠償請求
刑事裁判では論告のやり直しも

警察官は、2時間以上にわたってつきまとい続けたという――。まったく身に覚えがない事件で捜査の対象になった男性は、脅迫の容疑者として起訴された。1年あまり続いた裁判では潔白が証明され、捜査機関も矛を収めたが、警察も検察も未だに謝罪の言葉を口にしていない。のちに北海道を相手どり損害賠償を求めることになった男性は、強い憤りとともに訴える。「彼らに事件捜査を手がける資格はない」。(小笠原 淳)

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【報道】生鮮食品卸道内大手・いずみホールディングスの虚実

水産物の巨額な架空取引を
恩人から訴えられ全面敗訴

司法に断罪された“ベンチャーの星”

「食品流通のOS(オペレーションシステム)を創り新しいインフラで世界中に豊かさを届ける」。こんな社是を掲げるのが、株式会社いずみホールディングス(本社札幌)だ。水産物や農畜産物などの生鮮食品卸にインターネットシステムを取り入れ、独自のビジネスを展開する期待のベンチャー。そんな企業の創業者で社長を務める泉卓真氏が水産物の架空取引で損害賠償訴訟を札幌地裁に提起され、今年7月に全面敗訴していたことが分かった。泉氏の華やかな顔の裏側、そこには不正に手を染めていた別の素顔があったようだ──。(佐久間康介)

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【報道】迷走する札幌の「北8西1再開発」【2】

見直し陳情不採択で暴走が加速か?
前代未聞「行政代執行」の可能性も

札幌市北区北8条西1丁目エリア約2haで進められている市街地再開発(正式名称:札幌駅北口8・1地区市街地再開発)は、見直しを求める地権者関係者の札幌市議会への陳情が不採択となり、再開発組合は2020年3月着工に向けて次の段階に移ろうとしている。しかし、ここにきて再開発に欠かせない各借地権者へのモデル権利変換計画(※現在の土地・建物の評価額と等価となる再開発ビルの床を取得するためのモデルとなる計画)が示されていなかったことや不動産鑑定評価書の不作成のままなど再開発の根幹を揺るがすような事態が明らかになってきた。このまま進めば札幌市の再開発に汚点を残すことになりそうだ。(佐久間康介)

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【原発】“核のゴミ”レポートPART13 幌延・研究期間の延長めぐる知事の選択

道は原子力機構の代理人か

蔑ろにされる道民議論を
尽くして受け入れた過去

原子力機構が幌延町での“核のゴミ”処分研究の期間延長を申し入れた問題をめぐり、鈴木直道知事は定例道議会で「今後、機構の幹部と直接会って協定の遵守などについて聞き、議会の議論も踏まえ判断する」旨の方針を示した。道は議会日程を睨んで短期間のうちに「確認会議」を終え、機構側の説明を丸写しした文書をまとめて道内2カ所での説明会に臨むなど拙速な進め方が目立つ。「幌延の周辺地域がなし崩し的に最終処分地にされるのでは」という道民の懸念は依然消えない。その後の動きを紹介し、道の元担当者へのインタビューも交え報告する。(ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■道アイヌ協会が幹部不祥事を隠蔽か
 本人の退会を翻意させて理事で温存
 ──苫小牧アイヌ協会会長に浮上した強制性交疑惑

■函館消防の不正で職員大量処分
 市は再発防止に業務改善委設置
 ──8割超の307人対象、多くが懲戒以下の「指導措置」に

■中川町が補助金不正流用の疑いで
 国補助のエゾシカ肉事業を調査へ
 ──停滞する「イノチヲツナグ・プロジェクト」の裏側

■玉城デニー沖縄県知事が来札
 オスプレイ訓練の危険性啓発
 ──焼失した首里城。2022年まで再建計画まとめる考え

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【新春インタビュー】北海道知事 鈴木 直道 氏

東京五輪に沸く2020年を
北海道を売り込む重要な年に

2019年4月の道知事選で、“日本一給料の安い首長”とも呼ばれた夕張市長から、“全国最年少知事”への転身を果たした鈴木直道北海道知事(38)。就任から今日までのおよそ8カ月間、広域自治体の舵取りに中々慣れずにいるのか、さまざまな報道メディアから「何もしない」「決断できない」といった批判が散見されるようになった。だがそんな折、カジノを伴う統合型リゾート・IRの誘致に関して、11月末に自ら先送りを決断。大きな物議を呼ぶ一方で、ある意味予測困難な鈴木道政の独自色も示す格好にもなった。とはいえ道政は課題が山積。今回のインタビューでは、本誌がかねてより報じている幌延問題や道警の首相野次排斥問題などについても鈴木知事本人の見解を訊いた。 (11月27日取材)


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【新春インタビュー】札幌市長 秋元 克広 氏

五輪マラソン・競歩成功に全力
次代に向け札幌をリニューアル

ラグビーワールドカップの札幌開催は大成功を収め、スポーツ観戦を通じた国際交流が地元に新風を吹き込んだ。また、間近に迫った東京五輪のマラソン・競歩の札幌への会場変更も急遽決定、19年はまさにスポーツをめぐる話題が札幌を彩った1年だった。秋元克広市長(63)は、こうした動きを2030年の冬季オリンピック・パラリンピック招致に向けた機運醸成に結び付けたい考えだ。北海道新幹線札幌駅開業に向けた再開発も目白押しで、新年は札幌が大きく変貌する将来に向け本格的な始動の年になりそうだ。2期目に入った秋元市長にこれからの施策展開について訊いた。(11月19日取材)

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【新春インタビュー】
サッポロビール創業の地の顔役を務める
道産子の小野寺哲也北海道本社代表に訊く

“道民と一緒”の思いを共有して
ふるさと北海道を元気にしたい

2年後に創業145年を迎えるサッポロビール。その創業の地で3月、北海道本部長兼北海道本社代表に就任したのが小樽出身の道産子・小野寺哲也氏(57)だ。大学時代に味わったサッポロ樽生ビールの美味しさに感動したのが入社のきっかけだったという。入社後は主に営業に従事。今回の同職就任に関しては、重責と自認する一方で、故郷のために働けることのやりがいを強く実感しているようだ。「ふるさとのために、何ができるだろう?」の企業スローガンは、ふるさとである北海道の顔役となった小野寺氏にとって、一際大きな意味を持つ言葉と思われるが、「北海道を元気にしたい」の一念で地域活性化に尽力していく構えだ。 (11月14日収録)

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【新春インタビュー】
創業70周年を迎えた北海道スイーツの
牽引役もりもとの森本真司社長に訊く

実直に続けた美味しさの追求
その原点のものづくりを貫く

20年ほど前から積極化した多店舗展開で、現在北海道で28店舗。パンにケーキ、和菓子もある充実した品揃えと、その一つひとつの品質の良さ。店舗のおしゃれな雰囲気なども奏功して、今やすっかりお馴染みのスイーツブランドとして定着した感があるもりもと(本社千歳市)。菓子のさまざまなコンテストで優秀な成績を収めるなど、美味しさや技術力の高さは全国の専門家も認めるところだ。その同社が10月に創業70周年という大きな節目を迎え、12月には発祥の店である千歳本店の一新も果たした。今や北海道を代表する菓子製造業の1社として強い存在感を放つ同社だが、森本真司社長(46)は「美味しいものを作りたい、という思いでずっと同じことを続けてきただけ」と、謙虚に今日までの歩みを振り返る。    (11月14日取材)

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【マンガ】
回顧2019 燃えた! 燃えた!! 令和が燃えた!!(作:石川寿彦)

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【医療】
M&Aによって生まれ変わった
「我汝会 きたひろしま整形外科」

地域に必要な診療所を継続し
病診連携で高度な治療を提供

人工関節置換術で全国トップクラスの治療実績を持つ「えにわ病院」(恵庭市・150床)などを運営する医療法人社団 我汝会(以下我汝会・木村正一理事長)。その我汝会がこのほど、北広島市内にあった「あさひ整形外科」の事業を引き継ぎ、同診療所が「きたひろしま整形外科」(19床)として再出発を果たしている。「我汝会の専門性と強みを病診連携で生かしながら、地域に愛され信頼されるクリニックを目指したい」。こう語る原則行院長(56)に、今回の事業引き継ぎの目的と今後の展望を訊いた。(11月26日取材)

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【岩見沢発】共生社会の実現を目指して──
パラスポーツだけでなく文化芸術も支援

“アール・ブリュット”を通じ
多様性を認め、支え合うまちに

25年以上も前から着手したICT基盤整備により、基幹産業である農業や住民の健康管理に至るまで先進技術を活用した、ICTによるまちづくりが成果をあげている岩見沢市。その一方で、全ての市民の多様性を認め合い、互いに支え合って地域社会の構築を目指す共生社会の実現に向けた取り組みにも力を入れている。折しも2020年東京五輪を間近に控え、パラスポーツへの関心が高まっている昨今だが、同市ではスポーツだけではなく障害者の文化芸術活動を盛り上げる取り組みも推し進めている。それを象徴するのが“アール・ブリュット”の振興。同事業の集大成とも言える11月開催の「岩見沢アール・ブリュット芸術祭2019」には、期間中15日間で2617人の来場者が詰め掛けた。

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」㊼

提訴から丸8年、長引く審理
注目される泊廃炉訴訟の行方

北電側に迅速な対応を求めた裁判所

札幌市北区に本部を置く市民団体「泊原発の廃炉をめざす会」(廃炉の会)が泊原発の廃炉を求めて札幌地方裁判所に起こした集団訴訟の第30回口頭弁論が12月3日、行なわれた。提訴から丸8年。長引く裁判に武藤貴明裁判長は北電側に対し「明確な主張をしないのであれば進行を考えなければならない」と、訴訟指揮を示唆する異例の発言も行なった。果たして泊原発を止める判決は出るのだろうか。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】問われる小樽市保健所の職員倫理【2】

組織の劣化が生んだ中傷問題
改善を表明した保健所トップ

小樽市で不登校やひきこもり支援に取り組んできた民間団体(家族会)の主宰者が小樽市保健所(貞本晃一所長)の職員から謂れのない中傷を受けた問題は依然、膠着状態が続いている。保健所側の二転三転する対応が問題をこじらせたことは先月号で既報の通り。その背景に透けて見えるのは、民間任せのひきこもり対策と職員の士気の低下だ。長年に亘りひきこもり問題に尽力してきた市民を巻き込んだ今回のトラブル──。取材を通して背景に浮かび上がってきたのは、前市長によるいびつな管理職人事、そしてそこに起因する組織の劣化だった。    (武智敦子)

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【農業】札幌発・都市型農業の可能性を広げる「とれた小屋ふじい」の挑戦

若い世代が研鑽と就農で活躍
目指すは「農業と観光の融合」

農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加──。農業を取り巻く環境は厳しいが、北海道の農業に夢を託し札幌市北区の農場で都市型農業に挑戦する若者たちがいる。宅地化から札幌の農地を守ろうと、農業を基盤にした観光レジャーなど農と観光の融合に取り組んでいる「とれた小屋ふじい」(法人名=北海道・藤井ファーム・ラボ(株))だ。この農場で働く新人ファーマーたちに、都市型農業の魅力や可能性について訊いた。          (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」52──津別町社協に学ぶ“優しい地域づくり”

事務局長の“やる気”が起こした変革
可能性広げた住民と専門職との協働

人口約4600人、高齢化率44・62%の小さなまちの小さな社会福祉協議会が、ひきこもる人たちの孤立を防ぐ先進的な取り組みで注目されている。オホーツク管内の津別町社会福祉協議会──。数年前までは、どこのまちにもある平凡な社協だったが、事務局長の山田英孝さん(65)を中心に専門職と地域住民が協働しながら優しい地域づくりを目指し、他の自治体からも視察が相次いでいる。社会的孤立が広がるいま、地域が社協に求める役割は大きく、津別社協の実践はヒントになりそうだ。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅54

戦時下を生きた庶民目線を伝える
愛知・名古屋 戦争に関する資料館

兵士をなぐさめた“銃後の支え”

名古屋市中心部に「愛知・名古屋 戦争に関する資料館」という施設がある。誰にでも分かりやすい名称で、4年前の2015年7月にオープンしたばかりだ。同市が所在する愛知県は、トヨタ自動車の本社があるように国内でも有数の工業エリアでかつては軍需産業の集積地でもあった。そのため、アメリカ軍の空襲も他都市に比べて回数が多く被災面積も広い。今回紹介するこの資料館は、空襲の被害を記録するというより庶民が戦時下でどう生活し、軍隊に対して日常的にどう関わったのかを中心に展示している。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●SS募金に和菓子業界との交流会 ホクレンが社会・産業貢献に尽力
●厳冬期の網走圏でしか手に入らない「流氷ドラフトプレミアム」が発売
●店主は元検事、店長は出所者 更生支援居酒屋、ススキノで始動
●ススキノ探訪 知られざる大人の隠れ家「バー モダンタイムス」
●オープンして17年のニュークラブ 色褪せない魅力の「クラブ レオーネ」
●スガイディノスが狸小路5丁目で自前の映画館「札幌劇場」を再開へ

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『マレー半島からきたこ』
【報道】新ひだか町発・新しい「アイヌの英傑像」に噴き出す批判【その2】

シャクシャイン像の喪失を
生んだ行政の「怠慢と責任」

安易にアイヌ協会に傾斜した町役場

かつてのアイヌ民族の英傑、シャクシャインを顕彰した像を昨秋、新ひだか町(大野克之町長)が解体撤去し、新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)が新しい像を建立した問題の続報だ。本誌報道後、日刊紙の地方版に「町内のアイヌ民族団体の間でぎくしゃくが続いている」という内容の記事が掲載された。だが問題の根底に見えてきたのは像の所有者である同町の大きな責任、そしてアイヌ協会への安易な傾斜だ。取材に役場とアイヌ協会は、どう答えたのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈36〉

「目立たない奴だった」

下着盗撮の警官に窃盗の余罪
処分は免職、身柄は拘束せず

10月末、北海道警察の男性警察官が懲戒免職となった。7月中旬に下着盗撮の現行犯で逮捕された彼はその後、ほか複数回の盗撮と住居侵入、窃盗の疑いでも捜査されていたという。一連の不祥事は札幌市内と胆振管内で起きていたが、事件は懲戒処分の直後に函館の検察庁へ移送された。警察本部の執行隊に勤める精鋭は、新人のころから「目立たないキャラクター」だったという。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈5〉

議会説明に矛盾発覚

函館消防、職員2人処分済み
地元紙は『日誌』新疑惑指摘

時間外勤務手当の不正支給について9月までに調査結果をまとめた函館市消防本部が、結果を報告する市議会で事実と異なる説明をしていた疑いがある。同本部は不正などに関係した職員の処分を市総務部に委ねるとしたが、一部の職員については議会招集前に独自に処分していたことがあきらかになった。11月に入ってからは地元紙が不自然な勤務記録を報道するなど、改めて内部調査のあり方に疑いの眼が向けられている。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋④

少なくとも9人が――

野次排除、まもなく4カ月
説明求め続ける当事者たち

本誌9月号から報告を続けている、参院選期間中の首相演説野次排除問題。日中の公道で一般市民の表現の自由を侵害した警察は、3度にわたった議会答弁で事実説明を避け続け、各方面からの問い合わせにも未だ明答を返していない。対照的に、排除された当事者らは事後も抗議の声を挙げ続け、10月下旬には札幌市内で市民集会を開催、改めて警察に謝罪などを申し入れた。その日――7月15日の札幌で、少なくとも9人が“被害”に遭っていたという。(小笠原 淳)

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【報道】連携企業の「協定破棄」で挫折した下川町のSDGsモデル事業

原因は背伸びと補助金頼み
伝わらなかった町の“熱量”

SDGs(持続可能な開発目標)モデル自治体の上川管内下川町(谷一之町長)が進めていた道外法人とのチョコレート製造事業計画が10月上旬、連携先から「連携協定を破棄する」旨の通知を受けて挫折した。昨年夏の協定締結から1年余り、事業計画の詰めの甘さから町内での合意形成がなされず、今春の町長選の争点にされたことなどに連携先が懸念を表明したためだ。過去10年間ほど、国のさまざまなモデル事業を導入し、町外から高評価を得てきた同町での「SDGs事業第1号」失敗に至るまでの経緯を振り返り、自治体やまちづくりのあり方を考えてみた。(下川町在住ルポライター・滝川 康治)

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【報道】北竜町の“隈研吾頼み”に死角はないのか

著名人に託す再生に賛否両論
問われる「ひまわりの里」構想

町民自身が主体となるまちづくりを

シーズンには30万人近くが訪れるひまわりの名所として知られる雨竜郡北竜町(佐野豊町長)。その北竜町が、新国立競技場をデザインした世界的建築家で東京大学教授の隈研吾氏の力を借りて「町を世界に発信する」取り組みを進めようとしている。同氏の設計による保育所建設や観光スポット「ひまわりの里」のリニューアルが、それ。完成間近な保育所は来年度から約30人の乳幼児らが入所予定。ひまわりの里のリニューアルでは、基本計画策定委員会が来年2月に基本計画をまとめる予定だ。しかし、この“隈研吾頼み”には町民などから疑問の声もあがる。人口減少、少子高齢化に悩む北海道の自治体が著名人に託す活性化策に死角はないのだろうか。  (佐久間康介)

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【胆振東部地震】札幌発・被災地復旧工事の現状とこれから

地域住民ファーストで進む復旧
並行して目指すインフラ強靭化

幹線道路の「東15丁目・屯田通」や清田区里塚地区で行なわれている、胆振東部地震で被災した地域の復旧工事。その進捗がどの程度進んでいるのか、札幌市民にとっては気になるところだ。また、これら工事に伴い地域インフラの地震対策がどのように講じられるのかも関心事だろう。そこで、降雪期を前に大きな山場を迎えようとしている復旧工事の現場を訪ね、現状や今後を取材。そこから見えてきたのは、災害復旧と併せて進められる札幌市の強靭化や工事に対する札幌市民の協力姿勢。そして安全第一、地域住民ファーストで作業に取り組む現場の気概だった。(髙橋貴充)

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【原発】“核のゴミ”レポートPART12 幌延・処分研究施設の期間延長めぐる道の対応と今後

地層処分は壮大な“ほら話”

虚構を糊塗する研究より
優先すべき道民との約束

幌延町で“核のゴミ”処分研究を進める日本原子力研究開発機構(原子力機構)が研究期間の延長を申し入れた問題をめぐり、9月から「確認会議」による検討が行なわれてきた。だが、申し入れの肝である「研究の終了時期」や「埋め戻しの詳細」について、原子力機構は曖昧な「回答」をくり返し、10年後の再延長にも含みを残す。座長役の道幹部は議論を深める作業を怠り、会議の「取りまとめ」を急いだ。これでは道民の疑念は払拭できない。地層処分という壮大な“ほら話”に対する捉え方を含め、最近の動きなどを報告する。(ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■「モンベル効果」に沸く小清水町を
 下支えする若い力によるまちづくり
 ──モンベル開業を機に一変した道の駅エリアの賑わい

■優生法違憲訴訟、証拠調べ迫る
 国は引き続き「除斥期間」主張
 ──法廷では「要約筆記」初導入、原告支援者らは署名活動へ

■救護施設でまだ続く労使間対立
 地裁スピード決定に法人が抵抗
 ──従業員の救済遠のく「札幌明啓院」

■東京五輪の「マラソン札幌移転」で
 道議会喫煙所設置派に思わぬ逆風
 ──オリンピックの受動喫煙対策で「喫煙する権利」も風前の灯?

■「国はどこまで隠し続けるのか」
 PKO訴訟で問われる情報管理
 ──南スーダン“戦闘”から3年、事実は今も藪の中

■「結婚の自由」訴訟に追い風判例
 札幌では再来年春の判決見込む
 ──「憲法は同性婚否定せず」と宇都宮地裁

■KHJ全国ひきこもり家族連合会が
 札幌のかでる2・7で全国大会を開催
 ──地域共生社会をテーマに延べ400人が参加

■もう「むかわ竜」と呼ばないで…
 旧穂別町有志ら地元報道に要請
 ──学名決定を機に「カムイサウルス」定着目指す

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【オホーツク特集】インタビュー 網走市長 水谷 洋一氏

発展を遂げた「スポーツ交流事業」
刑務所の資源を生かすまちづくり

ラグビーW杯イヤーの今年は、水谷洋一市長(56)にとって大きく記憶に残る年になったことだろう。網走を事前キャンプ地として強化に取り組んだ日本代表チームが悲願のベスト8進出を成し遂げたほか、フィジー代表の公認キャンプ地としても選ばれるなど地元が全国から脚光を浴びたからだ。自ら発案したオホーツク網走マラソンも人気を集めており、同市のスポーツ交流事業は大きく発展を遂げつつある印象だ。そんな中で次に大きな可能性を秘めているのが「再犯防止」を大きな柱に掲げる同市の地方創生戦略。国とタッグを組み、網走刑務所の地域資源を有効活用する取り組みにも注目が集まるところ。出所者の社会復帰を後押ししながら市内での産業創出を目指す水谷市長に、まちの今後の展望を訊いた。(10月18日収録)

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【オホーツク特集】インタビュー 北見市長 辻 直孝氏

新庁舎完成が招く賑わいに期待
カーリングのまちの魅力も向上

平昌冬季五輪における地元女子チーム「ロコ・ソラーレ」の活躍で、“カーリングのまち”という明るいイメージがすっかり定着した北見市。その同市は、2020年9月予定の新市庁舎完成で、まちのグランドデザインが大きく変わりそうな雰囲気だ。この新庁舎の初の主となるのが、今年9月の市長選で再選を果たした辻直孝市長(66)だ。だが勝利はしたものの投票率は過去最低と大きな課題も残った選挙戦となった。少子高齢化やJR路線維持問題など課題は山積しているが、これからは定評のある実務能力で、低投票率のマイナスイメージ払拭に期待したいところ。目指すまちづくりについて辻市長に率直な思いを訊いた。(10月16日収録)

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【オホーツク特集】インタビュー 紋別市長 宮川 良一氏

再生可能エネルギーがさらに充実
基幹産業では外国人も大いに活躍

オホーツク遠紋地域の拠点都市・紋別。道内7空港一括民間委託の動きが注視される中、これらに属さないオホーツク紋別空港の今後も気になるところだが、今年開港20周年という節目を迎え、搭乗者数も概ね順調に推移しているようだ。基幹産業の漁業は全体の漁獲量で前年同期比2割増と堅調。さらに再生可能エネルギー活用の分野では稼働中の紋別バイオマス発電所に加え、メガソーラー発電所も12月に供用開始の見通しで、再生可能エネルギーでおよそ8万4500キロワットの発電量を賄うこととなる。このほか再来年の年明けには紋別観光の新たな顔・ガリンコ号Ⅲが就航する予定だ。変わりゆく紋別のまちづくりを舵取りする宮川良一市長(65)に今後の展望を訊いた。(10月15日収録)

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【オホーツク特集】オホーツク観光2019

“白い大地”が呼んでいる

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【医療】「訪問診療」で健康に貢献する札幌の北32条歯科クリニック

地域包括ケアに寄与しながら
高齢者の口腔ケアを積極展開

高齢化の進展に伴い、通院が困難な高齢者の自宅に出向いて歯科治療や口腔ケアを担う訪問診療の重要性が高まっている。特に治療後の口腔ケアは、低栄養や誤嚥性肺炎などの予防に高い効果が認められており、患者のQOL維持にとって欠かせないと言われる。ただ歯科衛生士の不足などから訪問診療を導入する医療機関はまだ少数。そんな中、開院以来この分野に力を注いでいるのが「北32条歯科クリニック」(札幌市北区)だ。森山誠一院長ら歯科医師と歯科衛生士が〝ワンチーム〟となって高齢者や地域住民の健康を口から支える取り組みを取材した。

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【五輪】「五輪マラソン札幌移転」の衝撃

急転直下!IOCの決定に
高まる期待と交錯する不安

「アスリート・ファースト」は本当か

東京から札幌へ──。まさに「降って湧いた」感がある東京オリンピックのマラソンと競歩の「札幌移転」。秋元克広市長と鈴木直道知事は11月7日、大会組織委員会の森喜朗会長とそれぞれ会談し、森会長はこれまでの経緯を説明し、開催への協力を求めた。ともあれ、あと9カ月余りで本番を迎えることになる慌ただしさ。いったい、なぜこれほどまでに急転直下の札幌開催となったのか。「アスリート・ファースト」と言いながら、決定の背後にはさまざまな思惑が渦巻いている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」46

“ゼンリョク宣言”は名ばかり?
顧客流出で悪化する経営内容

藤井体制でも「泊ありき」が鮮明に

新電力への顧客流出が止まらない中、北海道電力(北電)は本年6月下旬、4年半ぶりにトップが交代。藤井裕社長(63)のもと新体制での経営となっている。さる10月30日に行なわれた中間連結決算の会見で、その藤井社長は電気料金の値下げについて「泊原発の再稼働後に」と明言するなど従来の方針を堅持する姿勢に終始。経営悪化が鮮明となった中間決算を踏まえて新たな顧客サービスを打ち出した同社だが、正直魅力に乏しい内容だった。これでは、ますます道民の北電離れが進むのではないか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【財界】札幌商工会議所・岩田会頭2期目が始動

目指す「次世代に向けたまちづくり」
新副会頭に加藤欽也氏、大谷喜一氏

この11月から札幌商工会議所(札商)の第37期が始動し、注目のトップ人事では岩田圭剛会頭(岩田地崎建設社長・66)が再選され、6人の副会頭のうち2人が入れ替わった。新たに選任されたのは加藤欽也・昭和交通代表取締役(67)と大谷喜一・アインホールディングス社長(68)で、清新さが加味されたかっこうだ。今期に冬季五輪の開催地が決定する可能性が高いことから、政策として札幌招致実現に向けた体制を強化。2030年度に予定されている北海道新幹線の札幌開業や駅周辺整備、都心アクセス道路の建設などについても冬季五輪に合わせて前倒し、次世代に向けたまちづくりを推進することが最大のミッションになっている。

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【報道】問われる小樽市保健所の職員倫理

“謂れなき中傷”で追い込まれた
「ひきこもり問題」の功労者

長年にわたり小樽市内で不登校やひきこもりの家族支援に取り組んできた民間団体の主宰者が、小樽市保健所の職員から人格を否定されるような中傷を受け活動休止に追い込まれている。中傷に至った根拠や経緯について説明を求める当事者に対し、同保健所の対応は後手後手に回り問題をさらにこじらせている。職員の軽率な言動と組織の硬直した姿勢が地域に貢献してきた市民を追い詰めた、あってはならない事態。小樽市役所の職員倫理はどうなっているのか──。(武智敦子)

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【インタビュー】ニセコ町議会でハラスメントと闘う斉藤うめ子町議に訊く

変わり始めた議員の意識

実感した声をあげ続ける大事さ
問題をうやむやにはしたくない

「声をあげた時は、これで私の政治生命は終わりだと覚悟しました」。こう語るのはニセコ町議会唯一の女性議員、斉藤うめ子さん(71)だ。昨年11月末、本誌の取材に町議会の一部議員からハラスメントを受けてきたことを明かし、精神的にも厳しい状況の中で今年4月の町議選に挑み3選を果たした。9月定例会では斉藤さんが提案した政府に対し「国連女性差別撤廃条約『選択的議定書』の速やかな批准を求める意見書」が全会一致で可決されたことがホットな話題となっている。ズバリ斉藤さんに聞いてみた。議会は変わりましたか?     (聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」51──石狩市「8050問題」への挑戦

「中高年ひきこもりと家族を救え」
新年度にサポートセンター開設へ

深刻化する「8050問題」を前に中高年のひきこもりと家族をどう支援につなげていくか──。行政が頭を悩ませる中、不登校やひきこもりなど若者支援に取り組んできた石狩市(加藤龍幸市長)は来年度、中高年ひきこもりと家族に間口を広げた「石狩市ひきこもりサポートセンター」(仮称)を立ち上げる。地域社会から見えにくくなっている40歳以上の当事者や高齢の親に支援の手を届けるため、定期的な家族相談会を開くなどして体制を整備していく。これまでの流れを辿りながら同市の「8050問題」への挑戦を取材した。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 53

徳島に眠る電子情報戦の記憶
蒲生田岬の電波探知機設置跡

戦後に人々を勇気づけた阿波おどり

太平洋戦争末期になるとアメリカ軍の空襲が全国各地で激しくなり、旧陸海軍は敵機の来襲をいかに早く察知し、迎撃するかが大きな任務になった。国土の周囲が海であるため、各地には敵機や航空母艦を発見するための電波探知機(レーダー)が設置された。そのうち1基の跡が徳島県東端の蒲生田(かもだ)岬にあると知り、わずかな手掛かりを頼りに現地に赴いた。岬の山中に残された電波探知機設置跡をはじめ、悲劇があった阿南市、空襲でまちが壊滅した徳島市に残る戦争の爪痕をめぐってみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●感性論哲学の行徳哲男氏も登壇 土屋人間社長塾OB会が講演会
●「伴走型就労支援」でキャリアバンクとシニアライフサポート協会が業務提携
●物流をはじめ巨大集出荷施設も運営 日本一のタマネギを支える北見通運
●〝ビールのまち〟札幌を牽引するサッポロビール、秋の事業展開
●ホテルオークラ札幌が食で伝える地域の魅力「オホーツクフェア」
●新千歳空港全体で発信するアニメの祭典が世界の作家が目標とする舞台に成長
●ススキノ探訪 和食と地酒の極上ハーモニー「北の海手箱 風」

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『今月は無題』
【報道】新ひだか町発・新しい「アイヌの英傑像」に噴き出す批判

新シャクシャイン像は
民族分断のシンボルか

浮上した「町とアイヌ協会の二人三脚」

かつてのアイヌ民族の英傑、シャクシャインを顕彰した像を昨秋、所有者である新ひだか町(大野克之町長)が解体撤去し、新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)が新しい像を建立した問題が地元でくすぶっている。かつて全道のアイヌ関係者の総意の下で建てられたシャクシャイン像は、なぜ葬られることになったのか。見えてきたのは町役場とアイヌ協会による「二人三脚」の構図だ。マスメディアが触れないこの問題の深層とは──。     (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋3

「事実確認」3カ月――

議会答弁で法的根拠示せず
野次排除、道警の沈黙続く

「事実確認を継続中です」「中立性に疑念が抱かれたことは残念」「今後とも不偏不党かつ公平中正に」――。7月中旬に札幌で起こった、首相演説野次排除問題。その後3度にわたって議会に呼ばれ質問を受けた警察幹部らは、アナログレコードの針が飛んだような答弁をひたすら繰り返すことになる。問題が発生してから、まもなく3カ月。当事者らが声を挙げ続け、また第三者の告発や抗議声明なども続く中、強制排除の法的根拠は今もって示されないままだ。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈4〉

「組織ぐるみ」飽くまで否定

不正支給額1200万円超
函館消防・夜間勤務の85%で

調査の結果がまとまるまで、不正の告発から半年以上の時間が費やされた。本誌6月号で初めて報じた、函館市消防の時間外手当不正受給問題。同市消防本部は9月末、内部調査の結果を報道発表、翌10月1日には消防長ら幹部職員が議会報告に臨んだ。明かされた金額は、計1200万円あまり。だがそれは飽くまで書類で裏づけられた事実に過ぎず、不正の全貌は確認不能のまま幕引きを迎えることになった。(小笠原 淳)

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【報道】迷走する「北8西1市街地再開発事業」

地権者の合意形成ないまま
札幌市が再開発組合を認可

コンサルとゼネコンが主導する暴走開発?

JR札幌駅北口近くの「北8条西1丁目市街地再開発事業」(約2ha)に暗雲が漂っている。当初計画から変更が繰り返され事業収支がはっきりしないまま、しかも待ったをかけた地権者がいる中で準備組合から公的団体として責務を持つ「市街地再開発組合」(田中重明理事長)に移行したからだ。この事態を受け、地権者の関係者は札幌市議会に10月下旬にも再開発事業の見直しを求める陳情書を提出する予定で、受理されれば市議会で事業の妥当性が審議されることになる。合意形成なき再開発事業の暴走──。全国的にも異常な事態が「北8西1」で起こっている。(佐久間康介)

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【原発】“核のゴミ”レポートPART11 幌延・処分研究施設の期間延長めぐる道の対応

知事に問われる「道民目線」

過去の「約束」を踏まえた
対応を原子力機構に迫れ

道北の幌延町で“核のゴミ”処分研究を進める日本原子力研究開発機構(原子力機構)が当初の約束を反故にして、研究期間の延長を北海道と幌延町に申し入れたのを受け、両者でつくる「確認会議」による検討が始まった。だが、原子力機構と密接な関係がある研究者を専門有識者に委嘱するなど「確認会議」には問題が多く、道幹部がくり返す「申し入れ内容を精査する」作業がどこまで出来るのか疑問だ。約20年前の立地受け入れ時、道は周辺自治体や住民らの意見にも耳を傾けたが、今は形式的な対応が目立つ。このままでいいのか──。 (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】医療現場で散った命8

看護師遺族、闘い終わらず

「お荷物」発言、医師が否定
KKRは過労自体を認めず

「長時間労働はなかった」「一緒に手術室にいたこともない」――。自ら命を絶った新人看護師の遺族らは、改めて彼我の認識の違いに直面することになる。札幌の病院は国の労災認定を顧みずに指導の適正性を強調し、釧路の病院ではパワーハラスメントを疑われる医師が仕事上の接点さえも否定した。それぞれの法廷で長く続く闘いに終わりが見えてこない中、原告たちは異口同音に訴える。「どうか、裁判所はまっとうな審理を」――。(小笠原 淳)

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【報道】HIV偏見と闘う3

「税金で運営する資格はない」

HIV内定取り消しに「違法」判決
事後の病院声明に原告ら怒り心頭

反論しようのない場にあんな声明を出すとは、極めて不誠実だ――。9月中旬、HIV感染不申告を理由に採用内定を取り消した病院に裁判所が「違法」判決を言い渡し、病院の運営法人が控訴を断念したことで10月初旬に判決が確定した。だが同日、法人の公式サイトに掲載された声明文は、世のHIV感染者の神経を逆撫でする内容だった。飽くまで内定取り消しを正当化する言い分に原告や訴訟代理人らは憤りを隠さず、近く糾弾声明の発表を検討しているという。(小笠原 淳)

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【胆振東部地震から1年】被災地を支える“食の物語”

甚大な被害を受けても揺るがない
3町のブランド力と生産者の底力

昨年9月の胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町・むかわ町・安平町は、全国でも名の知れた特産品が数多くある食の資源に恵まれた地域だ。あの激甚災害以降、食に携わる事業者の状況はどうなったのか。発災を受け、「被災地域の商品を買って応援しよう」という動きが全国で熱を帯びたが、それは事業者らにどう作用したのか。そして地震から1年が経過した今の率直な心境は──。そうした思いから訪ねた3町で目にしたのは各事業者の力強さ。そして確信したのが、食という地域資源が傷付いたまちを盛り立てる大きな力になっているということだ。(髙橋貴充)

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【報道】「雇い止め訴訟」で揺れる札幌大学に新たな衝撃

控訴審勝訴でも続く混乱

突然出された鈴木学長の辞任届

学校法人札幌大学(荒川裕生理事長、以下札大)がざわついている。さる9月24日、雇い止めの撤回を求めて札大の元特任准教授が法人側を提訴した控訴審判決が札幌高裁(冨田一彦裁判長)で下され、法人側は一審に続き勝訴した。しかし、その数日前にくだんの特任准教授の雇い止めを主導したとされる学長と副学長が、任期途中で辞任届を出すという不可解な事態が起きているからだ。果たして2つの出来事は関連しているのか。それとも法人側は学長、副学長を辞めさせなければならない別の事情があったのだろうか。(佐久間康介)

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【ニュース】

■ザイ・コンファームの小林健治氏が
 狙う「企業主導型保育事業」の助成金
 ──出資法違反容疑で本社に入った家宅捜索も逮捕には至らず

■無令状GPS、二審も違法判断
 無罪主張の原告男性は即日上告
 ──一審の旭川地裁には令状請求実績なく

■特需はあったが一部にとどまった
 ラグビーW杯・札幌のビール消費
 ──ファンゾーンやアイリッシュパブに集中した賑わい

■「面白い恋人」訴訟を逆手に取った
 石屋・吉本のコラボ商品が完売御礼
 ──関西人の心を掴んだ和解スイーツ「ゆきどけ」

■「親は解決を急がず子供のペースで」
 ひきこもり支援のセミナーが開催
 ──主催は道ソーシャルワーカー協会、11月には函館でも

■「れいわ新選組」の山本太郎代表が
 北海道を皮切りに全国行脚を開始
 ──各地で熱い反応。「れいわブーム」はどこまで続く?

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【企業】コープさっぽろが「SDGs推進プラットフォーム」を設立

持続可能な地域社会の実現に貢献
17の目標に向け「つなぐ力」発揮

2015年の国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、より良い未来を実現するための具体的な目標として2030年までの「17のゴール(目標)」が設定された。これまで北海道の地域社会の課題解決に向けさまざまな取り組みを行なってきたコープさっぽろ(札幌市西区・大見英明理事長)では、今年からこの17の目標に向けた取り組みをより明確化。同時に北海道の企業・団体などと共にSDGs推進に向けた共通意識の醸成と具体的アクションを進めるプラットフォームを立ち上げた。人口減少、少子高齢化が他地域より急速に進む北海道で、持続可能な地域社会を目指したコープさっぽろの取り組みが注目されている。(佐久間康介)

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【医療】アスリートをサポートする「北海道整形外科記念病院」

チームワークの良さが光る
“スポーツ障害”の治療拠点

国内を熱狂させているラグビーW杯日本大会、そして来年に東京五輪の開催を控える中でスポーツ熱が高まっている。だが、その一方で懸念されるのが競技中のけが、そして過度の練習で特定の部位が故障するスポーツ障害だ。このような中で以前から「スポーツ整形・リハビリテーションセンター」を開設し、アスリートたちをサポートしているのが医療法人北海道整形外科記念病院(札幌市豊平区・225床)である。国内有数の整形外科専門病院として知られ、プロ選手やスポーツ愛好家からも頼りにされている同病院の加藤貞利理事長・院長とリハビリの責任者にスポーツ障害の概要と治療について訊いた(9月27日取材)。

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【アート】問われるパブリックアートの維持管理3──現状を知る関係者が緊急提言

野外彫刻に迫る倒壊の危機

札幌市の調査に足りない視点
今こそ「予防保全」への転換を

“けがの功名”といっては何だが、昨年11月末に本郷新記念札幌彫刻美術館で屋外に展示していたコンクリート作品が倒壊し男性職員が負傷した事故を受けて、札幌市が野外彫刻の現状について調査を行なう運びとなった。このような展開を受け、本稿では野外彫刻の清掃や調査研究を通して作品事情に詳しい札幌彫刻美術館友の会の橋本信夫会長と髙橋大作副会長に大いに語っていただくことにした。テーマは、野外彫刻が抱える安全性などの問題点や文化財としてのアートをどう未来につなげていくか。その多くが完成当時、テープカットで華々しくデビューした「街なかの美」だが、現在の経年劣化は予想以上に深刻だ──。(武智敦子)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」45

噴き出す原発マネー疑惑
「北電は、大丈夫なのか」

泊村でも囁かれていた金品授受

自治労や北教組などで組織する「北海道平和運動フォーラム」が中心となった「STOP再稼働! さよなら原発北海道集会」が10月6日、大通公園8丁目広場で開かれ、参加者は札幌市中心部でのデモパレードなどで泊原発の廃炉を訴えた。高浜原発を擁する関西電力(本社大阪)の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から総額3億2千万円にものぼる金品を受領していた問題が発覚した中での集会。参加者からは「北電は大丈夫なのか」の声も聞かれた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【イベント】「第6回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」11月1日から開催

短編2191作品で過去最高を更新
空港がアニメの世界的祭典の舞台に

世界の共通文化であるアニメーションをテーマに、「空港全体で発信する、空港だからできる映画祭」を目指して2014年にスタートした「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。5周年の節目となった昨年は、来場者数が約3万8千人を記録し過去最高を更新。世界中のアニメファンやクリエイターが注目するイベントとしてすっかり定着した。6回目を数える今回は11月1日から同4日まで開催。この催しの顔ともいえる短編アニメーションコンペティションでは、過去最多となった前回をさらに上回る2191の応募作品が84の国と地域から集まった。また、人気作や話題作を監督やキャストなど作り手と一緒に楽しむといった同映画祭ならではの企画プログラムも充実させる方針で、今回も大きな盛り上がりが期待される。

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【流通】道南の拠点都市に「マックスバリュ若松店」がオープン

最新の食品スーパーが函館市に誕生
「見て楽しい」リアル店舗の魅力発信

マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は9月27日、函館市若松町25番1号に「マックスバリュ若松店」をオープンさせた。札幌市内で展開している最新モデルの「マックスバリュ」を函館市内にも登場させたもので、水産や惣菜、ベーカリーの売り場はオープンキッチンでライブ感溢れる工夫を施しネットスーパーでは味わえないリアル店舗の魅力を随所に盛り込んでいる。(佐久間康介)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」50 ──子供との向き合い方とは【ある母親のケースから】

親の過保護・過干渉の底にある
“子供のあるべき姿”の押し付け

親、とりわけ母親の過干渉、過保護は子供の成長や人格形成に深く影響する。よく聞く「あなたのため」という決まり文句。良かれと思った言動が時に子供の心を傷つけ、身動きできないほど追いつめていたら、それは「優しい虐待」かもしれない。本稿では子供の不登校を経験し、気付きを得た事例から母親の子供への向き合い方と苦悩に焦点を当てた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 52

全国から脚光浴びる宇宙のまち
大樹町に残された「旭浜トーチカ」

大戦末期に集中して作られた謎

宇宙開発の新しい民間拠点として全国的にも知られるようになった十勝管内・大樹町。太平洋に接している同町旭浜の海岸付近には75年もの間、かつて旧日本軍が築いたトーチカが残されており、町が周辺を整備し保存に取り組んでいることで知られる。ここではまだ原形をとどめているもの、波に洗われ砂に埋もれているものなど15基あまりの異様な姿を目にすることができる。これらのトーチカが建設されたのは終戦前年の1944(昭和19)年とされる。終戦間近な北海道のこの場所で、どうしてこれほどの数が造られたのだろうか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●北海道の食で外食産業を活性化 サッポロの「繁盛店の扉フェア」
●女性を真ん中に置いた新複合施設カレスプレミアムガーデン北円山
●だて歴史文化ミュージアムで人気武将・伊達政宗の特別展
●北海道の秋の実り集う人気の催事〝ホクレン大収穫祭〟10月16日開幕
●作業品即売、〝モールの歌姫〟も登場 札幌で毎秋恒例「北海道矯正展」
●札幌ハートセンターが江別で医療セミナーを開催
●ススキノの老舗「まつ久ら」が高級和食割烹にリニューアル
●ススキノ探訪 至福の和食と地酒「おたる亭 本店」
●美女たちが紡ぐ“円熟のおもてなし”ラウンジ・ダリ
●書評:鈴木喜三夫著 『私の演劇たち―鈴木喜三夫全仕事―1947~2017』

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
*このプラモ、凄い!
*新連載・北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『若き日の“ブーちゃん”とはいえ愛す』
【報道】首相批判封殺の波紋②

「事実関係を確認中です」

野次排除、沈黙続ける道警
デモ無断撮影は「適正」主張

本誌前号で報告した、首相演説の野次排除問題。対応の適正性や排除の要件を問われている北海道警察は、その日から1カ月以上が過ぎてなお沈黙を貫き続け、「事実関係を確認中」と繰り返している。当事者らが起こした抗議デモでは、警察官が参加者を無断撮影するという新たな“事件”も発生、さらなる激しい抗議を招いた。もしも「時間が解決する」と高を括っていた警察幹部がいるとしたら、その読みは甘かったと言わざるを得ない。当事者の声が鎮まる兆しはないからだ。(小笠原 淳)

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【原発】“核のゴミ”レポートPART10 幌延の研究期間「20年程度」を反故にする原子力機構

「道民は騙されたのか」

「核のゴミ」処分研究施設の
延命図り露骨な協定違反

道民や自治体との約束を守れない組織は信頼を失い、疑念や不安をより深めていく──。道北の幌延町で“核のゴミ”処分研究を進める日本原子力研究開発機構は8月2日、研究期間を「20年程度」としていた約束を反故にして、最低でも10数年ほど延長する方針を固め、関連協定の当事者である北海道と幌延町に提案した。しかし、この町の原子力関連施設問題には約40年におよぶ経緯があるだけに、「研究施設の周辺地域がなし崩し的に最終処分場にされるのでは?」との道民の疑念は今も消えていない。今回の計画案の周辺と深層を探った。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】札幌の宇奈整骨院が保険金詐欺で摘発された理由

「交通事故関係の患者と
グルなら何でもできる」

被保険者が病気やケガ、死亡したと見せかけて多額の保険金を騙し取る詐欺事件が後を絶たない。今回報告する事例は札幌の整骨院を舞台にしたものだ。「交通事故専門」「元警察官」を売り文句にして患者を集めていた柔道整復師が7月下旬、詐欺の疑いで道警に逮捕されている。周辺を取材して浮かび上がってきたのは、患者集めのために違法な看板を林立し、患者とグルになって保険会社を騙していた悪質極まる手口だ。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】互助会最大手で組合潰しの疑い

「正社員」1%未満――

冠婚葬祭大手ベルコで労使問題
雇用契約せず使用者責任逃がれ

会員から事前に掛金を預かって葬儀などを引き受ける冠婚葬祭互助会。その最大手にして創立半世紀を迎えた業界の雄が今、労使問題に揺れている。北海道の従業員が初めて労働組合を立ち上げた直後、関係者らが軒並み“解雇”される事態が起きたのだ。典型的な「組合潰し」と言ってよい対応だが、のちに司法と行政の場で問われた争いで、驚くべき事実が明かされることになる。即ち、社員は「社員」に非ず――。(小笠原 淳)

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【胆振東部地震】震災から1年。むかわ町・安平町の今

“復興、途半ば”に差す光

試練に向き合い選択した
創造的復興のまちづくり

北海道で過去最大となった最大震度7の激震、その間もなく発生した道内全戸停電(ブラックアウト)。規模の大小はあれど全道民が被災者となった北海道胆振東部地震から1年が過ぎた。この地震で特に大きな被害を受けた厚真町・むかわ町・安平町は被災3町と呼ばれているが、あれから1年の間でこれら自治体の復旧・復興はどの程度進んでいるのか。また、人々の意識に変化は──。本稿ではいわゆる被災3町のうちむかわ町と安平町に関する事柄を中心に、各町長への面談取材の内容も織り交ぜながら、ふたつのまちの「これまで」と「これから」を探った。(髙橋貴充)

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【社会】ルポ 「ひきこもり」㊾ ──不登校に向き合い、がんに倒れた女性【後篇】

駆け抜けた58年の生涯

他者の苦しみを理解する人として命を全う

がんを発症し残された時間がわずかだと悟った女性は、自分の半生を振り返る作業を続ける中で子供たちがなぜ学校へ行けないのか、なぜ苦しんでいるのかを理解した。以来、病を押して子供の不登校やひきこもりで悩んでいる母親たちに情報の発信を続け、行政に対しても支援を求めながら58年の生涯を駆け抜けていった。前号でも紹介した白鳥文絵さん(仮名)の歩みを辿りながら、命をかけて残したメッセージを紐解いてみた。(武智敦子)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・増殖する「コンビニ型フィットネス」

年中24時間利用の手軽さがブーム
「近くて便利」のトレンドは続くか

街中を歩くと、老朽化した建物の解体やビルの建設、店舗の閉店やオープンなどまちの新陳代謝が生き物のように伝わってくる。こうした路地裏から見えてくる景色の変化は、経済のトレンドの写し絵でもある。今回は、出店が急拡大している「JOYFIT24」「FiT24」「Fitness24」など「コンビニ型フィットネスジム」の現状を探ってみよう。(佐久間康介)

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【文化財】中国資本に買収された夕張鹿鳴館と和光荘の行方

“放置プレー”はいつまで?

オーナーに問われる文化財の価値意識

国の登録有形文化財「夕張鹿鳴館」(旧北炭鹿ノ谷倶楽部、夕張市鹿の谷2)の存続が危ぶまれている。同施設を所有する中国系企業「元大グループ」(東京)が2年前に夕張市から買収したリゾート4施設を今年3月に香港系ファンドに転売。夕張鹿鳴館については所有し続けているが、施設は閉鎖され再開の見通しがつかない状況だ。同グループは大正期建造の歴史的建造物で重要文化財級の学術的価値があるとされる小樽の「和光荘」(旧野口喜一郎邸、潮見台2)も買収しており、こちらも同じ憂き目にあっている。中国資本に買収された文化財の周辺を追った──。(武智敦子)

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【ニュース】

■目指すは「積丹半島スピリッツ街道」
 北洋銀・日本公庫などが地域を支援
 ──地域の未利用資源で産業を創出する「積丹GIN事業」

■優生法「除斥期間」など争い続く
 審理佳境、年度内に原告尋問か
 ──国は飽くまで「国賠法で救済可能だった」主張

■すでに1600万円強を確認か
 函館消防不正手当、10月報告へ
 ──公式にはなお「調査中」と消防本部

■恐喝未遂巡査部長、不起訴処分
 不祥事“第2四半期”全件未発表
 ──盗撮の巡査部長は起訴の有無不明

■小樽に寄った「ピースボート」の乗客が
 市民科学者の案内で「原発と海」を学習
 ──海水温測定で知られる斉藤武一さんが岩内港の現状などを紹介

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【行政】就任丸1年を迎えた余市町・齊藤啓輔町長に訊く

元外交官のグローバル視点で
「よいち」全体の底上げを図る

若きトップが挑むまちづくり

北海道のリーダーとして30代の鈴木直道知事にバトンが渡されて4カ月余り。道政に徐々に「鈴木カラー」が出始めている中、ちょうど今から1年前の9月、人口約1万8000人の余市町(後志管内)の町長に同じく30代で就任したのが齊藤啓輔氏だ。鈴木知事より1歳若い37歳のリーダーが余市の古い体質を打ち破り、新しいアイデアでまちを盛り上げようとしている。8月下旬、この1年間を振り返ってもらいながら「よいち活性化」のための秘策を訊いた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【観光】2019函館観光

秋色に彩られた歴史のまちへ

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【企業】

環境保全、食の安心を担保する拠点
道内最大規模の「環境分析センター」

地域を下支えする北海道エア・ウォーターの新施設

エア・ウォーター(本社大阪)グループの道内事業会社、北海道エア・ウォーター(本社札幌)は7月8日、札幌市豊平区月寒東の自社敷地に道内最大規模の分析施設「環境分析センター」を新設、本格稼働させた。総工費は約12億円。鉄骨造3階建て、延床面積2795㎡の建物には、水質に大気、食品などさまざまなカテゴリーの成分を分析できるハイテク設備が充実している。こと食品分析に関しては、2020年4月から加工食品の栄養成分表示が完全義務化されることから、同センターのような分析のプロへのニーズが急増することは想像に難くない。そのタイミングで動き始めた新たな一大拠点。環境保全や食の安心・安全を下支えする同センターの仕事の現場をレポートする。(8月22日取材)

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【インタビュー】
すすきの祭りの刷新でまちを盛り上げる
すすきの観光協会・大島昌充会長に訊く

すすきのの持つ可能性は無限
夢は祭りを中島公園まで拡大

活性化と安心が両立するまちに

全国にその名が知られる東北以北最大の歓楽街・すすきの。その夏の風物詩が半世紀以上の歴史を誇るすすきの祭りだ。55回めとなった今年は、サンバカーニバルという新たなイベントの誕生も相まって来場者数はおよそ76万人。大盛況のうちに幕を閉じた。この祭りをすすきの観光協会会長として取りまとめたのが、今年5月に就任した大島昌充氏(㈱大助代表)だ。同協会の会長はこれまでビルオーナーが多かったが、テナントである飲食店経営者が新たなトップに就任したことも大きな注目を集めた。このまちに店を構えて30年以上。祭りの華、お神輿の会(すすきの北祭會)のトップも務めるなど、すすきのをこよなく愛する大島氏が目指す活性化の在り方とは。お祭り男の飾らない本音を訊いた──。(8月20日収録)

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【交通】
新千歳空港国際線ターミナルビルが大幅拡張

旅客利便性が飛躍的に向上へ
始まった北海道の空の大変革

次代を睨み、新千歳空港が大きく変貌しつつある。8月30日から供用が開始されたのは、増え続ける訪日外国人観光客の出入国に対応すべく約2倍に拡張された国際線ターミナルビル。国が推進するCIQ・保安・搭乗等手続・導線の効率化など「ファストトラベル」に沿ったもので、国の目標である訪日外国人旅行者数2020年4千万人、30年6千万人の実現に向けた受け入れ体制強化の一環だ。この供用開始に先立ち、20年度から始まる新千歳空港をはじめとする道内7空港の一括民営化に関する国との優先交渉権を北海道空港(HKK)連合の「北海道エアポートグループ」が獲得したことも話題を呼んだ。いよいよ始まる“北海道の空の変革”を前に、リニューアルした国際線ターミナルビルの概要をレポートする。

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【社会】「ひきこもりセミナー」から支援の在り方を考える

当事者・家族らのメッセージ
大切なのは「生き続けること」

NPO法人北海道ソーシャルワーカー協会主催のひきこもり支援セミナー「ひきこもりって何だろう。当事者・家族・支援者をつなぐ架け橋」が8月24日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。当事者を代表し16年間のひきこもりを経て、ピアサポーターに挑戦する尾澤基さん(29)、家族会「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の元世話人、鈴木祐子さん(72)、ひきこもり経験者で現在は支援者として活動する加藤和彦さん(46)の3人がパネリストとして登壇。それぞれの活動や経験から、支援の手からこぼれ落ちている当事者や家族を社会にどうつなぐかを考えた。シンポジウムの抄録を紹介する。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【51】

炭鉱での過酷な強制労働の果て
逃亡生活12年強。劉連仁の足跡

戦争に翻弄された数奇な運命

戦時中に中国大陸から強制的に日本に移送され、炭鉱などで働かされた中国人たちの労苦はさまざまな形で伝えられている。その中でも1958年2月に当別町山中の穴ぐらの中に潜んでいるところを発見された劉連仁(中国名・リュウリェンレン)の逃亡生活はその後、日本側の賠償問題に発展するなど、日中関係にも影響を及ぼした。劉連仁が強制労働させられた雨竜郡沼田町の炭鉱跡や当別町の記念碑などを訪れ、戦争に翻弄された本人の数奇な運命を辿ってみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●正栄プロジェクト特別協賛のイーグルカップ 近藤智弘プロが大会最多3度目優勝
●秋のドライブは「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●ANA FESTAとコラボの北海道限定品 ISHIYA「ショコラガトー(ホワイト)」
●晩夏の小樽で“ニトリウイーク” 大盛況のニトリレディス、芸術村に新ステンドグラス
●ススキノ探訪 至福の時間「タイムス クラブ」
●五感で愉しむ大人スペース ギャラリーカフェ ルーシー

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
*このプラモ、凄い!
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『潮騒』
【報道】首相批判封殺の波紋

「安倍辞めろ」をやめない

首相への野次を警察が排除
“被害者”らは抗議デモ計画

参議院議員選挙の投開票を1週間後に控えた7月半ば、札幌中心部で“事件”は起きた。与党候補の応援演説に立つ安倍晋三総理大臣に「辞めろ」「帰れ」と投げかけられた声。そこに「増税反対」の叫びが続き、また疑義を綴ったプラカードが掲げられる。日中の公道で言論・表現の自由を行使したその人たちは、たちまち警察官に取り押さえられ、演説の場から遠ざけられた。不意の暴挙に憤り、あるいは恐怖した彼らは、異口同音に訴える。「なぜ声を挙げただけでこんな目に」――。(小笠原 淳)

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【政治】2019参院選を総括する

道内は高橋、勝部、岩本で決着

見えない民意。全国投票率は過去2番目の低さ

道知事選や自治体首長選などから続いた選挙イヤーの最終盤、参院選の勝敗が7月21日夜、決した。17日の選挙期間中、選挙区候補は全道で、比例代表の候補は全国を駆け回り舌戦を繰り広げた。(髙橋貴充)

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【報道】釧路発・そこにある不適切捜査

窓外に警官「普通じゃない」

釧路署が私有地に無断侵入
所有者無視して車輌捜査

釧路警察署で本年3月、複数の警察官が無令状で住宅の敷地内に侵入し、住人を無視して駐車中の車輌を無断捜査する“事件”があった。警察を監督する公安委員会に苦情が寄せられたことで問題が発覚したが、釧路署が事実を認めて住人に謝罪したのは、1カ月以上後のこと。その後、複数の知人から同様の体験を聴くことになった住人は「こんなことでは警察に協力する気になれない」と、不信感を顕わにしている。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命7

真摯に謝罪し、改善を――

新人看護師の遺族が病院を提訴
国は労災認め、職場は過労否定

新人看護師の過労自殺をめぐり遺族が国を訴えていた裁判で昨年10月、国が当初の労基署決定を撤回し、改めて労災を認める異例の判断に到った(昨年12月号既報)。これを受け、勤務先だった病院に謝罪や再発防止を求めていた遺族は今春、病院側の“ゼロ回答”に直面することになる。「安全配慮義務違反はなかった」――。裁判手続きを仄めかしさえした病院の対応に、遺族は再び立ち上がることを決めた。悲劇からすでに6年以上、闘いはまだ終わっていない。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈35〉

恐喝未遂に「減給」処分

道警が上半期の不祥事記録を開示
7月の盗撮巡査長には「真面目」評

本誌前々号で“第一四半期(1―3月)”の記録を報告した北海道警察の不祥事問題。その後、7月下旬に4―6月ぶんの『一覧』が開示されたことを受け、速報的に上半期の概要を報告しておきたい。各件の報道発表の有無は現在確認中だが、法令違反が疑われるケースはすでに複数みつかっている。また下半期のスタートまもない7月中旬には、札幌で現職巡査長の盗撮事件が報じられたほか、選挙警備にあたった警察官の現場対応に批判が集まった(P14からの記事で詳報)。ここでは取り急ぎ、令和初の報告を――。(小笠原 淳)

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【社会】ルポ 「ひきこもり」48 ──不登校に向き合い、がんに倒れた女性【前篇】

困難の末につかんだ「気づき」で
死ぬまで親たちに送ったエール

「親たちにハンカチを振るように、子育てを応援したい」──8年前、そんな思いから「ハンカチの木」という子育てサークルを立ち上げた女性がいた。我が子の不登校から親の過剰な期待や過保護、過干渉が子供を追い詰めていくことに気づいたその女性は、幼い子供をもつ親たちにそのことを伝えていくことを決意した。全ては子供を苦しませないため。がんに倒れ、活動は志半ばで終わったが、彼女の思いは今も親たちに受け継がれている。その彼女の足跡を2回に分けて辿りながら、改めて親子関係の修復について考えてみたい。(武智敦子)

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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」44

世界の流れとリンクして
道内で高まる脱原発の声

泊再稼働の是非、新知事の本音は?

高橋はるみ道政を引き継いだ鈴木直道知事は、泊原発再稼働と原発の安全性について、どう認識しているのか。新知事の「本音」がまだ見えない中、北電では6月下旬に新社長として藤井裕氏が就任し、ともに新体制で再稼働の是非や北海道のエネルギー問題に対する方針を示す必要に迫られている。一方、道内では再稼働に反対する市民の声は年々大きくなっている印象だ。今年から来年にかけて、泊原発の再稼働をめぐる動きが正念場を迎えそうだ。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【芸術】問われる屋外パブリックアートの維持管理2

「よいこ つよいこ」の修復で
作品の芸術性を損ねた札幌市

札幌市円山動物園の正門前にまばゆい白い像がある。岩見沢市出身の彫刻家、山内壮夫(1907―75)が1952年に制作したコンクリート彫刻「よいこ つよいこ」。少年と鳥をモチーフにしたこの像は経年劣化が進み、2年前の秋に札幌市が修復工事を行ない今年5月に移設されたばかりだった。ところが、6月下旬に像の一部が変形していることが分かり、保全活動に取り組んできた市民団体の間に波紋を広げている。「完璧に修復」されたはずの像に何があったのか──。(武智敦子)

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【ニュース】

■函館消防、不正手当で調査続く
 地元紙の指摘には「裏づけ困難」
 ──現役職員からは「正しく説明を」の声も

■裁判所不祥事、18年ぶん出揃う
 過去最速、請求後5カ月で開示
 ──全体の半数が全面“海苔弁”の一方、判事の実名開示も

■札幌地検・新検事正に林秀行氏
 記者会見“可視化”には消極姿勢
 ──制限緩和の求めに「新しい検討材料がない」

■「裁判所に失礼」原告代理人憤然
 PKO訴訟、国の“柳に風”3年
 ──進まぬ審理に「絶対に諦めない」と原告女性

■全市的な取り組みに集まる注目
 「サテライト・カフェin江別」
 ──広がり見せるレタポスの「ひきこもり支援事業」

■8月24日から市立小樽文学館で
 「Deep小樽展 写真を読む」
 ──知られざる小樽のディープな魅力を伝える写真展

■東日本最大の展示商談会、今年も開催
 北洋銀行の「ものづくりテクノフェア」
 ──産官学が一体となって道内産業の振興を支援

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【金融】北洋銀行の新時代を牽引する安田光春 頭取に訊く

地域の潜在力を生かす提案で
北海道の経済をボトムアップ

2名の副頭取は強力な推進エンジン

昨年4月、北洋銀行頭取に就任した安田光春氏(59)。金融機関を取り巻く経済環境が大きく変化している中、北海道のリーティングバンクである同行、そして安田頭取の役割は極めて大きい。インバウンド効果や都市部の再開発などで北海道経済は緩やかな上昇基調にあるが、持続的成長に向け人口減少、少子高齢化への対応は待ったなしの状況だ。道内経済のボトムアップに向け、コンサルティング機能の強化やキャッシュレス対応、さらに金融業界のアライアンスをどう進めていくのか。6月下旬の役員人事で副頭取2名体制を復活させ、意志決定のスピードアップを図るなど独自色を鮮明にした安田頭取に胸の内を訊いた。(7月23日、北洋銀行本店で収録)

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【企業】北海道ベンチャーキャピタルの新トップ・浦田祥範社長に訊く

地元で生まれ育った投資会社
北海道の成長企業を発掘支援

昨年に35年間務めた北海道銀行を退職した浦田祥範氏(58)が、さる6月20日付で北海道ベンチャーキャピタルの新トップに就任した。道銀時代は経営企画部長や道銀地域総合研究所専務執行役員などを務め地域経済の知見を蓄積してきた浦田氏が、今度は北海道の成長企業を支援するベンチャーキャピタルの舵取りを担う。浦田新社長に就任の抱負や同社が果たすべき役割を訊いた。 (7月30日収録)

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【観光】
リゾート レポート ホテル プレミアム・レイクトーヤ

洞爺湖の絶景を望む丘に生まれた大人の“隠れ宿”

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【企業】
poroco・MyLoFE・北海道生活

堅調なえんれいしゃの情報誌から
雑誌媒体の今後あるべき姿を探る

えんれいしゃが手掛ける情報誌「poroco(ポロコ)」「MyLoFE(まいろふえ)」「北海道生活」。それぞれコンセプトは異なるが、いずれも読者の支持は堅調だ。見た目もおしゃれな誌面作りや、最新トレンドを迅速かつ詳細に紹介する取材力なども奏功していると見られるが、注目すべきは読者や取材先との双方向のつながり。そして紙媒体離れが危惧される現状にあっても、〝プロが責任を持って確かな情報を発信している雑誌の存在は揺るがない〟といった姿勢だ。3誌各編集長への取材からこれからの雑誌のあり方を探ってみたい。(7月23日取材)

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【医療】
つしま医療福祉グループの対馬代表に
日本医療大学の移転集約事業を訊く

教育と研究、医療と福祉の
一大拠点が月寒東に誕生へ

つしま医療福祉グループ(対馬徳昭代表・本部札幌)傘下の日本医療大学(島本和明総長)が2021年春、札幌市豊平区月寒東に移転を果たす。清田区真栄と恵庭市に分かれているキャンパスを集約し利便性を図ると同時に、従前の日本医療大学認知症研究所の機能を大幅に強化する。同じ敷地に大学病院や高齢者施設などを併設し、教育と研究、医療と福祉が互いに連携する計画も注目されるところ。介護が必要となった高齢者が住み慣れた地域で安心して暮し続ける「地域包括ケアシステム」を全国に先駆けて実践したつしま医療福祉グループ。月寒というゆかりの地での新たな挑戦に熱意を燃やす対馬代表に事業の全貌と将来の目標を訊いた。(7月25日取材)

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【行政】就任から1年を迎える迫俊哉小樽市長に訊く

市政の信頼回復に力を尽くし
見えてきた縦割り行政の弊害

昨年8月、森井秀明前市長の辞職に伴う出直し選挙で初当選した迫俊哉小樽市長(60)。以後、対立していた市議会や経済界との関係改善に取り組み、人口減少対策、財政健全化、北海道新幹線の新小樽駅の周辺整備など山積する課題にも汗をかいてきた。その一方で「縦割り行政の弊害を改めて感じている」と課題も指摘し、「そこをマネジメントするのが私の役割」と意欲を見せる。その迫市長に就任後の1年間を振り返ってもらった。
(7月31日取材。聞き手=武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から
「アニマルウェルフェア国際シンポジウム」レポート

議論が進む家畜福祉の世界基準
「家畜は感受性のある生命存在」

「世界のアニマルウェルフェア畜産企業ビジネスは日本をどう変革するのか?」をテーマにした国際シンポジウムが7月6日、東京の日本獣医生命科学大学で開かれた。企画したのは、全国各地の生産者や加工・流通関係者、消費者、研究者らが集まり、家畜の行動の自由を大切にするアニマルウェルフェア(家畜福祉)畜産を実現するためのコミュニティづくりを進めるAWFCジャパン。オランダの有機畜産農場の経営者と、グローバル食品企業と投資家をつなぐ家畜福祉評価を実施・公表してきた英国の民間団体代表を招き、日本と世界のアニマルウェルフェアのあり方を変革する道筋を議論した。講演内容を中心に紹介し、あらためて家畜福祉の課題を探った。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●キャリアバンク職業訓練法人が介護職外国人技能実習生の確保に向けて「面接ツアー」
●ハイタクをもっと身近な存在に 札幌ハイヤー協会が夏祭り開催
●オール北海道でシンガポール視察 熱烈な人気を肌で実感した3日間
●カレスサッポロが決算報告会で明らかにした大型プロジェクト
●北の歓楽街がサンバで熱狂! 新たな賑わいでススキノの夏が一変
●受刑者の依存症克服を支援 女子刑務所で新プログラム
●ススキノ探訪 至福の日本酒「酒肴酒菜 掌」
●シャチグループが15年ぶりに渾身の新店「クラブ・ジャガー」を9月にオープン
●「流氷ドラフト」の網走ビールが「はばたく中小企業300社」に選定
●ホテルオークラ札幌自慢の食で石狩管内8市町村の魅力を表現
●北国の夏をさらに熱く盛り上げる「泡盛を楽しむ北海道の集い」盛況
●「琉球チムドン楽団」が全国公演 12月1日には札幌でステージ披露
●「福島の子どもたちを守る会」が今年も保養事業 太陽グループが海水浴を支援
●札幌市・北大・ニトリHDが連携協定 来たるスマート社会へIT人財を育成

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
*このプラモ、凄い!
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『いつの夏だったかしら』
【政治】「9人が乱立」の参院選道選挙区を読み解く

「3枠」めぐり熾烈な個人戦
問われる主張の実現可能性

元号が令和に改まって初となる国政選挙・第25回参議院議員選挙が7月4日公示・同21日投開票の日程で幕を開けた。定数3の北海道選挙区ではいずれも新人で、高橋はるみ氏(自民)、岩本剛人氏(自民)、原谷那美氏(国民)、勝部賢志氏(立憲)、畠山和也氏(共産)、森山佳則氏(幸福)、岩瀬清次氏(労働者党)、中村治氏(安楽会)、山本貴平氏(N国党)の9人が名乗りを上げる乱立選挙となっている。地元北海道の地域活性化に重点を置いたローカルな提案、現在の安倍長期政権の弊害など国政全般の問題提起、自身が得た専門知識を活かして国の制度を良くしたいなど主張はさまざまだ。本稿ではこのうち4人の候補の肉声をお届けしたい。“乱立”の行方は如何に──。(髙橋貴充) ※自民=自由民主党、国民=国民民主党、立憲=立憲民主党、共産=日本共産党、幸福=幸福実現党、労働者党=労働の解放をめざす労働者党、安楽会=安楽死制度を考える会、N国党=NHKから国民を守る党

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【社会】ルポ 「ひきこもり」47 ──学習会で注目浴びた「当事者の声」

社会の不寛容な空気の中で
偏見の目を向けられる現実

食い違う支援のあり方の是正を

5月下旬に起きた川崎児童殺傷事件、そして東京練馬区の父親による長男刺殺事件。これらに伴い相次いだ、ひきこもりが犯罪予備軍であるかのような報道を受けて、前号では支援者や当事者ら5人の見解を特集した。今回はその第2弾として、6月上旬に札幌市内で行なわれた「8050問題」の学習会から、当事者たちの「声」にスポットを当てた。彼らの口から語られるひきこもり支援の課題と彼ら自身が求める支援とは。ここから孤立を回避し命を守るためのヒントを探ってみよう。(武智敦子)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈3〉 

確認せず決裁印、6年間

函館市議会で消防本部陳謝
一昨年度に2百人超の不正

「責任を痛感しており、深くお詫び申し上げます」。神妙な面持ちで頭を下げる、函館市消防本部の幹部職員たち。本誌が時間外手当の不正疑惑を指摘してから1カ月半、匿名の告発が市に届いてからは3カ月が過ぎていた。幹部の陳謝で幕を開けた同市議会総務常任委員会では、複数の委員が不正の経緯を質し、またさらなる疑惑を指摘することになる。長期間にわたった不祥事は、公の場でどう報告されたのか――。(小笠原 淳)

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【報道】奪われた刑余者の人権

罪、償ったのに…

警察が出所男性を公然監視
ネット上には不安煽る虚報

6月中旬、札幌刑務所を出所した男性が二十四時間体制で警察に監視され続け、その様子がSNSやワイドショーなどで発信された。法治国家では、罪を犯したことを疑われていない人が捜査の対象になることはない。実際、警察が理由なくその男性を捜査することはなかったものの、出所直後から数人の私服警官に囲まれて社会生活を再開した彼は、たちまち好奇の眼に晒されることになった。根拠のない不穏な噂さえ飛び交った“事件”の顛末は――。(小笠原 淳)

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【報道】暴力団が関与した外国人不正就労事件に疑義

「組織犯罪」で逮捕された
建設会社社長が訴える冤罪

人手不足に伴い外国人労働者の存在が注目されている。技能実習などの在留資格で東南アジアから入国する外国人も増加する一途だが、同時に不正就労や彼らを喰い物にするブラック企業の問題も取り沙汰されるようになっている。昨年12月には道警が不正就労事件を摘発したが、暴力団が絡んだとされるこの事件で逮捕された建設会社の社長が自身の被害を訴えている。本人の弁明から見えてくる事件の構図と背景とは──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件3

あの日、人生が変わった

不動産「アパマン」爆発半年
被害回復、今なお道半ば

年の瀬の住宅街を震わせた不動産店爆発事故から半年が過ぎ、札幌・平岸地区の現場周辺は静かな日常を取り戻しているように見える。だが被害の回復は季節が巡った今も終わりが見えず、無論のこと時計の針が巻き戻ることはない。半年の節目が時間的な区切りに過ぎないと承知の上で、たとえばこんなケースを報告したい。新しい道を拓いた人と、思わぬ二次被害に苦しむ人の話だ。 (小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ5

「一時金、本意でなかった」

優生法・STV取材に「心外」
強制不妊被害者がBPO申し立て

旧優生保護法の強制不妊手術被害者が国を訴えた問題で、地元報道機関の取材手法をめぐる“場外戦”がここに来て長期化の様相を呈している。道内民放局が独自に報じた、被害者男性の「一時金」受給申請。これが自身の意に沿わないものだったとして同局に抗議を寄せていた男性が、第三者機関への告発に踏み切ったのだ。指摘される過剰な介入(申請のはたらきかけ)は、あったのか、なかったのか――。(小笠原 淳)

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【報道】HIV偏見と闘う2

「怒りというより脱力…」

HIV内定取り消し訴訟、結審
事業所の偏見、尋問であらわに

北海道内の病院が採用応募者のHIV感染不申告を理由に内定を取り消した問題(本誌昨年9月号既報)で6月中旬、病院の運営法人を訴える裁判を起こした男性が札幌の法廷で尋問に臨んだ。被告代理人による反対尋問では「感染したくないと思うのは差別なのか」など偏見に由来する問いが頻発、裁判長が質問を制止する一幕が。原告男性は弁論後、「社会全体で正しい知識を共有することが必要」と改めて訴えている。(小笠原 淳)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・道内でも相次ぐ書店の破綻

令和に入って加速する廃業の連鎖
本屋生き残りの可能性はあるのか

街の本屋が次々と姿を消している。今年に入って5月に「喜久屋BOOK JAM K&S」(千歳市)が負債2億4000万円で自己破産、6月には「なにわ書房」(札幌市中央区)が負債2億9000万円で同じく自己破産した。さらに北海道と縁の深い全国書店大手の文教堂グループホールディングス(HD・川崎市高津区)も私的整理で再建を進めることになった。人口減少と少子高齢化のスピードが全国よりも早い北海道で、果たして本屋は生き残れるのか。 (佐久間康介)

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【金融】「道内20信金3月期決算」を読み解く

ようやく底を打った全体の業績
貸出金の増加で利息収入が回復

道内20信用金庫の2019年3月期決算が6月末に出揃った。全金庫が黒字を確保したが、金庫全体の純利益は125億3300万円、前期比6・9%減になった。ただ減益幅が前期より狭まり増益金庫も4金庫から10金庫に増えるなど、総じて言えば回復傾向にある。特徴的なのは貸出金が増加に転じ、貸出金利息収入が前期より21億円増加、500億円台に2年ぶりに回復したこと。地方での人口減少や地域経済の縮小傾向は続いており信金生き残りの模索は続く。(佐久間康介)

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【ニュース】

■引き続き産業用大麻の可能性を探り
 普及推進に向け「提言」を示す計画も
 ──検討会の解散を受けて「ヘンプ連絡会議」が誕生

■ひきこもり学習会で池上正樹氏が
 川崎殺傷事件、支援の課題に言及
 ──基調講演で解説した「8050問題」の最新事情

■泊原発再稼働反対で市民団体が
 「日本海沿岸キャラバン」を敢行
 ──■7泊9日で約2千キロ・40町村をめぐり訴えた「海を守ろう」

■消えゆく札幌のまちの営みを伝える
 郷愁あふれる企画展「まち文化商店街」
 ──“銭湯博士”の塚田敏信さんが監修。札幌市中央図書館で7月20日まで開催中

■泊村の新人議員・滝本さんを招き
 「原発依存村」の課題を問う講演会
 ──村政を正面から批判する注目村議が活動報告

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【イベント】2019 Beer Special

福祉協賛 大通ビアガーデン情報

湿度が低く屋外でも過ごし易いのが北海道の夏の特長。このベストシーズンを謳歌するとなれば、何はなくともまずビール。真夏の屋外でビールを楽しむといえば、第66回を迎えた「さっぽろ夏まつり」のメインイベント、「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」で決まり。今年もビールメーカーに、主要4会場それぞれの魅力をたっぷり伺った。

【インタビュー】
「北海道生活」八木由起子編集長に訊く
「さっぽろ大通ビアガーデン」の魅力

幸福に満ちた人々の表情に感動
誰をも虜にする北海道のビール

“ほっかいどうが好きなすべての人へ”をテーマに道民目線で地域の魅力を発信し、北海道への移住を検討している人々にも役に立つさまざまな情報を提供している隔月刊情報誌「北海道生活」(えんれいしゃ発行)。その陣頭に立つ八木由起子編集長も、2005年に東京から札幌に移住し、以来北海道という地域が持つさまざまな魅力の虜となったひとりだ。その八木編集長が、移住して間もない頃に大きな驚きと感動を受けたのが、さっぽろ大通ビアガーデンの光景。以後毎年このイベントを心待ちにしているという八木編集長に、その魅力を語ってもらった。(6月27日取材)

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【観光】2019 Summer 道内観光情報

満開の夏を楽しもう

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【医療】
札幌心臓血管クリニックが導入した
僧帽弁の最新治療「マイトラクリップ」

カテーテルでの低侵襲手術で
万全を期す弁膜症の治療体制

循環器分野における全国屈指の治療拠点として知られる札幌心臓血管クリニック(札幌市東区・道井洋吏院長)。医療法人札幌ハートセンターの藤田勉理事長が全体の指揮を執る同病院がこのほど僧帽弁閉鎖不全症をカテーテルで治療する「マイトラクリップ(MitraClip)」を導入した。昨年4月に保険収載されたマイトラクリップでは、心臓の弁が閉じにくくなり血液が逆流する症状に悩む患者に新たな治療の道を開くことが期待され、すでに導入されている大動脈弁狭窄症の最新治療「TAVI」に加えて同病院の弁膜症治療がいっそう強化された格好だ。札幌心臓血管クリニックの循環器内科科長でストラクチャーセンター長を兼任する八戸大輔医師にマイトラクリップのメリットや今後の抱負を訊いた。(6月17日取材)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 50

若き航空兵が辿った運命を伝える
茨城県阿見町の予科練平和記念館

練習生と生きたまちの歴史遺産

「予科練」という言葉を戦争関係のテレビドラマや映画で聞くことがよくある。正式には「海軍飛行予科練習生」と言い、旧海軍の航空兵養成制度だった。東洋一の航空基地だった茨木県・霞ヶ浦に海軍航空隊が置かれ、その中で若者たちが練習生として競ってパイロットへの技術を磨いていた。跡地にある「予科練平和記念館」は、「特攻」という人類史上例のない無謀な作戦が生まれた背景を知るのに格好の資料館だ。戦後74回目の終戦の夏を迎える前に現地を訪ねた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】「日本海沿岸キャラバン」を終えた“隊員たち”に訊く

脱原発を掲げ訴えた海の危機
見通せない将来に漁師の不安

3人で刻んだ「知ってもらう」第一歩

全国の水揚げの4分の1を占める「水産王国北海道」。だが、近年は漁獲量の減少と漁師の高齢化が深刻化。中でもスケソウダラ漁で知られた岩内の漁業は斜陽の一途を辿り、その一因に北電の泊原子力発電所から排出される温排水の影響も指摘されている。こうした現状を踏まえ、市民団体「全後志・脱原発グループ」の有志らはさる6月、岩内の現状を訴えながら、道内の日本海沿岸にある約40市町村を回る「日本海沿岸キャラバン」を敢行。自治体や漁業関係者に泊原発再稼働反対を訴えた。今回のキャラバンの手応え、そして見えてきた漁業の現状と地域の課題とは。キャラバン隊長の堀井克幸さん(74)、事務局長の瀬尾英幸さん(77)、隊員の木田博典さん(69)の3人に総括していただいた。(武智敦子)

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【葬祭】特集 「お盆」にお墓のあり方を考える

“お墓の形”は多様化しても
永遠に変わらない供養の心

どう選ぶ? あなたに最適なタイプとは

今年もお盆の季節がめぐってきた。亡くなった家族や先祖と心を通わせようとお墓参りに出かける人も多いことだろう。近年、社会の大きな変化とともに変わってきているのが、そのお墓のあり方だ。今年のお盆特集では、石狩はまなす墓苑(石狩市八幡)の管理運営を手がける有限会社三愛の代表取締役で「お墓とご供養のコンシェルジュ」として活躍している松尾拓也氏(45)に「お墓の最新事情」を訊いてみた。時代や家族構成が移ろう中で失ってはならない供養の心、そして求めるべきお墓のカタチとは──。

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【芸術】問われる屋外パブリックアートの維持管理

倒壊で負傷者も出た野外彫刻
保全対策待ったなしの札幌市

公園や街路など街並みに息づくアートとして多くの札幌市民に親しまれている野外彫刻──。しかし、作品の中には雨風など環境の影響で経年劣化が進み、痛々しい姿をさらしているものも少なくない。昨年11月には札幌市内の彫刻美術館で屋外に展示していたコンクリート製の作品が倒壊し職員が負傷する事故も起きており、野外彫刻の安全性や保全のあり方が改めて問われている。6月末に開催された公開セミナーを踏まえ、札幌のパブリックアートの現状と課題を報告する。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から
連載第180回 料理人が創る農園レストラン
──札幌市小別沢「アグリスケープ」の実践から──

一流シェフが農業に本格参入し
最高の鮮度と技術で料理を提供

今年4月、農地や森林が残り、豊かな農村景観が広がる札幌市西区の小別沢地区に、市内の料理人たちが創った農園レストランがオープンした。事業主体は2年前に設立した農地所有適格法人「㈱AGRISCAPE(アグリスケープ)」で、1・5ヘクタールの畑で50種類ほどの野菜類を作り、養鶏や加工品の製造・販売、直売所や飲食スペースの運営などを手がける。各地で農家がレストランを営む事例は増えてきたが、料理人みずから農業や関連部門へ本格的に参入する取り組みは道内で初めてのようだ。切り盛りするのは、20代のころから国内外で研鑚を積み、北海道にUターンした料理人たち。山間にある農園レストランを訪ね、これまでの歩みや今後の展開などについて聴いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●火事は対岸に――鈴木知事、9分半の〝電源喪失〟
●自立支援施設殺人から5年――遺族が「医療観察法」考えるシンポ
●もみじ台ショッピングセンターで小学生に寺子屋的な勉強サポート
●土屋グループが創業50周年記念祝賀会を開催
●国内屈指の道産品商談会、今年も盛況
●全国初。カレスサッポロが宿泊業に参入『ホテル プレミアム・レイクトーヤ』
●ススキノ探訪「寿し・道産和食 おたる別亭」
●冬季五輪のメダリスト輩出目指し「ばんけい」に夏用ゲレンデが誕生

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『わすれもの』
【報道】優生思想の罪、法廷へ5

「裁判所は正面から判断を」

旧優生法訴訟、仙台で請求棄却
札幌では民放が「倫理違反」疑い

各地で審理が続く旧優生保護法違憲訴訟で5月下旬、他地域に先駈けて仙台の裁判が判決に到り、優生法を憲法違反としつつ原告の請求を棄却する決定が伝えられた。2組の被害者が名乗りを挙げる北海道では地元の原告らがこれを強く批判、真っ当な被害回復が必要なことを改めて訴えた。溯って4月下旬にはいわゆる“救済法”が施行されたが、札幌では一時金申請をめぐって弁護団が地元民放の報道に抗議する事態に。提訴から1年、さまざまな問題に取り巻かれながらも、当事者たちの闘いへの意欲はなお衰えていない。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈2〉

深夜出動で全員「時間外」報告

函館消防、近く調査結果公表
不正受給手当は返還請求へ

本誌前号で報じた「疑い」が、近く事実として裏づけられることになる。函館市の消防署などで昨春まで続いていた、深夜勤務に伴う時間外手当不正受給問題。内部調査にあたっている同市消防本部は近く調査結果の一部をまとめ、不適切支給が確認された手当の返還を求める方針だ。不正は短くとも6年間にわたって続き、調査対象者の多くが関与していた可能性があるという――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈34〉

「A巡査部長」に減給処分

懲戒1件、氏名・所属伏せ発表
道警不祥事 “第1四半期”概要

本誌2016年2月号の取材をきっかけに、定期的に続けている北海道警察の不祥事報告。本年初の文書開示請求で得られた “第1四半期(1―3月)”の記録からは、3カ月間で処分があった不祥事が計20件(懲戒処分1、監督上の措置19)に上ることがわかった。うち1件は報道発表の対象となり、記者クラブ加盟各社に概要が公表されたものの、当事者の警察官の氏名や所属などは伏せられた。地元警察の情報提供は適切だったと言えるかどうか、本稿をもって読者の評価を仰ぎたい。(小笠原 淳)

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【報道】開かれた司法が閉じ始めた〈13〉

ついに年間4千万円超

札幌の裁判所で手荷物検査7年め
業者は6年連投、予算は毎年増額

2013年春に突如として始まった、札幌の裁判所による訪庁者手荷物検査。導入時に地元弁護士らの強い反発を受けながら検査開始に踏み切った裁判所は、以後もその必要性を検証することなく取り組みを継続している。検査にかかる費用は年々増え続け、本年度は初めて4000万円を突破した。「当面の間」と謳われてからすでに6年が過ぎ、“開かれた裁判所”は国民にとってますます近寄り難くなっている。(小笠原 淳)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」46 ──緊急特集・川崎連続殺傷事件を受けて

「ひきこもり」強調の報道に
声をあげる支援者と当事者

懸念される偏見・負のイメージに「待った」

神奈川県川崎市多摩区登戸の路上で5月28日、児童や保護者20人が殺傷された通り魔事件の報道をめぐり、犯行直後に自殺した容疑者が「ひきこもり傾向」であったことが強調されたことが波紋を広げている。31日には当事者団体の一般社団法人「ひきこもりUX会議」が、6月1日にはNPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会が、「当事者や家族の不安、偏見を助長するような報道は控えてほしい」などとする声明文を公表。ひきこもりが犯罪予備軍であるかのようなイメージを助長する報道の在り方に一石を投じている。ネット上では「死にたければ1人で死ねばいい」とする非難が殺到したこの事件。一連の報道から事件の背後に透けて見えるものとは何か──。支援者や当事者ら5人に訊いた。(武智敦子)

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【人事】北洋銀と道庁「春の幹部人事」の裏を読む

安田頭取は“日銀人脈”と訣別
鈴木知事は高橋道政の刷新へ

人事にはドラマがある。時のトップとの折り合いや巡り合わせ、バランスなどさまざまな要素が絡み合いながら人が選ばれる。人事が万事と言われるように、人事は組織そのものを表す顔のようなもの。それゆえトップが目指す組織の姿を明確に示すのが人事ということになる。この春、北洋銀行と道庁で繰り広げられた人事ドラマには揺るぎないトップのメッセージが込められている。それらのドラマの内幕を探ってみよう。 (佐久間康介)

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【社会】深刻化する旧産炭地の廃屋問題

ゴーストタウンの美唄我路地区
「解体、撤去」に決め手欠く行政

人口減少と高齢化を背景に長期間放置された空き家が全国で増加している。地域によってはほとんどの住人が姿を消し倒壊の恐れのある危険な空き家が多く残る集落もあり、自治体担当者の頭を悩ませている。かつて道内有数の産炭地として栄えた美唄市も1972(昭和47)年に最後の炭鉱が閉山してから、過疎化が進み市内には消滅した集落もある。同市東部地区の我路は炭鉱最盛期に飲食店や商店、娯楽施設などが軒を連ねたが、今はわずかな住人が残っているのみ。取り残された多くの廃屋には繁栄を極めた往時の記憶はない。(武智敦子)

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【インタビュー】外資による観光開発が進む
倶知安町・文字一志 町長に訊く

地に足を付けて町政を透明化
住民とリゾートの共存目指す

「町民目線のまちづくり」を取り戻す

役場出身の1期目の現職を今年1月の町長選で破った文字一志氏。自らも役場出身でいわば身内同士の戦いに不退転の決意で臨み、勝ち取った結果だった。訴えたのは町民に立脚した町政の実現、そして行政の透明化だ。民間によるリゾート開発が先行していた倶知安町だが、文字町政の誕生によって地域と共同歩調で世界的リゾートを目指すスタンスを鮮明にした。10月にはG20観光相会合も控えている。文字町長に町政の舵取りを訊いた。
(5月31日取材。聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【インタビュー】夕張市の新たな舵取り役
 厚谷 司 市長に訊く

地元出身トップに託された
安心できる「暮らしの再生」

「自立と協働」で進めるまちづくり

先の統一地方選で「ポスト鈴木直道」として夕張市の舵取りを任されたのが厚谷司市長(53)だ。2026年までに財政再生団体からの脱却を果たせる見通しが立ったものの、それまでに国に償還していかなければならない再生振替特例債(赤字地方債)は毎年25億6千万円と莫大。緊縮財政を強いられる中、人口減少や高齢化といった地域の課題も山積している。一方、「炭鉄港」の日本遺産認定を受け空知旧産炭地・炭鉱遺産の歴史的、文化的価値が高まりはじめたのは夕張にとっても朗報だ。「夕張は悲惨なまちと誤解されているが、実際は全くそうではない」と言い切る厚谷市長。新トップが目指すまちづくりを訊いた。 (5月23日取材、聞き手=髙橋貴充)

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【インタビュー】犯罪被害の回復とは2

「何よりも大切なのは人の命
1人でも多くの人に伝えたい」

殺人事件被害者遺族の会(宙の会)幹事
生井 澄子さんに訊く

突然の別れから、29年が過ぎた。札幌市西区の生井澄子さん(83)は「たくさんの人たちに支えられ、とても幸せな日々だった」と振り返り、「但し」とつけ加える。「あの事件そのものを除いて」──。長女・宙恵さんを喪った事件の時効成立後、各地で同じ不幸に見舞われた人たちと手を取り合い、被害者遺族に寄り添う法改正を実現させた。当事者の立場で「人の命は何よりも大切」と説き続けるのは、新たな不幸を少しでも減らしたいからにほかならない。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」43

泊村議会選挙で当選した
「74歳新人」の大きな挑戦

原発に依存する泊村の未来は?

4月21日、泊原発の立地自治体である泊村で統一地方選後半の村議会議員の投開票が行なわれた。8人の村議が決まったなかで、現職の牧野浩臣村長(72)の村政執行に批判を続けていた候補が初当選し、議会で追及する構えを見せている。全国の原発立地自治体で最も人口が少ない泊村の議会運営に変化が生まれるのか。そして再稼働への議会対応はどうなるのだろうか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■札幌地裁が救護施設に緊急命令
 組合員の配置転換「不当」と認定
 ──施設は命令履行も、新人事で“報復”か

■半世紀歩み続けたエンタメの聖地
 スガイディノス札幌中央店が閉店
 ──会社側は早期再開に向け移転先を模索

■「北海道経営未来塾」の第4期が始動
 今期に掲げたスローガンは原点回帰
 ──来賓出席の鈴木直道知事が塾生らにエール

■ひきこもり問題に取り組むNPOが
 相談カフェ事業を江別などで拡充へ
 ──「相談者の声に応え当事者や家族の孤立を防ぎたい」

■室工大の宮尾正大名誉教授が
 岩内での講演会で北電を批判
 ──胆振東部地震の「ブラックアウト」は何故起きたのか

■現在の発達障害治療に警鐘を鳴らす
 米田氏の講演会を7月下旬に開催
 ──「過度な薬物投与から子供たちを守れ」

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【連載】砂澤 陣の新・アイヌの誤謬(第2回)

アイヌ政策がもたらす大きな損失

「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律案」──いわゆるアイヌ新法が4月19日の参院本会議で可決・成立し、白老では「民族共生象徴空間」のオープンが来春に予定されている。政治とメディアがこぞって「アイヌ推し」に走っているこの状況を「日本の大きな危機」として、異を唱えているのが、ほかならぬアイヌ系の血を引く砂澤陣氏(56)である。「アイヌ新法は差別と腐敗を拡大し、日本人を分断する天下の悪法」と警鐘を鳴らした先月号に続き、新装版「アイヌの誤謬」の第2回をお届けする。

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【観光】道央への旅──「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座」を訪ねて

“最高峰”に酔いしれる
ラグジュアリースイート

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【企業】

エコミック、売上10億円の大台達成
加速する給与計算・年調の外部委託

従業員の意欲高める報奨金制度も新設

企業活動に不可欠ながら収益向上には直結しない業務代行を通じ、クライアントの生産力や営業力を高めるサービスを提供しているエコミック(本社札幌・熊谷浩二社長)。2019年3月期決算(18年4月~19年3月)の売上高は10億円の大台に達し、経常利益は前期を3000万円も上回り1億円を超えた。キャッチコピーそのままに必要書類の「写真を撮って送るだけ」で年末調整業務を代行するというWEB活用サービス「簡単年調」は17年8月にリリースして以来、順調に受注を伸ばしており、また4月には人材を紹介した従業員に報奨金を支給するという採用制度も新設し注目を集めている。新たな取り組みを次々と進める同社の展望を、熊谷社長に訊いた。                   (6月3日取材)

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【企業】特集・サッポロビール北海道工場

開拓期から北海道を支え続ける
サッポロブランドのものづくり

地域と共に歩みながら
迎えた竣工30年の節目

今年6月に竣工30周年という大きな節目を迎えたサッポロビール北海道工場。そもそも同社は、開拓使麦酒醸造所を起源に明治初めの北海道黎明期における近代化をものづくりで牽引してきたが、その先人たちの精神は同工場の現在の担い手らにも脈々と受け継がれている。ここで製造されている北海道限定ビール「サッポロクラシック」は、全国的にビール類の消費が低迷しているという近年においても、18年連続売上増という大きな支持を得ており、また工場の地元・恵庭市のふるさと納税返礼品でもダントツの人気を誇っている。平成元年に産声をあげ、新時代・令和の到来と共に30年という節目を迎えた同工場だが、次の時代に向けたものづくりや地域貢献に多くの道民が期待の眼差しを向けている──。

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【寄稿】『永年住宅』の実現に向けて(その4)

コンクリートの品質確保を

国に欠落している長寿命化の思想

コンクリート集合住宅(以下RC住宅)の永年化の実現については、幾つかの必要条件がある。前回も若干触れたが、施工後しかるべき時期に、最初に行なう建物長期保全に支障ある部分の根治的改修、塗料や防水剤の劣化を補う定期修繕工事、そして民間であるなら管理組合による建物共用部分の適切なメンテナンスの3つが前提となるが、まずは建物の基本的な構造材であるコンクリート自体の施工時及び施工後の長期にわたる品質の確保が必要である。今回筆者は、RC住宅の施工時のコンクリートの品質確保について、関係先へのインタビューや問い合わせ、そして関係法令のチェックを行なった。(井尻 哲男・建築史家)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 49

戦中から戦後の暮らしの変貌を
庶民目線で伝える東京の昭和館

令和も語り継ぐべき大戦の記憶

平成から令和の時代となり、昭和の時代に起きた大戦がますます遠い過去のものとなりつつある。平成元年生まれは今年で30歳。これからの日本を背負っていく中心となる世代は、先の大戦をどう語り継いでいくのだろうか。平成から元号が変わった直後に東京都千代田区九段南にある開館20周年を迎えた国立博物館「昭和館」を訪ね、昭和の戦争を庶民の立場から振り返った。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【企業】
障害者の就労支援と業績向上を両立

共生社会の企業の在り方を示す
北海道はまなす食品の取り組み

道内の食品製造業において、障害者雇用のパイオニアと呼んでも過言ではない北海道はまなす食品(北広島市)。現在、同社を舵取りしているのが、長年道職員として社会福祉や地域産業振興などの業務に従事した後、昨年5月に社長に就任した佐藤靖史氏だ。全従業員のおよそ4割を占める34人(5月15日の取材時現在)の障害を持つスタッフが活き活きと働く同社の事業の柱は、朝食のお供としてもお馴染みの納豆の製造。その業績は直近の2018年度決算時まで、5期連続で増収増益を果たしている。業績向上と障害者の雇用支援を共に実現させた同社から、多様性を認め合う共生社会における企業経営の在り方が見えてくる──。

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【資産運用】夏のボーナス特集──人生100年時代の資産対策

衝撃の報告書が促す資産形成
不可欠になる資産寿命の延伸

資産運用を巡る環境が激変している。昨年と今年では、その切迫感はいや増している。このほど金融庁が「人生100年時代 2000万円不足」などと報告書をまとめ、資産形成の重要性を訴えたからだ。少額投資非課税制度の積み立てNISA(ニーサ)や個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)のほか、100円、1000円単位の投資信託など運用商品は幅広く用意されている。「運用で資産寿命を延ばすことが不可欠」と言うファイナンシャルプランナーの金子賢司さんに資産運用が必要とされる背景を訊いた。

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【寄稿】2019年知事選とこれからの北海道を考える・後編

「96万票」の重い意味

石川知裕を担いだ野党勢力の劣化を憂う

現在中央において野党指導者たちは、今夏の参院選あるいは衆参W選に向けた選挙協力、野党共闘を巡っての混乱の真っ只中にある(5月27日現在)。彼らは、2009年に獲得した3千万有権者の支持が何故半分以下になってしまったのか、痛みを伴うであろうその総括の作業に向き合うことをせず、分裂したかつての仲間にその責任を負わせることに躍起になっている。野党勢力回復の端緒すら見出していない。それは石川知裕候補を担いだ道内野党勢力においても同様である。深刻にして複雑なこの問題を紐解く糸口として、石川候補の選挙公約が道内野党政治家たちによってどのように扱われ、有権者にどのように受け止められたか、ここから考えてみたい。
(北海学園大学非常勤講師 忠海 久)

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【就労支援】岐路に立つ就労支援B型事業所の新しい働き方

報酬改定で直面する運営難
注目される「mole方式」

障害を持つ人が働く技能を身に付ける「就労継続支援B型事業所」。その多くが昨年4月の基本報酬改定で厳しい運営を強いられている。今回の改定により利用者全体に支払う工賃額に応じて基本報酬が変更され、障害者が自分のペースや体調に合わせて働くB型では工賃アップに限界が生じているからだ。こうした中で、利用者たちが感性や発想を生かしながら新たな仕事づくりにチャレンジする、ある事業所の試みが注目されている。 (武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から
連載第179回 特別インタビュー(後編)
いち早く6次産業化に取り組み、「農と食」・観光・森林づくりに奔走してきた我満 嘉明 さん

拓銀破綻で丸裸になった人生
今は「農と食の伝道師」として
盤渓から人々にエールを送る

「俺は百歳まで現役でいるつもり」と、我満嘉明さんがよく口にする。30歳を前に健康産業の創造をめざして農家から事業家に転身し、スキー場や飲食店の経営に携わり、「食と観光」や森林づくりに奔走。やがて90年代に入ると、メーンバンクだった北海道拓殖銀行が破綻した影響を受けて経営危機に直面し、資産処分を余儀なくされる苦渋の人生を歩む。しかし持ち前の行動力とネットワークを駆使し、水産廃棄物などの堆肥化事業に尽力。近年は札幌市内で新規就農を志す人たちへの助言・協力も惜しまない。周囲の人々を元気づける“我満節”の後編をお届けする。(5月20日、札幌市盤渓で収録・ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●現役アスリートから直接指導を受けるホクレン女子陸上部のランニング教室
●NACS・音尾琢真を唸らせた糖質オフ サッポロ「オフのごちそう」新発売
●ポートランドと札幌の結び付きを美食で伝える〝札幌食彩フェア〟オークラ札幌が開催
●ビールが美味しくなる初夏にアサヒビールが続々商品展開
●〝オホーツクのインド〟絶品カリーのクリシュナ北見本店が移転し大盛況
●期間限定、一期一会の美味しさをぜひ 石屋製菓の「美冬(みふゆ)いちご」
●タマネギの集出荷巨大施設が完成 「生産量日本一」のJAきたみらいが建設
●全ての心臓病を救う「100年続く病院」へ 札幌ハートセンターが医療セミナーを開催
●現ススキノ探訪② 至福の時間「クラブラウンジ SARAI」
●オープン19周年、ススキノのニュークラといえば「赤門倶楽部」
●北海道で楽しむ泡盛の宴 今夏は帯広市でも初開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『擽らないで』
【報道】函館消防・不正手当疑惑

「深夜勤務に架空手当」告発

「仮眠中」の嘘、常態化か
調査に追われる函館市消防

函館市の消防本部で今春、長期間にわたる職員手当の不正受給を指摘する告発があり、組織として調査を始めたことがわかった。市内消防署などで昨年春まで、夜勤中の災害出動のうち時間外手当の対象とならないケースにも多くの手当が発生していた疑いがあるという。不正な支給額の解明などにはかなりの時間がかかることが予想され、同本部では現場職員への聴き取り調査を進めるなどして事実確認にあたっている。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を②

「私たちは『いない』のか」

LGBT“結婚差別”解消求め
札幌地裁で当事者が陳述

北海道を含む全国4カ所の裁判所に一斉提起された「結婚の自由をすべての人に」訴訟。性的少数者(LGBT)のカップル3組が声を挙げた本道では4月中旬、初弁論を迎えた原告らが札幌の法廷で意見陳述に臨んだ。「私たちは紛れもない家族」「幸せになりたいだけなのに」――。切実な訴えは、先進諸国に後れをとる日本の婚姻制度を変えることができるのか。当事者による初めての闘いは、幕を開けたばかりだ。(小笠原 淳)

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【報道】失われた「専守防衛」

「安全なら、なぜ隠すのか」

自衛官の母、3度めの意見陳述
提訴4年、PKO派遣差止訴訟


「国は『安全』の根拠を一切示してくれません」――。2016年に提起された裁判が本年4月、8度めの弁論を迎えた。陸上自衛隊の南スーダンPKO派遣差し止めを求めて起こされた訴訟は、初弁論後に部隊の「撤収」が伝わってからも取り下げられることなく、当時の『日報』開示などをめぐる争いが続いている。札幌地裁で改めて意見を述べることになった原告は、現職自衛官の母。「誰も殺し、殺されて欲しくない」一心で、法廷に立ち続ける。(小笠原 淳)

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【報道】裁判所、公文書の「隠し過ぎ」認める③

不正受給、痴漢、トイレ侵入…

最高裁が’17年不祥事を開示
15件中6件は全面不開示に

本誌の文書開示請求に対し、2016年の裁判官・裁判所職員の不祥事記録を全件墨塗り開示した最高裁判所は、記者の苦情申出により300カ所以上の隠し過ぎを認めるに到った(前号まで既報)。翌17年の記録が比較的“海苔”の少ない状態で開示されたのは、以上の経緯を踏まえての対応だったと思われる。本号ではその概要を報告するが、これでもまだ2年前の記録であり、昨年のそれは未だに開示されていない――。(小笠原 淳)

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【報道】遺品の「お焚き上げ」に潜む危うさとは

そこに供養の心はあるのか

乱立する“焚き上げ業者”に
問われる実態と法令遵守

高齢化社会の進展とともに右肩上がりで増えているのが死亡者の数だ。この中で近年、故人の遺品に関する整理や処分が社会的なテーマのひとつになっている。今回取り上げる「お焚き上げ」も、この遺品処分の一環だ。だが、故人ゆかりの品々を炎で浄化して供養するこの行為は関連法令に留意する必要があり、一歩間違えば違法処理につながりかねない危うさが潜んでいる。先進地と言われる札幌の業界を取材して見えてきた実態とは──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】苫前町発「補助金返還請求事件」の深層

待遇改善に尽力した社協の
主査を懲戒解雇した理事会

「給与引き上げ」の責任は誰にあるのか

社会福祉協議会と自治体は二人三脚で地域の社会福祉を支える運命共同体。その両者の信頼関係が揺らぐ事態が苫前町(留萌管内・福士敦朗町長)で起きている。給与引き上げの手続きに不備があったとして同町は苫前町社会福祉協議会(渡部一男会長・以下社協)に補助金の返還を請求。一方的にその責任を問われた社協の女性主査が理事会によって懲戒解雇される事態となったのだ。苫前の福祉事業を揺るがす事件は、なぜ起きたのか。(佐久間康介)

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【インタビュー】鈴木直道・新北海道知事に訊く

希望は逆境への挑戦から生まれる
「徹底した道民目線」を貫く決意

4期16年という長きにわたり続いた高橋はるみ道政から新顔に一転。これからの北海道の舵取り役を担うことになった鈴木直道知事。かつて全国最年少の市長に就任した青年はその8年後、破綻した我がまち・夕張の財政再生団体脱却に道筋を付けた直後に知事選出馬というさらに大きな挑戦を決断。162万人以上の道民の信任を得て現職の都道府県知事で最年少の首長となった。圧倒的勝利を収めた一方で、「官邸の傀儡では?」「全道で“攻めの廃線”を!?」などといった懸念も囁かれている鈴木氏だが、このほど「自分の言葉で取材に答えたい」と大型連休明けに単独インタビューに応じた。新知事が描く北海道の将来像は果たしていかなるものか──。
(聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【インタビュー】2019 統一地方選・注目新人道議に訊く

どの地域にも必ずある魅力
「我がまちを誇る」気持ちを

空知管内選出 自由民主党
植村 真美氏(43)

かつての炭鉱のまち・赤平市で育ち、現在は同市を含む旧産炭地の活性化に向けた活動をライフワークとしている植村真美氏。赤平市議を3期務め、副議長を経て今回道議(空知管内)として初当選を果たした。15年に女性として初の北海道JC会長に就任したほか、北海道若手市議会議員の会・会長や全国若手市議会議員の会・副会長も歴任するなど幅広く活動している植村氏。同氏が目指すのは、疲弊した地域を元気にするまちづくり。「全道のどんなまちにも必ず素晴らしい魅力がある」という信念は揺るがない。(髙橋貴充)

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【インタビュー】2019 統一地方選・注目新人道議に訊く

多様性を認める社会づくりは
地域を豊かにする活力を産む

札幌市東区選出 立憲民主党
渕上綾子氏(44)

7期目を目指したベテランで国民民主党唯一の現職道議だった星野高志氏が落選するという波乱が起きた札幌市東区(定数4)。その中で3位当選を果たしたのが立憲民主党の新人・渕上綾子氏だ。政治経験ゼロという経歴もさることながら、都道府県議会で現職として唯一のLGBT(性的マイノリティ)議員の誕生ということが全国的に大きな話題となった。トランスジェンダーとしてLGBTが抱える不自由さや生きづらさを身を以って知る渕上道議は、多様性を認める北海道の社会づくりを目指す。(髙橋貴充)

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【ニュース】

■「海を原発から守ろう」地元住民が
日本海沿岸でキャンペーンを計画
 ──「南へ、北へ」この夏、岩内からキャラバンを開始

■銀幕スターを粘土人形で忠実に再現
小樽で高山美香さんの企画展開催中
 ──不思議な世界に引き込む「おもしろワールド」

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【インタビュー】苫前で16年ぶりに誕生した新町長・福士敦朗氏に訊く

「ここを一生暮らせるまちに」

北海道屈指の強風を利用した風力発電で有名な人口約3千人の苫前町(留萌管内)。再生可能エネルギーのまち、そして食のまちでもある同町で16年ぶりに新町長が誕生した。無投票で選ばれた地元出身の福士敦朗氏(64)は国会議員秘書を25年間務め、直近は町議会副議長として活動するなど町政のツボを押さえている人物。この福士新町長の抱負とともに、4期を務めた前町長・森利男氏(77)の引退コメントをお届けする。(佐久間康介)

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【統一地方選】後志管内・市町村議会選挙の結果を読む

小樽市は投票率過去最低を更新

パワハラ訴えたニセコの斉藤町議は3選

4月21日に投開票された地方統一選後半。後志管内では13市町村で議会議員選挙が行なわれ、このうち定数25をめぐり29人が争った小樽市議選は、最大会派の自民が改選前より1議席増やし8議席を獲得した。公明、立憲民主も改選前の議席を維持するなど共産党以外の与党勢力が多数を占めたが、投票率は49・62%と過去最低。市長選がなかったことも影響し有権者の関心の高まりを欠いた。平成最後となった管内の主な選挙戦を振り返ってみた。(武智敦子)

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【寄稿】2019年知事選とこれからの北海道を考える(前編)

「好青年」の光と影

新知事・鈴木直道に欠落している政策の幹

北海学園大学非常勤講師 忠海 久

北海道知事選挙が4月7日に投開票され、各メディアはその結果を「与党候補、鈴木直道前夕張市長が圧勝」と伝えた。65万票の差がついたのだから勝者は「圧勝」、敗者の石川知裕元衆院議員は「惨敗」であったらしい。しかし、北海道の未来を具体的に考える時、こんな表面的な評価でいいわけはない。今回の知事選で何が問われたのか、しっかりと総括しておくべきである。

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【被害者支援】犯罪被害者支援弁護士フォーラム共同代表
弁護士・山田 廣 さんに訊く

被害を回復し、尊厳を守る
血の通った支援条例制定を

犯罪被害の真の回復とは何か

犯罪被害に遭った人たちを救済する条例の制定をめざそうと、今夏にも札幌市に条例案を提出する「市民会議」。この市民会議で座長を務める山田廣弁護士(71)は、国の救済法施行前の前世紀末から被害者支援に取り組んできた。設立10年めを迎えた犯罪被害者支援弁護士フォーラム(VSフォーラム)では共同代表を務め、弁護士として札幌の裁判などで被害者参加代理人を引き受け続けている。長いこと〝蚊帳の外〟だった人たちに寄り添う理由は「被害者の尊厳を守るため」だという。(4月18日取材。聞き手=本誌編集長・工藤年泰)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【48】

戦争の資材不足に翻弄された
幻の鉄路、奈良県・五新鉄道

公園に残る燃料の松脂採取跡

奈良県の五條市内を通る五新鉄道跡は「幻の鉄道」として鉄道ファンに知られている。太平洋戦争で工事が一時中断し、その後、JRバスの専用路線として転用された歴史があるからだ。その奈良には鹿で有名な奈良公園があるが、公園内の多くの松の木には戦時中に松脂を取った跡が残っている。当時不足していた航空機の燃料にするため軍部が動いた痕跡である。このほか戦争に翻弄されつつ生き残った老舗ホテルなど、奈良と戦争をつなぐものは意外に多い。この地の戦争遺産をめぐる旅で、まるでタイムスリップのような感覚を味わった。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【新連載】砂澤 陣の新アイヌの誤謬

差別と腐敗を拡大する「アイヌ新法」

「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律案」──いわゆるアイヌ新法が4月19日の参院本会議で賛成多数で可決・成立した。白老で国立アイヌ民族博物館などを整備する「民族共生象徴空間」のオープンを前にメディアもこぞって「アイヌ推し」に走っている印象だ。だが、このような流れに真っ向から異を唱えているのが、ほかならぬアイヌ系の血を引く工芸家の砂澤陣氏(56)である。その砂澤氏は「アイヌ新法は差別と腐敗を拡大し、日本人を分断する天下の悪法」と断言する。かつて連載し好評を博した同氏の姉・砂澤チニタ氏(故人)による「アイヌの誤謬」。その新装版を今月号からお届けする。

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【医療】
札幌東徳洲会病院が僧帽弁逆流症の
最新治療「マイトラクリップ」を導入

高齢者や合併症患者に朗報の
カテーテルによる低侵襲手術

救急医療の拠点として知られる医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(札幌市東区・太田智之院長・325床)。同病院では、心臓の弁が閉じずに血液が逆流する「僧帽弁閉鎖不全症」をカテーテルで治療するマイトラクリップ(Mitra Clip 経皮的僧帽弁形成術)をこの5月から導入した。欧米で普及し、昨年4月に保険収載されたマイトラクリップは、高齢や合併症などで開胸手術が難しい患者への新たな治療法として注目されているもの。すでに徳洲会グループの湘南鎌倉総合病院などで治療が始まり、多くの患者に朗報をもたらしている。札幌東徳洲会病院の副院長で循環器内科部長を兼任する山崎誠治医師(52)にマイトラクリップ治療のメリットや導入への意気込みを訊いた。(4月24日取材)

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【寄稿】『永年住宅』の実現に向けて(その3)

長寿命化するコンクリート

決め手は外断熱による躯体保護

前回、筆者は都市問題の中でもコンクリート集合住宅(以下RC住宅)にまつわる深刻な状況を説明し、解決手段として住宅の永年性(長寿命化)の実現を主張した。今回は、その流れを踏まえて同じ建物を何世代にもわたって使い続けることを実現するために必要なことを的を絞って書いてみたい。(建築史家 井尻 哲男)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・令和時代の商業施設を読む

道内でオープンを控える
大型商業施設の新しい姿

平成はショッピングセンター(SC)など大型商業施設の建設が相次いだ時代だった。大型店の出店を規制していた大規模小売店舗法(大店法)から大規模小売店舗立地法(大店立地法)へ2000年に移行し、出店は一気呵成に加速。そうして生まれた商業施設は街を変え、人々のライフスタイルを変えてきた。ペースは落ち着いてきたとはいえ、元号が変わっても商業施設の新設は続く。ここでは、記念すべき令和元年に新しく誕生する札幌市内の商業施設をはじめ、オープンを控える道内4カ所のSCの姿をウオッチする。それらは市民の間にどう溶け込んでいくだろうか。 (佐久間康介)

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【特集・土屋グループ創業50年の軌跡】

お客様と同じ目線に立った家づくり
「苦難福門」を経て辿り着いた節目

創業者会長 土屋 公三氏

住宅建築に関する知識や技術を持たずに、たった一人で今日に至る土屋グループを創業した土屋公三会長(77)。これまでの歩みは決して平坦なものでは無かった。創業当初から幾つもの苦境に立たされたが、そのたびに持ち前の強い意思や向学心、縁を得た多くの人々の支えや助言でそれを克服し、尚且つ新しい転機も掴み取っていくという、正にピンチをチャンスに変え続けてきた半世紀だった。現在は自身がこれまでに学び実践してきた経営者としての在り方を後世にも伝えようと、講演などさまざまな活動に積極的に取り組んでいる。創業50年という大きな節目にあたり、現在の心境を尋ねた。(4月15日収録)

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【特集・土屋グループ創業50年の軌跡】

僕の頑張る姿を通じて
同世代に勇気や希望を

土屋ホームスキー部 選手兼監督 葛西 紀明氏

スキージャンプ界の〝レジェンド〟葛西紀明氏(46)。所属する土屋ホームスキー部では2009年からチームの監督も務めているが、後輩の若きホープ・小林陵侑選手の今シーズンの大活躍には、監督として喜びを感じる反面、選手としては持ち前の負けん気の強さから悔しさを隠さず、次のシーズンに向け早くも闘志を燃やしている。その葛西氏らを擁する土屋ホームスキー部が発足して今年で18年。今やすっかり同社の顔と呼べるチームに成長した。土屋グループ創業50周年の節目にあたり、スキー部のこれまでの歩みやこれからの展望について葛西選手兼監督に訊いた。(4月6日収録)

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【企業】「セブンスギア」本田一輝代表取締役に訊く

起業家を夢見た若者が失敗を経て
形にした新しいスポーツビジネス

高校時代から事業計画書を書き、20代で起業することを決めていたセブンスギア(本社札幌)の本田一輝代表取締役(38)。「フットサルスタジアム蹴」の運営とスポーツとカルチャーを体験できるフェスティバル「スポカルSP」を手掛けている本田氏だが、ここに至るまでの道のりは一筋縄ではなかった。起業を目指す人たちに参考になりそうな本田氏の経験を紹介しよう。 (佐久間康介)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」㊺ ──本当の自分を隠す「いい子」たち

傷つきながらも母と娘が
最後につかんだ本当の絆

受け継がれる親子関係の負の連鎖

ひきこもりや心の問題を考える時、避けて通れないのが「母子関係」だ。過干渉・過保護だったり逆に子供に関心がなく愛情の薄い母親であっても、子供は母を求め「いい子」を演じる。親の感情に振り回された挙句、心の病に苦しんだりひきこもる人は少なくない。このように、無意識のうちに子供を追い詰める母は「毒母」と呼ばれることもあるが、紐解くとその親たちもまた自身の親子関係に悩み傷ついてきた過去があったりする。形を変えながら受け継がれる負の連鎖をどう断ち切るか。ある親子の軌跡を辿ってみた。(武智敦子)

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【8050問題】全国行脚の“ひきこもり外交官”が語る「8050問題」

埋もれた多くの当事者の声を
社会に反映するアクションを

“ひきこもり外交官”として知られるさえきたいちさんが来道した。1年の3分の2を旅で過ごし全国各地の当事者イベントなどに参加、ひきこもり関係の最新事情を行く先々に届けている人物だ。4月17日には「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」を訪れ、高齢の親と無職の子供が行き詰まる「8050問題」やひきこもり支援の現状、当事者活動の流れについて報告した。本稿では、この日のさえきさんの報告要旨を読者にお届けしたい。中でも注目は、当事者の視点から見た「8050問題」だ。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から
連載第178回 特別インタビュー(前編)
いち早く6次産業化に取り組み、「農と食」・観光・森林づくりに奔走してきた我満 嘉明 さん

農家から事業家に転身し成功
盤渓の山に生き、生かされた
波瀾万丈の人生で悟ったもの

「蒔かぬ種は生えない。自分の人生は、その種を蒔き続け、育て続けること」というのが、御歳80の我満嘉明さんのモットー。貧しい農家に生まれ、少年時代から農作業や山仕事、養鶏に従事した後、30歳を前に健康産業の創造をめざし、ばんけいスキー場の開発や飲食店経営に着手。長年にわたり「農と食」や観光、森林づくりなどに精力的な活動を続けてきた、6次産業化の草分け的存在でもある。同スキー場の真向かいに立つ自宅を訪れ、さまざまな挫折も経験した、我満さんの波瀾万丈の人生に耳を傾けた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●創立100周年のホクレンが記念式典 北海道農業の持続可能な発展を誓う
●最高峰のラグジュアリースイート しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座オープン!
●THE NIKKA BARで竹鶴17年を愉しむ
●鉄道で栄えた地域の歴史を伝える「あびらD51ステーション」開業

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『6月の朝の花嫁』
【統一地方選】道知事選・札幌市長選に表れた民意を読む

知事選で圧勝の鈴木直道に
問われる「道民目線」の真贋

4月7日夜、今後4年間の道政、札幌市政の行方を占う統一地方選前半の勝敗が決した。16年ぶりの新人対決で全国唯一の与野党一騎打ちとして注目を集めた北海道知事選では、自公などが推す鈴木直道(38)が野党統一候補の石川知裕(45)におよそ66万票差をつける162万1171票を獲得し圧勝。また札幌市長選では与野党から幅広い支持を受けた現職の秋元克広(63)が下馬評通り優勢のまま戦いを進め、共産党推薦の無所属新人・渡辺達生(54)に2倍以上の票差をつける63万4365票を得て再選を果たした。注目候補者の戦いを振り返りつつ、道政・札幌市政の今後を占ってみる──。(髙橋貴充、文中敬称略)

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【提言】新知事への提言

投資を呼び込むリターンを
明確にして先導地域を選べ

北海道大学教授 宮脇淳氏(62)

北海道は前進しているのか、後退しているのか、はたまた足踏みしているのか──。この問いの答えには高橋道政16年間の検証が不可欠だが、新しい知事誕生を機にまずは課題を整理してみたい。国や自治体の財政政策や経済政策、いわゆる公共政策全般に幅広い知見がある北海道大学の宮脇淳教授は、どんな問題意識の中で何を新知事に期待しているのだろうか。 (佐久間康介)

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【提言】新知事への提言

地理的優位性を踏まえて
いま新しい北方圏政策を

(一社)地域研究工房代表理事 小磯修二氏(70)

北海道経済の研究者として地域の経済政策に深く関わってきた元釧路公立大学学長・地域経済研究センター長で、現在は地域政策プランナーとして一般社団法人地域研究工房(札幌市中央区)代表理事を務める小磯修二氏。元北海道開発庁の官僚から学界に転じた異色の研究者は40数年間に亘って北海道の経済を見つめてきた。その小磯氏が、新知事に求める経済政策とはいったいどんなものだろうか。同氏の提言に耳を傾けてみた。(佐久間康介)

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【報道】ススキノ貸しビル業大手「桂和商事」が勇み足?

「入居テナントの追い出し」で
老舗が問われた不動産侵奪罪

東北以北最大の歓楽街、ススキノ。この夜の街を支えているのが200棟以上と言われる飲食店ビルとそれらに入居するテナントだ。この両者の関係を考える上で見逃せない事件が起きている。不動産賃貸業大手の桂和商事(本社札幌・武賢樹社長)の貸しビルに入居していた飲食店が司直により退去を命じられたものの、あろうことか大家側が不動産侵奪罪に問われたというのだ。被害を訴えた飲食店関係者によれば、同社は道警による家宅捜索を受け、関係者が札幌地検に書類送致されているという。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】旭川発・問われる違法捜査③

「令状主義に反し、違法性は重大」

無令状GPSを裁判所が断罪
判決は実刑、被告が即日控訴

令状主義に反し、許容できない――。本誌2月号から報告を続けている冤罪疑い薬物事件で3月下旬、裁判所が警察の無令状GPS捜査を「違法」と判断した。一方で被告の男性の無罪主張は退けられ、覚醒剤所持で実刑が言い渡される結果に。違法収集証拠を排除した裁判所の判断を高く評価しつつ、有罪判決に「納得できない」とする男性は、即日控訴を申し立てた。直接証拠を一切欠いた事件でその人が身柄を拘束されてから、まもなく丸2年が経とうとしている。(小笠原 淳)

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【報道】裁判所、公文書の「隠し過ぎ」認める②

最高裁“海苔弁”再開示

それでも判事の情報は墨塗り
裁判所不祥事、3年越し判明

最高裁判所は3月上旬、全国の裁判官や裁判所職員の不祥事を記録した公文書を本稿記者に“再開示”した。文書は2017年12月に一部開示されたもので、墨塗り箇所があまりに多いため記者が18年1月に審査請求(苦情申出)していた。最高裁が300カ所超の隠し過ぎを認めて開示を再決定したのは、最初の請求から2年弱を経た本年2月のこと。ようやく陽の目を見た文書には、何が記録されていたか――。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑥

ハラスメントは記録されていた

看護師パワハラ訴訟で新証拠
支援署名は1万3000筆超

パワーハラスメントを苦に自殺したことが疑われる新人看護師の遺族が、労働災害の認定を求めて国を訴えた裁判。3月下旬の第4回弁論では、パワハラの実態を看護師自身が詳細に記録していたことがあきらかになり、複数のノートや手帳が証拠提出された。同日までに全国から集まった訴訟支援の署名は1万3000筆を超え、医療従事者などが裁判の行方に大きな関心を寄せていることが窺える。提訴から丸1年。遺族の闘いは、まだ終わらない。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ④

謝るのは「国」ではないか

「救済法」に不信あらわ 
旧優生法訴訟、弁論続く

ひと言も謝罪なく「一時金」とはおかしい――。旧優生保護法下で不妊手術を強制された札幌の男性は憤る。全国各地の被害者が国を訴えた裁判の弁論が続く中、国会では超党派の議員連盟が“救済法案”の骨子を固め、被害者への一時金支給額を320万円とする要綱を発表した。だが、これを受けて裁判を取り下げた原告は1人もおらず、むしろ謝罪の主体をはっきりさせない国への不信が増す結果に。道内では提訴からまもなく丸1年になる闘い、現時点での報告を。(小笠原 淳)

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【報道】救護施設でこじれ続ける労使問題

審査、裁判、審査、裁判…

「明啓院」救済命令不履行問題で
組合が提訴、労委は緊急命令申立

昨年10月に労働委員会から不当労働行為(労働組合法違反)を指摘された救護施設「札幌明啓院」(札幌市東区)で3月下旬、労働組合が施設の運営者に慰謝料などを求める裁判を起こした。明啓院は目下、労委の救済命令を不服として道を相手に裁判を争っている最中。昨年11月には別の違反を認める命令も確定しており、労使間の溝の深さが垣間見える。障碍者や生活困窮者を支える福祉の現場は、“働き方”をめぐって揺れ続けている――。(小笠原 淳)

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【報道】ニセコの町議会議員・斉藤うめ子さんが議会を告発④

各地から寄せられるエール受け
「風穴を開けたい」と3選出馬へ

インバウンドに沸く後志管内のニセコ町。同町議会唯一の女性議員で、ハラスメントを受けてきたとして議会を告発している斉藤うめ子さん(71)が統一地方選の後半である同町議選(4月16日告示・同21日投開票)で3選を目指す。今回は定数10を上回る11人が出馬する見込みで選挙戦となる公算が大きい。斉藤さんは「男女平等な地方議会をつくるためにも議員を続けたい」と闘志を燃やしている。(武智敦子)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・構造変化するエンタメ業界

古き良き時代の“ゲーセン”が
狸小路商店街から相次ぎ撤退

かつて多くのゲームセンターで賑わった札幌狸小路商店街周辺が様変わりしている。娯楽文化の多様化やスマホゲームの台頭などもあり、古き良き時代を思い起こさせる“ゲーセン”が次々と閉店しているからだ。6月にはゲーム、ボウリング、シネマの各フロアを持つエンターテインメントビル「スガイディノス札幌中央」が閉店し、狸小路界隈のエンタメ文化の砦が姿を消す。「消えるゲームセンター」から見えてくるものとは──。(佐久間康介)

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【ニュース】

■北海道から変わる「出版物の輸送」
日販とセコマが開始した共同配送
 ──雑誌などをセコマグループの物流網で全道店舗に

■札幌市の調査で明らかになった
「ひきこもりの高年齢化」の実態
 ──推計で該当者約2万人のうち67%が中高年層

■木枯し紋次郎の中村敦夫が反原発行脚
朗読劇「線量計が鳴る」を共和町で上演
 ──「原発ゼロへ、多くの人に演じてもらいたい」と中村さん

■「1斤千円」で勝負する店も登場
激化する札幌の高級食パン戦争
 ──美味しさと希少価値をアピールする「ワンカラット」

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【企業】コープさっぽろの移動販売事業が新たな展開

全道の買い物不便者を救え!

モデル事業で北広島市と連携協定を締結

2010年度から北海道の買い物不便者を支援する移動販売事業を本格的にスタートさせたコープさっぽろ(本部札幌・大見英明理事長)。1997年に夕張市民生協の事業を承継した際、同生協が実施していた移動販売を引き継いだのが始まりで、現在は商品を積んだ91台の専門車両が道内各地の買い物不便地域を走っている。今年3月には北広島市と連携協定を締結、買い物不便者支援のモデル事業も開始した。新たなステージに入ってきた移動販売事業をレポートする。

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【春の融雪特集】

どっこい、今でも頼りにされる
北海道生まれの「融雪システム」

90年代にブレークし、2000年代後半に急速に萎んだ〝融雪バブル〟。北海道発祥の技術として開発された融雪機や融雪槽は東北や北海道の積雪都市を中心にブームを巻き起こしたが、灯油高や排雪業者の台頭などで市場が一気に縮小。リーマンショックが起きた2008年前後から専門業者の廃業や関連団体の解散が相次いだ。ところがどっこい、それから10年あまりを経た現在も「融雪」はしっかり生き残り、人々の冬の暮らしを支えている。除雪から解放される春は、融雪機器の購入を検討するいい機会。本特集では、かつてのベストセラーで今でも根強い人気を誇る2つの製品を紹介しよう。

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【特集・2019春の観光情報】

いざ、薫風香る光の中へ

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【医療】時計台記念病院の新トップに
就任した寳金清博医師に訊く

カレス新病院開業を経験で後押し
「もやもや病」などの治療にも全力

4月1日、社会医療法人社団カレスサッポロ(札幌市・大城辰美理事長)が運営する時計台記念病院(中央区・250床)の新院長に前北大病院院長の脳神経外科医・寳金清博氏(63)が就任した。道内医療界の重鎮の一人で難病「もやもや病」の権威として知られる寳金氏は、研究・臨床の第一線で活躍しながら大学病院の運営にも力を注いできた人物。今後、新病院建設を目指すカレスサッポロにとってこのうえない人材を得た形となった。就任まもない寳金院長を訪ね、今後の抱負と脳神経外科分野の最新治療を訊いた。

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【寄稿】『永年住宅』の実現に向けて(その2)

何世代も使えるRC住宅とは

コンクリートの高寿命化を阻むもの

まず掲載した写真をご覧いただきたい。老朽化した中古のコンクリート集合住宅(以下RC住宅)のよくある姿である。残念ながら我が国では、このような姿が程度の差こそあっても築後50年を経ないでやってくる。(井尻 哲男・建築史家)

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【司法】
「裁判員制度の廃止」を訴える猪野亨 弁護士に訊く

マスコミが持ち上げた国策で
暴走する裁判員裁判のリスク

形骸化した「国民論議なき制度」

国民が裁判官と共に刑事事件の審理を行なう裁判員制度が実施され今年5月で10年を迎える。「開かれた司法へ」「市民感覚を反映させる」などと謳われ、司法制度改革の柱として鳴物入りで始まった同制度だが、人を裁く立場にはなりたくないというのが多くの国民の本音だろう。加えて制度導入10年を経て求刑超えや厳罰化など〝暴走〟する裁判員裁判の実態も浮き彫りになっている。この中で「国民論議もなく導入されたもの。それを持ち上げてきたマスコミの責任も大きい」と制度の廃止を訴えているのが猪野亨弁護士(札幌弁護士会・50)だ。「なくせ裁判員制度! 北海道の会」の事務局も預かる猪野氏に裁判員制度の現状や問題点を訊いた。      (武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」㊹ ──津別町発、地域ぐるみの取り組み

将来の高齢社会を映すまちで
支え合いの仕組み作りを模索

人口5000人を切る道東の津別町。過疎化が進むこのまちでは15歳から64歳までの生産人口の約2%が長期のひきこもりと推計されている。こうした中、同町は行政と支援者、地域住民の協働による「身近な福祉相談所」やひきこもりらが集う「居場所」の開設など社会資源の整備を広げている。ひきこもり問題を直視し、当事者や家族を地域ぐるみで支えようとする新たな空気から、家族会が立ち上がる見通しも出てきた。オホーツクの山間にある津別町の取り組みを追った。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

本別発・6次産業化に向けた歩み
──前田農産食品の実践から──

“農の蓄積”を背景に成功させた
「十勝ポップコーン」の可能性

小麦の多品目栽培や自社ブランドの小麦粉の販売、全国のパン屋との提携などに取り組んできた、十勝管内本別町の前田農産食品合資会社は爆裂種のトウモロコシを生産・販売する取り組みを国内で初めて軌道に乗せた。商品名は「十勝ポップコーン」。袋詰めしたコーンを電子レンジで加熱すると弾けて食べごろになるアイデア食品で、年産50万袋を製造する。その一方で、ヒマワリ迷路のイベントによる農村観光の取り組みをはじめ、日本ではまだ馴染みの薄いヒマワリの種子をパン屋に供給する構想も進行中だ。農業の6次産業化によって冬場の仕事や新たな雇用を創った同社を数年ぶりに訪ね、代表の前田茂雄さんから現在までの歩みなどを聴いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●ジャンプ世界一の小林陵侑選手ら土屋スキー部が札幌で今季報告会
●シロクマ効果で年間来場100万人 今年は12年ぶりのゾウが目玉に
●セクシーな女の子たちがお出迎え ガールズバー『チキータ』
●太陽グループの入社式で東原社長が新入社員のやりがいサポートを宣言

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『帰らなかった子』
【報道】道警不祥事から考える〈33〉

万引き、轢き逃げ、覚醒剤…

懲戒11、監督上の措置127
ʼ18 年道警不祥事、前年比7割増

本誌が定期的に続けている北海道警察への公文書開示請求で2月下旬、昨年“第4四半期”に処分があった不祥事(懲戒処分、監督上の措置)の詳細が開示され、2018年の通年記録が出揃った。処分時点で道警が即時発表したケースは8件に上るが、懲戒処分ではさらに3件の未発表事案があり、懲戒に到らない監督上の措置では全件が未発表だった。万引きや轢き逃げ、覚醒剤事件など深刻なケースが記憶に残る昨年の不祥事を、改めて振り返ってみる。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を

「結婚の自由、すべての人に」

LGBT当事者が全国一斉提訴
道内3組など、差別解消求めて

全国の同性愛者など性的少数者のカップル13組が2月中旬、婚姻の自由を求めて国を訴える裁判を各地の裁判所に起こした。訴訟を通じ、性的指向による差別の解消や多様な性のあり方への社会的理解を求める目的があり、道内からは3組6人が原告に名を連ねている。憲法が保障する「法の下の平等」に、例外はあるのか――。根源的な問いが、初めて国に突きつけられる。(小笠原 淳)

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【特集 2019 統一地方選挙】

未来を誰に託すのか──

問われる候補者の資質と有権者の選択

第19回統一地方選挙がまもなく実施される。地方自治体の首長、議員を選び直す4年に1度の大きな機会だ。北海道では知事選が3月21日(道議選は29日)に、札幌市長選が24日(市議選は29日)に告示され、いずれも4月7日の日曜日に投開票を迎える。そのほかの市町村・議会についても4月14日以降に順次告示され、同21日に投開票となる。全22頁を組んだ今回の特集では、16年ぶりに顔が変わることで注目を集めている道知事選を中心に据え、注目される道議選や首長選をピックアップ。北海道の今後の舵取りについて若手経営者と識者の率直な意見も収載した。昨年に北海道命名150年を迎え、次の時代を展望する段階に入った〝北の大地〟。そんな節目に行なわれる今回の選挙の意義は決して小さなものではない。一票の行方は文字通り地域の行方と言っていい。故郷の未来を誰に託せばいいのか──。本特集が読者の選択の一助になれば幸いだ。

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【統一地方選】“大義ある逆境に挑戦する”真意

鈴木は「官邸の傀儡」か
道民目線のリーダーか

自公の道知事候補予定者・鈴木直道(38)。1999年に高卒で東京都職員となり、働きながら法政大の夜学を卒業。2008年には東京都の行政支援の一環として財政破綻した夕張市に出向し、11年には市長に。だが、まちの舵取りを担うトップの報酬は月額25万円程度。“日本一給料の安い首長”とも呼ばれた中で2期8年を務め、26年度までに悲願の財政再生団体脱却を果たせる見通しも示した。“困難に立ち向かう清貧の若きリーダー”という日本人好みの人物像を地で行く彼が挑む道知事選。はたしてその資質とは──。                 (髙橋貴充、文中敬称略)

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【統一地方選】道知事選候補予定者に訊く

掲げるのは北海道の“独立”
地方から世界に挑む気概を

道民に頼られる行政府に道庁を刷新

元衆議院議員 石川知裕氏

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【道議選注目区を追う】

●札幌市西区
自民・立憲が議席分ける旧構図を
左右する約2万3000票の行方

●北広島市
現職の小岩に浮上したアキレス腱
自民新人の元市幹部・児玉と対決

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【統一地方選】「森林づくりとSDGsの下川町」で地元を二分する町長選

現職・谷氏に新人・木下氏が挑戦
選挙で問われる「地域振興」の虚実

持続型の森林づくりを標榜し、国の環境未来都市事業やSDGs(持続可能な開発目標)のモデル自治体にも選定された上川管内下川町で、16年ぶりの本格的な町長選が行なわれる(4月16日告示・同21日投開票)。2期目をめざす現職の谷一之氏に、農協運動の経験が長い前町議会議長の木下一己氏が挑戦する。保守系同士の選挙戦の背景にあるのは、国のモデル事業や前町政からの懸案事業に対する捉え方の違いや、これらの公共投資をめぐる町と町議会の確執の構図だ。道北の過疎の町を二分する選挙戦を、下川町で生まれ育った住民の視線で取材した。  (ルポライター・滝川康治)

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【統一地方選】若手経営者からの提言

北海道浮揚のキーワードは
「自立志向」と「上場志向」

北の達人コーポレーション 社長 木下勝寿氏(50)

ネット通販で東証一部上場を果たし、地元を代表する若手経済人の一人として知られる北の達人コーポレーションの木下勝寿社長(50)は、今回の知事選と今後の北海道に何を期待しているのか。17年前、事業拠点を大阪から札幌に移し、「よそ者」の発想で事業を成功に導いた若き経営者は、そのキーワードに「自立志向」と「上場志向」を掲げる。「北海道命名150年」を踏まえ、次の150年を展望するために必要な視点と行動とは何かを木下社長に訊いた。(佐久間康介)

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【統一地方選】若手経営者からの提言

知事は決断と行動力が全て
若者が夢を見れる北海道に

グラフィックホールディングス 社長 山本壮一氏(37)

学生時代に起業し、現在は飲食・インバウンド事業、アパレル事業、WEB事業、不動産事業、障害者福祉事業など10に及ぶ事業体を統括しているグラフィックホールディングスの山本壮一社長(37)。事業を始めて16年の年に新しい知事が誕生することに大きな期待を抱いている。求める知事像は、北海道の針路をハッキリと示し、若者が前向きになれるようなリーダーだ。課題先進地域を課題解決の先進地域に変える行動力にも期待をかける。若き経営者が現場からの発想で培った知事の役割について訊いた。(佐久間康介)

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【統一地方選】特別寄稿・高橋はるみ道政の16年と知事選

北海道は甦るのか

地方分権の具体性こそが最重要争点

北海学園大学非常勤講師 忠海 久

高橋はるみ知事は、4期16年の任期をこの4月に終える。高橋道政のこの16年とは、我々道民にとって何だったのか。前政権あるいは現状の政治に対する緻密で真剣な評価・総括作業は、今後の政治を見る上で極めて重要である。北海道の現状と問題をしっかり捉え、将来を展望するために、高橋道政を振り返ってみたい。

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【ニュース】

■秋元氏の公約発表はお役所仕事?
札幌市長選で危惧される低投票率
 ──無風一転、共産系候補・渡辺弁護士の立起で選挙戦へ

■道警記者クラブが「懇親会」開催
「十大ニュース」ビデオ、本年も
 ──内部からは「今年もやるとは呆れた」の声も

■違法捜査指摘の薬物事件、結審
求刑7年、被告男性は無罪主張
 ──無令状GPS、無断撮影「証拠排除を」と弁護人

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【企業】ウイングベイ小樽が“街”をテーマに体感型施設を強化

スポンサー支援で危機を脱出
未来へ歩みだした新生OBC

小樽市築港の大型商業施設、ウイングベイ小樽が「街」をコンセプトにした体感型施設づくりに取り組んでいる。経営母体だった流通大手マイカルの破綻以降、2度に亘り民事再生法の適用を申請するなど、厳しい経営を強いられてきたが、昨年3月、新たなスポンサーの支援を得て本格的な再建が始まったかっこうだ。この春で開業から20周年。同施設を運営する小樽ベイシティ開発(本社小樽市・以下OBC)の橋本茂樹社長は「既存のショッピングモールにはない新しい体感型施設としての機能を強化し、札幌圏からの若い世代の集客につなげたい」と意気込みを語る。(武智敦子)

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【原発】岩内の市民科学者、斉藤武一さんが気付いた“異変”

「海は悲鳴を上げている」

泊原発の温排水で死に瀕する宝の浜

北電泊原子力発電所の温排水の影響を調べるため1978年から対岸の岩内港で海水温を測り続ける市民科学者、斉藤武一さん(66)。「故郷の海を守りたい」との思いから40年以上海と向き合ってきた。長年の研究によると、原発が稼働する前後の25年間で岩内港の海水温は0・3℃上昇し、その影響で近年は磯焼けも進んでいるという。斉藤さんは言う。「基幹作業である漁業は衰退し、海は悲鳴を上げている」(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (47)

無縁戦没者を祀る唯一の国立施設
皇居近くの「千鳥ケ淵戦没者墓苑」

無名戦士の犠牲の上にある平和

東京都千代田区三番町にある千鳥ケ淵戦没者墓苑は、日中戦争から太平洋戦争まで、海外で死亡した軍人・軍属、民間人の内、身元が分からない人たちの遺骨を納めた無宗教の国立墓苑だ。現在約37万柱(37万人分)の遺骨が安置されており、所轄官庁として厚生労働省と環境省が管理している。皇居の堀に面したソメイヨシノが満開になる季節を前にここを訪れると、管理を任されている公益財団法人の責任者が札幌南高校出身という偶然もあって国立墓苑に関する意見を交わすことができた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【寄稿】『永年住宅』の実現に向けて(その1)

“亡国の住宅政策”を撃つ

望ましい建築の在り様とは

井尻 哲男(建築史家)

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【経済】スガイディノスの復活を引き受けた小笠原一郎 会長に訊く

資金力と企業の知恵を融合
“新しい価値”を創造したい

魅力あるコンテンツで再勝負

道民にとって馴染み深いエンターテイメント基地「スガイディノス」。ここの再生請負人となったのが注目の若き経済人、小笠原一郎氏(37)だ。親会社ライザップ(本社東京)のグループ事業再編に伴い、SDエンタテインメントから分社化されたスガイディノス(本社札幌)の新体制がスタートしてまもなく3カ月。小笠原氏が組成したファンド、北海道SOキャピタルによって新たな翼を得た同社はいま、同氏を会長に迎え新たな戦略で成長を目指そうとしている。これまでなかった手法で地域経済に活力をもたらす小笠原氏を直撃した。(3月1日取材)

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【企業】

道外直営店の出店加速にパーク一新
攻勢をかける“ISHIYA”が目指す先

農業振興にも果敢に挑む今後の将来展望

今年、攻めの姿勢とも見られる新たな動きが顕著な道内菓子大手の石屋製菓・石屋商事(本社札幌・石水創社長)。4月1日の京王百貨店新宿店への出店を皮切りに、「ISHIYA」ブランドの道外直営店を一気に3店舗を展開するほか、7月には体験型の催しを充実させてリニューアルする「白い恋人パーク」のグランドオープンも控えている。また、初の道産バニラビーンズ試験販売で注目を集める農業参入では、昨年3月に農業生産法人「北海道150年ファーム」を設立。事業継続に悩む生産者支援などにも注力していく構えだ。攻勢をかける同社・石水社長に、その真意を訊いた。
(2月27日取材)

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【春の全国交通安全運動】

幅広い世代に対応した注意喚起
JA共済から学ぶ交通安全対策

全国規模で展開する包括的啓発活動

全国規模で交通安全啓発や事故防止活動に力を入れているJA共済(全国共済農業協同組合連合会)。その取り組みは、実際の事故の衝撃を目の当たりにすることで恐怖心から交通安全に対する意識を高めようというスケアード・ストレイトや、ドライビングシミュレーターを活用した高齢ドライバーの運転チェック、落語を通じて高齢者に交通安全の意識を喚起させる取り組みなど多岐に及ぶ内容だ。JA共済連北海道が今年初めて行なった事業など同会の幅広い交通安全啓発活動を紹介する。

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【医療】
「がんとの正しい闘い方」を
西尾正道 医師に訊く(後篇)

放射線が持つ“光と影”を直視し
1億総がん罹患時代を生き抜け

軽んじられる内部被曝のリスク

北海道がんセンター名誉院長で放射線治療医として3万人以上の患者と向き合ってきた西尾正道医師(71)へのインタビュー後篇は、「がんと闘うな」の近藤理論に対する批判から放射線の「光と影」の世界へとテーマを移す。同氏は、放射線治療の可能性と福島第一原発事故後の内部被曝の問題に言及し、「1億総がん罹患時代」の背景にある放射性物質の飛散や農薬、遺伝子組み換え食品などの氾濫に警鐘を鳴らす。がんは生活習慣病ではなく「生活環境病」だと指摘する西尾医師に、健康を守りながらこの時代を生き抜くための処方箋を訊いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」43 ──当事者と親、それぞれの思い

居場所の交流で得る気付き
現実を俯瞰して始まる歩み

ひきこもり当事者と親が集い、それぞれの思いを語るイベントが3月4日、札幌市内で開かれた。札幌市が昨年6月に開設したひきこもりや家族の交流拠点「よりどころ」の当事者会と親の会の合同企画「ひきこもりカフェin札幌」。ひきこもりの高年齢化が進み「8050問題」が顕在化する中で、すれ違うことの多い「親の気持ち」と「子供の気持ち」をフラットにぶつけ合い、互いの理解を深めようとする試みだ。親と子、それぞれの思いから見えてきたものとは──。          (武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●地域活動への助成と札幌市への寄付 北海道を盛り上げる「太陽グループ」
●土屋ホームと東電関連会社がタッグ 省エネ新サービス「ソーラーエネカリ」
●貴重な〝まちの宝〟を一堂に紹介する「だて歴史文化ミュージアム」が完成
●キリングループが2019年の北海道地区事業方針を発表
●アサヒビールが2019方針説明会 ビール類は年初から売れ行き好調
●生きる伝説、幻想画家の鈴木翁二が札幌で新CDの発売記念ライブを開催
●SATOグループが中小企業のアジア進出と多国展開を支援
●追悼 石屋製菓を支え見守ってきた創業の母 石水キヨノさん逝去
●恒例の「北海道泡盛の夕べ」大盛況 南国の宴で冬の北海道を熱く!!

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
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*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『フリージア』
【報道】ガバナンスが劣化する札幌市の清掃委託業者②

「怪我は本人の遊びで負った」

北清企業の労災事案に
労基が疑義で「再調査」

札幌市の清掃事業を担う委託業者、北清企業株式会社(本社札幌市東区・高橋俊一社長、以下北清企業)。今回は先月号で触れた同社の労災不正受給疑惑について詳報したい。同社の従業員が過去に保険給付を受けた労災事案について労働基準監督署は昨年夏、再調査に乗り出していた。「怪我」を負い3年以上に亘り休職した当の従業員は、その間、スキー場でスノーボードに興じていた──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈32〉

一蓮托生、「おれはサツだぞ」

覚醒剤所持・使用の元警官に実刑
共犯女性に薬物販売、ホテル転々

現職警察官による覚醒剤所持・使用事件は2月上旬、免職となった元巡査部長の実刑判決で一旦、幕を下ろした。公判で明かされたのは、10年以上にわたって薬物捜査に携わってきた彼が自ら覚醒剤に手を出し、時にはインターネットで薬物を販売、挙げ句に若い女性と放蕩生活を続けていた事実。加えて本誌には、捜査情報を漏らされて深刻な被害を蒙ったという人物の憤りの声も寄せられている。転落の軌跡は、短くて急な放物線を描いていた。(小笠原 淳)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件②

「補償、いつになるのか…」

不動産「アパマン」爆発で被害
棟続きの店失った経営者の悲痛

前号で報告した、札幌・平岸の不動産仲介店爆発事故。国道に面した店舗を跡形もなく吹き飛ばした爆発は、棟続きで営業していた別の店2軒をも巻き込み、計3戸の解体を余儀なくさせる被害を生んだ。そのうち1軒で整骨院を営んでいた男性は、事故から2カ月が過ぎようとしている今なお、具体的な補償について一切説明を受けられないままだ。予期せぬ“立ち退き”を強いられた上、営業再開の目途も立たない――。不条理な境遇を訴える声に、耳を傾けてみたい。(小笠原 淳)

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【報道】旭川発・問われる違法捜査②

「私はやっていません」

冤罪疑い薬物事件、公判佳境
覚醒剤・注射器発見時の謎


私は、覚醒剤を持ち込んでいません――。本誌前号で報告した旭川の薬物事件で2月初旬、冤罪を訴える男性が被告人尋問に臨み、改めて無実を訴えた。弁護人や検察官との4時間にわたるやり取りで明かされたのは、ひたすら男性の検挙を狙って長期間の監視を続けた警察の焦りと、多くの謎を伴う“証拠”の数々。犯行を確実に裏づける物証や証言を欠いたまま、事件の審理はまもなく終わろうとしている。(小笠原 淳)

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【報道】ニセコの町議会議員・斉藤うめ子さんがパワハラで議会を告発③

議会で孤立無援の闘いに
道外の女性議員がエール

ニセコ町議会議員、斉藤うめ子さん(71)が、議会からハラスメントを受けてきたことを訴えてから2カ月が経った。問題解決に向け、ニセコ町議会(髙橋守議長)は札幌弁護士会に本件の調査を依頼、近く弁護士が選任される見通しだという。「このまま迷宮入りさせたくない。徹底的にこの問題を究明し事実を明らかにしていきたい」。3選を目指し決意を新たにする斉藤さんに、同様の体験をしてきた道外の女性議員からも声援が送られている。(武智敦子)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・札幌の時間貸し駐車場編

消えゆく時間貸し駐車場は
いまだ旺盛な再開発の表れ

再開発のため札幌市中心部の時間貸し駐車場が閉鎖となるケースが続いている。この傾向は一昨年あたりから増え始め、踊り場が近いと思われていたが、いまだに再開発の熱は冷めていないようだ。その時間貸し駐車場では、30分300円や400円など従来の倍近い価格を設定するところも多くなっている。再開発が今後も続き、駐車場がますます少なくなっていけば、30分600円などという高価格の駐車場が出てくるかもしれない。ともあれ、中心部の駐車場は何に生まれ変わろうとしているのか。街を歩いてウォッチしてみた。(佐久間 康介)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」42

高橋知事の机上をスルーした
再稼働反対3万7千筆の署名

4月に行なわれる北海道知事選挙で高橋はるみ知事が立候補をしないことが明らかになり、与野党対決の構図になろうとしている中、「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」は1月30日、道庁を訪れ再稼働に反対する3万6811人分の署名簿を高橋知事に提出した。だが、当の高橋知事は姿を現さず、分厚い署名簿を本人が目にすることもなさそうだ。3万7千人あまりの思いが込められた署名は、どこへ行くのだろうか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経営】どうきゅう・中西泰司社長が熱血講演

「とんかつ玉藤」は、いかにして
ハワイの大人気店になったのか

創造には「楽しさとわくわく」が必要だ

ハワイで大人気を博している「とんかつ玉藤」。どうきゅう(本社札幌)が2017年2月に出店したとんかつ専門店で、18年1月には世界最大級の口コミサイト「Yelp」の全米50州「2017年度人気飲食店」でハワイ州ナンバーワンに選ばれた。そんな注目企業を率いる中西泰司社長が1月30日、北海道経営未来塾の講師として登場し、ハワイに進出した経緯と目的を塾生に熱く語りかけた。題して「DOKYUから世界へ」。その“熱血講演”の概要をお伝えしよう。  (佐久間 康介)

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【ニュース】

■ようやく決まった道知事選候補者
 自ら立起した鈴木直道に上がる株
 ──対抗馬の石川知裕が目指すのは「世界と渡り合える北海道」

■北海道百年記念塔の解体に“待った”
 動き出した和田衆議ら地元有志たち
 ──歴史的価値を尊重し、観光収益を産む施設に再生を

■前回の小樽市議選でトップ当選
 安斎哲也市議が今期限りで引退
 ──1人会派に限界。周囲から惜しまれつつ幕引きを決断

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【釧路特集】伊東良孝衆議に訊く

地域が持つ高い潜在力に手応え
国政からも“釧路活性化”を支援

1985年の釧路市議当選を皮切りに、地元選出の道議、釧路市長、そして衆院道7区(釧路・根室管内)から国政へ──。道東釧路を拠点に政治家の道を歩む伊東良孝衆議。その地元は、かつてまちを支えていた石炭、漁業、製紙業といった基幹産業の衰退に伴い、人口減少など厳しい難題に直面している。こうした中、伊東氏は国政の側から釧路の活性化を支援しようと、資源回復や漁業者の労働環境改善に寄与する漁業法の改正や、観光を盛り上げる超大型クルーズ船の受け入れを目指す整備計画推進などに力を入れている。LCC就航に加え国際バルク戦略港湾の整備完了など、今後の発展が期待される動きも見える中、釧路の地方創生の行方を訊いた。(2月2日、札幌市内で収録)

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【釧路特集】蝦名大也・釧路市長に訊く

国際バルク戦略港湾にLCC就航
まちに活力を生む行政の環境整備

2018年11月に整備を終え、今後は輸入飼料穀物の集積拠点となる釧路港の国際バルク戦略港湾、同8月の事業開始から早くも釧路空港の利用者が大幅に拡大しているLCCピーチ・アビエーションの釧路│関西線就航など、これからのまちの発展が期待される出来事が相次いだ道東の中核都市・釧路。一方で地元住民に愛されたアイスホッケーチーム・日本製紙クレインズの廃部や、イトーヨーカドー釧路店の閉店など厳しい地方都市の現状を印象付ける話題も続いた。加えてまちの人口も苫小牧市に追い抜かれ道内5位に転落。人口減少対策も待った無しの状況だ。こうした中、地域経済を盛り上げる環境整備や機会の創出を通じて、山積する課題解決に挑む蝦名大也市長に、目指すまちづくりを訊いた。(1月25日収録)

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【釧路特集】釧路信用金庫・佐藤禎一理事長に訊く

増え始めた民間設備投資の動き
東北海道の拠点として都市再生

石炭と漁業、製紙の3大基幹産業を港湾機能の充実で支え、高度成長期に大きく発展した釧路市。しかし、石炭の衰退や二百カイリ規制、製紙の減産などが釧路経済を直撃。北海道経済の苦境を写し絵のように端的に表しているのが同市と言うこともできる。かつての賑わいは取り戻すことはできないにしても、港湾機能の活用や農業の新展開、さらに旺盛な観光需要など持続的成長に向けた要素は確実に根付いている。そこで、釧路経済を支える金融機関、釧路信用金庫の佐藤禎一理事長に現状とこれからを訊いた。(1月25日収録)

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【医療】
地域に根ざしグローバルな医療を目指す
札幌心臓血管クリニックの新たな挑戦

「100年続く病院」へ大きな一歩
世界展開を睨み中国資本と提携

今年4月、開院から11周年を迎える医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)の札幌心臓血管クリニック(札幌市東区、道井洋吏院長)。あらゆる心臓・循環器疾患に対応する同病院が世界での展開を見据えて大きな一歩を踏み出している。それが昨年10月にスタートした、中国の武漢(湖北省)などで複数の病院を展開する資本グループとの提携だ。相互の医療技術の交流をはじめ中国本土や道外での施設の展開、さらには東南アジアへの進出などを睨み、藤田理事長は「このうえないパートナーを得た」と喜びを隠さない。診療所から病院へ、そして日本から世界へ──。最新の医療を先取りしながら進化を続ける札幌ハートセンターの今後の戦略を藤田理事長に訊いた。(2月4日取材)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (46)

無差別空襲や大震災から復興を
果たした神戸に残る戦争の爪痕

焼けただれた神木と弾痕

1995(平成7)年1月17日早朝に起きた阪神・淡路大震災から今年で24年。甚大な被害を受けた神戸のまちはすっかり復興して、あの大惨事が嘘のように賑わっている。その神戸は、74年前の1945(昭和20)年にアメリカ軍のB29による数度の大空襲によって一面が焼け野原となり、多数の死傷者が出たところだ。戦争と震災で2度にわたって受けた壊滅的な打撃から立ち上がった神戸。戦争の傷跡は、そのまちの身近なところに残っていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【特別寄稿】
全く機能していない「いじめ防止対策推進法」(後篇)

優先されない子どもの安全

文科省は愚者の統治システムを手放せ

忠海 久(北海学園大学非常勤講師)

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【医療】
「がんとの正しい闘い方」を
西尾正道 医師に訊く(前篇)

患者を惑わし続ける「近藤理論」
重要なのは適時発見と適切治療

「がんと闘うな」は無責任な極論

1996年に刊行されベストセラーとなった『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)。著者の近藤誠医師は、その後も精力的に「がんは放置したほうがいい」「抗がん剤は効かない」などとがん治療の常識を覆す持論を展開。現在も彼のオピニオン外来は盛況だという。だが、その一方で近藤医師を信じて治るがんを放置したため亡くなった患者がいる事実を見過ごすことはできない。この近藤理論を「無責任な極論」と厳しく批判してきたのが、北海道がんセンター名誉院長で放射線治療医として3万人以上の患者を診てきた西尾正道医師(71)だ。近藤理論の問題点とは何か、賢くがんと闘うためにはどうしたらいいのか──。「目からウロコ」の西尾医師のインタビューを前篇と後篇の2回に分けてお届けする。(武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」㊷ ──当事者と向き合う家族の葛藤

後継者難で岐路に立つ家族会
“これから”の不安に悩む親達

親も人生を楽しむことで見える処方箋

ひきこもりの子供を持つ親にとって、同じ境遇の家族が情報交換しながら共に学ぶ家族会の存在は大きい。だが、ここに来てその家族会活動に課題が見えてきた。ひとつが、親自身の高齢化が進み役員の担い手がいないという運営面での問題だ。さらに、いくら待ち続けても動き出す兆しの見えない子供にジレンマを持つ親たちも増えている。会の存続に向けどう対応していくか。そして親子の関係は──。家族会の今と親の思いを追った。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

高橋はるみ農政の通信簿

哲学も予算もなく萎縮した政策
功罪相半ばも合格点に遠い点数

高橋はるみ知事がこの4月、16年の長きにおよんだ知事の座を降りる。2003年の初当選後、道財政が逼迫するなか人件費の削減を図り、道の政策予算を大きく減額させるなかで、農業関連事業の縮小も進んだ。乏しい予算に職員たちの士気は下がり、悪循環が続く。前半は遺伝子組み換え(GM)作物の規制条例などを制定し、米や小麦の道産比率を高める施策がヒット。しかし後半は、政府の北海道出張所のような傾向が強まるなか、筆者が取材テーマにしたTPP(環太平洋連携協定)やアニマルウェルフェア(家畜福祉)、有機農業、産業用大麻(ヘンプ)の推進などの課題にも前進が見られない。そんな高橋農政に対し、独断と偏見の通信簿を付けてみると──。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●共同住宅火災から1年 「そしあるハイム」合同法要
●地元で10年ぶりのマンション建設 くしろデパート跡に「デュオヒルズ」
●〝聖地〟昭和新山で今年も雪上のバトル!
●ロックミュージックを聴きながらホットドックを頬張るガールズバー『ゴッド』
●土屋グループ・土屋公三会長が主宰「人間社長塾」が今年10期の節目
●書評 『パワハラ 不当解雇 尊厳を回復し、解雇を高くつかせる闘い方』(高橋秀直)

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*このプラモ凄い‼
*デンタルエッセイ

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『今年は会えますか』
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