小説新潮 発売日・バックナンバー

全195件中 61 〜 75 件を表示
1,100円
【お年玉 読み切り短編大特集】
◆畠中 恵/また会おう しゃばけシリーズ
――草双紙の中から手が飛び出した! 
若だんなが掴まれて――

◆三浦しをん/希望はいつも色がない
――家の中は必ずきちんと綺麗に。
でも私の目に映る室内は……

◆島本理生/すごく暗くて、明るかった森
――好意を示す青年の向こうに、
まだ、愛した人を探している

◆小川 哲/十二月二十五日
――母が残したクリスマスプレゼント。
本当にこんな場所に?

◆益田ミリ/念のため
――台風が近づく中、
新幹線でラグビー観戦に臨んだまどかは

◆木下昌輝/戀童れんどう夢幻 性の章 中編
――千宗易は茶の湯の完成を望み、
ある計画を練っていた――

◆赤松利市/宿無し
――上野から浅草へ。
僅かな金とともに最底辺を流浪する六十男

◆諸田玲子/ちよぼ 連作新シリーズ
――気丈で、無邪気で、思慮深く聡明で。
太陽のように周りを照らしながら
混沌の世を生き抜いたその人の名は、寿福院。

【新春特別対談】
◆ちばてつや×道草晴子
『あしたのジョー』に背中を押されて
――13歳の時に「ちばてつや賞」を授けてくれた、
漫画の恩師と22年ぶりの邂逅

【怒濤の新連載群】
〈小説〉
◆加藤シゲアキ/オルタネート
――円明学園調理部部長の蓉は、
不安を胸に新入部員に向けたガイダンスを行っていた。
少年少女の成長を描く群像劇開幕!
◯連載開始記念ロングインタビュー
作家生活十周年を前に――
――作家とアイドル。
二つの顔を持つ注目の書き手が語る決意

◆山田詠美/血も涙もある
――尊敬する先生。その年下の夫を寝盗った助手の私。
小説の名手が華麗に描き出すのは、美味なる「不倫」の世界。

〈エッセイ〉
◆岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
――大好評連載が、堂々の凱旋! 
違和感に満ちた現実を突き進む鋭さに、
読めば読むほどクセになる。日常系エッセイの金字塔!
1,000円
【日本ファンタジーノベル大賞2019 決定発表】
賞の復活以来、初めて選考会が紛糾――。
受賞の決め手となった
「作品の構造」と「神話性」とは、何だったのか?

◆受賞作
高丘哲次/黒よりも濃い紫の国(抄)
――都の王子と辺境の娘との出会いが世界を変える。
「偽史」と「小説」両方があってこそ語りえた、
豊潤で神話的な叙事詩

◆受賞の言葉

◆選評
恩田 陸 萩尾望都 森見登美彦

◆日本ファンタジーノベル大賞2020募集要項

【特集 ファンタジー小説の現在】
◆柿村将彦/みみずロケット
――要領の良さだけがとりえの私。
なのに教え子に泣きつかれ

◆大塚已愛/繭ごもり
――蚕蛾の翅がふと顔を撫でた瞬間、
俺の背骨は凍りついた――

◆一條次郎/まぼろしの地球音楽
――中国で無一文になった
犬のマネージャーと人気歌手のおれは

◆梶尾真治/ハナと暮らす
――妻の生前には考えられなかった
運命の出会いが豊介に訪れ

【小野不由美「十二国記」シリーズ
最新刊刊行記念特集】
〈いまさらガイド〉
◆これから読みたい「十二国記」
――「今から」なんて、幸せすぎる!
作品世界をご案内します

〈特別エッセイ 「十二国記」と私〉
◆辻村深月/おかえりなさい、小野主上
――陽子、珠晶――彼らがいたから、
私は私として生きられた

◆萩尾望都/「悄然として」
――異世界の話の筈なのに、
まるで我が国の歴史のような物語

【注目の「鉄学」紀行】
◆原 武史/「線」の思考
第七回 神功皇后と継体天皇と北陸本線と
――太平洋側と日本海側を結ぶため、
明治十七年に開通した北陸本線。
しかしそのルートは古代から重要視されていた。

【新連載長編小説】
◆長浦 京/プリンシパル
――敗戦直後、綾女はヤクザの襲撃に遭い――
政・財・芸能界を相手に戦い抜く
女の昭和裏面史エンターテインメント!

【新連載エッセイ】
◆筒井ともみ/もういちど、あなたと食べたい
――加藤治子さんと「おかちん」
――松田優作と食べた寿司、深作欣二が作ったキムチ鍋……。
名脚本家がそっと綴る、逝ってしまった人たちとの思い出。
1,000円
【特集 エロティックが止まらない】
〈小説〉
◆花房観音/果ての海 新連載
――生活の面倒を見てくれていた男を殺してしまった。
整形し、別人になった圭子は
芦原温泉の仲居として働くことになり

◆千加野あい/雪解け
――常連客の後藤さん。
少し変わったプレイを要求されるが

◆野口あや子/ジュリアナ様
――醜悪なつまらないものになるのが
こんなに快いことだとは

◆みうらじゅん/長いお預け
――大学時代のバンド仲間の訃報。
葬儀で遇ったのは懐しい女

『それでも俺は、妻としたい』刊行記念企画 
足立紳の世界
〈爆笑鼎談〉
◆野木亜紀子×足立 紳×足立晃子
愛ある暮らし、ダメ夫の誠実
―自らの夫婦生活をセキララに書きつづる夫。
その妻は内心、どう思ってるの? 
二人の長年の友人である脚本家が鋭くツッコむ

〈作品評論〉
[映画]
◆森 直人/映画人・足立紳
[小説]
◆北上次郎/絶対反省しない男

〈特別読物〉
◆安田理央/日本エロ本ワンダーランド
――まるで大人のおもちゃ箱、
エロ本の面白企画を一挙公開!

【新連載長編小説】
◆葉真中顕/異郷のイービス
――一九三四年、一人の少年が希望を胸に
ブラジルの地に降り立った。
彼を待ち受ける運命とは。気宇壮大な長編開幕!

〈連載開始記念対談〉
◆葉真中顕×三田千代子/記憶の継承
―ブラジルの「勝ち組負け組抗争」とは
――第二次世界大戦後のブラジルで起こった悲劇。
日本移民たちの間でも長年タブーとされてきた
事件の真相とは――

【読み切り力作短編】
◆一木けい/愛で選んできたはずだった
――仕事をして、家に帰る。
それだけなのに何かが変わっていく

◆香月夕花/まだ壊れていない世界の縁ふちで
――妻と別れ再出発をした大介にとって、
最大の気がかりは

◆武田綾乃/可哀想な蠅
――鳴動し続けるスマホが、
私の日常を非日常に変えてしまう

【新刊刊行記念対談】
赤川次郎×大林宣彦/三十年後の“ふたり”
――青春ファンタジーの傑作『ふたり』から30年。
映画作家と小説家が見つめる、
小説、映画、そして日本の未来のこと
【秋の時代小説特集】
〈小説〉
◆梓澤 要/華の譜 
徳川和子と後水尾天皇 新連載
――幕府と朝廷の権力争いの果てに、
夫婦になる運命は定まっていた――
二人の波乱曲折の生涯を描いた鮮烈な歴史長編

◆植松三十里/雪山越え
――人質となっていた家康の弟、
松平康俊は牢から逃げ出すが

◆木下昌輝/戀れん童どう夢幻 性の章 前編
――茶人として栄華を極める
千宗易の前に現れたのは、仇敵の子

◆近衛龍春/遠江の椿姫 女城主田鶴
――戦国の熾烈な勢力争いに
放り込まれた女が守ったものとは

◆永井紗耶子/木戸芸者かく語る 
木挽町のあだ討ち
――二年前の仇討ちの話を聞きたいと
訪ねて来た武家に一八は

◆矢野 隆/耕書堂モンパルナス 
其ノ漆 鉄蔵が失せる
――己の絵のためと、首を括った女の
死の理由を追う鉄蔵だが

〈特別対談〉
◆宮城谷昌光×原田維夫/中国史を描き続けて
――資料のない中国を描く難しさ、醍醐味。
一緒に回った城跡巡りや競馬の愉しみまで、
話題の尽きない対談の行方は?

【「むかわ竜」新種認定記念対談】
◆小林快次×万城目学/万城目学、
恐竜博士に会いに行く
――人生の目標は、恐竜の化石を見つけること――
そんな主人公が活躍する新作を執筆中の小説家が、
憧れの先生に積年の疑問をぶつける

【読み切り力作短編】
◆一條次郎/ヘルメット・オブ・アイアン
――杜子春のノウハウで平穏な生活を手に入れる――。
借金取りに追われるおれは
タクシーに乗りラクヨーを目指した

【第六回「新潮ミステリー大賞」決定発表】
――ミステリーとしての要求の高さゆえ、
誕生しなかった大賞。しかし、即戦力の有望作が
世に送られることとなった――

〈優秀賞〉
◆村木美涼/箱とキツネと、パイナップル(抄)

〈選評〉伊坂幸太郎/貴志祐介/道尾秀介
【警察ミステリー特集】

◆今野 敏/空席 隠蔽捜査外伝
署長不在の大森署で起きたある難題。
無事に解決出来るか

◆白河三兎/どうぞ、こちらの席へ
狭い部屋に置かれた机と椅子。
女性刑事の前に現れたのは

◆長江俊和/哲学的ゾンビの殺人
殺人を自首した男が口にする動機は
全くもって理解不能で

◆生馬直樹/炎の末路
閉鎖的な村社会から出た男を、
友人は「脱獄犯」と呼んだ

◆松嶋智左/罅ひび
交通指導係の彩乃が
駐車違反取締りのため向かった先で……

◆長岡弘樹/長い指
なぜおれは病室にいるのか。
思い出そうにも思い出せない

〈昭和犯罪実録〉
◆蓮見圭一/平場のネモ爺
八十六年の半生を刑務所で過ごした
稀代のスリ師が明かす、凶悪犯たちの横顔。
小平義雄、宮崎勤、連合赤軍、麻原彰晃…
獄中の生き字引だからわかる、
それぞれの「品格」

【新連載長編小説】
◆西加奈子/夜が明ける
俺があいつにアキ・マケライネンの
存在を教えたことで、 あいつの人生は変わったんだ… 。

【新連載歴史エッセイ】
◆清水克行/アナーキー・ イン・ジャパン
中世日本はこんなに無秩序だった! 
注目の歴史学者が当時の多元的な秩序のあり方を紹介する、
刺激に溢れた歴史読物

【小説新潮作家名鑑】
◆桜木紫乃
銀座クラブ、書店でのイベント。
最後はドンペリで乾杯!

【注目の「鉄学」紀行】
◆原 武史/「線」の思考 
第六回 「裏」の山陽をゆく
――山陽新幹線が通る都市は「表」の山陽を象徴し、
山陽本線は「裏」の山陽を繋いでいる。
そこに息づくものとは
【怪談特集 ありえない話】
最初はありがちな話だと思った。でも、よく聞くとどこか可怪しい。
なにかが妖しい。いや、待ってくれ。そんなことは絶対に――

◆赤松利市/ギャオ子
――上野の熟女キャバクラで出会った美人には、ある秘密が

◆大塚已愛/如何物喰い
――行方知れずの住職を探し、山寺を訪った侍が見たのは……

◆黒澤いづみ/ねこたち
――深夜のベランダに現れた小さな獣。たかがねこ一匹なのに

◆清水 朔/たからのやま
――幻の茸があるという山は、ある一族によって守られていて

◆清水裕貴/ここは夜の水のほとり
――水の向こうに僕の姿がある。まだ生きていたときの僕が――

〈納涼特別対談〉
◆真梨幸子(作家)×松原タニシ(事故物件住みます芸人)
/怪奇は部屋に現れる
――怪奇現象と事故物件が大好きな「イヤミスの女王」と、
怪異に巻き込まれ続けるピン芸人。文豪たちの霊が現われるという
「新潮社クラブ」でふたりが見たモノは――

【大型新連載】
◆桜木紫乃/緋の河 第二部
――自らの「性」をその手で勝ち取った先駆者に、全身全霊で挑んだ第一部。
波乱に満ちた続編ついに開幕――。

〈連載開始記念企画〉
◆桜木紫乃/私が「小説家」になるまで
――憧れの人を書き、自信を深めた理由と桜木さんの宣言

◆緋の河 第一部 あらすじ
【厳選短篇小説】

◆香月夕花/あの空の青は
――引越を繰り返した果てに辿り着いた町で、私が出会ったのは

【小説新潮作家名鑑】
◆赤松利市
――天国と地獄をみて62歳で小説家となった男のある一日

【バラエティコラム】
〈あのとき聞いた音楽〉 角川慶子
〈思い出の手料理〉 小西康陽
〈いつか住みたい街〉 吉村智樹

【第32回山本周五郎賞決定発表】

[受賞作]
朝倉かすみ/平場の月(抄)
35年ぶりに二人が会ったのは、病院の売店だった。
人生を折り返した中年たちの熱情とままならなさを描く受賞作

[巻頭グラビア]
受賞第一声は「とってもうれしいです」 歓びの夜をドキュメント

[受賞記念エッセイ]
ちいさな生活
[選評]
石田衣良/荻原 浩/角田光代/佐々木譲/唯川 恵

[歴代受賞作家競作]
◆小川 哲/三月十日
あの震災の前日、僕らは何をし、何を考えていたのだろう

◆柚木麻子/BAKESHOP MIREY’S
転勤先で秀実が出会ったのは、英国に強い興味を持つ未怜で

◆森見登美彦/ニュー城の崎にて
温泉小説家、長谷別府氏を訪ね城崎へ。深井君が見たものは

◆恩田 陸/歩道橋シネマ
どこかの県庁所在地の交差点から、特別に見える風景とは

◆重松 清/十一番目の色
タワーマンションのラウンジの豪華さに修平は圧倒される

◆帚木蓬生/復員
ルソン島にて死を悟った男は、祖国の妻へと、ある物を託す

【特別企画】
◆〈周五郎少年文庫〉の魅力 コンプリート・ガイド/末國善己
  若き周五郎が戦前に書いた幻の少年小説。傑作を厳選紹介

【夏の時代小説特集】
〈新連載〉
◆山本一力/ひむろ飛脚
 嘉永六年元日。飛脚御用浅田屋で年賀膳が振る舞われていた。
『かんじき飛脚』『べんけい飛脚』の飛脚屋が次に運ぶのは?

◆木下昌輝/戀童れんどう夢幻 業の章 後編
 織田の軍門に降った梅若大夫が出会ったのは、因縁の相手

◆藤原緋沙子/蝉の時雨 へんろ宿
 夕食時間を過ぎても戻らない泊まり客を案じ、主夫婦は

◆矢野 隆/耕書堂モンパルナス 其ノ陸 歌麿が揺れる
 自分を激烈に怒らせたものの正体を歌麿は探ろうとするが

【待望の新連載】
○小説
◆高杉 良/破天荒
 昭和33年。業界紙記者となり高度成長の渦に飛び込んだ
 杉田亮平が見たものは。自伝的経済小説

○ノンフィクション
◆石井光太/いのちの家 「こどもホスピス」をめぐる物語
 難病の子供が笑って過ごせる場所、「こどもホスピス」。
 設立までの道のりとその後を追う長編ノンフィクション

○エッセイ
◆掟ポルシェ/全部お前が悪い
 バンドではボーカルと説教を担当、DJでは半裸で会場を
 駆け回る。謎の男がコラムを引っさげ本誌に殴り込み!

【バラエティコラム】
〈わたしの愛用品〉石倉良信
〈いつか住みたい街〉金 承福
〈マイルーティーン〉佐藤 研
【初夏の鉄道大特集】
――車窓からの薫風、膝の上には始発駅で買った駅弁――
鉄道でしか味わえない愉しみを、誌上で満喫して下さい

○小説
◆西村京太郎/西日本鉄道殺人事件〈新連載〉
――戦後、私を勇気づけてくれた西鉄ライオンズ――。
日本シリーズ三連覇に沸いた思い出の地へ、回想の旅に出たのだが

◆越谷オサム/名島橋貨物列車クラブ
――貨物列車を見ることで繋がった小学6年生たちの、恋と友情

◆暖あやこ/ひかり
――修学旅行の出発の日、俺は新幹線の座席に爆発物を仕掛け

○エッセイ
◆東山彰良/我が西鉄沿線時代
――作家、東山彰良は西鉄によって育まれた! 
結婚を機に西鉄沿線に移り住んだ男は、この場所で何を得たのか――

○特別企画
◆黒岩択実/「鉄道趣味の終着点」貨物列車ファンを解剖する
――一般鉄道マニアも驚愕する、その活動と究極の歓びとは?

◆加藤佳一/路線バス 終点への憧憬
――終着駅のその先へ――鉄道だけでは生まれない旅路の出会い

◆堀田勝彦/鉄景ホテルに泊まりたい
――窓から線路が、列車が見える! そんな宿の愉しみ方とは

○注目の「鉄学」紀行
◆原 武史/「線」の思考 第五回 日蓮と「房総三浦環状線」
――房総半島、三浦半島、そして東京湾をつなぐ「房総三浦環状線」。
そこには日蓮ゆかりの名所旧跡が集中しており

【本誌初登場】
◆赤松利市/真夜中のホールインワン
――おっぱいの店で働く芝崎と、そこを行き交う人々との人間模様。
平成最後の大型新人が放つ、クール・バイオレンス

【シリーズ「まなつ」最新作】
◆重松 清/十一番目の色
――車椅子姿の健太郎さんを前に、修平はなかなか言葉がでない

【傑作読み切り短編】
◆一木けい/愛から生まれたこの子が愛しい
――屋台で出会った彼は、いつも焼酎のお湯割りを呑んでいた

◆香月夕花/私の王様
――突然律子の名を呼びかけた男は、小学校の同級生だというが

【連載第二回】
◆織守きょうや/朝焼けにファンファーレ

◆坪内祐三/玉電松原物語
【小説新潮作家名鑑】

◆彩瀬まる
――連載中の長編が大詰めを迎え、てんてこ舞いの春の一日に

【バラエティコラム】
〈あのとき聞いた音楽〉神田桂一
〈いつか住みたい街〉柳下毅一郎
〈わたしの愛用品〉山田真由美

1,069円
【R-18文学賞大特集】
○第18回女による女のためのR-18文学賞受賞作発表・受賞の言葉
――応募総数832作! 熱い議論の末に選ばれた才能を見よ

○選評 辻村深月/三浦しをん/友近

○受賞作
◆大賞 月吹友香/赤い星々は沈まない
――年をとっても女は女。性欲を隠さない老女を前にミサは

◆読者賞 小沼朗葉/おまじない
――お昼休み、同僚から漏れる謎の音がどうしても気になって

◆友近賞 千加野あい/今はまだ言えない
――風俗嬢の母に育てられた僕。その胸中はやっぱり複雑で

○歴代受賞作家競作
◆清水裕貴(第17回大賞)/最後の肖像
――学生の時付き合った彼女。その姿を僕は思い出せない

◆白尾 悠(第16回大賞・読者賞)/春歩く、夜歩く
――どうしても会いたかった。その訳は言えないけれど

◆町田そのこ(第15回大賞)/ばばあのマーチ
――恋人と親友に裏切られた香子の耳に響いてきたのは

◆小林早代子(第14回読者賞)/あわよくば一生最強
――花乃子の失恋を機に女四人で暮らす話が持ち上がり

◆森 美樹(第12回読者賞)/わがままな皮膚
――心身共に干上がっている私の命綱は、彼の手だけで

◆田中兆子(第10回大賞)/小さな穴だらけの島
――その穴を通るのは風だけ。でも本来の用途は別に

【二大新連載】
〈小説〉
◆織守きょうや/朝焼けにファンファーレ
――弁護士の花は現れた修習生を見て、目を丸くするが……

〈エッセイ〉
◆坪内祐三/玉電松原物語
――自らを育んだ街の記憶を、体験を通して鮮やかに甦らせる

【シリーズ「まなつ」最新作】
◆重松 清/十一番目の色
――カムリくん一家に招かれ、街一番のタワマンを訪れた修平

【傑作読み切り短編】
◆畠中 恵/くりかえし しゃばけ シリーズ最終話
――於りんに降りかかった災難。桜と神様に関係あるようで

◆暖 あやこ/勾玉を捜せ
――三種の神器の一つが盗まれた! 緊急捜査チームが招集され
【春の歴史時代小説特集】

〈新連載〉
◇宮城谷昌光/公孫龍
栄華を誇った周王朝末期。
王子稜はある密命を帯び、
生まれ育った都を後にする
戦乱の世を駆け抜けた英傑を描く大河小説、
ついに開幕

〈新連載〉
◇梶よう子/東都の藍
武家に生まれながら、町絵師として一世を風靡した歌川広重。
遺された浮世絵の陰に隠れ、これまで語られて来なかった男の素顔とは


◆今村翔吾/八本目の槍 七本槍 槍を捜す市松
佐吉との最後の対面で市松は――圧巻のシリーズ完結!

◆植松三十里/船釘
箱館を奪還せよ。幼馴染みの船鍛冶と侍は決死の行動にでる

◆木下昌輝/戀童れんどう夢幻 業の章 中編
籠城戦の最中生じた疑念。梅若大夫は念友を信じ切れるか

◆志川節子/芽吹長屋仕合せ帖 旅立ちの日
おえんは、生きている友松と会うことが叶わない現実に

◆三好昌子/百鬼遊行絵巻 嵐の段
義政の命で、当たると評判の占者を光信が訪ねると――

◆矢野 隆/耕書堂モンパルナス 其ノ伍 十郎兵衛が壊れる
能でも絵でも、ダメ出しをされ十郎兵衛は黙り込むばかり

◆諸田玲子/別れの季節 お鳥見女房ふたたび
源太夫一家が小田原に戻ることに。だが次男の源次郎は…

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【陽春特別企画】
◆安田理央/コンビニ&スーパーで楽しむ
「千円ポッキリ飲み」のススメ 花見酒スペシャル
酒とつまみ、合わせて千円。
限られた予算で最高のパフォーマンスを! 
呑兵衛たちのプライドを賭けた飲み会が今、始まる

【シリーズ「まなつ」最新作】
◆重松 清/十一番目の色
タッくんのお迎えのため、定時でひきあげたいのだが――

【「しゃばけ」シリーズ】
◆畠中 恵/てんげんつう
昨日も明日も人の心も自在に見通す男。その男の願いとは

【小説新潮作家名鑑】
◆木下昌輝
大興奮! 満面の笑みも飛び出した、講談観劇のある一日

【バラエティコラム】
〈あのとき聞いた音楽〉黒田 有
〈マイルーティーン〉十日草輔
〈わたしの愛用品〉姫野 桂

【連載エッセイ・インタビュー】
◆阿刀田高/谷崎潤一郎を知っていますか
◆岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
◆川上和人/オニソロジスト嘘つかない
◆酒井順子/処女の道程
◆佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
◆中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
◆中野 翠/コラムニストになりたかった
◆ペリー荻野/テレビの荒野を歩いた人たち 小林信彦の巻 後編
【特集「何、食べよっか?」――食とその風景をめぐって】

【小説】
◆朱野帰子/もし、明日死ぬとしたら何を食べたい?
――元彼と中華料理屋に入った結衣。いい雰囲気、だけど……
ドラマ化で話題『わたし、定時で帰ります。』、番外編!

◆遠藤彩見/消えもの
――撮影現場で起きた不可解な事件に、無名の俳優・左右田は

◆柏井 壽/祇園白川 小堀商店 レシピ買います
――普通の洋食屋、その正体は……人気シリーズ、本誌初登場

◆小泉武夫/食いしん坊ガキ大将
――干柿、鶏めし、油揚げ。稀代の発酵学者が描く「少年時代」

【エッセイ・ノンフィクション】
〈新連載〉
◆椎名 誠/漂流者は何を食べたか
――生還者と漂流記マニアだけが知っている、超サバイバル術

〈新連載〉
◆平松洋子/プロレスは何を食べる
――男たちの闘いを支える食、そしてその身体づくりに密着

◆姜 尚美/味覚をひらく言葉
――母が、店主が発したひと言で、気付く人生と食の物語

◆山本ゆり/syunkon「ふざけた料理本」の秘密
――あのレシピブログはなぜ人気なの? 書き手の思いとは

【短編小説傑作選】
◆今村翔吾/八本目の槍 六本槍 権平は笑っているか
――出世を目指し仕官するも、権平は自らの限界を知り……

◆一木けい/愛で放す 後編
――飲酒と入院を繰り返す父。千映は心身ともに疲れ果てていた

◆足立 紳/妻と笑う
――怒り狂う妻をなだめるため、俺はある秘策を思いつくが

◆香月夕花/十三階段の夢
――全盲の絵麻と働くことになった稔は、辞職を促されていて

◆畠中 恵/恋の闇 しゃばけ
――中屋が山姥と縁談!? 妙な噂を確かめに若だんなが向うと

【連載第二回】
◆奥泉 光/死神の棋譜
――将棋ファン騒然! その棋譜に魅入られた者を待ち受けるのは

【注目の「鉄学」紀行】
◆原 武史/「線」の思考 第四回 
古代・中世・近代が交錯するJR阪和線
――天王寺と和歌山を結ぶJR阪和線。
沿線は天皇に縁の深い史跡や地名を数多く擁している。
そこに隠された秘密とは――

【バラエティコラム】
〈いつか住みたい街〉青柳恵介
〈わたしの愛用品〉有賀 薫
〈あのとき聞いた音楽〉加藤千恵

【小説新潮作家名鑑】
◆朱野帰子
――「私も、定時で帰ります」と決めた作家の日常あれこれ
1,069円
【厳冬大特集 ホラー&ミステリー】

〈新連載〉
◆奥泉 光/死神の棋譜
――それは東日本を震災が襲った年、羽生と森内の対局の日。
矢文に結ばれた棋譜からすべてが始まった……

◆宮部みゆき/Ghost Story 第3回
――沼の畔の洋館には、やはり戦慄すべき過去があった――。
当代一の怪談作家が初めて挑む「幽霊屋敷もの」、
容赦のない目眩と寒気が襲い来る

◆飴村 行/荊冠 マアメイド
――ギヤマンに出入りする宇仁。
昔、東南アジアで傭兵をしていたらしい

◆大山誠一郎/伯母の暗号
――伯母の遺言状に記された不可解な暗号。
誰に、何を伝えているのか

◆白河三兎/蜘蛛の糸
――投稿サイトに書かれた青年からのSOS。
犯人との心理戦の勝者は?

◆長岡弘樹/蜂蜜の背信
――これは妹と夫への仕返し。
この不義だけはばれてはいけない、絶対に

◆長崎尚志/監視
――横浜駅でビラ配りをする定年退職後の男。
そこに一人の影が忍び寄り

◆真梨幸子/初恋の人、探します
――ミツコ調査事務所に面倒な依頼が。
新人の吉野美和が担当することに

◆結城真一郎/惨者面談
――第五回「新潮ミステリー大賞」受賞者があぶり出す、
ある家庭の狂気

【厳冬大特集 ホラー&ミステリー】
【特別企画】
◆長江俊和/「禁止」の世界
――目を奪われる謎、意外な真実。
熱狂的支持を集める世界はこうしてできている
〈インタビュー〉「禁止」の誕生
〈作品解説〉持ち出し厳禁 「放送禁止」の全て
〈対談〉封印された対談 長江俊和×辻村深月

【集中連載第二回】
◆重松 清/十一番目の色 中編 シリーズまなつ
――修平はタッくんにまなつの「とくちょう」について話す――

【短編小説傑作選】
◆今村翔吾/八本目の槍 五本槍 蟻の中の孫六
――運命づけられている己の人生。孫六は抗おうとするが

◆一木けい/愛で放す 前編
――父の訃報がもたらしたのは、諦め続けた日々の記憶だった

◆西條奈加/関を越える者 せき越こえぬ 最終話
――箱根で関番を務める武一への親友の頼みとは、関所破り?

◆松尾 潔/渋谷川
――懐かしい場所での思い出に、寛人は胸をざわつかせ……

◆畠中 恵/たたりづき しゃばけ
――長崎屋に現れた妖狐。中屋に縁のある御坊を祟ったというが

【連載第二回】
◆阿刀田高/谷崎潤一郎を知っていますか
◆彩瀬まる/サーカスの日

【バラエティコラム】
〈もういちど会いたい〉黒澤直哉
〈思い出の手料理〉鈴木涼美
わたしの愛用品〉戸部田誠(てれびのスキマ)

【小説新潮作家名鑑】
◆長崎尚志
――数多の作品を生み出す博覧強記な作家の知られざる日常

◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈医療・介護〉杉江松恋
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
【大特集 新春の短編小説宝箱】

◆重松 清/シリーズ『まなつ』第二話 十一番目の色 前編
――四人になった安西家に流れる時間の速さはそれぞれ違い

◆恩田 陸/春の祭典
――名作揃いの「春の祭典」の新たな振付を密かに夢想する私

◆桜木紫乃/春雷
――起居をともにする自慢の弟。誰にもいえない想いがあった

◆木下昌輝/戀童れんどう夢幻 業の章 前編
――千宗易一行が極秘に探す、「本能寺の変」の黒幕とは一体

◆香月夕花/昨日壊れ始めた世界で
――幼なじみの不意の来訪と唐突な思い出話。脳裏に蘇るのは

◆足立 紳/妻と帰る
――家族と帰省した俺。ただでさえ悪い妻の機嫌が急降下して

◆谷村志穂/麻糸、巻いた
――家族から余命の告知をしようとしたその日、母の血栓が飛び

◆今村翔吾/八本目の槍 四本槍 助作は夢を見ぬ
――豊臣家の地位が脅かされようとしている危急の時に助作は

◆諸田玲子/天狗の娘 お鳥見女房ふたたび
――黒船来航で、江戸中がざわざわするなか、ここ鬼子母神でも

◆藤原緋沙子/名残の雪 へんろ宿
――町人を装って宿を訪れた武家の娘。切り絵図を所望して……

◆畠中 恵/てんぐさらい しゃばけ
――風邪を拗らせ寝込む若だんなの元に、ある神薬を持った天狗の姫様が現れて……。
シリーズ第18弾のはじまり、はじまり

【お年玉特別企画】
〈手塚治虫文化賞受賞記念マンガ〉
◆矢部太郎/宝塚と僕
――『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞を受賞。
ベストセラーの原点ともなった巨匠の生地を訪ねる旅のはずが……?

〈グラビア〉
◆二つの「聖地巡礼」
「テヅカ」と「タカラヅカ」。二つの文化が生まれた街を矢部太郎が歩く
[お年玉企画]
矢部さんが選んだお土産を抽選で5名様にプレゼント!

〈京都まったり酒飲みマンガ〉
◆ラズウェル細木/京の滴
――春のタケノコ、夏のハモ。美味しい京都で何をどう呑むか? そっとご紹介

【二大新連載】
◆阿刀田高/谷崎潤一郎を知っていますか
――名前は当然知っているけれど、実は数冊しか手に取ったことのない人も多いのでは? 
読みどころ、教えてあげます

◆彩瀬まる/サーカスの日
――生真面目で仕事熱心な姉。浮世離れした妹。
それぞれの道を歩いていたふたりが、時代の波に翻弄されていく――

 【日本ファンタジーノベル大賞2018 決定発表】

 「いずれも高レベル」と評された最終候補の中で栄冠に
 輝いたのは、堂々たる時代エンターテインメントだった

 ◆受賞作
 
 大塚おおつか已愛いちか/勿怪もっけの憑がかり(抄)
 ――秘剣の術を父から授かった少年は、
 異国の少女を助けるために長崎へ向かう
 ――選考会で圧倒的支持を集めた伝奇ロマン!

 ◆受賞の言葉

 ◆選評
 恩田 陸 萩尾望都 森見登美彦

 ◆日本ファンタジーノベル大賞2019募集要項


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 【特集 ファンタジー最新地図】

 【小説】

 ◆柿村将彦/脳と手足
 
 ――身体の一部のように思っていた年下の幼なじみが突然消え

 ◆一條次郎/貝殻プールでまちあわせ
 
 ――奇妙な絵とプールがある別荘で、おれが出会ったのは――

 ◆清水裕貴/或る観賞魚

 ――私は綺麗なだけの魚。硝子の向こうには人間たちが蠢いて

 ◆冴崎 伸/悪魔の花

 ――白い部屋に集められた子供たち。運び込まれた花の正体は

 ◆清水 朔/めでた隠し 奇譚蒐集録

 ――大正三年正月。鹿児島で耳慣れぬ風習を聞きつけた主と私

 ◆三好昌子/百鬼遊行絵巻 影の段

 ――御所に現れる影喰らいの噂。将軍後継問題と関わりが?


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 【特別インタビュー】

 ◆上田久美子(宝塚歌劇団演出家)
 /ファンタジック・タカラヅカを夢見て

 ――電車で行ける夢の世界、宝塚! 
 書き手はその世界観をいかに作り上げるのか? 直撃取材。


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 【新連載】

 ◆佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
 神なき時代における愛のリアリティー

 ――優れたテキストは、著者から離れて独自の命を持つ――
 様々な憶測を呼んだ大長編に、知の巨人が神学的見地から挑む

 ◆野地秩嘉/サービスの達人たち

 ――世にサービスがあれば、そこには必ず達人がいる。
 読めばじんわり勇気が湧く、プロたちのあっと驚くお仕事紹介!


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 【特選読み切り短編】

 ◆西條奈加/瓦の州くに せき越こえぬ

 ――想い人と親友との密会を目撃した武一は悶々と日を送るが

 ◆松尾 潔/うろん

 ――福岡でメジャーデビューを目指す莉奈を支えているのは……


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 【バラエティコラム】

 〈あのとき聞いた音楽〉渋谷直角

 〈いつか住みたい街〉滝沢秀一

 〈もういちど会いたい〉椋橋彩香

 【注目の「鉄学」紀行】

 ◆原 武史/「線」の思考
 第三回 軍隊が消えた街――旭川の光と影

 ――北海道開拓の要地、軍都として発展した旭川。
 市内に鉄道網も張り巡らされ栄えた街は、
 敗戦とともに姿を変えた――


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 【連載第二回】

 ◆川上和人/オニソロジスト嘘つかない

 ◆酒井順子/処女の道程

 ◆中野 翠/コラムニストになりたかった

 ◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介

 〈仕事・人生〉吉田大助

 〈医療・介護〉東えりか

 〈ホラー・ミステリ〉村上貴史


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 【小説新潮作家名鑑】

 ◆清水裕貴

 ――考えたい時、考えすぎて疲れた時に、彼女は水辺を訪う


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 【連載エッセイ・マンガ・インタビュー】

 岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
 中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
 ペリー荻野/テレビの荒野を歩いた人たち 
 中村メイコの巻 後編
 道草晴子/下北日記


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 【好評連載小説】

 赤川次郎/いもうと
 朝井まかて/輪舞曲 ロンド
 安部龍太郎/迷宮の月
 石田衣良/清く貧しく美しく
 今村翔吾/八本目の槍
 江上 剛/特命金融捜査官 清算
 逢坂 剛/鏡影劇場
 奥田英朗/霧の向こう
 京極夏彦/今昔百鬼拾遺 天狗
 熊谷達也/我は景祐
 黒川博行/熔果
 今野 敏/清明 隠蔽捜査8
 白石一文/ひとりでパンを買いに行く日々に
 西村京太郎/富山地方鉄道殺人事件 最終回
 楡 周平/鉄の楽園
 貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
 藤野恵美/サバイバーズ・ギルト
 薬丸 岳/刑事弁護人
 山本文緒/自転しながら公転する

 【特集 エロスは進化する!】

 誰に魅入られても、何に溺れても構わない。
 エロスは自由だ。そして、ここまで進化した――

 ○小説

 ◆花房観音/ボッちゃん

 ――童貞のおれは松山のストリップ劇場である踊り子に出会い

 ◆足立 紳/妻と働く

 ――俺に弄ばれつつ、他の男のことを――? でも、構わない

 ◆田中兆子/私のことならほっといて

 ――男の視線は軽やかに私に届いた。でもこれは夢に違いない

 ◆森 美樹/花園

 ――死を求めていた只中で出会った若い男。園枝の心は揺れる

 ◆小林早代子/よくある話をやめよう

 ――彼氏に浮気された花乃子は、マッチングアプリを始めたが

 ◆笹井都和古/続きはオフラインで

 ――ゲームのキャラに扮したネット恋愛。その先に見えるのは

 ◆夏樹玲奈/七色

 ――期間限定で田舎に移住。家主は酒蔵を再開させた年上の男

 ○特別エッセイ

 ◆関根虎洸/「廓めし」の愉しみ

 ――色気の次は食い気――花街にはきっと、美味い物がある。
 脂粉の巷に往時の面影を求めて、さあ、ふらり出かけよう


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 【注目作品連載第二回】

 ◆宮部みゆき/Ghost Story

 ――著者初の革新的「幽霊屋敷もの」、戦慄の第二ステージへ

 ◆京極夏彦/今昔百鬼拾遺 天狗

 ――山中で壙あなに陥おちた美由紀と美弥子。美弥子は罠だと云うが

 ◆今村翔吾/八本目の槍

 ――敵に向かうのが恐く、腰抜けと謗られる助右衛門に佐吉は


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 【特選読み切り短編】

 ◆木下昌輝/戀童れんどう夢幻 乱の章 後編

 ――光秀は謹慎を言い渡され失脚。饗応役に命じられた森乱は


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 【バラエティコラム】
 
 〈あのとき聞いた音楽〉金原みわ
 
 〈もういちど会いたい〉串田和美
 
 〈マイルーティーン〉ツレヅレハナコ


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 【三大エッセイ新連載】

 ◆川上和人/オニソロジスト嘘つかない

 ――鳥類学者の日常はこんなにも面白く、こんなにも大変だ!

 ◆酒井順子/処女の道程

 ――日本女性のセックスを、過去から未来までまったり探究

 ◆中野 翠/コラムニストになりたかった

 ――あるフリーターが名コラムニストになるまでのクロニクル


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 【小説新潮作家名鑑】

 ◆花房観音
 ――官能小説家とバスガイド、二つの視点からの新・京都案内

 ◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介

 〈歴史・時代〉田口幹人

 〈恋愛・青春〉高頭佐和子

 〈SF・ファンタジー〉石井千湖


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 【連載エッセイ・インタビュー】

 岩井勇気/僕の人生には事件が起きない

 Oka-Chang/へそのお 最終回

 佐藤 優/落日の帝国 プラハの憂鬱 最終回

 中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私

 ペリー荻野/テレビの荒野を歩いた人たち 中村メイコの巻 前編


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 【好評連載小説】

 赤川次郎/いもうと
 安部龍太郎/迷宮の月
 石田衣良/清く貧しく美しく
 江上 剛/特命金融捜査官 清算
 奥田英朗/霧の向こう
 熊谷達也/我は景祐
 黒川博行/熔果
 今野 敏/清明 隠蔽捜査8
 白石一文/ひとりでパンを買いに行く日々に
 西村京太郎/富山地方鉄道殺人事件
 楡 周平/鉄の楽園
 貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
 初野 晴/世界の果ては二つ 最終回
 藤野恵美/サバイバーズ・ギルト
 薬丸 岳/刑事弁護人
 山本文緒/自転しながら公転する

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