スポーツメディスン 発売日・バックナンバー

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■特集 理学療法と鍼灸の融合
──研究データに基づく臨床の広がり

わが国には、鍼灸をはじめ古くからの治療法があるが、西洋医学の立場からそれらを敬遠する人も多い。理学療法の分野もエビデンスが求められ、盛んに研究が進められている。そんななか、理学療法に経穴刺激など鍼灸の考え方と方法を導入しているグループがある。臨床のみならず、研究、教育も「理学療法と鍼灸の融合」というコンセプトで行い、海外文献も多数発表、海外からの評価も高い。今月は、関西医療大学の鈴木俊明先生のグループに取材、その背景、考え方、臨床、研究によるデータなどを交え、「理学療法と鍼灸の融合」について語っていただいた。

1 理学療法と鍼灸の融合とは何か
──「経穴刺激理学療法」と評価の重要性
鈴木俊明・関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 学科長、関西医療大学大学院 保健医療学研究科 研究副科長 教授、理学療法士、医学博士


2 理学療法と鍼灸に関する研究から
──鍼刺激と筋機能、経穴刺激と運動
鈴木俊明
谷 万喜子・関西医療大学 保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科、関西医療大学 大学院 保健医療学研究科 准教授、鍼灸師
田中健一・スピカ鍼灸マッサージ院 主任 鍼灸師
髙橋 護・スピカ鍼灸マッサージ院 鍼灸師、保健医療学修士
生田啓記・スピカ鍼灸マッサージ院 鍼灸師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー


特集頁例 msm161.pdf

Functional Rehabilitation for Throwing Injury
新連載 機能からみた投球障害のリハビリテーション
投球障害共通の機能不全
坂田 淳・横浜市スポーツ医科学センター リハビリテーション科、理学療法士

Report from Europe
連載 After 2012 オリンピック・パラリンピックから見える風景 10
ヨーロッパのスポーツ戦略
――メジャーイベント招致戦略
久木留 毅

5th Annual Meeting of JADMS
新連載 第5回日本ダンス医科学研究会報告 2
教育講演
「日本ダンス界に医科学が貢献する可能性」
水村(久埜)真由美・お茶の水女子大学

Sports and Medicine
連載 スポーツと医療の現場から考える 37
子どもたちに体育・スポーツをどう教えるか?
河崎賢三

Pilates Method for All
連載 ピラティス・メソッドの可能性 4
異常姿勢に対する呼吸アプローチ
坂元大海・日本ピラティス指導者協会代表理事、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、アークメディカルジャパン株式会社代表取締役

Editorial Report
理学療法士と地域社会
──PTが結集し、市民にウォーキング診断のサービス

Thoughts on Sports
新連載 門外漢スポーツ雑談(ぞうたん)
  体育とスポーツ
──スポーツの原義とその多様性
今泉隆裕・桐蔭横浜大学准教授

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」 55
消費税率の引上げとスポーツ
杉山翔一 スポーツ法政策研究会、Field-R 法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる 74
経絡ストレッチで症状を改善しよう 42
──ランナーに起こりやすい傷害への対応(24)
──タナ障害
朝日山一男

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」 42
狂言
山田ゆかり
■特集 運動連鎖とスポーツ障害
──主に投球障害のスクリーニングテストから競技復帰まで

整形外科医、理学療法士、トレーナーの3氏はともに野球経験豊富で、投球障害に取り組んできたが、その3氏が「運動連鎖」に注目、姿勢の改善から始まり、各種スクリーニングテストを考案、成果をあげている。不良姿勢がもたらす運動連鎖、関節可動域制限や筋力不足などがもたらす運動連鎖による疾患は、患部だけをみていては解決しない。しかし、みるべきところが多すぎる。そこで考えられたのがスクリーニングテスト。このテストを実施するだけでも改善がみられる。診察室からグラウンドまでをつなぐアプローチとして紹介する。これは投球障害のみならず、他の疾患にもつながるアプローチである。

1 投球障害の診断と治療における「運動連鎖」からのアプローチ
──不良姿勢、スクリーニングテストから競技復帰まで
森原 徹・京都府立医科大学大学院医学研究科、運動器機能再生外科学(整形外科教室)講師
松井知之・京都府立医科大学附属病院リハビリテーション部、理学療法士 係長


2 医療機関からグラウンドまでつなぐアプローチ
──選手や指導者に納得してもらえる説明のために
高島 誠・Mac’s Trainer Room


特集頁例 msm160.pdf

Report from Europe
連載 After 2012 オリンピック・パラリンピックから見える風景 9
ヨーロッパのスポーツ戦略
――国際カンファレンス戦略
久木留 毅

Seminar Report
・「二関節筋革命」――公開講座開催
・いつまでも元気で歩くために――平成25年股関節市民フォーラム開催

Sports and Medicine
連載 スポーツと医療の現場から考える 36
学生運動部員としてのあり方
―― スポーツと学業の両立
河崎賢三

Pilates Method for All
連載 ピラティス・メソッドの可能性 3
呼吸について
坂元大海・日本ピラティス指導者協会代表理事、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、アークメディカルジャパン株式会社代表取締役

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」 54
セクハラ・体罰に対する競技連盟の対応と倫理規定
八木由里

5th Annual Meeting of JADMS
新連載 第5回日本ダンス医科学研究会報告
研究会の概要と初日の基調講演より

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる 73
経絡ストレッチで症状を改善しよう
──ランナーに起こりやすい傷害への対応(23)
──脊柱管狭窄症
朝日山一男

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」 41
お座敷バレー
山田ゆかり


その他
■特集 腸腰筋を診る
──腰、股関節、下肢の痛みとの関連で

腸腰筋の存在は誰でも知っているが、臨床上の位置づけとなると、多くの記述はないようだ。腰痛や股関節痛、あるいは膝痛に対しても、腸腰筋へのアプローチが効果があるということを丹羽滋郎先生、太田邦昭先生がその臨床を通じて経験、検証されている。そんなことで効果があるかと疑う人もいるだろうが、2人の先生のアプローチとその考え方は非常に興味深い。事実、痛みが劇的に消失した例が多い。太田先生の「姿勢改善体操」は誰でもできる簡単な体操。ぜひ、試していただきたい。

1 腸腰筋症候群(仮称)の姿勢矯正体操による改善
太田邦昭・太田整形外科

2 腸腰筋への着目と臨床を通じた経験から
丹羽滋郎・愛知医科大学名誉教授



Topic Scanning
新しい流れを読む
腰痛とは何か?
―― 第10回神楽坂スポーツ医学セミナーより

Invitation to Paralympic Games
新連載 パラリンピックを100倍楽しむために
ソチから、東京へ 
河合純一・一般社団法人日本パラリンピアンズ協会 会長 

Report from Europe
連載 After 2012 オリンピック・パラリンピックから見える風景 8
ヨーロッパのスポーツ戦略
――地域密着型のスポーツ
久木留 毅

Pilates Method for All
連載 ピラティス・メソッドの可能性 2
呼吸と姿勢
坂元大海・日本ピラティス指導者協会代表理事、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、アークメディカルジャパン株式会社代表取締役

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ界における「いじめ」について
片岡理恵子・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

The Muscle Again
筋肉再発見 5
筋持久力:トレーニングとディ・トレーニング 
宮下充正

The Discussion
連載 座談会 野球の指導用語を吟味する:「開く」編 最終回
投球動作の「タイミング」を考える
秋吉直樹・医療法人社団淳英会おゆみの整形外科クリニック、理学療法士
菊池貴之・広瀬医院、理学療法士、Total Conditioning Support System STEP代表
久保田正一・くろだ整形クリニック、Baseball-Station 代表、理学療法士
名塚健史・埼玉医科大学かわごえクリニック、理学療法士
前田 健・BCS Baseball Performance代表、元阪神タイガーストレーニングコーチ

Sports and Medicine
連載 スポーツと医療の現場から考える 35
医療における2025年、2035年問題
―― トレーナーが生き残るための提言
河崎賢三

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 40
──ランナーに起こりやすい傷害への対応(22)
──内転筋および内転筋付着部痛
朝日山一男

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
代表
山田ゆかり


その他
Event
Books
■特集 疲労骨折の早期発見

箱根駅伝やマラソンで最近、疲労骨折による棄権や欠場が相次いだ。本誌では1996年箱根駅伝で起こった疲労骨折による棄権のあと、その選手の状況や背景について取材したが、それから18年。いまだに起こる疲労骨折について、改めて「早期発見」に絞って特集を組んでみようと考えた。疲労骨折は早期に発見すれば回復も早くなる。早期発見は難しいところがあるが、方法はある。この特集では医師、理学療法士、アスレティックトレーナー、指導者に取材、すぐに役立つ内容を心がけた。ぜひ参考にしていただきたい。

1 シンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別
──高分解能MRIによる検討
万本健生・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター、茨城県厚生連 総合病院 水戸協同病院 整形外科

2 スポーツ現場で有用な下肢過労性スポーツ障害の評価法
馬見塚尚孝・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター、茨城県厚生連 総合病院 水戸協同病院 整形外科

3 超音波画像による疲労骨折の早期発見
高橋 周・東あおば整形外科院長

4 大学駅伝から考える疲労骨折の現状
大後栄治・神奈川大学人間科学部教授、陸上競技部監督、関東学生陸上競技連盟駅伝対策委員長
松永道敬・神奈川大学人間科学部非常勤講師、神奈川大学スポーツ推進室アスレティックディレクター

5 海外文献からみるランナーの疲労骨折について
三木貴弘・Curtin University/Abbreviated Bachelor of Sciences(Physioterapy)、Physiotherapy evidence database(PEDro)rater



Report from Europe
連載 After 2012 オリンピック・パラリンピックから見える風景
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.7
――トップスポーツ戦略
久木留 毅

Seminar Report
今年も正月から問いかけた「これでいいのか理学療法士!」

Pilates Method for All
新連載 ピラティス・メソッドの可能性
ピラティスとはどういうエクササイズか
坂元大海・日本ピラティス指導者協会代表理事、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、アークメディカルジャパン株式会社代表取締役

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
回外するカレーの市民
渡會公治・帝京平成大学健康メディカル学部

The Muscle Again
連載 筋肉再発見 
哺乳動物の骨格筋線維 
宮下充正


The Discussion
新連載 座談会 野球の指導用語を吟味する:「開く」編 
投球動作の「開く」を考える
参加者: 秋吉直樹 医療法人社団淳英会おゆみの整形外科クリニック、理学療法士
菊池貴之 広瀬医院、理学療法士、Total Conditioning Support System STEP 代表
久保田正一 くろだ整形クリニック、Baseball-Station 代表、理学療法士
名塚健史 埼玉医科大学かわごえクリニック、理学療法士
前田 健 BCS Baseball Performance 代表、元阪神タイガーストレーニングコーチ

Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」
暴力団排除に関する注意点
望月克也・スポーツ法政策研究会、銀座共同法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
連載 「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる 70
経絡ストレッチで症状を改善しよう 39
ランナーに起こりやすい傷害への対応(21)
──坐骨神経痛
朝日山一男

Physical Essay
連載 からだのエッセイ「身体の森」 38
トンネル
山田ゆかり

その他
■特集 鼠径部痛症候群
──その概念とリハビリテーション・予防

鼠径周辺部痛と鼠径部痛症候群。英語でもgroin painとgroin pain syndromeでよく似ているが、疾患概念が異なる。サッカー選手に多発する鼠径部の痛みに取り組み、当初は「スポーツヘルニア」としてその手術に取り組むものの、器質的疾患が認められない鼠径部の痛みを「鼠径部痛症候群」と呼び、やがて保存療法で改善、手術はしなくなったという仁賀定雄先生に取材した。その治療方針の経緯から、保存療法の詳細まで語っていただいた。また、保存療法を担当する畑中仁堂先生に、股関節インピンジメントなどの疾患がある場合でも有効な保存療法について紹介していただいた。本誌118号、138号と併せて読んでいただければさいわいである。

1 「鼠径部痛症候群:治療の変遷と展望を語る
仁賀定雄・JIN 整形外科スポーツクリニック院長

2 鼠径部痛症候群のリハビリテーションの有効性 
 ──股関節インピンジメントが疑われる場合の保存療法
畑中仁堂・じんどう整骨院アスリート、柔道整復師、鍼灸マッサージ師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー


特集頁例 msm157.pdf *注1


The Muscle Again
連載 筋肉再発見 
サーカディアンリズムと骨格筋の分子時計
宮下充正

Editorial Report
話題の最前線
アスリートから高齢者まで、高度な診断・治療を可能にする環境を実現
──JIN整形外科スポーツクリニック

Report from Europe
連載 After 2012 オリンピック・パラリンピックから見える風景 6
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.6
̶ Sport Complex, Nike Academy, Cafe ̶
久木留 毅

Seminar Report
子どものからだと心の危機の克服をめざして
今、子どものからだと心に何が起こっているのか
──第35回子どものからだと心・全国研究会議

The Discussion
新連載 座談会 野球の指導用語を吟味する:「開く」編 
医療従事者における投球動作指導を考える
参加者: 秋吉直樹 医療法人社団淳英会おゆみの整形外科クリニック、理学療法士
菊池貴之 広瀬医院、理学療法士、Total Conditioning Support System STEP 代表
久保田正一 くろだ整形クリニック、Baseball-Station 代表、理学療法士
名塚健史 埼玉医科大学かわごえクリニック、理学療法士
前田 健 BCS Baseball Performance 代表、元阪神タイガーストレーニングコーチ

Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」51
自転車事故に関する近時の傾向
高木宏行 スポーツ法政策研究会、高木総合法律事務所、弁護士

Sports and Medicine
連載 スポーツと医療の現場から考える 34
医師が学童野球の監督に携わって
河崎賢三

Meridian Stretch
連載 「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる 70
経絡ストレッチで症状を改善しよう38
ランナーに起こりやすい傷害への対応(20)
──股関節の痛み
朝日山一男

Physical Essay
連載 からだのエッセイ「身体の森」 38
オキナワ
山田ゆかり

その他
Books
Event
■特集 肩甲骨の問題
──動きの解明と運動との関係

本誌125号特集「投球動作と障害の研究」では宮下浩二先生にその研究内容の全容を通して、投球動作における肩甲骨の動きの測定と結果について紹介していただいた。また129号特集「動く肩甲骨をとらえる!」では田中洋先生に、バイオメカニクスにおける肩甲骨の動きの測定について詳細に解説していただいた。今月の特集では、この両先生にその後の研究成果や今後の展望などについて再び聞くと同時に、鈴木岳先生には実際に肩甲骨の機能を高めるにはどういう考えで、どういうエクササイズを行うのがよいか、また鈴木加奈子先生には、肩甲骨と体幹との関係に関する研究による新しい知見について紹介していただいた。まだ解明できない点も多い肩甲骨の動きだが、かなり詳しくわかってきたようである。

1 「肩甲骨、胸椎、胸郭」のユニットで捉え、個々の動きをみる
宮下浩二・中部大学生命健康科学部理学療法学科准教授、理学療法士

2 バイオメカニクスで捉える肩甲骨の動き
田中 洋・信原病院・バイオメカニクス研究所

3 柔軟性と強さも必要な機能性の高い肩甲骨の動きを引き出す
鈴木 岳・R-body project 代表取締役、スポーツ医学博士、米国公認アスレティックトレーナー(NATAATC)

4 肩甲骨の動きと体幹の関係について
鈴木加奈子・医療法人 社団 一成会 たちばな台病院 リハビリテーション科、理学療法士


Essay on the Picture
連載 私の“一枚の絵” 42
パラリンピックがやってくる
飛松好子

Report from Europe
連載 After 2012オリンピック・パラリンピックから見える風景 4
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.5
──Sports Technology Institute, Sport Park, Sport Complex, etc
久木留 毅

Special Contribution
特別寄稿
スポーツ医学の過去・現在、そして未来への提言
中嶋寛之・東京大学・日本体育大学名誉教授

The Muscle Again
連載 筋肉再発見 
高齢者の筋肉を太くする運動実践と栄養摂取
宮下充正

Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」 49
プロ野球応援団の法律問題
白井久明 スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
連載 「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる 69
経絡ストレッチで症状を改善しよう37
ランナーに起こりやすい傷害への対応(19)
──鼠径部の痛み
朝日山一男


その他
Event
■特集 スクワット動作を診る
──リハビリテーションの視点から

スクワットはトレーニングの王様とも言われ、アスリートはもとより、中高年者の健康体力づくりでも推奨されている。スポーツ医学においては、筋力向上のみならず、股関節・膝関節・足関節の動きを伴う動作として、スポーツ動作、日常生活動作につなげる、あるいは改善するために、あるいはどこかの部位に問題がないかをみるためにも用いられる。では、そのスクワット動作をどのようにみて、どのように判断して、どのように対応するのか。それをテーマに4氏に取材した。それぞれの専門や研究テーマによって、見方や対応は異なる。スクワットという一見簡単な動作だが、みるべきポイントは多い。興味の尽きないところである。さまざまな感想をお寄せいただければさいわいです。

1 スクワット動作に関係するとくに内側広筋の研究について
谷埜予士次・関西医療大学保健医療学部 臨床理学療法学教室 講師

2 スクワット動作を利用した姿勢補正で起こりやすい障害予防につなげる
辻端大輔・シダックス・スポーツアンドカルチャー株式会社、CULTURE WORKS フィットネス部門、トレーナー・理学療法士・鍼灸師

3 スクワット動作の見方とそこからの発展的トレーニング
小笠原一生・武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 講師

4 理学療法評価としてのスクワット動作の見方とキネシオテーピング
吉田一也・人間総合科学大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻 助教、SPTラボ 代表、理学療法士 リハビリテーション学修士、キネシオテーピング指導員


■連載

Topic Scanning
新しい流れを読む
障害予防とパフォーマンス向上、そしてアスリートの腰痛
──第8回埼玉アスレチック・リハビリテーション研究会


Report from Europe
連載 After 2012オリンピック・パラリンピックから見える風景 3
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.4
──2012オリンピック・パラリンピックレガシー戦略 No.2
久木留 毅

Seminar Report
第10回肩の運動機能研究会に参加して──「投球動作を酒の肴にあーだこーだ語ろう会(仮)」も開催

第60回日本栄養改善学会学術総会ランチョンセミナー
あなたの知らないスポーツ貧血の世界──勝たせるためのアプローチ

The Muscle Again
新連載 筋肉再発見 
細くなった高齢者の筋肉は、どのようにすれば回復できるのか
宮下充正

Contribution
寄稿
Study abroad for the future:オーストラリア その2
──到着直後から大学での研究について
稲見崇孝

Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」 49
スポーツ組織の法人格
西脇威夫 スポーツ法政策研究会、西脇法律事務所、弁護士

Sports and Medicine
連載 スポーツと医療の現場から考える 33
医師の指導者との関わり
――「スポーツ指導者の資質能力向上のための有識者会議(タスクフォース)報告書」から考える
河崎賢三

Meridian Stretch
連載 「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる 68
経絡ストレッチで症状を改善しよう36
ランナーに起こりやすい傷害への対応(18)
──大腿四頭筋の痛み
朝日山一男

Physical Essay
連載 からだのエッセイ「身体の森」 37
Le Petit Prince
山田ゆかり Yamada Yukari


その他
Brief
Books
Event
Sep-Oct Special
筋肉解明!
新知見が運動・スポーツ・リハビリにもたらすもの

筋肉は「筋力」や「筋持久力」、あるいは動作との関連で語られることが多かった。しかし、ここにきて、筋の働きに新たな発見が続いている。今月の特集では、内分泌器官としての筋肉、性ホルモンを産生する骨格筋などの視点から、運動・スポーツ・リハビリテーションを捉え直すという試みをしてみた。4人の先生に登場していただき、各々の視点から詳細に語っていただいた。「筋肉はすごい!」という特集である。筋肉に関する研究は、分子生物学その他各領域の発達により、運動と筋肉の関係はどんどん明らかになりつつある。単に「運動はからだによい」というだけでなく、どういうメカニズムでどうよいのかがわかってくると、運動・スポーツ・リハビリテーションのあり方も変わっていくことだろう。


1 筋肉は内分泌器官である
  ──「安静臥床は麻薬」「運動は万能薬」
 田島文博

2 70年代半ばから行ってきた全身的に鍛えるダイナミック運動療法
  ── 新たな知見から出てきた再考察の必要
 大久保 衞

3 筋肉は高齢になると、なぜ細くなるのか
  ── 最新の研究にみる運動による骨格筋の変化の可能性
 宮下充正

4 身体運動の価値を分子レベルから解明する
  ── 骨格筋が性ホルモンを産生する意味とは
 相澤勝治

Report from Europe
After2012オリンピック・パラリンピックから見える風景
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.3
── 2012 オリンピック・パラリンピックレガシー戦略 No.1
久木留毅

Seminar
ReportClinical Reasoning――北九州運動器理学療法の会

Contribution
寄稿
Study abroad for the future:オーストラリア その1
──留学先の決定から留学に至までの経緯
稲見崇孝

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
市民アスリートとアンチ・ドーピング
大橋卓生

Report
第15回世界水泳選手権(スペイン・バルセロナ)現地リポート
世界大会を通してみえた日本人選手の今後の課題と収穫
田坂友暁

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
野球肘検診のあり方、問題点
河崎賢三

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
骨盤の靱帯をいくつ言えますか?
渡會公治

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 35
──ランナーに起こりやすい傷害への対応(17)
──下腿三頭筋(ふくらはぎ)の痛み
朝日山一男

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」

山田ゆかり

●その他
Books
Event
特集 体幹深部筋と腰痛
──体幹トレーニングのキーポイント

先ごろ、『一生痛まない強い腰をつくる』『体が生まれ変わる「ローカル筋」トレーニング』という本を出版した金岡恒治先生(後者は共著)に、体幹深部筋が果たす役割と腰痛との関係を聞いた。成田崇矢先生には、飛込競技ゆえの衝撃と水圧に耐えるために、体幹深部筋+グローバル筋、両者強化の必要性について、共著者である小泉圭介先生には、実際の体幹深部筋トレーニングについて考え方と方法を詳細に聞いた。ロンドンオリンピック競泳で11個のメダル獲得という快挙の土台を支えたトレーニングでもある。最後に武良 誠コーチに、ボート競技における腰痛と体幹トレーニングについて語っていただいた。ぜひ参考にしていただきたい内容である。

1 腰痛と体幹深部筋機能──「強い腰」をつくるという発想と方法
金岡恒治・早稲田大学スポーツ科学学術院 教授、日本水泳連盟理事・医事委員長、整形外科医師・脊椎脊髄外科指導医

2 飛込における体幹深部筋+アウターマッスルのエクササイズ──スタビライザーでもありモビライザーでもある体幹深部筋(多裂筋)
成田崇矢・富士修紅学院 健康科学大学、健康科学部理学療法学科、理学療法士、JASA-AT

3 競泳日本代表トレーナーによる体幹深部筋エクササイズ実践編
小泉圭介・理学療法士、日本スポーツ振興センターマルチサポート事業競泳専任メディカルスタッフ、競泳日本代表トレーナー

4 ボート競技における腰痛と体幹の関係
武良 誠・公益社団法人 日本ボート協会ナショナルチームコーチ(女子担当)、U-23担当コーチ、岐阜経済大学コーチ


Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
スポーツと医療の現場から考える再建手術と再生医療
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

Report from Europe
After2012オリンピック・パラリンピックから見える風景
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.2──英国No.1のアスリートサポート体制を支えるSDC
久木留 毅・専修大学教授(文学部/スポーツ研究所)/JSCラフバラ大学政策情報研究拠点センター長

Seminar Report
・理学療法臨床の最前線──フラットぷらっと2013
・フォーラム「きらめくオリンピック・パラリンピックを目指して」
・第2回アスレティックトレーナー学会学術集会──2日間にわたり国際武道大学で開催

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
プロスポーツ選手、スポーツトレーナーの労働法上の権利を考える
西浦善彦・スポーツ法政策研究会、佐藤・西浦法律事務所、弁護士

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
宝剣岳東稜──高年齢者が山を去るとき
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター病院 副院長

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 34
ランナーに起こりやすい傷害への対応(16)──前頸骨筋腱鞘炎および前脛骨筋炎
朝日山一男・帝京大学医療技術学部准教授、鍼灸マッサージ師、日本体育協会公認AT、健康運動指導士、健康運動実践指導者

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
変化
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事
特集 〔座談会〕 胸郭出口症候群
──医療、トレーニング、科学の視点から

「胸郭出口」という解剖学的部位があり、そこが狭くなってさまざまな症状を呈するのが「胸郭出口症候群」で、投球動作、つまり野球やバドミントン、バレーボール、テニスなどの競技動作を繰り返すことで起こると考えられる。しかし、同じような動作は、たとえばストレングストレーニングでも生じ、それが原因となっているかもしれない。この特集では、議論のある「胸郭出口症候群」について、整形外科医、理学療法士、トレーナー、バイオメカニクス専門家に集まっていただき、それぞれの専門的視点から胸郭出口症候群について議論していただいた。大変興味深い内容であり、各方面からのご意見をいただきたいところである。

■出席者(主要発言順)
馬見塚 尚孝・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/水戸協同病院整形外科講師
古島 弘三・慶友整形外科病院スポーツ医学センター
宇良田 大悟・慶友整形外科病院リハビリテーション科
漁野祐太・千葉ロッテマリーンズコンディショニング担当
島田一志・金沢星稜大学准教授
芋生祥之・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/水戸協同病院リハビリテーション科

1 胸郭出口症候群に関する日本整形外科学会の見解

2 投球に伴う神経障害:胸郭出口症候群

3 古島先生の発表に関するディスカッション

4 胸郭出口症候群の鑑別診断

5 胸郭出口症候群のリハビリテーション

6 レジスタンストレーニングとの関連

7 バイオメカニクスの視点から

8 まとめ

特集頁例

Topic Scanning
新しい流れを読む
ACミランでのトレーナー活動を語る──インディバ・ジャパン特別講演

Report from Europe
新連載 After2012オリンピック・パラリンピックから見える風景
ラフバラ大学のスポーツ戦略 Vol.1
久木留 毅・専修大学教授(文学部/スポーツ研究所)/JSCラフバラ大学政策情報研究拠点センター長

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
野球的思考・行動とサッカー的思考・行動──教員、指導者、医師の立場からみた違い
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
医薬品・サプリメントの個人輸入に関する基礎知識
宮田善晃・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
足関節と足関節外傷を考える
渡會公治・帝京平成大学健康メディカル学部

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 33
ランナーに起こりやすい傷害への対応(15)──足の痙攣
朝日山一男・帝京大学医療技術学部准教授、鍼灸マッサージ師、日本体育協会公認AT、健康運動指導士、健康運動実践指導者

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」

山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事
特集 ストレッチングの研究と現場 ──ダイナミックとスタティックの用い方

1981年に刊行された『ボブ・アンダーソンのストレッチング』は日本においても世界においても急速な普及をみせ、今やアスリートはもちろん一般人にも広く実践されている。ストレッチング関連書籍も今なお多数が店頭に並んでいる。しかし、ストレッチングの科学的論文が示すところでは、スタティックストレッチングはパフォーマンス向上には有効とは言えない。ではスタティックストレッチングはウォームアップでは行わないほうがよいのか。そうした現場での疑問も含め、この特集では、ストレッチング研究に携わってこられた山口太一先生に長時間取材し、その研究も含め山本利春先生にインタビュー、そしてスポーツ現場での実際について、河本耕平選手と桑井太陽トレーナーに聞いた。

1 ストレッチングの研究を語る──ダイナミックストレッチングとスタティックストレッチングの用い方
山口太一・酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 准教授

2 ストレッチング研究の難しさと妥当性
山本利春・国際武道大学教授、日本体育協会公認アスレティックトレーナーマスター

3 現場からの報告──選手、トレーナーの実践例より
■現場リポート1
多方向からのアプローチでパフォーマンスアップを図る──河本耕平選手のストレッチングの変化

■現場リポート2
パフォーマンスチェンジという考え方──桑井太陽トレーナのストレッチ


Topic Scanning
新しい流れを読む
バスケットボールにおける腰部疾患──第7回JBAバスケットボールトレーナ研修会

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ振興くじ(toto)助成金──助成制度の現状と課題
高松政裕・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
精神野球と野球医学
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

The Discussion
座談会 進化とスポーツ医学 4〔最終回〕
サルとヒトの動き、筋・骨格
濱田 穣・京都大学教授、京都大学霊長類研究所進化形態分野
渡會公治・帝京平成大学教授
村上元庸・医療法人社団村上整形外科クリニック理事長
鮫島康仁・小山整形外科内科クリニック院長

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 32
ランナーに起こりやすい傷害への対応(14)──第5中足骨の基部の疲労骨折・骨膜炎
朝日山一男・帝京大学医療技術学部准教授、鍼灸マッサージ師、日本体育協会公認AT、健康運動指導士、健康運動実践指導者

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
老いる
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事
特集 足関節捻挫 ──競技復帰へのアプローチ

スポーツ現場では日常的に発生する足関節捻挫。選手の間では、捻挫はケガのうちには入らないという声も多いが、実際には受傷後のパフォーマンスに少なからず影響を与え、長期的にはさらに問題を発生させることがある。これまで足関節捻挫の特集は何度も組んできたが、ここで改めて「競技復帰」に焦点をあて、5人の先生に、リハビリテーションあるいは運動療法の視点から、各氏が実践してこられた内容を紹介する。これまであまり言われていない視点もあり、大いに参考にしていただける内容である。

1 足関節捻挫後の機能的不安定性に対する経皮的電気刺激
吉田隆紀・関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科

2 慢性足関節不安定症と足関節異常キネマティクス
小林 匠・広島国際大学医療・福祉科学研究科医療工学専攻、医療工学修士、理学療法士
能 由美・いまむら整形外科医院リハビリテーション科、理学療法士
米田 佳・小林病院リハビリテーション科、医療工学修士、理学療法士
貞清正史・貞松病院リハビリテーション科、理学療法士
蒲田和芳・広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科、学術博士、理学療法士・日本体育協会公認アスレティックトレーナー

3 足関節捻挫から競技復帰する際のポイント
小柳好生・武庫川女子大学健康・スポーツ科学部准教授博士(医学)、日本体育協会公認アスレティックトレーナー

4 足関節捻挫後の競技復帰について
貴志真也・医療法人スミヤ 角谷整形外科病院、理学療法士・JASA-AT

5 足関節捻挫のスポーツ復帰へ向けた運動療法のポイント
相澤純也・東京医科歯科大学 医学部附属病院 スポーツ医学診療センター アスレティックリハビリテーション部門 部門長、理学療法士 医学博士


Topic Scanning
新しい流れを読む
運動神経科学の基礎基盤とリハビリテーションへの応用可能性──第3回脳神経科学セミナー

Contribution
寄稿 ケニア人ランナーの着地方法に関する考察
高嶋康司・箱根Town & Athletic Club
大後茂雄・箱根Town & Athletic Club

The Discussion
座談会 進化とスポーツ医学③
構造とケガ
濱田 穣・京都大学教授、京都大学霊長類研究所進化形態分野
渡會公治・帝京平成大学教授
村上元庸・医療法人社団村上整形外科クリニック理事長
鮫島康仁・小山整形外科内科クリニック院長

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
中高年の腰部脊柱管狭窄症と山歩き──その後
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター病院 副院長

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
スポーツと薬
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ指導と体罰
八木由里・スポーツ法政策研究会、八木法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 31
ランナーに起こりやすい傷害への対応(13)──短腓骨筋腱の炎症
朝日山一男・帝京大学医療技術学部准教授、鍼灸マッサージ師、日本体育協会公認AT、健康運動指導士、健康運動実践指導者

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
食の原点──飛騨にもやっと春がやってきた。
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事
■特集 半月板損傷 ──治療の現実とリハのポイント

大腿骨と脛骨の間にあり、クッション性(衝撃吸収)と安定性をもたらしている半月板。前十字靱帯損傷と並び、半月板損傷は「膝のケガ」としては選手生命に大きな影響をもたらす疾患として非常に重要である。しかも、同種移植が認められていない日本では治療のオプションも限られてくる。医療関係者の半月板との戦いは容易ではない。6年前に「半月板損傷」を特集テーマにしたが、ここで改めて整形外科医と3人の理学療法士に取材、もしくは執筆をお願いした。対応が難しい半月板損傷だが、その現在を文献レビューと併せて掲載する。

1 半月板損傷とその治療
史野根生・大阪行岡医療大学教授、行岡病院スポーツ整形外科センター長

2 半月板損傷のリハビリテーション
今屋健・関東労災病院リハビリテーション科、主任理学療法士、日本体育協会公認 アスレティックトレーナー

3 半月板損傷の術後リハビリテーションのポイント
小川英臣・東京医科歯科大学医学部附属病院リハビリテーション部、理学療法士

4 海外文献からみる半月板損傷の話題
三木貴弘・Curtin University Physiotherapy evidence database(PEDro)rater


Topic Scanning
新しい流れを読む
アスリートの尊厳を守るためのシンポジウム──日本スポーツ法学会

Special Contribution
特別寄稿
高分解能MRIでみるテニス肘、野球肘
馬見塚尚孝・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/水戸協同病院整形外科、筑波大学硬式野球部部長兼チームドクター、つくば野球研究会幹事

Contribution
寄稿
足関節捻挫後のパフォーマンス低下に対する新しい治療戦略──捻挫後に生じる機能的不安定性に対する経皮的電気刺激の効果について
吉田隆紀・関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科
鈴木俊明・関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科

Round Table
座談会 進化とスポーツ医学 ②
サルとヒト
濱田 穣・京都大学教授、京都大学霊長類研究所進化形態分野
渡會公治・帝京平成大学教授
村上元庸・医療法人社団村上整形外科クリニック理事長
鮫島康仁・小山整形外科内科クリニック院長

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
スポーツ医学とトレーナー施設との関わり
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
パブリシティ権についての基礎知識
望月克也 スポーツと法政策研究会、銀座共同法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 30
ランナーに起こりやすい傷害への対応(12)──種子骨障害
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
パワーハラスメント(セクシュアルハラスメント)
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事
550円
特集 解剖の真実 ──セラピストの治療を変える解剖学

解剖は基礎中の基礎とされ、治療においてその知識は不可欠。それは誰でも知っていることだが、さて、ではその解剖をどこまで知っているか、あるいはなぜそうなっているのかをどう解釈するかとなると、人によってさまざまかもしれない。今月の特集では、理学療法士として、約700体の解剖を経験された吉尾先生に、なぜ解剖に取り組んだのか、その結果治療がどう変わったのか、何が現在おかしいのかについて長時間解説していただいた。多数のスライドを用意していただいたが、すべては掲載できないため、カラーページに多数再掲したので併せて参照していただきたい。

1 セラピストのための解剖学──根本から治療に携わるために必要な知識
吉尾雅春・千里リハビリテーション病院 副院長、理学療法士

2 脳の解剖
(同上)

Topic Scanning
新しい流れを読む
これでいいのか理学療法士──新春に巻き起こった息吹

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
少年野球指導者論III──体格と守備位置
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

Contribution
寄稿
ドイツスポーツクラブにおける心臓リハビリテーション施設視察レポート──ドイツスポーツクラブと心臓リハビリについて
大浜三平・NPO法人スマイルクラブ理事
木村利男・NPO法人スマイルクラブ理事
丸木多恵・東京医科大学心臓リハビリテーションセンター理学療法士

Round Table
座談会 進化とスポーツ医学①
進化を語る
濱田穣・京都大学教授、京都大学霊長類研究所進化形態分野
渡會公治・帝京平成大学教授
村上元庸・医療法人社団村上整形外科クリニック理事長
鮫島康仁・小山整形外科内科クリニック院長

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
中高年の腰部脊柱管狭窄症と山歩き
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター健康増進センター長

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツと保険
飯田研吾・スポーツ法政策研究会、兼子・岩松法律事務所、弁護士

Topics on Children
子どものからだと心〔最終回〕
日本の子どもにおける生存・保護・発達・生活の最新事情──『子どものからだと心白書2012』より
野井真吾・子どものからだと心・連絡会議、日本体育大学 准教授

Synapsology
シナプソロジー〔最終回〕
脳の潜在認知力を引き出す「シナプソロジー」──まとめ
沖本 大・シナプソロジー普及会ディレクター、株式会社 ルネサンス商品開発部 課長代理、社団法人 日本フィットネス協会/ADD・ADE・AQS

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 29
ランナーに起こりやすい傷害への対応(11)──踵の痛み
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
偶景(アンシダン)
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事
550円
特集 手指のケガ──外傷と障害、治療と予防

手の指のケガは、スポーツ現場では頻繁に起こる。いわゆる「突き指」を経験していない人のほうが少ないであろう。この「突き指」には、骨折も脱臼も靭帯損傷もあるが、スポーツ現場では「突き指だろ。大丈夫だ」と簡単に片付けられることが多い。しかし、実際には治療を必要とする例が多い。あるいは、そのときは大きな問題がないと思われても、のちのち日常生活に支障をきたす変形が生じるおそれのあるものもある。今回の特集では、そうした手指のスポーツ外傷、そして使いすぎ、あるいは使い方が悪いことで生じる障害、野球の捕球時、バレーボールのブロックで起きるケガについて、また野球現場でのケアについて聞いた。

1 手指のスポーツ外傷──軽視されがちだが、「治療が必要」という認識が大事
岩倉菜穂子・東京女子医科大学 整形外科学教室

2 手指のスポーツ障害を防ぐ──よいアライメントと上手な使い方
渡會公治・帝京平成大学 健康メディカル学部 理学療法学科 教授、整形外科医

3 野球の捕球動作でケガをしないために──バックハンド捕球のすすめとその根拠
伊藤博一・帝京平成大学 現代ライフ学部 経営マネージメント学科 トレーナー・スポーツ経営コース 講師

4 ブロックでケガをさせない手の形──バレーボールでのブロックのケガを防ぐ方法
蔦宗浩二・順天堂大学 スポーツ健康科学部 体育科教育法 准教授、男子バレーボール部監督

5 野球選手の手指のケガのケアについて
川口 毅・株式会社横浜DeNAベイスターズ 一軍チーフトレーナー

Topic Scanning
新しい流れを読む
第4回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会に参加して──理学療法士の視点から

Editorial Report
話題の最前線
エコーを駆使、新コンセプトのフィットネス施設と連携のクリニック──東あおば整形外科(仙台市)

Contribution
オーストラリアでPhysiotherapistを目指して 最終回
自分の可能性を信じて、挑戦する心
三木貴弘・理学療法士

Contribution
寄稿 手を使わなくても逆上がりはできるか 最終回
逆上がり即時上達法
中村 賢・社団法人TAISO LAND店長

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ選手と広告契約について
齋 雄一郎 スポーツ法政策研究会、日比谷見附法律事務所、弁護士

Topics on Children
子どものからだと心
今、子どもの生活は…… ──『子どものからだと心 白書2011』より
中島綾子・子どものからだと心・連絡会議、文教大学付属小学校 養護教諭

Synapsology
シナプソロジー
脳の潜在認知力を引き出す「シナプソロジー」──介護予防および介護の現場における展開事例
沖本 大・シナプソロジー普及会ディレクター、株式会社 ルネサンス商品開発部 課長代理、社団法人 日本フィットネス協会/ADD・ADE・AQS

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 28
ランナーに起こりやすい傷害への対応(10)──中足骨の骨膜炎および疲労骨折
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

商品情報・内容

■ スポーツ医学実践者のためのスポーツ医学専門誌

1989年10月、月刊トレーニング・ジャーナル創刊10周年に当たり、スポーツ医学実践者のためのスポーツ医学専門誌として創刊。従来のスポーツ医学誌は、ドクターのみを対象とし、アカデミックな内容であったが、本誌はあくまで現場でスポーツ医学を実践する人を対象とするため、広い意味でのメディカル・スタッフとし、プラクティカルな内容を提供しています。従って、現場でできるスポーツ医学に焦点を当て、取材を重要視しています。知識としてのスポーツ医学より、「使えるスポーツ医学」。また、第14号より1つのテーマを徹底的に追求する特集主義をとり、スポーツ医学の世界で話題になっていることを60~90頁のボリュームで編集しています。スポーツ医学関連ニュースや話題の出来事、療法、施設、人物、製品なども紹介。 61号特集:呼吸

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