こどものとも年中向き 発売日・バックナンバー

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ゆげゆげゆげお

こさかまさみ作 /またきけいこ絵

はじめてひとりでお風呂に入ったあっくんを待っていたのはまっ白なゆげおばけの「ゆげゆげゆげお」でした。ゆげおは、あっくんの背中を洗って、髪を洗うのをてつだってくれました。それからいっしょに小さなあわおばけのつかまえっこをしたり、ゆげの形のあてっこをしたりして……。あっくんのお風呂の時間は湯気いっぱいの幸せな時間になりました。
まるきのヤンコ
スロバキアの昔話

洞野志保再話・絵

子どものいない夫婦が木の人形を作って、子守歌を歌ってやると、人形の目が開き、体が動き始めました。そこで、夫婦は男の子にヤンコと名づけました。3人は幸せに暮らしていましたが、ある日、森の奥に住む魔女がヤンコを食べようとさらっていきます。ヤンコはなんとか魔女の家から逃げ出しますが、魔女はすぐに追いかけてきます……。
まちには いろんな かおが いて

佐々木マキ文・写真

子どもは、木目や壁紙の模様の中から「顔」を見つけ出す名人ですが、この絵本の作者も顔探しの名人。町を歩いて見つけたこんな顔、あんな顔を写真に撮りました。それは、ごくありふれた家の壁やマンホールや公園の遊具なのですが、なるほど、とても愉快な顔に見えてくるからふしぎです。あなたもきっと町で「顔探し」をしたくなりますよ。
ぐぎがさん、ふへほさん、おつきみですよ

岸田衿子作 /にしむらあつこ絵

ガギガギして四角いぐぎがさんと、ふわふわのまぁるいふへほさん。何もかも反対だけれど、ふたりはとても仲良し。今日も一緒に出かけます。すると、どこの家でも、まんまるなお団子や、ススキやオミナエシなどきれいな秋の花をかざっています。そう、今夜はまんまるなお月さまが出てくる、お月見の日。大人気の『ぐぎがさんとふへほさん』第2作です。
じろう ひとりで でんしゃにのる

中西恵子作

夏休み、じろうは1人で電車に乗って、おじさんの家へ遊びにいきます。電車が山に入りトンネルを抜けると、突然向かいの席に1人のおじいさんが現れました。おじいさんは、じろうが持っていたおみやげのおまんじゅうがほしいといいます。そのかわりに、窓から手を出して、目にもとまらぬ早さで木の実を集めはじめました。じろうが出会った、ふしぎでわくわくする夏の出来事です。
ならんで ならんで しゅっぽっぽー

いとうせつこ作 /勝山千帆絵

虫たちの村で、虫の子どもたちが遊ぶ相談。くわがたくんと、くもちゃん、すずむしくん、そしてあわふきちゃんも加わって、汽車ごっこをすることになりました。途中真っ暗なトンネルに入ってびっくりしたり、線路がぴんと立ち上がったり、ありさんたちにぶつかりそうになったり……。村には虫たちのお店が立ち並んでいて、見ていると小さな発見がたくさんあります。
まよなかのトイレ

まるやまあやこ作

真夜中、ひろこはトイレに行きたくなって目が覚めます。お母さんは赤ちゃんのおむつの取り替えで手がはなせず、お父さんも出張でいません。しかたなく、ひろこは1人でトイレに行くことにしました。ドキドキしてトイレに入ると、小さな動物たちがあらわれて、ひろこを手助けしてくれました。子どもの“身近な大冒険”を、暖かく丁寧な筆致で描きます。
ありのガトー

井浦しゅんすけ作

ありのガトーは、たんぽぽが一面に咲く丘にすんでいます。高い木に登って遠くをながめるのが好きなガトーは、友だちの鳩のように空を飛んで遠くまで行ってみたいと思いました。たんぽぽの綿毛が飛ぶのを見て、綿毛につかまって空に飛びたったガトーですが、行き先は風まかせ。飛んでいったところが……。 デニムの生地とミシンで描いた絵本です。


まどからのおくりもの

鈴子永子 作

熱で遊べなくなったななちゃんに、友だちがおみまいを持ってきてくれます。窓からアゲハも入ってきて、ななちゃんと遊びます。最後に来たじゅんくんは元気なく、”何にもあげるものがない、ななちゃんにあげたかったアゲハが逃げてしまった”というのです。「じゅんくんのアゲハ、あたしのへやにきたんだよ!」ななちゃんは喜びの言葉を伝えます。
ネズミのしっぽ
ニューカレドニアのおはなし

大角翠採話 /あべ・ボストン文・絵

昔、ネズミにはしっぽがありませんでした。ある時、海におぼれそうになったネズミをタコが助けてくれました。ところが、ネズミはお礼を言うどころか、タコを笑いものにしたために、仕返しに長いしっぽをくっつけられてしまったのです。南太平洋の島国で語り継がれてきた、おおらかなユーモアにあふれたお話です。

すすめ! じょせつきかんしゃ

峰村勝子作・絵

雪国の山の下の駅。夕方から降りはじめた雪は、どんどん積もっていきます。ラッセル車の出動です。雪かき機でかきあげられた雪が線路脇に高くなると、今度はロータリー車の登場です。ロータリー車はラッセル車がかきあげた雪を、とおくにはねとばして進みます。朝の一番列車を通すため、2台の除雪車が夜を徹して働きます。

かれはふるふる ゆきがふる

スズキコージ作

「かれはふるふる のやはたけ のやはたけに かれはふるふる」。そんな言葉を唱えながら、秋の森で、森の精たちが遊んでいます。たき火の上を飛んでいると、大変! しっぽに火がついてしまいました。すると、雪の消防隊がやってきて、秋の森は一気に銀世界に。スズキコージさんが長年口ずさんでいたフレーズから生まれた、秋から冬への移り変わりを静かに描いた作品です。
ゆうちゃんの たこやきパーティー

山田ゆみ子作

日曜日、ゆうちゃんはお父さんとたこやきを作ることにしました。せっかくならたこやきパーティーをしようと友だちに電話をかけると、雷で電話が混線してしまいます。やっと電話がつながってパーティーに誘うと、ゆうちゃんの家にやってきたのは、なんと雲の子たちでした。雲の子たちとわいわい作ったたこやきはおいしくて、体がぽかぽか暖かくなりました。


ちいさいみどりのはこ

岡井美穂作

ぼくは、お父さんといっしょに引っ越しに使う箱を見つけに行って、小さな緑の箱を持ち帰ります。ところが、おもちゃが入らなくて困っていると、小さな箱から大きな箱が飛び出します。次々に大きな箱が出てきて、おもちゃをしまうことが出来たのですが、やがて大変なことが……。「ぼく」の気持ちにいつもぴったりよりそって、「ぼく」を支えてくれる不思議な箱のお話です。
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こどものとも年中向きの内容

  • 出版社:福音館書店
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:3~5日頃
物語の楽しさに出会う絵本
物語絵本の入り口となる作品から始まって、段々と幅広い絵本の楽しさが味わえるように配列してあります。動物たちの活躍するお話、ゆかいなお話、むかしむかしのお話など、など、バラエティーに富んだ内容です。年中児向きの新作に、≪こどものとも≫≪こどものとも(年中向き)≫の既刊の中から選んだ好評の作品を数点加えて構成します。

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