こどものとも年中向き 発売日・バックナンバー

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おもちつき ぺったんこ

かんなりまさこ 文/飯野まき 絵

今日は楽しいおもちつき。家じゅう朝から大忙し。かまどで火をたき、もち米を蒸して、もちろん、うすときねも用意して。
ぺったんぺったんついた後は、鏡もち、のしもち、豆もち、あんもち……いろんなおもちを作ります。
お正月を迎えるための伝統的な家庭行事である、おもちつき。家族みんなでうすを囲む、年末の和やかで賑やかな一日を描きます。
ミミコが さんぽに でかけたら

吉岡さやか 作

ある日、猫のミミコが散歩にでかけると、道端にタコがいました。タコは見事に擬態して、ミミコから逃げてしまいます。
その後も、ミミコが散歩にでかけるたびに、いつもどこかにタコの気配が。気になって後を追い続けるミミコ。タコは郵便ポストやバス停などに擬態して、ミミコから逃げ続けます。タコの正体と目的は一体……?
ちょっぴりナンセンスな絵探し絵本。
こぎつねとみつばち

こじまさとみ 作

こぎつねは畑でかぼちゃを育てています。
毎日丁寧に世話していると、ある日大勢のみつばちがやってきて、次から次へと花のなかに入っていきました。それを見つけたこぎつねはびっくり。慌てて追い出そうとしますが、みつばちの働きが、野菜にとって大切だということを知ります。
かぼちゃ作りを通した、こぎつねとみつばちのささやかな交流を描きます。
つきの かがやく よる

古内ヨシ 作

月の輝く夜、クマの親子が湖へ釣りに出かけました。
「とうちゃん とうちゃん、釣れたよ」と喜ぶ子グマに、父グマは答えます。「月夜の魚釣りは、たくさん魚が釣れるんだ。それはね、眠れない魚がおなか空かしているからなんだ」。
それからも釣りは続き、金色の魚や金色のワニまでかかります。
温かい親子の会話とともに進む、詩情あふれる物語。
おばけのおんがく

西平あかね 作

夜に目が覚めてしまったさきちゃんは、不気味な音を聞いてちょっと怖くなります。次々聞こえてくる音、それはなんとおばけの奏でる楽器の音だったのです。
おどろおどろしい太鼓に、恐怖のフルートなどなど、おばけの音楽会は、怖くて恐ろしい音のハーモニー、さてどんな音なのかな? 
人気シリーズの7作目。
わたしはせいか・ガブリエラ Me llamo Seika Gabriela

東郷聖美 さく

「ボリビアではバナナは焼いて食べるの」。ボリビア人の父と日本人の母をもつ5歳のせいか・ガブリエラが、国の違いを楽しく紹介してくれます。
日本ではあたりまえでも、他の国では違うということはたくさんあります。その違いを知り楽しむこと、それが国際理解への第一歩です。
楽しみながら多文化社会への素地を育みましょう。
りんごりらっぱ

あべけんじ 作

地面にリンゴが1個落ちています。
そこへゴリラがやってきて、リンゴを拾って「りんごりら」。
次にゴリラはラッパも見つけて「りんごりらっぱ」。
そこへ、パンダの子がごろんごろんと転がりながらやってきて「りんごりらっぱんだ」。
しりとりで動物やものが登場し、ことばがどんどんつながっていく楽しいことば遊びの絵本です。
ビーズくん

殿内真帆 作

家の片隅に暮らすビーズくんは、ある夜、穴の空いた仲間を探しに出かけます。
家のなかを探してみると・・・・・・、おもちゃや機械の部品、ボタンにストロー。おまけに貝殻や小銭まで。
たくさんの仲間が、糸を通してビーズくんの後ろにどんどんつながっていきます。
仲間が増える喜びと長くつながる楽しさにあふれた絵本。
もぐたさんの たんぽぽさんぽ

小野寺悦子 文
伊藤夏紀 絵

もぐらのもぐたさんは、お弁当をもって、たんぽぽ野原にさんぽにでかけます。
「たんぽぽのはらへ たんぽぽさんぽ んぽ んぽ んぽぽ んぽ んぽ んぽぽ」さんぽの歌を歌いながらいくと、それに誘われていろいろな虫たちが次々仲間に入ってきました。
思わず声を合わせたくなる子どものオペレッタのような楽しい作品です。
じゃがいものんたの わすれんぼう

つるたようこ 作

ここは野菜たちの暮らすおやおや村。のんたはじゃがいもの男の子です。
母さんに頼まれて、元気におつかいに出かけました。
でも、トマトさんの家からいい匂いがしてくると、うっかりおつかいを忘れて、家の中へ……。
優しくて気が良いのだけど、ちょっと忘れっぽいのんた。
無事におつかいを思い出し、やりとげることができるでしょうか?
まじょの すいぞくかん

佐々木マキ 作

森の中で見つけたおかしな水族館。水槽には、見たこともないような珍しい生き物がいっぱい。
でもそれらは、悪い魔女に魚にされてしまった動物たちだったのです。
女の子と犬は、動物たちを助けますが、魔女の罠にかかり、魚の姿にされてしまいます。
ハラハラ・ドキドキ・ユーモアがたっぷりつまったお話。約20年ぶりの再版です。
かぜひきまんげつ

ネジメショーイチ 文
ロッカクアヤコ 絵

今夜は満月。でも何だか様子が変です。あーちゃんが夜空の階段をかけ上がって見に行くと、なんと満月が風邪をひいていました。
風邪を治してあげるため、あーちゃんは水を飲ませたり、雲をお布団にしてかけてあげたり、一生懸命に看病をします。
困っている誰かを助けてあげたい、子どもの自然な気持ちに寄り添ったお話です。
ゆきだるまの ようちゃんと てん
松川けんし 作

山のずっとずっと奥に、雪だるまの4兄弟が暮らしています。
ひいちゃん、ふうちゃん、みいちゃん、そして末っ子のようちゃん。
4人は野球が大好き。ある日のこと、いつものように野球をしていると、てんが木の陰からこちらをじっと見ています。
てんも野球がしたいのかな? 雪だるまたちとてんの友情を描いた作品。
まあくんの いもほり

おおともやすお 作

こぐまのまあくんは、保育園のみんなとサツマイモ掘りにやってきました。
大きなリュックにイモをどっさり詰め込んだまあくん。
帰り道では、リュックが重すぎて歩けなくなり、大変なアクシデントが起こってしまいます。
泣いたり、笑ったりのまあくんに、最後には自然と「よかったね」という気持ちになれる、満足感たっぷりのお話です。
おしょうさんと カックリカ

日野十成 再話/斎藤隆夫 絵

ある満月の晩、お寺の庭が騒がしいので、和尚さんが覗いてみると、たくさんの化け物たちが踊っていた。
和尚さんも思わず一緒に踊ったが、どこかに消えていく化け物たちについていくと、なんと化け物の正体は、キノコだった。
ならばと和尚さんは妙案を考え、次の晩仕掛ける。ちょっと可笑しな昔話絵本。
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こどものとも年中向きの内容

  • 出版社:福音館書店
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:3~5日頃
物語の楽しさに出会う絵本
物語絵本の入り口となる作品から始まって、段々と幅広い絵本の楽しさが味わえるように配列してあります。動物たちの活躍するお話、ゆかいなお話、むかしむかしのお話など、など、バラエティーに富んだ内容です。年中児向きの新作に、≪こどものとも≫≪こどものとも(年中向き)≫の既刊の中から選んだ好評の作品を数点加えて構成します。

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