農業と経済 発売日・バックナンバー

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特集:都市農業に転換が来る

都市化の急激な進展によって、流入する都市民ともともと農業を営んでいた「都市農民」とのあいだでは土地をめぐってさまざまな葛藤を生んできた。しかし、人口減少と環境へのまなざしは、その「都市農地」のあり方に大きな転換をもたらしている。

 ◇第1部 見直される都市農業制度――農地をめぐる葛藤をこえて
市街化区域農業から都市地域農業へ 田代洋一
都市農業振興基本法におけるコペルニクス的転回――都市農地へのまなざしの歴史、計画的農地利用の意義とその展望 星 勉
農地が持つ公共的性格と都市計画 柴田 祐
都市農業における経営展開の可能性とその条件 大西敏夫

 ◇第2部 都市農業の新しい風
都市農業によるアグリフードネットワークの萌芽 池島祥文
世界で広がるコミュニティ・ガーデン①ロンドンのCapital Growth運動―― 持続可能な未来のために首都を耕す 飯田晶子 ②ドイツの「多文化共生ガーデン」 雨宮 護・渡辺雄太・新保奈穂美
食育の場としての都市農業――京都市北区・樋口農園の取り組み 原田英美
地域の宝となった「まちなか酪農」――東京都練馬区・小泉牧場 淡路和則
【コラム】土地の線と人の線 横張 真

東西南北 農地の維持と担い手の育成――問われる地域の取り組み 後藤光蔵

 【ブックガイド】
村田武・河原林孝由基 編著『自然エネルギーと協同組合』 藤本穣彦
立川雅司 著『遺伝子組換え作物をめぐる「共存」――EUにおける政策と言説』 石井哲也
小川真如 著『水稲の飼料利用の展開構造』 信岡誠治

  【今月の農林統計】
「組織法人経営体に関する経営分析調査」及び「平成28年産米生産費(組織法人経営)」の概要 米山千香子

 【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
豊作の続く世界の大豆生産と高まる中国の存在感 岩﨑正典

 【こう読みました! 『農業と経済』】
マーケティングを学ぶ 弘前大学農学生命科学部 国際園芸農学科 食農経済コース 国際食品マーケティング分野

 【研究動向】
農業の公共性と事業戦略・マーケティング・消費者行動――新たな価値の共創に向けて 小林千夏

農政談義 大柿好一

最近の文献
1,018円
大規模化推進政策の陰で引退を迫られる、小さな農業。しかし、大きな農業だけで、日本の農業、農村は維持できるのだろうか。個性的でユニークな存在であり、助け合うこころを育み、地域を支える力となる小さな農業に光あれ!!

特集:小さな農業に光あれ
 ◆第1部 小さな農業を再評価する
小さな農業とは何か
――世界的な小農再評価との連携 秋津元輝・松平尚也
多様な経営様式がかみ合うモザイク型農業像による未来――大規模経営・営農組織と「小さな農業」の支え合いによる地域農業の維持 香川文庸
中山間地農村を支える小農――限界集落から消滅集落へ 萬田正治
農山漁村を支える小さな経済のネットワークとその発展過程――農山漁村はシゴト、ワザ、知恵の宝庫、
時代が移り変わっても大事なコト、守りたいモノやヒト 小林和彦
小さな農業を支える流通 櫻井清一
【コラム】アグロエコロジーの魅力――現代的な地域資源の高度利用 小松﨑将一

 ◆第2部 小さな農業で生きる
小規模でこその付加価値を育てる――鮮度と関係性 久松達央
宮城県・鳴子の米プロジェクトの「農をあきらめない」試み――地域支援型農業による買い支えの12年 中川 恵
ビジネス農業と小さな農業を両立させる自治体農政――長野県佐久市の挑戦 池上甲一
オランダ農業のもうひとつの顔――多様な展開で生き残る 井形雅代
後継者が多い中山間地集落――阿蘇の家族農業を継ぐ人びと 溝上沙耶伽・牧野厚史


東西南北 経営発展の一方向としての小規模農業 辻村英之

【ブックガイド】
吉田行郷著『日本の麦――拡大する市場の徹底分析』 横山英信
高瀬雅男著『反トラスト法と協同組合――日米の適用除外立法の根拠と範囲』 長瀬一治

【今月の農林統計】
平成28年新規就農者調査結果の概要 本多卓也

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
需給の引き締まり気配を示す、日本と世界のコメ市場 岩﨑正典

【こう読みました! 『農業と経済』】
農協の営農・販売事業改革を考える 京都大学農学部 食料・環境経済学科「調査研究方法実習(2回生実習)」

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
鮎澤純子さん・原 祐太さん(長野県)

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【研究動向】
オルタナティブフードネットワークに関する研究動向 山本奈美
農政談義 大柿好一
最近の文献
特集:コメは救えるか?――市場の変化と政策転換

 ◆第Ⅰ部 コメ市場の変化を読む
コメの消費減少はどう進んでいるのか 草苅 仁
コメ市場と価格形成の新たな動向を探る 小池恒男
コメの産地マーケティングの新展開――特徴と展望 青柳 斉
縁故米と直接販売米の流通の現状と展望 髙田晋史
コメ輸出の現状と課題、今後の展望 田雑征治

 ◆第Ⅱ部 コメ政策の行方
30年問題のどこが問題か 冬木勝仁
コメをめぐる情勢と収入保険制度の課題 東山 寛
多様化するコメと稲作経営――どのような未来をめざすか 南石晃明
競争力強化プログラムがコメ流通業に及ぼす影響 八木俊明
【コラム】コメ先物試験上場はなぜ延長されたのか 藤原淳一

東西南北 米政策の転換と課題 北出俊昭

【ブックガイド】
日本農業普及学会編著『聞く力、つなぐ力――3・11 東日本大震災 被災農家に寄り添いつづける普及指導員たち』 中村貴子
横川洋・高橋佳孝編著『阿蘇地域における農耕景観と生態系サービス――文化的景観論で地域価値を再発見し世界文化遺産登録を支援する』 山下良平

【今月の農林統計】
平成29 年農業構造動態調査(平成29 年2月1日現在)の概要 鷲尾和敏

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
均衡を模索する米国の穀物需給、不均衡さを増す中国の穀物需給 岩﨑正典

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
星野智昭さん(群馬県)

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【研究動向】
持続型社会形成に向けた都市と農村の新たな関係 豊嶋尚子

農政談義 大柿好一

最近の文献

表紙写真:インドネシアのジャワ島中部、ウォノソボでジャガイモの植え付け作業。
(写真提供:pixabay)
特集:流通の公正を支える卸売市場

「抜本的見直し」を規制改革推進会議によって提言された卸売市場。時代のニーズの変化への対応と、時代を超えて必要とされる機能と、冷静に見きわめることが求められる。現場の声に耳を傾けてみよう。

卸売市場はなぜ必要か――その今日的機能 藤島廣二
規制廃止は卸売市場をどう変えるのか 小野雅之
卸売市場の仕事と役割を語る
 ①環境変化に柔軟に対応する横浜の台所──横浜市中央卸売市場 西俣先子
 ②「非合理的」とされる卸売市場、現場における「合理的」な議論──京都市中央卸売市場第一市場(青果)、第二市場(食肉)へのインタビュー 上田 遥
 ③卸売市場の基本的役割と生き残り策──北九州市中央卸売市場・北九州青果株式会社 百合野博社長に聞く 辻村英之
各分野における卸売市場の機能
 ①青果物――その特殊性に配慮した丁寧な改革を 小暮宣文
 ②水産物卸売市場の現状から何が見えてくるのか 濱田武士
 ③食肉における卸売市場の機能――群馬県下仁田ミート㈱の実態分析を通じて 宮田剛志
 ④花きの商品的特質と卸売市場の機能 宮部和幸
食品事業者からみる卸売市場の機能──田中秀幸ロック・フィールド調達部部長に聞く 原田英美
なぜ卸売市場を選ぶのか──生産者から見た卸売市場出荷の意義 清水農園・清水洋人氏インタビュー 大住あづさ
日本の卸売市場への熱い視線──ベトナムの例 高梨子文恵

東西南北 卸売市場の機能とルールを考える土俵 新山陽子

【ブックガイド】
田代洋一著『農協改革・ポストTPP・地域』 瀬津 孝
中国新聞取材班著『中国山地 過疎50年』 松本貴文

【今月の農林統計】
6次産業化総合調査(平成27年度)の概要について 神田 剛

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
大型ハリケーンに見舞われたアメリカ南部の農業地域とその影響 岩﨑正典

【こう読みました! 『農業と経済』】
日本の農業における外国人労働力の現状と今後の課題 明治学院大学社会学部安井ゼミ有志

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
清水なつみさん(長崎県)

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【研究動向】
食品安全問題──消費者の購買行動と事業者レベルの食品安全管理システム 鬼頭弥生
農政談義 大柿好一
最近の文献


表紙写真:東京都中央卸売市場を俯瞰する(提供:小暮宣文)
特集: 2020 どうなる日本の食と農――オリンピック・パラリンピックを契機として

「おもてなし」をアピールしてかちとった2020の東京大会。なかでも「食」の果たす役割は非常に大きい。しかもそれはうわべだけのものであってはならない。日本の食の魅力を、どう磨き上げるべきか。

日本農林業にとっての東京オリンピック・パラリンピック 池上甲一
2020年に向けて日本の食文化をどう発信していくか 勝野美江
食材調達と食品安全 工藤春代
観光の食の輝きは日常の食の豊かさから生まれる――東京オリンピック・パラリンピックと食文化 尾家建生
環境への配慮――日本の資源利用と森林・水産物認証
 ①FSCとSGEC 大田伊久雄
 ②「責任ある漁業」から水産物のグローバル認証へ 山尾政博
 ③環境への配慮――日本の食生活とパーム油認証の課題 川上豊幸
グローバルGAP取得をめぐる動き――ポストオリンピックを見すえて
 ①JAとうや湖におけるグローバルGAP取得と将来展望 橋本直史
 ②放射能汚染対策からGAP対策へ――2020オリンピックを見すえた福島県の取りくみ 小山良太
 ③有機農業・拡大の課題――「有機」表示認証をめぐって 久保田裕子

【コラム】 
オリンピック・パラリンピック競技大会の飲食と飲食提供基本戦略 末口忠義
オリンピックと栄養改善 成田喜一
FAOにおけるGAPと労働基準 Jacqueline Demeranville

東西南北 選手の視点から食の提供を! 古川高晴

【ブックガイド】
並松信久著『農の科学史――イギリス「所領知」の革新と制度化』 池上甲一
申 錬鐵著『養豚経営の展開と生産者出資型インテグレーション』 桑原考史
清水達也著『ラテンアメリカの農業・食料部門の発展――バリューチェーンの統合』 
 千葉 典

【今月の農林統計】
平成28年漁業・養殖業生産統計の概要 石川知宏

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
新穀(2017年産)の世界穀物生産動向とわが国への影響 岩﨑正典

【こう読みました! 『農業と経済』】
農業法人化について学び、農業を見据える眼力を身につける 岡山大学農学部環境生態学コース食料生産システム管理学研究室

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【研究動向】
近現代日本の農業・農村史研究 小濱 武

農政談義 大柿好一

最近の文献


表紙写真:高級菜豆のニオ積み(北海道常呂郡訓子府町)。(提供:北海道農政部農政課)
 ◇第1特集 世界農業遺産をどう活かすか

農業・農村の文化財的価値と農産品・加工品のブランド化 四方田雅史
GIAHS(ジアス)・コミュニティビジネスで持続可能な地域創生を 大和田順子

[事例編]世界農業遺産の活かし方と課題
 金銀山とトキでつながる佐渡の世界農業遺産 中島明夫
 「静岡の茶草場農法」推進による持続的な茶業の振興――「高品質な茶生産」と「生物多様性の保全」が両立する農業システム 西川 博
 タンザニア・キリマンジャロ山中のアグロフォレストリー――世界農業遺産認定は農業の保全・発展を促すか 辻村英之・佐藤 秀

 ◇第2特集 農業の静脈産業――市場形成に向けて
農林業の静脈産業と市場形成の課題 泉谷眞実
食品循環資源(食品廃棄物)のリサイクル
 ①食品循環資源の堆肥化とその市場形成 藤科智海
 ②食品循環資源の飼料化(エコフィード利用)とその市場形成――青森県の養豚法人K社を事例として 正木 卓・房 家琛
木質燃料の生産・流通の現状と市場化への課題 伊藤幸男
市場を介した廃食用油のエネルギー利用の後退と自給燃料化の動き 野中章久

東西南北 文化・歴史・環境からの農業創生 古沢広祐
【ブックガイド】
協同組合研究誌「にじ」編集部企画、小山良太・田中夏子監修『原発災害下での暮らしと仕事――生活・生業の取戻しの課題』 樫原正澄
藤森隆郎著『林業がつくる日本の森林』 藤野正也
とびやあい著『田んぼ、はじめました。』 一宮真佐子
岩間信之編著『都市のフードデザート問題――ソーシャル・キャピタルの低下が招く街なかの「食の砂漠」』 清原昭子

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
本門 憲さん(熊本県)

【今月の農林統計】平成27年農業・食料関連産業の経済計算(概算)の概要 寺本英之

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】アメリカ大平原を見舞った高温乾燥気候と小麦需給への影響 岩﨑正典

【こう読みました! 『農業と経済』】生産資材の流通問題を考える 山口大学農学部生物資源環境科学科

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【研究動向】中国の農地流動化をめぐる論点と動向 李 妍蓉
農政談義 大柿好一


表紙写真:熊本県阿蘇郡西原村の棚田。(提供:熊本素材写真アーカイブス キロクマ)
1,018円

組合員に語りかける農協論――農業協同組合とは何か、誰のためにあるのか

日本の農協、とくにJAは、非常に大きな曲がり角に立たされているといってよいだろう。いずれの方向に進むのか――答えは、組織の性格上、組合員の手に委ねられているはずだ。その意志決定は何に基づいて判断すればよいのか。いま一度、農業協同組合の基本理論と理念とを学んでみよう。

1 農業協同組合はなぜ必要か――生まれたわけと存在理由 川村 保
2 共同販売事業は何のためにあるのか――青果物を手がかりに 桂 瑛一
3 フードシステムにおける市場支配力・垂直的関係と農協――農業者の価格交渉力、農協の役割 林田光平・鈴木宣弘
4 農協のステークホルダーと地域組合化――農協は誰のためにあるのか 青柳 斉
5 独占禁止法の適用除外措置とは何か、なぜ適用除外になっているのか 長瀬一治
6 歴史的にみた日本の総合農協の特質――法制度における行政との関係を中心に 増田佳昭
7 欧州の農業協同組合と欧州の政策から
 7-1 フランスにおける農業指導の特徴とそれをとりまく環境変化のダイナミズム 小池恒男
 7-2 フランスの専門職業(間)組織と農業協同組合――その機能の専門性とは何か? 新山陽子・上田 遥
8 でん粉・豆類にみる農協販売事業の役割――北海道を事例に 小林国之
9 日本の農協信用事業の特徴――独仏の協同組合銀行との比較 斉藤由理子
10 国際競争はどうおこなわれているか 三石誠司

【コラム】農家経済を支える仕組みとしての存続――タンザニア・キリマンジャロの農業協同組合 辻村英之
【コラム】注目される酪農協同組合「AMUL」モデル――インドにおける農作物サプライ・チェーン変革の動きのなかで 増田忠義

東西南北 艱難汝を玉にす 谷口信和

【ブックガイド】
太田原高昭 著『新 明日の農協――歴史と現場から』 坂 知樹
尾関周二・矢口芳生監修『共生社会Ⅰ、Ⅱ』 秋津元輝
佐藤洋一郎 著『稲と米の民族誌――アジアの稲作景観を歩く』 古川玲子

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
鈴木智裕さん(茨城県)

【今月の農林統計】
市町村別農業産出額(推計)の公表について 神 朋哉

【全国農業コンクール優秀事例から】
マーケットイン――「おいしい」と笑顔になれる消費者起点のモノづくり
(株)アグリケーション 代表取締役 中島富治一さん(滋賀県) 山藤みゆき

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
南米諸国の大豊作とアメリカ産穀物の輸出見通し 岩﨑正典

【研究動向】
農協問題――法改正の是非からその本質の議論へ 峰尾光人

農政談義 大柿好一

表紙写真: 岩手県一戸町の夏の風景(いわて・平泉観光キャンペーン入選写真より。提供:公益財団法人岩手県観光協会)


特集は「農業・農村と外国人労働者」。
人口減少時代に突入した日本。すでに多くの外国人労働者を受け入れてきた。
農業は外国人受け入れの最前線ともいえよう。
その実態は今後にどのような可能性を示しているのか!?

 ◆第1部 農業経営と外国人労働力――現状、政策と実態
外国人労働者受け入れの影響――日本と韓国における現状、政策と実態 萩原里紗
日本の農業労働市場はどうなっているのか――多様化する雇用実態 佐藤 忍
「農業分野における外国人技能実習制度」の歴史と現状 八山政治
外国人技能実習生の国籍変化――熊本県の施設園芸を中心に 坂梨健太

 ◆第2部 外国人労働者が生み出す可能性
外国人労働者受け入れと多文化共生――いま、ここにある多文化化の現実から 塩原良和
定住外国人は担い手になりうるか――長野県飯田市の耕作放棄地活用事例から 武田里子
農業技能実習生の帰国後の現実――フィリピン出身者の事例から 飯田悠哉
アメリカの大規模農業を支えるメキシコ人労働者――トランプ政権のジレンマ 田中敬子
【コラム】在日ベトナム人の農地利用と地域社会 瀬戸徐映里奈

東西南北 技能実習法施行・戦略特区導入を前にして 堀口健治

【ブックガイド】
北原克宣・安藤光義編著『多国籍アグリビジネスと農業・食料支配』 岡田ちから
菊池真純著『農村景観の資源化――中国村落共同体の動態的棚田保全戦略』 林 梅

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
古道紗斗里さん・松田智宏さん(京都府)

【今月の農林統計】
牛乳乳製品統計調査(平成28年月別調査)の概要について 岩間正喜

【全国農業コンクール優秀事例から】
地域資源を活かしたつながりで経営革新――ぶどう産地を守り、地域とともに実践してきたこと 「カタシモワインフード㈱」髙井利洋さん(大阪府柏原市) 髙取佐智代

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
5年連続の豊作は期待できるのか? 2017年の世界穀物生産 岩﨑正典

【投稿】
自作小農消滅へ両極分解が進む日本農業の動き――確立・変容を経た消滅と近代化の再編へ 笛木 昭

【研究動向】
国際農業・食料問題――農業・食料の金融化、フードレジーム論再び 平賀 緑

農政談義 大柿好一

最近の文献
特集 数字でつかむ日本の農業・センサスにみる構造変化
特集 地域格差を超える-地方創生のいま/特集 農村型震災からの地域復興
特集●日本の食の安全を担保するHACCP/加工食品の原料原産地表示に何が求められるか

第1特集 日本の食の安全を担保するHACCP
1 HACCPによる食品衛生管理の制度化の検討 道野英司
2 HACCP取り組みのポイント――土台としての一般的衛生管理とHACCP導入のステップ 今城 敏
3 自治体はどのようにHACCPの普及を進めてきたか――兵庫県におけるHACCPによる食の安全安心推進への取り組み 都倉敏明
4 カニカマの輸出を契機としたHACCPの導入――ヤマサ蒲鉾株式会社の取り組みから 黒田信行
5 HACCP導入・実施の柔軟性と実効性を確保する監視指導――EU(ドイツ)の取り組み 工藤春代
【コラム】京都市中央卸売市場から寿司店まで 鬼頭弥生
【コラム】旅館業界へのHACCP導入事例 髙澤秀行

第2特集 加工食品の原料原産地表示に何が求められるか
1 原料原産地表示の意味を問う――「例外表示」の意義と今後の方向性 森田満樹
2 加工食品の原料原産地表示に関する検討経緯と留意点 池戸重信
3 食品メーカーにおける原料原産地表示のコスト 酒井 純・山本祥平
4 関係団体はどう見るか――JA/全国消団連/日本生協連
 ①JAグループの受けとめ JA全中 営農・経営戦略支援部 営農・経済改革推進課
 ②この制度では消費者は選べない――「加工食品の原料原産地表示義務化」は誰のため? 河野康子
 ③日本生協連の「中間とりまとめ」に対する反応 宮﨑達郎
【コラム】韓国の加工食品原産地表示制度について――後を絶たない原産地不正表示 金 成学

東西南北 日本の食の安全性と制度化の意味 新山陽子

【ブックガイド】
山田 優・石井勇人著『亡国の密約――TPPはなぜ歪められたのか』作山 巧
明峯哲夫著『明峯哲夫著作集 生命を紡ぐ農の技術』柴原藤善
坂下明彦・小林国之・正木卓・高橋祥世著『総合農協のレーゾンデートル――北海道の経験から』北川太一

【今月の農林統計】
農業経営統計調査 平成27年度肥育牛生産費統計の概要 清水博文

【全国農業コンクール優秀事例から】
家族みんなの協力で「中出家を貝塚で一番のいい農家にしたい」
「中出農園」中出成幸さん・明代さん(大阪府貝塚市) 池宮甚一

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
107年振りの低水準に減退した、米国冬小麦の作付面積の意味するもの 岩﨑正典

【農業系・地域系学部の最前線】
年間40日の実習で学ぶ「地域の力」 大正大学・地域創生学部 柏木正博

【こう読みました!『農業と経済』】
若者の新規就農を考える 愛知学院大学 農業経済学専門ゼミ

【研究動向】
農業経営と地域における「イノベーション」に関する研究の動向 上西良廣

農政談義 大柿好一

最近の文献
1,018円
特集 日本の食の安全を担保する-HACCP/特集 加工食品の原料原産地表示に何が求められるか
特集 農業は林業に何を学ぶか――地域に根ざした問題解決

戦後の植林が伐採期を迎え、いまや日本の森林資源は世界でも有数のものとなっている。この資源はどう活かすべきか。農業と同じく林業も土地に密着している。地域の視線からみる森林・林業は、何を語るのだろうか。

0 林業を知り、林業に学ぶために――日本林業を俯瞰する 『農業と経済』編集委員会

◇第1部 林業の先進的取り組みに学ぶ◇
1 作業集約で小規模森林をまとめて経営――京都府日吉町の事例から 藤野正也
2 森林組合による森林管理――その変遷と求められるもの 山田茂樹
3 「素人」たちが変える森と村――目覚める小規模零細山主たち 丹羽健司
4 小さな経済が地域を救う――環境共生型多品種複合生産 矢房孝広
コラム:他人の森林を預かる 貞廣和則

◇第2部 長期的視野で専門家を育てる◇
1 「緑の雇用」による林業新規就業者の育成 興梠克久
2 専門的人材をいかに育成するか――役割に応じた専門教育 相川高信

◇第3部 環境を守り育てる――多面的機能をどう活かすか◇
1 耕作放棄地は森林に還るのだろうか?――森林の自然な再生に関する基礎知識 正木 隆
2 多面的機能を計画に埋め込む 橋本 禅
特集からみえるもの 『農業と経済』編集委員会

東西南北 東アジアからみた日本林業と移住支援 飯國芳明

【ブックガイド】
田代洋一編著『TPPと農林業・国民生活』 渡部岳陽
山口明日香著『森林資源の環境経済史――近代日本の産業化と木材』 松下幸司

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【今月の農林統計】
平成27年新規就農者調査結果の概要 本多卓也

【全国農業コンクール優秀事例から】
一杯の「茶ごころ」に想いを込めて――社員や地域とともに世界をめざす 有限会社「坂之上製茶」坂之上勝利さん・和美さん(鹿児島県鹿児島市) 鎌田 茂

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
ロシアの台頭で、新時代を迎えた世界の小麦市場 岩﨑正典

【農業系・地域系学部の最前線】
追手門学院大学・地域創造学部「地域づくりに参画する人材の養成」 山本博史

【研究動向】
食品安全問題――機能性表示食品制度とリスクコミュニケーション 野々村真希
農政談義 大柿好一
特集 どうなる米「30年問題」 ――直接支払廃止・生産調整見直し

消費減少が止まらないとはいえ、やはり日本の主食として重要な位置を占める米。その供給を支える稲作経営は、大きな変革を迫られている。グローバル化と国の逼迫財政という大波に、国民の食の根幹はどう守られるべきか。

東西南北 農民の自主性にもとづく農業・農村政策へ 佐藤 了

 ◆第1部 米政策の何をどう見直すのか
米の需給調整と国の責任 冬木勝仁
農政アンシャン・レジームからの米解放 山下一仁
中山間地稲作はどう対応する――集落営農の進む道 小林 元
【コラム】アメリカの農業収入保険 成田喜一

 ◆第2部 米流通の新たな動向と販売戦略
米流通の新しい動向を探る 熊野孝文
大規模水田作経営における米販売の特徴と留意点 宮武恭一
どう展開するJAグループの米販売戦略――全中「JAグループ取り組み」への期待と不安 伊藤亮司
米輸出の可能性をさぐる――不都合な真実と輸出拡大の処方箋 作山 巧

 ◆第3部 いま世界で米がどうなっているのか
世界の米市場とその特色 岩﨑正典
アメリカの米輸出戦略 鈴木宣弘
中国の米輸入はどこまで進むか Xiaohua Yu
ベトナムの米輸出――量から質への転換をめざして 荒神衣美
タイ:政治に攪乱される米産業の発展 井上荘太朗

【ブックガイド】
田代洋一著『地域農業の持続システム――48の事例に探る世代継承性』長谷 祐
石川博樹・小松かおり・藤本武編『食と農のアフリカ史――現代の基層に迫る』大山修一

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【今月の農林統計】
畜産統計(平成28年2月1日現在)の概要 近藤光隆

【全国農業コンクール優秀事例から】
お客様と喜びを共有し、魅力ある職業をめざして 「渡辺果樹園」渡辺喜則さん・渡辺佳子さん(福島県須賀川市) 髙野靖洋

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
中国の穀物需給見通し――全世界の穀物在庫の約半分を保有 岩﨑正典

【農業系・地域系学部の最前線】
異分野の知識を習得し、実践力を養う 宮崎大学・地域資源創成学部 井上果子

【こう読みました!『農業と経済』】
地方創生について考える 近畿大学農学部環境政策学研究室

【研究動向】
農山村地域の景観の保全・形成 落合基継

農政談義 大柿好一

最近の文献
農産物をどう売るか――マーケティング論の視点から

東西南北 食品の栄養表示と健康 茂野隆一
0.マーケティング論を農業にどう活かすか――論点整理 新山陽子
1.流通とマーケティング――青果物を中心に 桂 瑛一
2.農協による米マーケティング 小野雅之
3.農業経営におけるマーケティング 坂爪浩史
4.消費者が評価する産地ブランドとは 杉田直樹
5.事例に見る農産物マーケティング
 5-1 産地組織による取り組み
 ① 果実産地のマーケティング――青森・りんご産地の事例を中心に 成田拓未
 ② 花き産地のマーケティングのあり方を探る――JAひまわり(愛知県)のバラ部会組織の取り組みから 宮部和幸
 5-2農業経営による取り組み
 ①野菜作経営における「B to B」マーケティングの事例――㈱野菜くらぶ・グリンリーフ㈱ 長谷 祐・川﨑訓昭
 ②農産物直売所のマーケティング戦略――福岡県における直売所ブランド化の取り組み 新開章司
 ③農村女性起業の事業展開にみるマーケティング 澁谷美紀
【全国農業コンクール優秀事例から】
地理的不利を逆手にOnly Oneな酪農経営――ぱいぬしま(南の島)の魅力がギューッと詰まったジェラートにかける想い 農業生産法人有限会社「伊盛牧場」代表取締役 伊盛米俊さん(沖縄県石垣市) 小山裕美子
【ブックガイド】
久保田哲史著『大規模飼料生産の経営計画と新規飼料作物の導入条件』 西村和志
今泉 晶著『農業遺伝資源の管理体制――所有の正当化過程とシードシステム』   西川芳昭
【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班
【今月の農林統計】
「地域の農業を見て・知って・活かすDB~農林業センサスを中心とした総合データベース~」を公開 栗山 怜
【こう読みました! 農業と経済】
50年後の日本農業を構想する 京都大学ILASセミナー
【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
記録的な単収見通しになったアメリカの穀物生産とその要因 岩﨑正典
【農業系・地域系学部の最前線】
農山漁村の地域と産業に根ざし、「社会を共に創る」学部がスタート!! 愛媛大学・社会共創学部 若林良和・笠松浩樹
【研究動向】
近世日本の農業・農村史の研究動向 池本裕行
農政談義 大柿好一
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  • 出版社:英明企画編集
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:2,5,9,11月の30日
  • サイズ:A5
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