農業と経済 発売日・バックナンバー

全120件中 1 〜 15 件を表示
1,870円
特集 検証「食料・農業・農村基本法」の見直し
──私たちの暮らしにどのような意味があるのか

2023年5月、食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会で「中間取りまとめ」が行われ、同年6月には、官邸の食料安定供給・農林水産業基盤強化本部において「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」が決定された。同年9月には食料・農業・農村政策審議会で「答申」がとりまとめられ、これらを踏まえて、食料・農業・農村基本法の改正法案が国会に提出される見込みである。
本特集では「中間取りまとめ」と「答申」の内容を材料として、食料政策、農業政策、農村政策の三つの分野を中心に基本法の見直しについて検証するとともに、それが私たちの暮らしにどのような意味をもち、どんな影響を及ぼし得るのかを検討する。



■『農業と経済』創刊90周年にあたって 『農業と経済』編集委員会

■巻頭言
特集に寄せて
食料・農業・農村基本法の制定と改正のタイムスパン 小嶋大造・安藤光義・中塚雅也

■特集 検証「食料・農業・農村基本法」の見直し
──私たちの暮らしにどのような意味があるのか
小嶋大造+安藤光義+中塚雅也 責任編集

●インタビュー 生源寺眞一氏に聞く
食料・農業・農村基本法の見直しをどう評価するか 聞き手……小嶋大造

●食料・農業・農村基本法見直しの背景・方向性……杉中淳

●食料・農業・農村基本法見直しの評価……田代洋一


■Ⅰ 食料政策との関連で考える

●1 食料安全保障(フードセキュリティ)をめぐる新たな視点と地域対応
──英語圏での取り組み事例から……立川雅司

●2 グローバル・フードシステムの中で捉える日本の農業・食品産業の現状と未来
──バリューチェーンの創出と需要開拓を焦点に……三石誠司

●3 農産物の適正な価格形成の必要と実現のための課題……新山陽子

◆コラム1 消費者と生産者とをつなぐ生活協同組合の立場から
食料・農業・農村政策の議論を進める上で大切だと思うこと……二村睦子

◆コラム2 有機農業推進・有機農産物販売の立場から
食料自給率向上のために自然循環を活かした有機農業の推進を……岸健二


■Ⅱ 農業政策との関連で考える

●1 農業の担い手構造と資源利用状況の検討
──存在感を増しつつある組織経営体の分析を中心に……江川章

◆コラム3 大規模農業生産者の立場から
次世代にとっての目標となる“自立的農業生産者像”の明示と
その育成支援を……横田修一

◆コラム4 中山間地域の集落営農支援の立場から
条件不利地における農業と農村社会を担う
「多様な農業人材」の確保・育成支援の必要性……今井裕作

●2 気候変動対策、生物多様性保全に向けた有機農業推進をめぐる情勢
──みどりの食料システム戦略を軸とする展望……香坂玲

◆コラム5 有機農業産地づくり推進の立場から
有機農業の輪を拡げるために、必要性と魅力を伝え理解を得る施策の展開を……岩瀬直孝


■Ⅲ 農村政策との関連で考える

●1 現在の農村政策をめぐる課題に見直しはどう応えたのか……小田切徳美

◆コラム6 自治体農政の現場の視点から
多様な地域の実情と変化に合わせて現場での課題克服を支える農村政策を……茂原荘一

◆コラム7 中山間地域ネットワークの立場から
基本法の農村政策は時代おくれ!──新たな「農の時代」にふさわしい農村の展望を……野中和雄

●2 「多様な人材」の「活用」による農業・農村維持発展アプローチの批判的評価……中塚雅也

◆コラム8 「半農半X」提唱者の立場から
不透明な時代にこそ高まる「耕す文化」の重要性
──半農半X30年の振り返りと、さらなる30年先への想いと……塩見直紀

●3 地域循環型システムの構築に向けた政策の推進と総合化への期待……重藤さわ子

◆コラム9 深刻化する鳥獣被害対策の視点から
地域資源の再発掘と利活用が生み出す持続可能な獣害対策……加藤恵里


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農と地域を支える──担い手たちの群像

●集い来る仲間と力を合わせて
イチゴの生産・販売で日本一をめざす……大山隆さん(空浮合同会社代表社員)

●自分が暮らす地域の魅力を自ら知ることで
人がつながり、応援しあうコミュニティを築く……門間ゆきのさん(名山新聞編集長)


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑪


■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集 「深く知りたいあなたへの北海道ガイド──生産の大地+暮らしの大地へ」
小林国之+久野秀二+秋津元輝 責任編集

北海道は、各地で催される物産展においても、旅行先・移住先としても人気を集め、高い地域ブランド力を有する。その北海道の農林水産業は、日本に住む私たちの暮らしと深く結びついている。本特集は、「おいしい食が楽しめる地」、「魅力的で雄大な北の大地」というイメージとは異なる北海道の実像を提示し、単なる「生産の大地」を超えて「暮らし全体が魅力をもつ大地」へと脱皮しようとする姿を紹介する、北海道についての一歩踏み込んだガイドである。各論考に、旅行者でも訪問できる食や農に関連した見学先紹介を併載。

●巻頭言
特集に寄せて
北海道について多面的に深く知り、ともに未来を拓くために……小林国之


■特集「深く知りたいあなたへの北海道ガイド──生産の大地+暮らしの大地へ」
 ……小林国之+久野秀二+秋津元輝 責任編集

●座談会
北海道の魅力と課題、新たな可能性
──21世紀におけるフロンティアとしての未来を展望する
……小内純子+加藤肇子+本田大助+小林国之


●北海道農林水産業の現実と未来──求められる役割をめぐる課題と新たな可能性……小林国之


■Ⅰ 食べ物生産基地としての北海道

●1 注目高まる北海道産小麦──2000年以降の変容の歴史と今後の可能性をみる……大貝健二

◆訪問先・見学先紹介1
[高い品質を誇る多彩な品種を多様に味わう]道産小麦を活かしたパン、菓子、麺……深江園子

●2 食味のあがる北海道の米──良食味品種の開発と産地体制の整備……小池(相原)晴伴

◆訪問先・見学先紹介2
[道産米の生産を支える技術と研究を学ぶ]北海道立総合研究機構上川農業試験場……吉村康弘

●3 日本の食卓を支える北海道の野菜生産──ホクレンという別格JA連合会の見える役割と見えない役割……宮入隆

◆訪問先・見学先紹介3
[生産量全国一が多数ある“野菜王国”の力を実感]道産野菜を活かしたレストランと直販店……深江園子

●4 北海道におけるワイン産業の歴史と現在……佐藤朋之

◆訪問先・見学先紹介4
[国内外から注目を集めるワインと産地の魅力を知る]北海道のワイナリーと取扱飲食店……深江園子


■Ⅱ 北海道ブランドの維持・発展の可能性

●1 酪農王国の光と影──私たちのミルクはどこまで北海道に頼れるか……清水池義治

◆訪問先・見学先紹介5
[北海道酪農の魅力を五感で味わう]ノースプレインファーム「ミルクホール」……小林国之

●2 北海道のポテト生産をめぐる課題──限られた労働力のなかで続けられる生産者の努力……小林国之

◆訪問先・見学先紹介6
[農業の歴史と魅力、農協の功績と理念を学ぶ]JA士幌町 農協記念館……士幌町農業協同組合

●3 水産物の交代劇と温暖化──環境変化への対応を続けてきた北海道水産業の歴史……濱田武士

◆訪問先・見学先紹介7
[活気溢れる生鮮品流通の現場をみる]札幌市中央卸売市場……片貝太


■Ⅲ 自然をともに、地域に生きる暮らし方

●1 移住先としての北海道人気の理由を探る──北海道移住者へのアンケート調査とクラスター分析から……佐々木優二

◆訪問先・見学先紹介8
[地域住民との交流を通じて津別の日常を体験]ゲストハウスnanmo-nanmo……都丸雅子

●2 若者たちの挑戦と活躍を支援し地域の課題解決と活性化につなげる──移住者に「ここでなら」と思わせる浦幌町の取り組み……李澍

◆訪問先・見学先紹介9
[日本最北の有機果樹園で農業体験]初山別村・木下りんご園……荻原千晴・荻原光央

●3 北海道の農村社会の特徴と直面する課題──求められる農事組合型集落の漸進的改革……柳村俊介

◆訪問先・見学先紹介10
[一万年の歴史を体感し、味わう]「鮭の聖地」源流のまち・標津町……清野和之


■Ⅳ 持続可能な社会のフロントランナーを目指して

●1 森林資源を活かして環境と地域経済を守るために──北海道林業の持続可能性の向上方策……早尻正宏

◆訪問先・見学先紹介11
[北海道林業と木材産業、森林の豊かさをみる]上川総合振興局エリア/道都・札幌市……早尻正宏

●2 文化多様性の尊重と活用による社会イノベーション──白老町の多文化共生、多様性尊重・活用の事例に学ぶ……劉高力

◆訪問先・見学先紹介12
[アイヌの文化と歴史を知る]民族共生象徴空間「ウポポイ」……劉高力

●3 北海道の農業分野におけるカーボンニュートラルの取り組みと農協──「JAきたそらち」と「JAきたみらい」を事例に……東山寛

◆訪問先・見学先紹介13
[環境負荷低減と持続可能性追求の取り組みを学ぶ]北海道の有機農産物生産者と取扱店……深江園子


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑩


■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集「食料と農業の「なぜ?」――あなたの疑問に答えます」

「食料危機は起こるのか」、「なぜ有機食品が増えないのか」、「なぜ農業は儲からないのか」、「技術革新で農業は蘇るのか」など、近年の食料・農業問題に関する社会的関心の高まりの一方で、これらの問題の“本質”については正確な理解が浸透しておらず、生産者にも消費者にも、十分に情報が共有されているとは言い難い。本特集では、こうした情報の不足を補い、誤解を解くことを目的とし、さまざまな疑問に答えるかたちで食と農と環境に関する知識を提供する。


■特集
食料と農業の「なぜ?」──あなたの疑問に答えます
松下秀介+辻村英之+森真里 責任編集


●特集の企画意図と構成
多様な視点と多彩な論点から考える現代日本の「食」と「農」……松下秀介


■Ⅰ 食料をめぐる疑問

●1 日本で食料危機は起こるのでしょうか? 
   危機を回避するにはどうすればよいのでしょうか?……鈴木宣弘

●2 食料自給率とは、何を示す指標ですか。
   そこから何が分かるのでしょうか?……小嶋大造

●3 「適正な食品価格」とはどんな価格ですか。
   どのように決められるべきなのでしょうか?……山本謙治

●4 効率的であるはずの「産直」流通はなぜもっと広がらないのでしょうか?
   ──農協・卸売市場を経由する理由……辻村英之

●5 フードテックは「未来の食」に貢献できるのでしょうか?
   ──植物肉と培養肉を事例に……久野秀二

●6 日本の有機食品市場はなぜ広がらないのでしょうか?……波夛野豪・藤本穣彦

●7 「健全な食」「健全な食生活」とはどのようなもので、
   その実現には何が必要なのでしょうか?
   ──産業的食農システムからの転換に向けて……池上甲一

■Ⅱ 農業をめぐる疑問

●1 小規模農業や家族農業が多いのはなぜでしょうか?……関根佳恵

●2 「農業の担い手」は本当に不足しているのでしょうか?
   ──「農業の担い手」と担い手不足問題の深層を探る……伊庭治彦

●3 なぜ肥料・飼料の自給率は低く、国内で確保できないのでしょうか?
   ──肥料・飼料の価格高騰の現状と国内自給に向けた取組……森真里

●4 なぜ日本では有機農業者が大きく増えないのでしょうか?
   ──有機農業拡大の阻害要因とその対策を考える……胡柏

●5 なぜ農業は儲からないのでしょうか?……堀田和彦

●6 なぜ企業は農業に参入するのですか?
   ──利益だけではない企業のねらい……渋谷往男

●7 都市に農業がなぜ必要なのですか?……中塚華奈・北川太一

●8 技術革新は日本農業の発展に貢献できるのでしょうか?……梅本雅

●食の未来を考える
食べることの日常は世界や未来とつながっている……秋津元輝



■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像

■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から⑨

■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集 「地域資本」主義で変える経済・環境・暮らし──成長から循環へ

■座談会
「地域資本」の見極めから始まる地域の経済・環境・暮らしの再生
……太齋彰浩+豊田光世+藤山浩+秋津元輝+重藤さわ子


■Ⅰ グローバル課題の解決ツールとしての「地域資本」

●1 「地域資本」が生み出す総合的循環の新しいかたち……重藤さわ子

●2 地域資本の可視化─ネイチャーポジティブ実践への基盤づくり……髙橋康夫

●3 ネットワークがつくる「もう一つの経済」
   ──農村における新たなコミュニティビジネスの姿……筒井一伸


■Ⅱ 地域資本に根ざした経済と循環

●1 資源循環を切り口とした持続可能な地域創りへの挑戦……浅利美鈴・酒井伸一

●2 畜産における未利用資源の活用と地域循環……長命洋佑

●3 地域内経済循環、再生産、地域内乗数
   ──地域通貨による貨幣循環の可視化……西部忠

●4 森林の産業利用による地域内経済循環の向上を考える
   ──西粟倉村および真庭市における実践から……白石智宙


■Ⅲ 地域エネルギー循環の課題と可能性

●1 地域主導型再生可能エネルギー事業推進のための担い手・体制
   ──オーストリアでの取り組みから……平岡俊一

●2 小水力発電は地域コミュニティを豊かにするか……藤本穣彦

●3 木質バイオマスを利用して地域のエネルギーと経済を循環させる
   ──島根県津和野町の取り組みから……豊田知世


■Ⅳ 地域資本としての自然資源循環の再生と利用

●1 自然資本としての里山・里海と地域とのつながり……深町加津枝

●2 地域資本を活かす─コモンズ論からのアプローチ……桑子敏雄

●3 ツーリズムによる自然資本の再生と利用
   ──リジェネラティブ・ツーリズムという新たな流れ……依田真美

●コラム 炭素貯留の販売による自然環境と経済の両立
     ──クルベジ(COOL VEGE)の実践から……春日隆司


■Ⅴ 総合としての暮らしの循環

●1 流動型ライフスタイル社会における循環型地域の構築
   ──人口減少下におけるネットワーク型自治の可能性……田口太郎

●2 地域人材育成プログラムで人の循環を生み出す……中塚雅也

●3 「織姫」にみる農村女性移住者と場所との関係──刹那的であることを超えて……久島桃代

●4 移住者による紀州備長炭伝統技術の継承──山仕事で暮らしを積み重ねる……湯崎真梨子

●コラム 外国人による暮らしの伝統の継承──滋賀県日野町において……鈴木あるの


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑧


■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集 食料安全保障を実現する国内フードシステム
   ──農業者、事業者、消費者にとっての公正な価格と取引


すべての人が、活動的で健康的な生活のために、日常的な必要と好みに合わせて、安全かつ良質で十分な食料に、物理的・社会的・経済的に接近できる状態になるには、何が必要なのか。本特集では、この「日常における食料安全保障」の実現に向け、農業者、食品製造業者、流通・小売業者を通した供給の安定、供給される食料の質、消費者の元までの供給の状態、消費者側の経済を含むアクセス状態を考える。特に農業者、事業者、消費者にとっての公正な取引と価格形成に注目し、海外動向を参考に展望する。


■巻頭言
特集に寄せて
公正な取引と価格形成から展望する日常における食料安全保障の実現
小嶋大造・新山陽子・杉中淳・安藤光義


特集
食料安全保障を実現する国内フードシステム
──農業者、事業者、消費者にとっての公正な価格と取引
小嶋大造+新山陽子+杉中淳+安藤光義 責任編集


■インタビュー
森山裕衆議院議員(自由民主党食料安全保障に関する検討委員会・委員長)に聞く
再生産を可能にし、農畜産業を持続させる価格形成の必要性
──食料・農業・農村基本法改正を見据えて
聞き手……新山陽子+小嶋大造


■座談会
日常における食料安全保障の実現をめざして
──フランス、イギリスからの示唆を日本にどう活かすか
……安藤光義+杉中淳+新山陽子+小嶋大造


■Ⅰ 食料安全保障を実現する国内フードシステムのあり方
   ──市場価格形成システムの変革の方向

●1 食料安全保障に向けたフードシステムの付加価値分配
   ──事後的再分配から市場ルール改革による公正な分配へ
   ……小嶋大造+杉中淳+安藤光義

●2 農業の存続とフードシステムにおける公正な価格形成
   ──生産コストの考慮……新山陽子

●3 生鮮食品の公正な価格を考える
   ──公正な取引関係の構築に向けた政策・戦略課題……木立真直

●4 消費者の食品選択行動の変革可能性
   ──価格判断から考える……鬼頭弥生

●5 食料安全保障をめぐる英仏の政策展開と
   我が国の基本政策検討への示唆……大澤誠

●6 農業者の報酬を保護するフランスEGalimII法……大住あづさ


■Ⅱ 公正な取引関係への行政施策

●1 卸売市場における取引の実態と課題
   ──求められるパートナーシップの再構築……武田裕紀

●2 食品の原材料価格等の上昇を踏まえた
   適切な価格転嫁のための政府の取組……吉松亨


■Ⅲ 品目別に価格形成を考える

●1 米の生産・流通・消費の流れと
   消費者米価・生産者米価から考える適正な価格……加藤純

●2 日本における乳価形成システムと課題……寺田繁

●3 EUにおける酪農経営の交渉力向上の取組み
   ──各段階のマージンの可視化や生産者組織の挑戦……小田志保

●コラム ドイツにおける農産物・食品の不公正な取引慣行に関する規制……工藤春代


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像
1,870円
■巻頭言
特集に寄せて
食を切り口に社会課題の解決をめざす総合的アプローチ
──セクショナリズムを超えて……久野秀二・池上甲一・西山未真


特集
現代社会と食の多面的機能──食から眺める、食から変える
久野秀二+池上甲一+西山未真 責任編集


■座談会
食からのアプローチが社会を変え、世界を変える可能性
──主体性を持った「食市民」の形成をめざして
……池上甲一+木村あや+小林舞+西山未真+山本奈美+久野秀二


■Ⅰ 食育を学校(こども)から地域社会(市民)に拡げる

●1 食育を手段に総合的食農政策の実現をめざす
   ──「すみだの食育」からの示唆……西山未真

●2 日本の学校における食育の現状とフードリテラシー教育の展望……大森桂

コラム1 子どもたちの未来をつくる教室
     ──エディブル・スクールヤードから見える持続可能な生き方……堀口博子

●3 伝統的魚介類食の維持・活用による地域社会の持続可能性を考える
   ──宮崎県における魚介類食拠点を事例として……中村周作

コラム2 食材へのリスペクトが、日本農業の未来を拓く……太田 伸


■Ⅱ 栄養と健康を社会の構造的問題として捉える

●1 「健康的で持続可能な食事」の政治経済学
    ──健康と環境と社会をつなぐ政策に向けて……久野秀二

コラム3 食を通して変える世界
     ──食習慣プロデューサーとして目指すもの……金村真友子

コラム4 暮らしの中で植物の知恵を学び取り入れる
     ──食住一体型の教室「里山文庫」の実践……前田知里


■Ⅲ 食を通じて包摂と共生にもとづく地域コミュニティをつくる

●1 持続可能性と食の正義の実現に向けた有機学校菜園の現状と課題、可能性
   ──米カリフォルニア州サンタクルーズのライフラボを事例に……山本奈美

●2 地域インフラとしてのこども食堂の役割
   ──創発的包摂による「誰も取り残さない」コミュニティの実現……志賀文哉

●3 食を通じた異文化理解と多文化共生の課題と可能性……安井大輔

●4 外国人住民に対する食糧支援とポストコロニアリティ……安里和晃


■Ⅳ 食を通じて地域への関心と地球環境への関心を架橋する

●1 食の調達と消費と循環から展望するサステナブル社会への道……池上甲一

コラム5 循環型経済におけるコンポスト利用の重要性と可能性……泉谷眞実

●2 地球環境問題を見通す「地消地守」の視角と政策
   ──食べることで都市の農地を守り、コミュニティを育む仕組み……中塚華奈

●3 農がおり込まれた日本版「15分都市」の可能性
   ──脱炭素と健康増進への貢献……飯田晶子

コラム6 住宅都市「練馬」の農の風景を活かしたまちづくり……山口忠志

コラム7 里山の耕作放棄地を健全な食糧庫に復活
     ──ア。ウン。HAUSのおいしい森プロジェクト……大久保裕恵


■Ⅴ 持続可能な食農ガバナンスを担う食市民をつくる

●1 ミュニシパリズムによる食の民主化とフードウェブの再構築
   ──食と農から築く市民による自治の取り組み……小林舞

●2 食と社会正義を架橋する道
   ──エシカル消費を経由したフェアトレードで形成する「食の市民」……畑山要介

コラム8 日本におけるスローフード運動……中村麻理

コラム9 食農分野における女性の不可視化・不平等の克服にむけて……岩島史

コラム10 食と農に関わる市民科学のジレンマと可能性
     ──市民参加型の食品リスクガバナンス……木村あや


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑥


■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集 若者と創る農山村イノベーション──コロナ後を見すえて

COVID-19の蔓延は、我々に暮らし方を見直す契機をもたらしました。このことはまた、都市-農村関係の再考、地方で地域資源を利用しつつ持続可能な暮らしを創出するという課題へとつながり、未来の農山村の姿を考え直す機会にもなっています。なかでもコロナ禍によって遠隔通信技術が定着することで場所に縛られない働き方も普及し、とくに若者を中心に、都市に集住しない暮らしの可能性が広がっています。本号ではこうした動きを踏まえ、移住とイノベーションを鍵概念にコロナ後の農山村社会の方向性を考えます。


■巻頭言 特集に寄せて
農山村ガバナンス革新への期待──農山村の未来は周縁から始まる 秋津元輝

特集
若者と創る農山村イノベーション──コロナ後を見すえて
秋津元輝+山下良平+靍理恵子 責任編集



■Ⅰ 農山村社会イノベーションの新境地──垂直的依存から水平的つながりへ

●1 重層化する農山村社会のイノベーション
   ──「脱成長」にむけた社会編成原理の転換……秋津元輝

●2 自然に基づく地域づくりを実現するグリーンインフラの可能性……一ノ瀬友博

●3 人口減を受け入れ、新たなつながりを模索する

 (1)移住者と共に暮らしを繋ぐムラ
   ──大分県中津市耶馬渓町下郷地区……靍理恵子

 (2)外国人とともに創る自立的な農山村コミュニティの可能性
   ──持続可能な人口減少社会をめざして……二階堂裕子



■Ⅱ 21世紀型ライフスタイルの提案──地域でつながる若者たちの生き方

●1 座談会 若者たちは何を求めて地方をめざし、農山村社会をいかに変革し得るのか
  ──移住者によるイノベーションで変わるもの・残すべきもの
   ……稲垣文彦・清水夏樹・多田朋孔・中島信男・秋津元輝

●2 Uターン者の事例に探る移住者受け入れの要点
   ──「不本意な帰郷者」が「地域の核」になり得る地域社会……髙田晋史

●3 テレワークは農山村地域をどう変えるか
   ──ICT時代の田舎ぐらしの可能性と課題……松村茂

●4 地方と向きあい紡ぐキャリアデザイン──地域おこし協力隊の経験から

 (1)体験から経験、そして仕組みづくりへ
   ──協力隊と地域の体験が育む新たな価値観の可能性……三瓶裕美

 (2)地方定住に求められる人間関係と適応力
   ──過疎地で過ごした10年の経験から……河井昌猛


■Ⅲ 農山村の経験や知恵をどう活かすか──政策と実践にみる成果と課題

●1 農山村政策のこれまでとこれから──新「食料・農業・農村基本計画」の
   ねらいと実現プロセスを考える……図司直也

●2 関係人口による地域づくりの未来──本質的課題を見据えた制度設計と
  新たな人口像を描く想像力……野田満

●3 なぜ限界集落はしぶとく存続するのか
   ──内の想いと外からの関わり……山下良平

●4 蓄積された地域の知恵を学ぶ若者たち
   ──地域貢献型大学プログラムの目標と成果

 (1)協働の体験を通して変化する
   ──静岡大学農学部「農業環境教育プロジェクト」の試み……太田美帆

 (2)地域との協働による学び
   ──高知大学地域協働学部による担い手づくりの実践から……田中求

●5 知の共有とネットワークが拓く新世代の取り組み

 コラム1 多層価値で人材を惹きつける──Setouchi-i-Base(高松市)……池嶋亮

 コラム2 民間不動産情報サービス事業がつなげる地域と人
      ──LIFULLの取り組み……田中百

 コラム3 農業×音声配信というネットワークでシナジーを……竹本彰吾



■連載 農の美学……藤原辰史



■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から


■ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集 食と地域を支える農業ビジネスの新しいかたち

我々の食と地域を支えてきた農業は、従事者の高齢化が進み担い手が不足するなど危機的な状況にあります。その一方で、①既存の方法に囚われない分業化や専門化、②自由度の高いネットワーク型の産地形成、③住民や消費者と繋がる拠点づくりを通じて地域の食を支える動きなど、ピンチをチャンスに変えようとする新たな農業ビジネスが生まれています。
本特集では、こうした動きを紹介するとともにその背景にある地域農業構造の変化を明らかにし、今後も食と地域を支え続けられる農業の姿を展望します。


■巻頭言
地域農業の維持と持続的な発展のために──特集に寄せて……北川太一・伊庭治彦・三石誠司・安藤光義


特集
食と地域を支える農業ビジネスの新しいかたち
北川太一+伊庭治彦+三石誠司+安藤光義 責任編集


■Ⅰ 農業をめぐるピンチとチャンス

●1 ビジネスの視点から見た日本農業の将来……三石誠司

●2 日本農業の構造再編と地域差の拡大……安藤光義

●3 地帯別の構造変化と新しい動きを地域にみる
(1)北陸及び東海地域における大規模個別経営の展開と経営課題
 ──平場地域における構造変化と新しい動き……平林光幸

(2)集落営農連合体の可能性と課題
 ──中山間地域における構造変化と新しい動き……品川 優

(3)経営・継承支援体制の展開と拡充
 ──「日本の食料基地」北海道における構造変化と新しい動き……小林国之


■Ⅱ つながりが創る新しい農業ビジネス──進む分業と専門化

●1 農業経営体の職能・作業の外部化の論理と効果……伊庭治彦

●2 新たな担い手との連携による中山間地域農業の維持システム……衛藤彬史

●3 稲WCSコントラクターの躍進
 ──受託組織間での分業が拓く可能性……淡路和則

●4 農業者の「納得」が支える地場流通
 ──農業を一部門として事業化し継承する農業経営体……川﨑訓昭

●5 投資・資金調達に関わる経営者職能と支援の新たなかたち……深山陽一朗・木原奈穂子

●6 農業経営における人的資源の調達と管理を支援する農業ビジネス
 ──人材支援とデータプラットフォーム事業で
 農業の基盤を創るYUIME株式会社……緩鹿泰子・澤田 守


■Ⅲ 新しい産地像をデザインする──組織依存型からネットワーク形成型へ

●1 社会経済的環境変化に対応した新たな産地像
 ──生産・流通基盤と地域ブランドを共有するゆるやかな連携と協働……徳田博美

●2 ワクワクと楽しさを追求する柔軟な連帯と競争が創り出す新たな産地の姿
──京都府・山城地域ねぎ産地の新時代……村田正己・村田翔一・森上翔太・宮井浩志


■Ⅳ 農的ビジネスによる拠点づくりが食と地域を支える

●1 地域住民、消費者との関係づくりをどうすすめるか
 ──地域営農における共益性と公益性……北川太一

●2 農産物直売所 これからの役割
 ──地産地消からクリエイティブアウトへ……小山良太

●3 協働の農的ビジネスで持続可能な農業経営と地域社会をめざす
 「ふくいレインボーファーム」……中川政弘

●4 集う、繋がる、働くビジネスで地域を支える「さんさん山城」の実践……藤永実

●5 中山間地域の農を守る新しいスタイル
 ──広島市協同労働プラットフォーム事業「アグリアシストとも」……細野賢治


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から③


■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
■巻頭言
国内・地元で生産することの価値…… 青柳 斉・小池恒男・白岩立彦・辻村英之・吉田行郷


■特集
日本の食を支える「米・麦・大豆」─国内産の価値を拡げる
青柳 斉+小池恒男+白岩立彦+辻村英之+吉田行郷 責任編集


■Ⅰ 国内産「米・麦・大豆」はなぜ価値があるのか

●1 米・麦・大豆を国産することの意味と価値……小池恒男

●2「食料安全保障」としての価値
(1)「日本の食」の安全保障をどう理解するか……池上甲一

(2)国際市場における小麦・大豆の需給動向
 ──COVID-19禍における穀物等市場及び世界の食料需給見通し……古橋 元

(3)「安い日本」における穀物価格の高騰
 ──低い自給率が脅かす「日本の食」の安全保障……柴山桂太

●3「景観保全と地域活性化」の価値
○コラム1 稲と麦が創りだす景観の意義……秋津元輝
○コラム2 滋賀の酒米と地酒の活性化をめざして……喜多良道
○コラム3 地元産の小麦で住民の笑顔と経済の循環をつくる「横浜あおば小麦プロジェクト」……奥山 誠
○コラム4 九州における国産大豆による地域おこし……東 鉄兵
○コラム5 笠原棚田米プロジェクト──食べる人とつくる人で棚田を守る……小森耕太


■Ⅱ 私たちの選択はどうなっているのか

●1 日本型食生活の変容と米消費の展望──主食的消費の動向分析から……青柳 斉

●2「ご飯は太る」の嘘──お米の価値……岩崎真宏


■Ⅲ 国内産の拡充・拡大への取り組み

●1 米生産調整の成果と課題──米の需給動向と販売戦略を中心に……冬木勝仁

●2 国産飼料用米給与畜産物の消費者の選好と高付加価値化への課題……信岡誠治

●3 小麦を中心とした麦類の国産化の展開とその要因……吉田行郷

●4 大豆の国産化の展開とその要因──大豆加工メーカー2社の事例分析から……田口光弘

●5 加工業・卸売業にとっての国内産の意義
○コラム6 製粉業にとっての国内産小麦の意義──美味しさと健康機能の拡張をめざして……吉原良一
○コラム7 製パン業にとっての国産小麦の意義──食の安定供給とSDGsへの貢献……山田真彦
○コラム8 大豆卸問屋にとっての地元産大豆の意義──地域の食文化の保護と継承を支える……北尾幸吉雄


■Ⅳ 国内産を拡げるシステムの確立に向けて

●1 愛知県の小麦収量3年連続日本一の秘密……伴 佳典

●2 日本の大豆作はなぜ低収不安定か──開発が進んだ生産技術と普及のための課題……白岩立彦

●3 水田フル活用は地域でどう取り組まれているか
   ──農業再生協議会と直接支払交付金をめぐる方針転換の分析を中心に……小川真如

●4 持続可能性を高める生産・経営システム

(1)「水稲・麦・大豆の田畑輪換」は水田農業の未来を切り拓くか……稲村達也

(2)環境保全米の産地が抱える課題と新たな取り組み──JAみやぎ登米の挑戦……水木麻人

(3)有機農業を持続可能なものにする経営システムの探求……辻村英之

○コラム9「オーガニックといえば滋賀県」をめざして──環境保全型農業40年の歴史の先に……森野 真


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から③


■連載 ブックガイド──農と食を読む
1,870円
特集「地域圏フードシステム──フランスを手がかりに、都市の食を構築しなおす」

■巻頭言 問われる都市社会の食と食料供給システム
 ………………………………………………『農業と経済』編集委員会

■座談会 日本社会が直面している「食」をめぐる危機
……上田 遥(名古屋大学)+大住あづさ(鹿児島大学)+岡田知弘(京都橘大学)+工藤春代(大阪樟蔭女子大学)+小嶋大造(東京大学)+杉中 淳(農林水産省)+古沢広祐(國學院大學)+新山陽子(立命館大学)

●Ⅰ 地域圏フードシステムと食料政策の構築に向けて
1 地域圏フードシステムの構築──フランスの地域圏食料プロジェクトから日本のあり方を考える……新山陽子
2 日本に「食料政策」は存在するのか……清原昭子
3 「地域圏フードシステム」を見越した今後の食料政策について……杉中淳・中島明良
4 地域経済の疲弊と再構築──地域圏フードシステムへの視点……岡田知弘

●Ⅱ 直面する問題を掘り下げ、地域圏フードシステムへの芽を掘り起こす
1 県域レベルの地域圏フードシステムを考える──福島県の事例から……則藤孝志
2 都市農業を起点とした地域圏フードシステム構築の可能性……吉田真悟
3 中央卸売市場を核とした地域圏フードシステムの構造化──京都市を事例として……上田遥
4 協同組合が支える地域の食料供給網①「福岡市“食料”農業協同組合」の取り組み……宗欣孝
5 協同組合が支える地域の食料供給網②「ならコープ」と「コープしが」の取り組みから……鬼頭弥生
6 小売店へのアクセス困難と健康──市町村の対策……大橋めぐみ
7 所得格差と家計のフード・インセキュリティ──食料需要・供給の地域性にもとづく食料政策を展望して……小嶋大造

●Ⅲ 進むフランスの動き、世界の動き
1 フランスの地域圏食料プロジェクト(PAT)──その進め方をみる
 ①フランス・地域圏食料プロジェクトの方法論──共同の診断と協議……大住あづさ
コラム1 PATの分布と活動──都市での広がり……新山陽子
 ②トゥルーズ・メトロポルのPAT……新山陽子・大住あづさ・上田遥
 ③モンペリエ都市圏における食料政策の構築……ナビル アズナウィ=アンリ
コラム2 モンペリエPATの概要……大住あづさ
コラム3 農村地域のPATの困難とコーディネーターの確保……須田文明
コラム4 PATは環境的側面にどのように取り組んでいるか……大住あづさ
コラム5 PATの公的認証と資金……大住あづさ
2 フランスの「全国食料計画(PNA)」とPATの背景と思想……須田文明
コラム6 フランスにおける「全国食料計画」……上田遥
3 ドイツにおける都市食料政策……工藤春代
4 北米およびイギリスにおける都市食料政策の特徴と課題……立川雅司
5 国連フードシステムサミット(UNFSS)と地域圏フードシステムの構築……古沢広祐

地域圏フードシステム関連用語集
「地域圏フードシステムの構築をめざして」公開研究会の報告

■連載
●農の美学 第2回「不可視の美」藤原辰史(京都大学)

●世界の食と農をめぐるシステム転換2……久野秀二(京都大学)

●ポスト・コロナの食と農を支える──担い手たちの群像

●森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から2……紹介・阿部健一(総合地球環境学研究所)

●「農」と「食」を読む──ブックガイド
1,870円
■巻頭言 再創刊によせて………………………『農業と経済』編集委員会

■座談会 『農業と経済』再創刊の意義と果たすべき役割
……秋津元輝(京都大学)/安藤光義(東京大学)/伊藤亮司(新潟大学)/関根佳恵(愛知学院大学)/辻村英之(京都大学)/北川太一(摂南大学)

■新生『農業と経済』への期待──各界からのメッセージ
……山極壽一(総合地球環境学研究所)/嘉田由紀子(参議院議員)/藤木眞也(参議院議員)/湯本貴和(京都大学霊長類研究所)/役重眞喜子(岩手県立大学)/斎藤幸平(大阪市立大学)/西辻一真(株式会社マイファーム)/佐川友彦(ファームサイド株式会社)/小野邦彦(株式会社 坂ノ途中)/やまざきようこ(おけら牧場)/奥田政行(アル・ケッチァーノ)/Yae(半農半歌手)/島村菜津(ノンフィクション作家)/城島茂(株式会社TOKIO) ほか

■特集「食と農(いのち)」の世界をたてなおす──政策と実践と知の総合化
●Ⅰ 新しい政策システムを構想する──食農・環境を包括する思考
1 農業政策から食農政策へ……秋津元輝(京都大学)
2 多様な担い手の可視化と意義づけ……池上甲一(近畿大学)
3 農産物流通経路の変化と動向を把握する……櫻井清一(千葉大学)
4 システム転換アプローチによる食品ロスの削減……小林富雄(愛知工業大学)
5 農村政策と食農政策を結ぶ……筒井一伸(鳥取大学)
6 自然資本主義への転換……古沢広祐(國學院大學)

●Ⅱ グローバルな食農情勢をみる──進むシステムの再編と精緻化
1 持続可能な食農システムへの転換……久野秀二(京都大学)
2 ソウル市の食政策の発展とガバナンス……キム・チョルギュ(高麗大学)
3「混成」「連帯」の農業経営論……辻村英之(京都大学)
4 アニマルウェルフェアへの取り組み……植木美希(日本獣医生命科学大学)
5 食農システムにおける持続可能性評価……谷口葉子(摂南大学)

●Ⅲ 個別の成果を大きな流れに──日本の現状からみる未来への期待
1 公共調達を通じた食農政策の可能性……片岡美喜(高崎経済大学)
2 地方都市における資源循環の課題と展望……藤本穣彦(明治大学)/波夛野豪(三重大学)
3 子ども食堂にみる地縁コミュニティの萌芽……福田いずみ(JA共済総研)
4 適切な物質循環に貢献する食品関連事業者……泉谷眞実(弘前大学)

●Ⅳ 食農政策を実現する知──転換のための基礎情報
1 市民力・民間力・地域力を反映した食農政策へ……新川達郎(同志社大学)
2 未来計画=政策手法としてのバックキャスティング……古川柳蔵(東京都市大学)
3 SDGsの視点からみた日本の水田稲作の未来……須藤重人(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
4 持続可能な社会への転換と有機農業……谷口吉光(秋田県立大学)
5 科学技術と政策との関係性を再構築するために…山口富子(国際基督教大学)
6 食べ物運動と政治……安藤丈将(武蔵大学)
7 オルタナティブフードシステムと生産空間……伊賀聖屋(名古屋大学)

■連載
●農の美学 第1回「なぜ、農は美学的課題なのか」……藤原辰史(京都大学人文科学研究所)

●世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二(京都大学)

●ポスト・コロナの食と農を支える──担い手たちの群像

●森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から……紹介・阿部健一(総合地球環境学研究所)

●「農」と「食」を読む──ブックガイド
0円
農業と経済 2021年4月号(vol.87 No.4) 889円+税

東西南北 月刊から季刊へ、本誌は新しくスタートします 『農業と経済』編集委員会

◆第I部 都市の拡大とローカル・フードポリシー

食政策の統合によって地域の魅力を取り戻す──日本版ローカル・フードポリシーの意義と役割 (秋津元輝)
参加型で地域の食政策をつくる──米欧のローカル・フードポリシーの歴史と特質 (立川雅司)
図解・「都市食料政策ミラノ協定」の特徴と世界への展開 (山崎嵩拓)
ローカル・フードポリシーの要素となる活動分野
1食からの貧困対策からコミュニティ形成へ──子ども食堂の展開過程 (加藤悦雄)
2ローカルの範囲と食の担い手──宇都宮市での調査分析からの試論 (西山未真、児玉剛史)
3「産」「消」でつくる豊かな自然と食の安全──有機農業のまちづくり 〈岐阜県白川町〉 (西尾勝治)

◆第II部 日本版ローカル・フードポリシーを創成する

動き出す実践――「食と農の未来会議」の取り組み
1「食と農の未来会議・京都」の取り組み──京都市の事例 (真貝理香)
230年後の学校給食をめざす取り組み──長野県小布施町の事例 (吉田百助、スティーブン・R・マックグリービー)
3ローカル・フードポリシーの可能性──亀岡市の事例 (田村典江)
食から広がる地域政策――ローカル・フードポリシーへと育てる
1山形県庄内地域──食からの地域づくり (三浦知子)
2環境と食がつながるまちづくり──東京都日野市「農のある暮らし」にむけて (長野浩子)
3食料品アクセス問題からみる未来のまち (高橋克也)

【コラム】フランスにおける2都市のローカル農業・食料政策のガバナンス (ペラン・コーリン、ピエール・ガスラン、スーラール・クリストフ・トゥサン、辻村英之)

【ブックガイド】
村田 武編『新自由主義グローバリズムと家族農業経営』 (小池恒男)
桂 瑛一著『青果物流通論――食と農を支える流通の理論と戦略』 (板橋 衛 )
八木洋憲著『都市農業経営論』 (原田英美)

【今月の農林統計】
令和元年漁業構造動態調査結果(令和元年11月1日現在)の概要
農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課センサス統計室農林漁業担い手統計班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
穀物市場の高騰は、中国の需給引き締まりが原因 (岩﨑正典)

【投稿】
世界農業遺産はどのように地域振興につながるか
──徳島県にし阿波地域における農業者の農業継続意思に着目して (岩男 望)

農政談義 (大柿好一)

最近の文献
農業と経済 2021年3月号(vol.87 No.3) 889円+税
菅新農政始動! 世界から取り残されない農政をどうつくるか
――EU共通農業政策の最新事情!


日本の農業政策はこれまでも国際動向と密接に関わりながら展開してきたが、近年では欧州の共通農業政策(CAP)の動きから大きな影響を受けてきた。
本特集では、国際的視点から日本の農政改革の進路を見極めるべく、とくにEUのCAP改革の新展開を参考にしながら、今後の日本農政を展望する。


東西南北 生産者と消費者の「新しい関係」 市田知子

◆第I部 EU共通農業政策(CAP)改革から学ぶ――Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略

欧州グリーンディールと「1つのCAP」──CAP改革の展開と次期改革の方向 (平澤明彦)
CAP改革がわが国の農村振興政策にもたらす政策的含意 (荘林幹太郎)
オーストリアの農業環境政策──有機農業への取り組みを中心に (石倉 研・藤井康平)
CAP改革と環境農業政策の展開、有機農業の振興 (石井圭一)

◆第II部 どこに向かうのか?日本の農政改革――国際比較から

日本の農政改革の新たな展開に向けて──大転換期の世界情勢の中で (古沢広祐)
韓国農政と日本の構造改革との比較 (品川 優)
女性農業経営者の育成に向けて──ドイツの育成システムからの示唆 (伊庭治彦)
日本の小規模・家族農業政策はどこに向かうのか?──EUとの比較から (関根佳恵)
政策形成と学術の役割──イングランドの農業環境政策形成プロセスとの比較から (和泉真理)

【ブックガイド】
村川 淳著『浮島に生きる――アンデス先住民の移動と「近代」』 (池上甲一)
増田佳昭編著『つながり志向のJA経営――組合員政策のすすめ』 (小寺 收)
大江正章著『有機農業のチカラ――コロナ時代を生きる知恵』 (岩橋 涼)

【今月の農林統計】
2020年農林業センサス結果の概要(概数値)について(令和2年2月1日現在)
農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課センサス統計室農林業センサス統計第1班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
世界の穀物価格が数年ぶりの高騰を見せる (岩﨑正典)

農政談義 大柿好一

最近の文献

表3 『農業と経済』編集委員会から読者のみなさまへ
1,018円
特集:農地と人の新しい姿を展望する――中間管理事業を超えて

貸し手優位から借り手優位へと、農地を取り巻く状況は流れが変わってきている。一方で人口減少も歯止めはかかっていない。コロナ禍で変わる社会のなかで、日本の農地の新たな活用方法を展望する。


東西南北 地域における自助、共助、公助で、農地と人をどう紡ぐか [北川太一]

【新春巻頭インタビュー】
生源寺眞一が語る農政の政策形成
──安倍政権までを振り返る [生源寺眞一・小嶋大造(聞き手)]

◇第I部 農地政策 この10年を検証する――構造政策の未来を見据えて

農地を動かす地域システムはどう変化したか [安藤光義]
農業委員会制度改革を検証する──「農地利用の最適化」はどこまで進んだのか [緒方賢一]
事業見直しの考え方と運用実績
1全国的動向 [堀部 篤]
2農地中間管理事業を検証する──地域の実態を踏まえて:東北・秋田県の事例 [渡部岳陽]
3山陰地域における農地利用と農地流動──島根半島周辺地域の動きを踏まえて [保永展利]
4農地中間管理事業と農地利用集積円滑化事業の統合化問題──円滑化事業はどうなったのか [秋山 満]
日本型直接支払制度は農地保全にどう寄与したか──中山間地域等直接支払制度を中心に [榊田みどり]

◇第II部 農地と人を紡ぐ地域の力

転換期を迎えた集落営農──広域連携、土地持ち非農家の主体化で果たす集落営農の新たな役割 [荒井 聡]
地域の力で農地を活かす
1人・農地プラン実質化と地域の動向──広島県を事例として [小林 元]
2集落営農の再編による農地とコミュニティの再構築──二階建て方式の可能性をめぐって [森 剛一]
3集落営農法人化の新たな提案「地域まるっと中間管理方式」 [可知祐一郎]
4一般企業の農業参入の農地確保における農地中間管理機構の利用実態 [大仲克俊]
5農地利用調整の広域ネットワーク――京都府京丹後市ネットワーク久美浜を手掛かりに [石田一喜]

【ブックガイド】
山田七絵著『現代中国の農村発展と資源管理――村による集団所有と経営』 [劉 文静]

【今月の農林統計】
マクロ視点でみる近年の農業所得の動向
農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課分析班、企画班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
数年ぶりの高値に戻った、シカゴの大豆定期 [岩﨑正典]

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁林政部企画課年次報告班

農政談義 大柿好一

最近の文献
おすすめの購読プラン

農業と経済の内容

  • 出版社:英明企画編集
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:2,5,9,11月の30日
  • サイズ:A5
農業・農村・農政問題を機敏に解説する雑誌

農業と経済の目次配信サービス

農業と経済最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。

※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

農業と経済の所属カテゴリ一覧

Fujisanとは?

日本最大級雑誌の定期購読サービスを提供

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.