農業と経済 発売日・バックナンバー

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「限界集落」や「消滅可能性都市」という危機感のなかで、農山村はさまざまな可能性を探っている。意外にも強い「地域の力」は、新たな選択肢も生み出している。
どんな未来像を描きたいのか、その選択は私たちの手の中にあるのではないのだろうか。

特集:存続と撤退のはざまで――30年後の農山村を描く

◇第I部 縮小社会における農山村の未来への希望

未来の国土と農山村像を描く4つのシナリオ 秋津元輝

「国土の長期展望」の検討について 筒井智紀

地方分散シナリオと都市集中シナリオ――AIを活用した社会構想と政策提言 広井良典

「撤退の農村計画」から「撤退の農村戦略」へ 林 直樹


◇第II部 未来を先取りする農山村

農山村のスマート化

1 進出先で新しい地域社会モデルの構築に寄与するIT企業――徳島県神山町、美波町 辻田素子

2 ICTを活用したスマート定住条件強化対策――三重県多気町勢和地域 高橋幸照

3 移動距離の短いまちづくり――北海道ニセコ町 宮坂侑樹

4 IoT/AIを駆使した農村デジタルトランスフォーメーション 三輪泰史

「関係人口」との協働による集落運営――京都府綾部市古屋の事例 滋野浩毅

より良い最期を見据え、より良い明日をつくるために――ムラツムギの活動について 田中佑典


東西南北 農林業は地方の基幹産業なのか 徳野貞雄

【ブックガイド】

波夛野豪・唐崎卓也編著『分かち合う農業CSA――日欧米の取り組みから』 村瀬博昭

三橋伸夫著『参加と連携のまちづくり・むらづくり』 柴崎浩平

【農業系・地域系学部の最前線】

食料産業を変革する〝即戦力人材〟を育成する! 新潟食料農業大学・食料産業学部 中井 裕

【今月の農林統計】

平成30年生産農業所得統計――平成30年の全国推計及び都道府県別推計の概要について
農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課 分析班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】

複雑に絡み合う米中の通商合意と大豆の国際需給 岩﨑正典

【地域を引っ張れ! 若き農業者たち】

地域の「元気玉」がつくる「宝石」 梅田建設㈱ 美濃山県元気ファーム 梅田智美さん・恵梨子さん(岐阜県山県市) 飯尾 歩

農政談義 大柿好一

【研究動向】

新規就農支援に関する研究動向――多様化する就農形態と支援のあり方に着目して 鈴木 淳

最近の文献

【特集】

農産物貿易と「食の確保」へ

第I部 食料安全保障から「食の確保」へ

第II部 「食の確保」からみる産品別輸出入動向
1,018円
特集:農業働き方改革!

残業規制、有休消化、テレワークと、農業ではあまりぴんとこない言葉が並ぶ「働き方改革」。
しかしむしろ農業にこそ、改革は求められている。働き方を超えて「生き方改革」につながる農業の働き方改革を考える。

東西南北 農業で働くことの意味を再考する 池上甲一

 ◇第Ⅰ部 農業「労働」を問う

農家が「はたらく」とはどういうことか  藤原辰史
百姓仕事は特別ではいけないのか――他産業の労働とはちがう農業の仕事  宇根 豊
農業の「働き方改革」――選ばれる農業に向けて  佐藤大輔
スマート化で農業労働はどう変わるか  房安功太郎

 ◇第Ⅱ部 農業というすばらしき「仕事」

農作業+学び――農作業を学ぶ、農作業から学ぶ、農作業で学ぶ──実践コミュニティの観点から  稲泉博己

参入就農者が語る
 ① いつまでも続いていける農と暮らし――福島県二本松市東和地区  関 元弘
 ② 生き続けるということは、変わり続けるということ――大阪府豊能郡能勢町  尾崎 零
 ③ 夫婦の役割分担で築く果樹作経営――北海道余市町  才川正和・美樹

農業労働と創造性
 ① 半歩先の未来社会を考える《農と芸》  岩間 賢
 ② 想像から創造へ――放課後農芸という活動  柳川郁生
 ③ 農業労働と創造性――田んぼアート  鈴木 徹

心身を癒す農業――園芸療法  小浦誠吾

【ブックガイド】
西尾道徳著『検証 有機農業――グローバル基準で読みとく理念と課題』  藤原厚作
ロナルド・L・サンドラー 著、馬渕浩二 訳  
『食物倫理(フード・エシックス)入門――食べることの倫理学』  竹之内裕文

【農業系・地域系学部の最前線】
地域に寄り添いながら、質の高い教育を――岐阜大学・地域科学部  富樫幸一

【今月の農林統計】
平成30年新規就農者調査結果の概要
農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課センサス統計室農林漁業担い手統計班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
変貌する国際需給と米国産トウモロコシの輸出激減  岩﨑正典

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁林政部企画課年次報告班

農政談義 大柿好一

最近の文献

『農業と経済』電子版ライブラリ利用登録書

表紙写真:ベトナム、カンホアの塩田
農業と経済 2019年12月号(vol.85 No.12) 889円+税

外国人労働者はいまや日本農業を支える大きな支柱の一つになりつつある。加えて新たな法改正で農業の現場はさらに変わろうとしている。
もはや「労働力」という視点だけで語られる時代は終わっているといえるだろう。
地域は、新たな一員として外国人労働者をどう迎えいれ、どんな未来像を描くのか。

特集:外国人労働力が支える日本農業?

◇第Ⅰ部 新たな外国人労働力の受け入れへ

農業で働く外国人の現況と新在留資格(特定技能)等への展開  堀口健治
農業労働力不足の実態と外国人労働者の役割  徳田博美
新在留資格の問題点――「日本の労働問題」の視点から  今野晴貴

◇第Ⅱ部 農業経営における外国人材の活用

多様な能力を活かす農業経営――滋賀県・株式会社きたなかふぁーむを事例に  北中良幸・坂本清彦
家族経営農家における外国人労働力調達  軍司聖詞
外国人が働きやすい環境をめざした経営戦略――ロックファーム京都株式会社を事例に  川﨑訓昭

◇第Ⅲ部 外国人労働者との共生に向けて

外国人材受け入れと地方自治の役割  横濱竜也
移住労働者はいかに住民になるのか──障壁から考える  髙谷 幸

【コラム】
無茶々園におけるベトナム海外実習生受け入れの取り組みの現状と課題  大津清次
東西南北 経済発展と移民受け入れの関係  上林千恵子

【ブックガイド】
万木孝雄著『開発途上期日本の農村金融発展――戦前の農村信用組合を中心として』  青柳 斉
小池恒男編著 『グローバル資本主義と農業・農政の未来像――多様なあり方を切り拓く』  荒井 聡

【農業系・地域系学部の最前線】
グローバル地域人材の養成をめざして 徳島大学・総合科学部  内藤直樹

【今月の農林統計】
平成30年農業物価統計──平成30年農業物価指数(平成27年基準)の概要について
 農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課分析班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
不透明感が強まる世界の大豆需給見通し  岩﨑正典

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁林政部企画課年次報告班

農政談義 大柿好一

【研究動向】
地域再生のための地方創生事業とPPP活用  豊嶋尚子

最近の文献

表紙写真:冬のカボチャ(アメリカ、ミズーリ州)(提供:Pixabay)
農業と経済 2019年11月号(vol.85 No.11) 889円+税

生産「自由化」時代のコメ

コメの生産調整への国の関与がなくなって2年目。1年目の昨年は不作に救われた形になったが、今年はどういう動きとなるのか。
以前ほどではないとしても日本の食と農の根幹をなすコメの動きが不安定になれば、国民の生活におよぼす影響は計り知れない。


『目次』

◇第I部 政策転換2年目、コメはどう動くか

国の配分廃止後の米産地の動向 荒幡克己
日米の収入保険をめぐる状況――収入保険の機能・特徴を考える 吉井邦恒
人・農地プランと農地中間管理機構 安藤光義
正念場を迎えた地域対応
1 拡大条件の模索を続ける水田農業――北海道 東山寛
2 新潟県におけるコメ生産調整の緩みとその論理 伊藤亮司
3 中山間地域のコメづくりと地域づくり――島根県を中心として 保永展利

◇第II部 変動要因を探る

需要(大口)の動向――コメの民間育種 熊野孝文
米消費の中食化傾向と世代別の特徴 青柳斉
有機稲作の可能性――生物の多様性を育む低コスト省力有機稲作―循環型有機農業の概要 稲葉光國
水田のフル活用についてどう考えるべきか――非食用米のもつ重要な意味について検証する 小池恒男

【コラム】主要農作物種子法廃止を巡って 吉森弘子
【コラム】災害に強い産地づくりをめざして――西日本豪雨から復興にあたる柑橘産地 青山浩子
東西南北途上にある米政策改革 荒井聡

【ブックガイド】
関塚学著『有機農業という最高の仕事――食べものも、家も、地域も、つくります(有機農業選書)』山本奈美
増田佳昭編著『制度環境の変化と農協の未来像――自律への道を切り拓く』坂下明彦

【農業系・地域系学部の最前線】
地域をひらく、芸術でつながる佐賀大学・芸術地域デザイン学部 山下宗利

【今月の農林統計】
平成29年度食品流通段階別価格形成調査(青果物調査)結果の概要について
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課消費統計室価格・消費動向班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
ツマジロクサヨトウによる被害とトウモロコシの緊急輸入 岩﨑正典

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書林野庁林政部企画課年次報告班

農政談義 大柿好一

最近の文献

表紙写真:日本の棚田百選の一つ、畑地区の棚田(滋賀県高島市)(撮影:編集部)
特集 大規模水田農業の経営戦略-発展のためのポートフォリオ
農農業と経済 2019年9月号(vol.85 No.8) 889円+税

特集「SDGs(持続可能な開発目標)時代の農業・農村、食品産業」

ビジネス界でトレンドとなりつつあるSDGs。
農業者からみれば、すでに意識的に取り組んできたことかもしれない。
だからこそ、その目的を達成するために、今農業がどうSDGsに向き合うかが重要なカギを握っている。

◆第I部SDGsで何が変わるのか

農林水産業からSDGsをどう読むか 池上甲一
SDGs時代の食品産業――アグリビジネスにとってのCSRのあり方 辻村英之
国際社会の中での日本とSDGs――持続可能な世界へ、求められる変革 古沢広祐

◆第II部農業・農村とSDGs

すべての農業で生態的永続性を――「生き物農業」を事例に 小松﨑将一
自給を通じた地域の永続性――FEC(Foods・Energy・Care)自給圏 野村正次
農村の貧困問題を可視化する 山田知子

◆第III部食品産業とSDGs

産地を支え付加価値をつける――食品関連企業のSDGs 笹谷秀光
食、農、地域の持続可能な発展のために――京都生協のとりくみ 福永晋介
牛肉のさまざまな課題と向き合って 楠本貞愛

【コラム】SDGs ×食品産業 河合亮子

東西南北「エコ」から「持続可能性」に 設楽清和

【ブックガイド】
玉真之介著『日本小農問題研究』野田公夫
佐藤奨平著『和菓子企業の原料調達と地域回帰』成田喜一

【農業系・地域系学部の最前線】
しなやかで折れない地域をつくる――金沢大学・人間社会学域地域創造学類 佐川哲也

【今月の農林統計】
平成30年度農林水産情報交流ネットワーク事業全国調査
「買い物と食事に関する意識・意向調査」の結果概要
農林水産省大臣官房統計部統計企画管理官民間委託推進班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
一段と変動性が高まった今年の天候相場 岩﨑正典

【グラフでみる白書】
農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

農政談義 大柿好一

【研究動向】
サブサハラ・アフリカにおける農業生産と女性のエンパワメント 宮嵜絢子

最近の文献

『農業と経済』電子版ライブラリ利用登録書

表紙写真:戸隠展望苑のそばの花(長野市戸隠豊岡)
(提供:一般社団法人戸隠観光協会)
1,018円
農業と経済 2019年7・8月合併号(vol.85 No.7) 925円+税

特集「農協が変える地域ビジネスモデル」。

地域との親和性の高い「総合農協」という特徴と協同組合という性格は、これまでの「ビジネス」を根本から変える可能性を秘めている。
農協が地域と真摯に向き合うとき、あらたなビジネスモデルが動き出すのではないだろうか。

◇第I部 地域の力を活かすビジネスへ

どう切り拓く総合農協のビジネスモデルの未来像

1 「組合員の役割」を明記したJAビジネスモデルの構築 石田正昭
2 農協法廃止の提言 神門善久

1県1JAの動きから新たなJA像を考える 小松泰信
農協子会社について今どう論じるか 小池恒男
農村地域ビジネスモデルをめぐる対抗関係と「協同の事業化」の課題 田中秀樹

◇第II部 地域別に見た動向を探る

都市型農協
1 今後の都市農協を考える――神奈川県・横浜農協の事例から 高橋 巌
2 都市型農協における新たな事業展開のために 柴垣裕司

産地型農協
1 カット野菜ビジネスにみるJAさがグループ連携 品川 優
2 地域とともに未来を描く――北海道の農協 小林国之

水田依存型農協
1 米依存型からの脱却は可能か?――福島県における米産地の挑戦 小山良太
2 JA秋田ふるさとの実践にみる水田依存型農協ビジネスモデルの展望 中村勝則

中間型農協
1 産直によるJA販売事業の革新 宮井浩志
2 中国中山間地域の農協に見る「協同の事業化」の取り組み 小林 元

東西南北 みらいプロジェクト 坂下明彦

【ブックガイド】
寺西俊一・石田信隆・山下英俊編著『農家が消える――自然資源経済論からの提言』 梅津千恵子
西田安慶・片上洋・種市豊編著『地域産業の経営革新――中小企業の活性化と地域創生』 八木俊輔
佐々田博教著『農業保護政策の起源――近代日本の農政1874~1945』 伊藤淳史

【農業系・地域系学部の最前線】
それぞれが生まれ育った「地域」に根ざした人材育成に向かって 山形大学・地域教育文化学部 三上英司

【今月の農林統計】
農業統計にかかる海外技術協力 農林水産省大臣官房統計部統計企画管理官海外協力班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
難題に直面したカナダのカノーラ(菜種)とその影響 岩﨑正典

【地域を引っ張れ! 若き農業者たち】
田んぼの持続可能性を守る うねの農園 釆野 哲さん(滋賀県高島市) 飯尾 歩

農政談義 大柿好一

【研究動向】
農協問題――改正農協法以降の動きを探る 福澤 萌

表紙写真:キャベツ畑が広がる嬬恋村の景観(撮影:宮地忠幸、2018年8月)
農業と経済 2019年6月号(vol.85 No.6) 

どう変わる日本の「牛産業」-肉用牛・酪農の経営危機を越えて

Part 1 曲がり角の肉用牛経営

肉用牛経営の危機を見据える――子牛供給の停滞と海外産wagyuの増大 大呂興平
牛肉輸出の取り組みの成果と課題 櫻井 研

Part 2 制度変革の中での日本の酪農経営

TPP協定交渉の大筋合意以降の制度等の改正と酪農の生産基盤の現状 宮田剛志
畜産経営安定法改正と生乳取引 矢坂雅充
EUなどからの乳製品輸入の増加と日本酪農の展望 鈴木宣弘

Part 3 日本の「牛産業」の未来像──現状と課題

放牧による肉用牛繁殖生産の経営発展の可能性と条件――国土資源活用型畜産経営の展望 千田雅之
北海道における大規模酪農の展開と地域支援組織としてのTMRセンター 日向貴久
畜産クラスターの現状と役割 横溝 功

【コラム】畜産新技術の組合せによる効率的な肉用牛生産――
(農)ヤマギシズム生活豊里実顕地における性選別精液とET、G評価の利用 鵜川洋樹

【コラム】アニマルウェルフェア――進む世界と日本の動き 植木美希

東西南北 酪農と肉牛生産――市場環境と生産構造 新山陽子

【ブックガイド】
『持続可能な暮らしと農村開発――アプローチの展開と新たな挑戦』
『国境を越える農民運動――世界を変える草の根のダイナミクス』 古沢広祐
長尾正克著『ジャスト・プロポーション――新しい農業経営論の構築に向けて』 亀山 宏
寺西俊一・石田信隆編著『輝く農山村――オーストリアに学ぶ地域再生』 中道仁美

【農業系・地域系学部の最前線】
国際性も地域も教育も大事にします!
函館で地域を支える人材養成 北海道教育大学・函館校 後藤泰宏

【今月の農林統計】
野生鳥獣資源利用実態調査(平成29年度)の概要について
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課消費統計室価格・消費動向班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
アジア諸国へと拡散したアフリカ豚コレラの現状と各国の対策 岩﨑正典

【地域を引っ張れ! 若き農業者たち】
祖父を追いかける宮崎茶づくり
産地問屋「宮ザキ園」六代目 梅村篤志さん(愛知県岡崎市) 飯尾 歩

農政談義 大柿好一

【研究動向】
フードシステムと食品流通 ――垂直的調整にかかわる諸問題と食料品アクセス問題へのアプローチ  鬼頭弥生

最近の文献

表紙写真:石川県能登半島、柴野酪農にて(撮影:吉田梨沙)

農業と経済 2019年5月号(vol.85 No.5)
特集 市町村の農政力―総合的地域づくりに向けて

農業と経済 2019年5月号の特集は「市町村の農政力―総合的地域づくりに向けて」。
「限界集落」、「消滅可能性都市」と、地方の先行きは暗澹たるもののように言われてきた。
しかし、ここにきて、人口が増え、経済的にも成長する地域が少なからず表れている。
地方の資源を活かすために重要な意味をもつ市町村の〈農政力〉を見直してみよう。

◇第I部 期待される市町村農政の新たな展開◇

市町村農政の課題と新しい役割 岡田知弘
市町村農政が有効に機能するための行財政の運営戦略 堀部 篤
市町村農政における農水省出向職員の役割
1 経験をどう活かせるか 園田雄二
2 地域資源に気づき事業化に繋げる 中島明良
3 出雲市における農林水産省出身の副市長の役割 藤河正英
地域農政未来塾の取り組み――地域基点で農政を考え実践するために 榊田みどり
農村における外部人材のニーズと就農促進 柴崎浩平

◇第II部 市町村農政の対策力◇

連携で農政力を高める――京都府京田辺市 竹村卓司
自然と共に生きる――北陸のコウノトリ 佐々木哲夫
農業資源と環境を守り生かすエネルギー――岩手県葛巻町 葛巻町役場農林環境エネルギー課

【コラム】現場の心の声を聞く――パイプ役を超えて 役重眞喜子

東西南北 市町村農政の担い手問題 小田切徳美

【ブックガイド】
田代洋一著『農協改革と平成合併』 小松泰信
姉歯暁著『農家女性の戦後史――日本農業新聞「女の階段」の五十年』 大石和男
秋津元輝・佐藤洋一郎・竹之内裕文編著『農と食の新しい倫理』 池上甲一

【世界の食料安全保障に取り組む国連機関】
世界の食料安全保障達成のための課題 窪田 修

【農業系・地域系学部の最前線】
地域との連携から真の地域創生へ 弘前大学・大学院地域社会研究科 北原啓司

【今月の農林統計】
「平成30年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量(概数値)」の概要
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課園芸統計班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
早くも豊作見通しが語られる世界の新穀小麦生産 岩﨑正典

【地域を引っ張れ! 若き農業者たち】
家族愛、地域愛が実らせた米作り-お米専門農家北信州こやなぎファーム/小柳農園 新井康寛さん(長野県中野市) 飯尾 歩

農政談義 大柿好一

最近の文献

表紙写真:残雪の羊諦山(写真AC)

農業と経済 2019年4月号(vol.85 No.4)
特集 〈日本型〉ワイナリーの地域力

世界基準の国際コンクールで金賞を受賞するなど、日本のワインの実力と国内での消費は年々高まっている。
その流れを活かして、ワイナリーを軸とした地域活性化の取り組みが活発になっている

<目次>

◈第I部 地域発ワイナリーの多様な展開
日本のブドウ・ワイン産業の全体像――栽培から醸造・販売まで 佐藤充克
産官学連携による日本ワインの発展をめざして 後藤奈美
日本の三大ワイン産地の育成・振興
1 甲州――世界へつながる道を拓く 三澤茂計
2 長野県――信州ワインバレー構想と地域活性化 亀山直樹
3 北海道――多様で活発なワインビジネスの展開 小林国之
日本のワイン産業クラスターにおける連携 川﨑訓昭

【コラム】地域密着型ワイナリー経営者からみた日欧EPA発効の影響 小林康志

◈第II部 ワイナリー経営と地域活性化の取り組み
安心院葡萄酒工房の地域活性化への取り組み 古屋浩二
地域の個性を活かす――ひるぜんワイン 植木啓司
島根ワイナリーと地域活性化 森 佳子
地域とともにチャレンジする――岩の原葡萄園の取り組み 棚橋博史

【コラム】欧州連合―日本経済連携協定をめぐるワイン経済の動向と課題 モンテーニュ・エチエンヌ/戸川律子

東西南北 ワイン造りの醍醐味 小田滋晃

【ブックガイド】
金子あき子著『日系食品企業の海外販売戦略――中国・香港・台湾における実証研究からみえるもの』 成田喜一

【世界の食料安全保障に取り組む国連機関】
パートナーシップ――効果的・効率的な活動のために 武藤明子

【農業知財解説】
農業分野における産業財産権 石戸拓郎

【農業系・地域系学部の最前線】
夢をかなえられる地域をつくる 鳥取大学・地域学部 藤井 正

【今月の農林統計】
農業経営統計調査平成29年度肉用牛生産費統計の概要について 農林水産省大臣官房統計部経営・構造統計課畜産物生産費統計班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
南米産地の大豆生産動向と国際市場の変容 岩﨑正典

【地域を引っ張れ! 若き農業者たち】
創意と継承へのひたむきな努力 みなくち農園 皆口英樹さん(石川県珠洲市) 飯尾 歩

【研究動向】農業新技術に関する研究動向――スマート農業・植物工場・バイオ技術を中心に 藤原厚作

農政談義 大柿好一

最近の文献
農業と経済 2019年3月号(vol.85 No.2)

特集 生態系と地域を守る農業―アグロエコロジーの実践


 ◈第Ⅰ部 アグロエコロジーとは何か?

エコロジーと農業がむすぶ新潮流―
―日本の農業・農村とアグロエコロジー 古沢広祐

世界でおこるパラダイム転換

① アグロエコロジーの思想
―農業家ピエール・ラビのめざす世界 武藤剛史

② 科学と運動としてのアグロエコロジー
―科学者ミゲル・アルティエリの著作と活動より 羽生淳子

有機農業の未来としてのアグロエコロジー 澤登早苗

 ◈第Ⅱ部 アグロエコロジー型農業の実践

日本のアグロエコロジーの源流、高畠と日本の有機農業運動
―生き物の気配のする提携コミュニティの復活を求めて 吉川成美

大型水鳥が導く持続可能な農業 鷲谷いづみ

つながりを再構築する有機農業
―埼玉県小川町の実践から 小口広太

フランス農業・食料・森林未来法が推進するアグロエコロジー
―ポスト新自由主義農政としての位置づけ 辻村英之

アグロエコロジーが活かす地域の主体性
―ブラジルにみる「緑の革命」との決着 印鑰智哉


【コラム】Agroecology この二十有余年間
―わが国に来る幾度の波とともに 日鷹一雅

【コラム】モンスーンアジアにおけるアグロエコロジー 宮浦理恵

東西南北 循環型農業にむけた草の根の取り組み 秋津元輝

【ブックガイド】
湯澤規子著『胃袋の近代――食と人びとの日常史』 野間万里子

【世界の食料安全保障に取り組む国連機関】
IFAD(国際農業開発基金)
――最貧国の農業と農村開発に融資し、貧困と飢餓の撲滅をめざす 武藤明子

【農業知財解説】
スマート農業について 辻本直規

【今月の農林統計】
「平成29年産花き生産出荷統計」の概要 農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課園芸統計班

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
米国農務省の業務閉鎖で深まる穀物市場の不透明感 岩﨑正典

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
長屋浩治さん(愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室(農業革新支援センター))

農政談義 大柿好一

【研究動向】
日本の食料市場流通自由化におけるマーケティングと流通の課題 小林千夏

最近の文献
1,018円
農業と経済 2019年1・2月合併号(vol.85 No.1)
農業・農村女性の未来―「農業女子」をこえて
人手不足の深刻化するなか、農業で活躍する女性が注目されている。
しかし以前にくらべ改善されたとはいえ、女性の活躍を阻む課題は少なくない。
ビジネスや労働力という視点をこえた問題解決の道を探る。


◇第I部 何が問題か―いま女性をとりまく状況は?
世代で異なる女性農業者の活動とその再編 柏尾珠紀
男性中心の農村・農業における女性支援 中道仁美
変容する地域社会と農業者ネットワークの可能性 藤井和佐

◇第II部 未来をひらく農業・農村女性
女性が活躍する場づくり
1女性農業者がいっそう輝き活躍できる農業界に 久保香代子
2農業ジャーナリストからみた「農業の未来をつくる女性活躍経営体」 青山浩子
フロンティアをひらく女性たち
1山形県におけるネットワーキングにもとづく取り組み 結城こずえ
2小さな農園がつなぐ農とひと―えと菜園 小島希世子
3「女性活躍」ではない農業者の未来に向けて―ひょうごアグリプリンセスの会会員の思い 岩島 史
4小さな農業の形―みのり農園 高橋佳奈
5イノベーションが変える―エムスクエア・ラボの取り組み 加藤百合子
農林行政職員からみた農業・農村女性―フォーカスグループインタビューから 原田英美・柏尾珠紀

東西南北 農業と女性 上野千鶴子

【ブックガイド】
馬 駿・今村弘子・立花 敏編著『東アジアにおける森林・木材資源の持続的利用―経済学からのアプローチ』 藤野正也

【世界の食料安全保障に取り組む国連機関】
WFP(国連世界食糧計画)―食料を配布する機関から、食料不足問題解決のパートナー機関へ 武藤明子

【農業知財解説】
国際的な農水知財 杉中 淳

【今月の農林統計】
平成29年新規就農者調査結果の概要 農林水産省大臣官房統計部

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
中国の作柄統計に振り回される、世界の穀物市場 岩﨑正典

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班

【研究動向】
環境保全型農業や有機農業に取り組む農業経営に関する研究動向 上西良廣

農政談義 大柿好一





農業と経済 2018年12月号(vol.84 No.12)

選択を迫られるコメづくり
-減反・直接支払い廃止

収穫の秋を迎え、いよいよ今年のコメの相場が見えてくる。コメ政策の大きな転換の初年度、はたして日本のコメはどこへ向かうのか。手探りのなか、少しずつその動く方向がみえてきた。

米に関する制度転換と需給の動向 冬木勝仁
産地の動向を探る 
 ①拡大志向型――北海道の動向 小池(相原)晴伴
 ②構造変動の停滞と進展が同居する東北――集落営農・法人の稲作と転作 野中章久
 ③主食用米作付拡大県における生産・販売戦略――新潟県 伊藤亮司

水田農業経営の新たな展開 
 ①米直接支払交付金の廃止と水田農業経営の方向――滋賀県を中心として 伊庭治彦
 ②島根県における集落営農法人の事業選択 井上憲一

米流通・米業界はどう変わるか 
 ①農協の米販売はどう変わろうとしているか 小池恒男
 ②米業界の再編は進んでいるのか?――卸売業界を中心に 熊野孝文
 ③米消費の中食化と業務用米の需要動向 青柳 斉

東西南北 稲単作からの脱却――今なお有効な減反開始時のフレーズ 荒幡克己

【ブックガイド】
片柳義春著『消費者も育つ農場――CSAなないろ畑の取り組みから』 中村貴子
北出俊昭著『現代社会と協同組合に関する12章』 山田将太郎

【世界の食料安全保障に取り組む国連機関】
FAO――食料安全保障に関する世論を形成し、先導していく機関 窪田 修

【農業知財解説】
種苗法の概要と現状 川口 藍

【今月の農林統計】
「平成29年産大豆、小豆、いんげん及びらっかせい(乾燥子実)」の概要 農林水産省大臣官房統計部

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
国際需給の引き締まりと、海外依存度の高い日本の大麦需給 岩﨑正典

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班 

【研究動向】
「農林業と持続型社会形成」に関連する研究の動向 木村直子

【農業職ってどんなお仕事?――地方自治体公務員をめざすあなたへのメッセージ】
川崎聡明さん(山形県農林水産部農業技術環境課技術調整担当)

農政談義 大柿好一

最近の文献



農業と経済 2018年11月号(vol.84 No.11)
特集:農業における知財と権利――産地振興から遺伝資源まで

総説 農業における知的財産権をめぐる世界的動向と日本農業にとっての課題 池上甲一
解説 農業にかかわる知的財産権法と権利内容 岡田ちから・伊庭治彦

 ◇第Ⅰ部 国内産地振興に向けた農業知財の管理
日本農業に与える影響と必要性 伊原友己
知的財産の活用による産地復興に関する現状と課題
 ①伝統野菜を活かした地域の多様な取り組み――知的財産を活用した農業振興の功罪 冨吉満之
 ②商標・地理的表示の保護の活用による産地ブランドの確立 香坂 玲

 ◇第Ⅱ部 農業遺伝資源の管理と利用――遺伝資源は誰のものか?
農業知財に関するバイオパイラシー問題の潮流と今後の課題 久野秀二
種子は誰のものか 西川芳昭
曲がり角を迎えた遺伝子組換え種子ビジネス 松島三兒
【コラム】ゲノム編集生物を現行カルタヘナ法ベースで考えるべきか 石井哲也
【コラム】ゲノム編集と規制――水産物に関して 木下政人
東西南北 地理的表示・地域ブランドと「在来知財」 辻村英之

【ブックガイド】
吉田成雄・小川理恵・柳 京煕著『営農経済事業イノベーション戦略論――農産物マーケティング論』 小林国之
堀口健治編『日本の労働市場開放の現況と課題――農業における外国人技能実習生の重み』 矢口芳生
内藤重之・坂井教郎編『そばによる地域創生――そばの生産・流通と6次産業化・農商工連携』 片上敏喜

【世界の食料安全保障に取り組む国連機関】
ローマ所在の国連3機関の沿革と特徴 窪田 修

【農業知財解説】
GI法の概要と現状 秋山豊延

【今月の農林統計】
6次産業化総合調査(平成28年度)の概要について 農林水産省大臣官房統計部

【ワールドリポート――世界の最新農産物事情】
封じ込みに手間取る中国のアフリカ豚コレラとその影響 岩﨑正典

【グラフでみる白書】
食料・農業・農村白書 農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室
森林・林業白書 林野庁企画課年次報告班 【研究動向】
食品安全問題――食品安全管理システムと食品安全に関する消費者行動 野々村真希

【こう読みました! 『農業と経済』】
自由貿易協定と世界の食料貿易動向 明治大学農学部食料環境政策学科

農政談義 大柿好一

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表紙写真:市田柿の柿すだれ(長野県下伊那郡高森町)(写真提供:長野県観光機構)
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商品情報・内容

  • 出版社:英明企画編集
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:2,5,9,11月の30日
  • サイズ:A5

■ 農業・農村・農政問題を機敏に解説する雑誌

農業と食、そして農村が直面する諸課題について、多角的な視点から根底的かつ本質的に考究する季刊のオピニオン誌。農と食に関わるすべての人に向けて、いま議論すべきテーマを深く掘り下げ、今後の進むべき方向性や具体的な解決策をわかりやすく提示します。時代の変化を見据え、一歩先を照らす道標となる一冊です。

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