油空圧技術 発売日・バックナンバー

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2,200円
■特集:産業に貢献するフルードパワー
○油圧ショベル用省エネ油圧システム/日立建機㈱/小高克明
純国産技術での油圧ショベル開発以来、採用してきた2ポンプシステムに代り、省エネ性能と操作性を両立する3ポンプシステムを開発した。3ポンプシステムについて、油圧ショベル3世代に渡る進化の過程および最新のICT油圧ショベルへの適用について紹介する。

○クローラクレーンに関わる油圧技術/住友重機械建機クレーン㈱/宮崎 格
荷役掘削作業に使用されるクローラクレーン。その成り立ちと、そこに搭載される油圧システムのうち建設機械の中では特徴的と考えられる巻上げ回路や旋回回路、および分解組立用の機器について紹介する。

○鉄道車両における油空圧/(公財)鉄道総合技術研究所/石栗航太郎
空気圧機器は空気圧源と機器の分散配置が比較的容易であり、鉄道車両において様々な機器に採用されている。また大きな発生力と小型化の両立や大きな減衰力を必要とする装置を中心に油圧機器も採用されている。本稿では、主に車体の姿勢制御、振動制御に用いられる油圧・空気圧機器について紹介する。

■特集:フルードパワーで活躍する各種圧力計・スイッチ・流量計・センサ
○グリセリン圧力計の設定範囲の見える化/ASK㈱/山科裕司
グリセリン圧力計の日常保守点検において改善意識の高い現場では、圧力設定範囲内・外にそれぞれ着色し、正常・異常の見える化をしている。しかし問題点として、着色作業の手間や視認性にバラつきが生じる場合もあった。それらの問題を解決する当社の「カラーリング」について紹介する。

○油圧シリンダに内蔵可能なストロークセンサ「磁歪式リニアセンサ」/サンテスト㈱/西坂信也
磁歪式変位センサは磁歪現象を利用した高精度なリニアセンサである。油空圧業界では主に、油圧シリンダのストロークセンサとして広く用いられている。本稿では当社のGYシリーズの動作原理、特長、ラインアップなどについて述べる。

○スマートフォンで簡単設定・モニタリングデジタル式半導体圧力スイッチ/太平貿易㈱/菅野 格
近年、無線通信技術を用い各設備の状態を監視、可視化し、タブレット端末で複数設備の状態を把握できるようになった。当社の圧力スイッチにおいても、遠隔にて情報確認するための無線機能を追加することで、製造業において近年進むスマートファクトリー化の一端を担えると考え、新製品の開発に踏み込んだ。

○油圧シリンダに内蔵可能な磁歪式直線変位センサ/㈱東陽テクニカ/石原雅史
幅広い分野で利用される油圧シリンダには、FA化に対応するために、動作ストロークを計測するセンサとの組合せが求められている。当社が扱う米国MTSシステムズ社製の磁歪式直線変位センサはその要求を満たすことができる。本稿では、その原理や特長、製品を紹介する。

○油空圧機器の未来を広げる圧力トランスミッター/トラファグジャパン㈱/三好広高
コンパクトデザインを第一の特徴とした、堅牢で高性能な当社の圧力トランスミッターのシリーズを紹介し、ユーザーの設計裕度を広げ、油空圧機器の未来を広げられる可能性について提案する。

○VMS小型アンプ内蔵圧力センサ/㈱バルコム/有馬勇治
耐環境性が高く、耐久性も向上させロングライフ化し、小型・高精度で、優れた特性を持った量産装置向け小型アンプ内蔵圧力センサの紹介をする。

■製品と技術
○圧力計測製品のワイヤレス化/長野計器㈱/若林宏誌・柳沢正樹
工場のIot化に対応するべく、圧力計測機器にワイヤレス通信を搭載した製品を3機種を紹介する。工場設備の監視用にBluetoothを搭載したワイヤレス圧力計。クリーンルームの室圧監視、フィルタの目詰まり監視用にLPWAを搭載したワイヤレス微差圧監視システム。スマートフォンで読取り可能な電池交換不要のバッテリレス圧力センサ。

○予知保全パッケージと音響センサーの効果的な実践活用法/㈱ノーケン/山本博文
稼動中の工場設備に対する“予知・予兆保全が、工場設備に昨今急速に浸透しつつある。それを担う一つの提案として、当社が取り扱う予知保全パッケージコンディションモニタリングシステムCMS1200及び音響式センサーAS100を紹介する。

○故障データがなくてもできる異常検知/Math Works Japan/王 暁星
IoTの発展によりセンサーデータの活用が盛んになっているが、異常検知のアルゴリズム開発に不可欠な異常時のデータは不足しているケースがほとんどである。本稿では、そのような場合に有効となる物理モデルからデータを生成するアプローチと準正常データを活用したアプローチを紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第18回)/長谷川和三

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○作動油・潤滑油

2,200円
■特集:フレッシュメンに贈る・場と空間の可視化技術
○巻頭言/横浜国立大学/佐藤恭一

○トライボロジーの可視化/九州工業大学/西川宏志
転がり軸受やピストンーシリンダ、オイルシールなど油潤滑下で作動する機械要素の摩擦・摩耗などのトライボロジー特性は、二面間の油膜厚さが大きく影響する。本稿では、油膜厚さ計測法として使用される光干渉法、レーザ誘起蛍光法について紹介する。

○サーモグラフィー、LIF法、感温液晶、感温塗料/山梨大学/舩谷俊平
気体の雰囲気温度、液体内の温度分布などをフィールド計測する技術に対しては、産業界からの要請が特に強い。そこで、サーモグラフィー、LIF法、感温液晶、感温塗料といった計測技術の動向と実用化に向けた取り組みについて紹介する。

○EMC試験機関連、空間電磁界可視化/㈱ノイズ研究所/石田 武志
電子機器のノイズ対策は、目に見えない電磁波の放射を抑えることにある。本稿では、EMCのノイズ対策における手法及び課題を整理し、電磁界可視化の必要性と原理を紹介する。また、実際の電子機器における電磁ノイズの可視化結果とその活用・応用例を解説する。

○非破壊検査技術とは/非破壊検査㈱/森 雅司
非破壊検査技術とは、モノを壊さずにキズを見つける技術であり、構造物の事故防止や製造品の品質管理に利用されている。本稿では、非破壊検査の必要性、非破壊検査の基礎および非破壊検査によるキズの可視化について解説する。

○ロボットのセンサと自己位置推定・地図生成/千葉工業大学/上田隆一
本稿では、移動ロボットで用いられる自己位置推定と地図生成技術について解説する。また、これらの技術のために用いられるセンサや測位技術(エンコーダやジャイロ、カメラ、LiDAR、GNSS)、確率論などの理論的背景についても説明する。

■製品と技術
○LoRa無線によるパルス対応デジタル入出力装置/㈱アイエスエイ/三反﨑好弘
IoTの方向の一つにLPWA無線の活用がある。これまでの無線方式がIoT前提で開発された訳ではなかったのに対し、幾つかの有力な無線方式が登場し使われ始めた。本稿ではその内、LoRa規格のアナログ/デジタル入出力装置を中心に、LoRaの基礎も含め解説を試みた。

○コンパクト・コリオリ式デジタルマスフロー/ブロンコスト・ジャパン㈱/杉山彰教
当社は流量レンジ最小0.1~5g/h、最大6~600kg/hの比較的小さい流量域向けのガスおよび液体用コリオリ式質量流量測定・制御機器を販売している。本稿では、これらの原理と機能について述べ、他原理(熱式・超音波式)の流量計との比較を通じて特徴をまとめる。

■シリーズ:わが社を支えてきたロングセラー製品
○可搬式小型電動ポンプ(SMPシリーズ)/理研機器㈱/田中邦彦
装置の小型化・高出力化といった油圧機器のメリットを活かすべく開発されてから、およそ40年間にわたり、幅広い分野にて様々な用途で使用されている可搬式小型電動ポンプ(SMPシリーズ)について紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第 17回)/長谷川和三

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○油圧ポンプ

2,178円
■特集:SDGs/ESGと製品開発
○SDGs経営ガイドとSX/経済産業省/増本龍憲
経済産業省において、2019年5月に公表した『SDGs経営ガイド』と、2020年8月に公表した『サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化』の中間取りまとめの中で提唱した『サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)』について解説する。

○社会価値・環境価値の最大化をめざす取り組み/日立建機㈱/玉根敦司
社会に貢献する会社経営をめざすCSR経営の柱として、『グローバルな環境課題の解決』、『社会基盤を支える現場力の強化』、『コミュニティの発展への貢献』の三つの重要な社会課題を解決することを掲げており、これらの取リ組みを紹介する。

○SDGsに向けた取り組み/KYB㈱/中瀬拓也
油圧機器メーカの材料技術研究者の視点から、当社におけるSDGsに関連する社会・環境活動の取り組み事例を紹介し、技術開発においては環境対応を意識した材料研究の一例として環境対応型潤滑油の潤滑特性を調査した内容を解説する。

○SDGs達成に貢献する製品やサービス/㈱ハイダック/水村彰志
コンピュータシミュレーション技術を活用した設備の小型化設計による材料使用量低減、オイルの劣化原因排除による寿命延長、用途毎の最適化設計などにより、廃棄物削減、環境保全などSDGs達成の一端を担い、企業の社会的責任を果たせる当社の製品及びサービスを紹介した。

○潤滑油IoT状態監視で設備機器安定稼働に寄与/トリプルアール㈱/伊藤善孝/東京オイルアナリスト㈱/山中克浩
/トリプルアール 伊藤善彦・他 25トリプルアールグループは潤滑油濾過の専門メーカーとして製造、販売、分析機関の三つの柱でTOMS(トータルオイルメンテナンスサービス)を開始した。これはSDGsの持続可能な開発目標達成への取り組みである。

○ポリマー系添加剤の最適化による高効率油圧作動油の開発/The Lubrizol Corporation/Tim Smith/ 訳)日本ルーブリゾール㈱/富松幸亮
油圧作動油に求められる“高効率”をポリマー系添加剤の最適化技術により実現した。本稿では、2次流れに着目した粒子画像流速測定法(PIV:Particle Image Velocimetry)やポンプ試験による台上試験、バックホーローダーおよび射出成型機によるフィールド試験結果を基に解説する。

■解説
○風力発電における油圧駆動パワーシステム/伊藤英樹
世界的に風力発電の需要が高まり、産業界から熱い視線が油圧駆動システムへ向けられている中、現状稼働している油圧駆動DDPシステムと中国での試験、シミュレーションについて説明。そして斜板式ポンプを使用した時のメリットとデメリットと対応策について述べている。

■製品と技術
○デシカントエアフィルタ (除湿機能付エアフィルタ)/RMFジャパン㈱/鈴木貴広
油圧・潤滑システムにおけるオイルタンクのブリーザ口が、オイル清浄度管理において盲点となっている理由と、その対策のポイントや有効性、また最適なソリューションとして当社デシカントエアフィルタを紹介する。

■シリーズ:わが社を支えてきたロングセラー製品
○一般配管用標準型ワンタッチ継手/㈱日本ピスコ/八手又秀浩
当社のロングセラー製品空気圧配管用ワンタッチ継手チューブフィッティングは昭和53年の販売開始より約8年間リニューアルを繰り返し、以降35年間高い品質と顧客満足を維持しながら現在に至っている。

■製品ガイド
○空気圧シリンダ

2,178円
■特集:再生可能エネルギーとフルードパワー
○農業用水を利用したマイクロ水力発電/石川県立大学/瀧本裕士
農業用水はエネルギー利用の観点からも魅力的な資源であり、地域分散型エネルギー源としてマイクロ水力発電の活用が期待されている。本稿では、マイクロ水力発電の導入事例を紹介し、課題と展望を検討する。

○開水路流れを利用する集水装置付き軸流水車の開発に関する研究/茨城大学/西 泰行
取水堰を必要とせず、落差のない河川や用水路等の開水路流れを集水・増速させて利用する、新しい開水路用水車を開発した。本水車は大人2人で容易に持ち運べ、開水路の流水中に沈めるだけで発電できる。本稿では、本水車の開発過程で行った研究について概説する。

○マイクロ水車/NTN㈱/向井浩氣
地球温暖化防止の観点から再生可能エネルギーの需要が高まっている。当社では、既存の用水路に設置し、水路を流れる水の速度エネルギーを利用した流水式の発電装置「NTNマイクロ水車」を開発した。その特長や構造について紹介する。

○DXを活用した状態監視システム/㈱ハイダック/マクシミリアン ライス・伊澤 一康・水村 彰志
風力発電コスト低減のために、適切なメンテナンスによる運転コスト低減と稼働率向上に必要なセンサー、インタフェース、エッジコンピュータなどの状態監視機器及びシステム、インターネットやクラウドを使ったソフトウェアなどの製品を活用した例を紹介する。

■解説
○マウンド均し専用油圧ブレーカの運動解析/琉球大学/金城 寛・大城尚紀/(国研)海上・港湾・航空技術研究所/平林丈嗣・喜夛 司/極東建設㈱/上山 淳
本稿では、水中バックホウのマウンド均し専用のアタッチメントとして油圧ブレーカを用いたときのピストンの運動と地盤沈下量を数学モデルにより解析し、油圧ブレーカのアタッチメントとしての有効性を述べる。

○油圧システムと機器の高圧化/伊藤英樹
油圧技術が生き残る為には、システムの高圧化が必須との思いから油圧システムと機器について航空機のEHA,8,000psi化を例に油圧ショベル等の将来の油圧製品について説明。そして欧州での建設機械等での油圧システムを紹介する中で閉回路のメリットについて述べる。

■製品と技術
○油圧シリンダ用故障検知機器の開発/KYB㈱/岩本貴宏・高橋佑介
油圧シリンダ製品において避けられない消耗品劣化や偶発的故障に対し、シリンダに搭載されたワイヤレスセンサが内部状態を監視し、不調を発信するシステムを開発。IoTを活用したシステム製品の原理試作について紹介する。

○全自動油圧式クイックカプラ/コマツ山本 宏
同社が国内導入を進めている全自動油圧式クイックカプラ及び装着仕様車について紹介する。解体現場の安全・環境・生産性の飛躍的な向上を目指し、解体現場のみならず様々な現場での新たなソリューションを追求し、近い将来ICT化やマシンコントロール、無人化等、更なるユーザー現場の進化の開発を進めている。

○大型低騒音型油圧ブレーカーの開発/東空販売㈱/髙橋 順
現代の都市解体作業には必須である低騒音ブラケットを標準装備とし、打撃力を大幅にアップさせ、高い耐久性も追求した30トンクラス油圧ショベル用の新型油圧ブレーカTNB-30Kについて紹介する。

■シリーズ:わが社を支えてきたロングセラー製品
○ラインフィルタ“Uシリーズ”/大生工業㈱/岩見圭悟
本稿では、油圧機器から発生する摩耗紛等を除去し、清浄度を維持、管理をするのに油圧フィルタは、必要不可欠な機器である。本稿では、油圧フィルタでも長く使用頂いている“U”シリーズラインフィルタについて紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第15回)/長谷川和三/トヨタ自動車㈱/竹田吉徳

■H&P情報
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○油圧シリンダ
2,178円
■特集:人をサポートするフルードパワー
○空気圧を利用した柔軟な面形状ロボットとその医療応用/信州大学/岩本憲泰/大阪大学/西川 敦
手術支援ロボットによる術野空間確保作業や圧排作業の自律化に向けて取り組んでいる、円錐台アクチュエータで構成された柔軟な面形状ロボットと、その空気圧駆動システムについて概説する。

○バイオメカニクス的観点からの快適な睡眠環境/東京工業大学/倉元昭季
睡眠の心地よさはQOLに大きく影響する。本稿では、個人毎に快適な枕の設計や心地よい枕使用時の身体負担のバイオメカニクス的評価、頭頸部支持状態を自動で変更可能な流体駆動式自律駆動型枕システムの開発について述べる。

○装着型ソフトマッサージ機器/滋賀県立大学/西岡靖貴
持続的なヘルスケアを支援するためには高いユーザビリティが必要と考える。本研究では特に肩こりの症状に焦点をあて、装着型のマッサージ機器を提案した。装着型にすることで拘束感が生じるが、ソフトアクチュエータによって拘束と非拘束を切り替えることで課題解決を試みる。本稿では、基本構造に加え発生力やフィッティング性能に関する基礎実験の結果について紹介する。

○フルードパワーを用いた手術台と付属品/ミズホ㈱/津森 摂
油圧を用いた手術台についての歴史と概要、手術台にフルードパワーが用いられる理由と使われる機構、使われている部分、フルードパワーを利用した手術台の付属品等、油空圧を用いた手術台やその付属品について紹介する。

○電車線用ガス圧式テンションバランサ/三和テッキ㈱/奈良場勇人
電気鉄道の架線張力を維持するテンションバランサとして、新たに「ガス圧式」バランサを開発した。テンションバランサの概要と「ガス圧式」バランサの構造、従来から使用されている「滑車式」、「ばね式」と比較した「ガス圧式」の特徴について紹介する。

■特集:計測と設計の科学2
○ウォータハンマ低減技術/CKD㈱/大杉 滋
純水用配管に用いられる薬液用ダイアフラムバルブがウォータハンマを発生するメカニズムを考察し、その対策となる設計の概要について解説する。また、条件の違いによるウォータハンマの解析例を紹介する。

○自動車用ベーンポンプ/㈱不二越/下口 保
省エネ・CO2削減に貢献するオイルポンプの開発自動車用に開発したベーンポンプについてベーンポンプの基本原理とCVTにおける使われ方、要求特性とそれを満たすために行った改良手法について紹介する。

■シリーズ:わが社を支えてきたロングセラー製品
○圧縮空気を利用した油圧ポンプユニット/エナパック㈱/遠藤賢一
地球温暖化対策の新しい枠組みとして2016年国連でパリ協定が発効された。私たちは日々の事業活動を通じて、無駄なエネルギの利用を削減する必要がある。それらを背景に省エネ化の提案として当社の油圧ポンプユニットを紹介する。

○サーボモータと油圧ポンプのハイブリッド/㈱オプトン/山田吉範
ACサーボモータとノンリークで正逆回転方向ともポンプアップする新型ピストンポンプを直結し、容積制御原理によるローコストで高性能な次世代油圧源であるDDV式油圧サーボポンプの紹介する。油圧を駆動源とする全ての設備に採用可能。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第14回)/長谷川和三/トヨタ自動車㈱/竹田吉徳

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○空気圧バルブ
2,178円
■特集:計測と設計の科学1
○超音波による混相流用の流量計の開発/北海道大学/村井祐一
混相流の流量をリアルタイムで、しかも成分別に計測する装置はこれまで存在していない。石油・ガス混合流体や化学溶液・食品流動の流量管理用としてのニーズから開発した、超音波による非接触型の流量計測技術の概要を紹介する。

○吸込水槽の乱流渦制御に関する研究の展望/㈱荏原製作所/安 炳辰・能見基彦・大渕真志/オハイオ州立大学/劉 瓊/カリフォルニア大学ロサンゼルス校/平 邦彦
本稿では、乱流渦の中で工業的に重要度が高い吸込水槽内の渦に関して、当社の研究開発を振り返ってみた。また、吸込水槽内に生じる渦の中で、水中渦のアクティブ制御技術を開発するため、モード解析を応用した研究事例を紹介。流体力学とデータサイエンスの融合により、潜んでいる乱流の特徴を明らかにし、乱流制御技術の更なる発展につながることを期待する。

○ターボ機械のカスタム製品における自動設計化/エリオットグループ/伊藤芳幸
ターボ機器の設計には相似則が存在し、理論的には、機械設計の自動化は可能である。当グループが製造・販売する遠心コンプレッサについて、自動設計環境を開発し従来の設計時間の70%削減に成功したので紹介する。

○自動車用電制サスペンション開発/KYB㈱/太田康洋
本稿では、「乗心地の良さ」と「ドライビング性能」の両立を実現する自動車用電子制御サスペンションシステム製品について、システムを構成している各要素の油圧技術・制御技術の概要を紹介する。

○流量モニタリングシステム/CKD㈱/中田明子
本稿では、圧力上昇法を用いた流量測定方法を採用し、流量制御機器の定期的な点検・校正による半導体製造装置の稼働率低下を抑え、測定時間の短縮・精度向上を実現させた流量モニタリングシステムを紹介する。

○小型アキシアルピストンポンプの開発/㈱タカコ/辻井喜勝
当社では、小型アキシアルピストンポンプを量産製造販売している。しかし、現行のポンプでは、ロボット市場のニーズを満たせているとは言えない。よって、本稿ではロボット市場の要求を満足できるポンプの開発の取り組みについて紹介する。

○オイルホールで高能率、長寿命のニーズに応える/㈱不二越/上田貴文
流体解析を活用して開発したオイルホール形状REVO Power Coolerを備えた「アクアREVOドリルオイルホール」を発売した。従来のオイルホールに対して穴形状を一新し、流量増加と流れ方向の制御により、冷却性を高め、寿命、加工能率、多用途の性能を飛躍的に向上させることに成功した。

○変動流・脈動流の流量計測の事例/(同) Flow Sensing Lab/河南広紀
変動流・脈動流の流量計測の取り組みについて、人工衛星の推進システムに関する事例を紹介する。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術成果を活用して、1 ms以下の応答性を有する超音波流量計を製作することにより、推進剤流量の過渡的な変化を合理的に捉えることができた。

■解説
○拘縮患者のための空気式手首・手指リハビリ伸展装置の開発/徳島大学/高岩昌弘
拘縮予防を目的とした手指と手首を同時に伸展可能な空気式リハビリ装置について解説している。患者の手を挟み込んだ2本の平行スティックに並進と回転動作を与え理学療法士の徒手動作を模擬する。患者からの反力に基づいた安全機能の実現や拘縮度合いの定量評価について説明する。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第13回)/長谷川和三/トヨタ自動車㈱/竹田吉徳

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○油圧バルブ
2,178円
■特集:ソフトアクチュエータを使用した、人に役立つフルードパワー
○細径人工筋肉を用いた血栓予防装置の開発/東京工業大学/張 徳芯・鈴森康一
細径人工筋肉を用い、軽量化及び小型化を図り、着心地を改良した多自由度血栓予防装置を開発した。性能評価及び臨床試験を行い、装置を用いて足関節運動の全方向を達成した。装置を用いた足関節運動で膝下静脈涜量の増加で血行改善効果が確認できた。

○紐製作技術を利用したマッキベン型人工筋肉の高機能化・集積化/岡山大学/脇元修一
マッキベン型人工筋肉はゴムチュープと繊維層のスリープで構成される代表的な空気圧ソフトアクチュエータである。本稿では、紐製作技術を用いることで実現するマッキベン型人工筋肉の高機能化と集積化について紹介する。

○変位推定機能を有する伸展型空気圧ソフトアクチュエータ/東京大学/川嶋健嗣・宮嵜哲郎/東京医科歯科大学/阿佐美理
金属ぱねとシリコーンで構成される伸展型の直動および屈曲を実現する空気圧ソフトアクチュエータを開発した。金属ぽねを加圧によるシリコーンの膨張抑制だけでなく、収縮の際の復元力として活用、さらに発振回路に接続し、インダクタンス変化から変位を推定することに用いた。

○尖足患者用リハビリテーション機器の開発/奈良工業高等専門学校/早川恭弘
日本国内において脳梗塞は昔から死亡率が高い難病であったが、医療技術の発展により脳梗塞による死亡率が急減している。しかし、脳梗塞により発症する後遺症には確立した治療方法は存在せず、後遺症患者は増加している。そこで、本稿では、脳梗塞による後遺症の窪縮に焦点を当て、空気圧ゴム人工筋を用いた尖足のリハビリ機器について述べる。

○指文字学習支援用空気圧式力覚提示グローブの開発/神奈川工科大学/吉満俊拓
本研究では、「腫駆動型力覚提示グローブ」の2種を提案し、指文字動作を力覚提示グローブが力覚教示することにより、学習者が視覚情報に頼らず手指が指文字の形状に力覚教示され学習者の指文字の学習を目標とした力覚提示グローブを開発した。

○マッスルスーツの開発/東京理科大学/小林 宏
マッスルスーツは発売以来、ほぽ毎年モデルチェンジを行い、世界的にも圧倒的な安価(136,000円)を実現した普及モデル:Everyを2019年11月から販売開始し、累計販売台数13,000台に達した。本稿では、マッスルスーツの開発経緯と構造、 Everyがマスプロダクトに至るまでを紹介する。

■提言
○油圧エンジニアへのエール/伊藤英樹
日本の油圧技術発展への危機感から、物づくりの在り方と現状のEHA、HMI技術から将来の油圧技術発展に向けて、動力回生式無段変速EMTT等の製品化への設計概略を説明する。そして、現状の中国、韓国の実情から日本の油圧技術者へエールを送るべく心構えを述べる。

■製品と技術
○位置制御機能付電磁比例減圧弁の開発/aAPMsystem(同)/山路憲平
油圧ショベル・メインコントロールパルプのスプールを電気的に駆動する場合を対象として、スプール位置の比例制御機能を追加した電磁比例減圧弁を開発し、メインコントロールバルブへの取り付けを容易にすると共に、高応答性の実現を図った。その開発の内容と試験結果の事例を紹介する。

○パッキンの寿命を予知して適正な交換時期を案内するシステム/㈱バルカー/永野晃広
液圧機器に代表される油圧シリンダへの使用を例として、今般新規開発した「VALVESTATM-HE210」の製品概要、並びにシステム動作の基本構成を紹介する。

○高圧水素ガス環境下で使用可能なシール材料/㈱バルカー/西原亮平
水素市場では-40~85℃、大気圧⇔82MPa(急減圧)といった非常に厳しい環境下にシール材が曝される可能性があり、一般材料ではシール性能を発揮することができない。先述の環境に耐えうる新規エラストマー材料を開発したので、本稿にて評価結果や製品の特徴を紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第12回)/長谷川和三

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○空気圧フィルタ

2,178円
■特集:フルードパワーにおけるアクアドライブシステム(ADS)の現状
○水圧シリンダについて/豊橋技術科学大学/柳田秀記
水圧シリンダの耐久性や摩擦特性などを摺動面の表面粗さが3通り、シール締め代が2通りの試験シリンダを用いて測定した。表面粗さを小さくすることで総摺動距離300km以上の耐久性を有すること、約90%以上の推力効率を有すること、低速域で正抵抗特性を示すことなどを解説した。

○水圧用スプール弁におけるキャビテーション現象/信州大学/飯尾昭一郎
水道水を用いる水圧駆動システム(アクアドライブシステム)に用いる水圧サーボ弁(スプール弁)を対象とし、その弁内部に発生するキャビテーション現象について、実験装置や実験方法ならびに制御ポート前後圧、溶存空気量の影響を調べた結果を紹介する。

○水道水圧駆動マッキベン型人工筋の開発/岡山理科大学/小林 亘
作動流体に非圧縮性流体である水道水を用いた水道水圧駆動マッキベン型人工筋の特性および制御性能について述べる。また、非圧縮性流体の特性を生かしたダイレクトドライブ方式を適用し、拮抗配置型においてタンクや変位センサを用いずに駆動する手法について紹介する。

○Danfoss 水圧高圧ポンプ/タイヨーインタナショナル㈱/柿木宗久
Danfoss水圧高圧ポンプは、アキシアルピストンの原理で設計され、非常に軽量・コンパクト。脈動が小さく、ポンプの摺動部の潤滑は、給水する水自身が行い、油による潤滑は一切不要である点を特徴としている。

○水圧シリンダ用シーリングシステム/㈱阪上製作所 清水孝悦・田 亮
本稿では、水圧シリンダ用シーリングシステムの紹介と、水圧条件下におけるシールの基礎研究等の概況を紹介する。

○アクアドライブシステム(ADS)用アキュムレータ /日本アキュムレータ㈱/内田 晃
本稿では、水圧システム「アクアドライブシステム」において、代表的なブラダ形アキュムレータを中心に、「種類」「材質」「用途」について紹介する。

○水圧用バルブ・バルブユニット/廣瀬バルブ工業㈱/井口 務
本稿では、水道水を流体として機械を動かすためのバルブやバルブユニットを紹介する。蒸気圧が高く、潤滑性が乏しく、粘度が低い流体を活用した実機例を紹介、新しいシステム展開への創造を提案する。

○アクアドライブシステムと位置センサ/㈱リベックス/三木正之
アクアドライブシステムの種々の課題に対し、位置制御に適した水圧機器と、過酷な環境で使用される場合の水圧シリンダに内蔵可能にしたアブソリュート位置センサを紹介する。

○高圧圧力容器のサイクル試験装置/㈱スギノマシン/須摩貴嗣
近年、CO 2を排出しない「水素エネルギー社会」に向けた開発が各社において進められている。当社は水素燃料電池に使用される水素タンクの100MPa超での耐圧・耐久性検証装置の開発を行っており、本稿ではその装置概要について触れる。

■解説
○軟材料の内部ダイナミクスを利用した精密制御/㈱ブリヂストン/西田三博・櫻井 良・若尾泰通/東京大学/明石望洋・南 友菜・中嶋浩平
ソフトマテリアルを使用するアクチュエーターは、材料の非線形性などから、従来品と比較すると自由度が高く精密制御が困難とされていた。しかし今回、材料そのもののダイナミクス「非線形性」や「メモリー性」を利用する事で、精密制御が可能となったので紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第11回)/長谷川和三

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○油空圧用シールとパッキン
2,178円
■特集:コンプレッサ
○最高効率の新開発スクリュブロワ技術/アトラスコプコ㈱/佐藤吉洋
100%オイルフリーエアを供給する2019年国内新発売のスクリュブロワ、ZS4シリーズ。ルーツブロワと比べ圧縮工程を根本的に改良、30%の省エネルギーを実現。さらにZS4 VSDプラスは自社従来製インバータZS製品に比べて更に30%流量改善、50%省スペースとなっている。自社製永久磁石モータはIE5の最高効率、運転圧力は1.5barまで対応。

○タンクマント式スクリューコンプレッサ/アネスト岩田㈱/高野博也
IE4クラスの高効率な油冷式永久磁石モータで駆動し、タンクマウント方式採用により省スペース設置が実現できる「タンクマウントスクリューコンプレッサ7.5~ 15kW」について紹介する。

○ダイレクトドライブ・オイル循環式スクリューコンプレッサ/ケーザーコンプレッサー㈱/河合 仁
ロングセラー製品であるモータ直結型オイル循環式スクリューコンプレッサが、どのような改善を積み重ねていくことで、省エネ性を追求してきたかを紹介する。

○保冷剤を活用した省エネタイプの冷凍式ドライヤー/日機装㈱/飯塚友紀
冷凍式ドライヤー PCMシリーズ。保冷剤を熱交換器に内蔵。2℃を検知した時点で冷媒用内蔵コンプレッサーを停止し、6℃を検知した時点で再起動。保冷剤で蓄冷することにより、必要最小限の冷媒用内蔵コンプレッサーの稼働、つまり最小限の電気消費量へ自動的にコントロールする。

○新型パッケージベビコン/㈱日立産機システム 鈴木達也
本製品は、生産設備の個別ユーティリティーである小型空気圧縮機の保守省力化を生産職場にも普及し始めたスマートデバイスと専用アプリによるIoT化で実現したものである。設備管理をアプリでサポートする保守省力化ニーズを捉えた製品の開発事例を紹介する。

○新型Gシリーズの開発/㈱日立産機システム 高野正彦・頼金茂幸
本製品は、生産設備のユーティリティーであるスクリュー式空気圧縮機の省エネ・省力化を最新のドライブ&制御技術と、標準搭載の拡張されたクラウド監視により実現したものである。従来機に対して省エネ化、機能向上、監視対応強化を図った製品開発事例を紹介する。

○わが社が誇るコンプレッサー周辺機器/㈱フクハラ 清野祐一
当社は1971年の創立以来、コンプレッサードレン排出に特化した製品、特許取得のエアーフィルター、業界に旋風を起こした除菌フィルターを販売しており、その中の代表製品を紹介する。

○エアコンプレッサの廃熱利用/三浦工業㈱/岡本裕介
熱回収式電動エアコンプレッサで従来棄てられていた圧縮熱を高温水に変換し、高温水の使用先としてボイラシステムと組み合わすことで未利用熱を有効活用することができる。新しくバイパス弁制御を採用し、従来よりも熱回収性能を向上した新製品を紹介する。

○コンプレッサのIoT関連機器/三井精機工業㈱
当社のコンプレッサ遠隔監視システム「Z-MateⅡ・Z-Cloud」、新型屋外設置型コンプレッサ「ZgaiardSKYシリーズ」を紹介する。

=各社のコンプレッサ=
○アトラスコプコ㈱/
○ネスト岩田㈱/
○CKD㈱/
○東亜潜水機㈱/
○東芝産業機器システム㈱/
○日機装㈱/
○日本エアードライヤー販売㈱
○㈱フクハラ
○ベコテクノロジーズ㈱/
○北越工業㈱/
○三浦工業㈱/
○三井精機工業㈱/
○㈱明治機械製作所

■連載
○機械設計の楽しい人生 (第10回)/長谷川和三

■H&P情報
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○油圧モータ

2,178円
■特集:宇宙開発とフルードパワー
○宇宙で液体を操る/東京大学/姫野武洋
液体ロケットや人工衛星の推進薬タンクやエンジン、宇宙ステーションでの熱制御装置など、低重力環境や時間的変動を伴う加速度環境で液体を利用する場面が増えつつある。このような環境で作動する流体機器では、液体推進薬や潤滑液のような液体単相流れだけでなく、気体と液体が混在する気液二相流が扱われる場面も少なくない。本稿では、流体管理、研究事例等について紹介する。

○アルミニウム、水高圧水素製造反応の宇宙推進システムへの適用/室蘭工業大学/今井良二
アルミニウム粉末を純水中で攪拌すると水素発生反応が進行する。著者らはこれに着目し、宇宙推進系への適用を検討している。本稿では、本推進システムの主要構成要素である水タンク、反応槽、アルミニウム粉末搬送装置を試作し、微小重力環境下での特性を調査した。

○イオンエンジン/横浜国立大学/鷹尾祥典
現在、小惑星探査機「はやぶさ2」はイオンエンジンを利用して小惑星Ryuguから地球へ帰還の途に就いている。本稿では、イオンエンジンについて、推進の原理と推進機の種類を簡単に説明した後に、その物理過程を解説する。

○ロケット・宇宙機器のシール技術/イーグル工業㈱/笠原英俊
国産ロケットに使われるターボポンプ用軸シールやスタティックシール(金属ガスケット)を紹介するとともに、ロケットの長寿命化や再使用化に寄与する軸シール技術、さらに月面の粉塵対策用シールについて紹介する。

○小型衛星姿勢制御・燃料制御用電磁弁・絞り弁、および多孔質材料/㈱ジュピターコーポレーション 長谷川俊介
小型宇宙機等で用いられる超精密油空圧機器及び、熱交換、衝撃吸収に用いられる画期的多孔質材料について、それぞれを支える理論とともに紹介する。

○宇宙産業用バルブ並びに流体制御機器/高砂電気工業㈱/井上昌彦
当社の宇宙用として開発してきた製品(バルブ並びに流体制御機器)を紹介する。具体的には宇宙実験用として採用された小型バルブ/ポンプや細胞培養装置、宇宙機/人工衛星用として開発されているスラスターバルブや小型スラスター等である。

■製品と技術
○冷却系のトラブルから重機を守る無水クーラントと展望について/エバンスジャパン㈱/河村光廣
当社の無水クーラントを紹介する。一般的なクーラントと異なり水を含まないので寒冷、高温地や標高の高いエリアを問わず安定した冷却性能を保ち、エンジンや冷却系パーツの腐食や劣化を防ぐことができる。安定運転、長寿命化により、保守コストの低減が可能となり、車両の経済性、省資源化にも大きく寄与する。

■シリーズ:わが社を支えてきたロングセラー製品
○薄形シリンダにおける特徴と変遷/SMC㈱/田村 健・本間伸一
本稿では、当社を代表するロングセラー製品として、薄形シリンダ・CQシリーズ(当社呼称)に焦点をあて、製品の特徴、歴史、ロングセラーとなり得た要点などを39年間の時代背景とともに解説する。

○建設機械向け油圧シリンダ用ダストシール/NOK㈱/德永 渉
本稿では、量産開始から50年を迎え、建設機械向け油圧シリンダ用ダストシールとしてロングセラーとなっているNOK型式DKBI型の歴史と製品の特徴について解説する。なお、ダストシールに必要な機能を様々な評価方法を用いて開発してきた背景についても、併せて紹介する。

○環境対応型難燃性作動油クィントルブリック/日本クエーカー・ケミカル㈱/武田健吾
当社は長年にわたり、合成エステルベースの潤滑油の開発に携わってきた。その中でクントルブリックは、1970年に世界に先駆けに市場に出された合成脂肪酸エステル系の難燃性作動油である。本稿では、そのクィントルブリックの優れた難燃性、生分解性、安全性、及びその適応分野等について紹介をする。

■連載
○機械設計の楽しい人生(第9回)/長谷川和三

■H&P情報
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○潤滑管理機器
2,178円
■特集:フルードパワー製品の最新生産技術
○コントロールバルブの生産性、品質向上への取り組み/川崎重工業㈱/川上良裕
油圧ショベルに代表される建設機械において、機械動作を司る重要部品であるコントロールバルブに焦点を当て、当社で行われてきた「自動化による生産性向上」、「特殊工程を用いた効率化」、「ITを用いた品質向上」の事例を紹介する。

○ピストンロッド曲がり測定・矯正技術の開発/KYB㈱/光尾 崇
ピストンロッドの曲がり矯正工程において、真円度の悪い素材では正確に曲がりが測定できず、矯正サイクルタイム悪化による生産性低下や矯正不良品廃棄による歩留まり悪化が問題である。これらを解決するために開発した真円度に影響されない曲がり測定技術について紹介する。

○砂型鋳造品の製造工程と生産技術/㈱コヤマ/橋本昌之
本稿では、鋳鉄鋳造品の中の砂型鋳造法の概要と、当社における油圧コントロールバルブの工程設計や作業者の負荷を軽減するためにロボットを用いた製造工程及び生産技術について紹介する。

○各種シール製品の製造工程について/㈱阪上製作所/金重光記
本稿では、当社が創業以来培ってきたパッキンの製造方法について製造工程概略図を用いて解説し、製造工程における重要課題を明記しつつ、当社の生産技術について紹介する。

○ローラバニシング加工/㈱スギノマシン/堀 智章
ローラバニシング加工は、機械部品の仕上げ加工において、製造コスト削減や高精度加工、機能性向上を目的として用いられている。近年グローバル化に伴う新商品開発競争が激化しており、ローラバニシング加工も多岐の用途で使用されている。本稿では、ローラバニシング加工によるシール性向上技術を紹介する。

○サーマルデバリング (TEM:Thermal Energy Method)/㈱エクスツルードホーン/面川正樹
アメリカ、ドイツそして日本から、ユーザーの製品開発、合理化計画、品質向上効果など様々の問題解決手法として当社より提供している最新の加工技術を紹介する。

○マシニングセンタを利用した2次元コードマーキング加工技術の開発/KYB-YS㈱/嘉数田隆昌
トレーサビリティを目的として製品や部品に製造情報をマーキングすることは古くから行われており、近年では情報密度の高い2次元コードが多く採用されている。本稿では、加工ラインで使用されているマシニングセンタを利用し、2次元コードをマーキングする技術を開発したので紹介する。

■製品と技術
○最新のダブルシリンダー型大割圧砕機/オカダアイヨン㈱/栗林伸二
解体現場の大規模化・高層化に対応するために、販売開始より18年が経過したTS-Wクラッシャーの最新モデルであるTS-WD1200Vについて紹介する。

○大型油圧クローラドリルを開発した製品ラインアップを強化/古河ロックドリル㈱/小六陽一
昭和52年(1977年)古河は、国産初の油圧クローラドリルを開発して以来、モデルチェンジとシリーズ化を図り、国内、海外で広く活躍し高い評価を得てきた。今回、本稿で紹介するHCR1800EDⅡは、当社の豊富な経験と技術力の結集により従来機種の上位機種を開発したので紹介する。

■シリーズ:わが社を支えてきたロングセラー製品
○ミニ油圧シリンダ/JPN㈱/日沖清弘
ミニ油圧シリンダは販売開始して39年になる。社会の要望に応え様々な製品を開発してきた。これら製品は現在当社の中心をなしている。現在ロボット分野への応用も増えている。本稿では、ミニ油圧シリンダの歴史、特長について紹介する。

○低騒音形ベーンポンプSQPシリーズ/東京計器㈱/伊原知幸
本稿では、50年に渡るロングセラー製品として長年ご愛顧いただいている低騒音形ベーンポンプSQPシリーズについて、特長と品質維持のためのノウハウ、また、時代のニーズに合わせ拡充してきた製品ラインアップ等について紹介する。

○ロングセラー製品にピッタリなA10Vピストンポンプの紹介/ボッシュ・レックスロス㈱/森山進治
クラウドソリューションが主流となり、油圧業界としてはいわゆる電制化が求められ、電制化においては、高応答が不可欠なっている。そこで、斜板式を活かした最適な傾転機構の採用により応答性に優れ、応用設計が可能な当社のA10Vピストンポンプについて紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生(第8回)/長谷川和三

■H&P情報
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○作動油・潤滑油

2,178円
■特集:フルードパワーにおけるトライボロジー
○〔総論〕フルードパワー機器のトライボロジー/室蘭工業大学/風間俊治
フルードパワーシステムには、エネルギー変換装置として容積式機械が用いられることから、必然的に摺動面が備わり、その摺動部の諸特性が、信頼性や作動限界、寿命や効率を支配する。そこで、主に油圧ポンプ・モータにおけるトライボロジーの役割を概観する。

○カーボンオニオンによるトライボロジー特性の改善/東京工業大学/平田 敦
ナノカーボン粒子のひとつであるカーボンオニオンを用いてしゅう動部の潤滑特性や耐摩耗性の向上を図るための基礎として、カーボンオニオンのトライボロジー特性を中心に解説し、その生成法、構造についても紹介する。

○部分研磨ダイヤモンド膜により誘起されるマイクロ・ナノ気体潤滑/東北大学/米村 茂・川越吉晃・竹野貴法・三木寛之・高木敏行
部分的に研磨されたダイヤモンド膜において、摺動速度の増加とともに摩擦係数が急激に低下する減少が確認されている。本稿では、そのメカニズムを数値シミュレーションと理論解析による考察を通して、明らかにし、解説する。

○油圧ポンプの発熱と振動/室蘭工業大学/風間俊治
油圧ポンプは、フルードパワーシステムを構成する第一の機器に位置づけられ、高信頼性や高効率はもとより、小型・高圧化による高動力密度ならびに低振動・騒音化による作業・使用環境の改善が強く要請される。本稿では各種油圧ポンプの発熱と振動を摘記する。

○HVOF溶射による油圧シリンダの耐食性向上/㈱小松製作所/井関利幸
当社では、特に塩害による過酷な腐食環境下の稼動現場をターゲットとして、シリンダロッドの寿命向上を目指し、しゅう動部へHVOF(HighVelocity Oxygen-Fuel)溶射法を適用した。本稿では、HVOF溶射法に関する当社の取り組みについて紹介する。

○DLC油圧機器への適用/KYB㈱/細畑修平
DLCとはDiamond-like Carbonの略であり、カーボンを主成分としたアモルファス(非晶質)構造を持つ硬質皮膜の総称である。優れた摺動特性を持つことが知られており、様々な産業分野で適用が進んでいる。本稿では、当社における油圧機器への適用について紹介する。

○ショックアブソーバの動摩擦特性評価指標/KYB㈱/加藤慎治
摩擦の速度特性では、静摩擦から動摩擦へ動的な状態変化が繰り返されるため、従来の測定方法では実際に必要な特性を得ることが困難であった。そこで、ショックアブソーバに適した動的摩擦特性の把握を目的に、摩擦の速度依存性を高精度で計測可能な装置を開発し、測定方法を確立した。本稿では、新たに提案した三つの評価指標を用いた結果を紹介する。

■特集:わが社を支えてきたロングセラー製品
○シェルアンドチューブタイプ熱交換器/神威産業㈱/十万幹雄
外見の大きな変化は無いながら、改良・変更を繰り返し、海外でも認められるに至った神威産業の熱交換器。本稿では創業初期から販売している製品の中から、水冷式熱交換器SL、SHC、SLシリーズを取り上げ、その歩みの一端を紹介する。

○油圧用サーボアンプ/㈱工苑/石塚正純
本稿では、20年の販売実績のある当社油圧サーボバルブ用サーボアンプとその後継機、またPLCなど上位コントローラでフィードバッグ処理をするユーザー用に開発したサーボバル用信号変換器を紹介する。

○金型用中子抜きシリンダ/㈱南武/森田光輝
本稿では、当社の金型用中子抜きシリンダの概略と、その中でも昭和57(1982年)の発売から38年以上経った現在でも改良と販売の続くQSシリンダについて、開発の経緯とその機構原理について紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生(第7回)/長谷川和三

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○コンプレッサ本体と関連機器
2,178円
■特集:油空圧と音響技術
○建設機械施工の騒音対策/(元)国土交通省/北川 順
国土交通省では、建設業の騒音問題の解決に向けて建設機械施工の騒音対策に取り組んでいる。本稿では、取り組みの一つである「低騒音型建設機械指定制度」について、その概要を紹介する。

○機械製品から発生する動作音の快音化/中央大学/戸井武司
機械製品から発生する動作音を快音化する効果や、その設計手段について事例を交えて紹介する。また、聴覚が他感覚から受ける影響について言及し、感覚形成による感性価値の向上について解説する。

○自動車走行音のサウンドデザイン/広島市立大学/石光俊介
「いい音」とは何だろうか?本稿では、その問いについて考察しつつ、サウンドデザインの方法について解説するとともに、吸音材を用いたときの適用例からその評価方法について紹介する。

○油圧機器の低騒音化技術と適用事例/KYB㈱/鈴木一成
油圧機器の騒音問題が発生した場合、評価・予測・対策という三つの技術を効率よく回すことで騒音の発生メカニズムを明確にすることが重要となる。本稿では当社における基本的な騒音対策の流れを解説し、低騒音化事例について紹介する。

○超音波潤滑診断のメカニズムと特徴/高知工科大学/竹内彰敏
超音波法によるエンジン摺動面の潤滑診断を例として、特にスタート・ストップ時の潤滑評価で重要となる極低速下でのピストン系の、油膜(付着膜を含む)の形成や油膜破断状態の観測(評価)、のメカニズムとその特徴について解説する。

○油圧機械式無段変速機の設計手法に関する研究/ヤンマーホールディングス㈱/大内田剛史
産業車両の動力伝達機構において、油圧機械式無段変速機は高い動力伝達効率と、滑らかな変速性能をもつことが知られている。そこで本稿では同変速機とトランスミッションケース部材の設計パラメータだけを用いて、発生する油圧騒音の音圧レベルを予測する手法を紹介する。

■解説
○ギアポンプとスクリーンチェンジャー配置による押出成形の省エネ化・樹脂温度の低減/㈱龍マニュファクチャリング・アンド・オートメーション・ギアーズ/泉田龍彦
当社では、押出成形工程の省エネルギー化のためにスクリーンチェンジャーのギアポンプの下流への設置を提案してきた。本稿では、その概要と昇圧120Bar以上の運転で高シアレート域での急激な粘度低下に対応できる高効率ギアポンプについて紹介する。

■製品と技術
○油圧シリンダに内蔵可能な磁歪式直線変位センサ/㈱東陽テクニカ/原雅史
幅広い分野で利用される油圧シリンダには、動作ストロークを計測するセンサとの組合せが求められている。当社が扱う米国MTSシステムズ社製の磁歪式直線変位センサは油圧シリンダ本体に内蔵でき、その要求を満たすことができる。本稿ではその原理や特長、製品を紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生(第6回)/長谷川和三

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○油圧ポンプ

2,178円
■特集:フレッシュメンに贈る・油空圧の基礎理論と応用
○油空圧の基礎理論と応用 総論/横浜国立大学/佐藤恭一
フレッシュメンにぜひ知っておいていただきたい油空圧における基礎理論を紹介する。油空圧技術に関わる実務を進める上での基盤としていただきたい。

○油空圧技術の基礎理論/神奈川工科大学/吉満俊拓
本稿では、これから油空圧機器開発にかかわろうとしているエンジニアに向けて、空気の基本的性質・圧縮性流体における状態方程式に加えて油空圧技術にかかわる基本的な熱力学についても解説する。

○圧縮性流れの基礎/鹿児島大学/中尾光博
一般に流体の圧力や温度を変えると体積が変化し、同時に密度も変化する。圧縮性とは圧力の変化に応じて体積や密度が変化する性質のことであり、圧縮性をもつ流体を圧縮性流体という。本稿ではフルードパワーを扱う上で避けて通れない、圧縮性流れの基礎について紹介する。

○絞りとすきまの流れ/豊橋技術科学大学/柳田秀記
フルードパワー機器でよく利用される絞り(円筒形絞り、スプール弁、ポペット弁など)の流量特性の表示式、平行2面間すきまや環状すきまを流れる流量の式を導出し、最後に管摩擦損失の表示式を示す。

○運動量理論と弁に作用する力/足利大学/桜井康雄
運動量理論を用いると、弁内部の状態を知ることなしに弁に作用する力を見積もることができる。本稿では、運動量理論の基礎、その理論を用いたポペット弁およびスプール弁に作用する流体力について解説し、さらにスプールの運動方程式について紹介する。

○空気圧の流体動力、エアパワーの考え方/福岡工業大学/加藤友規
本稿では、圧縮空気の有効エネルギー・エアパワーの概念とエアパワーメータについて解説さするとともに、エアタービンスピンドルの回転数制御の研究事例について、特にエアパワーの観点から紹介する。

○静圧軸受と動圧軸受の基礎/東海大学/落合成行
本稿では、流体膜を介して摩擦を低減する静圧軸受と動圧軸受の基本的な内容について解説している。まず、流体膜形成の基本的原理について述べ、次に静圧軸受と動圧軸受それぞれの原理、分類、特徴について示す。最後に摩擦トルクの簡易計算式を解説する。

○油圧の制御 (出力、速度、位置制御の基礎)/油研工業㈱/江端利夫
油圧アクチュエータの出力、速度、位置を制御する方法として、①圧力制御、②速度制御、③位置制御があり、それらの制御を行うための代表的な油圧機器と油圧回路について紹介する。特に、流量制御弁を使用した3種類の流量制御回路について紹介する。

○エンジン、モータなどの動力発生原理/横浜国立大学/佐藤恭一
油圧ポンプや空気圧のコンプレッサーに代表される油空圧システムの圧力源、流量源を駆動する動力は、トルクと回転速度で表される回転動力であり、エンジンやモータで生み出される。これらの動力発生原理を紹介し、ポンプやコンプレッサーの駆動源を検討する際の一助としたい。

○油空圧制御機器の制御インターフェース/横浜国立大学/佐藤恭一
油空圧アクチュエータの制御を担う制御弁の操作では、電気信号と機械駆動部のインターフェースとしてソレノイドアクチュエータが活用されている。ソレノイドアクチュエータの制御電気信号から機械的な推力への変換について、電磁気学の基礎から発生推力見積に至る原理原則を紹介する。

■特集:潤滑油管理による投資効果2
○静電浄油機の優位性/㈱クリーンテック/齋藤益司
なぜ静電浄油機が必要とされているのか。それは油の劣化により油中に析出する酸化変質物が油圧システム内を汚し、油圧トラブルの大きな要因となることが挙げられる。静電浄油機による浄化は油中に浮遊する酸化変質物のみならず、油圧システム内の環境改善において有効な手段となり、予防保全に大きく貢献できる浄油手段となる。

○油圧システムにおける潤滑油管理/油研工業㈱/北村 剛
各コンポーネントメーカーはコンタミを生まない、耐コンタミ性を向上させるなど、過去の不具合事例から故障モード、故障時期を分析し様々な取り組みを行っている。油圧システムの信頼性向上、市場要求に対応すべく油圧システムの長寿命化へ向けて、同社での取り組みについて解説する。

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○圧力・差圧・真空スイッチ
2,178円
■特集:潤滑油管理による投資効果1
○巻頭言:令和のはじめに/㈱ハイダック/水村彰志

○保全が投資でなくてはならない時代/(公社)日本プラントメンテナンス協会/若槻 茂
産業構造が劇的に変革している現在、経営が安定するには「保全」を経営マターとしてとらえなければならない。本稿では、「保全予算は、コストではなく投資」という考え方が、なぜ “正しい”のか、MOSMS(経営に資する戦略的マネジメントシステム)に沿って述べる。

○潤滑の重要性/室蘭工業大学/風間俊治
Importance of Lubricationフルードパワーシステムをはじめとする各種機械において、潤滑は安全や信頼性、寿命や効率を支配する。本稿では、機械設備の故障や保全を概観するとともに、主に油圧機器に着目して容積式機械の特徴や作動油の性状を踏まえつつ潤滑管理の意義と効用を論及する。

○作動油清浄度管理の効率化と省エネ化/イートン㈱/平嶋達也
本稿では「通信機能付き浄油機」を用いたネットワークシステムを構築し、社内で実施しているIoT化に関して述べる。工場内に設置した「通信機能付き浄油機」を管理パソコンで管理するシステム例を紹介し、「通信機能付き浄油機」を導入するメリットを紹介する。

○保全コストの低減と機会損失の防止のための流体清浄度管理/日本ポール㈱/難波竹巳
システム故障は、修理費用に加え、システムが使用できない間の機会損失による生産コストへの影響を与える。流体清浄度は油圧・潤滑機器の信頼性に影響し、システム障害の予兆は流体清浄度の変化として現れる。本稿では、清浄度管理基準の設定から清浄度測定までの流れを説明する。

○フィルタの役割/㈱ハイダック/水村彰志
本稿では、油圧装置における、ロスまたはリスクの原因が作動油のコンタミネーションであり、その排除方法を検討し、設備の生産性や収益性の改善方法を紹介する。

○水グリコール系作動液の潤滑管理/㈱MORESCO/兼松直弘
当社で実施している水グリコール系作動液の潤滑管理を例として、作動液の潤滑管理の仕組み、管理項目と分析内容についての概要、分析結果から得られた作動液の状態に基づく対策の考え方について紹介する。

○油圧システムの油漏れ検査/㈱リークラボ・ジャパン/蔵本准平
油漏れはけして優先度の低い課題ではない。対策することで、コスト削減、省エネ、環境保全に大きく貢献することになる。油漏れの問題点と、その検知方法や応急補修、清掃方法について紹介する。

■解説
○流れの「かたち」解析による装置開発/京都大学/坂上貴之
数学の一分野である位相幾何学(トポロジー)の考え方を用いて、装置開発における模型実験や数値計算によって得られる流れのパターンに対して、固有の文字列を割り当てる流線トポロジー解析の技術を開発した。この技術を用いると、これまで言葉で表現するのが難しかった微妙な流れのパターンの違いを文字列として明確に識別でき、流れの「かたち」の情報に基づいて装置の開発目標達成する最適パラメータ探索を行うことができるようになった。本稿では、流線トポロジー解析の概要とその装置開発の応用例を紹介する。

■連載
○機械設計の楽しい人生(第5回)/長谷川和三
○ゴルフパロディ百人一首/北川楊篤

■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計

■製品ガイド
○空気圧シリンダ
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油圧技術と空気圧技術は、ともに流体のエネルギーを利用する動力伝達に関する技術です。油圧技術の本格的な導入は1950年以降で、この優れた生産性と経済性はあらゆる産業において注目され、その領域も広げてきました。空気圧技術は、経済性と機能性に優れた技術で、今日では生産ラインにおいて不可欠な技術であり、宇宙開発、海洋開発、医療、レジャー産業から工具まで幅広く利用されています。本誌は、この油圧・空気圧は勿論、電子技術、真空技術を含めた流体応用技術の専門誌として、実務面の解説、システムの設計、研究開発、機器の選定、メンテナンス、経済効率、技術資料等を提供します。対象読者は生産技術関係、設計者を中心に、開発、管理部門まで読者層の広がりがあり、30歳代を中心に安定した読者層を持っております

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