群像 発売日・バックナンバー

全199件中 76 〜 90 件を表示
1,300円
文×論。

[一挙掲載]
完全犯罪の恋 田中慎弥
その若い女は、新宿で私を待ち受けていた。幾度か会って話をするうちに様々な思いが交錯し、物語は現在と三十年前を往還する。

[特集]
「震災後の世界 9」

福島のちいさな森 古川日出男
私はシイタケ生産業者の家に生まれた。兄がいて、姉がいる。私たちきょうだいには森がある。福島を出た私は、作家として自己の中に、記憶の中に、福島の中に入り込まなくてはならない。

震災後文学の現在地 木村朗子
「震災後文学」とはなにか。世界中の研究者が日本文学から、死者の声、環境批評――新たな地平を切り拓く。

野坂昭如、カム・アゲイン 山本昭宏
「戦後の繁栄は夢だ」と、たえず影の部分に視線を注ぎ、君はどうする? と問いを投げかけ続けた作家の思考に迫る。

歴史がこれ以上続くのではないとしたら――加藤典洋の「震災後論」 與那覇潤
「戦後」「震災」――いま、この時代を生きる僕たちが過去と向き合うために、昨年惜しまれつつ逝った批評家・加藤典洋氏が遺したメッセージの「根」をたどる。気鋭の論者の「震災後論」。

2011―2021 視えない線の上で 石戸諭

[短期集中評論]
ギー兄さんとは誰か――大江健三郎と柳田国男 尾崎真理子
大江作品に繰り返し登場し続ける「ギー」とはいった誰だろう。何を象徴し、託されているのだろう。まったく新しい「日本の作家」としての大江健三郎の相貌が浮かび上がる。

[新連載]
「近過去」としての平成 武田砂鉄
平成とは、なんだったのか。時代の細部を観察し続ける著者渾身の連載がスタート。

「ヤッター」の雰囲気 星野概念
喜びの瞬間には、頭で考えるどんな言葉よりもからだから先走る声がある。いまこそ、その声に耳を傾けよう。ものごとをゆっくり考える大人のための処方箋。

星占い的思考 石井ゆかり
占いは「ナシ(だけど、存在する)」。異色の占い師による「象徴の世界」。

[創作]
臆病な都市 砂川文次
集団ヒステリーが生まれたとき、存在しないはずの新型感染症が世間に蔓延する――。現代の病巣を鋭くえぐる気鋭の飛翔作。

ほんとうのこといって 松原俊太郎
いずれページはめくられないだろう――演劇界の明日を担う劇作家による、文芸誌初小説。

[論点]
その声を、現在この列島を覆っている流れに異議を挟むものとして聴かないわけにはいかなかった。
今月の「群像」の論点――「ベンヤミン」「ポン・ジュノ」。

抗う言葉を分かち合う――芸術と批評の関係をめぐって―― 柿木伸之

ポン・ジュノ/『パラサイト』は纏えるか 宮田文久

[短期集中ルポ]
ガザ・西岸地区・アンマン2 「国境なき医師団」を見に行く いとうせいこう

[滞在記]
文芸ピープル ブリテン諸島出版見聞録 後篇 辛島デイヴィッド

連載・随筆・書評・合評

長野まゆみ
乃南アサ
保坂和志
ブレイディみかこ
鷲田清一
皆川博子
大澤聡
三浦哲哉
大澤真幸
穂村弘
水村美苗
川名潤
宮沢章夫
石橋毅史
堀部篤史
瀧井朝世
中条省平
丹生谷貴志
阿部公彦
小川公代
上田岳弘
1,300円
文×論 リニューアル第三号。
[新鋭一挙]
pray human 崔実
人が沈黙している時こそ、最も耳を傾けるべき瞬間なのかもしれないね――。心に傷を負い精神病棟で過ごした日々を見つめ直す恢復の記録。瑞々しい文章で綴る著者の飛翔作!

[芥川賞受賞後第一作]
生活は座らない 古川真人
久しぶりに知人と会って、酒を飲みつつ、骨組みだけが残ったような会話を続ける三十代の男たち。会話から想起する記憶と記憶がつながって・・・・・・。意識の流れをリアルに描く傑作短篇。

[新連載続々]
所有について 鷲田清一
〈所有〉とは固有性と譲渡可能性のあいだにあるらしい。その薄暗がりのなかで、〈わたし〉は生まれた・・・・・・。「ほかならぬ自分のものなるがゆえに、意のままにできる」というのは、ある種の迷妄ではないのか?
ロック、ルソー以来、近代を通底する難題(アポリア)に挑む哲学者の、積年の思索の結晶化に読者は立ち会うことになる。

ガザ、西岸地区、アンマン――「国境なき医師団」を見に行く いとうせいこう
2019年11月、『国境なき医師団』の活動に密着すべくイスラエルからガザ地区に向かった著者が目にしたものとは――。アメリカとイランの緊張状態が続くなか、「世界の今」を届ける短期集中ルポルタージュ。

2011―2021 視えない線の上で 石戸諭
常に既視感があった。2011年3月11日からの出来事は、未来を先取りしていたのではないか――。気鋭のジャーナリストが真摯な視線で描き出す「震災後の世界」。

辺境図書館 皆川博子
この辺境図書館には、皆川博子館長が蒐集してきた名作・稀覯本が収められている――人気連載が「群像」に転位出現。

[批評]
『マルクスその可能性の中心』英語版序文 柄谷行人
『世界史の実験』、『世界史の構造』、『トランスクリティーク』へとつながる、世界的思想家による思考の原点。

小説家・大江健三郎――その天皇制と戦後民主主義 スガ(「スガ」は糸へんに圭)秀実
大江健三郎には「父」がいない――「政治少年死す」をはじめとする初期作品から『水死』までの作品をつらぬくプロブレマティークを解読する鋭利な批評。

[シンポジウム]
寂聴サミット「いま、瀬戸内寂聴の文学に立ち向かう」 伊藤比呂美×尾崎真理子×高橋源一郎×平野啓一郎

[論点]
暫定性と決定不可能性とが、日本と韓国、北朝鮮の三者をめぐる歴史の内側にきわめて複雑な形で構造化されて横たわっている。
今月の「群像」の論点――「アメリカ文学」「論語」「北朝鮮『帰還』運動」。
失われた三〇年――なぜアメリカ文学研究者は現代文学を読まなくなったのか 諏訪部浩一
ぼくが『ロンゴ』を訳したわけ 高橋源一郎
北朝鮮「帰還」船は新潟を出て、どこに到着したか 四方田犬彦

[追悼 坪内祐三]
水了軒の汽車辨 橋本倫史
[滞在記]
文芸ピープル ブリテン諸島出版見聞録 中篇 辛島デイヴィッド

[連続対談]
近代日本150年を読み解く 大正篇 富岡幸一郎×佐藤優

連載・随筆・書評・合評
長野まゆみ
乃南アサ
保坂和志
ブレイディみかこ
大澤聡
三浦哲哉
大澤真幸
穂村弘
佐伯一麦
川名潤
園健
青木耕平
岩本薫
カナイフユキ
遠藤薫
三輪太郎
榎本正樹
滝口悠生
早助よう子
阿部公彦
小川公代
上田岳弘
1,300円
文×論 リニューアル第二号。

[一挙掲載]
スーパーエンジェル 島田雅彦
初めにアルゴリズムがあった。アルゴリズムはマザーとともにあり、アルゴリズムがマザーであった――危機にある人類の可能性を問う、スペキュラティブ・フィクション。

[新連載・新連作・読み切り評論]
国家と批評 大澤聡
戦時下、警報のサイレンのなか、男はすっかり戦後を念頭において、社会再建の構想をためらいなく口にする。かれはいかに思考し、生きたのか。新時代の批評がはじまる。
大江健三郎と「晩年の仕事」(レイト・ワーク) 工藤庸子
いまだ論じ尽くされていない巨人・大江健三郎。「おかしな二人組」三部作と「晩年様式集」に至るその後の三作を、フランス文学者が徹底的に論じるモノグラフ・シリーズ。
暴力の二つのボタン――武田泰淳とジョージ・オーウェル 高原到
この世界を貪り喰らう暴力の群れは、《分散の論理》と《一致の論理》のあいだにひろがる深い闇から私たち自身によって呼びだされる。暴力のもたらす破局に切りこんだふたりの作家が書いた、「絶滅」の暴力から逃れさる「非滅亡」の「あえかな線」のアクチュアリティ。

[アンケート特集]
「シネマ2019」 2019・映画・68人の風景。
青木淳悟/青山真治/石田千/石戸諭/井戸川射子/入江哲朗/上田岳弘/大空ゆうひ/太田靖久/岡野大嗣/オカヤイヅミ/小田原のどか/小野正嗣/角田光代/笠井潔/片岡義男/亀山郁夫/苅部直/岸本佐知子/木村紅美/くどうれいん/鴻池留衣/呉勝浩/坂本安美/紗倉まな/塩田武士/柴崎友香/島田潤一郎/睡蓮みどり/諏訪哲史/曽根圭介/高橋弘希/高山羽根子/滝口悠生/武田砂鉄/崔実/中条省平/辻原登/坪内祐三/津村記久子/内藤誠/中村文則/沼田真佑/野崎歓/蓮實重彦/早見和真/原一男/東山彰良/平岡陽明/廣瀬純/広瀬奈々子/藤野可織/古川日出男/ブレイディみかこ/町屋良平/松村圭一郎/三浦哲哉/水原涼/ミヤギフトシ/向井康介/山内マリコ/山崎まどか/山田由梨/山本司真/吉村萬壱/四方田犬彦/李琴峰/綿野恵太

[特別鼎談]
いま批評を書くとはどういうことか 東浩紀×大澤真幸×山城むつみ
「当選作なし」に終わった昨年の群像新人評論賞を受け、選考委員の三人が語る批評の現在と、これから。

[創作200枚]
アウア・エイジ(Our Age) 岡本学
生き飽きた気分になっていた私に、学生時代にバイトをしていた映画館から映写機の葬式の知らせが届いた。殺されるような女。そして殺された女――。古い記憶がいま一枚の写真とともに胸に迫る。

[論点]
障害を得るとは、体の輪郭が書き換わるという根本的な危機に投げ込まれ、その揺らぎの中から新たな体を発見する過程なのだ。
今月の「群像」の論点――「障害と身体」。
コミュニケーションと輪郭 伊藤亜紗

[滞在記]
文芸ピープル ブリテン諸島出版見聞録 前篇 辛島デイヴィッド
いま世界で日本文学はどう受容されているのか――翻訳者や編集者、クリエイティブブランディングの最前線をレポートする。

[鼎談シリーズ]
徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術 第3回「革命と共産主義」 松浦寿輝×沼野充義×田中純

[連載完結]
愚行の賦 四方田犬彦
全体論と有限――ひとつの「小説」論―― 佐々木敦
人間とは何か――フランス文学による感情教育―― 中条省平

連載・随筆・書評・合評
瀬戸内寂聴
長野まゆみ
乃南アサ
保坂和志
ブレイディみかこ
三浦哲哉
穂村弘
川名潤
西村賢太
辻山良雄
神里雄大
前川真行
三浦基
七尾旅人
田中純
青木耕平
藤野千夜
赤坂憲雄
小澤英実
阿部公彦
小川公代
上田岳弘
1,300円
文×論リニューアル特大号。

[新連載小説]

ゴッホの犬と耳とひまわり長野まゆみ
雨の午後、小包を受け取ったぼくは長い送り状を読み始める。そこには、同封した家計簿の写しの余白にある落書きを読み解いてほしい、もしかしたらあのゴッホの直筆かもしれないとあった。


[新年短篇特集]

24作家の饗宴。2019→2020、文学の精華。
瀬戸内寂聴/皆川博子/髙樹のぶ子/高橋源一郎/髙村薫/山尾悠子/保坂和志/川上弘美/小池昌代/多和田葉子/飛浩隆/町田康/磯﨑憲一郎/古川日出男/東山彰良/阿部和重/長嶋有/上田岳弘/松田青子/藤野可織/滝口悠生/青山七恵/町屋良平/山田由梨


第72回野間文芸賞・第41回野間文芸新人賞発表
「人外」松浦寿輝
「神前酔狂宴」古谷田奈月
「デッドライン」千葉雅也


[論点]
ポスト・モダンの時代とは異なり、グランドセオリー(一般理論)への欲求が確実にある。
今月の「群像」の論点――「天皇制」「気候危機とマルクス」「占い」「ルシア・ベルリン」。
上皇は国民になにを問いかけているのか保阪正康
気候危機と世界の左翼斎藤幸平
占いは「アリ」か。――確率と人生のあいだ石井ゆかり
取り残された人たちへの回路日野原慶


[新連載エッセイ]
私の文芸文庫小川洋子


[新連載コラム]
極私的雑誌デザイン考川名潤


連載・随筆・書評・合評
乃南アサ
ブレイディみかこ
三浦哲哉
四方田犬彦
中条省平
大澤真幸
穂村弘
加須屋誠
百瀬文
倉本さおり
藤代泉
郡司ペギオ幸夫
橋本倫史
瀧井朝世
酒井信
東直子
宮下遼
町屋良平
1,000円
[創作]
最高の任務  乗代雄介
大学の卒業式に出ないと言ったら、なぜか家族みんなで行くことになった。どうやら亡き叔母が関係しているらしい。書くことでしか現実をつかまえられない少女の繊細な心情を描く気鋭の飛翔作。

ははばなれ  紗倉まな
あけすけな母の体に刻まれた傷痕が、「私」を過去に引き戻す。期待の作家、注目の第二短篇。

正四面体の華  高原英理
「わたしは満ち足りているけれど、不要なものがひとつある。それは自分の心」。ライターの若林はインタビューで耳にした言葉を発した幻の作家を探し始める。

[新連続対談]
近代日本150年を読み解く 明治篇  富岡幸一郎×佐藤優
一方向に流れる時間=クロノスと、歴史上の区切りとなる時間=カイロスの交点には何が起こるのか。〈神学〉と〈文学〉の始点から歴史を紐解く。連続対談新シリーズ開幕。

[小特集]
映画「つつんで、ひらいて」公開
3年間通い詰めて撮り続けた若き映画監督が切り取る「装幀者」菊地信義の姿とは。

装幀が語り始めるとき  西川美和×広瀬奈々子

コトバを装幀するひと  若松英輔

第63回群像新人評論賞発表
[選評]東浩紀 大澤真幸 山城むつみ
予選通過作品発表

[論点]
災害からの「復興」という言葉を用いる時、疑ってかからなければいけない。
今月の「群像」の論点――「復興(東京)五輪」。
「反五輪」に立ち返る  武田砂鉄

[追悼 室井光広]
「田舎者」の世界文学  井口時男

[連作]
ヒカリ文集  松浦理英子

[最終回200枚]
大きな森  古川日出男

[連作完結]
会いに行って ――静流藤娘紀行  笙野頼子

連載・随筆・書評・合評
瀬戸内寂聴
乃南アサ
保坂和志
堀江敏幸
ブレイディみかこ
三浦哲哉
四方田犬彦
佐々木 敦
中条省平
大澤真幸
穂村弘
星野概念
井戸川射子
石角友愛
野木萌葱
高橋ユキ
青山真治
くどうれいん
江南亜美子
大前粟生
矢野利裕
富岡幸一郎
高山羽根子
山本圭
東直子
宮下遼
町屋良平
高山羽根子
山本圭
東直子
宮下遼
町屋良平
1,000円
[巻頭特集]

大江健三郎の〈現代性〉(アクチュアリティ)II
「レイト・ワーク」「政治少年死す」「ルポルタージュ」。「全小説」完結で当てられた「読み直し」(リ・リーディング)の光は、大江文学の新たな地平を照らし出す。野心的な評論特集第二弾。

ドン・キホーテからロリータへ ――大江健三郎と「晩年の仕事」(レイト・ワーク) 工藤庸子

テロリストが、生まれる ――「セヴンティーン」「政治少年死す」試論 高原到

方法としての「書き直し」・序説 ――いま、大江健三郎を読むこと 成田龍一

[創作]
畏れ入谷の彼女の柘榴 舞城王太郎
妻の不思議な妊娠、息子の光る指……。俺は謎に直面する。愛と家族をもとめて。

楓橋夜泊 藤代泉
大陸のバスに揺られ、一体どこへ向かうのか――。入院中の私は若き日の旅を思い出す。たゆたうような新鮮な感覚で描かれた、トリップ・ノヴェル。

崩し将棋 野口武彦
明治がすぐそこまで来ていた幕末江戸。町人地・上野の悪童連が見た彰義隊の最期とは。

[小特集]
島本理生の世界
純文学とエンタメをまたぎ、光と暗闇のあわいを見つめ続ける作家の輪郭。

「小説、音楽、ジャンルを超える言葉」 藤崎彩織×島本理生

『夜 は お し ま い』――単行本のあとがきにかえて 島本理生

元純文学作家の職業意識 阿部公彦

穴だらけの檻の中で 鈴木涼美

[刊行記念対談]
「来たるべきヒューマニティ」 中沢新一×島田雅彦
『レンマ学』と『君が異端だった頃』という集大成的新著を書き上げた宗教学者と作家による、人類の未来のための対話。

[論点]
声低く語る者は、いつでも扇動者のラウドスピーカーの前に敗北してしまう。
今月の「群像」の論点――「韓国と日本」「『三体』と中国」。

われらが〈無意識〉なる韓国 四方田犬彦

文化史における『三体』 福嶋亮大

[連載完結]
帝国の黄昏 花村萬月

[連作]
会いに行って ――静流藤娘紀行 笙野頼子

連載・随筆・書評・合評
乃南アサ
保坂和志
花村萬月
古川日出男
堀江敏幸
ブレイディみかこ
三浦哲哉
四方田犬彦
佐々木 敦
中条省平
大澤真幸
穂村弘
向井康介
小川さやか
久保友香
藤原辰史
福尾匠
ミヤギフトシ
清水良典
千葉雅也
長瀬海
東直子
宮下遼
町屋良平
1,019円
[巻頭特集]
大江健三郎の〈現代性〉(アクチュアリティ)I
「大江健三郎全小説」がついに完結。さまざまな著者による大江文学の「読み直し」(リ・リーディング)は、現代社会のリ・マッピングにつながっていた。
未来に読み継ぐための指針となる論考を、ふた月にわたりお届けする。

純粋天皇の胎水 安藤礼二
祈り、テキスト、習慣 ――大江健三郎と現代日本の精神性 宇野重規
予言者としての大江 ――「全小説」解説を書き終えて 尾崎真理子
[創作]
愛の迷路 石原慎太郎
僕にはあれしかありはしない。『太陽の季節』『亀裂』『若い獣』に列する、作家の中核をなす“拳闘"――そして“恋愛"小説の最前線。

百の剣 倉数茂
「真希」のことばかり考えるようになってから半年くらいになる。会ったことはないし、どんな顔をしているのかもわからない。ネットの「手記」を手がかりに、「わたし」は夢想する――。

アフロディーテの足 太田靖久
彼女の幸せを祝える男でいたい――。冴えない中年男の悲哀をスピーディな文体で描きだす。

[新連載評論]
LA・フード・ダイアリー 三浦哲哉
サバティカルのため、家族とともにアメリカに降り立った私を待ち受けた現実――気鋭の映画批評家による、アメリカ・レポート。

[論点]
「体験」から「歴史」へ、「記憶」から「記録」へ。
今月の「群像」の論点――「天皇と戦争」「左派ポピュリズム」「あいちトリエンナーレ」。

天皇の歴史意識 保阪正康
ポピュリズムとなかまたち ――山本太郎はひとりなのか 吉田徹
彫刻とはなにか ――「あいちトリエンナーレ2019」が示した分断をめぐって 小田原のどか

[連載完結]
星に仄めかされて 多和田葉子

[鼎談シリーズ]
徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術 第二回「世界内戦1・0」 松浦寿輝×沼野充義×田中純

連載・随筆・書評・合評
瀬戸内寂聴
乃南アサ
保坂和志
花村萬月
古川日出男
ブレイディみかこ
四方田犬彦
佐々木 敦
中条省平
大澤真幸
穂村弘
瀬戸夏子
木澤佐登志
渡辺由美子
綿野恵太
長崎健吾
阿部公彦
武田砂鉄
諏訪哲史
藤野千夜
大澤聡
矢野利裕
1,019円
[中篇一挙]
夜の底の兎     木村紅美
事実婚の夫と若い女との間に子どもが出来た。桐子は少女時代の夏に帰省した田舎にある蔵の中で遊んだ女の子の夢を、繰り返し見るようになった。

[論考]
彼は私に人が死ぬということがどういうことであるかを教えてくれた     高橋源一郎
文芸評論家・加藤典洋氏の逝去から三ヵ月、思い出されるのは彼の「声」だった。

[評論]
叙事詩としての近代小説――『こころ』『人間失格』『ノルウェイの森』の系譜     田中和生
「読者に選ばれた」ことによって織り上げられる、もう一つの文学史。なぜ、名作は読み継がれるのか。画期的評論160枚。

[創作]
早春      沼田真佑
彼岸の入りの日、小説家の木山は庭に咲くクロッカスの花に目を留めて散歩に出る。繊細な筆致で人間の内面を描き出す傑作短篇。

語り手たち     間宮緑
「さて、ここに、永遠に語られることのない物語があります」――老人は語る。物語ることを放棄して行方をくらました語り手はどこへ消えたのか。その始まりも終わりもない物語。

[特別随筆]
新しい時代の「答案」は誰が書くのか    保阪正康
「平成の時代精神」は新時代にどう受け継がれるのか――。現代史研究の第一人者の胸に去来する「令和」への思いとは。

[連載完結]
出雲神話論   三浦佑之

[連作]
会いに行って――静流藤娘紀行     笙野頼子

連載・随筆・書評・合評
瀬戸内寂聴
多和田葉子
乃南アサ
保坂和志
花村萬月
古川日出男
堀江敏幸
ブレイディみかこ
四方田犬彦
佐々木 敦
中条省平
大澤真幸
穂村弘
木原善彦
くどうれいん
岩根愛
秋満吉彦
蓮實重彦
亀山郁夫
石戸諭
野崎歓
宮崎裕助
藤野千夜
大澤聡
矢野利裕
1,019円
[創作二篇160枚]
瓦礫の死角
病院裏に埋める 西村賢太
「聞いて欲しいことがあるんだけど」母の克子が幽鬼のような声で、
不安に押し潰されたような声で、貫多に呼びかける――。
“あの人"の影が、差している。

[新発見原稿]
乳首を見る 藤澤清造
校訂・解題/西村賢太

[新鼎談シリーズ]
徹底討議
二〇世紀の思想・文学・芸術
第一回「世紀の開幕」
松浦寿輝×沼野充義×田中 純
われわれはどこから来てどこへ行くのか。
情報化・グローバル化が加速するいま、
現代世界の根幹を形成した二〇世紀を捉え直す必要がある。
巨大な問いにアプローチする連続鼎談。

[短篇90枚]
虹 佐藤洋二郎
そうとおくない日にこの世から消える。
あっという間の人生だったが、忘れ物をしたようにその人のことを思い浮かべていた。
彼女がわたしに会いたいと言っているという。

[評論100枚]
二つのフィリピン戦――大岡昇平、奥泉光における「死者の顔」 高原 到
戦争体験者である大岡昇平と戦後生まれの奥泉光。
二人の作家の戦争小説の間に存在する連続と断絶を主題に、戦争小説のゆくえを見つめなおす。

追悼 加藤典洋
魚は網よりも大きい 竹田青嗣
追憶 原 武史

[連作]
会いに行って――静流藤娘紀行(2) 笙野頼子

連載・随筆・書評・合評
瀬戸内寂聴
多和田葉子
乃南アサ
保坂和志
花村萬月
絲山秋子
古川日出男
ブレイディみかこ
佐々木 敦
三浦佑之
中条省平
大澤真幸
穂村 弘
南條竹則
大前粟生
平野紗季子
滝沢秀一
清水良典
新庄 耕
藤井太洋
水原 涼
佐伯一麦
陣野俊史
石田 千
1,019円
[創作二篇160枚]
瓦礫の死角
病院裏に埋める 西村賢太
「聞いて欲しいことがあるんだけど」母の克子が幽鬼のような声で、
不安に押し潰されたような声で、貫多に呼びかける――。
“あの人"の影が、差している。

[新発見原稿]
乳首を見る 藤澤清造
校訂・解題/西村賢太

[新鼎談シリーズ]
徹底討議
二〇世紀の思想・文学・芸術
第一回「世紀の開幕」
松浦寿輝×沼野充義×田中 純
われわれはどこから来てどこへ行くのか。
情報化・グローバル化が加速するいま、
現代世界の根幹を形成した二〇世紀を捉え直す必要がある。
巨大な問いにアプローチする連続鼎談。

[短篇90枚]
虹 佐藤洋二郎
そうとおくない日にこの世から消える。
あっという間の人生だったが、忘れ物をしたようにその人のことを思い浮かべていた。
彼女がわたしに会いたいと言っているという。

[評論100枚]
二つのフィリピン戦――大岡昇平、奥泉光における「死者の顔」 高原 到
戦争体験者である大岡昇平と戦後生まれの奥泉光。
二人の作家の戦争小説の間に存在する連続と断絶を主題に、戦争小説のゆくえを見つめなおす。

追悼 加藤典洋
魚は網よりも大きい 竹田青嗣
追憶 原 武史

[連作]
会いに行って――静流藤娘紀行(2) 笙野頼子

連載・随筆・書評・合評
瀬戸内寂聴
多和田葉子
乃南アサ
保坂和志
花村萬月
絲山秋子
古川日出男
ブレイディみかこ
佐々木 敦
三浦佑之
中条省平
大澤真幸
穂村 弘
南條竹則
大前粟生
平野紗季子
滝沢秀一
清水良典
新庄 耕
藤井太洋
水原 涼
佐伯一麦
陣野俊史
石田 千
1,019円
1,019円
[長篇一挙掲載]
◆窓の外を見てください 片岡義男

[新連作]
◆会いに行って――静流藤娘紀行 笙野頼子

[特別対談]
◆芸術を憧れる哲学 保坂和志×郡司ペギオ幸夫

[特別寄稿]
◆「国境なき医師団」を見に行く 日本篇 いとうせいこう

[連続対談完結]
◆「危機の時代」を読み解く IV 子どもを救え 富岡幸一郎×佐藤 優

[連載完結]
◆湘南夫人〔10〕 石原慎太郎


[連載]
◆星に仄めかされて〔5〕  多和田葉子
◆チーム・オベリベリ〔6〕  乃南アサ
◆鉄の胡蝶は記憶に夢を歳月は彫るか〔10〕  保坂和志
◆帝国の黄昏〔10〕  花村萬月
◆御社のチャラ男〔13〕   絲山秋子
◆おおきな森〔17〕   古川日出男

1,019円
[絶筆論考100枚]
◆「近未来」としての平成  橋本 治

[追悼 橋本 治]
◆自分という反‐根拠  保坂和志
◆言えなかったこと  藤野千夜
◆おーい、橋本  船曳建夫


[追悼 高橋英夫]
◆父・小林秀雄と闘い終えて  三浦雅士

[特集]
●文学にできることをIII〈新鋭創作・評論〉
〈創作〉
 ◇藍色  藤代 泉
 ◇父たちの冒険 
   The Adventures of Fathers  小林エリカ
 ◇セイナイト  李 琴峰
〈評論〉
 ◇無数のざわめきとともに騒げ!
  ――いとうせいこう論  矢野利裕
 ◇絵画・推理・歴史
  ――シャーロック・ホームズの「歴史戦」  石橋正孝


[ロングインタビュー]
◆生と死の境、「この道」を歩く  
  古井由吉(聞き手:蜂飼 耳)


[連作第六部完結]
◆地上生活者 〈第六部 最後の試み〉   李 恢成


[連載]
◆その日まで〔8〕  瀬戸内寂聴
◆湘南夫人〔9〕  石原慎太郎
◆星に仄めかされて〔4〕  多和田葉子
◆チーム・オベリベリ〔5〕  乃南アサ
◆鉄の胡蝶は夢に記憶は歳月の彫るか〔9〕  保坂和志
◆御社のチャラ男〔12〕   絲山秋子
◆おおきな森〔14〕   古川日出男
【創作180枚】
◆青痣  
  宮下 遼

【創作150枚】
◆本当の先生  
  米田夕歌里

【短篇】
◆ねこねこ  
  小山田浩子

【特別対談】
◆変容する世界をどう描くか  
  平野啓一郎×上田岳弘

【特別対談】
◆自由・中動態・責任  
  大澤真幸×國分功一郎

【連作完結】
◆ピエタとトランジ〈完全版〉  藤野可織

【連載】
◆その日まで  瀬戸内寂聴
◆湘南夫人  石原慎太郎
◆星に仄めかされて  多和田葉子
◆チーム・オベリベリ  乃南アサ
◆鉄の胡蝶は記憶の夢は歳月を彫るか  保坂和志
◆御社のチャラ男   絲山秋子
◆帝国の黄昏  花村萬月
◆おおきな森   古川日出男
◆二月のつぎに七月が  堀江敏幸
998円
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商品情報・内容

  • 出版社:講談社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月7日

■ 純文学の雄として、伝統を誇る月刊文芸誌

純文学雑誌として広く文壇に門戸を開放し、我が国の純文学の育成、発展に大きな役割を果たす。個性派そろいの執筆陣による気鋭の文芸評論やエッセイなどを掲載。

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